WO2019098394A1 - 排気ガス後処理装置、及び、エンジン - Google Patents

排気ガス後処理装置、及び、エンジン Download PDF

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Abstract

排気ガス後処理装置は、排気ガスが導入される排気ガス後処理部と、排気ガス後処理部の下部に接続されたドレン配管(5)と、中継部材(6)と、を備え、中継部材は、一端がドレン配管に接続される導入ポート(21)とされるとともに、導入ポートから水平方向に延びて他端が外部に開口する導入側ガス抜き孔(22)とされた導入流路(20)と、導入流路の下部に接続され、水平方向のうち導入流路に対して交差する方向に延びて端部が外部に開口する排出ポート(31)とされた排出流路(30)と、を有し、排出ポートに接続された排水パイプ(7)をさらに備える。

Description

排気ガス後処理装置、及び、エンジン
 この発明は、排気ガス後処理装置、及び、エンジンに関する。
 エンジンには、エンジン本体から排出された排気ガスを浄化する排気ガス後処理装置が設けられている。排気ガス後処理装置の下部には、雨水や排気ガスに含まれる水分による凝縮水などにより排気ガス後処理装置の内部に侵入した水分を排出するためのドレン配管が設けられている。
 特許文献1には、ドレン配管の下端に、排水パイプを接続した排水装置が開示されている。
特開2012-219638号公報
 ところで、エンジンの運転時においては、エンジン本体から排気ガス後処理装置に排出された高温の排気ガスの一部が、ドレン配管及び排水パイプに順番に流れることがある。この場合、排水パイプが排気ガスの熱によって劣化する可能性がある。例えば、排水パイプの一部がゴム製の配管(弾性配管)からなる場合には、当該弾性配管が排気ガスの熱によって劣化してしまう。
 本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、排気ガスによる排水パイプの劣化を抑制できる排気ガス後処理装置及びエンジンを提供することを目的とする。
 本発明の第一の態様に係る排気ガス後処理装置は、排気ガスが導入される排気ガス後処理部と、該排気ガス後処理部の下部に接続されたドレン配管と、中継部材と、を備え、前記中継部材は、一端が前記ドレン配管に接続される導入ポートとされるとともに、該導入ポートから水平方向に延びて他端が外部に開口する導入側ガス抜き孔とされた導入流路と、前記導入流路の下部に接続され、水平方向のうち前記導入流路に対して交差する方向に延びて端部が外部に開口する排出ポートとされた排出流路と、を有し、前記排出ポートに接続された排水パイプをさらに備える。
 本発明の第一の態様に係るエンジンは、前記排気ガス後処理装置と、排気ガスを排出するエンジン本体と、を備える。
 本発明によれば、排気ガスによる排水パイプの劣化を抑制できる。
本発明の一実施形態に係る排気ガス後処理装置を含むエンジンを示す側面図である。 図1のエンジンを示す正面図である。 図1のエンジンを示す上面図である。 図1~3の中継部材を拡大して示す上面図である。 図4のV-V断面図である。 図4のVI-VI断面図である。 図4のVII-VII断面図である。 中継部材の第一変形例を示す上面図である。 図8のIX-IX断面図である。 中継部材の第二変形例を示す上面図である。 図10のXI-XI断面図である。 本発明の他の実施形態に係る排気ガス後処理装置を含むエンジンを示す正面図である。
 以下、本発明の一実施形態について図1~図7を参照して詳細に説明する。図1~3に示すように、本実施形態に係るエンジン1は、エンジン本体2と、排気ガス後処理装置3と、を備える。エンジン本体2は、内部において燃焼したガスを排気ガスとして排出する。本実施形態のエンジン本体2は、ディーゼルエンジンである。
 図1~7においては、上下方向をZ軸方向とする。また、Z軸方向に直交する第一の水平方向をX軸方向とする。さらに、Z軸方向及びX軸方向に直交する第二の水平方向をY軸方向とする。
<排気ガス後処理装置>
 図1~3に示すように、排気ガス後処理装置3は、排気ガス後処理部4と、ドレン配管5と、中継部材6と、排水パイプ7と、を備える。
<排気ガス後処理部>
 図1に示すように、排気ガス後処理部4には、エンジン本体2から排出された排気ガスが導入される。本実施形態の排気ガス後処理部4は、排気ガスに含まれる粒子状物質を捕集するディーゼルパーキュレートフィルタ(DPF)である。
 排気ガス後処理部4は、円柱状の外観を有する。排気ガス後処理部4の長手方向の第一端11には、排気ガスを排気ガス後処理部4に導入する導入口(不図示)が形成されている。排気ガス後処理部4の第二端12には、排気ガスを外部に排出する排出管13が接続されている。排出管13は、排気ガス後処理部4に対してその径方向に延びている。
 排気ガス後処理部4は、その長手方向が第二の水平方向(Y軸方向)に向くように、エンジン本体2の上側に配される。排出管13は、排気ガス後処理部4に対して上方(Z軸正方向)に延びる。
 排気ガスは、排気ガス後処理部4の第一端11に導入され、排気ガス後処理部4の内部において排気ガス後処理部4の第一端11から第二端12に向けて流れることで浄化される。その後、排気ガス後処理部4の第二端12に到達した排気ガスは、排出管13を通して外部に排出される。
 本実施形態の排気ガス後処理装置3は、上記した排気ガス後処理部4を2つ備える。2つの排気ガス後処理部4は、第一の水平方向(X軸方向)に互いに間隔をあけて配列されている。図3において、2つの排気ガス後処理部4の長手方向は互いに平行しているが、これに限ることはない。
<支持部>
 図1~3に示すように、排気ガス後処理装置3は、2つの排気ガス後処理部4を支持する支持部8をさらに備える。支持部8は、支持プレート15と、支持台16と、を備える。支持プレート15は、エンジン本体2の上面に載置されるとともに、ボルト等の固定部材(不図示)によってエンジン本体2に対して着脱可能に固定される。支持台16は、支持プレート15の上面に一体に設けられる。同一の排気ガス後処理部4には、複数(2つ)の支持台16が対応する。排気ガス後処理部4は、支持台16上に載置された状態で支持部8に固定される。
<ドレン配管>
 図1~3に示すように、ドレン配管5は、各排気ガス後処理部4の下部に接続される。ドレン配管5は、前述した排出管13と同様に排気ガス後処理部4の第二端12に位置する。ドレン配管5は、排気ガス後処理部4から下方(Z軸負方向)に延びる。ドレン配管5は、ステンレス等からなる金属製の管である。
 図2,3に示すように、本実施形態において、2つの排気ガス後処理部4と2つドレン配管5とを各々接続した2つの接続部分は、第一の水平方向(X軸方向)に間隔をあけて配列されている。
<中継部材>
 図1~3に示すように、中継部材6は、上記したドレン配管5と後述する排水パイプ7とを中継する。すなわち、中継部材6には、ドレン配管5及び排水パイプ7が接続される。中継部材6は、ステンレス等からなる金属製の部材である。図4~7に示すように、中継部材6は、導入流路20と排出流路30とを有する。
 導入流路20は、水平方向(Z軸方向に直交する方向)に延びる。本実施形態において、導入流路20は、水平方向に対して上下方向(Z軸方向)に傾斜せずに延びている。また、本実施形態の導入流路20は、直線状に延びている。なお、導入流路20は、例えば湾曲していてもよい。
 図4に示すように、導入流路20の延長方向の一端は、ドレン配管5に接続される導入ポート21とされる。各導入流路20の他端は、中継部材6の外部に開口する導入側ガス抜き孔22とされる。
 具体的に、導入流路20は、主導入流路23と、導入側ガス抜き流路24と、を有する。主導入流路23は、導入ポート21を含む。主導入流路23は、後述する排出流路30に接続される。導入側ガス抜き流路24は、導入側ガス抜き孔22を含む。導入側ガス抜き流路24は、主導入流路23に接続される。導入流路20の延長方向に設けられる導入側ガス抜き流路24に直交する流路断面積は、主導入流路23の流路断面積よりも小さい(特に図5~7参照)。
 図5,6に示すように、本実施形態の主導入流路23は、水平方向に対して上下方向(Z軸方向)に傾斜せずに延びている。また、本実施形態の導入側ガス抜き流路24は、主導入流路23と同様に、水平方向に対して上下方向に傾斜せずに延びている。なお、導入側ガス抜き流路24は、例えば、主導入流路23との接続部分から導入側ガス抜き孔22に向かうにしたがって上方(Z軸正方向)に向かうように傾斜して延びてもよい。
 本実施形態において、主導入流路23及び導入側ガス抜き流路24の流路断面の形状は、円形状となっている。なお、主導入流路23及び導入側ガス抜き流路24の流路断面の形状は、円形状に限らず任意であってよい。
 導入側ガス抜き流路24は、主導入流路23の上部に位置する。具体的には、図5~7に示すように、導入流路20の延長方向から見て、導入側ガス抜き流路24の中心軸A´,B´が、主導入流路23の中心軸A,Bよりも上方(Z軸正方向)に位置する。導入流路20の延長方向から見て、導入側ガス抜き流路24のうち主導入流路23との接続部分の少なくとも一部が、主導入流路23の上部と重なればよい。本実施形態では、導入側ガス抜き流路24のうち主導入流路23との接続部分の全体が、主導入流路23の上部と重なっている。
 図4~6に示すように、本実施形態の中継部材6には、上記した導入流路20が2つ形成されている。2つの導入流路20(20A,20B)は、2つの排気ガス後処理部4(図2,3参照)にそれぞれ対応する。2つの導入流路20は、互いに交差する。すなわち、2つの導入流路20は、互いに接続されている。また、2つの導入流路20は、上下方向(Z軸方向)に並ぶ。
 具体的に、第一導入流路20Aは、第一の水平方向(X軸方向)に延びる。一方、第二導入流路20Bは、第二の水平方向(Y軸方向)に延びる。すなわち、2つの導入流路20A,20Bは、互いに直交する。また、2つの導入流路20A,20Bの主導入流路23が、互いに交差する。これにより、2つの導入流路20A,20Bが互いに接続される。
 図5,6に示すように、第一導入流路20Aの主導入流路23は、第二導入流路20Bの主導入流路23の下部に接続される。すなわち、第一導入流路20Aの主導入流路23の中心軸Aは、第二導入流路20Bの主導入流路23の中心軸Bよりも下方(Z軸負方向)に位置する。
 また、本実施形態では、図5に示すように、第二導入流路20Bの導入側ガス抜き流路24の一部が、上下方向(Z軸方向)において第一導入流路20Aと重なる。なお、第二導入流路20Bの導入側ガス抜き流路24は、その全体が上下方向において第一導入流路20Aと重ならなくてもよい。すなわち、第二導入流路20Bの導入側ガス抜き流路24は、第一導入流路20Aよりも上方(Z軸正方向)に離れて位置してもよい。
 図4,5,7に示すように、排出流路30は、導入流路20と同様に水平方向に延びる。本実施形態において、排出流路30は、水平方向に対して上下方向(Z軸方向)に傾斜せずに延びている。また、本実施形態の排出流路30は、導入流路20と同様に直線状に延びている。
 図4に示すように、排出流路30の延長方向の一方の端部は、中継部材6の外部に開口する排出ポート31とされる。排出ポート31には、後述する排水パイプ7が接続される。排出流路30の他方の端部(排出ポート31と反対側に位置する排出流路30の端部)は、中継部材6の外部に開口する排出側ガス抜き孔32とされる。
 具体的に、排出流路30は、主排出流路33と、排出側ガス抜き流路34と、を有する。主排出流路33は、排出ポート31を含む。主排出流路33は、第一導入流路20Aに接続される。排出側ガス抜き流路34は、排出側ガス抜き孔32を含む。排出側ガス抜き流路34は、主排出流路33に接続される。排出流路30の延長方向に設けられる排出側ガス抜き流路34に直交する流路断面積は、主排出流路33の流路断面積よりも小さい(特に図5参照)。
 図7に示すように、本実施形態の主排出流路33は、水平方向に対して上下方向(Z軸方向)に傾斜せずに延びている。本実施形態の排出側ガス抜き流路34は、主排出流路33と同様に、水平方向に対して上下方向に傾斜せずに延びている。なお、排出側ガス抜き流路34は、例えば、主排出流路33との接続部分から排出側ガス抜き孔32に向かうにしたがって上方(Z軸正方向)に向かうように傾斜して延びてもよい。
 図5に示すように、本実施形態においては、主排出流路33及び排出側ガス抜き流路34の流路断面の形状は、円形状となっている。なお、主排出流路33及び排出側ガス抜き流路34の流路断面の形状は、円形状に限らず任意であってよい。
 排出側ガス抜き流路34は、主排出流路33の上部に位置する。具体的には、排出流路30の延長方向から見て、排出側ガス抜き流路34の中心軸C´が、主排出流路33の中心軸Cよりも上方(Z軸正方向)に位置する。
 排出流路30の延長方向から見て、排出側ガス抜き流路34のうち主排出流路33との接続部分の少なくとも一部が、主排出流路33の上部と重なればよい。本実施形態では、排出側ガス抜き流路34のうち主排出流路33との接続部分の全体が、主排出流路33の上部と重なっている。
 図4に示すように、排出流路30は、水平方向のうち第一導入流路20Aに対して交差する方向に延びる。具体的に、排出流路30は、第二の水平方向(Y軸方向)に延びる。すなわち、排出流路30は、第一導入流路20Aに対して直交し、第二導入流路20Bに対して平行する。
 図4,5,7に示すように、排出流路30は、第一導入流路20Aの下部に接続される。具体的には、排出流路30の主排出流路33が、第一導入流路20Aの主導入流路23の下部に接続される。すなわち、排出流路30の主排出流路33の中心軸Cは、第一導入流路20Aの主導入流路23の中心軸Aよりも下方(Z軸負方向)に位置する。これにより、本実施形態では、第二導入流路20Bと第一導入流路20Aと排出流路30とが、下方に向けて順番に並ぶ。また、第二導入流路20Bが第一導入流路20Aを介して排出流路30に接続される。
 また、本実施形態では、図7に示すように、第一導入流路20Aの導入側ガス抜き流路24の一部が、上下方向(Z軸方向)において排出流路30と重なる。なお、第一導入流路20Aの導入側ガス抜き流路24は、その全体が上下方向において排出流路30と重ならなくてもよい。すなわち、第一導入流路20Aの導入側ガス抜き流路24は、排出流路30よりも上方(Z軸正方向)に離れて位置してもよい。
 図4,5に示すように、排出流路30と第二導入流路20Bとは、第一導入流路20Aの延長方向に間隔をあけて配列されている。具体的に、排出流路30と第二導入流路20Bとは、第一導入流路20Aの延長方向において第一導入流路20Aの導入ポート21から導入側ガス抜き孔22に向かう方向にこの順番で配列されている。なお、第一導入流路20Aの延長方向における排出流路30及び第二導入流路20Bの配列順は、逆であってもよい。
 また、本実施形態において、排出流路30において排出ポート31から排出側ガス抜き孔32に向かう方向は、第二導入流路20Bにおいて導入ポート21から導入側ガス抜き孔22に向かう方向に一致する。すなわち、排出流路30は、第二導入流路20Bと同じ方向に向いている。なお、排出流路30は、例えば第二導入流路20Bと逆の方向に向いてもよい。
 以上のように構成される中継部材6は、図1,2に示すように、上下方向において排気ガス後処理部4の下方(Z軸負方向)に間隔をあけて位置する。このため、ドレン配管5は、排気ガス後処理部4から中継部材6まで下方に延びる。
 また、中継部材6は、図2,3に示すように、2つの排気ガス後処理部4の間に位置する。具体的に、中継部材6は、第一の水平方向(X軸方向)において、2つの排気ガス後処理部4と2つのドレン配管5とを各々接続した2つの接続部分の中間に位置する。さらに、中継部材6は、図1,3に示すように、第二の水平方向(Y軸方向)において、排気ガス後処理部4とドレン配管5との接続部分(排気ガス後処理部4の第二端12)よりも排気ガス後処理部4の第一端11側に位置する。このため、2つのドレン配管5は、それぞれ第一の水平方向や第二の水平方向にも延びる。具体的に、各ドレン配管5の一部は、図2に示すように、各排気ガス後処理部4から斜め下方に延びる。
 また、中継部材6は、図3,4に示すように、第一導入流路20Aの導入ポート21が一方の排気ガス後処理部4A側に向くように、かつ、第二導入流路20Bの導入ポート21及び排出流路30の排出ポート31が、第二の水平方向において排気ガス後処理部4の第二端12側に向くように配される。
 中継部材6の第一導入流路20Aには、一方の排気ガス後処理部4Aから延びる第一ドレン配管5Aが接続される。また、第二導入流路20Bには、他方の排気ガス後処理部4Bから延びる第二ドレン配管5Bが接続される。
 また、中継部材6は、図1,2に示すように、支持プレート15の上面に固定される。
<排水パイプ>
 図1~4に示すように、排水パイプ7は、中継部材6の排出ポート31に接続される。排水パイプ7は、中継部材6から下方(Z軸負方向)に延びる。図1~3に示すように、排水パイプ7は、三つの部位41,42,43を含む。排水パイプ7の第一、第二部位41,42は、エンジン本体2の上側に位置する。
 排水パイプ7の第一部位41は、中継部材6から、第二の水平方向において中継部材6の排出ポート31が向く方向(Y軸負方向)に延びる。図示しないが、排水パイプ7の第一部位41は、中継部材6から第二の水平方向に向かうにしたがって下方に向かうように傾斜して延びる。
 排水パイプ7の第二部位42は、第一部位41の先端から中継部材6に対して2つの排気ガス後処理部4の配列方向の一方側(X軸正方向側)に延び、第一の水平方向におけるエンジン本体2の側部まで到達する。また、排水パイプ7の第二部位42は、第一部位41の先端から第一の水平方向に向かうにしたがって下方に向かうように傾斜して延びる。
 さらに、排水パイプ7の第二部位42は、図3に示すように、その長手方向の中途部において屈曲している。屈曲部分よりも第一部位41側に位置する第二部位42の基端部は、第一の水平方向に対して第二の水平方向に傾斜せずに延びている。一方、屈曲部分よりもエンジン本体2の側部側に位置する第二部位42の先端部は、第一水平方向に対して第二の水平方向に傾斜して延びている。
 図1,2に示すように、排水パイプ7の第三部位43は、エンジン本体2の側部に位置する。第二部位42の先端からエンジン本体2の下端まで下方に延びる。排水パイプ7の第三部位43は、エンジン本体2の側部に対して着脱可能に固定される。
 排水パイプ7は、主にステンレス等からなる金属製の管によって構成される。ただし、排水パイプ7の一部は、図1~3に示すように、シリコーンゴム等のように弾性的に曲げることが可能な材料からなる弾性配管44によって構成されている。本実施形態では、排水パイプ7の第二部位42の先端部が弾性配管44によって構成されている。本実施形態において、弾性配管44は、直線状に延びている。なお、弾性配管44は、微小に曲がっていてもよい。
<作用効果>
 本実施形態の排気ガス後処理装置3においては、各排気ガス後処理部4に侵入した水分が、各ドレン配管5を介して図4~7に示す中継部材6の各導入流路20に流れ込む。第一導入流路20Aに流れ込んだ水分は、自重によって第一導入流路20Aの下部において流れ、第一導入流路20Aの下部に接続された排出流路30に流れ込む。一方、第二導入流路20Bに流れ込んだ水分は、自重によって第二導入流路20Bの下部において流れ、第二導入流路20Bの下部に接続された第一導入流路20Aを介して排出流路30に流れ込む。このため、各導入流路20に流れ込んだ水分が、各導入流路20の導入側ガス抜き流路24に流れ込み、導入側ガス抜き孔22から中継部材6の外部に排出されることを抑制できる。
 排出流路30に流れ込んだ水分は、排出流路30の排出ポート31を通して中継部材6から排水パイプ7に流れ込み、自重によって排水パイプ7の内部を流れた上で、図1~3に示すエンジン本体2の下端側に位置する排水パイプ7の排水口から排出される。
 また、本実施形態の排気ガス後処理装置3においては、エンジン本体2から各排気ガス後処理部4に排出された排気ガスの一部が、各ドレン配管5を介して図4~7に示す中継部材6の各導入流路20に流れ込むことがある。ここで、各ドレン配管5や各導入流路20において流れる排気ガスの流速は、水分の流速よりも速い。このため、排気ガスは水分と比較して、各導入流路20においてその延長方向に進みやすい。このため、各導入流路20に流れ込んだ排出ガスは、各導入流路20の導入側ガス抜き孔22から優先的に中継部材6の外部に排出される。
 また、排気ガスは、各導入流路20の上部において流れやすい。このため、排気ガスが、第二導入流路20Bからその下部に接続された第一導入流路20Aに流れ込んだり、第一導入流路20Aからその下部に接続された排出流路30に流れ込んだりすることを抑制できる。
 以上のことから、排気ガスが中継部材6から排水パイプ7に流れ込むことを抑制できる。
 図1~3に示す本実施形態のエンジン1では、排気ガス後処理装置3(特に排気ガス後処理部4)の保守点検を行うために、排気ガス後処理装置3をエンジン本体2に対して着脱することがある。
 排気ガス後処理装置3をエンジン本体2から取り外す場合には、エンジン本体2に対する支持プレート15及び排水パイプ7の第三部位43の各固定状態を解除すればよい。また、排気ガス後処理装置3をエンジン本体2に取り付ける場合には、排気ガス後処理装置3の支持プレート15をエンジン本体2の上面に固定するとともに、排水パイプ7の第三部位43をエンジン本体2の側部に固定すればよい。
 支持プレート15を含む支持部8には、排気ガス後処理部4及び中継部材6が固定されている。このため、排気ガス後処理装置3を構成する排気ガス後処理部4、ドレン配管5、中継部材6及び排水パイプ7(第三部位43を除く)をまとめてエンジン本体2に対して簡単に着脱することができる。
 支持プレート15と排水パイプ7の第三部位43とは、エンジン本体2の互いに異なる部位に固定される。このため、排気ガス後処理装置3をエンジン本体2に取り付ける際には、支持プレート15と排水パイプ7の第三部位43との相対的な位置を調整する必要がある。
 これに対し、本実施形態の排気ガス後処理装置3では、排水パイプ7の一部(特に第三部位43よりも中継部材6側の部位)が弾性配管44によって構成されている。これにより、排気ガス後処理装置3をエンジン本体2に取り付ける際には、弾性配管44が弾性的に変位することで、支持プレート15と排水パイプ7の第三部位43との相対的な位置を容易に調整できる。
 以上説明したように、本実施形態に係る排気ガス後処理装置3及びこれを備えるエンジン1によれば、各導入流路20の延長方向の一端がドレン配管5に接続される導入ポート21とされ、図4~7に示すように、各導入流路20の他端が導入側ガス抜き孔22とされている。このため、排気ガスを各導入流路20の導入側ガス抜き孔22から優先的に中継部材6の外部に排出することができる。また、第一導入流路20Aの下部に排出流路30が接続されている。さらに、第二導入流路20Bの下部に第一導入流路20Aが接続されている。このため、排気ガスが導入流路20から排出流路30に流れ込むことを抑制できる。
 以上のことから、排気ガスが中継部材6から排水パイプ7に流れ込むことを抑制し、排水パイプ7が排気ガスの熱によって劣化することを抑制できる。特に、排水パイプ7のうち熱に弱い弾性配管44の劣化を抑制できる。
 また、本実施形態の排気ガス後処理装置3では、各導入流路20の導入側ガス抜き流路24の流路断面積が、主導入流路23の流路断面積よりも小さい。このため、粘性抵抗が大きい水分は、粘性抵抗が小さい排気ガスよりも導入側ガス抜き流路24を通りにくくなる。これにより、水分が導入側ガス抜き孔22から中継部材6の外部に排出されることを抑制できる。すなわち、導入流路20内の水分を効率よく排出流路30に導くことができる。
 一方、排気ガスの粘性抵抗は水分の粘性抵抗よりも小さい。このため、導入側ガス抜き流路24の流路断面積が主導入流路23の流路断面積よりも小さくても、排気ガスを導入側ガス抜き流路24に通して中継部材6の外部に排出できる。
 また、本実施形態の排気ガス後処理装置3では、各導入流路20の導入側ガス抜き流路24が、主導入流路23の上部に位置する。このため、各導入流路20の上部において流れやすい排気ガスは、主導入流路23から導入側ガス抜き流路24に流れ込みやすい。したがって、排気ガスをさらに効率よく導入側ガス抜き孔22から中継部材6の外部に排出することができる。一方、自重によって各導入流路20の下部において流れやすい水分は、主導入流路23から導入側ガス抜き流路24に流れ込みにくくなる。したがって、水分が導入側ガス抜き孔22から中継部材6の外部に排出されることをさらに抑制できる。すなわち、導入流路20内の水分をさらに効率よく排出流路30に導くことができる。
 また、本実施形態の排気ガス後処理装置3では、排出流路30の延長方向の一方の端部が排水パイプ7に接続される排出ポート31とされ、排出流路30の延長方向の他方の端部が排出側ガス抜き孔32とされている。このため、仮に排気ガスが第一導入流路20Aから排出流路30に入り込んでも、当該排気ガスを排出側ガス抜き孔32から中継部材6の外部に排出することができる。したがって、排気ガスが中継部材6から排水パイプ7に流れ込むことをさらに抑制できる。
 また、本実施形態の排気ガス後処理装置3では、排出流路30の排出側ガス抜き流路34の流路断面積が、主排出流路33の流路断面積よりも小さい。このため、粘性抵抗が大きい水分は、粘性抵抗が小さい排気ガスよりも排出側ガス抜き流路34を通りにくくなる。これにより、排出流路30に入り込んだ水分が排出側ガス抜き孔32から中継部材6の外部に排出されることを抑制できる。すなわち、排出流路30内の水分を効率よく排水パイプ7に導くことができる。
 一方、排気ガスの粘性抵抗は水分の粘性抵抗よりも小さい。このため、排出側ガス抜き流路34の流路断面積が主排出流路33の流路断面積よりも小さくても、排気ガスを排出側ガス抜き流路34に通して中継部材6の外部に排出できる。
 また、本実施形態の排気ガス後処理装置3では、排出流路30の排出側ガス抜き流路34が、主排出流路33の上部に位置する。このため、排出流路30の上部において流れやすい排気ガスは、主排出流路33から排出側ガス抜き流路34に流れ込みやすい。したがって、排気ガスをさらに効率よく排出側ガス抜き孔32から中継部材6の外部に排出することができる。一方、自重によって排出流路30の下部において流れやすい水分は、主排出流路33から排出側ガス抜き流路34に流れ込みにくくなる。したがって、水分が排出側ガス抜き孔32から中継部材6の外部に排出されることをさらに抑制できる。すなわち、排出流路30内の水分をさらに効率よく排水パイプ7に導くことができる。
 また、本実施形態の排気ガス後処理装置3では、中継部材6が、複数の排気ガス後処理部4にそれぞれ対応する複数の導入流路20を有する。このため、複数の排気ガス後処理部4からそれぞれ排出された水分を、中継部材6において集約した上で、排水パイプ7に流れ込ませることができる。
 また、本実施形態の排気ガス後処理装置3では、中継部材6が、水平方向に配列された2つの排気ガス後処理部4の間に位置する。また、排水パイプ7が、中継部材6に対して2つの排気ガス後処理部4の配列方向の一方側に延びている。このため、2つの排気ガス後処理部4から中継部材6に至る2つのドレン配管5の長さの差を小さくすることができる。これにより、中継部材6から離れた位置において、排水パイプ7の一部が熱に弱い弾性配管44によって構成されていても、各排気ガス後処理部4から弾性配管44に至る流路長さを十分に確保することができる。したがって、仮に排気ガスが排水パイプ7に流れても、弾性配管44に到達するまでの間に、排気ガスを冷却して、弾性配管44に対する排気ガスの熱の影響を低減することができる。排気ガスは、金属製のドレン配管5及び中継部材6、並びに、排水パイプ7のうち金属製の管によって構成される部位において、効率よく冷却することができる。
 また、本実施形態の排気ガス後処理装置3では、複数の導入流路20が、互いに交差するとともに、上下方向に並ぶ。
 複数の導入流路20が互いに交差することで、中継部材6における複数の導入ポート21の位置を自由に設定することができる。これにより、中継部材6に対する排気ガス後処理部4やドレン配管5の配置の自由度を向上できる。すなわち、排気ガス後処理装置3の設計自由度を向上できる。
 また、複数の導入流路20が互いに上下方向にずれて位置することで、複数の導入流路20において、それぞれ導入ポート21から導入側ガス抜き孔22に向けて流れる排気ガスの流れが、複数の導入流路20の交差部分において衝突して乱れることを抑制できる。これにより、排気ガスを各導入流路20の導入側ガス抜き孔22から効率よく中継部材6の外部に排出することができる。
 また、本実施形態の排気ガス後処理装置3では、排水パイプ7を構成する弾性配管44が直線状に延びている。このため、仮に、排気ガスが弾性配管44を通っても、弾性配管44の薄肉化の偏りを抑制することができる。この点について具体的に説明する。
 例えば、弾性配管44が曲がっている場合には、曲がっている弾性配管44の流路のうち外側の領域における排気ガスの流速が、内側の領域における排気ガスの流速よりも大きくなる。このため、排気ガスの熱によって、弾性配管44の管壁のうち前述した外側の領域に対応する部位の肉厚は、内側の領域に対応する部位の肉厚よりも薄くなりやすい。すなわち、排気ガスの熱に基づく弾性配管44の管壁の薄肉化に偏りが生じてしまう。
 これに対し、弾性配管44が直線状に延びている場合には、弾性配管44の流路における排気ガスの流速の均一化を図ることができる。これにより、弾性配管44の薄肉化の偏りを抑制でき、弾性配管44の寿命を延ばすことができる。
<その他の実施形態>
 以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
 本発明の排気ガス後処理装置において、中継部材6に形成される複数の導入流路20は、例えば互いに交差しなくてもよい。例えば図8~11に示すように、2つの導入流路20が互いに平行してもよい。この場合、2つの導入流路20がそれぞれ排出流路30に対して交差すればよい。すなわち、2つの導入流路20がそれぞれ排出流路30に対して接続されてもよい。この場合、排出流路30は、各導入流路20の下部に接続されればよい。2つの導入流路20は、上下方向(Z軸方向)において互いにずれて位置してもよいし、互いに同じ位置に配されてもよい。
 互いに平行する2つの導入流路20は、例えば図8,9に示すように、導入ポート21から導入側ガス抜き孔22に向かう方向が互いに同じとなるように配されてよい。また、これら2つの導入流路20は、例えば図10,11に示すように、導入ポート21から導入側ガス抜き孔22に向かう方向が互いに逆となるように配されてもよい。
 本発明は、例えば図12に示すように、二種類の排気ガス後処理部4,104を含む排気ガス後処理装置103及びこれを備えるエンジン101にも適用可能である。図12に示す排気ガス後処理装置103において、第一の排気ガス後処理部4は、上記実施形態と同様のDPFである。一方、第二の排気ガス後処理部104は、尿素水を利用して排気ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)を浄化する尿素SCR(Selective Catalytic Reduction:選択触媒還元)である。
 第二の排気ガス後処理部104は、第一の排気ガス後処理部4に対して排気ガスの流れ方向の下流側に配置される。第二の排気ガス後処理部104は、混合配管117と、処理部本体118と、を備える。
 混合配管117は、第一の排気ガス後処理部4に対して排気ガスの流れ方向の下流側に配置される。混合配管117には、霧状の尿素水が導入される。混合配管117では、霧状の尿素水と、第一の排気ガス後処理部4から導入された排気ガスとを混合する。
 処理部本体118は、混合配管117に対して排気ガスの流れ方向の下流側に配置される。処理部本体118では、混合配管117から導入された排気ガスに含まれるNOxを還元して排気ガスを浄化する。
 第一の排気ガス後処理部4、及び、第二の排気ガス後処理部104の処理部本体118は、第一の排気ガス後処理部4及び処理部本体118における排気ガスの流れ方向(Y軸正方向)が互いに同じになるように、エンジン本体2の上側に配される。また、第一の排気ガス後処理部4及び処理部本体118は、エンジン本体2の上側において第一の水平方向(X軸方向)に互いに間隔をあけて配列される。第一の排気ガス後処理部4及び処理部本体118は、支持プレート15及び支持台16を含む支持部8によってエンジン本体2上に支持される。
 処理部本体118における排気ガスの流れ方向の下流端には、排気ガスを排出する排出管13が接続されている。
 混合配管117は、当該混合配管117における排気ガスの流れ方向が、第一の排気ガス後処理部4や処理部本体118における排気ガスの流れ方向と逆向きになるように、第一の排気ガス後処理部4及び処理部本体118の上方に配される。混合配管117の長手方向の両端は、第一の排気ガス後処理部4における排気ガスの流れ方向の下流端と、処理部本体118における排気ガスの流れ方向の上流端と、にそれぞれ接続される。
 図12に例示する排気ガス後処理装置103は、第一の排気ガス後処理部4と第二の排気ガス後処理部104とを組み合わせた処理ユニット110を2つ備える。2つの処理ユニット110は、2つの第一の排気ガス後処理部4の間に2つの処理部本体118が配されるように、第一の水平方向に配列される。
 図12に例示する排気ガス後処理装置103において、ドレン配管5は各処理部本体118の下部に接続され、各処理部本体118から下方に延びる。各ドレン配管5の下端は、中継部材6に接続される。中継部材6は、2つの処理部本体118の間に位置する。
 図12に例示する排気ガス後処理装置103及びこれを備えるエンジン101であっても、上記実施形態と同様の効果を奏する。
 本発明の排気ガス後処理装置において、中継部材の主導入流路は、例えば水平方向において導入ポートから排出流路(特に主排出流路)との交差部分に向かうにしたがって下方に向かうように傾斜してもよい。この場合には、導入ポートから主導入流路に流れ込んだ水分が、自重によって排出流路(主排出流路)との交差部分に向かって流れやすくなる。すなわち、水分が主導入流路において滞留することを抑制できる。また、水分が主導入流路から導入側ガス抜き流路に流れ込むことを抑え、水分が導入側ガス抜き孔から中継部材の外部に排出されることを抑制できる。
 本発明の排気ガス後処理装置において、中継部材の主排出流路は、例えば水平方向において導入流路(特に主導入流路)との交差部分から排出ポートに向かうにしたがって下方に向かうように傾斜してもよい。この場合には、導入流路(主導入流路)との交差部分から主排出流路に流れ込んだ水分が、自重によって排出ポートに向かって流れやすくなる。すなわち、水分が主排出流路において滞留することを抑制できる。また、水分が主排出流路から排出側ガス抜き流路に流れ込むことを抑え、水分が排出側ガス抜き孔から中継部材の外部に排出されることを抑制できる。
 本発明の排気ガス後処理装置において、ドレン配管が接続される排気ガス後処理部の数は、例えば1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。この場合、中継部材には、複数の排気ガス後処理部にそれぞれ対応する複数の導入流路が形成されればよい。
 本発明のエンジンは、ダンプトラック、油圧ショベル、ブルドーザ、エンジン式フォークリフトなど任意の作業車両に適用されてよい。
1,101…エンジン、2…エンジン本体、3,103…排気ガス後処理装置、4,4A,4B,104…排気ガス後処理部、5,5A,5B…ドレン配管、6…中継部材、7…排水パイプ、8…支持部、15…支持プレート、16…支持台、20,20A,20B…導入流路、21…導入ポート、22…導入側ガス抜き孔、23…主導入流路、24…導入側ガス抜き流路、30…排出流路、31…排出ポート、32…排出側ガス抜き孔、33…主排出流路、34…排出側ガス抜き流路、44…弾性配管

Claims (12)

  1.  排気ガスが導入される排気ガス後処理部と、
     該排気ガス後処理部の下部に接続されたドレン配管と、
     中継部材と、を備え、
     前記中継部材は、一端が前記ドレン配管に接続される導入ポートとされるとともに、該導入ポートから水平方向に延びて他端が外部に開口する導入側ガス抜き孔とされた導入流路と、前記導入流路の下部に接続され、水平方向のうち前記導入流路に対して交差する方向に延びて端部が外部に開口する排出ポートとされた排出流路と、を有し、
     前記排出ポートに接続された排水パイプをさらに備える排気ガス後処理装置。
  2.  前記導入流路は、前記導入ポートを含む、前記排出流路に接続される主導入流路と、前記導入側ガス抜き孔を含む、前記主導入流路に接続される導入側ガス抜き流路と、を有し、
     前記導入流路の延長方向に設けられる前記導入側ガス抜き流路に直交する流路断面積が、前記主導入流路の流路断面積よりも小さい請求項1に記載の排気ガス後処理装置。
  3.  前記導入側ガス抜き流路が、前記主導入流路の上部に位置する請求項2に記載の排気ガス後処理装置。
  4.  前記導入流路は、前記導入ポートを含む、前記排出流路に接続される主導入流路と、前記導入側ガス抜き孔を含む、前記主導入流路に接続される導入側ガス抜き流路と、を有し、
     前記主導入流路が、水平方向において前記導入ポートから前記排出流路との交差部分に向かうにしたがって下方に向かうように傾斜している請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の排気ガス後処理装置。
  5.  前記排出流路の延長方向において前記排出ポートと反対側に位置する前記排出流路の端部が、前記中継部材の外部に開口する排出側ガス抜き孔とされた請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の排気ガス後処理装置。
  6.  前記排出流路は、前記排出ポートを含む、前記導入流路に接続される主排出流路と、前記排出側ガス抜き孔を含む、前記主排出流路に接続される排出側ガス抜き流路と、を有し、
     前記排出流路の延長方向に設けられる前記排出側ガス抜き流路に直交する流路断面積が、前記主排出流路の流路断面積よりも小さい請求項5に記載の排気ガス後処理装置。
  7.  前記排出側ガス抜き流路が、前記主排出流路の上部に位置する請求項6に記載の排気ガス後処理装置。
  8.  前記排出流路は、前記排出ポートを含む、前記導入流路に接続される主排出流路と、前記排出側ガス抜き孔を含む、前記主排出流路に接続される排出側ガス抜き流路と、を有し、
     前記主排出流路が、水平方向において前記導入流路との交差部分から前記排出ポートに向かうにしたがって下方に向かうように傾斜している請求項5から請求項7のいずれか一項に記載の排気ガス後処理装置。
  9.  前記排気ガス後処理部を複数備え、
     前記中継部材は、複数の前記排気ガス後処理部にそれぞれ対応する複数の前記導入流路を有する請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の排気ガス後処理装置。
  10.  2つの前記排気ガス後処理部が、水平方向に配列され、
     前記中継部材は、2つの前記排気ガス後処理部の間に位置し、
     前記排水パイプは、前記中継部材から2つの前記排気ガス後処理部の配列方向の一方側に延びている請求項9に記載の排気ガス後処理装置。
  11.  複数の前記導入流路が、互いに交差するとともに、上下方向に並ぶ請求項9又は請求項10に記載の排気ガス後処理装置。
  12.  請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の排気ガス後処理装置と、
     排気ガスを排出するエンジン本体と、
     を備えるエンジン。
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