JPH1172018A - 定置型エンジンの排気トラップ装置 - Google Patents

定置型エンジンの排気トラップ装置

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Publication number
JPH1172018A
JPH1172018A JP9316835A JP31683597A JPH1172018A JP H1172018 A JPH1172018 A JP H1172018A JP 9316835 A JP9316835 A JP 9316835A JP 31683597 A JP31683597 A JP 31683597A JP H1172018 A JPH1172018 A JP H1172018A
Authority
JP
Japan
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trap
valve
exhaust
closing
opening
Prior art date
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Application number
JP9316835A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Ueno
健志 上野
Tsugunori Hata
継徳 畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH1172018A publication Critical patent/JPH1172018A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/14Combined heat and power generation [CHP]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い背圧でトラップ内に貯溜している凝縮水
が放出されるのを防止し、排気ガスがトラップを介して
屋内に漏れ出るという不都合をなくする。 【解決手段】 排気マフラ6の底部にトラップ12を連
通し、排気マフラ6内の凝縮水Wを上記トラップ12を
介して放流するように構成する。上記トラップ12にト
ラップ開閉弁13を設け、エンジンの始動時及び過負荷
運転時に当該トラップ12を閉止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コージェネレー
ションエンジンやガスヒートポンプエンジン、あるいは
エンジン発電機のような屋内定置型エンジンの排気マフ
ラに連通される排気トラップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のトラップ装置としては、従来よ
り例えば図4に示すものが知られている。それは、排気
マフラ6のドレン11にトラップ12を連通し、排気マ
フラ6内より流下した一定量の凝縮水Wをトラップ12
内に貯溜し、排気ガスがトラップ12を介して屋内に漏
れ出るのを防止するとともに、余分の凝縮水Wはトラッ
プ12を介して放流するように構成されている。なお、
排気マフラ6から流出する排気ガスは、図示しないダク
トを介して屋外に放出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来技術
では、例えば排気マフラ内の背圧が高くなるエンジン始
動時や過負荷運転時に、当該背圧によりトラップ12内
に貯溜している凝縮水Wが全て放流されてしまうことが
ある。このため新たに凝縮水が溜まるまでトラップ機能
が失われ、排気ガスがトラップ12を介して屋内に漏れ
出るという不都合が生じる。本発明はこのような事情を
考慮してなされたもので、エンジンの始動時や過負荷運
転時に排気ガスがトラップを介して屋内に漏れ出るとい
う不都合をなくすることを技術課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するものとして、以下のように構成される。即ち、請求
項1に記載の発明は、排気マフラ6の底部にトラップ1
2を連通し、排気マフラ6内の凝縮水Wを上記トラップ
12を介して放流するように構成した、排気ドレーンの
トラップ装置において、上記トラップ12にエンジンの
始動時及び過負荷運転時に当該トラップ12を閉止する
トラップ開閉弁13を設けた、ことを特徴とするもので
ある。
【0005】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
した排気ドレーンのトラップ装置において、上記マフラ
6の排気ガス出口10と、上記トラップ開閉弁13のト
ラップ上流側とを連通するバイパス通路14を設け、こ
のバイパス通路14に上記トラップ開閉弁13の閉止動
作に連動して当該バイパス通路14を開くバイパス弁1
6を設け、トラップ13内の温度検知器17からの検知
信号T1 に基づき上記トラップ開閉弁13を閉止する制
御回路15を設けた、ことを特徴とするものである。
【0006】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
した排気ドレーンのトラップ装置において、上記トラッ
プ開閉弁13のトラップ上流側に設けたレベルセンサ2
0からのレベル信号Fに基づき上記トラップ開閉弁13
を閉止する制御回路15を設けた、ことを特徴とするも
のである。
【0007】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
した排気ドレーンのトラップ装置において、ガバナコン
トローラ27のスロットル弁制御信号Sに基づき上記ト
ラップ開閉弁13を閉止する制御回路15を設けた、こ
とを特徴とするものである。
【0008】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請
求項4のいずれかに記載した排気ドレーンのトラップ装
置において、上記トラップ開閉弁13をトラップ下流側
の頂部に設けた、ことを特徴とするものである。
【0009】請求項6に記載の発明は、請求項1に記載
した定置型エンジンの排気トラップ装置において、上記
トラップ開閉弁13をトラップ12に付設したピストン
弁13Aで構成し、このピストン弁13Aは、閉弁バネ
34により閉弁側に付勢されるとともに、エンジンの吸
気負圧で開弁側に付勢され、上記閉弁バネ34がエンジ
ンの始動時及び過負荷運転時の吸気負圧に抗して当該ピ
ストン弁13Aを閉弁するように構成した、ことを特徴
とするものである。
【0010】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
した定置型エンジンの排気トラップ装置において、上記
トラップ12の排出口36にバイメタル弁37を付設
し、排気ガス温度を検知して上記排出口36を閉止する
ように構成した、ことを特徴とするものである。
【0011】
【発明の作用・効果】本発明によれば、以下の作用・効
果を奏する。 (イ)請求項1に記載の発明では、トラップ12にエン
ジンの始動時及び過負荷運転時に当該トラップ12を閉
止するトラップ開閉弁13を設けたことから、エンジン
始動時及び過負荷運転時に排気マフラ内の背圧が高くな
っても、当該背圧によりトラップ12内に貯溜している
凝縮水Wが放流されてしまう虞れはなくなる。即ち、ト
ラップ機能が維持され、トラップ12からの排気ガスの
放流を阻止する。これにより排気ガスがトラップ12を
介して屋内に漏れ出るという不都合をなくすることがで
きる。
【0012】(ロ)請求項2に記載の発明では、請求項
1に記載した排気ドレーンのトラップ装置において、上
記マフラ6の排気ガス出口10と、上記トラップ開閉弁
13のトラップ上流側とを連通するバイパス通路14を
設け、このバイパス通路14に上記トラップ開閉弁13
の閉止動作に連動して当該バイパス通路14を開くバイ
パス弁16を設け、上記トラップ開閉弁13を閉止する
制御回路15を設けたことから、エンジン始動時や高負
荷運転時において、高い背圧でトラップ12内に貯溜し
ている凝縮水Wが放出され、このトラップ12内に排気
ガスが流れると、トラップ13内の温度検知器17がト
ラップ温度が高くなったことを検知し、その検知信号T
1 により上記制御回路15を介して直ちにトラップ開閉
弁13を閉止するとともにバイパス弁16を開く。そし
てトラップ12内に凝縮水Wが貯溜してトラップ温度が
低下すると、トラップ開閉弁13を開くとともにバイパ
ス弁16を閉じる。これにより排気ガスがトラップ12
を介して屋内に漏れ出るという不都合をなくすることが
できる。
【0013】(ハ)請求項3に記載の発明では、請求項
1に記載した排気ドレーンのトラップ装置において、上
記トラップ開閉弁13のトラップ上流側に設けたレベル
センサ20からのレベル信号Fに基づき上記トラップ開
閉弁13を閉止する制御回路15を設けたので、エンジ
ンの始動時や高負荷運転時において、高い背圧でトラッ
プ12内に貯溜している凝縮水Wが放出され、このトラ
ップ12内の水位が低下すると、レベルセンサ20が水
位の低下を検知し、そのレベル信号Fにより上記制御回
路15を介して直ちにトラップ開閉弁13を閉止する。
そしてトラップ12内の水位が上昇すると、トラップ開
閉弁13を開く。これにより排気ガスがトラップ12を
介して屋内に漏れ出るという不都合をなくすることがで
きる。
【0014】(ニ)請求項4に記載の発明では、請求項
1に記載した排気ドレーンのトラップ装置において、ガ
バナコントローラ27のスロットル弁制御信号Sに基づ
き上記トラップ開閉弁13を閉止する制御回路15を設
けたので、ガバナコントローラ27のスロットル弁制御
信号Sからエンジンの始動時や高負荷運転時のスロット
ル弁28の全開を読み取り、上記制御回路15を介して
直ちにトラップ開閉弁13を閉止する。そしてエンジン
の始動時や高負荷運転時をやり過ごすと、トラップ開閉
弁13を開く。これにより高い背圧でトラップ12内に
貯溜している凝縮水Wが放出されるのを防止し、排気ガ
スがトラップ12を介して屋内に漏れ出るという不都合
をなくすることができる。
【0015】(ホ)請求項5に記載の発明では、請求項
1乃至請求項4のいずれかに記載した排気ドレーンのト
ラップ装置において、上記トラップ開閉弁13をトラッ
プ下流側の頂部に設けたことから、排気マフラ6の熱が
トラップ上流側に貯溜している凝縮水Wにより吸収さ
れ、上記トラップ開閉弁13は当該排気マフラ6の熱影
響を避けることができる。これによりトラップ開閉弁1
3の耐久性を高めることができる。
【0016】(ヘ)請求項6に記載の発明では、請求項
1に記載した定置型エンジンの排気トラップ装置におい
て、上記トラップ開閉弁13をトラップ12に付設した
ピストン弁13Aで構成し、このピストン弁13Aは、
閉弁バネ34により閉弁側に付勢されるとともに、エン
ジンの吸気負圧で開弁側に付勢され、上記閉弁バネ34
がエンジンの始動時及び過負荷運転時の吸気負圧に抗し
て当該ピストン弁13Aを閉弁するように構成したこと
から、エンジンの始動時や高負荷運転時においては、エ
ンジンのスロットル弁はほぼ全開状態にあり、吸気負圧
は低いので、この吸気負圧に抗して閉弁バネ34がピス
トン弁13Aを閉弁する。そしてエンジンが定常運転に
移行するとスロットル弁が半開状態になり、高くなった
吸気負圧が閉弁バネ34に抗してピストン弁13Aを開
く。これによりエンジンの始動時や高負荷運転時におい
てもトラップ12内には凝縮水Wの貯溜状態が維持さ
れ、排気ガスがトラップ12を介して屋内に漏れ出ると
いう不都合をなくすることができる。
【0017】(ト)請求項7に記載の発明では、請求項
6に記載した定置型エンジンの排気トラップ装置におい
て、上記トラップ12の排出口36にバイメタル弁37
を付設し、排気ガス温度を検知して上記排出口36を閉
止するように構成したことから、エンジンの試運転時や
トラップ12内の凝縮水Wが蒸発等により完全に消失し
た場合には、トラップ12内に排気ガスGが流れ、温度
が急激に上昇するので、上記バイメタル弁37がトラッ
プ12の排出口36を閉止する。これにより排気ガスが
トラップ12を介して屋内に漏れ出るという不都合をな
くすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいてさらに詳しく説明する。図1はコージェネレー
ションエンジンに採用された本発明の第1の実施の形態
に係る排気トラップ装置の概要図であり、請求項1及び
請求項2に記載の発明に対応する。ここで図1中の符号
Eはコージェネレーションエンジン全体を示し、1は支
持ベース、2はエンジン本体、3は発電機、4は排気ガ
ス熱交換器、5は換気ファン、6はマフラ、7はケース
内排気用ダクト、8はエアクリーナ、9は防音ケース、
Aは冷却風をそれぞれ示す。
【0019】この排気トラップ装置は、排気マフラ6の
ドレン11にトラップ12を連通し、トラップ12に制
御回路15からの弁駆動信号Kによりエンジン始動時及
び過負荷運転時に当該トラップ12を閉止するトラップ
開閉弁13を設け、排気マフラ6内の凝縮水Wを上記ト
ラップ12を介して放流するように構成されている。そ
して上記マフラ6の排気ガス出口10とトラップ開閉弁
13のトラップ上流側とを連通するバイパス通路14を
設け、このバイパス通路14に上記トラップ開閉弁13
の閉止動作に連動して当該バイパス通路14を開くバイ
パス弁16を設けている。
【0020】上記制御回路15は、トラップ13内の温
度検知器17からの検知信号T1 と、排気マフラ6内の
温度検知器18からの検知信号T2 とに基づき上記弁駆
動信号Kを出力するように構成されている。即ち、上記
制御回路15は、本来トラップ13内の温度が一定温度
以下のときは温度検知器17からの検知信号T1 を受け
てトラップ開閉弁13を開くが、エンジン始動後排気マ
フラ6内を流れる排気ガスが一定温度に達するまでは、
温度検知器18からの検知信号T2 を優先させてトラッ
プ開閉弁13を閉止する。これによりエンジン始動時に
おいて高い背圧でトラップ12内に貯溜している凝縮水
Wが放出されるのを防止する。そして排気マフラ6内を
流れる排気ガスが一定温度に達するとトラップ開閉弁1
3を開き、排気ガスからの凝縮水Wを上記トラップ12
を介して放流する。
【0021】上記トラップ開閉弁13はトラップ下流側
の頂部に設けられている。これは請求項5に記載の発明
に対応するもので、排気マフラ6の熱をトラップ上流側
に貯溜している凝縮水Wで吸収することにより、当該排
気マフラ6の熱影響がトラップ開閉弁13に及ぶのを避
けることを意図したものである。これによりトラップ開
閉弁13の耐久性を高めることができる。
【0022】なお、排気マフラ6内の排ガス温度を検知
する温度検知器18は、必ずしも必要ではない。即ち、
エンジン始動時や高負荷運転時においては、トラップ開
閉弁13は開いているが、高い背圧でトラップ12内に
貯溜している凝縮水Wが放出され、このトラップ12内
に排気ガスが流れると、トラップ13内の温度検知器1
7がトラップ温度が高くなったことを検知し、その検知
信号T1 により上記制御回路15を介して直ちにトラッ
プ開閉弁13を閉止するとともにバイパス弁16を開
く。そしてトラップ12内に凝縮水Wが貯溜してトラッ
プ温度が低下すると、トラップ開閉弁13を開くととも
にバイパス弁16を閉じる。これにより実質的に排気ガ
スがトラップ12を介して屋内に漏れ出るという不都合
をなくすることができる。
【0023】図2は本発明の第2の実施形態に係る排気
トラップ装置を示し、請求項3及び請求項5に記載の発
明に対応する。このトラップ装置では、トラップ開閉弁
13のトラップ上流側に設けたレベルセンサ20からの
レベル信号Fに基づき、制御回路15を介して弁駆動信
号Kを出力するように構成されている。
【0024】上記レベルセンサ20は、図2(B)に示
すように、トラップ12の上流側部分12aにフロート
管本体21を連通し、このフロート管本体21内の上半
部にフロート支軸23を昇降自在に案内する支軸ガイド
24を設け、フロート支軸23の下端部にフロート25
を固設し、支軸ガイド24の上側にフロートスイッチ2
6を設け、前記凝縮水Wの水位に対応してフロート25
が昇降することにより、これと連動するフロート支軸2
3の昇降レベルをフロートスイッチ26で検知し、レベ
ル信号Fを出力するように構成されている。
【0025】なお、上記レベルセンサ20では、排気脈
動の影響を回避するため、フロート管本体21をトラッ
プ12の上流側部分12aから分離し、上下の連通管2
2a・22bを介して連通している。また、水位低下に
起因するフロートスイッチ26のチャタリングを防止す
るために遅延時間を設けてあり、レベルセンサ20は一
定の遅延時間を介してオン・オフ作動するように構成さ
れている。
【0026】この実施形態によれば、エンジン始動時や
高負荷運転時において、高い背圧でトラップ12内に貯
溜している凝縮水Wが放出され、このトラップ12内の
水位が低下すると、レベルセンサ20が水位の低下を検
知し、そのレベル信号Fにより上記制御回路15を介し
て直ちにトラップ開閉弁13を閉止する。そしてトラッ
プ12内の水位が再び上昇するとトラップ開閉弁13を
開く。これにより排気ガスがトラップ12を介して屋内
に漏れ出るという不都合をなくすることができる。
【0027】図3は本発明の第3の実施形態に係る排気
トラップ装置を示し、請求項4及び請求項5に記載の発
明に対応する。この排気トラップ装置では、エンジンの
ガバナコントローラ27のスロットル弁制御信号Sに基
づき、制御回路15を介して上記弁駆動信号Kを出力す
るように構成されている。この実施形態によれば、ガバ
ナコントローラ27のスロットル弁制御信号Sからエン
ジンEの始動時や高負荷運転時のスロットル弁28の全
開を読み取り、上記制御回路15を介して直ちにトラッ
プ開閉弁13を閉止する。そしてエンジンの始動時や高
負荷運転時をやり過ごすと、トラップ開閉弁13を開
く。これにより高い背圧でトラップ12内に貯溜してい
る凝縮水Wが放出されるのを防止し、排気ガスがトラッ
プ12を介して屋内に漏れ出るという不都合をなくする
ことができる。
【0028】図5は本発明の第4の実施形態に係る排気
トラップ装置を示し、図5(A)はその概要図、図5
(B)はピストン弁の閉弁状態を示す要部取り出し図で
あり、この実施形態は請求項1、請求項6及び請求項7
に記載の発明に対応する。この排気トラップ装置では、
排気マフラ6の下部にトラップ12を区画形成し、この
トラップ12の下部にピストン弁13Aで構成したトラ
ップ開閉弁13を設けている。このピストン弁13A
は、トラップ12の下部に設けた筒体30と、トラップ
12の通路を開く連通凹部32を有し、筒体30内を摺
動自在に設けられたピストン本体31と、ピストン本体
31に外嵌された複数のシールリング33a・33b・
33cと、閉弁バネ34と、エンジンの吸気管38と連
通された吸気連通口35とから構成されている。
【0029】そして上記ピストン弁13Aは、閉弁バネ
34により閉弁側に付勢されるとともに、エンジンの吸
気負圧で開弁側に付勢され、上記閉弁バネ34がエンジ
ンの始動時及び過負荷運転時の吸気負圧に抗して当該ピ
ストン弁13Aを閉弁するように構成されている。即
ち、エンジンの始動時や高負荷運転時においては、エン
ジンのスロットル弁はほぼ全開状態にあり、吸気負圧は
低いので、この吸気負圧に抗して閉弁バネ34がピスト
ン弁13Aを閉弁する(図5(B)参照)。そしてエン
ジンが定常運転に移行すると、高くなった吸気負圧が閉
弁バネ34に抗してピストン弁13Aを開く(図5
(A)参照)。これによりエンジンの始動時や高負荷運
転時においてもトラップ12内には凝縮水Wの貯溜状態
が維持され、排気ガスがトラップ12を介して屋内に漏
れ出るという不都合をなくすることができる。
【0030】上記トラップ12の排出口36には排気ガ
ス温度を検知して当該排出口36を閉止するバイメタル
弁37が付設されている。これはエンジンの試運転時や
トラップ12内の凝縮水Wが蒸発等により完全に消失し
た場合に、トラップ12内に流れる排気ガスGにより温
度が急激に上昇することから、バイメタル弁37でトラ
ップ12の排出口36を閉止することにより排気ガスが
トラップ12を介して屋内に漏れ出るという不都合をな
くすることを意図したものである。
【0031】なお、上記の実施形態では、コージェネレ
ーションエンジンのトラップ装置として説明したが、本
発明はこれに限るものではなく、ガスヒートポンプエン
ジンやエンジン発電機のような屋内定置型エンジンの排
気トラップ装置として広く適用することができる。ま
た、図5のピストン弁13Aの具体的な形態について
も、適宜変更を加えて実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コージェネレーションエンジンに採用された本
発明の第1の実施の形態に係る排気トラップ装置の概要
図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係る排気トラップ装
置を示し、図2(A)はその概要図、図2(B)はレベ
ルセンサの縦断面図である。
【図3】本発明の第3の実施形態に係る排気トラップ装
置の概要図である。
【図4】従来例に係るトラップ装置の概要図である。
【図5】本発明の第4の実施形態に係る排気トラップ装
置を示し、図5(A)はその概要図、図5(B)はピス
トン弁の閉弁状態を示す要部取り出し図である。
【符号の説明】
6…排気マフラ、10…マフラの排気ガス出口、11…
マフラのドレン、12…トラップ、13…トラップ開閉
弁、13A…ピストン弁、14…バイパス通路、15…
制御回路、16…バイパス弁、17…トラップ内の温度
検知器、20…レベルセンサ、27…ガバナコントロー
ラ、28…スロットル弁、34…閉弁バネ34、36…
トラップの排出口、37…バイメタル弁37、E…定置
型エンジン(コージェネレーションエンジン)、F…レ
ベル信号、K…弁駆動信号、S…スロットル弁制御信
号、T1 …検知信号、W…凝縮水。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気マフラ(6)の底部にトラップ(1
    2)を連通し、排気マフラ(6)内の凝縮水(W)を上
    記トラップ(12)を介して放流するように構成した、
    定置型エンジンの排気トラップ装置において、 上記トラップ(12)にエンジンの始動時及び過負荷運
    転時に当該トラップ(12)を閉止するトラップ開閉弁
    (13)を設けた、ことを特徴とする定置型エンジンの
    排気トラップ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した定置型エンジンの排
    気トラップ装置において、 上記マフラ(6)の排気ガス出口(10)と、上記トラ
    ップ開閉弁(13)のトラップ上流側とを連通するバイ
    パス通路(14)を設け、このバイパス通路(14)に
    上記トラップ開閉弁(13)の閉止動作に連動して当該
    バイパス通路(14)を開くバイパス弁(16)を設
    け、上記トラップ(13)内の温度検知器(17)から
    の検知信号(T1 )に基づき上記トラップ開閉弁(1
    3)を閉止する制御回路(15)を設けた、ことを特徴
    とする定置型エンジンの排気トラップ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載した定置型エンジンの排
    気トラップ装置において、 上記トラップ開閉弁(13)のトラップ上流側に設けた
    レベルセンサ(20)からのレベル信号(F)に基づき
    上記トラップ開閉弁(13)を閉止する制御回路(1
    5)を設けた、ことを特徴とする定置型エンジンの排気
    トラップ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載した定置型エンジンの排
    気トラップ装置において、 ガバナコントローラ(27)のスロットル弁制御信号
    (S)に基づき上記トラップ開閉弁(13)を閉止する
    制御回路(15)を設けた、ことを特徴とする定置型エ
    ンジンの排気トラップ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    した定置型エンジンの排気トラップ装置において、 上記トラップ開閉弁(13)をトラップ下流側の頂部に
    設けた、ことを特徴とする定置型エンジンの排気トラッ
    プ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載した定置型エンジンの排
    気トラップ装置において、 上記トラップ開閉弁(13)をトラップ(12)に付設
    したピストン弁(13A)で構成し、このピストン弁
    (13A)は、閉弁バネ(34)により閉弁側に付勢さ
    れるとともに、エンジンの吸気負圧で開弁側に付勢さ
    れ、上記閉弁バネ(34)がエンジンの始動時及び過負
    荷運転時の吸気負圧に抗して当該ピストン弁(13A)
    を閉弁するように構成した、ことを特徴とする定置型エ
    ンジンの排気トラップ装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載した定置型エンジンの排
    気トラップ装置において、 上記トラップ(12)の排出口(36)にバイメタル弁
    (37)を付設し、排気ガス温度を検知して上記排出口
    (36)を閉止するように構成した、ことを特徴とする
    定置型エンジンの排気トラップ装置。
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