WO2018061486A1 - 薄膜貼付装置 - Google Patents

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Abstract

ユーザの顔などの被貼付面への薄膜の貼付に用いる薄膜貼付装置(1)を提供する。薄膜貼付装置(1)は、表面と裏面とを有し、薄膜の仮貼付部(25)を表面に有する主部(24)と、主部(24)を介して裏面側から表面側を見通し可能に、かつ、仮貼付部(25)を被貼付面に押付可能に、主部(24)を保持する保持部(3)と、仮貼付部(25)として主部(24)の表面に設けられた透明の親水性層とを備えるように構成する。

Description

薄膜貼付装置
 本開示は、薄膜貼付装置に関し、特に、美容シート等の薄膜を被貼付面(美容シートの場合には肌)に貼付する際に使用する薄膜貼付装置に関する。
 従来、頬のシミといった肌の変色領域を目立たなくするための技術が存在している(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の技術は、まず、肌を撮影した画像から肌の変色領域を識別する。そして、肌に貼り付け可能であって、非変色領域の色が印刷された美容シート(薄膜)を、変色領域と同一のサイズまたは変色領域よりも大きいサイズで生成する。このようにして造られた美容シートを肌に貼付することにより、肌の変色領域を目立たなくする事ができる。
 また、特許文献2には、薄膜を、被貼付面(被転写面)に貼付するための薄膜貼付装置(転写用具)が記載されている。このような薄膜貼付装置は、薄膜貼付装置に形成された粘着層に接着保持した薄膜を、被貼付面に押し付けて貼付する。
特開2015-43836号公報 特開昭62-180000号公報 特開2015-193604号公報 特開2014-140978号公報
 ところで、特許文献2に記載された薄膜貼付装置の場合、薄膜を被貼付面に押し付ける方向(以下、押付方向という)に関する薄膜と変色領域との位置関係を確認しながら貼付作業を行うことが難しい。このため、被貼付面に薄膜を、精度良く貼付できない可能性がある。
 本開示の薄膜貼付装置は、被貼付面への薄膜の貼付に用いる薄膜貼付装置であって、表面と裏面とを有し、薄膜を仮貼付するための仮貼付部を表面に有する透明の主部と、主部を介して裏面側から表面側を見通し可能に、かつ、仮貼付部を被貼付面に押付可能に、主部を保持する保持部と、仮貼付部として主部の表面に設けられた透明の親水性層とを備えている。
 本開示によれば、被貼付面に対して薄膜を精度良く貼付できる。
本開示の実施の形態1の薄膜貼付装置の分解斜視図 実施の形態1の薄膜貼付装置の組み立て状態における、図1のA-A断面に相当する断面図 実施の形態1の薄膜貼付装置で使用する薄膜構造体の製造方法を説明するための模式断面図 実施の形態1の薄膜貼付装置の使用方法の1例をステップ順に説明するための模式図 薄膜構造体の薄膜が支持体から剥がれる際の状態を説明するための模式図 薄膜が親水性シートから剥がれる際の状態を説明するための模式図 薄膜貼付装置を使用して薄膜を変色領域に貼付するユーザが鏡に映った状態を示す模式図 本開示の実施の形態2の薄膜貼付装置を構成する装置本体の分解斜視図 実施の形態2の薄膜貼付装置の組み立て状態における、図7のB-B断面に相当する断面図 本開示の実施の形態3の薄膜貼付装置の組み立て状態における、図1のA-A断面に相当する断面図 実施の形態3の薄膜貼付装置の組み立て状態における側面図 本開示の実施の形態4の薄膜貼付装置の斜視図 本開示の実施の形態5の薄膜貼付装置の斜視図 本開示の実施の形態5の薄膜構造体および薄膜貼付装置の収容状態を示す図 本開示の実施の形態5の薄膜構造体を示す図 本開示の実施の形態5の薄膜貼付装置を使用方法の1例を示す図
 以下、本開示の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
 [1. 実施の形態1]
 図1~6を参照しつつ、本開示の実施の形態1について説明する。
 [1.1 薄膜貼付装置]
 図1は、本実施の形態の薄膜貼付装置の分解斜視図であり、図2は、図1のA-A断面に相当する断面図である。
 [1.1.1 薄膜貼付装置の全体構成]
 図1に示すように、本実施の形態の薄膜貼付装置1は、キャップ2と、保持部材3と、収納ケース4と、装置本体5とを備えている。薄膜貼付装置1は、美容シート等の薄膜を肌に貼付する際に使用される薄膜貼付装置である。
 装置本体5は、薄膜を肌に貼付する際に薄膜を肌に押し付ける押付部として機能する。ユーザは、薄膜貼付装置1の使用時(以下、単に「使用時」という)、つまり、薄膜を肌(通常はユーザ自身の肌)に貼付する際、事前にその薄膜を装置本体1に仮貼付しておくことができる。
 保持部材3は、装置本体5を保持する機能を有する。ユーザは、使用時、保持部材3を把持することができる。
 キャップ2は、装置本体5を覆って装置本体5を保護する機能を有し、薄膜貼付装置1の不使用時(以下、単に「不使用時」という)には装置本体5を覆い且つ使用時には装置本体5を露出することができるよう、保持部材3に着脱可能に構成されている。
 収納ケース4は、予備の薄膜を収納して保管することが可能な容器として機能する。収納ケース4は、不使用時には保持部材3に取り付けられており、ユーザは、収納ケース4を保持部材3から取り外して内部から薄膜を取り出し、薄膜貼付装置1を使用してその薄膜を肌に貼付することができる。
 [1.1.2 薄膜貼付装置の各部の構造]
 次いで、キャップ2、保持部材3、収納ケース4および装置本体5のそれぞれの構造について、図1、2を用いて説明する。ちなみに、図1の分解斜視図は、薄膜貼付装置1を、使用時に薄膜を肌に押し付ける際の押付方向に沿って分解したものである。以下、個々の部分の配置や形状などの説明においては、便宜上、この押付方向を基準として述べる。また、本実施の形態では、装置本体5は円盤状であり、その軸方向は押付方向と一致する。以下の説明では、用語としての「押付方向」と「軸方向」とを適宜使い分ける。なお、「軸方向」に関して、「片側」は、使用時に被貼付面に近い側であり、図1、2の上側をいう。一方、「軸方向」に関して「他側」は、使用時に被貼付面から遠い側であって、図1、2の下側をいう。
 キャップ2は、キャップ本体6と、鏡7とを備えている。
 キャップ本体6は、例えば、合成樹脂製であって、円筒状の筒部8と、筒部8の軸方向片端(図1、2の上端)寄り部分の径方向内側に設けられた円盤状の底部9とを備えている。
 筒部8は、軸方向他端部(図1、2の下端部)の内周面に、雌ねじ部10を有している。また、筒部8は、筒部8の軸方向片端部の内周面と底部9の軸方向片側面とにより画成され、軸方向片側が開口した円柱状の鏡配置空間11を有している。
 鏡7は、鏡配置空間11内に配置可能な外径を有する円盤状で、軸方向片側面に鏡面12が形成されている。このような鏡7は、軸方向他側面が、キャップ本体6の底部9の軸方向片側面に当接し、かつ、外周面が、キャップ本体6の筒部8の軸方向片端部の内周面に内嵌(例えば、締り嵌め)された状態で、鏡配置空間11に配置されている。なお、鏡7の軸方向他側面は、接着剤を介して、キャップ本体6の底部9の軸方向片側面に接着固定されている。
 保持部材3は、例えば、合成樹脂製であって、軸方向片半部に設けられた円筒状の第一筒部13と、軸方向他半部に設けられた円筒状の第二筒部14とを備えている。第一筒部13の外径は、第二筒部14の外径よりも小さく、第一筒部13の外周面は、第二筒部14の外周面と、軸方向片側を向いた円輪状の外側段部15を介して連続している。一方、第一筒部13の内径は、第二筒部14の内径よりも小さく、第一筒部13の内周面は、第二筒部14の内周面と、軸方向他側を向いた円輪状の内側段部16を介して連続している。また、第一筒部13は、外周面に雄ねじ部17を有している。
 以上のような構成を有する保持部材3には、第一筒部13の雄ねじ部17と、キャップ本体6の雌ねじ部10とが螺合することにより、キャップ2が取り付けられる。この状態で、キャップ本体6を構成する筒部8の軸方向他端面は、保持部材3の外側段部15に当接している。本実施の形態の場合、保持部材3の外周面が、把持部に相当し、使用時にユーザが把持する部分である。なお、雌ねじ部10および雄ねじ部17を省略して、保持部材3の第一筒部13の外周面を、キャップ本体6の筒部8の軸方向他端部の内周面に、単に内嵌する構成でも良い。
 収納ケース4は、円筒状の収納筒部18と、収納筒部18の軸方向他端側の開口部を塞ぐ状態で設けられた円盤状の底部19とを備えている。
 収納筒部18の内周面は、軸方向の全長にわたり内径が変化しない円筒面状である。一方、収納筒部18の外周面は、軸方向片端部に設けられた小径円筒面20と、小径円筒面20以外の部分に設けられた大径円筒面21とにより構成されている。大径円筒面21の外径は、小径円筒面20の外径よりも大きい。また、大径円筒面21は、小径円筒面20と、軸方向片側を向いた円輪状の段部22を介して連続している。
 また、収納筒部18の内周面と底部19の軸方向片側面とにより画成される円柱状空間を、例えば、薄膜構造体29(図3参照)を収納可能な収納空間23としている。なお、収容空間23に収納するものは、薄膜構造体29に限らず、例えば、本実施の形態の薄膜貼付装置1と共に使用する小道具等を収納しても良い。また、必要に応じて、収納筒部18とは別部材で、収納筒部18の軸方向片側の開口部を塞ぐことにより収納空間23内の例えば薄膜構造体29の劣化を防ぐ蓋部材(図示省略)を設けることもできる。以上のような構成を有する収納ケース4は、収納筒部18の小径円筒面20が、保持部材3の第二筒部14の内周面に内嵌された状態で、保持部材3に取り付けられている。
 装置本体5は、主部24と、親水性部材である親水性シート25とを備えている。
 主部24は、透明性を有するアクリル製の円盤状部材である。このような主部24は、被貼付面(本実施の形態の場合、変色領域42)に押し付けた際の被貼付面からの反力によって、著しく歪まない程度の剛性を有する。具体的には、主部24は、軸方向片半部(図1、2の上半部)に設けられた円盤状の大径円盤部26と、軸方向他半部(図1、2の下半部)に設けられた円盤状の小径円盤部27とを備える段付き円盤状部材である。なお、装置本体5の材質は、アクリルに限定されず、例えば、透明性を有する合成樹脂あるいはガラス等で構成することもできる。なお、被貼付面は、変色領域42に限定されず、例えば、ユーザの顔に形成されたシワ等のシワ領域、傷等の傷領域等の各種領域が相当する。
 大径円盤部26の外径は、小径円盤部27の外径よりも大きく、大径円盤部26の中心軸と小径円盤部27の中心軸とは同軸状に位置している。このような大径円盤部26の外周面は、小径円盤部27の外周面と、軸方向他側を向いた円輪状の段部28を介して連続している。また、大径円盤部26の軸方向片側面および小径円盤部27の軸方向他側面はそれぞれ、平坦面状である。ただし、大径円盤部26の軸方向片側面および小径円盤部27の軸方向他側面を、平坦面状ではなく、例えば、曲率が小さい球面状(例えば、凹球面状、凸球面状)とすることもできる。
 親水性シート(親水性層)25は、親水性および透明性を有するフィルム、あるいは、親水性および透明性を有するゴムシート等の、フィルム状またはシート状の親水性部材により構成されている。具体的には、親水性シート25がフィルムの場合には、例えば、ポリエチレン(PE)製、ポリエチレンテレフタレート(PET)製のフィルム等を採用できる。一方、親水性シート25がゴムシート場合には、親水剤を添布したシリコン(Si)製、親水剤を添布したエラストマー製、水性ゲル製またはジェルパック製のゴムシート等を採用できる。その他、親水性および透明性を有する各種素材を、親水性シートの素材として採用できる。
 このような親水性シート25は、軸方向から見た形状が円形状のシート状部材で、外径が、主部24を構成する大径円盤部26の外径と等しいまたはほぼ等しい。以上のような構成を有する親水性シート25は、大径円盤部26の軸方向片側面(換言すれば、主部24の表面)に、例えば、透明性を有する接着剤等を介して接着固定されている。このように接着固定された状態で、親水性シート25の軸方向片側面には、使用時に薄膜31を一時的に貼付(つまり仮貼付)することができる。即ち、親水性シート25は、薄膜31の仮貼付部としての機能を有する。なお、親水性部材は、本実施の形態の親水性シート25のようなシート状のものに限られない。
 前述のような装置本体5は、親水性シート25の軸方向片側面から主部24の軸方向他側面にかけて、透明性を有する。即ち、本実施の形態の場合、装置本体5は、装置本体5よりも軸方向他側から、装置本体5を介して、装置本体5よりも軸方向片側を見通すことができる。なお、装置本体5が有する透明性とは、上述のような見通しが可能であれば、無色透明に限定されるものではない。
 以上のような構成を有する装置本体5は、段部28を、保持部材3の軸方向片端面に当接させると共に、小径円盤部27の外周面を保持部材3の軸方向片端部の内周面に内嵌した状態で、保持部材3に組み付けられている。従って、主部24の大径円盤部26は、保持部材3の軸方向片端面よりも、軸方向片側に突出している。このようにして、保持部材3は、主部24を、主部24の軸方向片側面に設けられた仮貼付部を、被貼付面(例えば、変色領域42)に押付可能な状態に保持している。また、装置本体5が組み付けられる保持部材3は、軸方向両側に開口する円筒状に構成されており、装置本体5の主部24の表面も裏面も覆い隠さない。したがって、保持部材3は、装置本体5の主部24を介してその裏面側からその表面側を見通すことができるように、主部24を含む装置本体5を保持している。
 [1.2 薄膜構造体]
 以下、本開示に係る薄膜貼付装置1で使用する薄膜構造体29の構造の1例およびその製造方法について、図3を参照しつつ、簡単に説明する。
 薄膜構造体29は、支持体30と、例えば、人の肌に貼り付けても違和感が無く、かつ、生体適合性を有する薄膜(例えば、ナノシート)31とを備えている。
 支持体30は、所定形状のシート状部材であって、例えば、吸水性および親水性を有する紙や不織布、多孔質フィルム、ナノファイバーシート等により構成されている。さらに、支持体30とは異なる第二支持体(図示略)を備えてもよい。例えば、第二支持体は、プラスチック等で構成され、支持体30の薄膜31が設置する面とは反対の面に密着して設けられる。第二支持体において支持体30と密着する側の面積は、支持体30の面の面積と同じでもよいが、それよりも大きい面積であることが好ましい。また、第二支持体には、補助マーク画像が形成されてもよい。このように第二支持体を設けることにより、薄膜構造体29に強度を持たせることができ、ユーザが薄膜構造体29を扱いやすくなる。
 薄膜31は、透水性を有するシート状部材である。このような薄膜31の材料は、特に限定されず、任意の薄膜を用いることができる。薄膜の材料としては、例えば、ポリグリコール酸、ポリ乳酸、ポリカプロラクトン、ポリエチレンサクシネート、ポリエチレンテレフタレートまたはこれらの共重合体に代表されるポリエステル類、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールに代表されるポリエーテル類、ナイロン、ポリグルタミン酸、ポリアスパラギン酸またはこれらの塩に代表されるポリアミド類、プルラン、セルロース、デンプン、キチン、キトサン、アルギン酸、ヒアルロン酸、コーンスターチに代表される多糖類またはこれらの塩、アクリルシリコーン、トリメチルシロキシケイ酸に代表されるシリコーン類、アクリル酸アルキル、アクリル酸シリコーン、アクリル酸アミドやこれらの共重合体に代表されるアクリル酸類、またはポリビニルアルコール、ポリウレタン、ポリカーボネート、ポリ酸無水物、ポリエチレン、ポリプロピレンが挙げられる。薄膜31の厚さは、10-10000nm(10nm-10μm)を用いることができ、特に10-1000nmが好ましい。薄膜が疎水性の性質を有する場合は特に10-800nmが好ましい。このような薄膜31は、支持体30の片側面(図3の上側面)に添着されており、その外周縁が、支持体30の外周縁よりも僅かに(例えば、30μm)薄膜31の中央側に位置している。
 以下、薄膜構造体29の製造方法について簡単に説明する。なお、薄膜構造体29の製造方法のうち、薄膜構造体29の裁断方法以外の製造方法に関しては、例えば特許文献3、4に記載されている薄膜構造体の製造方法と同様のため、ここでの詳細な説明は省略する。
 まず、特許文献3、4等に記載されている方法により、図3(a)に示すような裁断前支持体32の片側面に裁断前薄膜33が添着された裁断前構造体34を造る。
 次いで、裁断前構造体34に対して、レーザー35を照射しつつ、図3(b)に示すような所定の大きさの薄膜構造体29に裁断する。この際、支持体30を構成する素材よりも、薄膜31を構成する素材の方が熱に弱いため、レーザー35の熱により、薄膜31の裁断面が、支持体30の裁断面よりも、レーザー35から離れる方向(換言すれば、薄膜31の中央側)に溶けて縮む。この結果、薄膜31の外周縁は、支持体30の外周縁よりも僅かに薄膜31の中央側に位置する。なお、レーザー35ではなく、例えば、図3(c)に示すように、熱したカッター36により裁断前構造体34を裁断する構成を採用した場合にも、同様の特徴を有する薄膜構造体29を得られる。この裁断方法により、薄膜構造体29から支持体30をはがす際に、支持体30の方だけに指を掛けられるため、薄膜構造体29から支持体30を剥がし易くできる。
 なお、図3では裁断前支持体32も裁断されているが、レーザー出力を調整することで、裁断前支持体32は裁断されず、裁断前薄膜33のみを裁断することもできる。このように裁断して得られる薄膜構造体は、裁断前支持体31の片側面に、複数個の薄膜31が添着した構造を有する。このような構造の場合には、装置本体5の仮貼付部の外周縁に、薄膜31の切れ目が重畳するように、仮貼付部を薄膜31に押し付けることにより、必要な形状の薄膜のみを切れ目に沿って、裁断前支持体32から剥離(持ち上げる)することができる。
 [1.3 薄膜貼付装置の使用方法]
 次に、図4~6を参照しつつ、本実施の形態の薄膜貼付装置1を使用して行う薄膜の貼付方法の1例について説明する。具体的には、ユーザ40が、本実施の形態の薄膜貼付装置1を使用して、自身の頬41のシミ等の変色領域42に、薄膜31を貼付する方法について説明する。なお、変色領域42は、図4(g)および図6に斜格子で示す部分に相当する。
 [1.3.1 第1ステップ]
 先ず、薄膜貼付装置1からキャップ2および収納ケース4を取り外して、図4(a)に示す状態とする。なお、図4には、保持部材3を省略している。そして、収納ケース4の収容空間23に収納されている薄膜構造体29を、必要枚数だけ取り出す。この際、取り出した薄膜構造体29を、別途設けた保持具37(図4(b)参照)に保持しておく。具体的には、保持具37の側面に形成された保持凹部38に、薄膜31が上側になるように保持しておく。なお、図4(b)には、薄膜31の一部を省略して示している。また、保持具37を使用せずに、薄膜構造体29を手で保持していても良い。
 [1.3.2 第2ステップ]
 次に、ユーザ40は、保持部材3の外周面を片手で把持した状態で、装置本体5を構成する親水性シート25の軸方向片側面により構成される仮貼付部に、薄膜構造体29を構成する薄膜31の片側面(図4(b)の上側面)を一時的に貼付(仮貼付)させる。具体的には、図4(c)に示すように、装置本体5を構成する親水性シート25の軸方向片側面を、保持具37に保持された薄膜構造体29の薄膜31の片側面に押し付ける。本例の場合、薄膜31が添着される親水性シート25の軸方向片側面に粘着層等は設けていない。なお、第1ステップにおいて、薄膜31を手で保持している場合には、装置本体5を構成する親水性シート25の軸方向片側面に、薄膜構造体29の薄膜31の片側面を手で添着する。いずれにしても、第2ステップでは、図4(d)に示すように、薄膜構造体29を、薄膜31を介して、装置本体5を構成する親水性シート25の軸方向片側面に添着する。
 [1.3.3 第3ステップ]
 次に、図4(e)に示すように、親水性シート25の軸方向片側面に添着された薄膜構造体29(薄膜31)から、支持体30を剥がして図4(f)に示す状態とする。この際、支持体30に、例えば、霧吹き50等により水分を供給すると、図5Aに示すように、支持体30と薄膜31との間に水の層39が形成されて、薄膜31から、支持体30を剥がし易くなる。
 [1.3.4 第4ステップ]
 次に、図4(g)に示すように、装置本体5を、ユーザ40の頬41に形成された変色領域42に対して平行または略平行となる状態にする。換言すれば、装置本体5の中心軸が、変色領域42に対して直交または略直交する状態にする。
 [1.3.5 第5ステップ]
 次に、図4(g)に示す状態で、変色領域42と、親水性シート25に添着された薄膜31とが、装置本体5の軸方向に重畳するように、装置本体5の変色領域42に平行な方向に関する位置を調整する。本実施の形態の場合、図6に示すように、ユーザ40の顔をキャップ2の鏡7に映すことにより、変色領域42と、親水性シート25に添着された薄膜31との位置関係を確認して位置合わせを行うことができる。即ち、本実施の形態の場合、図4(g)に二点鎖線の矢印αで示すように、装置本体5よりも軸方向他側(図4(g)の上側および図6の手前側)から、装置本体5を介して、変色領域42を視認することができる。このため、この状態のユーザ40を、鏡7に映せば、ユーザ40は、図6に示すように、変色領域42と親水性シート25に添着した薄膜31との位置を正確に合わせることができる。
 [1.3.6 第6ステップ]
 次に、図4(h)に示すように、装置本体5を構成する親水性シート25の軸方向片側面に添着された薄膜31を、変色領域42に押し付ける。
 [1.3.7 第7ステップ]
 最後に、図4(i)に示すように、装置本体5を、頬41から離隔させる。この状態で、薄膜31が、変色領域42に貼付される。なお、装置本体5を、頬41から離隔させる際、変色領域42が水分を含んでいると、図5Bに示すように、変色領域42の水分が、薄膜31を透過して、薄膜31と親水性シート25との間に水の層39aが形成されるため、薄膜31が、親水性シート25から剥がれ易くなる。なお、変色領域42が水分を含んでいない場合には、必要に応じて、変色領域42または親水性シート25の軸方向片側面に添着された薄膜31に、霧吹き50(図4(d)参照)等で水分を供給するのが好ましい。
 [1.4 薄膜貼付装置の作用・効果]
 以上のような構成を有する本実施の形態の薄膜貼付装置1によれば、被貼付面である変色領域42に対して薄膜31を精度良く貼付できる。即ち、本実施の形態の場合、前述したように、ユーザ40は、変色領域42と親水性シート25に添着した薄膜31との位置を正確に合わせた状態で、薄膜31を変色領域42に押し付けることができる。この結果、変色領域42に対して薄膜31を精度良く貼付できる。
 また、本実施の形態の場合、図3(a)~図3(c)に示した裁断方法により、薄膜構造体29から支持体30をはがす際に、支持体30の方だけに指を掛けられるため、支持体30を薄膜構造体29から剥がし易くできる。
 また、本実施の形態の場合、親水性を有する親水性シート25と、疎水性および透水性を有する薄膜31とを採用している。このため、図5Bを参照して説明したように、薄膜31を変色領域42に貼付する際、変色領域42または薄膜31に水分を供給するだけで、薄膜31を、親水性シート25から剥がれ易くできる。
 また、本実施の形態の場合、薄膜31を収納する収納ケース4を設けている。このため、薄膜貼付装置1および薄膜構造体29の携帯性の向上を図れる。また、本実施の形態の場合、親水性シート25の軸方向片側面を覆うためのキャップ2を設けている。このため、親水性シート25の軸方向片側面により構成される仮貼付部に、異物が付着する可能性を低くして、親水性シート25の保護を図り得る。さらに、本実施の形態の場合、キャップ2に鏡7を設けている。このため、鏡が設置されていない場所でも、貼付作業を行うことができる。
 [1.5 付記]
 前述した実施の形態1の場合、装置本体5を、主部24と、主部24とは別部材として設けた親水性シート25とにより構成している。ただし、例えば、親水性シート25を省略して、主部24の軸方向片側面に親水性を有するコーティング剤をコーティングしたり、あるいは、主部24の軸方向片側面にUV照射等の改質処理を施して親水性表面層を設ける構成を採用することもできる。
 [2. 実施の形態2]
 図7、8を参照しつつ、本開示に係る実施の形態2について説明する。
 [2.1 薄膜貼付装置]
 実施の形態2に係る薄膜貼付装置1aは、装置本体5aの構造が前述した実施の形態1の場合と相違する。以下、実施の形態2に係る薄膜貼付装置1aの構造のうち、実施の形態1に係る薄膜貼付装置1との相違点を中心に説明する。また、実施の形態1に係る薄膜貼付装置1と同様の構造について説明する場合には、必要に応じて実施の形態1の説明に用いた各図を参照する。
 本実施の形態の薄膜貼付装置1aを構成する装置本体5aは、主部24と、弾性部材である弾性シート43と、親水性シート25とを備えている。
 このうちの主部24および親水性シート25の構造は、前述した実施の形態1と同様である。
 弾性シート43は、透明性を有し、例えば、ゴムの如きエラストマー、シリコン(Si)等の弾性材により構成されている。従って、弾性シート43は、主部24を構成する材料(例えば、アクリル)よりも柔らかいく、かつ、弾性を有する材料により構成されている。このような弾性シート43は、軸方向(図7、8の上下方向)から見た形状が円形状のシート状(円盤状)で、外径が、主部24を構成する大径円盤部26および親水性シート25の外径と等しいまたはほぼ等しい。また、弾性シート43の軸方向両側面は、平坦面状である。ただし、弾性シート43の軸方向片側面を、平坦面状ではなく、例えば、曲率が小さい球面状(例えば、凹球面、凸球面)とすることもできる。以上のような構成を有する弾性シート43は、主部24の軸方向片側面(図7、8の上側面)と、親水性シート25の軸方向他側面(図7、8の下側面)との間に、例えば、透明性を有する接着剤等を介して挟持されている。
 以上のような構成を有する本実施の形態の場合も、装置本体5aは、親水性シート25の軸方向片側面から主部24の軸方向他側面にかけて透明性を有している。従って、装置本体5aは、装置本体5aよりも軸方向他側から、装置本体5aを介して、装置本体5aよりも軸方向片側を見通すことができる。
 [2.2 薄膜貼付装置の作用・効果]
 以上のような構成を有する本実施の形態の場合、主部24と親水性シート25との間に、主部24よりも柔らかい(弾性を有する)材料により構成される弾性シート43を設けている。このため、親水性シート25の軸方向片側面に添着した薄膜31を、ユーザ40(図6参照)の頬41に形成された変色領域42に押し付ける際の、頬41への肌当たりを優しくできる。その他の構成および作用・効果は、前述した実施の形態1と同様である。
 [2.3 実施の形態2に関する付記]
 前述した実施の形態2では、装置本体5aを、主部24、弾性シート43および親水性シート25により構成している。ただし、弾性シート43として、少なくとも軸方向片側面に親水性を有するものを採用した場合には、親水性シート25を省略することもできる。このような構成を採用する場合には、例えば、弾性シートを、親水性を有する弾性材により構成する。この場合には、弾性シートが、親水性部材に相当する。あるいは、弾性シートを、親水性を有しない弾性材により構成すると共に、弾性シートの軸方向片側面に、親水性を有するコーティング剤をコーティングしたり、UV照射、オゾン処理等の改質処理を施して親水性表面層を設ける構成を採用することもできる。
 [3. 実施の形態3]
 図9A、図9Bを参照しつつ、本開示に係る実施の形態3について説明する。
 [3.1 薄膜貼付装置]
 実施の形態3に係る薄膜貼付装置1bは、前述した実施の形態1の薄膜貼付装置1から、キャップ2および収納ケース4を省略した如き構造を有する。具体的には、本実施の形態の薄膜貼付装置1bは、保持部材3aと、装置本体5bとを備えている。
 保持部材3aは、例えば、合成樹脂製の筒状部材であって、中心軸を含む仮想平面(図9A、図9Bの紙面)に関する外周面の断面形状(換言すれば、母線形状)が、曲線状である。具体的には、本実施の形態の場合、保持部材3aの外周面の母線形状を、曲率が一定でない複合曲線により構成している。ただし、保持部材3aの外周面の母線形状を、一定の曲率を有する曲線により構成しても良い。また、保持部材3aの内周面は、軸方向片端部(図9Aの上端部)に設けられた大径円筒面44と、大径円筒面44以外の部分に設けられた小径円筒面45とにより構成されている。大径円筒面44の内径は、小径円筒面45の内径よりも大きく、大径円筒面44は、小径円筒面45と、軸方向片側を向いた円輪状の段部46を介して連続している。
 装置本体5bは、主部24aと、親水性シート25とからなる。
 主部24aは、透明性を有するアクリル製の円盤状部材である。主部24aの外周面は、軸方向の全長にわたり外径が変化しない円筒面状で、保持部材3aの大径円筒面44に内嵌可能な外径を有する。
 親水性シート25の構造は、前述した実施の形態1と同様である。
 以上のような構成を有する装置本体5bは、主部24aの軸方向他端面の径方向外端部が、保持部材3aの段部46に当接し、かつ、主部24aの軸方向他端部の外周面が、保持部材3aの大径円筒面44に内嵌された状態で、保持部材3aに組み付けられている。この状態で、主部24aの軸方向片端面は、保持部材3aの軸方向片端縁よりも、軸方向片側に突出している。その他の構成および作用・効果は、前述した実施の形態1と同様である。
 [3.2 実施の形態3に関する付記]
 本実施の形態の構造を実施する場合には、前述した装置本体5bの代わりに、前述した実施の形態1、2の装置本体5、5aを採用できる。
 [4. 実施の形態4]
 図10を参照しつつ、本開示に係る実施の形態4について説明する。
 [4.1 薄膜貼付装置]
 実施の形態4に係る薄膜貼付装置1cは、前述した実施の形態3の薄膜貼付装置1bと、保持部材3bの構造が相違する。以下、本実施の形態の薄膜貼付装置1cのうち、実施の形態3の薄膜貼付装置1bと相違する部分の構造について説明する。
 本実施の形態の薄膜貼付装置1cを構成する保持部材3bは、固定部47と、把持部材48とを備えている。
 固定部47は、前述した実施の形態3の薄膜貼付装置1bを構成する保持部材3a(図9A、図9B参照)の構造とほぼ同様である。
 把持部材48は、固定部47の外周面の円周方向1個所位置から、固定部47の径方向外側に延在する状態で設けられている。このような把持部材48は、長手方向(図10の上下方向)に直交する仮想平面に関する断面形状が略矩形状または略楕円形状の棒状部材である。なお、本実施の形態の場合、把持部材48の延在方向(長手方向)が、固定部47の径方向と一致している。即ち、把持部材48は、固定部47の中心軸Cに直交する仮想平面と平行は方向に延在している。
 [4.2 薄膜貼付装置の作用・効果]
 以上のような構成を有する本実施の形態の場合、薄膜貼付装置1cが把持部材48を備えている。このため、貼付作業の際、ユーザ40の手を、顔から離れた位置に配置できる。この結果、ユーザ40の手と顔とが干渉し難くなると共に、ユーザ40の手が、ユーザ40の視界に入り難くなるため、作業性の向上を図れる。
 [4.3 実施の形態4に関する付記]
 本実施の形態の構造を実施する場合には、装置本体5bの代わりに、前述した実施の形態1、2の装置本体5、5aを採用できる。
 [5. 実施の形態5]
 図11を参照しつつ、本開示に係る実施の形態5について説明する。
 [5.1 薄膜貼付装置]
 実施の形態5に係る薄膜貼付装置1dは、前述した実施の形態4の薄膜貼付装置1c(図10参照)と、保持部材3cを構成する把持部材48aの構造が相違する。以下、薄膜貼付装置1dのうち、実施の形態4の薄膜貼付装置1cと相違する部分の構造について説明する。
 本実施の形態の薄膜貼付装置1dを構成する保持部材3cは、固定部47と、把持部材48aとを備えている。
 固定部47は、前述した実施の形態4の薄膜貼付装置1cを構成する保持部材3b(図10参照)の構造と同様である。
 把持部材48aは、固定部47の外周面の円周方向1個所位置から、固定部47の径方向外側に延在する状態で設けられた棒状部材である。このような把持部材48aは、例えば、延在方向に直交する仮想平面に関する断面形状が略矩形状または略楕円形状である。把持部材48aは、延在方向片端部(固定部47に近い側の端部)に、他の部分よりも細くなったくびれ部49を有している。また、本実施の形態の場合、把持部材48aが、固定部47の中心軸Cに直交する仮想平面に対して、延在方向他側に向かうほど、軸方向他側に傾斜している。
 [5.2 薄膜貼付装置の作用・効果]
 以上のような構成を有する本実施の形態の場合、薄膜貼付装置1dが備える把持部材48aを、固定部47に対して、前述のように傾斜させた状態で設けている。このため、前述した実施の形態4の構造よりも、把持部材48aを把持したユーザ40の手と顔とを干渉しにくくできる。
 [5.3 実施の形態5に関する付記]
 本実施の形態の構造を実施する場合には、装置本体5bの代わりに、前述した実施の形態1、2の装置本体5、5aを採用できる。
 前述した本開示に係る各実施の形態では、薄膜貼付装置を構成する装置本体の主部を、1枚の円盤状のアクリル板により構成しているが、主部は、例えば、平行かつ軸方向に離隔した状態で設けられた2枚のアクリル板により構成することもできる。このような構成を採用した場合には、2枚のアクリル板のうちの一方のアクリル板の軸方向片側面が表面となり、同じく他方のアクリル板の軸方向他側面が裏面となる。なお、このような構成を採用した場合でも、主部は、被貼付面(本実施の形態の場合、変色領域42)に押し付けた際の被貼付面からの反力によって、著しく歪まない(変形しない)程度の剛性を有するものとする。
 また、前述した各実施の形態1~5では、装置本体を構成する主部を、軸方向から見た形状が円形状となる円盤状部材により構成しているが、主部は、このような構成に限定されない。例えば、主部を、軸方向から見た形状がダイヤ、星形、ハート等の部材により構成してもよい。このような構成を採用した場合には、保持部材、親水性層の形状を、主部の形状に適宜対応させる。
 前述した実施の形態1では、被貼付面が頬41の変色領域42である場合について説明したが、本開示に係る薄膜貼付装置は、人の顔以外の被貼付面に薄膜を貼付する用途に使用することもできる。また、本開示に係る薄膜貼付装置は、人以外の対象(例えば、動物等)の体の一部に薄膜を貼付する用途に使用することもできる。さらに、本開示に係る薄膜貼付装置は、美容だけでなく、例えば、医療用の薄膜(例えば、傷口を塞ぐためのフィルム等)を、傷口に貼付する際に使用することもできる。
 [6. 実施の形態6]
 図12A、図12B,図13を参照し、本開示に係る実施の形態6について説明する。
 [6.1 薄膜貼付装置]
 実施の形態6に係る薄膜貼付装置1eは、前述した実施の形態1の薄膜貼付装置1において、保持部材と仮貼付部(親水性シート)のみで構成される。また、保持部材3の材質や形状が相違する。以下、本実施の形態の薄膜貼付装置1eの構造を主に説明する。続いて、実施の形態6に係る薄膜貼付装置1eと薄膜を収納する収納ケース4eについて説明する。
 本実施の形態の薄膜貼付装置1eは、保持部材3eとその表面に、接着剤等で貼りつけられた親水性シート25から構成される。保持部材3eは、透明、平板状で、かつ、弾性を有する素材(軟質透明樹脂、ゲル等)で構成され、ユーザ40の頬41の形状の個体差に対して、装着状態を保持部材3eの弾性変形の範囲で調整可能である。このとき、保持部材3eの表面に貼りつけられた親水性シート25も同様に弾性変形する。親水性シート25の材質は、実施の形態1と同様である。また、実施の形態1と同様に、親水性シート25の表面(保持部材3eとの貼付面の反対面)に薄膜31を一時的に貼付(つまり仮貼付)することができる。保持部材3eの厚みは、素材の弾性に依存するが、ユーザ40の頬41の形状の個体差にフィットしやすい程度、例えば0.1~15mmの厚みを想定している。より好ましくは6~8mm程度で構成される。
 [6.2 収納ケース]
 図12Aに示すように、収納ケース4eは、実施の形態1において説明した薄膜構造体に相当する薄膜構造体29eと、本実施の形態の薄膜貼付装置1eを並べて収容する。本実施の形態の薄膜貼付装置1eは、平面状であるため、小型の収納ケースに収納することができるため、持ち運びしやすい。収納ケースの内側面には、鏡を構成し、ユーザが薄膜を皮膚へ貼付た後の状態を確認する際に用いてもよい。
 本実施の形態において、薄膜構造体29eは、実施の形態1において説明した薄膜構造体29に対して、図12Bに示すように、支持体30に剥がししろ30e、言い換えれば、薄膜31の外形に対する拡張部分を設けることで、ユーザが掴んで剥がしやすいように構成している。薄膜31には、実施の形態1と同様に、ユーザのシミ等の変色領域に対応する変色領域42(図示せず)が印刷されている。なお、変色領域42に限定されず、例えば、ユーザの顔に形成されたシワ等のシワ領域、傷等の傷領域等の各種領域が相当する。
 [6.3 薄膜貼付装置の使用方法]
 本実施の形態の薄膜貼付装置1eを使用して、ユーザ40のシミ等の変色領域(図示せず)に薄膜31を貼付ける方法の一例を、図13に示す。実施の形態1で説明した第2ステップから第7ステップとほぼ同様であるため、詳細な説明は省略する。収納ケース4eから取り出した薄膜構造体29eの薄膜31には、ユーザのシミ等の変色領域に対応する変色領域42が印刷されている。なお、変色領域42は、図13に斜格子で示す部分に相当する。薄膜貼付装置1eの親水性シート25の表面に、薄膜31の表面(支持体と反対面)を仮貼着し、霧吹き等による水分供給後、支持体の剥がししろ30eを掴んで剥がす。続いて、図13に示すように、ユーザ40の頬の変色領域42(図示せず)に薄膜を押し付ける。なお、本実施の形態の薄膜貼付装置1eは、実施の形態1と異なり、保持部材が平面状であるが、全体が透明状の材料であるため、ユーザ40の頬の変色領域に薄膜31を押し付ける際、薄膜31の変色領域42の位置を確認しながら押し付けることが可能である。併せて、収容ケース4e内の鏡7eを利用してもよい。
 [6.4 薄膜貼付装置の作用・効果]
 以上のような構成を有する本実施の形態の場合、薄膜貼付装置1eがゲルなどの弾性を有する保持部材3eと親水性シート25から構成される。この構成により、面積が大きく、曲率が大きい部位、ユーザの個体差にも容易に追従できるので、顔面や体の様々な部位に確実に貼りつけることができる。
 本開示に係る薄膜貼付装置は、特に、美容に関する用途に有用である。
 1,1a,1b,1c,1d,1e 薄膜貼付装置
 2 キャップ
 3,3a,3b,3c,3e 保持部材
 4,4e 収納ケース
 5,5a,5b 装置本体
 6 キャップ本体
 7,7e 鏡
 8 筒部
 9 底部
 10 雌ねじ部
 11 鏡配置空間
 12 鏡面
 13 第一筒部
 14 第二筒部
 15 外側段部
 16 内側段部
 17 雄ねじ部
 18 収納筒部
 19 底部
 20 小径円筒面
 21 大径円筒面
 22 段部
 23 薄膜収納空間
 24,24a 主部
 25 親水性シート(仮貼付部)
 26 大径円盤部
 27 小径円盤部
 28 段部
 29,29e 薄膜構造体
 30 支持体
 31 薄膜
 32 裁断前支持体
 33 裁断前薄膜
 34 裁断前構造体
 35 レーザー
 36 カッター
 37 保持具
 38 保持凹部
 39,39a 水の層
 40 ユーザ
 41 頬
 42 変色領域
 43 弾性シート
 44 大径円筒面
 45 小径円筒面
 46 段部
 47 固定部
 48,48a 把持部材
 49 くびれ部
 50 霧吹き

Claims (6)

  1.  被貼付面への薄膜の貼付に用いる薄膜貼付装置であって、
     表面と裏面とを有し、前記薄膜を仮貼付するための仮貼付部を前記表面に有する透明の主部と、
     前記主部を介して前記裏面側から前記表面側を見通し可能に、かつ、前記仮貼付部を前記被貼付面に押付可能に、前記主部を保持する保持部材と、
     前記仮貼付部として前記主部の前記表面に設けられた透明の親水性層と、
     を備える薄膜貼付装置。
  2.  前記仮貼付部には、前記薄膜が前記被貼付面への貼付前に一時的に貼付される、請求項1に記載の薄膜貼付装置。
  3.  前記親水性層は、前記主部の前記表面に装着された親水性部材であり、
     前記主部と前記親水性部材との間に、透明性を備える弾性部材が設けられている、請求項1に記載の薄膜貼付装置。
  4.  前記保持部材は、把持可能な把持部材を有する、請求項1に記載の薄膜貼付装置。
  5.  前記主部の前記表面側において前記保持部材に対して装脱可能に設けられ、前記親水性層を保護するキャップと、
     前記主部の前記裏面側において前記保持部材に対して装脱可能に設けられ、未使用の前記薄膜を収納する収納部と、
     をさらに備える請求項1に記載の薄膜貼付装置。
  6.  前記キャップは、鏡を有する、請求項5に記載の薄膜貼付装置。
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