JP2022067718A - シート状化粧品 - Google Patents

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Yoshiteru Shikamata
誠志 小田
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【課題】 本発明は、化粧料を塗布する際に用いる塗布具も備えているシート状化粧品を提供する。【解決手段】 シート状基材10と、前記シート状基材の一方の面上に配置された化粧料20と、前記化粧料20を覆うようにして上方に配置され、前記化粧料の塗布に用いるシート状に成形されている化粧塗布具40とを積層状にして設けてある、ことを特徴とするシート状化粧品。【選択図】 図6

Description

本発明は、化粧料を肌に塗布する際に使用する塗布具も備えているシート状化粧品に関する。
従来から、樹脂フィルムなどのシート基材の上に数回分の化粧料を担持させた薄手のシート状化粧品が提供されている。このような化粧品は薄くて嵩張らないので扱いに便利であり、化粧品会社の試供品やトラベル用の携行化粧品などとして、近年において広く活用されている。よって、特許文献1で開示されるように、この種のシート状化粧品をより積極的に楽しむように工夫した新たな提案もされている。
国際公開WO2017/061437号公報
ところで、上記のようなシート状化粧品を使用する場合でも、実際に化粧をするためにはブラシやパフ等の塗布具が必要となる。そのため、シート状化粧品自体は薄くて嵩張らないのであるが、別途に準備する塗布具のために化粧品全体として嵩張ってしまうことになる。上記した引用文献1も含めて、従来のシート状化粧品にあっては、塗布具の扱いについては何も配慮がされていなかった。
本発明は、化粧料を塗布する際に用いる塗布具までも収納して薄手に形成してあるシート状化粧品を提供することにある。
上記目的は、シート状基材と、前記シート状基材の一方の面上に配置された化粧料と、前記化粧料を覆うようにして上方に配置され、前記化粧料の塗布に用いるシート状に成形されている化粧塗布具とを積層状にして設けてある、ことを特徴とするシート状化粧品達成することができる。
更に、前記化粧塗布具の上にカバーフィルムが配置されて積層状に形成してある、シート状化粧品に構成してもよい。
そして、前記化粧塗布具は、前記化粧料が存在する領域の上方を覆う中央部と、前記化粧料が存在する領域の周囲を囲むように設けた周囲部とを含んで形成されており、
前記周囲部は前記シート状基材に接している構成としてもよい。
また、前記化粧料が存在する領域を避けて当該化粧料を囲むように配置してある嵩上げ部材を更に備え、前記化粧料および前記嵩上げ部材の上方に、前記化粧塗布具が配置されている構成とされていてもよい。
また、前記カバーフィルムと前記化粧塗布具との間に第1の粘着層が設けてあり、前記カバーフィルムを剥がしたときに当該カバーフィルムと共に前記化粧塗布具も剥されるように設計されてもよい。
前記化粧塗布具は、切込み部を設けて、中央側の使用領域部と前記使用領域部の周囲となる周囲領域部とに区分することができる。
前記嵩上げ部材と前記周囲領域部とは前記第1の粘着層よりも粘着力が強い第2の粘着層で接続され、前記カバーフィルムが剥がされたときに当該カバーフィルムと共に前記使用領域部だけが剥されるように設計されてもよい。
前記第1の粘着層と前記第2の粘着層とは、用いる粘着剤の強さに基づいて、又は、同じ強さの粘着剤を用いて粘着剤配置密度に基づいて、粘着力の差を設定することができる。
本発明によれば、使用者は塗布具を別途に準備する必要がなくなるので、より便利なシート状化粧品として提供できる。
本発明の第1の実施形態に係る第1例のシート状化粧品の構成を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係る第2例のシート状化粧品の構成を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係る第3例のシート状化粧品の構成を説明するための図である。 図2に示したシート状化粧品の製造工程例について示した図である。 本発明の第2の実施形態に係るシート状化粧品の構成を説明するための図である。 本発明の第3の実施形態に係るシート状化粧品の構成を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態を、図を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係るシート状化粧品の断面構成を模式的に示した図である。なお、本発明に係るシート状化粧品1の厚さは1~10mm程度に形成される。発明を説明する都合上、添付図では各構成部が明確となるように拡大し、模式的に示している。
シート状化粧品1には、シート状基材10、このシート状基材10の上面(一方の面)に配置された化粧料20、この化粧料20が存在する領域を避けてこの化粧料20を囲むように配置してある嵩上げ部材30、更に化粧料20および嵩上げ部材30を覆うようにしてこれらの上方に配置され、使用者が化粧料20の塗布に用いる化粧塗布具40が配置されている。この化粧塗布具40はシート状化粧品1内に収納可能とするためシート状に成形されている。更に、この化粧塗布具40の上にはカバーフィルム50が配置されている。上記した各構成部は、図示のように、積層状に配置されている。
本シート状化粧品1は、使用者が化粧料20を使用する際に用いる化粧塗布具40が一緒に収納されているという特徴を有している。従来において化粧塗布具としては、刷毛、スポンジ、パフなどが知られているが、本シート状化粧品1に配置される化粧塗布具40としては、薄いシート状に成形可能であるものが好適である。例えばスポンジ材や表面が起毛されたシート材を採用するのが好適であり、化粧塗布具用の素材としてはウレタン、NBR(ニトリルゴム)、シリコーン、綿、コットン、アクリル、ナイロン、ポリエステル、ポリエチレン、シルク等、を用いるのが好ましい。
なお、化粧塗布具40の厚さが厚過ぎると薄手であることにメリットがあるシート状化粧品1の厚さが増してしまう。一方で、化粧塗布具40の厚さが薄過ぎたり、腰が弱過ぎたりすると、使用者が化粧料20を擦り取る際の使い勝手が悪くなる。よって、化粧塗布具40の厚さは1mm~10mmとするのが好ましい。
シート状化粧品1は、使用者が最上層のカバーフィルム50を剥がした(捲った(めくった))後に、化粧塗布具40を用いて、直ぐに化粧を行えるように設計してある。
具体的には、例えば以下の1)~3)の形態を例示することができる。
1)図1を参照すると、使用者がカバーフィルム50を剥がすと、カバーフィルム50の裏に化粧塗布具40が張り付いている状態となる形態である。使用者はそのままの状態、或いは、カバーフィルム50から化粧塗布具40を剥がし取って使用することができる。
この形態を採用するためには、カバーフィルム50と化粧塗布具40との間に第1の粘着層41を配置しておく。使用者によってはカバーフィルム50が付いたままで化粧塗布具40を使用することを好まないことも予想できるので、カバーフィルム50から化粧塗布具40を容易に剥がし取ることができる程度の粘着力(接離容易な粘着力)で第1の粘着層41を設定しておくのが好ましい。
また、シート状化粧品1は、図1に示している積層状の構造を維持するためには必要箇所を確実に接続しておくことも必要である。すなわち、上記した化粧塗布具40上の第1の粘着層41に加えて、化粧塗布具40下の嵩上げ部材30との接続をする第2の粘着層42、更に嵩上げ部材30とシート状基材10とを接続する第3の粘着層11が設けてある。
上記で説明したカバーフィルム50の裏に、化粧塗布具40が張り付く例は、第2の粘着層42の粘着力が最も弱く設計されている必要がある。一方で、第3の粘着層11はシート状基材10と嵩上げ部材30とは他の粘着層よりも強い粘着力に設定する。
粘着層間の粘着力の強弱関係について、このような粘着力の差は、採用する粘着剤の強さに基づくものでもよいし、又は同じ強さの粘着剤を用いて粘着剤配置密度に基づいて設定してもよい。粘着剤配置密度による場合は、同じ強さの粘着剤をドット状、格子状或いはストライプ状などのように粘着剤を全面的に配置するのでなく、不連続状に配置する。そして、そのドット、格子或いはストライプの配置の密度を適宜に調整する。これにより同じ粘着剤を用いても、粘着剤配置の疎密によって粘着層間の強弱を設計できるので、粘着剤自体の強度に基づく場合よりも容易で、低コストでの調整が可能である。
2)図2は第2の例に係るシート状化粧品1について示している。使用者がカバーフィルム50を剥がしたときに、化粧塗布具40の内で中央側の使用領域部UAがカバーフィルム50の裏に張り付く形態となるように設計してある。
上記1)の第1の例ではカバーフィルム50の裏面に化粧塗布具40の全体が張り付く状態であるが、この2)の形態の場合はカバーフィルム50の裏面にこの裏面よりも小さい化粧塗布具40の使用領域部UAが張り付いた状態になることである。化粧塗布具40の残り部分は周囲領域部SAとなり、嵩上げ部材30上に残っている状態となる。この2)の形態では、第2の粘着層42の粘着力が第1の粘着層41より強くなるように設定する。
更に、このような形態を実現するためには、製造工程において化粧塗布具40の所定位置に切込み部CPを設けるカット処理を施す必要がある。このカット処理については、後述する。
この2)で例示した形態は、カバーフィルム50を剥がしたときに、その裏面の中央部に化粧塗布具40の使用領域部UAが乗っている状態となるので、使用者に与える見た目のイメージが良く、使用領域部UAをカバーフィルム50から剥がす動作がし易いものとなる。
3)図3は第3の例に係るシート状化粧品1について示している。上記の1)および2)の第1、2の例は、カバーフィルム50を剥がしたときにその裏面に化粧塗布具40が張り付いており、一緒に剥がされる形態とした例であるが、このように化粧塗布具40がカバーフィルム50に粘着されている形態に限定する必要はない。
図2で説明した、化粧塗布具40の使用領域部UAと周囲領域部SAとの境界となる切込み部CPの位置を、例えば嵩上げ部材30の略中央に変更し、化粧塗布具40の使用領域部UA上下には粘着層を設けず、周囲領域部SAに対応する位置にある嵩上げ部材30およびカバーフィルム50の接続について、前述した粘着層41、42の一部となる粘着層41P、42Pを周囲に設定する。そして、粘着層42Pの粘着力が粘着層41Pより強くなるように設定する。
この形態の場合、化粧塗布具40の使用領域部UAの周部が嵩上げ部材30の内縁部に載置された状態となる。よって、カバーフィルム50を剥がしたときに、その裏面には化粧塗布具40は張り付かず、上部が開放された化粧塗布具40の使用領域部UAはフリーの状態にあるので、使用者は化粧塗布具40の使用領域部UAを摘み取って、化粧に使用することができる。
以上で図1~3に基づいて例示的に説明したように、シート状化粧品1に収納される化粧塗布具40の形態については適宜に変更されてよく、使用者が化粧塗布具40を使用するのに不便を感じない実施形態であれば特に限定する必要はない。
以下、更に、シート状化粧品1に含まれる上述した各部について、説明しておく。
上記シート状基材10は透明なものでも、不透明なものでもよい。また、透明な樹脂フィルムを採用して、その背面に印刷したり、紙製の台紙などを添付したりして不透明化してもよい。シート状基材10としては、例えばポリエステルフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルムおよびポリカーボネートフィルムから選択されるいずれでも採用することができるが、化粧料に含まれる油分に対する安定性の面からポリエステルフィルムが好適である。ポリエステルフィルムは着色或いは白化処理を施して隠蔽性を備えたものでもよいし、透明であってもよい。また、透明なシート状基材10の背面側に印刷をしたり、不透明な台紙を貼着してもよい。
上記した第1の粘着層41、第2の粘着層42および第3の粘着層11は、例えばゴム系、アクリル系、シリコーン系およびウレタン系から適宜に選択した粘着剤により形成することができる。その際に、前述したように相互の粘着力の強弱関係を調整して、化粧塗布具40の使用が可能となるように設計する。前述したように、粘着剤配置密度を変えて粘着力を調整するのが好ましい。また、必要に応じて、シリコーン系、フッ素系、ワックス系などの離型剤を用いてもよい。
シート状基材10上には、従来公知のファンデーション、アイシャドウ、口紅などの化粧料20が薄膜状に配置される。ここで、化粧料20がファンデーションなど、その主体が粉体である化粧料である場合、シート状基材10との相性にもよるが接着性に劣り、脱落し易い(剥がれ易い)場合がある。このような場合の対処としては、シート状基材10上に接着力を高めるための下地処理を施しておくのが好ましい。ここでの下地処理としては、シート状基材10の表面への粗面化処理または接着剤塗布処理とすることができ、この両方の処理を行ってもよい。
上記粗面化処理としては、例えばサンドブラスト加工やエンボス加工が挙げられ、シート状基材10の表面粗さは中心線平均粗さ1~10μm(JIS B0601に記載の方法に準じて測定)であることが望ましい。
また、シート状基材10に塗布する接着剤は、化粧料をシート状基材10に配置する際に化粧料を分散するために用いている溶剤によって接着性を発現するものを用いるのが望ましい。接着剤は、化粧料の分散に用いられる溶剤に応じて選択可能であるが、例えば溶剤としてエタノール、イソプロピルアルコールなどの低級アルコールを用いる場合は、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、ポリ酢酸ビニル、エチルセルロース、ポリビニルピロリドンなどが挙げられる。
化粧塗布具40の形状および素材は前述した通りであるが、この化粧塗布具40を覆う、カバーフィルム50はポリエステルフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルムおよびポリカーボネートフィルムなどから選択することができる。
また、嵩上げ部材30は、シート状の部材であって厚みを確保するために配置される補助部材である。紙、樹脂シートなどを採用できるが、加工の容易性から所定厚さの紙を採用するのが好ましい。切込み部を設けて中央部側をくり抜くことで化粧料20を収納するための空間SPが形成される。
以下更に、図4を参照して、シート状化粧品1の製造工程の一例を説明する。
図4は、図2で例示したシート状化粧品1の製造工程例を示している。図4で(a)~(d)は、嵩上げ部材30から上にある化粧塗布具40およびカバーフィルム50を含む上側半体部1Aの製造工程について示している。
剥離シート100、嵩上げ部材30および化粧塗布具40が、この順で粘着剤(図4では図示せず、以下同様)を介して貼り合わされる(図4(a))。
剥離シート100は除いて、前述の使用領域部UAを予定した領域の周囲に切込み部CPを設けるカット処理が施される(図4(b))。
化粧塗布具40上にカバーフィルム50が粘着剤を介して貼り合わされる(図4(c))。
その後に下側に位置している剥離シート100が取り除かれる。図4(d)は、その断面図を示している。嵩上げ部材30の周囲部のみが存在して、その内側には空間SPが形成されている。
上記工程では、嵩上げ部材30の内で使用領域部UAに対応する領域部分が剥離シート100側に張り付いて除かれるように、嵩上げ部材30上下の粘着剤の配置や強弱の関係が設計されている。なお、剥離シート100としては、紙、ポリエステルフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリカーボネートフィルムから選択することができる。以上により、上側半体部1Aが完成する。
更に、図4(e)を参照する。下側半体部1Bは別途に準備される。この下側半体部1Bはシート状基材10の上面(一方の面)の所定位置に化粧料20が配置された形態である。
従来の印刷技術等を流用して化粧料20をシート状基材10上に配置することができる。例えば、シート状基材10上に、スクリーン印刷装置を用いて、化粧料20を所定位置に配置(印刷)する。具体的には、化粧料20を揮発性用溶剤に分散した印刷用のスラリーに調製し、シート状基材20上の予定位置に印刷をする。必要に応じて、複数回の印刷を行う。化粧料をスラリー化するために混合される揮発性溶剤は、公知のものをいずれも使用でき、例えば、エチルアルコール、イソプロピルアルコール等の低級アルコール、低沸点炭化水素、低沸点シリコーン油、環状シリコーン、水、あるいはこれらの混合物が挙げられる。混合する比率は化粧料の構成や印刷条件に応じて適宜調整すればよい。
そして、最後に、上側半体部1Aの下側から、上記のように別に準備された下側半体部1Bが貼り合わされる。上側半体部1Aの空間SP内に、化粧料20が配置された構造のシート状化粧品1が完成する。
図4は、図2に示したシート状化粧品1の製造工程例を示したものであるが、この工程に若干の変更を加えれば、図1、3に示したシート状化粧品1を同様に製造することができる。
以上の図1~図4に基づいて説明した、上記第1の実施形態に係るシート状化粧品1は、嵩上げ部材30を備えた構造である。しかしながら、本発明に係るシート状化粧品は嵩上げ部材を必須の構成とするものではない。以下、更に図5を参照して、第2の実施形態に係るシート状化粧品2について説明する。
なお、シート状化粧品2の構成部の多くは、上記した第1の実施形態に係るシート状化粧品1と同様であるので、同一部位については同じ符号を付すことで重複する説明を省略して、特徴点を中心に説明する。
図5に示した第2の実施形態に係るシート状化粧品2では、化粧塗布具40は化粧料20が存在する領域の上方を覆う中央部40aと、前記化粧料20が存在する領域の周囲を囲むように設けた周囲部40bとを含んで形成されている。より具体的には、化粧塗布具40の内で、化粧料20の上部に位置する部分が中央部40aであり、この中央部40aから一体的に周囲に延在した部分が周囲部40bとなっている。周囲部40bはカバーフィルム50とシート状基材10との間に配置しており、前述した嵩上げ部材と同様に機能する。そして、周囲部40bの下面はシート状基材10に接しており、粘着層11を介して接続されている。
図5で示したシート状化粧品2によっても、前述した第1の実施形態に係るシート状化粧品1と同様に、使用者は化粧塗布具40を化粧に使用することができる。
図5で示す第2の実施形態に係るシート状化粧品2は、嵩上げ部材を備えない簡素化された構造であるのでコストを低減して製造することができる。この第2の実施形態に係るシート状化粧品2についても、図4で示した工程に若干の変更を加えれば同様に製造することができる。
更に図6を参照して第3の実施形態に係るシート状化粧品3(3a、3b)について説明する。図1~図5で説明した第1の実施形態に係るシート状化粧品1及び第2の実施形態に係るシート状化粧品2はカバーフィルム50を備えている。このようにカバーフィルム50を備えた構造であれば上面側が確実に保護されており、例えば一般のユーザが任意の機会、場所で本発明のシート状化粧品を使用する上では好ましいものとなる。すなわち、図1~図5で説明したシート状化粧品1、2は使用者として一般的なユーザ(消費者)を想定したものとなっている。
しかし、本発明のシート状化粧品の使用者を、一般的なユーザに限る必要はない。例えば化粧品を販売する美容部員が使用者となる場合もある。美容部員が店舗などで、本発明のシート状化粧品を提示して販促活動をするような場合には、そのシート状化粧品についてカバーフィルムは必ずしも必要ではない。
すなわち、図6(a)で示すように、図1のシート状化粧品1からカバーフィルム50及び第1の粘着層41を省略して、第3の実施形態に係る第1の例のシート状化粧品3aとすることができる。
また、図6(b)で示すように、図5のシート状化粧品2からカバーフィルム50及び第1の粘着層41を省略して、第3の実施形態に係る第2の例のシート状化粧品3bとすることができる。
図6で示す第3の実施形態に係るシート状化粧品3は、カバーフィルムを備えない簡素化された構造であるのでコストを低減して製造することができる。この第3の実施形態に係るシート状化粧品3についても、図4で示した工程に若干の変更を加えれば同様に製造することができる。
以上で説明した本発明のシート状化粧品は、薄くて嵩張らず、軽量のシート状化粧品であり、更に塗布具までも備えているので、ユーザに便利な化粧品として提供できる。
以上で実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施できることは言うまでもない。
1、2、3 シート状化粧品
1A 上側半体部
1B 下側半体部
10 シート状基材
11 第3の粘着層
20 化粧料
30 嵩上げ部材
40 化粧塗布具
40a 中央部
40b 周囲部
41 第1の粘着層
42 第2の粘着層
50 カバーフィルム
UA 使用領域部
SA 周辺領域部
CP 切込み部
SP 空間

Claims (8)

  1. シート状基材と、
    前記シート状基材の一方の面上に配置された化粧料と、
    前記化粧料を覆うようにして上方に配置され、前記化粧料の塗布に用いるシート状に成形されている化粧塗布具とを積層状にして設けてある、ことを特徴とするシート状化粧品。
  2. 前記化粧塗布具の上に更にカバーフィルムが配置されて積層状に形成してある、ことを特徴とする請求項1に記載のシート状化粧品。
  3. 前記化粧塗布具は、前記化粧料が存在する領域の上方を覆う中央部と、前記化粧料が存在する領域の周囲を囲むように設けた周囲部とを含んで形成されており、
    前記周囲部は前記シート状基材に接している、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のシート状化粧品。
  4. 前記化粧料が存在する領域を避けて当該化粧料を囲むように配置してある嵩上げ部材を更に備え、
    前記化粧料および前記嵩上げ部材の上方に、前記化粧塗布具が配置されている、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のシート状化粧品。
  5. 前記カバーフィルムと前記化粧塗布具との間に第1の粘着層が設けてあり、前記カバーフィルムを剥がしたときに当該カバーフィルムと共に前記化粧塗布具も剥されるように設計されている、ことを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載のシート状化粧品。
  6. 前記化粧塗布具は、切込み部を設けて、中央側の使用領域部と前記使用領域部の周囲となる周囲領域部とに区分されている、ことを特徴とする請求項4に記載のシート状化粧品。
  7. 前記嵩上げ部材と前記周囲領域部とは前記第1の粘着層よりも粘着力が強い第2の粘着層で接続され、前記カバーフィルムが剥がされたときに当該カバーフィルムと共に前記使用領域部だけが剥されるように設計されている、ことを特徴とする請求項6に記載のシート状化粧品。
  8. 前記第1の粘着層と前記第2の粘着層とは、用いる粘着剤の強さに基づいて、又は、同じ強さの粘着剤を用いて粘着剤配置密度に基づいて、粘着力の差が設定されている、ことを特徴とする請求項7に記載のシート状化粧品。
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