WO2018037558A1 - Webページを表示するためのシステム、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents
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Abstract
本発明は、ユーザがWebサイトの内容を迅速に把握することを可能とする手段を提供する。Webページ表示システム11のレンダリングエンジン11121は、Webサーバ装置群14から受信したデータを用いてWebページの描画を行う。Webページ表示システム11の対応付部113は、レンダリングエンジン11121がWebページの描画において生成したレイアウトデータから、Webページの構成要素のうち他のWebページにリンクされた構成要素であるリンク要素の描画領域を示すデータとリンク先のURIを抽出し、描画データに対応付けて記憶する。表示指示部114は、描画データを用いてWebページの表示を表示装置12に指示する。ユーザがWebページのいずれかのリンク要素にマウスオーバーを行うと、表示指示部114は描画データを用いて当該リンク要素にリンクされたWebページの表示を表示装置12に指示する。
Description
本発明は、Webページを表示する技術に関する。
Webページやメニュー画面のキャプチャ画像を取得し、本来のページや画面の代替として表示する技術が提案されている。例えば、特許文献1に記載の発明によれば、クライアント端末に表示された第1のWEBページ上にハイパーリンクが設定されている第2のWebページのキャプチャ画像が取得され、取得されたキャプチャ画像がクライアント端末に表示される。また、特許文献2に記載の発明によれば、画像形成装置は、メニュースクリプトに基づいてメニュー画面を初めてタッチパネルディスプレイに表示した際に、メニュー画面のキャプチャ画像を保存しておく。そして、次にメニュー画面を表示する際、まずはキャプチャ画像を表示し、新たなメニュースクリプトが生成されたら、キャプチャ画像に代えて、このメニュースクリプトに基づいてメニュー画面を表示する。
Webサイトのアクセス解析を行うための情報提供サービスがある。当該情報提供サービスは利用者に対し、登録されたWebサイトに含まれる複数のWebページの各々に関し、閲覧数、コンバージョン数等の様々な統計情報を提供する。
Webサイトの管理者は、上記のような情報提供サービスにより提供される統計情報を参照しつつ、Webサイトの改善のための施策を検討する。その際、管理者は、個々のWebページの内容とともに、互いにリンクされているWebページ間の関係性を確認する必要がある。そのため、管理者は網の目状にリンクされている多数のWebページを開いては閉じる、という作業を繰り返す必要がある。
上記の事情に鑑み、本発明は、Webサイトの管理者等のユーザがWebサイトの内容を迅速に把握することを可能とする手段を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、複数のWebページの各々に関し、Webページ記述用言語で記述されたデータに従いレンダリングエンジンにより描画されたWebページを表す描画データと、当該Webページの描画において前記レンダリングエンジンが決定した当該Webページに含まれる複数の構成要素の各々の描画領域を当該構成要素の属性とともに示すレイアウトデータとを取得する取得部と、前記複数のWebページの各々に関し当該Webページのレイアウトデータが示す複数の描画領域の中から属性としてリンク先の付された1以上の描画領域を抽出し、抽出した1以上の描画領域の各々に関し当該描画領域と当該描画領域に付されたリンク先とを示すリンクデータを当該Webページの描画データに対応付ける対応付部と、前記複数のWebページの中からユーザにより選択されたWebページに関し前記取得部により取得された描画データである第1の描画データが表すWebページの表示を表示装置に指示する表示指示部とを備え、前記表示指示部による指示に従い前記表示装置が表示しているWebページにおいて、前記第1の描画データに対し前記対応付部により対応付けられたリンクデータが示す1以上の描画領域のいずれかに対し前記ユーザによる所定の操作が行われた場合、前記表示指示部は当該リンクデータが示す当該操作が行われた描画領域に対応するリンク先のWebページに関し前記取得部により取得された描画データである第2の描画データが表すWebページの表示を前記表示装置に指示するシステムを第1の態様として提供する。
上記の第1の態様にかかるシステムにおいて、前記取得部は、前記複数のWebページの各々が複数のグループのいずれに属すかを示すグループデータを取得し、前記表示指示部は、前記複数のグループの各々に関し、当該グループに応じた表示領域に前記グループデータが示す当該グループに属する1以上のWebページの各々に対応する操作子画像をマトリクス状に配列したメニュー画像の表示を前記表示装置に指示し、前記表示指示部による指示に従い前記表示装置が表示している前記メニュー画像において、いずれかの操作子画像に対し前記ユーザによる所定の操作が行われた場合、前記表示指示部は当該操作子画像に対応するWebページに関し前記取得部により取得された描画データである第3の描画データが表すWebページの表示を前記表示装置に指示する、という構成が第2の態様として採用されてもよい。
上記の第2の態様にかかるシステムにおいて、前記取得部は、過去の所定期間における前記ユーザにより選択されたWebページのリンク先の1以上のWebページの各々に関し前記所定期間における当該選択されたWebページから当該リンク先のWebページに移動した訪問者による閲覧回数を示す閲覧回数データを取得し、前記表示指示部は、前記ユーザにより選択されたWebページのリンク先の1以上のWebページの各々に対応する操作子画像に前記閲覧回数データが示す閲覧回数の表示を付加した前記メニュー画像の表示を前記表示装置に指示する、という構成が第3の態様として採用されてもよい。
上記の第2の態様にかかるシステムにおいて、前記取得部は、過去の所定期間における前記ユーザにより選択されたWebページのリンク元の1以上のWebページの各々に関し前記所定期間における当該リンク元のWebページから当該選択されたWebページに移動した訪問者による閲覧回数を示す閲覧回数データを取得し、前記表示指示部は、前記ユーザにより選択されたWebページのリンク元の1以上のWebページの各々に対応する操作子画像に前記閲覧回数データが示す閲覧回数の表示を付加した前記メニュー画像の表示を前記表示装置に指示する、という構成が第4の態様として採用されてもよい。
上記の第1乃至第4のいずれかの態様にかかるシステムにおいて、サーバ装置と端末装置を有し、前記サーバ装置は、前記取得部と、前記対応付部と、前記複数のWebページの各々に関する描画データとリンクデータを送信する送信部を有し、前記端末装置は、前記サーバ装置から前記複数のWebページの各々に関する描画データとリンクデータを受信する受信部と、前記表示指示部を有する、という構成が第5の態様として採用されてもよい。
また、本発明は、コンピュータに、複数のWebページの各々に関し、Webページ記述用言語で記述されたデータに従いレンダリングエンジンにより描画されたWebページを表す描画データと、当該Webページの描画において前記レンダリングエンジンが決定した当該Webページに含まれる複数の構成要素の各々の描画領域を当該構成要素の属性とともに示すレイアウトデータとを取得する処理と、前記複数のWebページの各々に関し当該Webページのレイアウトデータが示す複数の描画領域の中から属性としてリンク先の付された1以上の描画領域を抽出し、抽出した1以上の描画領域の各々に関し当該描画領域と当該描画領域に付されたリンク先とを示すリンクデータを当該Webページの描画データに対応付ける処理と、前記複数のWebページの中からユーザにより選択されたWebページに関し取得した描画データである第1の描画データが表すWebページの表示を表示装置に指示する処理と、前記指示に従い前記表示装置が表示しているWebページにおいて、前記第1の描画データに対し対応付けたリンクデータが示す1以上の描画領域のいずれかに対し前記ユーザによる所定の操作が行われた場合、当該リンクデータが示す当該操作が行われた描画領域に対応するリンク先のWebページに関し取得した描画データである第2の描画データが表すWebページの表示を前記表示装置に指示する処理とを実行させるためのプログラムを第6の態様として提供する。
また、本発明は、コンピュータに、複数のWebページの各々に関し、Webページ記述用言語で記述されたデータに従いレンダリングエンジンにより描画されたWebページを表す描画データと、当該Webページの描画において前記レンダリングエンジンが決定した当該Webページに含まれる複数の構成要素の各々の描画領域を当該構成要素の属性とともに示すレイアウトデータとを取得する処理と、前記複数のWebページの各々に関し当該Webページのレイアウトデータが示す複数の描画領域の中から属性としてリンク先の付された1以上の描画領域を抽出し、抽出した1以上の描画領域の各々に関し当該描画領域と当該描画領域に付されたリンク先とを示すリンクデータを当該Webページの描画データに対応付ける処理と、前記複数のWebページの中からユーザにより選択されたWebページに関し取得した描画データである第1の描画データが表すWebページの表示を表示装置に指示する処理と、前記指示に従い前記表示装置が表示しているWebページにおいて、前記第1の描画データに対し対応付けたリンクデータが示す1以上の描画領域のいずれかに対し前記ユーザによる所定の操作が行われた場合、当該リンクデータが示す当該操作が行われた描画領域に対応するリンク先のWebページに関し取得した描画データである第2の描画データが表すWebページの表示を前記表示装置に指示する処理とを実行させるためのプログラムを持続的に記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体を第7の態様として提供する。
本発明によれば、Webサーバから取得したデータを用いてWebページを表示する通常のブラウザによる場合と同様に、ユーザは現在表示されているWebページに含まれるリンク要素(他のWebページへのリンクが付された構成要素)に対しクリック等の所定の操作を行うことで、リンク先のWebページを表示させることができる。
ただし、本発明においては、ユーザの操作に応じてWebページの表示が行われる際、予めレンダリングエンジンにより描画されたWebページを表す描画データに従いWebページの表示が行われる。従って、通常のブラウザによりWebページの表示が行われる場合と比較し、本発明によれば、Webページの表示が著しく高速に行われる。そのため、本発明によれば、Webサイトの管理者等のユーザはWebサイトに含まれる多数のWebページをリンクに従い順次閲覧する作業を迅速に行うことができる。
また、本発明にかかるシステムは、描画データとリンクデータとを対応付けた後、Webサーバとデータ通信を行う必要がない。従って、描画データとリンクデータの対応付けが完了した後であれば、ユーザは本発明にかかるシステムを用いて、Webサーバと通信できない環境下でもWebページをリンクに従い順次閲覧することができる。
[第1実施形態]
以下に本発明の第1実施形態にかかるWebページ表示システム11を説明する。図1は、Webページ表示システム11を含むシステム1の構成を示した図である。システム1は、Webページ表示システム11と、Webページ表示システム11に接続された表示装置12および操作装置13と、Webサーバ装置群14と、アクセス解析サーバ装置15を備える。Webページ表示システム11はインターネット9を介してWebサーバ装置群14およびアクセス解析サーバ装置15とデータ通信を行う。
以下に本発明の第1実施形態にかかるWebページ表示システム11を説明する。図1は、Webページ表示システム11を含むシステム1の構成を示した図である。システム1は、Webページ表示システム11と、Webページ表示システム11に接続された表示装置12および操作装置13と、Webサーバ装置群14と、アクセス解析サーバ装置15を備える。Webページ表示システム11はインターネット9を介してWebサーバ装置群14およびアクセス解析サーバ装置15とデータ通信を行う。
Webサーバ装置群14は、Webブラウザからの要求に応じてWebページの表示のために必要となる各種データを要求元のWebブラウザに送信する、既知のWebサーバ装置の集まりである。なお、Webページの表示のために必要となる各種データには、HTML(HyperText Markup Language)等のWebページ記述用言語で記述されたデータ、画像データ、音声データ等が含まれる。また、Webページ記述用言語で記述されたデータには、JavaScript(登録商標)等のスクリプト言語で記述されたデータや、CSS(Cascading Style Sheet)等のスタイルシートが含まれてもよい。
アクセス解析サーバ装置15は、ユーザにより登録されたWebサイトに対するアクセスを解析し、解析結果(以下、「アクセス解析情報」という)を示すアクセス解析データをユーザの端末装置等に送信する、既知のアクセス解析サーバ装置である。なお、アクセス解析サーバ装置15により提供されるデータが示すアクセス解析情報には、例えば、過去の所定期間におけるWebサイト全体の閲覧回数、Webサイト内の各Webページの閲覧回数、Webサイト内の各Webページの離脱率、訪問者がWebサイトを訪問するにあたり使用した検索キーワード、Webサイトの訪問者のWebページ間の移動経路と遷移数、Webサイトの訪問者のうち所定のWebページで所定の操作を行った訪問者の比率(コンバージョン率)等が含まれる。
Webページ表示システム11は、ユーザに対し、ユーザにより登録されたWebページに関するアクセス解析情報と、ユーザにより選択されたWebページの表示を行うシステムである。Webページ表示システム11のユーザは、例えば、Webサイトの管理者である。
Webページ表示システム11は一般的なコンピュータがプログラムに従ったデータ処理を行うことにより実現される。図2は、Webページ表示システム11を実現するために用いられるコンピュータ10の構成を、コンピュータ10に接続された表示装置12および操作装置13とともに示した図である。
表示装置12は、例えば液晶ディスプレイであり、コンピュータ10から出力されるデータが表す画像を表示する。操作装置13は、例えばキーボードとマウスであり、ユーザの操作を受け付けて、当該操作の内容を示す操作信号をコンピュータ10に出力する。なお、表示装置12および操作装置13の一部または全部がコンピュータ10と統合された一つの装置として構成されてもよい。
コンピュータ10は、各種データを記憶するメモリ101と、メモリ101に記憶されたプログラムに従い各種データ処理を行うプロセッサ102と、プロセッサ102の制御に従い外部の装置との間で各種データの送受信を行うインタフェースである通信IF103と、表示装置12に対し画像を表すデータを出力する画像出力IF104と、操作装置13から操作信号の入力を受けるインタフェースである操作信号入力IF105を備える。
図3は、Webページ表示システム11の機能構成を示した図である。すなわち、プロセッサ102がWebページ表示システム11用のプログラムに従うデータ処理を行うことにより、コンピュータ10は図3に示す構成部を備えるWebページ表示システム11として動作する。
Webページ表示システム11は、取得部111、記憶部112、対応付部113および表示指示部114を備える。取得部111は各種データを取得する。取得部111は、グループデータ取得部1111と、Webブラウザ1112と、描画データ生成指示部1113と、アクセス解析データ取得部1114を備える。
グループデータ取得部1111は、操作装置13からユーザにより入力されたグループデータを取得する。グループデータは、複数のグループに区分された複数のWebページのURIを示すデータである。グループデータ取得部1111により取得されたグループデータは、Webページテーブルの一部として記憶部112に記憶される。
図4は、グループデータの記憶および後述する描画データ等の記憶に用いられるWebページテーブルの構成例を示した図である。記憶部112には、所定時間(例えば1週間)の経過毎の時刻に応じた複数のWebページテーブルが記憶されている。
例えば、図4に示される一番手前のWebページテーブルは、2016年8月30日に生成されたWebページテーブルである。このWebページテーブルには、2016年8月30日に生成された描画データに関するデータと、2016年8月30日より少し前の所定期間である2016年8月21日から27日までの1週間におけるアクセス解析情報を示すアクセス解析データが格納される。
Webページテーブルはユーザが管理するWebページ(以下、「管理対象Webページ」という)の各々に関するデータレコードの集まりである。Webページテーブルは、データフィールド[管理対象Webページ]、[グループ名]、[レイアウトデータ]、[描画データ]、[リンク先Webページ]、[リンク元Webページ]、[アクセス解析情報]を有する。
データフィールド[管理対象Webページ]には、管理対象WebページのURIが格納される。データフィールド[グループ名]には、管理対象Webページが属するグループのグループ名が格納される。データフィールド[レイアウトデータ]には、Webブラウザ1112が管理対象Webページの描画を行う際に中間データとして生成するレイアウトデータのファイル名が格納される。レイアウトデータとは、Webページに含まれる複数の構成要素の各々の描画領域を示すデータである。データフィールド[描画データ]には、Webブラウザ1112により描画された管理対象Webページを表す描画データのファイル名が格納される。
データフィールド[リンク先Webページ]には、管理対象Webページにリンクされている1以上のWebページの各々に関するデータが格納される。データフィールド[リンク先Webページ]には、サブデータフィールド[描画領域]と[URI]が含まれる。サブデータフィールド[描画領域]には、管理対象Webページに含まれる複数の構成要素のうちリンク先の付された構成要素(以下、「リンク要素」という)の描画領域を示すデータが格納される。サブデータフィールド[描画領域]に格納されるデータは、例えば、描画領域の左上の点の座標値および右下の点の座標値によりリンク要素の描画領域を示す。サブデータフィールド[URI]には、リンク要素に付されたリンク先のWebページのURIが格納される。
データフィールド[リンク元Webページ]には、管理対象Webページをリンク先のWebページに含む1以上のWebページのURIが格納される。データフィールド[アクセス解析情報]には、管理対象Webページに関しアクセス解析サーバ装置15により生成されたアクセス解析データが格納される。
ユーザにより入力され、グループデータ取得部1111により取得されるグループデータは、Webページテーブルのデータフィールド[管理対象Webページ]および[グループ名]に格納されるデータである。
図3を参照しつつ、Webページ表示システム11の構成の説明を続ける。Webブラウザ1112は、URIに従いWebサーバ装置群14から各種データを受信し、Webサーバ装置群14から受信した各種データを用いてWebページを表す描画データを生成する、既知のWebブラウザである。Webブラウザ1112は、Webサーバ装置群14から受信したデータに含まれるWebページ記述用言語で記述されたデータに従いWebページの描画を行うレンダリングエンジン11121を有する。
レンダリングエンジン11121は、Webページ記述用言語で記述されたデータに従い、Webページに含まれる複数の構成要素の各々の描画領域を示すレイアウトデータを中間データとして生成する。レンダリングエンジン11121が生成するレイアウトデータは、Webページに含まれる複数の構成要素の描画領域に加え、それらの構成要素の属性も示す。レイアウトデータが示す構成要素の属性には、リンク先のWebページのURIが含まれる場合がある。
レンダリングエンジン11121は、中間データとして生成したレイアウトデータに従いWebページの描画を行い、描画結果を示す描画データを生成する。
描画データ生成指示部1113は、所定時間(例えば1週間)の経過毎に、その時刻に応じたWebページテーブルを新たに生成する。描画データ生成指示部1113が新たに生成するWebページテーブルのデータフィールド[グループ名]および[管理対象Webページ]には、過去の最も新しいWebページテーブルのデータフィールド[グループ名]および[管理対象Webページ]に格納されているデータがコピーされる。なお、ユーザにより新たなグループデータが入力された場合、描画データ生成指示部1113は新たなグループデータに従い、Webページテーブルのデータフィールド[グループ名]および[管理対象Webページ]に格納されているデータを更新する。
描画データ生成指示部1113は、上記のように新たなWebページテーブルを生成した後、Webブラウザ1112に対し、最新のWebページテーブルのデータフィールド[管理対象Webページ]に格納されているURIにより識別される複数のWebページの各々の描画を指示する。この指示に従い、Webブラウザ1112はそれらのWebページの描画を行う。
なお、通常、WebブラウザがWebページの描画を行う場合は、Webページ全体のうち表示装置の画面に収まる範囲のみを描画する。Webページ表示システム11において、Webブラウザ1112は、描画データ生成指示部1113の指示に従い、Webページ全体の描画を行い、Webページ全体を表す描画データを生成する。
Webブラウザ1112が描画データ生成指示部1113の指示に従い生成した描画データと、当該描画データの生成において中間データとして生成したレイアウトデータは記憶部112に記憶される。それらのレイアウトデータおよび描画データのファイル名は、最新のWebページテーブルの対応するデータレコードのデータフィールド[レイアウトデータ]および[描画データ]に各々格納される。
上記のように、描画データ生成指示部1113の指示に従いレイアウトデータと描画データを生成するWebブラウザ1112は、レイアウトデータと描画データを取得する構成部として機能する。
アクセス解析データ取得部1114は、所定時間(例えば1週間)の経過毎に、アクセス解析サーバ装置15から、最新のWebページテーブルのデータフィールド[管理対象Webページ]に格納されているURIにより識別される複数のWebページの各々に関するアクセス解析データを受信する。
アクセス解析サーバ装置15には、予め解析対象のWebサイトが登録されており、登録されているWebサイトおよび当該Webサイトに含まれる複数のWebページの各々に関するアクセス解析を継続的に行う。アクセス解析サーバ装置15は、Webページ表示システム11からの要求に応じて、過去の所定期間(例えばアクセス解析が完了している最新の日を末日とする1週間)におけるアクセス解析の結果を示すアクセス解析データをWebページ表示システム11に送信する。
アクセス解析データ取得部1114がアクセス解析サーバ装置15から取得したアクセス解析データは記憶部112に記憶される。アクセス解析データ取得部1114は、アクセス解析サーバ装置15から取得したアクセス解析データから、Webページテーブルのデータフィールド[URI]に格納されているURIに応じたWebページ、または「その他」のWebページ群に関するアクセス解析情報を示すデータを抽出または生成し、データフィールド[アクセス解析情報]に格納する。
Webページ表示システム11は、上述したWebブラウザ1112によりWebページの描画を行う間、Webサーバ装置群14との間でデータ通信を行う。また、Webページ表示システム11は、上述したアクセス解析データ取得部1114によりアクセス解析データを取得する間、アクセス解析サーバ装置15との間でデータ通信を行う。それ以外の期間には、Webページ表示システム11は外部の装置との間でデータ通信を行う必要はない。従って、以下に説明する対応付部113および表示指示部114による処理はオフラインで行われる。
対応付部113は、最新のWebページテーブルのデータフィールド[レイアウトデータ]に新たなレイアウトデータが格納されると、格納されたレイアウトデータが示す複数の描画領域の中から、属性としてリンク先のURIが付された1以上の描画領域を抽出する。続いて、対応付部113は、抽出した1以上の描画領域の各々に関し、レイアウトデータに含まれる描画領域を示すデータと当該描画領域に付されたリンク先のURIを、データフィールド[リンク先Webページ]のサブデータフィールド[描画領域]および[URI]に各々格納する。これにより、描画データに対しリンクデータが対応付けられる。以下、データフィールド[リンク先Webページ]に格納される、描画領域と当該描画領域に付されたリンク先のURIとを示すデータを「リンクデータ」という。
対応付部113は、最新のWebページテーブルの全てのデータレコードに関し、データフィールド[リンク先Webページ]に対するリンクデータの格納を完了すると、最新のWebページテーブルのデータフィールド[リンク元Webページ]に対するデータの格納を行う。
具体的には、対応付部113は、最新のWebページテーブルのデータレコードの中から順次対象のデータレコードを選択し、対象のデータレコードのデータフィールド[管理対象Webページ]に格納されているURIをデータフィールド[リンク先Webページ]のサブデータフィールド[URI]に含むデータレコードを最新のWebページテーブルから抽出する。続いて、対応付部113は、抽出したデータレコードのデータフィールド[管理対象Webページ]に格納されているURIを、対象のデータレコードのデータフィールド[リンク元Webページ]に格納する。
表示指示部114は、Webページテーブルに格納されているデータを用いて表示装置12の画面に表示されるべき画像を表す画面データを生成し、生成した画面データが表す画像(以下、「Webページ閲覧画面」という)の表示を表示装置12に指示する。表示指示部114が画面データの生成に用いる既定のWebページテーブルは最新のWebページテーブルである。最新のWebページテーブルを用いて生成された画面データが表す画像が表示装置12により表示された後、ユーザにより使用するWebページテーブルの変更を指示する操作(後述)があれば、表示指示部114は変更指示に応じた古いWebページテーブルを用いて画面データを生成し、生成した画面データが表すWebページ閲覧画面の表示を表示装置12に指示する。
図5はWebページ閲覧画面の一例を模式的に示した図である。Webページ閲覧画面は表示領域A1と表示領域A2を含む。表示領域A1には、図5において第1行~第10行で例示される複数の行と、第A列~第P列で例示される複数の列を有するマトリクス状に配列された複数の操作子画像T1A~T10Pが表示される。これらのマトリクス状に配列された複数の操作子画像の集まりを以下、「メニュー画像」という。なお、操作子画像T1Aの符号「T1A」に含まれる数字は行番号を示し、当該符号の末尾の英文字は列記号を示す。他の操作子画像に関しても同様である。
メニュー画像は、「1.xx企業サイト」、「2.製品A」等のグループ名が付された表示領域G1~G9に区分されている。表示領域G1~G9の各々には、それらの表示領域のグループに属するWebページのURIが対応付けられた操作子画像が配置されている。すなわち、表示領域G1~G9の各々には、Webページテーブルのデータフィールド[グループ名]にそれらの表示領域のグループ名が格納されているデータレコードのデータフィールド[管理対象Webページ]に格納されているURIの各々が対応付けられた操作子画像が配置されている。
メニュー画像には、「非選択モード」、「リンク元表示モード」、「リンク先表示モード」という3つの表示モードがある。「非選択モード」のメニュー画像は、ユーザによりいずれの操作子画像も選択されていない場合に表示されるメニュー画像である。「非選択モード」のメニュー画像において、操作子画像の各々には、対応するWebページの過去の所定期間における全閲覧回数が表示される。操作子画像に表示される全閲覧回数は、Webページ閲覧画面の生成に用いられるWebページテーブルのデータフィールド[アクセス解析情報]に格納されているアクセス解析データに含まれるデータ(閲覧回数データ)が示す情報である。図5に示されるメニュー画像は「非選択モード」のメニュー画像である。
ユーザは、「非選択モード」のメニュー画像を見ることにより、グループ化されたWebページの各々の過去の所定期間における全閲覧回数を容易に知ることができる。
「非選択モード」のメニュー画像において、ユーザがいずれかの操作子画像の上にマウスのポインタを置く操作、すなわちマウスオーバーを行うと、表示領域A2に、マウスオーバーされた操作子画像に対応するWebページが表示される。図6は、操作子画像T3Dに対しマウスオーバーが行われた場合に表示されるWebページ閲覧画面を模式的に示した図である。図6において、表示領域A2に表示されるWebページが、操作子画像T3Dに対応するWebページである。
表示指示部114は、いずれかの操作子画像に対するマウスオーバーを検知すると、Webページテーブルから、マウスオーバーされた操作子画像に対応付けられているURIをデータフィールド[管理対象Webページ]に格納しているデータレコードを検索する。続いて、表示指示部114は検索したデータレコードのデータフィールド[描画データ]に格納されているファイル名で識別される描画データを記憶部112から読み出し、読み出した描画データが表すWebページを表示領域A2に表示する処理を表示装置12に指示する。その結果、表示装置12によって、図6に示されるWebページ閲覧画面が表示される。
上記のように、マウスオーバーされた操作子画像に対応するWebページの表示は、マウスオーバーが行われる前に生成され記憶されている描画データを用いて行われる。従って、マウスオーバーが行われた後にレンダリングエンジン11121によるWebページの描画が行われる場合と比較し、著しく高速にWebページの表示が行われる。そのため、ユーザは興味のあるWebページに対応する操作子画像に対しマウスオーバーを行うことにより、迅速に多数のWebページの内容を確認することができる。
「非選択モード」のメニュー画像が表示されている状態において、ユーザがいずれかの操作子画像をクリックすると、「リンク元表示モード」のメニュー画像が表示領域A1に表示される。図7は、「非選択モード」のメニュー画像において操作子画像T3Dに対しクリックが行われた場合に表示されるWebページ閲覧画面を模式的に示した図である。
「リンク元表示モード」のメニュー画像においては、ユーザがクリックにより選択した操作子画像(以下、「選択された操作子画像」という)と、選択された操作子画像に対応するWebページのリンク元のWebページに対応する操作子画像(以下、「リンク元の操作子画像」という)が、他の操作子画像と異なる態様で表示される。図7の例では、選択された操作子画像である操作子画像T3Dは太枠で囲まれ、かつ、背景に斜線が付されることで、他の操作子画像と区別されている。また、図7の例では、リンク元の操作子画像である操作子画像T7A、T1N等は太枠で囲まれ、他の操作子画像と区別されている。
また、「リンク元表示モード」のメニュー画像において、選択された操作子画像を囲む太枠の色は例えば赤であり、リンク元の操作子画像を囲む太枠の色は例えば青である。メニュー画像においては、リンク元とリンク先の関係にあるWebページに対応する操作子画像は太枠で囲まれる。また、青の太枠で囲まれている操作子画像はリンク元のWebページに対応しており、赤の太枠で囲まれている操作子画像はリンク先のWebページに対応している。従って、ユーザは太枠の色によって、現在のメニュー画像の表示モードと、リンクされている複数のWebページのリンク、被リンクの関係を直感的に知ることができる。
「リンク元表示モード」のメニュー画像において、選択された操作子画像およびリンク元の操作子画像の各々には、上下2段に2つの数字が表示される。これらの操作子画像の下段に表示される数字は、「非選択モード」における場合と同様に、過去の所定期間における全閲覧回数を示す。選択された操作子画像の上段の数字は、過去の所定期間における閲覧回数のうち、リンク元の操作子画像に対応するWebページから移動してきた訪問者による閲覧回数を示す。リンク元の操作子画像の上段の数字は、過去の所定期間における閲覧回数のうち、選択された操作子画像に対応するWebページに移動した訪問者による閲覧回数を示す。選択された操作子画像およびリンク元の操作子画像の上段に表示される閲覧回数は、下段に表示される全閲覧回数と同様に、Webページテーブルのデータフィールド[アクセス解析情報]に格納されているアクセス解析データに含まれるデータ(閲覧回数データ)が示す情報である。
ユーザは、「リンク元表示モード」のメニュー画像を見ることにより、選択した操作子画像に対応するWebページに、どのWebページからどれだけの訪問者が移動したかを容易に知ることができる。
表示領域A1に「リンク元表示モード」のメニュー画像が表示されている時には、表示領域A2にはメニュー画像において選択された操作子画像に対応するWebページが表示される。図7において、表示領域A2に表示されているWebページは、ユーザにより選択された操作子画像T3Dに対応するWebページである。
表示指示部114は、いずれかの操作子画像がクリックされて、「リンク元表示モード」のメニュー画像を表示領域A1に表示する処理を表示装置12に指示する際、Webページテーブルから、選択された操作子画像にリンクされているURIをデータフィールド[管理対象Webページ]に格納しているデータレコードを検索する。続いて、表示指示部114は検索したデータレコードのデータフィールド[描画データ]に格納されているファイル名で識別される描画データを記憶部112から読み出し、読み出した描画データが表すWebページを表示領域A2に表示する処理を表示装置12に指示する。その結果、図7に示されるWebページ閲覧画面が表示される。
上記のように、クリックされた操作子画像に対応するWebページの表示は、クリックが行われる前に生成され記憶されている描画データを用いて行われる。従って、クリックが行われた後にレンダリングエンジン11121によるWebページの描画が行われる場合と比較し、著しく高速にWebページの表示が行われる。そのため、ユーザは興味のあるWebページに対応する操作子画像に対するクリックを行うことにより、迅速に多数のWebページの内容を確認することができる。
「リンク元表示モード」のメニュー画像において、ユーザがいずれかのリンク元の操作子画像に対しマウスオーバーを行うと、マウスオーバーされた操作子画像の近傍に、マウスオーバーされた操作子画像に対応するWebページがポップアップ表示される。図8は、リンク元の操作子画像の1つである操作子画像T6Cに対しマウスオーバーが行われた場合に表示されるWebページ閲覧画面を模式的に示した図である。図8において、ポップアップ領域P1に表示されるWebページが、操作子画像T6Cに対応するWebページである。
図8に示されるように、ユーザは表示領域A2に表示されているWebページとポップアップ表示されるWebページを同時に見ることができるため、それらのWebページの関連性等を容易に確認することができる。
また、ポップアップ領域に表示されるWebページは、表示領域A2に表示されるWebページと同様に、マウスオーバーが行われる前に生成され記憶されている描画データを用いて行われる。従って、マウスオーバーが行われた後にレンダリングエンジン11121によるWebページの描画が行われる場合と比較し、著しく高速にWebページの表示が行われる。そのため、ユーザは興味のあるWebページに対応する操作子画像に対するマウスオーバーを行うことにより、迅速に多数のWebページの内容を確認することができる。
表示領域A2に表示されるWebページに含まれるリンク要素の各々には、Webページテーブルのデータフィールド[リンク先Webページ]に格納されるリンクデータにより、リンク先のWebページのURIが対応付けられている。ユーザが表示領域A2に表示されるWebページにおいていずれかのリンク要素に対しマウスオーバーを行うと、マウスオーバーされたリンク要素に対応付けられているURIにより識別されるWebページ、すなわち、当該リンク要素にリンクされているWebページがポップアップ表示される。
図9は、表示領域A2に表示されているWebページに含まれるリンク要素A21に対しマウスオーバーが行われた場合に表示されるWebページ閲覧画面を模式的に示した図である。図9において、ポップアップ領域P2に表示されるWebページが、リンク要素A21にリンクされているWebページである。
表示指示部114は、表示領域A2に表示されているWebページに関するWebページテーブルのデータレコードに格納されているリンクデータに従い、当該Webページに含まれるいずれかのリンク要素の描画領域に対しマウスオーバーが行われたことを検知すると、マウスオーバーが行われた描画領域に対応するリンク先WebページのURIをリンクデータに基づき特定する。続いて、表示指示部114は、特定したリンク先WebページのURIをデータフィールド[管理対象Webページ]に格納するデータレコードをWebページテーブルから検索する。続いて、表示指示部114は、検索したデータレコードのデータフィールド[描画データ]に格納されているファイル名により識別される描画データを記憶部112から読み出し、読み出した描画データが表すWebページをポップアップ領域に表示する処理を表示装置12に指示する。その結果、図9に示されるWebページ閲覧画面が表示される。
上記のように、マウスオーバーされたリンク要素にリンクされたWebページの表示は、マウスオーバーが行われる前に生成され記憶されている描画データを用いて行われる。従って、マウスオーバーが行われた後にレンダリングエンジン11121によるWebページの描画が行われる場合と比較し、著しく高速にWebページの表示が行われる。そのため、ユーザは興味のあるリンク要素に対するマウスオーバーを行うことにより、多数のリンク要素の各々にリンクされたWebページの内容を迅速に確認することができる。
「リンク元表示モード」のメニュー画像において、ユーザは、その時点で選択している操作子画像と異なるいずれかの操作子画像をクリックすることにより、新たな操作子画像を選択することができる。例えば、図7に示されるメニュー画像において、ユーザが操作子画像T4Hをクリックすると、操作子画像T4Hが新たな選択された操作子画像となる。すなわち、表示領域A2には操作子画像T4Hに対応するWebページが表示される。また、操作子画像T3Dに代えて、操作子画像T4Hが赤の太枠で囲まれ、かつ、背景に斜線が付されて表示される。また、操作子画像T3Dのリンク元の操作子画像に代えて、操作子画像T4Hのリンク元の操作子画像が青の太枠で囲まれて表示される。
「リンク元表示モード」のメニュー画像において、ユーザは、その時点で選択している操作子画像をクリックすることにより、「リンク先表示モード」のメニュー画像を表示領域A1に表示させることができる。図10は、「リンク元表示モード」のメニュー画像において選択されている操作子画像T3Dに対しクリックが行われた場合に表示されるWebページ閲覧画面を模式的に示した図である。
「リンク先表示モード」のメニュー画像においては、選択された操作子画像と、選択された操作子画像に対応するWebページのリンク先のWebページに対応する操作子画像(以下、「リンク先の操作子画像」という)が、他の操作子画像と異なる態様で表示される。図10の例では、選択された操作子画像である操作子画像T3Dは青の太枠で囲まれ、かつ、背景に斜線が付されることで、他の操作子画像と区別されている。また、図10の例では、リンク先の操作子画像である操作子画像T7A、T1N等は赤の太枠で囲まれ、他の操作子画像と区別されている。
「リンク先表示モード」のメニュー画像においても、「リンク元表示モード」のメニュー画像における場合と同様に、ユーザは太枠の色によって、現在のメニュー画像の表示モードと、リンクされている複数のWebページのリンク、被リンクの関係を直感的に知ることができる。
「リンク先表示モード」のメニュー画像において、選択された操作子画像およびリンク先の操作子画像の各々には、上下2段に2つの数字が表示される。これらの操作子画像の下段に表示される数字は、「非選択モード」および「リンク元表示モード」における場合と同様に、過去の所定期間における全閲覧回数を示す。選択された操作子画像の上段の数字は、過去の所定期間における閲覧回数のうち、リンク先の操作子画像に対応するWebページへ移動した訪問者による閲覧回数を示す。リンク先の操作子画像の上段の数字は、過去の所定期間における閲覧回数のうち、選択された操作子画像に対応するWebページから移動してきた訪問者による閲覧回数を示す。選択された操作子画像およびリンク先の操作子画像の上段に表示される閲覧回数は、下段に表示される全閲覧回数と同様に、Webページテーブルのデータフィールド[アクセス解析情報]に格納されているアクセス解析データに含まれるデータ(閲覧回数データ)が示す情報である。
ユーザは、「リンク先表示モード」のメニュー画像を見ることにより、選択した操作子画像に対応するWebページから、どのWebページへどれだけの訪問者が移動したかを容易に知ることができる。
「リンク先表示モード」のメニュー画像においても、「リンク元表示モード」のメニュー画像における場合と同様に、いずれかのリンク先の操作子画像に対しマウスオーバーが行われると、マウスオーバーされた操作子画像に対応するWebページがポップアップ表示される。また、「リンク先表示モード」のメニュー画像が表示されている時に、表示領域A2に表示されているWebページに含まれるいずれかのリンク要素に対しマウスオーバーが行われると、マウスオーバーされたリンク要素にリンクされているWebページがポップアップ表示される。
従って、「リンク先表示モード」のメニュー画像を含むWebページ閲覧画面においても、ユーザは互いにリンクされている複数のWebページの内容を迅速に確認することができる。
「リンク先表示モード」のメニュー画像において、ユーザは、その時点で選択している操作子画像と異なるいずれかの操作子画像をクリックすることにより、新たな操作子画像を選択することができる。
また、「リンク先表示モード」のメニュー画像において、ユーザは、その時点で選択している操作子画像をクリックすることにより、「非選択モード」のメニュー画像を表示領域A1に表示させることができる。
また、ユーザは、表示領域A2の上に配置されているボタンB1またはB2をクリックすることにより、Webページ閲覧画面を表す画面データの生成に用いられるWebページテーブルを変更することができる。既述のように、記憶部112には、所定時間(例えば1週間)の経過毎に生成された複数のWebページテーブルが記憶されている。ユーザによりボタンB1がクリックされると、表示指示部114は、その時点で用いていたWebページテーブルの生成日より一つ古い生成日のWebページテーブルを用いて画面データの生成を行う。また、ユーザによりボタンB2がクリックされると、表示指示部114は、その時点で用いていたWebページテーブルの生成日より一つ新しい生成日のWebページテーブルを用いて画面データの生成を行う。
従って、ユーザがボタンB1またはB2をクリックすると、表示領域A2に表示されるWebページの内容が、古いバージョンの内容または新しいバージョンの内容に変化する。リンク要素または操作子画像に対するマウスオーバーによりポップアップ表示されるWebページのバージョンも、ユーザによるボタンB1またはB2のクリックに応じて変化する。そのため、ユーザは時間の経過に伴い変化していくWebページの内容を容易に確認することができる。
上述したWebページ表示システム11によれば、Webサイトの管理者等のユーザは、Webサイトの内容を迅速に把握することができる。
[第2実施形態]
以下に本発明の第2実施形態にかかるWebページ表示システム21を説明する。Webページ表示システム21は第1実施形態にかかるWebページ表示システム11と多くの点で共通している。従って、以下にWebページ表示システム21がWebページ表示システム11と異なる点を説明し、Webページ表示システム21がWebページ表示システム11と共通する点は説明を省略する。また、Webページ表示システム21が備える構成部のうちWebページ表示システム11が備える構成部と共通の構成部には、第1実施形態の説明において用いた符号と同じ符号を用いる。
以下に本発明の第2実施形態にかかるWebページ表示システム21を説明する。Webページ表示システム21は第1実施形態にかかるWebページ表示システム11と多くの点で共通している。従って、以下にWebページ表示システム21がWebページ表示システム11と異なる点を説明し、Webページ表示システム21がWebページ表示システム11と共通する点は説明を省略する。また、Webページ表示システム21が備える構成部のうちWebページ表示システム11が備える構成部と共通の構成部には、第1実施形態の説明において用いた符号と同じ符号を用いる。
図11は、Webページ表示システム21を含むシステム2の構成を示した図である。システム2は、第1実施形態にかかるシステム1が備えるWebページ表示システム11に代えてWebページ表示システム21を備える。
Webページ表示システム21は、サーバ装置211と、1または複数の端末装置212を備える。サーバ装置211と端末装置212はインターネット9を介して互いにデータ通信を行う。なお、図11(および後述の図13)においては、Webページ表示システム21が端末装置212を1つのみ備える場合を例示している。
サーバ装置211は一般的なコンピュータがプログラムに従ったデータ処理を行うことにより実現される。図12は、サーバ装置211を実現するために用いられるコンピュータ20の構成を示した図である。
コンピュータ20は、各種データを記憶するメモリ201と、メモリ201に記憶されたプログラムに従い各種データ処理を行うプロセッサ202と、プロセッサ202の制御に従い外部の装置との間で各種データの送受信を行うインタフェースである通信IF203を備える。
端末装置212は図2に示したコンピュータ10がプログラムに従ったデータ処理を行うことにより実現される。端末装置212を実現するために用いられるコンピュータ10には、図2に示されるように、表示装置12と操作装置13が接続されている。
図13は、Webページ表示システム21の機能構成を示した図である。すなわち、プロセッサ202がサーバ装置211用のプログラムに従うデータ処理を行うことにより、コンピュータ20は図13に示す構成部を備えるサーバ装置211として動作する。また、プロセッサ102が端末装置212用のプログラムに従うデータ処理を行うことにより、コンピュータ10は図13に示す構成部を備える端末装置212として動作する。
サーバ装置211は、取得部111、記憶部112、対応付部113および送信部2111を備える。サーバ装置211が備える取得部111、記憶部112および対応付部113は、第1実施形態にかかるWebページ表示システム11が備える取得部111、記憶部112および対応付部113と同じである。ただし、サーバ装置211が備える取得部111のグループデータ取得部1111は、端末装置212に接続された操作装置13に対しユーザが入力したグループデータを端末装置212から受信することにより取得する。
送信部2111は、取得部111および対応付部113の処理により、所定時間(例えば1週間)の経過毎に新たなWebページテーブルが生成され記憶部112に記憶されると、最新のWebページテーブルと、最新のWebページテーブルのデータフィールド[描画データ]に格納されているファイル名により識別される全ての描画データを端末装置212に送信する。
端末装置212は、グループデータ取得部1111、送信部2121、受信部2122、記憶部2123および表示指示部114を備える。端末装置212が備えるグループデータ取得部1111および表示指示部114は、第1実施形態にかかるWebページ表示システム11が備えるグループデータ取得部1111および表示指示部114と同じである。
送信部2121は、操作装置13に対しユーザが入力したグループデータをサーバ装置211に送信する。受信部2122は、所定時間(例えば1週間)の経過毎にサーバ装置211からWebページテーブルと描画データを受信する。記憶部2123は受信部2122がサーバ装置211から受信したWebページテーブルと描画データを記憶する。
なお、サーバ装置211から端末装置212に対するWebページテーブルおよび描画データの送信は、所定時間の経過毎に限られない。例えば、端末装置212がユーザの操作に応じてWebページ閲覧画面を表示する際に、必要となるWebページテーブルと描画データの送信をサーバ装置211に要求し、サーバ装置211が端末装置212からの要求に応じてWebページテーブルおよび描画データを端末装置212に送信してもよい。
Webページ表示システム21によっても、Webページ表示システム11による場合と同様に、ユーザは表示装置12に表示されるWebページ閲覧画面において、Webサイトの内容を迅速に把握することができる。
[第3実施形態]
以下に本発明の第3実施形態にかかるWebページ表示システム31を説明する。Webページ表示システム31は第1実施形態にかかるWebページ表示システム11と多くの点で共通している。従って、以下にWebページ表示システム31がWebページ表示システム11と異なる点を説明し、Webページ表示システム31がWebページ表示システム11と共通する点は説明を省略する。また、Webページ表示システム31が備える構成部のうちWebページ表示システム11が備える構成部と共通の構成部には、第1実施形態の説明において用いた符号と同じ符号を用いる。
以下に本発明の第3実施形態にかかるWebページ表示システム31を説明する。Webページ表示システム31は第1実施形態にかかるWebページ表示システム11と多くの点で共通している。従って、以下にWebページ表示システム31がWebページ表示システム11と異なる点を説明し、Webページ表示システム31がWebページ表示システム11と共通する点は説明を省略する。また、Webページ表示システム31が備える構成部のうちWebページ表示システム11が備える構成部と共通の構成部には、第1実施形態の説明において用いた符号と同じ符号を用いる。
図14は、Webページ表示システム31を含むシステム3の構成を示した図である。システム3は、第1実施形態にかかるシステム1が備えるWebページ表示システム11に代えてWebページ表示システム31を備える。また、システム3は、システム1が備える表示装置12および操作装置13に代えて、Webページ表示システム31が備える端末装置311に接続された表示装置12Aおよび操作装置13Aと、Webページ表示システム31が備える端末装置313に接続された表示装置12Bおよび操作装置13Bを備える。
Webページ表示システム31は、システム3の端末装置311、サーバ装置312および1または複数の端末装置313を備える。端末装置311はシステム3の管理者が操作する端末装置である。端末装置313はシステム3のユーザ(Webサイトの管理者等)が操作する端末装置である。なお、図14(および後述の図15)においては、Webページ表示システム31が端末装置313を1つのみ備える場合を例示している。
システム3においては、システム3の管理者の操作に応じて端末装置311により描画データおよびWebページテーブルの生成が行われる。端末装置311により生成された描画データとWebページテーブルはサーバ装置312にアップロードされる。サーバ装置312は、システム3のユーザ(Webサイトの管理者等)の操作に応じて端末装置313から送信される要求に応じて、Webページ閲覧画面を表す画面データを生成し、生成した画面データを要求元の端末装置313に送信する。端末装置313はサーバ装置312から受信した画面データが表すWebページ閲覧画面の表示を表示装置12Bに指示する。その結果、表示装置12BによりWebページ閲覧画面の表示が行われる。
端末装置311および端末装置313は、図2に示したコンピュータ10がプログラムに従ったデータ処理を行うことにより実現される。なお、端末装置311を実現するために用いられるコンピュータ10には、図2に示される表示装置12と操作装置13に代えて表示装置12Aと操作装置13Aが接続されている。また、端末装置313を実現するために用いられるコンピュータ10には、図2に示される表示装置12と操作装置13に代えて表示装置12Bと操作装置13Bが接続されている。
サーバ装置312は、図12に示したコンピュータ20がプログラムに従ったデータ処理を行うことにより実現される。
図15は、Webページ表示システム31の機能構成を示した図である。すなわち、プロセッサ102が端末装置311用のプログラムに従うデータ処理を行うことにより、コンピュータ10は図15に示す構成部を備える端末装置311として動作する。また、プロセッサ202がサーバ装置312用のプログラムに従うデータ処理を行うことにより、コンピュータ20は図15に示す構成部を備えるサーバ装置312として動作する。また、プロセッサ102が端末装置313用のプログラムに従うデータ処理を行うことにより、コンピュータ10は図15に示す構成部を備える端末装置313として動作する。
端末装置311は、取得部111、記憶部112、対応付部113、表示指示部114および送信部3111を備える。端末装置311が備える取得部111、記憶部112、対応付部113および表示指示部114は、第1実施形態にかかるWebページ表示システム11が備える取得部111、記憶部112、対応付部113および表示指示部114と同じである。
なお、端末装置311が備える取得部111のグループデータ取得部1111は、端末装置311に接続された操作装置13Aに対しシステム3の管理者が入力したグループデータを取得する。
また、端末装置311の描画データ生成指示部1113は、システム3の管理者が操作装置13Aを用いた操作により描画の指示を行った場合、その指示に応じてWebブラウザ1112に対しURIを引き渡し、レイアウトデータと描画データの生成を指示する。また、端末装置311のアクセス解析データ取得部1114は、システム3の管理者が操作装置13Aを用いた操作によりアクセス解析データ取得の指示を行った場合、その指示に応じてアクセス解析サーバ装置15からアクセス解析データを取得する。
システム3の管理者は、例えば所定時間の経過毎に、操作装置13Aを用いて端末装置311に対し指示を行い、新たなレイアウトデータ、描画データおよびアクセス解析データの格納されたWebページテーブルを端末装置311に生成させる。そして、システム3の管理者は、操作装置13Aを用いて端末装置311に新たなWebページテーブルを用いたWebページ閲覧画面の表示を指示し、表示装置12AにWebページ閲覧画面が正しく表示されることを確認する。その後、システム3の管理者は、操作装置13Aを用いて端末装置311に対し、最新のWebページテーブルおよび描画データのサーバ装置312への送信を指示する。
送信部3111は、システム3の管理者の指示に応じて、最新のWebページテーブルと、最新のWebページテーブルのデータフィールド[描画データ]に格納されているファイル名により識別される全ての描画データをサーバ装置312に送信する。
サーバ装置312は、受信部3121、記憶部3122、画面データ生成部3123および送信部3124を備える。受信部3121は端末装置311からWebページテーブルおよび描画データを受信する。さらに、受信部3121は、端末装置313から画面データの送信の要求を受信する。記憶部3122は受信部3121が受信したWebページテーブルと描画データを記憶する。
画面データ生成部3123は、受信部3121が端末装置313から画面データの送信の要求を受信した場合、その要求に応じて、記憶部3122に記憶されているWebページテーブルおよび描画データを用いてWebページ閲覧画面を表す画面データを生成する。画面データ生成部3123が生成する画面データは、例えばHTML等のWebページ記述用言語で記述されたデータと、それらのデータにより参照される画像データ等の集まりである。
送信部3124は画面データ生成部3123により生成された画面データを要求元の端末装置313に送信する。
端末装置313は、送信部3131、受信部3132、記憶部3133、Webブラウザ3134および表示指示部3135を備える。送信部3131は、ユーザ(Webページの管理者等)の操作装置13Bを用いたWebページ閲覧画面の表示の指示に従い、当該指示に応じた画面データの送信の要求をサーバ装置312に送信する。
受信部3132は、送信部3131から送信された要求に応じてサーバ装置312から送信されてくる画面データを受信する。記憶部3133は、受信部3132により受信された画面データを記憶する。Webブラウザ3134は、記憶部3133に記憶された画面データを用いてWebページ閲覧画面の描画を行う。表示指示部3135はWebブラウザ3134により描画されたWebページ閲覧画面の表示を表示装置12Bに指示する。
Webページ表示システム31によっても、Webページ表示システム11による場合と同様に、ユーザは表示装置12Bに表示されるWebページ閲覧画面において、Webサイトの内容を迅速に把握することができる。
[変形例]
上述した実施形態は、本発明の技術的思想の範囲内で様々に変形することができる。以下にそれらの変形の例を示す。なお、以下の2以上の変形例が組み合わされてもよい。
上述した実施形態は、本発明の技術的思想の範囲内で様々に変形することができる。以下にそれらの変形の例を示す。なお、以下の2以上の変形例が組み合わされてもよい。
(1)本発明にかかるWebページ表示システムが備える構成は、上述したWebページ表示システム11、Webページ表示システム21およびWebページ表示システム31に例示の構成に限られない。例えば、Webページ表示システム31が備える端末装置311とサーバ装置312に代えて、端末装置311とサーバ装置312を統合した1つの装置を備える構成が採用されてもよい。
(2)上述の実施形態において、Webページテーブルのデータフィールド[リンク先Webページ]のサブデータフィールド[URI]と、データフィールド[リンク元Webページ]にはWebページのURIが記憶される。これらのURIに代えて、描画データを識別するファイル名等のデータが用いられてもよい。
(3)上述した実施形態において、Webページ閲覧画面の生成に用いられる描画データは、レンダリングエンジン11121が生成する描画データが表す画像の解像度より低い解像度の画像を表す描画データであってもよい。この変形例において、Webページ表示システム11、サーバ装置211または端末装置311は、レンダリングエンジン11121により生成された描画データの解像度を落とす変換処理を行う変換部を備える。そして、Webページテーブルには、レンダリングエンジン11121により生成された描画データに加えて、もしくは代えて、変換部により生成された低解像度の描画データが格納される。表示指示部114または画面データ生成部3123は、Webページ閲覧画面を表す画面データを生成する際、低解像度の描画データを用いる。この変形例においては、データ量が小さい描画データが用いられるため、Webページ閲覧画面におけるWebページの表示がより高速に行われる。なお、ポップアップ表示されるWebページの表示には低解像度の描画データが用いられ、表示領域A2に表示されるWebページの表示には通常解像度の描画データが用いられてもよい。
(4)上述した実施形態において、Webページにおけるリンク要素の描画領域は、描画領域の左上の座標値および右下の座標値の組み合わせにより表される。描画領域を表す方法はこれに限られない。例えば、左上の座標値と、高さおよび幅により描画領域が表されてもよい。
(5)上述した実施形態において、メニュー画像の表示モードの切り替えは操作子画像のクリックにより行われる。メニュー画像の表示モードの切り替え方法はこれに限られない。例えば、Webページ閲覧画面に表示モードの切り替え用のボタンを配置し、ユーザがこのボタンをクリックすると、メニュー画像の表示モードが切り替えられてもよい。
(6)上述した実施形態において、表示領域A2に表示されるWebページに含まれるリンク要素に対しユーザによりクリック等の所定の操作が行われた場合、操作の行われたリンク要素にリンクされているWebページが表示領域A2に表示される構成が採用されてもよい。この場合も、操作の行われたリンク要素にリンクされているWebページは、予め記憶されている描画データを用いて迅速に行われる。
(7)上述した実施形態において、操作子画像またはリンク要素に対するマウスオーバーが行われると表示領域A2(非選択モード時)またはポップアップ領域(リンク元表示モードまたはリンク先表示モード時)にWebページが表示され、操作子画像またはリンク要素に対するクリックが行われると表示領域A2にWebページが表示される。Webページをポップアップ領域または表示領域A2に表示させるためにユーザが行う所定の操作はマウスオーバーまたはクリックに限られない。例えば、Webページを表示領域A2に表示させるための所定の操作として、ダブルクリック等のクリック以外の操作が採用されてもよい。また、表示装置12と操作装置13が統合されたタッチディスプレイが用いられる場合、マウスオーバーに代えてタップ、クリックに代えてダブルタップ等の操作が、Webページを表示させるための所定の操作として採用されてもよい。
(8)上述した実施形態においては、非選択モードにおいて操作子画像に対するマウスオーバーが行われると表示領域A2にWebページが表示され、リンク元表示モードまたはリンク先表示モードにおいて操作子画像に対するマウスオーバーが行われるとポップアップ領域にWebページが表示される。また、リンク元表示モードまたはリンク先表示モードにおいて表示領域A2に表示されているWebページのリンク要素に対するマウスオーバーが行われるとポップアップ領域にWebページが表示される。マウスオーバーやクリック等の操作に応じてWebページが表示される領域はこれらに限られない。例えば、非選択モードにおいて操作子画像に対するマウスオーバーが行われた場合、表示領域A2にではなく、ポップアップ領域にWebページが表示される構成が採用されてもよい。
(9)上述した実施形態においては、リンク元表示モードにおいてマウスオーバーによりWebページがポップアップ表示される操作子画像はリンク元の操作子画像に限られる。また、上述した実施形態においては、リンク先表示モードにおいてマウスオーバーによりWebページがポップアップ表示される操作子画像はリンク先の操作子画像に限られる。マウスオーバー等の所定の操作に応じてWebページの表示が行われる操作子画像が、このように限定されなくてもよい。例えば、リンク元表示モードまたはリンク先表示モードにおいて、リンク元またはリンク先の操作子画像ではない操作子画像にマウスオーバー等が行われた場合も、ポップアップ領域にWebページが表示される構成が採用されてもよい。
(10)第1実施形態にかかるWebページ表示システム11、第2実施形態にかかるサーバ装置211および端末装置212、第3実施形態にかかる端末装置311、サーバ装置312および端末装置313は、コンピュータがプログラムに従う処理を行うことにより実現される。これに代えて、Webページ表示システム11、サーバ装置211、端末装置212、端末装置311、サーバ装置312および端末装置313の1以上が、いわゆる専用装置として構成されてもよい。
(11)コンピュータにWebページ表示システム11が行う処理を実行させるためのプログラム、コンピュータにサーバ装置211が行う処理を実行させるためのプログラム、コンピュータに端末装置212が行う処理を実行させるためのプログラム、コンピュータに端末装置311が行う処理を実行させるためのプログラム、コンピュータにサーバ装置312が行う処理を実行させるためのプログラム、およびコンピュータに端末装置313が行う処理を実行させるためのプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に持続的に記録された状態で頒布されてよい。この場合、コンピュータは記録媒体からプログラムを読み取り、読み取ったプログラムに従う処理を行うことにより、Webページ表示システム11、サーバ装置211、端末装置212、端末装置311、サーバ装置312または端末装置313として動作する。また、これらのプログラムがサーバ装置に記憶され、当該サーバ装置からネットワークを介してコンピュータに送信され、コンピュータにおいて用いられてもよい。
1…システム、2…システム、3…システム、9…インターネット、10…コンピュータ、11…Webページ表示システム、12…表示装置、13…操作装置、14…Webサーバ装置群、15…アクセス解析サーバ装置、20…コンピュータ、21…Webページ表示システム、31…Webページ表示システム、101…メモリ、102…プロセッサ、103…通信IF、104…画像出力IF、105…操作信号入力IF、111…取得部、112…記憶部、113…対応付部、114…表示指示部、201…メモリ、202…プロセッサ、203…通信IF、211…サーバ装置、212…端末装置、311…端末装置、312…サーバ装置、313…端末装置、1111…グループデータ取得部、1112…Webブラウザ、1113…描画データ生成指示部、1114…アクセス解析データ取得部、2111…送信部、2121…送信部、2122…受信部、2123…記憶部、3111…送信部、3121…受信部、3122…記憶部、3123…画面データ生成部、3124…送信部、3131…送信部、3132…受信部、3133…記憶部、3134…Webブラウザ、3135…表示指示部、11121…レンダリングエンジン
Claims (7)
- 複数のWebページの各々に関し、Webページ記述用言語で記述されたデータに従いレンダリングエンジンにより描画されたWebページを表す描画データと、当該Webページの描画において前記レンダリングエンジンが決定した当該Webページに含まれる複数の構成要素の各々の描画領域を当該構成要素の属性とともに示すレイアウトデータとを取得する取得部と、
前記複数のWebページの各々に関し当該Webページのレイアウトデータが示す複数の描画領域の中から属性としてリンク先の付された1以上の描画領域を抽出し、抽出した1以上の描画領域の各々に関し当該描画領域と当該描画領域に付されたリンク先とを示すリンクデータを当該Webページの描画データに対応付ける対応付部と、
前記複数のWebページの中からユーザにより選択されたWebページに関し前記取得部により取得された描画データである第1の描画データが表すWebページの表示を表示装置に指示する表示指示部と
を備え、
前記表示指示部による指示に従い前記表示装置が表示しているWebページにおいて、前記第1の描画データに対し前記対応付部により対応付けられたリンクデータが示す1以上の描画領域のいずれかに対し前記ユーザによる所定の操作が行われた場合、前記表示指示部は当該リンクデータが示す当該操作が行われた描画領域に対応するリンク先のWebページに関し前記取得部により取得された描画データである第2の描画データが表すWebページの表示を前記表示装置に指示する
システム。 - 前記取得部は、前記複数のWebページの各々が複数のグループのいずれに属すかを示すグループデータを取得し、
前記表示指示部は、前記複数のグループの各々に関し、当該グループに応じた表示領域に前記グループデータが示す当該グループに属する1以上のWebページの各々に対応する操作子画像をマトリクス状に配列したメニュー画像の表示を前記表示装置に指示し、
前記表示指示部による指示に従い前記表示装置が表示している前記メニュー画像において、いずれかの操作子画像に対し前記ユーザによる所定の操作が行われた場合、前記表示指示部は当該操作子画像に対応するWebページに関し前記取得部により取得された描画データである第3の描画データが表すWebページの表示を前記表示装置に指示する
請求項1に記載のシステム。 - 前記取得部は、過去の所定期間における前記ユーザにより選択されたWebページのリンク先の1以上のWebページの各々に関し前記所定期間における当該選択されたWebページから当該リンク先のWebページに移動した訪問者による閲覧回数を示す閲覧回数データを取得し、
前記表示指示部は、前記ユーザにより選択されたWebページのリンク先の1以上のWebページの各々に対応する操作子画像に前記閲覧回数データが示す閲覧回数の表示を付加した前記メニュー画像の表示を前記表示装置に指示する
請求項2に記載のシステム。 - 前記取得部は、過去の所定期間における前記ユーザにより選択されたWebページのリンク元の1以上のWebページの各々に関し前記所定期間における当該リンク元のWebページから当該選択されたWebページに移動した訪問者による閲覧回数を示す閲覧回数データを取得し、
前記表示指示部は、前記ユーザにより選択されたWebページのリンク元の1以上のWebページの各々に対応する操作子画像に前記閲覧回数データが示す閲覧回数の表示を付加した前記メニュー画像の表示を前記表示装置に指示する
請求項2に記載のシステム。 - サーバ装置と端末装置を有し、
前記サーバ装置は、前記取得部と、前記対応付部と、前記複数のWebページの各々に関する描画データとリンクデータを送信する送信部を有し、
前記端末装置は、前記サーバ装置から前記複数のWebページの各々に関する描画データとリンクデータを受信する受信部と、前記表示指示部を有する
請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシステム。 - コンピュータに、
複数のWebページの各々に関し、Webページ記述用言語で記述されたデータに従いレンダリングエンジンにより描画されたWebページを表す描画データと、当該Webページの描画において前記レンダリングエンジンが決定した当該Webページに含まれる複数の構成要素の各々の描画領域を当該構成要素の属性とともに示すレイアウトデータとを取得する処理と、
前記複数のWebページの各々に関し当該Webページのレイアウトデータが示す複数の描画領域の中から属性としてリンク先の付された1以上の描画領域を抽出し、抽出した1以上の描画領域の各々に関し当該描画領域と当該描画領域に付されたリンク先とを示すリンクデータを当該Webページの描画データに対応付ける処理と、
前記複数のWebページの中からユーザにより選択されたWebページに関し取得した描画データである第1の描画データが表すWebページの表示を表示装置に指示する処理と、
前記指示に従い前記表示装置が表示しているWebページにおいて、前記第1の描画データに対し対応付けたリンクデータが示す1以上の描画領域のいずれかに対し前記ユーザによる所定の操作が行われた場合、当該リンクデータが示す当該操作が行われた描画領域に対応するリンク先のWebページに関し取得した描画データである第2の描画データが表すWebページの表示を前記表示装置に指示する処理と
を実行させるためのプログラム。 - コンピュータに、
複数のWebページの各々に関し、Webページ記述用言語で記述されたデータに従いレンダリングエンジンにより描画されたWebページを表す描画データと、当該Webページの描画において前記レンダリングエンジンが決定した当該Webページに含まれる複数の構成要素の各々の描画領域を当該構成要素の属性とともに示すレイアウトデータとを取得する処理と、
前記複数のWebページの各々に関し当該Webページのレイアウトデータが示す複数の描画領域の中から属性としてリンク先の付された1以上の描画領域を抽出し、抽出した1以上の描画領域の各々に関し当該描画領域と当該描画領域に付されたリンク先とを示すリンクデータを当該Webページの描画データに対応付ける処理と、
前記複数のWebページの中からユーザにより選択されたWebページに関し取得した描画データである第1の描画データが表すWebページの表示を表示装置に指示する処理と、
前記指示に従い前記表示装置が表示しているWebページにおいて、前記第1の描画データに対し対応付けたリンクデータが示す1以上の描画領域のいずれかに対し前記ユーザによる所定の操作が行われた場合、当該リンクデータが示す当該操作が行われた描画領域に対応するリンク先のWebページに関し取得した描画データである第2の描画データが表すWebページの表示を前記表示装置に指示する処理と
を実行させるためのプログラムを持続的に記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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