WO2017187855A1 - 裏面照射型固体撮像素子及び電子機器 - Google Patents

裏面照射型固体撮像素子及び電子機器 Download PDF

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Abstract

画質を向上させつつ、瞳補正量を小さくすることができる裏面照射型固体撮像素子を提供すること。 半導体基板と、半導体基板の受光面上のオンチップレンズ101及びカラーフィルタ102とを含む少なくとも2つの画素10A及び10Bを備え、少なくとも2つの画素10A及び10Bの間に形成されるギャップ106を有する、裏面照射型固体撮像素子100を提供する。

Description

裏面照射型固体撮像素子及び電子機器
 本技術は、裏面照射型固体撮像素子及び電子機器に関する。より詳しくは、画素間に遮光構造を備える裏面照射型固体撮像素子及び電子機器に関する。
 一般的に、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサやCCD(Charge Coupled Device)などの固体撮像素子は、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラなどに広く用いられている。
近年、固体撮像素子の小型化及び画質の向上を図るために様々な開発が行われている。
 例えば、特許文献1には、フォトダイオードの上に配線層が設けられ、配線層内の光の伝搬効率を上げるために導波路がSiN(窒化シリコン)と光屈折埋込材料で構成され、その上に平坦化膜、カラーフィルタ、オンチップレンズの順に形成された表面照射型固体撮像素子が開示されている。上記構成では、SiNや光屈折埋込材料が隣接画素と連続的に形成されているため、斜め光が導波路に伝搬せずに、光屈折材料を通して隣接画素に伝搬してしまうことが混色の要因となっている。
 このような混色を低減させるため、例えば、非特許文献1には、斜めから入射した光を反射させて隣接する画素に光を通過させないようにするための溝を2つの画素間に設けた表面照射型固体撮像素子が提案されている。
特開2013-207035号公報
IEEE ELECTRON DEVICE LETTERS, VOL. 26, NO. 9, SEPTEMBER 2005 T. H. Hsu, Y. K. Fang, D. N. Yaung, S. G. Wuu, Member, IEEE, H. C. Chien, C. H. Tseng, L. L. Yao, W. D. Wang, C. S. Wang, Member, IEEE, and S. F. Chen P.634-636
 しかしながら、非特許文献1で提案された技術は、表面照射型固体撮像素子であり、光導波路は、配線層と同一の位置(同一層)で形成(積層)されているので、画質が低下し、画質の向上を図れないおそれがある。
 また、固体撮像素子を搭載したモジュールは、さらなる薄型化が要請されている。そこでモジュールを低背化するためには、オンチップレンズやオンチップカラーフィルタなどの画素上層の構造を像高に応じて水平方向にシフトさせる瞳補正技術により瞳補正量を大きくして大きな主光線角度(CRA:Chief-Ray Angle)に対応した画素構造を実現する必要があるが、それらは画質とのトレードオフ関係にあるため、CRAの大きなレンズモジュールを採用すると瞳補正量が大きくなり、その結果、斜め入射に対する混色や感度低下など画質面での特性劣化が更に深刻になるトレードオフの関係がある。
 そこで、本技術は、このような状況に鑑みてなされたものであり、画質を向上させつつ、瞳補正量を小さくすることができる裏面照射型固体撮像素子及び裏面照射型固体撮像素子を搭載した電子機器を提供することを主目的とする。
 本発明者らは、上述の目的を解決するために鋭意研究を行った結果、画素間に入射光を遮光するギャップを形成することによって、画質を向上させつつ、瞳補正量を小さくすることに成功し、本技術を完成するに至った。
 すなわち、本技術では、まず、半導体基板と、半導体基板の受光面上のオンチップレンズ及びカラーフィルタとを含む少なくとも2つの画素を備え、少なくとも2つの画素の間に形成されるギャップを有する、裏面照射型固体撮像素子を提供する。
 また、本技術では、裏面照射型固体撮像素子が搭載され、裏面照射型固体撮像素子が、半導体基板と、半導体基板の受光面上に、オンチップレンズと、カラーフィルタとを含む少なくとも2つの画素を備え、少なくとも2つの画素の間に形成されるギャップを有する、電子機器を提供する。
 本技術によれば、固体撮像素子の画質を向上させつつ、瞳補正量を小さくすることができる。なお、ここに記載された効果は、必ずしも限定されるものではなく、本技術中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
第1実施形態の裏面照射型固体撮像素子の構成例を示す断面図である。 第1実施形態の裏面照射型固体撮像素子の変形例を示す断面図である。 従来の裏面照射型固体撮像素子の構成例を示す断面図である。 第2実施形態の裏面照射型固体撮像素子の構成例を示す断面図である。 第2実施形態の裏面照射型固体撮像素子の変形例を示す断面図である。 第3実施形態の裏面照射型固体撮像素子の構成例を示す断面図である。 第3実施形態の裏面照射型固体撮像素子の変形例を示す断面図である。 第4実施形態の裏面照射型固体撮像素子の構成例を示す断面図である。 第4実施形態の裏面照射型固体撮像素子の変形例を示す断面図である。 本技術に係る裏面照射型固体撮像素子の光入射応答特性を説明するための断面図である。 本技術に係る裏面照射型固体撮像素子の光入射応答特性を説明するための断面図である。 従来術に係る裏面照射型固体撮像素子の光入射応答特性を説明するための断面図である。 本技術と従来技術との光入射応答特性比較を説明するためのグラフである。 瞳補正技術を説明するためのグラフである。 瞳補正技術を説明するためのグラフである。 瞳補正技術を説明するためのグラフである。 光電変換層表面の電磁場の強度分布を示す図である。 光電変換層表面の電磁場の強度分布を示す図である。 光電変換層表面の電磁場の強度分布を示す図である。 画素断面の電磁場の強度分布を示す図である。 画素断面の電磁場の強度分布を示す図である。 画素断面の電磁場の強度分布を示す図である。 (A)本技術に係る裏面照射型固体撮像素子の瞳補正量を説明するための図である。(B)従来技術に係る裏面照射型固体撮像素子の瞳補正量を説明するための図である。 本技術に係る裏面照射型固体撮像素子のクサビ型ギャップの効能を説明するための図である。 本技術に係る裏面照射型固体撮像素子のクサビ型ギャップの効能を説明するための図である。 (A)本技術を適用したモジュールの構成例を示す断面図である。(B)従来技術を適用したモジュールの構成例を示す断面図である。 (A)本技術を適用したモジュールの構成例を示す断面図である。(B)本技術を適用したモジュールの構成例を示す断面図である。 本技術を適用した第1~第4実施形態の裏面照射型固体撮像素子の使用例を示す図である。
 以下、本技術を実施するための好適な形態について説明する。以下に説明する実施形態は、本技術の代表的な実施形態の一例を示したものであり、これにより本技術の範囲が狭く解釈されることはない。
 なお、説明は以下の順序で行う。
 1.第1実施形態(裏面照射型固体撮像素子)
 2.第2実施形態(裏面照射型固体撮像素子)
 3.第3実施形態(裏面照射型固体撮像素子)
 4.第4実施形態(裏面照射型固体撮像素子)
 5.光入射応答特性について
 6.瞳補正技術について
 7.クサビ型ギャップ構造の効果について
 8.モジュールの低背化について
 9.第5実施形態(電子機器)
 10.本技術を適用した裏面照射型固体撮像素子の使用例
 <1.第1実施形態(裏面照射型固体撮像素子)>
 本技術に係る第1実施形態の裏面照射型固体撮像素子について、図1ないし図3を用いて説明する。
 図1は、本実施形態の裏面照射型固体撮像素子100の一部を示す断面模式図である。図1に示すように、裏面照射型固体撮像素子100は、少なくとも2つの画素10A及び画素10Bを備えている。画素10A及び10Bは、表面からそれぞれ、オンチップレンズ(OCL:On-Chip Lens)101、オンチップカラーフィルタ(OCCF:On-Chip Color Filter)102、画素間遮光層103、トレンチ分離構造(DTI:Deep Trench Isolation)104、及び光電変換層105を有している。また、裏面照射型固体撮像素子100は、半導体基板を備えていてもよい。本実施形態では、色の組み合わせの一例として、画素10Aのオンチップカラーフィルタ102Aを緑色(G)用とし、画素10Bのオンチップカラーフィルタ102Bを青色(B)用としている。ただし、本技術に係る色の組み合わせは、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)のいずれを組み合わせてもよい。
 トレンチ分離構造104は、画素10A及び10B間の光電変換層105内に彫り込まれた誘電体または金属で形成されている。光電変換層105は、入射光を光電変換するための光吸収層であり、可視波長では結晶質シリコン(Si)であることが一般的である。
 また、画素10Aと画素10Bとの間には、エアギャップ(Air Gap)構造106が形成されている。本実施形態のエアギャップ構造106は、上面側のギャップ幅が底面側のギャップ幅より広い逆台形状のクサビ型を形成している。エアギャップ構造106は、光入射側が開放されてOCL101の表面から絶縁層からなる平坦化層107底面付近の深さまで貫通されている。クサビ型の上面の幅は、100~500nmが好ましく、150~250nmがより好ましい(200nmが最良)。クサビ型の底面の幅は、0~200nmが好ましく、40~60nmがより好ましい(50nmが最良)。なお、クサビ型の上面および底面の幅は、底面の幅が広くて上面の幅が狭い逆クサビ型構造でもよく、両者が略同一である矩形形状のギャップ構造であってもよい。さらに、エアギャップ構造106は、光入射側が閉じられていてもよく、画素間遮光層103の幅と比べて大きいものや小さいものであってもよい。エアギャップ構造106の形状は、本実施形態の形状に限らず、中央部が膨らんだ曲面のレンズ型でもよく、中央部が内側に湾曲した砂時計型などであってもよい。
 さらに、画素10A及び10Bは、OCCF102の上下に、それぞれ平坦化層であるインシュレータ(絶縁層)107及び108を有している。画素間遮光層103は、絶縁層108内の画素10A及び10Bの間に形成されている。
 図1は、青色(B)用の画素10Bに斜入射する光の光路150及び光路151を模式的に示している。図1の右上から画素10Bの中央部に斜めに照射された光の光路150は、OCL101、絶縁層107、OCCF102B及び絶縁層108を通過し、光電変換層105内のトレンチ分離構造104により反射され、画素10Bの光電変換層105の中央付近に入射する。
 図1の右上から画素10Bの左側部に斜めに照射された光の光路151は、OCL101に入射し、OCL101間のエアギャップ構造106により反射され、絶縁層107、OCCF102B及び絶縁層108を通過して、画素10Bの光電変換層105の中央付近に入射する。
 図2は、本実施形態の変形例の裏面照射型固体撮像素子110の一部を示す断面模式図である。裏面照射型固体撮像素子110が図1の裏面照射型固体撮像素子100と相違する点は、OCL101間に矩形型のエアギャップ構造116が形成されている点である。図2に示すように、裏面照射型固体撮像素子110の画素10Bに照射された光の光路150及び151も、図1と同様に、それぞれトレンチ分離構造104及びエアギャップ構造116により反射されて、画素10Bの光電変換層105に入射する。
 図3は、従来の裏面照射型固体撮像素子130の一部を示す断面模式図である。裏面照射型固体撮像素子130は、図1と同様に、少なくとも2つの画素30A及び画素30Bを備えている。画素30A及び30Bは、表面からそれぞれ、オンチップレンズ(OCL)131、オンチップカラーフィルタ(OCCF)132、画素間遮光層133、トレンチ分離構造(DTI)134、及び光電変換層135を有している。図3では、色の組み合わせの一例として、画素30Aのオンチップカラーフィルタ132Aを緑色(G)用とし、画素30Bのオンチップカラーフィルタ132Bを青色(B)用としている。
 トレンチ分離構造134は、画素30A及び30B間の光電変換層135内に彫り込まれた誘電体または金属で形成されている。さらに、画素30A及び30Bは、OCCF132の上下に、それぞれインシュレータ(絶縁層)137及び138を有している。画素間遮光層133は、絶縁層138内の画素30A及び30Bの間に形成されている。
 図1と同様に、図3の光路150は、OCL131、絶縁層137、OCCF132B及び絶縁層138を通過し、光電変換層135内のトレンチ分離構造134により反射され、画素30Bの光電変換層105の中央付近に入射する。しかしながら、図3の光路151は、画素30BのOCL131に入射すると、OCL131間にギャップ構造がないため、絶縁層137を通過して、画素30AのOCCF132A及び絶縁層138に入射する。その後、光路151は、画素30Aの光電変換層135に入射する。
 図3のように、画素30Bに入射した光が、画素30Bを通過して隣接する画素30Aに入射することにより、混色やクロストークが生じるという問題がある。特に、画素が微細化するにつれて隣接画素への混色が課題になっている。そこで、このような混色を抑えるために画素上に画素間遮光構造を設ける、シリコン基板中にトレンチ構造を設けるなど、混色を低減する様々な対策が行われている(例えば、特開2014-33107号公報)。
 一方で、携帯電話やスマートフォン、携帯型の情報端末などには複数のカメラモジュールを備えることが一般的であり、それらはデザインの観点から薄型が重要な商品価値であり、それを実現するためのモジュール技術としてデバイスの瞳補正技術と大きな主光線角度(CRA)を有するレンズとの協調設計が提案されている(例えば、特許05512857号公報)。
 しかしながらモジュールを更に低背化するためには、瞳補正を更に大きくして更に大きなCRAに対応した画素構造を実現する必要があり、それらは画質とのトレードオフ関係にあるため、CRAを大きくすると瞳補正量が大きくなり、その結果、斜め入射に対する混色や感度低下など画質面での特性劣化が更に深刻になるトレードオフの関係がある。
 また一眼レフカメラやミラーレス一眼レフカメラなど、レンズ交換を前提としたカメラシステムの場合、レンズによっては固体撮像素子へCRAが大きく変化する場合があり、そのような場合、通常画素構造では隣接画素間の混色や画素感度がレンズによって変化するなど画質的な問題が発生する。
 これに対し、本技術に係る第1実施形態の裏面照射型固体撮像素子100及び110は、上記のとおり、画素10Aと画素10Bとの界面に形成されたエアギャップ構造106及び116で斜入射した光を反射することにより、隣接画素への光の侵入が防止されるので、画質の向上効果、特には感度や、シェーディングや、混色の改善の効果が奏される。なお、表面照射型固体撮像素子では、光電変換層の上部に金属配線層が設けられているため、本実施形態のようなエアギャップ構造106及び116を形成することができない。
 <2.第2実施形態(裏面照射型固体撮像素子)>
 本技術に係る第2実施形態の裏面照射型固体撮像素子について、図4及び図5を用いて説明する。本実施形態の裏面照射型固体撮像素子が第1実施形態の裏面照射型固体撮像素子と相違する点は、エアギャップ構造が絶縁層内の画素間遮光層の深さまで形成されている点である。
 図4は、本実施形態の裏面照射型固体撮像素子200の一部を示す断面模式図である。裏面照射型固体撮像素子200の画素10Aと10Bとの間には、エアギャップ構造206が形成されている。本実施形態のエアギャップ構造206は、図1の裏面照射型固体撮像素子100と同様に、上面側のギャップ幅が底面側のギャップ幅より広い逆台形状のクサビ型を形成している。エアギャップ構造206は、OCL101の表面からOCCF102を貫通して、絶縁層108内の画素間遮光層103上面の深さまで形成されている。その他の構成は、図1の裏面照射型固体撮像素子100と同様である。
 図4に示すように、裏面照射型固体撮像素子200の画素10Bに照射された光の光路150及び151は、図1と同様に、それぞれトレンチ分離構造104及びエアギャップ構造206により反射されて、画素10Bの光電変換層105の中央付近に入射する。
 図5は、本実施形態の変形例の裏面照射型固体撮像素子210の一部を示す断面模式図である。裏面照射型固体撮像素子210が図4の裏面照射型固体撮像素子200と相違する点は、画素10Aと10Bとの間に矩形型のエアギャップ構造216が形成されている点である。図5に示すように、裏面照射型固体撮像素子210の画素10Bに照射された光の光路150及び151も、図2と同様に、それぞれトレンチ分離構造104及びエアギャップ構造116により反射されて、画素10Bの光電変換層105に入射する。
 本技術に係る第2実施形態の裏面照射型固体撮像素子200及び210は、上記のとおり、画素10Aと画素10Bとの界面に形成された、第1実施形態よりも深いエアギャップ構造206及び216で斜入射した光を反射することにより、さらに隣接画素への光の侵入が防止されるので、画質の向上効果、特には感度や、シェーディングや、混色の改善の効果が奏される。
 <3.第3実施形態(裏面照射型固体撮像素子)>
 本技術に係る第3実施形態の裏面照射型固体撮像素子について、図6及び図7を用いて説明する。本実施形態の裏面照射型固体撮像素子が第1実施形態の裏面照射型固体撮像素子と相違する点は、エアギャップ構造が光電変換層界面近傍の深さまで形成され、画素間遮光層が形成されていない点である。
 図6は、本実施形態の裏面照射型固体撮像素子300の一部を示す断面模式図である。裏面照射型固体撮像素子300の画素10Aと10Bとの間には、エアギャップ構造306が形成されている。本実施形態のエアギャップ構造306は、図1の裏面照射型固体撮像素子100と同様に、上面側のギャップ幅が底面側のギャップ幅より広い逆台形状のクサビ型を形成している。エアギャップ構造306は、OCL101の表面からOCCF102及び絶縁層108を貫通して、光電変換層105の界面近傍の深さまで形成されている。このため、裏面照射型固体撮像素子300には、画素間遮光層103が形成されていない。その他の構成は、図1の裏面照射型固体撮像素子100と同様である。
 図6に示すように、裏面照射型固体撮像素子300の画素10Bに照射された光の光路150及び151は、図1と同様に、それぞれトレンチ分離構造104及びエアギャップ構造306により反射されて、画素10Bの光電変換層105の中央付近に入射する。
 図7は、本実施形態の変形例の裏面照射型固体撮像素子310の一部を示す断面模式図である。裏面照射型固体撮像素子310が図6の裏面照射型固体撮像素子300と相違する点は、画素10Aと10Bとの間に矩形型のエアギャップ構造316が形成されている点である。図7に示すように、裏面照射型固体撮像素子310の画素10Bに照射された光の光路150及び151も、図2と同様に、それぞれトレンチ分離構造104及びエアギャップ構造316により反射されて、画素10Bの光電変換層105に入射する。
 本技術に係る第3実施形態の裏面照射型固体撮像素子300及び310は、上記のとおり、画素10Aと画素10Bとの界面に形成されたエアギャップ構造306及び316で斜入射した光を反射することにより、隣接画素への光の侵入が防止されるので、画質の向上効果、特には感度や、シェーディングや、混色の改善の効果が奏される。さらに、エアギャップ構造306及び316により、遮光層103を形成する工程を削減することもできる。
 <4.第4実施形態(裏面照射型固体撮像素子)>
 本技術に係る第4実施形態の裏面照射型固体撮像素子について、図8及び図9を用いて説明する。本実施形態の裏面照射型固体撮像素子が第3実施形態の裏面照射型固体撮像素子と相違する点は、エアギャップ構造内に誘電体素材または金属構造が充填されている点である。
 図8は、本実施形態の裏面照射型固体撮像素子400の一部を示す断面模式図である。裏面照射型固体撮像素子400の画素10Aと10Bとの間には、エアギャップ構造406が形成されている。本実施形態のエアギャップ構造406は、図6の裏面照射型固体撮像素子300と同様に、上面側のギャップ幅が底面側のギャップ幅より広い逆台形状のクサビ型を形成している。さらに、エアギャップ構造406には、OCL101の屈折率よりも低い屈折率の誘電体素材または可視波長を反射する金属構造が充填されている。その他の構成は、図3の裏面照射型固体撮像素子300と同様である。OCL101の屈折率は、1.4~2.0であってよく、より好ましくは、1.6~2.0であってよい。
 ここで、エアギャップ構造406を充填する低屈折率の誘電体材料は、特に限定されないが、例えば、SiOやSiOを主成分とする複合素材、及びMgFなどが挙げられる。誘電体材料の低屈折率は、1.4以下であってよく、より好ましくは、1.3以下であってよい。
 図8に示すように、裏面照射型固体撮像素子400の画素10Bに照射された光の光路150及び151は、図3と同様に、それぞれトレンチ分離構造104及びエアギャップ構造406により反射されて、画素10Bの光電変換層105の中央付近に入射する。
 図9は、本実施形態の変形例の裏面照射型固体撮像素子410の一部を示す断面模式図である。裏面照射型固体撮像素子410が図8の裏面照射型固体撮像素子400と相違する点は、画素10Aと10Bとの間に矩形型のエアギャップ構造416が形成されている点である。図9に示すように、裏面照射型固体撮像素子410の画素10Bに照射された光の光路150及び151も、図7と同様に、それぞれトレンチ分離構造104及びエアギャップ構造416により反射されて、画素10Bの光電変換層105に入射する。
 本技術に係る第4実施形態の裏面照射型固体撮像素子400及び410は、上記のとおり、画素10Aと画素10Bとの界面に形成されたエアギャップ構造406及び416で斜入射した光を反射することにより、隣接画素への光の侵入が防止されるので、画質の向上効果、特には感度や、シェーディングや、混色の改善の効果が奏される。さらに、エアギャップ構造406及び416に、誘電体素材または金属構造が充填されていることにより、裏面照射型固体撮像素子400及び410の構造を強化することもできる。
 <5.光入射応答特性について>
 本技術に係る第1実施形態の裏面照射型固体撮像素子の光入射応答特性について、図10ないし図13を用いて説明する。図10は、第1実施形態のクサビ型のエアギャップ構造を有する裏面照射型固体撮像素子100の構造を示す断面模式図である。図11は、第1実施形態の矩形型のエアギャップ構造を有する裏面照射型固体撮像素子110の構造を示す断面模式図である。図12は、従来技術に係る裏面照射型固体撮像素子130の構造を示す断面模式図である。図13は、本技術と従来技術との光入射応答特性比較を説明するためのグラフである。
 図13のグラフは、図10ないし図13に示す画素表面に対する垂直線に対する傾斜角αを用いて、入射角度-35度~+35度までの斜入射光に対するセンサ感度の角度応答のシミュレーション結果を表している。図13のグラフの横軸は斜入射光の入射角度で、縦軸は垂直入射(0°)を基準とした相対感度である。図13の一点破線500は本技術に係る裏面照射型固体撮像素子100の結果を示し、実線510は本技術に係る裏面照射型固体撮像素子110の結果を示し、点線530は従来技術に係る裏面照射型固体撮像素子130の結果を示している。
 図13に示すようなシミュレーション結果により、エアギャップ構造106及び116を有する本技術に係る裏面照射型固体撮像素子100及び110は、従来技術に係る裏面照射型固体撮像素子130に対して、入射角度が-35度及び+35度における斜め入射光の感度低下の度合いが小さいことが分かる。
 <6.瞳補正技術について>
 本技術に係る裏面照射型固体撮像素子の画素構造における瞳補正技術(オンチップレンズと画素との相対的なオフセット)について、図14ないし図23を用いて説明する。
 図14は、本技術に係るクサビ型のエアギャップ構造を有する裏面照射型固体撮像素子601の構造を示す断面模式図である。図15は、本技術に係る矩形型のエアギャップ構造を有する裏面照射型固体撮像素子610の構造を示す断面模式図である。図16は、従来技術に係る裏面照射型固体撮像素子630の構造を示す断面模式図である。
 図14の裏面照射型固体撮像素子601では、公知の瞳補正技術により画素60Aの絶縁層607A及び画素60Bの絶縁層607Bを、画素60Aの光電変換層105A及び画素60Bの光電変換層105Bよりも画素60A側(図14の紙面に向かって左側)方向に相対的にずらしている。図15の裏面照射型固体撮像素子610も図14と同様に、絶縁層607A及び絶縁層607Bを、画素60A側方向に相対的にずらしている。また、図16の裏面照射型固体撮像素子630も図14及び15と同様に、画素70Aの絶縁層607A及び画素70Bの絶縁層607Bを、画素70Aの光電変換層105A及び画素70Bの光電変換層105Bよりも画素70A側方向に相対的にずらしている。
 図14に示すように、画素60Bに左上から斜入射光が照射されると、光路650はOCL間のエアギャップ106により反射されて絶縁層607Bに入射され、光路651はそのまま絶縁層607Bまで入射されて、狭い集光スポット609に光が結像する。図15おいても図14と同様に、画素60Bに左上から斜入射光が照射されると、光路650はOCL間のエアギャップ116により反射されて絶縁層607Bに入射され、光路651はそのまま絶縁層607Bまで入射されて、狭い集光スポット619に光が結像する。
 一方、図16に示すように、従来技術に係る裏面照射型固体撮像素子630では、画素70Bに左上から斜入射光が照射されると、図14及び15のような反射効果がないため、光路650及び651は共にそのまま絶縁層607Bまで入射されて、相対的に広い集光スポット639に光が照射される。このため、より大きな瞳補正が必要であったり、更には画素間の遮光構造とオンチップレンズとの製造上での合せずれ誤差があった場合に干渉したりするリスクがある。
 したがって、本技術に係る裏面照射型固体撮像素子601及び610は、エアギャップ構造106及び116を有するため、大きな瞳補正を不要とし、画素間遮光とOCLとの合わせズレによる干渉リスクを軽減することができる。また、裏面照射型固体撮像素子601のエアギャップ構造106は底面が狭くなるので、回折の影響を軽減することができる。
 図17ないし図19は、入射角が30度の斜入射した光がどのように伝播し、どのように受光面にフォーカスするかをシミュレーションした一例の光電変換層(Si)表面の電磁場の強度分布を示す図である。図20ないし図22は、上記シミュレーションした一例の画素断面の電磁場の強度分布を示す図である。
 図17及び図20は、本技術に係るクサビ型のエアギャップ構造を有する裏面照射型固体撮像素子601の場合を示している。図18及び図21は、本技術に係る矩形型のエアギャップ構造を有する裏面照射型固体撮像素子610の場合を示している。図19及び図22は、従来技術に係る裏面照射型固体撮像素子630の場合を示している。また、図17中の円形範囲700は光が到達した様子を示す範囲であり、星印701は画素中心を示している。同様に、図18中の円形範囲710は光が到達した様子を示す範囲であり、星印711は画素中心を示している。同様に、図19中の円形範囲730は光が到達した様子を示す範囲であり、星印731は画素中心を示している。
 図17ないし22を比較すると、本技術に係る裏面照射型固体撮像素子601及び610は、従来技術に係る裏面照射型固体撮像素子630に対して集光スポット位置の画素中心に対するオフセットが小さいため、瞳補正が小さくて済むメリットがある。さらに、図18ではエアギャップ構造116による回折光がある程度強い強度で存在するのに対して、図17では回折光の悪影響を低減しつつ、狭い領域に強い光強度で集光スポット609を結んでいる様子が分かる。
 図23Aは、本技術に係るクサビ型のエアギャップ構造を有する裏面照射型固体撮像素子の瞳補正量を説明するための図である。図23Bは、従来技術に係る裏面照射型固体撮像素子の瞳補正量を説明するための図である。なお、図23中では説明のため15画素だけ記載しているが、実際の裏面照射型固体撮像素子には縦横に数1000画素の2次元画素アレイが配列されている。
 図23に示すように、裏面照射型固体撮像素子の中央部(像面中央)における像高(Image Height)が0%の位置では、入射光801が垂直に画素アレイに照射される。これに対して、裏面照射型固体撮像素子の左右側辺部(画角端)における像高が高い100%の位置では、入射光802及び803が大きな主光線角度(CRA)で画素アレイに光が照射される。図23Aに示す本技術に係る2次元の裏面照射型固体撮像素子では、上述の通り、図23Bに示す従来技術に係る2次元の裏面照射型固体撮像素子に比べて、例えば、相対的に補正量dだけ小さな瞳補正量で済ませることができる。
 <7.クサビ型ギャップ構造の効果について>
 本技術に係る裏面照射型固体撮像素子のクサビ型ギャップ構造の効果について、図24及び図25を用いて説明する。図24は、本技術に係る矩形型のエアギャップ構造を有する裏面照射型固体撮像素子900の構造を示す断面模式図である。図25は、本技術に係るクサビ型のエアギャップ構造を有する裏面照射型固体撮像素子910の構造を示す断面模式図である。
 裏面照射型固体撮像素子900及び910を比較すると、以下のような幾何学的な特徴があることが分かる。まず、裏面照射型固体撮像素子900及び910には、OCL901間にそれぞれエアギャップ構造906及び916があるため、画素に対する垂線から大きな傾斜角度φ1(=φ2)で斜入射光が入る場合は、絶縁層907の側壁から入る入射光950がある。このとき、絶縁層907の側壁面の垂線と入射光950とのなす角度をθとすると、矩形のエアギャップ構造906での角度θ1に対して、クサビ型のエアギャップ構造916での角度θ2はより小さな角度になるため(θ2<θ1)、クサビ型のギャップ構造916は、空気とOCL901及び絶縁層907との界面でも反射によるロスが小さくなる。
 次に、OCL901及び絶縁層907に斜めに入った入射光951がレンズ構造を透過する場合について説明する。このとき、絶縁層907の側壁面と入射光951とのなす角度をψとすると、矩形のエアギャップ構造906での角度ψ1に対して、クサビ型のエアギャップ構造916での角度ψ2はより小さな角度になるため(ψ2<ψ1)、OCL901及び絶縁層907と空気との界面でより全反射しやすくなる。以上より、レンズの集光性能や画素間のクロストークを抑制するため、クサビ型のギャップ構造916がより優れた構造である。
<8.モジュールの低背化について>
 本技術に係る裏面照射型固体撮像素子を適用したモジュールの低背化について、図26及び27を用いて説明する。
 図26Aは、本技術に係る裏面照射型固体撮像素子を適用したカメラモジュール1000を示す断面図である。図26Bは、従来技術に係る裏面照射型固体撮像素子を適用したカメラモジュール1010を示す断面図である。図26Aに示すモジュール1000は、レンズ1001及び裏面照射型固体撮像素子(イメージセンサ)1002を備え、レンズ1001には入射光1050が照射される。カメラモジュール1000のイメージセンサ1002は、CRA10が従来技術のCRA11より大きくしても感度低下が小さく、かつ大きなCRA10に対して相対的に小さな瞳補正量で済むため、CRA11より大きなCRA10のレンズ設計を採用することが可能である。その結果、本技術に係るカメラモジュール1000は、従来技術に係るカメラモジュール1010に対して低背化(図中のh10<h11)が可能となる。
 本技術に係る裏面照射型固体撮像素子を適用したモジュールの主光線角度(CRA)が変化する場合について、図27を用いて説明する。図27Aは、本技術に係る高像高で大きなCRA20を有するレンズのカメラモジュール1100を示す断面図である。図27Bは、本技術に係る高像高で小さなCRA21を有するレンズのカメラモジュール1110を示す断面図である。図27A及び27Bに示すモジュール1100及び1110は、レンズ1101及び裏面照射型固体撮像素子(イメージセンサ)1102を備え、レンズ1101には入射光1150が照射される。
 レンズ交換式カメラなどでは、レンズによってCRAが大きく変化する場合がある。そのような場合でも、本技術に係るエアギャップ構造を有する裏面照射型固体撮像素子は、従来技術に比べて光の入射角度による特性変化が小さいので、画質劣化を軽減することができる。例えば、図27Aのように短焦点距離h20のレンズで高像高の大きなCRA20を有するレンズの場合及び図27Bのように長焦点距離h21のレンズで高像高の小さなCRA21を有するレンズの場合、イメージセンサ1102は、両方のレンズに対して均質で特性変化の小さい画像を提供する必要がある。このとき、従来技術の場合、入射角度の変化に対して感度や隣接画素間の混色が大きいため、これらの両立が困難になる。一方、本技術に係るエアギャップ構造を有する裏面照射型固体撮像素子は、図13に示すとおり、一例として入射角度-5度に対する-30度の変化量を、従来技術の固体撮像素子の入射角度の応答に比べて、小さく抑えることが可能になる。
 以上のように、本技術に係る裏面照射型固体撮像素子は、斜入射光に対して感度低下が小さい画素にすることができる。また、隣接する画素間でのシャドーイング効果が軽減されるので、より大きな入射角度に対して高い受光感度を維持することができる。また、瞳補正量を小さくでき、かつ広い入射角度に対して高い感度を維持するので、広範囲のCRA可変レンズに対応することができる。また、画素内で結像される集光スポットの直径が小さくなるため、画素間遮光構造と画素の間に合せずれがあった際に、干渉及びケラレのリスクが軽減される。さらに、大きなCRAのレンズに対して画素特性を維持できるため、レンズモジュールで大きなCRAを有するレンズ設計が可能になり、それによりレンズモジュールの低背化が可能になる。
 <9.第5実施形態(電子機器)>
 本技術に係る第5実施形態の電子機器は、裏面照射型固体撮像素子が搭載され、裏面照射型固体撮像素子が、半導体基板と、半導体基板の受光面上に、オンチップレンズと、カラーフィルタとを含む少なくとも2つの画素を備え、少なくとも2つの画素の間に形成されるギャップを有する、電子機器である。また、本技術に係る第5実施形態の電子機器は、本技術に係る第1実施形態~第4実施形態の裏面照射型固体撮像素子が搭載された電子機器でもよい。
 <10.本技術を適用した裏面照射型固体撮像素子の使用例>
 図28は、上述した裏面照射型固体撮像素子を使用する使用例を示す図である。上述した裏面照射型固体撮像素子は、例えば、以下のように、可視光や、赤外光、紫外光、X線等の光をセンシングする様々なケースに使用することができる。
 ・デジタルカメラや、カメラ機能付きの携帯機器等の、鑑賞の用に供される画像を撮影する装置。
 ・自動停止等の安全運転や、運転者の状態の認識等のために、自動車の前方や後方、周囲、車内等を撮影する車載用センサ、走行車両や道路を監視する監視カメラ、車両間等の測距を行う測距センサ等の、交通の用に供される装置。
 ・ユーザのジェスチャを撮影して、そのジェスチャに従った機器操作を行うために、TVや、冷蔵庫、エアーコンディショナ等の家電に供される装置。
 ・内視鏡や、赤外光の受光による血管撮影を行う装置等の、医療やヘルスケアの用に供される装置。
 ・防犯用途の監視カメラや、人物認証用途のカメラ等の、セキュリティの用に供される装置。
 ・肌を撮影する肌測定器や、頭皮を撮影するマイクロスコープ等の、美容の用に供される装置。
・スポーツ用途等向けのアクションカメラやワェアラブルカメラ等の、スポーツの用に供される装置
・畑や作物の状態を監視するためのカメラ等の、農業の用に供される装置。
 なお、本技術に係る実施形態は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
 また、本明細書に記載された効果はあくまでも例示であって限定されるものではなく、また他の効果があってもよい。
 また、本技術は、以下のような構成を取ることができる。
[1]
 半導体基板と、該半導体基板の受光面上のオンチップレンズ及びカラーフィルタとを含む少なくとも2つの画素を備え、
 該少なくとも2つの画素の間に形成されるギャップを有する、
 裏面照射型固体撮像素子。
[2]
 光入射側の前記ギャップの幅と、光入射側の対向側の前記ギャップの幅とが異なる、[1]に記載の裏面照射型固体撮像素子。
[3]
 光入射側の前記ギャップの幅と、光入射側の対向側の前記ギャップの幅とが略同一である、[1]に記載の裏面照射型固体撮像素子。
[4]
 光入射側の前記ギャップの幅が50nm以上500nm以下であり、光入射側の対向側の前記ギャップの幅が200nm以下である、[1]に記載の裏面照射型固体撮像素子。
[5]
 前記少なくとも2つの画素が、光入射側から順に、オンチップレンズと、カラーフィルタと、半導体基板とを含み、
 前記ギャップがオンチップレンズを貫通する、[1]に記載の裏面照射型固体撮像素子。
[6]
 前記少なくとも2つの画素が、光入射側から順に、オンチップレンズと、カラーフィルタと、半導体基板とを含み、
 前記ギャップがオンチップレンズとカラーフィルタとを貫通する、[1]に記載の裏面照射型固体撮像素子。
[7]
 前記ギャップが、前記オンチップレンズの屈折率よりも低い低屈折率材料で充填されている、[1]に記載の裏面照射型固体撮像素子。
[8]
 前記低屈折率材料の屈折率が1.4以下である、[7]に記載の裏面照射型固体撮像素子。
[9]
 前記ギャップの光入射側が開放されている、[1]に記載の裏面照射型固体撮像素子。
[10]
 前記ギャップの光入射側が閉じられている、[1]に記載の裏面照射型固体撮像素子。
[11]
 裏面照射型固体撮像素子が搭載され、
 該裏面照射型固体撮像素子が、
 半導体基板と、該半導体基板の受光面上に、オンチップレンズと、カラーフィルタとを含む少なくとも2つの画素を備え、
 該少なくとも2つの画素の間に形成されるギャップを有する、
 電子機器。
 10A、10B、30A、30B、60A、60B、70A、70B 画素
 100、110、130、200、210、300、310、400、410、601、610、630、900、910 固体撮像素子
 101、131、901 オンチップレンズ(OCL)
 102、102A、102B、132、132A、132B オンチップカラーフィルタ
 103、133、603、903 画素間遮光層
 104、134 トレンチ分離構造
 105、105A、105B、135 光電変換層
 106、116、206、216、306、316、406、416、906、916 エアギャップ構造
 107、108、137、138、607、607A、607B、807、907、908 インシュレータ(絶縁層)
 150、151、650、651、801、802、803、950、951、1050 光路
 609、619、639 集光スポット
 700、710、730 電磁波の強度分布
 701、711、731 画素中心
 1000、1010、1100、1110 モジュール
 1001、1101 レンズ
 1002、1102 イメージセンサ
 

Claims (11)

  1.  半導体基板と、該半導体基板の受光面上のオンチップレンズ及びカラーフィルタとを含む少なくとも2つの画素を備え、
     該少なくとも2つの画素の間に形成されるギャップを有する、
     裏面照射型固体撮像素子。
  2.  光入射側の前記ギャップの幅と、光入射側の対向側の前記ギャップの幅とが異なる、請求項1に記載の裏面照射型固体撮像素子。
  3.  光入射側の前記ギャップの幅と、光入射側の対向側の前記ギャップの幅とが略同一である、請求項1に記載の裏面照射型固体撮像素子。
  4.  光入射側の前記ギャップの幅が50nm以上500nm以下であり、光入射側の対向側の前記ギャップの幅が200nm以下である、請求項1に記載の裏面照射型固体撮像素子。
  5.  前記少なくとも2つの画素が、光入射側から順に、オンチップレンズと、カラーフィルタと、半導体基板とを含み、
     前記ギャップがオンチップレンズを貫通する、請求項1に記載の裏面照射型固体撮像素子。
  6.  前記少なくとも2つの画素が、光入射側から順に、オンチップレンズと、カラーフィルタと、半導体基板とを含み、
     前記ギャップがオンチップレンズとカラーフィルタとを貫通する、請求項1に記載の裏面照射型固体撮像素子。
  7.  前記ギャップが、前記オンチップレンズの屈折率よりも低い低屈折率材料で充填されている、請求項1に記載の裏面照射型固体撮像素子。
  8.  前記低屈折率材料の屈折率が1.4以下である、請求項7に記載の裏面照射型固体撮像素子。
  9.  前記ギャップの光入射側が開放されている、請求項1に記載の裏面照射型固体撮像素子。
  10.  前記ギャップの光入射側が閉じられている、請求項1に記載の裏面照射型固体撮像素子。
  11.  裏面照射型固体撮像素子が搭載され、
     該裏面照射型固体撮像素子が、
     半導体基板と、該半導体基板の受光面上に、オンチップレンズと、カラーフィルタとを含む少なくとも2つの画素を備え、
     該少なくとも2つの画素の間に形成されるギャップを有する、
     電子機器。 
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