WO2017155115A1

WO2017155115A1 - 電池包装体

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Publication number: WO2017155115A1
Application number: PCT/JP2017/009814
Authority: WO
Inventors: 忠弘桑; 隆史金綱
Original assignee: 日立マクセル株式会社
Priority date: 2016-03-10
Filing date: 2017-03-10
Publication date: 2017-09-14
Also published as: TW201739675A

Abstract

乳幼児が電池を取り出しにくくしつつ、電池を使用する際には電池の取り出しが容易になるような電池包装体の構成を得る。電池包装体１は、電池２を収納可能な袋状に形成されているとともに、開口部分がシールされたシール部３１を有する内包装材３０と、台紙１１及び台紙１１との間に内包装材３０によって覆われた電池２を収納可能な収納空間Ｓを形成するブリスターカバー２１を有する外包装材１０とを備える。内包装材３０は、シール部３１が台紙１１とブリスターカバー２１との間に挟み込まれた状態で外包装材１０に対して固定されている。

Description

電池包装体

　本発明は、電池を包装するための電池包装体に関する。

　従来より、電池を包装するための電池包装体が知られている。このような電池包装体として、例えば特許文献１には、台紙と、収納部を有し且つ前記台紙に固定されるブリスターカバーとからなるブリスターパッケージが開示されている。このようなブリスターパッケージでは、収納部によって台紙とブリスターカバーとの間に形成される収納空間内に、電池が収納される。

　上述のような構成を有するブリスターパッケージには、一般的に、台紙の収納部に対応する位置にミシン目などが設けられている。そのため、前記収納空間内に収納された電池をブリスターパッケージから取り出す場合には、台紙のミシン目を破って電池を取り出したり、ブリスターカバー上から電池を台紙側に押し込むことにより、電池が台紙を突き破るようにして該電池を取り出したりする方法が採用されている。一方、上述のようなミシン目が台紙に設けられていない場合には、台紙とブリスターパックとを剥離して、電池を取り出す。

特開２００４－５９１２４号公報

　上述のような構成を有する電池包装体では、電池を容易に取り出せるような構成を採用している。そのため、乳幼児が電池包装体から電池を容易に取り出して、電池を誤飲する可能性がある。

　これに対し、電池包装体の構成として、乳幼児が電池を取り出しにくいように該電池を厳重に包装する構成が考えられる。しかしながら、そのように電池包装体から電池を取り出しにくくすると、大人が電池を使用する際に電池を取り出しにくくなり、利便性が低下する。

　本発明の目的は、乳幼児が電池を取り出しにくくしつつ、電池を使用する際には該電池の取り出しが容易になるような電池包装体の構成を得ることにある。

　本発明の一実施形態に係る電池包装体は、電池を収納可能な袋状に形成されているとともに、開口部分がシールされたシール部を有する内包装材と、板状の第１部材、及び該第１部材との間に前記内包装材によって覆われた電池を収納可能な収納空間を形成する第２部材を有する外包装材とを備える。前記内包装材は、前記シール部が前記第１部材と前記第２部材との間に挟み込まれた状態で前記外包装材に対して固定されている。

　本発明の一実施形態に係る電池包装体では、内包装材のシール部を、板状の第１部材と、該第１部材との間に前記内包装材によって覆われた電池を収納可能な収納空間を形成する第２部材との間に挟み込んだ状態で、前記外包装材に対して固定する。これにより、乳幼児が誤って電池を取り出して誤飲しにくくなる一方、電池を使用する際には電池の取り出しが容易になる。

図１は、実施形態に係る電池包装体の概略構成を示す正面図である。図２は、図１におけるＩＩ－ＩＩ線断面図である。図３は、内包装材の概略構成を示す正面図である。図４は、外包装材を切断部で切断した場合を示す図２相当図である。図５は、切断された外包装材から内包装材を取り出す様子を示す図２相当図である。図６は、その他の実施形態に係る電池包装体の切断部の概略構成を示す部分拡大断面図である。

　本発明の一実施形態に係る電池包装体は、電池を収納可能な袋状に形成されているとともに、開口部分がシールされたシール部を有する内包装材と、板状の第１部材、及び該第１部材との間に前記内包装材によって覆われた電池を収納可能な収納空間を形成する第２部材を有する外包装材とを備える。前記内包装材は、前記シール部が前記第１部材と前記第２部材との間に挟み込まれた状態で前記外包装材に対して固定されている（第１の構成）。

　以上の構成により、乳幼児が外包装材を開けた場合でも、電池は内包装材によって包装されている。そのため、従来の構成に比べて乳幼児が電池を取り出しにくくなる。よって、乳幼児が電池を誤飲するのを抑制することができる。

　また、内包装材は、袋状の開口部分がシール部によってシールされているとともに、該シール部が外包装材の第１部材と第２部材との間に挟みこまれた状態で該外包装材に対して固定されているため、内包装材のシール部以外の部分を外包装材とともにハサミ等によって切断することにより、外包装材及び内包装材を容易に開封することができる。

　したがって、乳幼児が電池を取り出しにくくしつつ、電池を使用する際には該電池の取り出しが容易になる。

　前記第１の構成において、前記シール部は、前記第１部材に固定されている（第２の構成）。これにより、内包装材が外包装材に対して位置ずれを生じるのを防止できる。したがって、外包装材内で電池を見栄え良く配置できるとともに、内包装材及び外包装材を同時に開封する際に該外包装材に対して内包装材の位置がずれて開封しにくくなるのを防止できる。

　前記第１または第２の構成において、前記外包装材は、前記第１部材と前記第２部材との間隔が前記収納空間よりも小さい切断可能領域を有する。前記切断可能領域は、前記内包装材の前記シール部が前記外包装材に対して固定された固定領域と、前記収納空間との間に設けられている（第３の構成）。

　これにより、外包装材及び内包装材を、切断可能領域でハサミ等によって切断することにより、外包装材及び内包装材を同時に開封することができる。すなわち、切断可能領域は、内包装材のシール部が位置する固定領域と、電池が収納されている収納空間との間に設けられているため、この切断可能領域をハサミ等によって切断することにより、内包装材のシール部以外を開封できるとともに、外包装材も収納空間の近傍で開封することができる。

　しかも、前記切断可能領域は、第１部材と第２部材との間隔が電池の収納空間よりも小さいため、前記切断可能領域への電池の侵入を抑制することができる。これにより、金属製のハサミ等の切断器具が電池に接触することによって短絡が生じるのを防止することができる。さらに、前記切断可能領域をハサミ等で切断した場合、電池が収納空間から容易に抜け出ない。これにより、電池を取り出す際に、電池が容易に落下等するのを防止できる。

　前記第３の構成において、前記切断可能領域では、前記第１部材と前記第２部材とが平行である（第４の構成）。これにより、切断可能領域をハサミ等によって容易に切断することができる。

　前記第３または第４の構成において、前記切断可能領域は、前記第１部材と前記第２部材との間隔が、前記内包装材によって覆われた前記電池の厚みよりも小さい（第５の構成）。

　これにより、前記切断可能領域への電池の侵入を防ぐことができる。よって、金属製のハサミ等の切断器具が電池に接触することによって短絡が生じるのをより確実に防止することができる。さらに、前記切断可能領域をハサミ等で切断した場合に、電池が収納空間から容易に抜け出るのをより確実に防止できる。そのため、電池を収納空間から取り出す際には、前記切断可能領域と前記収納空間との接続部分において、第１部材と第２部材との間隔を拡げる必要がある。これにより、電池を取り出す際に、電池が容易に落下等するのをより確実に防止できる。

　前記第３から第５の構成のうちいずれか一つの構成において、電池包装体は、前記内包装材及び前記外包装材のそれぞれ一部によって構成される被保持部と、前記内包装材及び前記外包装材のそれぞれ他の一部によって構成され、前記収納空間を含む電池収納部とを備える。前記切断可能領域は、前記被保持部と前記電池収納部との間に設けられている（第６の構成）。

　これにより、電池包装体を、被保持部と電池収納部との間に位置する切断可能領域で切断した場合に、電池包装体を被保持部と電池収納部とに分離することができる。よって、電池収納部の収納空間内に収納された電池を容易に取り出すことができる。

　以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳しく説明する。図中の同一または相当部分については同一の符号を付してその説明は繰り返さない。

　図１は、本発明の一実施形態である電池包装体１の構成を示す概略図である。図２は、図１におけるＩＩ－ＩＩ線断面図である。電池包装体１は、例えばコイン型電池やボタン型電池を包装するためのものであり、外包装材１０と、その内部に収納され、電池２を包装する内包装材３０とを有する。すなわち、本実施形態の電池包装体１は、電池２を内包装材３０及び外包装材１０によって二重に包装するものである。

　外包装材１０は、いわゆるブリスターパックである。内包装材３０は、袋包装体である。内包装材３０は、電池２を包装した状態で、外包装材３０内に収納される。

　外包装材１０は、店舗の陳列棚のフック等に保持される被保持部１０ａと、内包装材３０によって包装された電池２を収納する電池収納部１０ｂとを有する。被保持部１０ａには、貫通穴１０ｃが形成されている。

　詳しくは、外包装材１０は、板状の台紙１１（第１部材）と、該台紙１１に接着剤等によって固定されるブリスターカバー２１（第２部材）とを備える。

　台紙１１は、例えば厚紙やプラスチック等によって板状に構成されている。本実施形態では、台紙１１は、概略長方形状に形成されている。また、台紙１１には、長手方向の一方側に、電池包装体１を店舗の陳列棚のフック等にかけるための貫通穴１２が形成されている。

　ブリスターカバー２１は、透明な樹脂製（例えば、ＰＥＴ（ポリエチレンテレフタレート）、ＰＳ（ポリスチレン）、ＰＶＣ（ポリ塩化ビニル）など）であり、台紙１１と対応するように平面視で概略長方形状に形成されている。ブリスターカバー２１は、台紙１１と組み合わされた状態で、長手方向の他方側に、該台紙１１との間に電池２を収納するための収納空間Ｓを形成する収納凹部２２を有する。すなわち、ブリスターカバー２１は、図２に示すように、長手方向の一部が側面視で厚み方向に突出した形状を有する。収納凹部２２は、電池２を内包装材３０で包装した状態で収納可能な寸法を有する。

　また、ブリスターカバー２１は、収納凹部２２よりも長手方向中央側に、ハサミ等で切断可能な切断部２３（切断可能領域、図１及び図２に示すＰの領域）と、内包装材３０のシール部３１を台紙１１との間に挟みこむ保持部２４とを有する。切断部２３及び保持部２４は、ブリスターカバー２１に、収納凹部２２から該ブリスターカバー２１の長手方向中央側に向かって順に形成されている。

　切断部２３は、内包装材３０の一部を収納可能であるとともに内包装材３０によって包装された電池２の厚みよりも深さが浅い凹部を有し、台紙１１とともにハサミ等で切断可能な厚み方向の寸法を有する。よって、ブリスターカバー２１には、切断部２３と収納凹部２２との間に、段差２５が形成されている。この段差２５によって、電池２が収納空間Ｓから切断部２３へ移動するのを規制することができ、収納空間Ｓ内に電池２を保持することができる。切断部２３は、図２に示すように、保持部２４から段差２５に向かって台紙１１との間隔が広がるように傾斜している。

　図１及び図２に示すように、ブリスターカバー２１には、台紙１１の貫通穴１２に対応して、長手方向の一方側に貫通穴２６が形成されている。この貫通穴２６と台紙１１の貫通穴１２とが組み合わされることにより、外包装材１０の貫通穴１０ｃが構成される。

　図１に示すように、台紙１１とブリスターカバー２１とは、それらの外周側及び長手方向の中央部分で、接着剤など（例えば、ポリエステル樹脂及びエポキシ樹脂の混合樹脂、アクリル樹脂、塩ビ酢ビ共重合樹脂など）によって固定されている。すなわち、外包装材１０には、外周側及び長手方向の中央部分に、接着固定部１０ｄが形成されている（図１の点状領域参照）。これにより、ブリスターカバー２１と台紙１１との間に、閉じられた空間である収納空間Ｓを形成することができ、該収納空間Ｓ内に、電池２を保持することができる。

　接着固定部１０ｄのうち、外包装材１０の長手方向の中央部分（固定領域）は、ブリスターカバー２１の保持部２４が位置付けられている。また、前記中央部分では、内包装材３０のシール部３１が台紙１１に固定されている。これにより、内包装材３０の後述するシール部３１は、台紙１１に固定された状態で該台紙１１とブリスターカバー２１の保持部２４との間に挟みこまれている。

　内包装材３０は、図１及び図３に示すように、平面視で長方形状の袋状の部材であり、電池２を収納した状態で開口側がシールされたシール部３１を有する。なお、内包装材３０の袋状の部材を形成する際には、たとえば筒状の部材の筒軸方向の一方側をシールすることによって、袋状の部材を得る。すなわち、内包装材３０は、シール部３１とは長手方向の反対側にもシール部３２を有する。なお、内包装材３０は、四方のうち三方がシールされた構成であってもよいし、四方すべてがシールされた構成であってもよい。

　内包装材３０は、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、無延伸ポリプロピレン、延伸ポリプロプレン、直鎖状低密度ポリエチレン及びエチレン・ビニルアルコール共重合樹脂などの樹脂材料かなるシートを一つまたは複数、用いることにより、構成される。なお、内包装材３０は、乳幼児によって容易に開封できないような材料であれば、どのような材料を用いても良い。

　なお、内包装材３０には、シール部３１，３２に、切り欠き等が設けられていない。開封を容易にするためにシール部に切り欠き等の低強度部分を設けるのが一般的であるが、本実施形態のように内包装材３０にそのような低強度部分を設けないことにより、乳幼児が内包装材３０を容易に開けるのを防止できる。

　本実施形態のように、電池２を内包装材３０によって包装した後、外包装材１０によってさらに包装することにより、該外包装材１０を乳幼児が誤って開けた場合であっても、電池２は露出せずに内包装材３０によって覆われている。よって、乳幼児が電池２を誤飲するのを防止できる。

　内包装材３０は、上述のように、シール部３１が外包装材１０のブリスターカバー２１の保持部２４と台紙１１との間に位置付けられた状態で、該台紙１１に接着固定されている。これにより、内包装材３０が、外包装材１０に対して移動するのを抑制することができる。したがって、電池包装体１を店舗等に陳列した際の電池２の見栄えが悪化するのを防止しつつ、外包装材１０を切断部２３で切断する際に内包装材３０の位置ずれを防止でき、該内包装材３０をより確実に所定の部分で切断することができる。

　しかも、上述のように、内包装材３０のシール部３１を、外包装材１０のブリスターカバー２１の保持部２４と台紙１１との間に位置付けることにより、内包装材３０のシール部３１よりも長手方向の中央部分を、外包装材１０の切断部２３に位置付けることができる。これにより、後述するように、外包装材１０の切断部２３をハサミ等により切断した際に、内包装材３０のシール部３１よりも長手方向中央側を切断することができる。よって、外包装材１０及び内包装材３０を同時に開封することができる。

　（電池包装体からの電池の開封）
　次に、上述のような構成を有する電池包装体１の開封について説明する。

　図４に示すように、外包装材１０の切断部２３をハサミ等によって切断すると、電池２を包装する内包装材３０は、シール部３１よりも長手方向中央側で切断される。外包装材１０は、被保持部１０ａと電池収納部１０ｂとに分離される。

　以下の説明において、切断部２３で切断された後のブリスターカバーを、それぞれ、ブリスターカバー２１ａ，２１ｂとし、切断部２３で切断された後の台紙を、それぞれ、台紙１１ａ，１１ｂとする。

　このとき、電池収納部１０ｂの収納空間Ｓ内に収納されている電池２は、ブリスターカバー２１ｂにおける収納凹部２２と切断部２３との間の段差２５に引っ掛かっている。そのため、電池２は、収納空間Ｓ内に保持されている。

　次に、図５に示すように、ブリスターカバー２１ｂの切断部２３及び段差２５と台紙１１ｂとの間隔を拡げる。これにより、内包装材３０によって包装された電池２を収納空間Ｓから取り出すことができる（白抜き矢印参照）。なお、内包装材３０は開封されているため、該内包装材３０から電池２を容易に取り出すことができる。

　以上のように、外包装材１０の切断部２３をハサミ等によって切断することにより、内包装材３０も同時に開封される。よって、二重包装された電池２を容易に電池包装体１から取り出すことができる。

　しかも、内包装材３０は、シール部３１が台紙１１に接着剤によって接着固定されている。よって、外包装材１０に対して内包装材３０の位置がずれるのを抑制できる。内包装材３０は、シール部３１よりも長手方向中央側が外包装材１０の切断部２３に位置付けられるように、該外包装材１０に対して固定されている。よって、外包装材１０の切断部２３をハサミ等で切断することにより、内包装材３０をより確実に開封することができる。

　また、ブリスターカバー２１ｂにおいて、切断部２３と収納凹部２２との間に段差２５を設けることにより、該収納凹部２２によって形成される収納空間Ｓ内から電池２が移動するのを防止できる。これにより、切断部２３をハサミ等で切断する際に、電池２を誤って損傷及び短絡させるのを防止できる。

　（その他の実施形態）
　以上、本発明の実施の形態を説明したが、上述した実施の形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、本発明は上述した実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変形して実施することが可能である。

　前記実施形態では、電池包装体１によって包装される電池２は、ボタン型電池またはコイン型電池である。しかしながら、他の小型の電池を包装する電池包装体に前記実施形態の構成を適用してもよい。

　前記実施形態では、内包装材３０は、外包装材１０の台紙１１に接着固定されている。しかしながら、内包装材３０を、外包装材１０のブリスターカバー２１に固定してもよい。または、内包装材３０を、台紙１１とブリスターカバー２１との間に挟み込んでもよい。

　前記実施形態では、台紙１１とブリスターカバー２１とは、長手方向の中央部分で接着固定されている。しかしながら、台紙１１とブリスターカバー２１とは、長手方向の中央部分で接着固定されていなくてもよい。

　前記実施形態では、台紙１１とブリスターカバー２１とは接着固定されているとともに、内包装材３０と台紙１１とは接着固定されている。しかしながら、台紙１１とブリスターカバー２１との固定方法及び外包装材１０に対する内包装材３０の固定方法は、それぞれ、前記実施形態に記載の接着固定以外に、溶着固定であってもよいし、固定部材等によって固定する方法であってもよい。また、外包装材１０に対する内包装材３０の固定は、単に台紙１１とブリスターカバー２１との間に内包装材３０の一部を挟み込むことによって実現してもよい。

　前記実施形態では、ブリスターカバー２１の切断部２３は、保持部２４から段差２５に向かって、台紙１１との間隔が広がるように傾斜している。しかしながら、図６に示すように、ブリスターカバー１２１の切断部１２３を、台紙１１に対して平行に設けてもよい。これにより、切断可能領域Ｐ１をハサミ等で容易に切断することができる。

　本発明による電池包装体は、ボタン型電池やコイン型電池などの小型の電池を包装する場合に利用可能である。

Claims

　電池を包装するための電池包装体であって、
　前記電池を収納可能な袋状に形成されているとともに、開口部分がシールされたシール部を有する内包装材と、
　板状の第１部材、及び該第１部材との間に前記内包装材によって覆われた電池を収納可能な収納空間を形成する第２部材を有する外包装材とを備え、
　前記内包装材は、前記シール部が前記第１部材と前記第２部材との間に挟み込まれた状態で前記外包装材に対して固定されている、電池包装体。
　請求項１に記載の電池包装体において、
　前記シール部は、前記第１部材に固定されている、電池包装体。
　請求項１または２に記載の電池包装体において、
　前記外包装材は、前記第１部材と前記第２部材との間隔が前記収納空間よりも小さい切断可能領域を有し、
　前記切断可能領域は、前記内包装材の前記シール部が前記外包装材に対して固定された固定領域と、前記収納空間との間に設けられている、電池包装体。
　請求項３に記載の電池包装体において、
　前記切断可能領域では、前記第１部材と前記第２部材とが平行である、電池包装体。
　請求項３または４に記載の電池包装体において、
　前記切断可能領域は、前記第１部材と前記第２部材との間隔が、前記内包装材によって覆われた前記電池の厚みよりも小さい、電池包装体。
　請求項３から５のいずれか一つに記載の電池包装体において、
　前記内包装材及び前記外包装材のそれぞれ一部によって構成される被保持部と、
　前記内包装材及び前記外包装材のそれぞれ他の一部によって構成され、前記収納空間を含む電池収納部とを備え、
　前記固定領域は、前記被保持部と前記電池収納部との間に設けられている、電池包装体。