WO2017119038A1 - 分包帯線引装置および薬剤分包機 - Google Patents

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Abstract

筆記具切替機構が一つの着色用筆記具しか進退させなくても筆記具切替機構が筆記具保持機構における着色用筆記具の保持部の個数より少なくて済むようにする。 複数の筆記具60を保持する保持機構30と、筆記具60のうち何れか1つを線引位置へ前進させる切替機構20と、を有する分包帯線引装置10であって、保持機構30は、筆記具60をそれぞれ支持する複数の保持部34を備える回転体33を回転運動可能に保持するとともに、筆記具60が前後方向に移動可能に保持し、回転体33は、保持部34をそれぞれ後退側に付勢した状態で、前記回転運動により保持部34を循環移動させ、切替機構20は、保持機構30に係合して回転体33を回転運動させる回転駆動機構23~25と、保持部34のうち前記回転運動により係合位置11に来たものを前記線引位置へ前進させる直進駆動機構26~28と、を有することを特徴とする分包帯線引装置。

Description

分包帯線引装置および薬剤分包機
 この発明は、薬剤を区分封入する分包帯に対して自動で線引きを行う分包帯線引装置およびそれを組み込んだ分包機に関し、詳しくは、線引きの色を変えるために複数の着色用筆記具を保持して線引担当筆記具を切り替えることができるものに関する。
 錠剤や散薬を長尺の分包帯に区分封入する薬剤分包機は(例えば特許文献1参照)、基本機能である分包形成を行うために、分包帯の送り経路に沿って分包帯の送出機構と薬剤の投入機構と分包帯の加熱シール機構と分包帯の牽引機構とを有している。更に、そのような薬剤分包機のうち多くのものが、分包帯の送り経路に臨む印刷機構をも有していて、各分包に患者名や服用情報を印刷するようになっている。
 印刷される服用情報の代表的なものに朝・昼・夕・夜といった服用時期があり、印刷機構を装備した薬剤分包機の一部は、服用時期を文字で印刷するものの他、文字に加えて或いは文字に代えて、服用時期を色違いの着色線で描き分ける機能を有している。
 また、薬剤師等がカラーペン等の着色用筆記具を用いて手作業で分包帯に線引きするのを支援するために、溝などのガイドラインを定規や係合蓋などに形成したものもある。
 このような色分け線引きは視認性に優れるため誤飲防止や利便性の観点から薬局や病院で利用されているが、線引き装置を組み込んだ薬剤分包機にて自動で線引きする謂わば分包時自動線引方式と、薬剤分包機から分包後に取り出した分包帯に人手で線引きする謂わば分包後手動線引方式とには、一長一短がある。
 具体的には、設備費の面では分包時自動線引方式より分包後手動線引方式の方が負担が軽く、自由度の面では、例えば、病室や薬局で分包帯を患者等に渡そうとしたときや渡した後で色分け線引きを希望されたという局面や、線引き可能な薬剤分包機が空いていなかったり稼動していないという局面では、分包後手動線引方式なら制約無く行えるので、この面でも分包時自動線引方式より分包後手動線引方式の方が良いと言える。
 これに対し、能率面では分包時自動線引方式の方が分包後手動線引方式より圧倒的に良く、ひいては人件費の面でも分包時自動線引方式の方が分包後手動線引方式より良いと言える。
 このため、分包時自動線引きが不可能な場合には分包後手動線引方式で行わざるを得ないが、分包時自動線引きが可能であれば、分包機に組み込まれた分包帯線引装置による分包時自動線引きが優先的に行われることが多い。
 このような分包時自動線引方式の分包帯線引装置は、印刷機構と共に分包機に組み込まれて分包帯の送り経路に臨み、印刷機構の印字と同様に分包帯の長手方向送りに同期して線引きを行うが、印刷機構の印字と異なり色分けも行うようになっている。
 このような分包時自動線引方式の分包帯線引装置は、複数の着色用筆記具を保持する筆記具保持機構と、それらの着色用筆記具のうち線引きを担当する筆記具を分包帯に向けて進退させることで線引担当筆記具を切り替える筆記具切替機構とを有する構成が考えられる。しかしながら、単にそれらの機構を一般的な手法で具体化した分包帯線引装置では、筆記具保持機構が複数の着色用筆記具を直線状に並べて保持し、前記筆記具切替機構が一つの着色用筆記具を進退させるものになるに過ぎない。つまり、かかる構成においては筆記具切替機構を筆記具保持機構における着色用筆記具の保持部それぞれに対応させて複数設ける必要がある。
特開2006-321516号公報
 ところで、既述したように薬剤の服用時期は朝・昼・夕・夜の四つに分けられることが通例であることから、分包帯線引の色分けは4色以上であることが望まれる。
 したがって実用性を考慮すると、筆記具切替機構を筆記具保持機構における着色用筆記具の保持部それぞれに対応させて複数設ける構成では、最小構成ですら、筆記具保持機構が4本の着色用筆記具を保持するものとなる。同様に、進退駆動や駆動制御を伴う筆記具切替機構もまた4個ほど設けられることになる。
 したがって、単に筆記具切替機構を筆記具保持機構における着色用筆記具の保持部それぞれに対応させて複数設ける構成では、或る程度の複雑化や大規模化を避けることができない。
 しかしながら、分包帯線引装置を組み込む薬剤分包機が錠剤分包機であれ散薬分包機であれ、分包帯線引装置を組み込む所は薬剤分包機の最下段に組み込まれた包装装置の内部である。当該部分は、最下段の部分というだけでも狭いのに、分包ロールや,分包帯の送出機構と引き回し機構と牽引機構,更には印刷機構,薬剤投入機構,加熱シール機構などが既に装備されていて、空きは僅かしか無い。そのため、既述した構成の分包帯線引装置では、薬剤分包機への組み込み時に、薬剤分包機の大型化まで惹起しかねない。
 このような不都合を払拭するには、分包帯線引装置の小型化を図ることが重要である。
 とはいえ、単に筆記具切替機構を一つにして筆記具保持機構全体を進退させるといった安直な改造では、駆動機構や駆動回路が大型化して筆記具切替機構の小型化の効果がかなり相殺されてしまう。そればかりか、進退対象が1本の着色用筆記具とその保持部分という小質量のものから4本以上の着色用筆記具と筆記具保持機構全体という大質量のものになるため、進退速度が制約されてしまう。具体的には例えば点線を書く速度が遅くなりかねず、ひいては分包帯の送り速度に依存する分包速度まで遅くなりかねない、という不満が残る。
 そこで、筆記具切替機構が十分に小型で一つの着色用筆記具しか進退させられないものであっても筆記具切替機構が筆記具保持機構における着色用筆記具の保持部の個数より少なくて済み小型化に適した分包帯線引装置を実現することが課題となる。
 本発明の分包帯線引装置は(解決手段1)、このような課題を解決するために創案されたものであり、複数の筆記具を保持する保持機構と、前記筆記具のうち何れか1つを線引位置へ前進させる切替機構と、を有する分包帯線引装置であって、前記保持機構は、前記筆記具をそれぞれ支持する複数の保持部を備える回転体を回転運動可能に保持するとともに、前記筆記具が前後方向に移動可能に保持し、前記回転体は、前記保持部をそれぞれ後退側に付勢した状態で、前記回転運動により前記保持部を循環移動させ、前記切替機構は、前記保持機構に係合して前記回転体を回転運動させる回転駆動機構と、前記保持部のうち前記回転運動により係合位置に来たものを前記線引位置へ前進させる直進駆動機構と、を有することを特徴とする。
 また、本発明の分包帯線引装置は(解決手段2)、上記解決手段1の分包帯線引装置であって、前記保持部は前記筆記具を挿抜可能に保持し、前記切替機構が前記保持機構を着脱可能に支持することを特徴とする。
 さらに、本発明の分包帯線引装置(解決手段3)、上記解決手段2の分包帯線引装置であって、前記保持機構は、前記切替機構の上部に装着され、前記回転体と前記回転駆動機構との間の係合が前記保持機構と前記切替機構との着脱によって成立または解除されることを特徴とする。
 また、本発明の分包帯線引装置は(解決手段4)、上記解決手段1~3の分包帯線引装置であって、前記直進駆動機構は、前記係合位置に向けて前後方向へ往復移動可能なように設けられ、前記直進駆動機構が前進する時に前記保持部に当接することで前記係合位置にある前記保持部を前進させる押出部材と、前記回転体とは別体に設けられ、独立して回転する回転部材と、前記回転部材に設けられ前記回転部材の回転に随伴して円運動する円運動部と、を有し、前記円運動部と前記押出部材とは、前記円運動部の前記円運動が前記押出部材の往復運動に変換されるように滑節結合していることを特徴とする。
 また、本発明の薬剤分包機は(解決手段5、6)、上記解決手段1~4の分包帯線引装置と分包帯の送り経路を挟んで反対側に配置された後退防止部材と、を有し、前記後退防止部材は、前記分包帯が前記筆記具により線を引かれる際に前記分包帯を抑えて前記分包帯の後退防止部材側への移動を抑制することを特徴とするというものである。
 また、本発明の薬剤分包機は、上記解決手段5の薬剤分包機の前記分包帯後退部材が、前記分包帯の送り経路の下方で前記切替機構に取り付けられていることを特徴とする。
 このような本発明の分包帯線引装置にあっては(解決手段1)、保持部を複数装備した所謂リゾルバー式・レゾルバー式の回転体を保持機構の要部に採用する。さらに、線引時に前進させる保持部を何れも後退側に付勢しておくようにしたことにより、保持部をコンパクトに纏めることができる。さらに解決手段1の分包帯線引装置では、切替機構に回転駆動機構と直進駆動機構とを備え、回転駆動機構にて回転体を回転運動させることで複数の保持部を循環移動させるとともに、当該循環移動にて係合位置に来た保持部を直進駆動機構にて前進させるようにした。かかる構成により、切替機構が一つでも任意の保持部ひいては任意の当該保持部に装着された筆記具を線引きに供することができる。
 したがって、この発明によれば、切替機構が一つの着色用筆記具しか進退させないものであっても良い。言い換えると、切替機構が保持機構における筆記具の保持部の個数より少なくて済み、小型化に適している。
 また、本発明の分包帯線引装置にあっては(解決手段2)、筆記具を保持部に射し込んで保持させるとともに抜き取って保持部から外すことも可能なようにしたことにより、保持機構がよりコンパクトになる。さらに、保持機構を切替機構から脱着できるようにもしたことにより、保持機構を狭苦しい分包帯線引装置内空間から装置外の広い所へ出して筆記具の挿抜を行えるので、筆記具の交換時の着脱が容易になる。また、露出している筆記具の筆先に触れて手を汚すという不所望な事態が起こり難くなって、保持機構の清掃作業が容易かつ的確に行えることとなる。
 保持機構に予備がある場合や、分包帯線引装置が薬剤分包機と共に複数存在している場合などには、異なる色セットの筆記具を夫々の保持機構にセット分けして予め挿着しておくことにより、多色を一斉に切り替える作業を保持機構の付け替えで容易かつ迅速に行うことができる。
 さらに、本発明の分包帯線引装置にあっては(解決手段3)、保持機構と切替機構とを上下に配置したことにより、保持機構の着脱作業が一層楽になる。
 また、薬剤分包機の分包帯の送り経路に隣接して組み込むに際して、筆記具の線引位置を分包帯に適合させるのが容易になるため、分包帯線引装置全体をもコンパクトに纏めることができる。また、かかる構成により薬剤分包機の内部に配設箇所を確保しやすくなる。さらに、本実施形態では保持機構を切替機構に対して着脱すると、かかる着脱操作に随伴して回転体と回転駆動機構との係合状態ひいては伝動状態が切り替わるようにしている。かかる構成により、筆記具保持機構の着脱をワンタッチ的に素早く簡便に済ませることができる。
 また、本発明の分包帯線引装置にあっては(解決手段4)、直進駆動機構は係合位置に向けて前後方向へ往復移動可能なように設けられている。かかる構成により、線引が必要な時には筆記具を係合位置に移動させることで分包帯への線引を行うことができ、不要な時には筆記具を係合位置から離間させることで線引を省くことが容易に行われる。
 また分包帯線引装置においては、直進駆動機構は、直線駆動機構が前進する時に前記保持部に当接して係合位置にある保持部を前進させる押出部材と、回転体とは別体に設けられ、独立して回転する回転部材と、回転部材の回転に随伴して円運動する円運動部と、を有している。回転部材を回転させると、回転部材の回転角ひいては円運動部の円内位置に応じて押出部材の進退位置が変化し、押出部材の押出先の保持部および筆記具の進退位置が変化する。したがって、回転部材の回転によって長手方向送りの分包帯の所望の位置に線あるいは破線を引くことができる。なお、破線を引きたいときには回転部材を継続的に回転させるだけで押出部材ひいては係合位置にある筆記具が繰り返し進退する。そのため、比較的簡単な制御でも実線と破線とを描き分けることができる。
 しかも、押出部材が後退時には保持部から離れているので、保持機構を切替機構に対して着脱するときにも作業性が損なわれることが無い。
 また、本発明の薬剤分包機(解決手段5)にあっては、分包帯の送り経路を挟んで分包帯線引装置と反対側に、分包帯後退防止部材を設けて分包帯の後退が抑制されるようにもしたことにより、線引き時の分包帯の過剰な変形が防止ないし抑止される。かかる構成により、分包帯に綺麗な線が引けるとともに、分包帯の長手方向の送りが円滑に行われる。
 また、本発明の薬剤分包機にあっては(解決手段6)、分包帯後退防止部材が分包帯の送り経路の下方で切替機構に取り付けられていることから、送り経路へ上方から分包帯を差し込むという分包帯セッティング作業の妨げになることが無い状態で、分包帯後退防止部材と筆記具切替機構とが一体化される。そのため、分包帯の過剰変形を防止するという上述の作用効果を奏するにとどまらず、切替機構に帯する包帯後退防止部材の位置決めといった調整作業を、薬剤分包機への装着前に予め済ませておくことができるうえ、薬剤分包機の外の広いところで楽に行うことができる。
本発明の実施例1における分包帯線引装置の構造の一例として、左前から見下ろした斜視図である。 本発明の実施例1における分包帯線引装置の構造の一例として、左後から見下ろした斜視図である。なお、斜視図は、線引側を前・正面とし、左右を正面視で定めている。 カバーを付けた分包帯線引装置の構造を示す左前から見下ろした斜視図である。 カバーを付けた分包帯線引装置の構造を示す右前から見下ろした斜視図である。 保持機構の構成を右前から見下ろした斜視図である。 保持機構の構成を分包帯の送り経路に臨む分包帯線引装置の各機構の配置図である。 分包帯線引装置を装備した薬剤分包機の構造の模式図の一例である。 薬剤分包機の要部の平面図である。 分包帯線引装置と印字機構との配置例として並行配置の例を示す平面図である。 分包帯線引装置と印字機構との配置例として対向配置の例を示す平面図である。 線引対象の分包帯を示す図である。 分包帯に実線を引いた状態の例を示す図である。 分包帯に破線を引いた状態の例を示す図である。
 このような本発明の分包帯線引装置および薬剤分包機について、これを実施するための具体的な形態を、以下の実施例1により説明する。
 図1~13に示した実施例1は、上述した解決手段を総て具現化したものである。
 なお、それらの図示に際しては、モータドライバ等の電気回路や,コントローラ等の電子回路などは図示を割愛し、発明の説明に必要なものや関連するものを中心に図示した。
 本発明の分包帯線引装置および薬剤分包機の実施例1について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。
 なお、各図のうち、斜視図については、視線の向きを示すに際し、線引側を前・正面とし、左右を正面視で定めている。
 図1、2は、カバー13を取り外した分包帯線引装置10の外観図であり、図1が左前から見下ろした斜視図、図2が左後から見下ろした斜視図である。
 また、図3、4は、カバー13を取り付けた分包帯線引装置10の外観図であり、図3が左前から見下ろした斜視図、図4が右前から見下ろした斜視図である。
 さらに、図5、6は、図5が筆記具保持機構30を右前から見下ろした斜視図、図6が分包帯70の送り経路53に臨む分包帯線引装置10とその他の各機構52~57の配置図である。また、図7、8は、図7が分包帯線引装置10を装備した薬剤分包機40の模式図、図8が包装装置50の要部の平面図である。同様に、図9が分包帯線引装置10と送り経路53とを並行配置したところの平面図、図10が分包帯線引装置10と送り経路53とを対向配置したところの平面図である。図11は、線引の対象となる分包帯70の外観図である。
 分包帯線引装置10は図1~図5に示すように、既述した分包時自動線引方式の分包帯線引装置と同様、複数の筆記具たる着色用筆記具60を保持する保持機構としての筆記具保持機構30と、それらの着色用筆記具60のうち何れかを線引位置へ前進させる切替機構たる筆記具切替機構20とを有している。本実施形態では、筆記具保持機構20と、筆記具切替機構30との構造が以下に述べるように改良されている。
 さらに、この分包帯線引装置10には、後で詳述するが、分包帯後退防止部材12が予め一体的に取り付けられている(図3、図4参照)。
 筆記具保持機構30は(図1~図5参照)、回転体33を軸支するための軸受を中央部に有している。筆記具保持機構30はまた、筆記具切替機構20の上に装着される軸支部31と、軸支部31によって軸回転可能状態に保持されて回転軸方向・回転中心を前後に向けた回転体33と、を有している。
 筆記具保持機構30はまた、回転体33の前端面に装着されて軸支部31の前方に位置し回転体33に回転力を伝達する伝動歯車32と、回転体33に装着された四つの筆記具保持部34とを有している。筆記具保持機構30は、伝動歯車32が回転力を受けて回転運動すると、電動歯車32と一体に回転体33が軸回転し筆記具保持部34が循環移動するようになっている。なお、ここで循環移動とは、複数の筆記具保持部34が、所定の順番で回転軸心の周りを回って後述する係合位置11へと移動する回転運動のことを指している。
 筆記具保持部34は、何れも図5に示すように、前後に細長い略筒状体であり、解放前端面から差し込まれた着色用筆記具60を挿抜可能に保持するようになっている。筆記具保持部34は、個々に、回転体33の貫通穴に挿通されて前後方向で進退可能な状態で保持されており、バネ等の弾性体によって回転体33から後退側へ付勢されている。また、何れの筆記具保持部34にも、被当接部35が外周方向を向く状態で設けられている。
 筆記具切替機構20は、図1に示すように、底板21とその両側部に立設された枠板22と枠板22上に装着された上板とを備えた枠体部と、を有している。筆記具切替機構20はまた、枠体部に内蔵または外装された回転駆動機構23~25と直進駆動機構26~28とを有している。
 回転駆動機構23~25は図1に示すように、図示しない制御装置の制御に従って回転動作するモータ23と、モータ23の回転運動を出力する駆動歯車24と、を有している。回転駆動機構23~25はまた、駆動歯車24の回転力を伝動歯車32に伝達するための歯車25を有している。かかる構成により、回転駆動機構23~25は、モータ23の回転力を伝動歯車32に伝達することで筆記具切替機構20に装着された筆記具保持機構30の回転体33を回転運動させる。
 直進駆動機構26~28は、図2に示すように、モータ23と同様に上述した制御装置の制御に従って回転動作するモータ26と、モータ26の回転運動を出力する回転駆動される回転部材26aと、を有している。
 直進駆動機構26~28はまた、回転部材26aの端面のうち回転中心から離れた部位に立設されていて、回転部材26aが回転するとそれに随伴して円運動を行う円運動部27と、を有している。直進駆動機構26~28はまた、係合位置11に向けて往復移動可能に装備されて前進時に係合位置11にある筆記具保持部34の被当接部35の後面に当接する押出部材28を有している。
 かかる係合位置11は、循環移動にて最下の位置に来た筆記具保持部34と、押出部材28と、の係合に係るものであり、最下位置の筆記具保持部34は、押出部材28によって被当接部35の後面を押圧されることで前進する。
 かかる押圧によって、筆記具保持部34に保持されている着色用筆記具60の筆先部61が分包帯70に当接するので、分包帯70に着色用筆記具60を用いた線が線引される。以上述べたように、着色用筆記具60に係る線引位置と、筆記具保持部34に係る係合位置11と、は、一対一で対応している。
 円運動部27と押出部材28とは滑節結合していて円運動部27の回転運動が押出部材28の往復運動に変換されるように構成される。なお、ここで滑節結合とは、円運動部27の回転運動が滑らかに押出部材28の往復運動に変換されるように、押出部材28に開いた溝に円運動部27の少なくとも一部が挿入された状態をいう。
 直進駆動機構26~28は、筆記具保持機構30の回転体33に保持されている複数の筆記具保持部34のうち、循環移動にて係合位置11に来たものを前進させる。さらに、上述した制御装置がモータ23とモータ26とを個別に制御するので、回転部材26aが上述の回転体33とは個別に回転動作可能である。すなわち、回転駆動機構23~25による筆記具保持部34の循環移動と、直進駆動機構26~28による係合位置11の筆記具保持部34の進退運動とは、個別に独立して行うことができる。
 筆記具保持機構30には、図4、図5に示すように、筆記具保持機構30の軸支部31の下端部に上側着脱部36が設けられている。
 上側着脱部36と対向して、筆記具切替機構20には、上側着脱部36に対応した下側着脱部29が筆記具切替機構20の上面部に設けられている。
 かかる上側着脱部36と下側着脱部29とは、左右への相対移動で互いに係合し、あるいは係合が解除されることで、、筆記具切替機構20が筆記具保持機構30を着脱可能に支持するようになっている。具体的には、筆記具保持機構30を筆記具切替機構20の上で係合確立側へ横滑りさせることにより、筆記具保持機構30が筆記具切替機構20の上に装着され、装着された筆記具保持機構30は筆記具切替機構20により下から支持される。
 また、筆記具保持機構30を係合解消側へ横滑りさせることで、筆記具保持機構30が筆記具切替機構20から取り外される。
 さらに図1~図4に示すように、筆記具切替機構20と筆記具保持機構30との着脱に伴って、歯車25と伝動歯車32とが噛み合うあるいは噛み合いが解消される。すなわち、回転体33と回転駆動機構23~25との係合は、筆記具保持機構30の筆記具切替機構20への着脱に応じて成立または解除される。
 分包帯後退防止部材12は、図3、4に示すように、例えば下端部が短く立設部が長いL字形の板状部材である。分包帯後退防止部材12は、下端部が筆記具切替機構20の枠板22の前端部にネジ止め等で固定されて、立設部の上端部分が、係合位置11の筆記具保持部34及び着色用筆記具60の前方に位置するものである。図6に示すように、分包帯線引装置10を分包帯70の送り経路53に臨ませて設置するときには、分包帯70が分包帯後退防止部材12と係合位置11の筆記具保持部34及び線引き位置の着色用筆記具60との間に来るように設置されることが好ましい。かかる配置とすれば、分包帯後退防止部材12は、分包帯70の送り経路53の下方で筆記具切替機構20に取り付けられることとなる。
 かかる設置状態では、係合位置11の筆記具保持部34が筆記具切替機構20によって前進させられると、かかる前進に随伴して係合位置11にある着色用筆記具60の筆先部61が線引位置11’へと前進する。着色用筆記具60の筆先部61は、分包帯70に当接して当接部位を押すことになるが、筆先部61の分包帯70を挟んで反対側には分包帯後退防止部材12が配置されている。
 したがって、分包帯後退防止部材12は、分包帯70が筆先部61からの押圧により必要以上に後退するのを抑制するものとなっている。
 薬剤分包機40は図6~図9に示すように、分包帯線引装置10を分包帯70の送り経路53に臨ませて装備したものである。
 ここで、臨ませて装備する、とは、分包帯70の送り経路53に沿って形成することを示している。
 分包帯線引装置10は、本体部である筆記具切替機構20と、筆記具保持機構30と、分包帯線引装置10の付加部である分包帯後退防止部材12と、の間に分包帯70及びその送り経路53を挟む状態で配置されている。
 包装装置50は図7に示すように、分包対象の錠剤を落下させる錠剤供給部41と、分包対象の散薬を落下させる散薬供給部42と、落下薬剤を受け入れて分包帯70に区分封入する包装装置50と、図示しない制御装置とを有している。
 包装装置50には、図6、図8に示すように、基板51の上面に、分包帯70をロールから解いて順に送り出す送給部52が配設されている。なお、分包帯70を長手方向へ順送りするときの送り経路53に臨んで、分包帯線引装置10と印字機構54と薬剤投入機構55と封着機構56と牽引機構57ともそれぞれ基板51の上面に配設されている。そのうち分包帯線引装置10の設置に際しては、上述のように分包帯線引装置10と分包帯後退防止部材12との間に送り経路53が挟まれる状態で、更に係合位置11の筆記具保持部34に保持された着色用筆記具60の筆先部61が線引位置11’に来る状態で、分包帯線引装置10が基板51に取り付けられる。
 また、印字機構54の隣に必要空間が確保できる場合には、そこに筆記具切替機構20と、筆記具保持機構30とが設置されるとしても良い。
 図9に示すように、印字機構54の隣が狭い場合には、印字機構54の隣には分包帯後退防止部材12だけを置き、分包帯線引装置10の筆記具切替機構20と、筆記具保持機構30とは印字機構54の斜め前方に対向配置される。
 この実施例1の分包帯線引装置10および薬剤分包機40について、その使用態様及び動作を、図面を引用して説明する。図11は、線引対象の分包帯70の線引きされていない状態を示し、図12は着色線80として実線81を引いた状態を示している。また、図13は、が着色線80として破線82を引いた状態を示している。なお、分包帯70を図示するに際して、包袋部72への具体的な印字例および包袋部72の中の薬剤に係る図示は割愛した。
 薬剤分包機40の使用に先だって分包帯線引装置10に着色用筆記具60を装着する。着色用筆記具60は、インクの乾きにくいものであれば市販のカラーペン等で良く、図5に示すように、円柱状本体の一端面の中心から筆先部61が突き出た状態で使用する。詳述すると、例えば朝・昼・夕・夜といった一日当たり四回の服用が想定される場合、各服用に一色ずつ対応させた計四色の着色用筆記具60を準備する。そして、図7に示すように、該当する薬剤分包機40の包装装置50から基板51を引き出し、分包帯線引装置10に対して筆記具切替機構20から筆記具保持機構30を取り外す。筆記具保持機構30を取り外した後、筆記具保持部34に着色用筆記具60を挿着する。それから、図3に示すように、筆記具保持機構30を元の筆記具切替機構20に再び取り付け、基板51を包装装置50の中に押し戻す。
 該当する薬剤分包機40の動作準備が調ったら、次の動作を行う。すなわち、錠剤供給部41や散薬供給部42に分包対象の錠剤や散薬が揃うとともに、包装装置50の送り経路53に分包帯70がセットされていることを確認する。包装装置50の送り経路53に分包帯70がセットされると、制御部は、分包帯70への線引き指示を含む調剤データを薬剤分包機40に指示操作やダウンロード等にて与える。与えられた調剤データに基づく分包帯70の制御装置の自動制御によって、包装装置50は、分包帯70への薬剤投入と区分封止とを繰り返して包袋部72を次々に作成する。
 包装装置50によって包袋部72が分包帯70に形成された後、分包帯線引装置10によって分包帯70への線引きが行われる。
 線引き時の動作について詳述する。線引の支持は例えば分包帯70の制御装置の自動制御によって、線引き指示、すなわち分包帯70に線を行うか否か、行う場合には破線か、実線か、色をどうするか等の指示が与えられる。
 線引き指示が「無」の場合には、押出部材28が後退位置に止まり続けることから、図11に示すように、着色用筆記具60の筆先部61が分包帯70に触れず、分包帯70の封着縁部71に線は引かれない。
 これに対し、線引き指示が「実線」の場合には、筆記具保持部34の循環移動により服用時期に該当する色の着色用筆記具60が係合位置に移動する。係合位置11にきた着色用筆記具60は、押出部材28が前進して押圧された状態で保持される。かかる押出部材28によって、着色用筆記具60の筆先部61が線引位置11’に移動し、分包帯70に向かって押し当てられる。このとき、分包帯70を挟んで筆先部61の反対側には、後退防止部材12が配置されているため、分包帯70には弛みが生じにくくなっている。このように、係合位置11にある着色用筆記具60の筆先部61が前進することで、分包帯70の長手方向送りに伴って図12に示すように包袋部72の最上位の部分を通る所に実線81が引かれる。
 また、線引き指示が「破線」の場合には、実線の場合と同様に筆記具保持部34の循環移動により服用時期に該当する色の着色用筆記具60が線引位置11’に移動する。しかしながら、実線とは異なり、分包帯70が薬剤分包のために長手方向に送られているときに、分包帯70の長手方向送りに同期しながら回転部材26aが回転する。
 かかる回転運動によって押出部材28が進退を繰り返すことから、係合位置11にある着色用筆記具60が前後へと往復移動を繰り返すことで筆先部61と分包帯70とが断続的に当接する。かかる動作により、分包帯70の長手方向送りに伴って包袋部72の最上部等に破線82が引かれる。
 こうして、薬剤分包機40によって自動作成される分包帯70には、包袋部72の部位に通常の印字がなされるのに加えて、線引指示に応じて、服用時期に対応した色付きの線引きがなされる。
 なお、かかる線引き位置は、封着機構56での熱融着の影響を受ける封着縁部71を避けるとともに印字機構54での印字領域をもなるべく避けることができる部位である包袋部72の最上部等に行うことが最も好ましい。
 本発明の分包帯線引装置は、色を替えるときに線引きを中断して着色用筆記具の循環を行うものである。したがって服用時期毎に纏める分包態様、例えば、朝の分については該当する複数日の分包をそれらだけ一纏めにし、昼の分についても同様に昼の分だけを一纏めにする形、の分包帯への線引きに好適である。しかしながらかかる構成に適用が限られる訳でなく、服用時期の異なるものが一纏めになった分包帯についても、能率より自動処理を優先させるのであれば、適用が可能であり、有用である。
 本発明の薬剤分包機は、上例の如く錠剤供給部と散薬供給部との双方を装備している薬剤分包機に適用が限られる訳でなく、錠剤だけを取り扱う錠剤分包機や、散薬だけを取り扱う散薬分包機にも、適用することができる。
 さらに、4色より多い色分け線引きにも適用することができる。
10…分包帯線引装置、
11…係合位置 11’線引位置、12…分包帯後退防止部材、13…カバー
20…筆記具切替機構、
21…底板、22…枠板、
23~25…回転駆動機構、23…モータ、24…駆動歯車、25…伝動歯車、
26~28…直進駆動機構、26…モータ、26a…回転部材、
27…円運動部、28…押出部材、29…下側着脱部、
30…筆記具保持機構、
31…軸支部、32…伝動歯車(回転受動部)、
33…回転体、34…筆記具保持部、35…被当接部、36…上側着脱部、
40…薬剤分包機、41…錠剤供給部、42…散薬供給部、
50…包装装置、51…基板、52…送給部、53…送り経路、
54…印字機構、55…薬剤投入機構、56…封着機構、57…牽引機構、
60…着色用筆記具、61…筆先部、
70…分包帯、71…封着縁部、72…包袋部、
80…着色線、81…実線、82…破線

Claims (6)

  1.  複数の筆記具を保持する保持機構と、
     前記筆記具のうち何れか1つを線引位置へ前進させる切替機構と、
     を有する分包帯線引装置であって、
     前記保持機構は、前記筆記具をそれぞれ支持する複数の保持部を備える回転体を回転運動可能に保持するとともに、前記筆記具が前後方向に移動可能に保持し、
     前記回転体は、前記保持部をそれぞれ後退側に付勢した状態で、前記回転運動により前記保持部を循環移動させ、
     前記切替機構は、前記保持機構に係合して前記回転体を回転運動させる回転駆動機構と、前記保持部のうち前記回転運動により係合位置に来たものを前記線引位置へ前進させる直進駆動機構と、を有することを特徴とする分包帯線引装置。
  2.  前記保持部は前記筆記具を挿抜可能に保持し、
     前記切替機構が前記保持機構を着脱可能に支持することを特徴とする請求項1に記載の分包帯線引装置。
  3.  前記保持機構は、前記切替機構の上部に装着され、
     前記回転体と前記回転駆動機構との間の係合が前記保持機構と前記切替機構との着脱によって成立または解除されることを特徴とする請求項2に記載の分包帯線引装置。
  4.  前記直進駆動機構は、前記係合位置に向けて前後方向へ往復移動可能なように設けられ、前記直進駆動機構が前進する時に前記保持部に当接することで前記係合位置にある前記保持部を前進させる押出部材と、
     前記回転体とは別体に設けられ、独立して回転する回転部材と、
     前記回転部材に設けられ前記回転部材の回転に随伴して円運動する円運動部と、を有し、
     前記円運動部と前記押出部材とは、前記円運動部の前記円運動が前記押出部材の往復運動に変換されるように滑節結合していることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1つに記載の分包帯線引装置。
  5.  前記切替機構の下部において連結され、前記線引位置に配置された前記筆記具に対向して設けられる後退防止部材を有することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1つに記載の分包帯線引装置。
  6.  請求項1乃至4の何れか1つに記載の分包帯線引装置と、
     前記分包帯線引装置と分包帯の送り経路を挟んで反対側に配置された後退防止部材と、を有し、
     前記後退防止部材は、前記分包帯が前記筆記具により線を引かれる際に前記分包帯を抑えて前記分包帯の後退防止部材側への移動を抑制することを特徴とする薬剤分包機。
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