JP2000142602A - 薬剤分包機、薬剤分包機の制御方法及び薬包 - Google Patents
薬剤分包機、薬剤分包機の制御方法及び薬包Info
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- JP2000142602A JP2000142602A JP10310744A JP31074498A JP2000142602A JP 2000142602 A JP2000142602 A JP 2000142602A JP 10310744 A JP10310744 A JP 10310744A JP 31074498 A JP31074498 A JP 31074498A JP 2000142602 A JP2000142602 A JP 2000142602A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 患者に対して容易に処方内容を認識させ
ることができる分包紙を提供する薬剤分包機及び薬包を
提供することを課題とする。 【解決手段】 薬剤を所定量ずつ分包紙1 に包装する包
装手段6 を備えた薬剤分包機において、患者が処方内容
を認識可能な識別子を分包紙1 に印字する識別子印字手
段4 を具備していることを特徴とする。
ることができる分包紙を提供する薬剤分包機及び薬包を
提供することを課題とする。 【解決手段】 薬剤を所定量ずつ分包紙1 に包装する包
装手段6 を備えた薬剤分包機において、患者が処方内容
を認識可能な識別子を分包紙1 に印字する識別子印字手
段4 を具備していることを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、薬剤分包機、薬剤
分包機の制御方法及び薬包に関する。更に詳しくは、患
者が容易に処方内容を確認可能な分包紙を排出すること
ができる薬剤分包機、及びその制御方法、並びに患者が
容易に処方内容を確認可能な薬包に関する。
分包機の制御方法及び薬包に関する。更に詳しくは、患
者が容易に処方内容を確認可能な分包紙を排出すること
ができる薬剤分包機、及びその制御方法、並びに患者が
容易に処方内容を確認可能な薬包に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、薬剤分包機においては、通常、薬
剤を所定量ずつ包装する分包紙に処方内容や患者名等を
印字するプリンタと、薬剤を所定量ずつ分包紙に包装し
て薬包を形成する包装手段とが設けられている。
剤を所定量ずつ包装する分包紙に処方内容や患者名等を
印字するプリンタと、薬剤を所定量ずつ分包紙に包装し
て薬包を形成する包装手段とが設けられている。
【０００３】このように構成されている薬剤分包機によ
って形成される、薬剤が包装された分包紙には、図５に
記載の如く、薬包20毎に処方内容21が印字されており、
患者が薬包20に包装されている薬剤の処方を、薬剤を誤
ることなく確実に行うことができるようになっている。
って形成される、薬剤が包装された分包紙には、図５に
記載の如く、薬包20毎に処方内容21が印字されており、
患者が薬包20に包装されている薬剤の処方を、薬剤を誤
ることなく確実に行うことができるようになっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように処
方情報21が印字されていても、老人や盲目の患者には、
処方内容21を認識することが困難であるという問題があ
る。
方情報21が印字されていても、老人や盲目の患者には、
処方内容21を認識することが困難であるという問題があ
る。
【０００５】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、患者に対して容易に処方内容を認識さ
せることができることを課題とする。
なされたもので、患者に対して容易に処方内容を認識さ
せることができることを課題とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた本発明に係る薬剤分包機は、請求項１記載の
如く、薬剤を所定量ずつ分包紙1 に包装する包装手段6
を備えた薬剤分包機において、患者が処方内容を認識可
能な識別子を印字する識別子印字手段4 を具備している
ことを特徴とする。このように、薬剤を所定量ずつ分包
紙1 に包装する包装手段6 を備えた薬剤分包機におい
て、識別子印字手段4 を具備していることにより、患者
が処方内容を認識可能な識別子を印字することができ
る。ここで、識別子印字手段で「印字する」とは、印刷
する他、凹凸を形成する、貫通孔を打孔することも含む
概念である。
になされた本発明に係る薬剤分包機は、請求項１記載の
如く、薬剤を所定量ずつ分包紙1 に包装する包装手段6
を備えた薬剤分包機において、患者が処方内容を認識可
能な識別子を印字する識別子印字手段4 を具備している
ことを特徴とする。このように、薬剤を所定量ずつ分包
紙1 に包装する包装手段6 を備えた薬剤分包機におい
て、識別子印字手段4 を具備していることにより、患者
が処方内容を認識可能な識別子を印字することができ
る。ここで、識別子印字手段で「印字する」とは、印刷
する他、凹凸を形成する、貫通孔を打孔することも含む
概念である。
【０００７】また、本発明に係る薬剤分包機は、請求項
２に記載の如く、薬剤を所定量ずつ分包紙1 に包装する
包装手段6 と、該分包紙1 に処方内容を印字する印字手
段3を具備する薬剤分包機において、患者が処方内容を
認識可能な識別子を印字する識別子印字手段4 を具備し
ていることを特徴とする。このように、分包紙1 に処方
内容を印字する印字手段3 を具備する薬剤分包機に識別
子印字手段4 を具備していれば、処方内容を文字のみな
らず、識別子によっても印字することができる。
２に記載の如く、薬剤を所定量ずつ分包紙1 に包装する
包装手段6 と、該分包紙1 に処方内容を印字する印字手
段3を具備する薬剤分包機において、患者が処方内容を
認識可能な識別子を印字する識別子印字手段4 を具備し
ていることを特徴とする。このように、分包紙1 に処方
内容を印字する印字手段3 を具備する薬剤分包機に識別
子印字手段4 を具備していれば、処方内容を文字のみな
らず、識別子によっても印字することができる。
【０００８】さらに、本発明に係る薬剤分包機は、請求
項３に記載の如く、前記包装手段6は分包紙1 に薬剤の
包装される包装部13と空包部14を形成し、少なくとも包
装部13には識別子印字手段4 にて印字が施され、且つ前
記印字手段3 が分包紙1 の空包部13に印字を施すよう構
成されていると、包装部13毎に処方内容を示す識別子を
印字することができ、従って印字された識別子によっ
て、患者等に容易に包装部13毎の処方内容を区別させる
ことができると共に、監査の際、薬剤師等に空包部13に
印字された処方内容を容易に確認させることができ、監
査を円滑に行うことができる。
項３に記載の如く、前記包装手段6は分包紙1 に薬剤の
包装される包装部13と空包部14を形成し、少なくとも包
装部13には識別子印字手段4 にて印字が施され、且つ前
記印字手段3 が分包紙1 の空包部13に印字を施すよう構
成されていると、包装部13毎に処方内容を示す識別子を
印字することができ、従って印字された識別子によっ
て、患者等に容易に包装部13毎の処方内容を区別させる
ことができると共に、監査の際、薬剤師等に空包部13に
印字された処方内容を容易に確認させることができ、監
査を円滑に行うことができる。
【０００９】また、本発明に係る薬剤分包機は、請求項
４に記載の如く、前記識別子印字手段4 がラベルに印字
を施し、更に、印字の施された該ラベルを分包紙1 に貼
付する貼付手段が設けられていると、処方内容を文字の
みならず、印字されたラベルを貼付することで識別子を
表示することができる。
４に記載の如く、前記識別子印字手段4 がラベルに印字
を施し、更に、印字の施された該ラベルを分包紙1 に貼
付する貼付手段が設けられていると、処方内容を文字の
みならず、印字されたラベルを貼付することで識別子を
表示することができる。
【００１０】また、本発明に係る薬剤分包機は、請求項
５に記載の如く、前記識別子印字手段4 がラベルに印字
を施し、更に、印字の施された該ラベルを分包紙1 に貼
付する貼付手段が設けられており、前記包装手段6 は分
包紙1 に薬剤の包装される包装部13と空包部14を形成
し、少なくとも包装部13には、識別子印字手段4 にて印
字が施されたラベルが貼付手段によって貼付されて、且
つ前記印字手段3 が分包紙1 の空包部14に印字を施すよ
う構成されていると、監査の際、薬剤師等に空包部13に
印字された処方内容を容易に確認させることができ、監
査を円滑に行うことができる。
５に記載の如く、前記識別子印字手段4 がラベルに印字
を施し、更に、印字の施された該ラベルを分包紙1 に貼
付する貼付手段が設けられており、前記包装手段6 は分
包紙1 に薬剤の包装される包装部13と空包部14を形成
し、少なくとも包装部13には、識別子印字手段4 にて印
字が施されたラベルが貼付手段によって貼付されて、且
つ前記印字手段3 が分包紙1 の空包部14に印字を施すよ
う構成されていると、監査の際、薬剤師等に空包部13に
印字された処方内容を容易に確認させることができ、監
査を円滑に行うことができる。
【００１１】さらに、本発明に係る薬剤分包機は、請求
項６に記載の如く、前記識別子印字手段4 が、点字刻印
機で構成されていると、盲目の患者に対しても、識別子
を手で認識することができる。
項６に記載の如く、前記識別子印字手段4 が、点字刻印
機で構成されていると、盲目の患者に対しても、識別子
を手で認識することができる。
【００１２】また、本発明に係る薬剤分包機は、請求項
７に記載の如く、前記識別子印字手段が、複数色の線を
印字可能な線引き装置で構成されていると、患者は、分
包紙1 に印字された色によって処方内容を区別すること
ができる。
７に記載の如く、前記識別子印字手段が、複数色の線を
印字可能な線引き装置で構成されていると、患者は、分
包紙1 に印字された色によって処方内容を区別すること
ができる。
【００１３】さらに、本発明に係る薬剤分包機は、請求
項８に記載の如く、前記識別子印字手段4 が、複数の記
号を印字可能な記号印字装置で構成されていると、患者
は記号によって処方内容を区別することができる。
項８に記載の如く、前記識別子印字手段4 が、複数の記
号を印字可能な記号印字装置で構成されていると、患者
は記号によって処方内容を区別することができる。
【００１４】また、本発明に係る薬剤分包機の制御方法
としての特徴は、請求項９に記載の如く、薬剤を所定量
ずつ分包紙1 に包装する包装手段6 と、処方内容を印字
する印字手段3 を備えた薬剤分包機を制御する制御方法
であって、包装手段6 が分包紙1 に薬剤の包装される包
装部13と空包部14を形成し、少なくとも包装部13には処
方内容を認識可能な識別子を印字する識別子印字手段4
にて印字を施し、且つ前記印字手段3 が分包紙1 の空包
部14に印字を施す点にある。このように制御することに
より、包装部13毎に処方内容を示す識別子を印字するこ
とができ、従って印字された識別子によって、患者等に
容易に包装部13毎の処方内容を区別させることができる
と共に、監査の際、薬剤師等に空包部13に印字された処
方内容を容易に確認させることができ、監査を円滑に行
うことができる。
としての特徴は、請求項９に記載の如く、薬剤を所定量
ずつ分包紙1 に包装する包装手段6 と、処方内容を印字
する印字手段3 を備えた薬剤分包機を制御する制御方法
であって、包装手段6 が分包紙1 に薬剤の包装される包
装部13と空包部14を形成し、少なくとも包装部13には処
方内容を認識可能な識別子を印字する識別子印字手段4
にて印字を施し、且つ前記印字手段3 が分包紙1 の空包
部14に印字を施す点にある。このように制御することに
より、包装部13毎に処方内容を示す識別子を印字するこ
とができ、従って印字された識別子によって、患者等に
容易に包装部13毎の処方内容を区別させることができる
と共に、監査の際、薬剤師等に空包部13に印字された処
方内容を容易に確認させることができ、監査を円滑に行
うことができる。
【００１５】本発明に係る薬包は、請求項１０に記載の
如く、薬剤を所定量ずつ分包紙1 に分包し、該分包紙1
を封して形成する薬包において、分包紙1 には、処方内
容を示す文字と、処方内容を認識可能な識別子とが印字
されていることを特徴とする。このように、分包紙1
に、文字と識別子とで処方内容を印字することにより、
患者や介護者が容易に処方内容を確認することができ
る。
如く、薬剤を所定量ずつ分包紙1 に分包し、該分包紙1
を封して形成する薬包において、分包紙1 には、処方内
容を示す文字と、処方内容を認識可能な識別子とが印字
されていることを特徴とする。このように、分包紙1
に、文字と識別子とで処方内容を印字することにより、
患者や介護者が容易に処方内容を確認することができ
る。
【００１６】また、本発明に係る薬包は、請求項１１に
記載の如く、前記分包紙1 には、薬剤の封入される包装
部13と薬剤が封入されない空包部14が形成され、少なく
とも包装部13には識別子が印字されており、且つ少なく
とも空包部14には処方内容が文字で印字されていると、
包装部13毎に処方内容を示す識別子を印字することがで
き、従って識別子を認識することで患者等に容易に包装
部13毎の処方内容を区別させることができると共に、監
査の際、薬剤師等に空包部13に印字された処方内容を容
易に確認させることができ、監査を円滑に行うことがで
きる。
記載の如く、前記分包紙1 には、薬剤の封入される包装
部13と薬剤が封入されない空包部14が形成され、少なく
とも包装部13には識別子が印字されており、且つ少なく
とも空包部14には処方内容が文字で印字されていると、
包装部13毎に処方内容を示す識別子を印字することがで
き、従って識別子を認識することで患者等に容易に包装
部13毎の処方内容を区別させることができると共に、監
査の際、薬剤師等に空包部13に印字された処方内容を容
易に確認させることができ、監査を円滑に行うことがで
きる。
【００１７】更に、本発明に係る薬包は、請求項１２に
記載の如く、薬剤を所定量ずつ分包紙1 に分包し、該分
包紙1 を封して形成する薬包において、分包紙1 には、
処方内容を示す文字が印字され、且つ処方内容を認識可
能な識別子が印字されたラベルが貼付されていることを
特徴とする。このように処方内容を認識可能な識別子が
印字されたラベルが貼付されていると、患者等が容易に
処方内容を確認することができる。
記載の如く、薬剤を所定量ずつ分包紙1 に分包し、該分
包紙1 を封して形成する薬包において、分包紙1 には、
処方内容を示す文字が印字され、且つ処方内容を認識可
能な識別子が印字されたラベルが貼付されていることを
特徴とする。このように処方内容を認識可能な識別子が
印字されたラベルが貼付されていると、患者等が容易に
処方内容を確認することができる。
【００１８】また、本発明に係る薬包は、請求項１３に
記載の如く、前記分包紙1 は、薬剤の封入される包装部
13と薬剤が封入されない空包部14があり、少なくとも包
装部13には識別子が印字されたラベルが貼付されてお
り、且つ少なくとも空包部14には処方内容が文字で印字
されていると、監査の際、薬剤師等に空包部13に印字さ
れた処方内容を容易に確認させることができ、監査を円
滑に行うことができる。
記載の如く、前記分包紙1 は、薬剤の封入される包装部
13と薬剤が封入されない空包部14があり、少なくとも包
装部13には識別子が印字されたラベルが貼付されてお
り、且つ少なくとも空包部14には処方内容が文字で印字
されていると、監査の際、薬剤師等に空包部13に印字さ
れた処方内容を容易に確認させることができ、監査を円
滑に行うことができる。
【００１９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面に基づいて説明する。図１は本発明に係る薬剤分
包機の一実施形態を示す平面図である。
て図面に基づいて説明する。図１は本発明に係る薬剤分
包機の一実施形態を示す平面図である。
【００２０】図１において、1 は、軸8 にロール状に巻
回され、所定の薬剤を所定量ずつ包装する分包紙を示
す。本発明に係る薬剤分包機には、該分包紙1 に印字す
る印字手段としての熱転写型プリンタ3 と、分包紙1 に
処方内容を点字にて印字する、識別子印字手段としての
点字刻印機4 と、薬剤を投入するホッパー5 と、分包紙
1 をヒートシールして薬剤を封入するための包装装置と
してのシール装置6 と、巻回された分包紙1 を熱転写型
プリンタ3 へ案内するためのガイド12と、シール装置6
でヒートシールした分包紙1 を次の工程に搬送するため
の送りローラ7,7とが設けられている。
回され、所定の薬剤を所定量ずつ包装する分包紙を示
す。本発明に係る薬剤分包機には、該分包紙1 に印字す
る印字手段としての熱転写型プリンタ3 と、分包紙1 に
処方内容を点字にて印字する、識別子印字手段としての
点字刻印機4 と、薬剤を投入するホッパー5 と、分包紙
1 をヒートシールして薬剤を封入するための包装装置と
してのシール装置6 と、巻回された分包紙1 を熱転写型
プリンタ3 へ案内するためのガイド12と、シール装置6
でヒートシールした分包紙1 を次の工程に搬送するため
の送りローラ7,7とが設けられている。
【００２１】上述のように構成される薬剤分包機は、ま
ず、分包紙1 を軸8 からガイド12により熱転写型プリン
タ3 側へ導く。そして、熱転写型プリンタ3 が分包紙1
に処方時間、薬剤の種類等の処方内容11を印字し、その
後、更にガイド12を回転させて分包紙1 を移動し、点字
刻印機4 で処方内容を分包紙1 に刻印する。
ず、分包紙1 を軸8 からガイド12により熱転写型プリン
タ3 側へ導く。そして、熱転写型プリンタ3 が分包紙1
に処方時間、薬剤の種類等の処方内容11を印字し、その
後、更にガイド12を回転させて分包紙1 を移動し、点字
刻印機4 で処方内容を分包紙1 に刻印する。
【００２２】このように処方内容が点字で印字された分
包紙1 の下方に、ホッパー5 から薬剤を投入し、シール
装置6 にて熱シールし、一回の処方分の薬剤が投入され
た分包紙1 を封し、薬剤が封された包装部13を形成する
（図２参照）。
包紙1 の下方に、ホッパー5 から薬剤を投入し、シール
装置6 にて熱シールし、一回の処方分の薬剤が投入され
た分包紙1 を封し、薬剤が封された包装部13を形成する
（図２参照）。
【００２３】分包紙1 が封されて形成された包装部13
は、送りローラ7,7 によって次工程、例えば分包紙の切
断工程へと送り出される。
は、送りローラ7,7 によって次工程、例えば分包紙の切
断工程へと送り出される。
【００２４】上述の動作が繰り返されることによって、
一患者分の薬剤が包装部13,13… に封入される。そし
て、例えば一患者分の薬剤が包装部13,13… に封入され
た後に、薬剤を投入せずに空包の状態でシール装置6 に
て熱シールし、空包部14を形成する。
一患者分の薬剤が包装部13,13… に封入される。そし
て、例えば一患者分の薬剤が包装部13,13… に封入され
た後に、薬剤を投入せずに空包の状態でシール装置6 に
て熱シールし、空包部14を形成する。
【００２５】空包部14を形成する際には、分包紙1 に予
め患者名、処方内容、薬の名称等、処方内容を含む監査
に必要な情報が熱転写型プリンタ3 にて印字されてい
る。そして、包装部13と空包部14から構成される薬包9
を、処方内容が正しく包装部13に封されているかを確認
する監査工程に送る。
め患者名、処方内容、薬の名称等、処方内容を含む監査
に必要な情報が熱転写型プリンタ3 にて印字されてい
る。そして、包装部13と空包部14から構成される薬包9
を、処方内容が正しく包装部13に封されているかを確認
する監査工程に送る。
【００２６】監査工程においては、空包部14に印字され
た情報に基づいて、処方された薬剤が正しく包装部13に
封入されているか確認される。
た情報に基づいて、処方された薬剤が正しく包装部13に
封入されているか確認される。
【００２７】このように監査を行う際にも、空包部14に
処方内容等の情報が印字されているので、薬剤師等は、
円滑に且つ確実に監査を行うことができる。尚、空包部
14は、監査の後切り取られる。
処方内容等の情報が印字されているので、薬剤師等は、
円滑に且つ確実に監査を行うことができる。尚、空包部
14は、監査の後切り取られる。
【００２８】本実施形態によれば、点字刻印機4 が設け
られているので、分包紙1 に処方内容を示す識別子とし
ての点字が刻印されており、盲目の患者に対しても、分
包紙1 の処方内容を手で認識することができると共に、
熱転写型プリンタ3 により処方内容の印字も分包紙1 に
なされているので、患者のみならず介護者等にも処方内
容を確認することができる。
られているので、分包紙1 に処方内容を示す識別子とし
ての点字が刻印されており、盲目の患者に対しても、分
包紙1 の処方内容を手で認識することができると共に、
熱転写型プリンタ3 により処方内容の印字も分包紙1 に
なされているので、患者のみならず介護者等にも処方内
容を確認することができる。
【００２９】上述の実施形態においては、文字による処
方内容11の下方に点字を刻印したが、点字を刻印する位
置は、処方内容11の上方又は側方であってもよく、その
位置は問わない。
方内容11の下方に点字を刻印したが、点字を刻印する位
置は、処方内容11の上方又は側方であってもよく、その
位置は問わない。
【００３０】また、印字装置は上述の熱転写型プリンタ
に限定されることなく、従来から一般的に用いられるイ
ンクジェットプリンタ、ドットマトリクスプリンタ、レ
ーザープリンタ等適宜変更可能である。
に限定されることなく、従来から一般的に用いられるイ
ンクジェットプリンタ、ドットマトリクスプリンタ、レ
ーザープリンタ等適宜変更可能である。
【００３１】本発明に係る薬剤分包機の他の実施形態と
して、上述の点字刻印機に替えて、異なる３色の線を分
包紙に印字する線引き装置を用いることも可能である。
このように、線引き装置を用いると、図３に示すよう
に、朝食後、昼食後、夕食後等の処方時間や、薬剤の個
数等の処方内容が、薬剤の包装されている包装部13に印
字され、且つ処方内容11の下方に、処方時間に応じてそ
れぞれ異なる色、例えば赤、黒、青等の線a1,a2,a3が効
率よく印字される。
して、上述の点字刻印機に替えて、異なる３色の線を分
包紙に印字する線引き装置を用いることも可能である。
このように、線引き装置を用いると、図３に示すよう
に、朝食後、昼食後、夕食後等の処方時間や、薬剤の個
数等の処方内容が、薬剤の包装されている包装部13に印
字され、且つ処方内容11の下方に、処方時間に応じてそ
れぞれ異なる色、例えば赤、黒、青等の線a1,a2,a3が効
率よく印字される。
【００３２】このような薬剤分包機によって製造される
薬包には、処方時毎に異なる色の線が処方内容とともに
印字されており、患者等は、線の色にて処方時を区別す
ることができる。従って、老人等にも容易に処方時を区
別することができる。
薬包には、処方時毎に異なる色の線が処方内容とともに
印字されており、患者等は、線の色にて処方時を区別す
ることができる。従って、老人等にも容易に処方時を区
別することができる。
【００３３】尚、線引き装置が発色できる数は、上記３
色に限定されることなく、４色以上、又は２色であって
もよい。また、線の印字箇所も、上述の如く処方内容の
下方に限定されることなく、処方内容の上方や側方等適
宜変更可能である。
色に限定されることなく、４色以上、又は２色であって
もよい。また、線の印字箇所も、上述の如く処方内容の
下方に限定されることなく、処方内容の上方や側方等適
宜変更可能である。
【００３４】また、本発明に係る薬剤分包機の更に他の
実施形態として、上述の点字刻印機に替えて、異なる三
個の記号を印字する記号印字装置としてもよい。このよ
うに、記号印字装置が用いられていると、図４に示すよ
うに、朝食後、昼食後、夕食後等の処方時間や、薬剤の
個数等の処方内容が、薬剤の包装されている包装部13に
印字され、且つ処方内容11の下方に、処方時間に応じて
それぞれ異なる記号、例えば丸形b1、三角形b2、四角形
b3により処方時間を異なえて、効率よく印字することが
できる。
実施形態として、上述の点字刻印機に替えて、異なる三
個の記号を印字する記号印字装置としてもよい。このよ
うに、記号印字装置が用いられていると、図４に示すよ
うに、朝食後、昼食後、夕食後等の処方時間や、薬剤の
個数等の処方内容が、薬剤の包装されている包装部13に
印字され、且つ処方内容11の下方に、処方時間に応じて
それぞれ異なる記号、例えば丸形b1、三角形b2、四角形
b3により処方時間を異なえて、効率よく印字することが
できる。
【００３５】このような薬剤分包機によって製造される
薬包には、処方時間毎に異なる記号が処方内容とともに
印字されており、患者等は、記号にて処方時間を区別す
ることができる。従って、老人等にも容易に処方時間等
を視認し、区別することができる。
薬包には、処方時間毎に異なる記号が処方内容とともに
印字されており、患者等は、記号にて処方時間を区別す
ることができる。従って、老人等にも容易に処方時間等
を視認し、区別することができる。
【００３６】このような薬剤分包機によって製造される
薬包には、処方時間毎に異なる記号が印字されており、
患者等は、記号の種類によって処方時を区別することが
できる。従って、老人等にも容易に処方時を区別するこ
とができる。
薬包には、処方時間毎に異なる記号が印字されており、
患者等は、記号の種類によって処方時を区別することが
できる。従って、老人等にも容易に処方時を区別するこ
とができる。
【００３７】尚、記号印字装置で印字することができる
記号の数は、上述の三個に限定されることなく、例えば
四個以上や一又は二個であってもよい。記号が例えば一
個であれば、その記号を印字する数を処方時毎に変化さ
せることによって、処方時間を区別することができる。
また、記号の印字箇所も、上述の如く処方内容の下方に
限定されることなく、処方内容の上方や側方等適宜変更
可能である。
記号の数は、上述の三個に限定されることなく、例えば
四個以上や一又は二個であってもよい。記号が例えば一
個であれば、その記号を印字する数を処方時毎に変化さ
せることによって、処方時間を区別することができる。
また、記号の印字箇所も、上述の如く処方内容の下方に
限定されることなく、処方内容の上方や側方等適宜変更
可能である。
【００３８】また、薬剤分包機の他の実施形態として、
上述のような点字刻印装置、線引き装置、記号印字装置
等の識別子印字手段がラベルに印字を施すものであり、
識別子印字手段により印字を施されたラベルを分包紙に
貼付する貼付手段が設けられていても良い。このよう
に、ラベルを分包紙に貼付することにより、分包紙に直
接印字することと同様、識別子により患者が容易に処方
内容を確認することができるという効果が得られる。
上述のような点字刻印装置、線引き装置、記号印字装置
等の識別子印字手段がラベルに印字を施すものであり、
識別子印字手段により印字を施されたラベルを分包紙に
貼付する貼付手段が設けられていても良い。このよう
に、ラベルを分包紙に貼付することにより、分包紙に直
接印字することと同様、識別子により患者が容易に処方
内容を確認することができるという効果が得られる。
【００３９】尚、識別子印字手段は、上述の実施形態に
限定されることなく、例えば貫通孔を打孔する装置等適
宜変更可能である。
限定されることなく、例えば貫通孔を打孔する装置等適
宜変更可能である。
【００４０】また、上述の各実施形態においては、点字
刻印装置、線引き装置、記号印字装置等の識別子印字手
段を熱転写型プリンタ等の印字装置の後方に位置させた
が、識別子印字手段は、他のどの場所においても構わな
い。
刻印装置、線引き装置、記号印字装置等の識別子印字手
段を熱転写型プリンタ等の印字装置の後方に位置させた
が、識別子印字手段は、他のどの場所においても構わな
い。
【００４１】
【発明の効果】本発明に係る薬剤分包機においては、ど
のような患者に対しても容易に処方内容を認識すること
ができる分包紙を製造することができる。
のような患者に対しても容易に処方内容を認識すること
ができる分包紙を製造することができる。
【００４２】また、本発明に係る薬包においては、どの
ような患者に対しても容易に処方内容を認識することが
できる。
ような患者に対しても容易に処方内容を認識することが
できる。
【００４３】更に、本発明に係る薬包は、空包部に印字
が施されていると、監査する際にも、容易に監査を行う
ことができる。
が施されていると、監査する際にも、容易に監査を行う
ことができる。
【図１】本発明に係る薬剤分包機の一実施形態を示す平
面図。
面図。
【図２】本発明に係る薬剤分包機の一実施形態により製
造される薬包を示す平面図。
造される薬包を示す平面図。
【図３】本発明に係る薬剤分包機の他の実施形態により
製造される薬包を示す平面図。
製造される薬包を示す平面図。
【図４】本発明に係る薬剤分包機のその他の実施形態に
より製造される薬包を示す平面図。
より製造される薬包を示す平面図。
【図５】従来の薬剤分包機の一例により製造される薬包
を示す平面図。
を示す平面図。
１ 分包紙 ３ 熱転写型プリンタ ４ 点字刻印装置 ６ シール装置
Claims (13)
- 【請求項１】 薬剤を所定量ずつ分包紙(1) に包装する
包装手段(6) を備えた薬剤分包機において、患者が処方
内容を認識可能な識別子を印字する識別子印字手段(4)
を具備してなることを特徴とする薬剤分包機。 - 【請求項２】 薬剤を所定量ずつ分包紙(1) に包装する
包装手段(6) と、該分包紙に処方内容を印字する印字手
段(3) を具備する薬剤分包機において、患者が処方内容
を認識可能な識別子を印字する識別子印字手段(4) を具
備してなることを特徴とする薬剤分包機。 - 【請求項３】 前記包装手段(6) は分包紙(1) に薬剤の
包装される包装部(13)と空包部(14)を形成し、少なくと
も包装部(13)には識別子印字手段(4) にて印字が施さ
れ、且つ前記印字手段(3) が分包紙(1) の空包部(14)に
印字を施すよう構成されてなる請求項２記載の薬剤分包
機。 - 【請求項４】 前記識別子印字手段(4) がラベルに印字
を施し、更に、印字の施された該ラベルを分包紙(1) に
貼付する貼付手段が設けられてなる請求項１又は２に記
載の薬剤分包機。 - 【請求項５】 前記識別子印字手段(4) がラベルに印字
を施し、更に、印字の施された該ラベルを分包紙(1) に
貼付する貼付手段が設けられており、前記包装手段(6)
は分包紙(1) に薬剤の包装される包装部(13)と空包部(1
4)を形成し、少なくとも包装部(13)には、識別子印字手
段(4) にて印字が施されたラベルが貼付手段によって貼
付されて、且つ前記印字手段(3) が分包紙(1) の空包部
(14)に印字を施すよう構成されてなる請求項２記載の薬
剤分包機。 - 【請求項６】 前記識別子印字手段(4) が、点字刻印機
で構成されてなる請求項１〜５の何れかに記載の薬剤分
包機。 - 【請求項７】 前記識別子印字手段(4) が、複数色の線
を印字可能な線引き装置で構成されてなる請求項１〜５
の何れかに記載の薬剤分包機。 - 【請求項８】 前記識別子印字手段(4) が、複数の記号
を印字可能な記号印字装置で構成されてなる請求項１〜
５の何れかに記載の薬剤分包機。 - 【請求項９】 薬剤を所定量ずつ分包紙(1) に包装する
包装手段(6) と、処方内容を印字する印字手段(3) を備
えた薬剤分包機を制御する制御方法であって、包装手段
(6) が分包紙(1) に薬剤の包装される包装部(13)と空包
部(14)を形成し、少なくとも包装部(13)には処方内容を
認識可能な識別子を印字する識別子印字手段(4) にて印
字を施し、且つ前記印字手段(3) が分包紙(1) の空包部
(14)に印字を施すことを特徴とする薬剤分包機の制御方
法。 - 【請求項１０】 薬剤を所定量ずつ分包紙(1) に分包
し、該分包紙(1) を封して形成する薬包において、分包
紙(1) には、処方内容を示す文字と、処方内容を認識可
能な識別子とが印字されてなる薬包。 - 【請求項１１】 前記分包紙(1) は、薬剤の封入される
包装部(13)と薬剤が封入されない空包部(14)があり、少
なくとも包装部(13)には識別子が印字されており、且つ
少なくとも空包部(14)には処方内容が文字で印字されて
なる請求項１０記載の薬包。 - 【請求項１２】 薬剤を所定量ずつ分包紙(1) に分包
し、該分包紙(1) を封して形成する薬包において、分包
紙(1) には、処方内容を示す文字が印字され、且つ処方
内容を認識可能な識別子が印字されたラベルが貼付され
てなる薬包。 - 【請求項１３】 前記分包紙(1) は、薬剤の封入される
包装部(13)と薬剤が封入されない空包部(14)があり、少
なくとも包装部(13)には識別子が印字されたラベルが貼
付されており、且つ少なくとも空包部(14)には処方内容
が文字で印字されてなる請求項１２記載の薬包。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10310744A JP2000142602A (ja) | 1998-10-30 | 1998-10-30 | 薬剤分包機、薬剤分包機の制御方法及び薬包 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10310744A JP2000142602A (ja) | 1998-10-30 | 1998-10-30 | 薬剤分包機、薬剤分包機の制御方法及び薬包 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000142602A true JP2000142602A (ja) | 2000-05-23 |
Family
ID=18008974
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10310744A Pending JP2000142602A (ja) | 1998-10-30 | 1998-10-30 | 薬剤分包機、薬剤分包機の制御方法及び薬包 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000142602A (ja) |
Cited By (13)
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-
1998
- 1998-10-30 JP JP10310744A patent/JP2000142602A/ja active Pending
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