WO2015151135A1 - 半導体装置の製造装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造装置及び半導体装置の製造方法 Download PDF

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  • the light source unit 12 By pressing the light source unit 12 against the stepped portion 43 of the stage 42 from above, when the light source unit 12 is clamped by the clamping claws 49a of the centering unit 49, the light source unit 12 rotates around the X axis and rotates. Even if there is a tilt, the tilt can be corrected.
  • step 7 the control unit 56 returns to step 7 to detect the position of the slider 18 by the first detection unit 52 and again. If the first alignment is performed and the reference value is exceeded, the process proceeds to the next step 9 to perform active alignment (second alignment) (FIG. 10 (H), step 8 in FIG. 11).
  • the light source unit 12 and the slider 18 Since a positional shift occurs, it is necessary to relatively move the light source unit 12 and the slider 18 while causing the light source unit 12 to emit light over a range sufficiently wider than this shift. In the present embodiment, the same first detection is performed. Since the position of the slider 18 and the light intensity of the near-field light are detected by the unit 52, the range in which the light source unit 12 and the slider 18 are relatively moved can be set small.

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Abstract

【課題】短時間で光源ユニットを基板の所定位置に正確に接続することができる半導体装置の製造方法及び半導体装置の製造装置を提供する。 【解決手段】光源部16から光を発する光源ユニット12と、光源ユニット12から放射された光が導入される導波路26を有する基板18とを接合する半導体装置の製造方法において、第1検出部52が基板18を撮像して検出した基板18の位置に基づいて、光源部16と導波路26とを対向させる第1の位置合わせを行った後、光源ユニット12を発光させながら光源ユニット12と基板18とを相対的に移動させて導波路26から出力された光を、第1の位置合わせにおいて基板18を撮像した第1検出部52で撮像して該光の強度を測定し、測定された光の強度が最も高くなる位置に光源ユニット12と基板18を相対的に移動させて第2の位置合わせを行う。

Description

半導体装置の製造装置及び半導体装置の製造方法
 本発明は、半導体装置の製造装置及び半導体装置の製造方法に関する。
 従来より、半導体装置の製造では、光源部から光を発する半導体レーザ等を有する光源ユニットと、光源ユニットから放射された光が導入される導波路を有する基板とを接合するダイボンディングが行なわれることがある。このようなダイボンディングでは、光源部の発光中心を基板に設けられた導波路の入射中心の位置に正確に合わせる必要がある。
 ところで、近年、磁気ディスク装置の記録密度を向上させる技術の一つとして、熱アシスト磁気記録ヘッドと呼ばれる半導体装置を用いて光記録と磁気記録を融合した光・磁気ハイブリッド記録(熱アシスト磁気記録)方式が提案されている。
 熱アシスト磁気記録ヘッドは、光によって磁気記録媒体を加熱するために、レーザ等の光源部から光を発光する光源ユニットが、光源ユニットの光を受けて記録に適した大きさと形状の近接場光を発する近接場光発生素子と光源ユニットの光を近接場光発生素子へ導く導波路を設けたスライダに接続されている。
 このような熱アシスト磁気記録ヘッドの製造においても、光源ユニットを基板に接合する際に光源部の発光中心を基板に設けられた導波路の入射中心の位置に正確に合わせる必要がある。
 そこで、光源ユニットに電圧を印加して光源部を発光させて導波路から出力される光を検出しながら光源ユニットを移動させ、検出される光の強度が最も高くなる位置で光源ユニットを基板に接続することで、光源部の発光中心と導波路の入射中心の位置を合わせる方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009-266365号公報
 しかしながら、導波路から出力される光は、出力が弱く、しかも、スポット径も小さいため、光の強度が最も高くなる位置を検出することが困難となり、位置合わせに多大な時間を要する問題がある。
 本発明は、上記の問題を考慮してなされたものであり、短時間で光源ユニットを導波路が設けられた基板の所定位置に正確に接続することができる半導体装置の製造方法及び半導体装置の製造装置を提供することを目的とする。
 本発明の半導体装置の製造方法は、光源部から光を発する光源ユニットと、前記光源ユニットから放射された光が導入される導波路を有する基板とを接合する半導体装置の製造方法において、前記基板を第1検出部で撮像して前記基板の位置を検出し、検出した前記基板の位置に基づいて、前記光源部と前記導波路とが対向する位置に前記光源ユニットと前記基板を相対的に移動させる第1の位置合わせを行い、前記第1の位置合わせの終了後、前記光源ユニットを発光させながら前記光源ユニットと前記基板とを相対的に移動させて前記導波路から出力された光を、前記第1の位置合わせにおいて前記基板を撮像した前記第1検出部で撮像して該光の強度を測定し、測定された光の強度が最も高くなる位置に前記光源ユニットと前記基板を相対的に移動させる第2の位置合わせを行い、前記第2の位置合わせの終了後、前記光源ユニットと前記基板とを相対的に近接移動させて前記光源ユニットと前記基板とを接合する。
 また、本発明の半導体装置の製造装置は、光源部から光を発する光源ユニットと、前記光源ユニットから放射された光が導入される導波路を有する基板とを接合する半導体装置の製造装置において、前記基板を撮像して前記基板の位置を検出し、かつ、前記導波路から出力された光を撮像して該光の強度を測定する第1検出部と、前記光源ユニットと前記基板とを相対的に移動させる移動機構と、前記光源ユニットに電圧を印加して前記光源ユニットを発光させる電源部と、前記第1検出部、前記移動機構、及び前記電源部を制御する制御部を備え、前記制御部は、前記第1検出部で検出した前記基板の位置に基づいて、前記光源部と前記導波路とが対向する位置に前記光源ユニットと前記基板を相対的に移動させる第1の位置合わせを行い、前記第1の位置合わせの終了後、前記光源ユニットを発光させながら前記光源ユニットと前記基板とを相対的に移動させて前記導波路から出力された光の強度を、前記第1の位置合わせにおいて前記基板を撮像した前記第1検出部で測定し、測定された光の強度が最も高くなる位置に前記光源ユニットと前記基板を相対的に移動させる第2の位置合わせを行い、前記第2の位置合わせの終了後、前記光源ユニットと前記基板とを相対的に近接移動させて前記光源ユニットと前記基板とを接合する。
 本発明によれば、光源ユニットを基板の所定位置に短時間で正確に接続することができ、高品質な半導体装置を短時間で製造することができる。
本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造装置で製造される半導体装置の一例を示す熱アシスト磁気記録ヘッドの断面を模式的に示す図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造装置を模式的に示す側面図である。 図2の要部拡大図である。 ステージを分解して示す断面図である。 図2の製造装置の要部を模式的に示す平面図である。 第1検出部及び第2検出部の構成を模式的に示す図である。 図2の製造装置の制御構成を示すブロック図である。 図2の製造装置において光源ユニットとスライダとをハンダを介して当接させた状態を模式的に示す側面図である。 図2の製造装置の要部を模式的に示す正面図である。 図2の製造装置の動作を示す図である。 図2の製造装置の動作を示すフロー図である。
 以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
 本実施形態では、光源ユニット12をスライダ(基板)18の所定位置にハンダ30で接合して熱アシスト磁気記録ヘッド10と呼ばれる半導体装置を製造する装置について説明するが、本発明は、熱アシスト磁気記録ヘッド以外に、光源部の発光中心を基板に設けられた導波路の入射中心の位置に合わせて光源ユニットを基板に接合する半導体装置の製造に適用することができる。
 本実施形態に係る半導体装置の製造装置40において製造する熱アシスト磁気記録ヘッド10は、図1に示すように、基板14に半導体レーザ等の光源部16が実装された光源ユニット12と、磁気記録媒体Mに対向配置されるスライダ18と、光源ユニット12をスライダ18に固定するハンダ30とを備える。
 スライダ18は、スライダ基板20と、スライダ基板20における磁気記録媒体Mとの対向面(ABS:Air Bearing Surface)20aに設けられた近接場光発生素子22及び磁気記録検出素子24と、スライダ基板20に設けられた孔状の導波路26を備える。
 光源ユニット12は、基板14に半導体レーザ等の光源部16が実装されており、外部の電源に接続された電極端子13から光源部16に所定の電圧が印加されることで光源部16からレーザ光が放射される。基板14は、直方体状をなしており、光源部16が設けられた実装面14dに垂直な面14cが、ハンダ30を介してスライダ18と接合される接合面をなしている。
 スライダ基板20の対向面20aの反対側の面(図1の上面)は、光源ユニット12の基板14を接合する搭載面20bをなしている。スライダ基板20には、搭載面20bから対向面20aに直線状に延びる導波路26が設けられている。導波路26の対向面20a側には近接場光発生素子22が設けられている。
 光源ユニット12は、光源部16の発光中心16aが搭載面20bに開口する導波路26の開口端26aに対向するように配置され、光源ユニット12の基板14に設けられた接合面14cが、ハンダ30を介してスライダ基板20の搭載面20bに設けられた接合面20b-1に接続される。
 このようにスライダ基板20に接続された光源ユニット12は、光源部16から放射された光が、導波路26の開口端26aから導波路26に取り込まれ、導波路26によって近接場光発生素子22へ導かれる。近接場光発生素子22では、光源部16から放射された光が導波路26を介して導入されると、導波路26の対向面20a側の開口端26bより磁気記録媒体Mに向けて近接場光を出力する。
 上記した熱アシスト磁気記録ヘッド10を製造する製造装置40は、図2~図6に示すように、光源ユニット12の光源部16の発光中心16aが導波路26の開口端26aに対向するように、光源ユニット12の基板14をスライダ基板20の搭載面20bにハンダ30を介して接続する装置である。なお、光源ユニット12及びスライダ18は一辺の長さが例えば100~500μm程度の部材であり、ステージ42の大きさや加熱レーザ68からステージ42までの距離に比べて小さい部材であるが、説明をわかりやすくするため、図中において光源ユニット12及びスライダ18を拡大して示している。
 この製造装置40は、光源ユニット12が載置されるステージ42と、光源ユニット12及びスライダ18を吸着する搬送ツール46と、ステージ42と搬送ツール46とを相対的に移動させる移動機構48と、ステージ42に載置された光源ユニット12において互いに対向する面を挟持して光源ユニット12の位置合わせを行うセンタリングユニット49と、光源部16に電圧を印加する電源部50と、搬送ツール46に吸着されたスライダ18及び近接場光発生素子22から出力された近接場光を撮像する第1検出部52と、ステージ42に載置された光源ユニット12及び搬送ツール46に吸着されたスライダ18を撮像する第2検出部54と、光源ユニット12とスライダ18との間に配されたハンダ30を加熱するための加熱レーザ68と、加熱レーザ68から出射したレーザ光をステージ12に照射することでステージ12に映し出された像を撮像する撮像部57と、製造装置40全体を制御する制御部56とを備える。
 ステージ42は、図3に示すように、その上面がスライダ18と対向する対向面42aをなしており、対向面42aの前縁部に下方へ陥没する段部43を備える。また、ステージ42は、段部43に開口する吸着孔44と、吸着孔44と不図示の真空発生器とを連結する真空経路45とを備える。ステージ42は、搬送ツール46によって外部より搬送された光源ユニット12が段部43に載置され、真空経路45を介して真空発生器に接続された吸着孔44によって段部43に載置された光源ユニット12を吸着保持する。
 具体的には、光源ユニット12は、基板14の接合面14cに対向する底面14aと、基板14の実装面14dに対向するとともに接合面14cに垂直な垂直面14bとを有している。この光源ユニット12は、基板14の底面14aを段部43の水平支持面43aに面接触するように沿わせ、基板14の垂直面14bを段部43の垂直支持面43bに面接触するように沿わせて配置されている。これにより、発光ユニット12は、光源部16の発光中心16aが上方を向き、光源ユニット12の電極端子13が前方を向けた状態で、基板14の底面14a及び垂直面14bがステージ42の段部43に吸着保持される。
 段部43に吸着保持された光源ユニット12は、少なくとも基板14の接合面14c(図中の上面)がステージ42の上面より僅かに(例えば、5~100μm程度)上方へ突出しており、段部43の垂直支持面43bと同一平面内に光源ユニット12の基板14に設けられた接合面14cの一端14c-1が位置している。
 ステージ42は、図4に示すように、加熱レーザ68から出射されたレーザ光を透過する透明材料(例えば、石英ガラス等)から形成された複数個(この例では5個)のブロック46を接着して形成されたものである。各ブロック46の接着面には溝47が設けられており、各ブロック46を接着すると各ブロック46に設けられた溝47が連結され、段部43に開口する吸着孔44と、この吸着孔44に繋がる真空経路45がステージ42内部に形成される。
 ステージ42に設けられた真空経路45のうち、段部43の垂直支持面43bの後方に位置する真空経路45は、真空経路45を区画する壁面(この例では、ブロック46に設けられた溝47の溝底面)が、磨りガラス状に粗面化されており、加熱レーザ68から照射されたレーザ光を乱反射して遮光あるいは減光する遮光部61をなしている。
 この遮光部61は、ステージ42の対向面42aから下方に離れた位置に配置され、段部43の垂直支持面43bの下部を後方から覆っている。対向面42aと遮光部61との間(この例では、遮光部61の上方位置)には、加熱レーザ68のレーザ光を透過する透光部62が設けられている。これにより、加熱レーザ68のレーザ光は、透光部62を通って垂直支持面43bの上部から前方へ出射されるが、遮光部61において遮光されるため垂直支持面43bの下部から前方へほとんど出射されないようになっている。
 なお、切削加工などによってブロック46に真空経路45となる溝47を形成する際に溝47の溝底面が磨りガラス状に粗面化されるため、溝47の形成と同時に遮光部61も形成することができる。
 搬送ツール46は、不図示の真空発生器が接続された吸着孔が下端面に開口しており、発光部16の発光中心16aを上方に向けた状態で光源ユニット12の基板14を真空吸着したり、あるいは、スライダ基板20の対向面20aを上方に向け搭載面20bを下方に向けた状態でスライダ18を真空吸着する。
 移動機構48は、ステージ42を移動させるステージ駆動部64と、搬送ツール46を移動させるツール駆動部66とを備える。ステージ駆動部64は、水平面内のX軸方向(例えば前後方向)と、水平面内のX軸方向に直交するY軸方向(例えば左右方向)と、鉛直軸周りのθ方向にステージ42を移動させる。ツール駆動部66は、Y軸方向と、上下方向に相当するZ軸方向に搬送ツール46を移動させる。
 移動機構48は、ステージ駆動部64とツール駆動部66とが協働することで、複数の光源ユニット12及び複数のスライダ18が載置された不図示の供給ステージから1の光源ユニット12あるいはスライダ18をステージ42へ搬送する。
 具体的には、移動機構48は、供給ステージから1の光源ユニット12を搬送ツール46で真空吸着した後、ステージ42と光源ユニット12を吸着保持した搬送ツール46とを相対的に移動させて、光源ユニット12を供給ステージからステージ42の段部43に載置する。また、移動装置48は、供給ステージから1のスライダ18を搬送ツール46で真空吸着した後、ステージ42と搬送ツール46とを相対的に移動させて、ステージ42の段部43に載置された光源ユニット12の上方(位置合わせポジション)へスライダ18を移動させる。
 センタリングユニット49は、図5に示すように、光源ユニット12の基板14を挟んでY軸方向(つまり、光源ユニット12の基板14の底面14a及び垂直面14bに平行な方向)の両側に設けられた挟持爪49aと、挟持爪49aをY軸方向に移動させて基板14に近接離隔移動させる駆動部49bとを備える。センタリング機構49は、ステージ42の段部43に載置された光源ユニット12の基板14をY軸方向から挟んで、ステージ42に対する光源ユニット12の位置合わせを行う。
 電源部50は、光源ユニット12の電極端子13に接触するプローブ51と、電極端子13に接触する位置と離間する位置との間でプローブ51を移動させるプローブ駆動部53とを備える。プローブ51は、ステージ42の段部43に吸着保持された光源ユニット12の電極端子13に接触して光源部16に所定の電圧を印加することで光源部16からレーザ光を放射させる。
 この電源部50は、ステージ駆動部64により、ステージ42とともにX軸方向、Y軸方向、及びθ方向に移動するようになっている。これにより、光源ユニット12は、X軸方向、Y軸方向、及びθ方向に移動しながらプローブ51が電極端子13に接触して光源ユニット12の光源部16に電圧が印加されレーザ光を放射することができる。
 図6に示すように、第1検出部52は、CCDやCMOS等の撮像素子52a及びレンズ52bを備えたカメラである。第1検出部52は、上記の位置合わせポジションに配置されたスライダ18を上方から撮像して搬送ツール46が吸着するスライダ18の位置を検出するとともに、近接場光発生素子22が設けられた導波路26の開口端26bから出力される近接場光を撮像して近接場光の光強度を検出する。
 第2検出部54は、CCDやCMOS等の撮像素子54a及びレンズ54bを備えたカメラであり、第1検出部より光学倍率が低く設定されている。第2検出部54は、搬送ツール46及びスライダ18が位置合わせポジションに存在しない状態で光源ユニット12を上方から撮像してステージ42の段部43に載置された光源ユニット12の位置を検出するとともに、位置合わせポジションに配置されたスライダ18を上方から撮像して搬送ツール46が吸着するスライダ18の位置を検出する。
 本実施形態では、図6に示すように、第1検出部52と第2検出部54には、ステージ42の上方に配置された対物レンズ58から入射した光が透過ミラー59を介してそれぞれ入射する。つまり、対物レンズ58から鏡筒60に入射した光は、透過ミラー59を透過して透過ミラー59の上方に配置された第1検出部52に取り込まれるとともに、透過ミラー59で反射して透過ミラー59の側方に配置された第2検出部54に取り込まれる。
 加熱レーザ68は、図7及び図8に示すように、スライダ18のスライダ基板20に設けられた接合面20b-1と光源ユニット12が有する基板14の接合面14cとの間でハンダ30を挟んだ状態で、ステージ42の対向面42aと遮光部61との間に形成された透光部62に向けてレーザ光を照射する。これにより、加熱レーザ68から出射されたレーザ光が、透光部62を通って光源ユニット12の基板14に照射され、光源ユニット12の基板14とともにハンダ30を加熱してハンダ30を溶融する。
 詳細には、加熱レーザ68は、ステージ42の後方に設けられ、レーザ光の光軸Lと対向面42aとの間の角度φが小さくなるように対向面42aに沿わせてレーザ光をステージ42内に入射する。加熱レーザ68のレーザ光の光軸Lとステージ42の対向面42aとの角度φは、ステージ42を構成する材料と空気の絶対屈折率から算出される臨界角より小さい角度、つまり、レーザ光がステージ42の対向面42aにおいて全反射する角度に設定することが好ましい。この例では、ステージ42の対向面42aに対するレーザ光の光軸Lの角度φが、5~20°に設定されている。
 ステージ42に入射したレーザ光は、透光部62を通って垂直支持面43bの上部から前方へ出射され、光源ユニット12の基板14の上部に照射される。なお、図8において符号Sは、透光部62を通って垂直支持面43bからレーザ光が出射される領域を例示する。
 加熱レーザ68から出射されるレーザ光には、スポットサイズにある程度の広がりが存在するため、ステージ42内に入射したレーザ光が、透光部62以外にもステージ42の対向面42aや遮光部61に到達する。
 しかし、遮光部61に到達したレーザ光は、遮光部61によって減光あるいは遮光されるため、遮光部61の前方に位置する垂直支持面43bの下部から前方へほとんど出射されない。そのため、加熱レーザ68から出射されたレーザ光は、光源ユニット12の基板14の下部にほとんど照射されず、ハンダ30から離れた位置に相当する基板14の下部がレーザ光によって加熱されることがほとんどない。
 また、対向面42aに到達したレーザ光は、対向面42aとの間の角度φを小さく(つまり、入射角を大きく)することで、対向面42aにおいて垂直支持面43bへ反射され、対向面42aからステージ42の上方へ向けてレーザ光がほとんど出射されない。そのため、ステージ42の上方に存在するスライダ18がレーザ光によって加熱されることがほとんどない。
 撮像部57は、CCDやCMOS等の撮像素子及びレンズを備えたカメラであり、ステージ42を挟んで加熱レーザ68の反対側、つまり、ステージ42の前方に配置されている。撮像部57は、ステージ12に設けられた段部43の垂直支持面43bに加熱レーザ68から出射したレーザ光を照射することで垂直支持面43bに映し出された像をステージ42の前方より撮像する。
 制御部56は、図7に示すように、第1検出部52、第2検出部54、及び撮像部57からの検出信号の入力と、あらかじめメモリに記憶した制御プログラムに基づいて、移動機構48、センタリングユニット49、電源部50、及び加熱レーザ68の制御を行う。
 次に図10及び図11に基づいて上記した製造装置40の動作について説明する。
 製造装置40では、光源ユニット12がステージ42の段部43に載置されていない状態で、加熱レーザ68からステージ42の透光部62を通して垂直支持面43bの上部に向けてレーザ光を照射する。垂直支持面43bの上部に加熱レーザ68のレーザ光が照射されると、垂直支持面43bには、垂直支持面43bの位置におけるレーザ光のスポット形状を示す像が現れ、この像を撮像部57が撮像する。そして、制御部56は、撮像部57で撮像される像が、所定形状及び所定大きさのスポット(例えば、100~200μmの円形)になるように加熱レーザ68の焦点位置を調整する。
 なお、上記した加熱レーザ68の調整は、光源ユニット12をスライダ18に接合するごとに行う必要は無く、例えば、製造装置40の稼働積算時間が所定時間を経過するごとに行ったり、熱アシスト磁気記録ヘッドを所定個数製造するごとに行ったり、停止状態の製造装置40を起動する時に行ったりすることができる。
 そして、加熱レーザ68の調整が完了すると、まず、供給ステージに載置された光源ユニット12を搬送ツール46が真空吸着して、ステージ42の段部43に光源ユニット12を載置する。ステージ42に載置された光源ユニット12は、吸着孔44に吸着されステージ42に支持される。光源ユニット12を段部43に載置した搬送ツール46は上方へ移動した位置に待機する(図10(A)、図11のステップ1)。
 次いで、センタリングユニット49の挟持爪49aが、段部43に載置された光源ユニット12の基板14をY軸方向から挟持してステージ42に対する光源ユニット12の位置合わせを行う(図10(B)、図11のステップ2)。
 次いで、センタリングユニット49が挟持爪49aを光源ユニット12から離隔させて光源ユニット12の挟持を解除した後、光源ユニット12の上方に待機する搬送ツール46を降下させ、搬送ツール46で光源ユニット12を上方からステージ42の段部43に押さえつける(図10(C)、図11のステップ3)。
 このように光源ユニット12を上方からステージ42の段部43に押さえつけることで、センタリングユニット49の挟持爪49aで光源ユニット12を挟持した時に光源ユニット12にX軸の周りに回転して光源ユニット12が傾くことがあってもその傾きを修正することができる。
 次いて、搬送ツール46が光源ユニット12をステージ42の段部43に押さえつけた状態において、電源部50のプローブ51が光源ユニット12の電源端子13に接触(コンタクト)する(図10(D)、図11のステップ4)。
 このように搬送ツール46が光源ユニット12をステージ42の段部43に押さえつけて光源ユニット12を固定しているため、電源部50のプローブ51が光源ユニット12の電源端子13に接触する際に光源ユニット12が移動することがなく、プローブ51を電極端子13に安定して接触させることができる。
 次いで、搬送ツール46は、上方へ移動した後、供給ステージへ移動して供給ステージに載置されたスライダ18を搬送ツール46で真空吸着する。また、搬送ツール46が、供給ステージに移動しておりステージ42に載置された光源ユニット12の上方に存在しない状態で、第2検出部54がステージ42に載置された光源ユニット12を撮像して光源ユニット12の位置を検出する。検出された光源部16の位置情報は制御部56に記憶される(図10(E)、図11のステップ5)。
 次いで、搬送ツール46が吸着保持するスライダ18をステージ42に載置された光源ユニット12の上方(位置合わせポジション)へ移動させた後、第2検出部54が、位置合わせポジションに配置されたスライダ18を撮像して、スライダ18の位置を検出する。検出されたスライダ18の位置情報は制御部56に記憶される。そして、制御部56は、第2検出部54で検出した光源部16の位置情報とスライダ18の位置情報に基づいて、光源部16の発光中心16aとスライダ18に設けられた導波路26の開口端26aとがZ軸方向(上下方向)に間隔をあけて対向するように移動機構48を駆動させて粗位置合わせ(第3の位置合わせ)を行う(図10(F)、図11のステップ6)。
 次いで、第1検出部52は、粗位置合わせが終了したスライダ18を撮像して、スライダ18の位置を検出する。第1検出部52で検出されたスライダ18の位置情報は制御部56に記憶される。そして、制御部56は、第2検出部54で検出した光源部16の位置情報と、第1検出部52で検出したスライダ18の位置情報に基づいて、光源部16の発光中心16aがスライダ18に設けられた導波路26の開口端26aとがZ軸方向に間隔をあけて対向するように移動機構48を駆動させて精密位置合わせ(第1の位置合わせ)を行う(図10(G)、図11のステップ7)。
 次いで、精密位置合わせが終了すると、移動機構48を停止させ光源ユニット12及びスライダ18を停止させた状態で、電源部50は、プローブ51から電極端子13を介して光源ユニット12の光源部16に電圧を印加して光源部16を発光させ、上方に配置されたスライダ18の搭載面20bに設けられた導波路26の開口部26aに向けてレザー光を放射させる。併せて、第1検出部52が、導波路26に導入された光源ユニット12からレーザ光によって導波路26の開口端26bから出力される近接場光の光強度を検出する。第1検出部52で検出された近接場光の光強度は制御部56に記憶される。そして、制御部56は、第1検出部52で検出した近接場光の光強度が、所定の基準値より小さければステップ7に戻って第1検出部52でスライダ18の位置を検出して再度第1の位置合わせを行い、基準値以上であれば次のステップ9に進んでアクティブアライメント(第2の位置合わせ)を行う(図10(H)、図11のステップ8)。
 なお、精密位置合わせの終了後に光源ユニット12を発光させてスライダ18に設けられた近接場光発生素子22から出力される近接場光の光強度を測定することで、ステップ7で行った精密位置合わせによって、光源ユニット12の光源部16の発光中心16aとスライダ18に設けられた導波路26の開口端26aとが上下方向に対向しているか否か確認することができる。
 次いで、ステップ9では、電源部50が、プローブ51から電極端子13を介して光源ユニット12の光源部16に電圧を印加して光源部16を発光させ、上方に配置されたスライダ18の搭載面20bに設けられた導波路26の開口部26aに向けてレザー光を放射させる。これと併せて、移動機構48を駆動してステージ42の段部43に載置された光源ユニット12と搬送ツール46に吸着保持されたスライダ18とを水平面内で相対的に移動させる。光源ユニット12とスライダ18との相対的な移動に合わせて、第1検出部52が、スライダ18に設けられた近接場光発生素子22から出力される近接場光の光強度を逐次検出し、スライダ18に対する光源ユニット12の位置と、その位置で検出された近接場光の光強度とを関連付けて制御部56が記憶する。そして、制御部56は、ステップ12で検出したスライダ18に対する光源ユニット12の位置とその位置で検出された近接場光発生素子22から出力された近接場光の光強度に関する情報に基づいて、スライダ18に対する光源ユニット12の位置が、近接場光発生素子22から出力される近接場光の光強度が最も高くなる位置にくるように移動機構48を駆動してアクティブアライメント(第2の位置合わせ)を行う(図10(I)、図11のステップ9)。
 なお、ステップ9において近接場光発生素子22から出力される近接場光の光強度を測定する際に、ツール駆動部66を停止し搬送ツール46に吸着保持されたスライダ18を位置合わせポジションで停止させ、ステージ駆動部64のみを駆動してステージ42に載置された光源ユニット12のみをX軸方向、Y軸方向、及びθ方向に移動させることが好ましい。
 アクティブアライメントが終了すると、光源ユニット12の光源部16の発光中心16aが、スライダ18の搭載面20bに開口する導波路26の開口端26aに対向するように配置され、位置合わせが完了したとして、スライダ18を吸着保持した搬送ツール46を移動機構48が降下させて、スライダ18の接合面20b-1に設けられたハンダ30に光源ユニット12の基板14の接合面14cを接触させる(図10(J)、図11のステップ10)。
 次いで、光源ユニット12とスライダ18との間でハンダ30を挟んだ状態で、電源部50は、プローブ51から電極端子13を介して光源ユニット12の光源部16に電圧を印加して光源部16を発光させ、スライダ18の搭載面20bに設けられた導波路26の開口部26aに向けてレザー光を放射させる。併せて、第1検出部52が、導波路26に導入された光源ユニット12からレーザ光によって近接場光発生素子22から出力される近接場光の光強度を検出する。第1検出部52で検出された近接場光の光強度は制御部56に記憶される。そして、制御部56は、第1検出部54で検出した近接場光の光強度が、所定の基準値より小さければ搬送ツール46を上昇させた後(図11のステップ12)、ステップ9に戻って再度アクティブアライメントを行い、基準値以上であれば次のステップ13に進む(図10(K)、図11のステップ11)。
 そして、ステップ13では、加熱レーザ68が、スライダ18の接合面20b-1と光源ユニット12の接合面14cとの間でハンダ30を挟んだ状態で、ステージ42の対向面42aと遮光部61との間に形成された透光部62に向けてレーザ光を照射する。これにより、加熱レーザ68から出射されたレーザ光が、透光部62を通って光源ユニット12の基板14に照射され、光源ユニット12の基板14とともにハンダ30を加熱してハンダ30を溶融し、光源ユニット12とスライダ18とを接合する(図10(L)、図11のステップ13)。
 以上のように本実施形態では、精密位置合わせ(第1の位置合わせ)においてスライダ18の位置検出と、アクティブアライメント(第2の位置合わせ)においてスライダ18の導波路26に設けられた近接場光発生素子22から出力される近接場光の光強度の検出とを同一の第1検出部52によって行うため、光源ユニット12を発光させながら光源ユニット12とスライダ18とを相対的に移動させる範囲を小さく設定することができ、アクティブアライメントに要する時間を大幅に短縮することができる。つまり、スライダ18の位置を検出する検出部と、スライダ18の近接場光発生素子22から出力される近接場光の光強度の検出する検出部とが異なっていると、検出部の切替時に検出位置のズレが生じるため、このズレより十分に広い範囲について光源ユニット12を発光させながら光源ユニット12とスライダ18とを相対的に移動させる必要があるが、本実施形態では、同一の第1検出部52によってスライダ18の位置検出と近接場光の光強度の検出とを行うため、光源ユニット12とスライダ18とを相対的に移動させる範囲を小さく設定することができる。
 また、本実施形態では、精密位置合わせ(第1の位置合わせ)の終了後であってアクティブアライメント(第2の位置合わせ)の前に、光源ユニット12を発光させてスライダ18に設けられた近接場光発生素子22から出力される近接場光の光強度を測定することで、ステップ7で行った精密位置合わせによって、正しく位置合わせができているか否か、つまり、光源ユニット12の光源部16の発光中心16aとスライダ18に設けられた導波路26の開口端26aとが上下方向に対向しているか否か確認することができる。導波路26がスライダ基板20の先端部近傍に設けられている場合、光源ユニット12の光源部16から放射したレーザ光は、導波路26を通ってスライダ基板20の対向面20a側まで到達するだけでなく、スライダ基板20の先端を回り込んでスライダ基板20の対向面20a側まで到達する。光源ユニット12の光源部16の発光中心16aとスライダ18に設けられた導波路26の開口端26aとが上下方向に対向していない状態でアクティブアライメントを実行すると、スライダ基板20の先端を回り込んだ光の光強度を検出して正確な位置合わせができなおそれがあるが、本実施形態では、そのようなおそれがないため高精度な位置合わせが可能となる。
 本実施形態では、アクティブアライメント(第2の位置合わせ)の終了後であって光源ユニット12とスライダ18とを接合する前に(つまり、ハンダ付けする前に)、光源ユニット12とスライダ18との間でハンダ30を挟んだ状態で光源ユニット12を発光させてスライダ18に設けられた近接場光発生素子22から出力される近接場光の光強度を測定するため、アクティブアライメントの終了後にスライダ18を降下させる際に生じた位置ズレを検出することができ、光源ユニット12とスライダ18とを精度良く接合することができる。
 本実施形態では、ステージ42が段部43において光源ユニット12の基板14の底面14a及び垂直面14bを吸着保持した状態で光源ユニット12の上方からスライダ18を接合するため、スライダ18に比べて小さい光源ユニット12を安定して保持した状態で光源ユニット12とスライダ18とを接合することができ、光源ユニット12がスライダ18に対してずれた位置に接合されにくくなる。
 本実施形態では、センタリングユニット49の挟持爪49aが、光源ユニット12の基板14の底面14a及び垂直面14bに平行な方向(Y軸方向)から基板14を挟んで、ステージ42の段部43に載置された光源ユニット12の位置合わせを行う。そのため、光源ユニット12は、ステージ42の段部43によって上下方向(Z軸方向)及び前後方向(X軸方向)の位置が定まり、センタリングユニット49によってY軸方向の位置が定まり、ステージ42に対する光源ユニット12の位置決めを簡単に完了することができる。
 しかも、センタリングユニット49で光源ユニット12の基板14を挟持してY軸方向の位置合わせを行った後、センタリングユニット49による光源ユニット12の挟持を解除した状態で、搬送ツール46が光源ユニット12を上方からステージ42へ押圧するため、センタリングユニット49が光源ユニット12を挟持した時に前後方向の軸回りに光源ユニット12が傾くことがあったとしても、この傾きを修正することができる。
 本実施形態では、搬送ツール46が光源ユニット12をステージ42の段部43に押さえつけた状態で電源部50のプローブ51が光源ユニット12の電源端子13に接触するため、プローブ51が電源端子13に接触する際に光源ユニット12の位置ズレを防ぐことができる。
 本実施形態では、第1検出部52より光学倍率の低い第2検出部54で検出した光源ユニット12及びスライダ18の位置に基づいて粗位置合わせ(第3の位置合わせ)を行ってから、第1検出部52で検出したスライダ18の位置に基づいて精密位置合わせ(第1の位置合わせ)を行うため、精密位置合わせを精度良く短時間で終了させることができる。
 なお、本実施形態では、第2検出部54で検出した光源ユニット12の位置と第1検出52で検出したスライダ18の位置に基づいて精密位置合わせ(第1の位置合わせ)を行う場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、第2検出部54を用いることなく、第1検出部52で検出した光源ユニット12及びスライダ18の位置に基づいて精密位置合わせを行っても良い。
 また、本実施形態では、同一の搬送ツール46で光源ユニット12及びスライダ18を供給ステージからステージ42へ搬送する場合について説明したが、光源ユニット12及びスライダ18を別個のツールで供給ステージからステージ42へ搬送してもよい。
 また、本実施形態では、粗位置合わせ(第3の位置合わせ)を行うために、第1検出部52より光学倍率の低い第2検出部54を、ステージ42の上方に配置する場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば、第2検出部54は、供給ステージの上方に配置され、供給ステージに載置された光源ユニット12を撮影するカメラであってもよい。この場合、供給ステージに載置された光源ユニット12を吸着するために第2検出部54で検出した供給ステージ上の光源ユニット12の位置情報を利用して粗位置合わせを行うことができるため、粗位置合わせだけのために光源ユニットの位置情報を検出する検出部を設ける必要がなくなる。
 また、本実施形態において、精密位置合わせ(第1の位置合わせ)とアクティブアライメントに用いる第1検出部52として、CMOSのような1画素(単位セル)ごとに光電変換により得られる電気信号を読み出せる撮像素子52aを備えたカメラを用いる場合、精密位置合わせでは、撮像素子52aの全ての画素から得られる電気信号を用いてスライダ18の位置を検出し、アクティブアライメントでは、撮像素子52aの一部の画素から得られる電気信号を用いて近接場光発生素子22から出力される近接場光の光強度を検出してもよい。つまり、精密位置合わせ及びアクティブアライメントにおいて同一の検出部を利用するが、アクティブアライメントでは、精密位置合わせに比べて狭い領域を撮像素子52aの検出対象としてもよい。このようにアクティブアライメントにおいて近接場光の光強度を検出する領域を制限することで、アクティブアライメントに要する時間を短縮することができる。
10…熱アシスト磁気記録ヘッド、12…光源ユニット、13…電極端子、14…基板、14a…底面、14b…垂直面、14c…接合面、16…光源部、18…スライダ、20…スライダ基板、20a…対向面、20b…載置面、22…近接場光発生素子、24…磁気記録検出素子、26…導波路、30…ハンダ、40…製造装置、42…ステージ、43…段部、43a…水平支持面、43b…垂直支持面、46…搬送ツール、48…移動機構、49…センタリングユニット、49a…挟持爪、49b…駆動部、50…電源部、51…プローブ、52…第1検出部、52a…撮像素子、52b…レンズ、54…第2検出部、54a…撮像素子、54b…レンズ、56…制御部、58…対物レンズ、59…透過ミラー、61…遮光部、62…透光部、68…加熱レーザ

Claims (10)

  1.  光源部から光を発する光源ユニットと、前記光源ユニットから放射された光が導入される導波路を有する基板とを接合する半導体装置の製造方法において、
     前記基板を第1検出部で撮像して前記基板の位置を検出し、検出した前記基板の位置に基づいて、前記光源部と前記導波路とが対向する位置に前記光源ユニットと前記基板を相対的に移動させる第1の位置合わせを行い、
     前記第1の位置合わせの終了後、前記光源ユニットを発光させながら前記光源ユニットと前記基板とを相対的に移動させて前記導波路から出力された光を、前記第1の位置合わせにおいて前記基板を撮像した前記第1検出部で撮像して該光の強度を測定し、測定された光の強度が最も高くなる位置に前記光源ユニットと前記基板を相対的に移動させる第2の位置合わせを行い、
     前記第2の位置合わせの終了後、前記光源ユニットと前記基板とを相対的に近接移動させて前記光源ユニットと前記基板とを接合する半導体装置の製造方法。
  2.  前記第1の位置合わせの終了後であって前記第2の位置合わせの前に、前記光源ユニット及び前記基板を停止させた状態で前記光源ユニットを発光させて前記導波路から出力される光の強度を前記第1検出部で測定し、測定された光の強度が基準値以上の場合に前記第2の位置合わせを行い、測定された光の強度が基準値より小さい場合に再度第1の位置合わせを行う請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3.  前記第2の位置合わせの終了後であって前記光源ユニットと前記基板とを接合する前に、前記光源ユニットと前記基板との間でハンダを挟んだ状態で前記光源ユニットを発光させて前記導波路から出力される光の強度を前記第1検出部で測定し、測定された光の強度が基準値以上の場合に前記ハンダを溶融して前記光源ユニットと前記基板とを接合し、測定された光の強度が基準値より小さい場合に再度第2の位置合わせを行う請求項1又は2に記載の半導体装置の製造方法。
  4.  前記光源ユニットの底面と該底面に垂直な垂直面とを前記ステージで吸着保持し、前記ステージに吸着保持された前記光源ユニットの上方に前記基板を配置した状態で前記第1の位置合わせ及び第2の位置合わせを行う請求項1~3のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  5.  前記光源ユニットの前記底面及び前記垂直面を前記ステージで吸着保持した後であって前記光源ユニットの上方に前記基板を配置する前に、前記光源ユニットの前記底面及び前記垂直面に平行な方向から前記光源ユニットをセンタリングユニットで挟んで前記ステージに対する光源ユニットの位置合わせを行い、前記センタリングユニットによって前記光源ユニットの挟持を解除した後、前記光源ユニットを上方から前記ステージへ押圧する請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
  6.  前記光源ユニットを上方から前記ステージへ押圧した状態で前記光源ユニットに設けられた電極にプローブを接触させ後、前記光源ユニットに対する押圧を解除する請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
  7.  前記第1の位置合わせの前に、前記第1検出部より光学倍率の低い第2検出部で前記基板を撮像して前記基板の位置を検出し、前記第2検出部で検出した前記基板の位置に基づいて、前記光源部と前記導波路とが対向する位置に前記光源ユニットと前記基板を相対的に移動させる第3の位置合わせを行った後、前記第1の位置合わせを行う請求項1~6のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  8.  光源部から光を発する光源ユニットと、前記光源ユニットから放射された光が導入される導波路を有する基板とを接合する半導体装置の製造装置において、
     前記基板を撮像して前記基板の位置を検出し、かつ、前記導波路から出力された光を撮像して該光の強度を測定する第1検出部と、
     前記光源ユニットと前記基板とを相対的に移動させる移動機構と、
     前記光源ユニットに電圧を印加して前記光源ユニットを発光させる電源部と、
     前記第1検出部、前記移動機構、及び前記電源部を制御する制御部を備え、
     前記制御部は、
     前記第1検出部で検出した前記基板の位置に基づいて、前記光源部と前記導波路とが対向する位置に前記光源ユニットと前記基板を相対的に移動させる第1の位置合わせを行い、
     前記第1の位置合わせの終了後、前記光源ユニットを発光させながら前記光源ユニットと前記基板とを相対的に移動させて前記導波路から出力された光の強度を、前記第1の位置合わせにおいて前記基板を撮像した前記第1検出部で測定し、測定された光の強度が最も高くなる位置に前記光源ユニットと前記基板を相対的に移動させる第2の位置合わせを行い、
     前記第2の位置合わせの終了後、前記光源ユニットと前記基板とを相対的に近接移動させて前記光源ユニットと前記基板とを接合する半導体装置の製造装置。
  9.  前記第1検出部より光学倍率が低く、前記基板を撮像して前記基板の位置を検出する第2検出部を備え、
     前記制御部は、前記第1の位置合わせの前に、前記第2検出部で前記基板の位置を検出し、前記第2検出部で検出した前記基板の位置に基づいて、前記光源部と前記導波路とが対向する位置に前記光源ユニットと前記基板を相対的に移動させる第3の位置合わせを行った後、前記第1の位置合わせを行う請求項8に記載の半導体装置の製造装置。
  10.  前記光源ユニットの底面と該底面に垂直な垂直面とを吸着保持するステージを備え、
     前記移動機構が前記ステージに吸着保持された前記光源ユニットの上方に前記基板を配置した状態で前記第1の位置合わせを行う請求項8又は9に記載の半導体装置の製造装置。
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