WO2015083230A1 - 集配電リング及び電動機 - Google Patents

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Abstract

小型化に寄与しながらも、巻線とその巻線が接続される接続端子とを容易に接続することが可能な集配電リング及び電動機を提供する。 集配電リング11は、回転軸線Oを中心とする同心円状に配置された第1~第4のバスリング31~34と、固定子21の各相の巻線210と第1~第4のバスリング31~34のそれぞれとを接続する接続端子51~54とを備え、第1~第4のバスリング31~34は、第1のバスリング31と第4のバスリング34とが回転軸線O方向に並んで配置されると共に、第2のバスリング32と第3のバスリング33とが回転軸線O方向に並んで配置され、かつ第1のバスリング31と第2のバスリング32とが回転軸線Oに直交する方向に並んで配置されると共に、第3のバスリング33と第4のバスリング34とが回転軸線Oに直交する方向に並んで配置され、第1及び第4のバスリング31,34の接続端子51,54は、第2及び第3のバスリング32,33を回転軸線Oに直交する方向に越えて延在する延在部513,543を有する。

Description

集配電リング及び電動機
  本発明は、固定子の鉄心に巻き回された巻線に対して集配電を行う集配電リング、及びその集配電リングを備えた電動機に関する。
  従来、電動機の集配電リングとして、固定子の鉄心に巻き回された巻線にそれぞれ結線される複数の導電部材を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
  特許文献1に記載の集配電リングは、線状体を屈曲してなる第1乃至第4の導電部材と、これらの導電部材を保持する環状の保持部材(結線基板)とを有して構成された結線部を備えている。第1乃至第4の導電部材は、径方向に2列かつ軸方向に2列となるように、保持部材に形成された保持溝にそれぞれ嵌め込まれている。第1及び第2の導電部材は、第3の導電部材及び第4の導電部材よりも径方向内側に配置されている。
  第1乃至第4の導電部材には、固定子の各相の巻線の端部が接続される複数の接続部(折り曲げ部)が、保持溝から軸方向に突出するように折り曲げられて形成されている。第1及び第2の導電部材の接続部には、保持部材の径方向内側に引き出された巻線の端部が接続され、第3の導電部材及び第4の導電部材の接続部には、保持部材の径方向外側に引き出された巻線の端部が接続される。第1乃至第4の導電部材の各接続部と各巻線の端部とは、例えば溶接等により接合されている。
国際公開第2009/025144号
  特許文献1に記載の集配電リングでは、第1及び第2の導電部材の接続部に接続される巻線は保持部材の径方向内側に引き出され、第3の導電部材及び第4の導電部材の接続部に接続される巻線は保持部材の径方向外側に引き出されている。しかし、電動機の構成によっては、このように各巻線を引き出すことができない場合があり、その場合には例えば固定子の外部において巻線の端部を固定子の径方向に引き回す必要があるため、配線作業が煩雑になるおそれがあった。
  そこで、本発明は、小型化に寄与しながらも、巻線とその巻線が接続される接続端子とを容易に接続することが可能な集配電リング及び電動機を提供することを目的とする。
  本発明は、上記課題を解決することを目的として、三相交流電動機の回転子の回転軸線方向に固定子と並列して配置される集配電リングであって、前記回転軸線を中心とする同心円状に配置された第1乃至第4のバスリングと、前記固定子の各相の巻線と前記第1乃至第4のバスリングのそれぞれとを接続する接続端子とを備え、前記第1乃至第4のバスリングは、前記第1のバスリングと前記第4のバスリングとが前記回転軸線方向に並んで配置されると共に、前記第2のバスリングと前記第3のバスリングとが前記回転軸線方向に並んで配置され、かつ前記第1のバスリングと前記第2のバスリングとが前記回転軸線に直交する方向に並んで配置されると共に、前記第3のバスリングと前記第4のバスリングとが前記回転軸線に直交する方向に並んで配置され、前記第1及び第4のバスリングの前記接続端子は、前記第2及び第3のバスリングを前記回転軸線に直交する方向に越えて延在する延在部を有する集配電リングを提供する。
  また、本発明は、上記課題を解決することを目的として、固定子と、前記固定子に対して回転する回転子と、前記回転子の回転軸線方向に前記固定子と並列して配置された集配電リングとを備え、前記集配電リングは、前記回転軸線を中心とする同心円状に配置された第1乃至第4のバスリングと、前記固定子の各相の巻線と前記第1乃至第4のバスリングのそれぞれとを接続する接続端子とを備え、前記第1乃至第4のバスリングは、前記第1のバスリングと前記第4のバスリングとが前記回転軸線方向に並んで配置されると共に、前記第2のバスリングと前記第3のバスリングとが前記回転軸線方向に並んで配置され、かつ前記第1のバスリングと前記第2のバスリングとが前記回転軸線に直交する方向に並んで配置されると共に、前記第3のバスリングと前記第4のバスリングとが前記回転軸線に直交する方向に並んで配置され、前記第1及び第4のバスリングの前記接続端子は、前記第2及び第3のバスリングを前記回転軸線に直交する方向に越えて延在する延在部を有する電動機を提供する。
  本発明に係る集配電リング及び電動機によれば、小型化に寄与しながらも、巻線とその巻線が接続される接続端子とを容易に接続することが可能である。
本発明の実施の形態に係る電動機の一構成例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る集配電リングの一構成例を示す斜視図である。 図2のA-A線断面図である。 第1~第3のバスリングの接続部の環状部に対する位置関係を示す模式図である。 保持部材の一構成例を示す斜視図である。 図5AのB矢視方向から見た側面図である。 第1の接続端子及びその周辺部を示す斜視図である。 第4の接続端子及びその周辺部を示す斜視図である。 第2の接続端子及びその周辺部を示す斜視図である。 第3の接続端子及びその周辺部を示す斜視図である。 第1及び第4の接続端子の延在部と第2及び第3のバスリングとの軸方向における位置関係を説明する説明図である。 図10Aに対する比較例1を示す説明図である。 図10Aに対する比較例2を示す説明図である。
[実施の形態]
  本発明の実施の形態に係る三相交流電動機は、例えば車両の走行用の駆動源として用いられ、車体に支持されている。
(電動機1の構成)
  図1は、本発明の実施の形態に係る電動機1の一構成例を示す斜視図である。なお、図1において、回転子22及び出力軸23の回転軸線Oを一点鎖線で示す。
  この電動機1は、円筒状の固定子21と、固定子21の径方向内側に配置されて、固定子21に対して回転する回転子22と、回転子22の中心部を貫通して回転子22と一体に回転可能に支持された出力軸23と、回転子22の回転軸線O方向に固定子21と並列して配置された集配電リング11とを備えている。固定子21、回転子22、及び出力軸23は、回転軸線Oを中心とする同心円状に、内側から外側に向かって出力軸23、回転子22、固定子21の順に配置されている。
  集配電リング11は、回転軸線Oを中心とする同心円状に配置された第1~第4のバスリング31~34と、第1~第3のバスリング31~33にそれぞれ接続されると共に、回転軸線Oに直交する方向において第1~第4のバスリング31~34よりも外側に設けられた端子台20にボルト20aで接続される第1~第3の給電端子41~43と、固定子21の各相の巻線210(U相の巻線211、V相の巻線212、及びW相の巻線213)と第1~第4のバスリング31~34のそれぞれとを接続する複数の第1~第4の接続端子51~54と、第1~第4のバスリング31~34を保持する複数(本実施の形態では6つ)の保持部材30とを備えている。
  端子台20には、一端部がインバータに接続されたワイヤハーネス(図略)が接続され、端子台20を介してワイヤハーネスの他端部と第1~第3の給電端子41~43とが電気的に接続される。インバータから出力される電流は、ワイヤハーネス及び第1~第3の給電端子41~43を介して電動機1に供給される。端子台20は、車体(図略)の固定部に固定されている。本実施の形態では、第1~第4のバスリング31~34は、回転軸線O方向において端子台20よりも固定子21側に配置されている。
  複数(本実施の形態では4個)の第1の接続端子51は第1のバスリング31に、複数(本実施の形態では4個)の第2の接続端子52は第2のバスリング32に、複数(本実施の形態では4個)の第3の接続端子53は第3のバスリング53に、複数(本実施の形態では12個)の第4の接続端子54は第4のバスリング34に、それぞれ設けられている。
  また、複数の第1の接続端子51にはU相の巻線211の一端部が、複数の第2の接続端子52にはV相の巻線212の一端部が、複数の第3の接続端子53にはW相の巻線213の一端部が、例えばヒュージング等によりそれぞれ接続される。
  一方、複数の第4の接続端子54には、U相の巻線211、V相の巻線212、及びW相の巻線213の各他端部がそれぞれ接続される。これにより、U相の巻線211、V相の巻線212、及びW相の巻線213を流れる電流の回路は、第4のバスリング34によって閉じられる(閉回路)。すなわち、第4のバスリング34は、U相の巻線211、V相の巻線212、及びW相の巻線213における閉回路を構成するための中性相バスリングである。
(集配電リング11の構成)
  次に、集配電リング11の構成について、図2乃至図4を参照して説明する。
  図2は、本発明の実施の形態に係る集配電リング11の一構成例を示す斜視図である。図3は、図2のA-A線断面図である。図4は、第1~第3のバスリング31~33の接続部312,322,332の環状部311,321,331に対する位置関係を示す模式図である。なお、図4において、回転軸線Oを一点鎖線で示す。
  第1~第3のバスリング31~33は、それぞれ中心導体310a,320a,330aと、中心導体310a,320a,330aを被覆する絶縁体310b,320b,330bとを有する絶縁電線を湾曲させて形成され、回転軸線Oを中心とする環状に形成された環状部311,321,331、及び環状部311,321,331と第1~第3の給電端子41~43との間を接続する接続部312,322,332を有している。
  第4のバスリング34は、中心導体340a及び絶縁体340bを有する絶縁電線を湾曲して形成され、第1~第3の給電端子41~43との接続のための接続部を有することなく回転軸線Oを中心とする環状に形成されている。
  第4のバスリング34は、前述のように、U相の巻線211、V相の巻線212、及びW相の巻線213における閉回路を構成するための中性相バスリングであるため、第1~第3のバスリング31~33の構成と異なり、端部に給電端子が接続されない。したがって、第4のバスリング34は、環状部341のみで構成されている。
  ここで、「環状」とは、固定子21の周方向に沿って略一周するように延在している形状をいう。例えば、バスリングを構成する部分に径方向に突出する部分を含んでいる場合、すなわち、バスリングが多角形状に形成されている場合や、複数の円弧状の導電性部材を組み合わせて1つのバスリングが構成されている場合等でも、バスリング全体として固定子21の周方向に沿って略一周するように延在していれば、ここでいう「環状」に含まれる。
  第1~第4のバスリング31~34は、第1のバスリング31と第4のバスリング34とが回転軸線O方向に並んで配置されると共に、第2のバスリング32と第3のバスリング33とが回転軸線O方向に並んで配置されている。さらに、第1のバスリング31と第2のバスリング32とが回転軸線Oに直交する方向に並んで配置されると共に、第3のバスリング33と第4のバスリング34とが回転軸線Oに直交する方向に並んで配置されている。
  本実施の形態では、第4のバスリング34が、回転軸線O方向において第1のバスリング31と固定子21(図4参照)との間に配置され、第3のバスリング33が、回転軸線O方向において第2のバスリング32と固定子21との間に配置されている。すなわち、第3のバスリング33及び第4のバスリング34は、回転軸線O方向において第1のバスリング31及び第2のバスリング32よりも固定子21側に配置されている。また、第1のバスリング31及び第4のバスリング34は、第2のバスリング32及び第3のバスリング33よりも回転軸線O側に配置されている。
  また、第1~第4のバスリング31~34は、回転軸線O方向から見た場合に、第1のバスリング31及び第4のバスリング34の少なくとも一部が重なると共に、第2のバスリング32及び第3のバスリング33の少なくとも一部が重なるように配置され、回転軸線Oに直交する方向から見た場合に、第1のバスリング31及び第2のバスリング32の少なくとも一部が重なると共に、第3のバスリング32及び第4のバスリング34の少なくとも一部が重なるように配置されている。
  回転軸線Oい直交する方向において、第1のバスリング31と第2のバスリング32との間の距離、及び第3のバスリング33と第4のバスリング34との間の距離は、それぞれ第1~第4のバスリング31~34のそれぞれを構成する絶縁電線の直径よりも短く設定されている。
  また、第1のバスリング31と第4のバスリング34との間の距離、及び第2のバスリング32と第3のバスリング33との間の距離は、それぞれ例えば車両の振動等により第1~第4のバスリング31~34がお互いに干渉し合わないように離れて配置されている。
  第1のバスリング31の環状部311には、複数の第1の接続端子51が、第2のバスリング32の環状部321には、複数の第2の接続端子52が、第3のバスリング33の環状部331には、複数の第3の接続端子53が、第4のバスリング34の環状部341には、複数の第4の接続端子54が、周方向にそれぞれ等間隔に並んで接続されている。
  本実施の形態では、第1~第4の接続端子51~54は、回転軸線O方向に沿って端子台20(図1参照)側から見た場合、第1~第4のバスリング31~34の周方向に沿って時計回りに第1の接続端子51、第4の接続端子54、第2の接続端子52、第4の接続端子54、第3の接続端子53、第4の接続端子54、第1の接続端子51…の順に配置されている。
  第1のバスリング31の接続部312及び第2のバスリング32の接続部322は、基端部312a,322aと、基端部312a,322aから端子台20に向かって回転軸線O方向に延びる延出部312b,322bとを一体に有している。基端部312a,322aは、環状部311,321の各両端部と延出部312b,322bとの間において、それぞれ円弧状に屈曲されている。
  第3のバスリング33の接続部332は、第1及び第2のバスリング31,32と同様に、基端部332a及び延出部332bを一体に有しているが、基端部332aの形状が第1のバスリング31の基端部312a及び第2のバスリング32の基端部322aの形状と異なる。この第3のバスリング33の基端部332aの形状については、後述する。
  第1~第3の給電端子41~43は、端子台20(図1参照)に接続される平板状の接続片411,421,431と、第1のバスリング31の延出部312b、第2のバスリング32の延出部322b、及び第3のバスリング33の延出部332bのそれぞれの先端部において絶縁体310b,320b,330bから露出した中心導体310a,320a,330aを加締める加締め部412,422,432とを一体に有している。
  接続片411,421,431は、加締め部412,422,432の端部の一部分を、第1~第4のバスリング31~34の径方向外側に向かって張り出すように屈曲して形成されている。接続片411,421,431には、第1~第3の給電端子41~43と端子台20とを接続するためのボルト20a(図1参照)を挿入するための貫通孔411a,421a,431aが、回転軸線Oに平行な方向に沿って貫通している。
  本実施の形態では、接続部312,322の基端部312a,322aは、環状部311,321の両端部からそれぞれ回転軸線Oに平行な方向において固定子21とは反対側に向かって円弧を描きながら延びるように形成されている。そして、延出部312b,322bが、基端部312a,322aの端部から回転軸線Oに平行な方向において固定子21とは反対側に向かってさらに延びて形成されている。
  すなわち、第1のバスリング31及び第2のバスリング32の接続部312,322は、基端部312a,322a及び延出部312b,322bが、回転軸線Oに平行な方向に延出している。
  一方、第3のバスリング33は、接続部332の基端部332aが、環状部331の両端部から第3のバスリング33の径方向外側に向かうと共に、回転軸線Oに平行な方向において固定子21とは反対側に向かって延びて形成されている。そして、延出部332bが、基端部332aの端部から回転軸線O方向に平行な方向において固定子21とは反対側に向かってさらに延びて形成されている。したがって、接続部332は、回転軸線Oから見た場合に、環状部331よりも径方向外側に位置している。
(保持部材30の構成)
  次に、保持部材30の構成について、図5A及び図5Bを参照して説明する。
  図5Aは、保持部材30の一構成例を示す斜視図である。図5Bは、図5AのB矢視方向から見た側面図である。
  保持部材30は、例えば樹脂等の絶縁部材を用いて形成され、第1~第4のバスリング31~34の径方向内側に位置する内側壁部305と、径方向外側に位置する外側壁部306と、内側壁部305と外側壁部306との間に介在する中央壁部307とを一体に有している。内側壁部305、外側壁部306、及び中央壁部307は、第1~第4のバスリング31~34の形状に沿って緩やかな弧状に形成されている。
  内側壁部305と中央壁部307との間には、第1のバスリング31を保持するための第1の保持溝301、及び第4のバスリング34を保持するための第4の保持溝304が、外側壁部306と中央壁部307との間には、第2のバスリング32を保持するための第2の保持溝302、及び第3のバスリング33を保持するための第3の保持溝303が、それぞれ形成されている。
  保持部材30は、内側壁部305と中央壁部307との間に、第1の保持溝301と第4の保持溝304との間を仕切るための仕切り部308aを有すると共に、外側壁部306と中央壁部307との間に、第2の保持溝302と第3の保持溝303との間を仕切るための仕切り部308bを有している。
  第1の保持溝301の内面には、第1のバスリング31が第1の保持溝301から抜け出すのを防止するための一対の凸部301a,301bが形成されている。同様に、第2の保持溝302の内面には一対の凸部302a,302bが、第3の保持溝303の内面には一対の凸部303a,303bが、第4の保持溝304の内面には一対の凸部304a,304bが、それぞれ形成されている。
  図5Bに示すように、第1の保持溝301における一対の凸部301a,301bのうち一方の凸部301a、及び第4の保持溝304における一対の凸部304a,304bのうち一方の凸部304aは、内側壁部305側に、第1の保持溝301における他方の凸部301b、及び第4の保持溝304における他方の凸部304bは、中央壁部307側に、それぞれ形成されている。
  第2の保持溝302における一対の凸部302a,302bのうち一方の凸部302a、及び第3の保持溝303における一方の凸部303aは、外側壁部306側に、第2の保持溝302における他方の凸部302b、及び第3の保持溝303における他方の凸部303bは、中央壁部307側に、それぞれ形成されている。
(第1~第4の接続端子51~54の構成)
  次に、第1~第4の接続端子51~54の構成について、図6乃至図9を参照して説明する。
  図6は、第1の接続端子51及びその周辺部を示す斜視図である。図7は、第4の接続端子54及びその周辺部を示す斜視図である。図8は、第2の接続端子52及びその周辺部を示す斜視図である。図9は、第3の接続端子53及びその周辺部を示す斜視図である。なお、図7及び図9において、第1のバスリング31及び第2のバスリング32を二点鎖線で示している。
  第1の接続端子51は、図6に示すように、第1のバスリング31の中心導体310aが露出した部分に加締め付けられた加締め部511と、加締め部511における第1のバスリング31の周方向の一端部側に設けられた基部512と、基部512の一端部から第2のバスリング32及び第3のバスリング33を回転軸線Oに直交する方向に越えて延在する延在部513と、延在部513における基部512とは反対側の端部に設けられて、U相の巻線211(図1参照)の一端部が接続される巻線接続部514とを一体に有している。
  加締め部511は、第1のバスリング31の径方向内側から第1のバスリング31を軸方向に挟むようにして加締め付けられている。基部512は、回転軸線O方向に長辺を有し、第1~第4のバスリング31~34の周方向に短辺を有する長方形状に形成されている。
  延在部513は、基部512の長辺方向における固定子21側の端部から第2のバスリング32の径方向外側に向かって延在している。すなわち、第1のバスリング31に接続された第1の接続端子51は、延在部513が、隣り合うバスリング(第2のバスリング32)を径方向に越えて、加締め部511と巻線接続部514との間に延在している。
  また、延在部513は、その延在方向の両端部(基部512側の端部及び巻線接続部514側の端部)が、回転軸線O方向における固定子21とは反対側(端子台20側)に向かって湾曲している。したがって、延在部513は、回転軸線O方向において、加締め部511及び巻線接続部514よりも固定子21側に位置している。
  本実施の形態では、延在部513は、第1~第3のバスリング31~33及び中性相バスリング34の外周面と接触することなく、第1のバスリング31と第4のバスリング34との間、及び第2のバスリング32と第3のバスリング33との間を回転軸線Oに直交する方向に越えて延在している。なお、延在部513は、少なくとも第2のバスリング32と第3のバスリング33との間に介在していればよい。
  巻線接続部514は、第1~第4のバスリング31~34の径方向に延びる一対の直線部514a、及び円弧状に形成されて一対の直線部514aを連結する円弧部514bを一体に有している。本実施の形態では、円弧部514bは、第1~第4のバスリング31~34の径方向において、加締め部511側に位置している。したがって、巻線接続部514は、第2のバスリング32及び第3のバスリング33の径方向外側に向けて開口するように形成されている。
  第4の接続端子54は、図7に示すように、第4のバスリング34の中心導体340aが露出した部分に加締め付けられた加締め部541と、加締め部541における第4のバスリング34の周方向の一端部側に設けられた基部542と、基部542の一端部から第2のバスリング32及び第3のバスリング33を回転軸線Oに直交する方向に越えて延在する延在部543と、延在部543における基部542とは反対側の端部に設けられて、U相の巻線211、V相の巻線212、及びW相の巻線213(図1参照)の各他端部が接続される巻線接続部544とを一体に有している。
  加締め部541は、第4のバスリング34の径方向内側から第4のバスリング34を回転軸線O方向に挟むようにして加締め付けられている。基部542は、回転軸線O方向に長辺を有し、第1~第4のバスリング31~34の周方向に短辺を有する長方形状に形成されている。
  延在部543は、基部542の長辺方向における固定子21とは反対側の端部から第3のバスリング33の径方向外側に向かって延在している。すなわち、第4のバスリング34に接続された第4の接続端子54は、延在部543が、隣り合うバスリング(第3のバスリング33)を径方向に越えて、加締め部541と巻線接続部544との間に延在している。
  また、延在部543は、その延在方向の両端部(基部542側の端部及び巻線接続部544側の端部)が、回転軸線O方向における固定子21側に向かって湾曲している。したがって、加締め部541及び巻線接続部544は、回転軸線O方向において、延在部543よりも固定子21側に位置している。
  本実施の形態では、延在部543は、第1の接続端子51の延在部513と同様に、第1~第3のバスリング31~33及び中性相バスリング34の外周面と接触することなく、第1のバスリング31と第4のバスリング34との間、及び第2のバスリング32と第3のバスリング33との間を回転軸線Oに直交する方向に越えて延在している。なお、第4の接続端子54についても第1の接続端子51と同様に、延在部543は、少なくとも第2のバスリング32と第3のバスリング33との間に介在していればよい。
  巻線接続部544は、第1の接続端子51の巻線接続部514と同様に、第2のバスリング32及び第3のバスリング33の径方向外側に向けて開口するように、一対の直線部544a及び円弧部544bを一体に有している。
  本実施の形態では、第1の接続端子51と第4の接続端子54とが同一の形状であり、その配置の向きが異なっている。つまり、第1の接続端子51と第4の接続端子54とは、加締め部511,541、基部512,542、延在部513,543、及び巻線接続部514,544の全てにおいて同一形状を有して構成されている。
  第1の接続端子51は、回転軸線O方向において、加締め部511及び巻線接続部514に対して延在部513が固定子21側に位置するように第1のバスリング31に加締め付けられている。一方、第4の接続端子54は、回転軸線O方向において、加締め部541及び巻線接続部544に対して延在部543が固定子21とは反対側に位置するように第4のバスリング34に加締め付けられている。
  第2の接続端子52は、図8に示すように、第2のバスリング32の中心導体320aが露出した部分に加締め付けられた加締め部521と、加締め部521における第2のバスリング32の周方向の一端部側に設けられた基部522と、基部522において、回転軸線O方向の固定子21側の一端部に設けられて、V相の巻線212(図1参照)の一端部が接続される巻線接続部523とを一体に有している。
  加締め部521は、第2のバスリング32の径方向外側から第2のバスリング32を回転軸線O方向に挟むようにして加締め付けられている。基部522は、回転軸線O方向に長辺を有し、第1~第4のバスリング31~34の周方向に短辺を有している。
  巻線接続部523は、第1の接続端子51の巻線接続部514及び第4の接続端子54の巻線接続部544と同様に、第2のバスリング32及び第3のバスリング33の径方向外側に向けて開口するように、一対の直線部523a及び円弧部523bを一体に有している。
  第3の接続端子53は、図9に示すように、第3のバスリング33の中心導体330aが露出した部分に加締め付けられた加締め部531と、加締め部531における第3のバスリング33の周方向の一端部側に設けられた基部532と、基部532において、回転軸線O方向の固定子21とは反対側の一端部に設けられて、W相の巻線213(図1参照)の一端部が接続される巻線接続部533とを一体に有している。
  加締め部531は、第3のバスリング33の径方向外側から第3のバスリング33を回転軸線O方向に挟むようにして加締め付けられている。基部532は、回転軸線O方向に長辺を有し、第1~第4のバスリング31~34の周方向に短辺を有している。
  巻線接続部533は、第2の接続端子52の巻線接続部523と同様に、第2のバスリング32及び第3のバスリング33の径方向外側に向けて開口するように、一対の直線部533a及び円弧部533bを一体に有している。
  本実施の形態では、第2の接続端子52及び第3の接続端子53は、第1の接続端子51及び第4の接続端子54の構成と異なり、延在部を有していない。
  また、本実施の形態では、第2の接続端子52と第3の接続端子53とが同一の形状であり、その配置の向きが異なっている。つまり、第2の接続端子52と第3の接続端子53とは、加締め部521,531、基部522,532、及び巻線接続部523,533の全てにおいて同一形状を有して構成されている。
  第2の接続端子52は、回転軸線O方向において、加締め部521に対して巻線接続部523が固定子21側に位置するように第2のバスリング32に加締め付けられている。一方、第3の接続端子53は、回転軸線O方向において、加締め部531に対して巻線接続部533が固定子21とは反対側に位置するように第3のバスリング33に加締め付けられている。
(延在部513,543の軸方向における位置関係)
  次に、第1の接続端子51の延在部513及び第4の接続端子54の延在部543の軸方向における位置関係について、図10Aを参照して説明する。
  図10Aは、第1の接続端子51の延在部513及び第4の接続端子54の延在部543と第2のバスリング32及び第3のバスリング33との軸方向における位置関係を説明する説明図である。
  第1の接続端子51の延在部513及び第4の接続端子54の延在部543は、第2のバスリング32と第3のバスリング33との間における回転軸線Oに平行な断面において、回転軸線Oに平行な方向(第2のバスリング32及び第3のバスリング33の並び方向)の寸法d1が、第1~第4のバスリング31~34の周方向に沿った方向の寸法d2よりも短い(d1<d2)。
  また、第2のバスリング32と延在部513,543とは、例えば車両の振動等によるお互いの干渉を避けるために、距離hだけ離れて配置されている。同様に、第3のバスリング33と延在部513,543とは、距離hだけ離れて配置されている。本実施の形態では、距離hは1~5mm程度である。したがって、本実施の形態に係る集配電リング11は、回転軸線O方向における大きさが、第2のバスリング32を構成する絶縁電線の直径(外径)と第3のバスリング33を構成する絶縁電線の直径(外径)とを足し合わせた寸法に、さらに(2h+d1)を足し合わせた大きさとなる。
(比較例)
  図10Bは、図10Aに対する比較例1を示す説明図である。図10Cは、図10Aに対する比較例2を示す説明図である。
  図10Bでは、回転軸線O方向において、第2のバスリング32が第1の接続端子51の延在部513よりも固定子21側に位置し、第4の接続端子54が第3のバスリング33よりも固定子21側に位置している。すなわち、第1の接続端子51の延在部513及び第4の接続端子54の延在部543は、第2のバスリング32と第3のバスリング33との間に介在していない。
  第2のバスリング32と第3のバスリング33、第2のバスリング32と第1の接続端子51の延在部513、及び第3のバスリング33と第4の接続端子54の延在部543とは、それぞれお互いの干渉を避けるために距離hだけ離れて配置されている。したがって、図10Bの比較例1における集配電リング11は、回転軸線O方向の大きさが、第2のバスリング32を構成する絶縁電線の直径(外径)と第3のバスリング33を構成する絶縁電線の直径(外径)とを足し合わせた寸法に、さらに(3h+2d1)を足し合わせた大きさとなる。
  図10Cでは、第1の接続端子51の延在部513及び第4の接続端子54の延在部543は、第2のバスリング32と第3のバスリング33との間における回転軸線Oに平行な断面において、第2のバスリング32及び第3のバスリング33の並び方向の寸法がd2となるように配置されている。
  第2のバスリング32と延在部513,543との間、及び第3のバスリング33と延在部513,543との間は、それぞれ距離hだけ離す必要があるため、図10Cの比較例2における集配電リング11は、回転軸線O方向の大きさが、第2のバスリング32を構成する絶縁電線の直径(外径)と第3のバスリング33を構成する絶縁電線の直径(外径)とを足し合わせた寸法に、さらに(2h+d2)を足し合わせた大きさとなる。
(実施の形態の作用及び効果)
  以上説明した実施の形態によれば、以下のような作用及び効果が得られる。
(1)第1のバスリング31に接続された第1の接続端子51及び第4のバスリング34に接続された第4の接続端子54は、第2のバスリング32及び第3のバスリング33を回転軸線Oに直交する方向に越えて延在する延在部513,543を有しているため、回転軸線Oに直交する方向において集配電リング11の外側に引き出された巻線210との接続が容易となる。
(2)第1の接続端子51及び第4の接続端子54は、延在部513,543が、予め所定の距離が確保された第2のバスリング32と第3のバスリング33との間を回転軸線Oに直交方向に越えて延在しているため、図10Bに示す比較例1と比べて、集配電リング11の回転軸線O方向の薄型化を図ることができる。
(3)第1の接続端子51及び第4の接続端子54の延在部513,543は、第2のバスリング32と第3のバスリング33との間における回転軸線Oに平行な断面において、回転軸線Oに平行な方向の寸法d1が、第1~第4のバスリング31~34の周方向に沿った方向の寸法d2よりも短いため、図10Cに示す比較例2と比べて、集配電リング11の回転軸線O方向の薄型化を図ることができる。
(実施の形態のまとめ)
  次に、以上説明した実施の形態から把握される技術思想について、実施の形態における符号等を援用して記載する。ただし、以下の記載における各符号等は、特許請求の範囲における構成要素を実施の形態に具体的に示した部材等に限定するものではない。
[1]三相交流電動機(1)の回転子(22)の回転軸線O方向に固定子(21)と並列して配置される集配電リング(11)であって、回転軸線Oを中心とする同心円状に配置された第1乃至第4のバスリング(31~34)と、固定子(21)の各相の巻線(211,212,213)と第1乃至第4のバスリング(31~34)のそれぞれとを接続する接続端子(第1~第4の接続端子51~54)とを備え、第1乃至第4のバスリング(31~34)は、第1のバスリング(31)と第4のバスリング(34)とが回転軸線O方向に並んで配置されると共に、第2のバスリング(32)と第3のバスリング(33)とが回転軸線O方向に並んで配置され、かつ第1のバスリング(31)と第2のバスリング(32)とが回転軸線Oに直交する方向に並んで配置されると共に、第3のバスリング(33)と第4のバスリング(34)とが回転軸線Oに直交する方向に並んで配置され、第1及び第4のバスリング(31,34)の接続端子(51,54)は、第2及び第3のバスリング(32,33)を回転軸線Oに直
交する方向に越えて延在する延在部(513,543)を有する集配電リング(11)。
[2]延在部(513,543)は、第2のバスリング(32)と第3のバスリング(33)との間を回転軸線Oに直交する方向に越えて延在している、[1]に記載の集配電リング(11)。
[3]延在部(513,543)は、第2のバスリング(32)と第3のバスリング(33)との間における回転軸線Oに平行な断面において、回転軸線Oに平行な方向の寸法が第1乃至第4のバスリング(31~34)の周方向に沿った方向の寸法よりも短い、[2]に記載の集配電リング(11)。
[4]延在部(513,543)は、第1乃至第4のバスリング(31~34)の外周面に接触していない、[1]乃至[3]の何れか1項に記載の集配電リング(11)。
[5]固定子(21)と、固定子(21)に対して回転する回転子(22)と、回転子(22)の回転軸線O方向に固定子(21)と並列して配置された集配電リング(11)とを備え、集配電リング(11)は、回転軸線Oを中心とする同心円状に配置された第1乃至第4のバスリング(31~34)と、固定子(21)の各相の巻線(211,212,213)と第1乃至第4のバスリング(31~34)のそれぞれとを接続する接続端子(第1~第4の接続端子51~54)とを備え、第1乃至第4のバスリング(31~34)は、第1のバスリング(31)と第4のバスリング(34)とが回転軸線O方向に並んで配置されると共に、第2のバスリング(32)と第3のバスリング(33)とが回転軸線O方向に並んで配置され、かつ第1のバスリング(31)と第2のバスリング(32)とが回転軸線Oに直交する方向に並んで配置されると共に、第3のバスリング(33)と第4のバスリング(34)とが回転軸線Oに直交する方向に並んで配置され、第1及び第4のバスリング(31,34)の接続端子(51,54)は、第2及び第3のバスリング(32,33)を回転軸線Oに直交する方向に越えて延在する延在部(513,543)を有する電動機(1)。
  以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
  本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施することが可能である。例えば、上記実施の形態では、回転軸線Oに直交する方向において、巻線210が集配電リング11よりも外側に位置するように引き出されていたが、これに限らず、例えば回転軸線Oに直交する方向において、集配電リング11よりも内側に位置するように引き出されていてもよい。
  また、上記実施の形態では、第1~第4のバスリング31~34は、複数の保持部材30で保持されていたが、これに限らず、例えばモールド樹脂等で覆うことによって保持されていてもよい。
  また、上記の実施の形態では、第1~第3のバスリング31~33の接続部312,322,332における延出部312b,322b,332bが、回転軸線O方向における固定子21とは反対側に設けられた端子台20に向かって延びていたが、これに限らず、例えば回転軸線O方向における固定子21側に設けられた端子台に向かって延びていてもよい。
  また、上記の実施の形態では、第1~第3の給電端子41~43の接続片411,421,431が第1~第4のバスリング31~34の径方向外側に向かって張り出すように屈曲されていたが、これに限らず、例えば屈曲せずに回転軸線Oに平行な方向に延在していてもよい。
  また、上記実施の形態では、第1~第4の接続端子51~54は、第1~第4のバスリング31~34とは別部材にて形成されていたが、これに限らず、例えば第1~第4のバスリング31~34を屈曲して接続端子に対応した部分を形成してもよい。
  また、第1~第4のバスリング31~34の互いの位置関係は、上記実施の形態に記載された位置関係に限定されない。
  また、上記実施の形態では、第1~第4のバスリング31~34に絶縁電線を用いたが、これに限らず、例えば裸線や平板の打ち抜き等により形成されたバスバーを用いることも可能である。
  また、上記実施の形態では、第1~第4のバスリング31~34は、円形状に形成されていたが、これに限らず、例えば楕円形状や多角形状に形成されていてもよい。
  また、上記実施の形態では、第1~第4のバスリング31~34として、1つの導電性部材(絶縁電線)を環状に折り曲げて形成したものを用いたが、これに限らず、分割した複数の導電性部材を接続して環状に形成したものを用いてもよい。
1…電動機
11…集配電リング
21…固定子
22…回転子
31~34…第1~第4のバスリング
51~54…第1~第4の接続端子
210…巻線
211…U相の巻線
212…V相の巻線
213…W相の巻線
513,543…延在部
O…回転軸線

Claims (5)

  1.   三相交流電動機の回転子の回転軸線方向に固定子と並列して配置される集配電リングであって、
      前記回転軸線を中心とする同心円状に配置された第1乃至第4のバスリングと、
      前記固定子の各相の巻線と前記第1乃至第4のバスリングのそれぞれとを接続する接続端子とを備え、
      前記第1乃至第4のバスリングは、前記第1のバスリングと前記第4のバスリングとが前記回転軸線方向に並んで配置されると共に、前記第2のバスリングと前記第3のバスリングとが前記回転軸線方向に並んで配置され、かつ前記第1のバスリングと前記第2のバスリングとが前記回転軸線に直交する方向に並んで配置されると共に、前記第3のバスリングと前記第4のバスリングとが前記回転軸線に直交する方向に並んで配置され、
      前記第1及び第4のバスリングの前記接続端子は、前記第2及び第3のバスリングを前記回転軸線に直交する方向に越えて延在する延在部を有する
      集配電リング。
  2.   前記延在部は、前記第2のバスリングと前記第3のバスリングとの間を前記回転軸線に直交する方向に越えて延在している、
      請求項1に記載の集配電リング。
  3.   前記延在部は、前記第2のバスリングと前記第3のバスリングとの間における前記回転軸線に平行な断面において、前記回転軸線に平行な方向の寸法が前記第1乃至第4のバスリングの周方向に沿った方向の寸法よりも短い、
      請求項2に記載の集配電リング。
  4.   前記延在部は、前記第1乃至第4のバスリングの外周面に接触していない、
      請求項1乃至3の何れか1項に記載の集配電リング。
  5.   固定子と、
      前記固定子に対して回転する回転子と、
      前記回転子の回転軸線方向に前記固定子と並列して配置された集配電リングとを備え、
      前記集配電リングは、
      前記回転軸線を中心とする同心円状に配置された第1乃至第4のバスリングと、
      前記固定子の各相の巻線と前記第1乃至第4のバスリングのそれぞれとを接続する接続端子とを備え、
      前記第1乃至第4のバスリングは、前記第1のバスリングと前記第4のバスリングとが前記回転軸線方向に並んで配置されると共に、前記第2のバスリングと前記第3のバスリングとが前記回転軸線方向に並んで配置され、かつ前記第1のバスリングと前記第2のバスリングとが前記回転軸線に直交する方向に並んで配置されると共に、前記第3のバスリングと前記第4のバスリングとが前記回転軸線に直交する方向に並んで配置され、
      前記第1及び第4のバスリングの前記接続端子は、前記第2及び第3のバスリングを前記回転軸線に直交する方向に越えて延在する延在部を有する
      電動機。
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