WO2014002536A1 - 顕微鏡撮像装置及び顕微鏡撮像方法 - Google Patents
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Abstract
精度の良い焦点調整を容易にしつつ、撮像素子を容易に配置し得る顕微鏡撮像装置を提供する。顕微鏡撮像装置1Aは、試料3が載置される載置面2bを有する試料台2と、載置面2b上に設定された撮像領域の一部を撮像するための撮像素子4を有する撮像部6と、試料台2と撮像部6との間に配置され、撮像領域の一部からの光を撮像部6に向けて結像するための対物レンズ7を有する結像光学部8と、を備える。試料台2は、対物レンズ7の光軸Lに対して載置面2bが直交するように配置されている。試料台2及び対物レンズ7の少なくとも一方が、光軸Lに対して載置面2bを直交に保ったまま光軸Lに対して斜めに交差する方向A1へ移動可能に構成されるため、撮像素子4に対して複雑な角度調整を実施することなく焦点を試料3に高精度に合わせることができる。
Description
本発明は、顕微鏡撮像装置及び顕微鏡撮像方法に関する。
特許文献1には、細胞分析などの検査装置に適用可能な顕微鏡画像撮像装置が記載されている。この装置は、試料が載置可能な試料載置面を有する試料載置ステージと、試料載置面上の撮像対象エリアの各部を順次撮影する撮像部と、顕微鏡画像を撮像部に結像するための対物レンズと、を備えている。この試料載置面は、対物レンズの光軸に直交するスキャン平面に対して傾いている。従って、試料載置ステージを光軸に直交する方向に移動すると、撮像対象エリアの位置が対物レンズに対して近接又は離間する方向に移動する。このような構成によれば、撮像対象エリア内において撮像部の撮像エリアを所定方向にスキャンさせる際、光軸に沿った一方向に対物レンズを移動させることにより、試料に焦点位置を合わせることが可能となる。
特許文献1に記載された顕微鏡画像撮像装置では、光軸に対して試料載置面が傾いている。この傾きのため、二次元の撮像対象エリア内では、試料から撮像素子までの光路長に差異が生じる。光路長の差異が生じると、撮像対象エリア内において精度の良い焦点調整が困難になるおそれがある。そこで、撮像素子を光軸に対して傾けて配置することにより、光路長の差異を解消する方法が考えられる。しかし、撮像素子を傾ける配置では、撮像素子の角度の調整が困難である。特に、撮像素子が、赤、緑、青のそれぞれに対応するCCDを備える三板式CCD装置である場合には、受光面が3つあるために撮像素子の角度の調整が特に困難である。
上記問題に鑑みて、本発明では、精度の良い焦点調整を容易にしつつ、撮像素子を容易に配置し得る顕微鏡撮像装置及び当該顕微鏡撮像装置を用いた顕微鏡撮像方法を提供する。
本発明の一側面に係る顕微鏡撮像装置は、試料が載置される載置面を有する試料台と、載置面上に設定された撮像領域の一部を撮像するための撮像素子を有する撮像部と、試料台と撮像部との間に配置され、撮像領域の一部からの光を撮像部に向けて結像するための対物レンズを有する結像光学部と、を備える。試料台は、対物レンズの光軸に対して載置面が直交するように配置される。試料台及び対物レンズの少なくとも一方は、光軸に対して載置面を直交に保ったまま光軸に対して斜めに交差する方向へ移動可能に構成される。
上記顕微鏡撮像装置では、対物レンズの光軸と直交する載置面に撮像される試料が載置されるため、試料台に載置された試料から撮像素子までの光路長は、撮像領域内において差異を生じることがない。従って、撮像素子の受光面は光軸に対して直交するように配置すればよいので、撮像素子を容易に配置できる。さらに、試料が載置された試料台及び対物レンズの何れか一方が、光軸に対して斜めに交差する方向へ移動可能に構成されている。この移動によれば、試料台と対物レンズとが、相対的に、光軸に対して直交する方向へ移動すると共に、光軸に沿った一方向に近接又は離間する方向へ移動する。従って、光軸に沿った一方向への試料台及び対物レンズの移動の少なくとも何れか一方の移動に、他方を一方向に追従させることにより、焦点を試料に高精度に合わせることができる。
本発明の一側面に係る顕微鏡撮像装置は、試料台を移動させる移動機構を更に備え、移動機構が試料台を移動させる方向は、光軸に対して斜めに交差してもよい。この構成によれば、試料台の載置面に載置された試料が、光軸に対して斜めに交差する方向へ移動される。この試料の移動によれば、光軸に対して直交する方向と、光軸に沿った方向への移動が同時に実現される。従って、対物レンズを光軸に沿った一方向に移動させることにより、光軸に沿った方向への移動する試料に対して焦点を高精度に合わせることができる。
移動機構は、試料台と当接する傾斜面を有し、傾斜面は、光軸に対して斜めに交差する方向に延びていてもよい。この構成によれば、試料台が傾斜面に沿って移動することにより、光軸に対して斜めに交差する方向に試料台を確実に移動させることができる。
試料台の載置面と移動機構の傾斜面に当接する試料台の当接面とのなす角度は、光軸に直交する仮想面と移動機構の前記傾斜面とのなす角度に等しくてもよい。この構成によれば、載置面が光軸に対して直交するように、試料台を移動機構に配置することができる。
本発明の一側面に係る顕微鏡撮像装置は、移動機構を保持するベース部を更に備え、ベース部は、移動機構が試料台を移動させる方向を光軸に対して斜めに交差する方向に一致させるように移動機構を保持してもよい。この構成によれば、光軸に対して斜めに交差する方向に試料台を確実に移動させることができる。
撮像素子は、光軸上に配置され、撮像領域の一部の二次元画像を取得してもよい。この構成によれば、試料の一部を撮像した二次元画像が取得されるため、試料全体の画像を効率よく取得することができる。
撮像素子は、対物レンズの焦点情報を取得してもよい。この構成によれば、撮像素子に対して複雑な角度調整を実施することなく高精度の焦点調整が可能となる。
本発明の一側面に係る顕微鏡撮像方法は、試料が載置される載置面を有する試料台、及び、載置面に設定された撮像領域の一部からの光を結像するための対物レンズの少なくとも一方を移動させる移動ステップと、対物レンズにより結像された光を撮像部に集光すると共に、撮像部に集光された光に基づいて撮像領域の一部を撮像する撮像ステップと、を有する。移動ステップでは、載置面を対物レンズの光軸に対して直交させた状態で、試料台及び対物レンズの少なくとも一方を、光軸に対して斜めに交差する方向へ移動させる。
上記顕微鏡撮像方法では、対物レンズの光軸と直交する載置面に撮像される試料が載置されるため、試料台に載置された試料から撮像素子までの光路長は、撮像領域内において差異を生じることがない。従って、撮像素子の受光面は光軸に対して直交するように配置すればよいので、撮像素子を容易に配置できる。さらに、試料が載置された試料台及び対物レンズの何れか一方が、光軸に対して斜めに交差する方向へ移動される。この移動によれば、試料台と対物レンズとが、相対的に、光軸に対して直交する方向へ移動すると共に、光軸に沿った一方向に近接又は離間する方向へ移動する。従って、光軸に沿った一方向への試料台及び対物レンズの移動の少なくとも何れか一方の移動に、他方を一方向に追従させることにより、焦点を試料に高精度に合わせることができる。
本発明によれば、精度の良い焦点調整を容易にしつつ、撮像素子を容易に配置し得る顕微鏡撮像装置及び当該顕微鏡撮像装置を用いた顕微鏡撮像方法が提供される。
以下、添付図面を参照しながら本発明の一側面に係る顕微鏡撮像装置1A及び顕微鏡撮像方法の実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態に係る顕微鏡撮像装置1Aの構成を模式的に示す図である。顕微鏡撮像装置1Aは、いわゆるヴァーチャルスライドスキャナ(virtual slide scanner)であり、試料台2に載置された試料3を所定の方向に移動させて順次試料の顕微鏡像を取得する装置である。この試料3は、例えば病理組織といった組織片がスライドガラス(slide glass)上に載置されたものである。顕微鏡撮像装置1Aでは、この試料3の一部を撮像し、それら試料3の一部を撮像した画像を合成して試料の二次元画像データを得る。
図1は、本実施形態に係る顕微鏡撮像装置1Aの構成を模式的に示す図である。顕微鏡撮像装置1Aは、いわゆるヴァーチャルスライドスキャナ(virtual slide scanner)であり、試料台2に載置された試料3を所定の方向に移動させて順次試料の顕微鏡像を取得する装置である。この試料3は、例えば病理組織といった組織片がスライドガラス(slide glass)上に載置されたものである。顕微鏡撮像装置1Aでは、この試料3の一部を撮像し、それら試料3の一部を撮像した画像を合成して試料の二次元画像データを得る。
顕微鏡撮像装置1Aは、撮像対象である試料3が載置される試料台2と、撮像素子4を有する撮像部6と、対物レンズ7を含む結像光学部8と、を備えている。更に、顕微鏡撮像装置1Aは、試料台2を移動させる移動機構9と、移動機構9を保持するベース部11と、制御部12と、対物レンズ7を光軸Lに沿った方向に移動させる焦点調整用駆動機構13と、を備えている。なお、各図面において、座標系を設定し、以下必要な場合にこの座標系を用いて説明する。ここで、対物レンズ7の光軸Lに対して斜めに交差する方向が方向A1であり、光軸Lに沿った方向が一方向A2であるとする。そして、方向A1と一方向A2とのそれぞれに直交する方向を方向A3とする。
試料台2は、撮像対象である試料3を支持して、後述する移動機構9により試料3を光軸Lに対して斜めに交差する方向A1に移動させる。試料台2は、三角柱状の形状を有する部材であり、直角三角形であり光軸Lに沿って延びる端面2aと、光軸Lに対して直交する載置面2bと、載置面2bに対して直交すると共に光軸Lに沿って延びる直交面2cと、載置面2bの端部から直交面2cの端部まで連続する傾斜面である当接面2dとを含む。載置面2bには、試料3が載置される。載置面2bは光軸Lと直交しているため、載置面2bに載置された試料3のスライドガラスの表面も光軸Lと直交するように配置される。また、当接面2dは、後述する移動機構9と当接している。
試料3は、例えば、スライドガラス上に組織片が載置されたものである。図4の(a)部は、顕微鏡撮像装置1Aに用いられるスライドガラス16を示す。スライドガラス16は、通常、短辺16aの長さが25mmであり、長辺16b,16cの長さが75mmである。従って、試料3を拡大して画像を取得する場合には、一視野である撮像領域を移動させつつ、撮像領域ごとに画像を取得する。そして、取得した複数の画像を合成してスライドガラス16全体の画像データを作成する。
図1を参照すると、撮像部6は、試料台2に載置された試料3の一部を撮像して、試料3の画像データを取得する。撮像部6は、試料台2の光軸L上に結像光学部8を挟んで載置面2bに対向するように配置されている。撮像部6は、載置面2b上に設定された撮像領域の一部を撮像するための撮像素子4を有している。撮像素子4は、光軸Lに対して受光面4aが直交するように配置されている。撮像素子4には、例えば、エリアCCDセンサやエリアCMOSセンサといった二次元画像を取得可能な撮像素子が用いられる。この撮像部6には、制御部12から信号が入力され、撮像素子4の動作が制御される。
結像光学部8は、撮像領域の一部からの光を撮像素子4に結像するための対物レンズ7と結像レンズを含む光学系8aとを有し、試料台2と撮像部6との間に配置されている。結像光学部8は、これら対物レンズ7とリレーレンズなどを含む光学系8aとにより、試料3の拡大像を撮像部6の撮像素子4に結像する。この拡大率は、対物レンズ7の倍率と光学系8aの倍率とにより規定される。対物レンズ7には、対物レンズ7を光軸Lに沿った方向に移動させるための焦点調整用駆動機構13が設けられている。焦点調整用駆動機構13は、汎用性の高いステッピングモータ(stepping motor)にボールねじ機構を組み合わせた構成を有する。このような構成を有する焦点調整用駆動機構13によれば、顕微鏡撮像装置1Aの製造コストを低減することができる。この焦点調整用駆動機構13には、制御部12から信号が入力され、試料3に焦点を合わせるように対物レンズ7の位置を調整する。なお、光学系8aは、必要に応じて光学フィルタ等の光学部品を適宜備えていてもよい。光学系8aがプリズムなどの分光光学系を有するように構成し、分光された光を撮像素子4によってそれぞれ受光させると、試料3のカラー画像を取得することができる。また、分光光学系を用いなくても、カラーフィルターを備えた、エリアCCDセンサやエリアCMOSセンサを撮像素子4とすることでも、試料3のカラー画像を取得することができる。
移動機構9は、光軸Lに対して斜めに交差する面に沿って試料台2を移動させる2次元ステージである。移動機構9は、試料台2を支持する。この2次元ステージとして、例えばXY軸リニアボールガイドステージ(linear ball guide stage)が用いられる。すなわち、移動機構9は、光軸Lに対して斜めに交差する方向A1と、方向A1に直交する方向A3とに試料台2を移動させる。移動機構9は、方向A1及び方向A3に延びた傾斜面9aを有し、傾斜面9a上には試料台2の当接面2dが当接している。この移動機構9には、制御部12から制御信号が入力され、方向A1と方向A3における試料台2の移動量が制御される。
ここで、試料台2の載置面2b、試料台2の当接面2d、及び移動機構9の傾斜面9aの関係について説明する。載置面2bと当接面2dとの間の角度は、角度R1である。角度R1は、例えば5分~10分(5π/10800ラジアン~10π/10800ラジアン)であり、好適には7分(7π/10800ラジアン)程度である。なお、1分は1度の60分の1の角度である、また、1分はπ/10800ラジアンでる。また、光軸Lに直交する仮想的な平面である仮想面k1を設定すると、この仮想面k1と傾斜面9aとの間の角度は、角度R2である。この角度R2は角度R1と等しくなるように設定されている。このように角度R1と角度R2とが設定されることにより、傾斜面9aに支持された試料台2の載置面2bが、光軸Lと直交することになる。
ベース部11は、移動機構9を保持するものである。ベース部11は、移動機構9を保持する保持面11aを有し、当該保持面11a上に移動機構9が保持されている。保持面11aは、方向A1に延びた斜面である。この保持面11aに移動機構9が保持されることにより、移動機構9の移動方向が方向A1に設定される。
制御部12は、移動機構9を制御して試料台2を方向A1及び方向A3に移動させる。また、方向A1への試料台2の移動に対応して対物レンズ7の焦点を試料3に合わせるように焦点調整用駆動機構13を制御する。そして、撮像領域の所定の位置において、試料3を撮像するように撮像素子4を制御する。制御部12は、例えば、パーソナルコンピュータのハードウエア及びソフトウエアを利用して構成され、入出力装置、A/Dコンバータ、プログラム及びデータ等を記録するROM、画像データ等を一時的に記録するRAM、プログラムを実行するCPU等をハードウエアとして備えている。
ここで、比較例に係る顕微鏡撮像装置について説明する。図6は、比較例に係る顕微鏡撮像装置100の構成を模式的に示す図である。顕微鏡撮像装置100は、主として試料台102の載置面102bが光軸Lに対して傾いている点と、試料台102が光軸Lに対して直交する方向A4に移動される点と、撮像素子4の受光面4aが光軸Lに対して傾いている点と、が顕微鏡撮像装置1Aと相違している。顕微鏡撮像装置100のその他の構成は、顕微鏡撮像装置1Aと同様である。顕微鏡撮像装置100では、試料台102が光軸Lと直交する方向A4に移動することにより、撮像領域が一方向に移動すると共に、試料3が対物レンズ7から光軸Lに沿って離間する一方向A2に移動する。従って、対物レンズ7を一方向A2にのみ移動させることにより試料3に焦点を合わせることができる。
しかしながら、顕微鏡撮像装置100において二次元撮像素子4を光軸Lに対して直交するように配置すると、載置面102bが光軸Lに対して傾いているため、撮像領域内において光路長に差異が生じる。この光路長の差異により、高精度の焦点調整が困難になる場合がある。そこで、光路長の差異を解消する為に、二次元撮像素子4を光軸Lに対して傾けて配置する必要がある。この二次元撮像素子4の光軸Lに対する傾きは、載置面102bの傾きに対して対物レンズ7の倍率の2乗になるように設定される。例えば、倍率が20倍である対物レンズ7を使用した場合には、載置面102bの傾きの400倍の傾きだけ二次元撮像素子4を光軸Lに対して傾斜させる必要がある。このような構成では、二次元撮像素子4の配置が困難になるおそれがある。
これに対して、本実施形態に係る顕微鏡撮像装置1Aでは、図1に示すように、対物レンズ7の光軸Lと直交する載置面2bに試料3が載置されるため、試料台2に載置された試料3から撮像素子4までの光路長は撮像領域内において差異を生じることがない。従って、撮像素子4の受光面4aは光軸Lに対して直交するように配置すればよいので、二次元の撮像素子4を容易に配置できる。
また、顕微鏡撮像装置1Aは、試料3が載置された試料台2が光軸Lに対して斜めに交差する方向A1へ移動可能に構成されている。この移動によれば、試料台2と対物レンズ7とが、相対的に、方向A1へ移動すると共に、光軸Lに沿って近接又は離間する方向へ移動する。よって、光軸Lに沿った方向への載置面2bの移動に、対物レンズ7を追従させることにより、焦点を試料3に高精度に合わせることが可能となる。従って、試料3に焦点を合わせるための対物レンズ7の移動が、例えば一方向A2に限定されるため、焦点調整用駆動機構13が有するロストモーション(lost motion)等の影響を抑制し、焦点を試料3に高精度に合わせることができる。このような構成によると、対物レンズ7を駆動する焦点調整用駆動機構13が、ロストモーションを発生する可能性があるステッピングモータにボールねじ機構を組み合わせた構成を有していても、駆動方向が一方向A2に限定されるので、ロストモーションの発生を抑制し、高精度な焦点調整を行うことができる。
さらに、対物レンズ7の移動が光軸Lに沿った一方向A2に限定されるため、対物レンズ7を上下に駆動したときに発生し得る振動の発生が抑制される。従って、焦点を試料3にさらに高精度に合わせて、試料3の画像を正確に取得することができる。
上述したように、本実施形態に係る顕微鏡撮像装置1Aによれば、比較例の顕微鏡撮像装置100が有する問題点を解決することができる。
移動機構9は、試料台2と当接する傾斜面9aを有し、傾斜面9aは、光軸Lに対して斜めに交差する方向A1に延びている。この構成によれば、試料台2を傾斜面9aに沿って移動させることにより、光軸Lに対して斜めに交差する方向A1に試料台2を確実に移動させることができる。
試料台2の載置面2bと移動機構9の傾斜面9aに当接する試料台2の当接面2dとのなす角度R1は、光軸Lと直交する仮想面k1と移動機構9の傾斜面9aとのなす角度R2に等しい。この構成によれば、載置面2bが光軸Lに対して直交するように、試料台2を移動機構9に配置することができる。そして、容易かつ正確に、光軸Lと載置面2bとの直交状態を維持したままで、試料台2を光軸Lに対して斜めに交差する方向A1に移動させることができる。さらに、試料台2を移動させる方向を容易に調整することができる。
顕微鏡撮像装置1Aは、移動機構9を保持するベース部11を更に備えている。ベース部11は、移動機構9が試料台2を移動させる方向を光軸Lに対して斜めに交差する方向A1に一致させるように移動機構9を保持する。この構成によれば、光軸Lに対して斜めに交差する方向A1に試料台2を確実に移動させることができる。
撮像素子4は、光軸L上に配置された二次元撮像素子である。この構成によれば、試料3の一部を撮像した二次元画像が取得されるため、移動機構9を利用して試料3の全体画像を効率よく取得することができる。
続いて、顕微鏡撮像装置1Aを用いて画像データを取得する顕微鏡撮像方法について説明する。図2は、顕微鏡撮像方法の主要なステップを示す図である。本実施形態に係る顕微鏡撮像方法は、移動ステップS1と、撮像ステップS3と、レーンを移動するステップS7と、を有している。
移動ステップS1は、試料台2を移動させる工程S1aと、焦点を合わせる工程S1bとを有している。図3は、顕微鏡撮像方法の主要な工程を説明するための図である。図3の(a)部を参照すると、対物レンズ7とスライドガラス16との間の距離は距離D1に設定され、対物レンズ7の焦点がスライドガラス16に合わせられている。次に、移動機構9を制御して試料台2を方向A1へ移動させる(工程S1a)。この移動のとき、載置面2bは光軸Lに対して直交させた状態で方向A1へ移動させる。この移動により、試料3上における光軸Lの位置が、スライドガラス16の一の長辺16bから別の長辺16cへ向かう方向A5に沿って移動すると共に、スライドガラス16の位置が一方向A2へ移動する。このとき、撮像領域16dが移動する方向が方向A5となり、この撮像領域16dが移動する方向A5と試料台2の移動方向A1は、所定の角度を有して交差する。従って、試料台2の移動方向A1と撮像領域の移動方向A5は平行ではない。
図3の(b)部を参照すると、この一方向A2へのスライドガラス16の移動により、対物レンズ7とスライドガラス16との間の距離が距離D2に拡大する。このとき、試料台2の載置面2bは、対物レンズ7の光軸Lに沿って対物レンズ7から遠ざかる方向に移動する。この対物レンズ7と試料台2との間の距離の拡大に対応するように焦点調整用駆動機構13を制御して対物レンズ7を光軸Lに沿った一方向A2に移動させて、スライドガラス16における撮像領域16dに焦点を合わせる(工程S1b)。スライドガラス16における撮像領域16dに対して焦点を合わせるためには、少なくとも試料台2の載置面2bの移動と同じ方向に対物レンズ7を移動させる必要があり、対物レンズ7の移動方向は一方向A2に限定される。そして、再び、移動機構9を制御して試料台2を方向A1へ移動させる(工程S1a)。
図3の(c)部を参照すると、この方向A1への移動により、対物レンズ7と試料台2との間の距離が距離D3に拡大する。この対物レンズ7と試料台2との間の距離の拡大に対応するように対物レンズ7を光軸Lに沿った一方向A2に移動させて、スライドガラス16における撮像領域16dに焦点を合わせる(工程S1b)。上述の通り、図3の(a)~(c)の工程の間、対物レンズ7は、光軸Lに沿った一方向A2のみに移動する。なお、撮像領域16dが移動する方向A5は、スライドガラス16の一の長辺16bから別の長辺16cへ向かう方向に限らず、スライドガラス16の一の長辺16cから別の長辺16bへ向かう方向であってもよい。
焦点を合わせる工程S1bには、プレフォーカス(pre-focus)方式と、リアルタイムフォーカス(real time focus)方式とがある。プレフォーカス方式では、まず、画像データを取得する前にスライドガラス16のフォーカスマップ(focus map)を設定する。次に、画像データを取得する際には、事前に設定したフォーカスマップに基づいて、レーン毎にフォーカスライン(focus line)を設定し、移動するレーンにあわせてフォーカスラインを選択し、選択されたフォーカスラインに合うように、対物レンズ7とスライドガラス16の間の距離を調整する。一方、リアルタイムフォーカス方式では、画像データの取得を行いながら、焦点が合う対物レンズ7とスライドガラス16と間の距離を求める。例えば、ある撮像領域の画像データを取得している間、次に撮像される撮像領域の焦点情報を取得する。そして、次の撮像領域の画像データの取得を行う際には、対物レンズ7とスライドガラス16との距離をその焦点情報に基づいて調整する。いずれの方式であっても、対物レンズ7とスライドガラス16と間の距離は、対物レンズ7と試料台2との距離を制御することにより調整される。
そして、撮像ステップS3では、対物レンズ7により結像された光を撮像部6の撮像素子4に集光し、撮像素子4を制御して試料3を撮像して画像データを取得する。
図4の(b)部は、スライドガラス16を光軸Lの方向から見た図である。図4の(b)部に示すように、スライドガラス16の一の長辺16bから他の長辺16cまでの画像データを取得し終えるまで、上述した移動ステップS1と撮像ステップS3とを交互に繰り返す(工程S5:NO)。移動ステップS1と撮像ステップS3とを交互に繰り返す工程は、プレフォーカス方式及びリアルタイムフォーカス方式のいずれの方式にも用いることができる。この長辺16bから別の長辺16cまでの帯状範囲をレーンと呼ぶ。一のレーン16rの画像データが取得されると(工程S5:YES)、一のレーン16rに隣接する次のレーン16tに移動する(工程S7)。ここで、全てのレーンの画像データを取得し終えた場合には、顕微鏡撮像方法の工程を終了する(工程S9:YES)。すべてのレーンの画像データを取得し終えていない場合には、再び移動ステップS1に移動して、画像データを取得する(工程S9:NO)。このように、一の長辺16bから他の長辺16cまでの画像データを取得する工程を複数回繰り返し、取得した画像データを合成することで、スライドガラス16全体の画像データを取得する。
なお、本実施形態では、移動ステップS1と撮像ステップS3とを交互に実施する工程を例に説明した。しかし、本発明の撮像方法は、移動ステップS1と撮像ステップS3とを交互に実施する工程に限定されず、移動ステップS1と撮像ステップS3とが同時並行的に実施されてもよい。さらに、移動ステップS1と撮像ステップS3とを同時並行的に実施する工程は、プレフォーカス方式及びリアルタイムフォーカス方式のいずれの方式にも用いることができる。特に、移動ステップS1と撮像ステップS3が同時並行的に実施される場合、一定速度で試料台2が移動するように、移動機構9が制御される。
上記顕微鏡撮像方法では、対物レンズ7の光軸Lと直交する載置面2bに試料3を載置したスライドガラス16が載置されるため、試料台2に載置された試料3から撮像素子4までの光路長は、撮像領域16s内において差異を生じることがない。従って、撮像素子4の受光面4aは光軸Lに対して直交するように配置すればよいので、撮像素子4を容易に配置できる。
さらに、試料3が載置された試料台2が、光軸Lに対して斜めに交差する方向A1へ移動される。この移動によれば、試料台2と対物レンズ7とが、相対的に、光軸Lに対して直交する方向A5へ移動すると共に(図3参照)、光軸Lに沿って離間する一方向A2へ載置面2bが移動する。従って、光軸Lに沿った一方向A2への試料台2の移動に、対物レンズ7を一方向A2に追従させることにより、対物レンズ7の追従による振動を抑制することができ、焦点を試料3に高精度に合わせることができる。また、画像データの合成の際の位置あわせ精度が向上する。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態に係る顕微鏡撮像装置について説明する。図5は、第2実施形態に係る顕微鏡撮像装置1Bの構成を模式的に示す図である。顕微鏡撮像装置1Bは、結像光学部8が光学部品17を含む点と、対物レンズ7の焦点情報を取得する焦点情報取得部であるフォーカス検出カメラ18を備えている点と、が第1実施形態に係る顕微鏡撮像装置1Aと相違する。以下、光学部品17と、フォーカス検出カメラ18とについて詳細に説明する。
次に、第2実施形態に係る顕微鏡撮像装置について説明する。図5は、第2実施形態に係る顕微鏡撮像装置1Bの構成を模式的に示す図である。顕微鏡撮像装置1Bは、結像光学部8が光学部品17を含む点と、対物レンズ7の焦点情報を取得する焦点情報取得部であるフォーカス検出カメラ18を備えている点と、が第1実施形態に係る顕微鏡撮像装置1Aと相違する。以下、光学部品17と、フォーカス検出カメラ18とについて詳細に説明する。
光学部品17は、試料3からの光を分岐し、試料3からの光を撮像素子4に入射させると共に、フォーカス検出カメラ18に入射させる。光学部品17は、対物レンズ7と光学系8aとの間の光軸L1上に配置されている。この光学部品17には、例えば、ビームスプリッタが用いられる。
フォーカス検出カメラ18は、対物レンズ7の焦点情報を取得するものである。このフォーカス検出カメラ18は、二次元の画像データを取得する撮像素子21を備えており、この撮像素子21で取得された画像データに基づいて対物レンズ7の焦点情報を取得し当該情報を制御部12に出力する。焦点情報には、例えば、対物レンズ7の焦点が試料3に合っているか否かの情報が含まれる。制御部12は、対物レンズ7の焦点が試料3に合っている場合には、焦点調整用駆動機構13を制御して、対物レンズ7の位置を維持する。一方、制御部12は、対物レンズ7の焦点が試料3に合っていない場合には、焦点調整用駆動機構13を制御して、焦点が試料3に合うように対物レンズ7の位置を調整する。
フォーカス検出カメラ18は、光学部品17によって光軸L1から分岐された対物レンズ7の光軸L2上に配置されている。フォーカス検出カメラ18は、光学部品19a,19c及びレンズ19b等を含む光学系19と、撮像素子21とを備えている。そして、フォーカス検出カメラ18の撮像素子21は、光軸L2に対して受光面21aが直交するように配置されている。
顕微鏡撮像装置1Bでは、対物レンズ7の光軸Lと直交する載置面2bに試料3が載置されるため、試料台2に載置された試料3から、フォーカス検出カメラ18の撮像素子21までの光路長は撮像領域内において差異を生じることがない。従って、撮像素子21の受光面21aは光軸L2に対して直交するように配置すればよいので、撮像素子21を容易に配置できる。
また、顕微鏡撮像装置1Bは、フォーカス検出カメラ18を備えているので、対物レンズ7の焦点を高精度に試料3に自動的に合わせることができる。
上記顕微鏡撮像方法、フォーカス検出のために二次元の画像データを取得する撮像素子21を用いた場合でも、対物レンズ7の光軸Lと直交する載置面2bに試料3を載置したスライドガラス16が載置されるため、試料台2に載置された試料3から撮像素子21までの光路長は、撮像領域16s内において差異を生じることがない。従って、撮像素子21の受光面21aは光軸Lに対して直交するように配置すればよいので、撮像素子21を容易に配置できる。なお、二次元の画像データを取得する撮像素子21の用途としては、フォーカス検出に限らない。
本発明は、前述した実施形態に限定されるものではない。例えば、第1実施形態に係る顕微鏡撮像装置1A、及び、第2実施形態に係る顕微鏡撮像装置1Bでは、対物レンズ7に対して試料台2を光軸Lに対して斜めに交差する方向A1に移動させたが、この構成に限定されるものではない。光軸Lに対して斜めに交差する方向A1に対物レンズ7を移動させてもよい。この場合、試料台2を光軸Lに沿った一方向A2に移動させることにより、対物レンズ7の焦点を試料3に合わせることができる。
また、移動機構9は、試料台2を光軸Lに対して斜めに交差する方向A1に移動させることが可能な構成であればよい。例えば、試料台2を吊るして移動させる構成であってもよい。
また、撮像素子4は一次元撮像が可能な撮像素子であってもよい。例えば、撮像素子4には、CCDの電荷転送制御法の1つであるTDI(Time Delay Integration)法を適用したCCDセンサや、ラインセンサといった一次元撮像素子を用いてもよい。この場合には、図4の(c)部のように、試料台2を一定速度で移動させながら、画像データを取得してもよい。これにより、相対的に撮像領域16uが一定速度で、一の長辺16b側から別の長辺16c側へ移動するため、一定間隔で撮像を行うことにより、一のレーン16rの画像を取得することができる。
特に、撮像素子4にTDI電荷転送可能なCCDセンサを採用した場合、ラインセンサに比べ受光面が大きいが、上記顕微鏡撮像方法によれば、対物レンズ7の光軸Lと直交する載置面2bに試料3を載置したスライドガラス16が載置されるため、試料台2に載置された試料3から撮像素子4までの光路長は、撮像領域16s内において差異を生じることがない。従って、撮像素子4の受光面は光軸Lに対して直交するように配置すればよいので、撮像素子4を容易に配置できる。
さらに、上記顕微鏡撮像方法によると、撮像領域16dが移動する方向A5と試料台2の移動方向A1は、所定の角度を有して交差する。つまり、試料台2の移動方向A1と撮像領域の移動方向A5は平行ではない。したがって、試料台2の載置面2bは、対物レンズ7の光軸Lに沿って対物レンズ7から遠ざかる方向もしくは近づく方向に移動する。よって、試料3に対して焦点を合わせるためには、試料台2の載置面2bの移動と同じ方向に対物レンズ7を移動させる必要があり、対物レンズ7の移動方向は一方向に限定される。これにより、対物レンズが双方向に移動する際に発生する振動を抑えることができる。
本発明による顕微鏡撮像装置及び顕微鏡撮像方法によれば、精度の良い焦点調整を容易にしつつ、撮像素子を容易に配置し得る。
1A,1B,100…顕微鏡撮像装置、2…試料台、2b…載置面、2d…当接面、4…撮像素子、6…撮像部、7…対物レンズ、8…結像光学部、9…移動機構、9a…傾斜面、11…ベース部、12…制御部、13…焦点調整用駆動機構、16…スライドガラス、17…焦点情報取得部、18…フォーカス検出カメラ、L,L1,L2…光軸、S1…移動ステップ、S3…撮像ステップ。
Claims (8)
- 試料が載置される載置面を有する試料台と、
前記載置面上に設定された撮像領域の一部を撮像するための撮像素子を有する撮像部と、
前記試料台と前記撮像部との間に配置され、前記撮像領域の一部からの光を前記撮像部に向けて結像するための対物レンズを有する結像光学部と、
を備え、
前記試料台は、前記対物レンズの光軸に対して前記載置面が直交するように配置され、
前記試料台及び前記対物レンズの少なくとも一方は、前記光軸に対して前記載置面を直交に保ったまま前記光軸に対して斜めに交差する方向へ移動可能に構成される顕微鏡撮像装置。 - 前記試料台を移動させる移動機構を更に備え、
前記移動機構が前記試料台を移動させる方向は、前記光軸に対して斜めに交差する請求項1に記載の顕微鏡撮像装置。 - 前記移動機構は、前記試料台と当接する傾斜面を有し、
前記傾斜面は、前記光軸に対して斜めに交差する方向に延びている請求項2に記載の顕微鏡撮像装置。 - 前記試料台の前記載置面と前記移動機構の前記傾斜面に当接する前記試料台の当接面とのなす角度は、前記光軸に直交する仮想面と前記移動機構の前記傾斜面とのなす角度に等しい請求項3に記載の顕微鏡撮像装置。
- 前記移動機構を保持するベース部を更に備え、
前記ベース部は、前記移動機構が前記試料台を移動させる方向を前記光軸に対して斜めに交差する方向に一致させるように前記移動機構を保持する請求項2~4の何れか一項に記載の顕微鏡撮像装置。 - 前記撮像素子は、前記光軸上に配置され、前記撮像領域の一部の二次元画像を取得する請求項1~5の何れか一項に記載の顕微鏡撮像装置。
- 前記撮像素子は、前記対物レンズの焦点情報を取得する請求項1~6の何れか一項に記載の顕微鏡撮像装置。
- 試料が載置される載置面を有する試料台、及び、前記載置面に設定された撮像領域の一部からの光を結像するための対物レンズの少なくとも一方を移動させる移動ステップと、
前記対物レンズにより結像された前記光を撮像部に集光すると共に、前記撮像部に集光された前記光に基づいて前記撮像領域の一部を撮像する撮像ステップと、
を有し、
前記移動ステップでは、前記載置面を前記対物レンズの光軸に対して直交させた状態で、前記試料台及び前記対物レンズの少なくとも一方を、前記光軸に対して斜めに交差する方向へ移動させる顕微鏡撮像方法。
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