WO2013191107A1 - 自走式掃除機用装飾具 - Google Patents

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    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
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Definitions

  • the present invention is a decorative device for a self-propelled cleaner for decorating a disk-shaped self-propelled cleaner having a self-propelled function, comprising decoration means for decorating the upper surface of the self-propelled cleaner,
  • the decoration means has a creature pattern drawn on it.
  • the “lion” symbol on the decorative sheet 211 (more specifically, the main body sheet 211A, the first partial sheet 211B, the second partial sheet 211C, and the third partial sheet 211D. ) Is divided based on the shape of each of the “upper surface component group”. Therefore, the adhesion between the upper surface of the self-propelled cleaner 100 and the “lion” symbol on the decorative sheet 211 is sufficiently affected without being affected by the height difference between components on the upper surface of the self-propelled cleaner 100. It is secured.
  • the “imaginary character” symbol is divided based on the shape of the front cover 101 (see FIG. 4) to form a main body sheet 311 ⁇ / b> A.
  • the “imaginary character” symbol is divided based on the shape of the operation panel 102 (see FIG. 4) to form the first partial sheet 311 ⁇ / b> B.
  • the symbol of the “imaginary character” is divided based on the shape of the operation button 103 (see FIG. 4) to form the second partial sheet 311C.
  • the symbol of the “imaginary character” is divided based on the shape of the activation button 104 (see FIG. 4), and a third partial sheet 311D is formed.
  • the “imaginary character” symbol is divided based on the shape of the handle 105 (see FIG. 4) to form a fourth partial sheet 311E.
  • the design pre-printed on the decorative cover 401A is a deformed “cat”
  • the present invention is not limited to this, and for example, a deformed “lion” is used.
  • a design related to “imaginary character” or the like may be printed on the decorative cover in advance.
  • the decoration means includes a decoration cover (cover member) 401A.
  • the sound generation device 204 in another embodiment, even if the plan view of the self-propelled cleaner is changed by a decorative sheet on which a different pattern is printed (for example, Even if the “cat” is recalled to the “dog”, the sound generator 204 itself does not need to be replaced and can be handled easily.

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Abstract

 自走機能を備える円盤状の自走式掃除機を装飾するための自走式掃除機用装飾具であって、前記自走式掃除機の形態を、各使用者の好みに応じて、容易、且つ低コストで変更することができる、自走式掃除機用装飾具の提供を課題とする。また、前記自走式掃除機に対して、ペット型ロボットのような愛らしい玩具としての機能を備えさせることが可能な、自走式掃除機用装飾具を提供することを課題とする。自走機能を備える円盤状の自走式掃除機(100)を装飾するための自走式掃除機用装飾具であって、前記自走式掃除機(100)の上面を装飾する、装飾シート(11、211、311)や装飾カバー(401A)などの装飾手段を備える。また、前記自走式掃除機(100)の生き物の形態に関連する効果音を発生する音声発生手段としての音声発生装置(4)とを備える。

Description

自走式掃除機用装飾具
 本発明は、自走機能を備える円盤状の自走式掃除機に装飾を施すための、自走式掃除機用装飾具の技術に関する。また、自走式掃除機の平面視における形態を、各使用者の好みに応じて、容易に変更することができる、自走式掃除機用装飾具の技術に関する。
 近年、家電業界においては、自走機能を備える自走式掃除機が、大いに注目されている(例えば「特許文献1」を参照。)。
 前記自走式掃除機は、例えば、略円盤状の外観を有して構成され、運転時においては、使用者の意思とは無関係に任意の方向に自走するとともに、運転終了時においては、予め定められた所定の場所(より詳しくは、充電器が備えられている場所)へと自動的に戻るようになっている。
 このようなことから、従来、自走式掃除機の使用者からは、該自走式掃除機に対して、掃除機としての機能だけでなく、例えば、ペット型ロボットのような愛らしい外観など、各使用者の好みに応じた形態を備えることが切望されていた。
 しかし、一般的に、自走式掃除機の筐体は、軽量且つ高剛性の硬質プラスチックなどにより形成されるため、主にグレーや黒の色調からなるものが多く、無機質な外観となっている。また、一部の自走式掃除機においては、グレーや黒以外の鮮やかな色彩を有した筐体を備えるものも存在するが、その殆どが単一色であり、やはり無機質な外観となっている。
 そこで、例えば、製造工程において、硬質プラスチックからなる筐体の表面に、予め模様を印刷しておき、自走式掃除機の外観について、例えば、愛らしい生き物を想起させるような装飾などを、各使用者の好みに応じて施すことが考えられる。
 しかし、使用者のデザインの好みは各人各様であり、該使用者の要望に応じて、様々なデザインを施した筐体を備える自走式掃除機を製造して供給することは、コスト的にも困難であり、現実的ではない。
 また、装飾シールなどを用いて自走式掃除機を装飾したら、自走式掃除機の形態は、最も人の目に付く平面視の形態において、各使用者の好みに応じた愛らしい動物の形態に容易に変更することが可能となり、ペット型ロボットのような愛らしい玩具としての機能を備えることができると考えられる。
 しかし、自走式掃除機は、運転時において、例えば内蔵される機器の騒音や、シグナル音など様々な音声を発することから、依然として、掃除機としてのイメージが付きまとうこととなり、視覚を通じて認識される形態についてのみ、愛らしい動物の形態に変更したとしても、自走式掃除機全体として、ペット型ロボットのような愛らしい玩具としての機能を十分に兼ね備えているとは言えなかった。
特開2009-238055号公報 特開2012-75932号公報
 本発明は、以上に示した現状の問題点を鑑みてなされたものであり、自走機能を備える円盤状の自走式掃除機を装飾するための自走式掃除機用装飾具であって、前記自走式掃除機の形態を、各使用者の好みに応じて、容易、且つ低コストで変更することができる、自走式掃除機用装飾具の提供を課題とする。また、前記自走式掃除機に対して、ペット型ロボットのような愛らしい玩具としての機能を備えさせることが可能な、自走式掃除機用装飾具を提供することを課題とする。
 本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
 本発明は、自走機能を備える円盤状の自走式掃除機を装飾するための自走式掃除機用装飾具であって、前記自走式掃除機の上面を装飾する装飾手段を備え、当該装飾手段には生き物の図柄が描かれているものである。
 本発明は、前記装飾手段は、カバー部材を有するものである。
 本発明は、前記装飾手段は、シール部材を有するものである。
 本発明は、前記装飾手段によって装飾された、前記自走式掃除機の生き物の形態に関連する効果音を発生する音声発生手段をさらに備えるものである。
 本発明は、前記音声発生手段は、電源のON・OFF状態を切替えるための起動スイッチと、前記自走式掃除機が移動状態にあることを検出する検出器と、前記効果音に関する音声データを予め記憶するとともに、該音声データを実際の効果音として出力する音声出力器と、前記起動スイッチ及び前記検出器からの入力信号に基づいて、前記音声出力器に出力信号を送信し、前記音声発生手段の運転を制御する制御部と、を有するものである。
 本発明は、前記装飾手段は、植毛が施され、先端部を床面に接触させつつ、前記自走式掃除機に連結される付属部品を有するものである。
 本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
 本発明によれば、自走機能を備える円盤状の自走式掃除機の形態を、各使用者の好みに応じて、容易、且つ低コストで変更することができる。
 本発明によれば、自走機能を備える円盤状の自走式装飾具に対して、ペット型ロボットのような愛らしい玩具としての機能を備えさせることが可能となる。
本発明の第一実施形態に係る自走式掃除機用装飾具において、装飾シールの全体的な構成を示した図であって、(a)はその平面図、(b)は(a)中の矢印Xの方向から見た断面側面図。 同じく、第一実施形態の自走式掃除機用装飾具において、装飾シートを構成パーツごとに示した図であって、(a)は本体シートを示した平面図、(b)は第一部分シートを示した平面図、(c)は第二部分シートを示した平面図、(d)は第三部分シートを示した平面図、(e)は第四部分シートを示した平面図、(f)は付属部品を示した平面図。 同じく、第一実施形態の自走式掃除機用装飾具を備えた、自走式掃除機の全体的な構成を示した平面図。 付属部品のみが組み付けられた自走式掃除機の全体を示した後方斜視図。 本発明の第二実施形態に係る自走式掃除機用装飾具において、装飾シールの全体的な構成を示した図であって、(a)はその平面図、(b)は(a)中の矢印Yの方向から見た断面側面図。 同じく、第二実施形態の自走式掃除機用装飾具において、装飾シートを構成パーツごとに示した図であって、(a)は本体シートを示した平面図、(b)は第一部分シートを示した平面図、(c)は第二部分シートを示した平面図、(d)は第三部分シートを示した平面図。 同じく、第二実施形態の自走式掃除機用装飾具を備えた、自走式掃除機の全体的な構成を示した平面図。 本発明の第三実施形態に係る自走式掃除機用装飾具において、装飾シールの全体的な構成を示した図であって、(a)はその平面図、(b)は(a)中の矢印Zの方向から見た断面側面図。 同じく、第三実施形態の自走式掃除機用装飾具において、装飾シートを構成パーツごとに示した図であって、(a)は本体シートを示した平面図、(b)は第一部分シートを示した平面図、(c)は第二部分シートを示した平面図、(d)は第三部分シートを示した平面図、(e)は第四部分シートを示した平面図。 同じく、第三実施形態の自走式掃除機用装飾具を備えた、自走式掃除機の全体的な構成を示した平面図。 第一乃至第三実施形態以外の別実施形態であって、カバータイプの自走式掃除機用装飾具を備えた、自走式掃除機の全体的な構成を示した斜視図。 第四実施形態に係る自走式掃除機用装飾具が着接された、自走式掃除機の全体的な構成を示した斜視図。 第四実施形態における自走式掃除機用装飾具に備えられる、音声発生装置の全体的な構成を示したブロック図。 同じく、音声発生装置の作動手順を示したフローチャート。 別実施形態における音声発生装置の全体的な構成を示したブロック図。 一般的な自走式掃除機の全体的な構成を示した斜視図。
 次に、発明の実施の形態を説明する。
 [自走式掃除機用装飾具1(第一実施形態)]
 先ず、第一実施形態における自走式掃除機用装飾具1の構成について、図1乃至図4を用いて説明する。
 なお、以下の説明に関しては便宜上、図3及び図4における矢印Aの方向を前方と規定して記述する。
 本実施形態における自走式掃除機用装飾具1(以下、「装飾具1」と記載する)は、図3に示すように、自走式掃除機100を装飾するためのものである。
 ここで、前記自走式掃除機100は、自走機能を備える既知の自走式掃除機であって、略円盤状の外観を有して構成される。
 そして、装飾具1は、自走式掃除機100の上面の略全面に渡って配設される。
 これにより、自走式掃除機100の形態は、最も人の目に付く平面視の形態において、装飾具1によって装飾され、前記自走式掃除機100の各使用者の好みに応じた形態(例えば、あたかも自走する愛らしい生き物を想起させる形態)に擬態化されるのである。
 装飾具1は、装飾手段である装飾シール1Aや付属部品1Bなどにより構成される。
 前記装飾シール1Aは、自走式掃除機100の上面の略全面に貼着され、平面視における該自走式掃除機100の形態を装飾するためのものである。
 装飾シール1Aは、図1(b)に示すように、装飾シート11や台紙12などにより構成される。
 装飾シート11は、自走式掃除機100の上面に直接貼着される部材である。
 装飾シート11は、例えば、耐水性に優れたシート状の合成樹脂や紙などによって形成され、その表面には、後述する所定の図柄が印刷される一方、その裏面には、昜剥離性粘着剤からなる粘着層13が形成される。
 なお、装飾シート11の構成については、本実施形態に示されるような一枚のシート状のものに限られず、例えば、複数のシート状の部材からなる積層構造のものや、二枚のシート状部材の間にクッション部材を設けた構造のものなどであってもよい。
 そして、装飾シート11は、粘着層13を介して、後述する台紙12と剥離可能に貼着される。
 なお、以下の記載においては、剥離可能に貼着されることを「仮着」と記載する。
 台紙12は、装飾シート11の使用時までに、粘着層13が外部に露出することを防ぐため部材である。
 台紙12は、例えば、離型性に優れたシート状の合成樹脂や紙などによって形成される。また、台紙12は、装飾シート11と同形状に形成される。
 そして、台紙12は、装飾シート11の裏面側に積層されつつ仮着されることとなり、これにより、粘着層13が、台紙12によって全面を覆われることとなる。
 このような構成からなる装飾シール1Aにおいて、装飾シート11の表面には、自走式掃除機100の各使用者の好みに応じた形態、例えば、所定の生き物に関する図柄が印刷される。
 即ち、図1(a)に示すように、第一実施形態における装飾シート11の表面には、デフォルメされた「猫」の図柄が印刷される。
 前記「猫」の図柄の輪郭11aは、自走式掃除機100の上面の輪郭に即して描かれている。また、装飾シート11には、台紙12にまで到達する切込みが、前記輪郭11aを表す曲線上に入れられている。
 これにより、装飾シート11の、前記「猫」の図柄の箇所のみが、台紙12より容易に剥離されるようになっている。
 ここで、前記「猫」の図柄は、複数のパーツに分割されて構成される。
 特に、本実施形態においては、これらの「猫」の図柄を構成する複数のパーツについては、自走式掃除機100の上面を構成する複数の部品(以下、「上面構成部品群」と記載する)の形状に基づいて、形成することとしている。
 具体的には、図4に示すように、例えば、自走式掃除機100の上面は、円盤形状の表面カバー101や、該表面カバー101の内側(平面部の中央側。以下同じ。)において該表面カバー101と同軸上に配設される円盤形状の操作パネル102や、該操作パネル102の内側において該操作パネル102と同軸上に配設される円盤形状の操作ボタン103や、該操作ボタン103の内側において該操作ボタン103と同軸上に配設される円盤形状の起動ボタン104や、前記表面カバー101の内側且つ前記操作パネル102の外側(平面視における操作パネル102の外側)に配設される弧形状の取手105などにより構成される。
 そして、図2(a)に示すように、表面カバー101の形状に基づき前記「猫」の図柄が分断され、本体シート11Aが形成される。
 また、図2(b)に示すように、操作パネル102の形状に基づき前記「猫」の図柄が分断され、第一部分シート11Bが形成される。
 また、図2(c)に示すように、操作ボタン103の形状に基づき前記「猫」の図柄が分断され、第二部分シート11Cが形成される。
 また、図2(d)に示すように、起動ボタン104の形状に基づき前記「猫」の図柄が分断され、第三部分シート11Dが形成される。
 さらに、図2(e)に示すように、取手105の形状に基づき前記「猫」の図柄が分断され、第四部分シート11Eが形成されるのである。
 このように、図3に示すように、本実施形態における装飾シール1Aにおいては、装飾シート11における「猫」の図柄(より具体的には、本体シート11A、第一部分シート11B、第二部分シート11C、第三部分シート11D、及び取手101E)が、「上面構成部品群」の各々の形状に基づいて、分断された構成となっている。
 よって、自走式掃除機100の上面における部品間の高低差に影響されることなく、前記自走式掃除機100の上面と、装飾シート11における「猫」の図柄との密着性は十分に確保されるのである。
 ところで、第一実施形態における装飾具1は、平面視における自走式掃除機100の形態を、デフォルメされた「猫」の形態に擬態化させるためのものである。
 この際、装飾具1においては、前記「猫」の形態の尻尾の部分を擬態化する部品として、付属部品1Bが備えられている。
 ここで、付属部品1Bは、植毛が施された延出部材からなり、その一端部には、略「J」字形状の掛止部1bが突設されている。
 一方、装飾シール1Aにおいて、本体シート11Aの表面上の後部には、略「U」字形状の被掛止部材14が突設されている。
 なお、図4に示すように、被掛止部材14については、本体シート11Aを介することなく、自走式掃除機100の上面に直接突設させる構成としてもよい。この際、本体シート11A側においては、被掛止部材14との干渉を避けるために、切欠きなどを形成しておくことは言うまでもない。
 そして、図3に示すように、自走式掃除機100の上面に貼設された本体シート11Aに対して、付属部品1Bは、掛止部1bを介して、被掛止部材14に掛止される。
 このように、装飾シート1Aが貼設された自走式掃除機100対して、付属部品1Bを設けることで、該自走式掃除機100の平面視における形態は、愛らしい「猫」の形態に擬態化されることとなるのである。
 また、付属部品1Bの他端部は、該付属部品1Bが被掛止部材14に掛止された状態において、床面に接触した状態となっている。つまり、自走式掃除機100の自走に伴って、付属部品1Bは、他端部を床面にこすりつけながら予想外の動きを生ずることとなる。
 従って、このような動きを伴う付属部品1Bを備えることで、自走式掃除機100の平面視における形態は、より一層愛らしい「猫」の形態に擬態化されることとなるのである。
 また、自走式掃除機100が自走するたびに、地面に放置された粉塵が、付属部品1Bによって払拭されることとなる。
 従って、付属部品1Bを備えることで、自走式掃除機100の集塵機能は、より向上するのである。
 さらに、図4に示すように、自走式掃除機100の排気口106は、本体部の後部に設けられることが多く、付属部品1Bによって、前記排気口106の一部が覆われた状態となる場合もある。
 このような場合、付属部品1Bによって、排気口106内への細かな粉塵などの侵入を効果的に防止することができるのである。
 こうして、自走式掃除機100の上面に、装飾シート11の図柄が貼設され、且つ付属部品1Bが連結されることにより、前記自走式掃除機100の形態は、最も人の目に付く平面視の形態において、装飾具1によって装飾されることとなり、前記自走式掃除機100の各使用者の好みに応じた形態、例えば、あたかも自走する愛らしい「猫」のように擬態化されるのである。
 なお、第一実施形態における装飾具1においては、装飾シート11の表面に印刷される図柄を、デフォルメされた「猫」としているが、これに限定されるものではなく、例えばデフォルメされた「犬」などのような、尻尾を有する愛らしい動物であればよい。
 [自走式掃除機用装飾具201(第二実施形態)]
 次に、第二実施形態における自走式掃除機用装飾具201の構成について、図5乃至図7を用いて説明する。
 なお、以下の説明に関しては便宜上、図7における矢印Aの方向を前方と規定して記述する。
 第二実施形態における自走式掃除機用装飾具201(以下、「装飾具201」と記載する)は、前述した第一実施形態における装飾具1と略同等な構成を備える一方、装飾シート211(図5(a)を参照)の表面に印刷される図柄の内容について、前記装飾具1と大きく相異する。
 よって、以下の説明においては、主に、第一実施形態の装飾具1との相異点について記載し、該装飾具1との同等な構成についての記載は省略する。
 装飾具201は、図7に示すように、装飾手段である装飾シール201Aにより構成される。
 前記装飾シール201Aは、自走式掃除機100の上面の略全面に貼着され、平面視における該自走式掃除機100の形態を装飾するためのものである。
 装飾シール201Aは、図5(b)に示すように、装飾シート211や台紙212などにより構成される。
 ここで、装飾シート211の表面には、後述する所定の図柄が印刷される。また、装飾シート211の裏面には、昜剥離性粘着剤からなる粘着層213が形成される。
 そして、装飾シート211は、粘着層213を介して、台紙12と剥離可能に仮着される。
 なお、装飾シート211の構成については、本実施形態に示されるような一枚のシート状のものに限られず、例えば、複数のシート状の部材からなる積層構造のものや、二枚のシート状部材の間にクッション部材を設けた構造のものなどであってもよい。
 このような構成からなる装飾シール201Aにおいて、装飾シート211の表面には、自走式掃除機100の各使用者の好みに応じた形態、例えば、所定の生き物に関する図柄が印刷される。
 即ち、図5(a)に示すように、第二実施形態における装飾シート211の表面には、デフォルメされた「ライオン」の図柄が印刷される。
 前記「ライオン」の図柄の輪郭211aは、自走式掃除機100の上面の輪郭に即して描かれている。また、装飾シート211には、台紙212にまで到達する切込みが、前記輪郭211aを表す曲線上に入れられている。
 これにより、装飾シート211の、前記「ライオン」の図柄の箇所のみが、台紙212より容易に剥離されるようになっている。
 ここで、前記「ライオン」の図柄は、複数のパーツに分割されて構成される。
 特に、本実施形態においては、これらの「ライオン」の図柄を構成する複数のパーツについては、自走式掃除機100の上面を構成する複数の部品(以下、「上面構成部品群」と記載する)の形状に基づいて、形成することとしている。
 具体的には、図6(a)に示すように、表面カバー101(図4を参照)の形状に基づき前記「ライオン」の図柄が分断され、本体シート211Aが形成される。
 また、図6(b)に示すように、操作パネル102(図4を参照)の形状に基づき前記「ライオン」の図柄が分断され、第一部分シート211Bが形成される。
 また、図6(c)に示すように、操作ボタン103(図4を参照)の形状に基づき前記「ライオン」の図柄が分断され、第二部分シート211Cが形成される。
 さらに、図6(d)に示すように、起動ボタン104(図4を参照)の形状に基づき前記「ライオン」の図柄が分断され、第三部分シート211Dが形成されるのである。
 このように、本実施形態における装飾シール201Aにおいては、装飾シート211における「ライオン」の図柄(より具体的には、本体シート211A、第一部分シート211B、第二部分シート211C、第三部分シート211D)が、「上面構成部品群」の各々の形状に基づいて、分断された構成となっている。
 よって、自走式掃除機100の上面における部品間の高低差に影響されることなく、前記自走式掃除機100の上面と、装飾シート211における「ライオン」の図柄との密着性は十分に確保されるのである。
 こうして、自走式掃除機100の上面に、装飾シート211の図柄が貼設されることにより、前記自走式掃除機100の形態は、最も人の目に付く平面視の形態において、装飾具201によって装飾されることとなり、前記自走式掃除機100の各使用者の好みに応じた形態、例えば、あたかも自走する愛らしい「ライオン」のように擬態化されるのである。
 [自走式掃除機用装飾具301(第三実施形態)]
 次に、第三実施形態における自走式掃除機用装飾具301の構成について、図8乃至図10を用いて説明する。
 なお、以下の説明に関しては便宜上、図10における矢印Aの方向を前方と規定して記述する。
 第三実施形態における自走式掃除機用装飾具301(以下、「装飾具301」と記載する)は、前述した第一実施形態における装飾具1と略同等な構成を備える一方、装飾シート311(図8(a)を参照)の表面に印刷される図柄の内容について、前記装飾具1と大きく相異する。
 よって、以下の説明においては、主に、第一実施形態の装飾具1との相異点について記載し、該装飾具1との同等な構成についての記載は省略する。
 装飾具301は、図10に示すように、装飾手段である装飾シール301Aにより構成される。
 前記装飾シール301Aは、自走式掃除機100の上面の略全面に貼着され、平面視における該自走式掃除機100の形態を装飾するためのものである。
 装飾シール301Aは、図8(b)に示すように、装飾シート311や台紙312などにより構成される。
 ここで、装飾シート311の表面には、後述する所定の図柄が印刷される。また、装飾シート311の裏面には、昜剥離性粘着剤からなる粘着層313が形成される。
 そして、装飾シート311は、粘着層313を介して、台紙312と剥離可能に仮着される。
 なお、装飾シート311の構成については、本実施形態に示されるような一枚のシート状のものに限られず、例えば、複数のシート状の部材からなる積層構造のものや、二枚のシート状部材の間にクッション部材を設けた構造のものなどであってもよい。
 このような構成からなる装飾シール301Aにおいて、装飾シート311の表面には、自走式掃除機100の各使用者の好みに応じた形態、例えば、所定の生き物に関する図柄が印刷される。
 即ち、図8(a)に示すように、第三実施形態における装飾シート311の表面には、「想像上のキャラクター」の図柄が印刷される。
 前記「想像上のキャラクター」の図柄の輪郭311aは、自走式掃除機100の上面の輪郭に即して描かれている。また、装飾シート311には、台紙312にまで到達する切込みが、前記輪郭311aを表す曲線上に入れられている。
 これにより、装飾シート311の、前記「想像上のキャラクター」の図柄の箇所のみが、台紙312より容易に剥離されるようになっている。
 ここで、前記「想像上のキャラクター」の図柄は、複数のパーツに分割されて構成される。
 特に、本実施形態においては、これらの「想像上のキャラクター」の図柄を構成する複数のパーツについては、自走式掃除機100の上面を構成する複数の部品(以下、「上面構成部品群」と記載する)の形状に基づいて、形成することとしている。
 具体的には、図9(a)に示すように、表面カバー101(図4を参照)の形状に基づき前記「想像上のキャラクター」の図柄が分断され、本体シート311Aが形成される。
 また、図9(b)に示すように、操作パネル102(図4を参照)の形状に基づき前記「想像上のキャラクター」の図柄が分断され、第一部分シート311Bが形成される。
 また、図9(c)に示すように、操作ボタン103(図4を参照)の形状に基づき前記「想像上のキャラクター」の図柄が分断され、第二部分シート311Cが形成される。
 また、図9(d)に示すように、起動ボタン104(図4を参照)の形状に基づき前記「想像上のキャラクター」の図柄が分断され、第三部分シート311Dが形成される。
 さらに、図9(e)に示すように、取手105(図4を参照)の形状に基づき前記「想像上のキャラクター」の図柄が分断され、第四部分シート311Eが形成されるのである。
 このように、本実施形態における装飾シール301Aにおいては、装飾シート311における「想像上のキャラクター」の図柄(より具体的には、本体シート311A、第一部分シート311B、第二部分シート311C、第三部分シート311D、第四部分シート311E)が、「上面構成部品群」の各々の形状に基づいて、分断された構成となっている。
 よって、自走式掃除機100の上面における部品間の高低差に影響されることなく、前記自走式掃除機100の上面と、装飾シート311における「想像上のキャラクター」の図柄との密着性は十分に確保されるのである。
 こうして、自走式掃除機100の上面に、装飾シート311の図柄が貼設されることにより、前記自走式掃除機100の形態は、最も人の目に付く平面視の形態において、装飾具301によって装飾されることとなり、前記自走式掃除機100の各使用者の好みに応じた形態、例えば、あたかも自走する愛らしい「想像上のキャラクター」のように擬態化されるのである。
 [自走式掃除機用装飾具401(別実施形態)]
 次に、別実施形態における自走式掃除機用装飾具401の構成について、図11を用いて説明する。
 なお、以下の説明に関しては便宜上、図11における矢印Aの方向を前方と規定して記述する。
 前述した第一乃至第三実施形態における装飾具1・201・301においては、何れも、デフォルメされた「猫」や「ライオン」や「想像上のキャラクター」などの図柄が印刷された装飾シート11・211・311(より具体的には、装飾シール1A・201A・301A)を用いて、自走式掃除機100の平面視の形態を装飾することとしている。
 これに対する別実施形態として、例えば、デフォルメされた「猫」や「ライオン」や「想像上のキャラクター」などの図柄が印刷された、装飾手段である装飾カバー401Aを用いて、自走式掃除機100の平面視の形態を装飾することもできる。
 即ち、別実施形態における自走式掃除機用装飾具401は、例えば、装飾カバー401Aや付属部品401Bなどにより構成される。
 なお、付属部品401Bの構成については、前述した第一実施形態における装飾具1の付属部品1Bの構成と同等であるため、説明を省略する。
 装飾カバー401Aは、円盤状の天板部411や、該天板部411の左右両端部より下方に向かって突設される側面部412・412などにより構成され、これらの天板部411や側面部412・412は、互いに一体成形される。
 天板部411は、自走式掃除機100の上面(より具体的には、表面カバー101(図4を参照))の輪郭に略即して形成される。また、天板部411の内側には、自走式掃除機100の操作パネル102や取手105と同形状、且つ同位置に形成される第一開口部413及び第二開口部414が各々設けられる。
 一方、側面部412は、自走式掃除機100の側面部に沿って、平面視円弧状に形成される。
 そして、天板部411の上面に、自走式掃除機100の各使用者の好みに応じた形態、例えば本実施形態においては、デフォルメされた「猫」の図柄が予め印刷されている。
 このような構成からなる装飾カバー401Aを、自走式掃除機100に対して上方より被覆(装着)させることにより、該自走式掃除機100の平面視における形態が、容易に愛らしい「猫」の形態に擬態化されることとなるのである。
 また、この際、装飾カバー401Aの側面部412・412は、ともに自走式掃除機100の左右両側面に当接された状態となり、該自走式掃除機の前端部に配設されるバンパー107や、後端部に配設される排気口106が、前記装飾カバー401A(より具体的には、側面部412・412)によって塞がれることもない。
 なお、本実施形態においては、装飾カバー401Aに予め印刷された図柄が、デフォルメされた「猫」である場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、デフォルメされた「ライオン」や「想像上のキャラクター」などに関する図柄を装飾カバーに予め印刷していてもよい。
 但し、前述した第二及び第三実施形態と同じく、デフォルメされた「ライオン」や「想像上のキャラクター」などに関する図柄が印刷された装飾カバーを用いる場合は、付属部品401Bを用いる必要がない。
 また、自走式掃除機100の操作パネル102や取手105は、装飾カバー401Aによって被覆されることなく、第一開口部413及び第二開口部414を介して露呈されることとなる。
 ここで、これらの操作パネル102や取手105に図柄を設ける必要がある場合は、前述した第一部分シート11B・211B・311Bや第四部分シート11E・311Eなどによって対応することとなる。
 以上に示したように、本実施形態における自走式掃除機用装飾具1(201、301、又は401)は、自走機能を備える円盤状の自走式掃除機100を装飾するための自走式掃除機用装飾具であって、前記自走式掃除機100の上面を装飾する、装飾シート11(211、又は311)や装飾カバー401Aなどの装飾手段を備える構成となっている。
 このような構成を有することで、本実施形態における自走式掃除機用装飾具1(201、301、又は401)によれば、自走機能を備える円盤状の自走式掃除機100の形態を、各使用者の好みに応じて、容易、且つ低コストで変更することができる。
 即ち、本実施形態における自走式掃除機用装飾具1(201、301、又は401)においては、比較的低コストで入手することが可能な装飾シール1A(201A、301A、又は装飾カバー401A)を設け、該装飾シール1A(201A、301A、又は装飾カバー401A)に、予め自走式掃除機100の各使用者の好みに応じた形態(例えば、あたかも自走する愛らしい生き物を想起させる形態)に関する図柄を印刷しておき、前記装飾シール1A(201A、301A、又は装飾カバー401A)を用いて、自走式掃除機100の上面を装飾することとしている。
 従って、本実施形態における自走式掃除機用装飾具1(201、301、又は401)によれば、例えば、硬質プラスチックからなる自走式掃除機100の筐体の表面に予め模様を印刷しておき、前記自走式掃除機100の外観について、各使用者の好みに応じた形態に装飾する場合と比べて、より低コスト、且つ容易に、自走式掃除機100の最も人の目に付く平面視の形態を、各使用者の好みに応じた形態(例えば、自走する愛らしい「猫」や「ライオン」や「想像上のキャラクター」など)に擬態化させることができるのである。
 なお、本実施形態において、装飾シート11(211又は311)の裏面には、粘着層13(213又は313)が形成されており、該粘着層13(213又は313)を介して、前記装飾シート11(211又は311)が自走式掃除機100の上面に貼設されることとなっているが、これに限定されない。
 即ち、装飾シート11(211又は311)は、粘着層13(213又は313)ではなく、マジックテープ(商標登録)を介して、自走式掃除機100の上面に貼設されることとしてもよい。
 また、本実施形態における自走式掃除機用装飾具401において、前記装飾手段は、装飾カバー(カバー部材)401Aを有することとしている。
 このように、本実施形態における自走式掃除機用装飾具401によれば、予め用意された装飾カバー401Aを用いることで、自走式掃除機100を装飾する際の作業を単純化し、容易なものにすることができる。
 また、本実施形態における自走式掃除機用装飾具1(201、301、又は401)において、前記装飾手段は、装飾シール(シール部材)1A(201A、又は301A)を有することとしている。
 このように、本実施形態における自走式掃除機用装飾具1(201、301、又は401)によれば、低コストで入手可能な装飾シール(ステッカー)1A(201A、又は301A)を用いて、より安価に自走式掃除機の装飾を実現することができる。
 また、本実施形態における自走式掃除機用装飾具1(201、301、又は401)において、前記装飾シール(ステッカー)1A(201A、又は301A)は、複数の構成部材に分割される構成となっている。
 このように、本実施形態における装飾シール1A(201A、又は301A)においては、装飾シート11(211又は311)における「猫」(「ライオン」又は「想像上のキャラクター」)の図柄が、複数のパーツ(構成部材)に分割されており、自走式掃除機100へ貼設する際、狭い箇所でも容易に貼設することができるため、作業性が向上する。
 また、本実施形態における装飾シール1A(201A、又は301A)においては、特に、装飾シート11(211又は311)における「猫」(「ライオン」又は「想像上のキャラクター」)の図柄が、「上面構成部品群」の各々の形状に基づいて、分断された構成となっている。
 よって、自走式掃除機100の上面における部品間の高低差に影響されることなく、前記自走式掃除機100の上面と、装飾シール1A(201A、又は301A)における「猫」(「ライオン」又は「想像上のキャラクター」)の図柄との密着性は十分に確保されるのである。
 また、本実施形態における自走式掃除機用装飾具1(401)において、前記装飾手段は、植毛が施され、先端部を床面に接触させつつ、前記自走式掃除機50に連結される付属部品1Bを有する構成となっている。
 このような構成を有することから、装飾シート1Aが貼設された自走式掃除機100対して、該自走式掃除機100の平面視における形態は、より一層愛らしい「猫」の形態に擬態化されることとなるのである。
 また、付属部品1Bの他端部は、該付属部品1Bが被掛止部材14に掛止された状態において、地面に接触した状態となっている。つまり、自走式掃除機100の自走に伴って、付属部品1Bは、他端部を地面にこすりつけながら予想外の動きを生ずることとなる。
 従って、このような動きを伴う付属部品1Bを備えることで、自走式掃除機100の平面視における形態は、より一層愛らしい「猫」の形態に擬態化されることとなるのである。
 [自走式掃除機用装飾具1(第四実施形態)]
 次に、本発明の第四実施形態に係る自走式掃除機用装飾具1の構成について、図2、3、12及び図16を用いて説明する。
 なお、以下の説明においては、上述の第一実施形態に係る自走式掃除機用装飾具1と同様の構成の部分については、上記と同一の符号を付し、その詳細な説明を省略するものとする。また、図12、及び16における上下方向を自走式掃除機100の上下方向と規定して記述する。
 本実施形態における自走式掃除機用装飾具1(以下、「装飾具1」と記載する)は、自走式掃除機100に対して、例えば、ペット型ロボットのような愛らしい玩具としての機能を備えさせるためのものである。
 そして、自走式掃除機100は、装飾具1によって装飾されることにより、最も人の目に付く平面視の形態や、外部に発する音声を通じて、使用者の好みに応じた形態(例えば、あたかも自走する愛らしい生き物を想起させる形態)に擬態化されるのである。
 装飾具1は、図12に示すように、主に、装飾手段としての装飾シール1Aや付属部品1B、及び音声発生手段としての音声発生装置4などにより構成される。
 前記装飾シール1Aは、平面視における自走式掃除機100の形態を装飾するためのものであって、前記自走式掃除機100の上面の略全面に貼着される。
 自走式掃除機100の上面に装飾シール1Aが貼設され、且つ付属部品1Bが連結されることにより、前記自走式掃除機100の形態は、最も人の目に付く平面視の形態において、装飾具1によって装飾されることとなり、前記自走式掃除機100の各使用者の好みに応じた形態、例えば、あたかも自走する愛らしい「猫」のように擬態化されるのである。
 次に、音声発生装置4について説明する。
 音声発生装置4は、前述した装飾シール1Aや付属部品1Bによって、愛らしい生き物を想起させる形態に装飾された自走式掃除機100を、より一層愛らしく見せるためのものである。
 具体的には、音声発生装置4は、装飾シール1Aや付属部品1Bによって装飾された自走式掃除機100に着脱可能に着接され、該自走式掃除機100の形態(例えば、本実施形態においては、デフォルメされた「猫」)に関連する効果音(例えば、本実施形態においては、「猫」の鳴き声)を、前記自走式掃除機100の動作に基づき発生させるものである。
 なお、音声発生装置4が自走式掃除機100に着接されるための手段としては、例えば、前述した装飾シール1Aの粘着層13と同等の物を用いてもよいし、或いは、既知のマジックテープ(登録商標)などを用いてもよい。
 音声発生装置4は、図13に示すように、起動スイッチ41や検出器42や音声出力器43や制御部44などにより構成される。
 前記起動スイッチ41は、音声発生装置4の電源のON・OFF状態を切替えるためのスイッチであって、例えば、既知の押しボタンスイッチなどによって構成される。
 そして、音声発生装置4は、自走式掃除機100に内装される電源(図示せず)、或いは該自走式掃除機100に対して別途設けられる電源(図示せず)と電気的に接続されるとともに、前記自走式掃除機100の起動状態に関わらず、起動スイッチ41の操作のみに基づき、ON・OFF状態の切替えが行えるようになっている。
 検出器42は、音声発生装置4の着接された自走式掃除機100が移動状態にあること、即ち、該自走式掃除機100が任意の方向に移動している最中であることを検出するため機器である。
 検出器42は、例えば、既知の赤外線センサーなどによって構成され、周囲の停止物が任意の方向に移動するのを検知することによって、音声発生装置4の着接された自走式掃除機100の移動状態を検知することとしてもよいし、或いは既知のジャイロセンサーなどによって構成され、移動時に発生する慣性力を検知することによって、前記自走式掃除機100の移動状態を検知するなどとしてもよい。
 音声出力器43は、所定の効果音、即ち、装飾シール1Aや付属部品1Bによって装飾された自走式掃除機100の形態に関連する効果音を、出力するための機器である。
 音声出力器43は、例えば、音声データを記憶することが可能なIC(Integrated Circuit:集積回路)などからなる出力器本体43aと、前記音声データを実際の効果音として出力するスピーカ43bとにより構成される。
 そして、本実施形態においては、自走式掃除機100の形態が、装飾シール1A、及び付属部品1Bによって、デフォルメされた「猫」の形態に装飾されることから、音声出力器43には、前記「猫」の形態に関連する効果音として、「猫」の鳴き声に関する音声データが予め記憶されている。
 ここで、音声出力器43に予め入力される音声データとしては、例えば、「ニャーゴ」といった一種類の鳴き声であってもよいし、「ゴロゴロ」、「フギャー」などといった複数種類の鳴き声であってもよい。
 なお、音声データとして、複数種類の鳴き声を音声出力器43に入力する場合は、例えば、プログラム上にタイマーなどを設け、経過時間によってスピーカ43bより出力される音声の種類を変更したり、或いは、検出器42の個数及び(又は)種類を複数設け、各検出器42の検出状態によって、スピーカ43bより出力される効果音(鳴き声)の種類を変更したりしてもよい。
 制御部44は、記憶部や演算部を備えた、音声発生装置4全体の運転を制御するための装置であって、起動スイッチ41や検出器42や音声出力器43などと電気的に接続される。
 そして、制御部44は、後述するように、起動スイッチ41及び検出器42からの入力信号に基づいて、音声出力器43に出力信号を送信し、所定の音声を発生させるように構成されているのである。
 以上に示したように、本実施形態における装飾具1は、主に、平面視における自走式掃除機100の形態を装飾する装飾シール1Aや付属部品1Bと、該自走式掃除機100の形態に関連する効果音を発生させる音声発生装置4とにより構成される。
 そして、本実施形態における装飾具1においては、視覚を通じて認識される形態のみでなく、聴覚を通じて認識される効果音をも用いて、自走式掃除機100を使用者の好みに応じた形態(例えば、あたかも自走する愛らしい生き物を想起させる形態)に擬態化させるのである。
 [動作手順]
 次に、本実施形態における装飾具1に備えられる音声発生装置4の動作手順について、図14を用いて説明する。
 先ず始めに、音声発生装置4は、装飾シール1Aや付属部品1Bによって装飾された自走式掃除機100に貼設されており、電源の状態がOFF状態(電源が入っていない状態。以下、同じ。)となっている。
 この際、自走式掃除機100の状態については、電源が入った状態、或いは入っていない状態の何れであっても構わない。
 このような状態からなる音声発生装置4において、起動スイッチ41が操作され(ステップS101)、該音声発生装置4の電源の状態がON状態(電源が入った状態。以下、同じ。)となる(ステップS102)。
 なお、前記ステップS102において、音声発生装置4の電源の状態が、依然としてOFF状態である場合には、再度、起動スイッチ41の操作が繰り返されることとなる(ステップS101)。
 ON状態となった音声発生装置4において、自走式掃除機100が自走を開始すると、検出器42は、自走式掃除機100が移動状態にあることを検知し(ステップS103)、制御部44に電気信号を送信する。
 前記電気信号を受信した制御部44は、演算部にてプログラムを実行し、該プログラムの実行結果に基づいて、音声出力器43に電気信号を送信する。
 そして、前記電気信号を受信した音声出力器43は、該電気信号に基づいて、所定の音声を出力する(ステップS104)。
 その後、音声出力器43による所定の効果音の出力は、自走式掃除機100の自走が継続する限り続けられる。
 そして、自走式掃除機100が一旦停止すると、音声出力器43による所定の効果音の出力は、一旦停止されるとともに、自走式掃除機100の移動状態が、検出器42によって再び検知されるまで(ステップS103)、音声発生装置4は待機することとなる。
 一方、制御部44に格納されるプログラム上には、タイマーが設けられており、前記ステップS103において、音声発生装置4がON状態となった後、自走式掃除機100が自走を開始しない場合(即ち、自走式掃除機100が停止状態を継続する場合)、予め定められた所定時間の経過によって(ステップS105)、前記タイマーが作動し、音声発生装置4の電源の状態が、自動的にOFF状態となる(ステップS106)。
 これにより、音声発生装置4の動作手順は終了することとなる。
 一方、前記ステップS105において、予め定められた所定時間が未だ経過していない場合には、自走式掃除機100の移動状態が、検出器42によって再び検知されるまで(ステップS103)、音声発生装置4は待機することとなるのである。
 [音声発生装置204(別実施形態)]
 次に、別実施形態における音声発生装置204の構成について、図15を用いて説明する。
 別実施形態における音声発生装置204は、前述した音声発生装置4と略同等な構成を備える一方、切替スイッチ245を備える点について、前述した音声発生装置4と相異する。
 よって、以下の説明においては、主に音声発生装置4との相異点について記載し、該音声発生装置4と同等な構成についての記載は省略する。
 音声発生装置204は、起動スイッチ241や検出器242や音声出力器243や制御部244や切替スイッチ245などにより構成される。
 前記切替スイッチ245は、音声出力器243によって出力される効果音の種類を、任意に切替えるためのスイッチである。
 ここで、音声出力器243の出力器本体243aには、複数の音声データが、予め定められたカテゴリー別に記憶されている。
 具体的には、前記出力器本体243aの記憶部には、例えば「猫」や「犬」などといった複数のカテゴリーからなる記憶フォルダーが各々用意されており、これらの記憶フォルダーごとに、「ニャーゴ」や「ワンワン」などといった複数の音声データが、選別して格納されている。
 そして、切替スイッチ245は、例えば、既知のスライドスイッチやロータリースイッチなどによって構成され、前記切替スイッチ245を操作することによって、出力器本体243aに記憶される何れのカテゴリーの音声データを、スピーカ243bによって実際の効果音として出力するかを任意に選択することができるようになっている。
 なお、別実施形態における音声発生装置204の動作手順については、前述した音声発生装置4の動作手順と比べて、略同等な手順となる一方、音声発生装置204の起動スイッチ241を操作する際に、切替スイッチ245の操作も行う点について、前述した音声発生装置4と相することとなる。
 このような別実施形態における音声発生装置204によれば、例え、異なる図柄が印刷された装飾シートによって自走式掃除機の平面視の形態が変更されたとしても(例えば、「猫」を想起させる形態から、「犬」を想起させる形態に変更されたとしても)、前記音声発生装置204自体を交換する必要もなく、容易に対応することができるのである。
 以上のように、本実施形態における装飾具1は、自走機能を備える円盤状の自走式掃除機100を装飾するための自走式掃除機用装飾具であって、前記自走式掃除機100の上面を装飾する装飾手段としての装飾シール1Aや付属部品1Bと、これらの装飾シール1Aや付属部品1Bによって装飾された、前記自走式掃除機100の形態に関連する効果音を発生する音声発生手段としての音声発生装置4と、を備える構成となっている。
 このような構成を有することで、本実施形態における装飾具1によれば、自走機能を備える円盤状の自走式装飾具100に対して、ペット型ロボットのような愛らしい玩具としての機能を備えさせることが可能となる。
 即ち、本実施形態における装飾具1の装飾シール1Aや付属部品1Bを用いて、自走式掃除機100の平面視の形態を装飾するとともに、音声発生装置4を用いて、装飾された自走式掃除機100に対して、前記形態に関連する効果音を発生させることで、視覚を通じて認識される形態のみでなく、聴覚を通じて認識される効果音をも用いて、自走式掃除機100を使用者の好みに応じた形態(例えば、あたかも自走する愛らしい生き物を想起させる形態)に擬態化させることが可能となり、自走式掃除機100に対して、ペット型ロボットのような愛らしい玩具としての機能を十分に備えさせることができるのである。
 また、本実施形態における装飾具1において、前記音声発生装置(音声発生手段)4は、電源のON・OFF状態を切替えるための起動スイッチ41と、前記自走式掃除機100が移動状態にあることを検出する検出器42と、前記効果音に関する音声データを予め記憶するとともに、該音声データを実際の効果音として出力する音声出力器43と、前記起動スイッチ41及び前記検出器42からの入力信号に基づいて、前記音声出力器43に出力信号を送信し、前記音声発生装置(音声発生手段)4の運転を制御する制御部44と、を有する構成となっている。
 このように、本実施形態における音声発生装置4は、最低限必要な起動スイッチ41や検出器42や音声出力器43や制御装置44のみによって、安価に構成することとしている。
 そして、音声発生装置4は、独自の起動スイッチ41を備えることから、該音声発生装置4が備えられる自走式掃除機100の起動状態に関わらず、ON・OFF状態の切替えを独立して行える構成となっている。
 従って、例えば、自走式掃除機100に対して、掃除機能のみを望む場合などには、該自走式掃除機100の電源をOFF状態にすることなく、音声発生装置4の電源のみをOFF状態とすることができるのである。
 また、別実施形態における装飾具1において、前記音声発生装置(音声発生手段)204において、前記音声出力器243(より具体的には、出力器本体243a)には、複数種類の音声データが予め記憶されており、実際の効果音として出力される音声データの種類を任意に選択可能な切替スイッチ245が設けられる構成となっている。
 このような構成を有することによって、別実施形態における音声発生装置204によれば、例え、異なる図柄が印刷された装飾シートによって自走式掃除機の平面視の形態が変更されたとしても(例えば、「猫」を想起させる形態から、「犬」を想起させる形態に変更されたとしても)、前記音声発生装置204自体を交換する必要もなく、容易に対応することができるのである。
 また、本実施形態、及び別実施形態における装飾具1において、前記自走式掃除機100は、前記装飾シール1Aや付属部品1B(装飾手段)によって「動物(本実施形態においては、デフォルメされた「猫」)」の形態に装飾され、前記音声発生装置(音声発生手段)4は、前記「動物」の鳴き声(本実施形態においては、猫の鳴き声)に関する音声を前記効果音として発生する構成となっている。
 このような構成を有することにより、本実施形態における装飾具1によれば、音声発生装置4、或いは音声発生装置204を用いて、装飾された自走式掃除機100の形態(「猫」の形態)に関連する音声(「猫」の鳴き声)を、前記自走式掃除機100の動作に基づき発生させることが可能となり、前記自走式掃除機100の形態を、より一層愛らしく見せることができるのである。
 本発明は、自走機能を備える円盤状の自走式掃除機に装飾を施すために利用することができる。
 1  自走式掃除機用装飾具
 1A  装飾シール
 1B  付属部品
 1b  掛止部
 14  被掛止部材
 100  自走式掃除機
 201  自走式掃除機用装飾具
 201A  装飾シール
 301  自走式掃除機用装飾具
 301A  装飾シール
 401  自走式掃除機用装飾具
 401A  装飾カバー
 4  音声発生装置(音声発生手段)
 41  起動スイッチ
 42  検出器
 43  音声出力器
 44  制御部
 204  音声発生装置(音声発生手段)
 243  音声出力器
 243a  出力器本体
 245  切替スイッチ

Claims (6)

  1.  自走機能を備える円盤状の自走式掃除機を装飾するための自走式掃除機用装飾具であって、
     前記自走式掃除機の上面を装飾する装飾手段を備え、
     当該装飾手段には生き物の図柄が描かれている、
     ことを特徴とする自走式掃除機用装飾具。
  2.  前記装飾手段は、カバー部材を有する、
     ことを特徴とする、請求項1記載の自走式掃除機用装飾具。
  3.  前記装飾手段は、シール部材を有する、
     ことを特徴とする、請求項1又は2記載の自走式掃除機用装飾具。
  4.  前記装飾手段によって装飾された、前記自走式掃除機の生き物の形態に関連する効果音を発生する音声発生手段をさらに備える、
     ことを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載の自走式掃除機用装飾具。
  5.  前記音声発生手段は、
     電源のON・OFF状態を切替えるための起動スイッチと、
     前記自走式掃除機が移動状態にあることを検出する検出器と、
     前記効果音に関する音声データを予め記憶するとともに、該音声データを実際の効果音として出力する音声出力器と、
     前記起動スイッチ及び前記検出器からの入力信号に基づいて、前記音声出力器に出力信号を送信し、前記音声発生手段の運転を制御する制御部と、
     を有する、
     ことを特徴とする、請求項4記載の自走式掃除機用装飾具。
  6.  前記装飾手段は、
     植毛が施され、
     先端部を床面に接触させつつ、前記自走式掃除機に連結される付属部品を有する、
     ことを特徴とする、請求項1~5のいずれか一項に記載の自走式掃除機用装飾具。
PCT/JP2013/066497 2012-06-18 2013-06-14 自走式掃除機用装飾具 WO2013191107A1 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

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