WO2013145772A1 - 表示紙 - Google Patents
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Abstract
【課題】比較的容易に製造することができ、非吸水時における隠蔽性が優れる表示紙を提供すること。 【解決手段】本発明は、紙の一部に、該紙よりも親水性又は該紙よりも疎水性の合成樹脂を含有する塗料を浸透させて付与することにより得られる表示紙10であって、親水性の柄部1と、該柄部1よりも親水性が劣る非柄部2と、を備え、吸水することにより、柄部1のみが半透明となり、柄部1(隠し柄)を現出させることができる表示紙10である。
Description
本発明は、表示紙に関し、更に詳しくは、吸水させることにより隠し柄を現出させることができる表示紙に関する。
従来、加熱、吸水等の何らかの作用を及ぼすことにより、不可視状態にある隠し柄を現出させる表示体が知られている。
かかる表示体は、外見上は情報を伏せたい占いやおみくじ、外見上は回答を伏せたい問題集等に用いられる。
かかる表示体は、外見上は情報を伏せたい占いやおみくじ、外見上は回答を伏せたい問題集等に用いられる。
このような表示体としては、支持体上に、非吸水状態で不透明であり吸水状態で透明化する多孔質層が積層され、且つ、多孔質層の一部に内在し、共存状態に撥水性樹脂層が配設されてなり、撥水性樹脂層の非配設部分の多孔質層が吸水状態で透明化して、両層が視覚判別できる表示体が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記特許文献1記載の表示体は、支持体上に複数の層を形成する必要があるので、製造工数が多くなる。
また、多孔質層の上に撥水性樹脂層が積層された構造となっているので、隠し柄の部分が光に対して陰になり、吸水していない状態(非吸水時)であっても、隠し柄が視認できてしまうという欠点がある。
また、多孔質層の上に撥水性樹脂層が積層された構造となっているので、隠し柄の部分が光に対して陰になり、吸水していない状態(非吸水時)であっても、隠し柄が視認できてしまうという欠点がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、比較的容易に製造することができ、非吸水時における隠蔽性が優れる表示紙を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決するため鋭意検討したところ、繊維からなる紙に合成樹脂を含む塗料を浸透させて付与し、親水性が異なる、柄部とそれ以外の非柄部とを形成することにより、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
本発明は、(1)紙の一部に、該紙よりも親水性又は該紙よりも疎水性の合成樹脂を含有する塗料を浸透させて付与することにより得られる表示紙であって、親水性の柄部と、該柄部よりも親水性が劣る非柄部と、を備え、吸水することにより、柄部のみが半透明となる表示紙に存する。
本発明は、(2)紙の繊維間に合成樹脂が充填されている上記(1)記載の表示紙に存する。
本発明は、(3)JIS-P8140に準拠し、水との接触時間60秒で測定した柄部の吸水度A(g/m2)と、JIS-P8140に準拠し、水との接触時間60秒で測定した非柄部の吸水度B(g/m2)とが、
A-B≧10(g/m2)
の関係を満たす上記(1)又は(2)に記載の表示紙に存する。
A-B≧10(g/m2)
の関係を満たす上記(1)又は(2)に記載の表示紙に存する。
本発明は、(4)塗料が、マット剤を更に含有する上記(1)~(3)のいずれか1つに記載の表示紙に存する。
本発明は、(5)合成樹脂が紙よりも疎水性であり、塗料が付与された領域が非柄部となる上記(1)~(4)のいずれか1つに記載の表示紙に存する。
本発明は、(6)塗料が、ミネラルスピリットを更に含有する上記(5)記載の表示紙に存する。
本発明は、(7)合成樹脂が紙よりも親水性であり、塗料が付与された領域が柄部となる上記(1)~(4)のいずれか1つに記載の表示紙に存する。
本発明は、(8)塗料が、グリコール系溶剤を更に含有する上記(7)記載の表示紙に存する。
本発明は、(9)上記(5)又は(6)に記載の表示紙の製造方法であって、紙の一部に、塗料を浸透させるように付与し、60~70℃で強制的に加熱することにより塗料を固化乾燥させる表示紙の製造方法に存する。
本発明は、(10)上記(7)又は(8)に記載の表示紙の製造方法であって、紙の一部に、塗料を浸透させるように付与し、60~70℃で強制的に加熱することにより指触乾燥させ、その後、12時間以上空冷することにより固化乾燥させる表示紙の製造方法に存する。
本発明の表示紙は、紙の一部に合成樹脂を含む塗料を浸透させて付与するので、合成樹脂を紙の繊維間に保持することができる。これにより、層状とはならないので、柄部(隠し柄)の部分が光に対して陰になることがなく、非吸水時における隠蔽性が極めて優れるものとなる。
このとき、紙の繊維間に合成樹脂が充填されていると、柄部と非柄部との親水性の差が大きくなるので、吸水時に現出した柄部がより視認され易くなる。
このとき、紙の繊維間に合成樹脂が充填されていると、柄部と非柄部との親水性の差が大きくなるので、吸水時に現出した柄部がより視認され易くなる。
また、表示紙は、紙の一部に、紙よりも親水性又は紙よりも疎水性の合成樹脂を含有する塗料を浸透させて付与することにより得られるので、比較的容易に製造することができる。なお、例えば、合成樹脂が紙よりも疎水性である場合、該合成樹脂を含む塗料が付与された領域が非柄部となり、合成樹脂が紙よりも親水性である場合、該合成樹脂を含む塗料が付与された領域が柄部となる。
さらに、表示紙は、吸水することにより、親水性の柄部のみが半透明となり、それに対して、該柄部よりも親水性が劣る非柄部が不透明となるので、半透明となった柄部を現出させることができる。
このとき、JIS-P8140に準拠し、水との接触時間60秒で測定した柄部の吸水度A(g/m2)と、JIS-P8140に準拠し、水との接触時間60秒で測定した非柄部の吸水度B(g/m2)とが、
A-B≧10(g/m2)
の関係を満たす場合、吸水時に現出した柄部がより視認され易くなる。
このとき、JIS-P8140に準拠し、水との接触時間60秒で測定した柄部の吸水度A(g/m2)と、JIS-P8140に準拠し、水との接触時間60秒で測定した非柄部の吸水度B(g/m2)とが、
A-B≧10(g/m2)
の関係を満たす場合、吸水時に現出した柄部がより視認され易くなる。
本発明の表示紙においては、塗料が、マット剤を更に含有する場合、塗料の付与部分の光沢を抑えることができる。これにより、非吸水時のときの柄部と非柄部との光沢の度合いをより近付けることができる。すなわち、表示紙が吸水していない状態での柄部と非柄部との見た目の差異を極めて小さくすることができる。
本発明の表示紙においては、合成樹脂が疎水性である場合、塗料が、ミネラルスピリットを含有すると、塗料の紙への浸透性が向上する。
一方、合成樹脂が親水性である場合、塗料が、グリコール系溶剤を含有すると、塗料の紙への浸透性が向上する。
一方、合成樹脂が親水性である場合、塗料が、グリコール系溶剤を含有すると、塗料の紙への浸透性が向上する。
本発明の表示紙の製造方法においては、合成樹脂が疎水性である場合、所定の温度で強制的に加熱して塗料を固化乾燥させることにより、水の浸入を確実に抑制することができる。
一方、合成樹脂が親水性である場合、所定の温度で強制的に加熱して指触乾燥させ、所定時間以上空冷して固化乾燥させることにより、水の浸入を促進することができる。
一方、合成樹脂が親水性である場合、所定の温度で強制的に加熱して指触乾燥させ、所定時間以上空冷して固化乾燥させることにより、水の浸入を促進することができる。
以下、必要に応じて図面を参照しつつ、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面中、同一要素には同一符号を付すこととし、重複する説明は省略する。また、図面の寸法比率は図示の比率に限られるものではない。
図1(a)は、本実施形態に係る表示紙が吸水していない状態を示す正面図であり、図1(b)は、本実施形態に係る表示紙が吸水している状態を示す正面図であり、図1(c)は、図1(b)のA-A線で切断した断面図である。
図1(c)に示すように、本実施形態に係る表示紙10は、親水性の柄部1と、該柄部1よりも親水性が劣る非柄部2と、を備える。
図1(c)に示すように、本実施形態に係る表示紙10は、親水性の柄部1と、該柄部1よりも親水性が劣る非柄部2と、を備える。
そして、表示紙10は、吸水していない状態では、図1(a)に示すように、外見上、柄部1と非柄部2とは共に不透明となっているので、柄部1を視認できないようになっている。
一方、吸水した状態では、図1(b)に示すように、外見上、柄部1が半透明となっており、非柄部2が不透明となっているので、現出した柄部1を明確に視認できるようになっている。なお、吸水した状態の表示紙10は、乾燥等により水を揮発させると、柄部1が不透明となり、図1(a)に示す元の状態に戻る。すなわち、表示紙10は、吸水と乾燥を繰り返すことにより、繰り返して柄部1を現出させることができるようになっている。
一方、吸水した状態では、図1(b)に示すように、外見上、柄部1が半透明となっており、非柄部2が不透明となっているので、現出した柄部1を明確に視認できるようになっている。なお、吸水した状態の表示紙10は、乾燥等により水を揮発させると、柄部1が不透明となり、図1(a)に示す元の状態に戻る。すなわち、表示紙10は、吸水と乾燥を繰り返すことにより、繰り返して柄部1を現出させることができるようになっている。
ここで、JIS-P8140紙及び板紙の吸水度試験方法のコッブ法(水との接触時間60秒)に準拠して測定した柄部1の吸水度Aは、例えば35g/m2以上であることが好ましく、35~100g/m2であることがより好ましい。柄部1の吸水度Aが35g/m2未満であると、吸水度Aが上記範囲内にある場合と比較して、吸水に時間がかかり、柄の現出が遅れる欠点がある。なお、柄部1の吸水度Aが100g/m2を超えると、疎水性の合成樹脂が親水性の紙に浸透しにくくなる場合がある。
また、JIS-P8140紙及び板紙の吸水度試験方法のコッブ法(水との接触時間60秒)に準拠して測定した非柄部2の吸水度Bは、例えば25g/m2以下であることが好ましい。非柄部1の吸水度Bが25g/m2を超えると、吸水度Bが上記範囲内にある場合と比較して、非柄部2も吸水して、不透明ではなくなり、柄部1が視認し難くなる場合がある。
また、JIS-P8140紙及び板紙の吸水度試験方法のコッブ法(水との接触時間60秒)に準拠して測定した非柄部2の吸水度Bは、例えば25g/m2以下であることが好ましい。非柄部1の吸水度Bが25g/m2を超えると、吸水度Bが上記範囲内にある場合と比較して、非柄部2も吸水して、不透明ではなくなり、柄部1が視認し難くなる場合がある。
柄部1の吸水度A(g/m2)と、非柄部2の吸水度B(g/m2)とが、
A-B≧10(g/m2)
の関係を満たすことが好ましい。なお、柄部1の吸水度Aと非柄部2の吸水度Bとの差は、大きくなるに従って、吸水時に現出した柄がより視認され易くなる。
A-B≧10(g/m2)
の関係を満たすことが好ましい。なお、柄部1の吸水度Aと非柄部2の吸水度Bとの差は、大きくなるに従って、吸水時に現出した柄がより視認され易くなる。
本実施形態に係る表示紙10は、紙の一部に、紙よりも親水性又は紙よりも疎水性の合成樹脂を含有する塗料を浸透させて付与することにより得られる。すなわち、紙に塗料を付与することにより、親水性が異なる柄部1及び非柄部2が形成される。なお、製造方法の詳細については、後述する。
表示紙10においては、植物等の繊維からなる紙が好適に用いられる。
かかる紙は、親水性であっても疎水性であってもよい。
なお、紙の親水性又は疎水性は、一般に紙に含まれるサイズ剤によって調整することができる。
例えば、疎水性基と親水性基とを有するサイズ剤の疎水性基を外側に向けることにより、疎水性の紙を製造することができ、親水性基を外側に向けることにより、親水性の紙を製造することができる。
かかる紙は、親水性であっても疎水性であってもよい。
なお、紙の親水性又は疎水性は、一般に紙に含まれるサイズ剤によって調整することができる。
例えば、疎水性基と親水性基とを有するサイズ剤の疎水性基を外側に向けることにより、疎水性の紙を製造することができ、親水性基を外側に向けることにより、親水性の紙を製造することができる。
表示紙10は、水の浸透を利用するため、紙の厚みは薄いほうが好ましい。具体的には、紙の厚みは0.15mm以下であることが好ましく、0.05~0.13mmであることがより好ましい。
この場合、簡便に取り扱うことができ、製造コストの削減にもなる。
この場合、簡便に取り扱うことができ、製造コストの削減にもなる。
表示紙10においては、紙の一部に、紙よりも親水性又は紙よりも疎水性の合成樹脂を含有する塗料を浸透させて付与し、合成樹脂を紙の繊維間に充填させる。
これにより、合成樹脂が親水性の場合、該合成樹脂が付与された部分(柄部1)は、水をより吸収するようになり、合成樹脂が疎水性の場合は、該合成樹脂が付与された部分(非柄部2)は、水をより撥水するようになる。すなわち、紙に親水性又は疎水性の合成樹脂を充填させることにより、柄部1と非柄部2との親水性の差がより大きくなるので、柄部1がより視認され易くなる。
これにより、合成樹脂が親水性の場合、該合成樹脂が付与された部分(柄部1)は、水をより吸収するようになり、合成樹脂が疎水性の場合は、該合成樹脂が付与された部分(非柄部2)は、水をより撥水するようになる。すなわち、紙に親水性又は疎水性の合成樹脂を充填させることにより、柄部1と非柄部2との親水性の差がより大きくなるので、柄部1がより視認され易くなる。
また、繊維からなる紙を用いるので、紙よりも親水性又は紙よりも疎水性の合成樹脂を含有する塗料を浸透させて付与すると、合成樹脂が紙の繊維間に保持されることになる。これにより、層状とはならないので、隠し柄の部分が光に対して陰になることがなく、非吸水時における隠蔽性が極めて優れるものとなる。
ちなみに、従来のように、複数の層を形成しなくてもよいので、界面での剥離が生じないという利点もある。
ちなみに、従来のように、複数の層を形成しなくてもよいので、界面での剥離が生じないという利点もある。
ここで、表示紙10においては、親水性の紙を用いる場合、より疎水性の合成樹脂を含有する塗料(以下便宜的に「第1塗料」という。)を用いることが好ましい。なお、この場合、第1塗料を付与した領域が、疎水性となるので非柄部2となり、第1塗料が付与されていない領域が、親水性となるので柄部1となる。
これにより、柄部1と非柄部2との親水性の差が大きくなり、吸水時に現出した柄部1が更に視認され易くなる。
これにより、柄部1と非柄部2との親水性の差が大きくなり、吸水時に現出した柄部1が更に視認され易くなる。
疎水性の合成樹脂としては、天然ゴムや合成ゴム等のゴム系の樹脂が用いられ、これらの中でも、ポリブタジエン系、ニトリル系、クロロプレン系等の合成ゴムが好適に用いられる。
具体的には、アクリルゴム(ACM)、ニトリルゴム(NBR)、イソプレンゴム(IR)、ウレタンゴム(U)、エチレンプロピレンゴム(EPM、EPDM)、クロロスルホン化ポリエチレン(CSM)、エピクロルヒドリンゴム(CO、ECO)、クロロプレンゴム(CR)、シリコーンゴム(Q)、スチレン・ブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)、フッ素ゴム(FKM)、ポリイソブチレン(ブチルゴムIIR)等が挙げられる。これらは単独で用いても、複数を混合して用いてもよい。
これらの中でも、疎水性の合成樹脂は、スチレン・ブタジエンゴム(SBR)であることが好ましい。この場合、十分な疎水性を発揮できると共に、紙への接着性がより優れるものとなる。
具体的には、アクリルゴム(ACM)、ニトリルゴム(NBR)、イソプレンゴム(IR)、ウレタンゴム(U)、エチレンプロピレンゴム(EPM、EPDM)、クロロスルホン化ポリエチレン(CSM)、エピクロルヒドリンゴム(CO、ECO)、クロロプレンゴム(CR)、シリコーンゴム(Q)、スチレン・ブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)、フッ素ゴム(FKM)、ポリイソブチレン(ブチルゴムIIR)等が挙げられる。これらは単独で用いても、複数を混合して用いてもよい。
これらの中でも、疎水性の合成樹脂は、スチレン・ブタジエンゴム(SBR)であることが好ましい。この場合、十分な疎水性を発揮できると共に、紙への接着性がより優れるものとなる。
表示紙10において、第1塗料は、ミネラルスピリットと、マット剤(艶消剤)とを更に含有する。
ここで、マット剤としては、公知のものが適宜用いられる。
ここで、マット剤としては、公知のものが適宜用いられる。
第1塗料は、ミネラルスピリットを含有することにより、紙への浸透性がより向上する。
また、マット剤を含有することにより、塗料の付与部分の光沢を抑えることができる。
これにより、柄部1と非柄部2との光沢の度合いを近付けることができるので、表示紙10が吸水していない状態のときの柄部1と非柄部2との見た目の差異を小さくすることができる。
また、マット剤を含有することにより、塗料の付与部分の光沢を抑えることができる。
これにより、柄部1と非柄部2との光沢の度合いを近付けることができるので、表示紙10が吸水していない状態のときの柄部1と非柄部2との見た目の差異を小さくすることができる。
第1塗料に含まれる疎水性の合成樹脂とミネラルスピリットとの配合比率は、合成樹脂1質量部に対して、ミネラルスピリットが0.75~6質量部であることが好ましい。
また、第1塗料に対するマット剤の配合割合は、0.5~1.5質量%であることが好ましい。
また、第1塗料に対するマット剤の配合割合は、0.5~1.5質量%であることが好ましい。
第1塗料は、ミネラルスピリットの他に、ベンゼン、キシレン、トルエン等の疎水性の溶剤が含まれていてもよい。これにより、疎水性の合成樹脂を均一に分散又は溶解させることができる。
第1塗料は、これらの他に、酸化チタン、カーボンブラック、銅化合物等の顔料、アルコール類、乳化剤、防腐剤、潤滑剤、酸化防止剤、増粘剤等が含まれていてもよい。
第1塗料は、これらの他に、酸化チタン、カーボンブラック、銅化合物等の顔料、アルコール類、乳化剤、防腐剤、潤滑剤、酸化防止剤、増粘剤等が含まれていてもよい。
一方、表示紙10においては、疎水性の紙を用いる場合、より親水性の合成樹脂を含有する塗料(以下便宜的に「第2塗料」という。)を用いることが好ましい。なお、この場合、第2塗料を付与した領域が、親水性となるので柄部1となり、第2塗料が付与されていない領域が、疎水性となるので非柄部2となる。
これにより、柄部1と非柄部2との親水性の差が大きくなり、吸水時に現出した柄部1が更に視認され易くなる。
これにより、柄部1と非柄部2との親水性の差が大きくなり、吸水時に現出した柄部1が更に視認され易くなる。
親水性の合成樹脂としては、アルキド樹脂、アクリル樹脂、アミノ樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、シリコン樹脂、フッ素樹脂、アクリルシリコン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、紫外線硬化樹脂、フェノール樹脂、塩化ビニル樹脂等が好適に用いられる。これらは単独で用いても、複数を混合して用いてもよい。
これらの中でも、親水性の合成樹脂は、アクリル樹脂であることが好ましい。この場合、十分な親水性を発揮できると共に、紙への接着性がより優れるものとなる。
質量部に対して、グリコール系溶剤が0.5~2質量部であることが好ましい。
これらの中でも、親水性の合成樹脂は、アクリル樹脂であることが好ましい。この場合、十分な親水性を発揮できると共に、紙への接着性がより優れるものとなる。
質量部に対して、グリコール系溶剤が0.5~2質量部であることが好ましい。
表示紙10において、第2塗料は、グリコール系溶剤と、マット剤とを更に含有する。ここで、グリコール系溶剤としては、グリコールエステル系、グリコールエーテル系等が好適に用いられる。これらは単独で用いても、複数を混合して用いてもよい。
これらの中でも、グリコール系溶剤は、第2塗料への溶解性、第2塗料の紙への浸透性の観点から、グリコールエステル系を用いることが好ましい。
これらの中でも、グリコール系溶剤は、第2塗料への溶解性、第2塗料の紙への浸透性の観点から、グリコールエステル系を用いることが好ましい。
第2塗料は、グリコール系溶剤を含有することにより、紙への浸透性が向上する。
また、マット剤を含有することにより、塗料の付与部分の光沢を抑えることができる。これにより、柄部1と非柄部2との光沢の度合いを近付けることができるので、非吸水時の柄部1と非柄部2との見た目の差異を極めて小さくすることができる。
また、マット剤を含有することにより、塗料の付与部分の光沢を抑えることができる。これにより、柄部1と非柄部2との光沢の度合いを近付けることができるので、非吸水時の柄部1と非柄部2との見た目の差異を極めて小さくすることができる。
第2塗料に含まれる親水性の合成樹脂とグリコール系溶剤との配合比率は、合成樹脂1 また、第2塗料に対するマット剤の配合割合は、0.1~1.0質量%であることが好ましい。
第2塗料は、媒体として、水、アルコール類等の親水性の溶媒が用いられる。これにより、親水性の合成樹脂を均一に分散又は溶解させることができる。
第2塗料は、これらの他に、酸化チタン、カーボンブラック、銅化合物等の顔料、アルコール類、乳化剤、防腐剤、酸化防止剤、消泡剤、増粘剤等が含まれていてもよい。
第2塗料は、これらの他に、酸化チタン、カーボンブラック、銅化合物等の顔料、アルコール類、乳化剤、防腐剤、酸化防止剤、消泡剤、増粘剤等が含まれていてもよい。
次に、表示紙10の製造方法の第1実施形態について説明する。
まず、第1実施形態に係る表示紙10の製造方法においては、(親水性の)紙に、表現したい柄をベタ抜きにして、第1塗料を浸透させるように付与する。すなわち、柄部1には第1塗料が付与されず、非柄部2に第1塗料が付与されることになる。
まず、第1実施形態に係る表示紙10の製造方法においては、(親水性の)紙に、表現したい柄をベタ抜きにして、第1塗料を浸透させるように付与する。すなわち、柄部1には第1塗料が付与されず、非柄部2に第1塗料が付与されることになる。
付与方法としては、特に限定されないが、スクリーン印刷、グラビア印刷、オフセット印刷、シルク印刷、フレキソ印刷等が挙げられる。
これらの中でも、付与方法は、浸透性の観点から、スクリーン印刷を用いることが好ましい。なお、かかるスクリーン印刷は、一般的な条件で行えばよい。
これらの中でも、付与方法は、浸透性の観点から、スクリーン印刷を用いることが好ましい。なお、かかるスクリーン印刷は、一般的な条件で行えばよい。
そして、60~70℃で強制的に加熱する。第1塗料に含まれる溶剤は、比較的容易に揮発するので、60~70℃という温和な温度条件下で、疎水性の合成樹脂を、固化乾燥させることができる。
第1実施形態に係る表示紙10の製造方法においては、温和な条件下で一挙に固化乾燥することにより、合成樹脂が緻密に充填される。これにより、水の浸入を確実に抑制することが可能となる。
第1実施形態に係る表示紙10の製造方法においては、温和な条件下で一挙に固化乾燥することにより、合成樹脂が緻密に充填される。これにより、水の浸入を確実に抑制することが可能となる。
こうして得られる表示紙10は、水に漬けると、柄部1に水が染み込んで、柄部1が現出するようになる。
このように、第1実施形態に係る表示紙10の製造方法によれば、非吸水時の隠蔽性に優れ、且つ吸水時には柄部1が視認しやすくなる表示紙10を比較的容易に製造することができる。
このように、第1実施形態に係る表示紙10の製造方法によれば、非吸水時の隠蔽性に優れ、且つ吸水時には柄部1が視認しやすくなる表示紙10を比較的容易に製造することができる。
次に、表示紙10の製造方法の第2実施形態について説明する。
まず、第2実施形態に係る表示紙10の製造方法においては、(疎水性の)紙の表現したい柄の部分に、第2塗料を浸透させるように付与する。すなわち、柄部1に第2塗料が付与され、非柄部2には第2塗料が付与されないことになる。なお、付与方法は、第1実施形態に係る表示紙10の製造方法と同様である。
まず、第2実施形態に係る表示紙10の製造方法においては、(疎水性の)紙の表現したい柄の部分に、第2塗料を浸透させるように付与する。すなわち、柄部1に第2塗料が付与され、非柄部2には第2塗料が付与されないことになる。なお、付与方法は、第1実施形態に係る表示紙10の製造方法と同様である。
そして、60~70℃で強制的に加熱して指触乾燥させる。これにより、溶媒の多くが揮発し、親水性の合成樹脂が紙に仮固着される。
その後、12時間以上空冷して固化乾燥させる。このとき、グリコール系溶剤等の揮発し難い成分が、仮固着された合成樹脂の内部から徐々に揮発することになるので、合成樹脂にミクロポーラスが形成されることになる。
第2実施形態に係る表示紙10の製造方法においては、単に親水性の合成樹脂を付与するだけでなく、ミクロポーラスを形成することにより、水の浸入をより一層促進することが可能となる。
その後、12時間以上空冷して固化乾燥させる。このとき、グリコール系溶剤等の揮発し難い成分が、仮固着された合成樹脂の内部から徐々に揮発することになるので、合成樹脂にミクロポーラスが形成されることになる。
第2実施形態に係る表示紙10の製造方法においては、単に親水性の合成樹脂を付与するだけでなく、ミクロポーラスを形成することにより、水の浸入をより一層促進することが可能となる。
こうして得られる表示紙10は、水に漬けると、柄部1に水が染み込んで、柄部1が現出するようになる。
このように、第2実施形態に係る表示紙10の製造方法によれば、非吸水時の隠蔽性に優れ、且つ吸水時には柄部1が視認しやすくなる表示紙10を比較的容易に製造することができる。
このように、第2実施形態に係る表示紙10の製造方法によれば、非吸水時の隠蔽性に優れ、且つ吸水時には柄部1が視認しやすくなる表示紙10を比較的容易に製造することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、本実施形態に係る表示紙10においては、植物等の繊維からなる紙が用いられるが、直径100μm以下の細長い繊維状であれば、鉱物、金属、動物由来の物質、合成樹脂からなる紙であってもよい。
また、紙は、和紙であっても、洋紙であってもよく、不織布であってもよい。
また、紙は、和紙であっても、洋紙であってもよく、不織布であってもよい。
本実施形態に係る表示紙10においては、親水性の紙に対して、より疎水性の合成樹脂を付与しているが、紙は親水性に限定されない。但し、柄部1と非柄部2とに親水性の差が生じる必要がある。
また、疎水性の紙に対して、より親水性の合成樹脂を付与しているが、紙は疎水性に限定されない。但し、柄部1と非柄部2とに親水性の差が生じる必要がある。
また、疎水性の紙に対して、より親水性の合成樹脂を付与しているが、紙は疎水性に限定されない。但し、柄部1と非柄部2とに親水性の差が生じる必要がある。
本実施形態に係る表示紙10においては、紙に対し、第1塗料又は第2塗料を付与しているが、第1塗料と第2塗料の両方をそれぞれ別々の領域に付与してもよい。この場合、疎水性の合成樹脂を含む第1塗料を付与した領域が非柄部2となり、親水性の合成樹脂を含む第2塗料を付与した領域が柄部1となる。
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
紙(商品名:淡クリームキンマリ、製造元:北越紀州製紙株式会社、JIS-P8140に準拠し、水との接触時間60秒で測定した吸水度:36.6g/m2)の非柄部となる部分に、15質量部のSBRと、40質量部のミネラルスピリットと、1質量部のマット剤(艶消剤)と、1質量部のキシレンとからなる第1塗料を付与した。
付与方法は、250メッシュの版を用い、クロロプレン系73度のスキージを用いたスクリーン印刷で行った。
そして、60~70℃で45~90秒間、強制的に加熱して固化乾燥することにより表示紙を得た。
紙(商品名:淡クリームキンマリ、製造元:北越紀州製紙株式会社、JIS-P8140に準拠し、水との接触時間60秒で測定した吸水度:36.6g/m2)の非柄部となる部分に、15質量部のSBRと、40質量部のミネラルスピリットと、1質量部のマット剤(艶消剤)と、1質量部のキシレンとからなる第1塗料を付与した。
付与方法は、250メッシュの版を用い、クロロプレン系73度のスキージを用いたスクリーン印刷で行った。
そして、60~70℃で45~90秒間、強制的に加熱して固化乾燥することにより表示紙を得た。
(実施例2)
紙(商品名:はまゆう、製造元:北越紀州製紙株式会社、JIS-P8140に準拠し、水との接触時間60秒で測定した吸水度:24.4g/m2)の柄部となる部分に、15質量部のアクリル樹脂と、60質量部の水と、10質量部のグリコールエステル系溶剤と、0.5質量部のマット剤(艶消剤)と、5質量部の顔料とからなる第2塗料を付与した。
付与方法は、200メッシュの版を用い、クロロプレン系73度のスキージを用いたスクリーン印刷で行った。
そして、60~70℃で45~90秒間、強制的に加熱して指触乾燥し、12時間空冷して固化乾燥することにより表示紙を得た。
紙(商品名:はまゆう、製造元:北越紀州製紙株式会社、JIS-P8140に準拠し、水との接触時間60秒で測定した吸水度:24.4g/m2)の柄部となる部分に、15質量部のアクリル樹脂と、60質量部の水と、10質量部のグリコールエステル系溶剤と、0.5質量部のマット剤(艶消剤)と、5質量部の顔料とからなる第2塗料を付与した。
付与方法は、200メッシュの版を用い、クロロプレン系73度のスキージを用いたスクリーン印刷で行った。
そして、60~70℃で45~90秒間、強制的に加熱して指触乾燥し、12時間空冷して固化乾燥することにより表示紙を得た。
(比較例1)
市販の水筆紙(商品名)(製造元:株式会社パイロットコーポレーション)を用いた。
(評価1)
実施例1及び2で得られた表示紙の柄部及び非柄部の吸水度を測定した。該吸水度は、JIS-P8140に準拠し、水との接触時間60秒で測定した。得られた結果を表1に示す。
市販の水筆紙(商品名)(製造元:株式会社パイロットコーポレーション)を用いた。
(評価1)
実施例1及び2で得られた表示紙の柄部及び非柄部の吸水度を測定した。該吸水度は、JIS-P8140に準拠し、水との接触時間60秒で測定した。得られた結果を表1に示す。
(評価2)
実施例1及び2並びに比較例1で得られた表示紙の隠蔽性を目視にて確認した。隠蔽性の評価は、柄が完全に隠蔽されているものを「◎」、柄が略隠蔽されているものを「○」、凝視すると柄が視認できるものを「△」、柄が視認できるものを「×」とした。得られた結果を表1に示す。
実施例1及び2並びに比較例1で得られた表示紙の隠蔽性を目視にて確認した。隠蔽性の評価は、柄が完全に隠蔽されているものを「◎」、柄が略隠蔽されているものを「○」、凝視すると柄が視認できるものを「△」、柄が視認できるものを「×」とした。得られた結果を表1に示す。
表1に示す結果より、本発明の表示紙によれば、非吸水時における隠蔽性が極めて優れることを確認できた。
本発明の表示紙は、外見上は情報を伏せたい占いやおみくじ、外見上は回答を伏せたい問題集等に好適に用いられる。本発明の表示紙によれば、比較的容易に製造することができ、非吸水時における隠蔽性が優れる。
1・・・柄部
2・・・非柄部
10・・・表示紙
2・・・非柄部
10・・・表示紙
Claims (10)
- 紙の一部に、該紙よりも親水性又は該紙よりも疎水性の合成樹脂を含有する塗料を浸透させて付与することにより得られる表示紙であって、
親水性の柄部と、該柄部よりも親水性が劣る非柄部と、を備え、
吸水することにより、前記柄部のみが半透明となる表示紙。 - 前記紙の繊維間に前記合成樹脂が充填されている請求項1記載の表示紙。
- JIS-P8140に準拠し、水との接触時間60秒で測定した前記柄部の吸水度A(g/m2)と、JIS-P8140に準拠し、水との接触時間60秒で測定した前記非柄部の吸水度B(g/m2)とが、
A-B≧10(g/m2)
の関係を満たす請求項1又は2に記載の表示紙。 - 前記塗料が、マット剤を更に含有する請求項1~3のいずれか1項に記載の表示紙。
- 前記合成樹脂が前記紙よりも疎水性であり、
前記塗料が付与された領域が非柄部となる請求項1~4のいずれか1項に記載の表示紙。 - 前記塗料が、ミネラルスピリットを更に含有する請求項5記載の表示紙。
- 前記合成樹脂が前記紙よりも親水性であり、
前記塗料が付与された領域が柄部となる請求項1~4のいずれか1項に記載の表示紙。 - 前記塗料が、グリコール系溶剤を更に含有する請求項7記載の表示紙。
- 請求項5又は6に記載の表示紙の製造方法であって、
前記紙の一部に、前記塗料を浸透させるように付与し、60~70℃で強制的に加熱することにより前記塗料を固化乾燥させる表示紙の製造方法。 - 請求項7又は8に記載の表示紙の製造方法であって、
前記紙の一部に、前記塗料を浸透させるように付与し、60~70℃で強制的に加熱することにより指触乾燥させ、その後、12時間以上空冷することにより固化乾燥させる表示紙の製造方法。
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JP2017087712A (ja) * | 2015-11-13 | 2017-05-25 | 江原国立大学産学協力団 | 隠顕印刷物及び隠顕印刷物の印刷方法 |
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2013
- 2013-03-29 WO PCT/JP2013/002165 patent/WO2013145772A1/ja active Application Filing
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