WO2013084597A1 - ホイール式作業車両 - Google Patents

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Abstract

 ホイール式作業車両において、シャーシおよびこのシャーシに取り付けるフロントアタッチメントとリアアタッチメントとの規格化を可能にして、ホイール式作業車両の開発効率と生産効率を向上させる。 ホイール式作業車両は、上部旋回体とこの上部旋回体と丸胴において接続し前輪および後輪を有する下部走行体とを備える。下部走行体は前後方向に延び丸胴を備えたシャーシを有する。シャーシは、丸胴部を備えた中央シャーシと、中央シャーシの前部に接続する前シャーシと中央シャーシの後部に接続する後シャーシとの3分割構造である。前シャーシには前輪を回転駆動する前輪軸が取り付け可能であるとともにその前端にフロント側アタッチメントを取り付け可能である。後シャーシには後輪を回転駆動する後輪軸が取り付け可能であるとともにその後端にリア側アタッチメントが取り付け可能に形成されている。

Description

ホイール式作業車両
 本発明はホイール式作業車両に係り、特にホイール式の油圧ショベルに関する。
 ホイール式作業車両の一種であるホイール式油圧ショベルは、下部走行体と上部旋回体とを有している。上部旋回体は下部走行体上に旋回可能に搭載されており、作業装置が前部に取り付けられている。下部走行体は、前後方向に延びるシャーシとこのシャーシに取り付けた左右の後輪と左右の前輪とを有する。シャーシには、アウトリガ装置や排土装置(ブレード)、カラムパイプ等の作業用または姿勢保持用のアタッチメントが取り付けられる。
 ホイール式油圧ショベルがアウトリガを有するときは、作業現場に向けて一般道路を走行して作業現場に到着した後、下部走行体のシャーシに取付けられたアウトリガ装置を作業現場の地面に接地させて車体をジャッキアップする。そして、アウトリガ装置によって車体を安定させた状態で、作業装置を用いて土砂の掘削作業等を行う。
 このような従来のホイール式作業車両の例が、特許文献1に記載されている。この公報に記載の作業車両では、シャーシ側端板に対するアタッチメント側端板の位置決めを容易にするため、シャーシ側端板の下端側にピン嵌合穴を有するピン嵌合板を固着し、アウトリガ装置に設けたアタッチメント側端板の下端側にシャーシ側に張出す張出し板部を設けている。さらに、張り出し板部の上面側にガイドピンを突設している。
 従来のホイール式作業車両の他の例が、特許文献2に記載されている。この公報に記載のホイール式建設機械では、作業機を備えた上部旋回体と、走行装置を備えた下部シャーシとにより構成されるホイール式建設機械の下部シャーシに搭載した走行装置が、不整地作業時に乗り上げ等で損傷するのを防止するため、下部シャーシのフレームを薄肉の板金一体構成で断面形状が舟型の側板と、上面板とより構成している。そして、車軸や油圧モータ、変速機、プロペラシャフト等を側板の内側に配設している。ホイールは、フレームに固着したブラケットに支持部材を介して装着している。
 従来のホイール式作業車両のさらに他の例が、特許文献3に記載されている。この公報に記載のホイール式建設機械では、コンポーネントの下からの突き上げを防止するために、フレームを前方の舟型構造部と後方のはしご型構造部とで一体構成している。そして、側面板と底板よりなる舟形構造部の内部にラジエータ、エンジン、変速機を収納して下からの突き上げを防止している。
特許文献1:特開2011-12512号公報
特許文献2:特開平6-173297号公報
特許文献3:特開平9-316927号公報
 ところで、ホイール式作業車両では、車体重量や作業内容に応じて各種の機種が用意されており、この機種の違いはシャーシの違いとして実現している。つまり、シャーシに要求される強度やシャーシに取り付けられるアクセサリーの種類等により、多様なシャーシを必要としている。
 一方、ホイール式作業車両は公道の走行を可能にするものであるから、公道に適用される規則を遵守しなければならず、作業車両には車検等により種々の規制が設けられている。その結果、ホイール式の作業車両に適用できるフロント側のアタッチメントおよびリア側のアタッチメントの大きさ等も制限を受けるので、これらのアタッチメントを規格化し、標準化することが好ましい。そして、この規格化されたアタッチメントに応じてシャーシも標準化すれば、機種の低減と開発効率の向上および生産効率の向上が可能になる。
 上記各特許文献に記載のホイール式作業機械では、アタッチメントの組み立て精度や不整地での突き上げ防止については考慮されているものの、公道の走行が可能であることを利用して機種を標準化し、開発効率および生産効率を向上させることについては、十分には考慮されていない。
 本発明は上記従来技術の不具合に鑑みなされたものであり、その目的は、ホイール式作業車両において、シャーシおよびこのシャーシに取り付けるフロントアタッチメントとリアアタッチメントとの規格化を可能にして、ホイール式作業車両の開発効率と生産効率を向上させることにある。本発明の他の目的は、ホイール式作業車両においてシャーシを分割構造として、生産効率および開発効率を向上させることにある。
 上記目的を達成する本発明の特徴は、作業者が搭乗するキャブと作業に用いる作業機とを有する上部旋回体と、この上部旋回体と丸胴部に設けられる旋回輪を介して旋回可能に接続し前輪および後輪を有する下部走行体とを備えたホイール式作業車両において、前記下部走行体は前後方向に延び前記丸胴を備えたシャーシを有し、このシャーシは、前記丸胴部を備えた中央シャーシと、この中央シャーシの前部に接続され、前記前輪用の車軸取付け部を有する前シャーシと、前記中央シャーシの後部に接続され、前記後輪用の車軸取付け部を有する後シャーシとの3分割構造であり、前記前シャーシは前端にフロント側アタッチメントが取り付け可能に形成され、前記後シャーシは後端にリア側アタッチメントが取り付け可能に形成されていることにある。
 そしてこの特徴において、前記中央シャーシと前記前シャーシとの接続部は、前記シャーシの幅方向長さWが前後方向において最も小さくなる部分近傍であることが望ましく、前記中央シャーシと前記前シャーシとの接続部近傍に前記前シャーシに接続するフロントアタッチメントヘ圧油を導く油圧ホースの接続部を形成し、前記中央シャーシと前記後シャーシとの接続部近傍に前記後シャーシに接続するリアアタッチメントヘ圧油を導く油圧ホースの接続部をそれぞれ形成するのがよい。
 また上記特徴において、前記前シャーシに接続するフロントアタッチメントおよび前記後シャーシに接続するリアタッチメントは、排土装置およびアウトリガ装置、クラム用パイプ、ボルトオンアタッチメントのいずれかであるのがよく、前記中央シャーシと前記前シャーシおよび前記中央シャーシと前記後シャーシとの接続は、溶接、ボルト締結、ピン締結、ボルト締結とピン締結の併用のいずれかであることが好ましい。
 本発明によれば、シャーシを前輪用の車軸取付部を有する前シャーシと、旋回輪が装着される丸胴部を有する中央シャーシと、後輪用の車軸取付け部を有する後シャーシの3分割構造とし、前輪軸取付部はフロントアタッチメントと一体化可能であり、後輪軸取付部はリアアタッチメントと一体化可能なので、丸胴部を変えるだけで多種の使用に対応でき、ホイール式作業車両の開発効率と生産効率が向上する。
本発明に係るホイール式作業車両の一実施例の側面図である。 本発明に係るホイール式作業車両のシャーシの一実施例の斜視図である。 図2に示したシャーシの組み合わせを示す斜視図である。 シャーシの他の実施例の組み合わせを示す斜視図である。 シャーシのさらに他の実施例の組み合わせを示す斜視図である。 油圧配管を説明する斜視図である。
 以下、本発明に係るホイール式作業車両の一実施例を、ホイール式油圧ショベルを用いて説明する。なお、以下の説明においては、ホイール式油圧ショベルについて説明するが、本発明のホイール式作業車両は油圧ショベルに限るものではなく、クレーン等の公道を走行可能な作業車両にも適用できる。
 図1は、ホイール式油圧ショベル50の側面図である。ホイール式油圧ショベル50は、シャーシ11を有するホイール式の下部走行体2と、下部走行体2上に旋回輪3を介して旋回可能に搭載された上部旋回体4とを有している。上部旋回体4の前部には作業装置9の基端側が取り付けられている。シャーシ11の前方には、ホイール式油圧ショベル50の作業装置9を動作させるときに、ホイール式油圧ショベル50を地面に対し保持するアウトリガ装置21が取り付けられている。
 ホイール式油圧ショベル50は、ホイール式の下部走行体2を駆動して一般道路を走行可能である。また、作業現場においては、アウトリガ装置21を張り出して、ホイール式油圧ショベル50を固定し、作業装置9を用いて土砂の掘削作業等を行う。
 上部旋回体4は、シャーシ11上に旋回輪3を介して旋回可能に取付けられた旋回フレーム5と、旋回フレーム5の前部左側に設けられ運転室となるキャブ6と、旋回フレーム5の後端側に設けられ作業装置9との重量バランスをとるカウンタウェイト7と、カウンタウェイト7の前側に位置するとともに、旋回フレーム5上に設けられた建屋カバー8とを有している。キャブ6内には、図示しないが、オペレータが着席する運転席や、左右の前輪15をステアリング操作するためのハンドル、作業装置9を操作するための操作レバー等が配置されている。建屋カバー8内には、これも図示しないが、原動機としてのエンジンや油圧ポンプ等が収容されている。
 作業装置9は、上部旋回体4の前部側に俯仰動可能に設けられている。作業装置9は、基端側が旋回フレーム5の前部側に上下方向に回動可能に取付けられたロアブーム9Aと、ロアブーム9Aの先端側に回動可能に取付けられたアッパブーム9Bと、アッパブーム9Bの先端側に回動可能に取付けられたアーム9Cと、アーム9Cの先端側に回動可能に取付けられたバケット9Dとを連接して構成されている。そして、各アーム9A、9Bやブーム9C、9Dは、それぞれブームシリンダ9Eおよびポジショニングシリンダ9F、アームシリンダ9G、バケットシリンダ9Hにより駆動される。つまり、これらのシリンダ9E~9Hが伸長および収縮することにより、各アーム9A、9Bやブーム9C、9Dは回動運動する。
 シャーシ11は、下部走行体2のベースとなっている。図2に、シャーシ11A(図2(b)参照)およびシャーシ11B(図2(a)参照)を、斜視図で詳細に示す。ここで、シャーシ11Aは大型のシャーシであり、シャーシ11Bは小型のシャーシである。各シャーシ11A、11Bともに、前シャーシ120と、中央シャーシ110(210)と後シャーシ130とで構成されている。
 各シャーシ110~130、210は、詳細を後述するが、前後方向に延びる天板、この天板と上下方向で対面する底板、天板と底板との間に配置され左右方向で対面する左右の側板とにより囲まれた断面四角形のボックス構造体として形成されている。そして、各シャーシ110~130、210の、前後方向の端部には、矩形状の端板が必要に応じて取り付けられている。
 ここで、本発明の特徴的事項であるが、各シャーシ11A、11Bにおいては、前シャーシ120と後シャーシ130とは両シャーシ11A、11Bで共通である。したがって、シャーシ11Aを構成する中央シャーシ110の前側端板315の幅Wとシャーシ11Bを構成する中央シャーシ210の前側端板325の幅Wは同じであり、シャーシ11Aを構成する中央シャーシ110の後側端板314の幅Wとシャーシ11Bを構成する中央シャーシ210の後側端板324の幅Wは同じである。各シャーシ110~130、210の垂直方向の高さはほぼ同一である。
 上述したように、各中央シャーシ110、210の上面には上部旋回体4を回転可能に接続するための丸胴12が設けられている。大型シャーシ11Aと小型シャーシ11Bは前後方向の長さが異なっている。そのため、各シャーシ11A、11Bの中央シャーシ110,210は、前後方向の長さが、中央シャーシ110ではLと長く、中央シャーシ210ではLと短くなっている。これに伴い、丸胴12の中心部の径φD1とφDも相違している。
 これらの相違はあるものの、大型のシャーシ11Aと小型のシャーシ11Bとは、その他の点ではほぼ同一となっている。この理由は、これらシャーシ11A、11Bを搭載するホイール式油圧ショベル50が公道を走行可能にするために、各種の規制を満足しなければならないからである。たとえば、車幅や車高等の規制を満足する必要がある。なお、前輪15および後輪16をホイール式油圧ショベル50に取り付けるため、前シャーシ120の下面および後シャーシ130の下面には、それぞれ前輪軸および後輪軸を保持するための車軸取付け部であるブラケット181、182が、ボルト締結または溶接にて取り付けられている。
 図3に、本発明に係るシャーシの第1の実施例を、斜視図で示す。図3(a)は、大型作業車両用の大型シャーシ11Aと小型作業車両用の小型シャーシ11Bに共通に用いられる後シャーシ130の斜視図であり、図3(d)は同様に大型シャーシ11Aと小型シャーシ11Bに共通に用いられる前シャーシ120の斜視図である。図3(b)は小型シャーシ11Bに用いる中間シャーシ210の斜視図であり、図3(c)は大型シャーシ11Aに用いる中間シャーシ110の斜視図である。したがって、大型シャーシ11Aを構成するときは、図3(a)、図3(c)、図3(d)に示したシャーシ130、110、120を前後方向に接続し、小型シャーシ11Bを構成するときは、図3(a)、図3(b)、図3(d)に示したシャーシ130、210、120を前後方向に接続する。
 この第1の実施例では、各シャーシ130と110(210)、および110(210)と120間の接続を溶接により接続している。すなわち、前シャーシ120を、垂直に配置した平板である前側端板327とこの端板327に取り付けたコの字型のシャーシ部347とで構成し、シャーシ部347の前面と端板327とを溶接で接合している。同様に、後シャーシ130を、垂直に配置される後側端板332とコの字型のシャーシ部352とで構成し、シャーシ部352の後面と端板332とを溶接している。前シャーシ120の端板327および後シャーシ130の端板332は、アタッチメントとの接続用フランジとして利用される。したがって、端板327の前面120cおよび端板332の後面130cは、平面になっている。
 大型機用の中央シャーシ110は、前部側が幅狭に形成された箱型のシャーシ部345とこのシャーシ部345の前後両端部に配置された端板315、314とから構成される。シャーシ部345は、天板310と、この天板310に平行な底板313と、天板310と底板313間を接続する左右の側板311、312を有しており、天板310の前後方向中間部には、上部旋回体4を旋回可能に取り付けるための旋回輪3が設けられる丸胴12が配設されている。
 天板310は、後側端板314の位置から丸胴12の中心を通り前後の端板315、314に平行な直線の位置まではほぼ幅方向が一定であるが、この直線位置から前側端板315までは徐々に幅が狭まっており、前側端板315で前シャーシ120を取り付け可能な幅になっている。前後の端板315、314は、前後のシャーシ120,130を取り付けるフランジとして作用するので、前側端板315の前面110aおよび後側端板314の後面110bは平面となっている。
 ここで本実施例の特徴として、前側シャーシ120と中央シャーシ110および後側シャーシ130と中央シャーシ110とは溶接で接続されている。すなわち、前側シャーシ120の端面120aを中央シャーシの端板315の端面110aに溶接する。同様に、後側シャーシ130の端面130aを中央シャーシ110の端板314の端面110bに溶接する。
 小型作業車両用の中央シャーシ210でも大型作業車両用の中央シャーシ110の場合と同様に、前側端板325の端面210aに前側シャーシ120の端面120aが溶接され、後側端板324の端面210bに後側シャーシ130の端面130aが溶接される。小型作業車両用の中央シャーシ210が、前後方向の中間部に丸胴12を取り付けた天板320と、この天板320に平行に配置される底板323と、天板320と底板323とを接続する左右の側板321、322と、前後端に配置した端板325、324とを有するのは、大型作業車両用の中央シャーシ110と同様であるが、前後方向の長さは相違している。なお、前後端板325、324は、大型作業車両用の前後端板315、314と同一形状である。これにより、大型作業車両でも小型作業車両でも、前後シャーシ120、130を共通化できる。
 次に、本発明に係るホイール式作業車両のシャーシの他の実施例を、図4を用いて説明する。本実施例が、図3に示した実施例と異なるのは、前シャーシ121(122)および後シャーシ131を、中央シャーシ110(210)に溶接で取り付ける代わりにボルトで取り付けたことにある。なお、この図4では、前側(フロント側)のアタッチメントもあわせて示している。アタッチメントとしては、排土装置140、141およびアウトリガ装置150、151を示している。
 中央シャーシ110(210)の構造(図4(b)、(c))は、図3に示した場合と同様であるが、前後の端板315、314(325、324)には、フランジ部に複数のボルト孔111a、111b(211a、211b)が形成されている。一方、前後のシャーシ121(122)、131の端板326、331には、周縁部に複数の貫通孔(ボルト孔)121b、122b、130bが形成されている(図4(a)、(d)~(g))。
 前シャーシ121(122)と中央シャーシ110(210)および中央シャーシ110(210)と後シャーシ131は、それぞれの端板314、315(324、325)、326、331に形成された上記ボルト孔に、締結ボルト122d、130dをねじ込むことにより、連結される。このように、本実施例においても、大型作業車両と小型作業車両で前シャーシ121(122)および後シャーシ131を共用化できる。
 なお、前シャーシ121と前シャーシ122の相違は、アタッチメントの取付け方法の相違による。前シャーシ121(図4(d)および図4(g))の場合には、アタッチメントである排土装置140またはアウトリガ151装置を前シャーシ121にボルト締結している。そのため、前シャーシ121の前側端板327の周縁部はフランジ形状となっており複数のボルト孔(図示せず)が形成されており、締結ボルト142、155でボルト締結されている。図4(h)に図4(d)のX部を、図4(j)に、図4(g)のY部を拡大して示す。
 排土装置140は、前部に排土板144を有しており、図示しない油圧シリンダによりその姿勢を変更される。排土装置140は、地表面を削り取る作業等に利用される。アウトリガ1装置151は、その左右両側に回転軸153を中心に回動可能なアウトリガフロート152を有し、図示しないアウトリガシリンダにより駆動される。アウトリガ装置151は、ホイール式油圧ショベル50を安定保持する。このアウトリガ装置151では、前シャーシ121との締結のため、周縁部にボルト孔が形成された端板328が後端部に設けられている。
 一方、前シャーシ122(図4(e)および図4(f))の場合には、フロント側のアタッチメントである排土装置141またはアウトリガ装置150を、前シャーシ122に溶接結合している。その他は、ボルト締結の場合と同じである。ここで、アウトリガ装置150の端板328や排土装置の端板329も共通化し、ボルト締結にするときは端板328,329にボルト孔を加工するようにすれば、よりアタッチメントの種類の低減が可能になる。
 本発明に係るホイール式作業車両50のシャーシのさらに他の実施例を、図5を用いて説明する。本実施例が上記各実施例と異なるのは、中央シャーシ110(210)と前後シャーシ120、130の取り付け方法を、溶接やボルト締結に代えてピン結合にしたことにある。
 中央シャーシ110(210)の前側端板315の前面110a(210a)であって幅方向2箇所にピン取り付け孔119が形成されたブラケット118またはピン孔219が形成されたブラケット218を取り付ける。ピン孔119(219)は、中央シャーシ110(210)の幅方向に貫通した孔である。同様に、中央シャーシ110(210)の後側端板314の後面110b(210b)に、ピン孔117(215)が形成されたブラケット116(216)を幅方向2箇所に取り付ける。このピン孔117(215)の貫通方向も幅方向である。
 一方、前シャーシ120の両側板343、344には、貫通孔であるピン孔126が形成されている。そして、前シャーシ120の後側端面120aを中央シャーシ110(210)の前側端板315(325)の前面110a(210a)に当接させ、前シャーシ120の側板343、344に形成したピン孔126に締結用ピン125を幅方向に打ち込む。これにより、前シャーシ120と中央シャーシ110(210)は、強固に締結される。
 同様に、後シャーシ130の両側板341、342に、貫通孔であるピン孔136を形成する。そして、後シャーシ130の前側端面130aを中央シャーシ110(210)の後側端板314(324)の後面110b(210b)に当接させ、後シャーシ130の側板341、342に形成したピン孔136に締結用ピン135を幅方向に打ち込む。これにより、後シャーシ130と中央シャーシ110(210)は、強固に締結される。本実施例においても、大型作業車両と小型作業車両の双方に、前シャーシ120および後シャーシ130を共用できる。その結果、前側のアタッチメントおよび後側のアタッチメントを大型作業車両および小型作業車両の双方で共用できる。
 なお上記各実施例では、リア側のアタッチメントについては説明を省略したが、リア側のアタッチメントもフロント側のアタッチメント同様、溶接またはボルト締結により後シャーシ130の後側端板332に取り付けられる。アタッチメントとしては、アウトリガ装置や排土装置、走行中に作業機を保持するためのクラム用パイプ、ボルトオンアタッチメントを用いる。また、上記実施例ではピンとボルトを別々に使用しているが、ピンとボルトの双方を用いて中央シャーシ110(210)と前後シャーシ120、130を連結するようにしてもよいことは言うまでも無い。
 図6に、後シャーシ130にアウトリガ装置160をアタッチメントとして取り付けた場合の油圧配管の例を斜視図で示す。アウトリガ装置160を駆動するためのアウトリガシリンダ161がアウトリガフロート近傍に配置されており、このアウトリガシリンダ161に圧油を導く油圧ホース162の一端がアウトリガシリンダ161に接続されている。油圧ホース162の他端には油圧コネクタ163が取り付けられており、図示しない油圧ポンプから油圧ホース165で圧油が導かれる。油圧ホース165の端部には油圧コネクタ163と係合する油圧コネクタ164が取り付けられている。これらの油圧コネクタ163、164は、後シャーシ130と中央シャーシ110との接続部近傍で脱着可能になっている。フロント側アタッチメントの場合も、前シャーシ120と中央シャーシ110の接続部近傍で油圧ホースのコネクタが脱着可能になっている。小型機の中央シャーシ210を用いた場合も同様である。
 以上の各実施例によれば、ホイール式作業車両を3分割形状とし、フロント側アタッチメントを取り付ける前シャーシおよびリア側アタッチメントを取り付ける後シャーシを規格化したので、作業車両の要領に応じて中央シャーシを変えるだけで、前シャーシおよび後シャーシ、前後アタッチメントを共用化でき、ホイール式作業車両の設計効率および製作効率が向上する。
2…下部走行体、3…旋回輪、4…上部旋回体、5…旋回フレーム、6…キャブ、7…カウンタウェイト、8…建屋カバー、9…作業装置、9A…ロアブーム、9B…アッパブーム、9C…アーム、9D…バケット、9E…ブームシリンダ、9F…ポジショニングシリンダ、9G…アームシリンダ、9H…バケットシリンダ、11…シャーシ、11A…大型シャーシ組、11B…小型シャーシ組、12…丸胴、15…前輪、16…後輪、21…アウトリガ装置(アタッチメント)、34…排土装置(アタッチメント)50…ホイール式油圧ショベル(作業車両)、110…中央シャーシ(大)、110a…前面、110b…後面、111a、111b…ボルト孔、116…ブラケット(車軸取付け部)、117…ピン孔、118…ブラケット、119…ピン孔、120…前シャーシ、120a…後面、120c…前面、121…前シャーシ、121a…後面、121b…ボルト孔、122a…後面、122b…ボルト孔、122d…締結用ボルト、125…締結用ピン、126…ピン孔、130…後シャーシ、130a…前面、130b…ボルト孔、130c…後面、130d…締結用ボルト、135…締結用ピン、136…ピン孔、140…排土装置(アタッチメント)、141…排土装置(アタッチメント)、142…締結ボルト、144…排土板、210…中央シャーシ(小)、150、151…アウトリガ装置(アタッチメント)、152…アウトリガフロート、153…回動軸、155…締結ボルト、160…後側アウトリガ装置(アタッチメント)、161…アウトリガシリンダ、162…油圧ホース、163,164…油圧コネクタ、165…油圧ホース、181、182…車軸保持ブラケット、210a…前面、210b…後面、211a、211b…ボルト孔、215…ピン孔、216…ブラケット、218…ブラケット、219…ピン孔、310…天板、311、312…側板、313…底板、314…(後側)端板、315…(前側)端板、320…天板、321、322…側板、323…底板、324…(後側)端板、325…(前側)端板、326…(後側)端板、327…(前側)端板、328、329…端板、331…(前側)端板、332…(後側)端板、341~344…側板、345、347、352…シャーシ部。

Claims (5)

  1.  作業者が搭乗するキャブと作業に用いる作業機とを有する上部旋回体と、この上部旋回体と丸胴部に設けられる旋回輪を介して旋回可能に接続し前輪および後輪を有する下部走行体とを備えたホイール式作業車両において、
     前記下部走行体は前後方向に延び前記丸胴を備えたシャーシを有し、このシャーシは、前記丸胴部を備えた中央シャーシと、この中央シャーシの前部に接続され、前記前輪用の車軸取付け部を有する前シャーシと、前記中央シャーシの後部に接続され、前記後輪用の車軸取付け部を有する後シャーシとの3分割構造であり、前記前シャーシは前端にフロント側アタッチメントが取り付け可能に形成され、前記後シャーシは後端にリア側アタッチメントが取り付け可能に形成されていることを特徴とするホイール式作業車両。
  2.  前記中央シャーシと前記前シャーシとの接続部は、前記シャーシの幅方向長さWが前後方向において最も小さくなる部分近傍であることを特徴とする請求項1に記載のホイール式作業車両。
  3.  前記中央シャーシと前記前シャーシとの接続部近傍に前記前シャーシに接続するフロントアタッチメントヘ圧油を導く油圧ホースの接続部を形成し、前記中央シャーシと前記後シャーシとの接続部近傍に前記後シャーシに接続するリアアタッチメントヘ圧油を導く油圧ホースの接続部をそれぞれ形成したことを特徴とする請求項1または2に記載のホイール式作業車両。
  4.  前記前シャーシに接続するフロントアタッチメントおよび前記後シャーシに接続するリアタッチメントは、排土装置およびアウトリガ装置、クラム用パイプ、ボルトオンアタッチメントのいずれかであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のホイール式作業車両。
  5.  前記中央シャーシと前記前シャーシおよび前記中央シャーシと前記後シャーシとの接続は、溶接、ボルト締結、ピン締結、ボルト締結とピン締結の併用のいずれかであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のホイール式作業車両。
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