WO2013047079A1 - 複合光学素子及び撮影光学系 - Google Patents

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WO2013047079A1
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小森一範
高橋範吉
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ペンタックスリコーイメージング株式会社
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    • G02B1/041Lenses
    • GPHYSICS
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    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B13/00Optical objectives specially designed for the purposes specified below
    • G02B13/02Telephoto objectives, i.e. systems of the type + - in which the distance from the front vertex to the image plane is less than the equivalent focal length
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/18Diffraction gratings
    • G02B5/1814Diffraction gratings structurally combined with one or more further optical elements, e.g. lenses, mirrors, prisms or other diffraction gratings

Definitions

  • the present invention it is possible to provide a composite optical element excellent in weather resistance while having good transferability of the diffraction part and being easy to mold, and a photographing optical system including the composite optical element.
  • a method of molding from the first lens 22 side will be described with reference to FIG.
  • a diffractive structure is formed on one surface of the first lens 22, and the diffractive structure is transferred to the surface of the second lens 23.
  • a precursor composition 43 of a fluorene derivative resin constituting the first lens 22 is dropped on the upper surface of the first glass member 42 whose upper surface is formed into a concave surface, and the convex surface on the lower surface.
  • a mold 41 having a grid-shaped molding surface is brought closer to the top.
  • the first glass member 42 is released by pulling the mold 41 upward.
  • the first glass member 42 is released from the mold 41 in a state where the resin composition 43a having a lattice-like diffraction structure transferred to the concave surface is fixed to the upper surface.
  • Comparative Example 1 UV was directly applied to Rumiplus, and in Comparative Example 2, UV was directly applied to Ogsol.
  • Comparative Example 3 as shown in the schematic diagram of FIG. 6, Lumiplus L1 was sandwiched between blue plate glasses G1 and G2, and UV was irradiated from the blue plate glass G1 side.
  • Comparative Example 4 Ogsol was sandwiched between blue plate glasses, and UV was irradiated from the blue plate glass side.
  • Comparative Example 5 Lumiplus and Ogsol were laminated and irradiated with UV from the Lumiplus side, and in Comparative Example 6, Ogsol and Lumiplus were laminated and irradiated with UV from the Ogsol side.

Abstract

回折部の転写性が良く、成型が容易でありながら、耐候性に優れた複合光学素子を提供する。フルオレン誘導体樹脂を含む第1のレンズ(22)と、第1のレンズ(22)に積層され、エピスルフィド樹脂を含む第2のレンズ(23)とを接合し、第1のレンズ(22)と第2のレンズ(23)との接合面(22a)、(23a)に回折構造を形成する。第1のレンズ(22)の接合面(22a)とは反対側の面(22b)に第1のガラス部材(21)を積層させて接合し、第2のレンズ(23)の接合面(23a)とは反対側の面(23b)に第2のガラス部材(24)を積層させて接合する。互いに平行に配置された一対のレンズ(22)、(23)によってレンズの積層構造と回折構造を形成し、この一対のレンズ(22)、(23)を一対のガラス部材(21)、(24)によって挟持することにより複合光学素子(20)を構成する。

Description

複合光学素子及び撮影光学系
 本発明は、複数の材料を積層させ、その積層面に回折構造を有する積層型の複合光学素子及びこの複合光学素子を備えた撮影光学系に関する。
 低屈折率高分散部材と高屈折率低分散部材とを密着させ、その接合面に撮影光学系の色収差を補正するための回折格子が構成された積層型の複合光学素子が知られている。このような複合光学素子は、広い波長範囲で回折効率を向上できるため使用波長の広帯域化を可能とし、また、格子と格子との位置合わせが容易であるという長所を備えている。
 このような複合光学素子において、高屈折率低分散材料として2官能アクリレートであるトリシクロ[5.2.1.02,6]デカンジメタノールジアクリレートと、2官能チオールであるジ(2-メルカプトジエチル)スルフィドとの混合物を使用した例がある(特許文献1参照)。この混合物は粘度が高いため、回折部転写性に問題がある。また、高屈折率低分散材料と低屈折率高分散材料との屈折率差が小さいため、設定する回折段差を高くしなければならず、成型が難しい。そこで、高屈折率低分散材料としてエピスルフィド樹脂(チイラン)を使用した例がある(特許文献2参照)。
 エピスルフィド樹脂は粘度が低いため、高屈折率低分散材料として用いた際の回折部の転写性が良い。また、高屈折率低分散材料と低屈折率高分散材料との屈折率差を大きくとることができるため、設定する回折段差を低くでき、成型が容易となる。
再表2006/068137号公報 特開2010-211115号公報
 しかしながら、エピスルフィド樹脂の複素3員環構造は酸化により壊れやすく、紫外線を受けると化学変化を起して黄変劣化しやすい。このため、特に屋外で使用される用途においては、高屈折率低分散材料としてエピスルフィド化合物を用いると耐候性の点で問題がある。
 そこで、本発明は、回折部の転写性が良く、成型が容易でありながら、耐候性に優れた複合光学素子及びこの複合光学素子を備えた撮影光学系を提供することを課題としている。
 本発明に係る複合光学素子は、フルオレン誘導体を含む第1のレンズと、第1のレンズに積層され、エピスルフィドを含む第2のレンズと、第1のレンズと第2のレンズとの接合面に形成された回折構造とを備えた複合光学素子であって、第1のレンズの接合面とは反対側の面に、第1のガラス部材を積層させたことを特徴とする。
 本発明によれば、第1のレンズの接合面とは反対側の面に第1のガラス部材を積層させたことにより酸素の透過が遮断されるため、第1及び第2のレンズの酸化が防止され、回折部の転写性が良く、成型が容易でありながら耐候性に優れた複合光学素子が得られる。
 第2のレンズの耐候性の向上のためには、第2のレンズの接合面とは反対側の面に第2のガラス部材を積層させることが好ましい。第2のガラス部材により、第2のレンズへの酸素の透過が遮断される。
 本発明に係る複合光学素子は、エピスルフィド樹脂を含む第1のレンズと、第1のレンズに積層され、フルオレン誘導体樹脂を含む第2のレンズと第1のレンズと第2のレンズとの接合面に形成された回折構造とを備えた複合光学素子であって、第1のレンズの接合面とは反対側の面に、第1のガラス部材を積層させても構わない。第1のガラス部材を積層させたことにより酸素の透過が遮断されるため、第1及び第2のレンズの酸化が防止される。この場合においても、第2のレンズの接合面とは反対側の面に第2のガラス部材を積層させることにより、第2のレンズへの酸素の透過が遮断され、更に耐候性が向上する。
 本発明に係る複合光学素子は、フルオレン誘導体樹脂を含む第1のレンズと、この第1のレンズに積層され、エピスルフィド樹脂を含む第2のレンズと、第1のレンズと第2のレンズとの接合面に形成された回折構造とを備えた複合光学素子であって、第2のレンズの接合面とは反対側の面に、ガラス部材を積層させる構成でも構わない。この構成により、第1のレンズにより第2のレンズに対する酸素の透過が遮断されるため、第2のレンズの酸化が防止される。
 本発明に係る撮影光学系は、上記した本発明に係る複合光学素子を光路中に含むことを特徴とする。本発明によれば、回折部の転写性が良く、成型が容易でありながら耐候性に優れた撮影光学系が得られる。
 本発明によれば、回折部の転写性が良く、成型が容易でありながら、耐候性に優れた複合光学素子及びこの複合光学素子を備えた撮影光学系を提供することが可能となる。
本発明の実施形態に係る複合光学素子を適用した防犯カメラの外観斜視図である。 本発明の実施形態に係る複合光学素子を適用した防犯カメラのレンズの全系を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る複合光学素子の模式的な断面図である。 本発明の実施形態に係る複合光学素子を作成するための工程を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る複合光学素子を作成するための別の工程を示す説明図である。 UV暴露試験を説明する説明図である。 UV暴露試験を説明する説明図である。 UV暴露試験の結果を示すグラフである。 UV暴露試験の結果を示すグラフである。 UV暴露試験の結果を示すグラフである。 図10の部分拡大図である。 UV暴露試験の結果を示すグラフである UV暴露試験で得られた資料のFT-IRスペクトルである。 UV暴露試験で得られた資料のFT-IRスペクトルである。 UV暴露試験で得られた資料のFT-IRスペクトルである。 UV暴露試験で得られた資料のFT-IRスペクトルである。
 10 防犯カメラ
 20 複合光学素子
 21 第1のガラス部材
 22 第1のレンズ
 22a 接合面
 23 第2のレンズ
 23a 接合面
 24 第2のガラス部材
 L 光軸
 以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。本発明の実施形態に係る複合光学素子は、デジタルカメラやビデオカメラ、防犯カメラ等の屋外で使用されるカメラの撮像光学系の光路中に配置される。本実施形態では、複合光学素子を防犯カメラの光路中に配置する例をあげて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る複合光学素子を適用した防犯カメラの外観斜視図であり、図2は防犯カメラのレンズの全系を示す説明図であり、図3は本発明の実施形態に係る複合光学素子の模式的な断面図である。
 本発明の実施形態に係る複合光学素子20(図2参照)は、図1に示す防犯カメラ10の撮像光学系の光路中に光軸Lに沿って配置される図2に示す撮影光学系を構成するレンズ群のうち、最も光の入射側(被写体側)に配置される第1群レンズを構成する。
 図3に示すように、複合光学素子20は凸状のレンズであり、防犯カメラ10の光の入射側(被写体側)から第1のガラス部材21、第1のレンズ22、第2のレンズ23、第2のガラス部材24の順に光軸Lに沿って配置されて接合された積層構造を備える。第1のレンズ22と第2のレンズ23との境界面は、接合面22a、23aとなっている。接合面22a、23aは、光軸Lと一致する中央部から外周部に向かって所定の格子ピッチで溝が形成された回折面となっており、接合面22a、23aにより回折構造が形成される。例えば、複合光学素子20の外径が30.7mmの場合、格子の高さは16μmとし、格子のピッチは周辺に行くほど小さく、中心付近で5.1mm、周辺部で0.9mmとなるように設定される。回折構造の格子の向き、すなわち鋸歯の向きは、例えば第2のレンズ23の接合面23aでは、光軸Lと中央部から外周部に向かうように設定されている。つまり、光束の入射する格子面と格子壁面とによって構成される格子頂角が、第1及び第2のレンズ22、23の中央部から外周部に向かって徐々に小さくなる方向に傾くように形成される。このように、本発明の実施形態に係る複合光学素子20は、互いに平行に配置された一対のレンズ22、23とによって積層構造と回折構造が形成されており、この一対のレンズ22、23を挟持するように一対のガラス部材21、24が接合されている。
 第1のレンズ22の接合面22aとは反対側の面22bには、反対側の面22bの全面を覆うように第1のガラス部材21が接合される。第1のレンズ22は、低屈折率高分散の材料により作られ、フルオレン誘導体樹脂を含む。ここにおいて、フルオレン誘導体とは、フルオレンに各種のベンゼン環を結合させることによりカルド構造が形成された化合物である。このカルド構造を有することにより、フルオレン誘導体はエピスルフィド樹脂と比較して低屈折率高分散の材料となる。フルオレン誘導体樹脂のうち、例えばビスアリールフルオレンを基本構造とするアクリレートは光硬化樹脂の一種であり、光重合開始剤を添加してUV照射することにより、容易に硬化させることが可能である。
 第2のレンズ23は、第1のレンズ22に積層され、第1のレンズ22との接合面23aとは反対側の面23bには、反対側の面23bの全面を覆うように第2のガラス部材24が接合される。第2のレンズ23は、高屈折率低分散の材料により作られ、エピスルフィド樹脂(チイラン系材料)を含む。ここにおいて、エピスルフィドとは、チイランに代表されるように、炭素2個と硫黄1個からなる複素3員環を持つ有機硫黄化合物群である。エピスルフィドは両端にエピスルフィド基をもち、熱硬化樹脂として用いられる。特に、熱硬化樹脂の用途としては、スルフィド結合(-S-)、ジスルフィド結合(―S-S―)を含む化合物が用いられる。エピスルフィド樹脂は、UVをトリガーとし、熱により本硬化する樹脂である。
 2つのレンズ間に回折構造を設けた複合光学素子の回折効率(光利用効率)において、2つのレンズの屈折率n(λ)、n(λ) が、次の条件を満たす場合には、回折効率の低下を防ぐことが可能となる。
(数1)
 (n) -n) )/ (n) -n) )= (n) -1 )/ (n) -1 )
 この条件を満たすために、2つのレンズの材料において、一方の材料の屈折率(nd)がもう一方の材料よりも多少大きく、アッベ数(νd)が大きい、つまり色収差が少ないことが必要である。このような材料のうち、フルオレン誘導体樹脂とエピスルフィド樹脂との組み合わせは、エピスルフィド樹脂の屈折率がフルオレン誘導体樹脂の屈折率より多少大きく、エピスルフィド樹脂のアッベ数がフルオレン誘導体樹脂のアッベ数より大きいことから、回折部の転写性が良く、成型が容易であり、複合光学素子のレンズの材料として適している。
 上述したように、第1及び第2のレンズ22、23は、防犯カメラ10の光の入射側に配置されるため、UVや酸素の透過による影響を受け、黄変しやすい。そこで、第1のレンズ22よりも被写体側である光の入射側に、つまり第1のレンズ22の接合面22aとは反対側の面22bの全面を覆うように第1のガラス部材21を積層する。ガラスは酸素の透過性が低く、ガラスの種類によってはUV透過性も低い。このため、第1のガラス部材21を第1のレンズ22よりも光の入射側に配置することにより、第1及び第2のレンズ22、23が酸素やUVに曝されるのを防ぎ、第1及び第2のレンズ22、23の黄変を防ぐことが可能となる。特に、第1のガラス部材21を配置することにより、酸化の影響を受けやすいエピスルフィド樹脂の複素3員環構造の酸化を防ぐことが可能となるため、第2のレンズ23の黄変が防止され、耐候性が向上する。第1のガラス部材21の材質は、一般的なガラスであればどのようなものでも構わない。
 第2のレンズ23の耐候性の向上のためには、第2のレンズ23の接合面23aとは反対側の面23bの全面を覆うように第2のガラス部材24を積層させることが好ましい。第2のガラス部材24を第2のレンズ23に積層させることにより、撮像面側からの酸素の透過を防止し、第2のレンズ23の酸化による劣化を防ぐことが可能となる。第2のガラス部材24の材質は、第1のガラス部材21と同様に、一般的なガラスであればどのようなものでも構わない。また、第1のガラス部材21と同じ材質であっても異なる材質であっても、どちらでも構わない。
 次に、図4、5を用いて、本発明の実施形態に係る複合光学素子20の製造方法について説明する。まず、図4を用いて、第2のレンズ23側から成型する方法を説明する。第2のレンズ23側から成型する場合には、第2のレンズ23の一方の表面に回折構造を形成し、その回折構造を第1のレンズ22の表面に転写する。
 図4(a)に示すように、上面である凹面が処理面であり、格子形状の成型面を備える金型31の上面に、UVを照射して硬化させることにより第2のレンズ23を構成するエピスルフィド樹脂の前駆体組成物32を滴下する。
 図4(b)に示すように、成型された第2のガラス部材33を前駆体組成物32を滴下した金型31の上面に対向するように近づけて加圧し、前駆体組成物32を所定の厚さにする。そして、第2のガラス部材33側からUVを照射して前駆体組成物32を硬化させて樹脂組成物32aとする。UV照射は、例えば、140mW/cm×180秒とする。
 図4(c)に示すように、金型31をx方向、第2のガラス部材33をy方向に引き離すことにより第2のガラス部材33を離型する。ここで、第2のガラス部材33は、凸面に格子状の回折構造が転写された樹脂組成物32aが下面に接合された状態で、金型31から離型される。
 図4(d)に示すように、成型された第1のガラス部材34の凹面に、UV硬化により第1のレンズを構成するフルオレン誘導体樹脂の前駆体組成物35を滴下する。
 図4(e)に示すように、下面に樹脂組成物32aが固着した状態の第2のガラス部材33を第1のガラス部材34の凹面に対向するように近づけて加圧し、前駆体組成物35を所定の厚さにする。次に、第2のガラス部材33側からUVを照射して前駆体組成物35を硬化させて樹脂組成物35aとする。UV照射は、例えば、140mW/cm×180秒とする。樹脂組成物35aは、樹脂組成物32aと対向する面に樹脂組成物32aに形成された回折構造が転写される。以上の工程により、複合光学素子20が製造される。
 次に、図5を用いて第1のレンズ22側から成型する方法を説明する。第1のレンズ22側から成型する場合には、第1のレンズ22の一方の表面に回折構造を形成し、その回折構造を第2のレンズ23の表面に転写する。
 図5(a)に示すように、上面が凹面に成型された第1のガラス部材42の上面に第1のレンズ22を構成するフルオレン誘導体樹脂の前駆体組成物43を滴下し、下面の凸面に格子形状の成型面を備える金型41を上から近づける。
 図5(b)に示すように、金型41と第1のガラス部材42を近づけて加圧することにより前駆体組成物42を所定の厚さにし、第1のガラス部材42側からUVを照射して前駆体組成物42を硬化させて樹脂組成物43aとする。UV照射は、例えば、140mW/cm×180秒とする。
 図5(c)に示すように、金型41を上方向に引き離すことにより第1のガラス部材42を離型する。ここで、第1のガラス部材42は、凹面に格子状の回折構造が転写された樹脂組成物43aが上面に固着した状態で金型41から離型される。
 図5(d)に示すように、第1のガラス部材42の上面に接合された樹脂組成物43aの上面に、第2のレンズ23を構成するエピスルフィド樹脂の前駆体組成物44を滴下する。
 図5(e)に示すように、成型された第2のガラス部材45を第1のガラス部材42の凹面に対向するように近づけて加圧して前駆体組成物44を所定の厚さにする。次に、第2のガラス部材45側からUVを照射して前駆体組成物44を硬化させて樹脂組成物44aを形成する。UV照射は、例えば、140mW/cm×180秒とする。樹脂組成物44aには、樹脂組成物43aと対向する面に樹脂組成物43aに形成された回折構造が転写される。以上の工程により、複合光学素子20が製造される。
 なお、上述した2つの複合光学素子20の製造方法においては、第2のレンズ23を構成するエピスルフィド樹脂の方が回折部の転写性が良く、成型が容易であることから、図4に示す第2のレンズ23側から成型する方が成型が容易となる。
 以上示したように、本発明の実施形態に係る複合光学素子20では、第1のレンズ22よりも前面である光の入射側に第1のガラス部材21を積層したため、第1のガラス部材21により第1及び第2のレンズ22、23へのUVや酸素の透過が遮断される。このため、第1及び第2のレンズ22、23のUVや酸素の透過による黄変が防止され、複合光学素子20の耐候性が向上する。
 また、第2のレンズ23を構成するエピスルフィド樹脂は粘度が低いため、高屈折率低分散部材として用いた際の回折部の転写性が良い。また、第1のレンズ22の材料であるフルオレン誘導体樹脂と第2のレンズ23の材料であるエピスルフィド樹脂とは、屈折率とアッベ数にある程度の差があることから、回折部の転写性が良く、設定する回折段差を低くでき、成型が容易となる。
 なお、本実施形態係る複合光学素子20では、より酸化の影響を受けやすい材料であるエピスルフィド樹脂を、より撮像面側である第2のレンズ23としているため、第1のガラス部材21と第1のレンズ22とによって第2のレンズ23に対するUVや酸素の透過が遮断される構成となっているが、複合光学素子20の最前面に第1のガラス部材21を設ける構成としているため、第1のレンズ22に対するUVや酸素の透過が遮断される。そこで、第1のレンズ22の材料をエピスルフィド樹脂とし、第2のレンズ23の材料をフルオレン誘導体樹脂としても第1及び第2のレンズ22、23の酸化が防止される。この構成の場合には、図4、5に示す製造方法において、金型31、41に滴下する前駆体樹脂32、43を入れ替えて、回折構造の格子の向き、すなわち鋸歯の向きを本実施形態とは逆向きとすれば、本実施形態係る複合光学素子20と同様に製造可能である。
 また、フルオレン誘導体樹脂はエピスルフィド樹脂より黄変しにくいため、第1のレンズ22の材料をフルオレン誘導体樹脂とし、第2のレンズ23の材料をエピスルフィド樹脂とし、第2のレンズ23の接合面23aとは反対側の面23bに、第2のガラス部材24を積層させる構成としても構わない。この場合には、第1のレンズ22によって第2のレンズ23に対するUVや酸素の透過が遮断され、更に、第2のガラス部材24によっても第2のレンズ23に対する酸素の透過が遮断されるため、第2のレンズ23の酸化が防止されて黄変が抑えられる。
 また、本実施形態係る複合光学素子20では、第1及び第2のガラス部材21、24の材質は、一般的なガラスとしているが、第1及び第2のガラス部材21、24の材質は、UVや酸素の透過が防止できればガラスに限られない。例えば、第1及び第2のガラス部材21、24を熱硬化性樹脂や光硬化性樹脂等の種々の合成樹脂から選択して用いても構わない。
 次に、本発明について実施例を用いて説明するが、本発明は以下の実施例の構成に限定されない。
 複合光学素子を構成する高屈折率分散材料として三菱ガス化学社製 ルミプラス LPC-1101(nd=1.670、νd=37.2)を、低屈折率分散材料として大阪ガスケミカル社製 オグソール EA-0200(nd=1.630、νd=24.9)を用いた。エピスルフィド樹脂の一種であるルミプラスは、原子屈折が高く、分散が比較的小さい硫黄原子を含む複素3員環構造(チイラン構造)を有する樹脂である。ルミプラスは、樹脂粘度が低く、離型材を散布した型で回折構造を成型する際、粘度が低いので転写性に優れる。フルオレン誘導体樹脂の一種であるオグソールは、ベンゼン環が3方向に直行したカルド構造を有し、高粘度(50万mPa・s)で離型が難しい。この材料の組み合わせは屈折率差を大きく取ることにより回折段差高さを低くでき、成型難度を低くできる。また、材料の製造ばらつきがあったとしても、回折効率のずれが小さい。
 <暴露試験> 
 まず、ターゲットとしている製品が屋外使用を前提としているため、オグソールとルミプラスの試料片を作製し、その耐候性について調べた。条件は、
・高温暴露:70℃×48時間
・高温高湿暴露:70℃×95%×48時間
・UV暴露:140mW/cm×1000秒
とした。なお、UV暴露試験では、東京の南面・傾斜45°で半年間屋外配置した条件を目安としている。
 暴露試験の結果、オグソール、ルミプラス共にUV暴露でのみ樹脂の黄変が起きた得られた試料片のFT-IRスペクトルを測定したところ、両材料共にUV暴露でのみ800~1800cm?1 あたりの領域でピークがブロードになっており、UV暴露により樹脂が酸化していることが示唆された。このように、樹脂の黄変は、UVと酸素の両方が存在する場合に起こると考えられた。
 <UV暴露試験> 
 UVによる影響を調べるためにUV暴露試験を行った。試験は、次のように調整した試験片に対して、UVが140mW/cm2の明るさになるように設定されたUVランプを照射し、500秒照射後、1000秒照射後、1500秒照射後、2000秒照射後における試料の黄色度(YI)を調べた。黄色度(YI:JIS K7103)とは無色または白色から色相が黄色向に離れる度合いであり、プラスの量として表示されるため、数値が高いほど黄色度が高く、黄変が進んでいることを表している。黄色度の測定方法は、試験片の分光透過率を測定し、等色関数を用いて透過光の三刺激値X,Y,Zを求め、これ等を次の式を用いて計算する。
 (数2)
 YI=100(1.28X-1.06Z)/Y
 表1に黄変度(△YI)を表わす。黄変度とは光、熱などの環境に曝露されたプラスチックの劣化の評価に用いられ、初期の黄色度と曝露後の黄色度の差によって表示される。黄変度は次の式によって計算される。
 (数3)
 △YI=YI-Ylo
 △YI :黄変度
 YI:曝露後の黄色度
 Ylo:試験用試料の初期の黄色度
 従って黄変度△YIがプラスの場合には、黄色度(YI)が増加したことを示す。
 試験片は次のようにして作製した。
 比較例1ではルミプラスに対してUVをそのまま照射し、比較例2ではオグソールに対してそのままUVを照射した。比較例3では図6の模式図に示すようにルミプラスL1を青板ガラスG1、G2で挟持し、青板ガラスG1側からUVを照射した。比較例4では、オグソールを青板ガラスで挟持し、青板ガラス側からUVを照射した。比較例5ではルミプラスとオグソールを積層してルミプラス側からUVを照射し、比較例6ではオグソールとルミプラスを積層してオグソール側からUVを照射した。比較例7では、ルミプラスとオグソールを積層し、オグソール側に青板ガラスを積層してルミプラス側からUVを照射した。比較例8では、ルミプラスに青板ガラスを積層して青板ガラス側からUVを照射した。比較例9では、オグソールに青板ガラスを積層して青板ガラス側からUVを照射した。
 図7に示すように、実施例1では、青板ガラスG1、G2の間にルミプラスL1とオグソールL2を挟持し、ルミプラスL1側の青板ガラスG1からUVを照射した。実施例2では、ルミプラスとオグソールを青板ガラスで挟持してオグソール側の青板ガラスからUVを照射した。実施例3では、ルミプラスとオグソールを積層し、ルミプラス側に青板ガラスを積層して青板ガラス側からUVを照射した。実施例4では、オグソールとルミプラスを積層し、オグソール側に青板ガラスを積層して青板ガラス側からUVを照射した。実施例5では、オグソールとルミプラスを積層し、ルミプラス側に青板ガラスを積層してオグソール側からUVを照射した。なお、上記試験片において、ルミプラスは厚さ0.2mm、オグソールは厚さ0.2mm、青板ガラスは厚さ1.2mmとした。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000001
 図8~12に、黄変度△YIの変化を示す。図8は、ルミプラス、オグソールを積層せずに単独で用いた場合(比較例1、2)と、青板ガラスで挟んだ例(比較例3、4)である。比較例1に示すように、酸化しやすいルミプラス単体にUVを照射すると、300秒経過後には黄変度△YIが14を超え、時間が経過するにつれて黄変度△YIは徐々に高くなり、黄変が進んだ。これに対し、比較例2に示すオグソールは、ルミプラス程酸化しなかったものの、黄変度△YIは徐々に高くなった。比較例3、4に示すように、ルミプラス、オグソール共に、青板ガラスで挟むことにより、黄変は抑えられた。
 図9は、ルミプラスとオグソールを積層したものをそのままUV照射した例(比較例5、6)と、青板ガラスで挟んだ例(実施例1、2)である。比較例5に示すように、ルミプラス側から照射すると試験片はすぐに黄変したが、比較例6に示すように、オグソール側から照射した場合には、オグソールのUV低減・酸素遮断効果により、比較例5ほど黄変は進行しなかった。これに対し、青板ガラスで挟んだ実施例1、3では、ルミプラス側から照射した実施例1も、オグソール側から照射した実施例2も、いずれも青板ガラスのUV低減・酸素遮断効果により黄変が抑えられた。
 図10は、ルミプラスとオグソールを積層したものを青板ガラスで挟んだ例(実施例1、2)と、ルミプラスとオグソールを積層したものに対し、UV照射側に青板ガラスを積層した例(実施例3、4)と、ルミプラスとオグソールを積層したものに対し、UV照射とは反対側に青板ガラスを積層した例(比較例7、実施例5)である。図11は、図10の拡大図である。実施例1、2と同様に、実施例3、4のようにUV照射側のみに青板ガラスを積層した場合にも黄変が抑えられた。これに対し、UV照射側とは反対側に青板ガラスを積層した例では、UV照射側にルミプラスを積層した比較例7では黄変が見られた。実施例5では、オグソールのUV低減・酸素遮断効果により黄変が抑えられた。
 図12は、ルミプラス、オグソールのUV照射側のみに青板ガラスを積層した例(比較例8、9)と、ルミプラス、オグソールを青板ガラスで挟持した例(比較例3、4)の比較である。比較例8、9よりも比較例3、4の方が黄変度△YIが低く、UV照射側とは反対側の青板ガラスの有無によっても、酸素遮断による黄変抑制効果がみられることがわかった。
 次に、上記試験片において、UVを2000秒照射した後の試験片についてFT-IRスペクトルを測定した。図13~16にその結果を示す。
 図13は、実施例1、2におけるルミプラス層の測定結果である。図13において、13Aは実施例1のルミプラス層の測定結果、13Bは実施例2のルミプラス層の測定結果、13CはUV未照射のルミプラスの測定結果である。図13において、実施例1、2共にUV未照射のルミプラスの測定結果とほぼ同じ結果となり、青板ガラスで挟むことにより酸素及びUVの透過が抑えられ、ルミプラスの黄変が抑えられることが示された。
 図14は、比較例5、6におけるルミプラス層の測定結果である。図14において、14Aは比較例6のルミプラス層の測定結果、14Bは比較例5のルミプラス層の測定結果、14CはUV未照射のルミプラスの測定結果である。図14において、比較例6はオグソールのUV低減・酸素遮断効果でルミプラスの酸化が少なく、UV未照射のルミプラスの測定結果とほぼ同じ結果となった。これに対し、比較例5ではルミプラスの酸化が進んだ。
 図15は、実施例1、2におけるオグソール層の測定結果である。図15において、15Aは実施例1のオグソール層の測定結果、15Bは実施例2のオグソール層の測定結果、15CはUV未照射のオグソールの測定結果である。図15において、実施例1、2では、若干ピークがブロードになったものの、UV未照射のオグソールの測定結果とそれほど変わらない結果となった。
 図16は、比較例5、6におけるオグソール層の測定結果である。図16において、16Aは比較例6のオグソール層の測定結果、16Bは比較例5のオグソール層の測定結果、165CはUV未照射のオグソールの測定結果である。図16においても、比較例5、6では若干ピークがブロードになったものの、UV未照射のオグソールの測定結果とそれほど変わらない結果となった。
 以上により、UV照射側にルミプラスを配置した場合であっても、UV照射側に青板ガラスを積層することによりUV及び酸素の透過が遮断されて黄変抑制効果がみられ、更にUV照射側とは反対側に青板ガラスを積層することにより、更に酸素の透過が遮断されて黄変抑制効果がみられることがわかった。この結果により、酸化しやすいルミプラスを複合光学素子として用いる場合であっても、樹脂が黄変することなく使用可能であることがわかった。

Claims (6)

  1.  フルオレン誘導体樹脂を含む第1のレンズと、
     前記第1のレンズに積層され、エピスルフィド樹脂を含む第2のレンズと、
     前記第1のレンズと前記第2のレンズとの接合面に形成された回折構造とを備えた複合光学素子であって、
     前記第1のレンズの前記接合面とは反対側の面に、第1のガラス部材を積層させたことを特徴とする複合光学素子。
  2.  更に、前記第2のレンズの前記接合面とは反対側の面に第2のガラス部材を積層させたことを特徴とする請求項1に記載の複合光学素子。
  3.  エピスルフィド樹脂を含む第1のレンズと、
     前記第1のレンズに積層され、フルオレン誘導体樹脂を含む第2のレンズと、
     前記第1のレンズと前記第2のレンズとの接合面に形成された回折構造とを備えた複合光学素子であって、
     前記第1のレンズの前記接合面とは反対側の面に、第1のガラス部材を積層させたことを特徴とする複合光学素子。
  4.  更に、前記第2のレンズの前記接合面とは反対側の面に第2のガラス部材を積層させたことを特徴とする請求項1に記載の複合光学素子。
  5.  フルオレン誘導体樹脂を含む第1のレンズと、
     前記第1のレンズに積層され、エピスルフィド樹脂を含む第2のレンズと、
     前記第1のレンズと前記第2のレンズとの接合面に形成された回折構造とを備えた複合光学素子であって、
     前記第2のレンズの前記接合面とは反対側の面に、ガラス部材を積層させたことを特徴とする複合光学素子。
  6.  請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の複合光学素子を光路中に含むことを特徴とする撮影光学系。
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