WO2012067257A1 - 回転コネクタ装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、フラットケーブル(C)の少なくとも接触回避範囲(100)における被覆の摩耗を防止することができるステアリングロールコネクタ(10)を提供することを目的とする。ロテータ(20)とステータ(30)とを相対回転可能に嵌合し、ロテータ(20)とステータ(30)とで収容空間(S)を構成し、収容空間(S)底部に複数の回転ローラー(45)を軸支するリテーナ(40)と、フラットケーブル(C)とを収容したステアリングロールコネクタ(10)であって、リテーナ(40)に、反転部分(Cr)の押し付けを許容するガイド部(460)を嵌合固定し、反転部分(Cr)に対向するガイド部(460)のガイド面(464)を、リテーナ(40)の平面に垂直な縦断面において、フラットケーブル(C)の幅方向における接触回避範囲(100)と接触しない垂直断面形状に形成したことを特徴とする。

Description

回転コネクタ装置
 この発明は、例えば自動車のステアリングホイール側と車体側との間を電気的に接続するような回転コネクタ装置に関する。
 自動車等の車両に装着される回転コネクタ装置は、主に車体側に固定するステータと、ステアリングホイール側に組み付けるロテータとを相対的に回転可能に同軸上に組み付けて構成している。さらに、ステータとロテータとで構成する収容空間内にフラットケーブルを配設している。
 このフラットケーブルは、ステアリングホイール側に装備したホーンモジュール、エアバックモジュール、あるいはオーディオコントロールモジュールなどの電装品と、車体側電源との電気的な接続を行う。
 このような回転コネクタ装置として、例えば、既に出願人による特許文献1において、収容空間の底面に配置され、フラットケーブルをステアリングの軸回りに回転案内するリテーナを備えたものを提案している。
 このようなリテーナには、複数の回転ローラーと、回転ローラーの近傍に突設したガイド部(特許文献1中の「ガイド壁」に相当)を設けている。そして、収容空間において、このリテーナがフラットケーブルの巻き締め及び巻き戻しを回転補助することで、回転コネクタ装置は、ステアリング操作に追従して円滑に回転動作することができる。
 詳述すると、図11に示すように、収容空間内Sにおいて、フラットケーブルCは、ステータ30の外筒体32の内周面に沿って巻き付けた外側巻き部分Coと、リテーナ40に軸支された1つの回転ローラー45に巻き掛けてUターンする反転部分Crと、ロテータ20の内筒体22の外周面に沿って巻き付けた内側巻き部分Ciとで構成している。
 このような構成の回転コネクタ装置において、ロテータ20が時計回り(図11中のX方向)に回転すると、フラットケーブルCの反転部分Crがガイド部48に押し付けられ、その押し付け力によって、リテーナ40は、時計回りに回転する。また、ロテータが反時計回り(図11中のY方向)に回転すると、フラットケーブルCの反転部分Crが回転ローラー45に沿って、反時計回りに引っ張られ、リテーナ40は、反時計回りに回転する。
 このような構造において、ロテータ20が時計回りに回転する際、フラットケーブルCの反転部分Crは、常にガイド部48から反力を受けることとなる。このため、フラットケーブルCのガイド部48側のラミネートが、ロテータ20の繰り返し回転によって摩耗して不具合が生じるおそれがあった。
特開2010-129285号公報
 本発明は、上述の問題に鑑み、フラットケーブルの少なくとも所定の範囲における被覆の摩耗を防止することができる回転コネクタ装置を提供することを目的とする。
 この発明は、環状の回転側リング板及び該回転側リング板の内周縁に形成された円筒状の内周筒部で構成するロテータと、環状の固定側リング板及び該固定側リング板の外周縁に形成された円筒状の外周筒部で構成するステータとを、時計回り方向及び反時計回り方向に相対回転可能に嵌合し、前記ロテータの回転側リング板及び内周筒部と、前記ステータの固定側リング板及び外周筒部とで収容空間を構成し、該収容空間底部に、複数の回転ローラーを軸支する環状のリテーナを載置するとともに、前記収容空間における前記リテーナ上部に、前記ロテータ側と前記ステータ側とを電気的に接続し、前記回転ローラーの1つに巻き掛けて巻き方向を反転する反転部分を有したフラットケーブルを、前記回転ローラーに沿って巻き締め及び巻き戻し可能に収容した回転コネクタ装置であって、前記リテーナに、前記反転部分の押し付けを許容するガイド部を嵌合固定し、前記反転部分に対向する前記ガイド部のガイド面を、前記リテーナの平面に垂直な縦断面において、少なくとも前記フラットケーブルの幅方向における所定の範囲と接触しない垂直断面形状に形成したことを特徴とする。
 この発明によりフラットケーブルの少なくとも所定の範囲における被覆の摩耗を防止することができる。 
 具体的には、リテーナにガイド部を嵌合固定する構成、つまり、リテーナに対してガイド部を別体構成としたことにより、ガイド部は、従来のようにリテーナと一体成型では困難なガイド面を有する形状に形成することができる。従って、フラットケーブルの少なくとも所定の範囲が、フラットケーブルの反転部分において、ガイド面と接することを回避することができる。
 例えば、フラットケーブルの所定の範囲が幅方向中央にある場合、ガイド部の垂直断面形状は、曲面で構成する寝位の凹状となり、このような形状のガイド部を、従来のようにリテーナに突出して形成することは成型加工上、困難である。これに対して、ガイド部をリテーナとは別体構成としたことにより、成型加工上の自由度が向上するため、ガイド部は、このような複雑な形状にも対応することができる。
 なお、ガイド部は、リテーナと嵌合固定する構成であれば、リテーナに対して完全な別体構成でなくともよい。例えば、リテーナと細い帯状部材で繋がった状態で形成したガイド部を、リテーナに対して折り畳むようにして、嵌合固定する構成としてもよい。
 また、リテーナに対してガイド部を別体構成としたことにより、ガイド部を、フラットケーブルの所定の範囲とガイド面とが接触することを回避するような形状に形成するだけでなく、反転部分の押し付け力を逃がさず、リテーナがスムーズに回転するようにガイド面に傾斜を設けるなどした形状に形成することもできる。
 従って、フラットケーブルの巻き締め及び巻き戻しの際、フラットケーブルの所定の範囲における被覆が、ガイド面と擦れて摩耗するおそれがなく、導体の断線を防止することができる。
 つまり、ガイド部をリテーナとは別体構成としたことにより、フラットケーブルとガイド面の接触範囲、接触位置だけでなく、フラットケーブルの摩耗箇所までもコントロールすることができる。従って、フラットケーブルの少なくとも所定の範囲における被覆の摩耗を防止することができる。
 この発明の態様として、前記所定の範囲を非接触範囲とし、前記垂直断面形状において、前記フラットケーブルの幅方向に前記非接触範囲を除外した接触範囲を設定し、前記反転部分の前記接触範囲と対向する前記ガイド面の形状を、前記フラットケーブルへ向けて膨出し、前記リテーナ上面に対して略垂直な平面で前記反転部分と線接触する垂直断面形状に形成することができる。
 この発明により、ガイド部は、より安定してフラットケーブルを受け止めるとともに、フラットケーブルの非接触範囲とガイド部との接触を回避することができる。従って、フラットケーブルの少なくとも非接触範囲における被覆の摩耗のおそれをより低減することができる。
 また、この発明の態様として、前記ガイド部を成型する複数の金型において、該金型の合わせ面を、前記ガイド部の少なくとも前記ガイド面及び前記ガイド面の端部を除くガイド部本体に設定することができる。
 この発明により、ガイド面及びガイド面の端部に金型の合わせ面がかかることがない。従って、ガイド部の金型の合わせ面上に生じ易い成型バリや段差が、フラットケーブルの反転部分と擦れることを防止できる。特に、ガイド面と接触する反転部分のうちフラットケーブルの非接触範囲に近い部分が、金型の合わせ面と擦れるおそれがないことから、フラットケーブルの少なくとも非接触範囲における被覆の摩耗を防止することができる。
 さらに、金型の合わせ面上に生じた成型バリが、反転部分と擦れて剥離するなどのおそれもないため、フラットケーブルにバリが付着したまま巻き締め及び巻き戻しが行われて、フラットケーブルの被覆破れが生じるおそれを防止することができる。
 また、この発明の態様として、前記フラットケーブルを構成する複数の導体に、該導体と電気的に接続する電気部品に応じた優先順位を設定するとともに、前記優先順位に応じて前記導体を配置し、前記非接触範囲を、前記優先順位の高い導体を配置する範囲に設定することができる。
 前記電気部品は、ステアリングホイール側に装備したエアバックモジュールやホーンモジュール、あるいはオーディオコントロールモジュールなどの電装品とすることができる。
 また、前記優先順位は、ステアリングホイール側に装備した電装品のうち、エアバックモジュールやホーンモジュールなどの車両運行上、重要度の高い電装品を、オーディオコントロールモジュールやエアコンコントロールモジュールなどの万一操作不能でも運行に支障のない電装品より上位とすることができる。
 なお、重要度の高い電装品は全て同位としてもよい。さらに、前記優先順位に応じて、前記導体を順番に配置してフラットケーブルを構成することができる。あるいは、前記導体に接続する電気部品の種類と優先順位とに応じて、前記導体を振り分けて配置しフラットケーブルを構成することができる。
 また、前記優先順位の高い導体を配置する範囲には、優先順位の高い導体に隣接する優先順位の低い導体を含めることができる。さらに、前記優先順位の高い導体を配置する範囲における境界は、導体あるいはフラットケーブルの端部とすることができる。あるいは、導体と導体の間を境界とすることもできる。
 この発明により、フラットケーブルを構成する複数の導体のうち、優先順位の高い導体を配置した範囲、つまり重要度の高い電気部品と接続する導体を配置した範囲が、ガイド面と接することを回避することができる。
 具体的には、フラットケーブルを構成する複数の導体のうち、重要な電気部品と接続する複数の導体を隣接するように並べて配置した場合、万一、一つの導体に大きな電気的ノイズなどが生じると、隣接する導体に接続した重要な電気部品の動作にも影響がでるおそれがある。このような問題を回避するため、重要な電気部品と接続する各導体を分散して配置することがある。
 そして、フラットケーブルの導体に、導体に接続する電気部品の重要度に応じた優先順位を割り当てることにより、優先順位の高い導体を配置した範囲が、ガイド面と接触しない範囲として容易に設定することができる。
 このようにして、所定の範囲を容易に設定できるとともに、重要度の高い電気部品と接続する導体を配置した範囲におけるフラットケーブルの摩耗を防止することができる。
 なお、電気部品に予め優先順位を割り当てておき、導体には、電気部品の優先順位と同じ優先順位を割り当てるようにしてもよい。このようにすることで、同じ電気部品あるいは役割の同じ電気部品には、必ず同じ優先順位が割り当てられるので、導体に優先順位を間違えて割り当てることを防止することもできる。
 本発明により、フラットケーブルの少なくとも所定の範囲における被覆の摩耗を防止できる回転コネクタ装置を提供することができる。
本実施形態のステアリングロールコネクタの外観を示す斜視図。 本実施形態のステアリングロールコネクタの分解状態を示す分解斜視図。 ロテータを外した状態の本実施形態のステアリングロールコネクタの平面図。 図1中のA-A線矢視断面図。 ガイド部周辺の外観を示す平面図。 図5中のB-B線矢視断面図。 ガイド部の外観を示す斜視図。 図5中のD-D線矢視断面図。 垂直断面形状の別の実施形態を示す断面図。 垂直断面形状の別の実施形態を示す断面図。 従来技術のガイド部を示す平面図。
 この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。 
 なお、図1は、本実施形態のステアリングロールコネクタ10の外観の斜視図を示し、図2は、本実施形態のステアリングロールコネクタ10の分解状態の分解斜視図を示し、図3は、ロテータ20を外した状態の本実施形態のステアリングロールコネクタ10の平面図を示している。また、図4は、図1中のA-A線矢視断面図を示し、図5は、本実施形態のガイド部460周辺の外観の平面図を示し、図6は、図5中のB-B線矢視断面図を示し、図7は、ガイド部460の外観の斜視図を示し、図8は、図5中のD-D線矢視断面図を示している。また、図5において、ロテータ20とステータ30の図示を省略している。
 本実施形態のステアリングロールコネクタ10は、図1から図4に示すように、ケーブルハウジング10aと、リテーナ40と、回転ロック構成体50とで構成している。
 ケーブルハウジング10aは、図3及び図4に示すように、平面視中央部分にステアリングの回転軸方向(図4中の上下方向)に貫通した差込孔Hが形成された略円筒状に構成している。差込孔Hは、ステアリングコラム(図示省略)から突出するステアリングシャフト(図示省略)の挿入を許容する径で形成している。そして、ケーブルハウジング10aは、互いに相対回転可能なステータ30と、ロテータ20とで構成している。 
 なお、ステアリングシャフトの上端部には、回転操作を行うためのステアリングホイールを固定している。
 回転ロック構成体50は、図2に示すように、ロック体51とバネ受けスリーブ53と、ロック体51およびバネ受けスリーブ53との間に介在する戻しバネ52とで構成している。
 バネ受けスリーブ53を戻しバネ52の付勢力に抗して押し上げることでステータ30に対してロテータ20が相対回転しないようロック体51でロックすることができ、或いは、ステアリングホイールの芯金のボス部(図示省略)を挿入することで自由に相対回転することを許容するようロック体51によるロックを解除することができる。
 ロテータ20は、図2に示すように、環状に形成された天板として機能する回転側リング板21と、この回転側リング板21の内周縁から下方に向かって延びる円筒状の内周筒部22とで構成している。
 そして、ロテータ20は、ステアリングホイールに固定され、ステアリングホイールとともに一体的に回転する構成である。詳しくは、ロテータ20は、ステアリングの回転軸と同一の軸回りに回転することができる。
 また、ロテータ20には、ロテータ20の回転に伴って一体的に回転するロテータ側コネクタ23を備えている。 
 ロテータ側コネクタ23は、第1ロテータ側コネクタ23Aと第2ロテータ側コネクタ23Bとで構成している。第1ロテータ側コネクタ23Aと第2ロテータ側23Bとは、回転側リング板21の周方向において、所定間隔を隔ててコネクタ接続口が上向きになるように配置している。
 そして、ロテータ側コネクタ23(23A、23B)は、例えば、ステアリングホイールに配置されるホーンスイッチ、エアバッグユニットなどの電気回路から引き出されたケーブル(図示省略)にそれぞれ接続している。
 ステータ30は、車体側の適宜の部材、例えばステアリングコラム内部に配設しているコンビネーションブラケットスイッチ(図示省略)に固定して、ステアリングホイールに対して相対回転可能に取り付けている。ステータ30は、図2に示すように、環状に形成した底板として機能する固定側リング板31と、この固定側リング板31の外周縁から上方に向かって延びる円筒状の外周筒部32とで構成し、固定側リング板31の外周縁と外周筒部32の下端とを嵌合することで一体に構成している。
 外周筒部32は、図3及び図4に示すように、円筒状の外側外周筒部32oと、外側外周筒部32oよりも僅かに小径である円筒状の内側外周筒部32iとで構成し、外側外周筒部32oと内側外周筒部32iとが半径方向において近接して対向するよう同心円状に配置した径方向の2層構造で構成している。
 また、内側外周筒部32iの上部には、図4に示すように、半径方向の内側(径内方向)へ向けて突出し、後述するフラットケーブルCを上方からガイドするガイド突出片33を鍔状に形成している。
 また、ステータ30には、ステータ側コネクタ34を備えている。 
 ステータ側コネクタ34は、第1ステータ側コネクタ34Aと第2ステータ側コネクタ34Bとで構成している。第1ステータ側コネクタ34Aと第2ステータ側コネクタ34Bとは、所定間隔を隔ててそれぞれのコネクタ接続口が同じ方向を向くように外周筒部32(外側外周筒部32o)の外側に配置している。
 そして、ステータ側コネクタ34(34A、34B)は、ロアコラムカバー(図示省略)内において車体側の電気回路等から引き出されたケーブル(図示省略)にそれぞれ接続している。
 このようなステータ30とロテータ20とをステアリングの回転軸方向に組み付けたケーブルハウジング10aの内部において、図2から図4に示すように、ステータ30の固定側リング板31が、ロテータ20の回転側リング板21と回転軸方向で対面するとともに、ステータ30の外周筒部32が、ロテータ20の内周筒部22に対して半径方向外側で対面して収容空間Sを構成している。
 この収容空間Sには、リテーナ40と、フラットケーブルCとを収容している。 
 リテーナ40は、図2から図4に示すように、複数の回転ローラー45とベースリング41とで構成し、収容空間Sを構成するステータ30の底面にロテータ20の回転軸を中心にして回転可能に載置している。
 ベースリング41は、平面視環状をした板状のベースリング本体部42とローラー支持突部43と規制部44と反転規制部440とで構成している。 
 ベースリング本体部42は、固定側リング板31に対して回転方向に摺動可能に載置し、ステータ30に対して相対回転可能に構成している。
 ローラー支持突部43は、ベースリング本体部42の周方向に等間隔ごとに回転ローラー45を軸支可能に上方に向けて突出している。
 規制部44は、周方向に隣接するローラー支持突部43の間において、ロテータ20の内周筒部22の外周面に沿うように巻かれたフラットケーブルC(後述するフラットケーブルCの内側巻き部分Ci)を径外側からガイドするように径外側に開口を有する平面視略凹状で、ベースリング本体部42に対して上方に向けて突出している。
 反転規制部440は、複数の回転ローラー45のうち1つにU字型に巻き掛かるようにして向きを反転させたフラットケーブルC(後述するフラットケーブルCの反転部分Cr)を隔てた位置に、規制部44とは異なる形状でベースリング本体部42に対して上方に向けて突出している。 
 そして、反転規制部440には、反転させたフラットケーブルCの押し付けを許容するガイド部460を嵌合固定している。
 具体的には、反転規制部440は、図5から図8に示すように、内側規制部441と、外壁部442とで構成している。 
 内側規制部441は、ベースリング本体部42の内周寄りにあって、ロテータ20の内周筒部22の外周面に沿うように巻かれたフラットケーブルCの内側巻き部分Ciを径外側でガイドするよう規制部44と略同形状に形成している。また、内側規制部441の径外側面には、内側規制部441の周方向中央よりフラットケーブルCの反転部分Cr側に、内側規制部441と略同じ高さで、所定の間隔を隔てて径外側へ凸設した挟持部441aを形成している。
 外壁部442は、内側規制部441の周方向中央から径外側へ回転ローラー45の直径と同程度に延設した径方向外壁442aと、径方向外壁442aの径外側端から反転部分Crへ向けて略直角に延設した周方向外壁442bとで形成している。
 さらに、周方向外壁442bの径内側面には、挟持部441aと対向する位置に、周方向外壁442bと略同じ高さで径内側へ凸設した挟持部442cを形成している。
 また、内側規制部441と外壁部442とで囲まれたベースリング本体部42上において、図6に示すように、ベースリング本体部42から径方向に間隔を隔てた2箇所から、上端を鉤爪状に形成した係止部443を上方へ向けて突出している。さらに、内側規制部441と係止部443との間及び周方向外壁442bと係止部443との間において、係止部443の根元には、開口部443aが開口している。
 ガイド部460は、図5、図7及び図8に示すように、ガイド部本体461と、上側嵌合部462と、下側嵌合部463とで構成している。
 ガイド部本体461は、平面視において反転部分Crに沿うように略弓形に湾曲して、反転規制部440よりやや低い高さを有する形状に形成している。さらに、ベースリング本体部42の平面に対して垂直な縦断面において、フラットケーブルCの反転部分Crに対向するガイド部本体461のガイド面464は、反転部分Crへ向けて膨出して、ベースリング本体部42に対して略垂直な平面に形成した平面部464aを有する垂直断面形状に形成している。この平面部464aは、後述する反転部分Crの接触範囲200と対向する位置に形成している。
 上側嵌合部462は、ガイド部本体461の上部において、略矩形の閉断面形状の筒状体をガイド面464とは逆方向へ延設して形成している。
 下側嵌合部463は、ガイド部本体461の下部において、径方向に所定の間隔を隔てて、一定の厚みを有する2つの板状体をガイド面464とは逆方向に延設し、末端を互いに向き合わない方向へ略直角に屈曲した形状に形成している。
 なお、ガイド部460は、図7に示すように、ガイド面464及びガイド面464の端部を除く位置、つまりガイド部本体461上に金型の合わせ面Lを設定している。
 このようなガイド部460を反転規制部440の上方から挿入すると、挟持部441a及び挟持部442cで上側嵌合部462と下側嵌合部463とを径方向に挟持するとともに、係止部443で下側嵌合部463の上端を係止することで、ガイド部460を反転規制部440に嵌合固定している。 
 このとき、係止部443の根元にある開口部443aは、下側嵌合部463によって塞がれている。
 回転ローラー45は、ローラー支持突部43と同じ数で備えられ、それぞれローラー支持突部43に軸支され、それぞれがロテータ20の回転軸と平行な軸を中心として回転可能に設けている。
 フラットケーブルCは、収容空間Sにおいて2本を重ね合わせて巻き回した状態で収容し、第1ロテータ側コネクタ23Aと第1ステータ側コネクタ34A、及び、第2ロテータ側コネクタ23Bと第2ステータ側コネクタ34Bとを、それぞれ相互に電気的に接続している。
 詳しくは、重ね合わせた2本のうち一方のフラットケーブルCにおける長さ方向の一端を第1ロテータ側コネクタ23Aに接続し、他端を第1ステータ側コネクタ34Aに接続している。
 そして、もう一方のフラットケーブルCにおける長さ方向の一端を第2ロテータ側コネクタ23Bに接続し、他端を第2ステータ側コネクタ34Bに接続している。
 このようなフラットケーブルCは、ケーブルハウジング10aの内部の収容空間Sにおいて、固定側リング板31に対して回転自在に載置されたリテーナ40によって支持され、巻回した状態で収容している。
 詳しくは、フラットケーブルCは、収容空間Sにおいて、第1ステータ側コネクタ34A、第2ステータ側コネクタ34Bのそれぞれから前記収容空間Sへ引き込まれ、図3及び図4に示すように、リテーナ40の外側でステータ30の外周筒部32(内側外周筒部32i)の内周面に沿うように巻かれた外側巻き部分Coを構成している。
 なお、フラットケーブルCは、収容空間Sにおいて上述したように2本一組として重ね合わせて巻き回しているが、図3及び図5では、簡略化して一本のみを巻き回した状態で図示している。
 そして、図3中の二点鎖線で示すように、フラットケーブルCは、長さ方向の途中で、複数の回転ローラー45のうち1つにU字型に巻き掛かるようにして向きを反転させた反転部分Crを構成している。
 さらに、フラットケーブルCにおいて、反転部分Crより長さ方向の先端側によって、リテーナ40の内側でロテータ20の内周筒部22の外周面に沿うように巻かれた内側巻き部分Ciを構成している。フラットケーブルCは、最終的には収容空間Sから引き出されて第1ロテータ側コネクタ23A、第2ロテータ側コネクタ23Bに接続している。
 なお、フラットケーブルCは、図8に示すように、複数の扁平な導体1から9を、フラットケーブルCの幅方向において、リテーナ40に対して最も遠い位置から順に、導体1から導体9を所定のピッチで平行に配列し、絶縁被覆体Cbで被覆した可撓性を有する帯状の伝送線である。
 また、フラットケーブルCを構成する導体1から導体9のうち、ロテータ側コネクタ23を介して接続する電装品として、導体2にホーンモジュール(図示省略)を接続し、導体4にオーディオコントロールモジュール(図示省略)を接続し、導体5にエアコンコントロールモジュール(図示省略)を接続し、導体8及び導体9にエアバックモジュール(図示省略)を接続している。
 ここで、摩耗あるいは断線すると安全な車両運行に支障が出るおそれがあるような重要な電装品と接続している導体ほど上位となる優先順位を、導体1から導体9に対して設定する。
 そうすると、優先順位1位は、安全装置であるホーンモジュールやエアバックモジュールに接続する導体2、導体8及び導体9となり、優先順位2位は、万一操作不能でも走行に支障のないオーディオコントロールモジュール及びエアコンコントロールモジュールに接続する導体4及び導体5となり、優先順位3位は、何ら電装品と接続していない導体1、導体3、導体6及び導体7と設定することができる。
 このようにして導体1から導体9に設定した優先順位に従って、優先順位1位の導体と優先順位1位の導体に隣接する導体を配置する範囲までを、ガイド面464との接触を回避する接触回避範囲100として設定し、接触回避範囲100を除く範囲を接触範囲200として設定する。従って、フラットケーブルCにおいて、幅方向上端から導体3までの範囲及び導体7から幅方向下端までの範囲が、接触回避範囲100となり、導体4から導体6までの範囲が、接触範囲200とすることができる。
 次に、ロテータ20が時計回り(図5中のX方向)に回転した際、上述したような構成の収容空間Sの内部におけるフラットケーブルCとリテーナ40の動作について説明する。
 収容空間Sの内部において、フラットケーブルCは、ロテータ20がステータ30に対して回転することにより、外側巻き部分Coと内側巻き部分Ciとの間でそれぞれ巻き付けと巻き解きのいずれかが行われる。
 このとき、フラットケーブルCは、外側巻き部分Coと内側巻き部分Ciとの間の巻き状態のバランスの変化に追従するように反転部分Crがリテーナ40とともに適宜回転する。
 つまり、ロテータ20が時計回り(図5中のX方向)に回転すると、内側巻き部分Ciが巻き解かれて、フラットケーブルCの反転部分Crがガイド部460に押し付けられ、その押し付け力によって、リテーナ40は、ロテータ20の回転に追従するように時計回りに回転する。そして、リテーナ40の回転に伴い、反転部分Crが外側巻き部分Coに巻き付けられる。
 ここで、ベースリング本体部42の平面に対して垂直な縦断面において、フラットケーブルCの反転部分Crとガイド部460のガイド面464は、図8に示すように、フラットケーブルCの接触範囲200がガイド面464の平面部464aと線接触している。そして、フラットケーブルCの接触回避範囲100は、ガイド面464とは全く接触していない。
 従って、ロテータ20の回転に追従してリテーナ40が回転する際、フラットケーブルCの反転部分Crがガイド部460に押し付けられるが、接触回避範囲100は、常にガイド部460と接触することがない。
 上述した構成により、フラットケーブルCの少なくとも接触回避範囲100における絶縁被覆体Cbの摩耗を防止することができる。 
 具体的には、リテーナ40にガイド部460を嵌合固定する構成、つまり、リテーナ40に対してガイド部460を別体構成としたことにより、ガイド部460は、従来のようにリテーナ40と一体成型では困難なガイド面464を有する形状に形成することができる。従って、フラットケーブルCの少なくとも接触回避範囲100が、フラットケーブルCの反転部分Crにおいて、ガイド面464と接することを回避することができる。
 従って、フラットケーブルCの巻き締め及び巻き戻しの際、フラットケーブルCの接触回避範囲100における絶縁被覆体Cbが、ガイド面464と擦れて摩耗するおそれがなく、導体2、導体8及び導体9の断線を防止することができる。
 また、反転部分Crの接触範囲200に対向して反転部分Crの押し付けを許容する平面部464aを設けたことにより、ガイド部460は、より安定してフラットケーブルCの反転部分Crを受け止めるとともに、フラットケーブルCの接触回避範囲100とガイド部460との接触を回避することができる。従って、フラットケーブルCの少なくとも接触回避範囲100における絶縁被覆体Cbの摩耗のおそれを低減することができる。
 また、金型の合わせ面Lをガイド部460のガイド面464及びガイド面464の端部を除くガイド部本体461上に設定したことにより、ガイド面464及びガイド面464の端部に金型の合わせ面Lがかかることがない。従って、ガイド部460の金型の合わせ面L上に生じ易い成型バリや段差が、フラットケーブルCの反転部分Crと擦れることを防止できる。特にガイド面464と接触する反転部分CrのうちフラットケーブルCの接触回避範囲100に近い部分が、金型の合わせ面Lと擦れるおそれがないことから、フラットケーブルCの少なくとも接触回避範囲100における絶縁被覆体Cbの摩耗を防止することができる。
 さらに、金型の合わせ面L上に生じた成型バリが、反転部分Crと擦れて剥離するなどのおそれもないため、フラットケーブルCにバリが付着したまま巻き締め及び巻き戻しが行われて、フラットケーブルCの絶縁被覆体Cbの破れが生じるおそれを防止することができる。
 また、接触回避範囲100を、ロテータ側コネクタ23を介してフラットケーブルCに接続する電装品に応じて、フラットケーブルCを構成する導体1から導体9に設定した優先順位に基づいた範囲としたことにより、優先順位1位の導体2、導体8及び導体9を配置した範囲、つまり重要度の高い電装品と接続する導体2、導体8及び導体9を配置した範囲が、ガイド面464と接することを回避することができる。
 具体的には、フラットケーブルCの導体1から導体9に対して、各導体に接続する電装品の車両運行上に対する重要度に応じた優先順位を割り当てることにより、優先順位1位の導体2、導体8及び導体9を配置した範囲が、ガイド面464と接触しない範囲として容易に設定することができる。
 このようにして、接触回避範囲100を容易に設定できるとともに、重要度の高い電装品と接続する導体2、導体8及び導体9を配置した範囲におけるフラットケーブルCの摩耗を防止することができる。
 なお、ガイド部460を、反転部分Crの押し付け力を逃がさず、リテーナ40がスムーズに回転するようにガイド面460に傾斜を設けるなどした形状に形成してもよい。
 また、ロテータ側コネクタ23を介して接続する電装品に予め優先順位を割り当てておき、導体1から導体9には、電装品の優先順位と同じ優先順位を割り当てるようにしてもよい。このようにすることで、同じ電装品あるいは役割の同じ電装品には、必ず同じ優先順位が割り当てられるので、導体1から導体9に優先順位を間違えて割り当てることを防止することもできる。
 さらに、接触回避範囲100及び接触範囲200におけるそれぞれの範囲は、導体から導体まででなくともよい。例えば、接触範囲200を、導体3と導体4の間から導体7と導体8の間までとしてもよい。
 この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の回転コネクタ装置は、実施形態のステアリングロールコネクタ10に対応し、
以下同様に、
所定の範囲は、接触回避範囲100に対応し、
電気部品は、エアバックモジュール、ホーンモジュール、オーディオコントロールモジュール、エアコンコントロールモジュール、電装品に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
 例えば、垂直断面形状の別の実施形態の断面図である図9に示すように、フラットケーブルCの接触回避範囲100が、導体3と導体4の間から導体7と導体8の間までとする場合、ガイド面464を、ガイド面464の上部と下部に平面部464aを有する寝位の略凹状の垂直断面形状に形成することができる。
 あるいは、垂直断面形状の別の実施形態の断面図である図10に示すように、フラットケーブルCの接触回避範囲100が、導体7からフラットケーブルCの下端までとする場合、ガイド面464を、上部に平面部464aを有して、下部が反転部分Crと離間するようにへこんだ垂直断面形状に形成することができる。
 このような形状のガイド部460は、従来のようにリテーナ40に突出して形成することは困難であり、ガイド部460をリテーナ40とは別体構成としたことにより、ガイド部460は、このような複雑な形状にも対応することができる。
 また、ガイド部460は、リテーナ40と嵌合固定する構成であれば、リテーナ40に対して完全な別体構成でなくともよい。例えば、リテーナ40と細い帯状部材で繋がった状態で形成したガイド部460を、リテーナ40に対して折り畳むようにして、嵌合固定する構成としてもよい。
1~9…導体
10…回転コネクタ装置
20…ロテータ
21…回転側リング板
22…内周筒部
30…ステータ
31…固定側リング板
32…外周筒部
40…リテーナ
45…回転ローラー
100…接触回避範囲
200…接触範囲
460…ガイド部
464…ガイド面
Cr…反転部分
C…フラットケーブル
L…金型の合わせ面
S…収容空間

Claims (4)

  1.  環状の回転側リング板及び該回転側リング板の内周縁に形成された円筒状の内周筒部で構成するロテータと、環状の固定側リング板及び該固定側リング板の外周縁に形成された円筒状の外周筒部で構成するステータとを、時計回り方向及び反時計回り方向に相対回転可能に嵌合し、
    前記ロテータの回転側リング板及び内周筒部と、前記ステータの固定側リング板及び外周筒部とで収容空間を構成し、
    該収容空間底部に、複数の回転ローラーを軸支する環状のリテーナを載置するとともに、
    前記収容空間における前記リテーナ上部に、
    前記ロテータ側と前記ステータ側とを電気的に接続し、前記回転ローラーの1つに巻き掛けて巻き方向を反転する反転部分を有したフラットケーブルを、前記回転ローラーに沿って巻き締め及び巻き戻し可能に収容した回転コネクタ装置であって、
    前記リテーナに、前記反転部分の押し付けを許容するガイド部を嵌合固定し、
    前記反転部分に対向する前記ガイド部のガイド面を、
    前記リテーナの平面に垂直な縦断面において、少なくとも前記フラットケーブルの幅方向における所定の範囲と接触しない垂直断面形状に形成した
    回転コネクタ装置。
  2.  前記所定の範囲を非接触範囲とし、
    前記垂直断面形状において、
    前記フラットケーブルの幅方向に前記非接触範囲を除外した接触範囲を設定し、
    前記反転部分の前記接触範囲と対向する前記ガイド面の形状を、
    前記フラットケーブルへ向けて膨出し、前記リテーナ上面に対して略垂直な平面で前記反転部分と線接触する垂直断面形状に形成した
    請求項1に記載の回転コネクタ装置。
  3.  前記ガイド部を成型する複数の金型において、
    該金型の合わせ面を、
    前記ガイド部の少なくとも前記ガイド面及び前記ガイド面の端部を除くガイド部本体に設定した
    請求項1または請求項2に記載の回転コネクタ装置。
  4.  前記フラットケーブルを構成する複数の導体に、
    該導体と電気的に接続する電気部品に応じた優先順位を設定するとともに、
    前記優先順位に応じて前記導体を配置し、
    前記非接触範囲を、
    前記優先順位の高い導体を配置する範囲に設定した
    請求項1から請求項3のいずれかに記載の回転コネクタ装置。
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