WO2012018044A1 - 負荷制御装置 - Google Patents

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Abstract

 ノイズ対策用のコンデンサC1を設置した場合であっても過電流を検出するための回路を正常に作動させることが可能な負荷制御装置を提供する。 FET(T1)のゲートとドレインとの間に第2のコンデンサ(C2)を設けることにより、点P1の電圧V1が減少した場合に、FET(T1)のゲート電流がコンデンサ(C2)側にバイパスしてFET(T1)に流れ、FET(T1)のゲートに供給される電荷量が低減する。このため、FET(T1)のドレイン電流の増加を抑制でき、電圧V1の急激な変動を防止できる。その結果、比較器(CMP1)が作動不能となる程度まで電圧V1が低下することを防止でき、比較器(CMP1)が誤動作することを防止できる。

Description

負荷制御装置
 本発明は、直流電源と負荷との間に設けた電界効果トランジスタを制御して、負荷の駆動、停止を制御する負荷制御装置に関する。
 例えば、車両に搭載されるランプ、モータ等の負荷を制御する負荷制御装置は、バッテリ(直流電源)と負荷との間に、例えば電界効果トランジスタ(以下、「FET」という)を搭載し、該FETのオン、オフを切り替えることにより、負荷の駆動、停止を制御する。また、負荷に過電流が流れた場合にはいち早くこれを検出して負荷に接続される回路を遮断するために、FETのドレイン・ソース間電圧Vdsの増大が検出された際には、FETをオフとする保護回路が搭載されている。
 図3は、従来における負荷制御装置が搭載された負荷駆動回路を示す図である。図示のように、この負荷駆動回路は、直流電源VB(出力電圧も同様の記号VBで示す)と負荷RL(負荷及びその負荷に備わる負荷抵抗を総称して、RLとする。)との間にFET(T1;電界効果トランジスタ)が配置されており、該FET(T1)のオン、オフを切り替えることにより、負荷RLの駆動、停止を制御する。
 FET(T1)のドレイン(ドレイン電極)は、電源線を経由して直流電源VBのプラス極に接続され、ソース(ソース電極)は、負荷線を経由して負荷RLの一端に接続され、該負荷RLの他端はグランドに接続されている。なお、電源線は、直流電源VBのプラス極からFET(T1)のドレインまでの電線であり、負荷線は、FET(T1)のソースから負荷RLまでの電線である。
 FET(T1)のドレイン(点P1)は、抵抗R1,R2の直列接続回路を介してグランドに接地され、各抵抗R1,R2を接続する点(P4、電圧V4)は比較器CMP1のプラス側入力端子に接続されている。また、該比較器CMP1のマイナス側入力端子はFET(T1)のソース(点P2、電圧V2)に接続されている。そして、FET(T1)がオンとされて負荷RLが駆動している場合には、電圧V2が電圧V4を上回るので比較器CMP1の出力信号はLレベルになる。また、負荷線が接地する等してFET(T1)に過電流が流れ、FET(T1)のドレイン・ソース間電圧Vdsが上昇すると、ソースの電圧V2が低下するので、電圧V2が電圧V4を下回り、比較器CMP1の出力信号がHレベルになる。この信号は過電流判定出力信号Soutとしてドライバ11に供給される。
 FET(T1)のゲート(ゲート電極)は、ゲート抵抗R3を介してドライバ11に接続され、該ドライバ11にはチャージポンプ12が接続されている。更に、ドライバ11は、抵抗R4を介して直流電源VBに接続されると共に、入力スイッチSW1を介してグランドに接続されている。従って、入力スイッチSW1がオフ(開路)のときにドライバ11にHレベルの信号が入力されてFET(T1)をオフとし、反対に、入力スイッチSW1がオン(閉路)のときにドライバ11にLレベル信号が入力されてFET(T1)をオンとする。また、比較器CMP1よりHレベルの信号(過電流判定出力信号Sout)が供給された場合には、FET(T1)をオフとする。
 更に、FET(T1)のゲート・ソース間には、ソースからゲートに向く方向を順方向とするツェナーダイオードZD1が設けられている。該ツェナーダイオードZD1により、ゲート・ソース間の電圧が規定電圧を超えないようにしている。
 また、図3に示す電源線(直流電源VBからFET(T1)のドレインまでの電線)はインダクタンス成分を有するので、このインダクタンスをLw1とする。また、負荷線(FET(T1)のソースから負荷RLまでの電線)も同様にインダクタンス成分を有するので、このインダクタンスをLw2とする。なお、電源線、負荷線の抵抗は極めて小さいので無視している。
 ここで、強電波や種々の電装品より発生する電磁ノイズに起因して負荷制御装置が誤動作することを防止するために、点P1とグランド(VBのマイナス極)との間にコンデンサC1を設置している(例えば、特許文献1参照)。
日本国特開平6-38368号公報
 次に、上記のように構成された負荷制御装置の作用について説明する。入力スイッチSW1がオンとなると、ドライバ11はチャージポンプ12からの電圧を出力する。この電圧はFET(T1)のゲートに印加されるので、FET(T1)がオンとなる。即ち、入力スイッチSW1のオン、オフを切り替えることによりFET(T1)がオン、オフ動作し、直流電源VBから負荷RLへの電力供給が制御される。
 入力スイッチSW1がオンとされ、FET(T1)がオフからオンに移行する過渡状態では、VBのプラス極→電源線(Lw1)→P1→T1→P2→負荷線(Lw2)→P3→RL→グランド→VBのマイナス極、の経路で電流I1(図中、実線で示す)が流れる。
 この電流I1はFET(T1)がオンとされるとゼロから増加を始め、電源電圧VBを負荷RLの抵抗値で除した電流値まで上昇する。この過程で、電流I1の増加により増加勾配に比例した逆起電力がインダクタンスLw1及びLw2に発生する。インダクタンスLw1に発生する逆起電力は、ドレインの電圧V1を押し下げるので、該電圧V1が低下する。このため、コンデンサC1に充電されている電圧が放電する。
 コンデンサC1の放電電流I2(図中破線で示す)は、C1プラス端子→P1→T1→P2→負荷線(Lw2)→P3→RL→グランド→C1マイナス端子の経路を流れ、負荷線のインダクタンスLw2に逆起電力を発生させる。この際、電源線にはコンデンサC1の放電電流I2は流れないので、インダクタンスLw1には、コンデンサC1の放電電流I2による逆起電力が発生しない。
 コンデンサC1の放電電流I2が増加しているときは、この放電電流I2により点P2の電圧V2を押し上げるが、放電電流I2が増加勾配から減少勾配に転じると、この放電電流I2により、電圧V2を押し下げる向きの逆起電力が発生する。
 仮に、コンデンサC1が存在しなければ(即ち、放電電流I2に起因する逆起電力が発生しなければ)、電圧V1は、電圧V2と一致したとき最低となり、その電圧は電源電圧VBと点P3との間に生じる電圧を、インダクタンスLw1とLw2で分圧した電圧となる。即ち、コンデンサC1が存在しなければ、電圧V1の最低値は次の(1)式で示される。
 (V1の最低電圧)=(VB-V3)*Lw2/(Lw1+Lw2)+V3 …(1)
 インダクタンスLw1に対して、インダクタンスLw2が相対的に小さい場合、即ち、電源線長に対して負荷線長が相対的に短い場合には(1)式のV1の最低電圧が小さくなる。
 これに対して、コンデンサC1が存在すると、電圧V1と電圧V2が一致した後も、コンデンサC1の放電電流I2が流れ続けるので、電圧V1の減少が継続され、該電圧V1の最低電圧は(1)式で示される電圧よりも、更に低下することになる。電圧V1の低下量が大きくなると、以下の課題が生じる。
 すなわち、比較器CMP1の入力端子電圧は電圧V1の大きさに依存するので、電圧V1が低下すると、これに伴って比較器CMP1の入力端子電圧が低下する。比較器CMP1の入力端子電圧における同相入力範囲の下限値は2V近辺にあり、この下限値を下回る入力電圧になると比較器CMP1は機能しなくなる。この場合には、比較器CMP1の出力が不定となり、過電流状態でなくても比較器CMP1のばらつきによっては過電流状態を示す出力を出力するという異常状態が発生する。その結果、過電流が発生していない場合にFET(T1)が誤遮断するという事象が発生する。
 以下、具体的な電圧、電流の変化についてのシュミレーション結果を、図4、図5(a)、図5(b)に示す特性図を参照して説明する。図4は、図3に示す回路でノイズ対策用のコンデンサC1を設けない場合の、各電圧、電流波形の変化を示す特性図である。ここで、図3に示した各回路定数を、以下のように設定している。即ち、電源電圧VB=12V、Lw1=2.5μH(電源線長2.5mに相当)、FET(T1)のオン抵抗(飽和値)=3.5mΩ、Lw2=2μH(負荷線長2mに相当)、負荷抵抗RL=2Ω、チャージポンプ電圧=VB+15V、ゲート抵抗R3=1.5kΩ、C1=0.1μF、としている。
 図4では、横軸(X軸)は時間軸を示し、3つの縦軸(Y1、Y2、Y3)は電圧座標と2種類の電流座標を示している。縦軸Y1は電圧座標であり、V1、FET(T1)のゲート電圧VG、V2、V3、VBの座標を示し、縦軸Y2は電流座標であり、大きな電流である電源線電流I1、及びFET(T1)のドレイン電流IDの座標を示している。縦軸Y3は小電流であるFET(T1)のゲート電流IGの座標を示している。また、縦軸Y1は上向きがプラス電圧を示し、縦軸Y2は下向きがプラス電流で、縦軸Y3は上向きがプラス電流を示している。
 いま、横軸の時刻2.200[msec]で入力スイッチSW1がオンとされると、FET(T1)のゲート電圧VGが上昇し、ゲート電流IGが急速に増大する。そして、時刻2.2009[msec]から電圧V1が低下し始め、且つ、電圧V2が上昇し始める。同時に電源線電流I1、及びFET(T1)のドレイン電流IDが流れ始める。電源線電流I1とドレイン電流IDは一致している。時刻2.2015[msec]で電圧V1と電圧V2が一致し、電圧V1は最低値(6.47V)となり、その後、電圧V1,V2が揃って上昇する。以下では、電圧V1と電圧V2の波形が一致する波形上の点を“A点”とする。
 また、電圧V3は、FET(T1)のドレイン電流IDが負荷RLに流れて発生する電圧降下であるので、ドレイン電流IDに比例した大きさとなる。A点以降の電圧V1と電圧V2の波形は、電源電圧VBと電圧V3の差電圧を、インダクタンスLw1とLw2で分圧した電圧となる。そして、電圧V1が低下を始めた直後における電圧V1と電圧V2の間隔が縮小することが、電圧V1を低下させる要因となり、電圧V3が増加することが、電圧V1を押し上げる要因となっていることが判る。また、電圧V1と電圧V2がA点に達したときには、電圧V1を低下させる要因が消滅するので、A点が電圧V1の最低値となる。
 上記のことから、ノイズ対策用のコンデンサC1を設けない場合には、電圧V1はA点で最低値となり、その後上昇するので、比較器CMP1の同相入力電圧の下限値まで低下することはなく、比較器CMP1が誤動作を引き起こすという事象は生じない。
 次に、図5(a),図5(b)を参照して、図3に示した回路(コンデンサC1を搭載した回路)における具体的な電圧、電流の変化についてのシュミレーション結果について説明する。図5(a)は、図3に示した回路の各電圧波形の変化を示す特性図、図5(b)は、図3に示した回路の各電流波形の変化を示す特性図である。
 図5(b)において、縦軸Y1は電流座標であり、大きな電流である電源線電流I1、コンデンサC1の放電電流I2、及びFET(T1)のドレイン電流IDの座標を示している。縦軸Y2は小電流であるFET(T1)のゲート電流IGの座標を示している。また、縦軸Y1は下向きがプラス電流で、縦軸Y2は上向きがプラス電流を示している。
 そして、図5(a),図5(b)に示す特性図では、コンデンサC1が設けられコンデンサC1を放電電流I2が流れることにより、コンデンサC1を設けない図4の特性図では一致していた電源線電流I1とFET(T1)のドレイン電流IDが不一致となる(図5(b)参照)。これは、コンデンサC1の放電電流は負荷線(Lw2)を流れるが、電源線(Lw1)には流れず、また、コンデンサC1の充電電流は電源線を流れるが、負荷線には流れないこと、及び、コンデンサC1の放電電流と充電電流が同時には流れないことによる。つまり、コンデンサC1の放電時には、図3の放電電流I2(波線で示す)の経路に沿って電流が流れ、コンデンサC1の充電時には、VBプラス極→Lw1→C1→GND→VBマイナス極、の経路に沿って電流が流れることによる。
 FET(T1)のドレイン電流IDの増加勾配が大きいときには、電源線電流の増加勾配は小さくなり、逆にドレイン電流IDの増加勾配が小さくなると、電源線電流の増加勾配は大きくなる。
 そのため、コンデンサC1が存在することにより、電圧V1は振動する(図5(a)参照)。これは、コンデンサC1のキャパシタンス(静電容量)と、該コンデンサC1の充放電電流が流れる経路のインダクタンスによる電流の固有振動が発生することに起因する。その周期は、図5(a),図5(b)に示す例では約3[μsec]となっている。そして、電圧V1の最低値は、FET(T1)がオンとされた後の、最初の電圧V1低下電圧となっている(図5(a)参照)。これは、FET(T1)がオンとされた後、時間が経過するに連れて電圧V3が上昇することにより、電圧V1の低下量が制限されるからである。
 以下、各電圧、電流の変化について詳細に説明する。図5(a),図5(b)に示すように、時刻2.200[msec]で入力スイッチSW1がオンとされ、FET(T1)がオンとなると、逆起電力により電圧V1が低下しコンデンサC1に充電されていた電圧が放電する。放電電流I2は、FET(T1)のドレイン・ソース間電圧Vdsにより制限される。ドレイン・ソース間電圧Vdsが縮小するに連れて制限が弱まるので放電電流が増大する。ドレイン・ソース間電圧Vdsが縮小して電圧V1と電圧V2が一致するA点に到達すると、制限はそれ以上弱まることがないので放電電流I2の増加が止まり、その後は減少に転じる。即ち、放電電流I2(図5(b)参照)のピーク(図5(b)では下方向への振幅のピーク)は、電圧V1とV2の一致点(A点)とほぼ一致することになる。
 図4に示した例(即ち、コンデンサC1を搭載しない場合)では、A点の経過後、電圧V1が減少から増加に転じているが、図5(a),図5(b)の例では電圧V1は増加に転じることなく、より一層低下し、コンデンサC1の放電電流I2がほぼ0[A]になる時点で、電圧V1が最低値になっている。電圧V1の最低値は、3.48Vであり、コンデンサC1を搭載しない場合の6.47Vに比べて2.99V低下していることが判る。
 ここで、A点の経過後、電圧V1が更に低下する理由は、A点まで増加していたコンデンサC1の放電電流I2がA点の経過後に減少に転じるが、コンデンサC1の電流振動は該コンデンサC1の充放電電流が流れる経路のインダクタンス成分との間でエネルギーをやり取りすることにより行われ、そのときにエネルギー保存の法則に従うので、放電電流I2がゼロの状態に復帰するには、放電電流I2が増加した期間と同じ程度の放電電流減少期間が必要となるからである。この期間、コンデンサC1が放電するためには電圧V1が低下しなければならない。これが、A点の経過後においても電圧V1が低下し続ける理由である。
 このように、ノイズ対策用のコンデンサC1を設けることにより、電圧V1の減少量が大きくなることがシュミレーション結果からも確認することができた。
 上述したように、従来における負荷制御装置では、ノイズ対策用のコンデンサC1を設置することにより、強電波や電磁ノイズによる影響を防止することができる反面、FET(T1)のオン時に電圧V1の低下量が大きくなり、比較器CMP1が誤動作するという事象が発生する。そこで、何とかこれらを両立させたいという要望が高まっていた。
 本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、ノイズ対策用の第1のコンデンサを設置した場合であっても過電流を検出するための回路を正常に作動させることが可能な負荷制御装置を提供することにある。
 上記目的を達成するため、本願第1の発明は、直流電源(VB)と負荷(RL)との間に電界効果トランジスタ(T1)を設け、該電界効果トランジスタのオン、オフを切り替えて、前記負荷の駆動、停止を制御する負荷制御装置であって、前記電界効果トランジスタのドレイン電極は、電源線を経由して前記直流電源のプラス極に接続され、且つ、ソース電極は負荷線を経由して前記負荷の一端に接続され、前記負荷の他端は前記直流電源のマイナス極に接続され、前記電界効果トランジスタのドレイン電圧に基づく基準電圧と、ソース電圧とを比較して過電流の発生を検出する比較手段(CMP1)と、前記負荷の駆動時には前記電界効果トランジスタのゲート電極に駆動信号を出力すると共に、前記比較手段にて過電流の発生が検出された場合に、前記駆動信号の出力を停止する制御手段と、前記電界効果トランジスタのドレイン電極と前記直流電源のマイナス極との間に設けられる第1のコンデンサ(C1)と、前記電界効果トランジスタのゲート電極とドレイン電極との間に設けられる第2のコンデンサ(C2)と、を備えたことを特徴とする。
 第2の発明は、前記ゲート電極と前記第2のコンデンサとの間に、ゲート電極から第2のコンデンサに向く方向を順方向とするダイオード(D1)を設け、更に、前記ソース電極と前記第2のコンデンサとの間に、ソース電極から第2のコンデンサに向く方向を順方向とするツェナーダイオードを設けたことを特徴とする。
 本発明に係る負荷制御装置では、電界効果トランジスタのゲート電極とドレイン電極との間に第2のコンデンサを設けるので、電界効果トランジスタのドレイン電圧の変動を抑制することができ、該ドレイン電圧に基づいて作動する比較手段が誤動作することを防止できる。
 また、ゲート電極と第2のコンデンサとの間にダイオードを設ける構成としたので、第2のコンデンサのマイナス端子の電圧に浮き上がりが発生しても、電界効果トランジスタのゲート電圧をグランドレベルに保持することができ、電界効果トランジスタの発熱を抑制することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る負荷制御装置の構成を示す回路図である。 図2(a)及び図2(b)は、本発明の一実施形態に係る負荷制御装置の、各電圧及び各電流の変化を示す特性図である。 図3は、従来における負荷制御装置の構成を示す回路図である。 図4は、従来における負荷制御装置で、コンデンサC1を設けない場合の各電圧、電流の変化を示す特性図である。 図5(a)及び図5(b)は、従来における負荷制御装置で、コンデンサC1を設けた場合の各電圧及び各電流の変化を示す特性図である。
 以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る負荷制御装置が搭載された負荷駆動回路を示す図である。図示のように、この負荷駆動回路は、直流電源VB(出力電圧も同様の記号VBで示す)と負荷RLとの間にFET(T1;電界効果トランジスタ)が配置されており、該FET(T1)のオン、オフを切り替えることにより、負荷RLの駆動、停止を制御する。
 FET(T1)のドレイン(ドレイン電極)は、電源線を経由して直流電源VBのプラス極に接続され、ソース(ソース電極)は、負荷線を経由して負荷RLの一端に接続され、該負荷RLの他端はグランドに接地されている。なお、電源線は、直流電源VBのプラス極からFET(T1)のドレインまでの電線であり、負荷線は、FET(T1)のソースから負荷RLまでの電線である。そして、電源線はインダクタンス成分を有しており、これをLw1で示している。負荷線も同様にインダクタンス成分を有しており、これをLw2で示している。なお、電源線、負荷線の抵抗成分は極めて小さいので無視している。
 FET(T1)のドレイン(電圧V1)は、抵抗R1,R2の直列接続回路を介してグランドに接地され、各抵抗R1,R2を接続する点P4は、比較器CMP1のプラス側入力端子に接続されている。また、該比較器CMP1のマイナス側入力端子は、FET(T1)のソース(点P2)に接続されている。そして、FET(T1)がオンとされて負荷RLが駆動している場合には、点P2の電圧V2が、点P4の電圧V4を上回るので比較器CMP1の出力信号はLレベルになる。また、負荷線が接地する等して、FET(T1)に過電流が流れ、FET(T1)のドレイン・ソース間電圧Vdsが上昇すると、電圧V2が低下して電圧V4を下回り、比較器CMP1の出力信号がHレベルになる。この信号は過電流判定出力信号Soutとしてドライバ11に供給される。
 FET(T1)のゲート(ゲート電極)は、ゲート抵抗R3を介してドライバ11に接続され、該ドライバ11にはチャージポンプ12が接続されている。更に、ドライバ11は、抵抗R4を介して直流電源VBに接続されると共に、入力スイッチSW1を介してグランドに接続されている。従って、入力スイッチSW1がオフ(開路)のときにドライバ11にHレベルの信号が入力されてFET(T1)をオフとし、反対に、入力スイッチSW1がオン(閉路)のときにドライバ11にLレベル信号が入力されてFET(T1)をオンとする。また、比較器CMP1よりHレベルの信号(過電流判定出力信号Sout)が供給された場合には、FET(T1)をオフとする。
 更に、FET(T1)のゲート(点P6)には、ダイオードD1のアノードが接続され、このカソードである点P5は、ツェナーダイオードZD1のカソードに接続され、該ツェナーダイオードZD1のアノードは、点P2に接続されている。また、点P5は、コンデンサC2(第2コンデンサ)を介してFET(T1)のドレインに接続されている。
 また、点P1とグランド(VBのマイナス極)との間には、強電波や種々の電装品より発生する電磁ノイズに起因する誤動作を防止するためのコンデンサC1(第1コンデンサ)が設置されている。
 即ち、本実施形態に係る負荷制御回路は、従来例で示した図3の回路と対比して、FET(T1)のゲート・ソース間電圧を規定値以下にクランプするためのツェナーダイオードZD1に対して直列に、ダイオードD1を設置している点、及び点P5とFET(T1)のドレインとの間にコンデンサC2を設置している点で相違している。
 次に、本実施形態に係る負荷制御装置の作用について説明する。図1に示す回路において、入力スイッチSW1がオンとされると、チャージポンプ12の電圧がドライバ11より出力され、この電圧(駆動信号)はFET(T1)のゲートに印加される。即ち、ドライバ11は、ゲート抵抗R3を介してFET(T1)のゲートに電流を注入する。
 FET(T1)のゲートに電流が注入されると、該FET(T1)のドレイン・ソース間電圧Vdsが縮小して、FET(T1)にドレイン電流IDが流れる。即ち、図1に示す電源線電流I1が流れ始め、これがドレイン電流IDとなる。電源線電流I1が流れると、電源線及び負荷線の各インダクタンスLw1,Lw2に逆起電力が発生し、ドレインの電圧V1が低下する。電圧V1が低下すると、コンデンサC1の充電電圧が電圧V1を上回るので、該コンデンサC1に充電されている電圧が放電を開始し、放電電流I2が電源線電流I1に重畳してFET(T1)、負荷線のインダクタンスLw2、及び負荷RLに流れる。
 ここで、前述したように、電圧V1の低下は電圧V1と電圧V2が一致するまで(前述したA点に達するまで)はドレイン・ソース間電圧Vdsの縮小によって引き起こされる。そして、ドレイン・ソース間電圧Vdsが縮小して電圧V1が低下すると、ゲート抵抗R3を流れる電流の一部が、R3→P6→D1→P5→C2→T1ドレイン→T1ソースの経路で流れる。
 コンデンサC2を流れる電流をIC2、FET(T1)のゲートに注入される電流をゲートIG、ゲート抵抗R3に流れる電流をIR3とすると、次の(2)式が成立する。
 IG=IR3-IC2 …(2)
 即ち、ドライバ11より出力される出力電流IR3の一部が、FET(T1)のゲートをバイパスしてコンデンサC2に流れるので(電流IC2)、その分だけFET(T1)のゲートに注入されるゲート電流IGが減少する。
 バイパスする電流IC2の大きさは、ドレイン・ソース間電圧Vdsの縮小速度に依存し、ドレイン・ソース間電圧Vdsの縮小速度が大きくなると、電流IC2が大きくなる。電流IC2が大きくなると、ゲート電流IGが減少して、FET(T1)のゲートに蓄積される電荷量の増加が鈍り、ドレイン・ソース間電圧Vdsの縮小速度が抑制される。これに対し、ドレイン・ソース間電圧Vdsの縮小速度が小さくなると、電流IC2が小さくなり、ゲート電流IGが大きくなって、FET(T1)のゲートに蓄積される電荷量の増加が加速されて、ドレイン・ソース間電圧Vdsの縮小速度が速まる。即ち、電流IC2が流れることにより、V1~V2間の電圧であるドレイン・ソース間電圧Vdsの変動が抑制され、単調減少に近づくことになる。
 このため、電圧V1が低下して、コンデンサC1に蓄積された電圧が放電した場合であっても、該コンデンサC1の放電電流I2の増加、減少による電圧V1の変動を抑制することができる。つまり、図5(a)に示したように電圧V1が上下に振動することを抑制することができる。
 これは、電圧V1とV2が一致するまで(A点に達するまで)は、コンデンサC1の放電電流の増加、減少がドレイン・ソース間電圧Vdsの縮小速度に依存するからである。また、電流IC2が流れることにより、ゲート電流IGが減少し、ゲート電荷の蓄積が遅れるので、A点に達するまでの時間がコンデンサC2の無いときに比べて長くなる。このため、A点に達するまでにコンデンサC1の充放電電流による固有振動が抑制され、減衰する。その間にFET(T1)のドレイン電流IDが増大し、負荷抵抗に発生する電圧降下V3が大きくなるので、V1の低下量が制限され、A点以降では電圧V3によって電圧V1が持ち上げられて上昇して行く。こうして、電圧V1の減少量を抑制できることになる。
 次に、具体的な電圧、電流の変化についてのシュミレーション結果を、図2(a),図2(b)に示す特性図を参照して説明する。図2(a),図2(b)は、図1に示す回路における各電圧、電流波形の変化を示す特性図である。また、図1に示した各回路定数を、以下のように設定している。即ち、電源電圧VB=12V、Lw1=2.5μH(電源線長2.5mに相当)、T1のオン抵抗(飽和値)=3.5mΩ、Lw2=2μH(負荷線長2mに相当)、負荷抵抗RL=2Ω、チャージポンプ電圧=VB+15V、ゲート抵抗R3=1.5kΩ、C1=0.1μF、C2=5nFとしている。
 図2(a),図2(b)では、横軸(X軸)が時間軸を示している。また、図2(a)では縦軸は電圧座標であり、上向きがプラス電圧を示している。図2(b)では2つの縦軸(Y1、Y2)で2種類の電流座標を示している。縦軸Y1は電流座標であり、大きな電流である電源線電流I1、及びT1のドレイン電流IDの座標を示している。縦軸Y2は小電流であるT1のゲート電流IGの座標を示している。また、縦軸Y1は下向きがプラス電流で、縦軸Y2は上向きがプラス電流を示している。
 図2(a),図2(b)において、時刻2.200[msec]で入力スイッチSW1がオンとされると、ドライバ11の出力電流IR3が急速に立ち上がり、その後は単調減少している。この際、IR3=IG+IC2の関係を維持しながら、ゲート電流IGと電流IC2が流れる。図2(b)中でゲート電流IGと電流IC2の大きさを示す座標はY2である。
 そして、V1~V2間のドレイン・ソース間電圧Vdsの縮小が始まると、FET(T1)のドレイン電流IDが流れ始める。これと同時に、電流IC2が大きくなりゲート電流IGを抑制する。ゲート電流IGが抑制されることにより、FET(T1)のゲート電荷の蓄積速度が遅くなり、電圧V1と電圧V2の一致点であるA点に達するまでの時間が長くなる(図5(a)に記載したA点と対比して遅くなっている)。その間、電流IC2はドレイン・ソース間電圧Vdsの変動を抑制しながら減少する。その後、A点に到達すると電流IC2とゲート電流IGが急接近し、その後は各電流IC2,IGは共に単調減少する。
 一方、A点到達時間が遅れたことにより電圧V3が十分に増大し、A点以降の電圧V1を押し上げている。また、電流IC2によりドレイン・ソース間電圧Vdsの縮小が抑制され、且つ、単調減少に近づくので、コンデンサC1の放電電流I2が減少し、且つ、変動が小さくなる。放電電流I2のピーク値が175.5mAとなり、コンデンサC2が無いとき(図5(a),図5(b)に示した例)のピーク値943mAと対比して、大幅に小さくなっていることが判る。コンデンサC1の放電電流、充電電流が小さくなり、且つ、その変動が緩やかになるのは、電圧V1の低下が抑制され、電圧V1の変動が緩やかになることと相関している。
 その結果、電圧V1の最低電圧は9.624Vとなり、図5(a)に示した3.48Vと対比して大幅に改善されている。更に、コンデンサC1を設置しない場合(図4に示した例)の6.45Vと対比しても大きくなっていることが判る。
 次に、図1に示したダイオードD1を設ける理由について説明する。図1に示す回路において、FET(T1)がオフ状態であるときには、該FET(T1)のソースは、負荷RLの抵抗を経由して接地され、グランドレベルになっている。コンデンサC2の端子間電圧は、ツェナーダイオードZD1のカソードからアノードへのリーク電流により、コンデンサC2のマイナス端子がグランドレベルとなるので、コンデンサC2の端子間電圧は電圧V1と等しくなっている。
 ここで、何らかの原因により点P1の電圧V1が落ち込み、この電圧V1から電圧V1xまで低下すると、C2プラス端子→P1→外乱(V1x)→グランド→RL→負荷線(Lw2)→P2→ZD1→C2マイナス端子、の経路でコンデンサC2に充電されている電圧が放電し、該コンデンサC2の端子間電圧は「V1x+VfZD」となる。但し、VfZDはツェナーダイオードZD1の順方向電圧である。その後、点P1の電圧が急勾配で立ち上がり電圧V1に復帰すると、コンデンサC2は放電の状態が維持されているので、該コンデンサC2のマイナス端子電圧がグランドレベルに対して浮き上がり、そのときの電圧は、次の(3)式で示される。
 C2マイナス端子電圧=V1-(V1x+VfZD)
      =V1-V1x-VfZD …(3)
 (3)式より、点P1の電圧の落ち込みが大きい程、電圧V1xが小さくなるので、コンデンサC2のマイナス端子電圧の浮き上がりが大きくなる。
 このとき、ダイオードD1が設置されていないと、FET(T1)のゲート電圧VGが、上記(3)式で示した電圧に等しくなり、(3)式で示した電圧がFET(T1)のスレッショルド電圧を上回った場合には、該FET(T1)がオンとなる。このとき、FET(T1)は(3)式の電圧をゲート電圧VGとするソースフォロアとして動作し、ドレイン電流IDが流れ、ソース電圧が浮き上がる。
 ドレイン電流IDは、FET(T1)が完全オンの状態に比べれば小さいが、ドレイン、ソース間電圧が大きいので、FET(T1)の消費電力が大きくなり、該FET(T1)が発熱する。(3)式で示した電圧は指数関数的に減少し、そのときの時定数は、図1に示す回路では、次の(4)式となる。
 C2*R3=5*10-9*1.5*10=7.5μsec …(4)
 そして、この(4)式で求められる時定数は、FET(T1)のオフ時のゲート接地抵抗が1.5kΩの場合を示しているが、ゲート接地抵抗がこれよりも大きくなるに連れて、FET(T1)のゲートが浮き上がる期間が長くなる。
 これに対して、図1に示すダイオードD1を設置すると、コンデンサC2のマイナス端子の浮き上がりが発生しても、FET(T1)のゲート電圧VGはグランドレベルのままとなり、FET(T1)がオンすることが無くなる。これがダイオードD1を設置する目的である。
 ここで、電圧V1を落ち込ませる原因としては、次のような場合が該当する。図3に示した従来の回路では、点P1~グランド間に配置される負荷駆動回路が1チャンネルの場合を示しているが、点P1~グランド間に複数チャンネルの負荷駆動回路が並列に配置される場合が多々ある。このような構成の回路においては、複数の負荷駆動回路のうちいずれか1つの負荷線が短絡接地して過電流が流れると、各負荷駆動回路で共通とされた点P1の電圧V1が急低下する。
 そして、短絡接地が発生した負荷駆動回路では、過電流保護回路が作動して過電流が遮断される。その結果、点P1の電圧V1が上昇し、安定時の点P1の電圧を超えて電圧V1がオーバーシュートし安定電圧に収束する。この電圧変動は、複数チャンネルの負荷駆動回路のうち、短絡接地が発生していない回路に対してのV1低下の原因となる。従って、ダイオードD1は、複数チャンネルの負荷駆動回路を設ける回路において、特にその効果が発揮されると言える。
 このようにして、本実施形態に係る負荷制御装置では、FET(T1)のゲート・ドレイン間にコンデンサC2を設けているので、ドライバ11より出力電流IR3が出力された場合に、この出力電流IR3の一部がバイパスしてコンデンサC2に流れてFET(T1)のゲート電流IGが低減する。このため、電圧V1とV2が一致するまでの時間を遅らせることができ、電圧V1の低下量を抑制することができる。従って、電圧V1が急激に減少して比較器CMP1が作動しなくなるという従来の課題を解決することができる。
 また、ダイオードD1を設けることにより、外乱によりFET(T1)がオンとなって発熱するという課題の発生を回避することができる。
 以上、本発明の負荷制御装置を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置き換えることができる。
 例えば、上述した実施形態では、車両に搭載される負荷を駆動するための負荷駆動回路に搭載する負荷制御装置を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その他の負荷駆動回路についても適用することが可能である。
 本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
 本出願は、2010年8月5日出願の日本特許出願(特願2010-176268)に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
 本発明は、負荷駆動回路にノイズ対策用のコンデンサを設けた場合でも、電界効果トランジスタのドレイン電圧の急激な低下を防止する上で有用である。
 11 ドライバ
 12 チャージポンプ
 VB 直流電源
 T1 電界効果トランジスタ(FET)
 RL 負荷
 CMP1 比較器(比較手段)
 C1 第1のコンデンサ
 C2 第2のコンデンサ
 D1 ダイオード
 Lw1 電源線のインダクタンス
 Lw2 負荷線のインダクタンス

Claims (2)

  1.  直流電源と負荷との間に電界効果トランジスタを設け、該電界効果トランジスタのオン、オフを切り替えて、前記負荷の駆動、停止を制御する負荷制御装置であって、
     前記電界効果トランジスタのドレイン電極は、電源線を経由して前記直流電源のプラス極に接続され、且つ、ソース電極は負荷線を経由して前記負荷の一端に接続され、前記負荷の他端は前記直流電源のマイナス極に接続され、
     前記電界効果トランジスタのドレイン電圧に基づく基準電圧と、ソース電圧とを比較して過電流の発生を検出する比較手段と、
     前記負荷の駆動時には前記電界効果トランジスタのゲート電極に駆動信号を出力すると共に、前記比較手段にて過電流の発生が検出された場合に、前記駆動信号の出力を停止する制御手段と、
     前記電界効果トランジスタのドレイン電極と前記直流電源のマイナス極との間に設けられる第1のコンデンサと、
     前記電界効果トランジスタのゲート電極とドレイン電極との間に設けられる第2のコンデンサと、
     を備えた負荷制御装置。
  2.  前記ゲート電極と前記第2のコンデンサとの間に、ゲート電極から第2のコンデンサに向く方向を順方向とするダイオードを設け、更に、前記ソース電極と前記第2のコンデンサとの間に、ソース電極から第2のコンデンサに向く方向を順方向とするツェナーダイオードを設けた請求項1に記載の負荷制御装置。
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