WO2012014282A1 - 位相制御開閉装置 - Google Patents

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Abstract

 進相性負荷回路の閉極動作に伴う過渡的な電圧、電流の発生を抑制することができる位相制御開閉装置を得ること。前回の各相負荷側電圧の零点から所定期間内に次回の各相負荷側電圧の零点を検出できない場合に、最後に検出された各相負荷側電圧の零点を各相遮断直前における各相負荷側電圧の零点と判断し、その各相遮断直前の各相負荷側電圧の零点における負荷側電圧の時間微分値の極性を、遮断器50の開極後における各相残留電圧の極性として推定する残留電圧極性推定部81aと、遮断器50の開極後における各相残留電圧の極性からその逆極性に反転する各相電源側電圧の零点で閉極されるように遮断器50を制御する閉極位相制御部81bと、を備える。

Description

位相制御開閉装置
 本発明は、遮断器の開閉タイミングを制御する位相制御開閉装置に関する。
 従来、中性点が接地されたコンデンサバンクもしくは無負荷の送電線などの進相性負荷回路に電源を投入する際には、各相の電源電圧を計測して、各相毎の電源電圧零点を検出し、その電源電圧零点近傍にて各相の遮断器を個別に投入させることにより、過渡的な電圧、電流の発生を抑制するようにした位相制御開閉装置があった(例えば、特許文献1)。
国際公開第00/04564号
 一般に、進相性負荷回路の遮断時において、コンデンサや送電線路上に残る残留電荷による直流性の電圧(以下、「残留電圧」という)を測定することは、困難であるため、従来の位相制御開閉装置では、この進相性負荷回路に電源を投入する際、各相の電源電圧のみに着目して遮断器の投入位相を制御している。しかしながら、遮断時にコンデンサや送電線路上に残留電圧が生じている場合、遮断器極間には、電源電圧に加えて、残留電荷による直流電圧が重畳される。このため、遮断器閉極過程における遮断器極間の絶縁耐力を考慮すると、たとえ電源電圧の零点で遮断器を閉極させても、遮断器を閉極させる電源電圧零点の極性によっては、極間電圧の高い位相で遮断器が電気的に投入され、過電圧、過電流が十分に抑制できない場合がある、という問題があった。
 本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、進相性負荷回路の閉極動作に伴う過渡的な電圧、電流の発生を抑制可能とする位相制御開閉装置を提供することを目的とする。
 上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明にかかる位相制御開閉装置は、電源と進相性負荷との間に接続された三相開閉装置の閉極位相を制御する位相制御開閉装置において、前記電源側の各相電源側電圧を検出する電源側電圧検出部と、前記進相性負荷側の各相負荷側電圧を検出する負荷側電圧検出部と、前記各相負荷側電圧の零点が周期的に検出できなくなった時点で、最後に検出された前記各相負荷側電圧の零点における前記各相負荷側電圧の時間微分値の極性を、前記三相開閉装置の開極後における前記進相性負荷側の各相残留電圧の極性として推定する残留電圧極性推定部と、前記各相電源側電圧の周期を検出して、前記各相電源側電圧が前記各相残留電圧の極性からその逆極性に転ずる点で閉極されるように前記三相開閉装置の閉極位相を制御する閉極位相制御部と、を備えることを特徴とする。
 本発明によれば、進相性負荷回路の閉極動作に伴う過渡的な電圧、電流の発生を抑制することができる、という効果を奏する。
図1は、実施の形態1にかかる位相制御開閉装置の一構成例を示す図である。 図2は、遮断器開極後において進相性負荷に残る残留電圧の極性を推定する手法を説明するための波形図である。 図3は、推定した残留電圧の極性に基づいて遮断器の閉極位相を制御する手法を説明するための図である。
 以下に添付図面を参照し、本発明の実施の形態にかかる位相制御開閉装置について説明する。なお、以下に示す実施の形態により本発明が限定されるものではない。
(本実施の形態の要部)
 本実施の形態にかかる位相制御開閉装置は、進相性負荷への遮断器投入による過渡的な電圧、電流を抑制可能とする機能を有する。位相制御開閉装置を用いた遮断器の閉極過程では、接触子の極間距離の減少に伴い極間の絶縁耐力が低下するが、この絶縁耐力が、接触子の極間に加わる系統電圧による電界値以下になった時点で、接触子の極間の絶縁破壊に伴う先行アークが発生して電気的に投入される。接触子の極間距離の変化は、遮断器の開閉極動作時間で決まるので、機械的特性試験で評価することができ、接触子の極間の絶縁耐力は、接触子の極間に加わる電圧および接触子の極間距離で決まるので、電気的特性試験で評価することができる。よって、これらの機械的特性試験および電気的特性試験から、遮断器の閉極過程における遮断器極間の絶縁耐力変化率特性線(RDDS:Rate of Decrease of Dielectric Strength)が得られる。但し、遮断器開極後の進相性負荷に残留電圧が生じている場合には、遮断器極間電圧は、電源電圧に加えて、残留電圧が重畳された電圧となる。そこで、本実施の形態の位相制御開閉装置では、遮断器開極後の残留電圧を推定し、遮断器の閉極過程における遮断器極間の絶縁耐力変化率特性線を考慮して、遮断器極間電圧の低くなるタイミングでの遮断器投入を可能とする機能を付加するものである。
実施の形態1.
 図1は、実施の形態1にかかる位相制御開閉装置の一構成例を示す図である。図1において、三相開閉装置である遮断器50は、同図右方側に示されるR相、S相、およびT相からなる電源側回路と、同図左方側に示される進相性負荷(例えば、中性点が接地されたコンデンサバンクもしくは無負荷の送電線等が相当する)10a,10b,10cとの間に接続されている。この遮断器50は、消弧室52a,52b,52cを具備すると共に、消弧室52a,52b,52c内の各接触子が独立して開閉動作することができるように、それぞれ独立の操作部54a,54b,54cを具備している。遮断器50の電源側には、各相電源側電圧を計測する各電源側電圧計測部72a,72b,72cと、電源側回路から進相性負荷側に流れる各相電流を計測する各電流計測部74a,74b,74cとが設けられている。一方、遮断器50の進相性負荷側には、各相負荷側電圧を計測する各負荷側電圧計測部73a,73b,73cが設けられている。
 実施の形態1にかかる位相制御開閉装置80は、例えばコンピュータ等により構成され、各電源側電圧計測部72a,72b,72cからの信号に基づいて各相電源側電圧を検出する電源側電圧検出部82と、各負荷側電圧計測部73a,73b,73cからの信号に基づいて各相負荷側電圧を検出する負荷側電圧検出部83と、各電流計測部74a,74b,74cからの信号に基づいて各相電流を検出する電流検出部84と、制御部81と、を備えて構成される。制御部81は、各検出部(電源側電圧検出部82、負荷側電圧検出部83、および電流検出部84)からの各出力および位相制御開閉装置80に対して入力される開閉極指令31に基づいて動作する残留電圧極性推定部81aと閉極位相制御部81bとを備えて構成される。
 残留電圧極性推定部81aは、遮断器50の開極指令が入力された時点で動作を開始し、各相負荷側電圧の零点を継続して検出すると共に、各相負荷側電圧の零点における時間微分値を求め、前回の各相負荷側電圧の零点の検出時刻から所定期間内に次回の各相負荷側電圧の零点を検出できない場合に、最後に検出された各相負荷側電圧の零点における各相負荷側電圧の時間微分値の極性を、遮断器50の開極後における各相残留電圧の極性として推定する。
 つまり、残留電圧極性推定部81aは、各相負荷側電圧の零点が周期的に検出できなくなった時点で、最後に検出された各相負荷側電圧の零点における各相負荷側電圧の時間微分値の極性を、遮断器50の開極後における各相残留電圧の極性として推定する。
 閉極位相制御部81bは、各相電源側電圧の周期を検出すると共に、各相電源側電圧が、残留電圧極性推定部81aで推定した各相残留電圧の極性から逆極性に転ずる点で閉極されるように遮断器50を制御する。
 つぎに、遮断器50の開極後に進相性負荷10a,10b,10cに残る残留電圧の極性を推定する手法について、図2を参照して説明する。図2は、遮断器開極後において進相性負荷に残る残留電圧の極性を推定する手法を説明するための波形図である。
 図2(a)~(e)は、遮断器50の各接触子を図2中に示した各相遮断点において電気的に遮断させたときの各波形の一例を示す図である。より詳細に説明すると、図2(a)は、各相電源側電圧波形を示し、図2(b)は、遮断器50を介して電源から進相性負荷10a,10b,10cへ流れる各相電流波形を示し、図2(c)は、各相負荷側電圧波形を示し、図2(d)は、各相負荷側電圧の時間微分値である各相負荷側電圧の傾きの波形を示し、図2(e)は、各相電源側電圧から各相負荷側電圧を差し引いて得られる遮断器極間電圧波形を示している。
 電源から進相性負荷10a,10b,10cへ流れる各相電流波形(図2(b))は、各相電源側電圧波形(図2(a))に対して、それぞれ電源周波数において1/4サイクル進んだ波形となる。また、一般に遮断器50を開極する際には、各相電流の零点で電気的に遮断されるように開極位相が制御される。このため、各相の遮断点は、各相電源側電圧の極大値付近あるいは極小値付近にあり、各相負荷側電圧波形(図2(c))には、各相遮断点以降において、正極性あるいは負極性の直流性の残留電圧が生じることとなる。なお、このときの各残留電圧の極性は、各相遮断点直前の各相負荷側電圧の零点における各相負荷側電圧の傾き(時間微分値)の極性と一致する(図2(d))。
 例えばR相に着目すると、R相遮断直前の時刻Aの零点におけるR相負荷側電圧の傾きの極性は、R相残留電圧の極性と一致し、負極性となっている。同様に、例えばT相に着目すると、T相遮断直前の時刻Bの零点におけるT相負荷側電圧の傾きの極性は、T相残留電圧の極性と一致し、正極性となっている。また、同様に、例えばS相に着目すると、S相遮断直前の時刻Cの零点におけるS相負荷側電圧の傾きの極性は、S相残留電圧の極性と一致し、負極性となっている。
 つまり、前回の各相負荷側電圧の零点を検出してから所定期間内に次回の各相負荷側電圧の零点を検出できない場合に、最後に検出された各相負荷側電圧の零点を、各相遮断直前における各相負荷側電圧の零点と判定することができ、その零点における各相負荷側電圧の傾き(時間微分値)の極性を、各相遮断点以降における各相残留電圧の極性として推定することができる。なお、上述した所定期間としては、各相遮断前において電源周波数の1/2サイクル毎に周期的に訪れる各相負荷側電圧の零点を検出したか否かを判定するため、電源周波数の1/2サイクルよりも長い任意の所定期間とすればよい。但し、この所定期間が長くなると、残留電圧の極性を確定する時間が遅くなるので、あまり長くすることは好ましくない。例えば、電源周波数が50Hzの場合は約12ms程度、電源周波数が60Hzの場合は約10ms程度に設定すればよい。
 つぎに、推定した残留電圧の極性に基づいて遮断器50の閉極位相を制御する手法について、図3を参照して説明する。図3は、推定した残留電圧の極性に基づいて遮断器の閉極位相を制御する手法を説明するための図である。
 図3(a)では、各相遮断点以降のR相の各波形図を一例として示し、図3(b)では、各相遮断点以降のT相の各波形図を一例として示している。図3に示すように、各相電源側電圧の零点には、負極性から正極性に反転する零点(図3(a)のT1点、図3(b)のT1’点)と、正極性から負極性に反転する零点(図3(a)のT2点、図3(b)のT2’点)との2種類の零点が存在する。
 図3(a)において、T1点およびT2点の2つのR相電源側電圧の零点からそれぞれ左上方に伸びる直線は、それぞれT1点およびT2点で閉極されるように遮断器50を制御した場合の遮断器閉極過程における遮断器極間の絶縁耐力変化率特性線を示している。また、図3(b)において、T1’点およびT2’点の2つのT相電源側電圧の零点からそれぞれ左上方に伸びる直線は、それぞれT1’点およびT2’点で閉極されるように遮断器50を制御した場合の遮断器閉極過程における遮断器極間の絶縁耐力変化率特性線を示している。
 遮断器閉極過程において、絶縁耐力変化率特性線と遮断器極間電圧の絶対値との交点が電気的投入点となる。図3に示す例では、R相では、T1点で閉極されるように遮断器50を制御した場合には、A点が電気的投入点となり、T2点で閉極されるように遮断器50を制御した場合には、B点が電気的投入点となる。また、T相では、T1’点で閉極されるように遮断器50を制御した場合には、A’点が電気的投入点となり、T2’点で閉極されるように遮断器50を制御した場合には、B’点が電気的投入点となる。この電気的投入点の横軸上の位置が投入位相となり、縦軸上の位置が極間絶縁が破れるときの極間印加電圧の大きさとなる。この極間印加電圧の大きさは、遮断器50の投入によって開始される過渡現象の初期値となるため、この極間印加電圧が大きいほど電力系統に接続された送変電機器等への影響が大きくなる。したがって、この極間印加電圧がより小さくなるような各相電源側電圧の零点で閉極されるように遮断器50を制御する必要がある。
 図3に示す例では、R相では、R相残留電圧の極性である負極性から正極性に転ずるR相電源側電圧の零点、すなわちT2点で閉極されるように遮断器50を制御した場合に、遮断器極間電圧の絶対値がより低い電圧となるB点で電気的に投入され、極間印加電圧がより小さくなる。また、T相では、T相残留電圧の極性である正極性から負極性に転ずるT相電源側電圧の零点、すなわちT1’点で閉極されるように遮断器50を制御した場合に、遮断器極間電圧の絶対値がより低い電圧となるA’点で電気的に投入され、極間印加電圧がより小さくなる。
 つまり、各相残留電圧の極性からその逆極性に転ずる各相電源側電圧の零点で閉極されるように遮断器50を制御することにより、遮断器極間電圧の絶対値がより低くなるタイミングで電気的に投入させることができ、極間印加電圧をより小さくできる。
 なお、遮断器50を開極する際、いずれか一相あるいは複数相において地絡あるいは短絡等の事故が発生している場合には、遮断器50の開極後の残留電圧が零となる場合がある。このような場合は、事故相の任意の電源側電圧の零点で閉極されるように閉極位相制御部81bが遮断器50を制御するようにすればよい。事故相を判定する手法としては、例えば、残留電圧極性推定部81aが前回の各相負荷側電圧の零点の検出時刻から電源周波数の1/2サイクル期間未満の期間内に少なくとも1つ以上の各相負荷側電圧の零点を検出した相を事故相と判定してもよいし、遮断器50の遮断前において電流検出部84から入力される各相電流の大きさが所定の電流閾値(例えば、定格電流の2倍程度)以上である相を事故相と判定してもよい。あるいは、これらの手法を併用して事故相を判定することも可能である。このような制御を行ったとしても、遮断器投入時の過渡的な電圧、電流を抑制するという本願発明の課題を解決することが可能である。
 以上説明したように、実施の形態1の位相制御開閉装置によれば、前回の各相負荷側電圧の零点から所定期間内に次回の各相負荷側電圧の零点を検出できない場合に、最後に検出された各相負荷側電圧の零点を各相遮断直前における各相負荷側電圧の零点と判定し、その各相遮断直前の各相負荷側電圧の零点における負荷側電圧の時間微分値の極性を、遮断器開極後における各相残留電圧の極性として推定し、各相電源側電圧が、遮断器開極後における各相残留電圧の極性からその逆極性に転ずる点で閉極されるように遮断器を制御するようにしているので、遮断器極間電圧の低くなるタイミングで電気的に投入させることが可能となり、進相性負荷回路の閉極動作に伴う過渡的な電圧、電流の発生を抑制することができるという効果が得られる。
実施の形態2.
 実施の形態1では、各相遮断直前の各相負荷側電圧の零点における負荷側電圧の時間微分値の極性を、遮断器開極後における各相残留電圧の極性として推定する手法について説明したが、実施の形態2では、各相遮断後の各相遮断器極間電圧の瞬時値あるいは積分値の逆極性を、遮断器開極後における各相残留電圧の極性として推定する手法について説明する。なお、実施の形態2にかかる位相制御開閉装置の構成は、残留電圧極性推定部以外の構成部は実施の形態1で示した構成と同一であるので、それらの詳細な説明は省略する。
 実施の形態2における残留電圧極性推定部81aは、遮断器50の開極指令が入力された時点で動作を開始し、各相電源側電圧から各相負荷側電圧を差し引いて各相遮断器極間電圧を求め、各相遮断器極間電圧の絶対値が所定の電圧閾値以上となったとき、すなわち、各相遮断器極間電圧が所定の正の電圧閾値以上あるいは所定の負の電圧閾値以下となった時点における各相遮断器極間電圧の瞬時値の逆極性を、遮断器50の開極後における各相残留電圧の極性として推定する。
 つぎに、実施の形態2における各相残留電圧の極性の推定手法について、図2を参照して説明する。
 実施の形態1において説明したように、図2(e)に示した遮断器極間電圧波形は、図2(a)に示す各相電源側電圧から図2(c)に示す各相負荷側電圧を差し引いて得られる波形である。一般に遮断器50を開極する際には、各相電流の零点で電気的に遮断されるように開極位相が制御される。このため、各相電源側電圧の極大値付近あるいは極小値付近で遮断され、各相遮断点以降において、正極性あるいは負極性の遮断器極間電圧が生じることとなる。この遮断器極間電圧は、残留電圧の極性とは逆極性となり、各相遮断点が各相電源側電圧の極大値付近にある場合には、零から各相電源側電圧の極小値の約2倍の電圧値までの範囲内で、各相電源側電圧に同期して変化し、各相遮断点が各相電源側電圧の極小値付近にある場合には、零から各相電源側電圧の極大値の約2倍の電圧値までの範囲内で、各相電源側電圧に同期して変化する波形となる(図2(e))。
 例えばR相に着目すると、R相遮断後におけるR相遮断器極間電圧は、R相残留電圧の極性とは逆極性の正極性となり、零からR相電源側電圧の極大値の約2倍の電圧値までの範囲内で、R相電源側電圧に同期して変化している。同様に、例えばT相に着目すると、T相遮断後におけるT相遮断器極間電圧は、T相残留電圧の極性とは逆極性の負極性となり、零からT相電源側電圧の極小値の約2倍の電圧値までの範囲内で、T相電源側電圧に同期して変化している。また、同様に、例えばS相に着目すると、S相遮断後におけるS相遮断器極間電圧は、S相残留電圧の極性とは逆極性の正極性となり、零からS相電源側電圧の極大値の約2倍の電圧値までの範囲内で、S相電源側電圧に同期して変化している。
 つまり、各相遮断器極間電圧が各相遮断直後から所定の正の電圧閾値以上あるいは負の電圧閾値以下となったことを検出することにより、各相遮断点以降となったことを検出でき、その検出時点における各相遮断器極間電圧の瞬時値の逆極性を、各相残留電圧の極性として推定することができる。なお、上述した正の電圧閾値としては、例えば、遮断器極間電圧値としてとり得る最大値(つまり、各相電源側電圧の極大値の2倍)の約1/4程度に設定すればよい。同様に、負の電圧閾値としては、例えば、遮断器極間電圧値としてとり得る最小値(つまり、各相電源側電圧の極小値の2倍)の約1/4程度に設定すればよい。このように設定すれば、遮断器50の開極後から各相電流が電気的に遮断される各相遮断点までの期間に発生するアーク電圧のピーク値を遮断器極間電圧として誤検出するのを防ぐことができる。
 また、実施の形態2における残留電圧極性推定部81aの別の動作態様としては、各相遮断器極間電圧が所定の正の電圧閾値以上あるいは所定の負の電圧閾値以下となった時点前後における各相遮断器極間電圧の積分値の逆極性を、遮断器50の開極後における各相残留電圧の極性として推定することも可能である。このような動作態様とすれば、例えば遮断器50の開極後において遮断器極間電圧に過渡振動が生じた場合でも、各相残留電圧の極性を正確に推定することができる。
 なお、各相遮断器極間電圧の積分期間としては、各相遮断器極間電圧が所定の正の電圧閾値以上あるいは所定の負の電圧閾値以下となった時点を中心とする任意の所定期間とすることができるが、残留電圧の極性を確定する時間が遅くならないように、例えば電源周波数の1/2サイクル期間(電源周波数が50Hzの場合は約10ms程度、電源周波数が60Hzの場合は約8.33ms程度)とすればよい。
 以上説明したように、実施の形態2の位相制御開閉装置によれば、各相電源側電圧から各相負荷側電圧を差し引いて得られる各相遮断器極間電圧が所定の正の電圧閾値以上あるいは所定の負の電圧閾値以下となった時点における各相遮断器極間電圧の瞬時値の逆極性、あるいは、各相遮断器極間電圧が所定の正の電圧閾値以上あるいは所定の負の電圧閾値以下となった時点前後における各相遮断器極間電圧の積分値の逆極性を、遮断器開極後における各相残留電圧の極性として推定し、各相電源側電圧が、遮断器開極後における各相残留電圧の極性からその逆極性に転ずる点で閉極されるように遮断器を制御するようにしているので、実施の形態1と同様に、遮断器極間電圧の低くなるタイミングで電気的に投入させることが可能となり、進相性負荷回路の閉極動作に伴う過渡的な電圧、電流の発生を抑制することができるという効果が得られる。
 なお、上記実施の形態2では、各相電源側電圧から各相負荷側電圧を差し引いて各相遮断器極間電圧を得るようにしているが、各相負荷側電圧から各相電源側電圧を差し引いて各相遮断器極間電圧を得るようにしてもよい。この場合は、各相遮断器極間電圧の瞬時値の極性あるいは積分値の極性を、遮断器開極後における各相残留電圧の極性として推定すればよい。
実施の形態3.
 実施の形態1では、各相遮断直前の各相負荷側電圧の零点における負荷側電圧の時間微分値の極性を、遮断器開極後における各相残留電圧の極性として推定する手法について説明し、実施の形態2では、各相遮断後の各相遮断器極間電圧の瞬時値あるいは積分値の逆極性を、遮断器開極後における各相残留電圧の極性として推定する手法について説明したが、実施の形態3では、各相遮断後の各相負荷側電圧の積分値の極性を、遮断器開極後における各相残留電圧の極性として推定する手法について説明する。なお、実施の形態3にかかる位相制御開閉装置の構成は、残留電圧極性推定部以外の構成部は実施の形態1,2で示した構成と同一であるので、それらの詳細な説明は省略する。
 実施の形態3における残留電圧極性推定部81aは、遮断器50の開極指令が入力された時点で動作を開始し、各相負荷側電圧の零点を継続して検出し、前回の各相負荷側電圧の零点の検出時刻から所定期間内に次回の各相負荷側電圧の零点を検出できない場合に、最後に検出された各相負荷側電圧の零点の検出時刻から電源周波数の1/4サイクル後の時刻を各相遮断時刻と推定し、各相遮断時刻以降における各相負荷側電圧の積分値を求め、その積分値の極性を遮断器50の開極後における各相残留電圧の極性として推定する。
 つまり、実施の形態3における残留電圧極性推定部81aは、各相負荷側電圧の零点が周期的に検出できなくなった時点で、最後に検出された各相負荷側電圧の零点の検出時刻から電源周波数の1/4サイクル後の時刻を各相遮断時刻と推定し、各相遮断時刻以降における各相負荷側電圧の積分値の極性を遮断器50の開極後における各相残留電圧の極性として推定する。
 つぎに、実施の形態3における各相残留電圧の極性の推定手法について、図2を参照して説明する。
 実施の形態1において説明したように、電源から進相性負荷10a,10b,10cへ流れる各相電流波形(図2(b))は、各相電源側電圧波形(図2(a))に対して、それぞれ電源周波数の1/4サイクル分だけ位相が進んだ波形となる。このため、各相電流波形と各相電源側電圧波形とは、互いに1/4サイクルずつずれた時刻に零点が訪れる。一方、一般に遮断器50を開極する際には、各相電流の零点で電気的に遮断されるように開極位相が制御されるため、各相遮断点は、各相電源側電圧の最大値あるいは最低値付近にある。したがって、各相遮断直前における各相負荷側電圧波形(図2(c))の零点の時刻は、各相遮断時刻よりも1/4サイクル期間前の時刻となる。つまり、各相遮断時刻は、各相遮断直前における各相負荷側電圧の零点の時刻から電源周波数の1/4サイクル期間後の時刻となる。
 例えばR相に着目すると、R相遮断時刻は、R相遮断直前におけるR相負荷側電圧の零点の時刻Aから1/4サイクル期間後の時刻となる。同様に、例えばT相に着目すると、T相遮断時刻は、T相遮断直前におけるT相負荷側電圧の零点の時刻Bから1/4サイクル期間後の時刻となる。また、同様に、例えばS相に着目すると、S相遮断時刻は、S相遮断直前におけるS相負荷側電圧の零点の時刻Cから1/4サイクル期間後の時刻となる。
 つまり、実施の形態1と同様にして各相遮断直前における各相負荷側電圧の零点を検出することにより、その零点から電源周波数の1/4サイクル期間後の時刻を各相遮断時刻と推定することができ、その各相遮断時刻以降における各相負荷側電圧の積分値の極性を、遮断器50の開極後における各相残留電圧の極性として推定することができる。なお、各相負荷側電圧の積分期間としては、各相遮断時刻から任意の所定期間とすることができるが、残留電圧の極性を確定する時間が遅くならないように、例えば電源周波数の1/4サイクル期間とすればよい。
 以上説明したように、実施の形態3にかかる位相制御開閉装置によれば、前回の各相負荷側電圧の零点から所定期間内に次回の各相負荷側電圧の零点を検出できない場合に、最後に検出された各相負荷側電圧の零点の検出時刻から電源周波数の1/4サイクル期間後の時刻を各相遮断時刻と推定し、各相遮断時刻以降における各相負荷側電圧の積分値を求め、その積分値の極性を遮断器開極後における各相残留電圧の極性として推定し、各相電源側電圧が、遮断器開極後における各相残留電圧の極性からその逆極性に転ずる点で閉極されるように遮断器を制御するようにしているので、実施の形態1,2と同様に、遮断器極間電圧の低くなるタイミングで電気的に投入させることが可能となり、進相性負荷回路の閉極動作に伴う過渡的な電圧、電流の発生を抑制することができるという効果が得られる。
 なお、以上の実施の形態に示した構成は、本発明の構成の一例であり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、一部を省略する等、変更して構成することも可能であることは言うまでもない。
 以上のように、本発明にかかる位相制御開閉装置は、進相性負荷回路の閉極動作に伴う過渡的な電圧、電流の発生を抑制することができる発明として有用である。
 10a,10b,10c 進相性負荷
 31 開閉極指令
 50 遮断器
 52a,52b,52c 消弧室
 54a,54b,54c 操作部
 72a,72b,72c 電源側電圧計測部
 73a,73b,73c 負荷側電圧計測部
 74a,74b,74c 電流計測部
 80 位相制御開閉装置
 81 制御部
 81a 残留電圧極性推定部
 81b 閉極位相制御部
 82 電源側電圧検出部
 83 負荷側電圧検出部
 84 電流検出部

Claims (11)

  1.  電源と進相性負荷との間に接続された三相開閉装置の閉極位相を制御する位相制御開閉装置において、
     前記電源側の各相電源側電圧を検出する電源側電圧検出部と、
     前記進相性負荷側の各相負荷側電圧を検出する負荷側電圧検出部と、
     前記各相負荷側電圧の零点が周期的に検出できなくなった時点で、最後に検出された前記各相負荷側電圧の零点における前記各相負荷側電圧の時間微分値の極性を、前記三相開閉装置の開極後における前記進相性負荷側の各相残留電圧の極性として推定する残留電圧極性推定部と、
     前記各相電源側電圧の周期を検出して、前記各相電源側電圧が前記各相残留電圧の極性からその逆極性に転ずる点で閉極されるように前記三相開閉装置の閉極位相を制御する閉極位相制御部と、
     を備えることを特徴とする位相制御開閉装置。
  2.  電源と進相性負荷との間に接続された三相開閉装置の閉極位相を制御する位相制御開閉装置において、
     前記電源側の各相電源側電圧を検出する電源側電圧検出部と、
     前記進相性負荷側の各相負荷側電圧を検出する負荷側電圧検出部と、
     前記各相電源側電圧および前記各相負荷側電圧に基づいて各相遮断器極間電圧を求め、前記各相遮断器極間電圧が所定の正の電圧閾値以上あるいは所定の負の電圧閾値以下となった時点における前記各相遮断器極間電圧の瞬時値の極性に基づいて、前記三相開閉装置の開極後における前記進相性負荷側の各相残留電圧の極性を推定する残留電圧極性推定部と、
     前記各相電源側電圧の周期を検出して、前記各相電源側電圧が前記各相残留電圧の極性からその逆極性に転ずる点で閉極されるように前記三相開閉装置の閉極位相を制御する閉極位相制御部と、
     を備えることを特徴とする位相制御開閉装置。
  3.  前記各相遮断器極間電圧は、前記電源側電圧から前記負荷側電圧を差し引いて得られる値であり、
     前記残留電圧極性推定部は、前記瞬時値の逆極性を前記各相残留電圧の極性として推定することを特徴とする請求項2に記載の位相制御開閉装置。
  4.  前記各相遮断器極間電圧は、前記負荷側電圧から前記電源側電圧を差し引いて得られる値であり、
     前記残留電圧極性推定部は、前記瞬時値の極性を前記各相残留電圧の極性として推定することを特徴とする請求項2に記載の位相制御開閉装置。
  5.  電源と進相性負荷との間に接続された三相開閉装置の閉極位相を制御する位相制御開閉装置において、
     前記電源側の各相電源側電圧を検出する電源側電圧検出部と、
     前記進相性負荷側の各相負荷側電圧を検出する負荷側電圧検出部と、
     前記各相電源側電圧および前記各相負荷側電圧に基づいて各相遮断器極間電圧を求め、前記各相遮断器極間電圧が所定の正の電圧閾値以上あるいは所定の負の電圧閾値以下となった時点前後における前記各相遮断器極間電圧の積分値の極性に基づいて、前記三相開閉装置の開極後における前記進相性負荷側の各相残留電圧の極性を推定する残留電圧極性推定部と、
     前記各相電源側電圧の周期を検出して、前記各相電源側電圧が前記各相残留電圧の極性からその逆極性に転ずる点で閉極されるように前記三相開閉装置の閉極位相を制御する閉極位相制御部と、
     を備えることを特徴とする位相制御開閉装置。
  6.  前記各相遮断器極間電圧は、前記電源側電圧から前記負荷側電圧を差し引いて得られる値であり、
     前記残留電圧極性推定部は、前記積分値の逆極性を前記各相残留電圧の極性として推定することを特徴とする請求項5に記載の位相制御開閉装置。
  7.  前記各相遮断器極間電圧は、前記負荷側電圧から前記電源側電圧を差し引いて得られる値であり、
     前記残留電圧極性推定部は、前記積分値の極性を前記各相残留電圧の極性として推定することを特徴とする請求項5に記載の位相制御開閉装置。
  8.  電源と進相性負荷との間に接続された三相開閉装置の閉極位相を制御する位相制御開閉装置において、
     前記電源側の各相電源側電圧を検出する電源側電圧検出部と、
     前記進相性負荷側の各相負荷側電圧を検出する負荷側電圧検出部と、
     前記各相負荷側電圧の零点が周期的に検出できなくなった時点で、最後に検出された前記各相負荷側電圧の零点の検出時刻に基づいて各相遮断時刻を推定し、前記各相遮断時刻以降における前記各相負荷側電圧の積分値の極性を、前記三相開閉装置の開極後における前記進相性負荷側の各相残留電圧の極性として推定する残留電圧極性推定部と、
     前記各相電源側電圧の周期を検出して、前記各相電源側電圧が前記各相残留電圧の極性からその逆極性に転ずる点で閉極されるように前記三相開閉装置の閉極位相を制御する閉極位相制御部と、
     を備えることを特徴とする位相制御開閉装置。
  9.  前記残留電圧極性推定部は、前回の前記各相負荷側電圧の零点の検出時刻から電源周波数の1/2サイクル期間未満の期間内に少なくとも1つ以上の前記各相負荷側電圧の零点を検出した相を事故相と判定し、
     前記閉極位相制御部は、前記事故相の任意の前記電源側電圧の零点で閉極されるように前記三相開閉装置の閉極位相を制御することを特徴とする請求項1~8のいずれか一項に記載の位相制御開閉装置。
  10.  前記電源から前記進相性負荷に流れる各相電流を検出する電流検出部をさらに備え、
     前記残留電圧極性推定部は、前記各相電流の大きさが所定の電流閾値以上である相を前記事故相と判定し、
     前記閉極位相制御部は、前記事故相の任意の前記電源側電圧の零点で閉極されるように前記三相開閉装置の閉極位相を制御することを特徴とする請求項1~8のいずれか一項に記載の位相制御開閉装置。
  11.  前記電源から前記進相性負荷に流れる各相電流を検出する電流検出部をさらに備え、
     前記残留電圧極性推定部は、前回の前記各相負荷側電圧の零点の検出時刻から電源周波数の1/2サイクル期間未満の期間内に少なくとも1つ以上の前記各相負荷側電圧の零点を検出した相、および、前記各相電流の大きさが所定の電流閾値以上である相を前記事故相と判定し、
     前記閉極位相制御部は、前記事故相の任意の前記電源側電圧の零点で閉極されるように前記三相開閉装置の閉極位相を制御することを特徴とする請求項1~8のいずれか一項に記載の位相制御開閉装置。
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