JP2007305491A - 位相制御開閉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 この発明は、送電線に接続され、無負荷の送電線の進相性負荷を遮断及び投入する遮断器が発生する過電圧や過電流を効果的に抑制できる位相制御開閉装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 この発明に係る位相制御開閉装置9は、送電線1aと第1の電源からの電力が供給される母線3aとに接続され、無負荷の送電線1aと母線3aとの間を遮断及び投入する遮断器4aを制御するものであり、母線3a側の電流を計測する電流計測部12と、母線3a側の母線電圧を計測する母線電圧計測部13と、開極信号及び閉極信号を受信する開閉極信号受信部14と、遮断位相予測手段16aと残留電圧極性予測手段16bと投入位相予測手段16cとを備える動作制御部16と、から構成するようにした。
【選択図】 図3

Description

この発明は、無負荷の送電線に電源を投入する場合に、交流の電力系統に接続された送変電機器にとって過酷となる遮断器の開閉に伴う過電圧や過電流の発生を抑制できる位相制御開閉装置に関する。
従来、三相の無負荷の送電線に電源を投入する場合、電源が接続された母線と送電線との間に設けられた遮断器の各相の母線側の電圧を計測して、各相毎の母線側の電圧の零点を検出し、その母線側の電圧の零点近傍にて各相毎の遮断器を個別に投入することにより、過電圧や過電流の発生を抑制するようにしていた(例えば特許文献1参照)。
再表00/004564号公報(第29〜30頁、第1図、第2図、第3図)
ところで、無負荷の送電線のような進相性負荷回路(以下、無負荷送電線と呼ぶ。)の遮断時には、遮断瞬時の遮断器の母線側の電圧の位相に応じた極性の直流性電圧が、送電線に残留(以下、残留電圧と呼ぶ。)することから、遮断器の極間には、電源から供給される交流の電圧と送電線の直流性の残留電圧とを合成した電圧波形が現れる。この残留電圧は、送電線の対地静電容量と送電線支持碍子の漏洩抵抗などによって決まる数秒から数100秒の減衰時定数で放電して行くことから、無負荷送電線を遮断してから次回投入までの時間が十分に長い場合には、ほぼ零となるため、従来の母線側の電圧のみに着目して遮断器の投入位相を制御する位相制御開閉装置でも過電圧や過電流が抑制できた。
しかしながら、送電線に接続される遮断器においては、遮断してから次回投入までの時間間隔が、例えば0.3秒前後と短い高速度開閉動作と例えば3分前後と長い低速度開閉動作があり、前者の高速度開閉動作の場合には、投入時に送電線の残留電圧がほとんど減衰せずに残留していることから、従来の母線側の電圧のみに着目して遮断器の投入位相を制御する位相制御開閉装置では、極間電圧の高い位相で投入される場合があるため、過電圧や過電流を効果的に抑制できないという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するために為されたもので、送電線に接続され、無負荷送電線の進相性負荷を遮断及び投入する遮断器が発生する過電圧や過電流を効果的に抑制できる位相制御開閉装置を提供することを目的とする。
この発明に係る位相制御開閉装置は、進相性負荷である無負荷送電線と第1の電源からの電力が供給される母線とに接続され、無負荷送電線と母線との間を遮断及び投入する遮断器を制御するものであり、前記遮断器の母線側の電流を計測して電流位相を出力する電流計測部と、前記遮断器の前記母線側の母線電圧を計測して母線電圧位相を出力する母線電圧計測部と、遮断を指示する開極信号及び投入を指示する閉極信号を受信する開閉極信号受信部と、遮断信号に基づいて遮断器に遮断を指示し、第1の投入信号に基づいて前記遮断器の投入を指示する動作制御部とから構成されている。
ここで、前記動作制御部が、前記開閉極信号受信部が前記開極信号を受信した後に、前記電流位相に基づいて電流が零となる遮断位相を予測し、前記遮断位相で前記遮断器を遮断する前記遮断信号を出力する遮断位相予測手段、前記遮断位相で前記遮断器が遮断された時点での前記無負荷送電線に残留する残留電圧の極性を、前記時点での前記母線電圧位相に基づいて予測する残留電圧極性予測手段、及び、前記開閉極信号受信部が前記閉極信号を受信した後に、前記母線電圧位相と前記残留電圧の前記極性に基づいて、前記母線電圧の絶対値がピークとなり、かつ、前記母線電圧の極性が前記残留電圧の前記極性と同じとなる第1の投入位相を予測し、前記時点から予測された第1の投入位相までの時間間隔が予め設定された設定時間間隔以下の場合は、前記第1の投入位相で前記遮断器を投入する前記第1の投入信号を出力する投入位相予測手段とを備えるようにした。
この発明によれば、遮断器の母線側の電流が零となる遮断位相で遮断器を遮断し、遮断時点から投入までの時間間隔が設定時間間隔以下の場合は、無負荷送電線に残留する残留電圧が減衰しないものとみなして第1の投入位相を予測し、第1の投入位相で遮断器を投入するようにしたので、投入時に発生する過電圧や過電流を効果的に抑制することができるという効果がある。
以下、この発明の実施の形態による位相制御開閉装置を、三相分の進相性負荷である無負荷送電線と三相分の電源からの電力が供給される三相分の母線とに接続された三相分の遮断器を制御する位相制御開閉装置の場合を例に説明する。
なお、一相のみからなる電力系統の場合に対しても、この発明に係る位相制御開閉装置が適用でき、遮断器の投入時に発生する過電圧や過電流を効果的に抑制できることは言うまでも無い。
実施の形態1.
図1は、この発明に係る位相制御開閉装置を適用しようとする電力系統の構成を示した系統構成図である。なお、実際には同じ構成要素が三相分あるが、ここでは、簡略化のため、その内の一相分のみを示している。
この電力系統は、送電線1の一端と第1の電源2からの電力が供給される母線3とに第1の電源2側の遮断器4が接続されており、さらに、送電線1の他端には例えば工場等の負荷5が負荷用遮断器6を介して接続されている。
図1に示す電力系統において、例えば送電線1の点検等で送電を停止する必要が発生したとすると、第1の電源2側の遮断器4の遮断動作で発生する恐れのある過電圧及び過電流の影響を負荷5が受けないように、まずは、負荷用遮断器6が遮断されて、負荷5が電力系統から切り離され、次に、第1の電源2の電力が送電線1に供給されないように、第1の電源2側の遮断器4を遮断することとなる。
従って、遮断器4を遮断する時点では、送電線1には負荷5が接続されておらず、送電線1は、進相性負荷である、いわゆる無負荷送電線となっている。
また、点検終了後も、遮断器4の投入動作で発生する恐れのある過電圧及び過電流の影響を負荷5が受けないように、負荷用遮断器6が遮断されている状態で、まず最初に、遮断器4が投入され、その後に、負荷用遮断器6が投入されることとなる。
従って、点検後についても、遮断器4を投入する時点では、送電線1には負荷5が接続されておらず、送電線1は、進相性負荷である、いわゆる無負荷送電線となっている。
図2は、従来の位相制御開閉装置で、図1に示した遮断器4を一旦遮断した後に、再度、投入した場合の遮断器の遮断・投入動作を説明するための電流・電圧波形図であり、横軸は全て時間であり、図2(a)は遮断器4の母線3側の母線電圧、図2(b)は遮断器4の送電線1側の送電線電圧、図2(c)は遮断器4の極間電圧、及び、図2(d)は遮断器4の送電線1側の電流の時間依存性が示されている。なお、遮断器4の送電線1側の電流と遮断器4の母線3側の電流とは、図1に示す電力系統を考える限りでは、全く同じで遮断器4を流れる電流と同義である。
点検のために負荷5を電力系統から切り離した後で遮断器4が投入されている状態では、送電線1は進相性負荷である無負荷送電線となっているので、図2(d)に示す遮断器4の送電線1側の電流は図2(b)に示す遮断器4の送電線1側の送電線電圧よりも位相が略90°進んでいる。
なお、遮断器4が投入されている状態では、極間での電圧降下は略零とみなすことができるレベルであり、図2(a)に示す遮断器4の母線3側の母線電圧と図2(b)に示す遮断器4の送電線1側の送電線電圧は略等しくなっている。
次に、第1の電源2の電力が送電線1に供給されないように、第1の電源2側の遮断器4を遮断するが、図2(d)に示すように、遮断時の過電圧の発生を抑制するため、遮断器4を流れる電流が零となる遮断時点7で遮断器4を遮断すると、遮断時点7での遮断器4の送電線1側の送電線電圧は、遮断器4の送電線1側の電流よりも位相が略90°遅れていることから、図2(b)に示すように、母線3側の母線電圧の絶対値のピークの値と略等しく、極性が負の残留電圧を示すこととなる。
この負極性の残留電圧は、既に上述したように、送電線1の対地静電容量と送電線支持碍子の漏洩抵抗などによって決まる数秒から数100秒の減衰時定数で徐々に減衰していくが、遮断してから再投入までの時間間隔が例えば0.3秒前後の高速度開閉動作を行う場合には、残留電圧の減衰は極めて小さいこととなる。
再度、遮断器4を投入する場合には、従来の位相制御開閉装置においては、図2(a)に示す遮断器4の母線3側の母線電圧が零となる投入時点8で遮断器4を投入するので、図2(c)に示すように、送電線1の残留電圧が零でないことが原因で、遮断器4の極間電圧は大きな値を有しており、極間電圧が大きい状態で母線3と送電線1とを接続することから、図2(a)、図2(b)に示すように本来の遮断時点7以前の電圧よりも大きい、いわゆる過電圧が発生するとともに、図2(d)に示すように本来の遮断時点7以前の電流よりも大きい、いわゆる過電流が発生することとなる。
従って、従来の位相制御開閉装置では、進相性負荷である無負荷送電線と第1の電源2からの電力が供給される母線3とに接続された遮断器4を一旦遮断してから再度投入する際に、遮断時点7から投入時点8までの時間間隔が短い場合は、過電圧や過電流の発生を抑制できないことがわかる。
図3は、この発明に係る位相制御開閉装置の実施の形態1の構成図である。図1においては、簡略化のために、三相分の内の一相分のみを示していたが、図3では、三相分を示しており、図1の送電線1はR相の送電線1a、S相の送電線1b、T相の送電線1cに対応し、図1の母線3はR相の母線3a、S相の母線3b、T相の母線3cに、図1の遮断器4はR相の遮断器4a、S相の遮断器4b、T相の遮断器4cにそれぞれ対応している。
図3において、進相性である無負荷の送電線1a、送電線1b、送電線1cと図1に示す第1の電源2からの電力が供給される母線3a、母線3b、母線3cとは、それぞれ、遮断器4a、遮断器4b、遮断器4cに接続されている。
また、これらの遮断器4a、4b、4cの遮断及び投入を制御する位相制御開閉装置9には、遮断器4a、4b、4cのそれぞれの母線3a、3b、3c側の各々の電流を計測するための変流器10a、10b、10cと、同じく母線3a、3b、3c側の各々の電圧である母線電圧を計測するための交流電圧が測定可能な電圧変成器11a、11b、11cが接続されている。
さらに、位相制御開閉装置9は、接続された変流器10a、10b、10cを用いて各相の電流を計測して電流位相を出力する電流計測部12と、接続された電圧変成器11a、11b、11cを用いて各相の母線電圧を計測して母線電圧位相を出力する母線電圧計測部13と、外部の例えば電力系統管制センターから送られて来る遮断を指示する開極信号及び投入を指示する閉極信号を受信する開閉極信号受信部14と、予め設定された設定時間間隔の値を保持している時間間隔設定部15と、受信した開極信号ないしは閉極信号と計測した電流位相と母線電圧位相と予め設定された設定時間間隔に基づいて、遮断器4a、4b、4cのそれぞれに遮断ないしは投入を指示する動作制御部16とから構成されている。
ここで、時間間隔設定部15に予め設定しておく設定時間間隔の値は、送電線1a、1b、1cの対地静電容量と送電線支持碍子の漏洩抵抗等によって決まる減衰時定数を前もって測定しておき、この減衰時定数を考慮して、残留電圧の減衰が十分小さいとみなせる時間を設定時間間隔とする。なお、送電線1a、1b、1cの有する対地静電容量は、周囲の地形等の設置環境に依存するものであり、また、送電線1a、1b、1cの有する漏洩抵抗は大気中の湿度等にも依存し、例えば、晴天時と雨天時では減衰時定数が異なってくることとなるので、設置環境や天候等、減衰時定数に影響する環境要因の変化に配慮して、設定時間間隔を設定する。
さらに、この動作制御部16は、開閉極信号受信部14が開極信号を受信した後に、電流計測部12から出力された電流位相に基づいて電流が零となる遮断位相を予測する遮断位相予測手段16aと、この遮断位相で遮断器4a、4b、4cが遮断された時点の無負荷送電線に残留する残留電圧の極性を、この遮断された時点での母線電圧計測部13から出力された母線電圧位相に基づいて予測する残留電圧極性予測手段16bと、開閉極信号受信部が閉極信号を受信した後に、母線電圧位相と残留電圧の極性に基づいて、母線電圧の絶対値がピークとなり、かつ、母線電圧の極性が残留電圧の極性と同じとなる第1の投入位相を予測し、遮断された時点から予測された第1の投入位相までの時間間隔が予め時間間隔設定部15に設定された設定時間間隔以下の場合は、第1の投入位相で遮断器4a、4b、4cを投入する第1の投入信号を出力する投入位相予測手段とを備えている。
次に、この位相制御開閉装置9の動作について、以下に詳細に説明する。ここでは、送電線1a、1b、1cの点検等で送電を停止する必要が発生し、遮断器4a、4b、4cを遮断することとなり、点検が終了した後に、再度、遮断器4a、4b、4cを投入する場合を例に取り、以下では三相の内の送電線1a、母線3a、遮断器4aに関するR相の動作についてのみ説明し、残りのS相及びT相についてはR相と同様の動作をするので、説明を省略する。
図4は、この発明に係る位相制御開閉装置の実施の形態1の位相制御開閉装置9の遮断・投入動作を説明するためのフローチャートである。
位相制御開閉装置9が図4のステップS1で動作をスタートした時点では、遮断器4a、4b、4cは投入されていて送電線1a、1b、1cに電力が供給されているものとすると、まずは、位相制御開閉装置9の開閉極信号受信部14は、電力系統管制センターからの遮断器4a、4b、4cの動作に関する指示を受信すべく、図4のステップS2で待機している。この時、電流計測部12は、変流器10a、10b、10cを用いて、遮断器4a、4b、4cの母線3a、3b、3c側のそれぞれの電流を計測し、電流位相を出力している。また、母線電圧計測部13は、電圧変成器11a、11b、11cを用いて、遮断器4a、4b、4cの母線3a、3b、3c側のそれぞれの電圧である母線電圧を計測し、母線電圧位相を出力している。
この状態で、例えば、送電線1a、1b、1cの点検をするために送電を停止する必要が発生し、電力系統管制センターから遮断器4aを遮断する指示である開極信号が出されたものとすると、開閉極信号受信部14は、その開極信号を受信したことをステップS3で確認する。
次に、開閉極信号受信部14が開極信号を受信した後に、動作制御部16の遮断位相予測手段16aは、ステップS4で、変流器10aを用いて電流計測部12で計測されて出力された電流位相に基づいて、遮断器4aの母線3a側の電流が零となる遮断位相を予測する。
さらに、遮断位相予測手段16aは、ステップS5で、予測した遮断位相で遮断器4aを遮断するための遮断信号を遮断器4aに出力し、その結果、遮断器4aは遮断される。
次に、動作制御部16の残留電圧予測手段16bは、ステップS6で、遮断器4aが遮断された時点の無負荷の送電線1aに残留する残留電圧の極性を、遮断された時点での母線電圧計測部13で計測されて出力された母線3a側の母線電圧位相に基づいて予測する。
この後、送電線1a、1b、1cの点検が終了すると、電力系統管制センターから遮断器4aを投入する指示である閉極信号が出されるまで、開閉極信号受信部14は、ステップS7で、電力系統管制センターからの遮断器4aの動作に関する指示を受信すべく、待機している。
電力系統管制センターから遮断器4aを投入する指示である閉極信号が出されると、開閉極信号受信部14は、その閉極信号を受信したことをステップS8で確認する。
次に、開閉極信号受信部14が閉極信号を受信した後に、動作制御部16の投入位相予測手段16cは、ステップS9で、母線3a側の母線電圧位相とステップS6で予測された送電線1aの残留電圧の極性に基づいて、母線電圧がピークとなり、かつ、母線電圧の極性が送電線1aの残留電圧の極性と同じとなる第1の投入位相を予測する。
遮断器4aを投入する上で、過電圧及び過電流の発生を抑制するためには、投入直前での遮断器4aの極間電圧、すなわち、母線3a側の母線電圧の値と送電線1a側の送電線電圧の値の差が極力零に近いことが必要であるが、ステップS4で、電流計測部12から出力された母線3a側の電流位相に基づいて、電流が零となる遮断位相で遮断器4aを遮断しているので、無負荷送電線であり進相性負荷となっている送電線1aに残留する残留電圧の遮断時点での値は、母線3a側の母線電圧の絶対値がピークとなる値と略等しく、かつ、この残留電圧の極性は、遮断時点での母線3a側の母線電圧の極性と同じである。
従って、残留電圧の減衰が略零とみなせるのであれば、予測された第1の投入位相での遮断器4aの極間電圧は、略零となり、遮断器4aを投入する際に過電圧及び過電流の発生を抑制することが可能となる。
そこで、ステップ10で、遮断器4aが遮断された時点からステップS9で予測された第1の投入位相までの時間が、予め時間間隔設定部15に設定された設定時間間隔以下の場合は、ステップS12で、遮断器4aを予測された第1の投入位相で投入する。
この場合は、遮断器4aの動作において、一般的には高速度開閉動作と呼ばれている場合に相当し、設定動作時間間隔以下での動作となるため、残留電圧の減衰は十分小さいとみなすことができ、遮断器4aを投入する際の過電圧及び過電流の発生が抑制されることとなる。
一方、遮断器4aが遮断された時点からステップS9で予測された第1の投入位相までの時間が、設定時間間隔を越える場合には、ステップS11で、動作制御部16の投入位相予測手段16cが、再度、母線電圧位相に基づいて、母線電圧が零となる第2の投入位相を予測する。
この場合は、遮断器4aの動作において、一般的には低速度開閉動作と呼ばれている場合に相当し、通常は設定動作時間間隔を大幅に越える動作となるため、残留電圧が減衰して、残留電圧の値自体を略零とみなすことができ、遮断器4aの極間電圧は母線3a側の母線電圧と略同じとなるため、ステップS12で、母線電圧が零となる第2の投入位相で遮断器4aを投入すれば、過電圧及び過電流の発生を抑制することが可能となる。
以上により、遮断器4aは一旦遮断された後に、再度、投入されて、動作がステップS13にて完了する。ここで、再度投入される際に、過電圧及び過電流の発生が抑制されるので、電力系統に接続された送変電機器はその悪影響を受ける恐れが無い。
図5は、図3に記載の位相制御開閉装置9による遮断・投入動作をさらに具体的に説明するための電流・電圧波形図である。横軸は全て時間であり、図5(a)は遮断器4aの母線3a側の母線電圧、図5(b)は遮断器4aの無負荷の送電線1a側の送電線電圧、図5(c)は遮断器4aの極間電圧、及び、図5(d)は遮断器4aの無負荷の送電線1a側の電流の時間依存性が示されている。図2と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を省略する。
さて、図5(d)に示すように、遮断器4aの遮断時の過電圧の発生を抑制するため、遮断器4aを流れる電流が零となる遮断時点7で遮断器4aを遮断すると、図5(a)に示す遮断時点7での遮断器4aの母線3a側の母線電圧に応じて、遮断器4aの送電線1a側の送電線電圧は、図5(b)に示すように、母線3a側の母線電圧の絶対値のピークの値と略等しく、極性が負の残留電圧を示す。
この負極性の残留電圧は、遮断してから再投入までの時間間隔が例えば0.3秒前後の高速度開閉動作を行う場合には、残留電圧の減衰は極めて小さいこととなる。
再度、遮断器4aを投入する場合には、図3に記載の実施の形態1の位相制御開閉装置9においては、遮断器4aの母線3a側の母線電圧の絶対値がピークとなり、かつ、母線電圧の極性が送電線1aの残留電圧の極性と同じ負極性となる第1の投入位相である投入時点17で遮断器4aを投入するので、図5(c)に示すように、遮断器4aの極間電圧は投入時点17では極めて小さい値となっており、図5(a)、図5(b)に示すように従来の位相制御開閉装置を用いた図2の場合に比べると過電圧の発生が十分に抑制されており、さらに、図5(d)に示すように従来の位相制御開閉装置を用いた図2の場合に比べると、過電流の発生も同様に十分に抑制されていることが明らかである。
以上においては、遮断器4aがいわゆる高速度開閉動作を行い、時間間隔が設定時間間隔以内の場合について説明したが、遮断器4aがいわゆる低速度開閉動作を行い、時間間隔が設定時間を越える場合は、既に説明したように、送電線1aの残留電圧は零とみなすことができるので、遮断器4aの極間電圧は遮断器4aの母線3a側の母線電圧と同じ値となり、従来の位相制御開閉装置の動作と同様に、遮断器4aの母線3a側の母線電圧が零となる第2の投入位相で遮断器4aを投入すれば、過電圧や過電流の発生を抑制できることは言うまでもない。
また、以上においては、三相の内の送電線1a、母線3a、遮断器4aに関するR相の動作についてのみ説明したが、残りのS相及びT相についてもそれぞれR相と同様の動作となる。
以上のように、この発明に係る位相制御開閉装置の実施の形態1においては、遮断器の母線側の電流が零となる遮断位相で遮断器を遮断し、遮断時点から投入までの時間間隔が設定時間間隔以下の場合は、無負荷送電線に残留する残留電圧が減衰しないものとみなして第1の投入位相を予測し、第1の投入位相で遮断器を投入するようにしたので、投入時に発生する過電圧や過電流を効果的に抑制することができる。
さらに、この発明に係る位相制御開閉装置の実施の形態1においては、遮断器の母線側の電流が零となる遮断位相で遮断器を遮断し、遮断時点から投入までの時間間隔が設定時間間隔を越える場合には、無負荷送電線に残留する残留電圧が略零であるとみなして第2の投入位相を予測し、第2の投入位相で遮断器を投入するようにしたので、投入時に発生する過電圧や過電流を抑制することができる。
なお、この発明に係る位相制御開閉装置の実施の形態1においては、直流性の残留電圧を計測することは行っておらず、母線電圧を計測するための電圧変成器は交流電圧が計測できればよく、直流電圧が計測できない例えば静電容量形変成器であってもよいことは言うまでもない。
実施の形態2.
実施の形態1が対象とした電力系統は、送電線の一端と第1の電源からの電力が供給される母線とに遮断器が接続されており、送電線の他端には負荷用遮断器を介して工場等の負荷が接続されていたが、電力系統によっては、電源が1つで無く複数存在し、送電線の他端に別の遮断器を介して別の電源が接続される場合がある。
その場合には、送電線の点検等で第1の電源側の遮断器と負荷用遮断器を一旦遮断し、点検等が終了した後に再度投入しようとする際、送電線に直流性の残留電圧が残留している場合だけでなく、送電線に別の電源からの電力が供給される場合があり、第1の電源側の遮断器の極間電圧が極力小さい時点で投入しようとすると、送電線側の電圧である送電線電圧を計測する必要が生じる。
図6は、一例として、2つの電源がそれぞれ遮断器を介して送電線に接続されている電力系統の構成を示した系統構成図である。なお、ここでは、図1と同様に実際には同じ構成要素が三相分あるが、その内の一相分のみを示している。また、図1と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を省略する。
図6に示すように、この電力系統は、送電線1の一端と第1の電源2からの電力が供給される母線3とに第1の電源2側の遮断器4が接続されており、さらに、送電線1の他端には、工場等の負荷5と負荷用遮断器6を介して接続する送電線18と、第2の電源19と第2の電源19側の遮断器20を介して接続する送電線21とが接続されている。
図6に示す電力系統において、例えば送電線1の点検等で送電を停止する必要が発生したとすると、まずは、負荷用遮断器6が遮断されて、負荷5が電力系統から切り離され、次に、第1の電源2及び第2の電源19の電力が送電線1に供給されないように、第1の電源2側の遮断器4と第2の電源19側の遮断器20のいずれもが遮断されることとなる。
従って、この時点では、送電線1、送電線18、及び、送電線21は、負荷5が接続されておらず、無負荷送電線となっている。
送電線1の点検終了後は、遮断器4ないしは遮断器20の投入動作で発生する恐れのある過電圧及び過電流の影響を負荷5が受けることがないように、負荷用遮断器6が遮断されている状態で、まず最初、第1の電源2ないしは第2の電源19から、送電線1、送電線18、及び、送電線21に電力が供給されることとなる。
この場合、第2の電源19側の遮断器20が遮断されている状態で第1の電源2側の遮断器4を投入するのであれば、送電線1、送電線18、及び、送電線21は、無負荷送電線となっており、直流性の残留電圧が残っていて、送電線1、送電線18、及び、送電線21の対地静電容量と送電線支持碍子の漏洩抵抗等によって決まる減衰時定数で残留電圧は減衰することとなる。
従って、第2の電源19側の遮断器20が遮断されている状態で第1の電源2側の遮断器4を投入する場合は、既に説明した図3に示す実施の形態1の位相制御開閉装置を用いて、遮断器4を制御すれば良い。
しかし、まず、第2の電源19側の遮断器20が先に投入されていて、次に第1の電源側の遮断器4を投入する場合には、送電線1には第2の電源19からの電力が遮断器20を介して供給されているために、遮断器4の極間電圧が極力小さい時点で投入しようとすると、遮断器4の送電線1側の電圧である送電線電圧を計測する必要がある。
図7は、この発明に係る位相制御開閉装置の実施の形態2の構成図である。図6においては、簡略化のために、三相分の内の一相分のみを示していたが、図7では、三相分を示しており、図7の送電線1はR相の送電線1a、S相の送電線1b、T相の送電線1cに対応し、図7の母線3はR相の母線3a、S相の母線3b、T相の母線3cに、図7の遮断器4はR相の遮断器4a、S相の遮断器4b、T相の遮断器4cにそれぞれ対応している。さらに、図3と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を省略する。
図3に示す実施の形態1の位相制御装置9においては、遮断器4aの送電線1a側の送電線電圧、遮断器4bの送電線1b側の送電線電圧、及び、遮断器4cの送電線1c側の送電線電圧を計測することができないが、図7に示す実施の形態2の位相制御装置22においては、遮断器4a、4b、4cのそれぞれの送電線1a、1b、1c側の各々の電圧である送電線電圧を計測するための電圧変成器23a、23b、23cが接続されている。
そして、実施の形態2の位相制御装置22は、実施の形態1の位相制御装置9の構成に加えて、電圧変成器23a、23b、23cを用いて、各相の送電線電圧を計測して送電線電圧位相を出力する送電線電圧計測部24をさらに備えている。
従って、図6に示す電力系統において、例えば送電線1の点検等で送電を停止するために、負荷用遮断器6、第1の電源2側の遮断器4、及び、第2の電源19側の遮断器20のいずれもが遮断されている後に、送電線1の点検が終了して、電力を再度供給する際に、第2の電源19側の遮断器20が先に投入されていて、次に第1の電源2側の遮断器4を投入する場合は、第2の電源19から電力が供給されている送電線1a、1b、1c側の電圧である各相の送電線電圧を、送電線電圧計測部24が、電圧変成器23a、23b、23cを用いて計測し、送電線電圧位相を出力する。
動作制御部25の投入位相予測手段25cは、第2の電源19側の遮断器20が遮断されていて、送電線1a、1b、1cに第2の電源19からの電力が供給されていない状態で第1の電源2側の遮断器4を投入する場合は、送電線電圧計測部から出力される送電線電圧位相に基づいて第2の電源19から交流の電力が供給されていないことを確認し、次に、母線電圧計測部から出力される母線電圧位相に基づいて、実施の形態1の投入位相予測手段16cと同じ動作を行って第1の投入位相を予測し、設定時間間隔以下の場合は第1の投入位相で遮断器4を投入する第1の投入信号を、設定時間間隔を越える場合は第2の投入位相で遮断器4を投入する第2の投入信号を出力する。
一方、第2の電源19側の遮断器20が先に投入されていて、送電線1a、1b、1cに第2の電源19からの電力が供給されている状態で第1の電源2側の遮断器4を投入する場合には、送電線電圧計測部から出力される送電線電圧位相に基づいて第2の電源19から交流の電力が供給されていることを確認し、開閉極信号受信部14が閉極信号を受信した後に、母線電圧と送電線電圧の差が零となる第3の投入位相を予測し、第3の投入位相で遮断器4を投入する第3の投入信号を出力する。
遮断器4は、第1の投入信号、第2の投入信号、又は、第3の投入信号のいずれか1つを受けて投入されることとなる。
ところで、遮断器4a、4b、4c、のそれぞれの送電線1a、1b、1c側の各々の電圧である送電線電圧を計測するための電圧変成器23a、23b、23cは、電力系統において一般的によく使用される交流電圧は測定可能であるが直流電圧は測定できない例えば静電容量形変成器であっても良い。遮断器4a、4b、4cの母線3a、3b、3c側の母線電圧と送電線1a、1b、1c側の送電線電圧を計測し、その差である遮断器4a、4b、4cの各々の極間電圧が極力小さくなる時点で投入するようにすれば、投入時の過電圧や過電流の発生を抑制できるが、送電線1a、1b、1cが無負荷送電線となっており、直流性の残留電圧が残っている場合には、電圧変成器23a、23b、23cが静電容量形変成器であると、送電線1a、1b、1c側の送電線電圧を計測することができないため、投入位相を予測することができない。
しかるに、この発明に係る位相制御開閉装置22は、無負荷送電線となっている送電線1a、1b、1cの直流性の残留電圧を計測する必要が無いので、交流電圧は測定可能であるが直流電圧は測定できない例えば静電容量形変成器が使用できる。
実施の形態2の位相制御開閉装置22は、以上のように構成されているので、電力系統
に電源が複数存在し、電源側の遮断器を投入する際に遮断器の送電線側に投入しようとする電源とは別の電源からの電力が供給されていても、遮断器の極間電圧が極力小さい時点で投入することが可能で、投入時に発生する過電圧や過電流を抑制することができる。
なお、この発明に係る位相制御開閉装置の実施の形態2においては、直流性の残留電圧を計測することは行っておらず、母線電圧を計測するための電圧変成器及び送電線電圧を計測するための電圧変成器のいずれもが交流電圧を計測可能であればよく、直流電圧が計測できない例えば静電容量形変成器であってもよいことは言うまでもない。
この発明に係る位相制御開閉装置の実施の形態1を適用しようとする電力系統の構成を示す系統構成図である。 従来の位相制御開閉装置の場合の遮断・投入動作を説明するための電流・電圧波形図である。 この発明に係る位相制御開閉装置の実施の形態1の構成図である。 この発明に係る位相制御開閉装置の実施の形態1の遮断・投入動作を説明するためのフローチャートである。 この発明に係る位相制御開閉装置の実施の形態1の遮断・投入動作を説明するための電流・電圧波形図である。 この発明に係る位相制御開閉装置の実施の形態2を適用しようとする電力系統の構成を示す系統構成図である。 この発明に係る位相制御開閉装置の実施の形態2の構成図である。
符号の説明
1 送電線
1a 送電線
1b 送電線
1c 送電線
2 第1の電源
3 母線
3a R相の母線
3b S相の母線
3c T相の母線
4 遮断器
4a R相の遮断器
4b S相の遮断器
4c T相の遮断器
7 遮断時点
8 投入時点
9 位相制御開閉装置
12 電流計測部
13 母線電圧計測部
14 開閉極信号受信部
16 動作制御部
16a 遮断位相予測手段
16b 残留電圧極性予測手段
16c 投入位相予測手段
17 投入時点
18 送電線
19 第2の電源
20 遮断器
21 送電線
22 位相制御開閉装置
24 送電線電圧計測部
25 動作制御部
25c 投入位相予測手段

Claims (3)

  1. 進相性負荷である無負荷送電線と第1の電源からの電力が供給される母線とに接続され、前記無負荷送電線と前記母線との間を遮断及び投入する遮断器を制御する位相制御開閉装置において、
    前記遮断器の前記母線側の電流を計測して電流位相を出力する電流計測部と、
    前記遮断器の前記母線側の母線電圧を計測して母線電圧位相を出力する母線電圧計測部と、
    遮断を指示する開極信号及び投入を指示する閉極信号を受信する開閉極信号受信部と、
    前記開閉極信号受信部が開極信号を受信した後に、前記電流位相に基づいて前記電流が零となる遮断位相を予測し、前記遮断位相で前記遮断器を遮断する遮断信号を出力する遮断位相予測手段、前記遮断位相で前記遮断器が遮断された時点の前記無負荷送電線に残留する残留電圧の極性を、前記時点での前記母線電圧位相に基づいて予測する残留電圧極性予測手段、及び、前記開閉極信号受信部が前記閉極信号を受信した後に、前記母線電圧位相と前記残留電圧の極性に基づいて、前記母線電圧の絶対値がピークとなり、かつ、前記母線電圧の極性が前記残留電圧の極性と同じとなる第1の投入位相を予測し、前記時点から前記第1の投入位相までの時間間隔が予め設定された設定時間間隔以下の場合は、前記第1の投入位相で前記遮断器を投入する第1の投入信号を出力する投入位相予測手段とを備え、前記遮断信号に基づいて前記遮断器に遮断を指示し、前記第1の投入信号に基づいて前記遮断器に投入を指示する動作制御部と、
    を備えた位相制御開閉装置。
  2. 投入位相予測手段が、第1の投入位相を予測した後に、時間間隔が設定時間間隔を越える場合には、母線電圧位相に基づいて、母線電圧が零となる第2の投入位相を予測するとともに、
    動作制御部が、前記第2の投入位相で遮断器を投入する第2の投入信号を出力し、前記第2の投入信号に基づいて前記遮断器に投入を指示することを特徴とする請求項1に記載の位相制御開閉装置。
  3. 無負荷送電線の送電線電圧を計測して送電線電圧位相を出力する送電線電圧計測部をさらに備え、
    第2の電源からの電力が前記無負荷送電線に供給された場合には、
    投入位相予測手段が、開閉極信号受信部が閉極信号を受信した後に、母線電圧位相と前記送電線電圧位相に基づいて、母線電圧と前記送電線電圧の差が零となる第3の投入位相を予測し、前記第3の投入位相で遮断器を投入する第3の投入信号を出力するとともに、
    動作制御部が、前記第3の投入信号に基づいて前記遮断器に投入を指示することを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか1項に記載の位相制御開閉装置。
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