WO2011148772A1 - シートベルトリトラクタ及びシートベルト装置 - Google Patents

シートベルトリトラクタ及びシートベルト装置 Download PDF

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Definitions

  • a first embodiment of a seat belt retractor 1 includes a spool 2 that winds up a webbing W that restrains an occupant, and a motor 3 that generates a driving torque that rotates the spool 2.
  • a power transmission means 4 for transmitting the driving torque of the motor 3 to the spool 2, and a clutch 5 for connecting or releasing the power transmission path between the power transmission means 4 and the spool 2, and the shaft 2a of the spool 2 and the power
  • the connector 6 is connected to the transmission means 4, and the connector 6 has a power transmission path when a rotational force exceeding a predetermined threshold value is input from the shaft center 2 a side of the spool 2. It is configured to be rotatable relative to the transmission means 4. In FIG. 1, the webbing W is not shown.

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Abstract

 簡便な構造で火薬式プリテンショナの作動時にモータの動力伝達経路を遮断することができるシートベルトリトラクタ及びシートベルト装置を提供する。 本発明に係るシートベルトリトラクタ1は、乗員を拘束するウェビングWの巻き取りを行うスプール2と、スプール2を回転させる駆動トルクを発生させるモータ3と、モータ3の駆動トルクをスプール2に伝達する動力伝達手段4と、動力伝達手段4とスプール2との動力伝達経路を接続又は解除するクラッチ5と、を備え、スプール2の軸心2aと動力伝達手段4とを接続するコネクタ6を有し、コネクタ6は、動力伝達経路が接続された状態で、スプール2の軸心2a側から所定の閾値以上の回転力が入力された場合に、動力伝達手段4に対して相対回転可能に構成されている。

Description

シートベルトリトラクタ及びシートベルト装置
 本発明は、自動車等の乗物に搭載されるシートベルトリトラクタ及びシートベルト装置に関し、特に、ウェビングを巻き取るモータを備えたシートベルトリトラクタ及びシートベルト装置に関する。
 自動車等の乗物には、一般に、乗員が着座する腰掛部と乗員の背面に位置する背もたれ部とを備えたシートに乗員を拘束するシートベルト装置が設けられている。かかるシートベルト装置は、乗員を拘束するウェビングと、該ウェビングの巻き取りを行うシートベルトリトラクタと、車体側に設けられ前記ウェビングを案内するガイドアンカーと、前記ウェビングを車体側に固定するベルトアンカーと、前記シートの側面に配置されたバックルと、前記ウェビングに配置されたトングと、を有し、前記トングを前記バックルに嵌着させることによって乗員を拘束している。かかるシートベルト装置では、ウェビングの一端はベルトアンカーに固定されており、ウェビングの他端はガイドアンカーに挿通されてシートベルトリトラクタに接続されている。
 ここで、シートベルトリトラクタは、乗員を拘束するウェビングの巻き取りを行うスプールを有し、該スプールはゼンマイバネにより常に巻き取り方向に付勢されているのが一般的である。かかるゼンマイバネの弾性力をきつくすると、ウェビングの引き出し時の抵抗が大きい、シートベルト装着時に不快感を与えやすい等の問題がある。一方で、ゼンマイバネの弾性力を緩くすると、引き出したウェビングを巻き取り難くなってしまう。そこで、ウェビングの巻き取りを補助するモータを併設したシートベルトリトラクタが既に提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
 かかるモータ付シートベルトリトラクタでは、例えば、シートベルト装着時や衝突予測時におけるウェビングの弛みを除去するためにモータを利用してウェビングを巻き取るようにしている。また、モータの動力伝達経路のON/OFFは、一般に、シートベルトリトラクタに配置されたクラッチにより操作されている。また、シートベルトリトラクタには、一般的に火薬式プリテンショナが配置されており、車両衝突時等に火薬式プリテンショナを作動させることにより、瞬時にウェビングを巻き取り、乗員をシートに拘束するようにしている。ここで、モータの動力伝達経路がONの状態で火薬式プリテンショナが作動した場合、モータの動力伝達経路がシートベルトリトラクタの負荷となり、ウェビングを巻き取る際の抵抗となってしまうことがある。したがって、火薬式プリテンショナの作動時にクラッチを解除してモータの動力伝達経路をOFFにすることが好ましい。これは、火薬式プリテンショナの作動後にフォースリミッタ(例えば、トーションバーによる衝撃吸収機構)が作動した場合にも同様のことがいえる。
 かかるクラッチの解除手段として、特許文献1に記載されたシートベルトリトラクタでは、火薬式プリテンショナと連動するストッパ及びリリーススプリングの作用によりクラッチを機械的に解除できるようにしている。また、特許文献2に記載されたシートベルトリトラクタでは、クラッチの解除を行うアンロックリングと該アンロックリングを作動させるガス発生器とを有し、火薬式プリテンショナの作動時にガス発生器を点火することによってクラッチを解除している。
特開2003-191819号公報 特開2010-30502号公報
 しかしながら、特許文献1に記載のシートベルトリトラクタでは、クラッチを解除するための部品(例えば、ストッパ及びリリーススプリング)を配置しなければならず、部品点数が増えるとともに組立工数が増加し、シートベルトリトラクタの小型化やコストダウンが難しいという問題があった。
 また、特許文献2に記載のシートベルトリトラクタでは、クラッチを解除するためのガス発生器を備えており、コストアップの要因になるとともに、配置スペースを確保しなければならないという問題があった。
 本発明は上述した問題点に鑑み創案されたものであり、簡便な構造で火薬式プリテンショナの作動時にモータの動力伝達経路を遮断することができるシートベルトリトラクタ及びシートベルト装置を提供することを目的とする。
 本発明によれば、乗員を拘束するウェビングの巻き取りを行うスプールと、該スプールを回転させる駆動トルクを発生させるモータと、該モータの駆動トルクを前記スプールに伝達する動力伝達手段と、該動力伝達手段と前記スプールとの動力伝達経路を接続又は解除するクラッチと、を備えたシートベルトリトラクタにおいて、前記スプールの軸心と前記動力伝達手段とを接続するコネクタを有し、該コネクタは、前記動力伝達経路が接続された状態で、前記スプールの軸心側から所定の閾値以上の回転力が入力された場合に、前記動力伝達手段に対して相対回転可能に構成されている、ことを特徴とするシートベルトリトラクタが提供される。
 また、本発明によれば、乗員を拘束するウェビングと、該ウェビングの巻き取りを行うシートベルトリトラクタと、車体側に設けられ前記ウェビングを案内するガイドアンカーと、前記ウェビングを車体側に固定するベルトアンカーと、シートの側面に配置されたバックルと、前記ウェビングに配置されたトングと、を有し、前記トングを前記バックルに嵌着させることによって乗員を前記ウェビングによりシートに拘束するシートベルト装置において、前記シートベルトリトラクタは、前記ウェビングの巻き取りを行うスプールと、該スプールを回転させる駆動トルクを発生させるモータと、該モータの駆動トルクを前記スプールに伝達する動力伝達手段と、該動力伝達手段と前記スプールとの動力伝達経路を接続又は解除するクラッチと、を備え、前記スプールの軸心と前記動力伝達手段とを接続するコネクタを有し、該コネクタは、前記動力伝達経路が接続された状態で、前記スプールの軸心側から所定の閾値以上の回転力が入力された場合に、前記動力伝達手段に対して相対回転可能に構成されている、ことを特徴とするシートベルト装置が提供される。
 上述した本発明に係るシートベルトリトラクタ及びシートベルト装置において、前記コネクタは、前記動力伝達手段との係合部が破断することにより相対回転可能に構成されていてもよい。
 また、前記コネクタは、例えば、前記動力伝達手段との係合部の強度が、該係合部に生じる入力荷重の方向によって異なるように形成されていてもよい。
 また、前記コネクタは、例えば、前記スプールの軸心に係合可能に挿通される筒状の本体部と、前記動力伝達手段の一部に同軸上かつ係合可能に挿通されるヘッド部と、を有し、前記係合部は、前記ヘッド部に略径方向に形成された凸部である。
 また、前記動力伝達手段は前記凸部と係合可能な凹部を有し、前記動力伝達手段側から回転力が入力された場合に前記凸部の一側面の略全面が前記凹部と接触し、前記スプールの軸心側から回転力が入力された場合に前記凸部の他側面の先端部が前記凹部と接触するように構成されていてもよい。
 また、前記凸部又は前記凹部の根元部に切欠部を形成することにより、前記凸部の他側面の先端部が前記凹部と接触するように構成されていてもよい。
 また、前記動力伝達手段はトルクリミッタを有し、該トルクリミッタに前記コネクタが接続されていてもよいし、前記スプールの軸心はトーションバーであってもよい。
 上述した本発明に係るシートベルトリトラクタ及びシートベルト装置によれば、スプールと動力伝達手段とを接続するコネクタを、動力伝達経路が接続された状態でスプール側から所定の閾値以上の回転力が入力された場合に動力伝達手段に対して相対回転可能に構成したことにより、例えば、火薬式プリテンショナが作動した時のように、スプールに大きな回転力が加えられた場合に、クラッチを解除することなくモータの動力伝達経路を遮断することができる。したがって、本発明によれば、かかるコネクタを配置する又はコネクタの形状を変更するだけという簡便な構造で、モータの動力伝達経路を遮断することができる。また、本発明によれば、部品点数の増加やガス発生器の使用という問題が生じないことから、シートベルトリトラクタのコストダウンや小型化を図ることもできる。
 また、スプール側から所定の閾値以上の回転力が入力された場合にコネクタを破断可能に構成することによって、スプールを動力伝達手段に対して容易に相対回転させることができる。
 また、コネクタの係合部の強度を入力荷重の方向によって異なるように形成することによって、動力伝達経路が接続された状態でスプール側から所定の閾値以上の回転力が入力された場合に、係合部を容易に破断させることができる。
 また、コネクタを本体部とヘッド部とにより構成し、ヘッド部に凸部を形成するだけで容易に破断可能な係合部を構成することができる。
 また、スプール側から回転力が入力された場合に、凸部の回転方向面の先端部が凹部と接触するように構成することにより、凸部の根元部に応力集中させることができ、容易に凸部を破断させることができる。
 また、凸部又は凹部の根元部に切欠部を形成することにより、凸部の根元部に容易に応力集中させることができ、容易に凸部を破断させることができる。
 また、コネクタをトルクリミッタと接続することにより、動力伝達手段にトルクリミッタを有するシートベルトリトラクタにも本発明を適用することができる。
 また、コネクタをスプールの軸心を構成するトーションバーに接続することにより、フォースリミッタ(衝撃吸収機構)を有するシートベルトリトラクタにも本発明を適用することができる。特に、火薬式プリテンショナの作動後にフォースリミッタを作動させる場合に、既に動力伝達経路が遮断されていることから、動力伝達経路がフォースリミッタの負荷とならず、効率よくフォースリミッタを作動させることができる。
本発明に係るシートベルトリトラクタの第一実施形態を示す部品展開図である。 コネクタの係合部を示す断面図であり、(A)は動力伝達手段側から回転力が入力された状態、(B)はスプール側から回転力が入力された状態、を示している。 コネクタの係合部の変形例を示す断面図であり、(A)は動力伝達手段側から回転力が入力された状態、(B)はスプール側から回転力が入力された状態、を示している。 本発明に係るシートベルトリトラクタの第二実施形態を示す部品展開図である。 本発明に係るシートベルト装置の実施形態を示す全体構成図である。
 以下、本発明の実施形態について図1~図5を用いて説明する。ここで、図1は、本発明に係るシートベルトリトラクタの第一実施形態を示す部品展開図である。また、図2は、コネクタの係合部を示す断面図であり、(A)は動力伝達手段側から回転力が入力された状態、(B)はスプール側から回転力が入力された状態、を示している。
 図1に示すように、本発明に係るシートベルトリトラクタ1の第一実施形態は、乗員を拘束するウェビングWの巻き取りを行うスプール2と、スプール2を回転させる駆動トルクを発生させるモータ3と、モータ3の駆動トルクをスプール2に伝達する動力伝達手段4と、動力伝達手段4とスプール2との動力伝達経路を接続又は解除するクラッチ5と、を備え、スプール2の軸心2aと動力伝達手段4とを接続するコネクタ6を有し、コネクタ6は、動力伝達経路が接続された状態で、スプール2の軸心2a側から所定の閾値以上の回転力が入力された場合に、動力伝達手段4に対して相対回転可能に構成されている。なお、図1において、ウェビングWの図は省略してある。
 前記スプール2は、ウェビングWを巻き取る巻胴である。かかるスプール2は、シートベルトリトラクタ1の外形の一部を形成するフレーム11に回転可能に支持されている。具体的には、スプール2の中心部に軸心2aを形成するトーションバー21が挿通されており、かかるトーションバー21の一端とスプール2とが連結されるとともに、トーションバー21の一端がフレーム11の側面部に回転可能に支持されている。また、トーションバー21は、その一端がフレーム11の側面部の外側に配置されたロック機構(図示せず)に接続されており、車両の急減速時やウェビングWの急引き出し時に、ウェビングWが引き出されないように、トーションバー21の回転がロックされるように構成されている。
 このように、スプール2をトーションバー21で片持ち支持することにより、ロック機構によりウェビングWの引き出しがロックされた状態で、ウェビングWに引き出し方向の力が作用した場合に、トーションバー21の捩れ変形によってウェビングWの荷重を制限することができ、衝撃エネルギーを吸収することができる。かかるトーションバー21による衝撃吸収機構は、いわゆるフォースリミッタを構成している。
 また、フレーム11には、火薬式プリテンショナも接続されている。火薬式プリテンショナは、例えば、スプール2の他端に配置されたギヤ(図示せず)を回転させる複数の球体(図示せず)と、球体の導管を形成するプリテンショナパイプ12と、プリテンショナパイプ12の端部に配置されたガス発生器(図示せず)と、から構成される。かかる火薬式プリテンショナは、車両衝突時にガス発生器からガスを発生させて球体をプリテンショナパイプ12に沿って駆動させることにより、瞬時にウェビングWを巻き取り、乗員をシートに拘束するようにしている。
 また、フレーム11の他方の側面部には、後述する動力伝達手段4を収容するリテーナ13が接続される。リテーナ13は、動力伝達手段4を収容した後、リテーナカバー14が取り付けられる。リテーナカバー14の外面には、ゼンマイユニット(図示せず)が接続される。なお、ゼンマイユニットは、ウェビングWの巻き取り方向にスプール2を付勢するゼンマイバネを備えた部品である。
 前記モータ3は、ウェビングWの巻き取りを補助する部品である。かかるモータ3は、例えば、シートベルト装着時や衝突予測時に駆動され、ウェビングWを巻き取って弛みを除去する。モータ3の駆動軸にはモータギヤ31が接続されており、モータギヤ31は後述する動力伝達手段4に動力伝達可能に接続されている。なお、モータ3の本体部の先端側はリテーナ13に支持され、後端側はフレーム11に支持される。
 前記動力伝達手段4は、モータ3の動力をスプール2に伝達する歯車装置である。かかる動力伝達手段4は、例えば、モータ3の回転を減速させる減速機構4aと、モータ3の動力を減速機構4aに伝達する動力伝達機構4bと、により構成される。
 減速機構4aは、例えば、減速ギヤ41、プラネタリギヤ42、インターナルギヤ43、キャリア44等により構成される。減速ギヤ41は、スプール2の軸心2aであるトーションバー21と同軸状に配置され、外周に大径の外歯41aを有し、中心部に小径のサンギヤ41bを有する。かかるサンギヤ41bの外周には複数のプラネタリギヤ42が噛み合うように配置されている。また、プラネタリギヤ42は、インターナルギヤ43の内歯43aに噛み合うように配置されている。かかるプラネタリギヤ42は、リダクションプレート45及びリダクションピン45aによりキャリア44に回転可能に接続されており、サンギヤ41bとインターナルギヤ43との間で自転可能かつ公転可能に支持されている。また、インターナルギヤ43は、その外周に外歯43bが形成されており、後述するクラッチ5とラチェット機構を構成している。なお、減速ギヤ41の中心部には、コネクタ6の抜け止め用のプッシュナット41cがトーションバー21に固定されている。
 動力伝達機構4bは、例えば、コネクトギヤ46により構成される。コネクトギヤ46は、大径歯車46aと小径歯車46bとを連結した二段歯車により構成されており、大径歯車46aはモータギヤ31と噛み合うように構成され、小径歯車46bは減速ギヤ41の外歯41aと噛み合うように構成されている。かかるコネクトギヤ46は、留めピン46cにより、リテーナ13に形成された軸部に回転可能に支持される。このとき、コネクトギヤ46とリテーナ13との間には、後述するクラッチ5を構成する部品の一部が介在するように配置される。なお、ここでは、動力伝達機構4bとしてコネクトギヤ46のみを有する場合について説明したが、動力伝達機構4bは、複数の歯車を組み合わせた歯車列であってもよい。
 前記クラッチ5は、モータ3の動力伝達経路のON/OFFを行う部品である。かかるクラッチ5は、例えば、パウル51、レバースプリング52等により構成される。パウル51は、リテーナ13に回動可能に接続される。また、レバースプリング52は、スプリング保持体52aとともにコネクトギヤ46と同軸上に配置されており、その先端はパウル51と係合するように構成されている。したがって、クラッチ5がOFFの状態において、コネクトギヤ46が図の表側から見て時計方向に回転すると、連動してレバースプリング52が回転し、パウル51は、インターナルギヤ43に接近する方向に回動し、インターナルギヤ43の外歯43bに係止することとなる。逆に、クラッチ5がONの状態において、コネクトギヤ46が図の表側から見て反時計方向に回転すると、連動してレバースプリング52が回転し、パウル51は、インターナルギヤ43から離間する方向に回動し、インターナルギヤ43の外歯43bから離脱することとなる。なお、パウル51は、インターナルギヤ43から離間する方向に付勢されるように構成してもよい。
 前記コネクタ6は、スプール2の軸心2aであるトーションバー21と動力伝達手段4とを連結する部品である。具体的には、コネクタ6は、動力伝達手段4のキャリア44の中心部に形成された開口部44aに嵌入される。また、図2に示すように、開口部44aは、内縁に沿って一定間隔に形成された凹部44bを有する。かかる開口部44a及び凹部44bにコネクタ6の一部が嵌入されることにより、コネクタ6とキャリア44との係合部が形成される。なお、コネクタ6は、アルミニウムや亜鉛等の素材をダイカスト成型することにより製造される。
 図1に示したように、コネクタ6は、スプール2の軸心2a(トーションバー21)に係合可能に挿通される筒状の本体部6aと、動力伝達手段4の一部に同軸上かつ係合可能に挿通されるヘッド部6bと、を有し、動力伝達手段4(キャリア44)との係合部は、図2に示したように、ヘッド部6bに略径方向に形成された凸部6cにより構成されている。なお、本体部6aとトーションバー21との係合部は、例えば、嵌合可能に形成された凹凸部やキー及びキー溝により構成される。
 また、凸部6cの根元部には、切欠部6dが形成されている。したがって、凸部6cは、図の右側面部は略全面が凹部44bと接触し、図の左側面部は先端部が凹部44bと接触するように構成されている。かかる構成により、凸部6cの先端部が凹部44bに押し付けられた場合に、凸部6cの根元部に応力集中を生じさせることができ、凸部6cを破断させることができる。すなわち、切欠部6dは、動力伝達経路が接続された状態(クラッチ5がONの状態)で、スプール2側から所定の閾値以上の回転力が入力された場合に、コネクタ6が破断する(凸部6cが根元部で破断する)ように形成される。なお、切欠部6dの形状・大きさ・位置は、閾値の大きさ、スプール2側から入力される回転力の大きさ、コネクタ6の素材、凸部6cの形状等の条件により適宜設定されるものであり、図示されたものに限定されるものではない。
 ここで、モータ3によりスプール2を回転させる場合について説明する。図1において、モータ3を駆動させると、コネクトギヤ46、減速ギヤ41、プラネタリギヤ42の順に動力が伝達される。また、コネクトギヤ46の回転とともにレバースプリング52が回動し、パウル51がインターナルギヤ43の外歯43bに係止する。したがって、インターナルギヤ43の回転がパウル51によりロックされていることから、プラネタリギヤ42はインターナルギヤ43の内歯43aに沿って回転し公転する。その結果、図2(A)に示したように、キャリア44が図の矢印方向(反時計回り方向)に回転することになる。このとき、キャリア44の凹部44bは、コネクタ6の凸部6cの右側面部を入力荷重Fmで押し付けながら動力を伝達し、コネクタ6を回転させる。そして、コネクタ6の回転は、トーションバー21に伝達され、最終的にスプール2を回転させる。ここで、動力伝達手段4側から回転力が入力された場合に凸部6cの一側面(図の右側面部)の略全面が凹部44bと接触するように構成されている。
 次に、クラッチ5が接続(ON)された状態で、火薬式プリテンショナが作動し、スプール2に大きな回転力が入力された場合について説明する。図1において、パウル51がインターナルギヤ43に係止した状態で、スプール2にウェビングWを巻き取る方向に大きな回転力が生じると、その回転力はトーションバー21を介してコネクタ6に伝達される。その結果、図2(B)に示したように、コネクタ6は図の一点鎖線で示した矢印方向(反時計回り方向)に回転しようとする。このとき、モータ3に連結されたサンギヤ41bは回転しないので、インターナルギヤ43の反時計回り方向の回転とともに、キャリア44を介して連結されているプラネタリギヤ42が、インターナルギヤ43の内歯43aに沿って公転し、コネクタ6はキャリア44とともに図の一点鎖線で示した矢印方向(反時計回り方向)に回転しようとする。しかしながら、火薬式プリテンショナによる回転加速度が非常に大きいことから、コネクタ6がキャリア44を回転させようとしたときに、キャリア44の慣性力が作用し、図の時計回り方向の入力荷重Fcを生ずる。そして、コネクタ6の凸部6cには切欠部6dが形成されていることから、凸部6cの他側面部の先端部のみが凹部44bと接触することになる。したがって、凸部6cの根元部に応力集中が生じ、図の破線で示した部分で凸部6cは破断し、コネクタ6はキャリア44に動力を伝達することなく、空回りすることとなる。
 上述した本発明に係るシートベルトリトラクタ1の第一実施形態によれば、モータ駆動に基づく入力荷重Fmに対する凸部6cの強度よりも、火薬式プリテンショナに基づく入力荷重Fcに対する凸部6cの強度を小さくなるように構成したことにより、動力伝達経路が接続された状態でスプール側から所定の閾値以上の回転力が入力された場合であっても、クラッチ5を解除することなく簡便な構造でモータ3の動力伝達経路を容易に遮断することができる。また、コネクタ6を配置するだけであるため、部品点数の増加やガス発生器の使用という問題が生じないことから、シートベルトリトラクタ1のコストダウンや小型化を図ることもできる。さらに、火薬式プリテンショナの作動後にフォースリミッタを作動させる場合にも、既に動力伝達経路が遮断されていることから、効率よくフォースリミッタを作動させることもできる。なお、上述した第一実施形態において、スプール2、モータ3、動力伝達手段4及びクラッチ5の構成は、基本的に従来のシートベルトリトラクタと同様の構成であり、図示した構成に限定されるものではない。
 次に、コネクタ6とキャリア44の係合部の変形例について説明する。ここで、図3は、コネクタの係合部の変形例を示す断面図であり、(A)は動力伝達手段側から回転力が入力された状態、(B)はスプール側から回転力が入力された状態、を示している。なお、上述した第一実施形態と同じ構成部品については、同じ符号を付して重複した説明を省略する。
 図3(A)及び(B)に示した変形例は、キャリア44の凹部44bの根元部に切欠部44cを形成したものである。このように、凹部44b側に切欠部44cを形成した場合にも、第一実施形態と同様に、動力伝達手段4(キャリア44)側から回転力が入力された場合に凸部6cの一側面の略全面が凹部44bと接触し、スプール2の軸心2a(トーションバー21)側から回転力が入力された場合に凸部6cの他側面の先端部が凹部44bと接触するように構成することができる。なお、切欠部44cの形状は、凸部6cに応力集中を生じさせることができれば、図示した形状や大きさに限定されるものではない。
 上述した変形例によれば、モータ駆動に基づく入力荷重Fmに対する凸部6cの強度よりも、火薬式プリテンショナに基づく入力荷重Fcに対する凸部6cの強度を小さくなるように構成することができ、第一実施形態と同様の効果を奏する。なお、切欠部44cの形状や大きさは、例えば、モータ駆動に基づく入力荷重Fmが3000N、火薬式プリテンショナに基づく入力荷重Fcが3000Nである場合に、入力荷重Fmに対する凸部6cの耐強度が4500N、入力荷重Fcに対する凸部6cの耐強度が2500Nとなるように形成すればよい。これは、第一実施形態における切欠部6dの場合も同様である。かかる構成により、入力荷重Fcが生じた場合に直ちに凸部6cを破断させることができ、入力荷重Fcによる火薬式プリテンショナの仕事量のロスを低減することができ、ウェビングWの巻き取りに有効な仕事量を増大させることができる。
 次に、本発明に係るシートベルトリトラクタの他の実施形態について説明する。ここで、図4は、本発明に係るシートベルトリトラクタの第二実施形態を示す部品展開図である。なお、図1に示した第一実施形態と同じ構成部品については、同じ符号を付して重複した説明を省略する。
 図4に示した第二実施形態は、動力伝達手段4とコネクタ6との間にトルクリミッタ47を配置したものである。すなわち、第二実施形態では、動力伝達手段4がトルクリミッタ47を有し、トルクリミッタ47にコネクタ6が接続されている。かかるトルクリミッタ47を配置することにより、コネクタ6が破断しない場合であっても、一定のスプール2側からの入力荷重Fgが生じた場合に、トルクリミッタ47と動力伝達手段4との部分で滑りが生じ、クラッチ5が接続された状態であっても、動力伝達手段4やモータ3の負荷を軽減した状態でコネクタ6(すなわち、スプール2)を回転させることができる。
 トルクリミッタ47は、図4に示したように、例えば、ロワープレート471と、皿バネ472と、アッパープレート473と、から構成される。ロワープレート471は、コネクタ6と接続される部品であり、中心部に開口部471a及び凹部471bが形成されている。また、ロワープレート471の外縁部にはアッパープレート473と接続される複数のスリット部471cが形成され、アッパープレート473の外縁部にはスリット部471cに接続される複数の爪部473bが形成されている。そして、ロワープレート471とアッパープレート473との間には、キャリア44及び皿バネ472が挟持されている。皿バネ472は、キャリア44をアッパープレート473に押し付けるように付勢している。かかる構成により、皿バネ472とキャリア44との間の摩擦力を調節することにより、所定の閾値以上の回転力(トルク)が入力された場合に、キャリア44に対してトルクリミッタ47を相対回転させることができる。
 また、ロワープレート471の開口部471aの皿バネ472側には複数の突起部471dが形成されている。また、皿バネ472の中心部には開口部472aが形成されており、皿バネ472は、開口部472aをロワープレート471の突起部471dに嵌合することにより位置決めされる。また、アッパープレート473の中心部には開口部473aが形成されており、キャリア44にリダクションピン45aを係止できるように構成されている。
 最後に、本発明に係るシートベルト装置の実施形態について説明する。ここで、図5は、本発明に係るシートベルト装置の実施形態を示す全体構成図である。なお、図1に示した第一実施形態と同じ構成部品については、同じ符号を付して重複した説明を省略する。
 図5に示した本発明に係るシートベルト装置7の実施形態は、乗員を拘束するウェビングWと、ウェビングWの巻き取りを行うシートベルトリトラクタ1と、車体側に設けられウェビングWを案内するガイドアンカー71と、ウェビングWを車体側に固定するベルトアンカー72と、シートSの側面に配置されたバックル73と、ウェビングWに配置されたトング74と、を有し、トング74をバックル73に嵌着させることによって乗員をウェビングWによりシートSに拘束するシートベルト装置7であって、シートベルトリトラクタ1は、ウェビングWの巻き取りを行うスプール2と、スプール2を回転させる駆動トルクを発生させるモータ3と、モータ3の駆動トルクをスプール2に伝達する動力伝達手段4と、動力伝達手段4とスプール2との動力伝達経路を接続又は解除するクラッチ5と、を備え、スプール2の軸心2a(例えば、トーションバー21)と動力伝達手段4(例えば、キャリア44)とを接続するコネクタ6を有し、コネクタ6は、動力伝達経路が接続された状態で、スプール2の軸心2a側から所定の閾値以上の回転力が入力された場合に、動力伝達手段4に対して相対回転可能に構成されている。
 以下、シートベルトリトラクタ1以外の構成部品について、簡単に説明する。前記シートSは、例えば、乗員が着座する腰掛部S1と、乗員の背面に位置する背もたれ部S2と、乗員の頭部を支持するヘッドレスト部S3と、を備えている。シートベルトリトラクタ1は、例えば、車体のBピラー75に内蔵される。また、一般に、バックル73は腰掛部S1の側面に配置されることが多く、ベルトアンカー72は腰掛部S1の下面に配置されることが多い。また、ガイドアンカー71は、車体のBピラー75に配置されることが多い。そして、ウェビングWは、一端がベルトアンカー72に接続され、他端がガイドアンカー71を介してシートベルトリトラクタ1に接続されている。
 したがって、トング74をバックル73に嵌着させる場合、ウェビングWはガイドアンカー71の挿通孔を摺動しながらシートベルトリトラクタ1から引き出されることとなる。また、乗員がシートベルトを装着した場合や降車時にシートベルトを解除した場合には、シートベルトリトラクタ1のゼンマイバネやモータ3の作用により、ウェビングWは一定の負荷がかかるまで巻き取られる。
 上述したシートベルト装置7は、いわゆる通常のシートベルト装置に、上述した本発明に係るシートベルトリトラクタ1の実施形態を適用したものである。したがって、本発明に係るシートベルト装置7の実施形態よれば、上述したシートベルトリトラクタ1の実施形態と同様に、コネクタ6を配置する又はコネクタ6の形状を変更するだけという簡便な構造で、モータ3の動力伝達経路を遮断することができる。また、部品点数の増加やガス発生器の使用という問題も生じないことから、シートベルトリトラクタ1のコストダウンや小型化を図ることができ、最終的にシートベルト装置7のコストダウンや小型化を図ることもできる。なお、シートベルトリトラクタ1には、上述した第一実施形態だけでなく、変形例、第二実施形態又はこれらの組合せを適宜適用することができ、これらと同様の効果を享受することができる。
 本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明は、ゼンマイバネのないシートベルトリトラクタに適用してもよい、車両以外の乗物に使用されるシートベルト装置に適用してもよい等、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能であることは勿論である。
1…シートベルトリトラクタ
2…スプール
2a…軸心
3…モータ
4…動力伝達手段
4a…減速機構
4b…動力伝達機構
5…クラッチ
6…コネクタ
6a…本体部
6b…ヘッド部
6c…凸部
6d…切欠部
7…シートベルト装置
11…フレーム
12…プリテンショナパイプ
13…リテーナ
14…リテーナカバー
21…トーションバー
31…モータギヤ
41…減速ギヤ
41a…外歯
41b…サンギヤ
41c…プッシュナット
42…プラネタリギヤ
43…インターナルギヤ
43a…内歯
43b…外歯
44…キャリア
44a…開口部
44b…凹部
44c…切欠部
45…リダクションプレート
45a…リダクションピン
46…コネクトギヤ
46a…大径歯車
46b…小径歯車
46c…留めピン
47…トルクリミッタ
51…パウル
52…レバースプリング
52a…スプリング保持体
71…ガイドアンカー
72…ベルトアンカー
73…バックル
74…トング
75…ピラー
471…ロワープレート
471a,472a,473a…開口部
471b…凹部
471c…スリット部
471d…突起部
472…皿バネ
473…アッパープレート
473b…爪部
 

Claims (9)

  1.  乗員を拘束するウェビングの巻き取りを行うスプールと、該スプールを回転させる駆動トルクを発生させるモータと、該モータの駆動トルクを前記スプールに伝達する動力伝達手段と、該動力伝達手段と前記スプールとの動力伝達経路を接続又は解除するクラッチと、を備えたシートベルトリトラクタにおいて、
     前記スプールの軸心と前記動力伝達手段とを接続するコネクタを有し、該コネクタは、前記動力伝達経路が接続された状態で、前記スプールの軸心側から所定の閾値以上の回転力が入力された場合に、前記動力伝達手段に対して相対回転可能に構成されている、ことを特徴とするシートベルトリトラクタ。
  2.  前記コネクタは、前記動力伝達手段との係合部が破断することにより相対回転可能に構成されている、ことを特徴とする請求項1に記載のシートベルトリトラクタ。
  3.  前記コネクタは、前記動力伝達手段との係合部の強度が、該係合部に生じる入力荷重の方向によって異なるように形成されている、ことを特徴とする請求項2に記載のシートベルトリトラクタ。
  4.  前記コネクタは、前記スプールの軸心に係合可能に挿通される筒状の本体部と、前記動力伝達手段の一部に同軸上かつ係合可能に挿通されるヘッド部と、を有し、前記係合部は、前記ヘッド部に略径方向に形成された凸部である、ことを特徴とする請求項3に記載のシートベルトリトラクタ。
  5.  前記動力伝達手段は前記凸部と係合可能な凹部を有し、前記動力伝達手段側から回転力が入力された場合に前記凸部の一側面の略全面が前記凹部と接触し、前記スプールの軸心側から回転力が入力された場合に前記凸部の他側面の先端部が前記凹部と接触するように構成されている、ことを特徴とする請求項4に記載のシートベルトリトラクタ。
  6.  前記凸部又は前記凹部の根元部に切欠部を形成することにより、前記凸部の他側面の先端部が前記凹部と接触するように構成されている、ことを特徴とする請求項5に記載のシートベルトリトラクタ。
  7.  前記動力伝達手段はトルクリミッタを有し、該トルクリミッタに前記コネクタが接続されている、ことを特徴とする請求項1に記載のシートベルトリトラクタ。
  8.  前記スプールの軸心はトーションバーである、ことを特徴とする請求項1に記載のシートベルトリトラクタ。
  9.  乗員を拘束するウェビングと、該ウェビングの巻き取りを行うシートベルトリトラクタと、車体側に設けられ前記ウェビングを案内するガイドアンカーと、前記ウェビングを車体側に固定するベルトアンカーと、シートの側面に配置されたバックルと、前記ウェビングに配置されたトングと、を有し、前記トングを前記バックルに嵌着させることによって乗員を前記ウェビングによりシートに拘束するシートベルト装置において、
     前記シートベルトリトラクタは、請求項1~請求項8のいずれかに記載のシートベルトリトラクタである、ことを特徴とするシートベルト装置。
     
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