WO2009122713A1 - 多方向性キューブコーナー再帰反射物品 - Google Patents

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Abstract

 入射角特性、回転角特性を改善できる多方向性キューブコーナー型再帰反射物品(以下、再帰反射物品と称する場合がある。)を提供することを目的とする。  多方向性キューブコーナー型再帰反射物品は、二等辺三角形の底面(ABC)と素子頂点(H)を有する三角錐型キューブコーナー再帰反射素子が、底面の頂点(C)と等辺底辺(AC,BC)とを共有して集合した再帰反射素子集合体が多数連結した多方向性キューブコーナー再帰反射物品であって、前記再帰反射素子集合体の外周の形状は、正多角形であり、かつ、少なくとも2個以上の前記三角錐型キューブコーナー再帰反射素子の前記底面が、前記外周を包含する基準平面に対して平行ではないことを特徴とする。

Description

多方向性キューブコーナー再帰反射物品
 本発明は、多方向性キューブコーナー再帰反射物品に関する。
 詳しくは、様々な方位から入射する光を効率的に再帰反射する物品であり、優れた入射角特性、回転角特性を有する交通標識に用いる再帰反射物品に関する。
 また、本発明における多方向性キューブコーナー再帰反射物品は、液晶表示装置や有機エレクトロルミネッセンス表示装置などの表示装置の広角視認性、ディスプレーの明るさの向上などの改善を達成できる。
 優れた広角性能を有した再帰反射物品であって、改善された入射角特性、観測角特性、および回転角特性を有した再帰反射物品に関しては、従来からいくつかの提案がなされている。
 このようなキューブコーナー再帰反射物品において、特に三角錐型キューブコーナー再帰反射シートの入射角特性または観測角特性の改良に関しては、古くから多くの提案が知られており、種々の改良検討がなされている。これらの技術の多くは、いずれも再帰反射素子の有する光学軸を傾斜することによって入射角特性を改善している。
 例えば、ユンゲルセン(Jungersen)の米国特許第2,310,790号(特許文献1)においては、薄いシートの上に様々な形の再帰反射素子を設置することが述べられている。この米国特許に例示されている三角錐型反射素子は、頂点を底面三角形の中心に位置した光学軸の傾斜のない底面形状が正三角形の三角錐型反射素子や、頂点の位置が底面三角形の中心に位置していない底面形状が二等辺三角形の三角錐型反射素子が例示されている。三角錐型反射素子によれば、接近してくる自動車に対して効率的に光を反射させる(入射角特性の改善)ことができると記載されている。
 また、この文献には、三角錐型反射素子の大きさとしては、素子の深さとして1/10インチ(2,540μm)以内であることが記載されている。さらに、この米国特許のFig.15には、光学軸が、プラス(+)となる方向に傾斜している三角錐型反射素子対が図示されている。そして、その光学軸の傾斜角(θ)は、図示されている三角錐型反射素子の底面二等辺三角形の長辺と短辺の長さの比率から求めると、約6.5°であると推定される。
 さらに、ホープマン(Hoopman)のヨーロッパ特許第137,736B1(特許文献2)においては、薄いシート上に底面の形状がそれぞれ二等辺三角形である一対の傾斜三角錐型キューブコーナー再帰反射素子が、互いに180°回転した状態で配置され、その底面が共通面上に最密充填されて並べられた再帰反射シートおよび再帰反射物品について述べられている。この特許に記載の三角錐型キューブコーナー再帰反射素子の光学軸の傾斜は、マイナス(-)方向に傾斜しており、その傾斜角は約7°~13°であることが示されている。
 さらにまた、スチェッチ(Szczech)の米国特許第5,138,488号(特許文献3)においても、薄いシート上に底面の形状が二等辺三角形である傾斜三角錐型キューブコーナー再帰反射素子の底面が共通面上に最密充填となるように並べられた再帰反射シートおよび再帰反射物品が開示されている。この米国特許においては、該三角錐型反射素子の光学軸は、互いに向き合って対を成す二つの三角錐型反射素子が互いに共有する辺の方向、すなわちプラス(+)方向に傾斜しており、その傾斜角は約2°~5°である。また、素子の大きさが25μm~100μmであるとされている。
 また、上記特許に対応するヨーロッパ特許第548,280B1(特許文献4)に記載されている再帰反射シートおよび再帰反射物品においては、対をなす二つの素子の共通の辺を含みかつ共通平面に垂直な面と素子の頂点との距離が、素子の光学軸が共通平面と交差する点と前記垂直な面との距離に等しくなく、光学軸の傾斜角は、約2°~5°である。また、素子の大きさが25μm~100μmであるとされている。
 上記の様に、Szczechのヨーロッパ特許第548,280B1に記載されている再帰反射シートおよび再帰反射物品においては、光学軸の傾きがプラス(+)およびマイナス(-)の両方を含む約2~5°の範囲となっている。しかし、Szczechの上記米国特許およびヨーロッパ特許の実施例には、光学軸の傾斜角度が(-)8.2°、(-)9.2°および(-)4.3°で、素子の高さ(h)が87.5μmの三角錐型反射素子しか開示されていない。
 また、観測角特性の改善に関しても様々な提案がなされている。
 アッペルドーン(Appeldorn)の米国特許第4,775,219号(特許文献5)には、素子を形成するV字状溝が非対称形を呈しているキューブコーナー型再帰反射物品が開示されている。このV字状溝の角度は、キューブコーナーを形成する理論的なV字状溝の角度に対してわずかな偏差を有している。さらに、隣り合うV字状溝との非対称性を与える偏差を周期的に変化させることにより、観測角特性の改善を試みている。
 しかしながら、隣り合うV字状溝の角度を周期的に変化させることは、金型加工の困難性を増大させるものであった。たとえ、この困難性を克服できたとしても、与えうる偏差の組み合わせは有限であり、均一な反射光の広がりを与えることはできなかった。また、V字状溝を形成するダイアモンドバイトなどの加工工具を一つのV字状の溝方向に対して数種類準備する必要があった。さらに、V字状溝を非対称に形成する場合に高精度の加工技術を要した。
 さらに、ウオルター(Walter)の米国特許第5,171,624号(特許文献6)においては、曲線状の断面形状を有した加工工具を用いて、一定の2次曲面の断面形状を有した反射側面が形成された三角錐型再帰反射素子が開示されている。このような、2次曲面を有した反射側面が形成された三角錘型再帰反射素子においては、適度の再帰反射光の発散が可能であり観測角特性の改善が得られる。
 しかしながら、このような曲面状の断面形状を有した加工工具を意図した形状で作成することは、非常に困難である。従って、工具の加工の困難性から意図した設計に基づく2次曲面を得ることは、非常に困難であった。さらに、与えうる曲面形状は、用いる加工工具の形状によってのみ決定されるため、様々な形状の2次曲面を同一の再帰反射物品上に形成することは不可能であった。
 ニルセン(Nilsen)の米国特許第5,565,151号(特許文献7)に開示される再帰性反射シートにおいては、反射側面(A-B-H)の一部が切り取られ、それにより形成された三角柱形状(A-A1-A2-B2-B1-B)の部分と、新しい反射側面(A2-H1-B2)とにより再帰反射光の発散が促進されて、観測角特性の改善が図られている。
 しかしながら、ニルセンの発明においては、どの様な形状の三角柱形状の設置が好ましいのか、あるいは、新しい反射側面はどのような角度で形成されるのが好ましいかの具体的な記載は少ない。また、反射側面の一部を切り取り三角柱形状の部分を形成するための特殊な工具を必要とする。さらに、新しく形成された三角柱形状の素子は、再帰反射機能を有しておらず、単に光をさまざまな方向に分散することにより、再帰反射光の広がりを得ようとするものである。
 しかしながら、上記の入射角特性、観測角特性を改善する技術においては、回転角特性の改善は達成できなかった。
 回転角特性の改善に関しても様々な提案が試みられているが、いずれの提案においても底部の形状が三角形である再帰反射素子の方位を、様々な領域に区切って組み合わせることにより、回転角特性の改善が図られるものである。
 この様な改善が記載されている文献としては、例えば、ベネット(Bennett)等による米国特許第5,022,739号(特許文献8)、米国特許第5,132,841号(特許文献9)、米国特許第5,175,645号(特許文献10)、また、ニールセン(Nilsen)等による米国特許第6,036,322号(特許文献11)、さらに、ネステガード(Nestegard)等による米国特許第5,706,132号(特許文献12)、米国特許第5,936,770号(特許文献13)、スミス(Smith)による米国特許第5,898,523号(特許文献14)などが例示できる。
米国特許第2,310,790号 ヨーロッパ特許第137736B1号 米国特許第5,138,488号 ヨーロッパ特許第548280B1号 米国特許第4,775,219号 米国特許第5,171,624号 米国特許第5,565,151号 米国特許第5,022,739号 米国特許第5,132,841号 米国特許第5,175,645号 米国特許第6,036,322号 米国特許第5,706,132号 米国特許第5,936,770号 米国特許第5,898,523号
 しかしながら、いずれの特許文献に開示される技術においても、素子の領域を区切る形状や素子の方位が異なっているものの、素子の集合体の外周を包含する基準平面上に素子の底面が位置するキューブコーナー型再帰反射物品である。
 そこで、本発明は、入射角特性、回転角特性を改善できる多方向性キューブコーナー型再帰反射物品(以下、再帰反射物品と称する場合がある。)を提供することを目的とする。
 本発明における多方向性キューブコーナー型再帰反射物品は、二等辺三角形の底面(ABC)と素子頂点(H)を有する三角錐型キューブコーナー再帰反射素子が、底面の頂点(C)と等辺底辺(AC,BC)とを共有して集合した再帰反射素子集合体が多数連結した多方向性キューブコーナー再帰反射物品であって、前記再帰反射素子集合体の外周の形状は、正多角形であり、かつ、少なくとも2個以上の前記三角錐型キューブコーナー再帰反射素子の前記底面が、前記外周を包含する基準平面に対して平行ではないことを特徴とするものである。
 また、上記多方向性キューブコーナー型再帰反射物品において、前記再帰反射素子集合体を構成するそれぞれの前記三角錐型キューブコーナー再帰反射素子の前記底面が共有する頂点(C)が、前記基準平面より低い位置にあることが好適である。
 また、上記多方向性キューブコーナー型再帰反射物品において、前記再帰反射素子集合体を構成するそれぞれの前記三角錐型キューブコーナー再帰反射素子の前記底面が共有する頂点(C)が、前記基準平面より高い位置にあることが好適である。
 また、上記多方向性キューブコーナー型再帰反射物品において、前記再帰反射素子集合体は、4×(2n-1)個、又は、6×4n-1(nは1以上の整数)個の三角錐型キューブコーナー再帰反射素子より構成されていることが好適である。このように構成することで、再帰反射素子集合体を三角錐型キューブコーナー再帰反射素子で、平面充填させることができ、高い再帰反射性能を得る事ができる。
 また、上記多方向性キューブコーナー型再帰反射物品において、前記三角錐型キューブコーナー再帰反射素子の底面における前記等辺底辺(AC,BC)に挟まれる底辺(AB)の長さが20~1000μmであることが好適である。このように構成することで、三角錐型キューブコーナー再帰反射素子の大きさが適切となりるので、三角錐型キューブコーナー再帰反射素子の再帰反射光の広がりが適切な状態とすることができ、また、多方向性キューブコーナー型再帰反射物品の柔軟性を適切なものとすることができる。
 さらに、上記多方向性キューブコーナー型再帰反射物品において、前記三角錐型キューブコーナー再帰反射素子の底面における前記等辺底辺(AC,BC)に挟まれる底辺(AB)の長さが35~200μmであることが好適である。
 また、上記多方向性キューブコーナー型再帰反射物品において、前記三角錐型キューブコーナー再帰反射素子の前記底面における前記等辺底辺(AC,BC)で挟まれる前記頂点(C)から前記基準平面までの距離と、前記三角錐型キューブコーナー再帰反射素子の底面における等辺底辺(AC,BC)に挟まれる底辺の長さとの比率が1/100~20/100であることが好適である。このように構成することで、光学軸の傾斜が小さすぎず入射角特性の改善をより十分に行うことができ、また、光学軸の傾斜が適切となるため加工が容易であり、さらに多方向性キューブコーナー型再帰反射物品の厚みを適切なものとすることができるので、柔軟な多方向性キューブコーナー型再帰反射物品とすることができる。
 さらに、上記多方向性キューブコーナー型再帰反射物品において、前記三角錐型キューブコーナー再帰反射素子の前記底面における前記等辺底辺(AC,BC)で挟まれる前記頂点(C)から前記基準平面までの距離と、前記三角錐型キューブコーナー再帰反射素子の底面における等辺底辺(AC,BC)に挟まれる底辺の長さとの比率が3/100~20/100であることが好適である。
 本発明によれば、入射角特性、回転角特性を改善できるキューブコーナー型再帰反射物品が提供される。
従来技術による再帰反射素子集合体を示す図である。 本発明にかかる再帰反射物品を構成する再帰反射素子集合体の一形態を示す図である。 図2に示す再帰反射素子集合体の斜視図である。 図2に示す再帰反射素子集合体により構成される再帰反射物品の斜視図を示す図である。 本発明にかかる再帰反射物品を構成する再帰反射素子集合体の他の形態を示す図である。 本発明にかかる再帰反射物品を構成する再帰反射素子集合体の更に他の形態を示す図である。 図6に示す再帰反射素子集合体の斜視図である。 図6に示す再帰反射素子集合体により構成される再帰反射物品を示す図である。 本発明にかかる再帰反射物品を構成する再帰反射素子集合体の更に他の形態示す図である。 図9に示す再帰反射素子集合体の斜視図である。 本発明にかかる再帰反射物品を構成する再帰反射素子集合体の更に他の形態を示す平面図である。 図11に示される再帰反射素子集合体により構成される再帰反射物品を示す図である。 本発明にかかる再帰反射物品を構成する再帰反射素子集合体の更に他の形態を示す平面図である。 本発明にかかる再帰反射物品を構成する再帰反射素子集合体の更に他の形態を示す平面図である。 比較例の性能を表すレーダーチャートである。 実施例の性能を表すレーダーチャートである。
符号の説明
 ABC、A’B’C・・・底面
 AB、A’B’・・・底辺
 AC、BC、A’C、B’C・・・等辺底辺
 C・・・頂点
 G、G’・・・光学軸
 H、H’・・・素子頂点
 R、R’・・・光学軸
 本発明による多方向性再帰反射物品の好ましい形態について、図を引用しつつ以下に説明を行う。
 図1は、従来技術による再帰反射物品を構成するキューブコーナー型再帰反射素子集合体(以下、再帰反射素子集合体と称す場合がある。)を示す。この再帰反射物品は、底面が正三角形である複数のキューブコーナー再帰反射素子(以下、再帰反射素子と称す場合がある。)から形成されており、各再帰反射素子の底面が、共通の基準平面上に位置している。
 また、図1に示される再帰反射素子集合体の光学軸G、G’は、すべての再帰反射素子において、基準平面に垂直であり、すべての素子が同一形状である。従って、入射角特性や回転角特性に劣っている。
 この図1に示される再帰反射素子の他に、底面が2等辺三角形であり、光学軸G、G’が底面に対して傾斜している傾斜キューブコ-ナー型再帰反射素子が、複数集合した再帰反射物品が知られている。このような従来の再帰反射物品においては、各傾斜キューブコ-ナー型再帰反射素子の底面は、すべて共通の基準平面上に位置している。
 図2は、本発明にかかる再帰反射物品を構成する再帰反射素子集合体の一形態を示す平面図である。図2に示すように、本形態にかかる再帰反射物品を構成する再帰反射素子集合体は、底面の形状が二等辺三角形である同一形状の再帰反射素子が6×4n-1(nは1以上の整数)用いられて構成される。本形態における再帰反射素子集合体は、n=1の状態であり、6個の再帰反射素子から構成されている。本発明にかかる再帰反射物品の一形態は、この再帰反射素子集合体が多数連結することで構成される。本形態における再帰反射素子集合体は、各再帰反射素子の各底面における共有の頂点Cが、再帰反射素子集合体の外周を包含する基準平面(断面図にA’―Bとして示されている)より低い位置とされており、各再帰反射素子の底面が、基準平面に対して平行とされていない。
 図2に示されるそれぞれの再帰反射素子の光学軸R、R’は、それぞれの再帰反射素子の底面が互いに平行ではないため、6方向に振り向けられている。従って、図1に示す従来のキューブコーナー型再帰反射素子集合体と比べて、外部光線の入射方位において入射角特性と回転角特性に優れている。
 図3は、図2に示す再帰反射素子集合体の斜視図である。
 図4は、図2に示す再帰反射素子集合体により構成される再帰反射物品の斜視図を示す図である。図4に示すように、再帰性反射物品は、図2に示す再帰性反射素子集合体が、隙間なく多数連結することで構成される。
 図5は、本発明にかかる再帰反射物品を構成する再帰反射素子集合体の他の形態を示す平面図である。図5に示すように、本形態にかかる再帰反射素子集合体は、底面の形状が二等辺三角形である同一形状の6個の再帰反射素子から構成される。すなわち、再帰性反射素子の数が、6×4n-1(nは1以上の整数)であらわされる数において、n=1の場合である。本形態にかかる再帰反射物品は、この再帰反射素子集合体が多数連結することで構成される。本形態における再帰反射素子集合体は、各再帰反射素子の各底面における共有の頂点Cが、再帰反射素子集合体の外周を包含する基準平面(断面図にA’-Bとして示されている)より高い位置とされており、各再帰反射素子の底面が、基準平面に対して平行とされていない。
 図5に示される再帰反射素子集合体の各再帰反射素子の光学軸は、図2に示される再帰反射素子集合体を形成する再帰反射素子の各光学軸R、R’の傾斜の方向と、反対の方向を向いている。しかし、図5に示す各再帰反射素子の光学軸は、6方向に振り向けられているため、図1に示す従来の再帰反射素子集合体と比べて、外部光線の入射方位において入射角特性と回転角特性に優れている。
 なお、図2、図5に示す再帰反射素子の底面における等辺底辺AC(A’C)、BC(B’C)に挟まれる底辺AB(A’B’)の長さが20~1000μmであれば、再帰反射素子の大きさが適切となるので、再帰反射素子の再帰反射光の広がりが適切な状態とすることができる。また、再帰反射素子の大きさが適切となるので、再帰反射物品の柔軟性を適切なものとすることができる。さらに、この底辺AB(A’B’)の長さが、35~200μmであればより好ましい。
 さらに、図2、図5に示す再帰反射素子の前記底面における等辺底辺AC(A’C)、BC(B’C)で挟まれる頂点(C)から基準平面までの距離と、再帰反射素子の底面における等辺底辺AC(A’C)、BC(B’C)に挟まれる底辺AB(A’B’)の長さとの比率が1/100~20/100であれば、光学軸の傾斜が小さすぎず入射角特性の改善をより十分に行うことができる。また、この場合、光学軸の傾斜が適切となるため加工が容易であり、さらに再帰反射物品の厚みを適切なものとすることができるので、柔軟な再帰反射物品とすることができるため好ましい。
 図6は、本発明にかかる再帰反射物品を構成する再帰反射素子集合体の更に他の形態を示す図である。図6に示すように本形態における再帰反射素子集合体は、同一形状で、底面の形状が二等辺三角形である再帰反射素子が、4×(2n-1)(nは1以上の整数)集合することで構成されている。本形態においては、再帰性反射素子の数が、4×(2n-1)(nは1以上の整数)であらわされる数において、n=1の場合、すなわち再帰性反射素子の数が、4個の場合である。そして、この再帰反射素子集合体は、各再帰反射素子の各底面で共有する頂点Cが、再帰反射素子集合体の外周を包含する基準平面より低い位置とされている。
 図7は、図6に示す再帰反射素子集合体の斜視図である。
 図8は、図6に示す再帰反射素子集合体により構成される再帰反射物品を示す図である。図8に示すように、再帰性反射物品は、図6に示す再帰性反射素子集合体が、隙間なく多数連結することで構成される。
 図9は、本発明における再帰反射物品を構成する再帰反射素子集合体の更に他の形態示す図である。図9に示すように本形態における再帰反射素子集合体は、同一形状で、底面の形状が二等辺三角形である再帰反射素子が4つ集合することで構成されている。すなわち、再帰性反射素子の数が、4×(2n-1)(nは1以上の整数)であらわされる数において、n=1の場合である。そして、この再帰反射素子集合体は、各再帰反射素子の各底面で共有する頂点Cが、再帰反射素子集合体の外周を包含する基準平面より高い位置とされている。
 図10は、図9に示す再帰反射素子集合体の斜視図である。
 図11は、本発明における再帰反射物品を構成する再帰反射素子集合体の更に他の形態を示す平面図である。本形態にかかる再帰反射素子集合体は、底面の形状が二等辺三角形である同一形状の24個の再帰反射素子から構成され、外周の形状が正六角形とされる。すなわち、再帰性反射素子の数が、6×4n-1(nは1以上の整数)であらわされる数において、n=2の場合である。各再帰反射素子の底面は、再帰反射素子集合体の外周を包含する基準平面(断面図にA’-Bとして示されている)上に無く、また、基準平面と平行とされない。
 図2および図5に示される再帰反射素子集合体と同様に、図11に示されるそれぞれの再帰反射素子の光学軸は、6方向に振り向けられているために、図1に示す従来のキューブコーナー型再帰反射素子集合体と比べて、外部光線の入射方位において入射角特性と回転角特性に優れている。
 図12は、図11に示される再帰反射素子集合体により構成される本発明にかかる再帰反射物品の一形態を示す図である。図12に示すように、再帰性反射物品は、図11に示す再帰性反射素子集合体が、隙間なく多数連結することで構成される。
 図13は、本発明にかかる再帰反射物品を構成する再帰反射素子集合体の更に他の形態を示す平面図である。本形態による再帰反射素子集合体は、再帰性反射素子の数が、6×4n-1(nは1以上の整数)であらわされる数において、n=2の場合であり、24個の再帰反射素子から構成され、外周の形状が正六角形とされる。中心部に位置する6個の再帰反射素子の底面は、外周を包含する基準平面(断面図にA’-Bとして示されている)と平行である。一方、中心部に位置する6個の再帰反射素子の周りに位置する各再帰反射素子の底面は、それぞれ外周を包含する基準平面に平行とされない。
 図14は、本発明における再帰反射物品を構成する再帰反射素子集合体の更に他の形態を示す平面図である。本形態による再帰反射素子集合体は、96個の再帰反射素子から構成され、外周の形状が正六角形とされる。すなわち、再帰性反射素子の数が、6×4n-1(nは1以上の整数)であらわされる数において、n=3の場合である。中心部に位置する6個の再帰反射素子群の底面は、外周を包含する基準平面(断面図にA’-Bとして示されている)に平行であるが、集合体を形成する各素子の底面はそれぞれ外周を包含する基準平面上に無く、また、基準平面に平行とされない。また、各再帰反射素子の持つ光学軸は、外周に行くほど外周を包含する基準平面に垂直な方向に対する傾斜が大きくなるように、それぞれ傾きが異なっている。
 図14に示されるように、本形態の再帰反射素子集合体が複数連結することで構成される本発明にかかる再帰反射物品は、さまざまな光学軸の傾きを有するため、優れた入射角特性を持つことができる。
 なお、図6~図14で示した再帰反射素子集合体の各再帰反射素子の底面における等辺底辺に挟まれる底辺の長さが20~1000μmであるれば、三角錐型キューブコーナー再帰反射素子の大きさが適切となり、三角錐型キューブコーナー再帰反射素子の再帰反射光の広がりが適切な状態とすることができ、また、三角錐型キューブコーナー再帰反射素子の大きさが適切とされ、この底辺の長さが、35~200μmであればより好ましい。
 また、図6~図14で示した再帰反射素子の底面における等辺底辺で挟まれる頂点から基準平面までの距離と、再帰反射素子の底面における等辺底辺に挟まれる底辺の長さとの比率が1/100~20/100であれば、光学軸の傾斜が小さすぎず入射角特性の改善をより十分に行うことができ、また、光学軸の傾斜が適切となるため加工が容易であり、さらに多方向性キューブコーナー型再帰反射物品の厚みを適切なものとすることができるので、柔軟な多方向性キューブコーナー型再帰反射物品とすることができるため好ましい。
 以上説明したように、本発明にかかる再帰反射物品は、再帰性反射素子の数が、4×(2n-1)個、又は、6×4n-1個(nは1以上の整数)集合する再帰反射素子集合体が多数連結されることにより構成される。このように構成することで、再帰反射素子集合体を三角錐型キューブコーナー再帰反射素子で、平面充填させることができ、高い再帰反射性能を得る事ができる。
 以下、実施例により本発明の詳細を更に具体的に説明するが、本発明は実施例にのみ限定されるものでないことはいうまでもない。
 <再帰反射係数> 実施例をはじめ本明細書に記載の再帰反射係数は以下で述べる方法で測定されたものである。再帰反射係数測定器として、ガンマーサイエンティフィック社製「モデル920」を用いた。サンプルは、100mm×100mmの再帰反射物品を用い、再帰反射係数をASTM E810-91に準じて、観測角を0.2°として、入射角を5°、15°、および30°として、サンプルの回転角を0°から345°まで15°おきの角度条件で、適宜の5個所について測定した。そして、その平均値をもって再帰反射シートの再帰反射係数とした。
 <比較例> 図1に示される再帰反射素子集合体が多数連結した再帰反射物品(比較品)を作成した。作成においては、まず、光学軸が-9°傾斜した傾斜2等辺三角錐型キューブコーナー再帰反射素子であって、素子の高さ(h)が100μmとなるようにして、フライカット法を用いて多数の再帰反射素子が配置された真鍮製母型を形成した。
 この真鍮製母型を用いて、濃度が55%のスルファミン酸ニッケル液を用いて電鋳法により、材質がニッケルであって、形状が反転された凹形状のキューブコーナー再帰反射物品成形用金型を作成した。この成形用金型を用いて、厚さ200μmのポリカーボネート樹脂シート(三菱エンジニアリングプラスティックス株式会社製「ユーピロンH3000」)を成形温度200℃、成形圧力50kg/cmの条件で圧縮成形した。次に、樹脂シートを加圧下で30℃まで冷却し、その後樹脂シートを取り出した。こうして、表面に多数の再帰反射素子集合体が多数連結したポリカーボネート樹脂製の再帰反射物品を作成した。
 この比較品の再帰反射素子の形状は図1に示されるように底面(ABC,A’B’C等)の形状が二等辺三角形であり、各再帰反射素子の底面は、いずれも外周を含む基準平面上(断面図にA’-Bとして示されている)に位置している。
 <実施例> 比較例に記載されている方法と同じ方法で、図2に示される再帰反射素子集合体が多数連結された再帰反射物品(発明品)を形成した。
 実施例における各再帰反射素子は、比較例における各再帰反射素子と同一の形状であり、実施例における各再帰反射素子においても、光軸が底面(ABC,A’B’C等)に対して-9°傾斜するようにして形成されている。さらに、各帰反射素子の各底面は、再帰反射素子集合体の6角形の外周を包含する基準平面(断面図にA’-Bとして示されている)と平行ではない。
 表1に比較品、表2に発明品の観測角0.2°、入射角5°、15°、および30°で、再帰反射物品の方位角が0°~345°で15°おきに測定した再帰反射係数の値を示す。
 また、図15に比較品、図16に発明品の観測角0.2°、入射角5°、15°、および30°で、再帰反射物品の回転角が0°~345°で15°における再帰反射係数のレーダーチャート図を示す。
 図15及び図16で明らかなように、本発明における再帰反射物品は、すべての回転角において、略均一な再帰反射性能を示しており、特に、大きな入射角において、比較品との差が顕著である。
 このような、均一な回転角特性を持つ再帰反射シートを用いた交通標識は、さまざまな道路状況、例えば、湾曲した道路、多車線の道路などにおいて、略均一な再帰反射性能を示すので、交通標識の視認性に優れる。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000001
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000002
 本発明によれば、入射角特性、回転角特性を改善できるキューブコーナー型再帰反射物品が提供される。

Claims (8)

  1.  二等辺三角形の底面(ABC)と素子頂点(H)を有する三角錐型キューブコーナー再帰反射素子が、底面の頂点(C)と等辺底辺(AC,BC)とを共有して集合した再帰反射素子集合体が多数連結した多方向性キューブコーナー再帰反射物品であって、
     前記再帰反射素子集合体の外周の形状は、正多角形であり、かつ、少なくとも2個以上の前記三角錐型キューブコーナー再帰反射素子の前記底面が、前記外周を包含する基準平面に対して平行ではない
    ことを特徴とする多方向性キューブコーナー型再帰反射物品。
  2.  前記再帰反射素子集合体を構成するそれぞれの前記三角錐型キューブコーナー再帰反射素子の前記底面が共有する前記頂点(C)が、前記基準平面より低い位置にあることを特徴とする請求項1に記載の多方向性キューブコーナー型再帰反射物品。
  3.  前記再帰反射素子集合体を構成するそれぞれの前記三角錐型キューブコーナー再帰反射素子の前記底面が共有する前記頂点(C)が、前記基準平面より高い位置にあることを特徴とする請求項1に記載の多方向性キューブコーナー型再帰反射物品。
  4.  前記再帰反射素子集合体は、4×(2n-1)個、又は、6×4n-1個の三角錐型キューブコーナー再帰反射素子より構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の多方向性キューブコーナー型再帰反射物品。
  5.  前記三角錐型キューブコーナー再帰反射素子の前記底面における前記等辺底辺(AC,BC)に挟まれる底辺(AB)の長さが20~1000μmであることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の多方向性キューブコーナー型再帰反射物品。
  6.  前記三角錐型キューブコーナー再帰反射素子の前記底面における等辺底辺(AC,BC)に挟まれる底辺の長さが35~200μmであることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の多方向性キューブコーナー型再帰反射物品。
  7.  前記三角錐型キューブコーナー再帰反射素子の前記底面における前記等辺底辺(AC,BC)で挟まれる前記頂点(C)から前記基準平面までの距離と、前記三角錐型キューブコーナー再帰反射素子の前記底面における前記等辺底辺(AC,BC)に挟まれる前記底辺(AB)の長さとの比率が1/100~20/100であることを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の多方向性キューブコーナー型再帰反射物品。
  8.  前記三角錐型キューブコーナー再帰反射素子の前記底面における前記等辺底辺(AC,BC)で挟まれる前記頂点(C)から前記基準平面までの距離と、前記三角錐型キューブコーナー再帰反射素子の底面における前記等辺底辺(AC,BC)に挟まれる前記底辺(AB)の長さとの比率が3/100~20/100であることを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の多方向性キューブコーナー型再帰反射物品。
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