WO2009104626A1 - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

液透過性のトップシート(3)と、液不透過性のバックシート(4)と、前記トップシートと前記バックシート間の間に配置され、液体を吸収し保持する吸収体(5)とから少なくとも構成され、着用時には背側Baから腹側Frまでの長手方向Lに背側領域(S1)、股下領域(S2)、腹側領域(S3)を有する吸収性本体(2)と、吸収性本体(2)の幅方向Wの両側に設けられた左右一対のサイドフラップ部(10)とを備えたオムツ(1A)において、各サイドフラップ部(10)の腹側領域(S3)には、胴回り方向に延伸された腹側延伸領域(15)が設けられることを要旨とする。

Description

吸収性物品
本発明は、オムツ等の吸収性物品に関する。
 従来、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、吸収体とからなる吸収性本体を備えているオムツが広く知られている(例えば、特許文献1)。
 具体的には、オムツ100は、図1に示すように、液透過性のトップシート101aと、液不透過性のバックシート101bと、シート101a、101bの間に配置される吸収体101cとからなる吸収性本体101を備えている。吸収体101cは、液体を吸収し、液体を保持する。
 吸収性本体101は、背側Baから腹側Frまでの長手方向Lに背側領域S1、股下領域S2、腹側領域S3を有するとともに、着用者の股下を中心に背側Baから腹側Frを覆う。吸収性本体101の幅方向Wの両側には、トップシート101aとバックシート101bとが延在されることによって形成された左右一対のサイドフラップ部110が設けられている。なお、吸収性本体101の幅方向Wとは、オムツ100の平面視において、背側Baから腹側Frまでの長手方向Lに対して、直交する方向である。それぞれのサイドフラップ部110には、長手方向Lに伸長状態で弾性部材120が設けられている。
 一対の弾性部材120は、吸収性本体101の長手方向Lにストレートではなく湾曲して設けられている。これにより、一対の弾性部材120間の距離は、背側領域S1よりも腹側領域S3の方が広く設定されている。
 この従来例では、着用時に着用者のそけい部に沿ってオムツ100をフィットさせることができるため、着用性に優れていると共に、オムツ100の腹側Frと着用者の間に空間が形成され、この空間によって尿を一時的に保持可能であり、尿漏れを極力防止できる。
 また、この種の従来のオムツとしては、特許文献2に開示されたものがある。具体的には、オムツ100Aは、図2に示すように、オムツ100と同様に、液透過性のトップシート101dと、液不透過性のバックシート101eと、シート101d、101eの間に配置される吸収体101fとからなる吸収性本体101Aを備えている。
 一対の弾性部材120A間の距離は、腹側領域S3よりも背側領域S1の方が広く設定されている点で、オムツ100の構成と異なる。
 この従来例では、着用時にオムツ100Aを着用者のヒップを包み込むようにフィットさせることができるため、着用性に優れている。
特開平11-47189号公報(第2-3頁、図1) 特開平10-243961号公報(第3頁、図1)
 しかしながら、従来のオムツ100(オムツ100A)では、左右一対の弾性部材120(弾性部材120A)の距離が背側領域S1、股下領域S2、腹側領域S3で異なるように湾曲させている。このため、トップシート101a(トップシート101d)及びバックシート101b(バックシート101e)を曲線状に切り取ってサイドフラップ部110(サイドフラップ部110A)を形成する必要がある。従って、トップシート101a(トップシート101d)及びバックシート101b(バックシート101e)を曲線状に切り取る場合、資材の無駄が発生する。
 また、弾性部材120(弾性部材120A)を湾曲させて配置させるため、加工が複雑である。
 そこで、本発明は、着用者にフィットさせることができるものにあって、使用資材の低減化、製造時の加工の容易化を図ることができる吸収性物品を提供することを目的とする。
 本発明の特徴は、液透過性のトップシート(トップシート3)と、液不透過性のバックシート(バックシート4)と、前記トップシートと前記バックシート間の間に配置され、液体を吸収し保持する吸収体(吸収体5)とから少なくとも構成され、着用時には背側Baから腹側Frまでの長手方向Lに背側領域(背側領域S1)、股下領域(股下領域S2)、腹側領域(腹側領域S3)を有する吸収性本体(吸収性本体2)と、前記吸収性本体の幅方向Wの両側に設けられた左右一対のサイドフラップ部(サイドフラップ部10)とを備えた吸収性物品(例えば、オムツ1A)において、前記各サイドフラップ部の腹側領域には、胴回り方向(幅方向W)に延伸された腹側延伸領域(腹側延伸領域15)が設けられたことを要旨とする。
 かかる特徴によれば、着用者が吸収性物品を着用した場合に、吸収性本体及び一対のサイドフラップ部の腹回りの寸法は、腹側延伸領域によって他の箇所より広くなるため、着用時に着用者のそけい部に沿って吸収性物品をフィットさせることができる。
 これにより、吸収性物品は、着用性に優れていると共に、吸収性本体及び一対のサイドフラップ部の腹側Frと着用者の間に空間を形成し、この空間によって尿を一時的に保持可能であり、尿漏れを極力防止できる。そして、腹側延伸領域は一対のサイドフラップ部の一部を延伸させて形成するため、各サイドフラップ部の腹側Frを他の箇所よりも胴回り方向に大きく形成、つまり、腹側Frの胴回り方向の端縁を曲線状に設けなくて良い。以上より、着用時に着用者のそけい部に沿って吸収性物品をフィットさせることができ、且つ、吸収性物品の腹側Frと着用者の間に空間を形成することができるものにあって、使用資材の低減化、加工の容易化、これらに伴う低コスト化等を図ることができる。
 本発明の特徴は、液透過性のトップシート(トップシート3)と、液不透過性のバックシート(バックシート4)と、前記トップシートと前記バックシート間の間に配置され、液体を吸収し保持する吸収体(吸収体5)とから少なくとも構成され、着用時には背側Baから腹側Frまでの長手方向Lに背側領域(背側領域S1)、股下領域(股下領域S2)、腹側領域(腹側領域S3)を有する吸収性本体(吸収性本体2)と、前記吸収性本体の幅方向Wの両側に設けられた左右一対のサイドフラップ部(サイドフラップ部10)とを備えた吸収性物品(例えば、オムツ1E)において、前記各サイドフラップ部の背側領域には、胴回り方向(幅方向W)に延伸された背側延伸領域(背側延伸領域14)がそれぞれ設けられたことを要旨とする。
 かかる特徴によれば、着用者が着用した場合に、一対のサイドフラップ部の背側Baの胴回り幅の寸法が背側延伸領域によって広がるため、吸収性本体及び一対のサイドフラップ部の背側Baでお尻を包み込むようにフィットさせることができ、着用性に優れている。又、吸収性本体及び一対のサイドフラップ部の背側Baでお尻を包み込んだ状態で着用者と吸収性本体との間に空間が形成可能であるため、その空間によって排出された排泄物を一時的に保持可能であり、排泄物の漏れを極力防止できる。そして、背側延伸領域は一対のサイドフラップ部の一部を延伸させて形成するため、各サイドフラップ部の背側Baを他の箇所よりも胴回り方向に大きく形成、つまり、背側Baの胴回り方向の端縁を曲線状に設けなくて良い。以上より、着用者のヒップを包み込むようにフィットさせることができるものにあって、使用資材の低減化、加工の容易化、これらに伴う低コスト化等を図ることができる。
 本発明によれば、着用者にフィットさせることができるものにあって、使用資材の低減化、製造時の加工の容易化等を図ることができる。
図1は、従来例のオムツの展開状態を示す平面図である。 図2は、従来例のオムツの展開状態を示す平面図である。 図3は、本発明の第1実施形態に係るオムツの展開状態を示す平面図である。 図4は、本発明の第1実施形態に係るオムツ(図3)のA-A線断面図である。 図5は、本発明の第1実施形態に係るオムツ(図3)のB-B線断面図である。 図6は、本発明の第1実施形態に係るオムツの着用時における図3のB-B線に沿う断面図である。 図7は、本発明の第1実施形態に係るオムツの着用時における展開状態を示す平面図である。 図8は、本発明の第1実施形態に係るオムツを製造する延伸装置の要部断面図である。 図9は、本発明の第2実施形態に係るオムツの平面図である。 図10は、本発明の第3実施形態に係るオムツの断面図である。 図11は、本発明の第4実施形態に係るオムツの断面図である。 図12は、本発明の第5実施形態に係るオムツの展開状態を示す平面図である。 図13は、本発明の第5実施形態に係るオムツのC-C線断面図である。 図14は、本発明の第5実施形態に係るオムツのD-D線断面図である。 図15は、本発明の第5実施形態に係るオムツの着用時における図12のD-D線に沿う断面図である。 図16は、本発明の第5実施形態に係るオムツの着用時における展開状態を示す平面図である。 図17は、本発明の第6実施形態に係るオムツの平面図である。 図18は、本発明の第7実施形態に係るオムツの平面図である。 図19は、本発明の第8実施形態に係るオムツの断面図である。図の展開状態を示す。 図20は、本発明の第9実施形態に係るオムツの断面図である。図の展開状態を示す。
 次に、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。
 したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
 [第1実施形態]
 図3~図7は、本発明の第1実施形態に係るオムツ1Aを示す。図3は、オムツの展開状態の平面図を示す。図4は、図3のA-A線断面図を示す。図5は、図3のB-B線断面図を示す。図6は、着用状態の断面図を示す。図7は、着用状態を展開して示す平面図を示す。
 図3に示すように、かかるオムツ1Aでは、背側Ba及び腹側Frが決められており、背側Baから腹側Frに向かう長手方向Lに沿って順に背側領域S1と股下領域S2と腹側領域S3とが設けられている。
 図3~図5に示すように、吸収性物品であるオムツ1Aは、吸収性本体2と、吸収性本体2の幅方向Wの両側に設けられた左右一対のサイドフラップ部10と、一対の背側ウエストフラップ部20と、一対の腹側ウエストフラップ部21とを備えている。
 具体的には、背側ウエストフラップ部20は、一対のサイドフラップ部10の背側Baの幅方向Wの両端に設けられる。腹側ウエストフラップ部21は、一対のサイドフラップ部10の腹側Frの幅方向Wの両端に設けられる。
 吸収性本体2は、液透過性のトップシート3と、液不透過性のバックシート4と、トップシート3とバックシート4の間に配置され、液体を吸収し保持する吸収体5とから少なくとも構成される。吸収性本体2は、背側Baから腹側Frまでの長手方向Lに沿って、背側領域S1、股下領域S2、腹側領域S3を有する。吸収性本体2は、着用者の背側Baと股下側と腹側Frを被う。
 トップシート3において、幅方向Wの両端部は、吸収体5を包み込むように折り込まれている。トップシート3の折り込まれた箇所及び吸収体5は、バックシート4にホットメルト等の糊によって接合されている。トップシート3は、親水性不織布、織物、開口プラスチックフィルム、開口を有する疎水性不織布、又は、坪量が、10g/mであるスパンボンド法/メルトブロー法/スパンボンド法で製造された積層不織布(以下、SMSと記す)等により形成される。
 バックシート4は、坪量が、23.5g/mである非通気性フィルムにより形成される。バックシート4は、透湿又は非透湿性フィルム、このようなフィルムに不織布を張り合わせたシート等により形成されてもよい。
 吸収体5は、液体吸収保持性を有する積層体である。具体的には、吸収体5は、吸収性のパルプ及び高吸収性ポリマーを混合して形成される。
 一対のサイドフラップ部10は、吸収性本体2の幅方向Wの両側より延在されたバックシート4と、吸収性本体2の裏面とバックシート4とに重ねられた液不透過性の外装シート11とから構成されている。バックシート4と外装シート11とは、ホットメルト等の糊で接合されている。外装シート11は、バックシート4よりも幅方向Wの寸法が長く形成されている。
 各サイドフラップ部10の股下領域S2と、股下領域S2を中心にして、背側領域S1及び腹側領域S3の一部の範囲とには、長手方向Lに伸長状態で4列の弾性部材12a~12dが設けられている。
 外側3列の弾性部材12a~12cは、バックシート4より幅方向Wに長く形成された外装シート11の両側部に設けられている。最も内側に位置する弾性部材12dは、吸収性本体2の側縁と、最も外側に位置する弾性部材12aとのほぼ中心に配置される。弾性部材12dは、外装シート11とバックシート4との間に設けられている。各弾性部材12a~12dは、例えばポリウレタン系弾性糸である。
 各サイドフラップ部10の腹側領域S3で、且つ、吸収性本体2と最も外側に位置する弾性部材12aとの間には、胴回り方向(幅方向W)に延伸された腹側延伸領域15が設けられている。具体的には、各腹側延伸領域15は、吸収性本体2の側縁から、サイドフラップ部10に設けられた外側3列の弾性部材12a~12cにおいて、最も吸収性本体2側に配置された弾性部材12cの内側近傍との間に設けられている。
 各腹側延伸領域15は、延伸加工によって他の領域より低坪量化された領域である。各腹側延伸領域15は、サイドフラップ部10の幅方向Wに沿って延伸量が小さい密部(符号を付さず)と延伸量が大きい粗部(符号を付さず)とが交互に設けられている。各腹側延伸領域15は、延伸前と比較した場合に1.5~3.0倍の範囲で延伸されている。各腹側延伸領域15の延伸量が、1.5倍未満であると、垂直方向において、サイドフラップ部10の立ち上がり寸法が小さくて弾性部材12a、12b、12cが肌に密着しない恐れがある。又、各腹側延伸領域15の延伸量が3.0倍を越すと、延伸によるダメージが大きくて破れや穴あき等の資材破損が発生する恐れがある。各腹側延伸領域15の延伸量を1.5~3.0倍の範囲にすれば、吸収性本体2と肌との間に空間、いわゆるポケットを資材破損の恐れもなく形成できる。
 各腹側延伸領域15は、装着時に外部から内部の排泄物が視認できる透明度を有する。つまり、各腹側延伸領域15の透過率は、外部から内部が透過できる透過率である。光の透過率は、延伸加工によって3%以上上昇し、光の透過率が61%以上(JIS規格のK7105に準じて測定)であれば、外部から内部の排泄物を視認できる。
 又、この実施形態の各腹側延伸領域15は、吸収性本体2と最も外側に位置する弾性部材12aとの間のほぼ全領域に亘ってサイドフラップ部10の幅方向Wに設けられている。各腹側延伸領域15は、腹側領域S3の端縁に達するように腹側領域S3の全範囲に亘ってサイドフラップ部10の長手方向Lに設けられている。各腹側延伸領域15は、この実施形態では股下領域S2や背側領域S1にまで延在されていない。腹側延伸領域15の具体的な作製方法については、下記に詳述する。
 ウエストフラップ部は、一対の背側ウエストフラップ部20と一対の腹側ウエストフラップ部21とから構成されている。一対の背側ウエストフラップ部20は、一対のサイドフラップ部10の背側領域S1に一端側が固定されている。各背側ウエストフラップ部20の先端側には、係止部22が設けられている。
 各係止部22は、機械的な係止力で係止する面ファスナーや、粘着力によって係止する粘着テープである。係止部22を面ファスナーとする場合には、腹側ウエストフラップ部21の素材は少なくとも表面が不織布であるシート素材とされる。
 次に、図8を用いて、腹側延伸領域15の作製方法を簡単に説明する。図8は、延伸装置の断面図である。
 サイドフラップ部10は、スパイラルスプレーを用いて、感熱性接着剤(例えば、ホットメルト等。以下、HMAと記す。)を径15mmの大きさで、坪量が5g/mになるように塗布して、バックシート4と、外装シート11とを、張り合わせたものである。
 なお、バックシート4は、坪量が、23.5g/mの非通気性フィルムである。外装シート11は、坪量が、13g/mのSMSである。
 腹側延伸領域15を形成する延伸装置30は、図8に示すように、互いに対向し、且つ、噛み合い可能な一対の延伸刃列部31を有する。各延伸刃列部31は、刃の深さを2.5mm、一対の刃のピッチ間を1.25mm、刃数を17本に設定される。延伸装置30は、延伸刃列部31の設定温度を100℃として延伸加工を施す。このようにして延伸することによって、腹側延伸領域15は、延伸前と比較した場合に1.8倍に延伸できる。
 延伸装置30で延伸することによって、腹側延伸領域15には延伸量が小さい密部と延伸量が大きい粗部とがサイドフラップ部10の幅方向W(胴回り方向)に沿って、交互に設けられる。
 延伸加工される腹側延伸領域15の幅は、サイドフラップ部10に弾性部材を配置した場合、幅W1(図4、7)に対して、幅W2(図6,図7)が、1.5倍~3.0倍の範囲にあることが好ましい。
 なお、幅W1は、幅方向Wに伸長した時のサイドフラップ部10の幅が最も狭い部位における吸収性本体2の側縁から、サイドフラップ部10に設けられた外側3列の弾性部材12a~12cにおいて、最も吸収性本体2側に配置された弾性部材12cの内側近傍までの幅である。つまり、幅W1は、延伸加工前の基準となるサイドフラップ部10の幅である。
 また、幅W2は、幅方向Wに伸長した時のサイドフラップ部10の幅が最も広い部位における吸収性本体2の側縁から上記弾性部材12c側の内側近傍までの幅である。
 なお、本実施形態のように、サイドフラップ部10の幅が最も広い部位において、サイドフラップ部10に弾性部材12cが、設けられていない場合は、長手方向Lに伸びる弾性部材12cの延長線を想定して、上記幅W2を求める。つまり、幅W2は、延伸加工後の基準となるサイドフラップ部10の幅である。
 幅W1に対して、幅W2が、1.5倍未満の場合は、延伸加工によって、低坪量化された腹側延伸領域15の延伸量が短いため、吸収性本体2の側部からサイドフラップ部10の弾性部材配置部分までの距離が短くなり、吸収体5から漏れ出した尿の収容空間が狭くなる。このため排泄物は、サイドフラップ部10の弾性部材配置部分を乗り越えて、オムツ1Aから漏れ出てしまう。
 幅W1に対して、幅W2が、3.0倍を超える場合は、延伸加工による低坪量化された腹側延伸領域15の延伸量が長いため、資材は、延伸によるダメージを受けやすく、破れや穴開き等の資材破損が発生する可能性が高い。その結果、資材が破損した場合には、尿が破損部から漏れ出てしまう。
 サイドフラップ部10に弾性部材12a~12dを配置しない場合も上記と同様に、サイドフラップ部10を幅方向Wに伸長した時の吸収性本体2の側縁からサイドフラップ部10の外側縁の幅を基準として、最も広い幅が最も狭い幅の1.5倍~3.0倍であることが上記と同じ理由により好ましい。
 上記構成のオムツ1Aを着用者が着用すると、各サイドフラップ部10の外周が、各弾性部材12a~12dの収縮によって着用者の足回りに密着する。又、図7に示すように、腹側延伸領域15が形成された腹側領域S3は、延伸加工で延伸、低坪量化された距離分だけ着用時に幅方向Wに広がる。
 一方、背側領域S1には延伸加工が施されていないため、背側領域S1を着用時に幅方向Wに伸ばしても、背側領域S1は、もともとの幅以上に広がることはない。
 そのため、着用時には背側領域S1よりも腹側領域S3の幅が広くなった状態で体に装着される。オムツ1Aを着用者が着用すると、弾性部材12a~12d間の距離についても同様に、背側Baよりも腹側Frの弾性部材12a~12d間の距離が長くなった状態で体に装着される。
 従って、着用時に着用者のそけい部に沿ってオムツ1Aをフィットさせることができるため、オムツ1Aは、着用性に優れている。
 又、オムツ1Aには、吸収性本体2及び一対のサイドフラップ部10の腹側Frと着用者の間に空間、いわゆるポケットが形成される。オムツ1Aは、ポケットによって尿を一時的に保持可能であり、尿漏れを極力防止できる。
 そして、腹側延伸領域15は、一対のサイドフラップ部10の一部を延伸させて形成される。このため、オムツ1Aの製造過程において、各サイドフラップ部10の腹側Frを他の箇所よりも幅方向Wに大きく形成する必要がない。つまり、オムツ1Aは、製造過程において、腹側Frの幅方向Wの端縁を曲線状に設けなくて良い。
 以上より、着用者にフィットさせることができ、吸収性本体2の腹側Frと着用者の間に空間を形成することができるオムツ1Aにあって、使用資材の低減化、加工の容易化、オムツ1Aは、これらに伴う低コスト化等を図ることができる。
 これに加えて、サイドフラップ部10に弾性部材12a、12b、12cを縦直線状に配置して製造できるため、加工工程を簡素化することができる。また、サイドフラップ部10の腹側延伸領域15は、延伸加工によって幅方向Wに引き伸ばされて形成されており、延伸加工前のサイドフラップ部10は、略直線状の材料を用いることができる。このため、オムツ1Aの製造過程では、くり抜きによる資材の無駄を省けるとともに、加工も容易となる。
 また、着用者の股下近くの足回りを覆う各サイドフラップ部10は、薄く柔らかい腹側延伸領域15であるため、オムツ1Aは、装着違和感を低減できる。、また、オムツ1Aは、着用者のヒップの運動に対する追従性を向上できる。また、腹側延伸領域15は、吸収性本体2に対して垂直方向に立ち上がり易い利点がある。
 この実施形態では、腹側延伸領域15は、腹側Frの端縁にまで達しているが、腹側Frの端縁にまで達しないよう設けても良い。しかし、腹側延伸領域15は、この実施形態のように腹側Frの端縁に達するまで設けた方が、着用者へのフィット性の観点で好ましい。
 この実施形態において、各腹側延伸領域15は、吸収性本体2と最も外側に位置する弾性部材12aとの間に設けられている。つまり、各腹側延伸領域15は、吸収性本体2側縁と最も外側に位置する弾性部材12aとの間の幅方向Wに二等分する中心線より吸収性本体2側の領域に設けられているため、次のような利点もある。一対のサイドフラップ部10に弾性部材12a~12dを設けたオムツ1Aであっても、各サイドフラップ部10に弾性部材を直線状に設けられれば良いため、弾性部材付きオムツについても加工の容易化、これに伴う低コスト化を図ることができる。又、オムツ1Aを着用した場合には、剛性差のある位置、つまり、吸収性本体2とサイドフラップ部10の境界位置より曲がり始めるが、この実施形態ではこの箇所が柔軟性のある腹側延伸領域15とされているため立ち上がり特性が良い。
 この実施形態では、各腹側延伸領域15は、装着時に外部から内部の排泄物が視認できる透明度を有するので、腹側延伸領域15を通してオムツ1Aの内部の排泄物の有無を外側から確認できる。このため、オムツ1Aは、交換時期等を容易に判断できる。
 この実施形態では、各腹側延伸領域15には、サイドフラップ部10の幅方向Wに沿って延伸量が小さい密部と延伸量が大きい粗部とが交互に設けられている。従って、オムツ1Aの製造過程では、腹側延伸領域15は、密部と粗部によって交互に折り畳まれて構成されるため、各サイドフラップ部10の外縁は、突出せずに直線状となる。つまり、オムツ1Aは、製造過程、製品パッケージング過程等での取り扱い性が向上する。
 (第2実施形態)
 図9は、本発明の第2実施形態に係るオムツ1Bの平面図であり、オムツ1Bを着用するために幅を広げた状態を示している。
 この実施形態では、腹側延伸領域15の引き延ばされた際(着用時)の幅が、一律に同じではなく、異なるよう設けられている。
 図9に示すように、第2実施形態に係るオムツ1Bは、腹側延伸領域15における延伸量が第1実施形態と比べて異なっている。具体的には、オムツ1Bの幅方向Wに引き延ばされた際(着用時)の股下領域側T2の幅寸法L1が、オムツ1Bの幅方向Wに引き延ばされた際の腹側Frの端縁側T1における幅寸法L2より大きくなるよう設けられている。
 このような幅寸法は、股下領域側T2と腹側Frの端縁側T1において、延伸加工する幅寸法自体を異ならせることにより、又は、単位長さ当たりの延伸程度を異ならせることによって作製可能である。
 他の構成は、前記実施形態と同様であるため、図面に同一符号を付してその説明を省略する。
 この実施形態によれば、オムツ1Bは、オムツ1Bの腹側Frと着用者の肌との間に大きな空間、いわゆるポケットを形成できるため、オムツ1Bは、大きな空間によって多量の尿を一時的に保持可能である。つまり、オムツ1Bは、排泄物の漏れをより確実に防止できる。
 (第3実施形態)
 図10は、本発明の第3実施形態に係るオムツ1Cの断面図である。
 図10に示すように、この第3実施形態に係るオムツ1Cは、前記第1実施形態に比べて、吸収性本体2の構成と各サイドフラップ部10の腹側延伸領域15の構成が異なる。つまり、吸収性本体2のトップシート3とバックシート4は、オムツ1Cの幅方向Wの中央箇所のみが接合部6によって接合され、オムツ1Cの幅方向Wの両端部では接合されていない。そして、各腹側延伸領域15は、オムツ1Cの平面視において、吸収性本体2と重なる領域(接合されていない箇所)まで延在して設けられている。
 他の構成は、前記第1実施形態と同一であるため、重複説明を省略すると共に図面の同一構成箇所には同一符号を付して明確化を図る。
 この実施形態では、各腹側延伸領域15は、吸収性本体2と重なる領域まで延在して設けられているため、腹側延伸領域15の幅寸法を大きく取ることができる。従って、オムツ1Cは、オムツ1Cの腹側Frに形成される空間、いわゆるポケットの深さを深くできる。
 (第4実施形態)
 図11は本発明の第4実施形態に係るオムツ1Dの断面図である。
 図11に示すように、この第4実施形態に係るオムツ1Dは、前記第1実施形態に比べて、各サイドフラップ部10の構成のみが異なる。各サイドフラップ部10は、サイドフラップ部10の幅方向Wの外側で内側フラップ部10aと外側フラップ部10bの2つに分岐されている。内側フラップ部10aには、肌触りの良いシート素材が使用されている。内側フラップ部10a及び外側フラップ部10bの双方の先端部には、伸長状態で弾性部材12a,12b,12c,12eがそれぞれ設けられている。つまり、着用時には、足回りに2重にサイドフラップ部10が密着するため、オムツ1Dは、横漏れをより確実に防止できる。オムツ1Dは、内側フラップ部10aが肌触りの良いシート素材であるため、肌触り性も良い。
 他の構成は、前記第1実施形態と同一であるため、重複説明を省略すると共に図面の同一構成箇所には同一符号を付して明確化を図る。
 第4実施形態では、内側フラップ部10aと外側フラップ部10bの双方の先端部に弾性部材12a,12b,12c,12eが設けられているが、第4実施形態の変形例に係るオムツは、内側フラップ部10aの先端部にのみ伸長状態で弾性部材を設けても良い。これによれば、第4実施形態の変形例に係るオムツは、いわゆる内倒しの立体ギャザー構成となる。
 (第5実施形態)
 図12~図16は、本発明の第5実施形態に係るオムツ1Eを示す。図12は、オムツの展開状態の平面図を示す。図13は、図12のC-C線断面図を示す。図14は、図12のD-D線断面図を示す。図15は、着用状態の断面図を示す。図16は、着用状態を展開して示す平面図である。
 上述した実施形態では、サイドフラップ部の腹側領域S3に、腹側延伸領域15が設けられている。後述する第5~第9実施形態では、サイドフラップ部の背側領域S1に、背側延伸領域14が設けられている。
 他の構成は、前記実施形態と同様であるため、図面に同一符号を付してその説明を省略する。
 図12~図14に示すように、各サイドフラップ部10の背側領域S1で、且つ、吸収性本体2と最も外側に位置する弾性部材12aとの間には、胴回り方向(幅方向W)に延伸された背側延伸領域14が設けられている。具体的には、各背側延伸領域14は、吸収性本体2の側縁から、サイドフラップ部10に設けられた外側3列の弾性部材12a~12cにおいて、最も吸収性本体2側に配置された弾性部材12cの内側近傍との間に設けられている。各背側延伸領域14は、延伸加工によって背側Baから腹側Frまでの長手方向Lに対して、直交する方向である幅方向Wに、延伸されることで、他の領域より低坪量化された領域である。各背側延伸領域14は、サイドフラップ部10の幅方向Wに沿って延伸量が小さい密部(符号を付さず)と延伸量が大きい粗部(符号を付さず)とが交互に設けられている。各背側延伸領域14は、延伸前と比較した場合に1.5~3.0倍の範囲で延伸されている。各背側延伸領域14の延伸量が1.5倍未満であると、垂直方向において、サイドフラップ部10の立ち上がり寸法が小さくて弾性部材12a、12b、12cが肌に密着しない恐れがある。又、各背側延伸領域14の延伸量が3.0倍を越すと、延伸によるダメージが大きくて破れや穴あき等の資材破損が発生する恐れがある。各背側延伸領域14の延伸量を1.5~3.0倍の範囲にすれば、空間、いわゆるポケットを資材破損の恐れもなく確実にオムツ1Eを形成できる。
 各背側延伸領域14は、装着時に外部から内部の排泄物が視認できる透明度を有する。つまり、各背側延伸領域14の透過率は、外部から内部が透過できる透過率である。
 又、この実施形態の各背側延伸領域14は、吸収性本体2と最も外側に位置する弾性部材12aの間のほぼ全領域に亘ってサイドフラップ部10の幅方向Wに設けられている。各背側延伸領域14は、背側領域S1の端縁に達するように背側領域S1の全範囲に亘ってサイドフラップ部10の長手方向Lに設けられている。各背側延伸領域14は、この実施形態では股下領域S2や腹側領域S3にまで延在されていない。背側延伸領域14の具体的な作製方法については、上述した実施形態の腹側延伸領域15の作製方法と同様であるため説明を省略する。
 延伸加工される背側延伸領域14の幅は、サイドフラップ部10に弾性部材を配置した場合、幅W3(図13、16)に対して、幅W4(図15、図16)が、1.5倍~3.0倍の範囲にあることが好ましい。
 なお、幅W3は、幅方向Wに伸長した時のサイドフラップ部10の幅が最も狭い部位における吸収性本体2の側縁から、サイドフラップ部10に設けられた外側3列の弾性部材12a~12cにおいて、最も吸収性本体2側に配置された弾性部材12cの内側近傍までの幅である。つまり、幅W3は、延伸加工前の基準となるサイドフラップ部10の幅である。
 また、幅W4は、幅方向Wに伸長した時のサイドフラップ部10の幅が最も広い部位における吸収性本体2の側縁から上記弾性部材12c側の内側近傍までの幅である。
 なお、本実施形態のように、サイドフラップ部10の幅が最も広い部位において、サイドフラップ部10に弾性部材12cが、設けられていない場合は、長手方向Lに伸びる弾性部材12cの延長線を想定して、上記幅W4を求める。つまり、幅W4は、延伸加工後の基準となるサイドフラップ部10の幅である。
 幅W3に対して、幅W4が、1.5倍未満の場合は、延伸加工によって、低坪量化された背側延伸領域14の延伸量が短いため、吸収性本体2の側部からサイドフラップ部10の弾性部材配置部分までの距離が短くなり、吸収体5から漏れ出した排泄物の収容空間が狭くなる。このため排泄物は、サイドフラップ部10の弾性部材配置部分を乗り越えて、オムツ1Eから漏れ出てしまう。
 幅W3に対して、幅W4が、3.0倍を超える場合は、延伸加工による低坪量化された背側延伸領域14の延伸量が長いため、資材は、延伸によるダメージを受けやすく、破れや穴開き等の資材破損が発生する可能性が高い。その結果、資材が破損した場合には、排泄物が破損部から漏れ出てしまう。
 サイドフラップ部10に弾性部材12a~12dを配置しない場合も上記と同様に、サイドフラップ部10を幅方向Wに伸長した時の吸収性本体2の側縁からサイドフラップ部10の外側縁の幅を基準として、最も広い幅が最も狭い幅の1.5倍~3.0倍であることが上記と同じ理由により好ましい。
 このような関係とすることにより、吸収性本体2及び一対のサイドフラップ部10の背側Baでヒップを包み込んだ状態で着用者と吸収性本体2との間に大きな空間が形成されるため、オムツ1Eは、排出された多量の排泄物をこの大きな空間によって一時的に保持可能である。つまり、オムツ1Eは、排泄物の漏れをさらに確実に防止できる。
 なお、延伸加工に適した外装シートの材料としては、フィルム破断伸度が750%以上のものが好ましい。フィルム破断伸度が750%未満のものでは、延伸加工される際にピンホールが発生し易く、ピンホール発生により排泄物漏れの原因となる可能性が高い。
 背側延伸領域14における透過率は、サイドフラップ部10のシート素材の種類によって異なるため、シート素材の種類によって延伸量を調整し、外部から内部が透過する透過率を得る。
 上記構成のオムツ1Eを着用者が着用すると、各サイドフラップ部10の外周が各弾性部材12a~12dの収縮によって着用者の足回りに密着する。又、図16に示すように、背側延伸領域14が形成された背側領域S1では、延伸加工で延伸、低坪量化された距離分だけ着用時に幅方向Wに広がる。
 一方、腹側領域S3には延伸加工が施されていないため、着用時に腹側領域S3を幅方向Wに伸ばしても、腹側領域S3は、もともとの幅以上に広がることはない。
 そのため、オムツ1Eを着用者が着用すると、腹側領域S3よりも背側領域S1の幅が広くなった状態で体に装着される。オムツ1Eを着用者が着用すると、一対の弾性部材12a~12dの間の距離についても同様に、腹側Frよりも背側Baの弾性部材12a~12d間の距離が長くなった状態で体に装着される。
 従って、背側Baで着用者のヒップを包み込むようにフィットさせることができるため、オムツ1Eは、着用性に優れている。
 また、オムツ1Eは、ヒップを包み込んだ状態で着用者とオムツ1Eとの間に空間的余裕を形成するため、軟便が排泄された場合でも軟便を一時的に保持できる。つまり、オムツ1Eは、吸収体から漏れた軟便がすぐに足周りの弾性部材12a~12dを越えて漏れることを防止することができる。
 背側延伸領域14は、延伸加工によって幅方向Wに延伸されて形成されるため、延伸加工前のサイドフラップ部10として略直線状の材料を用いることができる。このため、オムツ1Eの製造過程では、くり抜きによる資材の無駄を省けるとともに、加工も容易となる。
 また、着用者の股下近くの足回りを覆う各サイドフラップ部10は、薄く柔らかい背側延伸領域14であるため、オムツ1Eは、装着違和感を低減できる。また、オムツ1Eは、着用者のヒップの運動に対する追従性を向上できる。また、背側延伸領域14は、吸収性本体2に対して垂直方向に立ち上がり易い、各サイドフラップ部10の外周を締め付け過ぎないでもヒップにフィットさせることができる等の利点がある。
 この実施形態では、背側延伸領域14は、背側Baの端縁にまで達しているが、背側Baの端縁にまで達しないよう設けても良い。しかし、背側延伸領域14は、この実施形態のように背側Baの端縁に達するまで設けた方が、着用者へのフィット性の観点で好ましい。
 この実施形態において、各背側延伸領域14は、吸収性本体2と最も外側に位置する弾性部材12aとの間に設けられている。つまり、各背側延伸領域14は、吸収性本体2側縁と最も外側に位置する弾性部材12aとの間の幅方向Wに二等分する中心線より吸収性本体2側の領域に設けられているため、次のような利点もある。一対のサイドフラップ部10に弾性部材12a、12b、12cを設けたオムツであっても、各サイドフラップ部10に弾性部材を直線状に設けられば良いため弾性部材付きオムツについても加工の容易化、これに伴う低コスト化を図ることができる。又、オムツ1Eを着用した場合には、剛性差のある位置、つまり、吸収性本体2とサイドフラップ部10の境界位置より曲がり始めるが、この実施形態ではこの箇所が柔軟性のある背側延伸領域14とされているため立ち上がり特性が良く、ヒップへのフィット性が向上する。
 この実施形態では、各背側延伸領域14は、装着時に外部から内部の排泄物が視認できる透明度を有するので、背側延伸領域14を通してオムツ1Eの内部の排泄物の有無を外側から確認できる。このため、オムツ1Eは、交換時期等を容易に判断できる。
 この実施形態では、各背側延伸領域14には、サイドフラップ部10の幅方向Wに沿って延伸量が小さい密部と延伸量が大きい粗部とが交互に設けられている。従って、オムツ1Eの製造過程では、背側延伸領域14は、密部と粗部によって交互に折り畳まれて構成されるため、各サイドフラップ部10の外縁は、突出せずに直線状となる。つまり、オムツ1Eは、製造過程、製品パッケージング過程等での取り扱い性が向上する。
 (第6実施形態)
 図17は本発明の第6実施形態に係るオムツ1Fの平面図であり、オムツ1Fを着用するために幅を広げた状態を示している。
 図17に示すように、第6実施形態に係るオムツ1Fは、背側延伸領域14における延伸量が第5実施形態と比べて異なっている。具体的には、オムツ1Fの幅方向Wに引き延ばされた際(着用時)の股下領域側T4の幅寸法L3が、オムツ1Fの幅方向Wに引き延ばされた際の背側Baの端縁側T3における幅寸法L4より大きくなるよう設けられている。
 他の構成は、前記第5実施形態と同様であるため、図面に同一符号を付してその説明を省略する。
 この実施形態によれば、オムツ1Fは、着用時にヒップと吸収性本体2との間に大きな空間を形成可能であるため、オムツ1Fは、多量の排泄物を一時的に保持可能である。つまり、オムツ1Fは、排泄物の漏れをより確実に防止できる。
 (第7実施形態)
 図18は本発明の第7実施形態に係るオムツ1Gの展開状態の平面図である。
 この実施形態では、一対のサイドフラップ部10における背側領域S1に背側延伸領域14を形成すると共に、腹側領域S3に腹側延伸領域15を形成する。このことにより、股下領域S2よりも背側領域S1及び腹側領域S3の幅が広がるため、オムツ1Gは、背側Ba及び腹側Frの双方に空間を形成することができる。これにより、オムツ1Gでは、吸収性本体2及び一対のサイドフラップ部10の腹側Frにおいても股間部を包み込んだ状態で着用者と吸収性本体2との間に空間が形成される。このため、オムツ1Gは、排出された多量の排泄物を背側Ba及び腹側Frの双方の空間に一時的に保持が可能であり、排泄物の漏れを極力防止することができる。
 なお、腹側延伸領域15においても、第6実施形態と同様に、股下側領域と背側領域との間で延伸量を異ならせることができる。これにより、着用性に優れたオムツとすることができる。
 (第8実施形態)
 図19は本発明の第8実施形態に係るオムツ1Hの断面図である。
 図19に示すように、第8実施形態に係るオムツ1Hは、第5実施形態に比べて、吸収性本体2の構成と各サイドフラップ部10の背側延伸領域14の構成が異なる。つまり、吸収性本体2のトップシート3とバックシート4は、幅方向Wの中央箇所のみが接合部6によって接合され、幅方向Wの両端部では接合されていない。そして、各背側延伸領域14は、オムツ1Hの平面視において、吸収性本体2と重なる領域(接合されていない箇所)まで延在して設けられている。
 他の構成は、前記第5実施形態と同一であるため、重複説明を省略すると共に図面の同一構成箇所には同一符号を付して明確化を図る。
 この実施形態では、各背側延伸領域14は、吸収性本体2と重なる領域まで延在して設けられているため、背側延伸領域14の幅寸法を大きく取ることができる。従って、オムツ1Hは、ヒップを包みこむ寸法やオムツ1Hの背側Baに形成される空間、いわゆるポケットを大きくできる。
 (第9実施形態)
 図20は本発明の第9実施形態に係るオムツ1Iの断面図である。
図20に示すように、第9実施形態に係るオムツ1Iは、第5実施形態に比べて、各サイドフラップ部10の構成のみが異なる。各サイドフラップ部10は、サイドフラップ部10の幅方向Wの外側で内側フラップ部10aと外側フラップ部10bの2つに分岐されている。内側フラップ部10aには、肌触りの良いシート素材が使用されている。内側フラップ部10a及び外側フラップ部10bの双方の先端部には、伸長状態で弾性部材12a,12b,12c,12eがそれぞれ設けられている。つまり、着用時には、足回りに2重にサイドフラップ部10が密着するため、オムツ1Iは、横漏れをより確実に防止できる。オムツ1Iは、内側フラップ部10aが肌触りの良いシート素材であるため、肌触り性も良い。他の構成は、第5実施形態と同一であるため、重複説明を省略すると共に図面の同一構成箇所には同一符号を付して明確化を図る。
 (前記各実施形態の変形例等)
 各実施形態の変形例に係るオムツにおいて、股下領域S2におけるサイドフラップ部10の吸収性本体2と最も外側に位置する弾性部材12aとの間に股下側延伸領域を設けることができる。
 股下側延伸領域は、サイドフラップ部10における股下領域S2に対して幅方向Wに延伸することにより形成することができる。このように、股下側延伸領域を設けることにより、変形例に係るオムツは、着用される各サイドフラップ部10の外周が、各弾性部材の収縮によって着用者の足回りに密着する。
 また、各サイドフラップ部10の股下領域S2の伸長可能な幅寸法が、股下側延伸領域によって股下領域S2や腹側領域S3のサイドフラップ部10の幅寸法より大きいため、着用者の股下側に空間、いわゆるポケットができる。従って、変形例に係るオムツは、各サイドフラップ部10に折り返しを設けることなく、又、各サイドフラップ部10の端縁を曲線状に設けたり、各サイドフラップ部10の幅方向Wの端縁の曲線状に沿って弾性部材を曲線状に設けなくても股下側にポケットを形成することができる。これにより、変形例に係るオムツの製造過程では、使用資材の低減化、加工の容易化、これに伴う低コスト化を図ることができる。
 本発明においては、バックシート4と外装シート11に対して腹側延伸領域15や、背側延伸領域14を形成しているが、腹側延伸領域15や、背側延伸領域14はバックシート4だけを延伸加工して形成しても良い。この場合には、不織布の使用量を低減することが可能となる。
 又、腹側延伸領域15や、背側延伸領域14としては、トップシート3、バックシート4及び外装シート11の3枚の資材の接着部分を延伸加工して形成しても良い。この場合には、吸収体5から流出した体液を親水性のトップシート3によって再度、吸収体5へ誘導することが可能となる。
 本発明においては、一対のサイドフラップ部10の外装シート11に対し、バックシート4と異なる材質の液不透過性シートを積層し、外装シート11及びこの液不透過性シートの積層部分に延伸加工を施して腹側延伸領域15や、背側延伸領域14を形成しても良い。この場合には、液不透過性シートとして延伸加工に適したシート素材を用い、吸収体5下方のバックシート4として通気性フィルムやピンホール対策のための高目付きフィルム等を用いることができ、部位毎に適した資材を配置することが可能となる。
 各実施形態では、各サイドフラップ部10に4条の弾性部材12a~12dが設けられているが、サイドフラップ部10の側端部に1列又は2列だけ設けても良く、弾性部材の本数及び配置位置は適宜変更可能である。
 なお、各実施形態では、本発明をオープンタイプのオムツに適用した場合を示したが、パンツタイプのオムツにも同様に適用できる。又、本発明は、オムツ以外の吸収性物品にも適用可能である。
 なお、日本国特許出願第2008-037919号(2008年2月19日出願)、日本国特許出願第2008-037922号(2008年2月19日出願)、日本国特許出願第2009-026246号(2009年2月6日出願)、及び日本国特許出願第2009-026255(2009年2月6日出願)の全内容が、参照により、本願明細書に組み込まれている。
 以上のように、本発明に係る吸収性物品は、着用者にフィットさせることができる吸収性物品にあって、使用資材の低減化、製造時の加工の容易化等を図ることができる吸収性物品において有用である。

Claims (14)

  1.  液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、前記トップシートと前記バックシート間の間に配置され、液体を吸収し保持する吸収体とから少なくとも構成され、着用時には背側から腹側までの長手方向に背側領域、股下領域、腹側領域を有する吸収性本体と、
     前記吸収性本体の幅方向の両側に設けられた左右一対のサイドフラップ部とを備えた吸収性物品において、
     前記各サイドフラップ部の腹側領域には、胴回り方向に延伸された腹側延伸領域が設けられたことを特徴とする吸収性物品。
  2.  請求項1記載の吸収性物品であって、
     前記腹側延伸領域は、腹側の端縁にまで達していることを特徴とする吸収性物品。
  3.  請求項1記載の吸収性物品であって、
     前記各サイドフラップ部の股下領域には、長手方向に伸長状態で設けられた弾性部材がそれぞれ設けられ、
     前記各腹側延伸領域は、前記吸収性本体と最も外側に位置する前記弾性部材との間に設けられたことを特徴とする吸収性物品。
  4.  請求項1記載の吸収性物品であって、
     前記各腹側延伸領域は、前記股下領域側が腹側の端縁側より引き延ばされた際の幅寸法が大きくなるよう設けられたことを特徴とする吸収性物品。
  5.  請求項1記載の吸収性物品であって、
     前記各腹側延伸領域は、前記吸収性本体と重なる領域まで延在して設けられたことを特徴とする吸収性物品。
  6.  請求項1記載の吸収性物品であって、
     前記各腹側延伸領域は、1.5~3.0倍の範囲で延伸されたことを特徴とする吸収性物品。
  7.  液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、前記トップシートと前記バックシート間の間に配置され、液体を吸収し保持する吸収体とから少なくとも構成され、着用時には背側から腹側までの長手方向に背側領域、股下領域、腹側領域を有する吸収性本体と、
     前記吸収性本体の幅方向の両側に設けられた左右一対のサイドフラップ部とを備えた吸収性物品において、
     前記各サイドフラップ部の背側領域には、胴回り方向に延伸された背側延伸領域がそれぞれ設けられたことを特徴とする吸収性物品。
  8.  請求項7記載の吸収性物品であって、
     前記背側延伸領域は、背側の端縁にまで達していることを特徴とする吸収性物品。
  9.  請求項7記載の吸収性物品であって、
     前記各サイドフラップ部の少なくとも股下領域位置に、長手方向に伸長状態で設けられた弾性部材をそれぞれ有し、
     前記各背側延伸領域は、前記吸収性本体と最も外側に位置する前記弾性部材との間に設けられたことを特徴とする吸収性物品。
  10.  請求項7記載の吸収性物品であって、
     前記各背側延伸領域は、股下領域側が背側の端縁側より引き延ばされた際の幅寸法が大きくなるよう設けられていることを特徴とする吸収性物品。
  11.  請求項7記載の吸収性物品であって、
     前記各背側延伸領域は、前記吸収性本体と重なる領域にまで延在して設けられたことを特徴とする吸収性物品。
  12.   請求項7記載の吸収性物品であって、
     前記各背側延伸領域は、1.5~3.0倍の範囲で延伸されたことを特徴とする吸収性物品。
  13.  請求項7記載の吸収性物品であって、
     前記各サイドフラップ部の腹側領域には、胴回り方向に延伸された腹側延伸領域が設けられたことを特徴とする吸収性物品。
  14.  請求項1又は請求項7記載の吸収性物品であって、
     股下領域における前記サイドフラップ部の前記吸収性本体と最も外側に位置する前記弾性部材との間には、幅方向に延伸された股下側延伸領域が設けられたことを特徴とする吸収性物品。
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