WO2008081990A1

WO2008081990A1 - 洗浄剤組成物

Info

Publication number: WO2008081990A1
Application number: PCT/JP2007/075405
Authority: WO
Inventors: Takanori Kotera; Nobuyoshi Yamaguchi
Original assignee: Kao Corporation
Priority date: 2006-12-28
Filing date: 2007-12-27
Publication date: 2008-07-10
Also published as: US20100062963A1; EP2096160A1; EP2096160A4

Abstract

（ａ）無機過酸化物、（ｂ）特定のアルカノイルオキシベンゼン型漂白活性化剤、及び、（1ｄ）炭素数４～２０のアルキル基を有するポリグリセリルアルキルエーテル５質量％超～３５質量％を含有する洗浄剤組成物または（ａ）無機過酸化物、（ｂ）特定のアルカノイルオキシベンゼン型漂白活性化剤、（2ｄ）炭素数４～２０のアルキル基を有するポリグリセリルアルキルエーテル、及び、（ｅ）脂肪酸又はその塩を含有する洗浄剤組成物である。

Description

明細書

洗浄剤組成物

技術分野本発明は洗浄剤組成物に関する。従来の技術無機過酸化物を含む洗浄剤組成物に漂白活性化剤を添加し、洗浄中に有機過酸を発生させて洗浄性能を向上させることが、従来提案されている。例えば、 JP-A 2004-210903 には、過酸化水素を含有する固形状漂白剤において漂白活性化剤を使用できることが開示されている。発明の要約本発明（ I ) は、（a) 無機過酸化物〔以下、（a) 成分という〕、（b) 分子中に一 C00M、 - S0₃M、及び- 0S0₃M 〔Mは陽イオンを示す。〕から選ばれる基と炭素数 5〜 20の炭化水素とを有するアル力ノィルォキシベンゼン型漂白活性化剤〔以下、（b) 成分という〕、並びに（Id) 炭素数 4〜 20のアルキル基を有するポリグリセリルアルキルエーテル〔以下、（Id) 成分という〕 5質量％超〜 3 5質量％を含有する洗浄剤組成物に関する。本発明（ I I ) は、（a) 無機過酸化物〔以下、（a) 成分という〕、（b) 分子中に— COOM、 -S0₃M、及び- OS0₃M 〔Mは陽イオンを示す。〕から選ばれる基と炭素数 5〜 2 0の炭化水素とを有するアルカノィルォキシベンゼン型漂白活性化剤〔以下、（b ) 成分という〕、（2 d ) 炭素数 4〜 2 0のアルキル基を有するポリグリセリルアルキルエーテル〔以下、（2 d ) 成分という〕、並びに、（e ) 脂肪酸又はその塩〔以下、（e ) 成分という〕を含有する洗浄剤組成物に関する。発明の詳細な説明一般にォキシエチレン基等のォキシアルキレン基（ォキシアルカンィル基ともいう。以下、ォキシアルキレン基で説明する）を含む非イオン界面活性剤は洗浄性能が高いため、広く洗浄剤組成物に用いられている。しかし、組成物中に、ォキシアルキレン基を持つ非イオン界面活性剤を含む場合、無機過酸化物と漂白活性化剤の反応が阻害され、有機過酸による洗浄性能向上効果が著しく低下する事が見出された。本発明は、効率的に有機過酸が生成され、漂白性能に優れた、洗浄剤組成物を提供することである。特に、ォキシアルキレン基を持つ非イオン界面活性剤を含む洗浄剤組成物を提供する。本発明によれば、効率的に有機過酸が生成され、漂白性能に優れた、洗浄剤組成物が提供される。

< ( a ) 成分 >

( a ) 成分の無機過酸化物は水中で過酸化水素を発生する物質であり、過炭酸ナトリゥム等の過炭酸塩、過ホウ酸ナトリゥム等の過ホウ酸塩等が挙げられる。本発明の洗浄剤組成物は、（a) 成分を、好ましくは 0. 1〜60質量％、より好ましくは 0. 5〜40質量％、特に好ましくは 1〜20質量％、最も好ましくは 2〜 1 5 %含有する。

< (b) 成分 > 本発明の洗浄剤組成物は、漂白効果を向上させる目的から（b) 成分として、分子中に— C00M、 -S0₃M, 及び- 0S0₃M 〔Mは陽イオンを示す。〕から選ばれる基と炭素 5〜 20の炭化水素とを有するアルカノィルォキシベンゼン型漂白活性化剤を含有する。

(b) 成分としては、下記の一般式（b l) で表される漂白活性化剤が好ましい。

X

R¹(0)_nCOO— (b1)

〔式中、 R¹は炭素数 5〜 20の炭化水素基であり、 nは 1又は 0の数であり、 Xは - C00M、 -S0₃M、又は- 0S0₃Mである。 Mは陽イオンを表す。〕

(b) 成分としては、特に炭素数 8〜 14、更に炭素数 8〜 1 3のアルカノィル基を有するアルカノィルォキシベンゼンスルホン酸もしくは炭素数 8〜 14、更に炭素数 8〜 1 3のアルカノィル基を有するアルカノィルォキシベンゼンカルボン酸又はこれらの塩が好ましい。

(b) 成分としては、具体的には、ォクタノィルォキシー p—ベンゼンスルホン酸、ノナノィルォキシ一 p—ベンゼンスルホン酸、 3, 5, 5—トリメチルへキサノィルォキシー P—ベンゼンスルホン酸、デカノィルォキシ _ P—ベンゼンスルホン酸、ドデカノィルォキシー p—ベンゼンスルホン酸、ォク夕ノィルォキシ— o—又は一 p—ベンゼンカルボン酸、ノナノィルォキシー o—又は— p—べンゼンカルボン酸、 3， 5, 5 _トリメチルへキサノィルォキシー o—又は— p 一ベンゼンカルボン酸、デカノィルォキシー o—又は一 p—ベンゼンカルボン酸、ドデカノィルォキシ— o—又は一 p—ベンゼンカルボン酸、及びこれらの塩が挙げられる。塩としてはナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩が好ましく、特にナトリゥム塩が溶解性の点から好ましい。これらの中でも特にノナノィルォキシ— p—ベンゼンスルホン酸、デカノィルォキシ一 p—ベンゼンカルボン酸、ドデカノィルォキシ— p—ベンゼンスルホン酸及びこれらの塩が漂白効果の点から好ましい。本発明の洗浄剤組成物は、（b) 成分を、好ましくは 0. 0 1〜20質量％、より好ましくは 0. 05〜 1 0質量％、特に好ましくは 0. 1〜4質量％含有する。

< (c) 成分 > 本発明の洗浄剤組成物は、（c) 成分として、分子中にアルコキシレート基を持つ非イオン界面活性剤を含有することができる。（c) 成分としては、一般式 (c 1) の化合物が好ましい。 Rⁿ-T- [ (R¹²〇） _a-H] „ (c 1)

〔式中、 R¹¹は、炭素数 7〜 1 8、好ましくは 1 0〜 1 6のアルキル基又はアルケニル基であり、 R¹²は炭素数 2又は 3のアルキレン基であり、好ましくはェチレン基である。 aは 2〜20、好ましくは 4〜 1 0、特に好ましくは 5〜 8の数を示す。 Tは—〇一、一 C ON _又は一 N—であり、 Tが—〇_の場合は bは 1 であり、 Tが— CON—又は— N—の場合は bは 2である。〕一般式（c 1) の化合物の具体例として以下の化合物を挙げることができる。

R"-0- (C₂H₄0) _C-H (c 1 - 1 )

〔式中、 R¹¹は前記の意味を示す。 cは 2〜 20、好ましくは 4〜 1 2、特に好ましくは 6〜 1 0の数である。〕

R"-0- (C₂H₄〇） _d- (C₃H₆〇） _e-H (c 1— 2)

〔式中、 R¹¹は前記の意味を示す。 d及び eはそれぞれ独立に 2〜 1 5、好ましくは 2〜 1 0の数であり、エチレンォキシドとプロピレンォキシドはランダムあるいはブロック付加体であってもよい。〕

(C₂H₄0)

R¹¹— CON (c 1 -3)

\

(C₂H₄0)

/

R ¹¹— N (c 1 -4)

\

(C₂H₄〇)

〔式中、 R¹¹は前記の意味を示す。 f 及び gの合計は 3〜 2 0、好ましくは 3 L 5、特に好ましくは 2〜： 1 0の数である。〕本発明ではこれらの中でも特に（c 1一 1) 及び（c 1— 2) から選ばれる非イオン界面活性剤が好ましい。本発明の洗浄剤組成物は、（c) 成分を、好ましくは 5〜3 5質量％、ましくは 5〜20質量％、更に好ましくは 1 0〜 1 5質量％含有する。本発明（ I ) は（Id) を含み、本発明（ I I ) は（2d) を含む。それぞれを以下に説明する。

< (Id) 成分 >

(Id)成分は、炭素数 4〜 20のアルキル基を有するポリグリセリルアルキルエーテルであり、炭素数 4〜 9のアルキル基を有するポリグリセリルアルキルェ一テルが好ましい。特に、下記一般式（Id 1) で表されるポリグリセリルアルキルエーテルであるのが好ましい。

R-0- (C₃H₆0₂) _n-H (Id 1 )

〔式中、 Rは炭素数 4〜 9のアルキル基であり、 nはグリセリンの縮合度であり、平均で 1から 10、好ましくは 2〜 7、更に好ましくは 3〜 5の数である。〕本発明（ I ) の洗浄剤組成物は、（Id) 成分を、 5質量％超〜 35質量％、好ましくは 5質量％超〜 25質量％、より好ましくは 5質量％超〜 20質量％含有する。本発明（I) の洗浄剤組成物において、（c) 成分を含有する場合は、（c) 成分と（Id) 成分の質量比は、有機過酸生成率を高める観点から、（c) / (1 d) で、 1000/1〜1ノ50、より 1000Z1〜： 1/5、更に 500/1 〜1 1、特に 10ノ：！〜 1/ 1が好ましい。

< (2d) 成分 >

(2d)成分は、炭素数 4〜 20のアルキル基を有するポリグリセリルアルキルエーテルであり、炭素数 6〜 20のアルキル基を有するポリグリセリルアルキルエーテルが好ましい。特に、下記一般式（2d 1) で表されるポリグリセリルアルキルエーテルであるのが好ましい。

R-0- (C₃H₆0₂) _n-H (2d 1 )

〔式中、 Rは炭素数 6〜 20のアルキル基であり、 nはグリセリンの縮合度であり、平均で 1から 10、好ましくは 2〜 7、更に好ましくは 3〜 5の数である。〕本発明（ I I ) の洗浄剤組成物は、（2d) 成分を、 0. 1〜5質量％、更に 0· 1〜 3質量％含有することが好ましい。本発明（ I I ) の洗浄剤組成物において、（c) 成分を含有する場合は、（c) 成分と（2d) 成分の質量比は、有機過酸生成率を高める観点から、（c) / (2 d) で、 1000Z1〜： LZ50、より 1000Zl〜l/5、更に 500Z1 〜； 1/1、特に 10Z1〜： LZ1が好ましい。

< (e) 成分 >

(e) 成分の脂肪酸又はその塩としては、ミリスチン酸、ミリスチン酸ナトリゥム、ミリスチン酸カリウム、パルミチン酸、パルミチン酸ナトリウム、パルミチン酸カリウム、ステアリン酸、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸力リウム、ォレイン酸、ォレイン酸ナトリウム、ォレイン酸カリウム、リノール酸、リノール酸ナトリウム、リノール酸カリウム、リノレン酸、リノレン酸ナトリウム、リノレン酸力リゥム等が挙げられる。これらの中でも、ミリスチン酸ナトリゥム、パルミチン酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム、ォレイン酸ナトリウムが好ましい。

(e) 成分を配合することにより（2d)成分が少量でも有機過酸の生成率を高めることができる。本発明の洗浄剤組成物は、（e) 成分を、 0. 01〜20質量％、更に 0. 1 〜 5質量％含有することが好ましい。ぐその他の成分 > 本発明（ I ) の洗浄剤組成物は、陰イオン界面活性剤〔以下、（I f ) 成分という〕を含有することが好ましい。本発明（ I I ) の洗浄剤組成物は、（e) 成分以外の陰イオン界面活性剤〔以下、（2 f ) 成分という〕を含有することが好ましい。陰イオン界面活性剤としては、分子中に炭素数 1 0〜 1 8、好ましくは 1 0〜 1 6、特に好ましくは 1 0~ 1 5のアルキル基又はアルケニル基と、一 S 0₃M基及び Z又は一〇S0₃M基〔M :対イオン〕を有する陰イオン界面活性剤が好ましレ具体的には上記炭素数を有するアルキルベンゼンスルホン酸、アルキル（又はァルケニル）硫酸エステル、アルキレンォキシド平均付加モル数 1〜 6のポリオキシアルキレンアルキル（又はアルケニル）エーテル硫酸エステル、ォレフインスルホン酸、アルカンスルホン酸、 α—スルホ脂肪酸、ひ—スルホ脂肪酸エステル及びこれらの塩が好ましい。これらの中でも特に炭素数 1 0〜 1 6のアルキル基又はアルケニル基を有するアルキル（又はアルケニル）硫酸エステル、炭素数 1 0〜 1 6のアルキル基又はアルケニル基を有し、エチレンォキシド（以下、 Ε〇と表記する）平均付加モル数が 1〜6、好ましくは 1〜4、特に好ましくは 1〜 3であるポリオキシエチレンアルキル（又はアルケニル）エーテル硫酸エステル、もしくは炭素数 1 0〜 1 5のアルキルベンゼンスルホン酸、およびこれらの塩から選ばれる一種以上を配合することが好ましい。塩としては、ナトリウム塩、力リウム塩、アンモニゥム塩、アルカノールァミン塩が貯蔵安定性の点から良好である。本発明の洗浄剤組成物は、（I f ) 成分または（2 f ) 成分を 5〜3 5質量％、更に 5〜20質量％含有することが好ましい。また、本発明の洗浄剤組成物は、アルカリ剤を含有することが好ましい。アルカリ剤としては、炭酸塩、重炭酸塩、ケィ酸塩、オルトケィ酸塩、メタケイ酸塩、結晶性珪酸塩、リン酸塩等が挙げられる。塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩が好ましい。これらのアルカリ剤は 1種類でも、 2種類以上の混合物としても用いることができる。具体的には、炭酸ナトリウム、炭酸力リウム、炭酸水素ナトリウム、 1号ケィ酸ナトリウム、 2号ケィ酸ナトリウム、 3号ケィ酸ナトリウム、四ホウ酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウムなどが挙げられる。ここで、結晶性珪酸塩は、 20 のイオン交換水に 0. 1質量％分散した分散液の最大 pHが 1 1以上であり、且つこの分散液 1 Lの pHを 1 0にするために 5m l以上の 0. I N— HC 1水溶液を要するアルカリ性物質であり、ゼォライト（結晶性アルミノ珪酸塩）とは区別される。結晶性珪酸塩は層状ものが好ましく、 J P—A 7— 89 7 1 2、 J P - A 60 - 227 8 95及び Phys. Chem. Glasses.7, pl27-pl38 (1966)、

Z. Kristallogr. , 129, p396-p404 (1969)等に記載されているものを使用できる。 0.42Na₂0 · 0.14K₂0 · Si0₂ · 0.03CaO · 0.0005MgOで表される結晶性珪酸塩が好適に用いられる。また、へキスト社より商品名「Na— S KS— 6」（δ— N a₂S i ₂〇₅) として、粉末状、顆粒状のものが入手できる。また、本発明の洗浄剤組成物は、洗剤用ビルダーとして広く利用されているケィ酸塩化合物（アルカリ剤以外のもの）を含有することができる。かかるケィ酸塩化合物としては、例えば、結晶性又は非結晶性アルミノゲイ酸塩ゃシリケート等が挙げられる。なかでもゼオライトが好ましい。ゼォライトとしては、式（c 1 ) で表される化合物が好ましく、更に（c 2) で表される化合物が好ましい。 a (M₂0) · A 1₂0₃ · b (S i 0₂) · w (H₂0) ( c 1 )

(式中、 Mはアルカリ金属原子、 a、 b、 wは各成分のモル比を表し、一般的には 0. 7≤ a≤ l . 5、 0. 8≤b≤ 6、 wは任意の正数を表す。）

N a₂0 · A 1₂0₃ · n (S i 0₂) · m (H₂0) ( c 2 )

(ここで、 nは 1. 8〜3の数を表し、 mは 1〜6の数を表す。）ゼォライトとしては、 A型、 X型あるいは P型ゼオライトに代表される合成ゼオライトが挙げられる。ゼォライトの好適な平均粒子径は 0. 1〜 1 0 mである。本発明の洗浄剤組成物は、ゼォライトを 1〜 90質量％、更に 5〜 50質量％、特に 1 0〜40質量％含有することが好ましい。本発明の洗浄剤組成物は金属封鎖剤を含有することができる。金属封鎖剤としては（1) リン酸、トリポリリン酸、フィチン酸から選ばれるリン酸系化合物、 (2) ェタン— 1 , 1ージホスホン酸、ェ夕ン _ 1 , 1 , 2— トリホスホン酸、ェ夕ン一 1ーヒドロキシー 1， 1—ジホスホン酸、エタンヒドロキシ一 1 , 1 , 2—トリホスホン酸、ェ夕ン一 1， 2—ジカルポキシ— 1 , 2—ジホスホン酸、メタンヒドロキシホスホン酸から選ばれるホスホン酸、（3) 2—ホスホノブ夕ンー 1， 2—ジカルボン酸、 1—ホスホノブタン一 2， 3， 4—トリカルボン酸、 Q!—メチルホスホノコハク酸から選ばれるホスホノカルボン酸、（4 ) ァスパラギン酸、グルタミン酸、グリシンから選ばれるアミノ酸、（5 ) 二トリ口三酢酸、イミノニ酢酸、エチレンジァミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、グリコ —ルエーテルジァミン四酢酸、ヒドロキシェチルイミノ二酢酸、トリエチレンテトラアミン六酢酸、ジェンコル酸から選ばれるァミノポリ酢酸、（6 ) ジグリコール酸、ォキシジコハク酸、カルボキシメチルォキシコハク酸、クェン酸、乳酸、酒石酸、シユウ酸、リンゴ酸、ォキシジコハク酸、ダルコン酸、カルボキシメチルコハク酸、カルポキメチル酒石酸から選ばれる有機酸、（7 ) ァミノポリ（メチレンホスホン酸）、またはポリエチレンポリアミンポリ（メチレンホスホン酸）、を挙げることができ、より好ましくは（2 ) のホスホン酸化合物、（5 ) のアミノポリ酢酸化合物、（6 ) の有機酸、及び（7 ) の化合物が好適である。本発明では特にェ夕ン一 1， 1ージホスホン酸、ェタン— 1 , 1 , 2—トリホスホン酸、ェ夕ン一 1—ヒドロキシー 1 , 1ージホスホン酸、クェン酸、エチレンジァミン 4酢酸、ジエチレントリアミン 5酢酸、エチレンジァミン 2酢酸、 2 —ヒドロキシェチルイミノジ酢酸から選ばれる化合物が最も好ましい。本発明の洗浄剤組成物は、金属封鎖剤を 0 . 0 1〜1 0質量％、更に 0 . 1〜5質量％含有することが好ましい。本発明の洗浄剤組成物は、再汚染防止剤（カルボキシメチルセルロース等）、柔軟化剤（ジアルキル型第四級アンモニゥム塩、粘土鉱物等）、還元剤（亜硫酸塩等）、蛍光増白剤（ビフエニル型、アミノスチルベン型等）、泡コントロール剤（シリコーン等）、香料、酵素（プロテアーゼ、セルラーゼ、ぺクチナーゼ、アミラーゼ、リパーゼ等）等の添加剤を含有させることができる。また、本発明は以下の有機ビルダーを含んでもよい。但し、本発明（I I) は（e) 成分以外の以下の有機ビルダーを含んでもよい。有機ビルダーはカルボン酸塩（ァミノカルボン酸塩、ヒドロキシァミノカルボン酸塩、ヒドロキシカルボン酸塩、シクロカルボン酸塩、マレイン酸誘導体、シユウ酸塩等）、有機力ルボン酸（塩）ポリマー（アクリル酸重合体及び共重合体、多価カルボン酸重合体及び共重合体、ダリオキシル酸重合体、多糖類及びこれらの塩等）等が好ましい。中でも有機カルボン酸（塩）ポリマーが好ましい。これらビルダ一の塩において、対イオンとしては、アルカリ金属塩、ァミン類が好ましく、特にナトリゥム及び又はカリウム、モノエタノールァミン、ジエタノールァミンがより好ましい。これらのビルダーは、単独で又は 2種以上を併用する.ことができる。また、組成物が粉末状、粒子状である場合の流動性及び耐ケーキング性の観点から、表面改質を行っても良い。表面改質剤としては、ゼォライトを用いることができ、その他に、ケィ酸カルシウム、二酸化ケイ素、ベントナイト、タルク、クレイ、非晶質シリカ誘導体等の珪酸塩化合物、金属石鹼、粉末の界面活性剤等の微粉体、カルボキシメチルセルロース、ポリエチレングリコール、ポリアクリル酸ソーダ、アクリル酸とマレイン酸のコポリマー又はその塩等のポリカルボン酸塩等の水溶性ポリマーが挙げられる。より好ましくはゼォライトである。本発明の洗浄剤組成物が粉末状である場合、その嵩密度は、 300〜1000 g/L, 更に 500〜 900 gZL、特に 600〜 800 gZLであることが好ましい。また、平均粒子径は 150〜 3000 μπι、更に 500〜 1500 μηι、特に 600〜 1200 μπιであることが好ましい。本発明の洗浄剤組成物は、衣類、寝具等の繊維製品用として好適である。実施例次の実施例は本発明の実施について述べる。実施例は本発明の例示について述ベるものであり、本発明を限定するためではない。表 1と表 2に示す成分を用いて表 1と表 2に示す洗浄剤組成物を調製し、下記の方法で有機過酸生成率及び洗浄力を評価した。結果を表 1と表 2に示す。ぐ有機過酸生成率の測定方法 > イオン交換水 1 L中に洗浄剤組成物を 0 . 6 6 6 7 g入れ、マグネチックス夕 —ラーで 1 0分間撹拌した。その後、 1 %カタラーゼ水溶液 l m Lを加えて 3分間攪拌した後、 2 0 %硫酸 1 O m Lと 1 0 %ヨウ化カリウム水溶液 1 O m Lを加えて黄色く発色させた。 1 5 0規定チォ硫酸ナ卜リゥムで黄色の発色が消えるまで滴定を行い、下式により有機過酸生成率（％) を求めた。

(1/50) X [滴定にこ付¾» "トリウムの ¾L)] X 0.5

力呔た漂白薩^ ijの量 (モル)

<洗浄力 > 水道水 1 Lに対して表 1と表 2に示す洗浄剤組成物 0 . 6 6 6 7 gを溶解した後、下記の通り調製したほうれん草汚染布 5枚を入れ、夕一ゴトメ一夕を用いて 8 0回転ノ分の条件で 1 0分間洗濯を行った。十分すすいだ後に乾燥させ、下記の式により洗浄率を測定した。洗浄率（％) = (洗浄後の反射率一洗浄前の反射率） Z (白布の反射率一洗浄前の反射率） X 1 00 反射率は日本電色工業（株）製 NDR— 1 0 DPで 460 nmフィルターを使用して測定した。

*ほうれん草汚染布の調整市販のほうれん草をミキサーにより粉砕した後、生成した液体部分を木綿布により濾別した。得られた液体 0. 5 gを 6 cmX 6 cmの木綿金布 # 20 23上に均一に塗布し、室温で 1 2時間乾燥させたものを試験に供した。

表 1

表 2

Claims

請求の範囲

1. (a) 無機過酸化物、（b) 分子中に一 C00M、 - S0₃M、及び- 0S0₃M 〔Mは陽イオンを示す。〕から選ばれる基と炭素数 5〜 2 0の炭化水素とを有するアル力ノィルォキシベンゼン型漂白活性化剤、並びに（Id) 炭素数 4〜 2 0のアルキル基を有するポリグリセリルアルキルエーテル 5質量％超〜 3 5質量％を含有する洗浄剤組成物。

2. 更に（c) 分子中にォキシアルキレン基を持つ非イオン界面活性剤を含有する請求項 1記載の洗浄剤組成物。

3. (b) 成分が、下記の一般式（b l) で表される漂白活性化剤である、請求項 1又は 2記載の洗浄剤組成物。

〔式中、 R¹は炭素数 5〜 2 0の炭化水素基であり、 nは 1又は 0の数であり、 Xは - C00M、 -S0₃M, 又は- 0S0₃Mである。 Mは陽イオンを表す。〕

4. (Id) 成分が、炭素数 4〜 9のアルキル基を有するポリグリセリルアルキルエーテルである、請求項 1〜 3の何れか 1項記載の洗浄剤組成物。

5. (Id) 成分が、下記一般式（ld l) で表されるポリグリセリルアルキルエーテルである、請求項 1〜4の何れか 1項記載の洗浄剤組成物。

R-0- (C₃H₆0₂) _n-H (Id 1)

〔式中、 Rは炭素数 4〜 9のアルキル基であり、 nはグリセリンの縮合度であり、平均で 1から 10の数である。〕

6. (c) 成分を 5〜 35質量％含有する、請求項 2〜5の何れか 1項記載の洗浄剤組成物。

7. (I f) 陰イオン界面活性剤を含有する、請求項 1〜6の何れか 1項記載の洗浄剤組成物。

8. (a) 無機過酸化物、（b) 分子中に— C00M、 - S0₃M、及び- 0S0₃M 〔Mは陽イオンを示す。〕から選ばれる基と炭素数 5〜20の炭化水素とを有するアル力ノィルォキシベンゼン型漂白活性化剤、（2d)炭素数 4〜 20のアルキル基を有するポリグリセリルアルキルエーテル、並びに、 (e) 脂肪酸又はその塩を含有する洗浄剤組成物。

9. 更に（c) 分子中にォキシアルキレン基を持つ非イオン界面活性剤を含有する請求項 8記載の洗浄剤組成物。

10. (b) 成分が、下記の一般式（b 1) で表される漂白活性化剤である、請求項 8又は 9記載の洗浄剤組成物。

〔式中、 R¹は炭素数 5〜 20の炭化水素基であり、 nは 1又は 0の数であり、 Xは -C00M、 -S0₃M、又は- 0S0₃Mである。 Mは陽イオンを表す。〕

1 1. (2d) 成分が、下記一般式（2d l) で表されるポリグリセリルアルキルェ一テルである、請求項 8〜 10の何れか 1項記載の洗浄剤組成物。

R-0- (C₃H₆0₂) _n-H (2d 1 )

〔式中、 Rは炭素数 6〜 20のアルキル基であり、 nはグリセリンの縮合度であり、平均で 1から 10の数である。〕

12. (c) 成分を 5〜35質量％含有する、請求項 9〜1 l D何れか 1項記載の洗浄剤組成物。

13. (e) 成分を 0. 01〜 20質量％含有する、請求項 8〜 12の何れか 1項記載の洗浄剤組成物。

14. (2 f ) は（e) 成分以外の陰イオン界面活性剤を含有する、請求項 8 〜 13の何れか 1項記載の洗浄剤組成物。