WO2007138699A1 - 体温測定方法及び体温測定器 - Google Patents

体温測定方法及び体温測定器 Download PDF

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Abstract

 【課題】 信頼性が高く、然も検温時間が短くて済む体温測定方法及び体温測定器を提供する。  【解決手段】 パッキン6を介して対向して組み合わされて成る一対の測温部2a、2bと、当該一対の測温部2a、2bのそれぞれ内部に設置される一対の温度測定手段5a、5bと、当該一対の温度測定手段5a、5bにより測定される測定値を表示する温度表示部とを具備して成る。一対の測温部2a、2bは被測定者の近接する2カ所の部位に押圧接触される。一対の温度測定手段5a、5bは、測温部2a、2bの裏面中央部に当接して設けられ、その上から蓄熱部7a、7bが設けられている。以上の構成により、一対の温度測定手段5a、5bが、それぞれ独立に温度を測定することができるようにした。

Description

明 細 書
体温測定方法及び体温測定器
技術分野
[0001] 本願発明は、体温測定に関するものである。更に詳述すれば、測定温度の信頼性 が高ぐ且つ測定時間の短縮を図った体温測定方法及び体温測定器に関する。 背景技術
[0002] 病院で患者の体温を測るときに体温計は欠かせないものであり、日常生活の中でも 体調が優れないときには体温計で体温を測るものである。体温を測定すること、つま り検温 (或いは測温)には、従来から水銀体温計が用いられてきた。この水銀体温計 は、水銀の熱膨張と!/、う単純な物理特性を測定原理とするので測定精度が高 、と!、 う長所を有するものの、壊れやすい、有害、取扱い不便という短所を有している。そこ で、これらの問題を克服するため、近年安価に入手可能となったサーミスタ等を温度 測定手段とする電子体温計が開発されている。
[0003] 図 6は、特許文献 1に示されている電子体温計の一般的な構造を概念的に示した ものである。図 6に示すように、先端に感温素子であるサーミスタ等の温度測定手段 1 51 dを有する測温プローブ 151と、前記温度測定手段 15 Idからの信号を処理して 当該測定温度を表示する本体 152より構成されている。
[0004] 測温プローブ 151は、筒状のハウジング 15 laの先端部にキャップ 15 lbを嵌装し、 このキャップ 15 lbの内側に熱伝導性の比較的良 、エポキシ系榭脂等の接着剤 151 cを充填して、ここに温度測定手段 151dを埋設している。温度測定手段 151dのリー ド線 15 leは本体 152側に導かれる構造になっている。
[0005] し力しながら、このような従来の一般的な構成では、接着剤 151cの熱容量が大きい ために温度測定手段 151dの熱応答特性が悪いという問題があった。つまり、接着剤 151cはハウジング 151aにも所定の面積で接触しているために、温度測定手段 151 dに伝達した熱が接着剤 15 lcを介して体温計本体 152へと流出し、温度測定手段 1 5 Idの熱応答特性を劣化させていた。このように、従来の構成の電子温度計では、 熱応答特性が悪いため測定時間が長くなるという問題があった。 [0006] 図 7は、上記の一般的な電子体温計の体温測定開始後の温度プロファイルを模式 的に示したものである。温度プロファイル 161は上記の一般的な電子体温計につい て、温度プロファイル 162はその他の電子体温計 (後述する図 9に示す電子体温計) につ 、て示したものである。
[0007] 体温測定開始後、キャップ 151bと接触する被測定者力 接着剤 151cを介して温 度測定手段 151dへと熱が伝達され、温度測定手段 151dでの測定温度が上昇する 。しかし、被測定者から伝搬する熱は、接着剤 151cの加温と接着剤 151cを介して体 温計本体 152への流出とのために効果的には温度測定手段 151 dへと伝達されず、 その温度上昇は緩や力となる。また、温度測定手段 151dの温度が体温近傍に近づ くと、温度差が少な 、ためにキャップ 15 lbへと伝達される単位時間当たりの熱量は 少なくなる。このため、上記の接着剤 151cの加温や体温計本体 152への流出の影 響が相対的に大きくなり、温度センサの温度上昇は特に緩や力となる。この状態では 、被測定者力 キャップ 15 lbへと流入する熱の殆どが接着剤 15 lcと体温計本体 15 2へ流出してしま 、、温度測定手段 15 Idの温度上昇には用いられて 、な 、。
[0008] 従って、図 6に示されるような電子体温計では、温度プロファイル 161が飽和に達し て、測定温度が正確な体温、即ち平衡温度を表示するまでには、 5分以上の時間を 要することとなる。
[0009] 体温計で温度を測定する被測定者は体調の優れない方であったり子供であったり することを考慮すると、体温測定の信頼性を維持しつつ、より測定時間が短くて済む 体温計の開発が望まれている。
[0010] 体温測定の信頼性を維持しつつ、測定時間を短縮するために提供されている技術 は、大別すると、温度プロファイルが平衡温度に達するまでの飽和時間を短縮する技 術と、温度プロファイルが飽和する前に体温即ち平衡温度を予測する技術とがある。
[0011] まず、飽和時間を短縮する技術について、図 8及び図 9を参照しながら説明する。
図 8及び図 9は、飽和時間を短縮するための従来の技術を含む電子体温計の構成を 概念的に示す正面図及び部分断面図である。
[0012] 図 8は、特許文献 2に示されている電子体温計であって、平衡温度に達する時間を 短縮するために、サーミスタ 171を備えるセンサキャップ 172と本体部分 173との接 続部分に断熱部材を用いて、センサキャップ 172と本体部分 173とを熱的に分離し た構造を有している。このため、被測定者との接触によってセンサキャップ 172へと流 入する熱は本体部分 173へと流出し難 、構造となって 、る。
[0013] しかし、このような構造では、被測定者からサーミスタ 171へ伝達される熱が外気へ 放出されることを必ずしも効果的には抑制できない。従来の水銀温度計と同じ形状を 有するセンサキャップ 172の構造では、センサキャップ 172を腋下に挟み込む体勢を 維持しなければ、センサキャップ 172は腋下の外気に露出され、その露出部から外 気へと熱が放出されるためである。舌下で体温を測定する場合でも、従来のセンサキ ヤップ 172の形状のままでは部分的な外気露出を効果的には抑制できない。
[0014] 一方、図 9に示される電子体温計は特許文献 3に示されているものであって、温度 プロファイルの初期の立ち上がり時間を短縮するための予備加熱用のヒータ 187を 内蔵する。また、被測定者力も伝達する熱が効果的にサーミスタ 183の昇温に用いら れるように、サーミスタ 183を保持するセンサホルダ 184の熱容量を小さくし、センサ ホルダ 184とケース本体との断熱性を高めるために、センサホルダ 184の先端とケー ス本体の先端とにはギャップ Gを設けた構造になっている。
[0015] 図 9に示される電子体温計の温度プロファイルは、図 7の温度プロファイル 162のよ うになる。まず、予備加熱用のヒータ 187によって、例えば 30°Cまでセンサホルダ 18 4全体を加熱することで、測定開始後初期の昇温時間が短縮される。図 7では、この 領域を領域 162Aとして示している。
[0016] また、図 6に示される電子体温計のように接着剤 151cでセンサキャップ 151b内部 を充填する場合に比べると、センサホルダ 184の熱容量は小さくなつている。この構 造により、予備加熱用のヒータ 187による予備加熱停止後、被測定者からの熱伝達 によってサーミスタ 183が加温されるにあたって、昇温速度が上昇する。
[0017] 更に、図 6に示される電子体温計と図 9に示される電子体温計を比較すると、図 9に 示される電子体温計の方が、電子体温計 (ケース)本体へ熱が流出し難!、構造となつ ている。この構造も予備加熱用のヒータ 187による予備加熱停止後の被測定者から の熱伝達によるサーミスタ 183の昇温速度を上昇させることに効果があると期待され る。 [0018] しかし、このような所謂改良型の電子体温計でも、センサキャップと被測定者との体 温差が少なくなつて、単位時間当たりの熱流入量が少なくなつた状態では、従来の 一般的な電子体温計と本質的な差はない。このため、被測定者力 流入する熱のほ とんどは、センサホルダ 184内のサーミスタ 183以外の要素を加温するために用いら れたり、或いはセンサキャップ力も電子体温計 (ケース)本体へと流出したりする。即 ち、流入した熱はサーミスタ 183を加温する目的にはほとんど用いられず消散してし まうことになる。この状態を検温時間と測定温度との関係で示すと、図 7の領域 162B となる。従って、この状態ではサーミスタ 183の昇温速度は特に緩やかになってしま
V、、係る構成の電子体温計でも体温測定に 1分程度の時間を要して!/、るのが実状で ある。
[0019] 次に、平衡温度を予測する技術について説明する。特許文献 4に示されているよう に、平衡温度を予測するために用いられる測定原理は、 2種類の熱的環境、具体的 には熱の流入状態と流出状態とが異なる環境にある温度測定手段からの温度変動 に係る情報を入力し、これらの情報に基づいて熱伝導式の逆問題を解くことで、被測 定者の深部温度を推測すると!/ヽぅものである。
[0020] ここで重要なことは、この測定原理に基づ 、て温度を予想する技術は、温度変動に 係る情報に基づいていることである。即ち、この温度測定方法では、最も信頼性の高 い平衡温度を直接測定するのではなぐ温度が変動しているときの測温情報に基づ
V、て平衡温度を予測して 、るのである。
[0021] このように平衡温度の予測であるが故に、測定時間を 10秒程度とすることが可能で あるが、温度変動に係る情報を収集しているときに、被測定者が正確な温度測定を 妨げる行為をした場合、例えば体温測定中に電子体温計が一時的にでも適切に腋 下で押圧接触されて!、な 、場合には、温度測定手段の温度環境が変動するために 、不適切な温度変動情報が体温計に入力されることとなる。電子体温計はこの不適 切な温度変動に係る情報に基づいて温度予測を行うこととなるので、表示温度の信 頼性は必然的に低くなつてしまう。腋下で体温計が体温測定中に適切に保持されて V、る力否かを被測定者が常に確認することは、現状の体温計の構成では簡単ではな い。従って、結果的に複数回の温度測定が必要となってしまうことが上述した予測方 式の電子体温計に関する問題点となって 、る。
[0022] 即ち、体温測定時間を短縮する技術を導入しても、被測定者に対して測温部が適 切に接触した状態を維持することが出来なければ、体温測定に対する信頼性が得ら れず、結果として測定時間の短縮は達成されない。むしろ、測定時間が短縮されるほ ど、体温測定中の一時的な不適切な接触状態の影響が顕著になり、測定信頼性が 低下するとも言える。
[0023] これまでに、測定時間が長いという問題について述べてきた力 更に重大な問題は 、従来型の電子体温計測温プローブ 151は、その温度を検出する温度測定手段 15 Idがその周囲を一体型とした棒状形状の構造になって!/、ることである。
[0024] 従来型の電子体温計測温プローブ 151を腋下に挟んだ場合に、その測温プロ一 ブ 151が接触する部位は、胴体側 (腋下内では最も高い体温を示す位置で、深部温 度を反映しやす!ヽ位置)と、上腕側 (胴体側よりはやや低!ヽ体温を示す位置)である。 従って、この測温プローブ 151は胴体側体温と上腕側体温の平均値を検出すること になる。
[0025] 力!]えて、この測温プローブ 151は円筒形状であるが故に、腋下内部で肌に接触し ない部分が発生し易い。その場合には、この測温プローブ 151の非接触部分は腋下 内部の外気に曝されて腋下内部の最も低い温度になるため、結果的にはこの測温プ ローブ 151が検出する体温は、前記した胴体側体温と上腕側体温と腋下内部の環 境温度の平均となる。
[0026] 要するに、測温プローブ 151の温度を検出する温度測定手段 151dがその周囲を 一体型とした棒状形状の構造であるために、胴体側の温度だけを測定することがで きず、胴体側(高 ヽ体温)の熱が上腕側 (胴体側よりやや低!ヽ体温)と腋下内部の環 境に流出して測温プローブ 151の温度を検出する温度測定手段 15 Idが胴体側の 体温と同じになるまでに蓄熱されるには長時間を要することとなる。
[0027] 以上を纏めると、従来の温度測定器には、測温プローブの温度を検出する温度測 定手段の熱応答特性と測温プローブの構造とに問題があった。従って、測温プロ一 ブの構造及び温度測定手段の熱応答特性を改良して従来問題を解決すれば、測定 温度の信頼性が高ぐ且つ測定時間を短縮した体温計が実現できることになる。 [0028] 体温計で温度を測定する被測定者は体調の優れない方であったり子供であったり 、又は年配の方であったりすることを考慮すると、測定温度の信頼性が高ぐ且つ測 定時間が短くて済む体温計の開発が強く望まれていることは事実である。なお、測定 時間を短縮するために体温計の構造をより複雑にすることは、それだけ操作性が悪く なりコストも高くなるので、従来と略同様の簡単な構成で実現することが望まし 、。
[0029] 特許文献 1:実開昭 62— 1324号公報実開昭 62— 1324号公報
特許文献 2:特開 2001—66190号公報
特許文献 3:特開 2002— 5752号公報
特許文献 4:特開 2003 - 75262号公報
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0030] 本願発明は、以上の従来技術における問題点に鑑みてなされたものであり、測定 温度の信頼性が高く、且つ測定時間の短縮を図った体温測定方法及び体温測定器 を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段
[0031] 本願発明の体温測定方法は、被測定部位に押圧される複数の独立した測温部に よって体温を測定し、前記複数の測温部によって測定される複数の測定値を温度表 示部により表示することを特徴とする。
[0032] 即ち、独立した複数の測温部によって被測定部位の温度を測定し、その測定値を 温度表示部で表示するものである。独立とは、熱的、空間的及び時間的に独立して いる状態を言う。前記測温部は、被測定者の被測定部位に押圧され、温度を測定す る手段を有している。前記温度表示部は、前記測温部で検温した温度を表示するも のである。また、一力所の被測定部位に対して複数の独立した測温部が機能するた めには、測温部自体の大きさは小さいものであることが必要である。
[0033] 従って、本願発明の温度測定方法によれば、独立した複数の測温部で温度が測定 できるので、測定温度の信頼性を高めることが可能である。
[0034] 本願発明の体温測定方法は、請求項 1に記載の体温測定方法にお!、て、前記複 数の独立した測温部によって測定された複数の測定値に基づき測定温度を表示す る温度表示部が、前記複数の測定値の中で最高温度及び最低温度及び前記複数 の測定値の平均温度の中で少なくとも一の温度を表示することを特徴とする。
[0035] 従って、被測定者の被測定部位の温度状態や被測定者の深層部の温度を短時間 で知ることが可能である。例えば腋下で体温を測定する場合、腋下を広げて外気に 曝した状態の直後に測定した場合、腋下胴体側と上腕側にはその測定値に大きな 差異が見られる。腋下を堅く閉じて腋下空間全体が深層部の温度を反映して 、る状 態の直後に測定した場合、腋下胴体側と上腕側にはその測定値の差異が僅少にな る。このように、複数測定値の差異によって被測定部位の温度状態が解ることとなる。
[0036] 本願発明の体温測定方法は、請求項 1又は請求項 2に記載の体温測定方法にお いて、前記独立した測温部を二とし、当該二の測温部に二の温度測定手段を有し、 当該二の温度測定手段によって測定された二の測定値によって被測定者の深層部 の温度及び前記二の測温部が押圧された被測定部位の状態を知ることを特徴とする
[0037] 前記測温部は、被測定者の体温を測定する被測定部位に押し当てられる。この測 温部に温度測定手段が設けられており、測温部を介して被測定者の熱が温度測定 手段に伝達されて温度が測定される。重要な点として、二の(一対の)温度測定手段 は熱的に絶縁されており、それぞれが独立して温度を測定することが可能なように構 成されている。
[0038] 前記一対の温度測定手段によって二の測定値が得られる。この測定値の温度差に よって 2力所の部位の状態、即ち腋下が外気に曝されていたか、或いは腋下が閉じら れて 、て腋下空間全体が深層部の温度を反映して 、る状態かを知ることができる。 衣服を着用して体温が外気温に影響されない状態であれば、一対の温度測定手段 は一方は胴体側の温度を、他方は上腕側の温度を測定するので、高い方の測定値 を被測定者の深層部の温度として採用することができる。
[0039] 従って、本願発明の体温測定方法によれば、それぞれに独立した 2ポイント位置で の体温測定が同時に 1台の体温度測定器で測定することが可能となる。即ち、腋下 に挟んで検温した場合に、腋下内で最も高い胴体側体温と、胴体側よりやや低い体 温の上腕側体温とを別々に検温することが可能である。従って、検温の結果、高い方 の測定値を採用することにより、平衡温度に達しやす ヽ腋下胴体側体温を他の部位 に影響されないで正確に測定することができることとなる。
[0040] 本願発明の体温測定方法は、請求項 1乃至請求項 3の何れか一に記載の体温測 定方法において、前記被測定者力も伝達された熱は、前記測温部の厚さ方向に伝 達され、前記測温部の裏面中央部に設けられた蓄熱部に蓄熱され、前記温度計測 手段は前記測温部の裏面と前記蓄熱部のとの間に設置されて温度を測定することを 特徴とする。
[0041] 本願発明の体温測定方法は、請求項 4に記載の体温測定方法にお 、て、前記蓄 熱部は、前記測温部を構成する材料の熱伝達率より良好な熱伝導率を有する金属 薄膜を、前記測温部を固定する測温部型枠から一定の距離を置 、て前記測温部の 裏面中央部に前記温度計測手段を挟んで貼り付けて構成されることを特徴とする。
[0042] 従って、本願発明の体温測定方法は、係る蓄熱部を測定時において腋下に押圧し た際に、蓄熱部分の測定部表面が肌に埋没されることになり、測温部の熱応答特性 を良好なものにし、安定した測定を可能にする。それ故、信頼性の高い且つ測定時 間の短 、検温ができることとなる。
[0043] 本願発明の体温測定方法は、請求項 3に記載の体温測定方法にぉ 、て、前記二 の測定値の内で、高い方の測定値を前記被測定者の深層部の体温とすることを特 徴とする。前記二の測定値は、一方は胴体側の温度、他方は上腕側の温度であって 、従来のように平均化されて測定されるのではなぐそれぞれ独立に測定できる。従 つて、信頼性の高 、且つ測定時間の短 、検温ができることとなる。
[0044] 本願発明の体温測定器は、被測定部位に押圧される複数の独立した測温部と、当 該複数の測温部により測定される複数の測定値に基づき測定温度を表示する温度 表示部とを具備して成ることを特徴とする。
[0045] 即ち、独立した複数の測温部によって被測定部位の温度を測定し、その測定値を 温度表示部で表示するものである。独立とは、熱的、空間的及び時間的に独立して いる状態を言う。前記測温部は、被測定者の被測定部位に押圧され、温度を測定す る手段を有している。前記温度表示部は、前記測温部で測温した温度を表示するも のである。また、一力所の被測定部位に対して複数の独立した測温部が機能するた めには、測温部自体の大きさは小さいものであることが必要である。
[0046] 従って、本願発明の温度測定方法によれば、独立した複数の測温部で温度が測定 できるので、測定温度の信頼性が高めることが可能である。
[0047] 本願発明の体温測定器は、請求項 7に記載の体温測定器にぉ 、て、前記複数の 測定値に基づき測定温度を表示する前記温度表示部が、前記複数の測定値の中で 最高温度及び最低温度及び前記複数の測定値の平均温度の中で少なくとも一の温 度を表示するように構成して成ることを特徴とする。
[0048] 従って、被測定者の被測定部位の温度状態や被測定者の深層部の温度を短時間 で知ることが可能である。例えば腋下で体温を測定する場合、腋下を広げて外気に 曝した状態の直後に測定した場合、腋下胴体側と上腕側にはその測定値に大きな 差異が見られる。腋下を堅く閉じて腋下空間全体が深層部の温度を反映して 、る状 態の直後に測定した場合、腋下胴体側と上腕側にはその測定値の差異が僅少にな る。このように、複数測定値の差異によって被測定部位の温度状態が解ることとなる。
[0049] 本願発明の体温測定器は、請求項 7又は請求項 8に記載の体温測定器にお 、て、 前記独立した測温部を二とし、当該二の測温部と、当該二の測温部のそれぞれ内部 に設置される二の温度測定手段とを具備し、前記二の温度測定手段によって測定さ れた二の測定値によって被測定者の深層部の温度及び前記二の測温部が押圧され た被測定部位の状態を知るように構成して成ることを特徴とする。
[0050] 前記二(一対)の測温部は、同一形状の測温部が 2個、互いに向かい合わせに組 み合わされて成る。それぞれの測温部は、被測定者の被測定部位に押圧接触される 。従って測温部は、その厚さはなるべく薄ぐ厚さ方向に熱伝達が良好なものが望ま しい。何故なら、そのようにして測温部の熱応答特性を良好にし、測温部の内部に設 置される温度測定手段に、被測定者の体表面力 の熱の伝達が無駄なく円滑に行 われためである。
[0051] 前記温度測定手段は、前記測温部の内部若しくは内側に設置され、前記測温部を 介して伝達された被測定者の体表面力 の熱を蓄積して、温度が測定できるように構 成したものである。この機能を有するなら、サーミスタ、熱電対、金属測温抵抗対等か ら適宜選んで使用しても良い。但し、その大きさは、当該温度測定手段が前記測温 部の内側に設置されるので前記測温部の大きさに合わせて決めることが肝要である
[0052] 前記温度表示部は、前記温度測定手段によって測定された温度を表示するもので あって、その構成は適宜決定することができる。なお、一対の温度測定手段があるの で、温度の表示は 2つの測定値、どちらか一方の測定値、高い方の測定値、低い方 の測定値、平均値等、希望の測定値を適宜選択して表示できる構成であれば望まし い。
[0053] 従って、本願発明の体温測定器は、それぞれに独立した 2ポイント位置での体温測 定が同時に 1台の体温度測定器で検温することが可能となる。即ち、腋下に挟んで 検温した場合に、腋下内で最も高い胴体側体温と、胴体側よりやや低い体温の上腕 側体温とを別々に検温することが可能である。それ故、検温の結果、高い方の測定 値を採用することにより、平衡温度に達しやすい腋下胴体側体温を他の部位に影響 されないで正確に測定することができる。また、測定時間も冗長化することなしに短時 間で検温することが可能となる。
[0054] 本願発明の体温測定器は、請求項 9に記載の体温測定器にぉ 、て、前記温度測 定手段は前記測温部のそれぞれ裏面中央部に当接して設置され、当該温度測定手 段を覆って蓄熱部が構成されて成ることを特徴とする。
[0055] 本願発明の体温測定器は、請求項 10に記載の体温測定器にぉ 、て、前記蓄熱部 は、前記測温部を構成する材料の熱伝達率より良好な熱伝導率を有する金属薄膜 を、前記測温部を固定する測温部型枠から一定の距離を置!、て前記測温部の裏面 中央部に前記温度計測手段を挟んで貼り付けて成ることを特徴とする。
[0056] 従って、本願発明の体温測定器は、係る蓄熱部上述のように金属薄膜で構成する ことにより、測定時において腋下に押圧した際に、蓄熱部分の測定部表面が肌に埋 没されることになり、測温部の熱応答特性を良好なものにし、安定した測定を可能に する。それ故、信頼性の高い且つ測定時間の短い検温ができることとなる。
[0057] なお、前記二の(一対の)測温部には、その内部に空間が生じる。この空間を弾性 体で埋めるように構成しても良い。例えば、発泡系又はシリコン系のスポンジや発泡 剤をベースにした断熱剤であっても良い。これにより、一対の温度測定手段を熱的に 絶縁するという効果も発揮することとなる。それ故、平衡温度に達しやすい腋下内部 の胴体側体温を、
Figure imgf000013_0001
ヽ体温である上腕側に熱流出させることなしに、 正確に測定することができる。また、測定時間も冗長化することなしに短時間で検温 することが可能となる。
[0058] また、前記一対の測温部の内部の密閉空間を真空にすることも効果的である。或い は、希ガスを封入して構成しても良い。このようにして、一対の温度測定手段及び一 対の測温部は、より確実に熱絶縁される。従って、各々の温度測定手段で測定され る温度はお互いに影響されることのない独立のものとなり、測定温度の信頼性が向上 することとなる。
[0059] 本願発明の体温測定器は、請求項 9に記載の体温測定器にぉ 、て、前記二の測 温部は、熱絶縁部材を介し対向して組み合わされて成ることを特徴とする。
[0060] 熱絶縁部材は、前記二の測温部を効率良く熱的に絶縁できるものなら、材質や形 状等は問わない。このように二の測温部を熱絶縁することにより、それぞれの測温部 内部に配置された温度計測手段は独立に正確な温度測定を行うことが可能となる。
[0061] 本願発明の体温測定器は、請求項 12に記載の体温測定器にぉ 、て、前記熱絶縁 部材は、シリコンゴムであることを特徴とする。
[0062] 絶縁部材としてシリコンゴムを採用することによって、前記二の測温部を効果的に熱 絶縁することが可能となり、平衡温度に達しやす 、腋下内部の胴体側体温を他の部 位に影響されないで正確に測定することができることとなる。また、測定時間も冗長化 することなしに短時間で検温することが可能となる。
[0063] 本願発明の体温測定器は、請求項 9又は請求項 12に記載の体温測定器にぉ 、て 、前記二の測温部は、ステンレス材で構成して成ることを特徴とする。
[0064] 測温部は被測定者の体表面に押圧接触される。それ故、測温部から温度検出手 段への効果的な熱の伝達と、体表面に測温部が接触したときの違和感のない感覚が 大切である。加えて、長期間の使用に耐える程に丈夫でなければならない。測温部 の材質をステンレスとすることで、これらのことを達成することが可能となる。
[0065] 本願発明の体温測定器は、請求項 11に記載の体温測定器にぉ 、て、前記金属薄 膜は、アルミニウムで構成して成ることを特徴とする。 [0066] 前記測温部をステンレスで構成し、前記蓄熱部の金属薄膜をアルミニウムで構成し たので、被測定者からの熱は、測温部を構成するステンレス材の厚さ方向に対しては その薄さゆえに支障なく熱伝達が可能となる。一方、測温部の横方向への熱伝達は ステンレス材の元来持っている熱伝達の悪さ(アルミニウムに比較して)に起因して熱 伝達が阻害され、それ故に測温部周囲の型枠への熱流出が防止され、肌に埋没し た測温部のアルミニウムで構成した蓄熱部に効率良く熱が蓄えられることとなる。これ によって、測温部の熱応答特性を改良し、迅速な測定及び信頼性の高い測定を可 能にした。なお、アルミニウムの厚さは、測温部の厚さ等を考慮して、適宜最適に決 定することができる。
[0067] 本願発明の体温測定器は、請求項 9又は請求項 10に記載の体温測定器にぉ 、て 、前記温度測定手段は、サーミスタ、熱電対、金属測温抵抗対、 IC温度センサ、磁 気温度センサの内から選ばれた一種であることを特徴とする。
[0068] これらの部品は汎用品であるから、低コストで本願発明の体温測定器を実現するこ とが可能となる。
[0069] 本願発明の体温測定器は、請求項 9、請求項 10又は請求項 16に記載の体温測定 器において、前記温度測定手段は、フレキシブル 'プリント 'サーキットにより構成して 成ることを特徴とする。
[0070] 温度測定手段は、リボン形状の FPCの先端部に構成され、前記測温部の裏面中 央部に確実に設置されることとなる。更に、その上力も設けられる蓄熱部が、 FPCが 薄いために、支障なく測温部裏面中央部に設けることが可能となる。従って、被測定 者からの熱が効率良く温度測定手段に伝達されることになり、正確で短時間の検温 が可能になる。なお、 FPCの厚さや幅、長さは、構成する温度計測手段の種類、温 度を表示する温度表示部との関係等により適宜決定することができる。望ましくは、体 温測定器の小型化、薄型化を可能ならしめるため、 FPCは薄ければ薄い程、幅は小 さければ小さい程良い。
[0071] 本願発明の体温測定器は、請求項 9、請求項 12又は請求項 14に記載の体温測定 器において、前記二の測温部のそれぞれの正面形状は円形である力、又は半楕円 球形状或いは角部を丸めた直方体形状であり、当該半楕円球形状或いは角部を丸 めた直方体の長軸或いは最長辺方向は、前記被測定者の測定部位に前記一対の 測温部を当接させるために前記一対の測温部を差し込む動作方向に対して平行に なるように構成して成ることを特徴とする。
[0072] 前記測温部の正面形状を円形とすれば、当該デュアルセンサ型体温測定器を被 測定者が腋下に差し込む際に、その方向を特に気にしなくてもよいので、気分が悪く 体調を損ねている患者や年配の方は、気を煩うことなく安心して体温測定を行うこと ができる。このような安心感は、体温測定時には大切なことである。
[0073] また、前記測温部の正面形状を半楕円球形状或いは角部を丸めた直方体形状と し、当該半楕円球形状或いは角部を丸めた直方体の長軸或いは最長辺方向は、被 測定者の測定部位に前記一対の測温部を当接させるために前記一対の測温部を差 し込む動作方向に対して平行になるようにした場合、被測定者はその測温部の正面 形状を見て、温度測定手段の有る場所をより確実に特定することが出来て、違和感 を抱くこと無く安心して本願発明のデュアルセンサ型体温測定器を使用することがで きる。
発明の効果
[0074] 本願発明に係る体温測定器は、被測定部位に押圧される複数の独立した測温部と 、当該複数の測温部により測定される複数の測定値に基づき測定温度を表示する温 度表示部とを具備して成る。具体的に独立した測温部を二とした場合、体温測定器 は、一対の測温部のそれぞれ内部に設置される一対の温度測定手段と、当該一対 の温度測定手段により測定される測定値を表示する温度表示部とを具備し、一対の 温度測定手段はそれぞれ熱的に絶縁されて ヽるので、それぞれに独立した 2ポイント 位置での体温測定が同時に 1台の体温測定器で行うことが可能となる。即ち、腋下に 挟んで検温した場合に、一対の測温部はそれぞれの測温部が熱的に絶縁されて!ヽ るために、腋下内部で最も高 ヽ胴体側体温と胴体側よりやや低 ヽ体温になって ヽる 上腕側体温とを別々に検温することが可能である。このことは、胴体側から熱を腋下 内部及び上腕側に流出させること無しに検温できることを意味する。従って、検温の 結果、高い方の測定値を採用することにより、平衡温度に達しやすい腋下胴体側体 温 (深層部温度)を他の部位に影響されな 、で正確に測定することができる。 [0075] また、本願発明の体温測定器は、測温部の裏面中央部に蓄熱部を設けた構成を 採用したので、二の(一対の)測温部の熱応答特性が良好となり、測定時間を冗長化 すること無しに短時間で検温することが可能となる。
発明を実施するための最良の形態
[0076] 以下に、本願発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。独立した測 温部が二の場合、即ち一対とした場合について詳述しているが、本願発明の実施の 形態は以下に示すものに限定されるものではない。
(第一の実施の形態)
図 1は、本願発明の第一の実施の形態に係る体温測定器を概念的に示した斜視 図(a)と側面図 (b)である。図 2は、第一の実施の形態に係る体温測定器の一対の測 温部を概念的に示した断面図(a)と平面図(b)である。但し、図 2 (a)は測温部 2aと 測温部 2bを離した状態の概略断面図である。
[0077] 図 1に示すように、体温測定器 1の測温部 2a、 2bと力 成る一対の測温部 2は、測 温部型枠 10a、 10bで固定されており、この一対の測温部 2と連結部 3と本体部 4とに より全体が構成されている。連結部 3は、一対の測温部 2と本体部 4とを繋ぐ部分であ り、本体部 4には温度表示部 4aが設けられている。温度表示部 4aは、温度測定手段 5a、 5bで測定された温度を別々に表示したり、高い方の温度だけを表示したり、その 他必要に応じてデータ処理した数値を表示できるように構成してある。
[0078] 図 2に示すように、測温部 2a、 2bは、その内部に一対の温度測定手段 5a、 5bを具 備している。後述するように、温度測定手段 5aはサーミスタであって、 FPC (フレキシ ブル'プリント 'サーキット) 8a、 8bにより構成されている。従って、 FPC8a、 8bは薄く、 図 2に示すように短冊状である。この FPC8a、 8bを測温部 2a、 2bの裏側に配置し、 前記温度測定手段 5a、 5bであるサーミスタが測温部 2a、 2bの略中央に位置するよう に調整した後に、その上力 熱伝導率が良好な金属であるアルミニウム薄膜を貼り付 けている。測温部 2a、 2bにあって、このアルミニウム薄膜が張り付けられ領域を蓄熱 部と称している。
[0079] 蓄熱部 7a、 7bは、図 2 (b)に示すように、測温部 2a、 2bの全てに亘つて設けられて いるのではなぐその測温部裏面中央部、即ち測定部位に押圧した際に測温部が肌 に埋没されることになる測温部表面の部位に対して蓄熱部が設けられる。測温部 2a 、 2bは厚さが 0. 15mmのステンレスで製作されており、このようにアルミニウム薄膜を 測温部裏面中央部分にだけ貼り付けることにより、効果的に蓄熱部として作用する。
[0080] 即ち、ステンレスの熱伝導率はアルミニウムに比べて良好では無ぐ被測定者から の熱は、測温部を構成するステンレス材の厚さ方向に対してはその薄さゆえに支障 なく熱伝達が可能である力 測温部の横方向への熱伝達はステンレス材の元来持つ ている熱伝達の悪さ(アルミニウムに比較して)に起因して熱伝達が阻害される。従つ て、測温部の横方向には熱の伝達が遅いが、厚さが僅か 0. 15mmであるので、厚さ 方向には良好に伝達される。伝達された熱は、そこに貼り付けられたアルミニウム薄 膜に伝達される。アルミニウム薄膜は前述のように、測温部 2a、 2bの全てに亘つて設 けられているのではなぐその測温部裏面中央部、即ち測定部位に押圧した際に測 温部が肌に埋没されることになる測温部表面の部位に対してだけ貼り付けられており 、測温部型枠 10a、 10bから熱的に絶縁された状態になっている。また、アルミニウム 薄膜の背面部分は空間であったり、或いは熱絶縁性に優れて 、るシリコンスポンジ 等を充填した構成になっている。従って、伝達された熱はこのアルミニウム薄膜により 構成された蓄熱部 7a、 7b〖こ蓄熱されることとなる。
[0081] 温度測定手段 5a、 5bは前述したように FPC8a、 8bに形成されたサーミスタであつ て、図 2 (a)に示したように、測温部 5a、 5bと蓄熱部 7a、 7bとの間に、両者に接触し て設けられている。従って、蓄熱部 7a、 7bで蓄熱された熱により、被測定者の当該部 位の体温を効率良く且つ正確に然も素早く測定することが可能な構成に成っている
[0082] 測温部 2a、 2bは、熱絶縁部材であるパッキン 6によって熱的に絶縁されている。パ ッキン 6の材質としてシリコンゴムを用いた。一対の測温部 2a、 2bの内部には、シリコ ンスポンジ等を装填して、一対の温度測定手段 5a、 5bをより確実に熱絶縁しても良 い。熱絶縁部材であるパッキン 6は、断面形状は略長方形であり、その寸法は、前記 測温部 2a、 2bの大きさ、特に後述する固定しろ l la、 l ibの大きさに合わせて決める ことができる。重要な点として、前記一対の測温部 2がこのシリコンゴム 6により熱的に 絶縁されることである。なお、仮に当該パッキン 6が経時変化で劣化し測温部 2a、 2b の固定しろ l la、 l ibがー部互いに接触したとしても大きな問題にはならない。何故 なら、前述したようにステンレス材の厚さ方向に対しては熱伝達が良好である力 測 温部の横方向への熱伝達は良好ではなぐ熱伝達が阻害されるからである。
[0083] 測温部型枠 10a、 10bは、測温部 5a、 5bをパッキン 6と共に挟んで、嵌め込み固定 するものである。測温部型枠 10a、 10b、連結部 3及び本体部 4は榭脂を射出成形す ることにより製作した。なお、測温部型枠 10a、 10bと連結部 3は適度の弾性を有する ように榭脂の材料を適宜選択した。
[0084] 測温部 2a、 2bは、前述のように厚さ 0. 15mmのステンレスで構成した。この測温部 2a、 2bは、舌下又は腋下に接触又は押圧保持して体温を測定するので、被測定者 の接触に伴う不快感を防止するため、形状が滑らかに連続し、且つその表面が滑ら かであるように形成されている。これらの測温部 2a、 2bには、測温部型枠 10a、 10b に嵌め込まれて固定されるための、固定しろ l la、 l ibが設けられている。なお、この 測温部型枠 10a、 10bは連結部 3に滑らかに連続するように構成されている。
[0085] 図 3に、 FPC8a、 8bの拡大斜視図を示す。前記測温部 2a、 2bの略中央部に温度 計測手段 5a、 5bが位置するような寸法で製作されており、本体部 4の電子回路(図 示せず)と接続されている。 FPC8a、 8bの先端部分には、温度計測手段 5a、 5bとし てサーミスタ回路が形成されている。通常のサーミスタ回路であるから、低コストで本 願発明のデュアルセンサを用いた体温測定器 1が構成されることとなる。
[0086] デュアルセンサを用いた体温測定器 1は、前記一対の測温部 2の内部に前記一対 の温度測定手段 5a、 5bが互いに熱絶縁されて配置され、それぞれ独立して温度を 測定できるように構成したもので、極めて簡単な構成となっている。当該デュアルセン サを用いた体温測定器 1の内部には、加熱手段等の付加的な回路等は一切無く極 めて簡単な構成であるが故に、年配の方々や子供でも簡単に安心して取り扱うことが 可能である。
[0087] 図 4は、本願発明の体温測定器 1の体温測定開始後の温度プロファイルを、従来の 電子温度計の体温測定開始後の温度プロファイル 161と比較して示したものである。 本願発明のデュアルセンサを用いた体温測定器 1を腋下に挟んで、体温を測定した 場合であって、一対の温度測定手段 5a、 5bの内、一方は胴体側の体温を測定し、 他方は上腕側の体温を測定している。縦軸の目盛りは記しておらず、一対の温度測 定手段 5a、 5bで測定される温度差を強調するために、誇張している。また、被測定 者は普通に日常生活を行っている状態であり、腋下を解放して外気に曝していたよう な特殊な場合ではな ヽものとする。
[0088] 本願発明に係る温度プロファイル 9a、 9bは、被測定者の体温に、然も温度測定手 段が押圧された部位の温度を忠実に反映して高速で収束して!/、ることがわ力る。本 願発明の体温測定器 1によれば、従来 5分程度必要であった測定時間が約 10秒以 下で検温が可能になった。
[0089] 熱の流れについて以下に考察を加える。本願発明の体温測定器 1を腋下に差し込 むと、一対の測温部 2の内、一方は胴体側、他方は上腕側に押圧接触される。体温 測定開始後、測温部 2a、 2bと接触している被測定者の胴体側及び上腕側から、当 該測温部 2を介して蓄熱部 7a、 7bへと熱が伝達され蓄熱される。その結果、それぞ れの温度測定手段 5a、 5bでの測定温度が上昇する。ここで、被測定者力 伝導して きた熱は、蓄熱部 7a、 7bに効率良く蓄えられ、測温部 2a、 2bと蓄熱部 7a、 7bとの間 に設置された温度測定手段 5a、 5bは素早くその温度を測定することが可能である。 従って、温度測定手段 5a、 5bによって測定される測定温度の温度上昇は急峻となる
[0090] 温度測定手段 5a、 5bで測定される温度が体温 (平衡温度)近傍に近づくと、測定 値と平衡体温の温度差が少な 、ために測温部 2a、 2bへと伝達される単位時間当た りの熱量は少なくなる。従って、温度測定手段 5a、 5bによって測定される測定温度の 温度上昇は緩やかとなる。し力しながら、このような状態でも、被測定者の胴体側及 び上腕側から温度測定手段 5a、 6bへ熱が効率良く流れるので、図 4に示したように、 測定温度は速やかに平衡温度に近づいて行くこととなる。
[0091] それ故に、温度プロファイル 9a、 9bが速やかに飽和に達して、測定温度が正確な 体温、即ち平衡温度を表示するまでに要する時間は、従来の体温計に比べて大幅 に減少することとなった。
[0092] また、一対の温度測定手段 5があるので、一対の温度測定手段 5の検出温度差に よって腋下空間の平衡体温達成度合いの判定を行うことが可能である。即ち、腋下 が検温を開始する以前力も十分に閉じられていた場合は、胴体側も上腕側も略同じ 体温に達していることになり、その場合は一対の温度測定手段 5によって測定される 測定温度は略同一になる。従って、このような場合は、腋下は測定前力も十分に閉じ られて 、て腋下空間は平衡温度に達して 、たと推測され、即座に平衡体温検知が 可能になる。即ち、どちらの測定値 (表示値)を採用しても、それは被測定者の深層 部の体温を表すものである。
[0093] 一方、一対の温度計測手段 5によって測定された測定温度が異なる場合には、そ の異なる程度によって腋下空間が平衡温度に達している状態からどれ程かけ離れて いるかが推測できる。即ち、測定温度の異なる程度が小さい程、平衡状態 (腋下は測 定前から十分に閉じられて 、て腋下空間は平衡温度に達して 、る状態)に近 、と 、う ことが言える。従って、一対の温度計測手段 5によって測定される温度が異なる場合 には、測定温度の高い方を採用し、それを被測定者の深層部の温度(平衡温度)と 見なすことができる。それ故、腋下空間が平衡温度に達している状態からかけ離れて いる状態であっても、再び測定を行う必要は無ぐ正確に体温を測定することができ る。
[0094] 第一の実施の形態で示した体温測定器 1によれば、一対の測温部 2はそれぞれ熱 的に絶縁された状態で形成され、その内部に設置された一対の温度計測手段 5は独 立して温度を測定することができる。然も、一対の測温部 2及び一対の温度測定手段 5a、 5bの熱応答特性が良好となるように構成されているので、腋下に差し込んだ場 合に、胴体側温度と上腕側温度が別々に測定されることとなり、腋下空間が平衡温 度に達して 、る状態力 かけ離れた状態であっても、平衡体温を正確に且つ短時間 で測定できることとなる。
[0095] (第二の実施の形態)
図 5は、本願発明の第二の実施の形態の体温度測定器に係り、一対の測温部 2の 斜視図を示すものである。第一の実施の形態と異なる点は、この一対の測温部の外 観形状にある。測温部 2a、 2bは第一の実施の形態と同様に、測温部型枠 10a、 10b に嵌め込まれて固定されており、連結部 3に連続するように構成されている。なお、測 温部 2は連結部 3と脱着可能なように構成しても良い。 [0096] 第二の実施の形態の体温測定器の一対の測温部 2は、その平面形状は円形であ る。第一の実施の形態と同様に、測温部 2a、 2bの裏面中央に、 FPC8a、 8bに設け られた温度計測手段 5a、 5bであるサーミスタ回路が位置するように配置せられ、その 上力 アルミニウム薄膜を貼り付けて蓄熱部を形成している。蓄熱部は、測温部の中 央部分にだけ設けられ、測温部型枠 10a、 10bからは熱的に絶縁されている。
[0097] 一対の測温部 2は、シリコンゴム製のパッキン 6を介して向かい合わせて組み立てら れ、その内部にはシリコンスポンジを装填した。前記シリコンゴム製パッキン 6は防水 ノ ッキンの作用も有しており、一対の測温部 2は、シリコンゴム 6及び充填したシリコン スポンジにより熱的に絶縁されている。それ故、一対の温度測定手段 5a、 5bは独立 して温度を測定することが可能である。
[0098] 測温部 2a、 2bの形状が円形であることから、被測定者は当該デュアルセンサを用 いた体温測定器を使用する際に、測温部 2a、 2bの方向や差し込む方向を気にする 必要がない。それ故、年配の方々や子供でも安心して使用することが可能である。こ のことは、子供や年配の方々、病気で具合が悪い患者にとっては大切な点である
[0099] 第二の実施の形態で示した体温度測定器によれば、一対の測温部 2は熱的に絶 縁された状態で形成され、その内部に設置された一対の温度計測手段 5は独立して 温度を測定することができる。然も、一対の測温部 2及び一対の温度測定手段 5a、 5 bは熱応答特性が良好になるように構成されているので、腋下に差し込んだ場合に、 胴体側温度と上腕側温度が別々に測定されることとなり、腋下空間が平衡温度に達 して 、る状態力 かけ離れた状態であっても、平衡体温を正確に且つ短時間で測定 でさることとなる。
産業上の利用可能性
[0100] 本願発明に係る体温測定方法及び体温測定器は、被測定部位に押圧される複数 の独立した測温部と、当該複数の測温部により測定される複数の測定値に基づき測 定温度を表示する温度表示部とを具備して成る。具体的に独立した測温部を二とし た場合、体温測定器は、一対の測温部と、当該一対の測温部のそれぞれ内部に設 置される一対の温度測定手段と、当該一対の温度測定手段により測定される測定値 を表示する温度表示部とを具備し、前記一対の温度測定手段は独立して温度を測 定できるように構成したので、測定時間を短縮し、且つ測定結果に高い信頼性を付 与することができる。従って、家庭内では勿論のこと、救急車内や病院内等、体温を 測定する必要のあるところならば何処でも広く用いることが可能である。然も本願発明 の体温測定器は、構成が簡単であることから低コストで実現できる。また、子供やお 年寄りの方々も安心して使用することができる。
図面の簡単な説明
[0101] [図 1]本願発明の第一の実施の形態に係る体温測定器を概念的に示す斜視図 (a)と 側面図(b)である。
[図 2]第一の実施の形態に係る体温測定器の一対の測温部を概念的に示す断面図 (a)と平面図(b)である。
[図 3]図 2に示すフレキシブル ·プリント 'サーキットの拡大斜視図である。
[図 4]本願発明の第一の実施の形態に係る体温測定器の体温測定開始後の温度プ 口ファイルを模式的に示したものである。
[図 5]本願発明の第二の実施の形態に係る体温測定器の一対の測温部の斜視図で ある。
[図 6]従来の一般的な電子体温計の構造を概念的に示す正面図(a)及び測温プロ ーブ (b)の部分断面図である。
[図 7]従来技術による電子体温計の体温測定開始後の温度プロファイルを模式的に 示したものである。
[図 8]従来技術による測定時間を短縮する目的で開発された電子体温計の一例を概 念的に示す正面図である。
[図 9]従来技術による測定時間を短縮する目的で開発された電子体温計の一例を概 念的に示す先端部の部分断面図である。
符号の説明
[0102] 1 体温測定器
2 一対の測温部
2a, 2b 測温部
3 連結部 本体部
a 温度表示部
a, 5b 温度測定手段
パッキン
a、 7b 蓄熱部
a, 8b FPC
a、 9b 本願発明のデュアルセンサを用いた体温測定器の温度プロファイルa、 10b 測温部型枠
a, l ib 固定しろ
1 測温プローブ
1a ハウジング
1b キャップ
1c 接着剤
Id 温度測定手段
1e トド線
2 体温計本体
1、 162 従来の電子体温計の温度プロファイル
1 サーミスタ
2 センサキャップ
3 本体部分
3 サーミスタ
センサホルダ
7 ヒータ

Claims

請求の範囲
[1] 被測定部位に押圧される複数の独立した測温部によって体温を測定し、前記複数 の測温部によって測定される複数の測定値を温度表示部により表示することを特徴と する体温測定方法。
[2] 前記複数の独立した測温部によって測定された複数の測定値に基づき測定温度 を表示する温度表示部が、前記複数の測定値の中で最高温度及び最低温度及び 前記複数の測定値の平均温度の中で少なくとも一の温度を表示することを特徴とす る請求項 1に記載の体温測定方法。
[3] 前記独立した測温部を二とし、当該二の測温部に二の温度測定手段を有し、当該 二の温度測定手段によって測定された二の測定値によって被測定者の深層部の温 度及び前記二の測温部が押圧された被測定部位の状態を知ることを特徴とする請求 項 1又は請求項 2に記載の体温測定方法。
[4] 前記被測定者力 伝達された熱は、前記測温部の厚さ方向に伝達され、前記測温 部の裏面中央部に設けられた蓄熱部に蓄熱され、前記温度計測手段は前記測温部 の裏面と前記蓄熱部のとの間に設置されて温度を測定することを特徴とする請求項 1 乃至請求項 3の何れか一に記載の体温測定方法。
[5] 前記蓄熱部は、前記測温部を構成する材料の熱伝達率より良好な熱伝導率を有 する金属薄膜を、前記測温部を固定する測温部型枠から一定の距離を置 、て前記 測温部の裏面中央部に前記温度計測手段を挟んで貼り付けて構成されることを特徴 とする請求項 4に記載の体温測定方法。
[6] 前記二の測定値の内で、高い方の測定値を前記被測定者の深層部の体温とする ことを特徴とする請求項 3に記載の体温測定方法。
[7] 被測定部位に押圧される複数の独立した測温部と、当該複数の測温部により測定 される複数の測定値に基づき測定温度を表示する温度表示部とを具備して成ること を特徴とする体温測定器。
[8] 前記複数の測定値に基づき測定温度を表示する前記温度表示部が、前記複数の 測定値の中で最高温度及び最低温度及び前記複数の測定値の平均温度の中で少 なくとも一の温度を表示することを特徴とする請求項 7に記載の体温測定器。
[9] 前記独立した測温部を二とし、当該二の測温部と、当該二の測温部のそれぞれ内 部に設置される二の温度測定手段とを具備し、前記二の温度測定手段によって測定 された二の測定値によって被測定者の深層部の温度及び前記二の測温部が押圧さ れた被測定部位の状態を知るように構成して成ることを特徴とする請求項 7又は請求 項 8に記載の体温測定器。
[10] 前記温度測定手段は、前記測温部のそれぞれ裏面中央部に当接して設置され、 当該温度測定手段を覆って蓄熱部が構成されて成ることを特徴とする請求項 9に記 載の体温測定器。
[11] 前記蓄熱部は、前記測温部を構成する材料の熱伝達率より良好な熱伝導率を有 する金属薄膜を、前記測温部を固定する測温部型枠から一定の距離を置 、て前記 測温部の裏面中央部に前記温度計測手段を挟んで貼り付けて成ることを特徴とする 請求項 10に記載の体温測定器。
[12] 前記二の測温部は、熱絶縁部材を介し対向して組み合わされて成ることを特徴とす る請求項 9に記載の体温測定器。
[13] 前記熱絶縁部材は、シリコンゴムであることを特徴とする請求項 12に記載の体温測 疋器。
[14] 前記二の測温部は、ステンレス材で構成して成ることを特徴とする請求項 9又は請 求項 12に記載の体温測定器。
[15] 前記金属薄膜は、アルミニウムで構成して成ることを特徴とする請求項 11に記載の 体温測定器。
[16] 前記温度測定手段は、サーミスタ、熱電対、金属測温抵抗対、 IC温度センサ、磁 気温度センサの内から選ばれた一種であることを特徴とする請求項 9又は請求項 10 に記載の体温測定器。
[17] 前記温度測定手段は、フレキシブル ·プリント 'サーキットにより構成して成ることを 特徴とする請求項 9、請求項 10又は請求項 16に記載の体温測定器。
[18] 前記二の測温部のそれぞれの正面形状は円形である力、又は半楕円球形状或い は角部を丸めた直方体形状であり、当該半楕円球形状或いは角部を丸めた直方体 の長軸或いは最長辺方向は、前記被測定者の測定部位に前記一対の測温部を当 接させるために前記一対の測温部を差し込む動作方向に対して平行になるように構 成して成ることを特徴とする請求項 9、請求項 12又は請求項 14に記載の体温測定器
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