明 細 書
通信端末、ユーザデータ移動システム及びユーザデータ移動方法 技術分野
[0001] 本発明は、通信端末、ユーザデータ移動システム及びユーザデータ移動方法に関 し、特に、ノリューデータ等のユーザデータを利用してアプリケーションを実行する通 信端末、ユーザデータ移動システム及びユーザデータ移動方法に関する。
背景技術
[0002] 非接触型 ICチップを搭載すると共に、専用アプリケーションを実行することで電子 マネーや電子定期券等のいわゆる電子バリューを利用することができる携帯電話等 の通信端末が知られている。このような通信端末のユーザが、機種交換や電子バリュ 一の譲渡を行う際には、通信端末間でユーザデータとして電子バリューを移動させる 必要がある。
[0003] 電子ノ《リューの移動に関して、特許文献 1では、 ICカードに保持された電子バリュ 一を、所定の処理プログラムの処理手順に従って、 icカード読取り Z書込み装置及 びネットワーク等を介して接続されている他方の ICカードに移動する電子マネー移動 中継システムが記載されて 、る。
[0004] また、特許文献 2では、ユーザデータを携帯電話間で移動させるためのユーザデ ータ移行システムが記載されている。このユーザデータ移行システムでは、携帯電話 の機種交換に際して、まず、旧端末がコンテンツ (ユーザデータに相当)の属性情報 (例えばファイル名、プロノくイダ名 )を外部システムのテンポラリメモリに一時保管する 。そして、新端末がプロバイダに対してコンテンツの再ダウンロードを要求すると、プロ バイダは外部システムに対して問 、合わせを行 、、テンポラリメモリに格納されて 、る 属性情報を参照して新端末によるコンテンツのダウンロードを許可する。
特許文献 1 :特開平 9— 160990号公報
特許文献 2:特開 2005— 78418号公報
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0005] し力しながら、特許文献 1に記載の電子マネー移動中継システムは、 ICカード間で 電子ノリューを移動させることは可能である力 上述のような専用アプリケーションを 必要とする通信端末に適用する場合には、新端末または電子ノリューの譲受側とな る通信端末 (以下、受け側通信端末という)が専用アプリケーションを有していない限 り、電子ノリューが利用できな力つた。そのため、移動作業を実施する前にユーザが 受け側通信端末に専用アプリケーションを予め用意しておくか、入手先を確認してお く必要があり、作業が煩雑になっていた。また、電子バリューに加えて、専用アプリケ ーシヨンを旧端末または電子バリューの譲渡側となる通信端末 (以下、送り側通信端 末と!/、う)力も受け側通信端末に移動させるとしても、通信容量の低 、装置 (例えば I cカード読取り Z書込み装置)が介在するシステムでは、通信端末間での移動作業 が長時間にわたると 、う問題があった。
[0006] 一方、特許文献 2に記載のユーザデータ移行システムでは、コンテンツそのものは 送り側通信端末から受け側通信端末に直接送信されない。そのため、通信容量の低 V、装置が介在するシステムであっても、通信端末間での移動作業は比較的短時間 で終了させることができる。しカゝしながら、特許文献 1の場合と同様に、上述のような 専用アプリケーションを必要とする通信端末に適用する場合には、受け側通信端末 が専用アプリケーションを有していない限り、電子ノ《リューが利用できない。そのため 、移動とは別途にアプリケーションを入手する必要があり、作業が煩雑になっていた。
[0007] そこで、本発明は、ユーザデータを移動させた後に簡易かつ迅速に当該アプリケー シヨンを実行することができる通信端末、ユーザデータ移動システム及びユーザデー タ移動方法を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段
[0008] 本発明の通信端末は、他の通信端末に出力可能なユーザデータを利用してアプリ ケーシヨンを実行する通信端末であって、アプリケーションを送信可能なサーバのァ クセス先を含む管理データを作成する管理データ作成手段と、ユーザデータと管理 データとを他の通信端末に向けて送信するデータ送信手段と、を備える。
[0009] 本発明によれば、ユーザデータと共にアプリケーションを送信可能なサーバのァク セス先を他の通信端末に送信する。そのため、当該他の通信端末がユーザデータを
利用して実行するアプリケーションを有して 、な 、場合であっても、送信されたァクセ ス先を用いて、サーノから必要なアプリケーションを受信することができる。従って、 ユーザデータの移動作業を実施する前にユーザが専用アプリケーションを他の通信 端末に用意しておく必要や、入手先を確認しておく必要がなぐユーザデータを移動 させた後に簡易かつ迅速に他の通信端末において当該アプリケーションを実行する ことができる。
[0010] また、管理データは、アプリケーションを実行するために利用者を識別するユーザ 識別情報を更に含むようにしてもよい。このような構成とすることで、他の通信端末が アプリケーションを受信した後に、アプリケーションを実行するためにユーザ識別情報 を必要とする場合であっても、ユーザは当該他の通信端末において特別な作業を行 うことなぐアプリケーションを実行することができる。
[0011] また、管理データは、ユーザデータの格納先アドレスを含むようにしてもよい。このよ うな構成とすることで、アプリケーションとユーザデータが別個に格納される携帯端末 であっても、ユーザは他の携帯端末において特別な作業を行うことなぐアプリケーシ ヨンとユーザデータとの関連付けが取れた状態でアプリケーションを実行することがで きる。
[0012] また、データ送信手段が、ユーザデータと管理データとを格納する中 «格納手段を 具備する中継装置を経由して、ユーザデータと管理データとを他の通信端末へ送信 するようにしてもよい。このような構成とすることで、通信端末が他の通信端末に対し てユーザデータの書込みを直接行うための手段を有していない場合であっても、ュ 一ザデータの移動を実行することができる。
[0013] 本発明は、上記のように通信端末に係る発明として記述できる他に、以下のように ユーザデータ移動システムに係る発明またはユーザデータ移動方法に係る発明とし てち記述することがでさる。
[0014] 本発明のユーザデータ移動システムは、サーバと、第 1の通信端末と、第 2の通信 端末とを備えるユーザデータ移動システムであって、サーバは、第 2の通信端末に送 信するアプリケーションを格納するアプリケーション格納手段と、第 2の通信端末から アプリケーションの送信要求を受信する要求受信手段と、要求受信手段により受信さ
れた送信要求に応じて、アプリケーション格納手段に格納されているアプリケーション を第 2の通信端末に送信するアプリケーション送信手段と、を具備し、第 1の通信端 末は、サーバのアクセス先を含む管理データを作成する管理データ作成手段と、ァ プリケーシヨンで利用されるユーザデータと管理データとを第 2の通信端末に向けて 送信するデータ送信手段と、を具備し、第 2の通信端末は、第 1の通信端末のデータ 送信手段によって送信されたユーザデータと管理データとを受信するデータ受信手 段と、管理データのアクセス先を用いてサーバに接続することでサーバに対してアブ リケーシヨンの送信要求を送信する要求送信手段と、送信要求に応じてサーバから 送信されたアプリケーションを受信するアプリケーション受信手段と、を具備する。
[0015] また、本発明のユーザデータ移動方法は、ユーザデータを利用してアプリケーショ ンを実行する通信端末力 他の通信端末へ当該ユーザデータを移動するためのュ 一ザデータ移動方法であって、アプリケーションを送信可能なサーバのアクセス先を 含む管理データと、ユーザデータとを第 1の通信端末から第 2の通信端末へ送信す る第 1の送信ステップと、アクセス先を用いてサーバに接続した第 2の通信端末から の要求に応じて、サーノくから第 2の通信端末へアプリケーションを送信する第 2の送 信ステップと、を備える。
[0016] なお、上記のユーザデータ移動システムに係る発明及びユーザデータ移動方法に 係る発明は、上記の通信端末に係る発明と対応する技術的特徴を有し、同様の作用 及び効果を奏する発明である。
発明の効果
[0017] 本発明によれば、ユーザデータと共にアプリケーションを送信可能なサーバのァク セス先を他の通信端末に送信するため、当該他の通信端末は、送信されたアクセス 先を用いて、簡易かつ迅速にサーノから必要なアプリケーションを受信して、実行す ることがでさる。
図面の簡単な説明
[0018] [図 1]図 1は、本発明に係るユーザデータ移動システムの一実施形態を示すシステム 構成図である。
[図 2]図 2は、第 2の通信端末の表示部に表示されるアプリケーションのリストの例を示
す図である。
[図 3]図 3は、図 1に示したユーザデータ移動システムについて、第 2の通信端末にお けるアプリケーションのリスト作成までの動作を示すシーケンス図である。
[図 4]図 4は、図 1に示したユーザデータ移動システムについて、第 2の通信端末にお けるアプリケーションの受信に関する動作を示すシーケンス図である。
符号の説明
[0019] 1…ユーザデータ移動システム、 100…第 1の通信端末、 110…アプリケーション受 信部、 120…格納部、 130…ユーザデータ処理部、 131· ··ユーザデータ格納部、 14 0…管理データ作成部、 150…送信部、 151…要求送信部、 152…データ送信部、 160…入力部、 200…第 2の通信端末、 210…受信部、 211…アプリケーション受信 部、 212…データ受信部、 220…ユーザデータ処理部、 221…ユーザデータ格納部 、 222…ユーザデータ書込'読込部、 230…格納部、 240· ··リスト作成部、 250· "表 示部、 260…入力処理部、 270…要求送信部、 300…サーバ、 310· ··要求受信部、 320· ··アプリケーション格納部、 330· ··アプリケーション送信部、 400· ··中継装置、 4 10"'中«格納部、 420…書込'読込部、 N…情報通信ネットワーク。
発明を実施するための最良の形態
[0020] 本発明の実施形態に係るユーザデータ移動システムの構成について、図 1を参照 しながら説明する。図 1は、ユーザデータ移動システムのシステム構成図である。図 1 に示されるユーザデータ移動システム 1は、第 1の通信端末 100と、第 2の通信端末 2 00と、サーノ 300と、中 ϋ装置 400と、を備えて ヽる。
[0021] このユーザデータ移動システム 1において、基地局、交換機及びネットワーク等の 機器 (いずれも図示せず)から構成される情報通信ネットワーク Νを介して、第 1の通 信端末 100とサーバ 300との間、第 2の通信端末 200とサーバ 300との間のそれぞ れにおいて相互に情報通信を行うことができるように構成されている。また、中継装置 400を介して、第 1の通信端末 100と第 2の通信端末 200との間においても情報通信 を行うことができるように構成されて 、る。
[0022] 引き続いて、第 1の通信端末 100及び第 2の通信端末 200が、ユーザデータとして 電子バリュー (電子マネー及び電子定期券等)を利用するアプリケーションを実行可
能な通信端末である場合を例として、それぞれの構成の詳細を図 1を用いて説明す る。このような端末の例としては携帯電話機や通信機能を備える PDA (Personal Digit al Assistanceノがめる。
[0023] <第 1の通信端末 >
第 1の通信端末 100は、電子ノリューをユーザデータとして格納する非接触型 ICチ ップを搭載すると共に、アプリケーションにて電子ノリューを利用することが可能な端 末である。また、アプリケーションで利用されるユーザデータである電子ノリューは他 の通信端末に出力可能である。この第 1の通信端末 100は、ユーザデータの移動を 伴う機種交換や電子バリューの譲渡を行う際には、旧端末または電子バリューの譲 渡側となる通信端末 (送り側通信端末)となる。
[0024] 第 1の通信端末 100は、機能的な構成要素として、アプリケーション受信部 110と、 格納部 120と、ユーザデータ処理部 130と、管理データ作成部 140 (管理データ作 成手段)と、入力部 141と、送信部 150 (データ送信手段)と、を備える。
[0025] アプリケーション受信部 110は、後述する要求送信部 151による送信要求を受けて サーバ 300から送信されたアプリケーションを受信する部分である。アプリケーション 受信部 110が受信できるアプリケーションの機能は、特に限定されず、電子バリュー を利用するアプリケーションの他には、例として音楽再生、映像再生、ゲーム等のァ プリケーシヨンがある。
[0026] アプリケーション受信部 110が受信するアプリケーションのデータには、アプリケー シヨンを特定するアプリケーション識別情報 (アプリケーションの名前や機能名等)及 びサーバ 300のアクセス先等の属性情報が含まれている。この属性情報は、アプリケ ーシヨンのデータとあわせて受信するファイルのデータに含まれるものとすることがで きる。このようなファイルとしては、 ADF(Application Descriptor File)と呼ばれるフアイ ルがある。この ADFでは、属性情報として用いることができるアプリケーションの名前 または機能名、サーバ 300のアクセス先、アプリケーションのサイズ、最終更新日等 が記述されている。
[0027] アプリケーション受信部 110は、サーバ 300からアプリケーションを受信すると、属 性情報と共に格納部 120へ出力する。
[0028] 格納部 120は、アプリケーション受信部 110から出力されたアプリケーション及び属 性情報を格納する部分である。格納部 120に格納されるアプリケーション 121や属性 情報 122は、後述するユーザデータ処理部 130及び管理データ作成部 140による 要求に応じて、各種の処理及びデータの出力を実行できるように構成されている。
[0029] ユーザデータ処理部 130は、ユーザデータとして電子マネー等の電子バリューを取 り扱う部分であり、例えば、第 1の通信端末 100に組み込まれた非接触型 ICチップを 用いて構成することができる。このユーザデータ処理部 130は、ユーザデータを格納 するユーザデータ格納部 131を備えており、格納部 120に格納されて 、るアプリケー シヨン 121と連携しつつ、外部の読取り Z書込み装置(図示せず)と相互に通信する ことによってユーザデータ格納部 131に格納されて 、るデータの入出力及び書き換 えができるように構成されている。また、ユーザデータ処理部 130は、管理データ作 成部 140による要求に応じて、送信部 150へユーザデータ (例えば電子バリューに関 するデータ)を出力できるように構成されて 、る。
[0030] 管理データ作成部 140は、アプリケーション 121を送信可能なサーバのアクセス先
(例えば URL)及びアプリケーション 121を特定するアプリケーション識別情報 (例え ばアプリケーションの名前や機能名)等を含む管理データを作成する部分である。こ の管理データ作成部 140は、十字キーやテンキー等の入力手段(図示せず)を備え る入力部 141からのユーザデータ移動に関する指示を受けて、格納部 120に格納さ れて 、る属性情報 122を参照して、送信部 150のデータ送信部 152によって送信さ れる管理データを作成する。
[0031] 管理データ作成部 140によって作成される管理データは、アプリケーション 121を 送信可能なサーバ 300のアクセス先に限らず、アプリケーション 121を実行するため に利用者を識別するユーザ識別情報を含むようにすることができる。このような構成と することで、他の通信端末がアプリケーションを受信した後に、アプリケーションを実 行するためにユーザ識別情報を必要とする場合であっても、ユーザは第 2の通信端 末 200において特別な作業を行うことなぐアプリケーションを実行することができる。 また、第 2の通信端末 200において、有効なユーザ識別情報がない限りは、受信した アプリケーションを実行できないようにすることができる。
[0032] 例えば、第 1の通信端末 100が携帯電話機である場合、ユーザ識別情報としては、 契約者情報等が記録された UIM (User Identity Module)を特定するための UIM実 行情報とすることができる。 UIM実行情報をユーザ識別情報とすることで、機種交換 後の携帯電話機 (すなわち、第 2の通信端末 200)で使用されている UIMと、 UIM実 行情報によって特定される UIMとの同一性を確認して、 UIMがー致しない場合は、 ユーザが第 2の通信端末 200で受信したアプリケーションの実行をできないようにす ることがでさる。
[0033] また、作成される管理データは、ユーザデータ格納部 131におけるユーザデータの 格納先アドレスを含むようにすることができる。ユーザデータの格納先アドレスを含む 管理データを他の通信端末へ送信することで、管理データを受信した他の通信端末
(第 2の通信端末 200)は、ユーザデータの格納部(ユーザデータ格納部 221)にお Vヽてユーザデータを格納するアドレスを、ユーザデータ格納部 131にお!/、てユーザ データを格納するアドレスと同じものとすることができる。従って、携帯端末において アプリケーションとユーザデータとが別個に格納される場合であっても、ユーザは他 の携帯端末において特別な作業を行うことなぐアプリケーションとユーザデータとの 関連付けが取れた状態でアプリケーションを実行することができる。
[0034] 送信部 150は、サーバ 300及び中継装置 400に向けてデータを送信する部分であ り、要求送信部 151と、データ送信部 152と、を備えている。要求送信部 151は、情 報通信ネットワーク Nを介してサーバ 300に対してアプリケーションの送信要求を送 信する。また、データ送信部 152は、直接または後述する中継装置 400を経由させ て、ユーザデータと管理データとを第 2の通信端末 200に向けて送信する。なお、こ の送信における他の装置 (サーバ 300または中継装置 400)との接続は、無線でも有 線でもよい。
[0035] 以上の構成を備える本実施形態に係る第 1の通信端末 100の作用 '効果について 説明する。本実施形態の第 1の通信端末 100によれば、ユーザデータと共にアプリケ ーシヨンを送信可能なサーバ 300のアクセス先を第 2の通信端末 200に送信する。そ のため、第 2の通信端末 200がユーザデータを利用して実行するアプリケーションを 有していない場合であっても、送信されたアクセス先を用いて、サーバ 300から必要
なアプリケーションを受信することができる。従って、ユーザデータの移動作業を実施 する前にユーザが専用アプリケーションを第 2の通信端末 200に用意しておく必要や 、入手先を確認しておく必要がなぐユーザデータを移動させた後に簡易かつ迅速 に第 2の通信端末 200において当該アプリケーションを実行することができる。
[0036] <第 2の通信端末 >
第 2の通信端末 200は、第 1の通信端末 100と同様に、非接触型 ICチップを搭載 すると共に、アプリケーションを実行することで電子バリューの利用が可能な端末であ る。この第 2の通信端末 200は、後述するユーザデータの移動を伴う機種交換ゃ電 子ノ リューの譲渡を行う際には、新端末または電子ノ リューの譲受側となる通信端末
(受け側通信端末)となる。
[0037] 第 2の通信端末 200は、機能的な構成要素として、受信部 210 (アプリケーション受 信手段、データ受信手段)と、ユーザデータ処理部 220と、格納部 230と、リスト作成 部 240と、表示部 250と、入力処理部 260と、要求送信部 270 (要求送信手段)と、を 備える。
[0038] 受信部 210は、第 1の通信端末 100、サーバ 300及び中継装置 400から送信され たデータを受信する部分であり、アプリケーション受信部 211 (アプリケーション受信 手段)と、データ受信部 212 (データ受信手段)と、を備える。
[0039] アプリケーション受信部 211は、第 1の通信端末 100のアプリケーション受信部 110 と同等の機能を有しており、後述する要求送信部 270による送信要求を受けてサー バ 300から送信されたアプリケーションを受信する部分である。このアプリケーション 受信部 211は、サーバ 300のアプリケーション送信部 330からアプリケーションを受 信すると、格納部 230へ出力する。なお、第 1の通信端末 100の場合と同様に、アブ リケーシヨン受信部 211が受信できるアプリケーションの機能は特に限定されない。ま た、アプリケーション受信部 211は、属性情報が含まれているアプリケーションを受信 しても、アプリケーションのデータとあわせて ADF(Application Descriptor File)を受信 してちよい。
[0040] データ受信部 212は、第 1の通信端末 100から直接または後述する中継装置 400 を経由させて送信されたユーザデータ及び管理データを受信する部分である。上述
のように、管理データには、アプリケーション 121を送信可能なサーバ 300のアクセス 先及びアプリケーション 121を特定するアプリケーション識別情報が含まれている。こ のデータ受信部 212は、受信したユーザデータ及び管理データを受信すると、ユー ザデータをユーザデータ処理部 220へ、管理データを格納部 230へそれぞれ出力 する。
[0041] ユーザデータ処理部 220は、第 1の通信端末 100のユーザデータ処理部 130と同 等の機能を有しており、ユーザデータとして電子マネー等の電子バリューを取り扱う 部分である。なお、ユーザデータ処理部 220は、ユーザデータ処理部 130と同様に、 第 2の通信端末 200に組み込まれた非接触型 ICチップを用いて構成することができ る。このユーザデータ処理部 220は、ユーザデータを格納するユーザデータ格納部 221を備えており、格納部 230に格納されているアプリケーション 231と連携しつつ、 外部の読取り Z書込み装置(図示せず)と相互に通信することによって格納されて 、 るデータの入出力及び書き換えができるように構成されて 、る。
[0042] 格納部 230は、アプリケーション受信部 211から出力されたアプリケーション及び属 性情報並びにデータ受信部 212から出力された管理データを格納する部分である。 格納部 230に格納されたアプリケーション 231、属性情報 232及び管理データ 233 は、ユーザデータ処理部 220及び後述するリスト作成部 240による要求に応じて、各 種の処理及びデータの出力を実行できるように構成されて 、る。
[0043] リスト作成部 240は、アプリケーション受信部 211により受信されたアプリケーション のリストを作成し、また、データ受信部 212により受信した管理データで示されるアブ リケーシヨンのリストを作成する部分である。作成されたリストは、アプリケーションの起 動に用いるメニューとして表示部 250に表示される。
[0044] リスト作成部 240によって作成されるリストでは、管理データを受信したアプリケーシ ヨンのうち、当該アプリケーションが格納部 230に格納されていないものが表示部 25 0において第 1の態様 (例えば、図 2 (a)のグレーアウト表示 251)で表示され、格納部 230に格納されているアプリケーションが第 1の態様と異なる第 2の態様 (例えば、図 2 (b)及び (c)の通常表示 252)で表示される。なお、図 2 (b)は、管理データを受信 したアプリケーションのうち、一部のアプリケーションが格納部 230に格納されている
場合に対応し、図 2 (c)は、管理データを受信したアプリケーションの全てが格納部 2 30に格納されている場合に対応する。このように、第 1の態様と第 2の態様との間に 差異を持たせることで、格納部 230に格納されているアプリケーションと、格納部 230 に格納されて 、な 、アプリケーションとを容易に識別することができる。
[0045] なお、リスト作成部 240によって作成されるリストは、管理データ 233のアプリケーシ ヨン識別情報に含まれているアプリケーションの名前または機能名が列挙されたもの としてもよい(図 2 (a)〜(c)参照)。更に、第 1の態様は、グレーアウト表示 251とあわ せてまたはグレーアウト表示 251の代わりに、アプリケーションの名前または機能名に 記号、符号もしくは図形を付加したものでもよ!ヽ(図 2 (a)〜 (b)参照)。
[0046] 表示部 250は、リスト作成部 240によって作成されたリストを表示する部分である(図 2 (a)〜(c)参照)。この表示部 250は、例えば、第 2の通信端末 200に組み込まれた 液晶画面を用いて構成され、第 2の通信端末 200の音声通信機能、データ通信機能 の機能に関する表示を行う部分と共有させることができる。
[0047] 入力処理部 260は、表示部 250に表示されたリストにぉ 、て、十字キーやテンキー 等の入力手段(図示せず)等を用いて選択されたアプリケーションに応じて、アプリケ ーシヨンの実行もしくは受信のための処理を行う。具体的には、リストで選択されたァ プリケーシヨンが格納部 230に格納されていると判断した場合、当該アプリケーション を実行するための処理を行う。一方、リストで選択されたアプリケーションが格納部 23 0に格納されていないと判断した場合、入力処理部 260は、格納部 230に格納され た管理データ 233から選択されたアプリケーションが格納されているサーバ 300のァ クセス先を読み出して、要求送信部 270に出力すると共に、サーバ 300に対して当 該アプリケーションの送信要求を送信するための指示を要求送信部 270に出力する 。なお、アプリケーションが格納部 230に格納されている力否かの判断は、例えば、 格納部 230に対してアプリケーションの読み出しを試行することで行うことができる。
[0048] 要求送信部 270は、入力処理部 260によるサーバ 300のアクセス先及びアプリケ ーシヨンの送信要求に関する出力を受けて、管理データ 233に含まれるアクセス先を 用いてサーバ 300に対してアプリケーションの送信要求を送信する。
[0049] 以上の構成を備える本実施形態に係る第 2の通信端末 200の作用 '効果について
説明する。本実施形態の第 2の通信端末 200によれば、データ受信部 212がサーバ のアクセス先 (例えば、 URL)及びアプリケーション識別情報を含む管理データを他 の通信端末 (第 1の通信端末 100)から受信すると、リスト作成部 240が格納部 230に 格納されていないアプリケーションを含むリストを作成する。そして、作成されたリスト において、格納部 230に格納されていないアプリケーションが選択されると、第 2の通 信端末 200は、管理データ 233に含まれるアクセス先を用いてサーバ 300に対して 当該アプリケーションの送信要求を送信する。従って、ユーザは、電子メールを閲覧 するためのアプリケーション等を起動することなぐリストから選択するだけで第 2の通 信端末 200へ簡単にアプリケーションをダウンロードすることができる。
[0050] <サーバ >
サーバ 300は、機能的な構成要素として、要求受信部 310と、アプリケーション格納 部 320と、アプリケーション送信部 330と、を備える。
[0051] 要求受信部 310は、第 1の通信端末 100の要求送信部 151または第 2の通信端末 200の要求送信部 270からのアプリケーションの送信要求を受信する部分である。受 信した送信要求は、アプリケーション格納部 320へ出力される。
[0052] アプリケーション格納部 320は、第 1の通信端末 100及び第 2の通信端末 200にお V、て利用されるアプリケーションを格納する部分である。アプリケーション格納部 320 は、要求受信部 310からの入力を受けて、通信端末からの送信要求に対応するアブ リケーシヨンをアプリケーション送信部 330へ出力する。
[0053] アプリケーション送信部 330は、アプリケーション格納部 320からの入力を受けて、 送信要求を送信した通信端末に送信要求に対応するアプリケーションを送信する。
[0054] <中継装置 >
中継装置 400は、第 1の通信端末 100から第 2の通信端末 200へ送信されるユー ザデータと管理データとを中継するための装置であり、機能的な構成要素として、中 継格納部 410を備える。中継格納部 410は、第 1の通信端末 100のデータ送信部 1 52から送信されたユーザデータと管理データとを格納し、第 2の通信端末 200のデ ータ受信部 212へ送信する。なお、データ受信部 212への送信が完了した後、中継 装置 400は、中継格納部 410に格納されたユーザデータと管理データとを消去する
ように構成してもよい。
[0055] また、中継装置 400は、情報通信ネットワーク Nと接続されておらず、第 1の通信端 末 100、第 2の通信端末 200及びサーバ 300によって構成される別個のネットワーク として構成する。このような中継装置 400としては、パソコンを用いることが可能であり 、第 1の通信端末 100と中継装置 400との間の接続及び第 2の通信端末 200と中継 装置 400との間の接続は、無線でも有線でもよい。
[0056] 本実施形態に係るユーザデータ移動システム 1において上述の中継装置 400を設 けることで、第 1の通信端末 100は、情報通信ネットワーク Nを介さずにユーザデータ と管理データとを第 2の通信端末 200へ送信することができる。従って、不特定多数 が接続することができる情報通信ネットワーク Nを介したユーザデータの移動と比べ て、外部力 の侵入によるハッキングやデータ改ざん等の可能性を低減することがで きる。また、第 1の通信端末 100が第 2の通信端末 200のユーザデータ格納部 221に 対してユーザデータの書込みを直接行うことができな 、構成とされて 、る場合であつ ても、ユーザデータの移動を実行することができる。
[0057] <ユーザデータ移動方法、第 2の通信端末におけるリスト表示方法 >
次に、本発明の実施形態に係るユーザデータ移動方法について、図 3及び図 4を 参照しつつ説明する。また、ユーザデータの移動に伴い第 2の通信端末 200で実行 されるリスト表示方法についても、あわせて説明する。図 3は、図 1に示したユーザデ ータ移動システムについて、第 2の通信端末におけるアプリケーションのリスト作成ま での動作を示すシーケンス図であり、図 4は、図 1に示したユーザデータ移動システ ムについて、第 2の通信端末におけるアプリケーションの受信に関する動作を示すシ 一ケンス図である。
[0058] なお、以下の説明では、ユーザが第 1の通信端末 100から第 2の通信端末 200へ の機種交換を行うために、第 1の通信端末 100のユーザデータ格納部 131に格納さ れて 、る全ての種類のユーザデータ (電子マネー及び電子定期券等)を第 2の通信 端末 200に移動し、当該ユーザデータを利用するために必要なアプリケーションを第 2の通信端末 200で利用可能とする場合を取り上げる。
[0059] まず、管理データ作成部 140は、第 1の通信端末 100の入力部 141においてユー
ザデータ移動の指示が入力されると (S101)、格納部 120の属性情報を参照して、 ユーザデータに対応するアプリケーションを送信可能なサーバ 300のアクセス先を含 む管理データを作成する(S102)。なお、上述のように、管理データ作成部 140で作 成される管理データは、サーノ 300のアクセス先の他に、アプリケーション識別情報( アプリケーションの名前や機能名等)、ユーザ識別情報またはユーザデータの格納 先アドレスを含むようにしてもょ 、。
[0060] データ送信部 152は、管理データ作成部 140によって作成された管理データが入 力された後、管理データ作成部 140の要求を受けてユーザデータ格納部 131から出 力されたユーザデータが入力され、ユーザデータ及び管理データを中 ϋ装置 400に 送信する(S 103)。
[0061] 中 ϋ装置 400は、ユーザデータ及び管理データを受信した後、ユーザデータ及び 管理データを中継格納部 410に一時的に格納し (S104、 S 105)、第 2の通信端末 2 00のデータ受信部 212へ送信する(S106)。なお、データ受信部 212への送信は、 ユーザデータ及び管理データを中継格納部 410に格納した後に自動的に開始して も、第 1の通信端末 100または中継装置 400のユーザの指示を受けてから開始して もよい。また、中継格納部 410に格納されたユーザデータ及び管理データは、データ 受信部 212への送信が正常に完了した後に消去するようにしてもよい。
[0062] 第 2の通信端末 200は、データ受信部 212でユーザデータ及び管理データを受信 した後、ユーザデータ及び管理データを格納部 230に格納する(S107、 S108)。
[0063] これにより、ユーザデータ移動システム 1において、ユーザデータを利用するために 必要なアプリケーションを送信可能なサーバ 300のアクセス先等を含む管理データと 、当該ユーザデータとを第 1の通信端末 100から第 2の通信端末 200へ送信するた めの処理 (第 1の送信ステップ)が完了する。また、第 2の通信端末 200においては、 管理データを第 1の通信端末 100から受信するための処理が完了する。
[0064] リスト作成部 240は、格納部 230にユーザデータ及び管理データが格納された後、 受信した管理データ 233及び既に格納されているアプリケーション 231の属性情報 2 32を利用して、アプリケーションの起動に用いるメニューのリストを作成し、表示部 25 0に表示する(S109)。 S109において作成されるリストは、図 2 (a)から(c)に示され
るように、格納部 230に格納されて 、な 、アプリケーションが表示部 250にお 、てグ レーアウト表示 251 (第 1の態様)で示され、格納部 230に格納されているアプリケー シヨンが通常表示 252 (第 2の態様)で示される。
[0065] これにより、管理データを受信したアプリケーションであって、且つ、格納部 230に 格納されて ヽな 、アプリケーションのリストを作成する処理及び作成されたリストを表 示する処理が完了する。
[0066] 引き続き、第 2の通信端末 200においてユーザデータを利用するために必要なァ プリケーシヨンを受信するための処理を説明する。
[0067] 入力処理部 260を用いて、リスト作成部 240によって作成されたリストのアプリケー シヨンが選択されると(S201)、入力処理部 260は選択されたアプリケーションが格納 部 230に格納されているか否かを確認する(S202)。この確認には、格納部 230に 対してアプリケーションの読み出しを試行することで行うことができる。また、格納部 2 30に格納されて 、る属性情報 232及び管理データ 233を用いてもょ 、。
[0068] 選択されたアプリケーションが格納部 230に格納されて 、な 、場合、入力処理部 2 60は、格納部 230に格納された管理データ 233を参照し、選択されたアプリケーショ ンが格納されて 、るサーバ 300のアクセス先と、サーバ 300に対して当該アプリケー シヨンの送信要求を送信するための指示とを要求送信部 270に出力する。
[0069] 要求送信部 270は、入力処理部 260によるサーバ 300のアクセス先及びアプリケ ーシヨンの送信要求に関する出力を受けて、サーバ 300に対するアプリケーションの 送信要求を生成して(S203)、サーバ 300へ送信する(S204)。これにより、リストに ぉ 、て格納部 230に格納されて ヽな 、アプリケーションが選択された時に、管理デ ータ 233のアクセス先を用いてサーバ 300に対してアプリケーションの送信要求が送 信される。
[0070] 一方、選択されたアプリケーションが格納部 230に格納されて 、る場合、アプリケー シヨンを受信するための処理を行わずに、入力処理部 260はアプリケーションを実行 するための処理を行う。
[0071] サーバ 300の要求受信部 310で受信した送信要求を受けて、アプリケーション格納 部 320は、第 2の通信端末 200の送信要求に対応するアプリケーションをアプリケー
シヨン送信部 330へ出力することで、アプリケーションが取出される(S205)。アプリケ ーシヨン格納部 320からの入力を受けて、アプリケーション送信部 330はアプリケー シヨンを第 2の通信端末 200のアプリケーション受信部 211に送信する(S206)。
[0072] 格納部 230は、アプリケーション受信部 211が受信した後に出力されたアプリケー シヨンを格納する(S207)。ここで、格納部 230に格納されている管理データがユー ザデータの格納先アドレスを含む場合、ユーザデータ処理部 220は、ユーザデータ 格納部 221にお 、て管理データにて指定された格納先アドレスにユーザデータを格 納する(S208)。
[0073] 格納部 230がサーバ 300から受信したアプリケーションを格納した後、リスト作成部 240は、図 2 (a)から (b)に示されるように格納済みのアプリケーションを通常表示 25 2で示し、未格納のアプリケーションを引き続きグレーアウト表示 251で示すことでリス トを更新する(S 209)。
[0074] これにより、管理データ 233のアクセス先を用いてサーバ 300に接続した第 2の通 信端末 200からの要求に応じて、サーバ 300から第 2の通信端末 200ヘアプリケー シヨンを送信するための処理 (第 2の送信ステップ)が完了する。
[0075] 以上のステップを備える本実施形態に係るユーザデータ移動方法によれば、ユー ザデータと共にアプリケーションを送信可能なサーバ 300のアクセス先を第 2の通信 端末 200に送信する。そのため、第 2の通信端末 200がユーザデータを利用して実 行するアプリケーションを有して ヽな 、場合であっても、送信されたアクセス先を用い て、サーバ 300から必要なアプリケーションを受信することができる。従って、ユーザ データの移動作業を実施する前にユーザが専用アプリケーションを第 2の通信端末 2 00に用意しておく必要や、入手先を確認しておく必要がなぐユーザデータを移動さ せた後に簡易かつ迅速に他の通信端末において当該アプリケーションを実行するこ とがでさる。
[0076] また、以上のステップを備える本実施形態に係るユーザデータ移動方法は、第 2の 通信端末 200については、アプリケーションのリストを表示するためのリスト表示方法 として捉えることができる。そして、このユーザデータ移動方法によれば、第 2の通信 端末 200のデータ受信部 212がサーバのアクセス先(例えば、 URL)及びアプリケー
シヨン識別情報を含む管理データを第 1の通信端末 100から受信すると、リスト作成 部 240が格納部 230に格納されて ヽな 、アプリケーションを含むリストを作成する。そ して、作成されたリストにおいて、格納部 230に格納されていないアプリケーションが 選択されると、管理データのアクセス先を用いてサーバ 300に対して当該アプリケー シヨンの送信要求を送信する。従って、ユーザは、電子メールを閲覧するためのアブ リケーシヨン等を起動することなぐリストから選択するだけで第 2の通信端末 200へ簡 単にアプリケーションをダウンロードすることができる。
[0077] なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなぐ本発明の要旨を 逸脱しな 、範囲内にお 、て種々の変更が可能であることは勿論である。
[0078] 例えば、送信部 150及び受信部 210に赤外線通信、近距離無線通信、ユーザデ ータのリーダ Zライタ等の手段を設けることで、中継装置 400を介さずに第 1の通信 端末 100から第 2の通信端末 200へユーザデータ及び管理データを直接送信する 構成(図 1にお 、て一点鎖線で示す経路)とすることができる。
[0079] また、上記の実施の形態では、第 1の通信端末 100から第 2の通信端末 200への 機種交換を行う場合を説明したが、格納されて 、る電子マネーの一部を譲渡するた めにユーザデータを移動する場合についても、本発明を同様に適用することができ る。
[0080] また、上記の実施の形態では、第 1の通信端末 100は第 2の通信端末 200と異なる 構成としているが、一方の通信端末に欠落している構成(リスト作成部 240、表示部 2 50、入力処理部 260等)を付加することで、第 1の通信端末 100と第 2の通信端末 20 0とが同一の構成となるようにしてもょ 、。
産業上の利用可能性
[0081] 本発明によれば、ユーザデータを移動させた後に簡易かつ迅速に当該アプリケー シヨンを実行することができる通信端末、ユーザデータ移動システム及びユーザデー タ移動方法を提供することができる。