WO2007099810A1

WO2007099810A1 - 入力支援装置およびその方法

Info

Publication number: WO2007099810A1
Application number: PCT/JP2007/053013
Authority: WO
Inventors: Takao Yamada
Original assignee: Pioneer Corporation
Priority date: 2006-03-01
Filing date: 2007-02-20
Publication date: 2007-09-07

Abstract

　回転体部の接触操作に応じた第１操作信号に基づいて接触操作した旨を認識すると、回転体部の回転操作に応じた第２操作信号に基づいて、表示する処理の内容に関する項目に対応したアイコンを順次切り替えて表示させる。接触操作が解除した旨を認識すると、切り替えて表示しているアイコンに対応し実行させる処理を特定させる旨の設定入力信号を出力し、処理を実行するための設定入力をする。単に回転体部を回転させて所望とするアイコンの位置で手を離すのみの一動作で処理を特定できる。

Description

明細書

入力支援装置およびその方法

技術分野

[0001] 本発明は、情報処理装置で実施する処理に対応し報知手段により報知される処理の内容に関する複数の項目のいずれかを選択して特定し前記情報処理装置で処理させる旨の設定入力をさせる入力支援装置およびその方法に関する。

背景技術

[0002] 従来、例えば音響装置や車載ナビゲーシヨン装置などにぉ、て、複数のソースの切替操作や案内誘導のための複数の設定項目の入力操作など、複数の項目から、ずれかの項目を選択するための設定入力として、例えばポインティング ·デバイスを用いる構成が知られている（例えば、特許文献 1参照)。

この特許文献 1に記載のものは、スティックの長軸を一回りするように所定距離離間して、スティックと接触することによりスティック力も受ける力ベクトルに対する信号を出力する水平面内ベクトル検出機構を設けるとともに、スティックの長軸方向にかけられる力を検出する検出器とを設ける。そして、水平面内ベクトル検出機構力も出力される信号に応答して、力ベクトルの評価値が所定の条件を満たしている場合、評価値に応じた第 1種類の操作を実施させ、評価値が所定の条件を満たして!、な!、場合、第 2種類の操作を実施させる。

[0003] 特許文献 1：特許第 3247630号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0004] し力しながら、上記特許文献 1に記載のような従来のスティックの傾斜と押動との双方の動作に従って選択された項目を選定する処理では、スティックの傾斜操作にて複数の項目を切り替え、押動操作により選択されている項目に決定する処理が実施されるので、傾斜操作および押動操作の双方を実行する必要がある。このことにより、より操作性の向上が望まれている点が一例として挙げられる。

本発明は、このような実情などに鑑みて、複数の入力項目力の選定が容易な入力支援装置およびその方法を提供することを一つの目的とする。

課題を解決するための手段

[0005] 本発明の入力支援装置は、情報処理装置で実施する処理に対応し報知手段により報知される前記処理の内容に関する複数の項目のいずれかを選択して特定し前記情報処理装置で処理させる旨を設定入力させる入力支援装置であって、回転操作面を有し回転操作可能に設けられた回転子と、この回転子の回転操作面に設けられ接触操作に応じた第 1操作信号を検出する接触操作検出手段と、前記回転子の回転操作に応じた第 2操作信号を出力する回転操作検出手段と、前記接触操作検出手段カゝら出力される前記第 1操作信号に基づいて接触操作された旨を認識すると、前記回転操作検出手段から出力される前記第 2操作信号に応じて前記報知手段で報知する前記項目を順次切り替えて報知させるとともに、この報知手段での切替報知時に前記第 1操作信号に基づいて接触操作が解除された旨を認識すると、前記報知手段で報知して!/、る前記項目に対応する処理を前記情報処理装置で実施させるための前記項目を特定する旨の設定入力信号を出力し前記情報処理装置で設定入力させる設定入力手段と、を具備したことを特徴とした入力支援装置である。

[0006] 本発明の入力支援方法は、演算手段により、情報処理装置で実施する処理に対応し報知手段により報知される前記処理の内容に関する複数の項目のいずれかを選択して特定し前記情報処理装置で処理させる旨を設定入力させる入力支援方法であって、前記演算手段は？、回転操作面を有し回転操作可能に設けられた回転子における前記回転操作面の接触操作に応じた第 1操作信号を認識する第 1認識ェ程と、前記回転操作における回転操作に応じた第 2操作信号を認識する第 2認識ェ程と、前記第 1操作信号に基づいて接触操作された旨を認識すると、前記第 2操作信号に応じて前記報知手段で報知する前記項目を順次切り替えて報知させる切替報知工程と、この切替報知工程で報知する処理を実施中に、前記第 1操作信号に基づいて接触操作が解除された旨を認識すると、前記報知手段で報知している前記項目に対応する処理を前記情報処理装置で実施させるための前記項目を特定する旨の設定入力信号を出力し前記情報処理装置で設定入力させる設定入力工程と、を実施することを特徴とする入力支援方法である。図面の簡単な説明

[0007] [図 1]本発明における一実施形態に係る再生システムの概略構成を示すブロック図である。

[図 2]前記一実施形態における再生システムを構成する情報処理装置を示す平面図である。

[図 3]前記一実施形態におけるアイコンの切替表示の状態を説明する一覧表示画面を示す説明図である。

[図 4]前記一実施形態におけるアイコンが特定された状態を説明する一覧表示画面を示す説明図である。

[図 5]前記一実施形態におけるメニュー画面のアイコンの表示形態の切替処理に関する動作を示すフローチャートである。

[図 6]本発明における他の実施形態でのアイコンの切替表示の状態を説明する一覧表示画面を示す説明図である。

[図 7]本発明におけるさらに他の実施形態でのアイコンの切替表示の状態を説明する一覧表示画面を示す説明図である。

符号の説明

[0008] 300 f青報処理装置

400…一' f青報処理装置としても機能する演算手段としての設定入力手段である情報処理手段

500……入力支援装置を構成するスィッチ装置

600……回転子としての回転体部

810……回転操作検出手段としての回転移動検出手段

820……接触操作検出手段としての押圧検出手段？

発明を実施するための最良の形態

[0009] 〔再生システムの構成〕

以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。

本実施形態では、例えば、音声コンテンツである音声データおよび映像コンテンツである映像データを有したコンテンツを、音声および映像として出力手段から再生させるための処理をする情報処理装置を備えた再生システムを例示する力この限りではない。例えば、映像や音声を再生させるための音響装置に限らず、例えばゲーム機における各種ゲームの切替、車載用ナビゲーシヨン装置における各種移動支援のための設定項目の切替、放送番組のチャンネルの切替、家電機器で実施する各種処理や設定項目の切替、製造装置や駆動装置などの各種制御装置で実施する複数の制御内容の切替など、各種処理を実施する装置で実施させる処理を適宜切り替えて特定するいずれの形態に適用できる。そして、コンテンツとしては、例えば、音声データのみのコンテンツや、映像データのみのコンテンツ、あるいは映像データと文字データとを含むコンテンツなどを対象とすることができる。また、記録媒体に記録されたコンテンツの他、例えばチューナやインターネットなどのネットワークを介して受信するコンテンツの異なるソース力適宜選択して再生させる構成を例示するが、この限りではない。すなわち、いずれかのソースのみとして、再生させるコンテンツの切替ゃ再生条件を設定するための各種設定項目の切替など、いずれの処理内容を設定入力させる構成に適用できる。また、情報処理装置として DJ用再生装置を例示し、この DJ用再生装置に出力手段が接続されるシステム構成を例示するが、例えば、家庭用や業務設置用などの音響装置や、テレビジョンなどの出力手段が一体構成のものなど、各種構成に適用できる。

図 1は、本発明の再生装置に係る再生システムの概略構成を示すブロック図である。図 2は、再生システムを構成する情報処理装置を示す平面図である。図 3は、アイコンの切替表示の状態を説明する一覧表示画面を示す説明図である。

[0010] 図 1において、 100は再生システムで、この再生システム 100は、処理対象のコンテンッである音声や音楽に関する音情報や画像や映像に関する像情報を再生する。この再生システム 100は、出力手段 200と、情報処理装置 300と、を備えている。

[0011] 出力手段 200は、情報処理装置 300から出力される信号に基づいて、音声や音楽、あるいは画像や映像として出力する。この出力手段 200は、発音手段 210と、表示手段 220と、を備えている。発音手段 210は、図示しないスピーカを備えている。そして、発音手段 210は、情報処理装置 300から音情報に対応した信号を取得すると、例えば増幅などの処理を適宜実行してスピーカ力音声や音楽として発音により出力する。

一方、表示手段 220は、情報処理装置 300から像情報に対応した信号を取得すると、適宜処理して画像や映像として表示により出力する。この表示手段 220としては、例えば液晶表示パネルや有機 EL (Electro Luminescence)パネル、 PDP (Plasma Dis play Panel)、 CRT (Cathode-Ray Tube)、 FED (Field Emission Display)、電気泳動ディスプレイパネルなどが例示できる。

[0012] 情報処理装置 300は、いわゆる DJ用再生装置で、図示しない記録媒体に記録されたコンテンツを出力手段 200で出力可能に処理する。この処理としては、例えば、デイスクジョッキ（DJ)と呼ばれる奏者力レコードプレーヤを用いてレコード盤の音楽情報を演奏する場合と同様な操作に対応したコンテンツの処理である。

ここで、記録媒体としては、例えば CD— ROM (Compact Disc-Read Only Memory )、 DVD-ROM (Digital Versatile Disc - Read Only Memory)、 DVD-R (Digital V ersatile Disc-Recordable)、 DVD― RW (Digital Versatile Disc - Rewritable)、などの光ディスク、光磁気（MO : magneto- optical)ディスク、ハードディスク（HD : Hard Di sk)などの磁気ディスク、あるいはメモリカードや IC (Integrated Circuit)カードなど、着脱可能な構成の他、半導体メモリなども対象とすることができる。

[0013] そして、情報処理装置 300は、例えば図 2に示すように、 ABS (Acrylonitrile-Butadi ene-Styrene)榭脂にて略矩形状に形成された本体ケース 301を有して、る。

この本体ケース 301内には、記録媒体に記録されたコンテンッを読み取つて出力手段 200で出力すなわち再生させるための処理をする情報処理装置としての演算手段である情報処理手段 400が設けられている。また、本体ケース 301の一側面である正面（図 2中の下側）には、側方に向けて開口する挿入口 302が設けられている。この挿入口 302は、記録媒体が挿通して本体ケース 301内外へ搬送可能に設けられている。なお、挿入口 302は、 1つに限らず、異なる種別の記録媒体が利用可能である場合には、それら種別に対応して複数設けられていてもよい。

[0014] そして、情報処理装置 300の本体ケース 301内には、本体ケース 301の外面に一部臨んで配設された、報知手段である表示手段としても機能し得る第 1表示装置 31 0と、ドライブ 330と、操作手段であるスィッチ部 340と、通信手段 350と、記憶手段 3 60と、スィッチ装置 500と、演算手段としての設定入力手段である情報処理手段 400 と、などを備えている。

[0015] 第 1表示装置 310は、本体ケース 301の上面（図 2で示される面）に臨んで配設され、情報処理手段 400に接続されている。そして、第 1表示装置 310は、情報処理手段 400から出力される制御信号により、コンテンツの特性や処理状況などを表示する。具体的には、例えば記録媒体に記憶され複数の映像データを処理する場合、映像データの数や再生処理してヽる映像データの順番であるトラック番号、記録された全映像データの総再生時間や映像データ毎の再生時間あるいは再生中の映像データの再生時間、再生中の映像データの再生速度、映像データの再生位置およびその前後における音声データの音量や所定の周波数以下である低音域の音量、再生中の映像データの通常時の再生速度に対する速度の割合などを表示する。

この第 1表示装置 310としては、例えば液晶表示パネルや有機 ELパネル、 PDP、 CRT, FED,電気泳動ディスプレイパネルなど、各種表示装置が利用できる。

なお、この第 1表示装置 310は、各種メニュー画面やプレイリストなどを表示可能としてちよい。

[0016] ドライブ 330は、情報処理手段 400に接続され、情報処理手段 400から出力される制御信号により、記録媒体が着脱可能に装着され、記録媒体に記録されたコンテンッなどを読み取る読取処理、さらには記録媒体へコンテンツなどを記録する記録処理をも実施する。

このドライブ 330は、上述した各種記録媒体に対応可能に構成されている。すなわち、例えば記録媒体が光ディスクである場合には光ピックアップを備えた構成、記録媒体が磁気ディスクの場合には磁気ヘッドを備えた構成、メモリカードなどの場合にはコネクタを有し処理のためのドライバを備えた構成などである。

なお、ドライブ 330は、 1つの構成に限らず、各種記録媒体に対応可能に複数の構成を備えたものとしてもよい。

[0017] スィッチ部 340は、情報処理手段 400に接続され、利用者による入力操作可能に本体ケース 301の上面に臨んで複数配設されている。これらスィッチ部 340は、入力操作に対応して所定の操作信号を情報処理手段 400へ出力し、情報処理手段 400 でコンテンツを処理する状況を設定させる。

このスィッチ部 340は、例えば、ドライブ 330にクランプ位置に装着されている記録媒体を本体ケース 301外へ挿入口 302を介して搬出させたり、再生速度を変更したり、映像データの所定の位置をマーキングするように特定させたり、繰り返し再生させたりするなど、各種再生状態などを入力設定する。

[0018] 通信手段 350は、情報処理手段 400に接続され、情報処理手段 400による制御により、例えばネットワークを介してコンテンッを配信可能に記憶するサーバ装置ゃパ一ソナルコンピュータなどの端末装置に接続し、記憶されて、るコンテンツを取得し、情報処理手段 400へ出力する。

ここで、ネットワークとしては、例えば、 TCP (Transmission Control Protocol) /IP (I nternet Protocol)などの汎用のプロトコルに基づくインターネット、イントラネット、 LA N(Local Area Network),無線媒体によりコンテンツが送受信可能な複数の基地局がネットワークを構成する通信回線網や放送網などのネットワーク、さら〖こは、コンテンツを直接送受信するための媒体となる無線媒体自体などが例示できる。ここで、無線媒体としては、電波、光、音波、電磁波などのいずれの媒体をも適用できる。

なお、通信手段 350で取得され情報処理手段 400へ出力されたコンテンツは、記憶手段 360で適宜読み出し可能に記憶される。

[0019] 記憶手段 360は、例えば、 HD (Hard Disk)などの磁気ディスク、 DVD (Digital Ver satile Disc)などの光ディスク、メモリカードなど、各種記録媒体に読み出し可能に記憶するドライブやドライバなどの構成の他、半導体メモリなどが適用できる。

この記憶手段 360は、情報処理装置 300全体を動作制御する OS (Operating Syst em)上に展開される各種プログラムなどをも記憶している。さらに、記憶手段 360は、情報処理手段 400が演算の際に処理する信号を一時的に記憶可能に構成されている。すなわち、記憶手段 360は、メモリとしても機能する。

[0020] スィッチ装置 500は、例えばレコード盤を再生するためのレコードプレーヤにおけるターンテーブルを模擬した形状に構成されている。このスィッチ装置 500は、利用者が入力操作可能に本体ケース 301の平面である上面の略中央に位置して配設され、入力操作に応じた操作信号を情報処理手段 400へ出力し、コンテンツデータの処理状態を可変設定させる。

具体的には、映像データを再生するために処理する場合に、映像データの再生速度や再生方向、再生の停止や再開などの再生状態を可変するなど、コンテンツの処理状態を可変設定する。なお、映像データのみならず、音声データも可変設定可能である。

そして、スィッチ装置 500は、回転子としての回転体部 600を備えている。この回転体咅 600は、ジョグテープノレ咅 10と、ジョグリング咅 650と、を有してヽる。

ジョグテーブル部 610は、上面が略円形の回転操作面となる略円板状のテーブル板 611の周縁から略筒状に図示しない筒状部が形成され、略円盤状に形成されている。ジョグリング部 650は、内周側にジョグテーブル部 610を軸方向で移動可能で周方向では互いに係合して移動不可能に嵌挿するリング状に形成されている。また、スィッチ装置 500は、ジョグテーブル部 610のテーブル板の所定位置にタツチセンサなどの接触操作検出手段としての押圧検出手段 820が配設されているとともに？、ジョグテーブル部 610およびジョグリング部 650がー体的に回転操作されることによる回転移動を検出する回転操作検出手段としての回転移動検出手段 810が配設されている。さらに、テーブル板 611の略中央には、本体ケース 301内に配設された第 2表示装置 320が臨む表示窓 612が設けられている。そして、スィッチ装置 50 0は、押圧検出手段 820で検出する利用者の接触や押圧操作に応じた第 1操作信号や、回転移動検出手段 810で検出する回転操作に応じた第 2操作信号を情報処理手段 400へ出力する。

なお、押圧検出手段 820としては、タツチセンサや押圧センサの他、静電センサなど、各種構成が適用できる。また、回転移動検出手段 810も、例えば光センサゃ磁気センサにて直接的に回転を検出する構成の他、回転に係合する歯車やローラなどの回転を検出する機械的な構成など、各種構成が適用できる。

情報処理手段 400は、再生システム 100全体の動作である各種処理を実施させる。この情報処理手段 400は、例えば CPU (Central Processing Unit)を備え、図示しない各種入出力ポートである、第 1表示装置 310や第 2表示装置 320が接続される表示制御ポートと、ドライブ 330が接続されるドライブ制御ポートと、スィッチ部 340や押圧検出手段 820さらには回転移動検出手段 810などが接続される入力ポートと、通信手段 350が接続される通信ポートと、記憶手段 360が接続される記憶ポートと、などを有している。

そして、情報処理手段 400は、各種プログラムとして、操作信号認識手段 410と、情報取得手段 420と、特性認識手段 430と、表示制御手段 440と、処理手段 450と、などを備えている。

[0022] 操作信号認識手段 410は、スィッチ部 340から出力される各種操作信号、回転移動検出手段 810から出力される第 2操作信号、押圧検出手段 820から出力される第 1操作信号を認識し、利用者により入力操作されたコンテンツの処理条件や処理状況の変更要求を認識し、情報処理装置 300での処理内容やコンテンツの処理状態などを設定する。

コンテンツの処理状態の設定内容に関する信号は、情報取得手段 420、特性認識手段 430と、報知制御手段としての表示制御手段 440、処理手段 450などへ適宜出力される。

[0023] また、操作信号認識手段 410は、電源が投入されて電力が供給された際の初期設定時やスィッチ部 340による処理内容の設定入力を要求する入力操作などにより、設定入力処理に移行し、回転体部 600の操作状態を認識する。

この設定入力処理としては、例えば、メニュー画面における各種処理へ移行するためのいずれかの処理に対応した項目の選定、ドライブ 330や通信手段 350、記憶手段 360などの処理させる機器の選定であるソースの選定、複数のコンテンツに関するプレイリストにおける再生対象のいずれかのコンテン？ッの選定、コンテンツの再生条件を設定するためのテキストボックスなどの複数の設定入力項目の、ずれかの選定など、が例示できる。

この設定入力処理における回転体部 600の操作状態の認識として、操作信号認識手段 410は、回転体部 600の接触操作に対応して押圧検出手段 820から出力される第 1操作信号に基づいて接触操作された旨を認識する第 1認識工程を実施するとともに、回転体部 600の回転操作に対応して回転移動検出手段 810から出力される第 2操作信号に基づいて回転体部 600の回転状態を認識する第 2認識工程を実施する。

具体的には、操作信号認識手段 410は、第 1操作信号に基づいて接触操作しているか否かを認識し、接触操作の状態に応じた信号を出力する。また、操作信号認識手段 410は、第 2操作信号に基づいて回転方向や回転速度などを認識し、回転操作の状態に応じた信号を出力する。？

[0024] 情報取得手段 420は、操作信号認識手段 410から出力される所定の処理状況の設定内容に関する信号、すなわち処理対象となる所定のコンテンツを読み取る旨の指示信号を認識すると、ドライブ 330や記憶手段 360を動作制御し、記録媒体に記憶された所望のコンテンツを読み取らせ、取得する。

また、情報取得手段 420は、記録媒体に記録されたコンテンツの記録状況、例えば再生時間や記録されたコンテンツの数などの記録情報を取得する。これら記録情報の取得としては、例えば、記録媒体がドライブ 330に装着されたことをドライブ 330から出力される信号に基づいて認識、あるいは、スィッチ部 340などの入力操作などにて処理対象が記憶手段 360に記憶されたコンテンツであることを認識すると、ドライブ 330や記憶手段 360を動作制御して、記録されているプレイリストや TOC (Table Of Contents)情報、プログラム情報などを読み取らせて取得する。

さらに、情報取得手段 420は、例えばスィッチ部 340などの入力操作や情報処理装置 300に接続された端末装置など力も出力される要求信号に基づいて、通信手段 350を動作制御し、サーバ装置や端末装置カゝら取得要求対象のコンテンツを受信させて取得する。

[0025] 特性認識手段 430は、情報取得手段 420で処理対象として取得したコンテンツの特性、例えばコンテンツが音楽データである場合には音量、音程、テンポなど、映像データの場合には明暗、コントラスト、色彩などを認識し特性情報として取得する。これらコンテンツの特性は、そのコンテンツに関連付けられて記録媒体に記録された特性に関する情報の他、例えば処理手段 450でコンテンツを再生するための処理の際に周波数などに基づいて認識し、特性に関する特性情報として取得してもよい。例えば、所定の周波数以下である低音域の音量として、ローパスフィルタにより所定の周波数以下の成分を取得してその音量が所定値以上の大きさ、特にピーク値を特性として認識する。

さらに、特性認識手段 430は、特性である低音域のピーク値が存在する位置における再生開始位置力の時間情報である経過時間を、記録情報に含まれる時間情報である分や秒、あるいはフレーム数に基づいて認識する。具体的には、所定値以上の音量となる複数のピークが存在する場合、各ピークに対応して再生開始から識別番号などを順次設定するとともに経過時間を順次認識して関連付けて特性情報におけるピーク情報を生成する。これら生成されたピーク情報は、記憶手段 360に順次

SC fedれる。

また、特性認識手段 430は、認識したコンテンツの特性に関する特性情報を表示制御手段 440へも適宜出力する。

[0026] 表示制御手段 440は、第 1表示装置 310、第 2表示装置 320、および出力手段 20 0の表示手段 220を制御し、操作信号認識手段 410から出力される処理状況の設定内容に関する信号や特性認識手段 430で認識した?コンテンツの特性に関する各種情報に対応して、設定内容ゃコンテンッの処理状況を適宜表示させる。

また、表示制御手段 440は、情報処理装置 300で実施する各種処理の内容に関する項目を報知、例えば一覧表示させる。すなわち、表示制御手段 440は、操作信号認識手段 410により設定入力処理に移行する旨を認識して出力される信号に基づいて、例えば図 3に示すように、各処理の項目に対応した処理の内容に関するデフォルト要素であるアイコン 701を一覧表示させる。なお、図 3は、 4つの処理の項目に対応した 4つのアイコン 701を一覧表示させた構成である。また、一覧表示としては、表示画面中にアイコン 701の全てを表示させる場合に限らず、例えばスクロールにより他のアイコン 701が表示されるようにしてもよい。

[0027] そして、表示制御手段 440は、回転体部 600の操作に基づく操作信号認識手段 4 10からの信号、すなわち第 2操作信号に基づいた信号に応じて、例えば図 3に示すように、、ずれかのアイコン 701を選択する旨の表示形態で所定のアイコン 701を表示さ？せる切替報知工程の制御をする。この、ずれかのアイコン 701を選択する旨の表示形態としては、例えば、図 3に示すようにアイコン 701の周縁を囲む表示を実施させたり、他の選択してヽな、アイコン 701に比して高輝度や高コントラストなどで表示される状態としたりするなどが例示できる力これらに限らず、他のアイコン 701と差別化できるいずれの表示形態が適用できる。

このいずれかのアイコン 701を選択する旨の表示形態は、操作信号認識手段 410 からの第 1操作信号に基づく接触操作された旨の信号を認識することにより、いずれかのアイコン 701について表示制御する。図 3では、 3番目の処理である「選択 3」のアイコン 701が表示制御された状態である。このいずれかのアイコン 701を選択する旨の表示形態で表示させる処理として、例えばアイコン 701を一覧表示させている状態で接触操作された旨の信号を認識した場合、例えば最初の表示となる図 3中の最上段に位置するアイコン 701である「選択 1」を選択する旨の表示形態で表示させる。そして、この状態で、操作信号認識手段 410からの第 2操作信号に基づく所定方向への回転操作が実施された旨の信号を認識、具体的には利用者が回転体部 600 のテーブル板 611を触った状態で回転操作することで、、ずれかのアイコン 701を選択する旨の表示形態を順次切り替える制御をする。例えば、「選択 1」—→「選択 2」 < "~「選択 3」 < "~「選択 4」 < "~「選択 1」のように、「選択 1」から「選択 4」までを回転方向に応じて順にループする状態に表示状態を切り替える制御をする。

さらに、表示制御手段 440は、回転体部 600の操作に基づく操作信号認識手段 41 0からの信号に基づいて、例えば図 4に示すように、いずれのアイコンが決定された力具体的には処理させる項目に対応したアイコンを特定する旨の表示形態で、所定のアイコンを表示させる制御をする。すなわち、上述のいずれかのアイコンを選択する旨の表示形態で表示させる制御を順次切り替える制御を実施している際に、第 1 操作信号に基づく接触操作が解除された旨の操作信号認識手段 410からの信号を認識することにより、いずれかのアイコンを選択する旨の表示形態となっているアイコンの表示形態を、利用者が特定したと判断し、図 4に示すようなアイコンを特定する旨の表示形態に表示させる制御をする。

この処理を実施させる項目に対応したアイコンを特定する旨の表示形態としては、例えば、図 4に示すように、点滅するかのように輝度やコントラストを周期的に変更させたり、上述したアイコンを選択する旨の表示形態におけるさらに高輝度や高コントラストで表示させたりするなどが例示できる。なお、特定する旨の表示形態としては、上述したアイコンを選択する旨の表示形態と異なる表示形態とすることが、より異なる設定状態であることを利用者に容易に認識させることができることから好ま、。

[0029] 処理手段 450は、例えば CPUなどを備え、操作信号認識手段 410から出力される処理状況の設定内容に関する信号に基づいて、再生システム 100全体の動作である処理を実施させる。例えば、情報取得手段 420で取得した?処理対象のコンテンツを、操作信号認識手段 410から出力される処理状況の設定内容に関する信号に応じて、出力手段 200から適宜再生される状態に処理したり、第 1表示装置 310や第 2 表示装置 320で再生状態を表示させたりする。

処理したコンテンツは、出力手段 200に適宜出力され、設定内容に対応して再生される。すなわち、通常に再生したり、回転体部 600の回転や押圧あるいは接触操作、スィッチ部 340の入力操作による設定内容に応じて、コンテンツの再生位置や再生速度、テンポ、音程などを設定あるいは変更する状態に処理したりする。

[0030] また、処理手段 450は、操作信号認識手段 410からの信号に基づヽて、再生システム 100で実施させる処理内容を設定入力し、実施させる。具体的には、表示制御手段 440で切替報知工程を実施してヽる場合で、回転体部 600の接触操作に対応して押圧検出手段 820から出力される第 1操作信号に基づいて接触操作が解除された旨を認識す?ると、表示制御手段 440がアイコンを特定する旨の表示形態で表示させているアイコンに対応する処理、例えば図 4に示す場合では「選択 3」の処理を実施するための設定入力をし、この「選択 3」の処理を実施する。すなわち、「選択 3」が例えば所定のソースの場合には、ドライブ 330や通信手段 350、記憶手段 360を動作させたり、プレイリストの所定のコンテンツである場合にはそのコンテンツを読み出して再生させる処理をしたりする。

[0031] 〔再生システムの動作〕

次に、上述した再生システムの動作について、図 5を参照して説明する。なお、動作としては、情報処理装置における処理の設定入力処理について、メ-ュ一 (MENU)力所定の処理を実施させる動作を例示して説明する。設定入力処理としては、上述したように、メニュー力も設定する場合に限られない。

図 5は、メニュー画面のアイコンの表示形態の切替処理に関する動作を示すフローチャートである。

[0032] まず、再生システム 100の電源が投入されることにより、情報処理装置 300の情報処理手段 400はこの情報処理手段 400に接続されてヽる各種機器を認識する。本実施形態では、第 1表示装置 310、第 2表示装置 320、ドライブ 330、スィッチ部 340 、通信手段 350、記憶手段 360、スィッチ装置 500などの内部構成の他、出力手段 2 00が接続されて、ることを認識する。

そして、情報処理手段 400は、表示制御手段 440により、利用者による再生システム 100の動作内容の設定入力を促すメニュー画面を表示手段 220に画面表示させる処理をする。なお、画面表示させるメニュー画面としては、例えばあら力じめ記憶手段 360に記憶された所定のフォームを呼び出して出力させる。そして、情報処理手段 400は、利用者による入力操作の待機状態となる。

[0033] このメニュー画面を表示して入力待機状態で、回転体部 600のテーブル板 611が利用者により操作すなわち接触されると、押圧検出手段 820から接触操作された旨の第 1操作信号が出力され、この第 1操作信号を情報処理手段 400の操作信号認識手段 410にて認識し、接触操作された旨の信号を表示制御手段 440へ出力する。そして、表示制御手段 440では、操作信号認識手段 410からの回転体部 600が接触操作された旨の信号を認識することにより、例えば図 3に示すように、いずれかのァイコン 701を選択する旨の表示形態で所定のアイコン 701を表示させる (ステップ S 1 01)。例えば、一覧表示における最上段に位置するアイコン 701を選択する旨の表示形態で表示させる。

[0034] この後、操作信号認識手段 410は、回転移動検出手段 810からの第 2操作信号に基づいて、回転体部 600の基準位置に対する現時点での回転状況となる回転角を認識する（ステップ S102)。なお、この現時点での回転角の認識は、ステップ S101を実施するために表示制御手段 440へ第 1操作信号に基づく信号を出力する処理とあわせて実施してもよい。

そして、操作信号認識手段 410は、第 2操作信号に基づいて回転操作状況を認識する。すなわち、利用者により回転体部 600を回転する入力操作に対応して出力される第 2操作信号に基づいて、回転方向と回転速度とを認識する。例えば、時計回りとなる右回転か反時計回りとなる左回転かの回転方向と、回転角を認識してあらかじめ設定された設定角度を超えて回転操作されたか否かの回転速度とを認識する (ステツプ S 103)。

このステップ S103において、情報処理手段 400は、操作信号認識手段 410により所定の設定角度を超えて回転されて、な、、すなわち回転操作されて、な、ことを認識すると、ステップ S103に戻って回転操作の待機状態を継続する。

そして、ステップ S103において、情報処理手段 400は、操作信号認識手段 410により右回転で設定角度を超えて回転操作されたことを認識すると、操作信号認識手段 410よりその旨の信号を表示制御手段 440へ出力させる。この信号を取得した表示制御手段 440は、次のデフォルト要素であるアイコン 701を選択する旨の表示形態で切替表示させる制御をする (ステップ S 104)。具体的には、例えば図 3に示す「選択 3」のアイコン 701が選択されている旨の表示形態力右回転で所定角度を越えて回転操作されることにより、「選択 3」のアイコン 701が選択されている旨の表示形態の表示制御を解除するとともに、次の「選択 4」のアイコン 701を選択している旨の表示形態で表示制御させる。この後、さらなる回転体部 600の入力操作状況を認識するためにステップ S102に戻る。

一方、ステップ S103において、情報処理手段 400は、操作信号認識手段 410により左回転で設定角度を超えて回転操作されたことを認識すると、操作信号認識手段 410よりその旨の信号を表示制御手段 440へ出力させる。この信号を取得した表示制御手段 440は、前のデフォルト要素であるアイコン 701を選択する旨の表示形態で切替表示させる制御をする (ステップ S 105)。具体的には、例えば図 3に示す「選択 3」のアイコン 701が選択されている旨の表示形態力左回転で所定角度を超えて回転操作されることにより、「選択 3」のアイコン 701が選択されている旨の表示形態の表示制御を解除するとともに、前の「選択 2」のアイコン 701を選択して、る旨の表示形態で表示制御させる。この後、同様に、ステップ S 102に戻る。

なお、この表示制御手段 440による切替表示処理とともに、処理手段 450においても、操作信号認識手段 410からの信号に基づいて、選択されている処理内容を順次切り替えて認識する処理を実施する。 [0036] これら切替報知工程でアイコン 701を選択している旨の表示形態で回転操作に応じて切替表示させる処理を実施している際に、操作信号認識手段 410が第 1操作信号に基づいて利用者による回転体部 600の接触操作が解除されたことを認識すると、その旨の信号を表示制御手段 440および処理手段 450へ出力する。さらに、情報処理手段 400は、例えばクロック信号に基づく計数などにより、計時を開始する処理を実施する。

そして、表示制御手段 440は、操作信号認識手段 410からの接触操作が解除された旨の信号を取得することにより、ステップ S101, S104, S105でアイコン 701を選択する旨の表示形態で表示させている状態から、例えば図 4に示すように、そのアイコン 701を特定する旨の表示形態で表示させる制御をする。

また、処理手段 450は、操作信号認識手段 410からの接触操作が解除された旨の信号を取得することにより、表示制御手段 440で特定する旨の表示形態で表示制御されるアイコン 701に対応する処理内容を認識する。

[0037] さらに、操作信号認識手段 410は、所定時間、例えば 1秒〜 2秒程度が経過するまでに、さらなる回転体部 600の入力操作、すなわち接触操作の待機?状態となる。そして、情報処理手段 400は、所定時間が経過する前に操作信号認識手段 410が接触操作を認識すると、再び上述した切替報知工程におけるステップ S 101に戻って切替報知工程を継続させる。

一方、情報処理手段は、所定時間が経過しても操作信号認識手段 410で接触操作を認識しな!、と、その旨の信号である設定入力信号を表示制御手段 440および処理手段 450へ出力する。

そして、処理手段 450は、設定入力信号を認識すると、認識している特定された処理を確定させて実施する設定入力をし、確定された処理を実行する。さらに、表示制御手段 440は、設定入力信号を認識すると、メニュー画面力も処理手段 450で実施する処理に対応する表示画面を画面表示させる処理をする。なお、処理に対応する表示画面を画面表示させる前に、処理を確定した旨の表示、例えば他のアイコン 70 1の表示を削除して特定されたアイコン 701のみを表示させたり、特定されたアイコン 701の表示形態力もさらに高輝度や高コントラストで表示させたりするなど、確定した旨の表示形態で表示制御してもよ、。

[0038] 〔再生システムの作用効果〕

上述したように、上記実施形態では、回転操作面を有し回転操作可能に設けられた回転体部 600における回転操作面の接触操作に応じて押圧検出手段 820から出力される第 1操作信号に基づいて接触操作された旨を操作信号認識手段 410により認識すると、回転体部 600の回転操作に応じて回転移動検出手段 810から出力され操作信号認識手段 410で認識する第 2操作信号に基づ 1ゝて、表示手段 220で表示する処理の内容に関する項目に対応したアイコン 701を表示制御手段 440で順次切り替えて表示させる。そして、表示手段 220でアイコン 701の切替表示を後に、第 1操作信号に基づいて接触操作が解除された旨を認識すると、表示手段 220で表示して V、るアイコン 701に対応し実行させる処理を特定させる旨の設定入力信号を出力し、処理を実行するための設定入力をする。

このため、単に回転体部 600を回転させて所望とするアイコン 701の位置で手を離すのみの一動作で処理が特定されるので、例えば、複数のアイコン 701が表示されたメニュー画面から、スティックを傾斜操作したり回転部材を回転操作したりして切替させた後にこれらスティックや回転部材を押動操作する 2つの操作を実施する必要がなぐ容易に所望とする処理の実行ができ、利便性を向上できる。

[0039] さらに、処理の内容に関する項目であるアイコン 701を切替表示させる構成としている。

このため、利用者は表示状態を確認しつつ操作すればよぐ所望とする処理の特定が容易にできる。

[0040] また、順次切り替え表示させる表示形態として、図 3に示すように、いずれかを選択している旨の表示形態を順次切り替える処理により、利用者に切替状況を報知している。

このため、利用者が処理状況に対応して所望とする処理を特定することが容易となり、より使い勝手を向上できる。

[0041] そして、情報処理手段 400は、実施する処理を特定する設定入力の際、切替報知工程におけるアイコン 701の切替表示制御の際に第 1操作信号に基づいて接触操作が解除された旨を操作信号認識手段 410が認識して所定時間経過後に、実施する処理を確定させる設定入力を実施してヽる。

このため、例えばアイコン 701の切替表示制御の際に利用者が誤って回転体部 60 0から手を離してしまっても、処理が実施される所定時間経過する前に改めて接触操作して実施させる処理に対応するアイコン 701を特定し直すことが可能となり、誤った処理が実施される不都合が生じず、使い勝手を向上できる。

[0042] 特に、実施する処理を特定する設定入力の際に、所定時間を経過するまでに第 1 操作信号に基づく接触操作された旨を操作信号認識手段 410が認識しない場合に実施する処理を特定して！/ヽる。

このため、利用者が誤って回転体部 600から手を離してしまっても、直ぐにやり直すための同じ操作となる接触操作を認識すれば、実施する処理を選択する処理に戻す簡単な制御でよぐ利用者が慌てることなく簡単な制御で、使い勝手を向上できる。

[0043] さらに、図 4に示すように、処理が特定された旨を表示させて報知している。

このため、利用者が単に手を離す動作のみでも、実施する処理を容易に認識でき、より使い勝手を向上できる。

[0044] そしてさらには、所定時間経過しても接触操作を認識せずに設定入力する処理を確定させる旨を表示させて、る。

このため、利用者が設定入力状態を容易に確認でき、より誤操作を防止して良好な使い勝手を提供できる。

[0045] また、 CPUに、プログラムとして、操作信号認識手段 410、表示制御手段 440および処理手段 450を構成させて、上述した処理を実施可能に設定して、る。

このことにより、プログラムを組み込む、さらにはプログラムを記録した記録媒体を用いることで、上記処理が容易に得られ、利用の拡大が容易に図れる。

[0046] 〔実施形態の変形〕

なお、本発明は、上述した一実施形態に限定されるものではなぐ本発明の目的を達成できる範囲で以下に示される変形をも含むものである。

[0047] すなわち、 DJ奏法用の回転体部 600を備えた構成を例示したが、この構成に限られない。例えば、家庭設置用の音響装置などで広く利用されているリモートコントローラなどの様な装置に適用するなどしてもよい。すなわち、回転体部 600のように回転する部材の回転操作と接触操作を認識する構成であればよい。

そして、演算手段としてのコンピュータに読み取り可能なプログラムとし、コンビユータに装着された記録媒体に記録されたコンテンツを上述したように再生させるなど出力可能に処理させるようにコンピュータを動作させるなど、いずれの装置形態でも適用できる。さらには、表示手段 220や発音手段 210を一体的に備えたテレビジョン装置としたり、光ディスクドライブや HDDを一体に備えた装置、さらに全てを一体に備えた装置構成としたりするなどとしてもよい。そして、本発明における演算手段としては、例えば 1つのパーソナルコンピュータ、複数のコンピュータをネットワーク状に組み合わせた構成、マイクロコンピュータなどの素子、あるいは複数の電子部品が搭載された回路基板などをも含む。

[0048] また、メニュー画面力各処理に移行するための設定入力を例示した力上述したように、例えばプレイリストを画面表示させて再生させるコンテンツを選択する構成などに適用してもよい。

そして、表示にて報知する構成に限らず、音声ガイドにて処理内容を報知するなどしてちよい。

また、アイコン 701を一覧表示させて回転操作に応じて順次切り替える構成を例示したが、例えば回転操作により 1つずつ次々にアイコン 701が切り替わるようにしてもよい。

この構成によれば、表示画面が小さい構成でも対応できる。

[0049] さらに、接触操作が解除されてアイコン 701を特定した後に所定時間経過後に設定入力、すなわち特定されたアイコン 701に対応する処理を実施する構成としたが、所定時間経過せずに直ちに実行してもよい。

また、所定時間経過後に設定入力する構成の他、例えば図 6に示す実施形態や図 7に示す実施形態のように、処理に対応するアイコン 701と合わせて、処理の実施をしな、旨となる、ずれのアイコン 701も特定しな!、旨の項目であるアイコン 702 (「非選択」）を合わせて表示などにより報知してもよ、。

図 6に示す実施形態は、処理の実施をしない旨のアイコン 702を、処理に対応するアイコン 701と並列に一覧表示した例示である。

図 7に示す実施形態は、処理の実施をしない旨のアイコン 702を、回転操作によりアイコン 701の順次切り替えの後に重畳する状態で表示させる例示である。例えば、「選択 1」 "~「選択 2」 < "~「選択 3」 < "~「選択 4」 < "~「非選択」の重畳表示 "~「選択 1」のように表示させる。

そして、これらの実施形態におけるアイコン 702を選択する旨の表示形態で表示制御して！/ヽる状態で回転体部 600の接触操作が解除された場合には、再び各種設定入力の待機状態となる。これら図 6および図 7に示すような処理を特定しない旨の項目を切替報知する構成によれば、接触操作が実施された後に他の設定入力を実施する場合でも、設定入力しない待機状態に戻ることができ、不要な処理が実施されたり、所定時間経過させる処理を実施したりすることなぐ直ちに設定入力のやり直しなどができ、使い勝手を向上できる。

[0050] また、回転角に基づ、てアイコン 701を選択する旨の表示形態を切替表示する構成を例示した力回転操作の検出状況としては回転角に限らず、回転速度など、センサなどの検出する構成に対応して適宜回転操作を検出させる構成が適用できる。同様に、接触操作状況も、利用者の接触および非接触を検出できるいずれの構成が適用でき、検出信号に基づいて接触操作状況を適宜認識させるいずれの構成が適用できる。

[0051] その他、本発明の実施の際の具体的な構造および手順は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造などに適宜変更できる。

[0052] 〔実施形態の効果〕

上述したように、回転操作面を有し回転操作可能に設けられた回転体部 600における回転操作面の接触操作に応じて押圧検出手段 820から出力される第 1操作信号に基づいて接触操作された旨を操作信号認識手段 410により認識すると、回転体部 600の回転操作に応じて回転移動検出手段 810から出力され操作信号認識手段 410で認識する第 2操作信号に基づいて、表示手段 220で表示する処理の内容に関する項目に対応したアイコン 701を表示制御手段 440で順次切り替えて表示させる。そして、表示手段 220でアイコン 701の切替表示を後に、第 1操作信号に基づいて接触操作が解除された旨を認識すると、表示手段 220で表示しているアイコン 701 に対応し実行させる処理を特定させる旨の設定入力信号を出力し、処理を実行するための設定入力をする。

産業上の利用可能性

本発明は、情報処理装置で実施する処理に対応し報知手段により報知される処理の内容に関する複数の項目のいずれかを選択して特定し前記情報処理装置で処理させる旨の設定入力をさせる入力支援装置およびその方法として利用できる。

Claims

請求の範囲

[1] 情報処理装置で実施する処理に対応し報知手段により報知される前記処理の内容に関する複数の項目の、ずれかを選択して特定し前記情報処理装置で処理させる旨を設定入力させる入力支援装置であって、

回転操作面を有し回転操作可能に設けられた回転子と、

この回転子の回転操作面に設けられ接触操作に応じた第 1操作信号を検出する接触操作検出手段と、

前記回転子の回転操作に応じた第 2操作信号を出力する回転操作検出手段と、前記接触操作検出手段カゝら出力される前記第 1操作信号に基づいて接触操作された旨を認識すると、前記回転操作検出手段カゝら出力される前記第 2操作信号に応じて前記報知手段で報知する前記項目を順次切り替えて報知させるとともに、この報知手段での切替報知時に前記第 1操作信号に基づいて接触操作が解除された旨を認識すると、前記報知手段で報知している前記項目に対応する処理を前記情報処理装置で実施させるための前記項目を特定する旨の設定入力信号を出力し前記情報処理装置で設定入力させる設定入力手段と、

を具備したことを特徴とした入力支援装置。

[2] 請求項 1に記載の入力支援装置であって、

前記設定入力手段は、前記報知手段での切替報知時に前記第 1操作信号に基づいて接触操作が解除された旨を認識すると、所定時間経過後に前記設定入力信号を出力する

ことを特徴とした入力支援装置。

[3] 請求項 1に記載の入力支援装置であって、

前記設定入力手段は、前記報知手段での切替報知時に前記第 1操作信号に基づいて接触操作が解除された旨を認識すると、所定時間を経過するまで前記第 1操作信号に基づく接触操作された旨を認識しないと、前記設定入力信号を出力することを特徴とした入力支援装置。

[4] 請求項 1な!、し請求項 3の、ずれかに記載の入力支援装置であって、

前記設定入力手段は、前記報知手段に前記情報処理装置で実施する処理に対応する項目とあわせて、 V、ずれの項目も特定しな、旨の項目の報知も含めて切替報知させる報知制御手段を備えた

ことを特徴とした入力支援装置。

[5] 請求項 4に記載の入力支援装置であって、

前記設定入力手段は、前記報知手段が前記!、ずれの項目も特定しな!、旨の項目を報知してヽる状態で前記第 1操作信号に基づ!ヽて接触操作が解除された旨を認識すると、前記設定入力信号を出力しない

ことを特徴とした入力支援装置。

[6] 請求項 3な、し請求項 5の、ずれかに記載の入力支援装置であって、

前記報知手段は、前記項目に対応するアイコンを複数表示可能な表示手段を備え前記報知制御手段は、複数表示される前記アイコンの、ずれかが選択されて、る旨の表示形態を順次切り替えて表示させる

ことを特徴とした入力支援装置。

[7] 請求項 6に記載の入力支援装置であって、

前記報知制御手段は、複数表示される前記アイコンの、ずれかが選択されて、る旨の表示形態で表示させて!/、る状態で、前記設定入力信号の出力に応じて前記選択されている旨の表示形態と異なる特定された旨の表示形態で表示させる

ことを特徴とした入力支援装置。

[8] 演算手段により、情報処理装置で実施する処理に対応し報知手段により報知される前記処理の内容に関する複数の項目のいずれかを選択して特定し前記情報処理装置で処理させる旨を設定入力させる入力支援方法であって、

前記演算手段は、

回転操作面を有し回転操作可能に設けられた回転子における前記回転操作面の接触操作に応じた第 1操作信号を認識する第 1認識工程と、

前記回転操作における回転操作に応じた第 2操作信号を認識する第 2認識工程と前記第 1操作信号に基づいて接触操作された旨を認識すると、前記第 2操作信号に応じて前記報知手段で報知する前記項目を順次切り替えて報知させる切替報知工程と、

この切替報知工程で報知する処理を実施中に、前記第 1操作信号に基づいて接触操作が解除された旨を認識すると、前記報知手段で報知している前記項目に対応する処理を前記情報処理装置で実施させるための前記項目を特定する旨の設定入力信号を出力し前記情報処理装置で設定入力させる設定入力工程と、を実施することを特徴とする入力支援方法。？