JP2015020640A - 情報処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数のアプリケーションが同時に実行されている状態でも、操作を受け付けたアプリケーションを容易に特定できるようにする。
【解決手段】ナビゲーション装置100は、運転席用アプリを実行する第1実行部1aおよび助手席用アプリを実行する第2実行部1bと、ユーザの操作を受け付けるタッチパネル4とを備える。メインCPU1は、運転席用アプリに対する操作が行われたときと、助手席用アプリの操作が行われたときとで、異なる操作音を鳴らす。
【選択図】図1
【解決手段】ナビゲーション装置100は、運転席用アプリを実行する第1実行部1aおよび助手席用アプリを実行する第2実行部1bと、ユーザの操作を受け付けるタッチパネル4とを備える。メインCPU1は、運転席用アプリに対する操作が行われたときと、助手席用アプリの操作が行われたときとで、異なる操作音を鳴らす。
【選択図】図1
Description
本発明は複数のアプリケーションを同時に実行可能な情報処理装置に関する。
複数のアプリケーション(「アプリ」と略すこともある)を同時に実行可能な情報処理装置は広く知られている。その一例として、運転者と同乗者が別々のアプリケーションを実行させることできるカーナビゲーション装置がある。また、カーナビゲーション装置は手探りで操作されることもあるため、一般的なカーナビゲーション装置は、操作を受け付けたことをユーザに知らせる操作音を鳴らす機能を有している(例えば下記の特許文献1)。
情報処理装置が複数のアプリケーションを実行している場合、操作音を聞いただけではどのアプリケーションの操作が受け付けられたのかが分かり難いことがある。この問題は、複数のユーザ(例えば運転者と同乗者)が同時に操作しようとした場合、特に、ユーザが手探りで操作した場合に生じる。
本発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、複数のアプリケーションが同時に実行されている状態でも、操作を受け付けたアプリケーションを容易に特定できる情報処理装置を提供することを目的とする。
本発明に係る情報処理装置は、互いに独立してアプリケーションを実行可能な第1実行部および第2実行部と、アプリケーションに対するユーザの操作を受け付ける操作入力部と、第1実行部が実行中のアプリケーションの操作音である第1操作音および第2実行部が実行中のアプリケーションの操作音である第2操作音を生成する操作音生成部とを備え、操作音生成部は、第1操作音と第2操作音を異なる音にする。
本発明によれば、第1実行部が実行中のアプリケーションと、第2実行部が実行中のアプリケーションのどちらの操作が行われたかを、操作音から特定できる。よってユーザは、自己の操作が受け付けられたか否かを操作音から判断できる。
図1は、本発明の実施の形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態では、情報処理装置の例として車両に搭載されたナビゲーション装置を示す。ただし、本発明の適用はナビゲーション装置に限られず、複数のアプリケーションを同時に実行する情報処理装置に広く適用可能である。
図1のように、ナビゲーション装置100は、メインCPU(Central Processing Unit)1、ハードディスク2、内蔵メモリ3、タッチパネル4、表示部5、アンプ6、スピーカ7、GPS(Global Positioning System)受信機8、車速センサ9、DTV(デジタルテレビ)受信機10、ラジオ受信機11、光ディスクドライブ12および機器インターフェース(I/F)13を備えている。また、ナビゲーション装置100には、機器インターフェース13を介して、外部装置であるメモリオーディオ機器14、携帯電話15、ETC(Electronic Toll Collection System)機器16が接続されている。
メインCPU1は、制御プログラムを実行することによって、ナビゲーション装置100の各要素の制御を行うと共に、各種のアプリケーションのプログラムを実行する。ハードディスク2は、メインCPU1が実行するプログラムや、ナビゲーション用のアプリケーションが使用する地図データ等が記録された記録媒体である。内蔵メモリ3は、メインCPU1がプログラムを実行する際の実行エリアとして利用される。タッチパネル4は、ユーザの操作の受け付ける操作入力部であり、表示部5の画面に配設されている。表示部5は、アプリケーションの実行画面を表示する表示手段であり、例えば液晶表示パネルにより構成される。アンプ6およびスピーカ7は音声の出力手段である。
GPS受信機8は、ナビゲーション装置100を搭載した車両の位置情報を取得する。車速センサ9は、車両の速度に応じた車速パルスを生成する。DTV(デジタルテレビ)受信機10およびラジオ受信機11は、それぞれテレビ放送およびラジオ放送の受信手段である。光ディスクドライブ12は、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc )、BD(Blu-ray Disc)(登録商標)などの再生手段である。
機器インターフェース13は、外部装置との接続手段である。図1では、機器インターフェース13に、メモリオーディオ機器14、携帯電話15およびETC機器16が接続された例を示している。メインCPU1は、機器インターフェース13を介して、メモリオーディオ機器14、携帯電話15、ETC機器16を制御すると共に、それらから画像データ、音声データ、課金情報などを取得することができる。
また、上記のタッチパネル4、表示部5、アンプ6、スピーカ7、GPS受信機8、車速センサ9、DTV受信機10、ラジオ受信機11も、ナビゲーション装置100に外付けされたものであってもよい。
メインCPU1は、ユーザがタッチパネル4に入力した操作に従って、アプリケーションを切り替えて実行する。その際、アプリケーションの実行画面を表示部5に表示させると共に、アプリケーションの出力音声をアンプ6を介してスピーカ7から出力させる。
例えば、ナビゲーション用アプリが実行される場合、メインCPU1はハードディスク2からナビゲーション用アプリのプログラムを読み出し、内蔵メモリ3を利用してそのプログラムを実行する。その際、ハードディスク2に記録された地図データ、GPS受信機8から取得した位置情報、および車速センサ9から取得した車速パルスに基づき、地図上での車両の現在位置を特定する。そして、地図に車両の現在位置を示すアイコンを重畳させた画像を、表示部5に表示させる。また、ユーザがタッチパネル4を操作して目的地を設定すると、メインCPU1は、車両の現在位置から目的地までのルートを探索し、画像および音声によるルート案内を行う。
また、ユーザは、タッチパネル4の操作により、ナビゲーション装置100が実行するアプリケーションを切り替えることができる。例えば、DTV受信機10またはラジオ受信機11が受信した放送を視聴するアプリケーションや、光ディスクドライブ12に挿入されたCD/DVD/BDを再生するアプリケーション、ハードディスク2に記録されている音声データを再生するアプリケーションなどを選択して実行させることができる。
本実施の形態のナビゲーション装置100は、フォアグラウンド(操作対象となった状態)で実行するアプリケーションを1つずつ切り替える「通常ディスプレイモード」と、複数のアプリケーションを同時にフォアグラウンドで実行する「デュアルディスプレイモード」の2つの動作モードを有している。
本実施の形態のナビゲーション装置100では、運転席向けのアプリケーション(運転席用アプリ)と助手席向けのアプリケーション(助手席用アプリ)が同時にフォアグラウンドで実行可能となっている。ここで、運転席向けのアプリケーション(運転席用アプリ)とは、運転者が実行を選択したアプリケーションであり、助手席向けのアプリケーション(助手席用アプリ)とは、助手席の同乗者が実行を選択したアプリケーションである。
メインCPU1は、運転席用アプリを実行する第1実行部1aと、助手席用アプリを実行する第2実行部1bとを備えている。第1実行部1aと第2実行部1bは、互いに独立してアプリケーションを実行可能である。運転席用アプリとして実行されるアプリケーションおよび助手席用アプリとして実行されるアプリケーションは、運転者および助手席の同乗者(以下、単に「同乗者」という)のそれぞれによって選択される。そのため、運転席用アプリと助手席用アプリに、同一のアプリケーションが選択される場合もある。なお、通常ディスプレイモードでは、運転席用アプリのみが、第1実行部1aによって実行されるものとする。
運転席用アプリおよび助手席用アプリとして、それぞれ複数のアプリケーションが同時に選択されてもよいが、フォアグラウンドで実行されるアプリケーションは、運転席用アプリおよび助手席用アプリで基本的に1つずつとする。それ以外のアプリケーションはバックグラウンドで実行される。
図1では、第1実行部1aと第2実行部1bとを個別に図示しているが、第1実行部1aおよび第2実行部1bは、単一のコンピュータが運転席用アプリと助手席用アプリを並列処理することで実現される観念的な要素である。
メインCPU1は、実行中のアプリケーションの操作音を生成する操作音生成部としても機能する。特に、デュアルディスプレイモードの場合、メインCPU1は、運転席用アプリ(第1実行部1aが実行中のアプリケーション)の操作音である運転席用操作音(第1操作音)と、助手席用アプリ(第2実行部1bが実行中のアプリケーション)の操作音である助手席用操作音(第2操作音)とを生成し、スピーカ7から出力させる。運転席用操作音と助手席用操作音とは異なる音に設定されている。
図2は、ナビゲーション装置100における動作モードの切り替え処理を示すフローチャートである。ナビゲーション装置100が起動すると、ナビゲーション装置100は通常ディスプレイモードの状態で、表示部5に初期画面を表示する(ステップS11)。初期画面は、例えば特定のアプリケーションの実行画面である。カーナビゲーション装置では、起動時にナビゲーション用アプリが実行されるのが一般的である。また、前回の動作終了時に起動していたアプリケーションが、次の起動時に実行されるようにしてもよい(いわゆる「ラストメモリ機能」)。
図3は、通常ディスプレイモードにおける表示部5の画面表示例を示す図である。通常ディスプレイモードでは、運転席用アプリが表示部5の画面全体に表示される。この例では、ナビゲーション用アプリの実行画面が表示部5の画面の全体に表示されており、画面の右端部に運転席用アプリの選択アイコン31a〜31e、画面の上端部に助手席用アプリの選択アイコン32a〜32eが設けられている。
例えば、助手席の同乗者が助手席用アプリの選択アイコン32a〜32eのいずれかを操作すると、ナビゲーション装置100は、デュアルディスプレイモードに切り替わり、選択された助手席用アプリの実行を開始する(ステップS12)。デュアルディスプレイモードに切り替わると、例えば図4に示すように、表示部5の画面の右半分に運転席用アプリの画面が表示され、左半分に助手席用アプリの画面が表示される。
デュアルディスプレイモードでは、運転席用アプリと助手席用アプリの切り替えが可能である。例えば、ユーザ(運転者または同乗者)は、タッチパネル4を操作して図5のようなアプリ選択画面を呼び出し、運転席用アプリの選択アイコン41a〜41eおよび助手席用アプリの選択アイコン42a〜42eを操作して、運転席用アプリおよび助手席用アプリとして実行するアプリケーションを選択できる。
また、ナビゲーション装置100は、助手席用アプリが全て終了されると、シングルディスプレイモードに戻る(ステップS13)。
なお、表示部5の画面のデザインおよびレイアウトは、図3〜図5に示した例に限られるものではない。また、図4および図5では、運転席用アプリの画面と助手席用アプリの画面とを並べて表示した例を示したが、例えば、表示部5として、運転席と助手席からそれぞれ異なる画像が見えるスプリットビューモニタを用い、運転席からは運転席用アプリの画面が見え、助手席から助手席用アプリの画面が見えるようにしてもよい。
図6は、デュアルディスプレイモードのナビゲーション装置100における操作音出力処理を示すフローチャートである。ここでは簡単のため、バックグラウンドで実行中のアプリケーションは無く、1つの運転席用アプリと1つの助手席用アプリがフォアグラウンドで実行されているものとする。
デュアルディスプレイモードの状態で、ユーザが、タッチパネル4を用いてアプリケーション(運転席用アプリまたは助手席用アプリ)に対する操作を行うと(ステップS21)、メインCPU1は、運転席用アプリと助手席用アプリが同一のアプリケーションかどうか確認する(ステップS22)。両者が同一のアプリケーションであった場合は(ステップS22でYES)、運転席用アプリと助手席用アプリを区別しない共通の操作音(共通操作音)を鳴らす(ステップS23)。
運転席用アプリと助手席用アプリが異なるアプリケーションであった場合は(ステップS22でNO)、ステップS21で行われた操作が運転席用アプリに対する操作か否かを確認する(ステップS24)。
当該操作が運転席用アプリに対する操作であった場合は(ステップS24でYES)、予め定められた運転席用操作音を鳴らし(ステップS25)、助手席用アプリに対する操作であった場合は(ステップS24でNO)、運転席用操作音とは異なる助手席用操作音を鳴らす(ステップS26)。
ステップS21〜S26は、タッチパネル4に対する操作が行われる度に実行される。
以上の操作音生成処理により、ナビゲーション装置100は、運転席用アプリに対する操作が行われたときと、助手席用アプリに対する操作が行われたときとで、異なる操作音を出力することになる。運転席用アプリの操作音と助手席用アプリの操作音が異なることにより、例えばユーザが手探りでタッチパネル4の操作を行ったときに、操作音からどのアプリに対する操作が行われたかを認識できる。よって、ユーザは自分の操作が受け付けられたか否かを判断できる。
本実施の形態では、運転席用アプリと助手席用アプリが同じアプリケーションのときは、同一の共通操作音を鳴らしたが、運転席用アプリと助手席用アプリが同じアプリケーションのときでも、互いに異なる運転席用操作音と助手席用操作音を鳴らすようにしてもよい。共通操作音を用いる場合、運転者と同乗者が互いに同じアプリケーションを実行中であるか否かを操作音から判断できる。なお、共通操作音は、運転席用操作音とも助手席用操作音とも異なる音であることが好ましい。
運転席用操作音、助手席用操作音、共通操作音は、それぞれ一定の音でなくてもよい。例えば、実行中のアプリケーションの種類やユーザによる操作の内容に応じて変化させてもよく、その場合には、操作音からアプリケーションの種類やユーザによる操作の内容を判断できるようになる。
本実施の形態では、フォアグラウンドで同時に実行されるアプリケーションの数が2つである例を示したが、本発明は、3つ以上のアプリケーションがフォアグラウンドで同時に実行される情報処理装置にも適用可能である。その場合は、フォアグラウンドで同時に実行されるアプリケーションごとに操作音が異なるようにするとよい。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 メインCPU、1a 第1実行部、1b 第2実行部、2 ハードディスク、3 内蔵メモリ、4 タッチパネル、5 表示部、6 アンプ、7 スピーカ、8 GPS受信機、9 車速センサ、10 DTV受信機、11 ラジオ受信機、12 光ディスクドライブ、13 機器インターフェース、14 メモリオーディオ機器、15 携帯電話、16 ETC機器、100 ナビゲーション装置。
Claims (4)
- 互いに独立してアプリケーションを実行可能な第1実行部および第2実行部と、
前記アプリケーションに対するユーザの操作を受け付ける操作入力部と、
前記第1実行部が実行中のアプリケーションの操作音である第1操作音および前記第2実行部が実行中のアプリケーションの操作音である第2操作音を生成する操作音生成部とを備え、
操作音生成部は、前記第1操作音と前記第2操作音を異なる音にする
ことを特徴とする情報処理装置。 - 前記操作音生成部は、前記第1実行部と前記第2実行部が同じアプリケーションを実行中のときは、前記第1操作音と前記第2操作音を同じ音にする
請求項1記載の情報処理装置。 - 前記操作音生成部は、アプリケーションの種類または操作の内容に応じて、前記第1操作音および前記第2操作音を変化させる
請求項1または請求項2記載の情報処理装置。 - 前記情報処理装置は車両に搭載可能であり、
前記第1実行部は、前記車両の運転席向けにアプリケーションを実行し、
前記第2実行部は、前記車両の助手席向けにアプリケーションを実行する
請求項1から請求項3のいずれか一項記載の情報処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013151237A JP2015020640A (ja) | 2013-07-22 | 2013-07-22 | 情報処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2015020640A true JP2015020640A (ja) | 2015-02-02 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2022254664A1 (ja) * | 2021-06-03 | 2022-12-08 | 日産自動車株式会社 | 表示制御装置及び表示制御方法 |
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2013
- 2013-07-22 JP JP2013151237A patent/JP2015020640A/ja active Pending
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