WO2007097262A1

WO2007097262A1 - 照明装置

Info

Publication number: WO2007097262A1
Application number: PCT/JP2007/052859
Authority: WO
Inventors: Teruo Koike; Shoichi Banba; Katsura Tsukada; Mitsuo Yamada; Satoshi Nagasawa
Original assignee: Stanley Electric Co., Ltd.
Priority date: 2006-02-20
Filing date: 2007-02-16
Publication date: 2007-08-30
Also published as: US20090027883A1; US7686475B2; EP1988329A4; EP1988329B1; ES2373122T3; EP1988329A1

Abstract

　発光素子モジュールからの光を照明装置の前後方向に広角に照射する。　発光素子１ａを有する発光素子モジュール１と、複数の発光素子モジュール１を取り付けるための取り付け部材２と、取り付け部材２を支持するための支柱４とを具備し、取り付け部材２に取り付けられた複数の発光素子モジュール１からの光が複数の異なる向きに指向せしめられるように、取り付け部材２が複数段階に屈曲せしめられている照明装置において、取り付け部材２の先端側の部分に取り付けられた発光素子モジュール１－２の主光軸線Ｌ１－２と水平面ＨＬとがなす角度θ１－２が、取り付け部材２の根元側の部分に取り付けられた発光素子モジュール１－８の主光軸線Ｌ１－８と水平面ＨＬとがなす角度θ１－８よりも小さくなるように、取り付け部材２が複数段階に屈曲せしめられている。

Description

照明装置

技術分野

[0001] 本発明は、取り付け部材に取り付けられた複数の発光素子モジュールからの光が複数の異なる向きに指向せしめられるように取り付け部材が複数段階に屈曲せしめられている照明装置に関する。

背景技術

[0002] 例えば特許文献 1に記載された照明装置では、発光素子を有する発光素子モジュールと、複数の発光素子モジュールを取り付けるための取り付け部材と、取り付け部材を支持するための支持部材とが設けられ、取り付け部材に取り付けられた複数の発光素子モジュールからの光が複数の異なる向きに指向せしめられるように、取り付け部材が複数段階に屈曲せしめられて、る。

[0003] 更に、この照明装置では、複数個の白色発光ダイオードと、 1個の平面プリント基板とによって 1個の発光素子モジュールが構成されている。また、 5段階に屈曲せしめられた取り付け部材に対して 5個の発光素子モジュールが取り付けられている。更に、 5個の発光素子モジュールが取り付けられた取り付け部材が、支持部材によって支持されている。取り付け部材は、左右方向に 5段階に屈曲せしめられている。

[0004] そのため、左右方向に 5段階に屈曲せしめられた取り付け部材のうち、取り付け部材の中央部分に取り付けられた発光素子モジュールの主光軸線と水平面とがなす角度が最も大きくなり、その右側の部分に取り付けられた発光素子モジュールの主光軸線と水平面とがなす角度が 2番目に大きくなり、その更に右側の部分に取り付けられた発光素子モジュールの主光軸線と水平面とがなす角度が最も小さくなつている。

[0005] また、左右方向に 5段階に屈曲せしめられた取り付け部材のうち、取り付け部材の中央部分に取り付けられた発光素子モジュールの主光軸線と水平面とがなす角度が最も大きくなり、その左側の部分に取り付けられた発光素子モジュールの主光軸線と水平面とがなす角度が 2番目に大きくなり、その更に左側の部分に取り付けられた発光素子モジュールの主光軸線と水平面とがなす角度が最も小さくなつている。 [0006] その結果、取り付け部材に取り付けられた 5個の発光素子モジュール力の光が、 5方向に指向せしめられ、照明装置の左右方向に広角に照射されて、る。

それゆえ、例えば上記照明装置が道路の端に設置される場合には、発光素子モジユールからの光を道路の走行方向に広角に照射することができる。

[0007] ところで、特許文献 1に記載された照明装置では、取り付け部材が、左右方向に屈曲せしめられて、るものの、前後方向には屈曲せしめられてヽな、。

[0008] この照明装置では、取り付け部材が左右方向に屈曲せしめられているために、取り付け部材の右側あるいは左側の部分に取り付けられた発光素子モジュールの主光軸線と水平面とがなす角度が、取り付け部材の中央部分に取り付けられた発光素子モジュールの主光軸線と水平面とがなす角度よりも小さくなつているものの、取り付け部材が前後方向には屈曲せしめられてヽな、ため、取り付け部材の中央部分に取り付けられた発光素子モジュールのうち、先端側に位置する白色発光ダイオードの主光軸線と、根元側に位置する白色発光ダイオードの主光軸線とがほぼ平行になっている。

[0009] その結果、発光素子モジュールからの光を、照明装置の左右方向に広角に照射することができるものの、照明装置の前後方向には広角に照射することができない。それゆえ、照明装置の前側のうち、照明装置に近い位置を明るく照らそうとすると、照明装置力も離れた位置を明るく照らすことができなくなってしまい、一方、照明装置の前側のうち、照明装置力離れた位置を明るく照らそうとすると、照明装置に近い位置を明るく照らすことができなくなってしまう。

[0010] 詳細には、例えば上記照明装置が道路の端に設置される場合には、発光素子モジユール力の光を道路の車線方向に広角に照射することができず、その結果、道路の車線方向のうち、照明装置に近い位置の路面、あるいは、照明装置から離れた位置の路面の、ずれか一方しか明るく照らすことができな、。

[0011] 特許文献 1 :特開 2004— 200102号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0012] 前記問題点に鑑み、本発明は、発光素子モジュールからの光を照明装置の前後方向に広角に照射することができる照明装置を提供することを目的とする。

換言すれば、本発明は、照明装置の前側のうち、照明装置に近い位置および照明装置力離れた位置の両方を明るく照らすことができる照明装置を提供することを目的とする。

[0013] 詳細には、本発明は、道路の車線方向のうち、照明装置に近い位置の路面および照明装置力離れた位置の路面の両方を明るく照らすことができる照明装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

[0014] 本発明によれば、発光素子を有する発光素子モジュールと、複数の発光素子モジユールを取り付けるための取り付け部材と、前記取り付け部材を支持するための支持部材とを具備し、前記取り付け部材に取り付けられた複数の発光素子モジュールからの光が複数の異なる向きに指向せしめられるように、前記取り付け部材が複数段階に屈曲せしめられている照明装置において、前記取り付け部材の先端側の部分に取り付けられた発光素子モジュールの主光軸線と水平面とがなす角度が、前記取り付け部材の根元側の部分に取り付けられた発光素子モジュールの主光軸線と水平面と力 Sなす角度よりも小さくなるように、前記取り付け部材が複数段階に屈曲せしめられていることを特徴とする照明装置が提供される。

発明の効果

[0015] 本発明の照明装置では、取り付け部材が照明装置の前後方向に複数段階に屈曲せしめられ、その結果、取り付け部材の先端側の部分に取り付けられた発光素子モジュールの主光軸線と水平面とがなす角度が、取り付け部材の根元側の部分に取り付けられた発光素子モジュールの主光軸線と水平面とがなす角度よりも小さくなつている。

[0016] 好ましくは、取り付け部材の先端側の部分に取り付けられた発光素子モジュールの主光軸線が、照明装置の前側のうち、照明装置から離れた位置に指向せしめられ、取り付け部材の根元側の部分に取り付けられた発光素子モジュールの主光軸線力照明装置の前側のうち、照明装置に近い位置に指向せしめられている。

[0017] そのため、本発明の照明装置によれば、発光素子モジュールからの光を照明装置の前後方向に広角に照射することができる。

換言すれば、本発明の照明装置によれば、照明装置の前側のうち、照明装置に近い位置および照明装置力離れた位置の両方を明るく照らすことができる。

本発明の照明装置が道路の端に設置される場合には、道路の車線方向のうち、照明装置に近い位置の路面および照明装置力離れた位置の路面の両方を明るく照らすことができる。

[0018] また、本発明の照明装置では、上述したように、取り付け部材の先端側の部分に取り付けられた発光素子モジュールの主光軸線が、照明装置の前側のうち、照明装置力離れた位置に指向せしめられているため、取り付け部材の根元側の部分に取り付けられた発光素子モジュールの主光軸線が、照明装置の前側のうち、照明装置から離れた位置に指向せしめられる場合よりも、発光素子モジュール力もの光路を短くすることができ、照明装置力も離れた位置を明るく照らすことができる。

[0019] 好ましくは、発光素子力放射された光を集光させるためのレンズが設けられている。更に、照明装置の左右方向の集光度合いが照明装置の前後方向の集光度合いよりも小さくなるように、レンズの集光特性が設定されて、る。

[0020] そのため、本発明の照明装置によれば、発光素子モジュールの左右方向寸法を小さく抑えつつ、発光素子モジュールからの光を照明装置の左右方向に広角に照射することができる。それゆえ、本発明の照明装置によれば、複数の発光素子モジュールが取り付けられる取り付け部材の左右方向寸法を小さく抑えつつ、発光素子モジュールからの光を照明装置の左右方向に広角に照射することができる。

[0021] つまり、本発明の照明装置によれば、複数の発光素子モジュールおよび取り付け部材が支持部材力左右方向に突出する量を小さく抑えつつ、発光素子モジュール力もの光を照明装置の左右方向に広角に照射することができる。

[0022] 取り付け部材が複数個の区画に分割され、取り付け部材の区画数と同一の数の発光素子モジュールが取り付け部材に取り付けられると、ある区画に取り付けられた発光素子モジュールからの光と、他の区画に取り付けられた発光素子モジュールからの光とが重なり合ってしまう。

[0023] この点に鑑み、本発明の照明装置では、好ましくは、ある区画に取り付けられた発光素子モジュールからの光と、他の区画に取り付けられた発光素子モジュールからの光とが重なり合ってしまうのを低減するために、取り付け部材が複数個の区画に分割され、取り付け部材の区画数よりも少ない数の発光素子モジュールが取り付け部材に取り付けられている。

[0024] そのため、本発明の照明装置によれば、照明装置全体の性能を低下させることなく、発光素子モジュールの数を低減することができる。その結果、本発明の照明装置によれば、照明装置全体の性能を低下させることなぐ照明装置の製造コストおよび運転コストを低減することができる。

[0025] 換言すれば、本発明の照明装置では、好ましくは、発光素子モジュールの数よりも多い数の区画が取り付け部材に形成されている。そのため、本発明の照明装置によれば、発光素子モジュールが取り付けられる区画を変更することにより、つまり、発光素子モジュールが取り付けられる位置を変更することにより、照明装置全体の特性を容易に変更することができる。すなわち、照明装置が設置される状況に応じて照明装置全体の特性を容易に変更することができる。

[0026] 本発明の照明装置では、好ましくは、発光素子として LEDが用いられ、 LEDを覆うように配置された蛍光体と、 LEDおよび蛍光体からの光を反射するための反射面を有するリフレクタとが設けられ、反射面には、蓄光材が配置されている部分と、蓄光材が配置されて、な、部分とが設けられて、る。

[0027] つまり、本発明の照明装置では、好ましくは、 LEDおよび蛍光体からの光を反射するための反射面に蓄光材が配置されている。そのため、 LEDの ON時に蓄光材に蓄えられた光を LEDの OFF時に照射することができる。それにより、 LEDの OFF時に補助的な光を照射することができ、 LEDの消費電力を低減することができる。

[0028] 本発明の照明装置では、好ましくは、色再現性および高輝度を主目的として蛍光体が選択されている。これにより、省エネルギー、色再現性および高輝度化の 3つを同時に達成することができる。

[0029] 本発明の照明装置では、好ましくは、蓄光材が反射面に網目状または点状に塗布されている。

[0030] また、本発明の照明装置では、好ましくは、蓄光材を含む網目状のシートが反射面に貼り付けられている。

[0031] あるいは、本発明の照明装置では、好ましくは、蓄光材が塗布されたリフレクタが、穴を有するシートによって覆われて、る。

[0032] また、本発明の照明装置では、好ましくは、蓄光材が添加された材料によってリフレクタが形成されている。更に好ましくは、蓄光材が添加された材料によってリフレクタが成形されている。

[0033] 換言すれば、本発明の照明装置では、好ましくは、蓄光材が反射面の全面に配置されるのではなぐ蓄光材が配置されない部分が反射面に残されている。そのため、蓄光材が反射面の全面に配置されている場合よりも、反射面の反射率を高くすることができ、 LEDの ON時に反射面からの反射光が弱くなるおそれを低減することができる。すなわち、本発明の照明装置によれば、 LEDの OFF時に補助的な光を照射できるようにしつつ、 LEDの ON時に反射面からの反射光が弱くなるおそれを低減することができる。

[0034] 本発明の照明装置では、好ましくは、 LEDおよび蛍光体と蓄光材との間に伝熱部材が配置されている。すなわち、 LEDおよび蛍光体と蓄光材とが熱的に接続されている。好ましくは、 LEDおよび蛍光体と蓄光材との間にヒートシンクが配置されている。そのため、 LEDが発生した熱によって蓄光材の温度を向上させることができ、それにより、蓄光材の発光強度を向上させることができる。

発明を実施するための最良の形態

[0035] 図 1は本発明の第 1の実施形態の照明装置の一部を構成する発光素子モジュール 1を示している。詳細には、図 1 (A)は部分的に断面で示した発光素子モジュール 1 の左側面図、図 1 (B)は発光素子モジュール 1の正面図、図 1 (C)は発光素子モジュール 1を前側かつ左側かつ下側力も見た斜視図、図 1 (D)は発光素子モジュール 1 の底面図である。

[0036] 図 1において、 laは例えば LEDのような発光素子を示している。 lbは発光素子 la 力も放射された光を下向き（図 1 (A)および図 1 (B)の下側）に反射するための反射面を備えたリフレクタを示して、る。 lcは発光素子 laからの直射光およびリフレクタ 1 bの反射面力もの反射光を配光制御するためにリフレクタ lbに取り付けられたレンズを示している。

[0037] また、図 1において、 Idは発光素子 laおよびリフレクタ lbを支持し、かつ、発光素子 laが発生した熱を放熱あるいは熱伝導するための熱インターフェース材を示している。 leは熱インターフェース材 Idを支持するためのハウジングを示している。 lei はハウジング leの一部を構成しているフィンを示している。 Ifは発光素子 la、リフレタタ lb、レンズ lcおよび熱インターフェース材 Idを覆うためのカバーを示している。 2は発光素子モジュール 1を取り付けるための取り付け部材を示している。

[0038] 第 1の実施形態の照明装置では、発光素子 laが発生した熱の一部力熱インターフェース材 Idから放熱せしめられる。また、発光素子 laが発生した熱の一部力熱ィンターフェース材 Idを介してハウジング leのフィン leiに熱伝導され、フィン leiから放熱せしめられる。更に、発光素子 laが発生した熱の一部力熱インターフェース材 Idおよびノ、ウジング leを介して取り付け部材 2に熱伝導され、取り付け部材 2から放熱せしめられる。

[0039] なお、第 1の実施形態の照明装置では、図 1に示されているように、 1個の発光素子モジュール 1に 3組の発光素子 la、リフレクタ lbおよびレンズ lcが設けられているが、第 2の実施形態として、 3組以外の任意の組数の発光素子 la、リフレクタ lbおよびレンズ lcが 1個の発光素子モジュール 1に設けられて!/、ても良!、。

[0040] 図 2は図 1に示されている発光素子モジュール 1から照射される光の配光パターンを示した図である。図 2の左側が、図 1に示されている発光素子モジュール 1の後側（図 1 (C)の左下側）に相当し、図 2の右側が、図 1に示されている発光素子モジユール 1の前側（図 1 (C)の右上側）に相当し、図 2の上側が、図 1に示されている発光素子モジュール 1の右側（図 1 (C)の右下側）に相当し、図 2の下側が、図 1に示されている発光素子モジュール 1の左側（図 1 (C)の左上側）に相当している。

[0041] 第 1の実施形態の照明装置では、図 1および図 2に示されているように、発光素子モジュール 1の左右方向（図 1 (A)の手前奥側方向、図 1 (B)の左右方向、図 1 (C )の左上右下側方向、図 1 (D)の左右方向、図 2の上下方向）の集光度合いが、発光素子モジュール 1の前後方向（図 1 (A)の左右方向、図 1 (B)の手前奥側方向、図 1 (C)の右上左下側方向、図 1 (D)の上下方向、図 2の左右方向）の集光度合 V、よりも小さくなるように、レンズ lcの集光特性が設定されて、る。

[0042] 換言すれば、第 1の実施形態の照明装置では、図 2に示されているように、発光素子モジュール 1から照射される光の配光パターンが、前後方向（図 2の左右方向）よりも左右方向（図 2の上下方向）に長くなるように設定されている。

[0043] 以下、図 3および図 4を参照して、第 1の実施形態の照明装置の構造を詳述する。

図 3および図 4は図 1に示されている発光素子モジュール 1が複数取り付けられた取り付け部材 2、並びに、複数の発光素子モジュール 1および取り付け部材 2を覆うためのランプ傘 3を示している。詳細には、図 3 (A)は取り付け部材 2およびランプ傘 3を正面から見た図、図 3 (B)は取り付け部材 2およびランプ傘 3を底面側から見た図、図 4 (A)はランプ傘 3の左側面図、図 4 (B)はランプ傘 3の一部が透視されている取り付け部材 2の左側面図である。

[0044] 第 1の実施形態の照明装置では、図 3 (A)および図 3 (B)に示されているように、取り付け咅材 2力 8個の区画 2—1, 2- 2, 2- 3, 2—4, 2- 5, 2-6, 2— 7, 2— 8, 2- 9, 2- 10, 2- 11, 2- 12, 2—13, 2—14, 2—15, 2—16, 2—17, 2— 18に分割され、それらの区画のうち、 14個の区画に対して、図 1に示されている発光素子モジュール: 1— 1, 1 - 2, 1 - 3, 1 -4, 1 -6, 1 7, 1 8, 1 9, 1— 10, 1—1 2, 1 - 13, 1 - 15, 1 - 16, 1— 18)力 4個取り付けられている。

[0045] 詳細には、取り付け部材 2の区画 2—1と、区画 2— 2と、区画 2— 3とが、 2段階に屈曲せしめられ、凹状 (詳細には、下側カゝら見られる場合に凹状）に形成されている。その結果、区画 2— 1に取り付けられた発光素子モジュール 1 1と、区画 2— 2に取り付けられた発光素子モジュール 1 2と、区画 2— 3に取り付けられた発光素子モジュール 1 3と力異なる方向に指向せしめられている。

[0046] 同様に、取り付け部材 2の区画 2— 4と、区画 2— 5と、区画 2— 6とが、 2段階に屈曲せしめられ、凹状 (詳細には、下側カゝら見られる場合に凹状）に形成されている。その結果、区画 2— 4に取り付けられた発光素子モジュール 1 4と、区画 2— 6に取り付けられた発光素子モジュール 1— 6とが、互いに異なる方向に指向せしめられて!/、る。更に、取り付け部材 2の区画 2— 2に対して区画 2—1, 2— 3が屈曲せしめられる角度と、取り付け部材 2の区画 2— 5に対して区画 2— 4, 2— 6が屈曲せしめられる角度とが、異なる値に設定されている。その結果、区画 2— 4に取り付けられた発光素子モジュール 1 4、および、区画 2— 6に取り付けられた発光素子モジュール 1—6は、発光素子モジュール 1— 1, 1 - 2, 1—3とも異なる方向に指向せしめられている。

[0047] 更に、取り付け部材 2の区画 2— 7と、区画 2— 8と、区画 2— 9と力 2段階に屈曲せしめられ、凹状 (詳細には、下側カゝら見られる場合に凹状）に形成されている。その結果、区画 2— 7に取り付けられた発光素子モジュール 1 7と、区画 2— 8に取り付けられた発光素子モジュール 1 8と、区画 2— 9に取り付けられた発光素子モジュール 1 9とが、互いに異なる方向に指向せしめられて、る。

また、図 3 (B)および図 4 (B)に示されているように、取り付け部材 2の区画 2— 5と、区画 2— 8とが、凸状 (詳細には、下側から見られる場合に凸状）に屈曲せしめられている。その結果、区画 2— 7に取り付けられた発光素子モジュール 1— 7、区画 2— 8 に取り付けられた発光素子モジュール 1 8、および、区画 2— 9に取り付けられた発光素子モジュール 1—9は、発光素子モジュール 1— 1, 1 - 2, 1 - 3, 1 -4, 1—6とも異なる方向に指向せしめられて、る。

[0048] また、取り付け部材 2の区画 2— 10と、区画 2— 11と、区画 2— 12と力 2段階に屈曲せしめられ、凹状 (詳細には、下側カゝら見られる場合に凹状）に形成されている。その結果、区画 2— 10に取り付けられた発光素子モジュール 1— 10と、区画 2— 12に取り付けられた発光素子モジュール 1— 12とが、互いに異なる方向に指向せしめられている。更に、取り付け部材 2の区画 2— 8に対して区画 2— 7, 2— 9が屈曲せしめられる角度と、取り付け部材 2の区画 2— 11に対して区画 2— 10, 2— 12が屈曲せしめられる角度とが、異なる値に設定されている。その結果、区画 2— 10に取り付けられた発光素子モジュール 1 10、および、区画 2— 12に取り付けられた発光素子モジュール 1— 12は、発光素子モジュール 1— 1, 1 - 2, 1 - 3, 1 -4, 1— 6, 1— 7, 1 -8, 1—9とも異なる方向に指向せしめられている。

[0049] 更に、取り付け部材 2の区画 2—13と、区画 2— 14と、区画 2—15と力 2段階に屈曲せしめられ、凹状 (詳細には、下側カゝら見られる場合に凹状）に形成されている。その結果、区画 2— 13に取り付けられた発光素子モジュール 1 13と、区画 2— 15に取り付けられた発光素子モジュール 1— 15とが、互いに異なる方向に指向せしめられている。

また、図 3(B)および図 4(B)に示されているように、取り付け部材 2の区画 2— 11と、区画 2— 14とが、凸状 (詳細には、下側力見られる場合に凸状）に屈曲せしめられている。その結果、区画 2— 13に取り付けられた発光素子モジュール 1—13、および、区画 2— 15に取り付けられた発光素子モジュール 1 15は、発光素子モジユール 1— 1, 1-2, 1-3, 1-4, 1-6, 1— 7, 1— 8, 1— 9, 1— 10, 1— 12とも異なる方向に指向せしめられて、る。

[0050] また、取り付け部材 2の区画 2—16と、区画 2— 17と、区画 2—18と力 2段階に屈曲せしめられ、凹状 (詳細には、下側カゝら見られる場合に凹状）に形成されている。その結果、区画 2—16に取り付けられた発光素子モジュール 1— 16と、区画 2—18に取り付けられた発光素子モジュール 1— 18とが、互いに異なる方向に指向せしめられている。更に、取り付け部材 2の区画 2— 14に対して区画 2— 13, 2— 15が屈曲せしめられる角度と、取り付け部材 2の区画 2—17に対して区画 2—16, 2—18が屈曲せしめられる角度とが、異なる値に設定されている。その結果、区画 2— 16に取り付けられた発光素子モジュール 1— 16、および、区画 2— 18に取り付けられた発光素子モジュール 1— 18は、発光素子モジュール 1— 1, 1-2, 1-3, 1-4, 1— 6, 1— 7, 1-8, 1-9, 1-10, 1-12, 1— 13, 1— 15とも異なる方向に旨向せしめられている。

[0051] 図 5は第 1の実施形態の照明装置 10の全体を示している。詳細には、図 5(A)は第 1の実施形態の照明装置 10の正面図、図 5 (B)は第 1の実施形態の照明装置 10の左側面図である。

[0052] 図 5において、 4は図 3および図 4に示されている取り付け部材 2を支持するための支柱を示して、る。 1― 1Rは図 3 (A)および図 3 (B)に示されて、る発光素子モジュール 1― 1から照射される光の配光パターンの右縁部（図 2の上縁部）を示して、る。 1 - 3Lは図 3 (A)および図 3 (B)に示されて、る発光素子モジュール 1― 3から照射される光の配光パターンの左縁部（図 2の下縁部）を示して、る。

[0053] また、図 5において、 L1 2は図 3(A)、図 3(B)および図 4(B)に示されている発光素子モジュール 1—2の主光軸線を示している。 L1— 8は図 3(A)、図 3(B)および図 4 (B)に示されて!/、る発光素子モジュール 1 8の主光軸線を示して!/、る。 0 1— 2は発光素子モジュール 1 2の主光軸線 L1 2と水平面 HL (図 4 (B)参照）とがなす角度を示している。 θ 1 8は発光素子モジュール 1—8の主光軸線 L1 8と水平面 H L (図 4 (B)参照）とがなす角度を示して、る。 1― 2Fは発光素子モジュール 1― 2から照射される光の配光パターンの前縁部（図 2の右縁部）を示して、る。 1 16Bは図 3 (A)および図 3 (B)に示されて、る発光素子モジュール 1— 16から照射される光の配光パターンの後縁部（図 2の左縁部）を示して、る。

[0054] なお、第 1の実施形態の照明装置 10では、図 3〜図 5に示されているように、取り付け部材 2がランプ傘 3の一部を介して支柱 4に取り付けられているが、第 3の実施形態として、代わりに、取り付け部材 2が支柱 4に直接取り付けられたり、あるいは、ランプ傘 3以外の部材を介して取り付け部材 2が支柱 4に取り付けられたりしていても良い。

[0055] 第 1の実施形態の照明装置 10では、図 3 (A)、図 3 (B)、図 4 (B)および図 5 (B)に示されているように、取り付け部材 2の先端側 (前側）（図 3 (A)の上側、図 3 (B)の上側、図 4 (B)の右側、図 5 (B)の右側）の部分に取り付けられた発光素子モジュール 1 2の主光軸線 L1 2と水平面 HL (図 4 (B)参照）とがなす角度 0 1— 2が、発光素子モジュール 1 2の後側（取り付け部材 2の根元側）（図 3 (A)の下側、図 3 (B)の下側、図 4 (B)の左側、図 5 (B)の左側）に取り付けられた発光素子モジュール 1 8の主光軸線 L1 8と水平面 HL (図 4 (B)参照）とがなす角度 θ 1 8よりも小さくなるように、取り付け部材 2が 2段階に屈曲せしめられ、凸状 (詳細には、下側力も見られる場合に凸状）に形成されている。

[0056] つまり、図 4 (B)に示されているように、取り付け部材 2が前後方向（図 4 (B)の左右方向）に 2段階に屈曲せしめられ、その結果、取り付け部材 2の先端側（図 4 (B)の右側）の部分に取り付けられた発光素子モジュール 1 2の主光軸線 L1 2と水平面 H Lとがなす角度 θ 1 2が、発光素子モジュール 1 2より取り付け部材 2の根元側（図 4 (B)の左側）の部分に取り付けられた発光素子モジュール 1 8の主光軸線 L1 8と水平面 HLとがなす角度 Θ 1—8よりも小さくなつている。

[0057] 詳細には、取り付け部材 2の先端側（図 4 (B)の右側、図 5 (B)の右側）の部分に取り付けられた発光素子モジュール 1— 2の主光軸線 L1— 2が、照明装置 10から離れた位置 P 1— 2に指向せしめられ、発光素子モジュール 1 2より取り付け部材 2の根元側（図 4 (B)の左側、図 5 (B)の左側）の部分に取り付けられた発光素子モジュール 1— 8の主光軸線 L1— 8が、照明装置 10に近い位置 P1— 8に指向せしめられている

[0058] そのため、発光素子モジュール 1— 1, 1 - 2, 1 - 3, 1—4, 1— 6, 1— 7, 1— 8, 1

- 9, 1 - 10, 1 - 12, 1 - 13, 1 - 15, 1— 16, 1— 18力もの光を照明装置 10の前後方向（図 5 (B)の左右方向）に広角に照射することができる。

[0059] 換言すれば、第 1の実施形態の照明装置 10によれば、照明装置 10の前側（図 5 ( B)の右側）のうち、照明装置 10に近い位置および照明装置 10から離れた位置の両方を明るく照らすことができる。

[0060] したがって、第 1の実施形態の照明装置 10が道路の端に設置される場合には、道路の車線方向（図 5 (B)の左右方向）のうち、照明装置 10に近、位置の路面および照明装置 10から離れた位置の路面の両方を明るく照らすことができる。

[0061] また、第 1の実施形態の照明装置 10では、図 4 (B)および図 5 (B)に示されているように、取り付け部材 2の先端側（図 4 (B)の右側)の部分に取り付けられた発光素子モジュール 1—2の主光軸線 L1— 2が、照明装置 10力も離れた位置 P1— 2に指向せしめられているため、取り付け部材 2の根元側（図 4 (B)の左側）の部分に取り付けられた発光素子モジュール（例えば発光素子モジュール 1— 16, 1— 18など）の主光軸線が、照明装置 10から離れた位置 P1— 2に指向せしめられる場合よりも、発光素子モジュールから照射位置 P 1—2までの光路を短くすることができ、その結果、照明装置 10から離れた位置 P1— 2を明るく照らすことができる。

[0062] 更に、第 1の実施形態の照明装置 10では、図 1 (A)および図 1 (C)に示されているように、発光素子 laから放射された光^^光させるためのレンズ lcが設けられている。また、図 2に示されているように、照明装置 10の左右方向（図 2の上下方向）の集光度合いが照明装置 10の前後方向（図 2の左右方向）の集光度合いよりも小さくなるように、つまり、発光素子モジュール 1から照射される光の配光パターンの左右方向寸法 (図 2の上下方向寸法)が前後方向寸法 (図 2の左右方向寸法)よりも大きくなるように、レンズ lcの集光特性が設定されている。 [0063] そのため、第 1の実施形態の照明装置 10によれば、発光素子モジュール 1の左右方向寸法（図 1 (B)の左右方向寸法、図 1 (D)の左右方向寸法)を小さく抑えつつ、発光素子モジュール 1からの光を照明装置 10の左右方向（図 5 (A)の左右方向）に広角に照射することができる。それゆえ、第 1の実施形態の照明装置 10によれば、複数の発光素子モジュール 1(1— 1, 1-2, 1-3, 1-4, 1-6, 1— 7, 1— 8, 1— 9, 1-10, 1-12, 1-13, 1-15, 1 16, 1— 18)が取り付けられる取り付け部材 2 の左右方向寸法（図 3 (A)の左右方向寸法、図 3 (B)の左右方向寸法)を小さく抑えつつ、発光素子モジュール 1からの光を照明装置 10の左右方向（図 5 (A)の左右方向）に広角に照射することができる。

[0064] つまり、第 1の実施形態の照明装置 10によれば、図 3 (A)、図 3 (B)および図 5 (A) に示されているように、複数の発光素子モジユーノレ 1(1— 1, 1-2, 1-3, 1-4, 1 -6, 1-7, 1-8, 1-9, 1-10, 1— 12, 1— 13, 1— 15, 1— 16, 1— 18)および取り付け部材 2が支柱 4力も左右方向（図 5 (A)の左右方向）に突出する量を小さく抑えつつ、発光素子モジュール 1からの光を照明装置 10の左右方向（図 5 (A)の左右方向）に広角に照射することができる。

[0065] 図 3(A)および図 3(B)において、仮に、取り付け部材 2の区画数（18個）と同一の数の発光素子モジュール 1が取り付け部材 2に取り付けられると、区画 2— 2に取り付けられた発光素子モジュール 1 2からの光と、区画 2— 5に取り付けられた発光素子モジュール 1からの光とが重なり合い、区画 2— 8に取り付けられた発光素子モジユール 1 8力の光と、区画 2— 11に取り付けられた発光素子モジュール 1からの光とが重なり合い、区画 2— 13, 2—15に取り付けられた発光素子モジュール 1— 13, 1— 15力の光と、区画 2— 14に取り付けられた発光素子モジュール 1からの光とが重なり合い、区画 2— 16, 2— 18に取り付けられた発光素子モジュール 1— 16, 1— 18力らの光と、区画 2— 17に取り付けられた発光素子モジュール 1からの光とが重なり合つてしまう。

[0066] これに対し、第 1の実施形態の照明装置 10では、区画 2— 2に取り付けられた発光素子モジュール 1—2からの光と、区画 2— 5に取り付けられた発光素子モジュール 1 力もの光とが重なり合ってしまうのを回避するために、区画 2— 5には発光素子モジュール 1が取り付けられていない。また、区画 2— 8に取り付けられた発光素子モジユール 1 8力の光と、区画 2— 11に取り付けられた発光素子モジュール 1からの光とが重なり合ってしまうのを回避するために、区画 2—11には発光素子モジュール 1が取り付けられていない。更に、区画 2—13, 2— 15に取り付けられた発光素子モジユール 1 13, 1— 15力らの光と、区画 2— 14に取り付けられた発光素子モジュール 1からの光とが重なり合ってしまうのを回避するために、区画 2— 14には発光素子モジュール 1が取り付けられていない。また、区画 2— 16, 2— 18に取り付けられた発光素子モジュール 1— 16, 1— 18力らの光と、区画 2— 17に取り付けられた発光素子モジユール 1からの光とが重なり合ってしまうのを回避するために、区画 2—17には発光素子モジュール 1が取り付けられて、な、。

[0067] このように、取り付け部材 2の区画数（18個）よりも少ない数（14個）の発光素子モジユール 1が取り付け部材 2に取り付けられている。

そのため、照明装置全体の性能を低下させることなぐ発光素子モジュール 1の数を低減することができる。その結果、第 1の実施形態の照明装置 10によれば、照明装置全体の性能を低下させることなぐ照明装置 10の製造コストおよび運転コストを低減することができる。

[0068] 換言すれば、第 1の実施形態の照明装置 10では、発光素子モジュール 1の数よりも多い数の区画が取り付け部材 2に形成されている。そのため、発光素子モジュール 1が取り付けられる区画を変更することにより、つまり、発光素子モジュール 1が取り付けられる位置を変更することにより、照明装置全体の特性を容易に変更することができる。すなわち、照明装置 10が設置される状況に応じて照明装置全体の特性を容易に変更することができる。

[0069] なお、第 1の実施形態の照明装置 10では、図 3 (A)および図 3 (B)に示されているように、 14個の発光素子モジュール 1が、 18個の区画を有する取り付け部材 2に取り付けられている力第 4の実施形態として、代わりに、 14個以外の任意の数の発光素子モジュール 1が、発光素子モジュール 1の数より多!、任意の数の区画を有する取り付け部材 2に取り付けられて、ても良、。

[0070] 第 1の実施形態の照明装置 10では、 1個の発光素子モジュール 1によって照射される領域と、照明装置全体の照射領域とがほぼ一致せしめられるのではなぐ 1個の発光素子モジュール 1によって照射される領域が、照明装置全体の照射領域より小さくされている。

[0071] つまり、照明装置全体の照射領域が複数の小さい領域に分割され、 1つの小さい領域に 1個の発光素子モジュール 1の照射領域が割り当てられている。また、隣接する 2個の発光素子モジュール 1の照射領域に重複部分が設けられている。

[0072] 次に第 5の実施形態の照明装置について、図 6および図 7を参照して説明する。第 5の実施形態の照明装置 10は、発光素子の構成を除き、上述した第 1の実施形態の照明装置 10とほぼ同様に構成されている。

[0073] 図 6は第 5の実施形態の照明装置 10の発光素子 (LEDパッケージ） laなどの拡大断面図である。第 5の実施形態の照明装置では、図 6に示されているように、 LEDla 1と、それらの LEDlalを覆うように配置された蛍光体 la2とによって発光素子（LED ノッケージ） laが構成されている。蛍光体 la2は、色再現性および高輝度を主目的として選択されている。例えば青色光および紫外光によって励起され、発光する蛍光体が選択されている。

[0074] 図 7は第 5の実施形態の照明装置 10の発光素子 (LEDパッケージ） la、リフレクタ 1 bおよび熱インターフェース材 Idの拡大図であり、図 7 (A)は発光素子（LEDパッケージ） la、リフレクタ lbおよび熱インターフェース材 Idを正面から見た拡大断面図である。図 7 (B)はそれらの底面図、つまり、それらを図 7 (A)の下側から見た図である。

[0075] 第 5の実施形態の照明装置では、図 7 (A)および図 7 (B)に示されているように、リフレクタ lbの反射面 lblに、蓄光材が配置されている部分 lblaと、蓄光材が配置されていない部分 lblbとが設けられている。詳細には、リフレクタ lbの反射面 lblに蓄光材を網目状に塗布することにより、蓄光材が配置されている部分 lblaが形成されている。更に、リフレクタ lbの下面（図 7 (A)の下側の面）には、全面にわたって蓄光材が塗布されている。蓄光材としては、例えば長残光性、光輝度および信頼性を有する蛍光材料が使用される。具体的には、例えば希土類付活二価金属アルミン酸塩で構成されたもの、希土類付活二価金属ホウ酸置換アルミン酸塩で構成されたもの、 Eu付活および希土類等共付活ケィ酸塩で構成されたもの、 Eu付活希土類酸硫酸ィ匕物で構成されたもの等が、蓄光材として使用される。

[0076] 発光素子（LEDパッケージ） laが発生した熱の一部は、熱インターフェース材 Idおよびリフレクタ lbを介して、リフレクタ lbの反射面 lbl上の蓄光材、および、リフレクタ lbの下面上の蓄光材に熱伝導される。それにより、蓄光材が昇温せしめられ、蓄光材の発光強度が強められる。

[0077] また、第 5の実施形態の照明装置では、図 1、図 6および図 7に示されているように、 LEDlalの ON時に、 LEDlalおよび蛍光体 la2から放射された光の一部が、レンズ lcによって配光制御され、図 1 (A)の下側に照射される。また、 LEDlalの ON時に、 LEDlalおよび蛍光体 la2から放射された光の一部が、リフレクタ lbの反射面 1 blのうち、蓄光材が配置されていない部分 lblbによって反射され、レンズ lcによつて配光制御され、図 1 (A)の下側に照射される。更に、 LEDlalの ON時に、 LED1 alおよび蛍光体 la2から放射された光の一部、および、発光素子モジュール 1外から発光素子モジュール 1内に進入した光 (例えば太陽光、他の照明器具力の光など）の一部が、リフレクタ lbの反射面 lbl上の蓄光材、および、リフレクタ lbの下面上の蓄光材によって蓄えられる。

[0078] また LEDlalの OFF時には、リフレクタ lbの反射面 lbl上の蓄光材が発した光が放射され、レンズ lcによって配光制御され、図 1 (A)の下側に照射される。更に、 LE Dialの OFF時に、リフレクタ lbの下面上の蓄光材が発した光が放射され、図 1 (A) の下側に照射される。

[0079] 好ましくは、蓄光材の残光輝度を考慮して LEDlalがパルス駆動され、 LEDlal の OFF時に、蓄光材力もの発光が補助的に使用される。それにより、省エネルギーが図られている。

[0080] 詳細には、蓄光材の残光輝度、残光時間、および飽和輝度に達する時間が考慮され、 LEDlalの OFF時に照明装置の使用者力 LEDlalの点滅感を感じない範囲内で、蓄光材の最大限の輝度が得られるように、 LEDlalの OFF期間が設定されている。

[0081] 上述したように、第 1の実施形態の照明装置では、蛍光体および蓄光材が設けられていないのに対し、第 5の実施形態の照明装置では、蛍光体 la2および蓄光材が設けられている。

[0082] 以上説明したように、第 5の実施形態の照明装置 10では、 LEDlal (図 6参照）および蛍光体 la2からの光を反射するための反射面 lbl (図 7参照）に蓄光材が配置されている。そのため、 LEDlalの ON時に蓄光材に蓄えられた光（詳細には、 LED1 alおよび蛍光体 la2からの光、並びに、例えば太陽光、他の照明器具からの光のような照明装置 10外力もの光）を LEDlalの OFF時に照射することができる。それにより、 LEDlalの OFF時に補助的な光を照射することができ、 LEDlalの消費電力を低減することができる。

[0083] また、第 5の実施形態の照明装置 10では、色再現性および高輝度を主目的として蛍光体 la2 (図 6参照）が選択されている。そのため、省エネルギー、色再現性および高輝度化の 3つを同時に達成することができる。

[0084] 更に、図 7に示されているように、蓄光材がリフレクタ lbの反射面 lblに網目状に塗布され、その結果、蓄光材が配置されている部分 lblaと、蓄光材が配置されていない部分 lblbと力リフレクタ lbの反射面 lblに設けられている。すなわち、蓄光材が反射面 lblの全面に配置されるのではなぐ蓄光材が配置されない部分 lblbが反射面 lblに残されている。

[0085] そのため、蓄光材が反射面 lblの全面に配置されている場合よりも、反射面 lblの反射率を高くすることができ、 LEDlalの ON時に反射面 lblからの反射光が弱くなるおそれを低減することができる。

すなわち、第 5の実施形態の照明装置 10によれば、 LEDlalの OFF時に補助的な光を照射できるようにしつつ、 LEDlalの ON時に反射面 lblからの反射光が弱くなるおそれを低減することができる。

[0086] 更に、第 5の実施形態の照明装置 10では、図 1、図 6および図 7に示されているように、 LEDlalおよび蛍光体 la2と蓄光材との間に伝熱機能を有する熱インターフエース材 Idおよびリフレクタ lbが配置され、 LEDlalおよび蛍光体 la2と蓄光材とが熱的に接続されている。 LEDlalおよび蛍光体 la2と蓄光材との間に配置された熱インターフェース材 Idおよびリフレクタ lbに、ヒートシンクとしての機能が備えられている。 [0087] そのため、 LEDlalが発生した熱によって蓄光材の温度を向上させることができ、それにより、蓄光材の発光強度を向上させることができる。

[0088] 次に第 6〜第 9の実施形態を説明する。これら実施形態は、第 5の実施形態とは、発光素子のリフレクタの構成が異なる。

図 8は第 6の実施形態の照明装置の発光素子 (LEDパッケージ） la、リフレクタ lb および熱インターフェース材 Idの拡大図である。詳細には、図 8 (A)は第 6の実施形態の照明装置の発光素子 (LEDパッケージ） la、リフレクタ lbおよび熱インターフエース材 Idを正面から見た拡大断面図である。図 8 (B)はそれらの底面図、つまり、それらを図 8 (A)の下側から見た図である。

[0089] 第 6の実施形態の照明装置では、図 8 (A)および図 8 (B)に示されているように、リフレクタ lbの反射面 lblに、蓄光材が配置されている部分 lblaと、蓄光材が配置されて、な、部分 lb lbとが設けられて!/、る。

[0090] 詳細には、第 5の実施形態の照明装置 10では、図 7 (A)および図 7 (B)に示されているように、リフレクタ lbの反射面 lblに蓄光材を網目状に塗布することにより、蓄光材が配置されている部分 lblaが形成されているが、第 6の実施形態の照明装置では、代わりに、図 8 (A)および図 8 (B)に示されているように、リフレクタ lbの反射面 lb 1に蓄光材を点状に塗布することにより、蓄光材が配置されている部分 lblaが形成されている。

[0091] 図 9は第 7の実施形態の照明装置の発光素子 (LEDパッケージ） la、リフレクタ lb、熱インターフェース材 Idなどの拡大図である。詳細には、図 9 (A)は第 7の実施形態の照明装置の発光素子（LEDパッケージ） la、リフレクタ lb、熱インターフェース材 1 dなどを正面から見た拡大断面図である。図 9 (B)はそれらの底面図、つまり、それらを図 9 (A)の下側から見た図である。

[0092] 第 5の実施形態の照明装置 10では、図 7 (A)および図 7 (B)に示されているように、リフレクタ lbの反射面 lblに蓄光材を網目状に塗布することにより、蓄光材が配置されている部分 lblaが形成されているが、第 7の実施形態の照明装置では、代わりに、図 9 (A)および図 9 (B)に示されているように、蓄光材を含む網目状のシート lgをリフレクタ lbの反射面 lblに貼り付けることにより、蓄光材が配置されている部分が形成されている。

[0093] その結果、第 7の実施形態の照明装置では、第 5の実施形態の照明装置 10と同様に、リフレクタ lbの反射面 lblに、蓄光材が配置されている部分（lg)と、蓄光材が配置されてヽな、部分とが設けられて、る。

[0094] 図 10は第 8の実施形態の照明装置の発光素子 (LEDパッケージ） la、リフレクタ lb 、熱インターフース材 Idなどの拡大図である。詳細には、図 10 (A)は第 8の実施形態の照明装置の発光素子 (LEDパッケージ） la、リフレクタ lb、熱インターフェース材 Idなどを正面から見た拡大断面図である。図 10 (B)はそれらの底面図、つまり、それらを図 10 (A)の下側力も見た図である。

[0095] 第 5の実施形態の照明装置 10では、図 7 (A)および図 7 (B)に示されているように、リフレクタ lbの反射面 lblに蓄光材を網目状に塗布することにより、蓄光材が配置されている部分 lblaが形成されているが、第 8の実施形態の照明装置では、代わりに、図 10 (A)および図 10 (B)に示されているように、穴 lilを有するシート liによって、蓄光材が塗布されたリフレクタ lbの内周面 lb2を覆うことにより、蓄光材が配置されている部分が形成されている。

[0096] 詳細には、第 8の実施形態の照明装置では、シート liの穴 lilを介して露出せしめられたリフレクタ lbの内周面 lb2上の蓄光材によって、 LEDlal (図 6参照）および蛍光体 la2からの光が蓄光される。また、シート liの内周面のうち、穴 lilの開いていない部分 li2が、鏡面状になっており、 LEDlalの ON時に LEDlalおよび蛍光体 la 2からの光を反射する機能を有する。

[0097] その結果、第 8の実施形態の照明装置では、第 5の実施形態の照明装置 10と同様に、リフレクタ lbの反射面に、蓄光材が配置されている部分（lb2, lil)と、蓄光材が配置されて、な、部分（ li2)とが設けられて、る。

[0098] 図 11は第 9の実施形態の照明装置のリフレクタ lbの拡大図である。詳細には、図 1 1 (A)は第 9の実施形態の照明装置のリフレクタ lbを正面力見た拡大断面図である。図 11 (B)はその底面図、つまり、それを図 11 (A)の下側から見た図である。

[0099] 第 5の実施形態の照明装置 10では、図 7 (A)および図 7 (B)に示されているように、リフレクタ lbの反射面 lblに蓄光材を網目状に塗布することにより、蓄光材が配置されている部分 lblaが形成されているが、第 9の実施形態の照明装置では、代わりに、図 11 (A)および図 11 (B)に示されて、るように、蓄光材が添加された材料 (蓄光材の含有率が 0%より高く 100%より低い材料）によってリフレクタ lbを形成することにより、蓄光材が配置されている部分がリフレクタ lbの反射面 lblに形成されている。詳細には、第 9の実施形態の照明装置では、蓄光材が添加された高反射率白色榭脂材料によってリフレクタ lbが成形されている。

[0100] その結果、第 9の実施形態の照明装置では、第 5の実施形態の照明装置 10と同様に、リフレクタ lbの反射面 lblに、蓄光材が配置されている部分と、蓄光材が配置されて、な、部分とが設けられて、る。

[0101] 第 9の実施形態の照明装置によれば、蓄光材を塗布したり、貼ったりする必要なぐ第 5から第 8の実施形態の照明装置と同様の効果を奏することができる。

[0102] 次に第 10の実施形態の照明装置について、図 12および図 13を参照して説明する。第 10の実施形態の照明装置は、発光素子の構造を除いて、第 1および第 5の実施形態の照明装置と同様である。

図 12は第 10の実施形態の照明装置の発光素子モジュールの断面図である。図 1 2において、 10aは図 6に示されている発光素子 (LEDパッケージ） laと同様に構成された発光素子 (LEDパッケージ）を示して、る。 10bは発光素子 (LEDパッケージ） 10aから放射された光を上向き（図 12の上側）に反射するための反射面を備えたリフレクタを示している。 10cは発光素子（LEDパッケージ） 10aからの直射光およびリフレクタ 10bの反射面力もの反射光を配光制御するためにリフレクタ 10bに取り付けられたレンズを示して、る。

[0103] また、図 12において、 10dは発光素子 (LEDパッケージ） 10aが発生した熱を放熱あるいは熱伝導するための熱インターフェース材を示している。 10eはリフレクタ 10b および熱インターフェース材 10dを支持するためのハウジングを示している。

[0104] 第 10の実施形態の照明装置では、図 12に示されているように、発光素子 (LEDパッケージ） 10aが発生した熱の一部力熱インターフェース材 10dから放熱せしめられる。また、発光素子 (LEDパッケージ） 10aが発生した熱の一部力熱インターフエ一ス材 10dを介してハウジング 10eに熱伝導され、ハウジング 10eの表面から放熱せしめられる。

[0105] 図 13は図 12に示されているリフレクタ 10bの部品図である。詳細には、図 13 (A)はリフレクタ 10bの平面図、図 13 (B)はリフレクタ 10bの断面図である。

[0106] 第 10の実施形態の照明装置では、図 13 (A)および図 13 (B)に示されているように、リフレクタ 10bの反射面 lOblに、蓄光材が配置されている部分 lOblaと、蓄光材が配置されていない部分 lOblbとが設けられている。詳細には、リフレクタ 10bの反射面 lOblに蓄光材を網目状に塗布することにより、蓄光材が配置されている部分 10b laが形成されている。更に、リフレクタ 10bの上面（図 13 (B)の上側の面）には、全面にわたつて蓄光材が塗布されている。蓄光材としては、第 5の実施形態と同様の材料を用いることができる。

[0107] 更に、第 10の実施形態の照明装置では、図 12に示されているように、発光素子 (L EDパッケージ） 10aが発生した熱の一部力熱インターフェース材 10d、ハウジング 1 Oeおよびリフレクタ 10bを介して、リフレクタ 10bの反射面 lObl上の蓄光材、および、リフレクタ 10bの上面上の蓄光材に熱伝導される。それにより、蓄光材が昇温せしめられ、蓄光材の発光強度が強められる。

[0108] また、第 10の実施形態の照明装置では、図 12に示されているように、 LEDの ON 時に、 LEDおよび蛍光体から放射された光の一部が、レンズ 10cによって配光制御され、図 12の上側に照射される。また、 LEDの ON時に、 LEDおよび蛍光体から放射された光の一部が、リフレクタ 10bの反射面 lOblのうち、蓄光材が配置されていない部分 10b lbによって反射され、レンズ 10cによって配光制御され、図 12の上側に照射される。更に、 LEDの ON時に、 LEDおよび蛍光体から放射された光の一部、および、照明装置外から照明装置内に進入した光の一部が、リフレクタ 10bの反射面 lObl上の蓄光材、および、リフレクタ 10bの上面上の蓄光材によって蓄えられる。

[0109] LEDの OFF時には、リフレクタ 10bの反射面 lObl上の蓄光材が発した光が放射され、レンズ 10cによって配光制御され、図 12の上側に照射される。更に、 LEDの OF F時に、リフレクタ 10bの上面上の蓄光材が発した光が放射され、図 12の上側に照射される。

[0110] 第 10の実施形態の照明装置でも、蓄光材の残光輝度を考慮して LEDがパルス駆動され、 LEDの OFF時に、蓄光材からの発光が補助的に使用される。それにより、省エネルギーが図られてヽる。

[0111] 詳細には、蓄光材の残光輝度、残光時間、および飽和輝度に達する時間が考慮され、 LEDの OFF時に照明装置の使用者力LEDの点滅感を感じない範囲内で、蓄光材の最大限の輝度が得られるように、 LEDの OFF期間が設定されている。

[0112] 第 10の実施形態の照明装置では、図 12および図 13に示されているように、リフレクタ 10bの反射面 10blに蓄光材を網目状に塗布することにより、蓄光材が配置されている部分 lOblaが形成されている力第 11の実施形態として、代わりに、リフレクタの反射面に蓄光材を点状に塗布したり、蓄光材を含む網目状のシートをリフレクタに貼り付けたり、穴を有するシートによって、蓄光材が塗布された反射面を覆ったり、蓄光材が添加された材料によってリフレクタを形成したりすることにより、蓄光材が配置されて、る部分がリフレクタに形成されても良、。

[0113] 次に第 12の実施形態の照明装置について、図 14および図 15を参照して説明する。第 12の実施形態の照明装置は、発光素子の構造を除いて、第 1、第 5および第 10 の実施形態の照明装置と同様である。

図 14は第 12の実施形態の照明装置の発光素子モジュールの断面図である。図 1 4において、 20aは図 6に示されている発光素子（LEDパッケージ） laと同様に構成された発光素子 (LEDパッケージ）を示して、る。 20bは発光素子 (LEDパッケージ） 20aからの光を上向き（図 14の上側）に反射するための反射面を備えたリフレクタを示している。 20cは発光素子（LEDパッケージ） 20aからの直射光およびリフレクタ 20 bの反射面力もの反射光を配光制御するためにリフレクタ 20bに取り付けられたレンズを示している。 20clはレンズ 20cの上面を示しており、 20c2はレンズ 20cの下面を示している。

[0114] また、図 14において、 20dは発光素子 (LEDパッケージ） 20aが発生した熱を放熱あるいは熱伝導するための第 1熱インターフェース材を示している。 20jは発光素子（ LEDパッケージ） 20aが発生した熱を放熱あるいは熱伝導するための第 2熱インターフェース材を示して、る。 20eはリフレクタ 20bおよび第 2熱インターフェース材 20jを支持するためのハウジングを示している。 20elはハウジング 20eの一部を構成してヽるフィンを示して!/ヽる。 20kは発光素子（LEDパッケージ） 20aの LEDに電力を供給するためのフレキシブル基板を示して！/、る。

[0115] 第 12の実施形態の照明装置では、図 14に示されているように、発光素子 (LEDパッケージ） 20aが発生した熱の一部力第 1熱インターフェース材 20dから放熱せしめられる。また、発光素子 (LEDパッケージ） 20aが発生した熱の一部力第 1熱インタ一フェース材 20dを介して第 2熱インターフェース材 20jに熱伝導され、第 2熱インタ一フェース材 20j力も放熱せしめられる。また、発光素子（LEDパッケージ） 20aが発生した熱の一部力第 1熱インターフェース材 20dおよび第 2熱インターフェース材 2 Ojを介してハウジング 20eのフィン 20elに熱伝導され、フィン 20elから放熱せしめられる。

[0116] 図 15は図 14に示されているリフレクタ 20bの部品図である。詳細には、図 15はリフレクタ 20bの平面図である。図 15において、 20b2は第 1熱インターフェース材 20dを収容するための穴である。

[0117] 第 12の実施形態の照明装置では、図 15に示されているように、リフレクタ 20bの反射面 20blに、蓄光材が配置されている部分 20blaと、蓄光材が配置されていない部分 20blbとが設けられている。詳細には、リフレクタ 20bの反射面 20blに蓄光材を網目状に塗布することにより、蓄光材が配置されている部分 20b laが形成されている。蓄光材としては、第 5の実施形態と同様の材料を用いることができる。

[0118] 更に、第 12の実施形態の照明装置では、図 14に示されているように、発光素子 (L EDパッケージ） 20aが発生した熱の一部力第 1熱インターフェース材 20dおよびリフレクタ 20bを介して、リフレクタ 20bの反射面 20bl上の蓄光材に熱伝導される。それにより、蓄光材が昇温せしめられ、蓄光材の発光強度が強められる。

[0119] また、第 12の実施形態の照明装置では、図 14および図 15に示されているように、 LEDの ON時に、 LEDおよび蛍光体から放射された光の一部が、レンズ 20cによつて配光制御され、図 14の上側に照射される。また、 LEDの ON時に、 LEDおよび蛍光体力も放射された光の一部力レンズ 20cの下面 20c2によって反射され、次いで、リフレクタ 20bの反射面 20blのうち、蓄光材が配置されていない部分 20b lbによつて反射され、次いで、レンズ 20cによって配光制御され、図 14の上側に照射される。更に、 LEDの ON時に、 LEDおよび蛍光体から放射された光の一部、および、照明装置外から照明装置内に進入した光の一部が、リフレクタ 20bの反射面 20bl上の蓄光材によって蓄えられる。

[0120] LEDの OFF時には、リフレクタ 20bの反射面 20bl上の蓄光材が発した光が放射され、レンズ 20cによって配光制御され、図 14の上側に照射される。

[0121] 第 12の実施形態の照明装置においても、蓄光材の残光輝度を考慮して LEDがパルス駆動され、 LEDの OFF時に、蓄光材からの発光が補助的に使用される。それにより、省エネルギーが図られている。

詳細には、蓄光材の残光輝度、残光時間、および飽和輝度に達する時間が考慮され、 LEDの OFF時に照明装置の使用者力LEDの点滅感を感じない範囲内で、蓄光材の最大限の輝度が得られるように、 LEDの OFF期間が設定されている。

[0122] なお、第 12の実施形態の照明装置では、図 15に示されているように、リフレクタ 20 bの反射面 20blに蓄光材を網目状に塗布することにより、蓄光材が配置されている部分 20blaが形成されている力第 13の実施形態として、代わりに、リフレクタの反射面に蓄光材を点状に塗布したり、蓄光材を含む網目状のシートをリフレクタに貼り付けたり、穴を有するシートによって、蓄光材が塗布された反射面を覆ったり、蓄光材が添加された材料によってリフレクタを形成したりすることにより、蓄光材が配置されて V、る部分がリフレクタに形成されても良!、。

[0123] 上述した第 1から第 13の実施形態は、適宜組合わされても良い。

産業上の利用可能性

[0124] 本発明の照明装置は、例えば道路用照明、街路灯、室内用照明などに適用可能である。

図面の簡単な説明

[0125] [図 1]第 1の実施形態の照明装置の一部を構成する発光素子モジュール 1を示した図である。

[図 2]図 1に示した発光素子モジュール 1から照射される光の配光パターンを示した図である。

[図 3]図 1に示した発光素子モジュール 1が複数取り付けられた取り付け部材 2、並びに、複数の発光素子モジュール 1および取り付け部材 2を覆うためのランプ傘 3を示した図である。

圆 4]図 1に示した発光素子モジュール 1が複数取り付けられた取り付け部材 2、並びに、複数の発光素子モジュール 1および取り付け部材 2を覆うためのランプ傘 3を示した図である。

圆 5]第 1の実施形態の照明装置 10の全体図である。

[図 6]第 5の実施形態の照明装置 10の発光素子 (LEDパッケージ） laなどの拡大断面図である。

[図 7]第 5の実施形態の照明装置 10の発光素子 (LEDパッケージ） la、リフレクタ lb および熱インターフェース材 Idの拡大図である。

[図 8]第 6の実施形態の照明装置の発光素子 (LEDパッケージ） la、リフレクタ lbおよび熱インターフェース材 Idの拡大図である。

[図 9]第 7の実施形態の照明装置の発光素子 (LEDパッケージ） la、リフレクタ lb、熱インターフェース材 Idなどの拡大図である。

[図 10]第 8の実施形態の照明装置の発光素子 (LEDパッケージ） la、リフレクタ lb、熱インターフェース材 Idなどの拡大図である。

圆 11]第 9の実施形態の照明装置のリフレクタ lbの拡大図である。

圆 12]第 10の実施形態の照明装置の発光素子モジュールの断面図である。

[図 13]図 12に示されているリフレクタ 10bの部品図である。

圆 14]第 12の実施形態の照明装置の発光素子モジュールの断面図である。

[図 15]図 14に示されているリフレクタ 20bの部品図である。

Claims

請求の範囲

[1] 発光素子を有する発光素子モジュールと、複数の発光素子モジュールを取り付けるための取り付け部材と、前記取り付け部材を支持するための支持部材とを具備し、前記取り付け部材に取り付けられた複数の発光素子モジュール力の光が複数の異なる向きに指向せしめられるように、前記取り付け部材が複数段階に屈曲せしめられている照明装置において、前記取り付け部材の先端側の部分に取り付けられた発光素子モジュールの主光軸線と水平面とがなす角度が、前記取り付け部材の根元側の部分に取り付けられた発光素子モジュールの主光軸線と水平面とがなす角度よりも小さくなるように、前記取り付け部材が複数段階に屈曲せしめられて、ることを特徴とする照明装置。

[2] 前記取り付け部材の先端側の部分に取り付けられた発光素子モジュールの主光軸線が、照明装置の前側のうち、照明装置力離れた位置に指向せしめられ、前記取り付け部材の根元側の部分に取り付けられた発光素子モジュールの主光軸線力照明装置の前側のうち、照明装置に近い位置に指向せしめられていることを特徴とする請求項 1に記載の照明装置。

[3] 前記発光素子から放射された光を集光させるためのレンズが設けられ、照明装置の左右方向の集光度合いが照明装置の前後方向の集光度合いよりも小さくなるように、前記レンズの集光特性が設定されていることを特徴とする請求項 2に記載の照明装置。

[4] 前記取り付け部材が複数個の区画に分割され、前記取り付け部材の区画数よりも少な、数の発光素子モジュールが前記取り付け部材に取り付けられて、ることを特徴とする請求項 3に記載の照明装置。

[5] 前記発光素子として LEDが用いられ、

前記 LEDを覆うように配置された蛍光体と、前記 LEDおよび前記蛍光体からの光を反射するための反射面を有するリフレクタとが設けられ、

蓄光材が配置されて!、る部分と、蓄光材が配置されて!、な、部分とが前記反射面に設けられて、ることを特徴とする請求項 1に記載の照明装置。

[6] 蓄光材が前記反射面に網目状または点状に塗布されていることを特徴とする請求項 5に記載の照明装置。

[7] 蓄光材を含む網目状のシートが前記反射面に貼り付けられていることを特徴とする請求項 5に記載の照明装置。

[8] 穴を有するシートによって、蓄光材が塗布された前記リフレクタが覆われていることを特徴とする請求項 5に記載の照明装置。

[9] 蓄光材が添加された材料によって前記リフレクタが形成されていることを特徴とする請求項 5に記載の照明装置。

[10] 前記 LEDおよび前記蛍光体と前記蓄光材との間に伝熱部材が配置されていることを特徴とする請求項 5〜9のいずれか一項に記載の照明装置。

[11] 前記 LEDおよび前記蛍光体と前記蓄光材との間にヒートシンクが配置されていることを特徴とする請求項 10に記載の照明装置。