WO2007040001A1 - 光ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、複数の層からなる光ディスク媒体の目標とする層へ確実にフォーカス制御させる光ディスク装置を提供することを目的とする。目的層までの機材厚による球面収差の補正を行った状態で、目的層へフォーカス制御をさせる動作を行う。もし誤って、目的以外の層にフォーカスを引き込んだ場合、機材厚が違うため、球面収差が発生してしまい本来出力されるべき信号のレベルや、バランスから大きくずれが生じる。このずれを利用して、目的以外の層に誤って引き込んだことを検出する。検出するための信号には加算信号、トラッキングエラー信号、再生信号等を使用する。また、これら汎用性のある信号を利用することで、特殊な回路を必要とせず従来の回路を利用するだけで検出可能となる。誤って引き込んだことが検出されれば、再度目的の層にフォーカスを引き込む動作を行う。

Description

明 細 書
光ディスク装置
技術分野
[0001] 本発明は、光情報媒体としての光ディスクに対して情報の記録、再生あるいは消去 を行う光ディスク装置に関する。
背景技術
[0002] 高密度'大容量の記憶媒体として、ピット状パターンを有する光ディスクを用いる光 メモリ技術は、ディジタル 'バーサタイル'ディスク(DVD)、ビデオディスク、文書ファ ィルディスク、さらにはデータファイルと用途を拡張しつつ、実用化されてきている。 微小に絞られた光ビーム (例えば、直径 1 m以下)を介して、光ディスクに対して高 い信頼性のもとに情報の記録 '再生が首尾よく遂行されるために要求される機能は、 回折限界の微小スポットを形成する集光機能、光学系の微小スポットの焦点制御機 能 (フォーカスサーボ)とトラッキング制御機能、およびピット信号 (情報信号)検出機 能に大別される。
[0003] 特開 2002— 373441号公報ゃ特開 2004 - 247047号公報にも述べられて!/ヽる ように、近年、光ディスクの記録密度を一層高密度化するため、光ディスク上に光ビ ームを収束させて回折限界の微小スポットを形成する対物レンズの開口数 (NA)を 拡大することが検討されている。しかし、光ディスクの記録層を保護する基材厚みの 誤差に起因する球面収差は NAの 4乗に比例するため、例えば NAを 0. 8や 0. 85 等に大きくする場合には、球面収差が飛躍的に大きくなつてしまう。従って、前記光 学系に球面収差を補正する手段を設けることが不可欠になる。その一例を図 14に示 す。これを球面収差補正手段例 1とする。
[0004] 図 14に示す光ピックアップ 11において、 1はレーザー光源などの放射光源である。
このレーザー光源 1から出射された光ビーム 10 (レーザー光)はコリメートレンズ 3によ つて平行光に変換され、液晶収差補正素子 4を透過して対物レンズ 5に入射し、光デ イスク 6の情報記録面上に収束される。光ディスク 6で反射した光ビームはもとの光路 を逆にたどってコリメートレンズ 3によって集光され、回折素子 2等の光分岐手段によ つて光検出器 8, 9へ導かれて入射する。サーボ信号 (フォーカスエラー信号とトラッ キングエラー信号)および情報信号は、光検出器 8, 9の出力信号より生成される。こ こで、対物レンズ 5の NAは 0. 8以上の大きなものである。ァクチユエータ 7は、対物レ ンズ 5の光軸方向の位置制御であるフォーカス制御と、それに垂直な方向の位置制 御であるトラッキング制御を行 、、コイルとマグネットなどの駆動手段より構成される。
[0005] 図では省略している力 光ディスク 6の情報記録面の対物レンズ 5側の面上には透 明基材が設けられており、情報の保護の役目を担っている。この透明基材の厚みや 屈折率の誤差は球面収差を生むため、再生信号が最良になるように光ビームの波面 を補正するのが液晶収差補正素子 4の役割である。液晶収差補正素子 4には、イン ジゥム一錫一酸化物合金(ITO、 Indium Tin Oxide)などの透明電極のパターンが形 成されており、この透明電極に電圧を印加することによって液晶収差補正素子 4の面 内の屈折率分布を制御し、光ビームの波面を変調する。これとは別の、球面収差を 補正する手段を用 、た光ディスク装置を図 15に示す。
[0006] 図 15は光ピックアップの光学系のうちレーザー光源、コリメートレンズ、光検出器を 省略したものである。コリメートレンズによって平行光とされた光ビームは負レンズ群 2 1と正レンズ群 22とからなる収差補正レンズ群 201を通り、対物レンズ 302と先玉レン ズ 301と力もなる対物レンズ群 202によって光ディスク 6上に収束される。収差補正レ ンズ群 201において、負レンズ群 21と正レンズ群 22との間隔を変えることによって光 学系全体の球面収差を補正する。負レンズ群 21と正レンズ群 22との間隔を変えるた めには、例えば、負レンズ群 21を光軸方向に移動する駆動部 25により行なうことが できる。駆動部 25は、例えば、ボイスコイル、ピエゾ素子、超音波モーター、又はねじ 送りなどを用いて実現できる。
[0007] 図 16は球面収差を補正する手段を用いた光ディスク装置の構成図である。これを 球面収差補正手段例 2とする。この形態の光ディスク装置は、先ほど説明した球面収 差補正手段例 1の図 14と同じ光ピックアップ 11と、収差補正手段としての液晶収差 補正素子 4を駆動する収差補正素子駆動手段 26と、光ピックアップ 11から得られる 信号を受けたり、対物レンズ 5を駆動したりする制御回路 118と、光ディスクの種類を 判別するディスク判別手段 12と、ディスク判別手段 12の出力であるディスク判別信号 13により液晶収差補正素子 4で補正する球面収差補正量を選択し、切り替える収差 補正量切替手段 14とを具備して 、る。
[0008] 光ピックアップ 11の構成は図 14において説明したものと同様であり、図 14と同一の 構成要素には同一の符号を付けて説明する。
[0009] 球面収差補正手段例 2の収差補正量切替手段 14について説明する。
[0010] 例えば基準ディスクの基材厚みを 100 μ mとする。収差補正量切替手段 14には、 収差補正量 (a) (球面収差補正量 Οπι λ )、収差補正量 (b) (基準ディスクに対して基 材厚みが 10 m薄い光ディスクを補正する場合の球面収差補正量)、および収差補 正量 (c) (基準ディスクに対して基材厚みが 10 m厚い光ディスクを補正する場合の 球面収差補正量)からなる 3種類の収差補正量が予め設定されている。これらの収差 補正量のうちから、ディスク判別手段 12からのディスク判別信号 13に応じて適切な 球面収差補正量を選択し切り替える。
[0011] 図 17は、記録層が 2層の光ディスク 75を示している。
[0012] 図 17に示す光ディスク 75は、光ピックアップ側から基材 76、 L0層(第 1の記録層) 7 7、中間層 78、 L1層(第 2の記録層) 79、裏面の保護層 80という順番に構成されて いる。基材 76および中間層 78は榭脂などの透明な材質であり、光ディスク 75の光ピ ックアップ側の表面から L0層および L1層までの厚さは、それぞれ 0. 09mmおよび 0 . 11mmである。
[0013] 次に球面収差補正手段例 2の形態の球面収差補正の手順について説明する。
[0014] 球面収差補正の動作は、例えば光ディスクが光ディスク装置に装着された時、又は 光ディスク装置の電源を入れた時に開始することができる。最初にディスク判別手段 12により光ディスクの種類が判別される。ディスク判別手段 12により 2層の記録層を 有する光ディスク (光ディスク 75)であると判定され、フォーカス制御を LO層 77に対し て行う場合には、ディスク判別信号 13の指令により収差補正量切替手段 14で収差 補正量 (b)が選択され、基準ディスクとの基材厚誤差が薄い側に 10 mに相当する 球面収差が収差補正レンズ群 201により補正される。この結果、その後、この LO層 7 7に対して行われるフォーカス制御において安定なフォーカスエラー信号を得ること ができる。 [0015] 同様に、ディスク判別手段 12により 2層の記録層を有する光ディスク(光ディスク 75 )であると判定され、フォーカス制御を L1層 79に対して行う場合には、ディスク判別 信号 13の指令により収差補正量切替手段 14で収差補正量 (c)が選択され、基準デ イスクとの基材厚誤差が厚い側に 10 mに相当する球面収差が収差補正レンズ群 2 01により補正される。この結果、その後、この L1層 79に対して行われるフォーカス制 御にお 、て安定なフォーカスエラー信号を得ることができる。
[0016] 以上述べた形態の光ディスク装置ではフォーカス制御を動作させる前に、フォー力 ス制御を行う光ディスクの記録面に対して予め球面収差補正を行うことを特徴とした ものである。
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0017] し力しながら、このような構成は、目標とする層に間違わずにフォーカスを引き込む ことが前提であり、目標以外の層に誤ってフォーカスを弓 Iき込んでしまう場合の想定 がなされていない。仮に、何らかの影響 (例えば、目標の層に対するフォーカス引き 込み中に装置に加わった振動若しくはショック等)により目標以外の層に誤ってフォ 一カスを引き込んでしまった場合にぉ 、ても、目標の層に正しく弓 Iき込んで!/、ると判 断しているため、誤った層でサーボ制御を行い、光ディスク上に記録されているデー タを読み取ろうとしたり、また光ディスク上にデータを書き込もうとする動作を行う。誤 つた層でデータを読み取ろうとした場合は、収差が発生している状態であるのでサー ボ制御が不安定になりまた、データの読み取りが正常に行えない。このような状態で もデータを読み取ろうとするために何度もリトライを行う。通常リトライ回数に制限を設 けたり、読み取れない時間が一定以上経過すれば、誤った層に引き込んでしまった と判断して、目標の層への再引き込み動作を行うが、誤った層に引き込んでから、実 際に誤りと判断されるまでにかなりの時間を要する。また、リトライ処理を設けていない 場合は読み取りエラーとなり、結局、読み取れず失敗に終わる。また、誤った層でデ ータを記録しょうとした場合は、収差が発生している状態で記録動作を行うために正 常にデータが記録できな 、。
[0018] よって、 2層、或いはそれを上回る情報記録層を有する光ディスクに対して微小スポ ットの焦点制御を行う場合には、 目標とする各情報記録層に対し、間違いなくフォー カスを引き込んで!/、るのかそれとも誤って目標以外の層にフォーカスを引き込んで!/ヽ るのかを検出できることが必須となる。このため、 NA=0. 85等の高開口数の対物レ ンズを用いて、多層光ディスクにおける特定の情報記録層へ正しくアクセスを行うた めに、層判定の適切な手法が望まれている。
[0019] 本発明はこれらの事情に鑑みて、複数層の記録媒体の情報記録層に対して適切 にフォーカス制御できるようにすることを目的とし、特に大容量ディスクなどの場合で 高開口数の対物レンズを用いる場合などに好適な手法を提供する。
課題を解決するための手段
[0020] 本発明の第 1の光ディスク装置は、複数の情報記録層を有する光記録媒体にァク セスする光ディスク装置であって、前記光記録媒体上へ微小スポットに収束する集光 光学系を光軸方向に移動するフォーカス移動手段、前記光記録媒体で反射した光 ビームを受けその光量に応じて電気信号を出力する光検出器とを有する光ピックアツ プと、前記光検出器からの出力信号に基づいて前記光記録媒体上に収束されてい る前記微小スポットの収束状態を検出するフォーカスエラー検出手段と、前記フォー カスエラー検出手段力 の出力信号に基づいて前記フォーカス移動手段を駆動し光 記録媒体上の前記微小スポットの収束状態を制御するァクチユエータ駆動手段と、 前記光検出器からの出力に基づ!、て光記録媒体上に収束されて!、る前記微小スポ ットと前記光記録媒体上に設けられたトラックとの相対的な偏位の状態を検出するトラ ッキングエラー検出手段と、前記トラッキングエラー検出手段力 の出力に基づいてト ラッキングエラー信号の振幅を検出するトラッキングエラー信号振幅検出手段と、前 記トラッキングエラー信号振幅検出手段により検出された信号振幅を比較規準値と 比較するトラッキングエラー信号振幅比較手段と、前記トラッキングエラー信号振幅 比較手段に与える比較規準値を記憶する閾値記憶手段と、前記トラッキングエラー 信号振幅比較手段の出力から前記微小スポットが目標の層に収束して 、るのか目標 以外の層に収束して 、るのかを検出する層判定手段と、光記録媒体上に収束されて V、る前記微小スポットが目標の層に収束するように前記層判定手段からの出力に基 づいて前記ァクチユエータ駆動手段により前記フォーカス移動手段を制御する制御 手段とを設けたことを特徴とする。
[0021] また、本発明の第 1の光ディスク装置において、前記閾値記憶手段に記憶する値を 、 目標の層に前記微小スポットが収束した後に、前記トラッキングエラー信号振幅検 出手段により検出された信号振幅の大きさから学習して補正するよう構成したことを 特徴とする。
[0022] また、本発明の第 1の光ディスク装置において、前記閾値記憶手段に記憶する値を 、 目標の層に前記微小スポットが収束した後に前記トラッキングエラー信号振幅検出 手段により検出された信号振幅の大きさと、ピックアップの前記集光光学系の球面収 差を補正する収差補正手段の補正量を目標の層以外の最適な補正量にした場合の 前記トラッキングエラー信号振幅検出手段により検出された信号振幅の大きさとに基 づ 、て決定するよう構成したことを特徴とする。
[0023] 本発明の第 2の光ディスク装置は、複数の情報記録層を有する光記録媒体にァク セスする光ディスク装置であって、前記光記録媒体上へ微小スポットに収束する集光 光学系を光軸方向に移動するフォーカス移動手段、前記光記録媒体で反射した光 ビームを受けその光量に応じて電気信号を出力する光検出器とを有する光ピックアツ プと、前記光検出器からの出力信号に基づいて前記光記録媒体上に収束されてい る前記微小スポットの収束状態を検出するフォーカスエラー検出手段と、前記フォー カスエラー検出手段力 の出力信号に基づいて前記フォーカス移動手段を駆動し光 記録媒体上の前記微小スポットの収束状態を制御するァクチユエータ駆動手段と、 前記光検出器からの出力に基づ!、て光記録媒体上に収束されて!、る前記微小スポ ットと前記光記録媒体上に設けられたトラックとの相対的な偏位の状態を検出するトラ ッキングエラー検出手段と、前記トラッキングエラー検出手段力 の出力に基づいてト ラッキングエラー信号のレベルを検出するトラッキングエラー信号レベル検出手段と、 前記トラッキングエラー信号レベル検出手段により検出された信号レベルを比較規準 値と比較するトラッキングエラー信号レベル比較手段と、前記トラッキングエラー信号 レベル比較手段に与える比較規準値を記憶する閾値記憶手段と、前記トラッキング エラー信号レベル比較手段からの出力から前記微小スポットが目標の層に収束して V、るのか目標以外の層に収束して 、るのかを検出する層判定手段と、光記録媒体上 に収束されて 、る前記微小スポットが目標の層に収束するように前記層判定手段か らの出力に基づいて前記ァクチユエータ駆動手段により前記フォーカス移動手段を 制御する制御手段とを設けたことを特徴とする。
[0024] また、本発明の第 2の光ディスク装置にぉ 、て、前記閾値記憶手段に記憶する値を 、 目標の層に前記微小スポットが収束した後に、前記トラッキングエラー信号レベル 検出手段により検出された信号レベルカゝら学習して補正するよう構成したことを特徴 とする。
[0025] また、本発明の第 2の光ディスク装置において、前記閾値記憶手段に記憶する値を 、 目標の層に前記微小スポットが収束した後に前記トラッキングエラー信号レベル検 出手段により検出された信号レベルと、ピックアップの前記集光光学系の球面収差を 補正する収差補正手段の補正量を目標の層以外の最適な補正量にした場合の前 記トラッキングエラー信号レベル検出手段により検出された信号レベルとに基づ!/、て 決定するよう構成したことを特徴とする。
[0026] 本発明の第 3の光ディスク装置は、複数の情報記録層を有する光記録媒体にァク セスする光ディスク装置であって、前記光記録媒体上へ微小スポットに収束する集光 光学系を光軸方向に移動するフォーカス移動手段、前記光記録媒体で反射した光 ビームを受けその光量に応じて電気信号を出力する光検出器とを有する光ピックアツ プと、前記光検出器からの出力信号に基づいて前記光記録媒体上に収束されてい る前記微小スポットの収束状態を検出するフォーカスエラー検出手段と、前記フォー カスエラー検出手段力 の出力信号に基づいて前記フォーカス移動手段を駆動し光 記録媒体上の前記微小スポットの収束状態を制御するァクチユエータ駆動手段と、 前記光検出器からの出力に基づ!、て光記録媒体上に収束されて!、る前記微小スポ ットと前記光記録媒体上に設けられたトラックとの相対的な偏位の状態を検出するトラ ッキングエラー検出手段と、前記トラッキングエラー検出手段力 の出力に基づいてト ラッキングエラー信号のノ《ランス値を検出するトラッキングエラー信号バランス値検出 手段と、前記トラッキングエラー信号バランス値検出手段により検出された信号バラン ス値のを比較規準値と比較するトラッキングエラー信号バランス値比較手段と、前記ト ラッキングエラー信号バランス値比較手段に与える比較規準値を記憶する閾値記憶 手段と、トラッキングエラー信号バランス値比較手段の出力力も前記微小スポットが目 標の層に収束して 、るのか目標以外の層に収束して 、るのかを検出する層判定手 段と、光記録媒体上に収束されている前記微小スポットが目標の層に収束するように 前記層判定手段からの出力に基づいて前記ァクチユエータ駆動手段により前記フォ 一カス移動手段を制御する制御手段とを設けたことを特徴とする。
[0027] また、本発明の第 3の光ディスク装置において、前記閾値記憶手段に記憶する値を 、 目標の層に前記微小スポットが収束した後に、前記トラッキングエラー信号バランス 値検出手段により検出された信号振幅の大きさから学習して補正するよう構成したこ とを特徴とする。
[0028] また、本発明の第 3の光ディスク装置において、前記閾値記憶手段に記憶する値を 、 目標の層に前記微小スポットが収束した後に前記トラッキングエラー信号バランス 値検出手段により検出されたバランス値と、ピックアップの前記集光光学系の球面収 差を補正する収差補正手段の補正量を目標の層以外の最適な補正量にした場合の 前記トラッキングエラー信号バランス値検出手段により検出されたバランス値とに基づ V、て決定するよう構成したことを特徴とする。
[0029] 本発明の第 4の光ディスク装置は、複数の情報記録層を有する光記録媒体にァク セスする光ディスク装置であって、前記光記録媒体上へ微小スポットに収束する集光 光学系を光軸方向に移動するフォーカス移動手段、前記光記録媒体で反射した光 ビームを受けその光量に応じて電気信号を出力する光検出器とを有する光ピックアツ プと、前記光検出器からの出力信号に基づいて前記光記録媒体上に収束されてい る前記微小スポットの収束状態を検出するフォーカスエラー検出手段と、前記フォー カスエラー検出手段力 の出力信号に基づいて前記フォーカス移動手段を駆動し光 記録媒体上の前記微小スポットの収束状態を制御するァクチユエータ駆動手段と、 前記光検出器からの出力に基づ!、て光記録媒体上に収束されて!、る前記微小スポ ットと前記光記録媒体上に設けられたトラックとの相対的な偏位の状態を検出するトラ ッキングエラー検出手段と、前記トラッキングエラー検出手段からの出力のトラツキン グエラー振幅と目標振幅とのずれを検出するトラッキングエラー信号 AGC検出手段 と、前記トラッキングエラー信号 AGC検出手段により検出されたコントロール信号の 大きさを比較規準値と比較するトラッキングエラー信号 AGC値比較手段と、前記トラ ッキングエラー信号 AGC値比較手段に与える比較規準値を記憶する閾値記憶手段 と、前記トラッキングエラー信号 AGC値比較手段の出力力も前記微小スポットが目標 の層に収束して 、るのか目標以外の層に収束して 、るのかを検出する層判定手段と 、光記録媒体上に収束されている前記微小スポットが目標の層に収束するように前 記層判定手段からの出力に基づいて前記ァクチユエータ駆動手段により前記フォー カス移動手段を制御する制御手段とを設けたことを特徴とする。
[0030] また、第 4の光ディスク装置にぉ 、て、前記閾値記憶手段に記憶する値を、 目標の 層に前記微小スポットが収束した後に、前記トラッキングエラー信号 AGC検出手段よ り検出されたコントロール信号カゝら学習して補正するよう構成したことを特徴とする。
[0031] また、本発明の第 4の光ディスク装置において、前記閾値記憶手段に記憶する値を 、 目標の層に前記微小スポットが収束した後に前記トラッキングエラー信号 AGC検 出手段より検出されたコントロール信号と、ピックアップの前記集光光学系の球面収 差を補正する収差補正手段の補正量を目標の層以外の最適な補正量にした場合の 前記トラッキングエラー信号 AGC検出手段より検出されたコントロール信号とに基づ V、て決定するよう構成したことを特徴とする。
[0032] また、本発明の第 4の光ディスク装置にぉ ヽて、前記トラッキングエラー信号 AGC 検出手段からのコントロール信号に基づいて前記トラッキングエラー検出手段力 の 出力のトラッキングエラー振幅を増幅するトラッキングエラー信号増幅手段を設け、こ のトラッキングエラー信号増幅手段の出力信号を前記制御手段に入力したことを特 徴とする。
[0033] 本発明の第 5の光ディスク装置は、複数の情報記録層を有する光記録媒体にァク セスする光ディスク装置であって、前記光記録媒体上へ微小スポットに収束する集光 光学系を光軸方向に移動するフォーカス移動手段、前記光記録媒体で反射した光 ビームを受けその光量に応じて電気信号を出力する光検出器とを有する光ピックアツ プと、前記光検出器からの出力信号に基づいて前記光記録媒体上に収束されてい る前記微小スポットの収束状態を検出するフォーカスエラー検出手段と、前記フォー カスエラー検出手段力 の出力信号に基づいて前記フォーカス移動手段を駆動し光 記録媒体上の前記微小スポットの収束状態を制御するァクチユエータ駆動手段と、 前記光検出器からの出力の和信号を生成する加算信号生成手段と、前記加算信号 生成手段の出力の加算信号のレベルを検出する加算信号レベル検出手段と、前記 加算信号レベル検出手段により検出された信号レベルを比較規準値と比較する加 算信号レベル比較手段と、前記加算信号レベル比較手段に与える比較規準値を記 憶する閾値記憶手段と、前記加算信号レベル比較手段からの出力により前記微小ス ポットが目標の層に収束して 、るのかそれとも目標以外の層に収束して 、るのかを検 出する層判定手段と、光記録媒体上に収束されている前記微小スポットが目標の層 に収束するように前記層判定手段からの出力に基づ!、て前記ァクチユエータ駆動手 段により前記フォーカス移動手段を制御する制御手段とを設けたことを特徴とする。
[0034] また、本発明の第 5の光ディスク装置にぉ 、て、前記閾値記憶手段に記憶する値を 、目標の層に前記微小スポットが収束した後に、前記加算信号レベル検出手段より 検出された信号から学習して補正するよう構成したことを特徴とする。
[0035] また、本発明の第 5の光ディスク装置において、前記閾値記憶手段に記憶する値を 、目標の層に前記微小スポットが収束した後に前記加算信号レベル検出手段により 検出された信号レベルと、ピックアップの前記集光光学系の球面収差を補正する収 差補正手段の補正量を目標の層以外の最適な補正量にした場合の前記加算信号 レベル検出手段により検出された信号レベルとに基づいて決定するよう構成したこと を特徴とする。
[0036] 本発明の第 6の光ディスク装置は、複数の情報記録層を有する光記録媒体にァク セスする光ディスク装置であって、前記光記録媒体上へ微小スポットに収束する集光 光学系を光軸方向に移動するフォーカス移動手段、前記光記録媒体で反射した光 ビームを受けその光量に応じて電気信号を出力する光検出器とを有する光ピックアツ プと、前記光検出器からの出力信号に基づいて前記光記録媒体上に収束されてい る前記微小スポットの収束状態を検出するフォーカスエラー検出手段と、前記フォー カスエラー検出手段力 の出力信号に基づいて前記フォーカス移動手段を駆動し光 記録媒体上の前記微小スポットの収束状態を制御するァクチユエータ駆動手段と、 前記光検出器からの出力の和信号を生成する加算信号生成手段と、前記加算信号 生成手段の出力の振幅と目標振幅とのずれを検出する加算信号 AGC検出手段と、 前記加算信号 AGC検出手段により検出された振幅を比較規準値と比較する加算信 号 AGC値比較手段と、前記加算信号 AGC値比較手段に与える比較規準値を記憶 する閾値記憶手段と、前記加算信号 AGC値比較手段の出力から前記微小スポット が目標の層に収束して 、るのか目標以外の層に収束して 、るのかを検出する層判 定手段と、光記録媒体上に収束されている前記微小スポットが目標の層に収束する ように前記層判定手段からの出力に基づ!、て前記ァクチユエータ駆動手段により前 記フォーカス移動手段を制御する制御手段とを設けたことを特徴とする。
[0037] また、本発明の第 6の光ディスク装置において、前記閾値記憶手段に記憶する値を 、目標の層に前記微小スポットが収束した後に、前記加算信号 AGC検出手段より検 出された信号力 学習して補正するよう構成したことを特徴とする。
[0038] また、本発明の第 6の光ディスク装置にぉ 、て、前記閾値記憶手段に記憶する値を 、目標の層に前記微小スポットが収束した後に前記加算信号 AGC検出手段により検 出された信号レベルと、ピックアップの前記集光光学系の球面収差を補正する収差 補正手段の補正量を目標の層以外の最適な補正量にした場合の前記加算信号 AG C検出手段により検出された信号レベルとに基づいて決定するよう構成したことを特 徴とする。
[0039] また、本発明の第 6の光ディスク装置において、前記加算信号 AGC検出手段から のコントロール信号に基づいて前記加算信号生成手段からの出力の加算信号振幅 を増幅する加算信号増幅手段を設け、この加算信号増幅手段の出力信号を前記制 御手段に入力したことを特徴とする。
[0040] 本発明の第 7の光ディスク装置は、複数の情報記録層を有する光記録媒体にァク セスする光ディスク装置であって、前記光記録媒体上へ微小スポットに収束する集光 光学系を光軸方向に移動するフォーカス移動手段、前記光記録媒体で反射した光 ビームを受けその光量に応じて電気信号を出力する光検出器とを有する光ピックアツ プと、前記光検出器からの出力信号に基づいて前記光記録媒体上に収束されてい る前記微小スポットの収束状態を検出するフォーカスエラー検出手段と、前記フォー カスエラー検出手段力 の出力信号に基づいて前記フォーカス移動手段を駆動し光 記録媒体上の前記微小スポットの収束状態を制御するァクチユエータ駆動手段と、 前記光検出器からの出力に基づいて生成される再生信号を抽出する RF信号生成 手段と、前記 RF信号生成手段からの出力に基づ 、て再生信号の振幅を検出する R F信号振幅検出手段と、前記 RF信号振幅検出手段により検出された信号振幅を比 較基準値と比較する RF信号振幅比較手段と、前記 RF信号振幅比較手段に与える 比較規準値を記憶する閾値記憶手段と、前記 RF信号振幅比較手段の出力から前 記微小スポットが目標の層に収束して 、るのか目標以外の層に収束して 、るのかを 検出する層判定手段と、光記録媒体上に収束されている前記微小スポットが目標の 層に収束するように前記層判定手段からの出力に基づ 、て前記ァクチユエータ駆動 手段により前記フォーカス移動手段を制御する制御手段とを設けたことを特徴とする
[0041] また、本発明の第 7の光ディスク装置において、前記閾値記憶手段に記憶する値を 、目標の層に前記微小スポットが収束した後に、前記 RF信号振幅検出手段より検出 された信号から学習して補正するよう構成したことを特徴とする。
[0042] また、本発明の第 7の光ディスク装置にぉ 、て、前記閾値記憶手段に記憶する値を 、目標の層に前記微小スポットが収束した後に前記 RF信号振幅検出手段により検 出された振幅と、ピックアップの前記集光光学系の球面収差を補正する収差補正手 段の補正量を目標の層以外の最適な補正量にした場合の前記 RF信号振幅検出手 段により検出された振幅とに基づいて決定するよう構成したことを特徴とする。
[0043] 本発明の第 8の光ディスク装置は、複数の情報記録層を有する光記録媒体にァク セスする光ディスク装置であって、前記光記録媒体上へ微小スポットに収束する集光 光学系を光軸方向に移動するフォーカス移動手段、前記光記録媒体で反射した光 ビームを受けその光量に応じて電気信号を出力する光検出器とを有する光ピックアツ プと、前記光検出器からの出力信号に基づいて前記光記録媒体上に収束されてい る前記微小スポットの収束状態を検出するフォーカスエラー検出手段と、前記フォー カスエラー検出手段力 の出力信号に基づいて前記フォーカス移動手段を駆動し光 記録媒体上の前記微小スポットの収束状態を制御するァクチユエータ駆動手段と、 前記光検出器からの出力に基づいて生成される再生信号を抽出する RF信号生成 手段と、前記 RF信号生成手段からの出力に基づいて再生信号のレベルを検出する RF信号レベル検出手段と、前記 RF信号レベル検出手段により検出された信号レべ ルを比較規準値と比較する RF信号レベル比較手段と、前記 RF信号レベル比較手 段に与える比較規準値を記憶する閾値記憶手段と、前記 RF信号レベル比較手段か らの出力により前記微小スポットが目標の層に収束して 、るのか目標以外の層に収 束しているのかを検出する層判定手段と、光記録媒体上に収束されている前記微小 スポットが目標の層に収束するように前記層判定手段からの出力に基づ!/、て前記ァ クチユエータ駆動手段により前記フォーカス移動手段を制御する制御手段とを設け たことを特徴とする。
[0044] また、本発明の第 8の光ディスク装置にお 、て、前記閾値記憶手段に記憶する値を 、 目標の層に前記微小スポットが収束した後に、前記 RF信号レベル検出手段より検 出された信号力 学習して補正するよう構成したことを特徴とする。
[0045] また、本発明の第 8の光ディスク装置にぉ 、て、前記閾値記憶手段に記憶する値を 、 目標の層に前記微小スポットが収束した後に前記 RF信号レベル検出手段により検 出された信号レベルと、ピックアップの前記集光光学系の球面収差を補正する収差 補正手段の補正量を目標の層以外の最適な補正量にした場合の前記 RF信号レべ ル検出手段により検出された信号レベルとに基づいて決定するよう構成したことを特 徴とする。
[0046] 本発明の第 9の光ディスク装置は、複数の情報記録層を有する光記録媒体にァク セスする光ディスク装置であって、前記光記録媒体上へ微小スポットに収束する集光 光学系を光軸方向に移動するフォーカス移動手段、前記光記録媒体で反射した光 ビームを受けその光量に応じて電気信号を出力する光検出器とを有する光ピックアツ プと、前記光検出器からの出力信号に基づいて前記光記録媒体上に収束されてい る前記微小スポットの収束状態を検出するフォーカスエラー検出手段と、前記フォー カスエラー検出手段力 の出力信号に基づいて前記フォーカス移動手段を駆動し光 記録媒体上の前記微小スポットの収束状態を制御するァクチユエータ駆動手段と、 前記光検出器からの出力に基づいて生成される再生信号を抽出する RF信号生成 手段と、前記 RF信号生成手段からの出力に基づ 、て再生信号のジッター値を検出 する RF信号ジッター検出手段と、前記 RF信号ジッター検出手段により検出されたジ ッター値の大きさが所定のジッター値より小さくなつているかを比較する RF信号ジッ ター値比較手段と、前記 RF信号ジッター値比較手段に与える比較規準値を記憶す る閾値記憶手段と、前記 RF信号ジッター値比較手段からの出力により前記微小スポ ットが目標の層に収束して 、るのか目標以外の層に収束して 、るのかを検出する層 判定手段と、光記録媒体上に収束されている前記微小スポットが目標の層に収束す るように前記層判定手段からの出力に基づ!/、て前記ァクチユエータ駆動手段により 前記フォーカス移動手段を制御する制御手段とを設けたことを特徴とする。
[0047] また、本発明の第 9の光ディスク装置にぉ 、て、前記閾値記憶手段に記憶する値を 、 目標の層に前記微小スポットが収束した後に、前記 RF信号ジッター検出手段より 検出された信号から学習して補正するよう構成したことを特徴とする。
[0048] また、本発明の第 9の光ディスク装置にぉ 、て、前記閾値記憶手段に記憶する値を 、 目標の層に前記微小スポットが収束した後に前記 RF信号ジッター検出手段により 検出された信号レベルと、ピックアップの前記集光光学系の球面収差を補正する収 差補正手段の補正量を目標の層以外の最適な補正量にした場合の前記 RF信号ジ ッター検出手段により検出された信号レベルとに基づいて決定するよう構成したこと を特徴とする。
[0049] 本発明の第 10の光ディスク装置は、複数の情報記録層を有する光記録媒体にァク セスする光ディスク装置であって、前記光記録媒体上へ微小スポットに収束する集光 光学系を光軸方向に移動するフォーカス移動手段、前記光記録媒体で反射した光 ビームを受けその光量に応じて電気信号を出力する光検出器とを有する光ピックアツ プと、前記光検出器からの出力信号に基づいて前記光記録媒体上に収束されてい る前記微小スポットの収束状態を検出するフォーカスエラー検出手段と、前記フォー カスエラー検出手段力 の出力信号に基づいて前記フォーカス移動手段を駆動し光 記録媒体上の前記微小スポットの収束状態を制御するァクチユエータ駆動手段と、 前記光検出器からの出力に基づいて生成される再生信号を抽出する RF信号生成 手段と、前記 RF信号生成手段からの出力に基づ 、て再生信号のエンベロープを検 出する RFエンベロープ信号検出手段と、前記 RFエンベロープ信号検出手段により 検出されたエンベロープ値を比較基準値と比較する RFエンベロープレベル比較手 段と、前記 RFエンベロープレベル比較手段に与える比較規準値を記憶する閾値記 憶手段と、前記 RFエンベロープ信号検出手段からの出力により前記微小スポットが 目標の層に収束して 、るのか目標以外の層に収束して 、るのかを検出する層判定 手段と、光記録媒体上に収束されている前記微小スポットが目標の層に収束するよう に前記層判定手段からの出力に基づいて前記ァクチユエータ駆動手段により前記フ オーカス移動手段を制御する制御手段とを設けたことを特徴とする。
[0050] また、本発明の第 10の光ディスク装置において、前記閾値記憶手段に記憶する値 を、 目標の層に前記微小スポットが収束した後に、前記 RFエンベロープ信号検出手 段より検出された信号から学習して補正するよう構成したことを特徴とする。
[0051] また、本発明の第 10の光ディスク装置において、前記閾値記憶手段に記憶する値 を、 目標の層に前記微小スポットが収束した後に前記 RFエンベロープ信号検出手 段により検出された値と、ピックアップの前記集光光学系の球面収差を補正する収差 補正手段の補正量を目標の層以外の最適な補正量にした場合の前記 RFェンベロ ープ信号検出手段により検出された値とに基づいて決定するよう構成したことを特徴 とする。
[0052] 本発明の第 11の光ディスク装置は、複数の情報記録層を有する光記録媒体にァク セスする光ディスク装置であって、前記光記録媒体上へ微小スポットに収束する集光 光学系を光軸方向に移動するフォーカス移動手段、前記光記録媒体で反射した光 ビームを受けその光量に応じて電気信号を出力する光検出器とを有する光ピックアツ プと、前記光検出器からの出力信号に基づいて前記光記録媒体上に収束されてい る前記微小スポットの収束状態を検出するフォーカスエラー検出手段と、前記フォー カスエラー検出手段力 の出力信号に基づいて前記フォーカス移動手段を駆動し光 記録媒体上の前記微小スポットの収束状態を制御するァクチユエータ駆動手段と、 前記光検出器からの出力に基づいて生成される再生信号を抽出する RF信号生成 手段と、前記 RF信号生成手段からの出力の再生信号の振幅と目標振幅とのずれを 検出する RF信号 AGC検出手段と、前記 RF信号 AGC検出手段により検出されたコ ントロール信号を比較規準値と比較する RF信号 AGC値比較手段と、前記 RF信号 A GC値比較手段に与える比較規準値を記憶する閾値記憶手段と、前記 RF信号 AG C値比較手段からの出力により前記微小スポットが目標の層に収束して 、るのか目 標以外の層に収束して 、るのかを検出する層判定手段と、光記録媒体上に収束され て 、る前記微小スポットが目標の層に収束するように前記層判定手段からの出力に 基づいて前記ァクチユエータ駆動手段により前記フォーカス移動手段を制御する制 御手段とを設けたことを特徴とする。
[0053] また、第 11の光ディスク装置にお!、て、前記閾値記憶手段に記憶する値を、 目標 の層に前記微小スポットが収束した後に、前記 RF信号 AGC検出手段より検出され た信号力も学習して補正するよう構成したことを特徴とする。
[0054] また、第 11の光ディスク装置にお!、て、前記閾値記憶手段に記憶する値を、 目標 の層に前記微小スポットが収束した後に前記 RF信号 AGC検出手段により検出され た値と、ピックアップの前記集光光学系の球面収差を補正する収差補正手段の補正 量を目標の層以外の最適な補正量にした場合の前記 RF信号 AGC検出手段により 検出された値とに基づいて決定するよう構成したことを特徴とする。
[0055] また、第 11の光ディスク装置において、前記 RF信号 AGC検出手段からのコント口 ール信号に基づいて前記 RF信号生成手段からの出力の加算信号振幅を増幅する RF信号増幅手段を設け、この RF信号増幅手段の出力信号を前記制御手段に入力 したことを特徴とする。
発明の効果
[0056] 本発明の第 1〜第 11の光ディスク装置によれば、 NAの大きな対物レンズを用いて 高密度の光ディスクに対して記録又は再生をする場合に、記録面力 見たディスク表 面力も記録面までの層厚みによる球面収差を補正した状態で、ァクチユエータ駆動 手段を動作させて目標とする層に微小スポットの焦点を合わせる。この際に目標とす る層に微小スポットの焦点が合って 、るのかそれとも目標以外の層に微小スポットの 焦点が合って 、るのかが判断でき、もし目標以外の層に微小スポットの焦点が合って いる場合は速やかに目標とする層にフォーカス制御を行うことで、安定に光ディスク の記録または再生をさせることができる。
[0057] また、新規の回路を追加することなく既存の回路を利用することができるため、無駄 なコストアップをせずに、システムの実現が可能となる。
図面の簡単な説明
[0058] [図 1]本発明の実施の形態 1の光ディスク装置の構成図
[図 2]本発明の実施の形態 2の光ディスク装置の構成図
[図 3]本発明の実施の形態 3の光ディスク装置の構成図
[図 4]本発明の実施の形態 4の光ディスク装置の構成図
[図 5]本発明の実施の形態 5の光ディスク装置の構成図
[図 6]本発明の実施の形態 6の光ディスク装置の構成図
[図 7]本発明の実施の形態 7の光ディスク装置の構成図
[図 8]本発明の実施の形態 8の光ディスク装置の構成図
[図 9]本発明の実施の形態 9の光ディスク装置の構成図
[図 10]本発明の実施の形態 10の光ディスク装置の構成図
[図 11]本発明の実施の形態 11の光ディスク装置の構成図
[図 12]目標の層を検出時と目標とは別の層を検出時の再生信号とその振幅の波形 図
[図 13]目標の層を検出時と別の層を検出時の再生信号とその最大値の波形図
[図 14]光ピックアップの構成図
[図 15]従来の光ディスク装置の構成図
[図 16]球面収差を補正する手段を用いた従来の光ディスク装置の構成図
[図 17]2層の光ディスクの断面図
発明を実施するための最良の形態
[0059] 以下、本発明を各実施の形態に基づいて説明する。
[0060] (実施の形態 1)
図 1は本発明の実施の形態 1の光ディスク装置を示す。
[0061] 本実施の形態の光ディスク装置は、従来例で説明した図 14と同じ光ピックアップ 11 と、収差補正手段としての液晶収差補正素子 4を駆動する収差補正素子駆動手段 2 6と、少なくとも 2つ以上の複数の層からなる光ディスク 6の各層に対する収差補正量 を記憶する収差補正量記憶手段 31と、対物レンズ 5を駆動するァクチユエータ駆動 手段 38と、光ピックアップ 11から得られる信号を受けて光ディスク 6上に収束されて いる微小スポットの収束状態を検出するフォーカスエラー検出手段 32と、光ディスク 6 上に収束されている微小スポットと光ディスク 6上のトラックとの相対的な位置ずれの 状態を検出するトラッキングエラー検出手段 33と、フォーカスエラー検出手段 32から の出力信号やトラッキングエラー検出手段 33からの出力信号を基にディスク上にレ 一ザ一を収束させる対物レンズ 5を駆動するァクチユエータ駆動手段 38と、トラツキン グエラー検出手段 33からの出力信号を基にトラッキングエラー信号の振幅を検出す るトラッキングエラー信号振幅検出手段 35と、トラッキングエラー信号振幅検出手段 3 5からの信号と閾値記憶手段 34に記憶されている閾値とを比較するトラッキングエラ 一信号振幅比較手段 36と、トラッキングエラー信号振幅比較手段 36から出力される 結果に基づ 、て、微小スポットが目標の層に収束して 、るかどうかを判断して目標以 外の層に微小スポットの焦点が合って 、る場合は目標の層に微小スポットの焦点を 合わせるために前記ァクチユエータ 7を駆動するようにァクチユエータ駆動手段 38に 指示を与える層判定手段 37と、光検出器 8, 9からの出力信号、フォーカスエラー検 出手段 32からの信号や、トラッキングエラー検出手段 33からの信号に基づいて光デ イスクの種類を判別したり、レーザー光源 1を発光させたり、ァクチユエータ駆動手段 38の制御を行ったり、収差補正素子駆動手段 26を駆動して、光ピックアップ 11から 得られる情報信号を改善したり、さらに、層判定手段 37からの信号を基に、 目的以外 の層にフォーカスを引き込んでいる場合は、 目的の層にフォーカスを再度引き込む 処理を行う制御手段 39とを具備して 、る。
[0062] 光ピックアップ 11の構成は図 14において説明したものと同様であり、同一の構成要 素には同一の符号を付けて説明する。
[0063] トラッキングエラー信号振幅検出手段 35について説明する。
[0064] トラッキングエラー信号振幅検出手段 35は、トラッキングエラー検出手段 33から出 力された、トラッキングエラー信号の最大値と最小値の差力 振幅を検出する。なお、 トラッキングエラー検出手段 33から出力されるトラッキングエラー信号は、光ディスク 6 の任意の層に対して微小スポットの焦点が合うようにフォーカス制御された状態にお V、て、ディスクの半径方向に対しディスク上のトラックと微小スポットとの相対的な位置 ずれに応じた信号である。
[0065] トラッキングエラー信号振幅比較手段 36について説明する。
[0066] トラッキングエラー信号振幅検出手段 35から出力されるトラッキングエラー信号振 幅値と閾値記憶手段 34に格納されて 、る値とを比較して、もし閾値記憶手段 34に格 納されている値よりもトラッキングエラー信号振幅検出手段 35から出力されるトラツキ ングエラー信号振幅値の方が大きい場合は、あらかじめ決められた任意の値が出力 される。仮にこの任意の値を値 aとする。もし、トラッキングエラー信号振幅検出手段 3 5から出力されるトラッキングエラー信号振幅値と閾値記憶手段 34に格納されている 値とを比較して、もし閾値記憶手段 34に格納されている値よりもトラッキングエラー信 号振幅検出手段 35から出力されるトラッキングエラー信号振幅値の方が小さい場合 は、前記任意の値 a以外の値が出力される。
[0067] また、トラッキングエラー信号振幅比較手段 36から出力される値は、次のような値で あってもよい。つまり、トラッキングエラー信号振幅検出手段 35から出力される値と、 閾値記憶手段 34に記憶されて 、る値との差の値であってもよ 、。
[0068] 閾値記憶手段 34について説明する。
[0069] 閾値記憶手段 34には、 目標の層に対して微小スポットの焦点が合っており球面収 差が補正されている状態でのトラッキングエラー信号振幅値の 90%以下 20%以上 の任意の値が記憶されている。ここで、 90%以下としているのは、 目標の層に対して 微小スポットの焦点が合っており球面収差が補正されている状態でのトラッキングェ ラー信号振幅値と、 目標の層に対して微小スポットの焦点が合っているが、球面収差 が補正されていない状態とを判別できる上限の値になるからである。また、 20%以上 としているのは、 目標の層に対して微小スポットの焦点が合っており球面収差が補正 されて 、る状態でのトラッキングエラー信号振幅値と、 目標の層に対して微小スポット の焦点が合って 、るが、球面収差が補正されて 、な 、状態とを判別できる下限の値 になる力もである。
[0070] 層判定手段 37について説明する。
[0071] 層判定手段 37では、トラッキングエラー信号振幅比較手段 36から出力された信号 によって、 目標の層に微小スポットの焦点が合っているの力、それとも目標以外の層 に微小スポットの焦点が合っているのかを判定する。判定の方法は、次の通りである
。例えば、前記トラッキングエラー信号振幅比較手段 36の説明の項でも述べたように 、トラッキングエラー信号振幅比較手段 36から出力される値が、値 aの場合は、 目標 の層に微小スポットの焦点が合って 、ると判断し、トラッキングエラー信号振幅比較手 段 36から出力される値が、値 a以外の場合は、 目標の層以外に微小スポットの焦点 が合っていると判断する。また、トラッキングエラー信号振幅検出手段 35から出力さ れる値と、閾値記憶手段 34に記憶されている値との差の値が、トラッキングエラー信 号振幅比較手段 36から出力される場合は、トラッキングエラー信号振幅比較手段 36 力も出力される値の極性によって判断される。即ち、下記の計算式によって層判定さ れる場合は、トラッキングエラー信号振幅比較手段 36からの出力値が、正極になれ ば、 目標の層に微小スポットの焦点が合っていると判断され、負極になれば、 目標の 層以外の層に微小スポットの焦点が合っていると判断される。トラッキングエラー信号 振幅比較手段 36からの出力値を E01,トラッキングエラー信号振幅検出手段 35から 出力される値を ES 1 ,閾値記憶手段 34に記憶されて 、る値を ER1とすると、
EOl = ES1 ER1
また、下記の計算式によって層判定される場合は、トラッキングエラー信号振幅比 較手段 36からの出力値が、負極になれば、 目標の層に微小スポットの焦点が合って いると判断され、正極になれば、 目標の層以外の層に微小スポットの焦点が合ってい ると判断される。
[0072] EOl = ER1 ES1
層判定手段 37では、判定結果に基づいて、もし目標以外の層に微小スポットの焦 点が合っている場合は、ァクチユエータ駆動手段 38に対し、 目標の層に微小スポット の焦点を合わせるよう指示を送る。
[0073] 次に本実施の形態の層判定の手順について説明する。
[0074] 最初に制御手段 39により、光ディスク 6の種類および層数が判別される。次に、微 小スポットの焦点を合わせる対象となる層が決定された後、 目標の層に焦点を合わ せた時に生じる収差を補正するべぐ収差補正量記憶手段 31から得られた補正量 情報に基づいて、収差補正素子駆動手段 26が制御手段 39によって制御され、液晶 収差補正素子 4を駆動する。
[0075] 次に制御手段 39は、光検出器 8, 9や、フォーカスエラー検出手段 32から得られる 信号を基に、ァクチユエータ駆動手段 38を制御し、ァクチユエータ 7を駆動して光デ イスク 6の目標の層に微小スポットの焦点を合わせる動作を行う。一方、トラッキングェ ラー検出手段 33は、光検出器 8, 9から出力される信号を基に、光ディスク 6上のトラ ックと微小スポットとの相対的なずれ量に応じた信号を出力する。トラッキングエラー 信号振幅検出手段 35は、トラッキングエラー検出手段 33からの信号の最大値と最小 値の差から、トラッキングエラーの振幅を算出する。トラッキングエラー信号振幅比較 手段 36は、算出されたトラッキングエラーの振幅と、閾値記憶手段の値を比較し、そ の結果を出力する。層判定手段 37では、トラッキングエラー信号振幅比較手段 36の 結果を基に、微小スポットの焦点が目標の層に合っているの力、それとも目標以外の 層に合っているのかを判断するための信号を出力する。制御手段 39は、光ディスク 6 の層に焦点があつたと判断した後、層判定手段 37からの信号を基に、光ディスク 6の 目標の層に微小スポットの焦点が合っているかどうかの判断を行う。もし、光ディスク 6 の目標以外の層に微小スポットの焦点が合っていると判断されれば、制御手段 39は 、ァクチユエータ駆動手段 38に対しァクチユエータ 7を駆動して、速やかに目標の層 に焦点を合わせ直すように制御を行う。この結果、その後、短時間でこの記録層に対 して行われるサーボ制御において安定なエラー信号を得ることができ、また、光ディ スク 6の目標となる層に対し、正常にデータの再生や記録が行えるようになる。
[0076] 本実施の形態の光ディスク装置では、誤って目標以外の層に微小スポットの焦点を 合わせた場合に発生する球面収差を利用して、 目標以外の層に合焦点して 、ること が検出でき、速やかに目標の層に微小スポットの焦点を合わせ直す動作を行うことが できるという効果がある。
[0077] 本実施の形態では、収差補正量記憶手段 31に記憶されて 、る球面収差の補正量 は、フォーカス制御を行う光ディスク 6の複数ある各層ごとに予め決めておくこともでき るし、各層の補正量を平均した値でもよい。球面収差の補正量を、フォーカス制御を 行う光ディスク 6の複数ある各層ごとに予め決めておく場合は、ディスクの種類と対象 とする層に応じて選択して切り替える。 [0078] また、収差補正量記憶手段 31に記憶される球面収差の補正量は、基準厚みを有 する光ディスク 6を用いて光ディスク装置を組立調整したときの液晶収差補正素子 4 の球面収差補正量でもよ ヽし、光ディスク 6の基材厚みの規格値より設定してもよ 、。
[0079] 本実施の形態では、光ディスク装置を起動するたびに、閾値記憶手段 34に記憶さ れる値を次の方法で再設定してもよい。即ち、閾値記憶手段 34に記憶する値は、ァ クチユエータ駆動手段 38にてァクチユエータ 7を駆動し、任意の層に微小スポットが 収束した後、トラッキングエラー信号振幅検出手段 35により検出された信号振幅の 大きさから学習した値を任意の層に対する閾値として再設定してもよい。このような方 法にて、閾値の補正を行うことにより、トラッキングエラー信号の経時変化や温度変化 の影響によるトラッキングエラー信号振幅比較手段 36からの出力の誤差を最小にで き、層判定手段 37による判定結果の誤りを無くすことが可能となる。
[0080] 本実施の形態では、光ディスク装置を起動するたびに、閾値記憶手段 34に記憶さ れる値を次の方法で再設定してもよい。即ち、閾値記憶手段 34に記憶する値は、収 差補正素子駆動手段 26の駆動量を目標の層に最適な駆動量にし、かつ、ァクチュ エータ駆動手段 38にてァクチユエータ 7を駆動し、任意の層に微小スポットが収束し た後の、トラッキングエラー信号振幅検出手段 35により検出された信号振幅の大きさ と、収差補正素子駆動手段 26の駆動量を目標の層以外の最適な駆動量にし、かつ 、任意の層に微小スポットが収束した後の、トラッキングエラー信号振幅検出手段 35 により検出された信号振幅の大きさとの中間の値を任意の層に対する閾値として再 設定してもよい。このような方法にて、閾値の補正を行うことにより、トラッキングエラー 信号の経時変化や温度変化の影響によるトラッキングエラー信号振幅比較手段 36 力もの出力の誤差を最小にでき、層判定手段 37による判定結果の誤りを無くすこと が可能となる。
[0081] (実施の形態 2)
図 2は本発明の実施の形態 2の光ディスク装置を示す。
[0082] なお、上述した実施の形態 1と同じ構成要素に関しては同じ符号を付けて説明する
[0083] 本実施の形態の光ディスク装置は、従来例で説明した図 14と同じ光ピックアップ 11 と、収差補正手段としての液晶収差補正素子 4を駆動する収差補正素子駆動手段 2 6と、少なくとも 2つ以上の複数の層からなる光ディスク 6の各層に対する収差補正量 を記憶する収差補正量記憶手段 31と、対物レンズ 5を駆動するァクチユエータ駆動 手段 38と、光ピックアップ 11から得られる信号を受け、光ディスク 6上に収束されてい る微小スポットの収束状態を検出するフォーカスエラー検出手段 32と、光ディスク 6 上に収束されている微小スポットと光ディスク 6上のトラックとの相対的な位置ずれの 状態を検出するトラッキングエラー検出手段 33と、フォーカスエラー検出手段 32から の出力信号や、トラッキングエラー検出手段 33からの出力信号を基に、ディスク上に レーザーを収束させる対物レンズ 5を駆動するァクチユエータ駆動手段 38と、トラツキ ングエラー検出手段 33からの出力信号を基にトラッキングエラー信号のレベルを検 出するトラッキングエラー信号レベル検出手段 41と、トラッキングエラー信号レベル検 出手段 41からの信号と閾値記憶手段 40に記憶されている閾値とを比較するトラツキ ングエラー信号レベル比較手段 42と、トラッキングエラー信号レベル比較手段 42か ら出力される結果に基づいて、微小スポットが目標の層に収束しているかどうかを判 断し、もし、 目標以外の層に微小スポットの焦点が合っている場合は、 目標の層に微 小スポットの焦点を合わせるためにァクチユエータ 7を駆動するように、ァクチユエータ 駆動手段 38に指示を与える層判定手段 37と、光検出器 8, 9からの出力信号、フォ 一カスエラー検出手段 32からの信号や、トラッキングエラー検出手段 33からの信号 に基づいて光ディスクの種類を判別したり、レーザー光源 1を発光させたり、ァクチュ エータ駆動手段 38の制御を行ったり、収差補正素子駆動手段 26を駆動して、光ピッ クアップ 11から得られる情報信号を改善したり、さらに、層判定手段 37からの信号を 基に、 目的以外の層にフォーカスを引き込んでいる場合は、 目的の層にフォーカスを 再度引き込む処理を行う制御手段 39とを具備している。
[0084] 光ピックアップ 11の構成は図 14において説明したものと同様であり、図 14と同一の 構成要素には同一の符号を付けて説明する。
[0085] 次に、トラッキングエラー信号レベル検出手段 41について説明する。
[0086] 光ディスク 6の任意の層に対して微小スポットの焦点が合うようにフォーカス制御さ れた状態にぉ 、て、ディスクの半径方向に対しディスク上のトラックと微小スポットとの 相対的な位置ずれに応じたトラッキングエラー信号が、トラッキングエラー検出手段 3 3から出力される。トラッキングエラー信号レベル検出手段 41は、トラッキングエラー 検出手段 33から出力されたトラッキングエラー信号の最大値を検出する。
[0087] 次に、トラッキングエラー信号レベル比較手段 42について説明する。
[0088] トラッキングエラー信号レベル検出手段 41から出力されるトラッキングエラー信号レ ベル値と閾値記憶手段 40に格納されて 、る値とを比較して、もし閾値記憶手段 40に 格納されている値よりもトラッキングエラー信号レベル検出手段 41から出力されるトラ ッキングエラー信号レベル値の方が大き 、場合は、あら力じめ決められた任意の値 が出力される。仮にこの任意の値を値 aとする。もし、トラッキングエラー信号レベル検 出手段 41から出力されるトラッキングエラー信号レベル値と閾値記憶手段 40に格納 されている値とを比較して、もし閾値記憶手段 40に格納されている値よりもトラツキン グエラー信号レベル検出手段 41から出力されるトラッキングエラー信号レベル値の 方が小さい場合は、前記任意の値 a以外の値が出力される。
[0089] また、トラッキングエラー信号レベル比較手段 42から出力される値は、次のような値 であってもよい。つまり、トラッキングエラー信号レベル検出手段 41から出力される値 と、閾値記憶手段 40に記憶されて 、る値との差の値であってもよ 、。
[0090] 次に、閾値記憶手段 40について説明する。
[0091] 閾値記憶手段 40には、 目標の層に対して微小スポットの焦点が合っており球面収 差が補正されている状態でのトラッキングエラー信号レベル値の 90%以下 20%以上 の任意の値が記憶されている。ここで、 90%以下としているのは、 目標の層に対して 微小スポットの焦点が合っており球面収差が補正されている状態でのトラッキングェ ラー信号レベル値と、 目標の層に対して微小スポットの焦点が合っている力 球面収 差が補正されていない状態とを判別できる上限の値になるからである。また、 20%以 上としているのは、 目標の層に対して微小スポットの焦点が合っており球面収差が補 正されて!/、る状態でのトラッキングエラー信号レベル値と、 目標の層に対して微小ス ポットの焦点が合っているが、球面収差が補正されていない状態とを判別できる下限 の値になるからである。
[0092] 次に、層判定手段 37について説明する。 [0093] 層判定手段 37では、トラッキングエラー信号レベル比較手段 42から出力された信 号によって、 目標の層に微小スポットの焦点が合っているのかそれとも、 目標以外の 層に微小スポットの焦点が合っているのかを判定する。判定の方法は、次の通りであ る。例えば、前記トラッキングエラー信号レベル比較手段 42の説明の項でも述べたよ うに、トラッキングエラー信号レベル比較手段 42から出力される値力 値 aの場合は、 目標の層に微小スポットの焦点が合って 、ると判断し、トラッキングエラー信号レベル 比較手段 42から出力される値が、値 a以外の場合は、 目標の層以外に微小スポット の焦点が合っていると判断する。また、トラッキングエラー信号レベル検出手段 41か ら出力される値と、閾値記憶手段 40に記憶されている値との差の値が、トラッキング エラー信号レベル比較手段 42から出力される場合は、トラッキングエラー信号レベル 比較手段 42から出力される値の極性によって判断される。即ち、下記の計算式によ つて層判定される場合は、トラッキングエラー信号レベル比較手段 42からの出力値 力 正極になれば、 目標の層に微小スポットの焦点が合っていると判断され、負極に なれば、 目標の層以外の層に微小スポットの焦点が合っていると判断される。トラツキ ングエラー信号レベル比較手段 42からの出力値を E02、トラッキングエラー信号レべ ル検出手段 41から出力される値を ES 2、閾値記憶手段 40に記憶されて 、る値を ER 2とすると、
E02 = ES2 ER2
また、下記の計算式によって層判定される場合は、トラッキングエラー信号レベル比 較手段 42からの出力値が、負極になれば、 目標の層に微小スポットの焦点が合って いると判断され、正極になれば、 目標の層以外の層に微小スポットの焦点が合ってい ると判断される。
[0094] E02 = ER2 - ES2
層判定手段 37では、判定結果に基づいて、もし目標以外の層に微小スポットの焦 点が合っている場合は、ァクチユエータ駆動手段 38に対し、 目標の層に微小スポット の焦点を合わせるよう指示を送る。
[0095] 次に本実施の形態の層判定の手順について説明する。
[0096] 最初に制御手段 39により、光ディスク 6の種類および層数が判別される。次に、微 小スポットの焦点を合わせる対象となる層が決定された後、 目標の層に焦点を合わ せた時に生じる収差を補正するべぐ収差補正量記憶手段 31から得られた補正量 情報に基づいて、収差補正素子駆動手段 26が制御手段 39によって制御され、液晶 収差補正素子 4を駆動する。次に制御手段 39は、光検出器 8, 9や、フォーカスエラ 一検出手段 32から得られる信号を基に、ァクチユエータ駆動手段 38を制御し、ァク チユエータ 7を駆動して光ディスク 6の目標の層に微小スポットの焦点を合わせる動作 を行う。一方、トラッキングエラー検出手段 33は、光検出器 8, 9から出力される信号 を基に、光ディスク 6上のトラックと微小スポットとの相対的なずれ量に応じた信号を出 力する。トラッキングエラー信号レベル検出手段 41は、トラッキングエラー検出手段 3 3からの信号の最大値から、トラッキングエラーのレベルを算出する。トラッキングエラ 一信号レベル比較手段 42は、算出されたトラッキングエラーのレベルと、閾値記憶手 段の値を比較し、その結果を出力する。層判定手段 37では、トラッキングエラー信号 レベル比較手段 42の結果を基に、微小スポットの焦点が目標の層に合っているのか 、それとも目標以外の層に合っているのかを判断するための信号を出力する。制御 手段 39は、光ディスク 6の層に焦点があつたと判断した後、層判定手段 37からの信 号を基に、光ディスク 6の目標の層に微小スポットの焦点が合っているかどうかの判断 を行う。もし、光ディスク 6の目標以外の層に微小スポットの焦点が合っていると判断さ れれば、制御手段 39は、ァクチユエータ駆動手段 38に対しァクチユエータ 7を駆動 して、速やかに目標の層に焦点を合わせ直すように制御を行う。この結果、その後、 短時間でこの記録層に対して行われるサーボ制御にお!、て安定なエラー信号を得る ことができ、また、光ディスク 6の目標となる層に対し、正常にデータの再生や記録が 行えるようになる。
[0097] 本実施の形態の光ディスク装置では誤って目標以外の層に微小スポットの焦点を 合わせた場合に発生する球面収差を利用して、 目標以外の層に合焦点して 、ること が検出でき、速やかに目標の層に微小スポットの焦点を合わせ直す動作を行うことが できるという効果がある。
[0098] 本実施の形態では、収差補正量記憶手段 31に記憶されて 、る球面収差の補正量 は、フォーカス制御を行う光ディスク 6の複数ある各層ごとに予め決めておくこともでき るし、各層の補正量を平均した値でもよい。球面収差の補正量を、フォーカス制御を 行う光ディスク 6の複数ある各層ごとに予め決めておく場合は、ディスクの種類と対象 とする層に応じて選択して切り替える。
[0099] また、収差補正量記憶手段 31に記憶される球面収差の補正量は、基準厚みを有 する光ディスク 6を用いて光ディスク装置を組立調整したときの液晶収差補正素子 4 の球面収差補正量でもよ ヽし、光ディスク 6の基材厚みの規格値より設定してもよ 、。
[0100] 本実施の形態では、光ディスク装置を起動するたびに、閾値記憶手段 40に記憶さ れる値を次の方法で再設定してもよい。即ち、閾値記憶手段 40に記憶する値は、ァ クチユエータ駆動手段 38にてァクチユエータ 7を駆動し、任意の層に微小スポットが 収束した後、トラッキングエラー信号レベル検出手段 41により検出された信号レベル の大きさから学習した値を任意の層に対する閾値として再設定してもよい。このような 方法にて、閾値の補正を行うことにより、トラッキングエラー信号の経時変化や温度変 化の影響によるトラッキングエラー信号レベル比較手段 42からの出力の誤差を最小 にでき、層判定手段 37による判定結果の誤りを無くすことが可能となる。
[0101] 本実施の形態では、光ディスク装置を起動するたびに、閾値記憶手段 40に記憶さ れる値を次の方法で再設定してもよい。即ち、閾値記憶手段 40に記憶する値は、収 差補正素子駆動手段 26の駆動量を目標の層に最適な駆動量にし、かつ、ァクチュ エータ駆動手段 38にてァクチユエータ 7を駆動し、任意の層に微小スポットが収束し た後の、トラッキングエラー信号レベル検出手段 41により検出された信号レベルの大 きさと、収差補正素子駆動手段 26の駆動量を目標の層以外の最適な駆動量にし、 かつ、任意の層に微小スポットが収束した後の、トラッキングエラー信号レベル検出 手段 41により検出された信号レベルの大きさとの中間の値を任意の層に対する閾値 として再設定してもよい。このような方法にて、閾値の補正を行うことにより、トラツキン グエラー信号の経時変化や温度変化の影響によるトラッキングエラー信号レベル比 較手段 42からの出力の誤差を最小にでき、層判定手段 37による判定結果の誤りを 無くすことが可能となる。
[0102] (実施の形態 3)
図 3は本発明の実施の形態 3の光ディスク装置を示す。 [0103] なお、上述した実施の形態 2と同じ構成要素に関しては同じ符号を付けて説明する
[0104] 本実施の形態の光ディスク装置は、従来例で説明した図 14と同じ光ピックアップ 11 と、収差補正手段としての液晶収差補正素子 4を駆動する収差補正素子駆動手段 2 6と、少なくとも 2つ以上の複数の層からなる光ディスク 6の各層に対する収差補正量 を記憶する収差補正量記憶手段 31と、対物レンズ 5を駆動するァクチユエータ駆動 手段 38と、光ピックアップ 11から得られる信号を受け、光ディスク 6上に収束されてい る微小スポットの収束状態を検出するフォーカスエラー検出手段 32と、光ディスク 6 上に収束されている微小スポットと光ディスク 6上のトラックとの相対的な位置ずれの 状態を検出するトラッキングエラー検出手段 33と、フォーカスエラー検出手段 32から の出力信号や、トラッキングエラー検出手段 33からの出力信号を基に、ディスク上に レーザーを収束させる対物レンズ 5を駆動するァクチユエータ駆動手段 38と、トラツキ ングエラー検出手段 33からの出力信号を基にトラッキングエラー信号のバランスを検 出するトラッキングエラー信号バランス検出手段 45と、トラッキングエラー信号バラン ス検出手段 45からの信号と閾値記憶手段 44に記憶されている閾値とを比較するトラ ッキングエラーバランス比較手段 46と、トラッキングエラーバランス比較手段 46から出 力される結果に基づいて、微小スポットが目標の層に収束しているかどうかを判断し 、もし、 目標以外の層に微小スポットの焦点が合っている場合は、 目標の層に微小ス ポットの焦点を合わせるためにァクチユエータ 7を駆動するように、ァクチユエータ駆 動手段 38に指示を与える層判定手段 37と、光検出器 8, 9からの出力信号、フォー カスエラー検出手段 32からの信号や、トラッキングエラー検出手段 33からの信号に 基づいて光ディスクの種類を判別したり、レーザー光源 1を発光させたり、ァクチユエ ータ駆動手段 38の制御を行ったり、収差補正素子駆動手段 26を駆動して、光ピック アップ 11から得られる情報信号を改善したり、さらに、層判定手段 37からの信号を基 に、 目的以外の層にフォーカスを引き込んでいる場合は、 目的の層にフォーカスを再 度引き込む処理を行う制御手段 39とを具備している。
[0105] 光ピックアップ 11の構成は図 14において説明したものと同様であり、図 14と同一の 構成要素には同一の符号を付けて説明する。 [0106] 次に、トラッキングエラー信号バランス検出手段 45について説明する。
[0107] 光ディスク 6の任意の層に対して微小スポットの焦点が合うようにフォーカス制御さ れた状態にぉ 、て、ディスクの半径方向に対しディスク上のトラックと微小スポットとの 相対的な位置ずれに応じたトラッキングエラー信号が、トラッキングエラー検出手段 3 3から出力される。トラッキングエラー信号バランス検出手段 45は、トラッキングエラー 検出手段 33から出力された、トラッキングエラー信号のバランス値を検出する。
[0108] 次に、トラッキングエラーバランス比較手段 46について説明する。
[0109] トラッキングエラー信号バランス検出手段 45から出力されるトラッキングエラー信号 ノ ランス値と閾値記憶手段 44に格納されて 、る値とを比較して、もし閾値記憶手段 4 4に格納されている値よりもトラッキングエラー信号バランス検出手段 45から出力され るトラッキングエラー信号バランス値の方が小さい場合は、あら力じめ決められた任意 の値が出力される。仮にこの任意の値を値 aとする。もし、トラッキングエラー信号バラ ンス検出手段 45から出力されるトラッキングエラー信号バランス値と閾値記憶手段 44 に格納されて 、る値とを比較して、もし閾値記憶手段 44に格納されて 、る値よりもトラ ッキングエラー信号バランス検出手段 45から出力されるトラッキングエラー信号バラ ンス値の方が大きい場合は、前記任意の値 a以外の値が出力される。
[0110] また、トラッキングエラーバランス比較手段 46から出力される値は、次のような値で あってもよい。つまり、トラッキングエラー信号バランス検出手段 45から出力される値と 、閾値記憶手段 44に記憶されて 、る値との差の値であってもよ 、。
[0111] 次に、閾値記憶手段 44について説明する。
[0112] 閾値記憶手段 44には、 目標の層に対して微小スポットの焦点が合っており球面収 差が補正されている状態でのトラッキングエラー信号バランス値の 90%以下 20%以 上の任意の値が記憶されている。ここで、 90%以下としているのは、 目標の層に対し て微小スポットの焦点が合っており球面収差が補正されている状態でのトラッキング エラー信号バランス値と、 目標の層に対して微小スポットの焦点が合っているが、球 面収差が補正されていない状態とを判別できる上限の値になるからである。また、 20 %以上としているのは、 目標の層に対して微小スポットの焦点が合っており球面収差 が補正されて 、る状態でのトラッキングエラー信号バランス値と、 目標の層に対して 微小スポットの焦点が合って 、るが、球面収差が補正されて 、な 、状態とを判別でき る下限の値になるからである。
[0113] 次に、層判定手段 37について説明する。
[0114] 層判定手段 37では、トラッキングエラーバランス比較手段 46から出力された信号に よって、 目標の層に微小スポットの焦点が合って 、るのか、それとも目標以外の層に 微小スポットの焦点が合っているのかを判定する。判定の方法は、次の通りである。 例えば、前記トラッキングエラーバランス比較手段 46の説明の項でも述べたように、ト ラッキングエラーバランス比較手段 46から出力される値が、値 aの場合は、 目標の層 に微小スポットの焦点が合って 、ると判断し、トラッキングエラーバランス比較手段 46 力も出力される値が、値 a以外の場合は、 目標の層以外に微小スポットの焦点が合つ ていると判断する。また、トラッキングエラー信号バランス検出手段 45から出力される 値と、閾値記憶手段 44に記憶されている値との差の値が、トラッキングエラーバラン ス比較手段 46から出力される場合は、トラッキングエラーバランス比較手段 46から出 力される値の極性によって判断される。即ち、下記の計算式によって層判定される場 合は、トラッキングエラーバランス比較手段 46からの出力値が、負極になれば、 目標 の層に微小スポットの焦点が合っていると判断され、正極になれば、 目標の層以外の 層に微小スポットの焦点が合って 、ると判断される。トラッキングエラーバランス比較 手段 46からの出力値を E03,トラッキングエラー信号バランス検出手段 45から出力さ れる値を ES3,
閾値記憶手段 44に記憶されている値を ER3とすれば、
E03 = ES3 ER3
また、下記の計算式によって層判定される場合は、トラッキングエラーバランス比較 手段 46からの出力値力 正極になれば、 目標の層に微小スポットの焦点が合ってい ると判断され、負極になれば、 目標の層以外の層に微小スポットの焦点が合っている と判断される。
[0115] E03 = ER3 ES3
層判定手段 37では、判定結果に基づいて、もし目標以外の層に微小スポットの焦 点が合っている場合は、ァクチユエータ駆動手段 38に対し、 目標の層に微小スポット の焦点を合わせるよう指示を送る。
[0116] 次に本実施の形態の層判定の手順について説明する。
[0117] 最初に制御手段 39により、光ディスク 6の種類および層数が判別される。次に、微 小スポットの焦点を合わせる対象となる層が決定された後、 目標の層に焦点を合わ せた時に生じる収差を補正するべぐ収差補正量記憶手段 31から得られた補正量 情報に基づいて、収差補正素子駆動手段 26が制御手段 39によって制御され、液晶 収差補正素子 4を駆動する。次に制御手段 39は、光検出器 8, 9や、フォーカスエラ 一検出手段 32から得られる信号を基に、ァクチユエータ駆動手段 38を制御し、ァク チユエータ 7を駆動して光ディスク 6の目標の層に微小スポットの焦点を合わせる動作 を行う。一方、トラッキングエラー検出手段 33は、光検出器 8, 9から出力される信号 を基に、光ディスク 6上のトラックと微小スポットとの相対的なずれ量に応じた信号を出 力する。トラッキングエラー信号バランス検出手段 45は、トラッキングエラー検出手段 33からの信号の最大値と最小値から、トラッキングエラーのノ ランス値を算出する。ト ラッキングエラーバランス比較手段 46は、算出されたトラッキングエラーのバランス値 と、閾値記憶手段の値を比較し、その結果を出力する。層判定手段 37では、トラツキ ングエラーバランス比較手段 46の結果を基に、微小スポットの焦点が目標の層に合 つているの力、それとも目標以外の層に合っているのかを判断するための信号を出 力する。制御手段 39は、光ディスク 6の層に焦点があつたと判断した後、層判定手段 37からの信号を基に、光ディスク 6の目標の層に微小スポットの焦点が合っているか どうかの判断を行う。もし、光ディスク 6の目標以外の層に微小スポットの焦点が合つ ていると判断されれば、制御手段 39は、ァクチユエータ駆動手段 38に対しァクチュ エータ 7を駆動して、速やかに目標の層に焦点を合わせ直すように制御を行う。この 結果、その後、短時間でこの記録層に対して行われるサーボ制御において安定なェ ラー信号を得ることができ、また、光ディスク 6の目標となる層に対し、正常にデータの 再生や記録が行えるようになる。
[0118] 本実施の形態の光ディスク装置では誤って目標以外の層に微小スポットの焦点を 合わせた場合に発生する球面収差を利用して、 目標以外の層に合焦点して 、ること が検出でき、速やかに目標の層に微小スポットの焦点を合わせ直す動作を行うことが できるという効果がある。
[0119] 本実施の形態では、収差補正量記憶手段 31に記憶されている球面収差の補正量 は、フォーカス制御を行う光ディスク 6の複数ある各層ごとに予め決めておくこともでき るし、各層の補正量を平均した値でもよい。球面収差の補正量を、フォーカス制御を 行う光ディスク 6の複数ある各層ごとに予め決めておく場合は、ディスクの種類と対象 とする層に応じて選択して切り替える。
[0120] また、収差補正量記憶手段 31に記憶される球面収差の補正量は、基準厚みを有 する光ディスク 6を用いて光ディスク装置を組立調整したときの液晶収差補正素子 4 の球面収差補正量でもよ ヽし、光ディスク 6の基材厚みの規格値より設定してもよ 、。
[0121] 本実施の形態では、光ディスク装置を起動するたびに、閾値記憶手段 44に記憶さ れる値を次の方法で再設定してもよい。即ち、閾値記憶手段 44に記憶する値は、ァ クチユエータ駆動手段 38にてァクチユエータ 7を駆動し、任意の層に微小スポットが 収束した後、トラッキングエラー信号バランス検出手段 45により検出された信号レべ ルの大きさから学習した値を任意の層に対する閾値として再設定してもよい。このよう な方法にて、閾値の補正を行うことにより、トラッキングエラー信号の経時変化や温度 変化の影響によるトラッキングエラーバランス比較手段 46からの出力の誤差を最小 にでき、層判定手段 37による判定結果の誤りを無くすことが可能となる。
[0122] 本実施の形態では、光ディスク装置を起動するたびに、閾値記憶手段 44に記憶さ れる値を次の方法で再設定してもよい。即ち、閾値記憶手段 44に記憶する値は、収 差補正素子駆動手段 26の駆動量を目標の層に最適な駆動量にし、かつ、ァクチュ エータ駆動手段 38にてァクチユエータ 7を駆動し、任意の層に微小スポットが収束し た後の、トラッキングエラー信号バランス検出手段 45により検出された信号レベルの 大きさと、収差補正素子駆動手段 26の駆動量を目標の層以外の最適な駆動量にし 、かつ、任意の層に微小スポットが収束した後の、トラッキングエラー信号バランス検 出手段 45により検出された信号レベルの大きさとの中間の値を任意の層に対する閾 値として再設定してもよい。このような方法にて、閾値の補正を行うことにより、トラツキ ングエラー信号の経時変化や温度変化の影響によるトラッキングエラーバランス比較 手段 46からの出力の誤差を最小にでき、層判定手段 37による判定結果の誤りを無く すことが可能となる。
[0123] (実施の形態 4)
図 4は本発明の実施の形態 4の光ディスク装置を示す。
[0124] なお、上述した実施の形態 3と同じ構成要素に関しては同じ符号を付けて説明する
[0125] 本実施の形態の光ディスク装置は、従来例で説明した図 14と同じ光ピックアップ 11 と、収差補正手段としての液晶収差補正素子 4を駆動する収差補正素子駆動手段 2 6と、少なくとも 2つ以上の複数の層からなる光ディスク 6の各層に対する収差補正量 を記憶する収差補正量記憶手段 31と、対物レンズ 5を駆動するァクチユエータ駆動 手段 38と、光ピックアップ 11から得られる信号を受け、光ディスク 6上に収束されてい る微小スポットの収束状態を検出するフォーカスエラー検出手段 32と、光ディスク 6 上に収束されている微小スポットと光ディスク 6上のトラックとの相対的な位置ずれの 状態を検出するトラッキングエラー検出手段 33と、フォーカスエラー検出手段 32から の出力信号や、トラッキングエラー検出手段 33からの出力信号を基に、ディスク上に レーザーを収束させる対物レンズ 5を駆動するァクチユエータ駆動手段 38と、トラツキ ングエラー検出手段 33から出力されるトラッキングエラー信号 52の振幅と目標振幅 のずれを検出するトラッキングエラー信号 AGC検出手段 49と、トラッキングエラー信 号 AGC検出手段 49からの出力を基に、制御手段 39へ入力されるトラッキングエラー 信号 53の振幅を一定に保っために増幅するトラッキングエラー信号増幅手段 51と、 トラッキングエラー信号 AGC検出手段 49からの信号と閾値記憶手段 48に記憶され て 、る閾値とを比較するトラッキングエラー信号 AGC値比較手段 50と、トラッキング エラー信号 AGC値比較手段 50から出力される結果に基づいて、微小スポットが目 標の層に収束しているかどうかを判断し、もし、 目標以外の層に微小スポットの焦点 が合っている場合は、 目標の層に微小スポットの焦点を合わせるためにァクチユエ一 タ 7を駆動するように、ァクチユエータ駆動手段 38に指示を与える層判定手段 37と、 光検出器 8, 9からの出力信号、フォーカスエラー検出手段 32からの信号や、トラツキ ングエラー検出手段 33からの信号に基づいて光ディスクの種類を判別したり、レー ザ一光源 1を発光させたり、ァクチユエータ駆動手段 38の制御を行ったり、収差補正 素子駆動手段 26を駆動して、光ピックアップ 11から得られる情報信号を改善したり、 さらに、層判定手段 37からの信号を基に、 目的以外の層にフォーカスを引き込んで いる場合は、 目的の層にフォーカスを再度引き込む処理を行うシステム制御手段 39 とを具備している。
[0126] 光ピックアップ 11の構成は図 14において説明したものと同様であり、図 14と同一の 構成要素には同一の符号を付けて説明する。
[0127] 次に、トラッキングエラー信号 AGC検出手段 49について説明する。
[0128] 光ディスク 6の任意の層に対して微小スポットの焦点が合うようにフォーカス制御さ れた状態にぉ 、て、ディスクの半径方向に対しディスク上のトラックと微小スポットとの 相対的な位置ずれに応じたトラッキングエラー信号が、トラッキングエラー検出手段 3 3から出力される。トラッキングエラー信号 AGC検出手段 49は、トラッキングエラー検 出手段 33から出力された、トラッキングエラー信号 52の振幅と振幅目標値との比の 値を検出する。
[0129] 次に、トラッキングエラー信号 AGC値比較手段 50について説明する。
[0130] トラッキングエラー信号 AGC検出手段 49から出力されるトラッキングエラー信号 A GC値と閾値記憶手段 48に格納されている値とを比較して、もし閾値記憶手段 48に 格納されている値よりもトラッキングエラー信号 AGC検出手段 49から出力されるトラッ キングエラー信号 AGC値の方が小さい場合は、あら力じめ決められた任意の値が出 力される。仮にこの任意の値を値 aとする。もし、トラッキングエラー信号 AGC検出手 段 49から出力されるトラッキングエラー信号 AGC値と閾値記憶手段 48に格納されて いる値とを比較して、もし閾値記憶手段 48に格納されている値よりもトラッキングエラ 一信号 AGC検出手段 49から出力されるトラッキングエラー信号 AGC値の方が大き い場合は、前記任意の値 a以外の値が出力される。
[0131] また、トラッキングエラー信号 AGC値比較手段 50から出力される値は、次のような 値であってもよい。つまり、トラッキングエラー信号 AGC検出手段 49から出力される 値と、閾値記憶手段 48に記憶されて 、る値との差の値であってもよ 、。
[0132] 次に、閾値記憶手段 48について説明する。
[0133] 閾値記憶手段 48には、 目標の層に対して微小スポットの焦点が合っており球面収 差が補正されている状態でのトラッキングエラー信号 AGC値の 90%以下 20%以上 の任意の値が記憶されている。ここで、 90%以下としているのは、 目標の層に対して 微小スポットの焦点が合っており球面収差が補正されている状態でのトラッキングェ ラー信号 AGC値と、 目標の層に対して微小スポットの焦点が合っているが、球面収 差が補正されていない状態とを判別できる上限の値になるからである。また、 20%以 上としているのは、 目標の層に対して微小スポットの焦点が合っており球面収差が補 正されて!/、る状態でのトラッキングエラー信号 AGC値と、 目標の層に対して微小スポ ットの焦点が合っているが、球面収差が補正されていない状態とを判別できる下限の 値になる力 である。
[0134] 次に、層判定手段 37について説明する。
[0135] 層判定手段 37では、トラッキングエラー信号 AGC値比較手段 50から出力された信 号によって、 目標の層に微小スポットの焦点が合っているの力、それとも目標以外の 層に微小スポットの焦点が合っているのかを判定する。判定の方法は、次の通りであ る。例えば、前記トラッキングエラー信号 AGC値比較手段 50の説明の項でも述べた ように、トラッキングエラー信号 AGC値比較手段 50から出力される値力 値 aの場合 は、 目標の層に微小スポットの焦点が合っていると判断し、トラッキングエラー信号 A GC値比較手段 50から出力される値が、値 a以外の場合は、 目標の層以外に微小ス ポットの焦点が合っていると判断する。また、トラッキングエラー信号 AGC検出手段 4 9から出力される値と、閾値記憶手段 48に記憶されている値との差の値が、トラツキン グエラー信号 AGC値比較手段 50から出力される場合は、トラッキングエラー信号 A GC値比較手段 50から出力される値の極性によって判断される。即ち、下記の計算 式によって層判定される場合は、トラッキングエラー信号 AGC値比較手段 50からの 出力値が、負極になれば、 目標の層に微小スポットの焦点が合っていると判断され、 正極になれば、 目標の層以外の層に微小スポットの焦点が合っていると判断される。 トラッキングエラー信号 AGC値比較手段 50からの出力値を E04、トラッキングエラー 信号 AGC検出手段 49から出力される値を ES4、閾値記憶手段 48に記憶されてい る値を ES4とすれば、
E04 = ES4 ER4 また、下記の計算式によって層判定される場合は、トラッキングエラー信号 AGC値 比較手段 50からの出力値が、正極になれば、 目標の層に微小スポットの焦点が合つ ていると判断され、負極になれば、 目標の層以外の層に微小スポットの焦点が合って いると判断される。
[0136] E04 = ER4 ES4
層判定手段 37では、判定結果に基づいて、もし目標以外の層に微小スポットの焦 点が合っている場合は、ァクチユエータ駆動手段 38に対し、 目標の層に微小スポット の焦点を合わせるよう指示を送る。
[0137] 次に本実施の形態の層判定の手順について説明する。
[0138] 最初に制御手段 39により、光ディスク 6の種類および層数が判別される。次に、微 小スポットの焦点を合わせる対象となる層が決定された後、 目標の層に焦点を合わ せた時に生じる収差を補正するべぐ収差補正量記憶手段 31から得られた補正量 情報に基づいて、収差補正素子駆動手段 26が制御手段 39によって制御され、液晶 収差補正素子 4を駆動する。次に制御手段 39は、光検出器 8, 9や、フォーカスエラ 一検出手段 32から得られる信号を基に、ァクチユエータ駆動手段 38を制御し、ァク チユエータ 7を駆動して光ディスク 6の目標の層に微小スポットの焦点を合わせる動作 を行う。一方、トラッキングエラー検出手段 33は、光検出器 8, 9から出力される信号 を基に、光ディスク 6上のトラックと微小スポットとの相対的なずれ量に応じた信号を出 力する。トラッキングエラー信号 AGC検出手段 49は、トラッキングエラー検出手段 33 からの信号の最大値と最小値の差から、トラッキングエラーの AGC値を算出する。ト ラッキングエラー信号 AGC値比較手段 50は、算出されたトラッキングエラーの AGC 値と、閾値記憶手段の値を比較し、その結果を出力する。層判定手段 37では、トラッ キングエラー信号 AGC値比較手段 50の結果を基に、微小スポットの焦点が目標の 層に合っているの力、それとも目標以外の層に合っているのかを判断するための信 号を出力する。制御手段 39は、光ディスク 6の層に焦点があつたと判断した後、層判 定手段 37からの信号を基に、光ディスク 6の目標の層に微小スポットの焦点が合って いるかどうかの判断を行う。もし、光ディスク 6の目標以外の層に微小スポットの焦点 が合っていると判断されれば、制御手段 39は、ァクチユエータ駆動手段 38に対しァ クチユエータ 7を駆動して、速やかに目標の層に焦点を合わせ直すように制御を行う 。この結果、その後、短時間でこの記録層に対して行われるサーボ制御において安 定なエラー信号を得ることができ、また、光ディスク 6の目標となる層に対し、正常に データの再生や記録が行えるようになる。
[0139] 本実施の形態の光ディスク装置では誤って目標以外の層に微小スポットの焦点を 合わせた場合に発生する球面収差を利用して、目標以外の層に合焦点して 、ること が検出でき、速やかに目標の層に微小スポットの焦点を合わせ直す動作を行うことが できるという効果がある。
[0140] 本実施の形態では、収差補正量記憶手段 31に記憶されて 、る球面収差の補正量 は、フォーカス制御を行う光ディスク 6の複数ある各層ごとに予め決めておくこともでき るし、各層の補正量を平均した値でもよい。球面収差の補正量を、フォーカス制御を 行う光ディスク 6の複数ある各層ごとに予め決めておく場合は、ディスクの種類と対象 とする層に応じて選択して切り替える。
[0141] また、収差補正量記憶手段 31に記憶される球面収差の補正量は、基準厚みを有 する光ディスク 6を用いて光ディスク装置を組立調整したときの液晶収差補正素子 4 の球面収差補正量でもよ ヽし、光ディスク 6の基材厚みの規格値より設定してもよ 、。
[0142] 本実施の形態では、光ディスク装置を起動するたびに、閾値記憶手段 48に記憶さ れる値を次の方法で再設定してもよい。即ち、閾値記憶手段 48に記憶する値は、ァ クチユエータ駆動手段 38にてァクチユエータ 7を駆動し、任意の層に微小スポットが 収束した後、トラッキングエラー信号 AGC検出手段 49により検出された信号レベル の大きさから学習した値を任意の層に対する閾値として再設定してもよい。このような 方法にて、閾値の補正を行うことにより、トラッキングエラー信号の経時変化や温度変 化の影響によるトラッキングエラー信号 AGC値比較手段 50からの出力の誤差を最 小にでき、層判定手段 37による判定結果の誤りを無くすことが可能となる。
[0143] 本実施の形態では、光ディスク装置を起動するたびに、閾値記憶手段 48に記憶さ れる値を次の方法で再設定してもよい。即ち、閾値記憶手段 48に記憶する値は、収 差補正素子駆動手段 26の駆動量を目標の層に最適な駆動量にし、かつ、ァクチュ エータ駆動手段 38にてァクチユエータ 7を駆動し、任意の層に微小スポットが収束し た後の、トラッキングエラー信号 AGC検出手段 49により検出された信号レベルの大 きさと、収差補正素子駆動手段 26の駆動量を目標の層以外の最適な駆動量にし、 かつ、任意の層に微小スポットが収束した後の、トラッキングエラー信号 AGC検出手 段 49により検出された信号レベルの大きさとの中間の値を任意の層に対する閾値と して再設定してもよい。このような方法にて、閾値の補正を行うことにより、トラッキング エラー信号の経時変化や温度変化の影響によるトラッキングエラー信号 AGC値比較 手段 50からの出力の誤差を最小にでき、層判定手段 37による判定結果の誤りを無く すことが可能となる。
[0144] (実施の形態 5)
図 5は本発明の実施の形態 5の光ディスク装置を示す。
[0145] なお、上述した実施の形態 4と同じ構成要素に関しては同じ符号を付けて説明する
[0146] 本実施の形態の光ディスク装置は、従来例で説明した図 14と同じ光ピックアップ 11 と、収差補正手段としての液晶収差補正素子 4を駆動する収差補正素子駆動手段 2 6と、少なくとも 2つ以上の複数の層からなる光ディスク 6の各層に対する収差補正量 を記憶する収差補正量記憶手段 31と、対物レンズ 5を駆動するァクチユエータ駆動 手段 38と、光ピックアップ 11から得られる信号を受け、光ディスク 6上に収束されてい る微小スポットの収束状態を検出するフォーカスエラー検出手段 32と、光検出器 8, 9の出力の総和信号を生成する加算信号生成手段 60、フォーカスエラー検出手段 3 2からの出力信号や、加算信号生成手段 60からの出力信号を基に、ディスク上にレ 一ザ一を収束させる対物レンズ 5を駆動するァクチユエータ駆動手段 38と、加算信号 生成手段 60からの出力信号を基に加算信号のレベルを検出する加算信号レベル検 出手段 62と、加算信号レベル検出手段 62からの信号と閾値記憶手段 61に記憶され ている閾値とを比較する加算信号レベル比較手段 63と、加算信号レベル比較手段 6 3から出力される結果に基づいて、微小スポットが目標の層に収束しているかどうかを 判断し、もし、 目標以外の層に微小スポットの焦点が合っている場合は、 目標の層に 微小スポットの焦点を合わせるためにァクチユエータ 7を駆動するように、ァクチユエ ータ駆動手段 38に指示を与える層判定手段 37と、光検出器 8, 9からの出力信号、 フォーカスエラー検出手段 32からの信号や、加算信号生成手段 60からの信号に基 づいて光ディスクの種類を判別したり、レーザー光源 1を発光させたり、ァクチユエ一 タ駆動手段 38の制御を行ったり、収差補正素子駆動手段 26を駆動して、光ピックァ ップ 11から得られる情報信号を改善したり、さらに、層判定手段 37からの信号を基に 、目的以外の層にフォーカスを引き込んでいる場合は、目的の層にフォーカスを再度 引き込む処理を行う制御手段 39とを具備している。
[0147] 光ピックアップ 11の構成は図 14において説明したものと同様であり、図 14と同一の 構成要素には同一の符号を付けて説明する。
[0148] 次に、加算信号レベル検出手段 62について説明する。
[0149] 光ディスク 6の任意の層に対して微小スポットの焦点が合うようにフォーカス制御さ れた状態において、ディスク力も反射した光を、光検出器 8, 9が受光する。光検出器 8, 9にて受光され、光電変換された信号は、光検出器 8, 9から出力される。光検出 器 8, 9から出力された信号の総和が、加算信号生成手段 60から出力される。加算 信号レベル検出手段 62は、加算信号生成手段 60から出力された、加算信号の最大 値を検出する。
[0150] 次に、加算信号レベル比較手段 63について説明する。
[0151] 加算信号レベル検出手段 62から出力される加算信号レベル値と閾値記憶手段 61 に格納されて 、る値とを比較して、もし閾値記憶手段 61に格納されて 、る値よりもカロ 算信号レベル検出手段 62から出力される加算信号レベル値の方が大きい場合は、 あら力じめ決められた任意の値が出力される。仮にこの任意の値を値 aとする。もし、 加算信号レベル検出手段 62から出力される加算信号レベル値と閾値記憶手段 61 に格納されて 、る値とを比較して、もし閾値記憶手段 61に格納されて 、る値よりもカロ 算信号レベル検出手段 62から出力される加算信号レベル値の方が小さい場合は、 前記任意の値 a以外の値が出力される。
[0152] また、加算信号レベル比較手段 63から出力される値は、次のような値であってもよ い。つまり、加算信号レベル検出手段 62から出力される値と、閾値記憶手段 61に記 憶されて 、る値との差の値であってもよ!/、。
[0153] 次に、閾値記憶手段 61について説明する。 [0154] 閾値記憶手段 61には、目標の層に対して微小スポットの焦点が合っており球面収 差が補正されている状態での加算信号レベル値の 90%以下 20%以上の任意の値 が記憶されている。ここで、 90%以下としているのは、目標の層に対して微小スポット の焦点が合っており球面収差が補正されて 、る状態での加算信号レベル値と、目標 の層に対して微小スポットの焦点が合って 、るが、球面収差が補正されて 、な 、状 態とを判別できる上限の値になるからである。また、 20%以上としているのは、目標の 層に対して微小スポットの焦点が合っており球面収差が補正されて 、る状態での加 算信号レベル値と、目標の層に対して微小スポットの焦点が合っているが、球面収差 が補正されていない状態とを判別できる下限の値になるからである。
[0155] 次に、層判定手段 37について説明する。
[0156] 層判定手段 37では、加算信号レベル比較手段 63から出力された信号によって、 目標の層に微小スポットの焦点が合っているの力 それとも目標以外の層に微小スポ ットの焦点が合っているのかを判定する。判定の方法は、次の通りである。例えば、前 記加算信号レベル比較手段 63の説明の項でも述べたように、加算信号レベル比較 手段 63から出力される値が、値 aの場合は、目標の層に微小スポットの焦点が合って いると判断し、加算信号レベル比較手段 63から出力される値が、値 a以外の場合は、 目標の層以外に微小スポットの焦点が合っていると判断する。また、加算信号レベル 検出手段 62から出力される値と、閾値記憶手段 61に記憶されている値との差の値 力 加算信号レベル比較手段 63から出力される場合は、加算信号レベル比較手段 63から出力される値の極性によって判断される。即ち、下記の計算式によって層判 定される場合は、加算信号レベル比較手段 63からの出力値力 正極になれば、目 標の層に微小スポットの焦点が合っていると判断され、負極になれば、目標の層以外 の層に微小スポットの焦点が合って 、ると判断される。
加算信号レベル比較手段 63からの出力値を E05,加算信号レベル検出手段 62から 出力される値を ES5,閾値記憶手段 61に記憶されている値を ER5とすれば、
E05 = ES5 ER5
また、下記の計算式によって層判定される場合は、加算信号レベル比較手段 63か らの出力値が、負極になれば、目標の層に微小スポットの焦点が合っていると判断さ れ、正極になれば、 目標の層以外の層に微小スポットの焦点が合っていると判断され る。
[0157] E05 = ER5 ES5
層判定手段 37では、判定結果に基づいて、もし目標以外の層に微小スポットの焦 点が合っている場合は、ァクチユエータ駆動手段 38に対し、 目標の層に微小スポット の焦点を合わせるよう指示を送る。
[0158] 次に本実施の形態の層判定の手順について説明する。
最初に制御手段 39により、光ディスク 6の種類および層数が判別される。次に、微小 スポットの焦点を合わせる対象となる層が決定された後、 目標の層に焦点を合わせた 時に生じる収差を補正するべぐ収差補正量記憶手段 31から得られた補正量情報 に基づいて、収差補正素子駆動手段 26が制御手段 39によって制御され、液晶収差 補正素子 4を駆動する。次に制御手段 39は、光検出器 8, 9や、フォーカスエラー検 出手段 32から得られる信号を基に、ァクチユエータ駆動手段 38を制御し、ァクチユエ ータ 7を駆動して光ディスク 6の目標の層に微小スポットの焦点を合わせる動作を行う 。一方、加算信号生成手段 60は、光検出器 8, 9から出力される信号を基に、光ディ スク 6から反射され、光検出器 8, 9が受光した光の総和に相当する信号を出力する。 加算信号レベル検出手段 62は、加算信号生成手段 60からの信号の最大値から、加 算信号のレベルを算出する。加算信号レベル比較手段 63は、算出された加算信号 のレベルと、閾値記憶手段の値を比較し、その結果を出力する。層判定手段 37では 、加算信号レベル比較手段 63の結果を基に、微小スポットの焦点が目標の層に合つ ているのか、それとも目標以外の層に合っているのかを判断するための信号を出力 する。制御手段 39は、光ディスク 6の層に焦点があつたと判断した後、層判定手段 3 7からの信号を基に、光ディスク 6の目標の層に微小スポットの焦点が合っているかど うかの判断を行う。もし、光ディスク 6の目標以外の層に微小スポットの焦点が合って いると判断されれば、制御手段 39は、ァクチユエータ駆動手段 38に対しァクチユエ ータ 7を駆動して、速やかに目標の層に焦点を合わせ直すように制御を行う。この結 果、その後、短時間でこの記録層に対して行われるサーボ制御において安定なエラ 一信号を得ることができ、また、光ディスク 6の目標となる層に対し、正常にデータの 再生や記録が行えるようになる。
[0159] 本実施の形態の光ディスク装置では誤って目標以外の層に微小スポットの焦点を 合わせた場合に発生する球面収差を利用して、目標以外の層に合焦点して 、ること が検出でき、速やかに目標の層に微小スポットの焦点を合わせ直す動作を行うことが できるという効果がある。
[0160] 本実施の形態では、収差補正量記憶手段 31に記憶されて 、る球面収差の補正量 は、フォーカス制御を行う光ディスク 6の複数ある各層ごとに予め決めておくこともでき るし、各層の補正量を平均した値でもよい。球面収差の補正量を、フォーカス制御を 行う光ディスク 6の複数ある各層ごとに予め決めておく場合は、ディスクの種類と対象 とする層に応じて選択して切り替える。
[0161] また、収差補正量記憶手段 31に記憶される球面収差の補正量は、基準厚みを有 する光ディスク 6を用いて光ディスク装置を組立調整したときの液晶収差補正素子 4 の球面収差補正量でもよ ヽし、光ディスク 6の基材厚みの規格値より設定してもよ 、。
[0162] 本実施の形態では、光ディスク装置を起動するたびに、閾値記憶手段 61に記憶さ れる値を次の方法で再設定してもよい。即ち、閾値記憶手段 61に記憶する値は、ァ クチユエータ駆動手段 38にてァクチユエータ 7を駆動し、任意の層に微小スポットが 収束した後、加算信号レベル検出手段 62により検出された信号レベルの大きさから 学習した値を任意の層に対する閾値として再設定してもよい。このような方法にて、 閾値の補正を行うことにより、加算信号の経時変化や温度変化の影響による加算信 号レベル比較手段 63からの出力の誤差を最小にでき、層判定手段 37による判定結 果の誤りを無くすことが可能となる。
[0163] 本実施の形態では、光ディスク装置を起動するたびに、閾値記憶手段 61に記憶さ れる値を次の方法で再設定してもよい。即ち、閾値記憶手段 61に記憶する値は、収 差補正素子駆動手段 26の駆動量を目標の層に最適な駆動量にし、かつ、ァクチュ エータ駆動手段 38にてァクチユエータ 7を駆動し、任意の層に微小スポットが収束し た後の、加算信号レベル検出手段 62により検出された信号レベルの大きさと、収差 補正素子駆動手段 26の駆動量を目標の層以外の最適な駆動量にし、かつ、任意の 層に微小スポットが収束した後の、加算信号レベル検出手段 62により検出された信 号レベルの大きさとの中間の値を任意の層に対する閾値として再設定してもよい。こ のような方法にて、閾値の補正を行うことにより、加算信号の経時変化や温度変化の 影響による加算信号レベル比較手段 63からの出力の誤差を最小にでき、層判定手 段 37による判定結果の誤りを無くすことが可能となる。
[0164] (実施の形態 6)
図 6は本発明の実施の形態 6の光ディスク装置を示す。
[0165] なお、上述した実施の形態 5と同じ構成要素に関しては同じ符号を付けて説明する
[0166] 本実施の形態の光ディスク装置は、従来例で説明した図 14と同じ光ピックアップ 11 と、収差補正手段としての液晶収差補正素子 4を駆動する収差補正素子駆動手段 2 6と、少なくとも 2つ以上の複数の層からなる光ディスク 6の各層に対する収差補正量 を記憶する収差補正量記憶手段 31と、対物レンズ 5を駆動するァクチユエータ駆動 手段 38と、光ピックアップ 11から得られる信号を受け、光ディスク 6上に収束されてい る微小スポットの収束状態を検出するフォーカスエラー検出手段 32と、光ディスク 6 上に収束されている微小スポットと光ディスク 6上のトラックとの相対的な位置ずれの 状態を検出する加算信号生成手段 60と、フォーカスエラー検出手段 32からの出力 信号や、加算信号生成手段 60からの出力信号を基に、ディスク上にレーザーを収束 させる対物レンズ 5を駆動するァクチユエータ駆動手段 38と、加算信号生成手段 60 力も出力される加算信号 64のレベルと目標レベルのずれを検出する加算信号 AGC 検出手段 67と、加算信号 AGC検出手段 67からの出力を基に、制御手段 39へ入力 される加算信号 65の振幅を一定に保っために増幅する加算信号増幅手段 68と、加 算信号 AGC検出手段 67からの信号と閾値記憶手段 66に記憶されている閾値とを 比較する加算信号 AGC値比較手段 69と、加算信号 AGC値比較手段 69から出力さ れる結果に基づいて、微小スポットが目標の層に収束しているかどうかを判断し、もし 、 目標以外の層に微小スポットの焦点が合っている場合は、 目標の層に微小スポット の焦点を合わせるためにァクチユエータ 7を駆動するように、ァクチユエータ駆動手段 38に指示を与える層判定手段 37と、光検出器 8, 9からの出力信号、フォーカスエラ 一検出手段 32からの信号や、加算信号生成手段 60からの信号に基づいて光デイス クの種類を判別したり、レーザー光源 1を発光させたり、ァクチユエータ駆動手段 38 の制御を行ったり、収差補正素子駆動手段 26を駆動して、光ピックアップ 11から得ら れる情報信号を改善したり、さらに、層判定手段 37からの信号を基に、目的以外の 層にフォーカスを引き込んでいる場合は、目的の層にフォーカスを再度引き込む処 理を行う制御手段 39とを具備して 、る。
[0167] 光ピックアップ 11の構成は図 14において説明したものと同様であり、図 14と同一の 構成要素には同一の符号を付けて説明する。
[0168] 次に、加算信号 AGC検出手段 67について説明する。
[0169] 光ディスク 6の任意の層に対して微小スポットの焦点が合うようにフォーカス制御さ れた状態において、ディスク力も反射した光を、光検出器 8, 9が受光する。光検出器 8, 9にて受光され、光電変換された信号は、光検出器 8, 9から出力される。光検出 器 8, 9から出力された信号の総和が、加算信号生成手段 60から出力される。加算 信号 AGC検出手段 67は、加算信号生成手段 60から出力された、加算信号 64の振 幅と振幅目標値との比の値を検出する。
[0170] 次に、加算信号 AGC値比較手段 69について説明する。
[0171] 加算信号 AGC検出手段 67から出力される加算信号 AGC値と閾値記憶手段 66に 格納されている値とを比較して、もし閾値記憶手段 66に格納されている値よりも加算 信号 AGC検出手段 67から出力される加算信号 AGC値の方が小さい場合は、あら 力じめ決められた任意の値が出力される。仮にこの任意の値を値 aとする。もし、加算 信号 AGC検出手段 67から出力される加算信号 AGC値と閾値記憶手段 66に格納さ れている値とを比較して、もし閾値記憶手段 66に格納されている値よりも加算信号 A GC検出手段 67から出力される加算信号 AGC値の方が大きい場合は、前記任意の 値 a以外の値が出力される。
[0172] また、加算信号 AGC値比較手段 69から出力される値は、次のような値であってもよ い。つまり、加算信号 AGC検出手段 67から出力される値と、閾値記憶手段 66に記 憶されて 、る値との差の値であってもよ!/、。
[0173] 次に、閾値記憶手段 66について説明する。
[0174] 閾値記憶手段 66には、目標の層に対して微小スポットの焦点が合っており球面収 差が補正されている状態での加算信号 AGC値の 90%以下 20%以上の任意の値が 記憶されている。ここで、 90%以下としているのは、目標の層に対して微小スポットの 焦点が合っており球面収差が補正されて 、る状態での加算信号 AGC値と、目標の 層に対して微小スポットの焦点が合って 、るが、球面収差が補正されて 、な 、状態と を判別できる上限の値になるからである。また、 20%以上としているのは、目標の層 に対して微小スポットの焦点が合っており球面収差が補正されている状態での加算 信号 AGC値と、目標の層に対して微小スポットの焦点が合っているが、球面収差が 補正されて 、な 、状態とを判別できる下限の値になるからである。
[0175] 次に、層判定手段 37について説明する。
[0176] 層判定手段 37では、加算信号 AGC値比較手段 69から出力された信号によって、 目標の層に微小スポットの焦点が合っているの力 それとも目標以外の層に微小スポ ットの焦点が合っているのかを判定する。判定の方法は、次の通りである。例えば、前 記加算信号 AGC値比較手段 69の説明の項でも述べたように、加算信号 AGC値比 較手段 69から出力される値が、値 aの場合は、目標の層に微小スポットの焦点が合つ ていると判断し、加算信号 AGC値比較手段 69から出力される値が、値 a以外の場合 は、目標の層以外に微小スポットの焦点が合っていると判断する。また、加算信号 A GC検出手段 67から出力される値と、閾値記憶手段 66に記憶されている値との差の 値が、加算信号 AGC値比較手段 69から出力される場合は、加算信号 AGC値比較 手段 69から出力される値の極性によって判断される。即ち、下記の計算式によって 層判定される場合は、加算信号 AGC値比較手段 69からの出力値力 負極になれば 、目標の層に微小スポットの焦点が合っていると判断され、正極になれば、目標の層 以外の層に微小スポットの焦点が合って 、ると判断される。加算信号 AGC値比較手 段 69からの出力値を E06,加算信号 AGC検出手段 67から出力される値を ES6,閾 値記憶手段 66に記憶されて 、る値を ER6とすれば、
E06 = ES6 ER6
また、下記の計算式によって層判定される場合は、加算信号 AGC値比較手段 69 からの出力値が、正極になれば、目標の層に微小スポットの焦点が合っていると判断 され、負極になれば、目標の層以外の層に微小スポットの焦点が合っていると判断さ れる。
[0177] E06 = ER6 ES6
層判定手段 37では、判定結果に基づいて、もし目標以外の層に微小スポットの焦 点が合っている場合は、ァクチユエータ駆動手段 38に対し、 目標の層に微小スポット の焦点を合わせるよう指示を送る。
[0178] 次に本実施の形態の層判定の手順について説明する。
[0179] 最初に制御手段 39により、光ディスク 6の種類および層数が判別される。次に、微 小スポットの焦点を合わせる対象となる層が決定された後、 目標の層に焦点を合わ せた時に生じる収差を補正するべぐ収差補正量記憶手段 31から得られた補正量 情報に基づいて、収差補正素子駆動手段 26が制御手段 39によって制御され、液晶 収差補正素子 4を駆動する。次に制御手段 39は、光検出器 8, 9や、フォーカスエラ 一検出手段 32から得られる信号を基に、ァクチユエータ駆動手段 38を制御し、ァク チユエータ 7を駆動して光ディスク 6の目標の層に微小スポットの焦点を合わせる動作 を行う。一方、加算信号生成手段 60は、光検出器 8, 9から出力される信号を基に、 光ディスク 6から反射され、光検出器 8, 9が受光した光の総和に相当する信号を出 力する。加算信号 AGC検出手段 67は、加算信号生成手段 60からの信号の最大値 から、加算信号の AGC値を算出する。加算信号 AGC値比較手段 69は、算出された 加算信号の AGC値と、閾値記憶手段の値を比較し、その結果を出力する。層判定 手段 37では、加算信号 AGC値比較手段 69の結果を基に、微小スポットの焦点が目 標の層に合っているの力、それとも目標以外の層に合っているのかを判断するため の信号を出力する。制御手段 39は、光ディスク 6の層に焦点があつたと判断した後、 層判定手段 37からの信号を基に、光ディスク 6の目標の層に微小スポットの焦点が 合っているかどうかの判断を行う。もし、光ディスク 6の目標以外の層に微小スポットの 焦点が合っていると判断されれば、制御手段 39は、ァクチユエータ駆動手段 38に対 しァクチユエータ 7を駆動して、速やかに目標の層に焦点を合わせ直すように制御を 行う。この結果、その後、短時間でこの記録層に対して行われるサーボ制御において 安定なエラー信号を得ることができ、また、光ディスク 6の目標となる層に対し、正常 にデータの再生や記録が行えるようになる。 [0180] 本実施の形態の光ディスク装置では誤って目標以外の層に微小スポットの焦点を 合わせた場合に発生する球面収差を利用して、目標以外の層に合焦点して 、ること が検出でき、速やかに目標の層に微小スポットの焦点を合わせ直す動作を行うことが できるという効果がある。
[0181] 本実施の形態では、収差補正量記憶手段 31に記憶されて 、る球面収差の補正量 は、フォーカス制御を行う光ディスク 6の複数ある各層ごとに予め決めておくこともでき るし、各層の補正量を平均した値でもよい。球面収差の補正量を、フォーカス制御を 行う光ディスク 6の複数ある各層ごとに予め決めておく場合は、ディスクの種類と対象 とする層に応じて選択して切り替える。
[0182] また、収差補正量記憶手段 31に記憶される球面収差の補正量は、基準厚みを有 する光ディスク 6を用いて光ディスク装置を組立調整したときの液晶収差補正素子 4 の球面収差補正量でもよ ヽし、光ディスク 6の基材厚みの規格値より設定してもよ 、。
[0183] 本実施の形態では、光ディスク装置を起動するたびに、閾値記憶手段 66に記憶さ れる値を次の方法で再設定してもよい。即ち、閾値記憶手段 66に記憶する値は、ァ クチユエータ駆動手段 38にてァクチユエータ 7を駆動し、任意の層に微小スポットが 収束した後、加算信号 AGC検出手段 67により検出された信号レベルの大きさから 学習した値を任意の層に対する閾値として再設定してもよい。このような方法にて、 閾値の補正を行うことにより、加算信号の経時変化や温度変化の影響による加算信 号 AGC値比較手段 69からの出力の誤差を最小にでき、層判定手段 37による判定 結果の誤りを無くすことが可能となる。
[0184] 本実施の形態では、光ディスク装置を起動するたびに、閾値記憶手段 66に記憶さ れる値を次の方法で再設定してもよい。即ち、閾値記憶手段 66に記憶する値は、収 差補正素子駆動手段 26の駆動量を目標の層に最適な駆動量にし、かつ、ァクチュ エータ駆動手段 38にてァクチユエータ 7を駆動し、任意の層に微小スポットが収束し た後の、加算信号 AGC検出手段 67により検出された信号レベルの大きさと、収差補 正素子駆動手段 26の駆動量を目標の層以外の最適な駆動量にし、かつ、任意の層 に微小スポットが収束した後の、加算信号 AGC検出手段 67により検出された信号レ ベルの大きさとの中間の値を任意の層に対する閾値として再設定してもよ 、。このよう な方法にて、閾値の補正を行うことにより、加算信号の経時変化や温度変化の影響 による加算信号 AGC値比較手段 69からの出力の誤差を最小にでき、層判定手段 3
7による判定結果の誤りを無くすことが可能となる。
[0185] (実施の形態 7)
図 7は本発明の実施の形態 7の光ディスク装置を示す。
[0186] なお、上述した実施の形態 6と同じ構成要素に関しては同じ符号を付けて説明する
[0187] 本実施の形態の光ディスク装置は、従来例で説明した図 14と同じ光ピックアップ 11 と、収差補正手段としての液晶収差補正素子 4を駆動する収差補正素子駆動手段 2 6と、少なくとも 2つ以上の複数の層からなる光ディスク 6の各層に対する収差補正量 を記憶する収差補正量記憶手段 31と、対物レンズ 5を駆動するァクチユエータ駆動 手段 38と、光ピックアップ 11から得られる信号を受け、光ディスク 6上に収束されてい る微小スポットの収束状態を検出するフォーカスエラー検出手段 32と、光ディスク 6 上に記録されているデータを再生するための信号を生成する RF信号生成手段 70と 、フォーカスエラー検出手段 32からの出力信号や、 RF信号生成手段 70からの出力 信号を基に、ディスク上にレーザーを収束させる対物レンズ 5を駆動するァクチユエ ータ駆動手段 38と、 RF信号生成手段 70からの出力信号を基に再生信号の振幅を 検出する RF信号振幅検出手段 72と、 RF信号振幅検出手段 72からの信号と閾値記 憶手段 71に記憶されている閾値とを比較する RF信号振幅比較手段 73と、 RF信号 振幅比較手段 73から出力される結果に基づいて、微小スポットが目標の層に収束し ているかどうかを判断し、もし、 目標以外の層に微小スポットの焦点が合っている場合 は、 目標の層に微小スポットの焦点を合わせるためにァクチユエータ 7を駆動するよう に、ァクチユエータ駆動手段 38に指示を与える層判定手段 37と、光検出器 8, 9から の出力信号、フォーカスエラー検出手段 32からの信号や、 RF信号生成手段 70から の信号に基づいて光ディスクの種類を判別したり、レーザー光源 1を発光させたり、ァ クチユエータ駆動手段 38の制御を行ったり、収差補正素子駆動手段 26を駆動して、 光ピックアップ 11から得られる情報信号を改善したり、さらに、層判定手段 37からの 信号を基に、 目的以外の層にフォーカスを引き込んでいる場合は、 目的の層にフォ 一カスを再度引き込む処理を行う制御手段 39とを具備している。
[0188] 光ピックアップ 11の構成は図 14において説明したものと同様であり、図 14と同一の 構成要素には同一の符号を付けて説明する。
[0189] 次に、 RF信号振幅検出手段 72について説明する。
[0190] 光ディスク 6の任意の層に対して微小スポットの焦点が合うようにフォーカス制御さ れた状態において、ディスクの記録面に形成されたピットに光が照射され、光ディスク 力 反射した光が光検出器 8, 9に入射される。光検出器 8, 9に入射した光は、光電 変換され出力される。光検出器 8, 9から出力された信号は、光ディスク上に記録され たデータに応じた RF信号で、この再生信号が RF信号生成手段 70から出力される。 RF信号振幅検出手段 72は、 RF信号生成手段 70から出力された再生信号の最大 値と最小値の差力も振幅を検出する。図 12は、目標の層を検出時の区間 T1と、目 標とは別の層を検出時の区間 T2における RF信号生成手段 70の出力信号を示して おり、最大値 VI Iと最小値 V12の差力も振幅 V3を検出している。また、最大値 V21 と最小値 V22の差カゝら振幅 V4を検出している。
[0191] 次に、 RF信号振幅比較手段 73について説明する。
[0192] RF信号振幅検出手段 72から出力される RF信号振幅値と閾値記憶手段 71に格納 されて 、る値とを比較して、もし閾値記憶手段 71に格納されて 、る値よりも RF信号 振幅検出手段 72から出力される RF信号振幅値の方が大きい場合は、あら力じめ決 められた任意の値が出力される。仮にこの任意の値を値 aとする。もし、 RF信号振幅 検出手段 72から出力される RF信号振幅値と閾値記憶手段 71に格納されている値と を比較して、もし閾値記憶手段 71に格納されている値よりも RF信号振幅検出手段 7 2から出力される再生信号振幅値の方が小さい場合は、前記任意の値 a以外の値が 出力される。
[0193] また、 RF信号振幅比較手段 73から出力される値は、次のような値であってもよい。
つまり、 RF信号振幅検出手段 72から出力される値と、閾値記憶手段 71に記憶され て!ヽる値との差の値であってもよ!/、。
[0194] 次に、閾値記憶手段 71について説明する。
[0195] 閾値記憶手段 71には、目標の層に対して微小スポットの焦点が合っており球面収 差が補正されている状態での再生信号振幅値の 90%以下 20%以上の任意の値が 記憶されている。ここで、 90%以下としているのは、目標の層に対して微小スポットの 焦点が合っており球面収差が補正されて 、る状態での再生信号振幅値と、目標の層 に対して微小スポットの焦点が合って 、るが、球面収差が補正されて 、な 、状態とを 判別できる上限の値になるからである。また、 20%以上としているのは、目標の層に 対して微小スポットの焦点が合っており球面収差が補正されている状態での再生信 号振幅値と、目標の層に対して微小スポットの焦点が合っているが、球面収差が補 正されて 、な 、状態とを判別できる下限の値になるからである。
[0196] 次に、層判定手段 37について説明する。
[0197] 層判定手段 37では、 RF信号振幅比較手段 73から出力された信号によって、目標 の層に微小スポットの焦点が合っているの力 それとも目標以外の層に微小スポット の焦点が合っているのかを判定する。判定の方法は、次の通りである。例えば、前記 RF信号振幅比較手段 73の説明の項でも述べたように、 RF信号振幅比較手段 73か ら出力される値力 値 aの場合は、目標の層に微小スポットの焦点が合っていると判 断し、 RF信号振幅比較手段 73から出力される値力 値 a以外の場合は、目標の層 以外に微小スポットの焦点が合っていると判断する。また、 RF信号振幅検出手段 72 から出力される値と、閾値記憶手段 71に記憶されている値との差の値が、 RF信号振 幅比較手段 73から出力される場合は、 RF信号振幅比較手段 73から出力される値の 極性によって判断される。即ち、下記の計算式によって層判定される場合は、 RF信 号振幅比較手段 73からの出力値が、正極になれば、目標の層に微小スポットの焦点 が合っていると判断され、負極になれば、目標の層以外の層に微小スポットの焦点が 合っていると判断される。 RF信号振幅比較手段 73からの出力値を E07, RF信号振 幅検出手段 72から出力される値を ES7,閾値記憶手段 71に記憶されている値を ER 7とすれば、
E07 = ES7 ER7
また、下記の計算式によって層判定される場合は、 RF信号振幅比較手段 73から の出力値が、負極になれば、目標の層に微小スポットの焦点が合っていると判断され 、正極になれば、目標の層以外の層に微小スポットの焦点が合っていると判断される [0198] E07 = ER7 ES7
層判定手段 37では、判定結果に基づいて、もし目標以外の層に微小スポットの焦 点が合っている場合は、ァクチユエータ駆動手段 38に対し、 目標の層に微小スポット の焦点を合わせるよう指示を送る。
[0199] 次に本実施の形態の層判定の手順について説明する。
[0200] 最初に制御手段 39により、光ディスク 6の種類および層数が判別される。次に、微 小スポットの焦点を合わせる対象となる層が決定された後、 目標の層に焦点を合わ せた時に生じる収差を補正するべぐ収差補正量記憶手段 31から得られた補正量 情報に基づいて、収差補正素子駆動手段 26が制御手段 39によって制御され、液晶 収差補正素子 4を駆動する。次に制御手段 39は、光検出器 8, 9や、フォーカスエラ 一検出手段 32から得られる信号を基に、ァクチユエータ駆動手段 38を制御し、ァク チユエータ 7を駆動して光ディスク 6の目標の層に微小スポットの焦点を合わせる動作 を行う。一方、 RF信号生成手段 70は、光検出器 8, 9から出力される信号を基に、光 ディスク 6上に記録されたデータに応じた再生信号を出力する。 RF信号振幅検出手 段 72は、 RF信号生成手段 70からの信号の最大値と最小値の差力も再生信号の振 幅を算出する。 RF信号振幅比較手段 73は、算出された再生信号の振幅と、閾値記 憶手段の値を比較し、その結果を出力する。層判定手段 37では、 RF信号振幅比較 手段 73の結果を基に、微小スポットの焦点が目標の層に合っているの力 それとも目 標以外の層に合っているのかを判断するための信号を出力する。制御手段 39は、光 ディスク 6の層に焦点があつたと判断した後、層判定手段 37からの信号を基に、光デ イスク 6の目標の層に微小スポットの焦点が合っているかどうかの判断を行う。もし、光 ディスク 6の目標以外の層に微小スポットの焦点が合っていると判断されれば、制御 手段 39は、ァクチユエータ駆動手段 38に対しァクチユエータ 7を駆動して、速やかに 目標の層に焦点を合わせ直すように制御を行う。この結果、その後、短時間でこの記 録層に対して行われるサーボ制御にぉ 、て安定なエラー信号を得ることができ、また 、光ディスク 6の目標となる層に対し、正常にデータの再生や記録が行えるようになる [0201] 本実施の形態の光ディスク装置では誤って目標以外の層に微小スポットの焦点を 合わせた場合に発生する球面収差を利用して、目標以外の層に合焦点して 、ること が検出でき、速やかに目標の層に微小スポットの焦点を合わせ直す動作を行うことが できるという効果がある。
[0202] 本実施の形態では、収差補正量記憶手段 31に記憶されて 、る球面収差の補正量 は、フォーカス制御を行う光ディスク 6の複数ある各層ごとに予め決めておくこともでき るし、各層の補正量を平均した値でもよい。球面収差の補正量を、フォーカス制御を 行う光ディスク 6の複数ある各層ごとに予め決めておく場合は、ディスクの種類と対象 とする層に応じて選択して切り替える。
[0203] また、収差補正量記憶手段 31に記憶される球面収差の補正量は、基準厚みを有 する光ディスク 6を用いて光ディスク装置を組立調整したときの液晶収差補正素子 4 の球面収差補正量でもよ ヽし、光ディスク 6の基材厚みの規格値より設定してもよ 、。
[0204] 本実施の形態では、光ディスク装置を起動するたびに、閾値記憶手段 71に記憶さ れる値を次の方法で再設定してもよい。即ち、閾値記憶手段 71に記憶する値は、ァ クチユエータ駆動手段 38にてァクチユエータ 7を駆動し、任意の層に微小スポットが 収束した後、 RF信号振幅検出手段 72により検出された信号振幅の大きさから学習 した値を任意の層に対する閾値として再設定してもよい。このような方法にて、閾値の 補正を行うことにより、再生信号の経時変化や温度変化の影響による RF信号振幅比 較手段 73からの出力の誤差を最小にでき、層判定手段 37による判定結果の誤りを 無くすことが可能となる。
[0205] 本実施の形態では、光ディスク装置を起動するたびに、閾値記憶手段 71に記憶さ れる値を次の方法で再設定してもよい。即ち、閾値記憶手段 71に記憶する値は、収 差補正素子駆動手段 26の駆動量を目標の層に最適な駆動量にし、かつ、ァクチュ エータ駆動手段 38にてァクチユエータ 7を駆動し、任意の層に微小スポットが収束し た後の、 RF信号振幅検出手段 72により検出された信号振幅の大きさと、収差補正 素子駆動手段 26の駆動量を目標の層以外の最適な駆動量にし、かつ、任意の層に 微小スポットが収束した後の、 RF信号振幅検出手段 72により検出された信号振幅の 大きさとの中間の値を任意の層に対する閾値として再設定してもよい。このような方法 にて、閾値の補正を行うことにより、再生信号の経時変化や温度変化の影響による R F信号振幅比較手段 73からの出力の誤差を最小にでき、層判定手段 37による判定 結果の誤りを無くすことが可能となる。
[0206] (実施の形態 8)
図 8は本発明の実施の形態 8の光ディスク装置を示す。
[0207] なお、上述した実施の形態 7と同じ構成要素に関しては同じ符号を付けて説明する
[0208] 本実施の形態の光ディスク装置は、従来例で説明した図 14と同じ光ピックアップ 11 と、収差補正手段としての液晶収差補正素子 4を駆動する収差補正素子駆動手段 2 6と、少なくとも 2つ以上の複数の層からなる光ディスク 6の各層に対する収差補正量 を記憶する収差補正量記憶手段 31と、対物レンズ 5を駆動するァクチユエータ駆動 手段 38と、光ピックアップ 11から得られる信号を受け、光ディスク 6上に収束されてい る微小スポットの収束状態を検出するフォーカスエラー検出手段 32と、光ディスク 6 上に記録されているデータを再生するための信号を生成する RF信号生成手段 70と 、フォーカスエラー検出手段 32からの出力信号や、 RF信号生成手段 70からの出力 信号を基に、ディスク上にレーザーを収束させる対物レンズ 5を駆動するァクチユエ ータ駆動手段 38と、 RF信号生成手段 70からの出力信号を基に再生信号のレベル を検出する RF信号レベル検出手段 78と、 RF信号レベル検出手段 78からの信号と 閾値記憶手段 77に記憶されている閾値とを比較する RF信号レベル比較手段 79と、 RF信号レベル比較手段 79から出力される結果に基づいて、微小スポットが目標の 層に収束しているかどうかを判断し、もし、 目標以外の層に微小スポットの焦点が合つ ている場合は、 目標の層に微小スポットの焦点を合わせるためにァクチユエータ 7を 駆動するように、ァクチユエータ駆動手段 38に指示を与える層判定手段 37と、光検 出器 8, 9からの出力信号、フォーカスエラー検出手段 32からの信号や、 RF信号生 成手段 70からの信号に基づいて光ディスクの種類を判別したり、レーザー光源 1を 発光させたり、ァクチユエータ駆動手段 38の制御を行ったり、収差補正素子駆動手 段 26を駆動して、光ピックアップ 11から得られる情報信号を改善したり、さらに、層判 定手段 37からの信号を基に、 目的以外の層にフォーカスを引き込んでいる場合は、 目的の層にフォーカスを再度引き込む処理を行う制御手段 39とを具備している。
[0209] 光ピックアップ 11の構成は図 14において説明したものと同様であり、図 14と同一の 構成要素には同一の符号を付けて説明する。
[0210] 次に、 RF信号レベル検出手段 78について説明する。
[0211] 光ディスク 6の任意の層に対して微小スポットの焦点が合うようにフォーカス制御さ れた状態において、ディスクの記録面に形成されたピットに光が照射され、光ディスク 力 反射した光が光検出器 8, 9に入射される。光検出器 8, 9に入射した光は、光電 変換され出力される。光検出器 8, 9から出力された信号は、光ディスク上に記録され たデータを再生するための再生信号として、 RF信号生成手段 70から出力される。 R F信号レベル検出手段 78は、 RF信号生成手段 70から出力された再生信号の最大 値を検出する。
[0212] 図 13は、正常に目標の層を検出時の区間 T1と、目標とは別の層を検出時の区間 T2における RF信号生成手段 70の出力信号を示しており、 RF信号レベル検出手段 78は再生信号の最大値 VI I, V21を検出している。なお、ここでは RF信号レベル 検出手段 78は再生信号の最大値を検出して 、るものとして光ディスク装置の動作を 説明しているが、 RF信号レベル検出手段 78が再生信号の最小値 V12, V22を検出 するように構成して光ディスク装置を構成することもできる。
[0213] 次に、 RF信号レベル比較手段 79について説明する。
[0214] RF信号レベル検出手段 78から出力される再生信号レベル値と閾値記憶手段 77 に格納されて 、る値とを比較して、もし閾値記憶手段 77に格納されて 、る値よりも RF 信号レベル検出手段 78から出力される再生信号レベル値の方が大きい場合は、あ らカじめ決められた任意の値が出力される。仮にこの任意の値を値 aとする。もし、 RF 信号レベル検出手段 78から出力される再生信号レベル値と閾値記憶手段 77に格 納されている値とを比較して、もし閾値記憶手段 77に格納されている値よりも RF信 号レベル検出手段 78から出力される再生信号レベル値の方が小さい場合は、前記 任意の値 a以外の値が出力される。
[0215] また、 RF信号レベル比較手段 79から出力される値は、次のような値であってもよい 。つまり、 RF信号レベル検出手段 78から出力される値と、閾値記憶手段 77に記憶さ れて ヽる値との差の値であってもよ!/、。
[0216] 次に、閾値記憶手段 77について説明する。
[0217] 閾値記憶手段 77には、目標の層に対して微小スポットの焦点が合っており球面収 差が補正されている状態での再生信号レベル値の 90%以下 20%以上の任意の値 が記憶されている。ここで、 90%以下としているのは、目標の層に対して微小スポット の焦点が合っており球面収差が補正されて 、る状態での再生信号レベル値と、目標 の層に対して微小スポットの焦点が合って 、るが、球面収差が補正されて 、な 、状 態とを判別できる上限の値になるからである。また、 20%以上としているのは、目標の 層に対して微小スポットの焦点が合っており球面収差が補正されて 、る状態での再 生信号レベル値と、目標の層に対して微小スポットの焦点が合っているが、球面収差 が補正されていない状態とを判別できる下限の値になるからである。
[0218] 次に、層判定手段 37について説明する。
[0219] 層判定手段 37では、 RF信号レベル比較手段 79から出力された信号によって、目 標の層に微小スポットの焦点が合っているの力、それとも目標以外の層に微小スポッ トの焦点が合っているのかを判定する。判定の方法は、次の通りである。例えば、前 記 RF信号レベル比較手段 79の説明の項でも述べたように、 RF信号レベル比較手 段 79から出力される値が、値 aの場合は、目標の層に微小スポットの焦点が合ってい ると判断し、 RF信号レベル比較手段 79から出力される値が、値 a以外の場合は、目 標の層以外に微小スポットの焦点が合っていると判断する。また、 RF信号レベル検 出手段 78から出力される値と、閾値記憶手段 77に記憶されている値との差の値が、 RF信号レベル比較手段 79から出力される場合は、 RF信号レベル比較手段 79から 出力される値の極性によって判断される。即ち、下記の計算式によって層判定される 場合は、 RF信号レベル比較手段 79からの出力値が、正極になれば、目標の層に微 小スポットの焦点が合っていると判断され、負極になれば、目標の層以外の層に微小 スポットの焦点が合っていると判断される。
[0220] RF信号レベル比較手段 79からの出力値を E08, RF信号レベル検出手段 78から 出力される値を ES8,閾値記憶手段 77に記憶されている値を ER8とすれば、
E08 = ES8 ER8 また、下記の計算式によって層判定される場合は、 RF信号レベル比較手段 79から の出力値が、負極になれば、 目標の層に微小スポットの焦点が合っていると判断され 、正極になれば、 目標の層以外の層に微小スポットの焦点が合っていると判断される
[0221] E08 = ER8 ES8
層判定手段 37では、判定結果に基づいて、もし目標以外の層に微小スポットの焦 点が合っている場合は、ァクチユエータ駆動手段 38に対し、 目標の層に微小スポット の焦点を合わせるよう指示を送る。
[0222] 次に本実施の形態の層判定の手順について説明する。
[0223] 最初に制御手段 39により、光ディスク 6の種類および層数が判別される。次に、微 小スポットの焦点を合わせる対象となる層が決定された後、 目標の層に焦点を合わ せた時に生じる収差を補正するべぐ収差補正量記憶手段 31から得られた補正量 情報に基づいて、収差補正素子駆動手段 26が制御手段 39によって制御され、液晶 収差補正素子 4を駆動する。次に制御手段 39は、光検出器 8, 9や、フォーカスエラ 一検出手段 32から得られる信号を基に、ァクチユエータ駆動手段 38を制御し、ァク チユエータ 7を駆動して光ディスク 6の目標の層に微小スポットの焦点を合わせる動作 を行う。一方、 RF信号生成手段 70は、光検出器 8, 9から出力される信号を基に、光 ディスク 6上に記録されたデータに応じた再生信号を出力する。 RF信号レベル検出 手段 78は、 RF信号生成手段 70からの信号の最大値から、再生信号のレベルを算 出する。 RF信号レベル比較手段 79は、算出された再生信号のレベルと、閾値記憶 手段の値を比較し、その結果を出力する。層判定手段 37では、 RF信号レベル比較 手段 79の結果を基に、微小スポットの焦点が目標の層に合っているの力 それとも目 標以外の層に合っているのかを判断するための信号を出力する。制御手段 39は、光 ディスク 6の層に焦点があつたと判断した後、層判定手段 37からの信号を基に、光デ イスク 6の目標の層に微小スポットの焦点が合っているかどうかの判断を行う。もし、光 ディスク 6の目標以外の層に微小スポットの焦点が合っていると判断されれば、制御 手段 39は、ァクチユエータ駆動手段 38に対しァクチユエータ 7を駆動して、速やかに 目標の層に焦点を合わせ直すように制御を行う。この結果、その後、短時間でこの記 録層に対して行われるサーボ制御にぉ 、て安定なエラー信号を得ることができ、また
、光ディスク 6の目標となる層に対し、正常にデータの再生や記録が行えるようになる
[0224] 本実施の形態の光ディスク装置では誤って目標以外の層に微小スポットの焦点を 合わせた場合に発生する球面収差を利用して、目標以外の層に合焦点して 、ること が検出でき、速やかに目標の層に微小スポットの焦点を合わせ直す動作を行うことが できるという効果がある。
[0225] 本実施の形態では、収差補正量記憶手段 31に記憶されて 、る球面収差の補正量 は、フォーカス制御を行う光ディスク 6の複数ある各層ごとに予め決めておくこともでき るし、各層の補正量を平均した値でもよい。球面収差の補正量を、フォーカス制御を 行う光ディスク 6の複数ある各層ごとに予め決めておく場合は、ディスクの種類と対象 とする層に応じて選択して切り替える。
[0226] また、収差補正量記憶手段 31に記憶される球面収差の補正量は、基準厚みを有 する光ディスク 6を用いて光ディスク装置を組立調整したときの液晶収差補正素子 4 の球面収差補正量でもよ ヽし、光ディスク 6の基材厚みの規格値より設定してもよ 、。
[0227] 本実施の形態では、光ディスク装置を起動するたびに、閾値記憶手段 77に記憶さ れる値を次の方法で再設定してもよい。即ち、閾値記憶手段 77に記憶する値は、ァ クチユエータ駆動手段 38にてァクチユエータ 7を駆動し、任意の層に微小スポットが 収束した後、 RF信号レベル検出手段 78により検出された信号レベルの大きさから学 習した値を任意の層に対する閾値として再設定してもよい。このような方法にて、閾 値の補正を行うことにより、再生信号の経時変化や温度変化の影響による RF信号レ ベル比較手段 79からの出力の誤差を最小にでき、層判定手段 37による判定結果の 誤りを無くすことが可能となる。
[0228] 本実施の形態では、光ディスク装置を起動するたびに、閾値記憶手段 77に記憶さ れる値を次の方法で再設定してもよい。即ち、閾値記憶手段 77に記憶する値は、収 差補正素子駆動手段 26の駆動量を目標の層に最適な駆動量にし、かつ、ァクチュ エータ駆動手段 38にてァクチユエータ 7を駆動し、任意の層に微小スポットが収束し た後の、 RF信号レベル検出手段 78により検出された信号レベルの大きさと、収差補 正素子駆動手段 26の駆動量を目標の層以外の最適な駆動量にし、かつ、任意の層 に微小スポットが収束した後の、 RF信号レベル検出手段 78により検出された信号レ ベルの大きさとの中間の値を任意の層に対する閾値として再設定してもよ 、。このよう な方法にて、閾値の補正を行うことにより、再生信号の経時変化や温度変化の影響 による RF信号レベル比較手段 79からの出力の誤差を最小にでき、層判定手段 37 による判定結果の誤りを無くすことが可能となる。
[0229] (実施の形態 9)
図 9は本発明の実施の形態 9の光ディスク装置を示す。
[0230] なお、上述した実施の形態 8と同じ構成要素に関しては同じ符号を付けて説明する
[0231] 本実施の形態の光ディスク装置は、従来例で説明した図 14と同じ光ピックアップ 11 と、収差補正手段としての液晶収差補正素子 4を駆動する収差補正素子駆動手段 2 6と、少なくとも 2つ以上の複数の層からなる光ディスク 6の各層に対する収差補正量 を記憶する収差補正量記憶手段 31と、対物レンズ 5を駆動するァクチユエータ駆動 手段 38と、光ピックアップ 11から得られる信号を受け、光ディスク 6上に収束されてい る微小スポットの収束状態を検出するフォーカスエラー検出手段 32と、光ディスク 6 上に記録されているデータを再生するための信号を生成する RF信号生成手段 70と 、フォーカスエラー検出手段 32からの出力信号や、 RF信号生成手段 70からの出力 信号を基に、ディスク上にレーザーを収束させる対物レンズ 5を駆動するァクチユエ ータ駆動手段 38と、 RF信号生成手段 70から出力される再生信号 80の振幅と目標 振幅のずれを検出する RF信号 AGC検出手段 84と、 RF信号 AGC検出手段 84から の出力を基に、制御手段 39へ入力される再生信号 81の振幅を一定に保っために 増幅する RF信号増幅手段 82と、 RF信号 AGC検出手段 84からの信号と閾値記憶 手段 83に記憶されている閾値とを比較する RF信号 AGC値比較手段 85と、 RF信号 AGC値比較手段 85から出力される結果に基づいて、微小スポットが目標の層に収 束しているかどうかを判断し、もし、目標以外の層に微小スポットの焦点が合っている 場合は、目標の層に微小スポットの焦点を合わせるためにァクチユエータ 7を駆動す るようにァクチユエータ駆動手段 38に指示を与える層判定手段 37と、光検出器 8, 9 力 の出力信号、フォーカスエラー検出手段 32からの信号や、 RF信号生成手段 70 力もの信号に基づいて光ディスクの種類を判別したり、レーザー光源 1を発光させた り、ァクチユエータ駆動手段 38の制御を行ったり、収差補正素子駆動手段 26を駆動 して、光ピックアップ 11から得られる情報信号を改善したり、さらに、層判定手段 37か らの信号を基に、目的以外の層にフォーカスを引き込んでいる場合は、目的の層に フォーカスを再度引き込む処理を行う制御手段 39とを具備している。
[0232] 光ピックアップ 11の構成は図 14において説明したものと同様であり、図 14と同一の 構成要素には同一の符号を付けて説明する。
[0233] 次に、 RF信号 AGC検出手段 84について説明する。
[0234] 光ディスク 6の任意の層に対して微小スポットの焦点が合うようにフォーカス制御さ れた状態において、ディスクの記録面に形成されたピットに光が照射され、光ディスク 力 反射した光が光検出器 8, 9に入射される。光検出器 8, 9に入射した光は、光電 変換され出力される。光検出器 8, 9から出力された信号は、光ディスク上に記録され たデータに応じた RF信号で、この再生信号が RF信号生成手段 70から出力される。 RF信号 AGC検出手段 84は、 RF信号生成手段 70から出力された、再生信号 80の 振幅と振幅目標値との比の値を検出する。
[0235] 次に、 RF信号 AGC値比較手段 85について説明する。
[0236] RF信号 AGC検出手段 84から出力される再生信号 AGC値と閾値記憶手段 83に 格納されている値とを比較して、もし閾値記憶手段 83に格納されている値よりも RF 信号 AGC検出手段 84から出力される再生信号 AGC値の方が小さい場合は、あら 力じめ決められた任意の値が出力される。仮にこの任意の値を値 aとする。もし、 RF 信号 AGC検出手段 84から出力される再生信号 AGC値と閾値記憶手段 83に格納さ れて 、る値とを比較して、もし閾値記憶手段 83に格納されて 、る値よりも RF信号 AG C検出手段 84から出力される再生信号 AGC値の方が大きい場合は、前記任意の値 a以外の値が出力される。
[0237] また、 RF信号 AGC値比較手段 85から出力される値は、次のような値であってもよ い。つまり、 RF信号 AGC検出手段 84から出力される値と、閾値記憶手段 83に記憶 されて!/、る値との差の値であってもよ!/、。 [0238] 次に、閾値記憶手段 83について説明する。
[0239] 閾値記憶手段 83には、目標の層に対して微小スポットの焦点が合っており球面収 差が補正されている状態での再生信号 AGC値の 90%以下 20%以上の任意の値が 記憶されている。ここで、 90%以下としているのは、目標の層に対して微小スポットの 焦点が合っており球面収差が補正されて 、る状態での再生信号 AGC値と、目標の 層に対して微小スポットの焦点が合って 、るが、球面収差が補正されて 、な 、状態と を判別できる上限の値になるからである。また、 20%以上としているのは、目標の層 に対して微小スポットの焦点が合っており球面収差が補正されている状態での再生 信号 AGC値と、目標の層に対して微小スポットの焦点が合っているが、球面収差が 補正されて 、な 、状態とを判別できる下限の値になるからである。
[0240] 次に、層判定手段 37について説明する。
[0241] 層判定手段 37では、 RF信号 AGC値比較手段 85から出力された信号によって、 目標の層に微小スポットの焦点が合っているの力 それとも目標以外の層に微小スポ ットの焦点が合っているのかを判定する。判定の方法は、次の通りである。例えば、前 記 RF信号 AGC値比較手段 85の説明の項でも述べたように、 RF信号 AGC値比較 手段 85から出力される値が、値 aの場合は、目標の層に微小スポットの焦点が合って いると判断し、 RF信号 AGC値比較手段 85から出力される値力 値 a以外の場合は、 目標の層以外に微小スポットの焦点が合っていると判断する。また、 RF信号 AGC検 出手段 84から出力される値と、閾値記憶手段 83に記憶されている値との差の値が、 再生信号 AGC値比較手段 85から出力される場合は、 RF信号 AGC値比較手段 85 力も出力される値の極性によって判断される。即ち、下記の計算式によって層判定さ れる場合は、 RF信号 AGC値比較手段 85からの出力値力 負極になれば、目標の 層に微小スポットの焦点が合っていると判断され、正極になれば、目標の層以外の層 に微小スポットの焦点が合って 、ると判断される。 RF信号 AGC値比較手段 85から の出力値を E09, RF信号 AGC検出手段 84から出力される値を ES9,閾値記憶手 段 83に記憶されている値を ER9とすれば、
E09 = ES9 ER9
また、下記の計算式によって層判定される場合は、 RF信号 AGC値比較手段 85か らの出力値が、正極になれば、 目標の層に微小スポットの焦点が合っていると判断さ れ、負極になれば、 目標の層以外の層に微小スポットの焦点が合っていると判断され る。
[0242] E09 = ER9 ES9
層判定手段 37では、判定結果に基づいて、もし目標以外の層に微小スポットの焦 点が合っている場合は、ァクチユエータ駆動手段 38に対し、 目標の層に微小スポット の焦点を合わせるよう指示を送る。
[0243] 次に本実施の形態の層判定の手順につ!、て説明する。
[0244] 最初に制御手段 39により、光ディスク 6の種類および層数が判別される。次に、微 小スポットの焦点を合わせる対象となる層が決定された後、 目標の層に焦点を合わ せた時に生じる収差を補正するべぐ収差補正量記憶手段 31から得られた補正量 情報に基づいて、収差補正素子駆動手段 26が制御手段 39によって制御され、液晶 収差補正素子 4を駆動する。次に制御手段 39は、光検出器 8, 9や、フォーカスエラ 一検出手段 32から得られる信号を基に、ァクチユエータ駆動手段 38を制御し、ァク チユエータ 7を駆動して光ディスク 6の目標の層に微小スポットの焦点を合わせる動作 を行う。一方、 RF信号生成手段 70は、光検出器 8, 9から出力される信号を基に、光 ディスク 6上に記録されたデータに応じた再生信号を出力する。 RF信号 AGC検出手 段 84は、 RF信号生成手段 70からの信号の最大値と最小値の差から、再生信号の A GC値を算出する。 RF信号 AGC値比較手段 85は、算出された再生信号の AGC値 と、閾値記憶手段の値を比較し、その結果を出力する。層判定手段 37では、 RF信 号 AGC値比較手段 85の結果を基に、微小スポットの焦点が目標の層に合っている の力、それとも目標以外の層に合っているのかを判断するための信号を出力する。 制御手段 39は、光ディスク 6の層に焦点があつたと判断した後、層判定手段 37から の信号を基に、光ディスク 6の目標の層に微小スポットの焦点が合っているかどうかの 判断を行う。もし、光ディスク 6の目標以外の層に微小スポットの焦点が合っていると 判断されれば、制御手段 39は、ァクチユエータ駆動手段 38に対しァクチユエータ 7を 駆動して、速やかに目標の層に焦点を合わせ直すように制御を行う。この結果、その 後、短時間でこの記録層に対して行われるサーボ制御にお!、て安定なエラー信号を 得ることができ、また、光ディスク 6の目標となる層に対し、正常にデータの再生や記 録が行えるようになる。
[0245] 本実施の形態の光ディスク装置では誤って目標以外の層に微小スポットの焦点を 合わせた場合に発生する球面収差を利用して、目標以外の層に合焦点して 、ること が検出でき、速やかに目標の層に微小スポットの焦点を合わせ直す動作を行うことが できるという効果がある。
[0246] 本実施の形態では、収差補正量記憶手段 31に記憶されて 、る球面収差の補正量 は、フォーカス制御を行う光ディスク 6の複数ある各層ごとに予め決めておくこともでき るし、各層の補正量を平均した値でもよい。球面収差の補正量を、フォーカス制御を 行う光ディスク 6の複数ある各層ごとに予め決めておく場合は、ディスクの種類と対象 とする層に応じて選択して切り替える。
[0247] また、収差補正量記憶手段 31に記憶される球面収差の補正量は、基準厚みを有 する光ディスク 6を用いて光ディスク装置を組立調整したときの液晶収差補正素子 4 の球面収差補正量でもよ ヽし、光ディスク 6の基材厚みの規格値より設定してもよ 、。
[0248] 本実施の形態では、光ディスク装置を起動するたびに、閾値記憶手段 83に記憶さ れる値を次の方法で再設定してもよい。即ち、閾値記憶手段 83に記憶する値は、ァ クチユエータ駆動手段 38にてァクチユエータ 7を駆動し、任意の層に微小スポットが 収束した後、 RF信号 AGC検出手段 84により検出された信号レベルの大きさから学 習した値を任意の層に対する閾値として再設定してもよい。このような方法にて、閾 値の補正を行うことにより、再生信号の経時変化や温度変化の影響による RF信号 A GC値比較手段 85からの出力の誤差を最小にでき、層判定手段 37による判定結果 の誤りを無くすことが可能となる。
[0249] 本実施の形態では、光ディスク装置を起動するたびに、閾値記憶手段 83に記憶さ れる値を次の方法で再設定してもよい。即ち、閾値記憶手段 83に記憶する値は、収 差補正素子駆動手段 26の駆動量を目標の層に最適な駆動量にし、かつ、ァクチュ エータ駆動手段 38にてァクチユエータ 7を駆動し、任意の層に微小スポットが収束し た後の、 RF信号 AGC検出手段 84により検出された信号レベルの大きさと、収差補 正素子駆動手段 26の駆動量を目標の層以外の最適な駆動量にし、かつ、任意の層 に微小スポットが収束した後の、 RF信号 AGC検出手段 84により検出された信号レ ベルの大きさとの中間の値を任意の層に対する閾値として再設定してもよ 、。このよう な方法にて、閾値の補正を行うことにより、再生信号の経時変化や温度変化の影響 による RF信号 AGC値比較手段 85からの出力の誤差を最小にでき、層判定手段 37 による判定結果の誤りを無くすことが可能となる。
[0250] (実施の形態 10)
図 10は本発明の実施の形態 10の光ディスク装置を示す。
[0251] なお、上述した実施の形態 9と同じ構成要素に関しては同じ符号を付けて説明する
[0252] 本実施の形態の光ディスク装置は、従来例で説明した図 14と同じ光ピックアップ 11 と、収差補正手段としての液晶収差補正素子 4を駆動する収差補正素子駆動手段 2 6と、少なくとも 2つ以上の複数の層からなる光ディスク 6の各層に対する収差補正量 を記憶する収差補正量記憶手段 31と、対物レンズ 5を駆動するァクチユエータ駆動 手段 38と、光ピックアップ 11から得られる信号を受け、光ディスク 6上に収束されてい る微小スポットの収束状態を検出するフォーカスエラー検出手段 32と、光ディスク 6 上に記録されているデータを再生するための信号を生成する RF信号生成手段 70と 、フォーカスエラー検出手段 32からの出力信号や、 RF信号生成手段 70からの出力 信号を基に、ディスク上にレーザーを収束させる対物レンズ 5を駆動するァクチユエ ータ駆動手段 38と、 RF信号生成手段 70からの出力信号を基に再生信号のェンべ ロープを検出する RFエンベロープ信号検出手段 87と、 RFエンベロープ信号検出手 段 87からの信号と閾値記憶手段 86に記憶されている閾値とを比較する RFェンベロ ープレベル比較手段 88と、 RFエンベロープレベル比較手段 88から出力される結果 に基づ!/、て、微小スポットが目標の層に収束して 、るかどうかを判断し、もし、 目標以 外の層に微小スポットの焦点が合って 、る場合は、 目標の層に微小スポットの焦点を 合わせるためにァクチユエータ 7を駆動するように、ァクチユエータ駆動手段 38に指 示を与える層判定手段 37と、光検出器 8, 9からの出力信号、フォーカスエラー検出 手段 32からの信号や、 RF信号生成手段 70からの信号に基づ 、て光ディスクの種類 を判別したり、レーザー光源 1を発光させたり、ァクチユエータ駆動手段 38の制御を 行ったり、収差補正素子駆動手段 26を駆動して、光ピックアップ 11から得られる情報 信号を改善したり、さらに、層判定手段 37からの信号を基に、目的以外の層にフォー カスを引き込んでいる場合は、目的の層にフォーカスを再度引き込む処理を行う制 御手段 39とを具備している。
[0253] 光ピックアップ 11の構成は図 14において説明したものと同様であり、図 14と同一の 構成要素には同一の符号を付けて説明する。
[0254] 次に、 RFエンベロープ信号検出手段 87について説明する。
[0255] 光ディスク 6の任意の層に対して微小スポットの焦点が合うようにフォーカス制御さ れた状態において、ディスクの記録面に形成されたピットに光が照射され、光ディスク 力 反射した光が光検出器 8, 9に入射される。光検出器 8, 9に入射した光は、光電 変換され出力される。光検出器 8, 9から出力された信号は、光ディスク上に記録され たデータに応じた RF信号で、この再生信号が RF信号生成手段 70から出力される。 RFエンベロープ信号検出手段 87は、 RF信号生成手段 70から出力された、再生信 号のエンベロープを検出する。
[0256] 次に、 RFエンベロープレベル比較手段 88について説明する。
[0257] RFエンベロープ信号検出手段 87から出力される RFエンベロープ信号レベル値と 閾値記憶手段 86に格納されている値とを比較して、もし閾値記憶手段 86に格納され ている値よりも RFエンベロープ信号検出手段 87から出力される再生信号ェンベロー プレベル値の方が大きい場合は、あら力じめ決められた任意の値が出力される。仮 にこの任意の値を値 aとする。もし、 RFエンベロープ信号検出手段 87から出力される 再生信号エンベロープレベル値と閾値記憶手段 86に格納されている値とを比較して 、もし閾値記憶手段 86に格納されている値よりも RFエンベロープ信号検出手段 87 力 出力される再生信号エンベロープレベル値の方が小さい場合は、前記任意の値 a以外の値が出力される。
[0258] また、 RFエンベロープレベル比較手段 88から出力される値は、次のような値であつ てもよい。つまり、 RFエンベロープ信号検出手段 87から出力される値と、閾値記憶 手段 86に記憶されて 、る値との差の値であってもよ 、。
[0259] 次に、閾値記憶手段 86について説明する。 [0260] 閾値記憶手段 86には、 目標の層に対して微小スポットの焦点が合っており球面収 差が補正されている状態での再生信号エンベロープレベル値の 90%以下 20%以 上の任意の値が記憶されている。ここで、 90%以下としているのは、 目標の層に対し て微小スポットの焦点が合っており球面収差が補正されている状態での再生信号ェ ンべロープレベル値と、 目標の層に対して微小スポットの焦点が合っている力 球面 収差が補正されていない状態とを判別できる上限の値になるからである。また、 20% 以上としているのは、 目標の層に対して微小スポットの焦点が合っており球面収差が 補正されて!、る状態での再生信号エンベロープレベル値と、 目標の層に対して微小 スポットの焦点が合っているが、球面収差が補正されていない状態とを判別できる下 限の値になるからである。
[0261] 次に、層判定手段 37について説明する。
[0262] 層判定手段 37では、 RFエンベロープレベル比較手段 88から出力された信号によ つて、 目標の層に微小スポットの焦点が合って 、るの力 それとも目標以外の層に微 小スポットの焦点が合っているのかを判定する。判定の方法は、次の通りである。例 えば、前記 RFエンベロープレベル比較手段 88の説明の項でも述べたように、 RFェ ンべロープレベル比較手段 88から出力される値が、値 aの場合は、 目標の層に微小 スポットの焦点が合っていると判断し、 RFエンベロープレベル比較手段 88から出力 される値が、値 a以外の場合は、 目標の層以外に微小スポットの焦点が合っていると 判断する。また、 RFエンベロープ信号検出手段 87から出力される値と、閾値記憶手 段 86に記憶されている値との差の値力 RFエンベロープレベル比較手段 88から出 力される場合は、 RFエンベロープレベル比較手段 88から出力される値の極性によつ て判断される。即ち、下記の計算式によって層判定される場合は、 RFエンベロープ レベル比較手段 88からの出力値力 正極になれば、 目標の層に微小スポットの焦点 が合っていると判断され、負極になれば、 目標の層以外の層に微小スポットの焦点が 合っていると判断される。 RFエンベロープレベル比較手段 88からの出力値を EO 10 , RFエンベロープ信号検出手段 87から出力される値を ES10,閾値記憶手段 86に 記憶されて 、る値を ER10とすれば、
E010 = ES10 ER10 また、下記の計算式によって層判定される場合は、 RFエンベロープレベル比較手 段 88からの出力値が、負極になれば、 目標の層に微小スポットの焦点が合っている と判断され、正極になれば、 目標の層以外の層に微小スポットの焦点が合っていると 判断される。
[0263] EOIO = ER10 ES10
層判定手段 37では、判定結果に基づいて、もし目標以外の層に微小スポットの焦 点が合っている場合は、ァクチユエータ駆動手段 38に対し、 目標の層に微小スポット の焦点を合わせるよう指示を送る。
[0264] 次に本実施の形態の層判定の手順につ!、て説明する。
[0265] 最初に制御手段 39により、光ディスク 6の種類および層数が判別される。次に、微 小スポットの焦点を合わせる対象となる層が決定された後、 目標の層に焦点を合わ せた時に生じる収差を補正するべぐ収差補正量記憶手段 31から得られた補正量 情報に基づいて、収差補正素子駆動手段 26が制御手段 39によって制御され、液晶 収差補正素子 4を駆動する。次に制御手段 39は、光検出器 8, 9や、フォーカスエラ 一検出手段 32から得られる信号を基に、ァクチユエータ駆動手段 38を制御し、ァク チユエータ 7を駆動して光ディスク 6の目標の層に微小スポットの焦点を合わせる動作 を行う。一方、 RF信号生成手段 70は、光検出器 8, 9から出力される信号を基に、光 ディスク 6上に記録されたデータに応じた再生信号を出力する。 RFエンベロープ信 号検出手段 87は、 RF信号生成手段 70の出力信号から、 RF信号のエンベロープを 算出する。 RFエンベロープレベル比較手段 88は、算出された RF信号のェンベロー プレベルと、閾値記憶手段の値を比較し、その結果を出力する。層判定手段 37では 、 RFエンベロープレベル比較手段 88の結果を基に、微小スポットの焦点が目標の 層に合っているの力、それとも目標以外の層に合っているのかを判断するための信 号を出力する。制御手段 39は、光ディスク 6の層に焦点があつたと判断した後、層判 定手段 37からの信号を基に、光ディスク 6の目標の層に微小スポットの焦点が合って いるかどうかの判断を行う。もし、光ディスク 6の目標以外の層に微小スポットの焦点 が合っていると判断されれば、制御手段 39は、ァクチユエータ駆動手段 38に対しァ クチユエータ 7を駆動して、速やかに目標の層に焦点を合わせ直すように制御を行う 。この結果、その後、短時間でこの記録層に対して行われるサーボ制御において安 定なエラー信号を得ることができ、また、光ディスク 6の目標となる層に対し、正常に データの再生や記録が行えるようになる。
[0266] 本実施の形態の光ディスク装置では誤って目標以外の層に微小スポットの焦点を 合わせた場合に発生する球面収差を利用して、目標以外の層に合焦点して 、ること が検出でき、速やかに目標の層に微小スポットの焦点を合わせ直す動作を行うことが できるという効果がある。
[0267] 本実施の形態では、収差補正量記憶手段 31に記憶されて 、る球面収差の補正量 は、フォーカス制御を行う光ディスク 6の複数ある各層ごとに予め決めておくこともでき るし、各層の補正量を平均した値でもよい。球面収差の補正量を、フォーカス制御を 行う光ディスク 6の複数ある各層ごとに予め決めておく場合は、ディスクの種類と対象 とする層に応じて選択して切り替える。
[0268] また、収差補正量記憶手段 31に記憶される球面収差の補正量は、基準厚みを有 する光ディスク 6を用いて光ディスク装置を組立調整したときの液晶収差補正素子 4 の球面収差補正量でもよ ヽし、光ディスク 6の基材厚みの規格値より設定してもよ 、。
[0269] 本実施の形態では、光ディスク装置を起動するたびに、閾値記憶手段 86に記憶さ れる値を次の方法で再設定してもよい。即ち、閾値記憶手段 86に記憶する値は、ァ クチユエータ駆動手段 38にてァクチユエータ 7を駆動し、任意の層に微小スポットが 収束した後、 RFエンベロープ信号検出手段 87により検出された信号レベルの大きさ 力も学習した値を任意の層に対する閾値として再設定してもよい。このような方法に て、閾値の補正を行うことにより、 RF信号の経時変化や温度変化の影響による RFェ ンべロープレベル比較手段 88からの出力の誤差を最小にでき、層判定手段 37によ る判定結果の誤りを無くすことが可能となる。
[0270] 本実施の形態では、光ディスク装置を起動するたびに、閾値記憶手段 86に記憶さ れる値を次の方法で再設定してもよい。即ち、閾値記憶手段 86に記憶する値は、収 差補正素子駆動手段 26の駆動量を目標の層に最適な駆動量にし、かつ、ァクチュ エータ駆動手段 38にてァクチユエータ 7を駆動し、任意の層に微小スポットが収束し た後の、 RFエンベロープ信号検出手段 87により検出された信号レベルの大きさと、 収差補正素子駆動手段 26の駆動量を目標の層以外の最適な駆動量にし、かつ、任 意の層に微小スポットが収束した後の、 RFエンベロープ信号検出手段 87により検出 された信号レベルの大きさとの中間の値を任意の層に対する閾値として再設定しても よい。このような方法にて、閾値の補正を行うことにより、 RF信号の経時変化や温度 変化の影響による RFエンベロープレベル比較手段 88からの出力の誤差を最小にで き、層判定手段 37による判定結果の誤りを無くすことが可能となる。
[0271] (実施の形態 11)
図 11は本発明の実施の形態 11の光ディスク装置を示す。
[0272] なお、上述した実施の形態 10と同じ構成要素に関しては同じ符号を付けて説明す る。
[0273] 本実施の形態の光ディスク装置は、従来例で説明した図 14と同じ光ピックアップ 11 と、収差補正手段としての液晶収差補正素子 4を駆動する収差補正素子駆動手段 2 6と、少なくとも 2つ以上の複数の層からなる光ディスク 6の各層に対する収差補正量 を記憶する収差補正量記憶手段 31と、対物レンズ 5を駆動するァクチユエータ駆動 手段 38と、光ピックアップ 11から得られる信号を受け、光ディスク 6上に収束されてい る微小スポットの収束状態を検出するフォーカスエラー検出手段 32と、光ディスク 6 上に記録されているデータを再生するための信号を生成する RF信号生成手段 70と 、フォーカスエラー検出手段 32からの出力信号や、 RF信号生成手段 70からの出力 信号を基に、ディスク上にレーザーを収束させる対物レンズ 5を駆動するァクチユエ ータ駆動手段 38と、 RF信号生成手段 70からの出力信号を基に RF信号のジッター 値を検出する RF信号ジッター検出手段 75と、 RF信号ジッター検出手段 75からの信 号と閾値記憶手段 74に記憶されている閾値とを比較する RFジッター値比較手段 76 と、 RFジッター値比較手段 76から出力される結果に基づいて、微小スポットが目標 の層に収束しているかどうかを判断し、もし、 目標以外の層に微小スポットの焦点が 合って 、る場合は、 目標の層に微小スポットの焦点を合わせるためにァクチユエータ 7を駆動するように、ァクチユエータ駆動手段 38に指示を与える層判定手段 37と、光 検出器 8, 9からの出力信号、フォーカスエラー検出手段 32からの信号や、 RF信号 生成手段 70からの信号に基づいて光ディスクの種類を判別したり、レーザー光源 1 を発光させたり、ァクチユエータ駆動手段 38の制御を行ったり、収差補正素子駆動 手段 26を駆動して、光ピックアップ 11から得られる情報信号を改善したり、さらに、層 判定手段 37からの信号を基に、目的以外の層にフォーカスを引き込んでいる場合は 、目的の層にフォーカスを再度引き込む処理を行う制御手段 39とを具備している。
[0274] 光ピックアップ 11の構成は図 14において説明したものと同様であり、図 14と同一の 構成要素には同一の符号を付けて説明する。
[0275] 次に、 RF信号ジッター検出手段 75について説明する。
[0276] 光ディスク 6の任意の層に対して微小スポットの焦点が合うようにフォーカス制御さ れた状態において、ディスクの記録面に形成されたピットに光が照射され、光ディスク 力 反射した光が光検出器 8, 9に入射される。光検出器 8, 9に入射した光は、光電 変換され出力される。光検出器 8, 9から出力された信号は、光ディスク上に記録され たデータに応じた RF信号で、この再生信号が RF信号生成手段 70から出力される。 RF信号ジッター検出手段 75は、 RF信号生成手段 70から出力された、 RF信号のジ ッター値を検出する。
[0277] 次に、 RFジッター値比較手段 76について説明する。
[0278] RF信号ジッター検出手段 75から出力される RF信号ジッター値と閾値記憶手段 74 に格納されて 、る値とを比較して、もし閾値記憶手段 74に格納されて 、る値よりも RF 信号ジッター検出手段 75から出力される RF信号ジッター値の方が小さい場合は、あ らカじめ決められた任意の値が出力される。仮にこの任意の値を値 aとする。もし、 RF 信号ジッター検出手段 75から出力される RF信号ジッター値と閾値記憶手段 74に格 納されて 、る値とを比較して、もし閾値記憶手段 74に格納されて 、る値よりも RF信 号ジッター検出手段 75から出力される RF信号ジッター値の方が大きい場合は、前 記任意の値 a以外の値が出力される。
[0279] また、 RF信号ジッター値比較手段 76から出力される値は、次のような値であっても よい。つまり、 RF信号ジッター検出手段 75から出力される値と、閾値記憶手段 74に 記憶されて 、る値との差の値であってもよ!/、。
[0280] 次に、閾値記憶手段 74について説明する。
[0281] 閾値記憶手段 74には、目標の層に対して微小スポットの焦点が合っており球面収 差が補正されている状態での RF信号ジッター値の 90%以下 20%以上の任意の値 が記憶されている。ここで、 90%以下としているのは、 目標の層に対して微小スポット の焦点が合っており球面収差が補正されている状態での RF信号ジッター値と、 目標 の層に対して微小スポットの焦点が合って 、るが、球面収差が補正されて 、な 、状 態とを判別できる上限の値になるからである。また、 20%以上としているのは、 目標の 層に対して微小スポットの焦点が合っており球面収差が補正されて 、る状態での RF 信号ジッター値と、 目標の層に対して微小スポットの焦点が合っている力 球面収差 が補正されていない状態とを判別できる下限の値になるからである。
[0282] 次に、層判定手段 37について説明する。
[0283] 層判定手段 37では、 RFジッター値比較手段 76から出力された信号によって、 目 標の層に微小スポットの焦点が合っているの力、それとも目標以外の層に微小スポッ トの焦点が合っているのかを判定する。判定の方法は、次の通りである。例えば、前 記 RFジッター値比較手段 76の説明の項でも述べたように、 RFジッター値比較手段 76から出力される値が、値 aの場合は、 目標の層に微小スポットの焦点が合っている と判断し、 RFジッター値比較手段 76から出力される値が、値 a以外の場合は、 目標 の層以外に微小スポットの焦点が合っていると判断する。また、 RF信号ジッター検出 手段 75から出力される値と、閾値記憶手段 74に記憶されている値との差の値が、 R Fジッター値比較手段 76から出力される場合は、 RFジッター値比較手段 76から出 力される値の極性によって判断される。即ち、下記の計算式によって層判定される場 合は、 RFジッター値比較手段 76からの出力値が、負極になれば、 目標の層に微小 スポットの焦点が合っていると判断され、正極になれば、 目標の層以外の層に微小ス ポットの焦点が合っていると判断される。 RFジッター値比較手段 76からの出力値を E Oi l, RF信号ジッター検出手段 75から出力される値を ES11,閾値記憶手段 74に 記憶されて 、る値を ER11とすれば、
E011 = ES11 ER11
また、下記の計算式によって層判定される場合は、 RFジッター値比較手段 76から の出力値が、正極になれば、 目標の層に微小スポットの焦点が合っていると判断され 、負極になれば、 目標の層以外の層に微小スポットの焦点が合っていると判断される [0284] E011 = ER11 ES11
層判定手段 37では、判定結果に基づいて、もし目標以外の層に微小スポットの焦 点が合っている場合は、ァクチユエータ駆動手段 38に対し、 目標の層に微小スポット の焦点を合わせるよう指示を送る。
[0285] 次に本実施の形態の層判定の手順について説明する。
最初に制御手段 39により、光ディスク 6の種類および層数が判別される。次に、微小 スポットの焦点を合わせる対象となる層が決定された後、 目標の層に焦点を合わせた 時に生じる収差を補正するべぐ収差補正量記憶手段 31から得られた補正量情報 に基づいて、収差補正素子駆動手段 26が制御手段 39によって制御され、液晶収差 補正素子 4を駆動する。次に制御手段 39は、光検出器 8, 9や、フォーカスエラー検 出手段 32から得られる信号を基に、ァクチユエータ駆動手段 38を制御し、ァクチユエ ータ 7を駆動して光ディスク 6の目標の層に微小スポットの焦点を合わせる動作を行う 。一方、 RF信号生成手段 70は、光検出器 8, 9から出力される信号を基に、光デイス ク 6上に記録されたデータに応じた再生信号を出力する。 RF信号ジッター検出手段 75は、 RF信号生成手段 70の出力信号から、 RF信号のジッター値を算出する。 RF ジッター値比較手段 76は、算出された RF信号のジッター値と、閾値記憶手段の値を 比較し、その結果を出力する。層判定手段 37では、 RFジッター値比較手段 76の結 果を基に、微小スポットの焦点が目標の層に合っているの力、それとも目標以外の層 に合っているのかを判断するための信号を出力する。制御手段 39は、光ディスク 6の 層に焦点があつたと判断した後、層判定手段 37からの信号を基に、光ディスク 6の目 標の層に微小スポットの焦点が合っているかどうかの判断を行う。もし、光ディスク 6の 目標以外の層に微小スポットの焦点が合っていると判断されれば、制御手段 39は、 ァクチユエータ駆動手段 38に対しァクチユエータ 7を駆動して、速やかに目標の層に 焦点を合わせ直すように制御を行う。この結果、その後、短時間でこの記録層に対し て行われるサーボ制御において安定なエラー信号を得ることができ、また、光デイス ク 6の目標となる層に対し、正常にデータの再生や記録が行えるようになる。
[0286] 本実施の形態の光ディスク装置では誤って目標以外の層に微小スポットの焦点を 合わせた場合に発生する球面収差を利用して、目標以外の層に合焦点して 、ること が検出でき、速やかに目標の層に微小スポットの焦点を合わせ直す動作を行うことが できるという効果がある。
[0287] 本実施の形態では、収差補正量記憶手段 31に記憶されて 、る球面収差の補正量 は、フォーカス制御を行う光ディスク 6の複数ある各層ごとに予め決めておくこともでき るし、各層の補正量を平均した値でもよい。球面収差の補正量を、フォーカス制御を 行う光ディスク 6の複数ある各層ごとに予め決めておく場合は、ディスクの種類と対象 とする層に応じて選択して切り替える。
また、収差補正量記憶手段 31に記憶される球面収差の補正量は、基準厚みを有す る光ディスク 6を用いて光ディスク装置を組立調整したときの液晶収差補正素子 4の 球面収差補正量でもよ ヽし、光ディスク 6の基材厚みの規格値より設定してもよ 、。
[0288] 本実施の形態では、光ディスク装置を起動するたびに、閾値記憶手段 74に記憶さ れる値を次の方法で再設定してもよい。即ち、閾値記憶手段 74に記憶する値は、ァ クチユエータ駆動手段 38にてァクチユエータ 7を駆動し、任意の層に微小スポットが 収束した後、 RF信号ジッター検出手段 75により検出された信号のジッター値の大き さから学習した値を任意の層に対する閾値として再設定してもよい。このような方法に て、閾値の補正を行うことにより、 RF信号の経時変化や温度変化の影響による RF信 号ジッター値比較手段 76からの出力の誤差を最小にでき、層判定手段 37による判 定結果の誤りを無くすことが可能となる。
[0289] 本実施の形態では、光ディスク装置を起動するたびに、閾値記憶手段 74に記憶さ れる値を次の方法で再設定してもよい。即ち、閾値記憶手段 74に記憶する値は、収 差補正素子駆動手段 26の駆動量を目標の層に最適な駆動量にし、かつ、ァクチュ エータ駆動手段 38にてァクチユエータ 7を駆動し、任意の層に微小スポットが収束し た後の、 RF信号ジッター検出手段 75により検出された信号のジッター値の大きさと、 収差補正素子駆動手段 26の駆動量を目標の層以外の最適な駆動量にし、かつ、任 意の層に微小スポットが収束した後の、 RF信号ジッター検出手段 75により検出され た信号のジッター値の大きさとの中間の値を任意の層に対する閾値として再設定し てもよい。このような方法にて、閾値の補正を行うことにより、 RF信号の経時変化や温 度変化の影響による RF信号ジッター値比較手段 76からの出力の誤差を最小にでき 、層判定手段 37による判定結果の誤りを無くすことが可能となる。
[0290] 上記の各実施の形態において収差補正手段としては、液晶位相シフタまたはェキ スパンダレンズを使用できる。
産業上の利用可能性
[0291] 光記録媒体にアクセスして情報の記録、再生あるいは消去を行う光ディスク装置に おいて、目的の層にフォーカスを引き込む事ができ、複数の情報記録層を有する光 記録媒体を取り扱う各種の光ディスク装置に適応でき、正確な記録、正確な再生、確 実な消去を実現でき、記録再生の信頼性の向上を期待できる。

Claims

請求の範囲
[1] 複数の情報記録層を有する光記録媒体にアクセスする光ディスク装置であって、 前記光記録媒体上へ微小スポットに収束する集光光学系を光軸方向に移動するフ オーカス移動手段、前記光記録媒体で反射した光ビームを受けその光量に応じて電 気信号を出力する光検出器とを有する光ピックアップと、
前記光検出器からの出力信号に基づいて前記光記録媒体上に収束されている前 記微小スポットの収束状態を検出するフォーカスエラー検出手段と、
前記フォーカスエラー検出手段力 の出力信号に基づいて前記フォーカス移動手 段を駆動し光記録媒体上の前記微小スポットの収束状態を制御するァクチユエータ 駆動手段と、
前記光検出器からの出力に基づ!/、て光記録媒体上に収束されて!、る前記微小ス ポットと前記光記録媒体上に設けられたトラックとの相対的な偏位の状態を検出する トラッキングエラー検出手段と、
前記トラッキングエラー検出手段力もの出力に基づいてトラッキングエラー信号の振 幅を検出するトラッキングエラー信号振幅検出手段と、
前記トラッキングエラー信号振幅検出手段により検出された信号振幅を比較規準 値と比較するトラッキングエラー信号振幅比較手段と、
前記トラッキングエラー信号振幅比較手段に与える比較規準値を記憶する閾値記 憶手段と、
前記トラッキングエラー信号振幅比較手段の出力から前記微小スポットが目標の層 に収束して 、るのか目標以外の層に収束して 、るのかを検出する層判定手段と、 光記録媒体上に収束されて 、る前記微小スポットが目標の層に収束するように前 記層判定手段からの出力に基づいて前記ァクチユエータ駆動手段により前記フォー カス移動手段を制御する制御手段と
を設けた光ディスク装置。
[2] 前記閾値記憶手段に記憶する値を、 目標の層に前記微小スポットが収束した後に 、前記トラッキングエラー信号振幅検出手段により検出された信号振幅の大きさから 学習して補正するよう構成した 請求項 1記載の光ディスク装置。
[3] 前記閾値記憶手段に記憶する値を、
目標の層に前記微小スポットが収束した後に前記トラッキングエラー信号振幅検出 手段により検出された信号振幅の大きさと、ピックアップの前記集光光学系の球面収 差を補正する収差補正手段の補正量を目標の層以外の最適な補正量にした場合の 前記トラッキングエラー信号振幅検出手段により検出された信号振幅の大きさとに基 づ 、て決定するよう構成した
請求項 1記載の光ディスク装置。
[4] 複数の情報記録層を有する光記録媒体にアクセスする光ディスク装置であって、 前記光記録媒体上へ微小スポットに収束する集光光学系を光軸方向に移動するフ オーカス移動手段、前記光記録媒体で反射した光ビームを受けその光量に応じて電 気信号を出力する光検出器とを有する光ピックアップと、
前記光検出器からの出力信号に基づいて前記光記録媒体上に収束されている前 記微小スポットの収束状態を検出するフォーカスエラー検出手段と、
前記フォーカスエラー検出手段力 の出力信号に基づいて前記フォーカス移動手 段を駆動し光記録媒体上の前記微小スポットの収束状態を制御するァクチユエータ 駆動手段と、
前記光検出器からの出力に基づ!、て光記録媒体上に収束されて!、る前記微小ス ポットと前記光記録媒体上に設けられたトラックとの相対的な偏位の状態を検出する トラッキングエラー検出手段と、
前記トラッキングエラー検出手段からの出力に基づいてトラッキングエラー信号のレ ベルを検出するトラッキングエラー信号レベル検出手段と、
前記トラッキングエラー信号レベル検出手段により検出された信号レベルを比較規 準値と比較するトラッキングエラー信号レベル比較手段と、
前記トラッキングエラー信号レベル比較手段に与える比較規準値を記憶する閾値 記憶手段と、
前記トラッキングエラー信号レベル比較手段力もの出力から前記微小スポットが目 標の層に収束して 、るのか目標以外の層に収束して 、るのかを検出する層判定手 段と、
光記録媒体上に収束されて 、る前記微小スポットが目標の層に収束するように前 記層判定手段からの出力に基づいて前記ァクチユエータ駆動手段により前記フォー カス移動手段を制御する制御手段と
を設けた光ディスク装置。
[5] 前記閾値記憶手段に記憶する値を、 目標の層に前記微小スポットが収束した後に
、前記トラッキングエラー信号レベル検出手段により検出された信号レベルから学習 して補正するよう構成した
請求項 4記載の光ディスク装置。
[6] 前記閾値記憶手段に記憶する値を、 目標の層に前記微小スポットが収束した後に 前記トラッキングエラー信号レベル検出手段により検出された信号レベルと、ピックァ ップの前記集光光学系の球面収差を補正する収差補正手段の補正量を目標の層 以外の最適な補正量にした場合の前記トラッキングエラー信号レベル検出手段によ り検出された信号レベルとに基づいて決定するよう構成した
請求項 4記載の光ディスク装置。
[7] 複数の情報記録層を有する光記録媒体にアクセスする光ディスク装置であって、 前記光記録媒体上へ微小スポットに収束する集光光学系を光軸方向に移動するフ オーカス移動手段、前記光記録媒体で反射した光ビームを受けその光量に応じて電 気信号を出力する光検出器とを有する光ピックアップと、
前記光検出器からの出力信号に基づいて前記光記録媒体上に収束されている前 記微小スポットの収束状態を検出するフォーカスエラー検出手段と、
前記フォーカスエラー検出手段力 の出力信号に基づいて前記フォーカス移動手 段を駆動し光記録媒体上の前記微小スポットの収束状態を制御するァクチユエータ 駆動手段と、
前記光検出器からの出力に基づ!、て光記録媒体上に収束されて!、る前記微小ス ポットと前記光記録媒体上に設けられたトラックとの相対的な偏位の状態を検出する トラッキングエラー検出手段と、
前記トラッキングエラー検出手段力もの出力に基づいてトラッキングエラー信号のバ ランス値を検出するトラッキングエラー信号バランス値検出手段と、
前記トラッキングエラー信号バランス値検出手段により検出された信号バランス値の 大きさを比較規準値と比較するトラッキングエラー信号バランス値比較手段と、 前記トラッキングエラー信号バランス値比較手段に与える比較規準値を記憶する閾 値記憶手段と、
トラッキングエラー信号バランス値比較手段の出力力も前記微小スポットが目標の 層に収束して 、るのか目標以外の層に収束して 、るのかを検出する層判定手段と、 光記録媒体上に収束されて 、る前記微小スポットが目標の層に収束するように前 記層判定手段からの出力に基づいて前記ァクチユエータ駆動手段により前記フォー カス移動手段を制御する制御手段と
を設けた光ディスク装置。
[8] 前記閾値記憶手段に記憶する値を、 目標の層に前記微小スポットが収束した後に
、前記トラッキングエラー信号バランス値検出手段により検出された信号振幅の大き さから学習して補正するよう構成した
請求項 7記載の光ディスク装置。
[9] 前記閾値記憶手段に記憶する値を、
目標の層に前記微小スポットが収束した後に前記トラッキングエラー信号バランス 値検出手段により検出されたバランス値と、ピックアップの前記集光光学系の球面収 差を補正する収差補正手段の補正量を目標の層以外の最適な補正量にした場合の 前記トラッキングエラー信号バランス値検出手段により検出されたバランス値とに基づ いて決定するよう構成した
請求項 7記載の光ディスク装置。
[10] 複数の情報記録層を有する光記録媒体にアクセスする光ディスク装置であって、 前記光記録媒体上へ微小スポットに収束する集光光学系を光軸方向に移動するフ オーカス移動手段、前記光記録媒体で反射した光ビームを受けその光量に応じて電 気信号を出力する光検出器とを有する光ピックアップと、
前記光検出器からの出力信号に基づいて前記光記録媒体上に収束されている前 記微小スポットの収束状態を検出するフォーカスエラー検出手段と、 前記フォーカスエラー検出手段力 の出力信号に基づいて前記フォーカス移動手 段を駆動し光記録媒体上の前記微小スポットの収束状態を制御するァクチユエータ 駆動手段と、
前記光検出器からの出力に基づ!、て光記録媒体上に収束されて!、る前記微小ス ポットと前記光記録媒体上に設けられたトラックとの相対的な偏位の状態を検出する トラッキングエラー検出手段と、
前記トラッキングエラー検出手段力もの出力のトラッキングエラー振幅と目標振幅と のずれを検出するトラッキングエラー信号 AGC検出手段と、
前記トラッキングエラー信号 AGC検出手段により検出されたコントロール信号の大 きさを比較規準値と比較するトラッキングエラー信号 AGC値比較手段と、
前記トラッキングエラー信号 AGC値比較手段に与える比較規準値を記憶する閾値 記憶手段と、
前記トラッキングエラー信号 AGC値比較手段の出力から前記微小スポットが目標 の層に収束して 、るのか目標以外の層に収束して 、るのかを検出する層判定手段と 光記録媒体上に収束されて 、る前記微小スポットが目標の層に収束するように前 記層判定手段からの出力に基づいて前記ァクチユエータ駆動手段により前記フォー カス移動手段を制御する制御手段と
を設けた光ディスク装置。
[11] 前記閾値記憶手段に記憶する値を、 目標の層に前記微小スポットが収束した後に
、前記トラッキングエラー信号 AGC検出手段より検出されたコントロール信号力も学 習して補正するよう構成した
請求項 10記載の光ディスク装置。
[12] 前記閾値記憶手段に記憶する値を、 目標の層に前記微小スポットが収束した後に 前記トラッキングエラー信号 AGC検出手段より検出されたコントロール信号と、ピック アップの前記集光光学系の球面収差を補正する収差補正手段の補正量を目標の層 以外の最適な補正量にした場合の前記トラッキングエラー信号 AGC検出手段より検 出されたコントロール信号とに基づいて決定するよう構成した 請求項 10記載の光ディスク装置。
[13] 複数の情報記録層を有する光記録媒体にアクセスする光ディスク装置であって、 前記光記録媒体上へ微小スポットに収束する集光光学系を光軸方向に移動するフ オーカス移動手段、前記光記録媒体で反射した光ビームを受けその光量に応じて電 気信号を出力する光検出器とを有する光ピックアップと、
前記光検出器からの出力信号に基づいて前記光記録媒体上に収束されている前 記微小スポットの収束状態を検出するフォーカスエラー検出手段と、
前記フォーカスエラー検出手段力 の出力信号に基づいて前記フォーカス移動手 段を駆動し光記録媒体上の前記微小スポットの収束状態を制御するァクチユエータ 駆動手段と、
前記光検出器からの出力の和信号を生成する加算信号生成手段と、
前記加算信号生成手段の出力の加算信号のレベルを検出する加算信号レベル検 出手段と、
前記加算信号レベル検出手段により検出された信号レベルを比較規準値と比較す る加算信号レベル比較手段と、
前記加算信号レベル比較手段に与える比較規準値を記憶する閾値記憶手段と、 前記加算信号レベル比較手段からの出力により前記微小スポットが目標の層に収 束して 、るのかそれとも目標以外の層に収束して 、るのかを検出する層判定手段と、 光記録媒体上に収束されて 、る前記微小スポットが目標の層に収束するように前 記層判定手段からの出力に基づいて前記ァクチユエータ駆動手段により前記フォー カス移動手段を制御する制御手段と
を設けた光ディスク装置。
[14] 前記閾値記憶手段に記憶する値を、目標の層に前記微小スポットが収束した後に 、前記加算信号レベル検出手段より検出された信号力 学習して補正するよう構成し た
請求項 13記載の光ディスク装置。
[15] 前記閾値記憶手段に記憶する値を、目標の層に前記微小スポットが収束した後に 前記加算信号レベル検出手段により検出された信号レベルと、ピックアップの前記集 光光学系の球面収差を補正する収差補正手段の補正量を目標の層以外の最適な 補正量にした場合の前記加算信号レベル検出手段により検出された信号レベルとに 基づ!/、て決定するよう構成した
請求項 13記載の光ディスク装置。
[16] 複数の情報記録層を有する光記録媒体にアクセスする光ディスク装置であって、 前記光記録媒体上へ微小スポットに収束する集光光学系を光軸方向に移動するフ オーカス移動手段、前記光記録媒体で反射した光ビームを受けその光量に応じて電 気信号を出力する光検出器とを有する光ピックアップと、
前記光検出器からの出力信号に基づいて前記光記録媒体上に収束されている前 記微小スポットの収束状態を検出するフォーカスエラー検出手段と、
前記フォーカスエラー検出手段力 の出力信号に基づいて前記フォーカス移動手 段を駆動し光記録媒体上の前記微小スポットの収束状態を制御するァクチユエータ 駆動手段と、
前記光検出器からの出力の和信号を生成する加算信号生成手段と、
前記加算信号生成手段の出力の振幅と目標振幅とのずれを検出する加算信号 A GC検出手段と、
前記加算信号 AGC検出手段により検出された振幅を比較規準値と比較する加算 信号 AGC値比較手段と、
前記加算信号 AGC値比較手段に与える比較規準値を記憶する閾値記憶手段と、 前記加算信号 AGC値比較手段の出力から前記微小スポットが目標の層に収束し て 、るのか目標以外の層に収束して 、るのかを検出する層判定手段と、
光記録媒体上に収束されて 、る前記微小スポットが目標の層に収束するように前 記層判定手段からの出力に基づいて前記ァクチユエータ駆動手段により前記フォー カス移動手段を制御する制御手段と
を設けた光ディスク装置。
[17] 前記閾値記憶手段に記憶する値を、目標の層に前記微小スポットが収束した後に 、前記加算信号 AGC検出手段より検出された信号力も学習して補正するよう構成し た 請求項 16記載の光ディスク装置。
[18] 前記閾値記憶手段に記憶する値を、目標の層に前記微小スポットが収束した後に 前記加算信号 AGC検出手段により検出された信号レベルと、ピックアップの前記集 光光学系の球面収差を補正する収差補正手段の補正量を目標の層以外の最適な 補正量にした場合の前記加算信号 AGC検出手段により検出された信号レベルと〖こ 基づ!/、て決定するよう構成した
請求項 16記載の光ディスク装置。
[19] 複数の情報記録層を有する光記録媒体にアクセスする光ディスク装置であって、 前記光記録媒体上へ微小スポットに収束する集光光学系を光軸方向に移動するフ オーカス移動手段、前記光記録媒体で反射した光ビームを受けその光量に応じて電 気信号を出力する光検出器とを有する光ピックアップと、
前記光検出器からの出力信号に基づいて前記光記録媒体上に収束されている前 記微小スポットの収束状態を検出するフォーカスエラー検出手段と、
前記フォーカスエラー検出手段力 の出力信号に基づいて前記フォーカス移動手 段を駆動し光記録媒体上の前記微小スポットの収束状態を制御するァクチユエータ 駆動手段と、
前記光検出器力 の出力に基づいて生成される再生信号を抽出する RF信号生成 手段と、
前記 RF信号生成手段からの出力に基づ ヽて再生信号の振幅を検出する RF信号 振幅検出手段と、
前記 RF信号振幅検出手段により検出された信号振幅を比較基準値と比較する RF 信号振幅比較手段と、
前記 RF信号振幅比較手段に与える比較規準値を記憶する閾値記憶手段と、 前記 RF信号振幅比較手段の出力から前記微小スポットが目標の層に収束してい るのか目標以外の層に収束して 、るのかを検出する層判定手段と、
光記録媒体上に収束されて 、る前記微小スポットが目標の層に収束するように前 記層判定手段からの出力に基づいて前記ァクチユエータ駆動手段により前記フォー カス移動手段を制御する制御手段と を設けた光ディスク装置。
[20] 前記閾値記憶手段に記憶する値を、目標の層に前記微小スポットが収束した後に 、前記 RF信号振幅検出手段より検出された信号力 学習して補正するよう構成した 請求項 19記載の光ディスク装置。
[21] 前記閾値記憶手段に記憶する値を、目標の層に前記微小スポットが収束した後に 前記 RF信号振幅検出手段により検出された振幅と、ピックアップの前記集光光学系 の球面収差を補正する収差補正手段の補正量を目標の層以外の最適な補正量にし た場合の前記 RF信号振幅検出手段により検出された振幅とに基づいて決定するよ う構成した
請求項 19記載の光ディスク装置。
[22] 複数の情報記録層を有する光記録媒体にアクセスする光ディスク装置であって、 前記光記録媒体上へ微小スポットに収束する集光光学系を光軸方向に移動するフ オーカス移動手段、前記光記録媒体で反射した光ビームを受けその光量に応じて電 気信号を出力する光検出器とを有する光ピックアップと、
前記光検出器からの出力信号に基づいて前記光記録媒体上に収束されている前 記微小スポットの収束状態を検出するフォーカスエラー検出手段と、
前記フォーカスエラー検出手段力 の出力信号に基づいて前記フォーカス移動手 段を駆動し光記録媒体上の前記微小スポットの収束状態を制御するァクチユエータ 駆動手段と、
前記光検出器力 の出力に基づいて生成される再生信号を抽出する RF信号生成 手段と、
前記 RF信号生成手段からの出力に基づ 、て再生信号のレベルを検出する RF信 号レベル検出手段と、
前記 RF信号レベル検出手段により検出された信号レベルを比較規準値と比較す る RF信号レベル比較手段と、
前記 RF信号レベル比較手段に与える比較規準値を記憶する閾値記憶手段と、 前記 RF信号レベル比較手段からの出力により前記微小スポットが目標の層に収束 して 、るのか目標以外の層に収束して 、るのかを検出する層判定手段と、 光記録媒体上に収束されて 、る前記微小スポットが目標の層に収束するように前 記層判定手段からの出力に基づいて前記ァクチユエータ駆動手段により前記フォー カス移動手段を制御する制御手段と
を設けた光ディスク装置。
[23] 前記閾値記憶手段に記憶する値を、目標の層に前記微小スポットが収束した後に 、前記 RF信号レベル検出手段より検出された信号カゝら学習して補正するよう構成し た
請求項 22記載の光ディスク装置。
[24] 前記閾値記憶手段に記憶する値を、目標の層に前記微小スポットが収束した後に 前記 RF信号レベル検出手段により検出された信号レベルと、ピックアップの前記集 光光学系の球面収差を補正する収差補正手段の補正量を目標の層以外の最適な 補正量にした場合の前記 RF信号レベル検出手段により検出された信号レベルとに 基づ!/、て決定するよう構成した
請求項 22記載の光ディスク装置。
[25] 複数の情報記録層を有する光記録媒体にアクセスする光ディスク装置であって、 前記光記録媒体上へ微小スポットに収束する集光光学系を光軸方向に移動するフ オーカス移動手段、前記光記録媒体で反射した光ビームを受けその光量に応じて電 気信号を出力する光検出器とを有する光ピックアップと、
前記光検出器からの出力信号に基づいて前記光記録媒体上に収束されている前 記微小スポットの収束状態を検出するフォーカスエラー検出手段と、
前記フォーカスエラー検出手段力 の出力信号に基づいて前記フォーカス移動手 段を駆動し光記録媒体上の前記微小スポットの収束状態を制御するァクチユエータ 駆動手段と、
前記光検出器力 の出力に基づいて生成される再生信号を抽出する RF信号生成 手段と、
前記 RF信号生成手段からの出力に基づ 、て再生信号のジッター値を検出する R F信号ジッター検出手段と、
前記 RF信号ジッター検出手段により検出されたジッター値の大きさが所定のジッタ 一値より小さくなつている力を比較する RF信号ジッター値比較手段と、 前記 RF信号ジッター値比較手段に与える比較規準値を記憶する閾値記憶手段と 前記 RF信号ジッター値比較手段からの出力により前記微小スポットが目標の層に 収束して 、るのか目標以外の層に収束して 、るのかを検出する層判定手段と、 光記録媒体上に収束されて 、る前記微小スポットが目標の層に収束するように前 記層判定手段からの出力に基づいて前記ァクチユエータ駆動手段により前記フォー カス移動手段を制御する制御手段と
を設けた光ディスク装置。
[26] 前記閾値記憶手段に記憶する値を、 目標の層に前記微小スポットが収束した後に 、前記 RF信号ジッター検出手段より検出された信号力 学習して補正するよう構成し た
請求項 25記載の光ディスク装置。
[27] 前記閾値記憶手段に記憶する値を、 目標の層に前記微小スポットが収束した後に 前記 RF信号ジッター検出手段により検出された信号レベルと、ピックアップの前記集 光光学系の球面収差を補正する収差補正手段の補正量を目標の層以外の最適な 補正量にした場合の前記 RF信号ジッター検出手段により検出された信号レベルとに 基づ!/、て決定するよう構成した
請求項 25記載の光ディスク装置。
[28] 複数の情報記録層を有する光記録媒体にアクセスする光ディスク装置であって、 前記光記録媒体上へ微小スポットに収束する集光光学系を光軸方向に移動するフ オーカス移動手段、前記光記録媒体で反射した光ビームを受けその光量に応じて電 気信号を出力する光検出器とを有する光ピックアップと、
前記光検出器からの出力信号に基づいて前記光記録媒体上に収束されている前 記微小スポットの収束状態を検出するフォーカスエラー検出手段と、
前記フォーカスエラー検出手段力 の出力信号に基づいて前記フォーカス移動手 段を駆動し光記録媒体上の前記微小スポットの収束状態を制御するァクチユエータ 駆動手段と、 前記光検出器力 の出力に基づいて生成される再生信号を抽出する RF信号生成 手段と、
前記 RF信号生成手段からの出力に基づいて再生信号のエンベロープを検出する RFエンベロープ信号検出手段と、
前記 RFエンベロープ信号検出手段により検出されたエンベロープ値を比較基準 値と比較する RFエンベロープレベル比較手段と、
前記 RFエンベロープレベル比較手段に与える比較規準値を記憶する閾値記憶手 段と、
前記 RFエンベロープ信号検出手段からの出力により前記微小スポットが目標の層 に収束して 、るのか目標以外の層に収束して 、るのかを検出する層判定手段と、 光記録媒体上に収束されて 、る前記微小スポットが目標の層に収束するように前 記層判定手段からの出力に基づいて前記ァクチユエータ駆動手段により前記フォー カス移動手段を制御する制御手段と
を設けた光ディスク装置。
[29] 前記閾値記憶手段に記憶する値を、 目標の層に前記微小スポットが収束した後に 、前記 RFエンベロープ信号検出手段より検出された信号から学習して補正するよう 構成した
請求項 28記載の光ディスク装置。
[30] 前記閾値記憶手段に記憶する値を、 目標の層に前記微小スポットが収束した後に 前記 RFエンベロープ信号検出手段により検出された値と、ピックアップの前記集光 光学系の球面収差を補正する収差補正手段の補正量を目標の層以外の最適な補 正量にした場合の前記 RFエンベロープ信号検出手段により検出された値とに基づ いて決定するよう構成した
請求項 28記載の光ディスク装置。
[31] 複数の情報記録層を有する光記録媒体にアクセスする光ディスク装置であって、 前記光記録媒体上へ微小スポットに収束する集光光学系を光軸方向に移動するフ オーカス移動手段、前記光記録媒体で反射した光ビームを受けその光量に応じて電 気信号を出力する光検出器とを有する光ピックアップと、 前記光検出器からの出力信号に基づいて前記光記録媒体上に収束されている前 記微小スポットの収束状態を検出するフォーカスエラー検出手段と、
前記フォーカスエラー検出手段力 の出力信号に基づいて前記フォーカス移動手 段を駆動し光記録媒体上の前記微小スポットの収束状態を制御するァクチユエータ 駆動手段と、
前記光検出器力 の出力に基づいて生成される再生信号を抽出する RF信号生成 手段と、
前記 RF信号生成手段からの出力の再生信号の振幅と目標振幅とのずれを検出す る RF信号 AGC検出手段と、
前記 RF信号 AGC検出手段により検出されたコントロール信号の大きさを比較規準 値と比較する RF信号 AGC値比較手段と、
前記 RF信号 AGC値比較手段に与える比較規準値を記憶する閾値記憶手段と、 前記 RF信号 AGC値比較手段力 の出力により前記微小スポットが目標の層に収 束して 、るのか目標以外の層に収束して 、るのかを検出する層判定手段と、 光記録媒体上に収束されて 、る前記微小スポットが目標の層に収束するように前 記層判定手段からの出力に基づいて前記ァクチユエータ駆動手段により前記フォー カス移動手段を制御する制御手段と
を設けた光ディスク装置。
[32] 前記閾値記憶手段に記憶する値を、 目標の層に前記微小スポットが収束した後に
、前記 RF信号 AGC検出手段より検出された信号カゝら学習して補正するよう構成した 請求項 31記載の光ディスク装置。
[33] 前記閾値記憶手段に記憶する値を、 目標の層に前記微小スポットが収束した後に 前記 RF信号 AGC検出手段により検出された値と、ピックアップの前記集光光学系の 球面収差を補正する収差補正手段の補正量を目標の層以外の最適な補正量にした 場合の前記 RF信号 AGC検出手段により検出された値とに基づいて決定するよう構 成した
請求項 31記載の光ディスク装置。
[34] 前記トラッキングエラー信号 AGC検出手段力 のコントロール信号に基づいて前記 トラッキングエラー検出手段力 の出力のトラッキングエラー振幅を増幅するトラツキン グエラー信号増幅手段を設け、このトラッキングエラー信号増幅手段の出力信号を前 記制御手段に入力した
請求項 10記載の光ディスク装置。
[35] 前記加算信号 AGC検出手段からのコントロール信号に基づいて前記加算信号生 成手段からの出力の加算信号振幅を増幅する加算信号増幅手段を設け、この加算 信号増幅手段の出力信号を前記制御手段に入力した
請求項 16記載の光ディスク装置。
[36] 前記 RF信号 AGC検出手段からのコントロール信号に基づ ヽて前記 RF信号生成 手段からの出力の加算信号振幅を増幅する RF信号増幅手段を設け、この RF信号 増幅手段の出力信号を前記制御手段に入力した
請求項 31記載の光ディスク装置。
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