WO2007039962A1 - 保護パッド用衝撃吸収体、これを用いた保護パッド及び保護用衣類 - Google Patents

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Takeshi Okada
Akira Niikura
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Abstract

 狭い面積で衝撃を集中的に受けたときにも、腰部や大腿部等の保護部位をしっかりと保護することを主たる目的とし、これに加えて、その保護部位にぴったりと当接させられるとともに、当接させた保護部位の通気性の向上を図ることができ、また、保護部位との当接面積を増減させることができる保護パッド用衝撃吸収体、これを用いた保護パッド及び保護用衣類の提供を副たる目的としている。  上記目的を達成するため、本発明は、腰部や大腿部等の保護部位を外部から加えられる衝撃から保護するための保護パッドに用いられるものであり、外部から加えられる衝撃を吸収緩和する衝撃吸収材1内に、当該衝撃を分散する衝撃分散部材2を埋設している。

Description

明 細 書
保護パッド用衝撃吸収体、これを用いた保護パッド及び保護用衣類 技術分野
[0001] 本発明は、例えば転倒等において外部から加えられる衝撃から、腰部の腰骨ゃ大 腿部の大腿骨等の保護部位を保護するための保護パッド用衝撃吸収体、これを用 いた保護パッド及び保護用衣類に関する。
背景技術
[0002] この種の保護パッド用衝撃吸収体は、転倒,事故,スポーツ,及び他の関連する出 来事による衝撃に起因した損傷から腰部を守るためのものであり、特に、不慮の転倒 に起因した腰部の損傷は、骨粗しょう症の人や初老の人等に生じやすい。
上記した転倒等による腰部の損傷を防止しょうとして、特表 2001— 515548号公 報に開示された構成力 なる保護パッドが提案されている。
この保護パッドは、内面,外面及び厚みを有し、比較的高密度の独立気泡のポリマ 一フォームの第 1の層と、比較的低密度の独立気泡のポリマーフォームの第 2の層と を含んでいるとともに、少なくともひとつの弾性エネルギー吸収用インサートを前記の 層に挿入して一緒に固定した構成のものであり、この構成によって比較的軽量で高 レヽ耐衝撃性を得ようとしたものである。
特許文献 1:特表 2001— 515548号公報
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0003] し力、しながら、上記した従来の保護パッドは、これの外面全体に衝撃が加えられた ような場合には、その衝撃を吸収することができると考えられるが、その外面の一部に 衝撃が加えられたときには、その衝撃を充分に吸収できないという欠点がある。 また、体格の違い等に合わせて腰部に当接する面積を変えたいという要望もあるが 、この要望に応えるためには、サイズの異なる複数の保護パッドを用意しなければな らず、不経済である。
さらに、装着感を向上させるには、当接させたときに、腰部の曲面に沿った形状に 変形することが好ましいが、上記した従来の保護パッドでは、充分に対応できるもの ではない。
[0004] そこで本発明は、狭い面積で衝撃を集中的に受けたときにも、腰部や大腿部等の 保護部位をしつ力、りと保護することを主たる目的とし、これに加えて、その保護部位に ぴったりと当接させられるとともに、当接させた保護部位の通気性の向上を図ることが でき、また、保護部位との当接面積を増減させることができる保護パッド用衝撃吸収 体、これを用いた保護パッド及び保護用衣類の提供を副たる目的としている。
発明の効果
[0005] 請求の範囲第 1項に記載した保護パッド用衝撃吸収体は、腰部や大腿部等の保護 部位を外部から加えられる衝撃から保護するための保護パッドに用いられるものであ り、外部から加えられる衝撃を吸収緩和する衝撃吸収材内に、当該衝撃を分散する 衝撃分散部材を埋設してレ、ることを特徴としてレ、る。
請求の範囲第 1項に記載した発明によれば、狭い面積で衝撃を集中的に受けたと きにも、腰部や大腿部等の保護部位をしつかりと保護することができる。すなわち、広 い面積に加えられた外部からの衝撃は、衝撃吸収材によって吸収緩和され、また、 狭い面積に集中的に加えられた外部からの衝撃は、衝撃分散部材により分散される 。これにより、腰部や大腿部等の保護部位をしつかりと保護することができる。
[0006] 請求の範囲第 1項に記載の発明で得られる効果は、以下の第 2項〜第 17項に記 載の発明においても得られる共通の効果であるが、第 2項〜第 17項に記載の発明に よれば次の各効果を得ることができる。
[0007] 請求の範囲第 2項に記載した保護パッド用衝撃吸収体は、衝撃吸収材に、これの 表裏面を連通する通気用孔が形成されてレ、ることを特徴としてレ、る。
請求の範囲第 2項に記載の発明によれば、衝撃吸収材に通気用孔を形成している ので、通気性を向上させることができる。
[0008] 請求の範囲第 3項に記載した保護パッド用衝撃吸収体は、衝撃吸収材を、衝撃分 散部材の輪郭にほぼ一致させた収容孔を形成した基材の両面に、互いに反発力の 異なる緩衝材を貼着した三層構造にしてレ、ることを特徴としてレ、る。
請求の範囲第 3項に記載した発明によれば、保護部位に力かる衝撃をより良好に 吸収緩和できる。
[0009] 請求の範囲第 4項に記載した保護パッド用衝撃吸収体は、衝撃吸収材を、衝撃分 散部材の輪郭にほぼ一致させた収容孔を形成した基材の両面に、互いに反発力の 異なる緩衝材を貼着した三層構造にし、かつ、衝撃吸収材の表裏面を連通する通気 用孔を形成してレ、ることを特徴としてレ、る。
請求の範囲第 4項に記載した発明によれば、保護部位に力かる衝撃を良好に吸収 緩和できるとともに、通気性を向上させることができる。
[0010] 請求の範囲第 5項に記載した保護パッド用衝撃吸収体は、 2つの緩衝材のうち、保 護部位側の緩衝材を、通気性を有する高発泡低反発ウレタンフォーム等のプラスチ ック発泡体で形成していることを特徴としている。
請求の範囲第 5項に記載した発明によれば、保護部位に力かる衝撃を良好に吸収 緩和できるとともに、通気性をさらに向上させることができる。
[0011] 請求の範囲第 6項に記載した保護パッド用衝撃吸収体は、衝撃吸収材を、衝撃分 散部材の輪郭にほぼ一致させた収容孔を形成した基材の両面に、互いに反発力の 異なる緩衝材を貼着した三層構造にし、かつ、表裏面を連通する通気用孔を形成し ているとともに、 2つの緩衝材のうち、保護部位側の緩衝材を、通気性を有する高発 泡低反発ウレタンフォーム等のプラスチック発泡体で形成してレ、ることを特徴としてレヽ る。
請求の範囲第 6項に記載した発明によれば、保護部位に力かる衝撃を良好に吸収 緩和できるとともに、通気性をさらに向上させることができる。
[0012] 請求の範囲第 7項に記載した保護パッド用衝撃吸収体は、衝撃分散部材が、コィ ル形に卷回形成した 2本の金属線材を、これらが重なり合う接触部分と、重なり合わ ない隙間部分とが形成されるように互いに位置ずれさせて絡み合わせ、かつ、全体 が扁平となるように圧接して形成されてレ、ることを特徴としてレ、る。
請求の範囲第 7項に記載した発明によれば、衝撃分散部材を衝撃吸収材とともに 可撓変形させることができる。これにより、腰部や大腿部等の保護部位をしつ力 と保 護すること力 Sできる。また、保護パッド用衝撃吸収体を上記の保護部位にぴったりと 当接させることができる。 さらに、単位面積当たりの重量を低減させられるので、軽量ィ匕を図ることができる。 従って、これを装着した際の身体的な負担を軽減することができる。
[0013] 請求の範囲第 8項に記載した保護パッドは、請求の範囲第 1項〜第 6項のいずれか に記載した複数の保護パッド用衝撃吸収体を、互いの相対的な傾きを許容するよう に密集させて配列してレ、ることを特徴としてレ、る。
請求の範囲第 8項に記載した発明によれば、保護部位にぴったりと当接させること ができ、また、保護パッド用衝撃吸収体の数を変えるだけで、保護部位との当接面積 を容易に増減させること力 Sできる。
[0014] 請求の範囲第 9項に記載した保護パッドは、請求の範囲第 7項に記載した複数の 保護パッド用衝撃吸収体を、互いの相対的な傾きを許容するように密集させて配列 してレ、ることを特徴としてレ、る。
請求の範囲第 9項に記載した発明によれば、保護部位にぴったりと当接させること ができ、また、保護パッド用衝撃吸収体の数を変えるだけで、保護部位との当接面積 を容易に増減させること力 Sできる。
[0015] 請求の範囲第 10項に記載した保護パッドは、請求の範囲第 8項に記載した各保護 パッド用衝撃吸収体を互いに同形同大の多角形の板状体に形成しておき、これらの 側壁面どうしを対向近接させてレ、ることを特徴としてレ、る。
請求の範囲第 10項に記載した発明によれば、それらの保護パッド用衝撃吸収体ど うしを密集して配列しやすい。
[0016] 請求の範囲第 11項に記載した保護パッドは、請求の範囲第 9項に記載した各保護 パッド用衝撃吸収体を互いに同形同大の多角形の板状体に形成しておき、これらの 側壁面どうしを対向近接させてレ、ることを特徴としてレ、る。
請求の範囲第 11項に記載した発明によれば、それらの保護パッド用衝撃吸収体ど うしを密集して配列しやすい。
[0017] 請求の範囲第 12項に記載した保護パッドは、請求の範囲第 8項に記載した構成に おいて、各保護パッド用衝撃吸収体を、通気性を有する外装材内に収容縫着してい ることを特 ί敷としてレ、る。
請求の範囲第 12項に記載した発明によれば、保護パッドを保護部位にぴったりと 当接させることができるとともに、保護パッドと保護部位との当接面積を増減させること ができる。また、通気性を有する外装材内に収容縫着しているので、蒸れを軽減させ ること力 Sできる。
[0018] 請求の範囲第 13項に記載した保護パッドは、請求の範囲第 9項〜第 11項のいず れかに記載した構成において、各保護パッド用衝撃吸収体を、通気性を有する外装 材内に収容縫着していることを特徴としている。
請求の範囲第 13項に記載した発明によれば、保護パッドを保護部位にぴったりと 当接させることができるとともに、保護パッドと保護部位との当接面積を増減させること ができる。また、通気性を有する外装材内に収容縫着しているので、蒸れを軽減させ ること力 Sできる。
[0019] 請求の範囲第 14項に記載した保護用衣類は、請求の範囲第 8項に記載した保護 パッドを収容するためのパッド収容袋を、着用したときに保護部位に対向することに なる位置に配設していることを特徴としている。
請求の範囲第 14項に記載した発明によれば、保護用衣類を着用するだけで、保 護パッドを簡単に保護部位に対向させることができるとともに、その保護パッドを着用 するための装具等を別に用意する必要がない。
[0020] 請求の範囲第 15項に記載した保護用衣類は、請求の範囲第 9項〜第 1 1項のいず れかに記載した保護パッドを収容するためのパッド収容袋を、着用したときに保護部 位に対向することになる位置に配設していることを特徴としている。
請求の範囲第 15項に記載した発明によれば、保護用衣類を着用するだけで、保 護パッドを簡単に保護部位に対向させることができるとともに、その保護パッドを着用 するための装具等を別に用意する必要がない。
[0021] 請求の範囲第 16項に記載した保護用衣類は、請求の範囲第 12項に記載した保護 パッドを収容するためのパッド収容袋を、着用したときに保護部位に対向することに なる位置に配設していることを特徴としている。
請求の範囲第 16項に記載した発明によれば、保護パッドを簡単に保護部位に対 向させることができるとともに、その保護パッドを着用するための装具等を別に用意す る必要がない。また、パッド収容袋を保護部位に対向する位置に容易に配することが できる。
[0022] 請求の範囲第 17項に記載した保護用衣類は、請求の範囲第 13項に記載した保護 パッドを収容するためのパッド収容袋を、着用したときに保護部位に対向することに なる位置に配設していることを特徴としている。
請求の範囲第 17項に記載した発明によれば、保護パッドを簡単に保護部位に対 向させることができるとともに、その保護パッドを着用するための装具等を別に用意す る必要がない。また、パッド収容袋を保護部位に対向する位置に容易に配することが できる。
図面の簡単な説明
[0023] [図 1]本発明の一実施形態に係る保護パッド用衝撃吸収体の斜視図である。
[図 2]同上の分解斜視図である。
[図 3]図 1に示す I-I線に沿う断面図である。
[図 4]図 3に示す II- II線に沿う断面図である。
[図 5]衝撃分散部材の拡大正面図である。
[図 6]衝撃分散部材をなすコイルの詳細を示しており、(a)は、その拡大正面図、(b) は(a)に示す ΠΙ-ΠΙ線に沿う側面図である。
[図 7]保護パッドの正面図である。
[図 8]図 7に示す IV-IV線に沿う断面図である。
[図 9]パッド収容袋の正面図である。
[図 10]保護用衣類を着用した状態を示す説明図である。
符号の説明
[0024] 1 衝撃吸収材
2 衝撃分散部材
4a, 3c, 5a 通気用孑し
3a 収容孔
3 基材
4, 5 緩衝材
6a, 6b 金属線材 11 パッド収容袋
A 保護パッド用衝撃吸収体
B 保護パッド
β 接触部分
a 隙間部分
発明を実施するための最良の形態
[0025] 以下に、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する 。図 1は、本発明の一実施形態に係る保護パッド用衝撃吸収体の斜視図、図 2は、そ の分解斜視図、図 3は、図 1に示す I- 1線に沿う断面図、図 4は、図 3に示す Π-Π線に 沿う断面図である。
[0026] 本発明の一実施形態に係る保護パッド用衝撃吸収体 (以下たんに「衝撃吸収体」と いう) Aは、後述する保護パッド Bに用いるものであり、それは、外部から加えられる衝 撃を吸収緩和する衝撃吸収材 1内に、当該衝撃を分散する衝撃分散部材 2を坦設し た構成になっている。
[0027] 本実施形態において「衝撃を吸収緩和する」とは低反発であることを意味しており、 外部から加えられる衝撃のうち、特に、衝撃吸収体 Aの外面全体に加えられるような 広レ、面積で受ける衝撃を吸収緩和するようになってレ、る。
また、「衝撃を分散する」とは、外部から加えられる衝撃のうち、特に、衝撃吸収体 A の一部に加えられるような狭い面積で集中的に受ける衝撃を分散することを意味して いる。換言すると、単位面積当たりに加わる衝撃力を低下させている。
[0028] 衝撃吸収材 1は、基材 3の両面に、互いに反発力の異なる緩衝材 4, 5を貼着した 三層構造にしているとともに、側壁面間の寸法 W1 =45 (ミリ)、対向する頂部間の寸 法 W2 = 52 (ミリ)、厚み t= 11 (ミリ)ほどの大きさにした正六角形の板状体に形成さ れている。
なお、この衝撃吸収材 1は、本実施形態に示すような正六角形に形成することに限 るものではなぐ凸多角形,凹多角形若しくは異形の多角形に形成することができる。 また、多角形に限らず、新円形,楕円形等にしてもよい。 [0029] 基材 3は、ほぼ 1 (ミリ)の厚みにしたアクリルフォーム力ら形成したものであり、これの 中心に収容孔 3aを形成しているとともに、四方に円形の通気用孔 3c…を形成してい る。
収容孔 3aは、幅 W3 = 10 (ミリ)も長さ L1 = 36 (ミリ)ほどにした溝 3b…を十字形に 交差させて形成したものである。この収容孔 3aに詳細を後述する衝撃分散部材 2を 収容することにより、その衝撃分散部材 2を位置決めできる。
[0030] 緩衝材 4は、ほぼ 7 (ミリ)の厚みにした通気性を有する高発泡低反発ウレタンフォー ム等のプラスチック発泡体から形成したものであり、この緩衝材 4を保護部位(図示し ない)に対向させるようになつている。なお、上記基材 3の通気用孔 3c…に対向する 位置に円形の通気孔 4a'■ ·が形成されてレ、る。
[0031] 緩衝材 5は、ほぼ 3 (ミリ)の厚みにした独立気泡のポリエチレンフォーム等のプラス チック発泡体から形成したものであり、上記基材 3の通気用孔 3c…に対向する位置 に円形の通気孔 5a…が形成されている。
[0032] 衝撃分散部材 2について説明する。図 5は、衝撃分散部材 2の拡大正面図、図 6は
、衝撃分散部材 2をなすコイルの詳細を示しており、(a)は、その拡大正面図、(b)は
(a)に示す ΠΙ-ΙΙΙ線に沿う側面図である。
衝撃分散部材 2は、図 5に示すように、線径 0. 6 (ミリ),長さ 37 (ミリ),幅 10 (ミリ)ほ どの例えば SUS304等からなる金属製のコイル 6, 6を十字型に組み合わせるととも に、これらの交差部分 6cを例えばスポット溶接等により接合したものである。
[0033] コイル 6は、互いに逆方向にしてコイル形に卷回形成した 2本の金属線材 6a, 6bを
、これらが重なり合う接触部分 と、重なり合わない隙間部分 αとが形成されるように 互いに位置ずれさせて絡み合わせ、かつ、全体が扁平となるように圧接して形成され ているものである。
「全体が扁平となる」とは、コイル 6が扁平になるとともに、金属線材 6a, 6b自体にも 扁平部分が形成されることであり、図 6においては、金属線材 6a, 6bに形成された扁 平部分を 6a' , 6b'で示している。なお、金属線材 6a, 6bに扁平部分を形成すること なぐコイル 6のみが扁平になるようにしてもよい。
具体的には、左巻きに卷回された金属線材 6aと、右巻きに卷回された金属線材 6b 力 幅方向に長さ el、長手方向に長さ e2の距離だけ位置ずれして絡み合わされて いる。
[0034] 以上の構成からなる衝撃分散部材 2は、それぞれ異なる向きに卷回された金属線 材 6a, 6bを組み合わせているため、それら金属線材 6a, 6bどうしが密集して形成さ れて熱伝導性が向上し、放熱性能も向上する。また、 2つの金属線材 6a, 6bどうし力 S 絡み合うため、衝撃分散部材 2自体の形態が安定し、当該コイル 6を圧接する際に強 度等の関係で伸びてしまうことがない。
しかも、衝撃分散部材 2自体を扁平に形成しているので、基材 3や緩衝材 4, 5の変 形に伴って容易に橈曲する。換言すると、これを衝撃吸収材 1に埋設した場合にも、 その衝撃吸収材 1とともに橈曲変形するので、装着感の向上に寄与できる。
[0035] また、同じ大きさの平板等に比較して、単位面積あたりの重量を軽減することができ るので、軽量化を図ることができる。さらに、金属線材 6a, 6bの隙間に隙間部分ひが 形成されているため、その隙間部分 αが空気等の流れる通気路として機能し、熱を 速やかに外部へ放出することができる。
[0036] 次に、上述した保護パッド用衝撃吸収体を用いた本発明の一実施形態に係る保護 パッドについて説明する。図 7は、保護パッドの正面図、図 8は、図 7に示す IV- IV線 に沿う断面図である。
本発明の一実施形態に係る保護パッド Βは、腰部や大腿部等の保護部位を外部か ら加えられる衝撃から保護するためのものであり、互いに同形同大の多角形に形成し た保護パッド用衝撃吸収体 Αを、保護しょうとする腰部等の保護部位を覆う所定の面 積となるように互いに近接させて配列しておき、これらを外装材 7内に収容した構成 になっている。
「保護部位」は、上記例示した腰部や大腿部等に限るものではなぐこの他、肩部, 腕部,頭部,膝部若しくは胸部等も含む概念である。
[0037] この保護パッド Bは、上述した保護パッド用衝撃吸収体 Aを 7つ使用したものであり 、 1つの保護パッド用衝撃吸収体 Aの側壁面 A'に、他の保護パッド用衝撃吸収体 A の側壁面 A'を近接対向させて配列しておき、これらを 2枚の円形にした通気性のよ い綿等からなる布 7a, 7a内に収容して縫着したものである。 ここでいう「近接」とは、保護パッド用衝撃吸収体 Aの側壁面 , どうしが所要の 間隔を保持していることに加え、外装袋部材 7を介して当接している状態も含んでい る。
また、保護パッド用衝撃吸収体 Aの使用数は上記した 7つに限るものではなぐ保 護しょうとする腰部等の保護部位を覆う所定の面積となるように増減することができる
[0038] 縫着部分は、外装袋部材 7の外縁部と、近接する保護パッド B…の側壁面の間と外 縁部であり、それらを縫着線 8, 9, 10で示している。
[0039] 保護パッド用衝撃吸収体 Aの側壁面どうしが所要の間隔を保持していることに加え 、保護パッド用衝撃吸収体 Α· · -の側壁面の間及び保護パッド用衝撃吸収体 Α· · -の外 縁部を縫着することにより、外装袋部材 7に対して保護パッド用衝撃吸収体 A…をし つ力 と固定することができるとともに、保護パッド用衝撃吸収体 Aどうし力 これらが 当接する腰部等の保護部位の曲面に沿って相対的に傾くことを許容するようにして いる。このため、保護パッド用衝撃吸収体 A…それぞれが保護部位にぴったりと当接 した状態になって、装着感が向上する。
なお、本実施形態においては、同形同大の多角形に形成した保護パッドを、保護 部位を覆う所定の面積となるように互いに近接させて配列した構成のものを例として 説明したが、互いに異なる大きさのものを互いに近接密集させて配列してもよい。
[0040] 上述した構成の保護パッド Bは、これを所謂マジックテープ (登録商標)等を介して 下着に係着することもできるが、次のような使用態様が好ましい。図 9は、パッド収容 袋の正面図、図 10は、パッド収容袋内に保護パッドを収容した保護用衣類を着用し た状態を示す説明図である。
本発明の一実施形態に係る保護用衣類 10は、図 10に示すように、前述した保護 パッド Bを収容するためのパッド入れ 11, 11を、着用したときに腰部 (保護部位)に対 向することになる裏面位置に設けた構成になっている。
[0041] 図 9に示すように、ノ ッド収容袋 11は、保護パッド Bを収容できる大きさにしたやや 縦長にするとともに、通気性の良好なメッシュの生地で形成されており、上側材 11a の下側部分と、下側材 1 lbとの上側部分とを所要の寸法 L2だけ重ね合わせた状態 で、外縁部を下着 12の裏面に縫着している。上側材 11aと下側材 l ibとの上側部分 とを所要の寸法だけ重ね合わせたことにより、保護パッド Bの出入れ口を構成してい る。
[0042] 図 10に示すように、保護パッド Bをパッド収容袋 11, 11に収容した保護用衣類 10 を着用すると、保護パッド Bがちょうど腰部に対向するようになる。また、腰部に対向し た保護パッド Bの保護パッド用衝撃吸収体 Aは、これらが当接する腰部の曲面に沿つ て相対的に傾いて、保護パッド B全体が腰部にぴったりと当接した状態になる。これ により、良好な装着感が得られるとともに、腰部をしつ力 と保護できる。
[0043] なお、本発明は上記した実施形態に限るものではなぐ次のような変形実施が可能 である。
上記の実施形態においては、衝撃分散部材を、金属製のコイルを十字型に組み合 わせるとともに、これらの交差部分を例えばスポット溶接等により接合したものについ て説明したが、コイル単体、当該コイルを円形に成形したもの等であってもよい。 産業上の利用可能性
[0044] 本発明は、例えば転倒等において外部から加えられる衝撃から、腰部の腰骨ゃ大 腿部の大腿骨等の保護部位を保護するための保護パッド用衝撃吸収体、これを用 いた保護パッド及び保護用衣類に関する。

Claims

請求の範囲
[1] 腰部や大腿部等の保護部位を外部から加えられる衝撃から保護するための保護パ ッドに用いられる保護パッド用衝撃吸収体にぉレ、て、
上記外部から加えられる衝撃を吸収緩和する衝撃吸収材内に、当該衝撃を分散す る衝撃分散部材を坦設していることを特徴とする保護パッド用衝撃吸収体。
[2] 衝撃吸収材に、これの表裏面を連通する通気用孔が形成されていることを特徴とす る請求の範囲第 1項に記載の保護パッド用衝撃吸収体。
[3] 衝撃吸収材を、衝撃分散部材の輪郭にほぼ一致させた収容孔を形成した基材の 両面に、互いに反発力の異なる緩衝材を貼着した三層構造にしていることを特徴と する請求の範囲第 1項に記載の保護パッド用衝撃吸収体。
[4] 衝撃吸収材を、衝撃分散部材の輪郭にほぼ一致させた収容孔を形成した基材の 両面に、互いに反発力の異なる緩衝材を貼着した三層構造にし、かつ、衝撃吸収材 の表裏面を連通する通気用孔を形成していることを特徴とする請求の範囲第 1項に 記載の保護パッド用衝撃吸収体。
[5] 2つの緩衝材のうち、保護部位側の緩衝材を、通気性を有する高発泡低反発ウレタ ンフォーム等のプラスチック発泡体で形成していることを特徴とする請求の範囲第 3 項に記載の保護パッド用衝撃吸収体。
[6] 衝撃吸収材を、衝撃分散部材の輪郭にほぼ一致させた収容孔を形成した基材の 両面に、互いに反発力の異なる緩衝材を貼着した三層構造にし、かつ、表裏面を連 通する通気用孔を形成してレ、るとともに、
2つの緩衝材のうち、保護部位側の緩衝材を、通気性を有する高発泡低反発ウレタ ンフォーム等のプラスチック発泡体で形成していることを特徴とする請求の範囲第 1 項に記載の保護パッド用衝撃吸収体。
[7] 衝撃分散部材は、コイル形に卷回形成した 2本の金属線材を、これらが重なり合う 接触部分と、重なり合わない隙間部分とが形成されるように互いに位置ずれさせて絡 み合わせ、かつ、全体が扁平となるように圧接して形成されていることを特徴とする請 求の範囲第 1項〜第 6項のいずれかに記載の保護パッド用衝撃吸収体。
[8] 請求の範囲第 1項〜第 6項のいずれかに記載した複数の保護パッド用衝撃吸収体 を、互レ、の相対的な傾きを許容するように密集させて配列してレ、ることを特徴とする 保護パッド。
請求の範囲第 7項に記載した複数の保護パッド用衝撃吸収体を、互いの相対的な 傾きを許容するように密集させて配列してレ、ることを特徴とする保護パッド。
請求の範囲第 8項に記載した各保護パッド用衝撃吸収体を互いに同形同大の多 角形の板状体に形成しておき、これらの側壁面どうしを対向近接させていることを特 徴とする保護パッド。
請求の範囲第 9項に記載した各保護パッド用衝撃吸収体を互いに同形同大の多 角形の板状体に形成しておき、これらの側壁面どうしを対向近接させていることを特 徴とする保護パッド。
各保護パッド用衝撃吸収体を、通気性を有する外装材内に収容縫着していることを 特徴とする請求の範囲第 8項に記載の保護パッド。
各保護パッド用衝撃吸収体を、通気性を有する外装材内に収容縫着していることを 特徴とする請求の範囲第 9項〜第 11項のいずれかに記載の保護パッド。
請求の範囲第 8項に記載した保護パッドを収容するためのパッド収容袋を、着用し たときに保護部位に対向することになる位置に配設していることを特徴とする保護用 衣類。
請求の範囲第 9項〜第 11項のいずれかに記載した保護パッドを収容するためのパ ッド収容袋を、着用したときに保護部位に対向することになる位置に配設していること を特徴とする保護用衣類。
請求の範囲第 12項に記載した保護パッドを収容するためのパッド収容袋を、着用 したときに保護部位に対向することになる位置に配設していることを特徴とする保護 用衣類。
請求の範囲第 13項に記載した保護パッドを収容するためのパッド収容袋を、着用 したときに保護部位に対向することになる位置に配設していることを特徴とする保護 用衣類。
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