WO2006109378A1

WO2006109378A1 - 通信端末装置及びその録音／録画方法

Info

Publication number: WO2006109378A1
Application number: PCT/JP2006/304570
Authority: WO
Inventors: Toshiyuki Uehara; Masafumi Yoshizawa; Tomohide Uchimi; Masataka Yamazaki
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co., Ltd.
Priority date: 2005-04-11
Filing date: 2006-03-09
Publication date: 2006-10-19
Also published as: JP2006295541A

Abstract

　面倒な手間もなく音声信号や映像信号を録音／録画可能な通信端末装置及び録音／録画方法を提供する。　通信端末装置１は、基地局を介して、他の通信端末装置と相互に音声を発着信し、メールを送受信する送受信手段５０と、他の機器とケーブルを介して接続可能な入力端子３０と、他のＡＶ機器との接続状態を検出する接続検出手段３１と、入力端子３０を介して該ＡＶ機器から入力される音声信号又は映像信号をエンコード（符号化）処理して記憶手段２０に記憶するためのアプリケーションプログラムを起動してメモリ２３に展開し、音声信号又は映像信号の記憶を実行するための待機状態に通信端末装置１を移行するとともに、送受信手段５０の機能を停止又は通信端末装置１の受信時の機能の制限する制御手段１０とを備えている。

Description

明細書

通信端末装置及びその録音 Z録画方法

技術分野

[0001] 本発明は、音声信号又は映像信号を処理する AV機器 (Audio Video機器)等に接続し、音声信号又は映像信号を録音又は録画することができる通信端末装置及びそのような通信端末装置の録音 Z録画方法に関する。

背景技術

[0002] 従来から、 AV機器に、各種ケーブルを介して他の AV機器を接続することにより、音楽信号を含む音声信号 (オーディオ信号)や映像信号 (ビデオ信号 (デジタル信号、アナログ信号の、ずれでもよ、） )を録音又は録画可能であることが知られて、る。このような機能は携帯電話などの通信端末装置でも搭載されつつある。

このような他の端末との通信が可能な従来の通信端末装置において音声信号又は映像信号を記憶する処理を実行している際に、他の端末から電話を着信、あるいはメールを受信したときには、着信又は受信を制限するアプリケーションを備えて、ない場合、実行中の録音 Z録画処理を中断せざるを得ないことになる。例えば、楽曲などの音楽信号やテレビジョン放送などの映像信号をエンコード (符号化)処理し、その後に符号化された音楽信号や映像信号を記憶する場合には、すなわち、録音 Z 録画処理中に着信等があった場合には、この録音 Z録画処理が中断されてしまい、完全な録音 Z録画処理を行うために最初から同様の録音 Z録画処理を実行せざるを得なヽと、う面倒が生じてしまう。

特許文献 1には、例えば、医療機関などで他の電子機器に及ぼす電波妨害を防止するために、スィッチ手段により無線送受信部への電源出力の供給を停止することにより、着信等を制御することができる移動通信端末が開示されている。

特許文献 1：特開平 10— 200469号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0003] し力しながら、特許文献 1に開示の移動通信端末では、手動であるいは所定の場所では自動でスィッチ手段のスィッチを切り替えることにより、着信等を制御（防止）しなければならず、上述のような音声信号や映像信号の録音又は録画 (記憶)をする際には、ユーザがスィッチ手段により予め無線送受信部への電源出力の供給を停止（ OFF)しなければならず、また、録音又は録画処理の終了後にも、ユーザが手動により無線送受信部への電源出力の供給を開始 (ON)しなければならない。このため、このような従来の移動通信端末において音声信号や映像信号を録音又は録画することはユーザにとって大変面倒であるという問題があった。

[0004] そこで、本発明は、面倒な手間もなく音声信号や映像信号を録音又は録画することができる通信端末装置及びその録音 Z録画方法を提供することを目的とする。特に、本発明は、音声信号や映像信号の録音又は録画中に、他の通信端末装置から着信あるいはメールやデータを受信した場合であっても、それにより録音又は録画処理を中断することなぐその処理を完了することができる通信端末装置及びその録音 Z 録画方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

[0005] 第 1の本発明の通信端末装置は、基地局を介して他の通信端末装置と相互に音声を発着信し、メールやデータを送受信する送受信手段と、他の AV機器とケーブルを介して接続可能な入力端子とを備える通信端末装置であって、前記入力端子に前記ケーブルが接続されて!、る力否かに基づ、て、前記他の AV機器との接続状態を検出する接続検出手段と、少なくともアプリケーションプログラムを記憶するプロダラム格納領域と各種データを記憶するデータ格納領域とを有する記憶手段と、前記ァプリケーシヨンプログラムの処理を演算するためのメモリと、前記接続検出手段が前記他の AV機器と接続状態であると検出した場合には、前記入力端子を介して前記他の AV機器から入力される音声信号又は映像信号を前記記憶手段に記憶するためのアプリケーションプログラムを起動して前記メモリに展開し、前記音声信号又は前記映像信号のエンコード (符号化)処理を行った結果を前記記憶手段に記憶するための待機状態に前記通信端末装置を移行するとともに、前記送受信手段の全部又は一部の機能を停止又は前記通信端末装置の受信時の機能を制限する制御手段と、を備えることを特徴とする。第 2の本発明は、第 1の発明において、前記通信端末装置の各部に電源を供給する電源手段を更に備え、前記制御手段は、前記電源手段から前記送受信手段への電源供給を停止することにより前記送受信手段の機能を停止することを特徴とする。第 3の本発明は、第 1の発明において、前記送受信手段により前記他の通信端末装置力も着信あるいはメールを受信したとき、音又はバイブレーションによりその旨を報知する報知手段を更に備え、前記制御手段は、前記報知手段の機能を停止することにより前記受信時の機能を制限することを特徴とする。

第 4の本発明は、第 1の発明において、前記メール又は前記他の通信端末装置の識別情報を表示するとともに、前記通信端末装置の状態をアイコンで表示可能な表示手段を更に備え、前記制御手段が前記送受信手段の機能を制限している場合に、前記送受信手段を介して前記他の通信端末装置から着信あるいはメールを受信したときには、前記表示手段は、前記着信があったことあるいはメールを受信したことをアイコンのみで表示することを特徴とする。

第 5の本発明は、第 1の発明において、前記制御手段が前記送受信手段の機能を制限している場合に、前記送受信手段を介して前記他の通信端末装置から着信したときには、前記制御手段は、現在通話ができないことを、前記送受信手段を介して前記他の通信端末装置に通知することを特徴とする。

第 6の本発明は、第 1の発明において、押下されると所定の信号を前記制御手段に出力する複数のキーを更に備え、前記音声信号又は前記映像信号をエンコード (符号化)処理して前記記憶手段に記憶するためのアプリケーションプログラムを実行し、その後前記音声信号又は前記映像信号の記憶を終了すると、前記制御手段は、前記通信端末装置を再度待機状態に移行し、その後所定の時間、前記複数のキーからの押下信号が入力されない場合には、前記送受信手段の機能の停止又は前記通信端末装置の受信時の機能の制限を解除することを特徴とする。

第 ₇の本発明は、第 6の発明において、前記制御手段は、前記送受信手段の機能の停止又は前記通信端末装置の受信時の機能の制限を解除した後、前記他の AV 機器から音声信号又は映像信号が更に入力された場合には、前記送受信手段の機能を再度停止又は前記通信端末装置の受信時の機能を再度制限することを特徴とする。

第 8の本発明は、第 1の発明において、前記接続検出手段により前記他の AV機器との接続が断たれたことが検出されると、前記制御手段は、前記音声信号又は前記映像信号をエンコード (符号化)処理して前記記憶手段に記憶するためのアプリケーシヨンプログラムを終了するとともに、前記送受信手段の機能の停止又は前記通信端末装置の受信時の機能の制限を解除することを特徴とする。

第 9の本発明の通信端末装置の録音 Z録画方法は、基地局を介して他の通信端末装置と相互に音声を発着信し、メールやデータを送受信する送受信部と、他の AV 機器とケーブルを介して接続可能な入力端子とを備える通信端末装置において音声信号又は映像信号を録音又は録画する通信端末装置の録音 Z録画方法であつて、前記入力端子に前記ケーブルが接続されているか否かに基づいて、前記他の A V機器との接続状態を検出するステップと、前記入力端子を介して前記他の AV機器から入力される音声信号又は映像信号をエンコード (符号化)処理して記憶部に記憶するためのアプリケーションプログラムを起動してメモリに展開し、前記音声信号又は前記映像信号のエンコード (符号化)処理して前記記憶部への記憶を実行するための待機状態に前記通信端末装置を移行するステップと、前記基地局を介して前記他の通信端末装置と相互に音声を発着信し、前記送受信部の機能を停止又は前記通信端末装置の受信時の機能を制限するステップと、を有することを特徴とする。第 10の本発明は、第 9の発明において、前記機能停止又は制限ステップは、前記送受信部への電源供給を停止することにより前記送受信部の機能を停止するステツプを含むことを特徴とする。

第 11の本発明は、第 9の発明において、前記機能停止又は制限ステップは、前記他の通信端末装置力の着信又はメールの受信を音又はバイブレーションにより報知する機能を停止することにより前記受信時の機能を制限するステップ、前記他の通信端末装置力着信又はメールを受信した旨を表示部にアイコンのみで表示するステツプ、及び、前記他の通信端末装置からの着信時に現在通話ができないことを通知するステップの少なくとも、ずれかを含むことを特徴とする。

第 12の本発明は、第 9の発明において、前記送受信部の機能の停止又は前記通信端末装置の受信時の機能の制限ステップの後に、前記音声信号又は前記映像信号をエンコード (符号化)処理して前記記憶部に記憶するためのアプリケーションプログラムを実行するステップと、前記アプリケーションプログラム実行ステップの終了後、前記通信端末装置を再度待機状態に移行するステップと、前記再度の待機状態への移行後、所定の時間、前記通信端末装置の複数のキーのいずれかが押下されな V、場合には、前記送受信部の機能の停止又は前記通信端末装置の受信時の機能の制限を解除するステップと、を更に有することを特徴とする。

第 13の本発明は、第 12の発明において、前記停止又は制限解除ステップ後、前記他の AV機器から音声信号又は映像信号が入力された場合には、前記送受信部の機能を再度停止又は制限するステップを更に有することを特徴とする。

第 14の本発明は、第 9の発明において、前記接続検出状態ステップは、前記通信端末装置の電源が ONの状態において常時実行されており、前記他の AV機器との接続が断たれたことを検出すると、前記音声信号又は前記映像信号をエンコード (符号化)処理して前記記憶部に記憶するためのアプリケーションプログラムを終了するとともに、前記送受信部の機能の停止又は前記通信端末装置の受信時の機能の制限を解除するステップを更に有することを特徴とする。

発明の効果

[0006] 本発明によれば、面倒な手間もなく音声信号や映像信号を通信端末装置の記憶手段 (記憶部）に録音又は録画することができる。特に、本発明によれば、音声信号や映像信号の録音又は録画中に、他の通信端末装置から着信ある!、はメールゃデータを受信した場合であっても、それにより録音又は録画処理を中断することなぐその処理を完了することができる。

図面の簡単な説明

[0007] [図 1]本発明の一実施例による通信端末装置と AV機器との接続状態を示す図

[図 2]本実施例による通信端末装置の主要部を概略的に示すブロック図

[図 3]本実施例による通信端末装置の録音 Z録画処理を示すフローチャート

[図 4]本実施例による通信端末装置の他の録音 Z録画処理を示すフローチャート [図 5]図 4に示すフローチャートの機能制限処理を示すフローチャートトの機能制限解除処理を示すフロ

1 携帯電話 (通信端末装置)

10 制御手段

20 記憶手段 (記憶部）

23 メモリ

30 入力端子

31 接続検出手段

40 報知手段

50 送受信手段 (送受信部）

60 電源手段

70 表示手段

90 キー

100 AV機器 (他の機器）

発明を実施するための最良の形態

本発明の第 1の実施の形態による通信端末装置は、入力端子にケーブルが接続されているカゝ否かに基づいて、他の AV機器との接続状態を検出する接続検出手段と、入力端子を介して AV機器カゝら入力される音声信号又は映像信号をエンコード (符号化)処理して記憶手段に記憶するためのアプリケーションプログラムを起動してメモリに展開し、音声信号又は映像信号のエンコード (符号化)処理して記憶手段 (記憶部)への記憶を実行するための待機状態にこの通信端末装置を移行するとともに、送受信手段の機能を停止又は通信端末装置の受信時の機能を制限する制御手段とを備えるものである。本実施の形態によれば、接続検出手段により AV機器が接続されたことを検出した場合、音声信号や映像信号の録音又は録画の処理 (記憶処理 )が実行される前に、該処理を実行可能な待機状態に通信端末装置を移行するとともに、送受信手段の機能を停止又は通信端末装置の受信時の機能を制限することとした。そのため、他の通信端末装置からの着信やメールの受信により録音又は録画処理が影響を受けたりあるいは中断されたりすることもないので、録音又は録画処理を確実に完了することができるとともに、処理の中断に伴う録音又は録画のやり直しなどを必要としない。したがって、面倒な手間もなぐ音声信号や映像信号をェンコード (符号化)処理して通信端末装置の記憶手段に記憶、すなわち、録音又は録画することができる。

本発明の第 2の実施の形態は、第 1の実施の形態による通信端末装置において、制御手段は、通信端末装置の各部に電源を供給する電源手段から送受信手段への電源供給を停止することにより送受信手段の機能を停止するものである。本実施の形態によれば、音声信号や映像信号の録音又は録画のための待機状態では送受信手段への電源供給を絶つこととしたので、確実に送受信手段の機能を停止することがでさる。

本発明の第 3の実施の形態は、第 1の実施の形態による通信端末装置において、制御手段は、送受信手段により他の通信端末装置力も着信あるいはメールを受信したとき、音又はバイブレーションによりその旨を報知する報知手段の機能を停止することにより送受信手段の機能を制限するものである。本実施の形態によれば、音声信号や映像信号の録音又は録画処理にお!、て、報知手段の機能である着信音やバイブレーシヨンによる着信又はメール受信の報知処理を制限しているので、録音又は録画処理に影響を及ぼしたり、中断されることもなぐまた、それに加えて、送受信手段の機能、すなわち、着信又はメールの受信を完全に停止していないので、録音又は録画処理中に着信又はメールの受信があった場合には、録音又は録画処理の終了後にユーザが適宜対応することができる。

本発明の第 4の実施の形態は、第 1の実施の形態による通信端末装置において、制御手段が受信時の機能を制限している場合に、送受信手段を介して他の通信端末装置から着信ある、はメールを受信したときには、メールや他の通信端末装置の識別情報 (例えば、電話番号や通信端末装置内の電話帳に登録して!/、る電話番号に対応する名前など)を表示するとともに、通信端末装置の状態をアイコンで表示可能な表示手段は、着信があったことある、はメールを受信したことをアイコンのみで表示するものである。本実施の形態によれば、着信又はメールの受信があったことをァイコンで表示するだけにとどめているので、録音又は録画 (記憶）のアプリケーションプログラム実行時などに通信端末装置が現在どのような処理状態である力を表示するのに邪魔になることがな、。

本発明の第 5の実施の形態は、第 1の実施の形態による通信端末装置において、制御手段が送受信時の機能 (送受信手段の機能)を制限している場合に、送受信手段を介して他の通信端末装置力着信したときには、制御手段は、現在通話ができないことを、送受信手段を介して他の通信端末装置に通知するものである。本実施の形態によれば、音声信号又は映像信号の録音又は録画中に他の通信端末装置から着信があった場合であっても、少なくとも、他の通信端末装置に現在電話に出られない旨を発信又は送信相手の通信端末装置に通知することができる。

本発明の第 6の実施の形態は、第 1の実施の形態による通信端末装置において、音声信号又は映像信号をエンコード (符号化)処理して記憶手段に記憶するためのアプリケーションプログラムを実行し、その後音声信号又は映像信号の記憶を終了すると、制御手段は、通信端末装置を再度待機状態に移行し、その後所定の時間の間に、キーからの押下によって制御手段へ出力される所定の信号が入力されない (キ一が押下されな!、)場合には、送受信手段の機能の停止又は通信端末装置の受信時の機能の制限を解除するものである。本実施の形態によれば、音声信号や映像信号の録音又は録画が終了し、ユーザがキー操作を一定時間行わな力つた場合に、通信端末装置が自動的に着信又はメール受信を可能とする通常の待ち受け状態に移行するので、録音又は録画処理を終了した後すぐにケーブルを抜、たりしな!ヽ場合 (すなわち、 AV機器との接続を断たない場合)であっても、着信やメールの受信をすることができる。したがって、録音又は録画処理を実行したままにしておいてケープルを抜き忘れていた場合でもユーザが着信又はメール受信に対応することができ、ユーザに面倒な手間を取らせずにすむ。

本発明の第 7の実施の形態は、第 6の実施の形態による通信端末装置において、制御手段は、送受信手段の機能の停止又は通信端末装置の受信時の機能の制限を解除した後、他の AV機器カゝら音声信号又は映像信号が更に入力された場合には、送受信手段の機能を再度停止又は通信端末装置の受信時の機能を再度制限するものである。本実施の形態によれば、ケーブルを抜かない場合、すなわち、 AV機器との接続を断たな!ヽ場合には、音声信号又は映像信号をエンコード (符号化)処理して記憶手段に記憶するためのアプリケーションプログラムを終了させることなぐ常時録音又は録画の待機状態となっているので、例えば、 AV機器におけるメディアの交換などの後、すぐに録音又は録画を再開することができる。したがって、続けて録音又は録画処理を実行したいユーザに面倒な手間を取らせずにすむ。

本発明の第 8の実施の形態は、第 1から第 7の実施の形態のいずれかによる通信端末装置において、接続検出手段により他の機器である AV機器との接続が断たれたことが検出されると、制御手段は、音声信号又は映像信号をエンコード (符号化）処理して記憶手段に記憶するためのアプリケーションプログラムを終了するとともに、送受信手段の機能の停止又は通信端末装置の受信時の機能の制限を解除するものである。本実施の形態によれば、ケーブルを抜くことにより、すなわち、 AV機器との接続を断つことにより、音声信号又は映像信号を記憶するためのアプリケーションプログラムを自動的に終了して送受信手段の機能を復帰させ、通常の着信又はメール受信の待ち受け状態にすることができる。したがって、ユーザにとって面倒な手間が必要ない。なお、第 6の実施の形態において、既に送受信手段の機能の停止又は通信端末装置の受信時の機能の制限を解除している場合には、制御手段は、上記アプリケーションプログラムのみを自動的に終了するのみである。

本発明の第 9の実施の形態による通信端末装置の録音 Z録画方法は、入力端子にケーブルが接続されている力否かに基づいて、他の AV機器との接続状態を検出するステップと、入力端子を介して AV機器から入力される音声信号又は映像信号をエンコード (符号化)処理して記憶部に記憶するためのアプリケーションプログラムを起動してメモリに展開し、音声信号又は映像信号の記憶を実行するための待機状態に通信端末装置を移行するステップと、基地局を介して他の通信端末装置と相互に音声を発着信し、送受信部の機能を停止又は通信端末装置の受信時の機能を制限するステップとを有するものである。本実施の形態によれば、 AV機器が接続されたことを検出した場合、音声信号や映像信号の録音又は録画の処理 (記憶処理)が実行される前に、該処理を実行可能な待機状態に通信端末装置を移行するとともに、送受信手段の機能を停止又は通信端末装置の受信時の機能を制限することとした。そのため、他の通信端末装置力の着信やメールの受信により録音又は録画処理が中断されることもないので、録音又は録画処理を確実に完了することができるとともに、処理の中断に伴う録音又は録画のやり直しなどを必要としない。したがって、面倒な手間もなぐ音声信号や映像信号をエンコード (符号化)処理して通信端末装置の記憶部に記憶、すなわち、録音又は録画することができる。

本発明の第 10の実施の形態は、第 9の実施の形態による通信端末装置の録音 Z 録画方法において、送受信部の機能停止又は通信端末装置の受信時の機能制限ステップは、送受信部への電源供給を停止することにより送受信部の機能を停止するステップを含むものである。本実施の形態によれば、音声信号や映像信号の録音又は録画のための待機状態では送受信部への電源供給を絶つこととしたので、確実に送受信部の機能を停止することができる。

本発明の第 11の実施の形態は、第 9の実施の形態による通信端末装置の録音 Z 録画方法において、受信部の機能停止又は通信端末装置の受信時の機能制限ステツプは、他の通信端末装置力の着信又はメールの受信を音又はノイブレーションにより報知する機能を停止することにより受信時の機能を制限するステップ、他の通信端末装置力着信又はメールを受信した旨を表示部にアイコンのみで表示するステップ、及び、他の通信端末装置からの着信時に現在通話ができないことを通知するステップの少なくともいずれかを含むものである。本実施の形態によれば、音声信号や映像信号の録音又は録画処理にお!、て、受信時の報知手段の機能である着信音やバイブレーションによる着信又はメール受信の報知処理を制限するか、着信又はメールの受信があったことをアイコンで表示するだけにとどめる力、あるいは、音声信号又は映像信号の録音又は録画中に他の通信端末装置力着信があった場合であっても、該他の通信端末装置に現在電話に出られない旨を通知するか、少なくともいずれかの処理を行うものの、送受信手段の機能、すなわち、着信又はメールの受信時の処理を完全に停止して、な、ので、録音又は録画処理の終了後にユーザが適宜対応することができる。

本発明の第 12の実施の形態は、第 9から第 11の実施の形態による通信端末装置の録音 Z録画方法にぉ、て、受信部の機能停止又は通信端末装置の受信時の機能制限ステップの後に、音声信号又は映像信号をエンコード (符号化)処理して記憶部に記憶するためのアプリケーションプログラムを実行するステップと、アプリケーションプログラム実行ステップの終了後、通信端末装置を再度待機状態に移行するステップと、再度の待機状態への移行後、所定の時間、通信端末装置の複数のキーのいずれかが押下されない場合には、送受信部の機能の停止又は通信端末装置の受信時の機能の制限を解除するステップと、を更に有するものである。本実施の形態によれば、音声信号や映像信号の録音又は録画が終了し、ユーザがキー操作を一定時間行わな力つた場合に通信端末装置が自動的に着信又はメール受信を可能とする通常の待ち受け状態に移行するので、録音又は録画処理を終了した後すぐにケーブルを抜、たりしな、場合 (すなわち、 AV機器との接続を断たな、場合)であっても、確実に着信やメールの受信をすることができる。したがって、録音又は録画処理を実行したままにしてお、てケーブルを抜き忘れて、た場合でもユーザが着信又はメール受信に対応することができ、ユーザに面倒な手間を取らせずにすむ。

本発明の第 13の実施の形態は、第 12の実施の形態による通信端末装置の録音 Z録画方法において、受信部の機能停止又は通信端末装置の受信時の機能制限解除ステップ後、他の AV機器カゝら音声信号又は映像信号が入力された場合には、送受信部の機能を再度停止又は通信端末装置の受信時の機能を再度制限するステツプを更に有するものである。本実施の形態によれば、ケーブルを抜かない場合、すなわち、 AV機器との接続を断たない場合には、音声信号又は映像信号をェンコード (符号化)処理して記憶部に記憶するためのアプリケーションプログラムを終了させることなぐ常時録音又は録画の待機状態となっているので、例えば、 AV機器におけるメディアの交換などの後、すぐに録音又は録画を再開することができる。したがつて、続けて録音又は録画処理を実行した、ユーザに面倒な手間を取らせずにすむ。

本発明の第 14の実施の形態は、第 9から第 13の実施の形態による通信端末装置の録音 Z録画方法において、接続検出状態ステップは、通信端末装置の電源が O Nの状態にぉヽて常時実行されており、他の機器である AV機器との接続が断たれたことを検出すると、音声信号又は映像信号をエンコード (符号化)処理して記憶部に記憶するためのアプリケーションプログラムを終了するとともに、送受信部の機能の停止又は通信端末装置の受信時の機能の制限を解除するステップを更に有するものである。本実施の形態によれば、ケーブルを抜くことにより、すなわち、 AV機器との接続を断つことにより、音声信号又は映像信号をエンコード (符号化)処理して記憶部に記憶するためのアプリケーションプログラムを自動的に終了して送受信手段の機能を復帰させ、通常の着信又はメール受信の待ち受け状態にすることができる。したがって、ユーザにとって面倒な手間が必要ない。

実施例

[ooio] 以下、本発明の一実施例による通信端末装置及び通信端末装置の録音 Z録画方法について添付図面を参照しつつ詳細に説明する。まず、本発明の通信端末装置 1 の構成を説明する。

図 1は本実施例による通信端末装置と AV機器との接続状態を示す図、図 2は本実施例による通信端末装置の主要部を概略的に示すブロック図である。

図 1に示すように、本実施例の通信端末装置 1は、ケーブルを介して AV機器 (ォーディォ 'ビデオ機器） 100との接続を可能にする入力端子 30を備えている。なお、通信端末装置 1は、本実施例では、携帯電話として示しているが、これに限定されず、例えば、 PDA (Personal Digital Assistants)などのユーザが持ち運び可能な他の通信端末装置であってもよい。また、 AV機器 100との接続には、通信端末装置 1 に搭載される入力端子 30と AV機器 100との出力端子に対応したケーブルが用いられる。ここで、入力端子 30は、電気信号を受信する一又は複数の導電性の端子から構成されてもよい。

[0011] 図 1及び図 2に示すように、通信端末装置 1は、入力端子 30の他に、通信端末装置

1の各機能を制御し、入出力される各種信号を処理する制御手段 10と、この各機能を実行するためのアプリケーションプログラムや、エンコード (符号化)処理された音楽データなどの音声データ、画像データなどの映像データの電子ファイルを格納 (記憶)するための記憶手段 (記憶部） 20と、各処理を実行するための演算用のメモリ 23 と、入力端子 30にケーブルが接続されている力否かに基づいて、通信端末装置 1に他の機器 (例えば、 AV機器 100)が接続されているカゝ否かを検出する接続検出手段 31と、他の通信端末装置力も着信あるいはメールを受信したとき、音又はバイブレーシヨンによりその旨を報知する報知手段 40と、アンテナ 51を介して他の通信端末装置との送信又は受信を実行する送受信手段 (送受信部） 50と、通信端末装置 1の各部へ電源を供給する電源手段 60と、メール又は他の通信端末装置の識別情報 (すなわち、電話番号や通信端末装置内の電話帳に登録してある電話番号に対応した名前など)を表示可能であるとともに、通信端末装置 1の状態 (例えば、充電池などの直流電源 61の残量状態、日時、マナーモード設定の有無など）をアイコンで表示可能な表示手段 70と、ユーザの声を集音するマイクロフォン 80と、アナログ信号を増幅する増幅手段 81と、増幅手段 81により増幅された通話音声を再生するためのスピー力 82と、電話番号の入力時やメール作成時に押下することにより利用する複数のキ一 90とを備えている。

制御手段 10は、各種演算を実行するプロセッサ 11と、各種信号の処理を実行する信号処理手段 12とを備え、後述する本発明の通信端末装置 1の録音 Z録画処理（すなわち、本発明の通信端末装置の録音 Z録画方法)を実行する。プロセッサ 11は、 CPUや DSPなどの制御やメディア処理が可能な手段を備えている。信号処理手段 12は、デジタル信号とアナログ信号を相互に変換するための ADC (アナ口グーデジタルコンバータ）及び DAC (デジタル—アナログコンバータ）などを備えて、る。入力端子 30からアナログ信号で入力された場合には、この入力されたアナログ信号は、 ADCなどでデジタルィ匕された後、所定のフォーマットに変換してプロセッサ 11に出力される。また、デジタル信号で入力された場合には、この入力されたデジタル信号は、そのデータを所定のフォーマットに変換された後に、プロセッサ 11に出力される。また、 DACの出力信号は、音を出力する時のスピーカ 41への入力信号として使用される。プロセッサ 11は、音声信号であれば MP3や AACなどへエンコード処理し、映像信号であれば MPEG4などへエンコード処理する。そして、プロセッサ 11は、ェンコード処理が完了したファイルを記憶手段 20の後述するデータ格納領域 22に格納する。また、記憶手段 20は、各種アプリケーションプログラムや音声信号あるいは映像信号を録音又は録画するためのアプリケーションプログラムを記憶しているプログラム格納領域 21と、エンコード (符号化)後の音楽信号や写真又はビデオなどの映像信号を格納するデータ格納領域 22とを含んでいるが、これらの領域は別々のメモリとして構成されていてもよい。別々のメモリとして構成されている場合には、プログラム格納領域 21は、例えば、 NOR FLASHメモリなどの不揮発性半導体メモリから構成されてもよぐデータ格納領域 22は、例えば、 NAND FLASHメモリ、外部メモリカード (外部記憶媒体）、あるいは内蔵のハードディスクドライブなど力も構成されてもよい。また、メモリ 23は、例えば、 SDRAMなどの揮発性半導体メモリから構成されてもよぐ上記記憶手段 20内に専用の領域が設けられてもよい。なお、本実施例では、エンコードする形式として、音声信号であれば MP3や AAC、映像信号であれば MP EG4を例示した力他のどのような形式にエンコードしてもよい。

[0013] 報知手段 40は、音声や着信音などを出力するスピーカ 41と、マナーモード時等に他の通信端末装置力もの着信又はメールの受信をバイブレーション (通信端末装置 1全体の振動）により報知するバイブレータ 42とを含む。なお、スピーカ 41は、信号処理手段 12から出力されるアナログ信号を増幅手段 43で増幅することにより、着信音や録音/録画時の音などを出力するものである。また、スピーカ 82は、通話時の通話音声を再生するために使用されるスピーカであり、信号処理手段 12から出力されるアナログ信号を増幅手段 81で増幅して出力するものである。また、電源手段 60は、電源制御手段 62の制御により、充電池などの直流電源 61に蓄えられた電源（電力 )を、レギユレータ 63を介して通信端末装置 1の各部へ供給するためのものである。なお、図 2では、本発明の説明を容易にするために、レギユレータ 63から送受信手段 50への電気的接続のみを示し、他の接続を省略している。

なお、制御手段 10は、接続検出手段 31の機能も実現することができるよう構成されてもよく、この場合には、接続検出手段 31を省略してもよい。なお、接続検出手段 31 の検出方法としては、例えば端子の電圧状態の変化によって検出する方法がある。

[0014] 次に、本発明の通信端末装置 1の特徴的な動作、すなわち、音声信号又は映像信号の録音 Z録画処理を、図 3から図 6のフローチャートを用いて説明する。ここで、通信端末装置 1の従来力備えられている発着信機能やメールの作成あるいは送受信機能などは既に周知であるので、録音 Z録画処理と連動する動作以外についてはその説明を省略する。 [0015] 図 3は本実施例による通信端末装置 1の録音 Z録画処理を示すフローチャートである。この処理は、電源手段 60により通信端末装置 1の各部に電源が供給されている場合、すなわち、通信端末装置 1が ONされている場合に、常時実行されているが、所定のタイミングにおいて実行されてもよい。まず、ステップ 101において、接続検出手段 31により、入力端子 30及びケーブルを介して他の AV機器との接続状態を検出する。どの入力端子で接続されたかを検出することにより AV機器への接続であることを判別することができるが、検出方法はそれに限らない。他の AV機器との接続状態を検出すると、録音 Z録画用のアプリケーションプログラムを起動する (ステップ 10

2)。すなわち、通信端末装置 1の制御手段 10は、プログラム格納領域 21に格納されている録音 Z録画用アプリケーションプログラムを読み出して、メモリ 23に展開して起動する。なお、ここでは録音 Z録画用アプリケーションプログラムと記載しているが、通信端末装置 1が、録音のみに対応していてもよぐ録画 (音声含む)のみに対応していてもよい。あるいは、通信端末装置 1が、録音 Z録画の両方に対応していて、それぞれ別々のアプリケーションプログラムをプログラム格納領域 21に格納してヽてもよい。別々のアプリケーションプログラムの場合には、接続された入力端子に応じて判別し、それぞれに対応した方のアプリケーションプログラムを起動すればょ、。そして、制御手段 10は、送受信手段 50の機能を停止して (OFFにして）（ステップ 1

03)、録音又は録画処理を実行可能な状態で待機する。ここで、本実施例では、制御手段 10が電源手段 60から送受信手段 50への電源供給を停止することにより、すなわち、制御手段 10力電源制御手段 62に、レギユレータ 63を介して直流電源 61 力も送受信手段 50への電源供給を停止させることにより、送受信手段 50の機能を O FFにする。その後、 AV機器 100において、音声信号や映像信号の再生が開始されると、それに連動して、入力端子 30を介して通信端末装置 1に入力される信号をプロセッサ 11でエンコード (符号化）処理して所定のファイルフォーマットでデータ格納領域 22に格納 (記憶)するように、制御手段 10は、録音又は録画処理を実行する（フロ一チャートでは図示せず)。

[0016] ステップ 104において、制御手段 10は、 AV機器 100から入力される音声信号又は映像信号を録音又は録画処理中であるカゝ否かを判断する。制御手段 10は、録音又は録画処理を実行している間、すなわち、 AV機器 100から信号が入力されている間、対応するアプリケーションプログラムを実行している。録音又は録画処理が終了すると、すなわち、音声信号又は映像信号が AV機器 100から入力されない状態あるいはユーザによって録音 Z録画の停止状態になると、制御手段 10は、ステップ 105に移行して、ステップ 103にお、て機能を停止されて、た送受信手段 50の機能を ON にする。すなわち、制御手段 10は、電源手段 60に送受信手段 50への電源出力の供給を再開させる。これにより、通信端末装置 1は、通常の着信又はメール受信のための待ち受け状態に移行する。その後、制御手段 10は、録音又は録画のためのァプリケーシヨンプログラムを終了し (ステップ 106)、この録音 Z録画処理を終了する。

[0017] 以上のような構成とすることにより、他の通信端末装置からの着信やメールの受信により録音又は録画処理が中断されることもないので、録音又は録画処理を確実に完了することができるとともに、処理の中断に伴う録音又は録画のやり直しなどの必要性を排除することができる。したがって、通信端末装置 1のユーザにとって面倒な手間もなぐ音声信号や映像信号をエンコード (符号化)処理して通信端末装置 1の記憶手段 20 (すなわち、データ格納領域 22)に記憶、すなわち、録音又は録画することができる。また、音声信号や映像信号の録音又は録画が終了した場合に通信端末装置 1が自動的に着信又はメール受信を可能とする通常の待ち受け状態に移行するので、録音又は録画処理を終了した後すぐにケーブルを抜、たりしな!、場合 (すなわち、 AV機器 100との接続を断たない場合)であっても、着信やメールの受信をすることができる。したがって、録音又は録画処理を実行したユーザに面倒な手間を取らせずにすむ。

[0018] なお、本発明は、ステップ 104の録音又は録画処理中であるか否かの判断後、例えば、タイマなどにより所定時間を計時し、その所定時間内にキー 90のいずれかからの押下信号が制御手段 10に入力されない場合にのみ、ステップ 105に移行して、送受信手段 50の機能を ONにしてもよい。このような構成とすることにより、例えば、所定時間内に AV機器 100において、メディアを入れ替えて録音又は録画を継続して実行する場合などには、不要なアプリケーションプログラムの起動などの処理を実行しなくてもよぐ面倒な手間を排除することができる。また、本発明は、入力端子 30からケーブルが抜かれたこと、すなわち、 AV機器 100との接続が断たれたことを接続検出手段 31により検出したことを条件として、録音又は録画のためのアプリケーションプログラムを終了するよう構成されてもよい。このような構成とすることにより、ケープルを抜かない場合、すなわち、 AV機器 100との接続を断たない場合には、音声信号又は映像信号をエンコード (符号化)処理して記憶手段 20に記憶するためのアブリケーシヨンプログラムを終了させることなぐ常時録音又は録画の待機状態となっているので、例えば、 AV機器 100におけるメディアの交換などの後、すぐに録音又は録画を再開することができる。したがって、続けて録音又は録画処理を実行したいュ一ザに面倒な手間を取らせずにすむ。ここで、上述の 2つの追加の機能をいずれも備えている場合であって、所定時間内にケーブルが抜かれたときには、制御手段 10 は、送受信手段 50の機能を ONするとともに (ステップ 105)、録音又は録画のためのアプリケーションプログラムを終了する (ステップ 106)よう構成されてもよい。

[0019] 次いで、録音 Z録画処理の別の一例を図 4から図 6のフローチャートを用いて説明する。図 4は本実施例による通信端末装置 1の他の録音 Z録画処理を示すフローチヤート、図 5は図 4に示すフローチャートの機能制限処理を示すフローチャート、図 6 は図 4に示すフローチャートの機能制限解除処理を示すフローチャートである。なお、図 3に記載のフローチャートと同様な処理についてはその説明を省略し、相違する処理を中心にこの録音 Z録画処理の別の一例を説明する。すなわち、制御手段 10 力 AV機器 100が接続され、録音 Z録画用アプリケーションプログラムを起動するまでの処理 (ステップ 201から 202)までの説明を省略する。

[0020] このように対応するアプリケーションプログラムを起動した後、制御手段 10は、送受信手段 50の機能を制限する (ステップ 203)。具体的には、図 5に示すように、機能制限処理において、制御手段 10は、着信時の着信音をスピーカ 41から出力しないようにし (ステップ 301)、バイブレータ 42による報知機能を OFFする（ステップ 302)。すなわち、報知手段 40の機能を停止する。これにより、音声信号や映像信号の録音又は録画処理にぉ、て、報知手段 40の機能である着信音やバイブレーションによる着信又はメール受信の報知処理を制限しているものの、送受信手段 50の機能、すなわち、着信又はメールの受信を完全に停止させていないので、録音又は録画処理中に着信又はメールの受信があった場合には、録音又は録画処理の終了後に通信端末装置 1のユーザは着信又はメール受信に適宜対応することができる。なお、上記は着信時の報知手段 40の報知機能の制限であり、上記のような着信時のスピーカ 41による着信音出力を制限している場合であっても、録音 Z録画中の音声をスピーカ 41で出力することは可能である。

そして、このように報知手段 40の機能を停止した状態において、制御手段 10は、他の通信端末装置力送受信手段 50を介して着信あるいはメールを受信した力否かを判断する (ステップ 303)。この状態において、他の通信端末装置から送受信手段 50を介して着信したときには、制御手段 10は、送受信手段 50を介して現在通話ができないことを他の通信端末装置に通知するとともに (ステップ 304)、他の通信端末装置力も着信があったことを表示手段 70にアイコンで表示させる (ステップ 305)。この場合、他の通信端末装置の識別情報である電話番号や通信端末装置 1の記憶手段 20内の電話帳に登録されている電話番号に対応した名前などを着信履歴に登録するよう構成してもよい。また、同様に、このような状態において、他の送信端末装置力も送受信手段 50を介してメールを受信したときには、制御手段 10は、メールを受信したことを表示手段 70にアイコンで表示させる。このような構成とすることにより、他の通信端末装置のユーザは、発信先の通信端末装置が現在電話に出られない状態であることを知ることができる。また、録音又は録画 (記憶）のアプリケーションプログラム実行時などに通信端末装置 1が現在どのような処理状態である力を表示するのに邪魔になることがな、ので、ユーザの利便性を害することがな、。

ステップ 204において、制御手段 10は、 AV機器 100から入力される音声信号又は映像信号を録音又は録画処理中であるカゝ否かを判断する。録音又は録画処理を実行している間、すなわち、 AV機器 100から信号が入力されている間、報知手段 40の機能を停止した状態において、制御手段 10は、着信又はメール受信の有無を判断しながら、対応するアプリケーションプログラムを実行している。録音又は録画処理が終了すると、すなわち、音声信号又は映像信号が AV機器 100から入力されない状態あるいはユーザが録音 Z録画処理を停止させた状態になると、制御手段 10は、ステツプ 205に移行して、ステップ 203にお、て機能を制限されて、た送受信手段 50 の当該制限を解除する。すなわち、図 6に示すように、制御手段 10は、ステップ 203 にお、て着信時の着信音をスピーカ 41へ出力しな、ようにして、た処理を元に戻す (着信時の着信音を出力可能とする）とともに (ステップ 401)、バイブレータ 42を着信時に動作するよう（バイブレータによる報知機能を ON)にして (ステップ 402)、報知手段 40の機能を回復する。これにより、通信端末装置 1は、通常の着信又はメール受信のための待ち受け状態、すなわち、マナーモード時などのバイブレーション設定時であればバイブレーションにより、通常モード時など着信音での報知を設定してヽる時であれば着信音により着信又はメールの受信を報知することができる状態に移行する。また、これら両方で報知するように設定している場合も同様である。また、報知手段 40として、着信音やバイブレーションを用いる場合について説明したが、それらに限らず、録音 Z録画処理に影響を与えるような報知手段であれば同様に処理することが可能である。その後、制御手段 10は、録音又は録画のためのアプリケーションプログラムを終了する（ステップ 206)。

[0022] このような構成とすることにより、上記実施例の場合と同様に、他の通信端末装置からの着信やメールの受信により録音又は録画処理が中断されることもないので、録音又は録画処理を確実に完了することができるとともに、処理の中断に伴う録音又は録画のやり直しなどの必要性を排除することができる。したがって、通信端末装置 1のュ一ザにとって面倒な手間もなぐ音声信号や映像信号をエンコード (符号化)処理して、所定のファイルフォーマットで通信端末装置 1の記憶手段 20 (すなわち、データ格納領域 22)に記憶、すなわち、録音又は録画することができる。なお、ステップ 204 の録音又は録画処理中である力否かの判断後に、上記実施例のような 2つの追加の機能を備えるような構成とすることにより、同様の効果を奏することができる。

産業上の利用可能性

[0023] 本発明による通信端末装置としては、携帯電話や PDAの他、通信機能とともに、ケ一ブルを介して AV機器を接続することにより、音楽信号を含む音声信号や映像信号を録音又は録画することができる装置に適用することができる。

Claims

請求の範囲

[1] 基地局を介して他の通信端末装置と相互に音声を発着信し、メールやデータを送受信する送受信手段と、他の AV機器とケーブルを介して接続可能な入力端子とを備える通信端末装置であって、

前記入力端子に前記ケーブルが接続されて、るか否かに基づ、て、前記他の AV 機器との接続状態を検出する接続検出手段と、

少なくともアプリケーションプログラムを記憶するプログラム格納領域と、各種データを記憶するデータ格納領域とを有する記憶手段と、

前記アプリケーションプログラムの処理を演算するためのメモリと、

前記接続検出手段が前記他の AV機器と接続状態であると検出した場合には、前記入力端子を介して前記他の AV機器から入力される音声信号又は映像信号を前記記憶手段に記憶するためのアプリケーションプログラムを起動して前記メモリに展開し、前記音声信号又は前記映像信号の符号化処理を行った結果を前記記憶手段に記憶するための待機状態に前記通信端末装置を移行するとともに、前記送受信手段の全部又は一部の機能を停止又は前記通信端末装置の受信時の機能を制限する制御手段と、

を備えることを特徴とする通信端末装置。

[2] 前記通信端末装置の各部に電源を供給する電源手段を更に備え、

前記制御手段は、前記電源手段から前記送受信手段への電源供給を停止することにより前記送受信手段の機能を停止することを特徴とする請求項 1に記載の通信端末装置。

[3] 前記送受信手段により前記他の通信端末装置から着信あるいはメールを受信したとき、音又はバイブレーションによりその旨を報知する報知手段を更に備え、前記制御手段は、前記報知手段の機能を停止することにより前記受信時の機能を制限することを特徴とする請求項 1に記載の通信端末装置。

[4] 前記メール又は前記他の通信端末装置の識別情報を表示するとともに、前記通信端末装置の状態をアイコンで表示可能な表示手段を更に備え、

前記制御手段が前記送受信手段の機能を制限している場合に、前記送受信手段を介して前記他の通信端末装置力着信あるいはメールを受信したときには、前記表示手段は、前記着信があったことあるいはメールを受信したことをアイコンのみで表示することを特徴とする請求項 1又は請求項 3に記載の通信端末装置。

[5] 前記制御手段が前記送受信手段の機能を制限している場合に、前記送受信手段を介して前記他の通信端末装置から着信したときには、前記制御手段は、現在通話ができないことを、前記送受信手段を介して前記他の通信端末装置に通知することを特徴とする請求項 1、請求項 3及び請求項 4のいずれかに記載の通信端末装置。

[6] 押下されると所定の信号を前記制御手段に出力する複数のキーを更に備え、前記音声信号又は前記映像信号を符号化処理して前記記憶手段に記憶するためのアプリケーションプログラムを実行し、その後前記音声信号又は前記映像信号の記憶を終了すると、前記制御手段は、前記通信端末装置を再度待機状態に移行し、その後所定の時間前記複数のキー力の押下信号が入力されない場合には、前記送受信手段の機能の停止又は前記通信端末装置の受信時の機能の制限を解除することを特徴とする請求項 1から請求項 5のいずれかに記載の通信端末装置。

[7] 前記制御手段は、前記送受信手段の機能の停止又は前記通信端末装置の受信時の機能の制限を解除した後、前記他の AV機器力音声信号又は映像信号が更に入力された場合には、前記送受信手段の機能を再度停止又は前記通信端末装置の受信時の機能を再度制限することを特徴とする請求項 6に記載の通信端末装置。

[8] 前記接続検出手段により前記他の AV機器との接続が断たれたことが検出されると、前記制御手段は、前記音声信号又は前記映像信号を符号化処理して前記記憶手段に記憶するためのアプリケーションプログラムを終了するとともに、前記送受信手段の機能の停止又は前記通信端末装置の受信時の機能の制限を解除することを特徴とする請求項 1から請求項 7のいずれかに記載の通信端末装置。

[9] 基地局を介して他の通信端末装置と相互に音声を発着信し、メールやデータを送受信する送受信部と、他の AV機器とケーブルを介して接続可能な入力端子とを備える通信端末装置において音声信号又は映像信号を録音又は録画する通信端末装置の録音 Z録画方法であって、

前記入力端子に前記ケーブルが接続されて、るか否かに基づ、て、前記他の AV 機器との接続状態を検出するステップと、

前記入力端子を介して前記他の AV機器から入力される音声信号又は映像信号を符号ィ匕処理して記憶部に記憶するためのアプリケーションプログラムを起動してメモリに展開し、前記音声信号又は前記映像信号の符号化処理して前記記憶部への記憶を実行するための待機状態に前記通信端末装置を移行するステップと、

前記基地局を介して前記他の通信端末装置と相互に音声を発着信し、前記送受信部の機能を停止又は前記通信端末装置の受信時の機能を制限するステップと、を有することを特徴とする通信端末装置の録音 Z録画方法。

[10] 前記機能停止又は制限ステップは、前記送受信部への電源供給を停止することにより前記送受信部の機能を停止するステップを含むことを特徴とする請求項 9に記載の通信端末装置の録音 Z録画方法。

[11] 前記機能停止又は制限ステップは、前記他の通信端末装置からの着信又はメールの受信を音又はバイブレーションにより報知する機能を停止することにより前記受信時の機能を制限するステップ、前記他の通信端末装置から着信又はメールを受信した旨を表示部にアイコンのみで表示するステップ、及び、前記他の通信端末装置からの着信時に現在通話ができな、ことを通知するステップの少なくとも、ずれかを含むことを特徴とする請求項 9に記載の通信端末装置の録音 Z録画方法。

[12] 前記機能の停止又は制限ステップの後に、前記音声信号又は前記映像信号を符号ィ匕処理して前記記憶部に記憶するためのアプリケーションプログラムを実行するステツプと、

前記アプリケーションプログラム実行ステップの終了後、前記通信端末装置を再度待機状態に移行するステップと、

前記再度の待機状態への移行後、所定の時間、前記通信端末装置の複数のキーのいずれかが押下されない場合には、前記送受信部の機能の停止又は前記通信端末装置の受信時の機能の制限を解除するステップと、

を更に有することを特徴とする請求項 9から請求項 11のいずれかに記載の通信端末装置の録音 Z録画方法。

[13] 前記停止又は制限解除ステップ後、前記他の AV機器力音声信号又は映像信号が入力された場合には、前記送受信部の機能を再度停止又は制限するステップを更に有することを特徴とする請求項 12に記載の通信端末装置の録音 Z録画方法。

[14] 前記接続検出状態ステップは、前記通信端末装置の電源が ONの状態において常時実行されており、

前記他の AV機器との接続が断たれたことを検出すると、前記音声信号又は前記映像信号を符号ィ匕処理して前記記憶部に記憶するためのアプリケーションプロダラムを終了するとともに、前記送受信部の機能の停止又は前記通信端末装置の受信時の機能の制限を解除するステップを更に有することを特徴とする請求項 9から請求項 13のいずれかに記載の通信端末装置の録音 Z録画方法。