WO2006104269A1

WO2006104269A1 - 表示装置および表示方法

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Publication number: WO2006104269A1
Application number: PCT/JP2006/307298
Authority: WO
Inventors: Hiroyuki Kinemura
Original assignee: Sanyo Electric Co., Ltd.
Priority date: 2005-03-31
Filing date: 2006-03-30
Publication date: 2006-10-05
Also published as: CN101151896A; US20090135203A1; JP4471882B2; JP2006287497A; US8181121B2; CN101151896B

Abstract

表示装置のＣＰＵ(26)は、外部メモリカード(40)から選択された複数の画像ファイルにそれぞれ対応する複数のサムネイルを表示器(46)に表示する際、各画像ファイルが動画像ファイルか静止画像ファイルかを判別し、動画像ファイルに対応するサムネイルから、その中心部を切り取って電子ズーム処理回路(37)で拡大することにより拡大サムネイルを作成する。そして、複数のサムネイルを含む第１画面と、第１画面において動画像ファイルに対応するサムネイルに代えて拡大サムネイルを含む第２画面とを交互に表示する。

Description

明細書

表示装置および表示方法技術分野

本発明は、表示装置に関し、特に例えば静止画像および動画像の縮小画を表示する、表示装置に関する。従来技術

近年、ディジタルカメラやカメラ付き携帯電話等においては、扱えるファイルの種類が増えつつあり、特に静止画像および動画像を記録する機器は多数存在している。

記録した静止画像ファイルおよび動画像ファイルのサムネイルを表示器において表示させる場合、ここで静止画像ファイルと動画像ファイルが混在している場合に、静止画像ファイルのサムネイルと動画像ファイルのサムネイルを区別できる表示をしなければ、使用者は複数あるサムネイルの中で静止画像ファイルと動画像ファイルを区別することができない。

静止画像ファイルおよび動画像ファイルが混在している複数のサムネイルを表示する画像取り扱い装置の一例が、特開 2 0 0 0— 1 3 8 8 8 3号公報に開示されている。この従来技術では、静止画像および動画像が混在している複数のサムネイルを表示する際に、動画像のサムネイルにマークやアイコンを付して静止画像のサムネイルと区別している。

しかしながら、従来技術においては、動画像のサムネイル画像に付されているマークやアイコンは小さく、使用者はそのマークやアイコンを見落とす可能性がある。また、動画像のサムネイルが複雑なものであればマークやアイコンがサムネイルの一部だと錯覚し、見落としてしまう可能性もある。発明の概要

それゆえに、本発明の主たる目的は、新規な、表示装置および表示方法を提供することである。この発明の他の目的は、複数の原画像にそれぞれ対応する複数の縮小画像を、各原画像の種類が容易にわかるように表示できる、表示装置および表示方法を提供することである。

請求項 1の発明に従う表示装置は、複数の原画像にそれぞれ対応する複数の縮小画像を表示する表示装置であって、複数の原画像の各々の種類を識別する識別手段 (Sl)、識別手段の識別結果が特定種類を示す原画像に対応する第 1縮小画像 (102A)に所定の処理を施すことにより第 2縮小画像 (102B)を生成する処理手段 (S15)、および第 1縮小画像を含む第 1画面 (110A)と第 1画面において第 1縮小画像に代えて第 2縮小画像を含む第 2画面 (110B)とを交互に表示する表示手段 (S23，S27,S29,S33)を備える。

請求項 1の発明では、複数の原画像の各々の種類は、識別手段によって識別される。処理手段は、識別結果が特定種類を示す原画像に対応する第 1縮小画像に所定の処理を施し、これによつて第 2縮小画像が生成される。表示手段は、第 1 縮小画像を含む第 1画面と、第 1画面において第 1縮小画像に代えて第 2縮小画像を含む第 2画面とを交互に表示する。従って、表示画面内の第 1縮小画像は、周期的に第 2縮小画像に切替わる。

請求項 1の発明によれば、複数の原画像にそれぞれ対応する複数の縮小画像を表示する際に、特定種類の原画像に対応する第 1縮小画像だけを周期的に第 2縮小画像に変化させる、すなわち第 1縮小画像だけ表示倍率を周期的に変化させるので、複数の原画像の各々が特定種類のものか他の種類のものかを容易に区別できる。また、第 2縮小画像を第 1縮小画像から生成するので、予め第 2縮小画像を準備する必要がなく、縮小画像を記憶するためのメモリ容量も少なくて済む。請求項 2の発明に従う表示装置は、請求項 1に従属し、第 1画面は識別手段の識別結果が特定種類以外の種類を示す原画像に対応する第 3縮小画像 (100A)をさらに含み、第 2画面は第 3縮小画像と同一の第 4縮小画像 (100B)をさらに含む。請求項 2の発明では、周期的に変化する縮小画像と何ら変化しない縮小画像とを同一画面に含めるので、識別が層容易になる。

請求項 3の発明に従う表示装置は、請求項 1に従属し、所定の処理は第 1縮小画像の一部分を切り取つて拡大する処理である。請求項 3の発明によれば、第 1縮小画像と第 2縮小画像との間の変化を明瞭でかつ違和感の少ないものにすることができる。

請求項 4の発明に従う表示装置は、請求項 3に従属し、複数の原画像の各々は静止画像および動画像のいずれかであり、第 1縮小画像は動画像に対応し、第 3 縮小画像は静止画像に対応する。

請求項 4の発明によれば、動画像に対応する縮小画像は表示倍率が周期的に変化するが、静止画像に対応する縮小画像は何ら変化しないので、両画像の直感的な識別が可能となる。

請求項 5 , 9および 1 0の表示方法，プログラムおよびプログラム記録媒体においても、請求項 1と同様、複数の原画像の各々が特定種類のもの（典型的には動画像）か他の種類のもの（典型的には静止画像）かを容易に区別できる。この発明によれば、複数の原画像にそれぞれ対応する複数の縮小画像を、各原画像の種類が容易にわかるように表示することができる。

この発明の上述の目的，その他の目的，特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。図面の簡単な説明

図 1は本発明の一実施例の構成を示すブロック図であり；

図 2は図 1実施例の外観を示す図解図であり；

図 3は図 1実施例に適用されるサムネイル表示画面の一例を示す図解図であり；

図 4 (A) は図 1実施例に適用されるサムネイル表示画面の他の一例を示す図解図であり；

図 4 (B) は図 1実施例に適用されるサムネイル表示画面のさらに他の一例を示す図解図であり；

図 5 (A) は図 4 (A) のサムネイル表示画面の一部を示す図解図であり；図 5 (B) は図 4 (B ) のサムネイル表示画面の一部を示す図解図であり；図 6は図 1実施例に適用される C P U動作の一部を示すフロー図であり；図 7は図 1実施例に適用される C P U動作の他の一部を示すフロー図であり；図 8は図 1実施例に適用されるフレームバッファの一例を示す図解図であり；図 9 (A) は他の実施例に適用される原画像の一例を示す図解図であり；図 9 (B) は図 9 (A) 原画像に基づくサムネイル表示画面の一例を示す図解図であり；そして

図 9 (C) は図 9 (A) 原画像に基づくサムネイル表示画面の他の一例を示す図解図である。発明を実施するための最良の形態

本実施例においては、表示装置の一つの例として撮像装置 10の形態を説明する。本実施例における撮像装置 10のブロック図を図 1に示す。本実施例の撮像装置 10は、撮像レンズ 12、絞り 14、 CCDイメージャ 16、 CDS (Co r r e l a t e d Doub l e S amp 1 i n g、相関二重サンプリング） /AGC (Au t o Ga i n Con t o r o l、自動利得制御）回路 18、 AZD変換回路 20、信号処理回路 22、 SDRAM24、 CPU26、 CCD 駆動回路 28、操作器 32、モータ駆動回路 34、画像圧縮 ·伸長処理回路 36、電子ズーム処理回路 37、カード制御回路 38、外部メモリカード 40、 D/A 変換回路 42、ビデオエンコーダ 44、および表示器 46を備えている。

撮像レンズ 12は、被写体の光学像を撮像デバイスである CCDイメージャ 1 6の撮像面上に結像させる。また、撮像レンズ 12は、光軸方向の移動が可能であり、 CCDイメージャ 16の出力信号に基づいて CCDイメージャ 16の撮像面との間の距離が調節される。絞り 14は、 CPU26に,制御されることにより撮像レンズ 12から CCDイメージャ 16に入る光の量を調節する。これらの撮像レンズ 12および絞り 14の調節は、モー夕駆動回路 34によって行われる。ただし、このモータ駆動回路 34は、撮像レンズ 12および絞り 14を別々に調節する図示しない 2つのモータで構成されている。

撮像レンズ 12によって CCDイメージャ 16の撮像面に被写体の光学像が結像されると、 CCDイメージャ Γ6を構成する一部分である各フォトダイオードでは光電変換が行われる。この結果、 CCDイメージャ 16には、光の強さおよび露光時間に応じた電荷が蓄積される。 CCDイメージャ 16には CCD駆動回路 28から必要な各種のパルスが供給され、 CCDイメージャ 16は、供給されるパルスに従って、蓄積された電荷を示す信号つまりアナログ撮像信号を出力する。

CDSZAGC回路 18は、 CCDイメージャ 16から出力された信号のアナ口グ撮像信号のノィズを軽減し、アナログ撮像信号のレベルを自動調節する。

AZD変換回路 20では、〇03/ 0〇回路18より出力されたアナログ撮像信号をディジ夕ル画像デ一夕に変換する。

信号処理回路 22では、変換されたディジタル動画像デ一夕に対して色分離を行い、 3つの色信号つまり R信号， G信号および B信号を作成する。そして、作成された 3つの色信号の各々に対して、温度検出と、検出結果に基づく色温度制御とを行い、これにより 3つの色信号の各々の利得が調整される。次に、これら 3つの色信号を輝度信号つまり Y信号と 2つの色差信号つまり U信号および V信号とに変換する。

CPU 26は、タイマ 26 Aおよび夕イマ 26 Bを備え、信号処理回路 22、 SDRAM 24、 CCD駆動回路 28、操作器 32、モータ駆動回路 34、画像圧縮'伸長処理回路 36およびカード制御回路 38に接続されている。 CPU 2 6は、図示しない内部メモリに格納されているプログラムに従って、信号処理回路 22、 SDRAM24、 CCD駆動回路 28、モータ駆動回路 34、画像圧縮 - 伸長処理回路 36、電子ズーム処理回路 37および力一ド制御回路 38の制御を行う。

図 2に示すように、操作器 32として、本実施例においては静止画撮像モードキー 32A、動画撮像モードキ一32 B、再生モードキー 32 C、カーソルキー 32D, 決定キー 32E、レリーズキー 32 Fおよびサムネイル表示キー 32 G を備えている。撮像装置 10では、使用者がレリーズキー 32 Fを操作することによりレリーズ動作が行われ、静止画撮像モードキー 32 A、動画撮像モードキ — 32B、再生モードキー 32 Cおよびサムネイル表示キー 32 Gを操作することにより静止画撮像モード、動画撮像モード、再生モードおよびサムネイル表示モードのモード切替を行うことが出来る。また、カーソルキ一32Dを操作して表示器 46に表示された選択項目から所望の項目をカーソルで選択し、そして決定キー 32 Eを押下することで、各種の設定が行える。また、サムネイル表示モードにおいてカーソルキー 32Dが操作されると、現在のサムネイル表示画面が次のサムネイル表示画面で更新される。

CPU 26は、静止画撮像モードキー 32 Aが操作されることによって静止画撮像モードの状態にあるとき、レリーズキー 32 Fの押下によって静止画撮像操作がなされると、静止画撮影命令を発行する。これに応じて、 1フレーム分の被写体の光学像が撮像レンズ 12および絞り 14を通して CCDイメージャ 16により捉えられる。捉えられた光学像に対応するアナログ撮像信号は、 CDSZA GC回路 18、 A/D変換回路 20および信号処理回路 22によって上述の処理を施され、ディジタル撮像信号である Y信号， U信号および V信号（YUV信号) に変換される。変換された YUV信号は、 SDRAM 24に一旦格納される。そして、一旦格納された 1フレーム分のディジタル画像データは画像圧縮 ·信号処理回路 36によって J PEGで圧縮される。なお、画像圧縮 ·信号処理回路 36は、具体的には、静止画用の J PEGコーデックおよび動画用の Mo t i o n J PEGコーデックなどで構成される。圧縮された圧縮ディジタル画像データは、再び SDRAM 24に格納される。

CPU26はまた、一旦格納された 1フレーム分のディジタル画像データからサムネイルデータを生成する。生成されたサムネイルデータは、 SDRAM24 に格納され、画像圧縮 ·伸長処理回路 36によって J PEGで圧縮され、圧縮された圧縮サムネィルデー夕は再び SDRAM24に格納される。

そして CPU26は、カード制御回路 38を制御することによって、圧縮ディジタル画像データおよび圧縮サムネイルデータを 1つの静止画像ファイルとして外部メモリ力一ド 40に記録する。

動画撮像モードキー 32 Bが操作されることによって動画撮像モードの状態にあるとき、レリーズキー 32 Fを押下されることによって動画撮像操作がなされると、動画像処理が実行される。動画像処理は、レリーズキー 32 Fが再び押下され動画撮像が終了するまで継続される。この動画像処理は、例えば 1秒間に 3 0フレーム分の静止画撮像処理を連続的に行うのと同様の処理であり、 YUV信号であるディジ夕ル画像データが動画撮像時間分だけ S DRAM24に一旦格納されるまで継続可能である。

そして CPU26は、動画像撮像終了の操作がなされると、 SDRAM24に格納されている連続した複数フレームのディジ夕ル画像データに対し、時系列順に 1フレーム毎の輝度値検出を行う。つまり、輝度信号 Yの高周波成分を検出し、検出結果を 1フレーム期間積分し、積分結果を輝度値として SDRAM 24に時系列順に記録する。また、 SDRAM 24に格納されている連続した複数フレームのディジタル画像デ一夕を画像圧縮 ·伸長処理回路 36によって Mo t i on J PEGで圧縮し、再び SDR AM 24に格納する。

そして CPU 26は、 SDRAM24に記録されている複数フレ一ムのデイジタル画像データの輝度値を時系列順に従って前後 2フレームの間で比較し、輝度値の変化が大きい前後 2フレームを決定し、該当する前後 2フレームの中から後の 1フレーム分のディジ夕ル画像データを検出し、検出されたディジ夕ル画像デ一夕からサムネィルデ一夕を生成する。生成されたサムネィルデー夕は S D R A M 24に格納され、そして画像圧縮 ·信号処理回路 36によって J P E Gで圧縮される。圧縮された圧縮サムネイルデータは、再び SDRAM 24に格納される。このような処理によって、動画像がシーンチェンジを含むとき、前のシーンの末尾フレームと後のシーンの先頭フレームとが検出され、このうち後者がサムネィルに選ばれる。

例えば、使用者が動画像撮像を開始した際の対象が白い壁等の複雑度が少ない被写体であり、撮像途中で撮影対象を人間等の白い壁等に比べて複雑度の高い被写体に変更する場合に、白い壁のサムネイルではなく人間のサムネイルを生成することができる。

そして CPU26は、カード制御回路 38を制御することによって、連続した複数フレームの圧縮画像デー夕および圧縮サムネィルデー夕を、 1つの動画ファィルとして外部メモリカード 40に記録する。なお、動画像ファイルは、静止画像フアイルと識別可能にフアイルの拡張子等が異なつている。

再生モ一ドキー 32 Cが操作されることによって、 CPU26は、外部メモリカード 40に記録された静止画像ファイルおよび動画像ファイルを再生し、これにより得られた動画像および静止画像を表示器 46に表示することができる。具体的に、静止画像ファイルを再生する場合、 CPU 26は、カード制御回路 38 を制御して、外部メモリカード 40に記録されている静止画像ファイルの圧縮画像データを S D R AM 24に一旦格納する。 S D R AM 24に格納された圧縮画像データは、画像圧縮 ·伸長処理回路 36によって伸張される。伸張されたディジ夕ル画像デ一夕は、 SDRAM 24に一旦格納され、 0/八変換回路42にょりアナログ画像信号に変換される。ビデオエンコーダ 44は、 D/A変換回路 4 2からのアナログ画像データを NTS C信号に変換し、変換された NTS C信号を表示器 46に表示する。

動画像ブアイルを再生する場合は、 CPU26は、カード制御回路 38を制御して、外部メモリカード 40に記録されている動画像ファイルから複数フレームの圧縮画像データを読み出し、読み出された圧縮画像データを SDRAM24に一旦格納する。 S DRAM 24に格納された複数フレームの圧縮画像デ一夕は、画像圧縮 ·伸長処理回路 36によって伸張される。伸張された複数フレームのディジ夕ル画像デ一タは、 S D R AM 24に一旦格納され、時系列順に DZA変換回路 42によりアナログ画像信号に変換される。ビデオエンコーダ 44は、 DZ A変換回路 42からのアナログ画像データを NTS C信号に変換し、変換された NTS C信号を表示器 46に順次表示する。

サムネイル表示キー 32 Gが操作されると、 CPU26は、外部メモリカード 40に記録されている静止画像ファイルおよび動画像ファイルに基づくサムネィル表示画面を、例えば図 3に示す態様で表示器 46に表示する。図 3のサムネィル表示画面は、 9個のサムネイル 300〜316を含む。サムネイル表示画面に対応する画像データは、 SDRAM 24の一部である図 8に示すバッファ 200 に格納され、 DZA変換回路 42によりアナログ画像信号に変換される。ビデオエンコーダ 44は、 D/A変換回路 42からのアナログ画像データを NTS C信号に変換し表示器 46に表示する。

また、電子ズーム処理回路 37は、 CPU26により命令があると、 SDRA M26に格納されているディジタル画像データおよびサムネイルデータの拡大処理を行い、処理されたディジ夕ル画像データおよびサムネイルデータを再び S D RAM 24〖こ格納する。図 4 (A), 図 4 (B) は、表示器 46における、静止画像ファイルおよび動画像ファイルが混在した 9個のサムネイル表示画面を示している。図 4 (A) に示すサムネイル表示画面 11 OAは、静止画像ファイルのサムネイル 10 OAおよび動画像ファイルのサムネイル 102 Aを含んでいる。また、図 4 (B) に示すサムネイル表示画面 110Bは、サムネイル表示画面 1 1 OAが表示されてから 0. 5秒後に表示器 46にサムネイル表示画面 110 Aに代わって表示されるサムネイル表示画面であり、静止画像ファイルのサムネイル 100Bおよび動画像ファイルのサムネイル 102 Bを含んでいる。図 5 (A), 図 5 (Β) ·に示すように、サムネイル 102Bは、電子ズーム処理回路 37によってサムネイル 102 Aの中心部を拡大して得られたサムネイル、つまりサムネイル 102 Aの拡大サムネイルである。

そして、図 4 (A) に示すサムネイル表示画面 110 Aは、サムネイル表示画面 110 Bが表示されてから 0. 5秒後に再び表示器 46に表示される。つまり表示器 46には、サムネイル表示画面 11 OAおよびサムネイル表示画面 110 Bが 0. 5秒毎に交互に表示される。このような表示動作は、他の操作が行われるまで、例えば静止画撮像モードキ一 32 Aが押圧される等の操作が行われるまで継続される。

図 8は、 SDRAM24の一部であるフレームバッファ 200、詳しくはフレームバッファ 20 OAおよびフレームバッファ 200 Bを示している。フレームバッファ 20 OAにはサムネイル表示画面 11 OAに対応する画像データを格納し、フレームバッファ 200 Bにはサムネイル表示画面 110 Bに対応する画像データを格納して、フレームバッファ 20 OAの画像データとフレームバッファ 200 Bの画像データとを 0. 5秒周期で交互に D A変換回路 42に与えることで、上記のような表示動作が実現される。：

図 6，図 7は、表示器 46における 9個のサムネイル表示のフローを示している。この場合、静止画像ファイルおよび動画像ファイルは外部メモリカード 40 に格納されており、総ファイル数は 9個以上である場合を説明する。サムネイル表示キー 32 Gの操作がなされると CPU26は、図 6, 図 7に示すサムネイル表示のフローを実行する。図 6 , 図 7を参照して、ステップ S 1では、外部メモリカード 4 0からサムネィル表示を行うファイルとして 9個のファイルを選択し、選択された 9個のファィルの各々の種類を識別する。ステップ S 3では、識別された 9個のファイルの 1つについて、それが動画像ファィルであるか否かを判断する。

そのファイルが静止画像ファイルであると判断された場合、ステップ S 3からステップ S 5へ進み、静止画像ファイルのサムネイルの検出を行う。そしてステップ S 7へ進み、ステップ S 7ではステップ S 5において検出したサムネイルをフレームパッファ 2 0 0 A (図 8参照）に格納する。フレームバッファ 2 0 0 A には図 3のサムネイル 3 0 0〜 3 1 6に対応する 9個の記憶領域が形成されており、サムネイルはそのいずれか 1つ（例えばサムネイル 3 0 0に対応する記憶領域）に格納される。

そしてステップ S 9へ進み、サムネイルの複製をフレームバッファ 2 0 0 Bに格納する。フレームバッファ 2 0 0 Bはフレームバッファ 2 0 O Aと同様に構成されており、複製されたサムネイルは元のサムネイルと同じ位置に格納される。この結果、サムネイルとその複製とは、画面の同じ位置（例えばサムネイル 3 0 0の位置）に表示される。格納後、ステップ S 1 9へ進む。

サムネイル表示を行うファイルが動画像ファイルである場合、ステップ S 3からステップ S 1 1へ進み、動画像ファイルのサムネイルの検出を行う。そしてステツプ S 1 3へ進み、ステップ S 1 3では、ステップ S 1 1において検出したサムネイルをフレームバッファ 2 0 O Aに格納する。サムネイルは、例えばサムネィル 3 0 2と同じ位置に格納される。そしてステップ S 1 5へ進み、ステップ S 1 1において検出したサムネイルを電子ズーム処理回路 3 7に命じて拡大させる。電子ズーム処理回路 3 7は、サムネイルの中心部を切り取り、切り取られた中心部を電子的に拡大する。これによつて、図 5 (A)のサムネイル 1 0 2 Aからは、図 5 (B) に示すような拡大サムネイル 1 0 2 Bが生成される。

そしてステップ S 1 7へ進み、拡大されたサムネイルをフレームバッファ 2 0 0 Bに格納する。拡大サムネイルは、例えばサムネイル 3 0 2と同じ位置に格納される。そしてステップ S 1 9へ進む。

ステップ S 1 9では、フレームバッファ 2 0 O Aおよび 2 0 0 Bそれぞれにサムネイルが 9個格納されたか否かを判断する。サムネイルが 9個格納されていないと判断すると、ステップ S 3へ戻り、上述の処理を行う。サムネイルの格納の場所に関しては、好ましくは時系列順にサムネイル 3 0 0〜3 1 6の位置へ格納される。

ステップ S 1 9において、サムネイルが 9個格納されたと判断されると、ステップ S 1 9からステップ S 2 1へ進み、フレームバッファ 2 0 O Aに格納されている 9個のサムネイルから 1枚のサムネイル表示画面（例えばサムネイル表示画面 1 1 O A) を作成し、また、フレームバッファ 2 0 0 Bに格納されている 9個のサムネイルから 1枚のサムネイル表示画面（例えばサムネイル表示画面 1 1 0 B) を作成する。こうして作成された 2枚のフレーム画像は、フレームバッファ 2 0 O Aおよび 2 0 0 Bにそれぞれ保持される。

次にステップ S 2 3へ進み、ステップ S 2 3では、フレームバッファ 2 0 O A に保持されているサムネイル表示画面 1 1 O Aを表示器 4 6に表示し、タイマ 2 6 Aをスタートさせ、タイマ 2 6 Bのリセットを行う。次にステップ S 2 5へ進み、ステップ S 2 5では、他の操作があつたか否かを判断する。この他の操作とは、静止画撮像モードキ一 3 2 Aの押下操作や、カーソルキー 3 2 Dによる次の 9個のサムネイルを表示させる操作を含む。

ステップ S 2 5において、他の操作があると判断した場合はステップ S 3 5へ進み、他の操作がない判断した場合はステップ S 2 7へ進む。ステップ S 2 7では、タイマ 2 6 Aがスタートしてから 0 . 5秒経過したか否かを判断する。 0 . 5秒経過していない場合は、ステップ S 2 5へ戻り、 0 . 5秒経過したと判断するまでサムネイル表示画面 1 1 O Aを表示器 4 6に表示し続ける。

ステップ S 2 7において、夕イマ 2 6 Aがスタートしてから 0 . 5秒経過したと判断した場合、ステップ S 2 9へ進み、フレームバッファ 2 0 0 Bに保持されているサムネイル表示画面 1 1 0 Bを表示させ、タイマ 2 6 Bをスタートさせ、タイマ 2 6 Aのリセットを行う。

次にステップ S 3 1へ進み、ステップ S 2 5と同様に他の操作があつたか否かを判断する。他の操作があると判断した場合はステップ S 3 7へ進み、他の操作がないと判断した場合はステップ S 3 3へ進む。ステップ S 3 3では、タイマ 2 6 Bがスタートしてから 0 . 5秒経過したか否かを判断し、 0 . 5秒経過していない場合はステップ S 3 1へ戻り、 0 . 5秒経過したと判断するまでサムネイル表示画面 1 1 0 Bを表示器 4 6に表示し続ける。ステップ S 3 3において、タイマ 2 6 Bがスタートしてから 0 . 5秒経過したと判断した場合、ステップ S 2 3 へ戻り、上述の処理を行う。

ステップ S 2 5において他の操作があると判断した場合において、ステップ S 3 5では、カーソルキ一3 2 Dによる次のサムネイル表示操作であるか否かを判断する。次のサムネイル表示操作があると判断した場合、ステップ S 3 5からステツプ S 1へ戻る。次のサムネイル表示操作でないと判断した場合、ステップ S 3 9へ進みサムネイル表示画面 1 1 O Aの表示を終了する。

ステップ S 3 1において他の操作があると判断した場合において、同様に次のサムネイル表示操作であるか否かを判断し、次のサムネイル表示操作があると判断した場合、ステップ S 3 7からステップ S 1へ戻る。次のサムネイル表示操作でないと判断した場合、ステップ S 3 9へ進みサムネイル表示画面 1 1 0 Bの表示を終了する。

このように、本実施例による撮像装置 1 0では、外部メモリカード 4 0に静止画像ファイルと動画像ファイルとが混在しており、そこから選択された複数の画像ファイルにそれぞれ対応する複数のサムネイルを表示器 4 6に表示する際に、 C P U 2 6は、各画像ファィルが動画像ファィルか静止画像ファィルかを判別し ( S 3 )、動画像ファイルに対応するサムネイル（1 0 2 A)から、その中心部を切り取って電子ズーム処理回路 3 7で拡大することにより拡大サムネイル（1 0 2 B) を作成する。そして、複数のサムネイルを含む第 1画面（サムネイル表示画面 1 1 O A) と、第 1画面において動画像ファイルに対応するサムネイルに代えて拡大サムネイルを含む第 2画面（サムネイル表示画面 1 1 0 B) とを交互に表示する。

これによつて、動画像ファイルに対応するサムネイルだけが周期的に拡大サムネイルに変化する（すなわち表示倍率が周期的に変化する）ので、複数の画像ファィルの各々が動画像のものか静止画像のものかを容易に区別できる。

なお、動画像ファイルに対応するサムネイルは変化させず、静止画像ファイルに対応するサムネイルを変化させても識別はできるが、本実施例のように変化させる方が、動きのないサムネイルが静止画像ファイルを示し、動きのあるサムネィルが動画像ファイルを示すことになるので、直感的な識別が可能である。また、動画像ファイルのサムネイル表示おいて、 1枚のサムネイルから拡大サムネイルを生成しているため、サムネイルデータの容量を増やすことなく動きのあるサムネイルを表示することができる。

なお、前記実施例では、静止画像ファイルのサムネイルと動画像ファイルのサムネイルとを同時に表示したが（図 4 (A) , 図 4 (B) 参照)、両者を異なるタイミングで表示してもよい。

また、前記実施例では、サムネイルの中心部を拡大したが（S 1 5 )、中心以外の一部分を拡大してもよい。また、サムネイルを被写体と背景とに区分し、被写体部分だけを切り抜いて拡大してもよい。さらには、こうして拡大された被写体を背景と合成することで、被写体だけが拡大された拡大サムネイルを作成してもよい。

また、前記実施例では、静止画像ファイルと動画像ファイルとが混在しており、ファイルの種類が静止画像ファイルか動画像ファイルかを判別したが（S 3 )、静止画像ファイルと動画像ファイルとが混在している場合に、音声無し静止画像フアイルか音声付静止画像ファイルかを識別してもよい。この場合、サムネイルと拡大サムネィルとの交互表示は、音声無し静止画像ファィルおよび音声付静止画像ファイルのいずれか一方について、好ましくは音声付静止画像ファイルについて行う。

また、前記実施例では、外部メモリカード 4 0に静止画像ファイルおよび動画像ファイルが混在しているとしたが、音声ファイルが混在していてもよく、ファィルの種類が限られるものではない。

また、前記実施例では、動画像ファイルのサムネイルから拡大サムネイルを生成しているが、サムネイルから縮小サムネイルを生成してもよい。

また、前記実施例では、サムネイルと拡大サムネイルの交互表示を行っているが、サムネイルと縮小サムネイルの交互表示または、縮小サムネイルと拡大サムネイルとの交互表示でも良い。また、前記実施例では、静止画像ファイルおよび動画像ファイルを外部メモリカード 4 0に格納しているが、内部メモリに格納しても良い。

さらに、前記実施例では、動画像ファイルは M o t i o n J P E Gのファイルとして説明をしたが、これに限定されるものではなく、例えば MP E Gファイルでも良い。この場合、動画像用のサムネイル画像は Iピクチャの 1つが選択される。

以上では、サムネイルおよびこのサムネイルから生成された拡大サムネイルを交互に表示したが、単一の原画像から生成された 2つのサムネイルを交互に表示してもよい。具体的には、図 9 (A) 〜図 9 (C) を参照して、最初、原画像 4 0 0から領域 E 1に注目したサムネイル 4 0 2と、領域 E 2に注目したサムネィル 4 0 4とを生成する。次に、サムネイル 4 0 2を含んだサムネイル表示画面 4 1 0と、サムネイル 4 0 4を含んだサムネイル表示画面 4 1 2とを作成し、作成された 2つのサムネイル表示画面 4 1 0および 4 1 2を交互に表示する。

この発明が詳細に説明され図示されたが、それは単なる図解および一例として用いたものであり、限定であると解されるべきではないことは明らかであり、この発明の精神および範囲は添付されたクレームの文言によってのみ限定される。

Claims

請求の範囲

1 . 複数の原画像にそれぞれ対応する複数の縮小画像を表示する表示装置であつて、次のものを備える：

前記複数の原画像の各々の種類を識別する識別手段；

前記識別手段の識別結果が特定種類を示す原画像に対応する第 1縮小画像に所定の処理を施すことにより第 2縮小画像を生成する処理手段；および

前記第 1縮小画像を含む第 1画面と前記第 1画面において前記第 1縮小画像に代えて前記第 2縮小画像を含む第 2画面とを交互に表示する表示手段。

2 . 請求項 1に従属する表示装置であって、前記第 1画面は前記識別手段の識別結果が前記特定種類以外の種類を示す原画像に対応する第 3縮小画像をさらに含み、前記第 2画面は前記第 3縮小画像と同一の第 4縮小画像をさらに含む。

3 . 請求項 1に従属する表示装置であって、前記所定の処理は前記第 1縮小画像の一部分を切り取つて拡大する処理である。

4. 請求項 3に従属する表示装置であって、

前記複数の原画像の各々は静止画像および動画像のいずれかであり、前記第 1縮小画像は動画像に対応し、前記第 3縮小画像は静止画像に対応する。

5 . 複数の原画像にそれぞれ対応する複数の縮小画像を表示する表示方法であつて、次のものを備える：

前記複数の原画像の各々の種類を識別する識別ステツプ；

前記識別ステツプの識別結果が特定種類を示す原画像に対応する第 1縮小画像に所定の処理を施すことにより第 2縮小画像を生成する処理ステップ；および前記第 1縮小画像を含む第 1画面と前記第 1画面において前記第 1縮小画像に代えて前記第 2縮小画像を含む第 2画面とを交互に表示する表示ステツプ。

6 . 請求項 5に従属する表示方法であって、前記第 1画面は前記識別手段の識別結果が前記特定種類以外の種類を示す原画像に対応する第 3縮小画像をさらに含み、前記第 2画面は前記第 3縮小画像と同一の第 4縮小画像をさらに含む。

7 . 請求項 5に従属する表示方法であって、前記所定の処理は前記第 1縮小画像の一部分を切り取って拡大する処理である。

8 . 請求項 7に従属する表示方法であって、前記複数の原画像の各々は静止画像および動画像のいずれかであり、前記第 1縮小画像は動画像に対応し、前記第 3縮小画像は静止画像に対応する。

9 . 複数の原画像にそれぞれ対応する複数の縮小画像を表示する表示装置のための表示プログラムであって、

前記表示プログラムは前記表示装置のプロセサに以下のものを実行させる：前記複数の原画像の各々の種類を識別する識別ステツプ；

1 0 . 複数の原画像にそれぞれ対応する複数の縮小画像を表示する表示装置のための表示プログラムを記録した記録媒体であって、

前記プログラムは前記表示装置のプロセサに以下のものを実行させる：前記複数の原画像の各々の種類を識別する識別ステツプ；