明 細 書
運用管理プログラム、運用管理方法および運用管理装置
技術分野
[0001] 本発明は、情報処理システムを構成するリソースの運用を管理する運用管理プログ ラム、運用管理方法および運用管理装置に関し、特に、情報処理システムの管理者 がおこなうリソースの設定作業に要する労力を軽減させることができる運用管理プロ グラム、運用管理方法および運用管理装置に関するものである。
背景技術
[0002] 従来、サーバなどのリソースがネットワークを介して接続されることにより構成される 情報処理システムにお 、て新たなリソースを追加する場合に、情報処理システムの 管理者の労力を軽減するため、追加するリソースのネットワークアドレスを自動的に登 録する技術が開発されている。
[0003] たとえば、特許文献 1には、サーバが新たに情報処理システムに追加された場合に 、サーバのネットワークアドレスをすベての通信機器に通知し、また、新たな通信機器 が追加された場合に当該通信機器のネットワークアドレスをすベてのサーバに通知 する通信システムが開示されている。
[0004] 特許文献 1:特開 2000— 354062号公報
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0005] し力しながら、上記特許文献 1に代表される従来技術では、新たに追加されたリソ ースのネットワークアドレスを単に通知するだけであり、リソースの追カ卩時に管理者が おこなう必要がある一連の設定作業の労力を軽減させることが難 、と 、う問題があ つた o
[0006] すなわち、管理者は、ネットワークアドレスだけでなぐリソース間の結線やソフトゥェ ァの導入など、リソースを稼動させるためのさまざまな設定作業をおこなう必要がある 力 そのうちのごく一部の作業に係る労力を軽減するのみであり、管理者の負担は依 然大き!/ヽままであると!/ヽぅ問題があった。
[0007] 本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、情報処理システムの管理者がおこ なうリソースの設定作業に要する労力を軽減させることができる運用管理プログラム、 運用管理方法および運用管理装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段
[0008] 上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、情報処理システムを構 成するリソースの運用を管理する運用管理プログラムであって、物理結線が均一なリ ソースの集まりとしてリソースドメインを登録するドメイン登録手順と、前記ドメイン登録 手順により登録されたリソースドメインに属するリソースにより利用されるソフトウェアの 導入を実行するソフトウェア導入手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする
[0009] また、本発明は、情報処理システムを構成するリソースの運用を管理する運用管理 方法であって、物理結線が均一なリソースの集まりとしてリソースドメインを登録するド メイン登録工程と、前記ドメイン登録工程により登録されたリソースドメインに属するリ ソースにより利用されるソフトウェアの導入を実行するソフトウェア導入工程と、を含ん だことを特徴とする。
[0010] また、本発明は、情報処理システムを構成するリソースの運用を管理する運用管理 装置であって、物理結線が均一なリソースの集まりとしてリソースドメインを登録するド メイン登録手段と、前記ドメイン登録手段により登録されたリソースドメインに属するリ ソースにより利用されるソフトウェアの導入を実行するソフトウェア導入手段と、を備え たことを特徴とする。
発明の効果
[0011] 本発明によれば、物理結線が均一なリソースの集まりとしてリソースドメインを登録し
、登録したリソースドメインに属するリソースにより利用されるソフトウェアの導入を実行 することとしたので、情報処理システムの管理者がおこなうリソースの設定作業に要す る労力を軽減させることができるという効果を奏する。
図面の簡単な説明
[0012] [図 1]図 1は、本発明に係るリソースの運用管理の概念を示す図である。
[図 2]図 2は、本実施例に係るリソース運用管理システムの機能構成を示す図である。
[図 3]図 3は、業務へのサーバの割当処理の処理手順を示すフローチャートである。
[図 4]図 4は、運用管理サーバの情報を登録するサイトデータの一例を示す図である
[図 5]図 5は、ドメイン管理サーバの情報を登録するドメイン管理サーバデータの一例 を示す図である。
[図 6]図 6は、管理対象となるサブネットの情報を登録する管理サブネットデータの一 例を示す図である。
[図 7]図 7は、ミドルウェアと連携して各種処理を実行するためのコマンドを記憶したミ ドルゥヱァ連携 IFデータの一例を示す図である。
[図 8]図 8は、サーバが属するドメインであるサーバドメインに係る情報を記憶したサー バドメインデータの一例を示す図である。
[図 9]図 9は、プールグループに係る情報を記憶したプールグループデータの一例を 示す図である。
[図 10]図 10は、ストレージドメインに係る情報を記憶したストレージドメインデータの一 例を示す図である。
[図 11]図 11は、ネットワークドメインおよびネットワークサブドメインを説明する説明図 である。
[図 12]図 12は、ネットワークサブドメインに係る情報を記憶したネットワークサブドメィ ンデータの一例を示す図である。
[図 13]図 13は、ネットワークドメインに係る情報を記憶したネットワークドメインデータ の一例を示す図である。
[図 14]図 14は、負荷分散装置に係る情報を記憶した負荷分散装置データの一例を 示す図である。
[図 15]図 15は、ネットワークサブグループの構成例を説明する説明図である。
[図 16]図 16は、ネットワークサブグループに係る情報を記憶したネットワークサブダル ープデータの一例を示す図である。
[図 17]図 17は、サーバドメイン間の対応関係に係る情報を記憶したサーバドメイン間 リンクデータの一例を示す図である。
[図 18]図 18は、サーバドメインとストレージドメインとの間の対応関係に係る情報を記 憶したサーバ Zストレージドメイン間リンクデータの一例を示す図である。
[図 19]図 19は、ネットワークブートがなされるサーバの情報を記憶したネットワークブ ートサーバデータの一例を示す図である。
[図 20]図 20は、管理対象となるサーバのデータを記憶した管理対象サーバデータの 一例を示す図である。
[図 21]図 21は、サーバが属するグループの情報を記憶したプロビジョユング構成デ ータの一例を示す図である。
[図 22]図 22は、結線状態が均一であるサーバとストレージ機器との結線の一例を示 す図である。
[図 23]図 23は、 WWPNに基づく結線の均一性チヱック処理を説明する図である。
[図 24]図 24は、ストレージテンプレートに係るデータを記憶したストレージテンプレー トデータの一例を示す図である。
[図 25]図 25は、サーバグループに係る情報を記憶したサーバグループデータの一 例を示す図である。
[図 26]図 26は、サーバグループに対応するストレージグループの情報を記憶したサ ーバ Zストレージグループリンクデータの一例を示す図である。
[図 27]図 27は、サーバグループ間の対応関係に係る情報を記憶したサーバグルー プ間リンクデータの一例を示す図である。
[図 28]図 28は、負荷分散装置のグループ情報を記憶した負荷分散グループデータ の一例を示す図である。
[図 29]図 29は、ネットワークグループに係る情報を記憶したネットワークグループデ ータの一例を示す図である。
[図 30]図 30は、論理ボリュームを RAID装置に設定する設定処理の処理手順を示す フローチャートである。
[図 31]図 31は、論理ボリュームの設定画面の一例を示す図である。
[図 32]図 32は、 RAIDレベルの設定情報を記憶した RAIDレベル設定データの一例 を示す図である。
[図 33]図 33は、 RAID装置に係る情報を記憶した RAID装置データの一例を示す図 である。
[図 34]図 34は、ストレージサブグループが設定されたプロビジョユング構成データの 一例を示す図である。
[図 35]図 35は、サーバに論理ボリュームを認識させる論理ボリュームの設定処理の 処理手順を示すフローチャートである。
圆 36]図 36は、 RAID装置に構築された論理ボリュームの設定処理を説明する説明 図である。
[図 37]図 37は、ァフィ-ティグループに係る情報を記憶したァフィ-ティグループデ ータの一例を示す図である。
[図 38]図 38は、マルチパスの構成に係る情報を記憶したマルチパス構成データの一 例を示す図である。
[図 39]図 39は、ミラーボリュームの構成に係る情報を記憶したミラーボリューム構成デ ータの一例を示す図である。
[図 40]図 40は、サーバに割り当てられた IPアドレスに係る情報を記憶した IPアドレス 管理データの一例を示す図である。
[図 41]図 41は、ソフトウェアイメージに係る情報を記憶したソフトウェアイメージ管理デ ータの一例を示す図である。
[図 42]図 42は、ソフトウェア配布イメージに係る情報を記憶したソフトウェア配布ィメ ージ管理データの一例を示す図である。
[図 43]図 43は、スナップショットに係る情報を記憶したスナップショット管理データの 一例を示す図である。
[図 44]図 44は、サーバをサーバグループに追加する処理の処理手順を示すフロー チャートである。
[図 45]図 45は、ソフトウェア配布イメージの配布状況に係る情報を記憶した配布管理 データの一例を示す図である。
[図 46]図 46は、サーバグループからサーバを削除するサーバ削除処理の処理手順 を説明するフローチャートである。
[図 47]図 47は、管理対象となるリソースの配置を示すリソース配置出力画面の一例 である。
[図 48]図 48は、リソースの配置に係る設定をユーザ力 受け付けるリソース配置設定 画面の一例を示す図である。
[図 49]図 49は、サーバドメインに属するサーバグループの一覧を出力するサーバグ ループ一覧画面の一例を示す図である。
[図 50]図 50は、サーバグループに属するサーバの一覧を出力するサーバ一覧画面 の一例を示す図である。
[図 51]図 51は、ストレージグループに属するストレージの一覧を出力するストレージ 一覧画面の一例を示す図である。
[図 52]図 52は、図 2に示したサイト管理サーバとなるコンピュータのハードウェア構成 を示す図である。
[図 53]図 53は、図 2に示したドメイン管理サーバとなるコンピュータのハードウェア構 成を示す図である。
[図 54]図 54は、図 2に示したサーバとなるコンピュータのハードウェア構成を示す図 である。
符号の説明
1, 2 業務
3 プール
4 Webドメイン
4一 4 Webサーバ
1 9
5 APドメイン
5一 5 APサーバ
1 6
6 DBドメイン
6一 6 DBサーバ
1 3
7 ストレージドメイン
7一 7 ストレージ
1 9
10 運用管理クライアント
サイト管理サーバ
システムリソースマネージャ サーバ RM
ソフトウェア RM
ネットワーク!^
ストレージ RM
システムリソース DB
AP管理統括部
, 40, 90, 120 FW
, 60 ドメイン管理サーバ
システムリソースドメインマネージャ サーバサブ RM
ソフトウェアサブ RM
ネットワークサブ RM
ドメインリソース DB
インターネット
ルータ
, 130 SLB
a, 110b, 110c サーノ
a リソースマネージャエージェントa サーバ RMエージェントa ソフトウェア RMエージェントa ネットワーク RMエージェントa ストレージ RMエージェントa AP管理部
a, 140b, 140c サーノ
a, 150b, 150c サーノ
a, 160b, 160c, 160d ス卜レージ
170 SAN
180 エッジドメイン
190 Webドメイン
200 APドメイン
210 DBドメイン
300 サイトデータ
310 ドメイン管理サーバデータ
320 管理サブネットデータ
330 ミドルウェア連携 IFデータ
340 サーバドメインデータ
350 プーノレグノレープデータ
360 ストレージドメインデータ
370 Webドメイン
380a, 380b, 380c, 380d, 380e サ —バ
390 APドメイン
400a, 400b, 400c, 400d, 400e サ —ノ
410 Web— APネットワークドメイン
420 Web— Backネットワークサブド. Mlノ
430a, 430b スィッチ
440 AP— Frontネットワークサブド イン
450a, 450b スィッチ
460a, 460b SLB
470 ネットワークサブドメインデータ
480 ネットワークドメインデータ
490 負荷分散装置データ
510 Webドメイン
520a, 520b, 520c, 520d, 520e サ -バ
530 A_Webサーバグループ
540 B_Webサーバグループ
550 APドメイン
560a, 560b, 560c, 560d, 560e サーノ
570 A— APサーバグループ
580 B—APサーバグループ
590, 610 スィッチ
600a, 600b SLB
620 A— Web— Backネットワークサブグループ
630 B— Web— Backネットワークサブグループ
640 A— AP— Frontネットワークサブグループ
650 B_AP_Frontネットワークサブグループ
660 ネットワークサブグループデータ
670 サーバドメイン間リンクデータ
680 サーバ zストレージドメイン間リンクデータ
690 ネットワークブートサーバデータ
700 管理対象サーバデータ
710 プロビジョニング構成データ
720 サーバドメイン
730a, 730b サーバ
740 ストレージドメイン
750a, 750b FCスィッチ
760a, 760b RAID装置
770a, 770b RAID装置 WWPNデータ
780a, 780b FCスィッチ WWPNデータ
790a, 790b サーバ WWPNデータ
800 ストレージテンプレートデータ
810 サーバグループデータ
820 サーバ zストレージグノレープリンクデータ
830 サーバグループ間リンクデータ
840 負荷分散グループデータ
850 ネットワークグノレープデータ
860 必要条件出力画面
870a, 870b, 870c 必要条件
880 論理ボリューム構成出力画面
890 RAID装置
900a, 900b, 900c 必要条件
910a, 910b, 910c, 910d 論理ボリューム
920a, 920b, 920c, 920d, 920e 論理ポジ:
930a, 930b RAIDグノレープ
940 RAIDレべノレ設定データ
950 RAID装置データ
960 プロビジョユング構成データ
970 サーバグノレープ
980 ストレージプーノレ
990 ストレージグループ
1000 サーバ内ストレージ構成
1010 ァフィ-ティグループデータ
1020 マルチパス構成データ
1030 ミラーボリューム構成データ
1040 IPアドレス管理データ
1050 ソフトウェアイメージ管理データ
1060 ソフトウェア配布イメージ管理データ 1070 スナップショット管理データ
1080 配布管理データ
1090 リソース配置出力画面
1100 Webドメイン
1110 APドメイン
1120 DBドメイン
1130 ストレージドメイン
1140 リソース配置設定画面
1140a 部品パレット
1150 サーノ グノレープ一覧画面
1160 サーバ一覧画面
1170 ストレージ一覧画面
1200 コンピュータ
1210 入力装置
1220 モニタ
1230 媒体読取り装置
1240 ROM
1250 ネットワークインターフェース
1260 HDD
1260a システムリソースデータ
1260b システムリソース管理プログラム
1260c AP管理統括プログラム
1270 RAM
1270a システムリソースデータ
1280 CPU
1280a システムリソース管理プロセス
1280b AP管理統括プロセス
1290 パス
1300 コンピュータ
1310 入力装置
1320 モニタ
1330 媒体読取り装置
1340 ROM
1350 ネットワークインターフェース
1360 HDD
1360a ドメインリソースデータ
1360b ドメインリソース管理プログラム
1370 RAM
1370a ドメインリソースデータ
1380 CPU
1380a ドメインリソース管理プロセス
1390 ノ ス
1400 コンピュータ
1410 入力装置
1420 モニタ
1430 媒体読取り装置
1440 RAM
1450 ROM
1460 ネットワークインターフェース
1470 HDD
1470a エージェントリソース管理プログラム
1470b AP管理プログラム
1480 CPU
1480a エージェントリソース管理プロセス
1480b AP管理プロセス
1490 パス
発明を実施するための最良の形態
以下に、本発明に係る運用管理プログラム、運用管理方法および運用管理装置の 実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定 されるものではない。
実施例
[0015] まず、本発明に係るリソースの運用管理の概念について説明する。図 1は、本発明 に係るリソースの運用管理の概念を示す図である。図 1には、各業務 1, 2において W ebサーノ 4一 4や AP ( Application)サーバ 5— 5 , DB (Database)サーバ 6— 6
1 9 1 6 1 3、 ストレージ 7— 7などの情報処理装置が利用される場合が示されている。
1 9
[0016] ここで、 Webサーバ 4一 4は、 Webブラウザで閲覧されるコンテンツをインターネッ
1 9
トを介してクライアント装置に提供するサーバ装置である。 APサーバ 5— 5
1 6は、ユー ザによる情報処理要求を受け付けた Webサーバ 4 から要求された情報処理の
1一 4
9
実行を引き継ぐサーバ装置である。
[0017] DBサーバ 6— 6は、 APサーバ 5— 5力 データベースへのアクセス要求を受け
1 3 1 6
付けた場合に、データベースへのアクセスを管理するサーバ装置である。ストレージ
7一 7は、 SAN (Storage Area Network)により Webサーバ 4
1一 4や APサーバ 5
1 9 9 1 一 5、データベースサーバ 6— 6に接続される記憶装置である。
6 1 3
[0018] 本発明に係るリソースの運用管理処理では、 LAN (Local Area Network)や SAN などにおいて、他の装置との間の物理的な結線状態が互いに均一であるサーバゃス トレージなどのリソース群をドメインとして管理する。
[0019] たとえば、図 1の場合には、業務 1, 2で利用されるサーバ群が、 Webドメイン 4、 AP ドメイン 5および DBドメイン 6として管理され、業務 1, 2で利用されるストレージ群が、 ストレージドメイン 7として管理されて 、る。
[0020] この場合、 Webドメイン 4に属する Webサーバ 4
1一 4の他の装置に対する結線状 9
態は互いに均一であり、 APドメイン 5に属する APサーバ 5 5の他の装置に対する
1 6
結線状態は互いに均一であり、 DBドメイン 6に属する DBサーバ 6 6の他の装置
1 3
に対する結線状態は互いに均一であり、ストレージドメイン 7に属するストレージ 7— 7
1
9の他の装置に対する結線状態は互いに均一となって 、る。
[0021] そして、このリソース割当管理処理では、未使用の Webサーバ 4
1一 4
9、 APサーバ 5 一 5、 DBサーバ 6 6およびストレージ 7 7をドメインごとにプール 3に登録して
1 6 1 3 1 9
おき、必要に応じて各業務 1, 2に Webサーバ 4
1一 4
9、 APサーバ 5 5
1 6、 DBサーバ
6一 6およびストレージ 7 7を割り当てる。
[0022] たとえば、図 1では、業務 1には、 Webサーバ 4 , 4
2 3、 APサーバ 5
1、 DBサーバ 6
1、 ストレージ 7が割り当てられ、業務 2には、 Webサーバ 4
7 9、 APサーバ 5 , 5
2 3、 DBサー ノ 6、ストレージ 7 , 7が割り当てられている。
2 8 9
[0023] そして、業務 1, 2に割り当てられた Webサーバ 4 , 4, 4、 APサーバ 5 , 5 , 5、 D
2 3 9 1 2 3
Bサーバ 6 , 6の負荷が増大したり、ストレージ 7— 7の記憶容量が不足したような場
1 2 7 9
合に、プール 3に登録されている Webサーバ 4
1, 4
4一 4
8、 APサーバ 5 5
4 6、 DBサー ノ 6 ,ストレージ 7— 7を業務で利用可能なサーバとして追加する。
3 1 6
[0024] 具体的には、プール 3に登録されている Webサーバ 4
1, 4
4一 4
8、 APサーバ 5 5
4 6
, DBサーバ 6に必要なソフトウェアを導入し、ネットワークの設定などを自動的におこ
3
なうことにより、 Webサーバ 4, 4一 4 5 5
8、 APサーバ
4 6, DBサーバ 6を業務で利
1 4 3
用可能なサーバとして追加する。
[0025] また、ストレージ 7— 7を追加する場合は、ストレージ 7— 7に対して論理ボリユー
1 6 1 6
ムの設定やネットワークの設定などを自動的におこなうことにより、当該ストレージ 7—
1
7を業務で利用可能なストレージ 7— 7として追加する。
6 1 6
[0026] たとえば、図 1には、業務 2の Webドメイン 4において、プール 3に登録されていた W ebサーバ 4が新たに追加される場合が示されて!/、る。
4
[0027] さらに、このリソースの運用管理処理では、業務 1, 2で利用されている Webサーバ 4, 4, 4、 APサーバ 5 5, DBサーバ 6, 6またはストレージ 7 7が長期間使
2 3 9 1 3 1 2 7 9
用されていないような場合に、 Webサーバ 4 , 4, 4, APサーバ 5 5
2 3 9 1 3、 DBサーバ
6 , 6、または、ストレージ 7— 7を業務で利用可能なサーバから除外し、プール 3に
1 2 7 9
登録する処理がおこなわれる。
[0028] ここでプール 3に登録された Webサーバ 4 , 4, 4
2 3 9、 APサーバ 5— 5 , DBサーバ
1 3
6 , 6 ,ストレージ 7— 7は、別の業務 1, 2で利用されている Webサーバ 4 , 4, 4
1 2 7 9 2 3 9、
APサーバ 5— 5
1 3、 DBサーバ 6 , 6の負荷が増大したり、ストレージ 7— 7の記憶容
1 2 7 9 量が不足したような場合に再利用される。
[0029] 具体的には、 Webサーバ 4 , 4, 4
2 3 9、 APサーバ 5— 5
1 3、 DBサーバ 6 , 6に導入さ
1 2 れているソフトウェアを削除し、ネットワークの設定の変更などを自動的におこなうこと により、 Webサーノ 4 , 4, 4、 APサーノ 5一 5 , DBサーノ 6 , 6力業務 1, 2で禾 IJ
用可能なサーバから除外され、プール 3に登録される。
[0030] また、ストレージ 7— 7を業務 1, 2で利用可能なストレージから除外してプール 3に
7 9
登録する場合には、ストレージ 7— 7に対するネットワークの設定などを自動的にお
7 9
こなうこと〖こより、当該ストレージ 7— 7を業務で利用可能なストレージから除外し、プ
7 9
ール 3に登録する。
[0031] たとえば、図 1には、業務 2の APドメイン 5において、プール 3に登録されていた AP サーバ 5が業務で利用可能なサーバから除外され、プール 3に登録される場合が示
2
されている。また、プール 3に登録されたサーバ 5は、業務 1で利用されているサーバ
4
5の負荷が増大したような場合に再利用され、業務 1に新たに追加される。
1
[0032] このように、このリソースの運用管理処理にお!、ては、物理結線が均一なサーバの 集まりとしてドメインを管理し、ドメインに属するサーバが必要とするソフトウェアの導入 をおこなうこととしたので、管理者がサーバの運用時におこなうサーバの設定作業に 要する労力を軽減させることができる。
[0033] つぎに、本実施例に係るリソース運用管理システムの機能構成について説明する。
図 2は、本実施例に係るリソース運用管理システムの機能構成を示す図である。
[0034] 図 2に示すように、このリソース運用管理システムでは、運用管理クライアント 10と、 サイト管理サーバ 20と力 FW (Firewall) 30経由でネットワークを介して接続されてい る。また、サイト管理サーバ 20とドメイン管理サーバ 50, 60と力 FW40経由でネット ワークを介して接続されて 、る。
[0035] また、サイト管理サーバ 20と、エッジドメイン 180に属するルータ 80とが、 FW40経 由でネットワークを介して接続されている。さらに、サイト管理サーバ 20と、ストレージ ドメイン 220に属するストレージ 160a— 160c、および、プールされているストレージ 1
60dと力 FW40経由でネットワークを介して接続されている。
[0036] ドメイン管理サーバ 50は、 FW90、 SLB (Server Load Balancer) 100および Web ドメイン 190に属するサーバ 110a— 110cに、ネットワークを介して接続されて!、る。
[0037] また、ドメイン管理サーバ 60は、 FW120、 SLB130、 APドメイン 200に属するサー ノ 140a一 140c、および、 DBドメイン 210に属するサーノ 150a一 150cに、ネットヮ
—クを介して接続されて 、る 0
[0038] さらに、ストレージドメイン 220に属するストレージ 160a— 160c、および、プールさ れているストレージ 160dは、 Webドメイン 190に属するサーバ 110a— 110c、 APドメ イン 200に属するサーノ 140a— 140c、および、 DBドメイン 210に属するサーバ 15 Oa— 150c【こ SAN 170を介して接続されて!ヽる。
[0039] ここで、運用管理クライアント 10は、リソース運用管理処理に係るさまざまな設定を ユーザ力も受け付けて、その設定情報をサイト管理サーバ 20に送信するとともに、サ イト管理サーバ 20からさまざまな出力結果を受け付けて、モニタ等に表示するクライ アント装置である。
[0040] サイト管理サーバ 20は、図 1で説明したようなリソース運用管理処理を、ドメイン管 理サーバ 50, 60と連携して実行するサーバ装置である。このサイト管理サーバ 20は 、システムリソースマネージャ 21、サーバ RM (Resource Manager) 22、ソフトウェア!^ M (Resource Manager) 23、ネットワーク RM (Resource Manager) 24、ストレージ R M (Resource Manager) 25、システムリソース DB (Database) 26および AP (
Application)管理統括部 27の各機能部を有する。
[0041] システムリソースマネージャ 21は、運用管理クライアント 10からリソース運用管理処 理に係るさまざまな設定情報を受け付けるとともに、サーバ RM22、ソフトウェア RM2 3、ネットワーク RM24、ストレージ RM25と連携してリソースの設定処理を実行する 管理部である。また、このシステムリソースマネージャ 21は、ドメイン管理サーバ 50, 6 0との間のデータの授受を司る。
[0042] サーバ RM22は、各サーバ 110a— 110c, 140a— 140cおよび 150a— 150cの起 動、停止、ハードウェアに係る情報の収集、設定などをおこなう管理部である。このサ ーバ RM22は、ドメイン管理サーバ 50のサーバサブ RM (Resource Manager) 52お よびサーバ 110aのサーバ RMエージェント 112aと連携して上記処理を実行する。
[0043] ソフトウェア RM23は、各サーバ 110a— 110c, 140a— 140cおよび 150a— 150c に対するソフトウェアのインストール、設定、ソフトウェアに係る情報の収集などをおこ なう管理部である。このソフトウェア RM23は、ドメイン管理サーバ 50のソフトウェアサ ブ RM (Resource Manager) 53およびサーバ 110aのソフトウェア RMエージェント 11 3aと連携して上記処理を実行する。
[0044] ネットワーク RM24は、ネットワークに係る情報の収集や設定などをおこなう管理部 である。このネットワーク RM24は、ドメイン管理サーバ 50のネットワークサブ RM ( Resource Manager) 54およびサーバ 110aのネットワーク RMエージェント 114aと連 携して上記処理を実行する。
[0045] ストレージ RM25は、ストレージドメイン 220に属するストレージ 160a— 160c、およ び、プールされているストレージ 160dに係る情報の収集や設定などをおこなう管理 部である。ここでは、ストレージ RM25は、ドメイン管理サーバ 50, 60を介することなく 、ストレージ 160a— 160c、および、プールされているストレージ 160dを管理する。
[0046] システムリソース DB (Database) 26は、システムリソースマネージャ 21、サーバ RM2 2、ソフトウェア RM23、ネットワーク RM24およびストレージ RM25が管理するさまざ まなリソースの情報を記憶するデータベースである。ここに記憶される具体的なデー タについては、後に詳細に説明する。
[0047] AP管理統括部 27は、 AP (Application)管理部 116aを統括管理する処理部である 。具体的には、 AP管理部 116aにアプリケーションの組み込み処理や設定処理の実 行要求をおこなう。この AP管理統括部 27の機能は、サイト管理サーバ 20に導入さ れたミドルウェアが実行されることにより実現されるものである。
[0048] ドメイン管理サーバ 50, 60は、 1つまたは複数のドメイン内のリソースを管理するサ ーバ装置である。ドメイン管理サーバ 50は、システムリソースドメインマネージャ 51、 サーバサブ RM52、ソフトウェアサブ RM53、ネットワークサブ RM54およびドメインリ ソース DB (Database) 55の各機能部を有する。
[0049] なお、ドメイン管理サーバ 60は、ドメイン管理サーバ 50の各機能部と同様の機能部 を有しているため、図 2ではドメイン管理サーバ 60の各機能部の図示および説明を 省略する。
[0050] システムリソースドメインマネージャ 51は、サーバサブ RM52、ソフトウェアサブ RM 53、ネットワークサブ RM54と連携して各ドメインに属するリソースの情報収集や設定 処理などを実行する管理部である。
[0051] また、このシステムリソースドメインマネージャ 51は、サイト管理サーバ 20、 FW90や SLB100などのネットワーク機器、また、管理対象であるサーバ 110a— 110cとの間
のデータの授受を司る。
[0052] サーバサブ RM52は、サーバ RM22およびサーバ RMエージェント 112aと連携し て、各サーバ 110a— 110cの起動、停止、ハードウェアに係る情報の収集、設定など をおこなう管理部である。
[0053] ソフトウェアサブ RM53は、ソフトウェア RM23およびソフトウェア RMエージェント 1
13aと連携して、各サーバ 110a— 110cに対するソフトウェアのインストール、設定、 ソフトウェアに係る情報の収集などをおこなう管理部である。
[0054] ネットワークサブ RM54は、ネットワーク RM24およびネットワーク RMエージェント 1
14aと連携して、ネットワークに係る情報の収集や設定などをおこなう管理部である。
[0055] ドメインリソース DB55は、サーバサブ RM52、ソフトウェアサブ RM53、ネットワーク サブ RM54が管理対象であるサーバ 110a— 110cの各種情報の収集や設定をおこ なう場合に、サーバ 110a— 110cから取得した情報や、システムリソース DB26から 取得したデータを記憶するデータベースである。また、ドメインリソース DB55は、サー バ 110a— 110cのネットワークブートをおこなう場合に用いる仮の OS (Operating
System; 己'隐する。
[0056] ルータ 80は、インターネット 70を介したデータ通信においてデータパケットのルー ティングをおこなうネットワーク機器である。 FW30, 40, 90, 120は、各種サーバ 11 Oa— 110c, 140a— 140c, 150a— 150cへの不正アクセスを防止するためのネット ワーク機器である。
[0057] SLB100, 130は、サーノ 110a— 110c, 140a— 140cに対する情報処理要求を 複数のサーバ 110a— 110c, 140a— 140cに分散して転送する負荷分散装置であ る。なお、 SLB100, 130の前後には、さらにスィッチが接続されている力 図 2では スィッチの図示を省略して!/ヽる。
[0058] サーノ 110a— 110c, 140a— 140c, 150a— 150cは、さまざまな情報処理を実行 するサーバ装置である。サーバ装置 110aは、リソースマネージャエージェント 11 la、 サーバ RMエージェント 112a、ソフトウェア RMエージェント 113a、ネットワーク RMェ ージェント 114a、ストレージ RMエージェント 115aおよび AP管理部 116aの各機能 部を有する。
[0059] なお、サーノ 110b, 140a, 140b, 150a, 150bは、サーノ 110aの各機會咅と同 様の機會咅を有して ヽるため、図 2で ίまサーノ 110b, 140a, 140b, 150a, 150bの 各機能部の図示および説明を省略する。
[0060] また、サーバ 110c, 140c, 150cは、プールされているサーバであり、これらのサー ノ には、リソースマネージャエージェント 11 la、サーバ RMエージェント 112a、ソフト ウェア RMエージェント 113a、ネットワーク RMエージェント 114a、ストレージ RMエー ジェント 115aおよび AP管理部 116aの各機能部は存在しな 、。
[0061] これらのサーバ 110c, 140c, 150cにおいては、業務に利用可能なサーバとして 設定される場合に、各機能部を実現するコンピュータプログラムがサーバ 110c, 140 c, 150cに導入され実行されることにより各機能部が実現される。
[0062] リソースマネージャエージェント 11 laは、ドメイン管理サーバ 50のシステムリソース ドメインマネージャ 51からサーバ 110aの情報収集処理や設定処理などの実行要求 を受け付け、それらの処理をサーバ RMエージェント 112a、ソフトウェア RMエージェ ント 113a、ネットワーク RMエージェント 114a、ストレージ RMエージェント 115aと連 携して実行するエージェントである。
[0063] サーバ RMエージェント 112aは、サーバ 110aの起動、停止、ハードウェアに係る 情報の収集、設定などを実行するエージェントである。ソフトウェア RMエージェント 1 13aは、サーバ 110aに対するソフトウェアの導入、設定およびソフトウェアに係る情 報収集などをおこなうエージェントである。
[0064] ネットワーク RMエージェント 114aは、サーバ 110aが接続されているネットワークの 情報収集および設定などを実行するエージェントである。ストレージ RMエージェント 115aは、サーバ 110aに接続されたストレージの情報収集や設定などをおこなうエー ジェントである。
[0065] ストレージ 160a— 160cは、 Webドメイン 190に属するサーバ 110a— 110c、 APド メイン 200に属するサーバ 140a— 140c、 DBドメイン 210に属するサーバ 150a— 1 50cにより利用されるストレージである。また、ストレージ 160dは、プールされているス トレージである。これらのストレージ 160a— 160dは、 RAID装置により構成される。
[0066] なお、 Webドメイン 190に属するサーバ 110a— 110c、 APドメイン 200に属するサ
ーノ 140a— 140c、および、 DBドメイン 210に属するサーバ 150a— 150c間を接続 するネットワークには VLAN (Virtual Local Area Network)を設定する。
[0067] つぎに、図 1で説明したような、業務へのサーバの割当処理の処理手順について 説明する。図 3は、業務へのサーバの割当処理の処理手順を示すフローチャートで ある。
[0068] ここで、サイト管理サーバ 20には、システムリソースマネージャ 21、サーバ RM22、 ソフトウェア RM23、ネットワーク RM24、ストレージ RM25、 AP管理統括部 27の各 機能をサイト管理サーバ 20に実行させるプログラムをあら力じめ導入しておくこととす る。
[0069] また、ドメイン管理サーバ 50, 60には、システムリソースドメインマネージャ 51、サー バサブ RM52、ソフトウェアサブ RM53、ネットワークサブ RM54の各機能をドメイン 管理サーバ 50, 60に実行させるプログラムをあら力じめ導入しておくこととする。
[0070] さら【こ、各サーノ 110a, 110b, 140a, 140b, 150a, 150b【こ ίま、リソースマネー ジャエージェント 11 la,サーバ RMエージェント 112a、ソフトウェア RMエージェント 1 13a、ネットワーク RMエージェント 114a、ストレージ RMエージェント 115a、 AP管理 咅 116aの各機會をサーノ 110a, 110b, 140a, 140b, 150a, 150b【こ実行させる プログラムをあら力じめ導入しておくこととする。
[0071] 図 3に示すように、まず、サイト管理サーバ 20のシステムリソースマネージャ 21は、 運用管理サーバおよび管理 LANの登録処理をおこなう(ステップ S101)。ここで、運 用管理サーバおよび管理 LANとは、サーバ 110a— 110c, 140a— 140c, 150a— 150cや SAN170などの管理対象となるリソースを管理するために用いられるサイト 管理サーバ 20やドメイン管理サーバ 50および LANのことである。
[0072] 以下に、ステップ S101でおこなわれる処理をさらに詳細に説明する。図 4は、運用 管理サーバの情報を登録するサイトデータ 300の一例を示す図である。このサイトデ ータ 300は、サイト名、サイト管理サーバ名およびドメイン管理サーバ名の情報を記 '1思して V、る。
[0073] サイト名は、管理対象となるリソースがあるサイトの識別情報である。サイト管理サー バ名は、そのサイトを管理するよう設定されたサイト管理サーバ 20の識別情報である
。ドメイン管理サーバ名は、そのサイトに設定されたドメインを管理するよう設定された ドメイン管理サーバ 50, 60の識別情報である。
[0074] また、図 5は、ドメイン管理サーバ 50, 60の情報を登録するドメイン管理サーバデー タ 310の一例を示す図である。このドメイン管理サーバデータ 310は、ドメイン管理サ ーバ名および管理サブネット名の情報を記憶して 、る。
[0075] ドメイン管理サーバ名は、図 4で説明したドメイン管理サーバ名と同様の情報である 。管理サブネット名は、ドメイン管理サーバによりリソースが管理されるサブネット (管 理サブネット)の識別情報である。
[0076] また、図 6は、管理対象となるサブネットの情報を登録する管理サブネットデータ 32 0の一例を示す図である。この管理サブネットデータ 320は、管理サブネット名、ネット ワークアドレス、ネットマスクおよびデフォルトゲートウェイの情報を記憶して 、る。
[0077] 管理サブネット名は、図 5で説明した管理サブネット名と同様の情報である。ネットヮ ークアドレスは、管理サブネットを識別するためのネットワークアドレスである。ネットマ スクは、 IPアドレスの何ビット目をネットワークアドレスとして使用するかを定義するた めに用いられるネットマスクである。デフォルトゲートウェイは、管理サブネット外にデ ータを送信する場合に用いられるデフォルトゲートウェイを特定する IPアドレスの情報 である。
[0078] ステップ S101において、システムリソースマネージャ 21は、ユーザが運用管理クラ イアント 10を操作して設定したサイト、サイト管理サーバおよびドメイン管理サーバの 情報を受け付け、その情報を図 4に示したサイトデータ 300に登録する。
[0079] また、システムリソースマネージャ 21は、ユーザが運用管理クライアント 10を操作し て設定したドメイン管理サーバおよび管理サブネットの情報を受け付け、その情報を 図 5に示したドメイン管理サーバデータ 310に登録する。
[0080] 続いて、システムリソースマネージャ 21は、図 5で説明した管理サブネットに対応す るネットワークアドレス、ネットマスクおよびデフォルトゲートウェイの情報を、図 6の管 理サブネットデータ 320に登録する。
[0081] さらに、システムリソースマネージャ 21は、ミドルウェアによりその機能が実現される
AP管理統括咅 に、サーノ 110a一 110c, 140a— 140c, 150a一 150cの追カロや
削除などのイベントの発生を通知し、 AP管理統括部 27と連携して各種処理を実行 するためのコマンドを設定する。
[0082] 図 7は、ミドルウェアと連携して各種処理を実行するためのコマンドを記憶したミドル ウェア連携 IFデータ 330の一例を示す図である。このミドルウェア連携 IFデータ 330 は、ミドルウェア名、対象イベント、タイミング、場所、実行コマンドの情報を記憶してい る。
[0083] ミドルウェア名は、システムリソースマネージャ 21が連携して処理をおこなうミドルゥ エアの情報である。対象イベントは、システムリソースマネージャ 21がミドルウェアに実 行要求をおこなうイベントの情報である。タイミングは、システムリソースマネージャ 21 力 Sミドルウェアに処理の実行要求を送信するタイミング (対象イベントの処理の前後) の情報である。
[0084] 場所は、ミドルウェアのコマンドを実行する場所 (Managerあるいは Agent)の情報で ある。「Manager」は、管理サイトサーバ 20上でコマンドを実行する場合を示し、「
Agent」は、管理対象となるサーバ 110a— 110c, 140a— 140c, 150a— 150c上で コマンドを実行する場合を示している。実行コマンドは、ミドルウェアに対して各種ィ ベントの発生を通知するコマンドの情報である。
[0085] 図 3の説明に戻ると、システムリソースマネージャ 21は、ドメインの作成処理および 作成したドメイン間のリンク処理をおこなう(ステップ S102)。以下に、ステップ S 102 でおこなわれる処理をさらに詳細に説明する。
[0086] 図 8は、サーバ 110a— 110c, 140a— 140c, 150a— 150cが属するドメインである サーバドメインに係る情報を記憶したサーバドメインデータ 340の一例を示す図であ る。
[0087] このサーバドメインデータ 340は、サーバドメイン名、サーバアーキテクチャ名およ び管理サブネット名の情報を記憶している。サーバドメイン名は、管理対象となるサ ーノ 110a— 110c, 140a— 140c, 150a— 150cが属するドメインの識別情報であ る。
[0088] サーバアーキテクチャ名は、各サーバドメインに属するサーバ 110a— 110c, 140a 一 140c, 150a— 150cの CPU (Central Processing Unit)アーキテクチャの識別情
報である。管理サブネット名は、図 5に示した管理サブネット名と同様の情報である。
[0089] ステップ S102においては、システムリソースマネージャ 21は、ユーザが運用管理ク ライアント 10を操作しておこなったサーバドメインおよびサーバアーキテクチャの設定 に係る情報を受け付け、サーバドメインデータ 340に登録する。このサーバドメインは
、ステップ S101にお 、て設定された管理サブネット単位で設定される。
[0090] また、ステップ S 102においては、システムリソースマネージャ 21は、各サーバドメイ ンに属するサーバグループを設定し、サーバグループ間で共有されるプールグルー プおよび特定のサーバグループに専用のプールグループを設定する。
[0091] ここで、サーバグループとは、同一のサーバドメインに含まれるサーバを 1つまたは 複数のグループに分けたものである。また、プールグループとは、各サーバグループ に割り当てられたサーバのプールである。
[0092] 図 9は、プールグループに係る情報を記憶したプールグループデータ 350の一例 を示す図である。このプールグループデータ 350には、プールグループ名、種別、サ ーバドメイン名の情報が記憶されて 、る。
[0093] プールグループ名は、上述したサーバのプールの識別情報である。種別は、プー ルグループが複数のサーバグループに共用させるもの力、特定のサーバグループに のみ利用を許可するものかを示す情報である。サーバドメイン名は、図 8で説明した サーバドメイン名と同様の情報である。
[0094] ここで、システムリソースマネージャ 21は、各サーバドメインに対してプールグルー プを割り当てる。また、サーバドメイン力 複数のサーバグループを有する場合に、シ ステムリソースマネージャ 21は、それらのサーバグノレープ専用のプーノレグノレープを 割り当てる。
[0095] その後、システムリソースマネージャ 21は、ユーザが運用管理クライアント 10を操作 して設定したストレージドメインの情報を受け付け、システムリソース DB26にその情 報を、以下に説明するストレージドメインデータ 360として登録する。
[0096] 図 10は、ストレージドメインに係る情報を記憶したストレージドメインデータ 360の一 例を示す図である。このストレージドメインデータ 360は、ストレージドメイン名および パスの多重度の情報を記憶している。ストレージドメイン名は、設定されたストレージド
メインを識別する識別情報である。パスの多重度は、 SANにおけるデータ通信パス の多重度の情報である。
[0097] さらに、システムリソースマネージャ 21は、ユーザが運用管理クライアント 10を操作 して設定したネットワークサブドメインの情報を受け付け、システムリソース DB26にそ の情報を、以下に説明するネットワークサブドメインデータ 470として登録する。
[0098] ここで、ネットワークサブドメインとは、異なるサーバドメインに属するサーバを接続 する複数のネットワーク機器が属するネットワークドメインをさらに分割したサブドメィ ンである。
[0099] 図 11は、ネットワークドメインおよびネットワークサブドメインを説明する説明図であ る。図 11には、 Webドメイン 370に属するサーノ 380a一 380eと、 APドメイン 390に 属するサーノ 400a一 400eとを接続するスィッチ 430a, 430b, 450a, 450b,およ び、 SLB460a, 460b力示されている。
[0100] ここで、スィッチ 430aおよびスィッチ 430bは、「Web-Back」ネットワークサブドメイン
420を構成し、スィッチ 450aおよびスィッチ 450bは、「AP- Front」ネットワークサブド メイン 440を構成して!/、る。
[0101] また、「Web-Back」ネットワークサブドメイン 420、「AP- Front」ネットワークサブドメィ ン 440、 SLB460a、および、 31^4601)が「\^1)- ?」ネットヮークドメィン410を構成 している。
[0102] 図 12は、ネットワークサブドメインに係る情報を記憶したネットワークサブドメインデ ータ 470の一例を示す図である。このネットワークサブドメインデータ 470は、ネットヮ ークサブドメイン名、スィッチ機種およびスィッチ管理 IPの情報を記憶して 、る。
[0103] ネットワークサブドメイン名は、図 11で説明したネットワークサブドメインを識別する 情報である。スィッチ機種は、ネットワークサブドメインに属するスィッチの機種の情報 である。スィッチ管理 IPは、管理用に各スィッチに割り当てられた IPアドレスの情報で ある。
[0104] また、システムリソースマネージャ 21は、ユーザが運用管理クライアント 10を操作し て設定したネットワークドメインに係る情報を受け付け、システムリソース DB26にその 情報を、以下に説明するネットワークドメインデータ 480として登録する。
[0105] 図 13は、ネットワークドメインに係る情報を記憶したネットワークドメインデータ 480 の一例を示す図である。このネットワークドメインデータ 480は、ネットワークドメイン名 、フロントネットワークサブドメイン名、接続方式、機器名、バックネットワークサブドメィ ン名および冗長化方式の情報を記憶して!/ヽる。
[0106] ネットワークドメイン名は、図 11で説明したネットワークドメインを識別する識別情報 である。フロントネットワークサブドメイン名は、図 11に示したように、ネットワークドメイ ンカ LB460a, 460bを境として 2つのネットワークサブドメインに分割された場合に 、インターネット 70に近 、方のネットワークサブドメインを識別する識別情報である。
[0107] 接続方式は、フロントネットワークサブドメインに属するスィッチ 430a, 430bなどの ネットワーク機器と、後に説明するバックネットワークサブドメインに属するスィッチ 45 Oa, 450bなどのネットワーク機器との間を接続する方式に係る情報である。たとえば 、この方式には、ロードバランサにより接続する方式や、ファイアウォールにより接続 する方式などがある。機器名は、ネットワーク機器を識別する識別情報である。
[0108] バックネットワークサブドメイン名は、図 11に示したように、ネットワークドメインが SL B460a, 460bを境として 2つのネットワークサブドメインに分割された場合に、インタ 一ネット 70に遠 、方のネットワークサブドメインを識別する識別情報である。冗長化 方式は、ネットワークドメインにお ヽてデータ通信経路が冗長化されて ヽる場合の冗 長化の方式を示す情報である。
[0109] さらに、システムリソースマネージャ 21は、ユーザが運用管理クライアント 10を操作 して設定したネットワークサブドメインの接続機器に係る情報を受け付け、システムリ ソース DB26にその情報を、以下に説明する負荷分散装置データ 490として登録す る。ここで、ネットワークサブドメインの接続機器とは、図 11で説明した SLB460a, 46 Obなどの機器のことである。
[0110] 図 14は、負荷分散装置に係る情報を記憶した負荷分散装置データ 490の一例を 示す図である。この負荷分散装置データ 490は、負荷分散装置名、管理 IP、機種名 、 SNMPコミュニティ名および IDZパスワードの情報を記憶して 、る。
[0111] 負荷分散装置名は、ネットワークサブドメインの接続機器を識別する名称である。管 理 IPは、接続機器の管理用に各接続機器に割り当てられた IPアドレスの情報である
o機種名は、接続機器の機種の識別情報である。
[0112] SNMP (Simple Network Management Protocol)コミュニティ名は、接続機器を管 理するドメイン管理サーバ 50, 60およびサイト管理サーバ 20と接続機器とが属する SNMPコミュニティを特定する情報である。 ID/パスワードは、接続機器にアクセス するために必要な IDおよびパスワードの情報である。
[0113] また、システムリソースマネージャ 21は、ユーザが運用管理クライアント 10を操作し て設定したネットワークサブグループの情報を受け付け、システムリソース DB26にそ の情報を、以下に説明するネットワークサブグループデータ 660として登録する。
[0114] ここで、ネットワークサブグループとは、サーバドメインに属するサーバにサーバグ ループが設定されている場合に、異なるサーバドメインに属するサーバグループ間を 接続するネットワークを複数のネットワークに分割したものである。
[0115] 図 15は、ネットワークサブグループの構成例を説明する説明図である。図 15には、 Webドメイン 510に属するサーバ 520a— 520eと、 APドメイン 550に属するサーバ 5 60a— 560eとを接続するスィッチ 590, 610、および、 SLB600a, 600b力 S示されて いる。
[0116] ここで、サーノ 520aとサーノ 520bとは、「A— Web」サーバグループ 530を構成し、 サーノ 520cとサーノ 520dとは、「B— Web」サーバグループ 540を構成し、サーバ 56 0aとサーノ 560bとは、「A_AP」サーバグループ 570を構成し、サーバ 560cとサーバ 560dとは、「B_AP」サーバグループ 580を構成して!/、る。
[0117] そして、「A_Web」サーバグループ 530と SLB600aとを接続するネットワークが「
A_Web_BackJネットワークサブグループ 620を構成し、「B_Web」サーバグループ 540 と SLB600bとを接続するネットワークが「B_Web_Back」ネットワークサブグループ 630 を構成し、 SLB600aと「A_AP」サーバグループ 570とを接続するネットワークが「 A_AP_FrontJネットワークサブグループ 640を構成し、 SLB600bと「B_AP」サーバグ ループ 580とを接続するネットワークが「B_AP_Front」ネットワークサブグループ 650を 構成している。
[0118] また、図 16は、ネットワークサブグループに係る情報を記憶したネットワークサブグ ノレープデータ 660の一例を示す図である。このネットワークサブグノレープデータ 660
は、ネットワークサブグループ名、ネットワークサブドメイン名、サブネットおよび冗長 化用サブネットの情報を記憶して 、る。
[0119] ネットワークサブグループ名は、図 15で例を挙げて説明したようなネットワークサブ グループを識別する識別情報である。ネットワークサブドメイン名は、ネットワークサブ グループが属するネットワークサブドメインを識別する識別情報である。
[0120] サブネットは、ネットワークサブグループに割り当てられるネットワークアドレスおよび サブネットマスクの情報である。冗長化用サブネットは、ネットワークサブグループに 属するネットワークが複数のデータ通信回線を用いて冗長化される場合に、余分に 追加されたデータ通信回線力もなるネットワークに割り当てられるネットワークアドレス およびサブネットマスクの情報である。
[0121] その後、システムリソースマネージャ 21は、ユーザが運用管理クライアント 10を操作 して設定したサーバドメイン間の対応関係に係る情報を受け付け、システムリソース D B26にその情報を、以下に説明するサーバドメイン間リンクデータ 670として登録す る。
[0122] 図 17は、サーバドメイン間の対応関係に係る情報を記憶したサーバドメイン間リンク データ 670の一例を示す図である。このサーバドメイン間リンクデータ 670は、フロン トサーバドメイン名、ネットワークドメイン名およびバックサーバドメイン名の情報を記 '1思して V、る。
[0123] フロントサーバドメイン名は、図 11に示したようなネットワークドメインを挟むサーバド メインのうち、よりインターネット 70側にあるサーバドメインを識別する識別情報である
。ネットワークドメイン名は、図 11で説明したネットワークドメインの識別情報である。 ノ ックサーバドメイン名は、図 11に示したようなネットワークドメインを挟むサーバドメ インのうち、よりインターネット 70から遠い側にあるサーバドメインを示す情報である。
[0124] さらに、システムリソースマネージャ 21は、ユーザが運用管理クライアント 10を操作 して設定したサーバドメインとストレージドメインとの間の対応関係に係る情報を受け 付け、システムリソース DB26にその情報を、以下に説明するサーバ Ζストレージドメ イン間リンクデータ 680として登録する。
[0125] 図 18は、サーバドメインとストレージドメインとの間の対応関係に係る情報を記憶し
たサーバ Zストレージドメイン間リンクデータ 680の一例を示す図である。このサーバ /ストレージドメイン間リンクデータ 680は、サーバドメイン名およびストレージドメイン 名の情報を記憶している。ここで、サーバドメイン名は、図 8に示したサーバドメイン名 と同様の情報である。ストレージドメイン名は、図 10に示したストレージドメイン名と同 様の情報である。
[0126] 図 3の説明に戻ると、システムリソースマネージャ 21は、管理対象となるサーバリソ ースおよびストレージリソースの登録をおこなう(ステップ S103)。以下に、ステップ S1 03でおこなわれる処理をさらに詳細に説明する。
[0127] まず、システムリソースマネージャ 21は、ユーザが運用管理クライアント 10を操作し て、サーバを登録する管理サブネットの選択をおこなった際、ユーザにより選択され た管理サブネットの情報を受け付ける。
[0128] さらに、システムリソースマネージャ 21は、ユーザが運用管理クライアント 10を操作 して入力した管理対象とするサーバの情報を運用管理クライアント 10から受け付け、 その情報をドメイン管理サーバ 50のドメインリソース DB55に、以下に説明するネット ワークブートサーバデータ 690として記憶する。ここで登録されたサーバは、後にネッ トワークブートがおこなわれ、サーバの各種情報が取得された後、サーバリソースとし て登録される。
[0129] 図 19は、ネットワークブートがなされるサーバの情報を記憶したネットワークブートサ ーバデータ 690の一例を示す図である。このネットワークブートサーバデータ 690は、 MACアドレス、 IPアドレスおよびホスト名の情報を記憶して 、る。
[0130] MACアドレスは、サーバの MACアドレスの情報である。 IPアドレスは、サーバに割 り当てられた IPアドレスの情報である。ホスト名は、サーバに割り当てられたホスト名の 情報である。
[0131] ここで、システムリソースマネージャ 21は、ネットワークブートをおこなうサーバのュ 一ザにより入力された MACアドレスの情報を受け付けた場合に、その MACアドレス に対応するサーバに、 IPアドレスとホスト名とを自動的に割り当てる。
[0132] そして、システムリソースマネージャ 21は、ドメイン管理サーバ 50のシステムリソース ドメインマネージャ 51と連携し、ドメイン管理サーバ 50のドメインリソース DB55に記
憶された仮の OSを用いて、 IPアドレスとホスト名とが割り当てられたサーバのネットヮ ークブートをおこなう。
[0133] そして、サーバサブ RM52、リソースマネージャエージェント 11 la、および、サーバ RMエージェント 112aが連携することにより、サーバのハードウェアに係る情報を収 集し、収集した情報をシステムリソースドメインマネージャ 51に送信する。
[0134] その後、システムリソースマネージャ 21は、システムリソースドメインマネージャ 51か らサーバのハードウェアに係る情報を取得して、システムリソース DB26にその情報を 、以下に説明する管理対象サーバデータ 700として記憶する。
[0135] また、システムリソースマネージャ 21は、ユーザが運用管理クライアント 10を操作し て、 SAN170を介して接続されるストレージ 160a— 160dからサーバを起動する SA Nブートをおこなうか否かの設定情報を入力した場合に、その設定情報を受け付け、 その設定情報を管理対象サーバデータ 700に登録する。
[0136] 図 20は、管理対象となるサーバのデータを記憶した管理対象サーバデータ 700の 一例を示す図である。この管理対象サーバデータ 700は、サーバ名、 IPアドレス、 M ACアドレス、サーバアーキテクチャ名、モデル名、 SANブートおよび状態の情報を 記憶している。
[0137] サーバ名は、管理対象となるサーバを識別する名称である。 IPアドレスは、サーバ に割り当てられた IPアドレスである。 MACアドレスは、サーバの MACアドレスである 。サーバアーキテクチャ名は、サーバの CPUアーキテクチャの識別情報である。モデ ル名は、サーバの型式を示す情報である。 SANブートは、 SAN170を介して接続さ れるストレージ 160a— 160dからサーバを起動する SANブートをおこなうか否かの設 定情報である。状態は、サーバに異常が発生している力否かを示す情報である。
[0138] なお、ここでは、ユーザが MACアドレスを指定してネットワークブートをおこなうサー バを選択することとして 、るが、サーバの選択を自動的におこなうようにしてもょ 、。 具体的には、システムリソースマネージャ 21は、ユーザが運用管理クライアント 10を 操作して、自動的に選択をおこなうサーバの台数に係る情報を設定した場合に、そ の設定情報を運用管理クライアント 10から受け付ける。
[0139] そして、システムリソースマネージャ 21は、設定された台数分のサーバを選択し、選
択したサーバの IPアドレスおよびホスト名の情報を、図 19に示したネットワークブート サーバデータ 690に登録する。
[0140] そして、システムリソースマネージャ 21は、ドメイン管理サーバ 50のシステムリソース ドメインマネージャ 51と連携し、ドメイン管理サーバ 50のドメインリソース DB55に記 憶された仮の OSを用いて、 IPアドレスとホスト名とが割り当てられたサーバのネットヮ ークブートをおこなう。
[0141] そして、サーバサブ RM52、リソースマネージャエージェント 11 la、および、サーバ RMエージェント 112aが連携することにより、各サーバの MACアドレス、サーバァー キテクチャ、モデル、状態の情報を収集し、収集した情報をシステムリソースドメインマ ネージャ 51に送信する。
[0142] その後、システムリソースマネージャ 21は、システムリソースドメインマネージャ 51か ら各サーバの MACアドレス、サーバアーキテクチャ、モデル、状態の情報を取得して 、その情報をシステムリソース DB26に管理対象サーバデータ 700として記憶する。
[0143] 続いて、システムリソースマネージャ 21は、管理対象となるストレージ機器の登録を おこなう。ここで、ストレージ機器とは、 FC (Fiber Channel)スィッチや RAID装置など の機器である。
[0144] 具体的には、システムリソースマネージャ 21は、管理対象として登録するストレージ の IPアドレスの情報が、図 6に示した管理サブネットごとにユーザにより入力された場 合に、その情報を運用管理クライアント 10から受け付ける。そして、システムリソース マネージャ 21は、 IPアドレスに対応するストレージ機器の情報をシステムリソース DB 26に記憶することによりストレージ機器を登録する。
[0145] その後、システムリソースマネージャ 21は、図 20の管理対象サーバデータ 700に 登録されたサーバをサーバドメインに追加する処理をおこなう。具体的には、システ ムリソースマネージャ 21は、ユーザが運用管理クライアント 10を操作してサーバとそ のサーバを追加するサーバドメインを指定した場合に、そのサーバおよびサーバドメ インの情報を運用管理クライアント 10から受け付ける。
[0146] そして、システムリソースマネージャ 21は、図 20に示した管理対象サーバデータ 70 0を参照し、サーバのサーバアーキテクチャが、図 8に示したサーバドメインデータ 34
0に登録されているサーバアーキテクチャと一致することをチェックする。
[0147] また、システムリソースマネージャ 21は、図 20に示した管理対象サーバデータ 700 を読み込み、サーバが SANブートをおこなうように設定されて!、ることをチェックする
[0148] さらに、システムリソースマネージャ 21は、サーバドメインに追加するサーバのネット ワークの結線状態をチェックする。具体的には、システムリソースマネージャ 21は、図 17に示したサーバドメイン間リンクデータ 670を読み込み、サーバドメインに対するフ ロントサーバドメインおよびバックサーバドメインの情報を取得する。
[0149] そして、システムリソースマネージャ 21は、図 13に示したネットワークドメインデータ 480を読み込み、ネットワークドメインに対応するフロントサブドメインおよびバックサ ブドメインの情報を取得する。
[0150] その後、システムリソースマネージャ 21は、図 12に示したネットワークサブドメインデ ータ 470を読み込み、フロントサブドメインおよびバックサブドメインに対応するスイツ チを特定する。
[0151] そして、システムリソースマネージャ 21は、ネットワーク RM24およびネットワークサ ブ RM54に対して、サーバとスィッチ間の結線をチェックするよう要求する。さらに、ネ ットワーク RM24およびネットワークサブ RM54は、ネットワーク RMエージェント 114a にサーバとスィッチとの間の結線をチェックするよう要求し、チェック結果を取得する。
[0152] そして、システムリソースマネージャ 21は、サーバとスィッチとの間の結線に問題が な 、場合、そのサーバに係る情報を図 9で説明したプールグループに対応付けて、 以下に説明するプロビジョユング構成データ 710としてシステムリソース DB26に記憶 する。
[0153] 図 21は、プールグループに属するサーバの情報を記憶したプロビジョユング構成 データ 710の一例を示す図である。このプロビジョユング構成データ 710は、サーバ 名、プーノレグノレープ名、サーバグノレープ名、ストレージサブグノレープ名、アクセス可 否の情報を記憶する。
[0154] サーバ名は、図 20で説明したサーバ名と同様の情報である。プールグループは、 図 9で説明したプールグループと同様の情報である。サーバグループ名は、同一の
サーバドメインに含まれるサーバを 1つまたは複数のグループに分けた場合のグルー プの識別情報である。この段階では、サーバグループ名の情報はまだ登録されない
[0155] ストレージサブグループ名は、ストレージドメインに属するストレージを 1つまたは複 数のグループに分け、サーバグループに属する各サーバに割り当てた場合に、各サ ーバに割り当てたグループの識別情報である。この段階では、ストレージサブグルー プ名の情報はまだ登録されない。アクセス可否は、サーバによるストレージへのァク セスを許可するか否かを示す情報である。この段階では、アクセス可否の情報はまだ 登録されない。
[0156] プロビジョユング構成データ 710にサーバ名およびプールグループを登録した後、 システムリソースマネージャ 21は、先に登録したストレージ機器をストレージドメインに 登録する。
[0157] 具体的には、システムリソースマネージャ 21は、ユーザが運用管理クライアント 10を 操作して、ストレージドメインとストレージドメインに登録するストレージ機器とを指定し た場合に、それらの情報を運用管理クライアント 10から受け付ける。
[0158] そして、システムリソースマネージャ 21は、図 18に示したサーバ/ストレージドメイ ン間リンクデータ 680を読み込んで、ストレージドメインに対応するサーバドメインを特 定する。
[0159] さらに、システムリソースマネージャ 21は、ストレージ RM25およびストレージ RMェ ージェント 115aと連携して、特定されたサーバドメインに属するサーバと、ストレージ ドメインに属するストレージ機器との間の結線の均一性をチェックする。
[0160] 図 22は、結線状態が均一であるサーバとストレージ機器との結線の一例を示す図 である。図 22に示すように、この例では、ストレージドメイン 740に属する FCスィッチ 7 50a、および、サーバドメイン 720に属するサーバ 730a, 730b間の結線状態と、スト レージドメイン 740【こ属する FCスィッチ 750b、および、サーノ 730a, 730bf¾の結 線状態とが均一になっている。
[0161] また、 FCスィッチ 750a, 750b,および、ストレージドメイン 740に属する RAID装置 760a間の結線状態と、 FCスィッチ 750a, 750b,および、ストレージドメイン 740に
属する RAID装置 760b間の結線状態が均一になっている。
[0162] システムリソースマネージャ 21は、上記結線の均一性のチェックを WWPN (World Wide Port Name)の情報を基にしておこなう。その際、システムリソースマネージャ 2 1は、図 10に示したストレージドメインデータ 360からストレージドメインのパスの多重 度の情報を読み込み、冗長度のチェックも併せておこなう。図 23は、 WWPNに基づ く結線の均一性チ ック処理を説明する図である。
[0163] 図 23には、図 22〖こ示した RAID装置 760a, 760bが記憶している RAID装置 WW PNデータ 770a, 770bと、 FCスィッチ 750a, 750b力記'隐して!/、る FCスィッチ WW PNデータ 780a, 780bと、サーノ 730a, 730b力記'隐して!/ヽるサーノ WWPNデー タ 790a, 790bと力示されて! /、る。
[0164] RAID装置 WWPNデータ 770a, 770bは、 CA (Channel Adapter)および WWPN の情報を記憶している。 CAは、 RAID装置 760a, 760bが有するチャネルアダプタ の識別情報である。 WWPNは、 RAID装置 760a, 760bが有するチャネルアダプタ に割り当てられて!/、る WWPNの情報である。
[0165] FCスィッチ WWPNデータ 780a, 780bは、 portおよび相手先 WWPNの情報を記 憶している。 portは、 FCスィッチ 750a, 750bのポートの識別情報である。相手先 W WPNiま、 FCスィッチ 750a, 750bのポー卜【こ接続されて!ヽる RAID装置 760a, 760 bのチャネルアダプタに割り当てられている WWPNの情報、または、 FCスィッチ 750 a, 750bのポート【こ接続されて!/、るサーノ 730a, 730bの HBA (Host Bus Adapter )に割り当てられた WWPNの情報である。
[0166] サーバ WWPNデータ 790a, 790bは、 HBAおよび WWPNの情報を記憶している 。 HBAは、サーバ 730a, 730bが有する HBAの識別情報である。 WWPNは、サー ノ 730a, 730bが有する HBAに割り当てられている WWPNの情報である。
[0167] システムリソースマネージャ 21は、 RAID装置 WWPNデータ 770a, 770b、 FCスィ ツチ WWPNデータ 780a, 780b,および、サーノ WWPNデータ 790a, 790bを RA ID装置 760a, 760b, FCスィッチ 750a, 750b,および、サーノ 730a, 730b力ら収 集し、 WWPNの対応関係を調べることにより、各装置間の結線状態の均一性をチヱ ックすることができる。
[0168] その後、システムリソースマネージャ 21は、あらかじめ設定されている LUN (Logical Unit)の記憶領域と、 LUNが未設定の記憶領域とをプール用のストレージとして登 録する。
[0169] 続いて、システムリソースマネージャ 21は、サーバグループの作成処理をおこなう( ステップ S104)。以下に、ステップ S104でおこなわれる処理をさらに詳細に説明す る。
[0170] まず、システムリソースマネージャ 21は、ユーザが運用管理クライアント 10を操作し て設定したストレージテンプレートに係る情報を受け付け、システムリソース DB26に その情報を、以下に説明するストレージテンプレートデータ 800として登録する。ここ で、ストレージテンプレートとは、後に作成されるサーバグループ用のストレージの構 成に係る設定情報である。
[0171] 図 24は、ストレージテンプレートに係るデータを記憶したストレージテンプレートデ ータ 800の一例を示す図である。このストレージテンプレートデータ 800は、ストレー ジテンプレート名、ディスク種別、ディスク名、信頼性の必要度、負荷の度合い、ディ スク容量およびブートディスクの情報を記憶している。
[0172] ストレージテンプレート名は、設定されたストレージテンプレートを識別する識別情 報である。ディスク種別は、ストレージテンプレートに属するディスクの用途の種別を 示す情報である。
[0173] たとえば、「root」は、そのディスクがシステムデータを記憶するために利用されること を示し、「local」は、そのディスクがサーバ個別のデータを記憶するために利用される ことを示し、「shared」は、そのディスクがサーバ間で共有されるデータを記憶するため に利用されることを示す。
[0174] ディスク名は、各ディスクに割り当てられたディスクを識別する名称である。信頼性 の必要度は、ディスクに必要とされる信頼性の情報である。負荷の度合いは、デイス クにかかる負荷の度合いの情報である。ディスク容量は、ディスクの記憶容量である。 ブートディスクは、そのディスクがシステムのブート用に利用されるものか否かを示す 情報である。
[0175] 続いて、システムリソースマネージャ 21は、ユーザが運用管理クライアント 10を操作
して設定したサーバグループの情報を受け付け、システムリソース DB26にその情報 を、以下に説明するサーバグループデータ 810として記憶する。
[0176] 図 25は、サーバグループに係る情報を記憶したサーバグループデータ 810の一例 を示す図である。このサーバグループデータ 810は、サーバグループ名、サーバドメ イン名、ソフトウェア配布イメージ名、版数、ストレージテンプレート名、 SANブートお よび自動リカバリの情報を記憶して!/、る。
[0177] サーバグループ名は、同一のサーバドメインに含まれるサーバを 1つまたは複数の グループに分けた場合のグループの識別情報である。サーバドメイン名は、サーバグ ループが属するサーバドメインの識別情報である。ソフトウェア配布イメージ名は、サ 一バグループに属するサーバに配布するソフトウェアのイメージファイルを識別する 情報である。
[0178] 版数は、ソフトウェア配布イメージの版数の情報である。ストレージテンプレート名は 、図 24で説明したストレージテンプレート名と同様の情報である。 SANブートは、サ 一バグループに属するサーバの SANブートをおこなうか否かを示す情報である。 自 動リカバリは、複数のサーバが連携して動作するスケールアウト構成のサーバが故障 した場合に、自動的にサーバを追加する処理を実行する力否かを示す情報である。
[0179] その後、システムリソースマネージャ 21は、システムリソース DB26に、サーバグノレ ープに対応するストレージグループの情報を、以下に説明するサーバ Zストレージグ ループリンクデータ 820として登録する。ここで、ストレージグループとは、同一のスト レージドメインに含まれるストレージを 1つまたは複数のグループに分けたものである
[0180] 図 26は、サーバグループに対応するストレージグループの情報を記憶したサーバ Zストレージグループリンクデータ 820の一例を示す図である。このサーバ Zストレー ジグループリンクデータ 820は、サーバグループ名、ストレージグループ名およびスト レージドメイン名の情報を記憶して 、る。
[0181] サーバグループ名は、図 25に示したサーバグループ名と同様の情報である。ストレ ージグループ名は、各サーバグループに対応して生成されたストレージグループの 識別情報である。ストレージドメイン名は、ストレージグループが属するストレージドメ
インの識另 IJ†青報である。
[0182] ストレージグループを生成する際には、システムリソースマネージャ 21は、図 25に 示したサーバグループデータ 810から、サーバグループに対応付けられたストレージ テンプレートの情報を読み込み、図 24に示したストレージテンプレートデータ 800か らストレージテンプレートに対応するディスク種別の情報を読み込む。
[0183] そして、システムリソースマネージャ 21は、「root」や「local」、「shared」などのディスク 種別ごとに、ストレージグループを各サーバグループに対して生成し、その情報をサ ーバ Zストレージグループリンクデータ 820に登録する。
[0184] さらに、システムリソースマネージャ 21は、図 18に示したサーバ Zストレージドメイン 間リンクデータから、サーバグループが属するサーバドメインに対応するストレージド メインの情報を読み込み、その情報をサーバ Zストレージグループリンクデータ 820 に登録する。
[0185] その後、システムリソースマネージャ 21は、サーバグループを追加したことを AP管 理部 116aに認識させるコマンドを AP管理部 116aに送信する。具体的には、システ ムリソースマネージャ 21は、図 7に示した「issvgrp &(1(1」を八?管理部116&に送信す る。
[0186] 続いて、システムリソースマネージャ 21は、ユーザが運用管理クライアント 10を操作 して設定したサーバグループ間の対応関係の情報を受け付け、システムリソース DB 26にその情報を、以下に説明するサーバグループ間リンクデータ 830として登録す る。
[0187] 図 27は、サーバグループ間の対応関係に係る情報を記憶したサーバグループ間リ ンクデータ 830の一例を示す図である。このサーバグループ間リンクデータ 830は、 フロントサーバグループ名、ネットワークグノレープ名およびバックサーバグループ名 の情報を記憶している。
[0188] フロントサーバグループ名は、ネットワークグループにより連結されるサーバグルー プのうち、よりインターネット 70側にあるサーバグループを識別する識別情報である。 ここで、ネットワークグループとは、サーバグループ間を連結するよう図 15で説明した ネットワークサブグループを結合したネットワークのグループである。
[0189] ネットワークグループ名は、上記ネットワークグループを識別する識別情報である。 バックサーバグループ名は、ネットワークグループにより連結されるサーバグループ のうち、インターネット 70から遠 、側にあるサーバグループを識別する識別情報であ る。
[0190] その後、システムリソースマネージャ 21は、システムリソース DB26に、ネットワーク グループに係る情報を、以下に説明するネットワークグループデータ 850として記憶 する。
[0191] 具体的には、システムリソースマネージャ 21は、まず、図 17に示したサーバドメイン 間リンクデータ 670を読み込み、 2つのサーバドメインに挟まれて設定されているネッ トワークドメインの情報を取得する。
[0192] そして、システムリソースマネージャ 21は、図 13に示したネットワークドメインデータ
480を読み込み、ネットワークドメインに対応するフロントサブドメイン、バックサブドメ インおよび機器の情報を取得する。
[0193] さらに、システムリソースマネージャ 21は、図 16に示したネットワークサブグループ データ 660を読み込み、フロントサブドメイン、および、ノ ックサブドメインに対応する ネットワークサブドメインをネットワークサブグループデータ 660から検索し、検索した ネットワークサブドメインに対応するネットワークサブグループのうち、未使用のネット ワークサブグループを抽出する。
[0194] 続いて、システムリソースマネージャ 21は、図 13に示したネットワークドメインデータ
480から読み込んだ機器の情報に該当するネットワーク機器を 1つまたは複数のダル ープに分けて、システムリソース DB26にその情報を、以下に説明する負荷分散ダル ープデータ 840として記憶する。
[0195] 図 28は、負荷分散装置のグループ情報を記憶した負荷分散グループデータ 840 の一例を示す図である。この負荷分散グループデータ 840は、負荷分散グループ名
、ロードバランサ名および代表 IPの情報を記憶して 、る。
[0196] 負荷分散グループ名は、ロードバランサを 1つまたは複数のグループに分けた場合 のグループを識別する情報である。ロードバランサ名は、ロードバランサを識別する 名称である。代表 IPは、各負荷分散グループに割り当てられた IPアドレスの情報で
ある。
[0197] その後、システムリソースマネージャ 21は、上記各ネットワークグループに属するネ ットワークドメインやネットワークサブグループ、負荷分散グループなどの対応関係の 情報に基づいて、システムリソース DB26にその情報を、以下に説明するネットワーク グループデータ 850として記憶する。
[0198] 図 29は、ネットワークグループに係る情報を記憶したネットワークグループデータ 8 50の一例を示す図である。このネットワークグループデータ 850は、ネットワークグル ープ名、ネットワークドメイン名、フロントネットワークサブグループ名、負荷分散ダル ープ名およびバックネットワークサブグループ名の情報を記憶して 、る。
[0199] ネットワークグループ名は、図 27で説明したネットワークグループと同様の情報であ る。ネットワークドメイン名は、図 17で説明したネットワークドメインと同様の情報である
[0200] フロントネットワークサブグループ名は、図 16で説明したネットワークサブグループ 名に対応するものであり、負荷分散グループを挟むネットワークサブグループのうち、 よりインターネット 70側にあるネットワークサブグループを識別する識別情報である。
[0201] 負荷分散グループ名は、図 28で説明した負荷分散グループ名と同様の情報であ る。バックネットワークサブグループ名は、図 16で説明したネットワークサブグループ 名に対応するものであり、負荷分散グループを挟むネットワークサブグループのうち、 よりインターネット 70から遠い側にあるネットワークサブグループを識別する識別情報 である。
[0202] さらに、システムリソースマネージャ 21は、ネットワーク RM24およびネットワークサ ブ RM54と連携し、図 12のネットワークサブドメインデータ 470に登録されたスィッチ に対して、ネットワークサブグループの VLANの設定をおこなう。
[0203] 続いて、システムリソースマネージャ 21は、サーバグループに一台目のサーバを追 カロして、そのサーバに導入されたソフトウェアのソフトウェアイメージを作成する処理を おこなう(ステップ S105)。以下に、ステップ S105でおこなわれる処理をさらに詳細 に説明する。
[0204] まず、システムリソースマネージャ 21は、ユーザが運用管理クライアント 10を操作し
て、サーバとそのサーバを登録するサーバグループを指定した場合に、サーバおよ びサーバグループの情報を受け付け、サーバグループにサーバを登録する。
[0205] そして、システムリソースマネージャ 21は、図 25のサーバグループデータ 810を読 み込んでサーバグループに対応するストレージテンプレートを検索し、そのストレージ テンプレートの設定条件を図 24のストレージテンプレートデータ 800から取得する。
[0206] さらに、ストレージ RM25は、システムリソースマネージャ 21により取得されたストレ ージテンプレートの設定条件を満足するようプールされたストレージに論理ボリューム を設定し、論理ボリュームが設定されたストレージを上記サーバグループに割り当て る処理をおこなう。
[0207] 図 30は、論理ボリュームを RAID装置に設定する設定処理の処理手順を示すフロ 一チャートである。図 30に示すように、まず、システムリソースマネージャ 21は、論理 ボリュームの必要条件の情報を取得する (ステップ S 201)。ここで、論理ボリュームの 必要条件とは、図 24のストレージテンプレートデータ 800に記憶された信頼性の必 要度、負荷の度合い、および、ディスク容量の情報である。
[0208] 図 31は、論理ボリュームの設定画面の一例を示す図である。図 31には、システムリ ソースマネージャ 21が、運用管理クライアント 10に対して出力する論理ボリュームの 必要条件を表示した必要条件出力画面 860と、論理ボリューム設定後の論理ボリュ ーム構成出力画面 880とが示されて 、る。
[0209] 図 31の例では、 3つの必要条件を満足する 3つの論理ボリュームを作成するよう要 求された場合が示されている。そして、必要条件出力画面 860には、 3つの必要条件 870a— 870c力出力される。
[0210] 図 30の説明に戻ると、システムリソースマネージャ 21は、信頼性の必要度および負 荷の度合いに応じて、 RAID装置の RAIDレベルを決定する(ステップ S 202)。図 32 は、 RAIDレベルの設定情報を記憶した RAIDレベル設定データ 940の一例を示す 図である。
[0211] この RAIDレベル設定データ 940は、信頼性の必要度、負荷の度合いおよび RAI Dレベルの情報を記憶している。信頼性の必要度は、図 24で説明した信頼性の必要 度と同様の情報である。負荷の度合いは、図 24で説明した負荷の度合いと同様の情
報である。 RAIDレベルは、信頼性の必要度および負荷の度合いにより決定される R
AIDレべノレの†青報である。
[0212] 図 30の説明に戻ると、システムリソースマネージャ 21は、必要とされるディスク容量 の合計値から、 RAID装置種を決定する (ステップ S 203)。図 33は、 RAID装置に係 る情報を記憶した RAID装置データ 950の一例を示す図である。
[0213] この RAID装置データ 950は、必要な記憶容量合計値、 RAID装置の型名、デー タアクセススピード、 RAIDグループを構成するディスクドライブ数 (RAID0+ 1の場 合)、 RAIDグループを構成するディスクドライブ数 (RAID5の場合)および RAIDグ ループの最大数の情報を記憶して 、る。
[0214] 必要な記憶容量合計値は、論理ボリュームに必要とされるディスク容量の合計値の 情報である。 RAID装置の型名は、必要な記憶容量合計値を確保するのに適した R
AID装置の型名の情報である。
[0215] データアクセススピードは、 RAID装置の型名により特定されるディスクドライブのデ ータのアクセススピードの情報である。このデータアクセススピードには、アクセススピ ードが速い順に、「一番目」、「二番目」、「三番目」の 3つのディスクドライブ種の情報 が記憶されている。
[0216] RAIDグループを構成するディスクドライブ数 (RAID0+ 1の場合)は、 RAIDレべ ルが RAID0+ 1の場合において、 RAIDグループを構成するディスクドライブの数の 情報である。 RAIDグループを構成するディスクドライブ数 (RAID5の場合)は、 RAI Dレベルが RAID5の場合にお!、て、 RAIDグループを構成するディスクドライブの数 の情報である。 RAIDグループの最大数は、作成する RAIDグループの最大数の情 報である。
[0217] 図 30の説明に戻ると、システムリソースマネージャ 21は、図 33で説明した RAID装 置データ 950から、 RAID装置種ごとの特有情報を取得する (ステップ S 204)。
[0218] ここで、特有情報とは、データアクセススピードのうち、「一番目」に該当するディスク ドライブ種、 RAIDグループを構成するディスクドライブ数 (RAID0+ 1の場合)、 RAI Dグループを構成するディスクドライブ数 (RAID5の場合)および RAIDグループの 最大数の情報である。
[0219] そして、ストレージ RM25は、論理ボリュームを作成する(ステップ S 205)。具体的 には、ストレージ RM25は、論理ボリュームの各必要条件を満足する論理ボリューム を作成し、 RAID装置に論理ボリュームを設定する。
[0220] 図 31に示した論理ボリューム構成出力画面 880には、各必要条件 900a— 900cを 満足する!^理ボリューム 910a— 910d, 920a— 920e力 RAID装置 890に設定さ れた状況が示されている。
[0221] 図 30の説明に戻ると、ストレージ RM25は、 RAIDレベルが同一である論理ボリュ ームをグループ化した RAIDグループを作成する(ステップ S206)。そして、ストレー ジ RM25は、作成した RAIDグループに論理ボリュームを割り当てる(ステップ S207
) o
[0222] 図 31の例では、必要条件 900aおよび必要条件 900bを満足する論理ボリューム 9 10a— 910dは、 RAIDレベルが RAID0+ 1で同じであるので、 RAIDグループ 930 aにグループィ匕されている。また、必要条件 900cを満足する論理ボリューム 920a— 920eは、 RAIDレベルが RAID5であるので、 RAIDグループ 930bとしてグループ 化されている。
[0223] RAIDグループを作成する際には、ストレージ RM25は、各 RAIDグループに属す るディスクドライブを、図 33の RAID装置データ 950のデータアクセススピードにより 決定されるディスクドライブ種に設定する。
[0224] また、ストレージ RM25は、 RAIDグループを構成するディスクドライブ数を、図 33 の RAID装置データ 950の RAIDグループを構成するディスクドライブ数 (RAID0 + 1の場合)、または、 RAIDグループを構成するディスクドライブ数 (RAID5の場合)に より決定されるディスクドライブ数に設定する。
[0225] さらに、ストレージ RM25は、 RAIDグループの数が図 33の RAID装置データ 950 の RAIDグループの最大数以下になるよう RAIDグループを作成する。
[0226] 図 31の論理ボリューム構成出力画面 880では、必要条件 900a— 900cを満足し、 各 RAIDグループ 930a, 930bに割り当てられた論理ボリューム 910a— 910d, 920 a— 920eが、対応する必要条件 900a— 900cと線で結合されて表示されて 、る。
[0227] 図 30の説明に戻ると、ストレージ RM25は、図 31に示した論理ボリュームの構成を
RAID装置に反映させるコマンドファイルを作成する(ステップ S208)。そして、ストレ ージ RM25は、そのコマンドファイルに基づいて、作成した論理ボリュームを実装置 に反映させる (ステップ S 209)。
[0228] その後、システムリソースマネージャ 21は、各サーバが属するサーバグループに対 応付けて、 RAID装置に設定された論理ボリュームをストレージサブグループとして 登録し、サーバのストレージグループに対するアクセス権を設定する。具体的には、 システムリソースマネージャ 21は、図 21に示したプロビジョユング構成データ 710に サーバグループ名、ストレージサブグループ名およびアクセス可否の情報を記憶す る。
[0229] 図 34は、ストレージサブグループが設定されたプロビジョユング構成データ 960の 一例を示す図である。このプロビジョユング構成データ 960には、図 21に示したプロ ビジョユング構成データ 710にサーバグループ名、ストレージサブグループ名および アクセス可否の情報が追加されて 、る。
[0230] RAID装置に構築された論理ボリュームをサーバに認識させ、ストレージサブダル ープとして登録する場合には、ストレージ RM25は、以下のような手順で論理ボリユー ムの設定をおこなう。
[0231] 図 35は、サーバに論理ボリュームを認識させる論理ボリュームの設定処理の処理 手順を示すフローチャートである。図 35に示すように、まず、ストレージ RM25は、 R AID装置の論理ボリュームをグループィ匕し、ァフィ-ティグループを設定する (ステツ プ S301)。
[0232] ここで、ァフィ-ティグループとは、サーバが認識する論理ユニット番号 (LUN, Logical Unit Number)と RAID装置における論理ボリューム(LV, Logical Volume)番号との間の対応関係を示す情報である。
[0233] 図 36は、 RAID装置に構築された論理ボリュームの設定処理を説明する説明図で ある。図 36には、サーノ 「A」およびサーバ「B」から構成されるサーバグループ 970と 、論理ボリューム「LV0」、「LV1」、「LV2」、「LV3」が構築された RAID装置「 α」、およ び、論理ボリューム「LV10」、「LV11」、「LV12」、「LV13」が構築された RAID装置「 j8 」力も構成されるストレージプール 980とが示されて!/、る。
[0234] さらに、図 36には、ストレージプール 980から RAID装置「α」の論理ボリューム「
LV0Jおよび「LV1」と、 RAID装置「 β」の論理ボリューム「LV12」および「LV13」とが追 加されたストレージグループ 990が示されている。
[0235] ストレージグループ 990に追加された RAID装置「 α」の論理ボリューム「LV0」およ び「LV1」は、ァフィ-ティグループ「AG0」およびァフィ-ティグループ「AG1」に属す るように設定されて 、る。また、 RAID装置「 β」の論理ボリューム「LV12」および「 LV13Jは、ァフィ-ティグループ「AG10」およびァフィ-ティグループ「AG11」に属す るように設定されている。
[0236] 図 37は、ァフィ-ティグループに係る情報を記憶したァフィ-ティグループデータ 1 010である。このァフィ二ティグループデータ 1010は、 RAID装置名、ァフィ-ティグ ループ名、 LUNおよび LVの情報を記憶して!/、る。
[0237] RAID装置名は、各 RAID装置を識別する識別情報である。ァフィ-ティグループ 名は、各 RAID装置において設定されたァフィ-ティグループの識別情報である。 L UNは、サーバ Aまたはサーバ B力 アクセスする際に論理ボリュームを識別する識 別情報である。 LVは、論理ボリュームを識別する識別情報である。
[0238] 図 35の説明に戻ると、ストレージ RM25は、サーノ 「A」およびサーノ 「B」と、論理ボ リューム「LV0」, 「LV1」, 「LV12」, 「LV13」との間の冗長パスをチェックし、パスを選択 することによりアクセスパスを設定する (ステップ S302)。
[0239] そして、ストレージ RM25は、論理ユニットに対するマルチパスの設定をおこなう(ス テツプ S303)。図 38は、マルチパスの構成に係る情報を記憶したマルチパス構成デ ータ 1020の一例を示す図である。
[0240] このマルチパス構成データ 1020は、マルチパスインスタンス名および LUNの情報 を記憶している。マルチパスインスタンス名は、設定されたマルチパスのインスタンス を識別する情報である。 LUNは、設定されたマルチパスインスタンスに対応し、サー バ「A」またはサーバ「B」により認識される論理ユニットを識別する情報である。
[0241] そして、ストレージ RM25は、設定したマルチパスインスタンスをミラーボリュームの 構成要素としてクラスタリングをおこなうサーバのクラスタリソースに登録する (ステップ S304)。その後、ストレージ RM25は、クラスタリソースに登録されたマルチパスイン
スタンスを用いて異なる RAID装置のボリュームどうしをペアとするミラーボリュームグ ループを設定する (ステップ S 305)。
[0242] 図 36には、サーノ 「A」またはサーノ 「B」において内部設定されるサーバ内ストレー ジ構成 1000が示されている。このストレージ構成 1000においては、マルチパスイン スタンス rmplbOjおよびマルチパスインスタンス「mplb2」とから構成されるミラーボリュ ーム「M0」と、マノレチノ スインスタンス「mplbl」およびマノレチノ スインスタンス「mplb3」 とから構成されるミラーボリューム「M1」とが設定されて!、る。
[0243] 図 39は、ミラーボリュームの構成に係る情報を記憶したミラーボリューム構成データ 1030である。このミラーボリューム構成データ 1030は、ミラーボリュームおよび構成
、る。
[0244] ミラーボリュームは、設定されたミラーボリュームを識別する識別情報である。構成 ディスクは、ミラーボリュームを構成する論理ユニットを識別する識別情報である。ここ で、構成ディスクには、図 38に示したマルチパス構成データ 1020におけるマルチパ スインスタンスの情報が記憶されている力、マルチノ ス構成データ 1020を参照する ことにより、ミラーボリュームに対応する LUNを特定することができる。
[0245] 図 37に示したァフィ-ティグループデータ 1010は、ストレージ RM25によりシステ ムリソース DB26および RAID装置内に記憶される。また、図 38に示したマルチパス 構成データ 1020、および、図 39に示したミラーボリューム構成データ 1030は、ストレ ージ RM25によりシステムリソース DB26に記憶されるとともに、ストレージ RMエージ ェント 115aにより管理対象であるサーバ内に記憶される。
[0246] 図 3に示すステップ S105におけるソフトウェアイメージの作成処理の説明に戻ると、 ネットワーク RM24は、サーバグループに登録したサーバのネットワークの設定をつ ぎにおこなう。
[0247] 具体的には、ネットワーク RM24は、図 27に示したサーバグループ間リンクデータ 8 30力ら、サーバを追加したサーバグループをフロントサーバグループおよびバックサ 一バグループとして有するネットワークグループの情報を読み込む。
[0248] さらに、ネットワーク RM24は、図 29に示したネットワークグループデータ 850を読 み込み、ネットワークグループに対応するフロントネットワークサブグループおよびバ
ックネットワークサブグループを抽出する。
[0249] その後、ネットワーク RM24は、図 16に示したネットワークサブグループデータ 660 を読み込み、フロントネットワークサブグループおよびバックネットワークサブグループ に対応するネットワークサブグループを検索し、ネットワークサブグループに割り当て られたサブネットの情報を基にして、サーバに IPアドレスを割り当てる。
[0250] 図 40は、サーバに割り当てられた IPアドレスに係る情報を記憶した IPアドレス管理 データ 1040の一例を示す図である。この IPアドレス管理データ 1040は、システムリ ソースマネージャ 21により、システムリソース DB26に記憶される。
[0251] この IPアドレス管理データ 1040は、 IPアドレスおよび割当先の情報を記憶している 。 IPアドレスは、サーバに割り当てられた IPアドレスの情報である。割当先は、 IPアド レスの割当先であるサーバを識別する情報である。
[0252] 続いて、ネットワーク RM24は、図 28に示した負荷分散グループデータ 840および 図 29に示したネットワークグループデータ 850を基にして、サーバが追加されたサー バグループに対応するネットワークグループに代表 IPアドレスを有する負荷分散ダル ープを割り当てる。なお、この時点では、ロードバランサの負荷分散機能は停止状態 にある。
[0253] その後、ユーザは、サーバに導入する OSなどのソフトウェアを、サーバグループに 追加するサーバに対応付けられたストレージサブグループにインストールする。この ストレージサブグループは、 SANの技術を用いて構成されたものである。
[0254] そして、インストールの終了後、ソフトウェアサブ RM53は、ソフトウェア RM23およ びソフトウェア RMエージェント 113aと連携して、 OS、デバイスドライノく、アプリケーシ ヨンソフトウェアなどのソフトウェアの集合体力 構成されるソフトウェアイメージを作成 し、作成したソフトウェアイメージをドメインリソース DB55に記憶する。
[0255] 具体的には、ソフトウェア RM23は、図 7に示したミドルウェア連携 IFデータ 330を 読み込み、ソフトウェア RMエージェント 113aは、ミドルウェアにより実現される機能部 である AP管理部 116aに対して、ソフトウェアイメージ採取前に実行が必要なコマンド を送信する。
[0256] すなわち、ソフトウェア RMエージェント 113aは、 AP管理部 116aの機能を停止さ
せるコマンドを送信し、 AP管理部 116aの機能を停止させる。そして、ソフトウェアサ ブ RM53は、サーバのシステムをシャットダウンする。さら〖こ、ソフトウェアサブ RM53 は、サーバのドメイン管理サーバ 50のドメインリソース DB55に記憶された仮の OSを 用いてサーバのネットワークブートをおこなう。
[0257] その後、ソフトウェアサブ RM53は、起動したサーバに導入されているソフトウェアの ソフトウェアイメージを作成する。そして、ソフトウェア RM23は、システムリソース DB2 6にソフトウェアイメージに係る情報を、以下に説明するソフトウェアイメージ管理デー タ 1050として登録する。
[0258] 図 41は、ソフトウェアイメージに係る情報を記憶したソフトウェアイメージ管理データ 1050の一例を示す図である。このソフトウェアイメージ管理データ 1050は、ソフトゥ エアイメージ名、形式、 OS属性およびソフトウェア名の情報を記憶している。
[0259] ソフトウェアイメージ名は、ソフトウェアイメージの名称である。形式は、ソフトウェアィ メージがアーカイブ形式で作成されたものであるの力 パッチ形式で作成されたもの であるのかを示す情報である。 OS属性は、ソフトウェアイメージ力 OSのソフトウェア イメージである力否かを示す情報である。ソフトウェア名は、ソフトウェアイメージが作 成されたソフトウェアの名称である。
[0260] さらに、ソフトウェアサブ RM53は、作成したソフトウェアイメージを基にして、他のサ ーバ用に配布するソフトウェア配布イメージを作成する。具体的には、ソフトウェアサ ブ RM53は、一台目のサーバ用にストレージに導入された複数のソフトウェアのソフト ウェアイメージを組にしたソフトウェア配布イメージを作成する。
[0261] そして、システムリソースマネージャ 21は、システムリソース DB26にソフトウェア配 布イメージに係る情報を、以下に説明するソフトウェア配布イメージ管理データ 1060 として記憶する。
[0262] 図 42は、ソフトウェア配布イメージに係る情報を記憶したソフトウェア配布イメージ管 理データ 1060の一例を示す図である。このソフトウェア配布イメージ管理データ 106 0は、ソフトウェア配布イメージ名、版数、サーバアーキテクチャ名およびソフトウェア イメージ Zスナップショット名の情報を記憶して!、る。
[0263] ソフトウェア配布イメージ名は、ソフトウェア配布イメージの名称である。版数は、ソフ
トウエア配布イメージの版数である。サーバアーキテクチャ名は、ソフトウェア配布ィメ ージの配布対象となるサーバの CPUアーキテクチャを識別する識別情報である。ソ フトウェアイメージ Zスナップショット名は、ソフトウェア配布イメージに含まれるソフトゥ エアイメージまたはスナップショットを識別する識別情報である。
[0264] ここでスナップショットとは、ある特定の時点でサーバに導入されているソフトウェア のソフトウェアイメージである。システムリソースマネージャ 21は、システムリソース DB 26にスナップショットに係る情報を、以下に説明するスナップショット管理データ 107 0として登録する。
[0265] 図 43は、スナップショットに係る情報を記憶したスナップショット管理データ 1070の 一例を示す図である。このスナップショット管理データ 1070は、スナップショット名お よびソフトウェアイメージ名の情報を記憶している。スナップショット名は、スナップショ ットの名称である。ソフトウェアイメージ名は、スナップショットに含まれるソフトウェアィ メージを識別する識別情報である。
[0266] その後、ソフトウェア RM23は、図 7に示したミドルウェア連携 IFデータ 330を読み 込み、ソフトウェア RMエージェント 113aは、ミドルウェアにより実現される機能部であ る AP管理部 116aに対して、ソフトウェアイメージ採取後に実行が必要なコマンドを送 信する。
[0267] 具体的には、ソフトウェア RMエージェント 113aは、停止していた AP管理部 116a を始動させるコマンドを送信し、 AP管理部 116aを始動させる。そして、ネットワーク!^ M24は、スィッチに VLANの設定をおこなってサーバを VL ANに接続するとともに、 ロードバランサの負荷分散機能を始動させ、負荷を分散させる対象サーバとして当 該サーバを割り当てる。
[0268] その後、システムリソースマネージャ 21は、図 7に示したミドルウェア連携 IFデータ 3 30を読み込み、ミドルゥヱァにより実現される機能部である AP管理統括部 27に対し て、サーバグループ作成後に実行が必要なコマンドを送信する。
[0269] 具体的には、システムリソースマネージャ 21は AP管理統括部 27に対して、サーバ グループの追加を認識させるコマンドを送信する。そして、 AP管理統括部 27は、 AP 管理部 116aと連携して、サーバに対してアプリケーションプログラムの導入および設
定などをおこない、サーバを業務で利用可能な状態に設定する。
[0270] 図 3の説明に戻ると、システムリソースマネージャ 21は、二台目以降のサーバをサ 一バグループに追加する処理をおこなう(ステップ S106)。以下に、ステップ S106で おこなわれる処理をさらに詳細に説明する。
[0271] 図 44は、サーバをサーバグループに追加する処理の処理手順を示すフローチヤ ートである。図 44に示すように、まず、システムリソースマネージャ 21は、ユーザが運 用管理クライアント 10を操作して、サーバとそのサーバを登録するサーバグループを 指定した場合に、サーバおよびサーバグループの情報を受け付ける (ステップ S401
) o
[0272] そして、システムリソースマネージャ 21は、サーバグループにサーバを登録する(ス テツプ S402)。続いて、システムリソースマネージャ 21は、図 20に示した管理対象サ ーバデータ 700および図 42に示したソフトウェア配布イメージ管理データ 1060を読 み込んで、サーバのサーバアーキテクチャがソフトウェアイメージを導入可能なものか 否かを調べる(ステップ S403)。サーバのサーバアーキテクチャがソフトウェアィメー ジを導入可能なものでない場合には (ステップ S403, No)、当該サーバのサーバグ ループへの追加処理を終了する。
[0273] サーバのサーバアーキテクチャがソフトウェアイメージを導入可能なものである場合 には(ステップ S403, Yes)、ストレージ RM25は、一台目のサーバにストレージを設 定した場合と同様の方法で、サーバに対してストレージを設定する処理をおこなう(ス テツプ S404)。具体的には、ストレージ RM25は、図 30および図 35で説明した論理 ボリュームの設定処理を当該サーバに対して実行する。
[0274] 続いて、ネットワーク RM24は、一台目のサーバにネットワークを設定した場合と同 様の方法で、サーバグループに登録したサーバのネットワークブートを仮の OSを用 いておこない、サーバのネットワークの設定をおこなう(ステップ S405)。
[0275] その後、ソフトウェアサブ RM53は、一台目のサーバに導入されたソフトウェアから 作成されたソフトウェア配布イメージを二台目のサーバに対応付けられたストレージ サブグループに展開し、展開されたソフトウェアを用いてサーバを再起動させる (ステ ップ S406)。
[0276] ソフトウェア配布イメージをサーバに対応付けられたストレージサブグループに展開 した場合には、ソフトウェア RM23は、システムリソース DB26に、配布したソフトウェア 配布イメージに係る情報を記憶する。
[0277] 図 45は、ソフトウェア配布イメージの配布状況に係る情報を記憶した配布管理デー タ 1080の一例を示す図である。この配布管理データ 1080は、サーバ名、ストレージ サブグループ名、ソフトウェア配布イメージ名、版数および状態の情報を記憶してい る。
[0278] サーバ名は、ストレージサブグループが割り当てられて 、るサーバを識別する情報 である。ストレージサブグループ名は、ソフトウェア配布イメージが展開されるストレー ジサブグループを識別する情報である。ソフトウェア配布イメージ名は、ストレージサ ブグループに展開されたソフトウェア配布イメージを識別する情報である。版数は、配 布されたソフトウェア配布イメージの版数の情報である。状態は、ソフトウェア配布ィメ ージの配布状況を示す情報である。
[0279] 図 44の説明に戻ると、システムリソースマネージャ 21は、ネットワーク RM24および AP管理統括部 27と連携して、二台目のサーバを業務モードに移行させる処理をお こなう(ステップ S407)。
[0280] 具体的には、ネットワーク RM24は、サーバの再起動時に、一台目のサーバが属す るサブネットの情報に基づいて、二台目のサーバに IPアドレスを割り当てる。二台目 のサーバに割り当てられた IPアドレスの情報は、システムリソースマネージャ 21により 、図 40に示した IPアドレス管理データ 1040に記憶される。
[0281] 続いて、ネットワーク RM24は、スィッチに VLANの設定をおこなってサーバを VL ANに接続するとともに、ロードバランサに対して、負荷を分散させる対象サーバとし て当該サーバを登録させる。
[0282] その後、システムリソースマネージャ 21は、 AP管理統括部 27に対して、サーバの サーバグループの追加を AP管理統括部 27に認識させるコマンドを送信する。そし て、 AP管理統括部 27は、 AP管理部 116aと連携して、サーバに対してアプリケーシ ヨンプログラムの導入および設定などをおこない、サーバを業務で利用可能な状態に 設定する。
[0283] 三台目以降のサーバをサーバグループに追加する場合には、図 44で説明したサ ーバの追加処理を繰り返す。
[0284] つぎに、サーバグループに追加されたサーバをサーバグループから削除する処理 について説明する。図 46は、サーバグループ力 サーバを削除するサーバ削除処 理の処理手順を説明するフローチャートである。
[0285] 図 46に示すように、まず、ネットワーク RM24は、ネットワークサブ RM54と連携して 、サーバに設定された VLANを切断する(ステップ S501)。そして、ネットワーク RM2 4は、ネットワークサブ RM54と連携して、ロードバランサの設定を変更し、負荷を分 散させる対象サーバから当該サーバを除外する (ステップ S502)。
[0286] 続いて、ネットワーク RM24は、サーバに割り当てられた IPアドレスを返却する(ステ ップ S503)。さらに、ソフトウェアサブ RM53は、ドメイン管理サーバ 50のドメインリソ ース DB55に記憶された仮の OSを用いて、ネットワークブートによりサーバの再起動 をおこなう(ステップ S504)。
[0287] そして、ストレージ RM25は、サーバグループから削除するサーバに割り当てられ たディスクを削除する(ステップ S505)。その後、ストレージ RM25は、サーバに対し て設定されたサーバとストレージとの間の論理的な接続関係である SANゾ一二ング を変更し、当該サーバを除外したサーバとストレージとの間の SANゾーユングを設定 する(ステップ S 506)。
[0288] つぎに、システムリソースマネージャ 21が、リソース割当管理処理において、運用管 理クライアント 10に出力する各種出力画面について説明する。図 47は、管理対象と なるリソースの配置を示すリソース配置出力画面 1090の一例である。
[0289] 図 47に示すように、このリソース配置出力画面 1090は、 Webドメイン 1100、 APド メイン 1110、 DBドメイン 1120に属する各種サーバと、ストレージドメイン 1130に属 するストレージとがどのように接続されて!、るかをユーザが一目で把握できるように構 成されている。
[0290] 図 48は、リソースの配置に係る設定をユーザ力 受け付けるリソース配置設定画面 1140の一例を示す図である。このリソース配置設定画面 1140では、部品パレット 11 40aが出力され、この部品パレットにあるドメインやサーノ 、ストレージなどの各種アイ
コンをユーザがマウス等を操作して配置していくことにより、各種リソースの配置を決 定することができる。
[0291] 図 49は、サーバドメインに属するサーバグループの一覧を出力するサーバグルー プ一覧画面 1150の一例を示す図である。このサーバグループ一覧画面 1150では 、ユーザによるマウス等の操作により、サーバドメインが指定されると、そのサーバドメ インに属するサーバグループおよびサーバグループに追加可能な、プールされたサ ーバの一覧が出力される。
[0292] 図 50は、サーバグループに属するサーバの一覧を出力するサーバ一覧画面 1160 の一例を示す図である。このサーバ一覧画面 1160では、ユーザによるマウス等の操 作により、サーバグループが指定されると、そのサーバグループに属するサーバおよ びサーバグループに追加可能な、プールされたサーバの一覧が出力される。
[0293] さらに、このサーバ一覧画面 1160では、ユーザによるマウス等の操作により、プー ルされたサーバが指定され、追加ボタンがクリックされると、指定されたサーバをサー バグループに追加する処理の実行要求がシステムリソースマネージャ 21に送信され 、当該サーバの追加処理が実行される。
[0294] また、このサーバ一覧画面 1160では、ユーザによるマウス等の操作により、サーバ グループに属するサーバが指定され、削除ボタンがクリックされると、指定されたサー バをサーバグループから削除する処理の実行要求がシステムリソースマネージャ 21 に送信され、当該サーバの削除処理が実行される。
[0295] 図 51は、ストレージグループに属するストレージの一覧を出力するストレージ一覧 画面 1170の一例を示す図である。このストレージ一覧画面 1170においても、図 50 に示したサーバ一覧画面 1160と同様、ユーザによるマウス等の操作により、ストレー ジグループが指定されると、そのストレージグループに属するストレージおよびストレ ージグループに追カ卩可能な、プールされたストレージの一覧が出力される。
[0296] そして、ストレージ一覧画面 1170では、ユーザによるマウス等の操作により、プー ルされたストレージが指定され、追加ボタンがクリックされると、指定されたストレージ をストレージグループに追加する処理の実行要求がシステムリソースマネージャ 21に 送信され、当該ストレージの追加処理が実行される。
[0297] また、このストレージ一覧画面 1170では、ユーザによるマウス等の操作により、スト レージグループに属するストレージが指定され、削除ボタンがクリックされると、指定さ れたストレージをストレージグループから削除する処理の実行要求がシステムリソース マネージャ 21に送信され、当該ストレージの削除処理が実行される。
[0298] 上記実施例で説明した各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをコンビュ ータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図 52から図 54 を用いて、運用管理プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。
[0299] 図 52は、図 2に示したサイト管理サーバ 20となるコンピュータ 1200のハードウェア 構成を示す図である。このコンピュータ 1200は、ユーザからのデータの入力を受け 付ける入力装置 1210、モニタ 1220、各種プログラムを記録した記録媒体カもプログ ラムを読み取る媒体読取り装置 1230、 ROM (Read Only Memory) 1240、ネットヮ ークを介して他のコンピュータとの間でデータの授受をおこなうネットワークインターフ エース 1250、 HDD (Hard Disk Drive) 1260、 RAM (Random Access Memory) 1 270および CPU (Central Processing Unit) 1280をバス 1290で接続して構成され る。
[0300] そして、 HDD1260には、サイト管理サーバ 20の機能と同様の機能を発揮するプロ グラム、つまり、図 52に示すシステムリソース管理プログラム 1260bおよび AP管理統 括プログラム 1260cが記憶されて!、る。
[0301] なお、システムリソース管理プログラム 1260bおよび AP管理統括プログラム 1260c につ 、ては、適宜統合または分散して記憶することとしてもよ!、。
[0302] そして、 CPU1280力 システムリソース管理プログラム 1260bおよび AP管理統括 プログラム 1260cを HDD1260力も読み出して実行することにより、システムリソース 管理プロセス 1280aおよび AP管理統括プロセス 1280bとして機能するようになる。
[0303] このシステムリソース管理プロセス 1280aは、図 2に示したシステムリソースマネージ ャ 21、サーバ RM22、ソフトウェア RM23、ネットワーク RM24、ストレージ RM25に 対応する。また、 AP管理統括プロセス 1280bは、図 2に示した AP管理統括部 27に 対応する。
[0304] また、 HDD1260には、システムリソースデータ 1260aが記憶される。なお、このシ
ステムリソースデータ 1260aは、図 2に示したシステムリソース DB26に記憶される各 種データに対応する。
[0305] そして、 CPU1280は、リソースの管理に係る各種データをシステムリソースデータ 1 260aとして記憶するとともに、システムリソースデータ 1260aを HDD1260から読み 出して RAM1270に格納し、 RAM 1270に格納されたシステムリソースデータ 1270 aに基づ ヽて各種データ処理を実行する。
[0306] 図 53は、図 2に示したドメイン管理サーバ 20となるコンピュータ 1300のハードゥエ ァ構成を示す図である。このコンピュータ 1300は、ユーザからのデータの入力を受 け付ける入力装置 1310、モニタ 1320、各種プログラムを記録した記録媒体力もプロ グラムを読み取る媒体読取り装置 1330、 ROM1340、ネットワークを介して他のコン ピュータとの間でデータの授受をおこなうネットワークインターフェース 1350、 HDD1 360、RAM1370および CPU1380をバス 1390で接続して構成される。
[0307] そして、 HDD1360には、ドメイン管理サーバ 50, 60の機能と同様の機能を発揮 するプログラム、つまり、図 53に示すドメインリソース管理プログラム 1360bが記憶さ れている。なお、ドメインリソース管理プログラム 1360bについては、適宜統合または 分散して記憶することとしてもょ 、。
[0308] そして、 CPU1380力 ドメインリソース管理プログラム 1360bを HDD1360から読 み出して実行することにより、ドメインリソース管理プロセス 1380aとして機能するよう になる。
[0309] このドメインリソース管理プロセス 1380aは、図 2に示したシステムリソースドメインマ ネージャ 51、サーバサブ RM52、ソフトウェアサブ RM53、ネットワークサブ RM54に 対応する。
[0310] また、 HDD1360には、ドメインリソースデータ 1360aが記憶される。なお、このドメ インリソースデータ 1360aは、図 2に示したドメインリソース DB55に記憶される各種デ ータに対応する。
[0311] そして、 CPU1380は、ドメインにおけるリソースの管理に係る各種データをドメイン リソースデータ 1360aとして記憶するとともに、ドメインリソースデータ 1360aを HDD1 360から読み出して RAM 1370に格納し、 RAM 1370に格納されたドメインリソース
データ 1370aに基づいて各種データ処理を実行する。
[0312] また、図 54は、図 2に示したサーバ 110aとなるコンピュータ 1400のハードウェア構 成を示す図である。このコンピュータ 1400は、ユーザからのデータの入力を受け付 ける入力装置 1410、モニタ 1420、各種プログラムを記録した記録媒体力もプロダラ ムを読み取る媒体読取り装置 1430、 RAM 1440, ROM1450、ネットワークを介し て他のコンピュータとの間でデータの授受をおこなうネットワークインターフェース 146 0、 HDD1470および CPU1480をバス 1490で接続して構成される。
[0313] そして、 HDD1470には、サーバ 110aの機能と同様の機能を発揮するプログラム、 つまり、図 54に示すエージェントリソース管理プログラム 1470aおよび AP管理プログ ラム 1470bが記憶されている。なお、エージェントリソース管理プログラム 1470aおよ び AP管理プログラム 1470bについては、適宜統合または分散して記憶することとし てもよい。
[0314] そして、 CPU1480力 エージェントリソース管理プログラム 1470aおよび AP管理 プログラム 1470bを HDD1470から読み出して実行することにより、エージエントリソ ース管理プロセス 1480aおよび AP管理プロセス 1480bとして機能するようになる。
[0315] このエージェントリソース管理プロセス 1480aは、図 2に示したリソースマネージヤエ 一ジェン卜 l l la、サーノ RMエージェント 112a、ソフトウェア RMエージェント 113a、 ネットワーク RMエージェント 114aおよびストレージ RMエージェント 115aに対応する 。また、 AP管理プロセス 1480bは、図 2に示した AP管理部 116aに対応する。
[0316] ところで、システムリソース管理プログラム 1260b、 AP管理統括プログラム 1260c、 ドメインリソース管理プログラム 1360b、エージェントリソース管理プログラム 1470aお よび AP管理プログラム 1470bについては、必ずしも最初から HDD1260、 HDD 13 60または HDD1470に記憶させておく必要はない。
[0317] たとえば、コンピュータ 1200、 1300または 1400に挿入されるフレキシブルディスク
(FD) , CD-ROM, MOディスク、 DVDディスク、光磁気ディスク、 ICカードなどの「 可搬用の物理媒体」、または、コンピュータの内外に備えられるハードディスクドライ ブ (HDD)などの「固定用の物理媒体」、さらには、公衆回線、インターネット、 LAN, WANなどを介してコンピュータ 1200、 1300または 1400〖こ接続される「他のコンビ
ユータ(またはサーバ)」などに各プログラムを記憶しておき、コンピュータ 1200、 130 0または 1400がこれら力も各プログラムを読み出して実行するようにしてもょ 、。
[0318] 上述してきたように、本実施例では、システムリソースマネージャ 21が、物理結線が 均一なサーバの集まりとしてサーバドメインを登録し、ソフトウェア RM23およびソフト ウェアサブ RM53が連携して、登録されたサーバドメインに属するサーバにより利用 されるソフトウェアの導入を実行することとしたので、管理者がおこなうサーバの設定 作業に要する労力を軽減させることができる。
[0319] また、本実施例では、ネットワーク RM24およびネットワークサブ RM53が連携して 、ソフトウェアを利用するサーバのネットワークに係る設定をおこない、ソフトウェア RM 23およびソフトウェアサブ RM53が連携して、当該サーバにより利用されるソフトゥェ ァの導入を実行することとしたので、ネットワークに係る設定をおこなうことにより、管 理者がおこなうサーバの設定作業に要する労力をさらに軽減させることができる。
[0320] また、本実施例では、サーバが利用するソフトウェアが導入された後、ソフトウェア!^ M23およびソフトウェアサブ RM53が連携して、導入されたソフトウェアとは異なるソ フトウェアの導入を実行することとしたので、サーバがおこなう情報処理の変更を管理 者に負担をかけることなく容易に実行することができる。
[0321] また、本実施例では、ソフトウェア RM23およびソフトウェアサブ RM53が連携して、 サーバにより利用されるソフトウェアを、当該サーバに S ANを介して接続され、当該 サーバによりアクセスされる RAID装置に導入することとしたので、 RAID装置を複数 のサーバで共有するなど柔軟な構成を採用することができる。
[0322] また、本実施例では、システムリソースマネージャ 21が、サーバドメインをサーバが 帰属する複数のサーバグループからなるサーバドメインとして登録し、ソフトウェア!^ M23およびソフトウェアサブ RM53が連携して、登録されたサーバドメインの各サー バグループに属するサーバにより利用されるソフトウェアの導入を実行することとした ので、各サーバグループに属するサーバに異なる情報処理を実行させるための設定 作業を管理者に負担をかけることなく容易に実行することができる。
[0323] さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以 外にも、請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施例
にて実施されてもょ 、ものである。
[0324] たとえば、本実施例では、サーバグループに追加するサーバに必要なソフトウェア を SANにより接続されたストレージに導入し、そのストレージからサーバをブートする 場合を示した力 必要なソフトウェアを各サーバが有する内蔵ディスクに導入し、内蔵 ディスク力もサーバをブートすることとしてもよ!/、。
[0325] また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして 説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的に おこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的にお こなうことちでさる。
[0326] この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種の データやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更する ことができる。
[0327] また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に 図示のように構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散'統合の具体 的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況な どに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散 ·統合して構成することができ る。
[0328] さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、 CP Uおよび当該 CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤー ドロジックによるハードウェアとして実現され得る。 産業上の利用可能性
[0329] 以上のように、本発明にかかる運用管理プログラム、運用管理方法および運用管理 装置は、情報処理システムを構成するリソースの運用を管理する運用管理システム に有用であり、特に、情報処理システムの管理者がおこなうリソースの設定作業に要 する労力を軽減させることが必要な運用管理システムに適している。