WO2006019012A1

WO2006019012A1 - 送信装置及び受信装置

Info

Publication number: WO2006019012A1
Application number: PCT/JP2005/014575
Authority: WO
Inventors: Takafumi Ueno
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co., Ltd.
Priority date: 2004-08-16
Filing date: 2005-08-09
Publication date: 2006-02-23
Also published as: US20080279378A1; KR20070046113A; JPWO2006019012A1; EP1783947A1

Abstract

　本発明の送信装置は、ディジタルＡＶ情報及び上記ディジタルＡＶ情報に関連する記述子情報の少なくとも一方を暗号化して暗号化情報を生成する暗号化手段と、前記暗号化情報を復号化するために必要なツールを示すツールＩＤを有するツールリスト情報を生成するツールリスト生成手段と、前記ツールの受信装置での組み込み位置を示す制御グラフ情報を生成する制御グラフ生成手段と、ＩＰＭＰあるいはＩＰＭＰ保護情報を示す名前空間を有する記述子によって、前記ツールリスト情報及び前記制御グラフ情報を記述するＩＰＭＰ記述子情報を生成するＩＰＭＰ保護情報生成手段と、前記暗号化情報を含むディジタルＡＶ情報と前記ＩＰＭＰ記述子情報とをパッケージ化してパッケージ情報を出力するパッケージ化手段とを備える。

Description

送信装置及び受信装置

技術分野

[0001] 本発明は、ディジタルィ匕されたビデオ情報及びオーディオ情報と関連する IPMP記述子情報を含む信号を安全に送信する装置及び受信する装置に関する。

背景技術

[0002] MPEG— 21は、ネットワークにまたがってコンテンツ (データ）を利用する環境を実現するための汎用的なフレームワークを提供するための試みである。また、 MPEG— 21では、ディジタルアイテム（Digital Item,以下 DIと略す。）を規定している。この DIとは、 MPEG— 21におけるマルチメディアフレームワークで流れるコンテンツの最小流通単位である。 DIは、具体的には、 MPEG— 1、 2、 4などの標準符号化法で表現されたマルチメディアデータ（リソース）と、 MPEG— 7等で規定してヽる標準メタデ一タスキーマとを、 MPEG— 21で独自に規定した XMLスキーマによって構造化して組み合わせたものである。図 20は、従来のパッケージ情報の構成を示す概略図である。図 21は、従来のディジタル化されたビデオ情報及びオーディオ情報を送受信する送信装置及び受信装置の構成を示す概略図である。図 20では、 MPEG— 21で規定している各記述エレメント、 DI、く Container〉、〈Item〉、く Component〉、く Res ource〉相互の包含関係を示している。図 20に示すように、 < Container > 80の中に、く Item>81を含み、く Item>81の中に、く Component > 82を含む。さらに、く Component > 82は、く Resource > 83を含む。

[0003] DIは、マルチメディアデータとメタデータとを XMLスキーマによって構造化したものである。図 20において、 DIは、 XMLで記述された DIの定義部分を与える。ここでは、く Container〉、〈Item〉、く Component〉、く Resource等が規疋されている。

[0004] このうちのく Container〉、〈Item〉、く Component は、相互に包含関係がある。く C ontainer〉は、複数の〈Item〉、く Containerをその記述子であるく Descryptor〉とともにひとつにまとめる。〈Item〉は、く Componentや、別の〈Item〉が、その記述子であるく Descryptor〉とともにひとつにまとめられている。く Component は、そのく Co mponent〉を構成するく Resourceを指定する。く Resource は、ビデオクリップゃィメージ等の各種マルチメディアデータを、 URL等を用いて指定する。

[0005] 図 21は、従来例における送信装置 502と受信装置 503の構成を示すブロック図である。図 21において、送信装置 502は、 MPEG— 2ビデオ（ISOZIEC13818— 2) に準拠したビデオ符号化手段 56と、 MPEG - 2オーディオ（ISOZIEC 13818- 3) に準拠したオーディオ符号ィ匕手段 57とを備える。また、受信装置 503は、ビデオ復号手段 111と、オーディオ復号手段 113とを備える。

[0006] 図 21に示すように、従来の送信装置 502では、入力ディジタルビデオ信号 49は、ビデオ符号ィ匕手段 56によって MPEG— 2ビデオに準拠して圧縮符号ィ匕され、ビデオビットストリーム 76として出力される。入力ディジタルオーディオ信号 50は、オーディォ符号化手段 57によって圧縮符号化され、オーディオビットストリーム 64として出力される。

[0007] 従来の受信装置 503では、ビデオビットストリーム 76は、ビデオ復号手段 111によつて伸長されディジタルビデオ信号 112として出力される。オーディオビットストリーム 64は、オーディオ復号手段 113によって伸長されディジタルオーディオ信号 114として出力される。

[0008] ここで、データをどのように保護するかが重要となる。過去、 MPEG 2Z4 IPMP 拡張は、 MPEG 2Z4システムに準拠するデータを保護することを目的として規格化された。さらに、 MPEG— 21パート 4では、 MPEG— 21 IPMP (Intellectual P roperty Management and Protection)で si論されよつとしている。

[0009] 非特許文献1 :130/正じ13818— 2 ISO/IEC13818- 3 ISO/IEC13818

11 FDIS

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0010] し力しながら、 MPEG— 21において、ビデオビットストリーム等の暗号ィ匕及び保護方法は、議論がはじまつたばカゝりで未だ規定されていない。そのため、保護されていな、ビデオビットストリーム等は、不正な受信装置によって容易に盗まれる場合があつた。また、仮に暗号化を施しても暗号化手法自体を不正に解読されることに対する対処もなされていない。すなわち、送信装置が送信したデータの不正な受信を防ぐ手段がないという課題がある。また、データには著作権保護を行う必要がある場合と、著作権保護を行う必要のないコンテンツがあるが、従来例の記述においては、著作権保護の有無を示すことができず、また、著作権保護の詳細を記述することができないという問題点を有してヽた。

[0011] 本発明の目的は、上記課題を考慮し、送信装置が送信したデータを受信装置が安全に受信する保護手段を提供することである。

課題を解決するための手段

[0012] 本発明に係る送信装置は、ディジタル AV情報及び上記ディジタル AV情報に関連する記述子情報の少なくとも一方を暗号化して暗号化情報を生成する暗号化手段と前記暗号ィ匕情報を復号ィ匕するために必要なツールを示すツール IDを有するツールリスト情報を生成するツールリスト生成手段と、

前記ツールに関するツール関連情報を生成するツール関連情報生成手段と、

IPMPあるいは IPMP保護情報を示す名前空間を有する記述子によって、前記ッ一ルリスト情報及び前記ツール関連情報を記述する IPMP記述子情報を生成する IP MP保護情報生成手段と、

前記暗号化情報を含むディジタル AV情報と前記 IPMP記述子情報とをパッケージ化してパッケージ情報を出力するパッケージィ匕手段と

を備えたことを特徴とする。

[0013] また、前記ツール関連情報は、前記ツールの受信装置での組み込み位置を示す制御グラフ情報であってもよい。この場合には、前記ツール関連情報生成手段は、前記制御グラフ情報を生成する制御グラフ生成手段である。

[0014] さらに、前記ツール関連情報は、前記ツールの構成を示す構成情報であってもよヽ。この場合には、前記ツール関連情報生成手段は、前記構成情報を生成する構成情報生成手段である。

[0015] また、上記制御グラフ情報を示す子要素を、上記 IPMPを示す名前空間あるいは上記 IPMP保護情報を示す名前空間の下に有してもよい。 [0016] また、上記構成情報を含む子要素を、上記 IPMPを示す名前空間あるいは上記 IP

MP保護情報を示す名前空間の下に有してもよい。

[0017] またさらに、上記ツールリスト情報を示す子要素を、上記 IPMPを示す名前空間あるいは上記 IPMP保護情報を示す名前空間の下に有してもよい。

[0018] また、上記ツール IDを示す子要素を、上記 IPMPを示す名前空間あるいは上記 IP

MP保護情報を示す名前空間の下に有してもよい。

[0019] また、権利記述を含む子要素を、上記 IPMPを示す名前空間あるいは上記 IPMP 保護情報を示す名前空間の下に有してもよい。

[0020] また、鍵情報を含む子要素を、上記 IPMPを示す名前空間ある!/、は上記 IPMP保護情報を示す名前空間の下に有してもよい。

[0021] また、ラインセンス情報を含む子要素を有する上記 IPMPを示す名前空間あるいは上記 IPMP保護情報を示す名前空間の下に有する送信装置である。

[0022] また、上記構成情報は、受信装置の製造メーカを示すものを含んでもよ!、。

[0023] 本発明に係る受信装置は、ディジタル AV情報及び前記ディジタル AV情報に関連する記述子情報を含むパッケージ情報を受信して、暗号化情報を含むディジタル A

V情報と、 MPEG- 21 DIひ f青報と、 IPMPあるいは IPMP保護情報を示す名前空間を有する IPMP記述子情報とを抽出する手段と、

MPEG- 21 DIDを受信する手段と、

前記 IPMP記述子情報から前記暗号化情報を復号化する復号ツールを示すツール IDを有するツールリスト情報及び前記復号ツールに関するツール関連情報を含む IPMP保護情報を抽出する IPMP保護情報抽出手段と

を備え、

前記ツールリスト情報から取得したツール IDにしたがって前記復号ツールを入手し、前記ツール関連情報に従って前記復号ツールを組み込むことを特徴とする。

[0024] また、前記ツール関連情報は、前記復号ツールの受信装置での組み込み位置を示す制御グラフ情報であってもよい。さらに、前記ツール関連情報は、前記復号ツールの構成を示す構成情報であってもよい。なお、前記構成情報は、前記受信装置の製造メーカを示すものであってもよ、。 [0025] また、前記ディジタル AV情報から、受信側における再生及び複製に関する権利情報を分離する権利情報分離手段をさらに備えてもよい。この場合には、前記権利情報に従って前記ディジタル AV情報を処理することができる。

[0026] また、前記ディジタル AV情報から、受信側において受信した暗号化情報を解読する鍵情報分離手段をさらに備えてもよい。この場合には、前記鍵情報によって前記暗号ィ匕情報を解読してディジタル AV情報を抽出することができる。

[0027] また、前記ディジタル AV情報から、ライセンス情報を分離するライセンス情報分離手段をさらに備えてもよい。この場合には、前記ライセンス情報に従って前記ディジタル AV情報を処理することができる。

[0028] なお、本発明は、上記の構成以外にも様々な実施の形態に示されている以下の構成をとることができる。

第 1の構成によれば、ディジタル AV情報及び上記ディジタル AV情報に関連する記述子情報の少なくとも、ずれか一方を、あら力じめ定義されたツール IDを有するッール情報を用いて暗号化して暗号化情報を生成する暗号化手段と、上記暗号化情報を復号するために必要なツールを示すツール IDを有するツールリスト情報を生成するツールリスト生成手段と、上記ツールの受信装置での組み込み位置を示す制御グラフ情報を生成する制御グラフ生成手段と、上記ツールリスト情報と上記制御ダラフ情報を含む IPMP保護情報を生成する IPMP保護情報手段と、上記ディジタル A V情報と上記記述子情報とをパッケージ化するパッケージ化手段と、上記 IPMP保護情報を含む記述子を MPEG— 21における DID (Digital Item Declaration)に含めるとともに、上記 IPMP保護による場合には、 IPMPあるいは IPMP保護情報を示す名前空間を有する記述子によって上記ツールリスト情報及び上記制御グラフ情報を記述する IPMP記述子情報を有する DIDを生成する DIひ f青報生成手段とを備えたことを特徴とする送信装置である。

[0029] 第 2の構成によれば、ディジタル AV情報及び上記ディジタル AV情報に関連する記述子情報の少なくともいずれか一方をあら力じめ定義されたツール IDを有するッール情報を用いて暗号化して暗号化情報を生成する暗号化手段と、上記暗号化情報を復号するために必要なツールを示すツール IDを有するツールリスト情報を生成するツールリスト生成手段と、上記ツールの受信装置での組み込み位置を示す制御グラフ情報を生成する制御グラフ生成手段と、上記ツールリスト情報と上記制御ダラフ情報を含む IPMP保護情報を生成する IPMP保護情報手段と、上記ディジタル A V情報と上記記述子情報とをパッケージ化するパッケージ化手段と、上記 IPMP保護による場合には、 IPMPあるいは上記 IPMP保護情報を示す名前空間を有する記述子によって上記ツールリスト情報及び上記制御グラフ情報を記述する IPMP記述子情報を生成する IPMP保護情報生成手段を有する送信装置である。

[0030] 第 3の構成によれば、ディジタル AV情報及び上記ディジタル AV情報に関連する記述子情報の少なくともいずれか一方をあら力じめ定義されたツール IDを有するツール情報を用いて暗号化して暗号化情報を生成する暗号化手段と、上記暗号化情報を復号するために必要なツールを示すツール IDを有するツールリスト情報を生成するツールリスト生成手段と、上記ツールの構成を示す構成情報生成手段と、上記ツールリスト情報と上記構成情報を含む IPMP保護情報を生成する IPMP保護情報手段と、上記ディジタル AV情報と上記記述子情報とをパッケージィ匕するパッケージィ匕手段と、上記 IPMP保護情報を含む記述子を MPEG— 21における DID (Digital Item Declaration)に含めるとともに、上記 IPMP保護による場合には、 IPMPあるいは I PMP保護情報を示す名前空間を有する記述子によって上記ツールリスト情報及び上記構成情報を記述する IPMP記述子情報を有する DIDを生成する DIひ f青報生成手段とを有することを特徴とする送信装置である。

[0031] 第 4の構成によれば、ディジタル AV情報及び上記ディジタル AV情報に関連する記述子情報の少なくともいずれか一方をあら力じめ定義されたツール IDを有するツール情報を用いて暗号化して暗号化情報を生成する暗号化手段と、上記暗号化情報を復号するために必要なツールを示すツール IDを有するツールリスト情報を生成するツールリスト生成手段と、上記ツールの構成を示す構成情報生成手段と、上記ツールリスト情報と上記構成情報を含む IPMP保護情報を生成する IPMP保護情報手段と、上記ディジタル AV情報と上記記述子情報とをパッケージィ匕するノッケージィ匕手段と、上記 IPMP保護による場合には、 IPMPあるいは IPMP保護情報を示す名前空間を有する記述子によって上記ツールリスト情報及び上記構成情報を記述する IP MP記述子情報を生成する IPMP保護情報生成手段を有する送信装置である。

[0032] 第 5の構成によれば、ディジタル AV情報及び上記ディジタル AV情報に関連する記述子情報を含む情報を受信してディジタル AV情報を抽出する手段と、

MPEG- 21 DIDを受信する手段と、

MPEG- 21 DIDを解読して IPMPある!/、は IPMP保護情報を示す名前空間を有する IPMP保護情報を抽出する Dro情報分離手段と、

上記 IPMP保護情報から暗号ィ匕データを復号する復号ツールを示すツール IDを有するツールリスト情報及び復号ツールの組み込み位置を示す制御グラフ情報を含む IPMP保護情報を抽出する IPMP保護情報抽出手段と、

上記ツールリスト情報から取得したツール IDにしたがってツールを入手し、上記制御グラフに従って上記ツールを組み込む制御手段と

を有することを特徴とする受信装置である。

[0033] 第 6の構成によれば、ディジタル AV情報及び上記ディジタル AV情報に関連する記述子情報を含む情報を受信してディジタル AV情報と MPEG— 21 Dm情報と IP MPあるいは IPMP保護情報を示す名前空間を有する IPMP保護情報とを抽出する手段と、 MPEG- 21 DIDを受信する手段と、上記 IPMP保護情報から暗号化データを復号する復号ツールを示すツール IDを有するツールリスト情報及び復号ツールの受信装置での組み込み位置を示す制御グラフ情報を含む IPMP保護情報を抽出する IPMP保護情報抽出手段と、上記ツールリスト情報力取得したツール IDにした力 Sつてツールを入手し、上記制御グラフに従って上記ツールを組み込む制御手段とを有する受信装置である。

[0034] 第 7の構成によれば、ディジタル AV情報及び上記ディジタル AV情報に関連する記述子情報を含む情報を受信してディジタル AV情報を抽出する手段と、

MPEG- 21 DIDを受信する手段と、

上記 IPMP保護情報から暗号ィ匕データを復号するために必要なツールを示すツール IDを有するツールリスト情報及びツールの構成を示す構成情報を含む IPMP保護情報を抽出する IPMP保護情報抽出手段と、

上記ツールリスト情報から取得したツール IDにしたがってツールを入手し、上記構成情報に従って上記ツールを組み込む制御手段と

を備えることを特徴とする受信装置である。

[0035] 第 8の構成によれば、ディジタル AV情報及び上記ディジタル AV情報に関連する記述子情報を含む情報を受信してディジタル AV情報と MPEG— 21 Dm情報と IP MPあるいは IPMP保護情報を示す名前空間を有する IPMP保護情報とを抽出する手段と、 MPEG— 21 DIDを受信する手段と、上記 IPMP保護情報から暗号化デ一タを復号するために必要なツールを示すツール IDを有するツールリスト情報及びツールの構成を示す構成情報を含む IPMP保護情報を抽出する IPMP保護情報抽出手段と、上記ツールリスト情報から取得したツール IDにしたがってツールを入手し、上記構成情報に従って上記ツールを構成することを特徴とする受信装置である。

[0036] 第 9の構成によれば、ディジタル AV情報及び上記ディジタル AV情報に関連する記述子情報を含む情報を受信してディジタル AV情報と MPEG— 21 Dm情報と IP MPあるいは IPMP保護情報を示す名前空間を有する IPMP保護情報とを抽出する手段と、 MPEG— 21 DIDを受信する手段と、上記 IPMP保護情報から受信装置の製造メーカを示す構成情報を含む IPMP保護情報を抽出する IPMP保護情報抽出手段と、上記ツールリスト情報から取得したツール IDにしたがってツールを入手し、上記構成情報に従って上記ツールを組み込むことを特徴とする受信装置である。発明の効果

[0037] 以上説明したところから明らかなように、本発明に係る送信装置によれば、暗号化されたデータとともに暗号を復号するためのツールリスト、 IPMP保護情報をパッケージ情報の一部として送信することができる。そこで、常に最新の保護方式を提供することができる。さらに、 DIひ f青報の中に IPMP保護情報を含み、その記述形式は IPMP を示す名前空間を有しているので、他の記述と混同することなく定義することができる t 、う利便性を提供することができる。

[0038] また、本発明に係る別例の送信装置によれば、暗号化されたデータとともに暗号を復号するためのツールリスト、 IPMP保護情報をパッケージ情報の一部として送信することができる。そこで、常に最新の保護方式を提供することができる。さらに、 DID情報と IPMP保護情報とを別個に送る利便性を提供できる。また、 IPMP保護情報の記述形式は IPMPを示す名前空間を有しているので、他の記述と混同することなく定義することができるという利便性を提供することができる。

[0039] 本発明に係る受信装置によれば、 IPMPを示す名前空間のもとに非保護の場合と区別して IPMP保護情報を DID中に定義された MPEG— 21 IPMP保護情報を受信装置にダウンロードしてツールを更新することが可能であり、常に最新の保護方式を保持することのできる信頼性の高い受信装置を提供することができる。

[0040] また、本発明に係る別例の受信装置によれば、保護情報を、 IPMPを示す名前空間のもとに非保護の場合と区別した IPMP保護情報を、 Dro情報とは別個に受信装置にダウンロードしてツールを更新するという利便性を提供することができる。さらに、常に最新の保護方式を保持することのできる信頼性の高い受信装置を提供することができる。

発明を実施するための最良の形態

[0041] 本発明の実施の形態に係る送信装置及び送信方法、並びに、受信装置及び受信方法について、添付図面を用いて説明する。なお、図面において実質的に同一の部材には同一の符号を付している。

[0042] (実施の形態 1)

本発明の実施の形態 1に係る送信装置について、図 1から図 5を用いて説明する。図 1は、本発明の実施の形態 1に係る第 1の送信装置 73の構成を示すブロック図である。図 2は、制御グラフを示す図である。図 3は、ノッケージ情報を示す図である。図 4は、コンテナ中のアイテムを保護する場合の IPMP_DIDL記述を示す図である。図 5は、コンポーネント中のリソースを保護する場合の IPMP_DIDL記述を示す図である。図 1において、この送信装置 73は、ツールリスト生成手段 1と、制御グラフ生成手段 3 と、 IPMP保護情報生成手段 5と、 Dm情報生成手段 7と、パッケージ化手段 9と、ビデォ符号化手段 56と、オーディオ符号化手段 57と、暗号ィ匕手段 60とを備える。

[0043] 次に、送信装置 73の各構成部材の動作について説明する。

まず、ツールリスト生成手段 1によって、ツールリスト情報 2を生成する。なお、この送信装置 73では、 AES復号ィ匕を実行するツール ID (OXOOA)を有する復号ツールが存在することを認識しているものとする。ツールリスト生成手段 1は、受信装置側等で必要となるツールの一覧表であるツールリスト情報 2を生成して IPMP保護情報生成手段 5に供給する。ここでツールリスト生成手段 1では、 MPEG— 2ビデオビットストリームを受信し暗号を復号して再生するために復号ツールが必要であることを示し、上記ツール ID (OXOOA)を有するツールリストを生成する。

[0044] また、制御グラフ生成手段 3によって、制御グラフ情報 4を生成する。図 2は、制御グラフ生成手段 3によって生成された制御グラフ情報 4の構成の一部を示す概略図である。図 2に示されるように、プログラム Aは、暗号化ビデオビットストリーム 63とオーディォビットストリーム 64を含み、暗号化ビデオビットストリーム 63に対応するツール ID6 5と、ツールの組み込み位置を示す制御ポイント 66とを有している。制御グラフ生成手段 3は、 AES復号を実行するツール ID (OXOOA) 65を有するツールの組み込み位置が受信装置のビデオ復号手段の直前であることを示す制御ポイント 66を含む制御グラフ情報 4を生成して IPMP保護情報生成手段 5に出力する。

[0045] さらに、 IPMP保護情報生成手段 5によって、上記ツールリスト情報 2と制御グラフ情報 4とに基づいて IPMP保護情報 6を生成する。またさらに、 DIひ f青報生成手段 7によって、 IPMP保護情報 6を含む記述子情報である DIひ f青報 8を生成してパッケージ化手段 9に出力する。また、ビデオ符号ィ匕手段 56によって、入力ディジタルビデオ信号 49を MPEG— 2ビデオに準拠して圧縮符号ィ匕して、ビデオビットストリーム 76として出力する。暗号化手段 60は、ビデオビットストリーム 76を暗号ィ匕して、暗号化ビデォビットストリーム 63を生成する。また、オーディオ符号ィ匕手段 57によって、入力ディジタルオーディォ信号 50を圧縮符号ィ匕して、オーディオビットストリーム 64として出力する。

[0046] またさらに、ノッケージ化手段 9は、 DID情報 8と暗号ィ匕ビデオビットストリーム 63とオーディオビットストリーム 64とをパッケージ化して、パッケージ情報 10を出力する。ここで、ノッケージ情報 10とは、具体的にはファイル形式あるいはビットストリーム伝送形式をとる。

[0047] 図 3は、ノッケージ情報 10の構成を概念的に示す概略図であり、ノッケージ情報 1 0には、 DHD情報 8と、暗号化ビデオビットストリーム 63と、オーディオビットストリーム 6 4とをそれぞれ格納している。 Dm情報 8には、 IPMP保護情報 6を含み、さらに、 IP MP保護情報 6には、ツールリスト情報 2と制御グラフ情報 4とを含んでいる。

[0048] なお、このパッケージ情報 10には、暗号化ビデオビットストリーム 63及びオーディオビットストリーム 64のリソースそのものを格納している力この場合に限られない。例えば、これらのリソースそのものをアクセス可能なファイルサーバ等に格納してお!、て、パッケージ情報 10には、上記リソースの格納場所を示す記述のみを格納してお！、てちょい。

[0049] 本発明の実施の形態 1では、ビデオビットストリームは暗号ィ匕され IPMPで保護されているが、オーディオビットストリームは保護されていない。本実施の形態のように非保護のデータと保護のデータとが混在する場合は多いので、非保護、保護の場合を区別することが必要である。

[0050] IPMPで支配される要素と IPMPに支配されない要素とを区別し、かつ両者は同じ文法、意味を有するようにするために、 IPMP保護であることを示すタグ ipmpをもうける。この場合、 URI (Universal Resource Indentifier)は、 IETF (Internet En gineering Task Force)によって定められているインターネット上で用いられる識別子であって、世界で重複することのない識別子であるため、 URIを割り当てれば、この方法で必ずタグセットを区別することができる。全てのタグに URIを記述して、ては非常に煩雑になるため、 XML名前空間では、これらの URIに別名を割り当て、それを接頭辞として用いるよう定めている。下記の第 1の XML記述は、 IPMP名前空間のための IPMP— DIDL (Digital Item Declaration Language)を示す。

[0051] く第 1の XML記述 > IPMP— DIDL

<?xml version= 1.0 encoding="UTF-8"?>

^xs:schema targetNamespace: urn:mpeg:mpeg21:2002:02— DIDL— N¾

xmlns:didl="urn:mpeg:mpeg21:2002:02-DIDL-NS"

xmlns :xs= http： 11 www.w3. org/ 2001/XMLSchema" elementFormDefault="qualified" attributeFormDefault="unqualified"> <xs:include schemaLocation=〃21000-02-v2—r3.xsd7〉

く xs:element name=〃IPMP— Component" substitutionGroup="didl:Component"〉く xs:complexType〉

く xs:complexContent〉

く xs:extension base=〃didl: Component Type〃〉

ぐ: xs:sequence>

く xs:element rei^〃didl:IPMP— C〇NTENT"/〉

く/ xs:sequence〉

ぐ/ xs:extension>

く/ xs:complexContent〉

く/ xs:complexType〉

く/ xs:element〉

く xs:element name= ΊΡΜΡ— Container" substitutionGroup="didl:Container"〉く xs:complexType〉

く xs:complexContent〉

く xs:extension base= didl:ContainerType〃〉

ぐ xs:sequence>

<xs:element rei^〃didl:IPMP— C〇NTENT"/〉

^/xs:sequence>

^/xs:extension>

く/ xs： complexContent>

く/ xs： complexType>

くノ xs:element〉

く xs:element name="IPMP— Descriptor substitutionGroup="didl:Descriptor"〉く xs:complexType〉

く xs:complexContent〉

く xs:extension base= aidl:DescriptorType〃〉

ぐ： s:sequence> く xs:element rei^didl:IPMP— C0NTENT7〉

ぐ/ xs:sequence>

く/ xs:extension〉

く/ xs:complexContent〉

く/ xs:complexType>

く/ xs:element〉

く xs:element name=〃IPMP— Item" substitutionGroup="didl:Item"〉

<xs:complexType>

く xs:complexContent〉

く xs:extension base= didl:ItemType"〉

<xs:sequence>

く xs:element refdidl:IPMP— C〇NTENT7〉

く/ xs:sequence〉

く/: xs:extension>

く/ xs:complexContent〉

く/ xs:complexType〉

^/xs:element>- protect Resource in a Component:

く Component)

<IPMP_Resource>

<ipmp:IPMP>***

</ipmp:IPMP>

く IPMP— C〇NTENT〉xxxxxxxxxxxxxく/ IPMP— C〇NTENT〉

く/ IPMPJ¾sourc6〉

ぐ/ Component^

く xs:element name="IPMP— Resource substitutionGroup="didl:Resource"〉く xs:complexType mixed=〃true〃〉

<xs:complexContent mixed= true〃〉

く xs:extension base= aidl:ResourceType〃〉 <xs:sequence>

く xs:element refdidl:IPMP— C〇NTENT7〉

Vxs:sequence〉

くノ xs:extension>

</ xs:complexContent>

く/ xs:complexType〉

く/ xs:element>

く xs:element e="IPMP— CONTENT">

く xs:complexType mixea= true〃〉

く xs:sequence>

く xs:any namespace="##any" processContents="lax" minOccurs="0"/〉く/ xs:sequence〉

く xs:attribute name="mimeType type="xs:string"/〉

く/ xs:complexType〉

く/ xs:element〉

く xs:element name="IPMP— DIDL" substitutionGroup= didl:DIDL"〉

く xs:complexType〉

く xs:complexContent〉

く xs:extension base="didl:DIDLType"〉

く xs:sequence>

<xs:element ref^didl:IPMP— C〇NTENT7〉

く/ xs:sequence〉

く/ xs:extension〉

く/ xs:complexContent>

く/ xs:complexType〉

く/ xs: element >

く/ xs:schema>

IPMPで保護するには IPMPとしての規定を設ける必要がある。 MPEG— 2 IPM P、 MPEG -4 IPMPは、既に国際規格となっているので、これらとの連続性を考慮する必要がある。 IPMP保護を与えるには、 IPMPツールを定義するためのツールリスト、 IPMPツールを再生側のどの位置に組み込むかを示す制御グラフを定義する必要がある。そのために、 IPMP保護を与えるために次のように IPMPを示す名前空間のもとに定義する。

[0053] 図 4及び下記の第 2の XML記述は、コンテナ（Container)中のアイテム（Item)を保護する場合に、 IPMP制御情報及び制御グラフを記述する場合で、ツール IDとして 0 1、暗号ツールとして AES、鍵情報を指定する場合である。図 4において、タグ 30は、 IPMPを示す名前空間であることを意味する。また、記述範囲 31は、 IPMP制御情報でツールリスト情報 2に関する記述を含んでおり、記述範囲 32は、 IPMP制御グラフ 4 に関する記述を含んでいる。

[0054] <第 2の XML記述 > コンテナ中のアイテムを保護する場合の IPMP_DIDL記述 ― protect Item in a container:

く Container〉

<IPMP_Item>

<ipmp:IPMP>

〈IPMP— Control— Info— descriptor

<ToolID>0K/ToolID>

</ToolList>

〈/IPMP— Control—Info— descriptor

〈IPMP— Control— Graph〉

く Encryption flag=〃true〃〉

<ToolID>0K/ToolID>

<Name>Default:AES</Name>

< KeyD ata>KeyInformation</KeyD ata>

く LicenseKey〉URI:xxxく/ LicenseKey〉く/ Encryption

〈/IPMP— Control— Graph〉

</ipmp:IPMP>

〈IPMP— CONTENT〉xxxxxxxxxxxxxく/ IPMP— CONTENT〉

</IPMP_Item>

く/ Container)

[0055] 図 5及び第 3の XML記述は、コンポーネント（Component)中のリソース（Resource) を保護する場合に、制御グラフを記述する場合の IPMP_DIDL記述の一例である。ここでは、ツール IDとして 01、暗号ツールとして AES、鍵情報を指定する場合である。図 5では、記述範囲 31にツールリスト情報を含み、 IPMP制御情報は、 Resource中の D escriptorの記述範囲 32に IPMP制御グラフ情報として定義している。

[0056] <第 3の XML記述 >コンポーネント中のリソースを保護する場合の IPMP_DIDL記述

- protect Resource in a Component:

く Component

<IPMP_Resource>

<ipmp:IPMP>

〈IPMP— Control— Graph〉

く Encryption flag=〃true〃〉

<ToolID>0K/ToolID>

<Name>Default:AES</Name>

< KeyD ata>KeyInformation</KeyD ata>

く LicenseKey〉URI:xxxく/ LicenseKey〉

く/ Encryption

〈/IPMP— Control— Graph〉

</ipmp:IPMP>

〈IPMP— CONTENT〉xxxxxxxxxxxxxく/ IPMP— CONTENT〉

</IPMP_Resource> </ Component)

[0057] 以上のように、この送信装置 73では、暗号ィ匕されたデータとともに暗号を復号するためのツールリスト、ツール組み込み位置を含む IPMP保護情報をパッケージ情報の一部として受信装置にダウンロードすることができるのでツールを更新することが可能であり、常に最新の保護方式を提供することができる。さらに、 DIDの中に IPMP 保護情報を含み、その記述形式は IPMPを示す名前空間を有しているので、他の記述と混同することなく定義することができるという利便性を提供することができる。

[0058] (実施の形態 2)

実施の形態 2に係る送信装置 74は、実施の形態 1に係る送信装置 73と比較すると、略同様の構成部材を備えるが、図 6に示すように、 IPMP保護情報生成手段で生成された IPMP保護情報 6が DHD情報生成手段 7に出力されることなく、パッケージ化手段 11に直接出力される点で異なる。

[0059] 図 6は、実施の形態 2の送信装置 74の構成を示すブロック図である。なお、図 6の送信装置 74において、ツールリスト生成手段 1、制御グラフ生成手段 3、 IPMP保護情報生成手段 5、ビデオ符号化手段 56、暗号化手段 60、オーディオ符号化手段 57 については実施の形態 1に係る送信装置の場合と同様である。この送信装置 74では、 DIひ f青報生成手段 7は、 IPMP保護情報 6を含まない DIひ f青報 8を生成する点で実施の形態 1に係る送信装置と相違する。また、この送信装置 74では、ノッケージ化手段 11によって、 IPMP情報 6を、 DHD情報 8に包含させることなくパッケージィ匕してノ^ケージ情報 12を出力する点で実施の形態 1に係る送信装置と相違する。このパッケージ化手段 11は、暗号化ビデオビットストリーム 63と、オーディオビットストリーム 64と、 Dm情報 8と、 IPMP保護情報 6とをパッケージィ匕してパッケージ情報 10を出力する。

[0060] 図 7は、ノッケージ情報 12の構成を示す概略図である。このパッケージ情報 12は、図 3に示すパッケージ情報 10とは、 IPMP保護情報 6を DHD情報 8の外に格納するという点で異なる。なお、その他の動作は実施の形態 1と同様である。

[0061] 図 16は、実施の形態 2に係る送信方法のフローチャートである。この送信方法について以下に説明する。 (a)まず、ディジタル AV情報を、暗号化して暗号化情報を生成する（SOI)。なお、ビデォビットストリームとオーディオビットストリームの両方又は一方のみを暗号ィ匕してもよい。暗号ィ匕の種類は特に限定されない。

(b)次に、暗号ィ匕情報の復号ィ匕に必要なツールを示すツール IDを有するツールリスト情報を生成する（S02)。

(c)上記ツールの受信装置での組み込み位置を示す制御グラフ情報を生成する（S 03)。制御グラフ情報は、例えば、図 2に示すような構成を有する。

(d) IPMPを示す名前空間を有する記述子によって、ツールリスト情報及び制御ダラフ情報を記述する IPMP記述子情報を生成する（S04)。

(e)暗号ィ匕情報を含むディジタル AV情報と IPMP記述子情報とをパッケージィ匕してノッケージ情報を出力する（S05)。この場合、図 7に示すように、 IPMP記述子情報は、 Dro情報とは別に格納する。

以上によって、 IPMP記述子情報を DIひ f青報とは別に格納したパッケージ情報を出力することができる。このパッケージ情報を送信する。

[0062] 以上のように、この送信装置 74では、暗号化されたデータとともに暗号を復号するためのツールリスト、ツール組み込み位置を含む IPMP保護情報をパッケージ情報の一部として受信装置にダウンロードすることができるのでツールを更新することが可能であり、常に最新の保護方式を提供することができる。さらに、 DIひ f青報とは独立して IPMP保護情報を含むので、 IPMP保護情報を Dro情報とは独立して取り扱うことができるという利点がある。また、 IPMP保護情報の記述形式は、 IPMPを示す名前空間を有しているので、他の記述と混同することなく定義することができるという利便性を提供することができる。

[0063] (実施の形態 3)

本発明の実施の形態 3に係る送信装置は、実施の形態 1に係る送信装置と比較すると、名前空間 ipmpを有している点が異なる。

[0064] 図 8は、 IPMP_DIDLに関する記述を示す図である。図 8において、コンテナ 38、アイテム 39であり、タグ 35は、 IPMPあるいは IPMP保護情報を示す名前空間であり、記述範囲 36は、ツールリスト情報を示しており、記述範囲 37は、 IPMP制御グラフを示している。

[0065] この送信装置の構成は、実施の形態 1と同様に図 1から図 3に示される構成を有する力本実施の形態 3では、実施の形態 1における図 4、図 5に変えて、図 8に示す IP MP— DIDL記述を用いる。

[0066] 本発明の実施の形態 3では、図 1から図 3、図 8において示すように、ビデオビットストリームは暗号ィ匕され IPMPで保護されている力オーディオビットストリームは、保護されて、な、。本実施の形態のように非保護のデータと保護のデータが混在する場合は多いので、非保護、保護の場合を区別することが必要である。

[0067] IPMPで支配される要素と IPMPに支配されない要素とを区別し、かつ両者は同じ文法、意味を有するようにするために、 IPMP保護であることを示すタグ ipmpをもうける。下記の第 4の XML記述は、対象名前空間" urn:mpeg:mpeg21:2004:01-IPMPINF 〇- NS"の下に、 ipmpという名前空間〃 urn:mpeg:mpeg21:2004:01- IPMP- NS"、 ipmpinf oという名前空間" urn:mpeg:mpeg21:2004:01- IPMPINFO- NS"等を定義している。また、〈xsd:xxxxxx〉で子要素 IPMPToolID等を定義してレヽる。

[0068] <第 4の XML記述 > IPMP— DIDL記述

<?xml version= 1.0"?>

<xsd:schema targetNamespace= urn:mpeg:mpeg21 :2004:01— IPMPINF〇—NS〃 elementFormDefault= qualified attributeFormDefault= unqualified version=〃0.0丄 xmlns :xsa= http： II www.w3. org/ 2001/XMLSchema"

xmlns:ipmp=〃urn:mpeg:mpeg21:2004:01- IPMP- NS〃

xmlns:ipmpinfo="urn:mpeg:mpeg21:2004:01-IPMPINFO-NS"

xmlns:dii="urn:mpeg:mpeg21:2002:01-DII-NS"

xmlns:r="urn:mpeg:mpeg21:2003:01-REL-R-NS"

xmlns:dsig="http://www.w3.org/2000/09/xmldsig#"〉

く xsd mport namespace^=,/http:/ / www.w3.org/ 2000/ 09/ xmldsigff

schemaLocation="http：〃 www.w3.org/TR/2002/REC— xmldsig— core— 20020212/xmld sig- core- schema.xsd〃/>

く xsd mport namespace= urn:mpeg:mpeg21:2003:01 - REL— R— NS〃 schemaLocation="reト r.xsd7〉

く xsd:import namespace=〃urn:mpeg:mpeg21 :2002:01— DII—NS〃 schemaLocation=〃dii.x sd7>

く xsd:element name="Info〃 type= ipmpinfo :InfoType 7 >

く xsd:complexType name= InfoType〃〉

く xsd:sequence〉

く xsd:element rei^"ipmpinfo:Tool" min〇ccurs="0" max〇ccurs="unbounded"/〉く xsd:element rei= ipmpinfo： License^ min〇ccurs="0" maxOccurs="unbounded7〉く xsd:element ref= dsig:Signature min〇ccurs=〃07〉

^/xsd:sequence>

くノ xsd:complexType〉

く xsd:element name="Tool" type= ipmpinfo:ToolType7〉

く xsd:complexType name=〃ToolType〃>

く xsd:sequence>

く xsd:element ref= ipmpinfo : IPMPToolID ^r/ min〇ccurs=〃07〉

く xsd:choice min〇ccurs="0"〉

く xsd:element rei= ipmpinfo: Inline 7〉

く xsd:element rei= ipmpinfo： Remote >

Vxsd:choice>

く xsd:element ref= lpmpinforComplementarylnfo^ minOccurs=〃0〃/〉

く xsd:element ref= dsig:Signature min〇ccurs= 0 />

Vxsd:sequence〉

く xsd: attribute name=〃order〃 type= xsd:positiveInteger />

く/ xsd:complexType>

く xsd:element name=〃IPMPToolID" type= ipmpinfo:IPMPToolIDType7〉

く xsd:complexType name=〃IPMPToolIDType〃〉

く xsd:attribute name= id〃 type=〃xsd:positiveInteger / >

く/ xsd:complexType> く xsd:element name="Inline" type=〃ipmpinfo:InlineType7〉

く xsd:complex丁 ype name="Inline丁 ype ？

く xsd:sequence〉

く xsd:element rei= lpmpinfo: Binary"/〉

く xsd:choice min〇ccurs="0"〉

く xsd:element ref= ipmpinfo:Info / >

く xsd:element

く/ xsd:choice〉

Vxsd:sequence〉

Vxsd:complexType〉

く xsd:element name= Binary" type= lpmpinfo： BinaryType />

く xsd:complexType name=〃BinaryType mixea= true〃〉

く xsd:sequence〉

く xsd:any namespace=〃##any〃 processContents=〃lax〃 min〇ccurs=〃0〃

max〇ccurs="unbounded7〉

Vxsd:sequence〉

Vxsd:complexType〉

く xsd:element name= Remote" type= lpmpinfo： RemoteType >

く xsd:complex丁 ype name=〃Remote丁 ype ？

く xsd:choice min〇ccurs="0"〉

く xsd:element ref= ipmpinfo:Info / >

く xsd:element

く/ xsd:choice〉

く xsd:attribute

Vxsd:complexType〉

く xsd:element name= し omplementarylnfo" type= ipmpinfo:ComplementaryInfoType

/>

く xsd:complexType name=〃ComplementaryInfoType〃 mixed=〃true〃〉く xsd:sequence〉

く xsd:any namespace=〃##any〃 processContents=〃lax〃 minOccurs=〃0〃

maxOccurs="unbounded"/>

く/ xsd:sequence〉

く/ xsd:complexType>

く xsd:element name=〃License〃 type= ipmpinfo:LicenseType〃/〉

く xsd:complexType name="LicenseType">

く xsd:choice maxOccurs="unbounded">

く xsd:element rel="r:license />

く xs d : element ref=〃r： licenseGroup 7〉

く/ xsd:choice〉

く/ xsd:complexType>

く/ xsd:schema〉

[0069] IPMPで保護するには IPMPとしての規定を設ける必要がある。 MPEG— 2 IPM P、 MPEG -4 IPMPは既に国際規格となっているので、これらとの連続性を考慮する必要がある。 IPMP保護を与えるには、 IPMPツールを定義するためのツールリスト、 IPMPツールを再生側のどの位置に組み込むかを示す制御グラフを定義する必要がある。そこで、 IPMP保護を与えるために、次のように IPMPを示す名前空間のもとに定義する。

[0070] 図 8は、ツール IDとして 01、暗号ツールとして AES、鍵情報を指定する場合の IPM P— DIDL記述の例である。タグ 35は IPMPを示す名前空間であることを意味する。また、記述範囲 36は、 IPMP制御情報でツールリスト情報 2に関する記述を含んでおり、記述範囲 37は、 IPMP制御グラフ 4に関する記述を含んでいる。

[0071] 下記の第 5の XML記述は、全体の ipmp記述を示すものである。この第 5の XML記述では、ツールリスト情報に加えて、権利記述も、第 5の XML記述中のく r: License〉以下く/ r : License〉の部分に含まれている。この権利記述に関しては，権利記述言語の一つである MPEG— 21 RELを用いてもよいし、 MPEG— 21 RELに限らず、ノイナリ表現を用いてもよい。く 3SU93!I pus U0i dAj0U8 'ι# UI3 ι〉

<Q}ui:Q}uiduidi>

<ojui:duidi> く ·Ι0 d 3S3Q/〉

<j9giu8 i:n />xooOP!d clI<^l}nuepi:iip>

； uauia s

く！ ^ く uis;i:duid！〉 <jo duoseQ/> く ΐθΐιΐΘ: ^ s/〉c! \lclI J。J Id oui9a<_//ure{d/; 8i_//=8dA 9iiiiui； uauia is>

く JO d!^rassQ

<JSU!B UOつ〉 λ psx'ojuiduidi

SN-OdNId

Mdl— I0:W)0S:IS dui:S9dui:am psx-xui_ j SN— X M— - I0:S00S: ^dlu:S3dtt[: m

psx'qoui一 i i a|iqoui:p9sodojd:ujn psx-pip SN - laid - 20:2002:12 dui:§9dui: m

002^:I

,,SN— lid— I0:S002:IS^S3d uiiSsduiiuan^^i isuiui SN— Ο ΝΗΡΗΙ— I0:W)02^:I2^S3dui:s3dui: m =ojuiduidi:s uix

,,SN— cl NIdl— lO^OO^ISSsdu Ssdu m'^du i suiuix

^SN-iaia— S0^:S00S^:IS^s3dui:g3dui:am siqmx iaia>

IIID¾〉

¾g|duidi <^i1WXO) > [ 00]

S.SM0/S00Zdf/13d Z106T0/900Z OAV く ipmpinfo:Tool〉

く IPMP— Control— Info— descriptor

く ToolList〉

く ToolID〉01く/ ToolID〉

く ToolID〉02く/ ToolID〉

</ToolList>

く/ IPMP— Control— Info— descriptor

く IPMP— Control— Graph〉

く Encryption flag=〃true〃〉

く ToolID〉01く ToolID〉

く Name〉Default:AESく/ Name〉

く KeyData〉KeyInformationく/ KeyData〉

く LicenseKey〉URI:xxxく/ LicenseKey〉

く/ Encryption

く/ IPMP— Control— Graph〉

く/ ipmpinfo:Tool〉

く ipmpinfo : License〉

く； r:license〉

ぐ r:g nt>

く mob:imsiUser〉

く mob:imsiIdentifier〉IMSI:12345678く/ mob:imsiIdentifier〉く/ moD:imsiUser〉

ぐ mx:play/〉

く mx:diReference〉

く mx:identifier〉IPMPid0001く/ mx:identifier〉

く/ mx:diReference>

く/ r:grant〉

く/; r:license〉く/ ipmpinfo : License〉

く/ ipmpinfo:Info〉

く/ ipmp:Info〉

く ipmp:Content〉

<Item>

く Descriptor

く Statement mimeType=〃text/plain〃〉T ck 2 Licenseく/ Statement

く/ Descriptor

く Component

く Descriptor

く Statement mimeType=〃text/plain〃〉Track 2 Imageく/ Statement

く/ Descriptor

く Resource ref="Track 2.png mimeType= image/pngV>

く/ Component

く Component

く Descriptor

く Statement mimeType= text/piain〃〉Track 2 Audioく/ Statement

く/ Descriptor

く Resource ref=〃Track 2.mp3〃 mimeType= audio/ mpeg />

く/ Component

く/ Item〉

く/ ipmp:Content〉

以上のように、この送信装置によれば、暗号化されたデータとともに暗号を復号するためのツールリスト、ツール組み込み位置を含む IPMP保護情報や権利情報をパッケージ情報の一部として受信装置にダウンロードすることができるのでツールを更新することが可能であり、常に最新の保護方式を提供することができる。また、 DID情報とは独立して IPMP保護情報を含むので、 IPMP保護情報を DID情報と独立して取り扱うことができるという利点がある。さらに、その記述形式は IPMPを示す名前空間を有しているので、他の記述と混同することなく定義することができるという利便性を提供することができる。

[0074] 尚、実施の形態 3では、実施の形態 1と対比して説明したが、実施の形態 2においても同様に適用することが可能である。

[0075] (実施の形態 4)

図 9は、実施の形態 4に係る送信装置 84の構成を示すブロック図である。この実施の形態 4に係る送信装置 84は、実施の形態 2に係る送信装置と比較すると、図 9に示すように、他の構成部材は略同様の構成を有するが、制御グラフ生成手段に代えて構成情報生成手段 201を備える点で相違する。この構成情報生成手段 201は、図 1 1に示すような構成情報 202を生成する。

[0076] 図 11は、構成情報の内容の例を示す概略図である。各項目について説明する。まず、ツールの種類は、例えば認証ツール、暗号解読ツール、権利ツール等を示す。また、復号モジュールは、全体もしくは一部を示す。製造者 IDとしては、例えば、受信装置の製造者を示しており、製造者固有のツールを示す。ツール更新は、ツールを更新するか否かを示す。ツール位置は、更新するツールが存在する位置を示す。組み込み位置は、ツールを受信装置に組み込む位置を示す。なお、構成情報には、必ずしもすべての項目が必須ではなぐその一部を含んでいればよい。また、ツールの構成を示す情報であればその他の情報を含んでもよい。

[0077] この送信装置 84のパッケージ化手段 11は、暗号化ビデオビットストリーム 63と、ォ一ディォビットストリーム 64と、 DID情報 8と、 IPMP保護情報 6とをパッケージィ匕してパッケージ情報 10を出力する。

[0078] 図 12は、ノッケージ情報 12における IPMP— DIDLに関する記述であり、記述範囲 41は、構成情報に関する記述であり、その他の IPMP— DIDL記述は第 4の XML 記述と同様である。図 12において、タグ 35は IPMPを示す名前空間であることを意味する。また、記述範囲 36は、 IPMP制御情報でツールリスト情報 2に関する記述を含んでおり、記述範囲 41は、構成情報 202に関する記述を含んでいる。

[0079] 下記の第 6の XML記述は、全体の ipmp記述を示すものである。この第 6の XML記述では、ツールリスト情報に加えて、構成情報として製造者 IDを含む場合を示していく 3SU33!I pUB U0i dAj0U8 '"[# UI3 I〉

<ojui:ojuiduidi> <ojui:duidi>

く； U3UI3;B S/〉く imu3pi: p/〉i000PklWclI< Hnuspi:!!p〉 J0ldU0S9Q く χιΐ3 :(1ιι 1！〉く ·ΐο dpossQ/

； USUI9;B;S〉

<J0^dU0S9Q> psx-ojuiduidi SN-OHNId ト I0:W)0S^{: S3dm:} dra:ujn psx-xui- j SN— XW— I0:S00S:IS ^dra:^ssdui: m psx-qoui-jaj a|iqom:pasodojd:ujn psx-{pip SN - IGI I - 20:2002:12 ^{dui: dui:}ujn psx-duidi SN-d dI-T0^:^002^:T2^{S9dra:S9dm:ujn} _//=^{uo BOO}l^BUI9l[^os:i^sx SOUB su!— B ui9qo§q \IX ;002/S-io-g -MMM :d^i[ =isx:squix 9{iqoui:p9sodojd:ujn_//=qoiii:sqiiix

SN— lid— I0:S00S: ^S3d

SN Ίαια— so:soos:is^{S3dui: dui:ujn}, ^su "x iaia>

〈 8— di ^{3 U}!P⁰⁰

。9:

LI

SZ,S1-T0/S00Zdf/X3d 06Ϊ0/900Ζ OAV く； u3;uo3:duid！〉く ojui:duid!/〉く ojui:oju!duid!/〉く 3SU33!1： ojuiduidi />

/90U8jaj8 {i : III Iヽ

<j9gi u9 i: ui/>xoOOPicl clI<-i⁹Ii U⁹Pi:^xui>

く/ Bid:xui〉く ·ΐ38π!δΐιι!:ςοιιι/〉

<j9iii u9 iisiiii:qoiii/>8 9e^S2T:iS I<^J9Ii ^u9Pn^s™^:q^oui> く； UBJS く SSUSO!I く ssuso! '■ ojuiduidi> く ΐοο丄: oju!duid!/〉〈oju「 uo!; ¾uoつ- d層/〉く αΠ^/〉 Jnpsjmrewく cn-w〉く απ〇ο丄〉 TOく απ〇ο丄〉

〈oju「 uo!; ¾uoつ- d層〉〈·ΐο d!jossp— OJUI—IOAUOつ— d^\yi/〉く; snpo丄 /〉く an⁰⁰丄 /〉soく an⁰⁰丄〉く απ⁰⁰丄 /〉ioく απ⁰⁰丄〉

•io^ossp- ojui—io^uoつ- 〉〈I。o丄: oju!duid！〉

HZ

S.SM0/S00Zdf/X3d ΖΪ06Ϊ0/900Ζ OAV <Item>

く Descriptor

く Statement mimeType=〃text/plain〃〉T ck 2 Licenseく/ Statement

く/ Descriptor

く Component

く Descriptor

く Statement mimeType=〃text/plain〃〉Track 2 Imageく/ Statement

く/ Descriptor

く Resource ref="Track 2.png mimeType= image/pngV>

く/ Component

く Component

く Descriptor

く Statement mimeType= text/plain"〉Track 2 Audioく/ Statement

く/ Descriptor

く Resource ref=〃Track 2.mp3〃 mimeType= audio/ mpeg />

く/ Component

く/ Item〉

く/ ipmp:Content〉

図 17は、実施の形態 4に係る送信方法のフローチャートである。この送信方法について以下に説明する。

(a)まず、ディジタル AV情報を、暗号化して暗号化情報を生成する（S 11)。

(b)次に、暗号化情報の復号化に必要なツールを示すツール IDを有するツールリスト情報を生成する (S 12)。

(c)上記ツールの構成を示す構成情報を生成する（S 13)。

(d) IPMPを示す名前空間を有する記述子によって、ツールリスト情報及び構成情報を記述する IPMP記述子情報を生成する（S 14)。

(e)暗号化情報を含むディジタノレ AV情報と IPMP記述子情報とをパッケージ化してパッケージ情報を出力する（S15)。以上によって、 IPMP記述子情報を DIひ f青報とは別に格納したパッケージ情報を出力することができる。このパッケージ情報を送信する。

[0082] 以上のように、この送信装置によれば、暗号ィ匕されたデータとともに暗号を復号するためのツールリスト、ツールの構成を示す構成情報を含む IPMP保護情報や権利情報をパッケージ情報の一部として受信装置にダウンロードすることができるのでツールを更新することが可能であり、常に最新の保護方式を提供することができる。また、 DIひ f青報とは独立して IPMP保護情報を含むので、 IPMP保護情報を DIひ f青報とは独立して取り扱うことができるという利点がある。さらに、その記述形式は IPMPを示す名前空間を有しているので、他の記述と混同することなく定義することができるという利便性を提供することができる。なお、その他の動作は実施の形態 2と同様である。

[0083] (実施の形態 5)

図 13は、本発明の実施の形態 5に係る受信装置 100の構成を示すブロック図である。図 13において、この受信装置 100は、パッケージ情報分離手段 104、 DHD情報分離手段 90、 IPMP保護情報分離手段 94、制御手段 120、組み込み手段 108、ビデォ復号手段 111、オーディオ復号手段 114、復号ツール 115を備える。パッケージ情報分離手段 104では、入力されたパッケージ情報 101を暗号ィ匕ビデオビットストリーム 105と、オーディオビットストリーム 106と、 DHD情報 91とに分離する。 DHD情報分離手段 90は、 DHD情報 91から IPMPを示す名前空間に記述されている IPMP保護情報 93を抽出して出力する。 IPMP保護情報分離手段 94は、 IPMP保護情報 93 力もツールリスト情報 95及び制御グラフ情報 96を抽出して出力する。

[0084] ここで、 DIひ隋報 91の中の IPMP保護情報 93は、 AES復号を実行するツール ID ( OXOOA)を有するツールリストと上記復号ツールの組み込み位置が受信装置 100のビデオ復号手段 111の手前であることを示す制御グラフを含むものとする。

[0085] また、制御手段 120は、ツールリスト情報 95から復号に必要なツールが復号ツール 115であることを求め、制御グラフ情報 96から AES暗号を復号する復号ツール 115 を適用する制御ポイント、すなわち組み込み位置が 108であることを求める。また、制御手段 120は、復号ツール 115の組み込み位置が受信装置 100のビデオ復号手段 112の手前であることを示す制御グラフ情報 94に従って、組み込み手段 108に復号ツール 115を組み込む指示を出し、組み込み手段 108は、復号ツール 115を組み込む。第 1の暗号ィ匕ビデオビットストリーム 105は、組み込み手段 108によって暗号を解読されてビデオビットストリーム 110として出力される。なお、本実施の形態では、この受信装置 100は、送信装置 73に接続されているものとする。

[0086] ビデオビットストリーム 110は、ビデオ復号手段 111によって伸長されディジタルビデォ信号 112として出力される。オーディオビットストリーム 106は、オーディオ復号手段 113によって伸長されディジタルオーディオ信号 114として出力される。

[0087] 以上のように、本発明の実施の形態 5に係る受信装置によれば、 IPMPを示す名前空間に記述された IPMP保護情報を有する場合にお、て IPMP保護を解読してビデォ信号及びオーディオ信号を再生することができる。

[0088] (実施の形態 6)

図 14は、本発明の実施の形態 6に係る受信装置 116の構成を示すブロック図である。この受信装置 116では、実施の形態 5に係る受信装置と比較すると、図 7に示すように IPMP保護情報が Dro情報に包含されることなくパッケージィ匕されたパッケ一ジ情報 101が入力される点で相違する。それに伴って、この受信装置 116では、ノ¾ ケージ情報分離手段 104によって、ノッケージ情報 101から暗号ィ匕ビデオビットストリーム 105と、オーディオビットストリーム 106と、 DID情報 91と、 IPMP保護情報 92とを分離する。なお、 IPMP保護情報分離手段 94は、 IPMP保護情報 92からツールリスト情報 95と制御グラフ情報 96を分離して出力する。

[0089] ここで、 IPMP保護情報 92は、 AES復号を実行するツール ID (OXOOA)を有するツールリストと上記復号ツールの組み込み位置が受信装置 100のビデオ復号手段 1 11の手前であることを示す制御グラフを含むものとする。

[0090] また、制御手段 120は、ツールリスト 95から復号に必要なツールが復号ツール 115 であることを求め、制御グラフ情報 96から復号ツール 115を適用する制御ポイントすなわち組み込み位置が 108であることを求める。また、制御手段 120は、復号ツール 115の組み込み位置が受信装置 100のビデオ復号手段 112の手前であることを示す制御グラフ情報 96に従って、組み込み手段 108に復号ツール 115を組み込む指示を出し、組み込み手段 108は、復号ツール 115を組み込む。第 1の暗号化ビデオビットストリーム 105は、組み込み手段 108によって暗号を解読されてビデオビットストリーム 110として出力される。なお、本実施の形態では、この受信装置 116は、実施の形態 2に係る送信装置 74に接続されているものとする。

[0091] ビデオビットストリーム 110は、ビデオ復号手段 111によって伸長されディジタルビデォ信号 112として出力される。オーディオビットストリーム 106は、オーディオ復号手段 113によって伸長されディジタルオーディオ信号 114として出力される。

[0092] 図 18は、実施の形態 6に係る受信方法のフローチャートである。この送信方法について以下に説明する。

(a)まず、ノ^ケージ情報を受信して、暗号ィ匕情報を含むディジタル AV情報と、 MP EG— 21 DHD情報と、 IPMPを示す名前空間を有する IPMP記述子情報とを抽出する（S21)。

(b)次に、 MPEG— 21 DIDを受信する（S22)。

(c)上記 IPMP記述子情報から暗号化情報を復号化する復号ツールを示すツール I Dを有するツールリスト情報及び復号ツールの受信装置での組み込み位置を示す制御グラフ情報を含む IPMP保護情報を抽出する (S23)。

(d)ツールリスト情報力取得したツール IDにしたがって復号ツールを入手し、制御グラフに従って復号ツールを組み込む（S24)。

以上によって、 IPMP記述子情報を DIひ f青報とは別に格納したパッケージ情報を受信することができる。この受信方法では、パッケージ情報から IPMP記述子情報を抽出し、さらに、 IPMP記述子情報力抽出したツールリスト情報によって復号ツールを組み込んで、暗号化情報を復号できる。

[0093] 以上のように本発明の実施の形態 6に係る受信装置によれば、 IPMPを示す名前空間に記述された IPMP保護情報を有する場合にお、て IPMP保護を解読してビデォ信号及びオーディオ信号を再生することができる。

[0094] (実施の形態 7)

図 15は、本発明の実施の形態 7に係る受信装置 130の構成を示すブロック図である。この受信装置 130は、図 10に示すように、 IPMP保護情報の中に制御グラフ情報に代えて構成情報を格納して、るパッケージ情報 101が入力される点で実施の形態 6に係る受信装置と相違する。図 15において、この受信装置 130は、実施の形態 6に係る受信装置と比較すると、組み込み手段に代えて構成手段 118を備える点で相違する。また、この受信装置 130は、認証ツール 117、暗号解読ツール 119を備える点で実施の形態 6に係る受信装置と相違する。

[0095] パッケージ情報分離手段 104は、入力されたパッケージ情報 101から暗号化ビデォビットストリーム 105と、オーディオビットストリーム 106と、 DHD情報 91と、 IPMP保護情報 92とを分離する。ここで、 IPMP保護情報 92は、 IPMPツールの構成を示す構成情報 202を含むものとする。

[0096] IPMP保護情報分離手段 94は、 IPMP保護情報 92からツールリスト情報 95と構成情報 203とを分離して出力する。

[0097] 制御手段 120は、ツールリスト 95から復号に必要なツールが復号ツール 115であることを求め、構成情報 203から製造者 IDが Manufacutrerであることを求める。制御手段 120は、製造者 IDが manufacturerであることを知り、指定の製造者 IDによる認証ツール 117と受信手段内蔵の暗号解読ツールと 119を組み合わせることを構成手段 118に指示する。構成手段 118は、製造者 IDが Manufacutrerである認証ツール 117と暗号解読ツール 119とを組み合わせる。第 1の暗号化ビデオビットストリーム 105は、構成手段 118によって暗号を解読されてビデオビットストリーム 110として出力される。

[0098] ビデオビットストリーム 110は、ビデオ復号手段 111によって伸長されディジタルビデォ信号 112として出力される。オーディオビットストリーム 106は、オーディオ復号手段 113によって伸長されディジタルオーディオ信号 114として出力される。なお、この受信装置 130は、実施の形態 4に係る送信装置 84に接続されて!ヽるものとする。

[0099] 図 19は、実施の形態 7に係る受信方法のフローチャートである。この送信方法について以下に説明する。

(a)まず、ノ^ケージ情報を受信して、暗号ィ匕情報を含むディジタル AV情報と、 MP EG— 21 DHD情報と、 IPMPを示す名前空間を有する IPMP記述子情報とを抽出する（S31)。

(b)次に、 MPEG— 21 DIDを受信する（S32)。 (c)上記 IPMP記述子情報から暗号化情報を復号化する復号ツールを示すツール I Dを有するツールリスト情報及び復号ツールの構成を示す構成情報を含む IPMP保護情報を抽出する (S33)。

(d)ツールリスト情報力取得したツール IDにしたがって復号ツールを入手し、構成情報に従って復号ツールを組み込む（S34)。

[0100] 以上のように本発明の実施の形態 7に係る受信装置によれば、 IPMPを示す名前空間に記述された IPMP保護情報を有する場合において、ツールの構成情報を含む IPMP保護を解読してビデオ信号及びオーディオ信号を再生することができる。

[0101] 尚、実施の形態 1から実施の形態 7において、 MPEG— 21 DIDは、ディジタル A V情報とパッケージィ匕して伝送してもよ、し、ノッケージ化せずに別に伝送してもよ!/ヽ

[0102] また、構成情報としては、製造者 IDに限ることなぐ図 11に示すような、ツールの種類は、例えば認証ツール、暗号解読ツール、権利ツール等であってもよい。この場合、各々の種類によって機能の一部として組み込まれる。また、復号モジュールは、全体もしくは一部を示してもよい。ツールを更新するか否力、ツール位置は更新するッールが存在する位置を示してもよぐこの場合にはツールの更新性の有無や更新すべきツールの存在位置を知ることによってそのツールを組み込むことが可能となる。産業上の利用可能性

[0103] 本発明は、ディジタル化されたビデオ情報及びオーディオ情報を送信する送信装置、及び受信する受信装置に利用可能である。

図面の簡単な説明

[0104] [図 1]本発明の実施の形態 1に係る送信装置の構成を示すブロック図である。

[図 2]本発明の実施の形態 1における制御グラフの構成を示す概略図である。

[図 3]本発明の実施の形態 1におけるパッケージ情報の構成を示す概略図である。 [図 4]本発明の実施の形態 1における DIDにおける IPMP名前空間を有する記述の構成を示す概略図である。

[図 5]本発明の実施の形態 1における DIDにおける IPMP名前空間を有する記述の構成を示す概略図である。

圆 6]本発明の実施の形態 2に係る送信装置の構成を示すブロック図である。

圆 7]本発明の実施の形態 2におけるパッケージ情報の概略構成を示す図である。圆 8]本発明の実施の形態 3における IPMP名前空間を有する記述の構成を示す概略図である。

圆 9]本発明の実施の形態 4に係る送信装置の構成を示すブロック図である。

圆 10]本発明の実施の形態 4におけるパッケージ情報の構成を示す概略図である。圆 11]本発明の実施の形態 4における構成情報の内容を示す概略図である。

[図 12]本発明の実施の形態 4における IPMP名前空間を有する記述の構成を示す概略図である。

圆 13]本発明の実施の形態 5に係る受信装置の構成を示すブロック図である。圆 14]本発明の実施の形態 6に係る受信装置の構成を示すブロック図である。圆 15]本発明の実施の形態 7に係る受信装置の構成を示すブロック図である。

[図 16]本発明の実施の形態 2に係る送信方法のフローチャートである。

[図 17]本発明の実施の形態 4に係る送信方法のフローチャートである。

[図 18]本発明の実施の形態 6に係る受信方法のフローチャートである。

[図 19]本発明の実施の形態 7に係る受信方法のフローチャートである。

[図 20]従来のパッケージ情報の構成を示す概略図である。

[図 21]従来の送信装置及び受信装置の構成を示すブロック図である。

符号の説明

1 ツールリスト生成手段

2 ツールリスト情報

3 制御グラフ生成手段

4 制御グラフ情報

5 IPMP保護情報生成手段 IPMP保護情報

DHD情報生成手段

Dro情報

、 11 パッケージ化手段

0、 12 パッケージ情報

5 IPMP及び IPMP情報を示す名前空間6 ツールリスト情報

7 IPMP制御グラフ

8 コンテナ

6 ビデオ符号化手段

7 オーディオ符号化手段

0 暗号化手段

3 暗号化ビデオビットストリーム

オーディオビットストリーム

5 ツール ID

6 制御ポイント

3、 74、 84 送信装置

DIひ報分離手段

IPMP保護情報分離手段

0、 116、 130 受信装置

4 パッケージ情報分離手段

8 組み込み手段

11 ビデオ復号手段

13 オーディオ復号手段

15 復号ツール

17 認証ツール

18 構成手段

19 暗号解読ツール 120 制御手段

201 構成情報生成手段

202 構成情報

502 送信装置

503 受信装置

Claims

請求の範囲

[1] ディジタル AV情報及び上記ディジタル AV情報に関連する記述子情報の少なくとも一方を暗号化して暗号化情報を生成する暗号化手段と、

前記暗号ィ匕情報を復号ィ匕するために必要なツールを示すツール IDを有するツールリスト情報を生成するツールリスト生成手段と、

を備えたことを特徴とする送信装置。

[2] 前記ツール関連情報は、前記ツールの受信装置での組み込み位置を示す制御グラフ '隋報であって、

前記ツール関連情報生成手段は、前記制御グラフ情報を生成する制御グラフ生成手段であることを特徴とする請求項 1に記載の送信装置。

[3] 前記ツール関連情報は、前記ツールの構成を示す構成情報であって、

前記ツール関連情報生成手段は、前記構成情報を生成する構成情報生成手段であることを特徴とする請求項 1に記載の送信装置。

[4] 前記制御グラフ情報を示す子要素を、上記 IPMPを示す名前空間あるいは前記 IP MP保護情報を示す名前空間の下に有することを特徴とする請求項 2に記載の送信装置。

[5] 前記構成情報を含む子要素を、上記 IPMPを示す名前空間あるいは前記 IPMP保護情報を示す名前空間の下に有することを特徴とする請求項 3に記載の送信装置。

[6] 前記ツールリスト情報を示す子要素を、前記 IPMPを示す名前空間あるいは前記 I PMP保護情報を示す名前空間の下に有することを特徴とする請求項 1から 5のいずれか一項に記載の送信装置。

[7] 前記ツール IDを示す子要素を、前記 IPMPを示す名前空間あるいは前記 IPMP保護情報を示す名前空間の下に有することを特徴とする請求項 1から 6のいずれか一項に記載の送信装置。

[8] 権利記述を含む子要素を、前記 IPMPを示す名前空間あるいは前記 IPMP保護情報を示す名前空間の下に有することを特徴とする請求項 1から 7のいずれか一項に記載の送信装置。

[9] 鍵情報を含む子要素を、前記 IPMPを示す名前空間あるいは前記 IPMP保護情報を示す名前空間の下に有することを特徴とする請求項 1から 8のいずれか一項に記載の送信装置。

[10] ラインセンス情報を含む子要素を、前記 IPMPを示す名前空間あるいは前記 IPMP 保護情報を示す名前空間の下に有することを特徴とする請求項 1から 9のいずれか一項に記載の送信装置。

[11] 前記構成情報は、受信装置の製造メーカを示すことを特徴とする請求項 3に記載の送信装置。

[12] ディジタル AV情報及び前記ディジタル AV情報に関連する記述子情報を含むパッケージ情報を受信して、暗号ィ匕情報を含むディジタル AV情報と、 MPEG- 21 DI ひ f青報と、 IPMPあるいは IPMP保護情報を示す名前空間を有する IPMP記述子情報とを抽出する手段と、

MPEG- 21 DIDを受信する手段と、

を備え、

前記ツールリスト情報から取得したツール IDにしたがって前記復号ツールを入手し、前記ツール関連情報に従って前記復号ツールを組み込むことを特徴とする受信装置。

[13] 前記ツール関連情報は、前記復号ツールの受信装置での組み込み位置を示す制御グラフ情報であることを特徴とする請求項 12に記載の受信装置。

[14] 前記ツール関連情報は、前記復号ツールの構成を示す構成情報であることを特徴とする請求項 12に記載の受信装置。

[15] 前記構成情報は、前記受信装置の製造メーカを示すことを特徴とする請求項 14に記載の受信装置。

[16] 前記ディジタル AV情報から、受信側における再生及び複製に関する権利情報を分離する権利情報分離手段をさらに備え、

前記権利情報に従って前記ディジタル AV情報を処理することを特徴とする請求項

12から 15の、ずれか一項に記載の受信装置。

[17] 前記ディジタル AV情報から、受信側において受信した暗号ィ匕情報を解読する鍵情報分離手段をさらに備え、

前記鍵情報によって前記暗号ィヒ情報を解読してディジタル AV情報を抽出することを特徴とする請求項 12から 16のいずれか一項に記載の受信装置。

[18] 前記ディジタル AV情報から、ライセンス情報を分離するライセンス情報分離手段をさらに備え、

前記ライセンス情報に従って前記ディジタル AV情報を処理することを特徴とする請求項 12から 17のいずれか一項に記載の受信装置。