E P 4ァゴ-ストを含有してなる高力リウム血症の予防およぴ Zまたは治療剤
技術分野
本発明は、 医薬として有用な E P 4ァゴ-ストを含有してなる (1 ) 高カリ ゥム血症の予防および Zまたは治療剤、 ( 2 ) カリウム排泄促進剤、 および 明
( 3 ) 血液中のカリウム濃度低減剤に関する。 書
背景技術
高カリウム血症とは、 血液中のカリウムが正常値より高くなるのが原因で 起こる疾患である。 一般的にヒ トの血液中のカリウム濃度の正常値は、 3 . 5 〜5 . 0mEq lであり、 この濃度が 5 . 5 mEq/l以上となった場合に高カリゥム 血症と診断される。
このような高カリウム血症は、 例えば、 (1 ) カリウムを多く含む食品を 過剰摂取すること等によってカリウム負荷量が増大すること、 (2 ) (a)ァシ ドーシス (特に、 呼吸性アシドーシス) 、 (b)カロリー摂取量の不足、 (c)発熱 や感染症、 (d)消耗性疾患、 (e)血管内での溶血、 (0消化管出血、 (g)インスリン 欠乏状態、 (h) 遮断剤の投与等によって起こる細胞内から細胞外への力リウ ム流出量の増大、 (3 ) (a)腎不全、 腎炎、 腎移植による移植片拒絶反応、 尿 路疾患等による腎障害による腎臓機能の低下、 (b)腎臓におけるナトリゥムゃ カリウムの排出を調節するホルモンであるアルドステロンの低下、'(c)腎障害 患者への薬物投与 (例えば、 アンジォテンシン変換酵素阻害薬、 アンジォテ ンシン II受容体拮抗薬、非ステロイド性消炎鎮痛薬、カリウム保持性利尿薬、 カリウム補給薬等) による副作用等によって起こる腎臓からのカリウム排泄 の障害等が原因であり、 特に、 腎臓からのカリウム排泄の障害が主な原因で
あると言われている。
高カリウム血症の症状としては、 (1 ) 感覚異常、 知覚異常、 脱力感、 筋 麻痺 (例えば、 横隔膜の麻痺による呼吸困難、 呼吸停止等) 等の神経および ノまたは筋異常、 (2 ) 悪心、 嘔吐、 腹痛、 下痢等の消化器異常、 (3 ) 心 音微弱、 心電図変化、 不整脈、 心室細動、 心房細動、 房室ブロック、 心停止 等の循環器異常等が挙げられる。 これらの症状は、 軽微なものから重篤なも のまであり、 その段階によって治療方法も異なる。 例えば、 急性の治療方法 としては、 (a)心臓麻痺や不整脈が起きた場合は、 一時的にカルシウムを経静 脈的に投与すること、(b)グルコースゃィンスリンを経静脈的に投与すること、 (c)ァシドーシスの場合は、 重炭酸ナトリゥムを投与すること、 (d)利尿剤を投 与すること、 (e)陽イオン交換樹脂 (例えば、 ポリスチレンスルホン酸ナトリ ゥム、 ポリスチレンスルホン酸カルシウム等) を経口投与または注腸投与す ること、 (f)血液透析を行うこと等が行われている。 一方、 長期的な治療法と しては、 食事によるカリウム摂取量を減らす食事療法が行われている。
このような高力リゥム血症の予防および/または治療剤として、 1 5位に ォキソ基を有するプロスタン酸誘導体が有効であることが報告されている
(欧州特許公開第 410652号明細書参照)。 また、 1 5位にォキソ基を有する プロスタン酸誘導体が子宮収縮剤や下剤として有用であることが報告されて いる (欧州特許公開第 342003号明細書または欧州特許公開第 310305号明細 書参照) 。
さらに、 E P 4ァゴニストが腎不全または腎機能障害の予防および /または 治療剤として、 有効であることが報告されている (欧州特許公開索 1132086 号明細書参照) 。 し力 し、 高カリウム血症に関する記載はない。
P G E 2が大腸において、 低濃度では、 カリウムイオン分泌を誘発し、 高濃 度では塩素イオン分泌を優位に誘発されることが知られている (アメリカ ン ·ジャーナノレ ·ォプ ·フィジオロジー■ガストロインテスティナノレ · リノ
― ·フィジォロジー (Am. J. Physiol. Gastrointest. Liver Physiol.) , 281 巻, G984頁, 2001年刊またはァメリカン 'ジャーナル■ォブ ·フイジォロ ジー 'ガストロインテスティナル ·リバ一'フィジォ口ジー (Am. J. Physiol. Gastrointest. Liver Physiol.) , 283卷, G347 M, 2002年刊) 。
しかしながら、 E P 4がカリウムの体外排泄に関与することは知られていな レ、。 発明の開示
腎不全ゃ腎機能に異常のある患者は、 尿からカリウムを排泄する機能が低 下しているため、 血中でのカリウム濃度が上昇し、 高カリウム血症を引き起 こすことになる。 高カリウム血症が重症化すると死に至ることもあり、 有効 な治療薬の開発が望まれているが、 現状においても、 有用な治療薬は見出さ れていない。
また、 高カリウム血症治療薬として知られている 1 5位にォキソ基を有す るプロスタン酸誘導体は、 種々の薬理作用を有するものである。 例えば、 心 拍数増力 0、 血圧上昇、 子宮収縮、 心筋収縮、 下痢、 体温上昇等が知られてい る。 しかしながら、 このような種々の薬理作用を有するため、 高カリウム血' 症の患者に使用する場合は、 上記した作用が副作用として働く。
さらに、 P G E 2は、 高濃度では塩素イオン分泌を優位に誘発し、 この塩素 イオン分泌は水分泌を伴うため、 激しい下痢と関係する。 従って、 高力リウ ム血症の患者において、 P G E 2を高濃度で使用する場合は、 下痢が副作用と して観察される。
このようなことから、 副作用のない安全な高力リゥム血症の予防おょぴ/ または治療剤の開発が切望されている。
本発明者らは、 鋭意検討した結果、 ( 1 ) P G E 2受容体サブタイプである E P 4ァゴニストが血液中のカリウムを体外に排泄する作用を促進すること、
(2) EP4ァゴニストが高カリゥム血症の予防おょぴ /"または治療剤として 有用であること、 (3) 選択的な EP4ァゴュス トを用いれば、 塩素イオン分 泌を引き起こさないため、 下痢等の副作用のない高カリウム血症の予防およ ぴ Zまたは治療剤となること、 および /または (4) EP4ァゴニストを用い れば、高力リゥム血症の症状改善剤となることを見出し、本発明を完成した。 すなわち、 本発明は、
1. EP4ァゴニストを含有してなる高カリウム血症の予防および Zまたは治 療剤、
2. 神経異常、 筋異常、 循環器異常および消化器異常から選択される 1以上 の症状を改善することを特徴とする前記 1記載の予防およぴ Zまたは治療剤、
3. 不整脈、 房室ブロック、 心室細動、 心房細動および呼吸困難から選択さ れる 1以上の症状を改善することを特徴とする前記 1記載の予防および/ま たは治療剤、
4. EP4ァゴニストを含有してなるカリウム排泄促進剤、
5. E P4ァゴニストとカルシウム製剤、 グルコース製剤、 インスリン製剤、 重炭酸ナトリゥム製剤、 利尿薬および陽イオン交換樹脂から選択される 1種 以上の薬とを組み合わせてなる前記 1または 4記載の剤、
6. EP4ァゴニストが、 一般式 (I)
[式中、
(基中、 τは酸素原子、 ハロゲン原子または置換基を有していてもよいァシ ルォキシ基を表し、 R 1は水素原子、 水酸基、 C 1〜 6アルキルォキシ基また は C 1〜6ァシルォキシ基を表し、 Uは酸素原子または硫黄原子を表し、 X および Υはそれぞれ独立してメチレン基、 酸素原子、 硫黄原子または置換基 を有していてもよい窒素原子を表すが、 同時に酸素原子、 硫黄原子または置 換基を有していてもよい窒素原子を表さない。 ) を表し、 Αは置換基を有し ていてもよい主鎖の原子数 1〜 8のスぺーサーを表し、 Dは保護されていて もよい酸性基を表し、 R 2および R 3はそれぞれ独立して、 置換基を有してい てもよいアルキル基またはハロゲン原子を表し、 R 4は置換基を有していても よい環状基または置換基を有していてもよい脂肪族炭化水素基を表し、 は一重結合または二重結合を表す力 連続して二重結合を表さず、 Z は
—配置または /3—配置またはそれらの任意の割合の混合物を表す。 ] で示さ れる化合物、 その塩、 その Ν—ォキシドもしくはその溶媒和物またはそれら のプロドラッグ、 あるいはそれらのシクロデキストリン包接化合物である前 記 1または 4記載の剤、
7 . Ε Ρ ァゴニストが、 一般式 (Ι Α)
[式中、 'は (1)一重結合または (2)二重結合を表し、 1^ ぉょび1
2 (^ はそれぞれ独立して、 (1)水素原子、 (2)C 1〜1 0アルキル基、 または (3)ハロ ゲン原子を表し、 T Aは (1)酸素原子または (2)硫黄原子を表し、 X
Aは (1)— CH
2—基、 (2)— O—基、または (3)— S—基を表し、 A
Aは A
1Aまたは A
2Aを表し、 A
1Aは (1)1〜2個の C 1〜4アルキル基で置換されていてもよい直鎖の C 2 〜 8アルキレン基、 (2)1〜2個の〇 1〜4アルキル基で置換されていてもよ い直鎖の C 2〜8ァルケ-レン基、 または (3)1〜 2個の C 1〜4アルキル基 で置換されていてもよい直鎖の C 2〜 8アルキニレン基を表し、 A
2Aは一G
1 A— G
2A— G
3A—基を表し、 0
1 は(1) 1〜2個の〇 1〜4ァルキル基で置換 されていてもよい直鎖の C 1〜4アルキレン基、 (2) 1~2個の〇 1〜4ァノレ キル基で置換されていてもよい直鎖の C 2〜4アルケニレン基、 または (3) 1 〜2個の C 1〜4アルキル基で置換されていてもよい直鎖の C 2〜4アルキ 二レン基を表し、 G
2Aは (1)一 Y
A—基、 (2)— (r i n g 1
A) 一基、 (3)— Y
A - ( r i n g 1
A) 一基、 (4)— (r i n g 1
A) — Y
A—基、 または (5)— Y
A— (C l〜4ァノレキレン) 一 (r i n g 1
A) 一基を表し、 Y
Aは (1)— S—基、 (2)— S O—基、(3)— S O 2—基、 (4)- O—基、または (5)— N R
1 A—基を表し、 R
1Aは (1)水素原子、(2)C 1〜 1 0アルキル基、または (3)C 2〜 1 0ァシル基 を表し、 G
3Aは (1)単結合、 (2)1〜2個の〇1〜4ァルキル基で置換されてぃ てもよい直鎖の C 1〜4アルキレン基、 (3)1〜2個の C 1〜4アルキル基で 置換されていてもよい直鎖の C 2~4アルケニレン基、 または (4)1〜 2個の C 1〜4アルキル基で置換されていてもよい直鎖の C 2〜4アルキニレン基 を表し、 D
Aは D
1Aまたは D
2Aを表し、
(2)- COO
R
2A基、 (3)テトラゾールー 5—ィル基、 または (4)CONR
3AS〇
2R
4A基を 表し、 R
2Aは (1)C 1〜10アルキル基、 (2)フエニル基、 (3)フエニル基で置換 された C 1〜: L0アルキル基、 または (4)ビフエ-ル基を表し、 R
3Aは (1)水素 原子または (2) C 1〜 10アルキル基を表し、 R
4 i(l)C 1〜 10アルキル基 または (2)フエ-ル基を表し、 D
2Aは (l)—CH
2OH基、(2)— CH
2OR
5A基、 (3)水酸基、 (4)— OR
5A基、 (5)ホルミル基、 (6)— CONR
6AR
7A基、 (7)— C ONR
6ASO
2R
8A基、(8)— CO— (NH—アミノ酸残基一 CO)
mA—OH基、 (9)— O— (CO—アミノ酸残基一 NH)
mA— H基、(10)— COOR
9A基、 (11) _OCO_R
10A基、 (12)_COO— Z
1A—Z
2A—Z
3A基、 (13)
を表し、 R5Aは C 1〜10アルキル基を表し、 R6Aおよび R7Aはそれぞれ独 立して、 (1)水素原子または (2)C 1〜10アルキル基を表し、 R8Aはフエニル 基で置換された C 1〜10アルキル基を表し、 R 9 Aは (1)1〜 3個の C 1〜1 0アルキル基、 C 1〜10アルコキシ基またはハロゲン原子で置換されてい てもよぃビフエニル基で置換された C 1〜10アルキル基、 または (2)1〜3 個の C 1〜10アルキノレ基、 C 1〜10アルコキシ基またはハロゲン原子で 置換されたビフエュル基を表し、 R1()Aは (1)フエュル基または (2)C 1〜10 アルキル基を表し、 mAは 1または 2を表し、 Z1Aは (1)C 1〜15アルキレ ン基、 (2)C 2〜15アルケニレン基、 または (3)C 2〜15アルキニレン基を 表し、 2 は(1)ー。0—基、 (2)— O CO—基、 (3)— CO O—基、 (4)_CO NR11A—基、 (5)—NR12ACO—基、 (6)— O—基、 (7)— S—基、 (8)— SO 一基、(9)—S02—基、(10)_NR13A—基、(ll)— NR14ACONR15A—基、 (12)— NR16ACOO—基、(13)— OCONR17A—基、 または (14)— OCOO 一基を表し、 Z 3 Aは (1)水素原子、 (2)C 1 ~ 15アルキル基、 (3)C 2〜 15ァ ルケニル基、 (4)C2〜15アルキュル基、 (5)r i n g 2A、 または (6)C 1〜
10アルコキシ基、 C 1〜 10アルキルチオ基、 C 1〜: L 0アルキル—NR1 8A—基、 または r i n g 2Aで置換された C 1〜10アルキル基を表し、 R11A、 R12A、 R13A、 R14A、 R15A、 R16A、 R17Aおよび R18Aはそれ ぞれ独立して、 (1)水素原子または (2)C 1〜15アルキル基を表し、 R11Aと Z3A基はそれらが結合している窒素原子と一緒になって、 5〜7員の単環式 飽和へテロ環を表してもよく、 該ヘテロ環はさらに酸素原子、 窒素原子およ ひ、硫黄原子から選択される 1個のへテロ原子を含んでもよく、 EAは E1Aまた は E2Aを表し、 £ は(1)。 3〜7シクロァルキル基、 または (2)r i n g 3A を表し、 E2Aは (1)C 3〜7シクロアルキル基、 (2)r i n g 4A、 または (3)r i n g 5Aを表し、 r i n g 1A、 および r i n g 5Aは、 1〜3個の 2 ぉ よび Zまたは R22Aで置換されてもよく、 r i n g 3Aは 1〜2個の R21Aで 置換されてもよく、 E2Aによって表される C 3~7シクロアルキル基は、 必 ず 1個の R 21 Aまたは R 22Aで置換されており、 さらに 1〜 2個の R21 Aおよ ぴ 1または R 22Aで置換されてもよく、 r i n g 4Aは必ず 1個の R22Aで置 換されており、 さらに 1〜2個の R21Aおよび Zまたは R22Aで置換されても よく、 R 11 Aと Z 3 A基が結合している窒素原子と一緒になつて表すへテ口環、 または r i n g 2Aは R23Aで置換されてもよく、 R21Aは (1)C 1〜10アル キル基、 (2) C 1〜 10アルコキシ基、 (3)ハ口ゲン原子、(4)ェトロ基、 (5) 1〜 3個のハロゲン原子で置換された C 1〜10アルキル基、 または (6)フエ-ル 基を表し、 R 22 ま(1)〇 2〜; L 0アルケニル基、(2)C 2〜; L 0アルキニル基、 (3)C 1〜10アルキルチオ基、 (4)水酸基、 (5)— NR24AR25A基、 (6)C 1〜 10アルコキシ基で置換された C 1〜10アルキル基、 (7) 1〜 3個のハロゲ ン原子で置換された C 1〜10アルコキシ基で置換された C 1〜10アルキ ル基、(8)—NR24AR25A基で置換されたC l〜l 0ァノレキノレ基、 (9)r i n g 6A、 (10)— O— r i n g 7A、 (11) r i n g 7 Aで置換された C 1〜10アル キル基、 (12) r i n g 7 Aで置換された C 2〜10ァルケ-ル基、 (13) r i n
g 7 で置換されたじ2〜10アルキニル基、(14) r i n g 7 Aで置換された C
1〜10アルコキシ基、 (15)- O- r i n g 7 Aで置換された C 1〜10アル キノレ基、 (16)— COOR26A基、 または (17)1〜 3個のハロゲン原子で置換さ れた C 1〜10アルコキシ基を表し、 R24A、 R25Aおよび R26Aはそれぞれ 独立して、 (1)水素原子または (2)C 1〜10アルキル基を表し、 R23Aは (1)C
1〜 15アルキル基、 (2)C 2〜 15ァルケ-ル基、 (3)C 2〜 15アルキニル 基、 または (4)C 1~10アルコキシ基、 C 1〜 10アルキルチオ基または C
1〜10アルキル一 NR27A—基で置換された C 1〜10アルキル基を表し、 R27Aは (1)水素原子または (2)C 1〜10アルキル基を表し、 r i n g 1A、 r i n g 2A、 r i n g 5A、 r i n g 6A、 および r i n g 7Aは (1)一部または 全部が飽和されていてもよい C 3〜1 5の単環、 二環または三環式炭素環ァ リール、 または (2)酸素原子、 窒素原子および硫黄原子から選択される 1〜4 個のへテロ原子を含む、.一部または全部が飽和されていてもよい 3〜15員 の単環、 二環または三環式へテロ環ァリールを表し、 r i n g 3Aおよび r i n g 4Aは、 (1)チェ-ル基、 (2)フエニル基、 または (3)フリル基を表し、 r i n g 6A、 および r i n g 7Aは 1〜 3個の R28Aで置換されてもよく、 R28A は、 (l)C 1— 10アルキル基、 (2)C 2〜: L 0ァルケ-ル基、 (3)C 2〜 10ァ ルキエル基、 (4)C 1〜 10アルコキシ基、 (5)C 1〜 10アルコキシ基で置換 された。 1〜 10アルキル基、 (6)ハロゲン原子、 (7)水酸基、 (8) 1〜 3個のハ ロゲン原子で置換された C 1~10アルキル基、 または (9)1〜 3個のハロゲ ン原子で置換された C 1〜10アルコキシ基で置換された C 1〜10アルキ ル基を表す。
ただし、 (1)TAが酸素原子であり、 かつ XAがー CH2—基であり、 かつ AAが A1Aを表し、 かつ DAが D1Aを表すとき、 EAは E2Aを表し、 (2)r i n g 5A は C 3〜 7シクロアルキル基、 フエュル基、 チェ-ル基、 またはフリル基を 表さず、(3)r i n g 6 Aがフエニノレ基を表すとき、 フエ二ル基は少なくとも 1
個の R28Aで置換されているものとする。 ] で示される化合物、 その塩、 その N—ォキシドもしくはその溶媒和物またはそれらのプロドラッグ、 あるいは それらのシクロデキストリン包接化合物である前記 1または 4記載の剤、 8. EP4ァゴェストが、 一般式 (I B)
[式中、 R1Bはヒドロキシ、 C 1〜6アルキルォキシ、 または NR6BR7B基 (基中、 R6Bおよび R7Bは独立して、 水素原子または C 1〜4アルキルを表 す。 ) を表し、 R2Bは酸素原子、 ハロゲンまたは O— COR8B基 (基中、 R8 Bは C 1〜4アルキル、フエニルまたはフエ-ル(C 1〜4アルキル)を表す。) を表し、 R3Bは水素原子またはヒドロキシを表し、 R4aBおよび R4bBはそれ ぞれ独立して、 水素原子または C 1〜4アルキルを表し、 R5Bは以下の基で 置換されているフエ二ル基を表す:
i ) 1〜3個の (a)C 1〜4アルキルォキシ一 C 1〜4アルキル、 (b)C2〜4 アルケュルォキシ—C 1〜4アルキル、 (c)C 2〜4アルキニルォキシ一 C 1 〜 4アルキル、 (d)C 3〜7シクロアルキルォキシ— C 1〜4アルキル、 (e)C 3〜 7シクロアルキル (C 1〜4アルキルォキシ) 一 Cl〜4アルキル、 (0 フエュルォキシー C 1〜4アルキル、 (g)フエュルー C 1〜4アルキルォキシ — C l〜4アルキル、 (h)C 1〜4アルキルチオ一 C 1〜4アルキル、 )C 2 〜 4アルケニルチオ一 C 1〜4アルキノレ、 (j)C 2〜4アルキ-ルチオ一 C 1〜 4アルキル、 (k)C 3〜7シクロアルキルチオ—C 1〜4アルキル、 0)C 3〜 7シク口アルキル (C 1—4アルキルチオ) 一 C 1〜 4アルキル、 (m)フエ二 ルチオ一 C 1〜4アルキル、 または (n)フエュルー C 1〜4アルキルチオ—C 1〜 4ァノレキル、
ii) (a)C 1〜4アルキルォキシ一 C 1〜4アルキルおよび C 1〜4アルキル、
(b)C 1〜 4アルキルォキシ一 C 1〜 4アルキルおよび C 1〜4アルキルォキ シ、 (c)C 1〜4アルキルォキシ一 C 1〜4アルキルおょぴヒ ドロキシ、 (d)C 1〜4アルキルォキシ一 C 1〜4アルキルおよびハロゲン、 (e)C 1〜4アル キルチオ— C 1〜4アルキルおょぴ C 1〜4アルキル、 (0C 1〜4アルキル チォ一C 1〜4アルキルおよび C 1~4アルキルォキシ、 (g)C l〜4アルキ ルチオ一 C 1〜4アルキルおよびヒドロキシ、 または (h)C 1〜4アルキルチ ォー C 1〜 4アルキルおよびハ口ゲン、
iii) (a)ハロアルキル、 または (b)ヒドロキシー C 1〜4アルキル、 または、 iv) C 1〜4ァノレキズレぉょぴヒ ドロキシ;
は、 一重結合または二重結合を表すが、 連続して二重結合を表さない、 ただし、 R2Bが O— COR8B基である場合、 8— 9位は二重結合を表す。 ] で示される化合物、 その塩、 その N—ォキシドもしくはその溶媒和物または それらのプロドラッグ、 あるいはそれらのシクロデキストリン包接化合物で ある前記 1または 4記載の剤、
9.. EP4ァゴニストカ ( {3— [ ( (1R, 2 S, 3R) — 3—ヒドロキシ 一 2— { (1 E, 3 S) 一 3—ヒドロキシー 4一 [3— (メ トキシメチル) フエ二ノレ] ブタ一 1ーェェノレ) 一 5—ォキソシクロペンチノレ) ス /レファェノレ〕 プロピル } スルファニル) 酢酸; 4一 { [2— ( (1 R, 2 R, 3 R) - 3 ーヒドロキシー 2— { (1 E, 3 S) — 3—ヒドロキシ一 4一 [3— (メ ト キシメチノレ) フエ二ノレ] ブタ一 1—ェ-ノレ } — 5—ォキソシクロペンチノレ) ェチル] スルファニル } ブタン酸; 7— ( (1 R, 2 R, 3 R) —3—ヒ ド 口キシー 2— { (1 E, 3 S) 一 3—ヒドロキシー 4一 [3— (メ トキシメ チグレ) フエ-ノレ] ブタ一 1ーェニノレ } 一 5—ォキソシクロペンチノレ) ヘプタ ン酸; (5 Z) -7- ( (1 R, 2R, 3 R) 一 2— { (1 E, 3 S) —4 一 [3— (ェトキシメチノレ) フエエル] 一 3 _ヒ ドロキシブター 1ーェェノレ } — 3—ヒ ドロキシ一 5—ォキソシクロペンチル) ヘプター 5—ェン酸; (5
Z) 一 7— ( (1 R, 2 R, 3 R, 5 R) — 5—クロ口— 2— { (1 E, 3 S) ~4- [3— (ェトキシメチノレ) フエエル] 一 3—ヒ ドロキシプター 1 —ェニノレ }一 3—ヒドロキシシクロペンチノレ)ヘプター 5—ェン酸; 4一 [ (2 一 { (1 R, 2 R, 3 R) — 3—ヒドロキシー 2— [ (1 E, 3 S) —3— ヒドロキシー 4— (4ーヒドロキシー 3—メチルフエニル) ブタ _ 1ーェ- ル] 一 5—ォキソシクロペンチル} ェチル) スルファ -ル] ブタン酸;メチ ル 4- { [2- ( (1 R, 2R, 3 R) — 3—ヒドロキシ一 2— { (1 E, 3 S) 一 3—ヒドロキシー 4— [3 - (メ トキシメチル) フエニル] プタ一 1—ェ-ル } 一 5—ォキソシクロペンチル) ェチル] スルファニル } ブタノ エート ; 4— { [2— ( (1 R, 2R) 一 2— { (1 E, 3 S) 一 3—ヒ ド 口キシー 4— [3— (メ トキシメチル) フエニル] プタ一 1—ェ-ノレ } - 5 ーォキソシクロペンチル) ェチル] スルファエル } ブタン酸; 4— [ (2— { (2 R) - 2- [ (I E, 3 S) —4一 (3—クロ口フエ-ル) 一 3—ヒ ドロキシブター 1—ェニル] 一 5—ォキソピロリジン一 1—ィル } ェチル) スルファュル] ブタン酸; 4一 { [2— ( (2 R) 一 2— { (1 E, 3 S) — 3—ヒドロキシ一4— [3— (トリフルォロメチル) フエ-ル] ブタ一 1 ーェニノレ } — 5—ォキソピロリジン一 1ーィノレ) ェチノレ] スノレファニノレ } ブ タン酸; 4— [ (2— { (2R) 一 2— [ (1 E, 3 S) 一 4一 (4一フル オロフェェノレ) 一 3—ヒドロキシプタ一 1ーェニノレ] 一 5—ォキソピロリジ ンー 1—ィル } ェチル) スルファニル] ブタン酸; 4— [ (2— { (2R) - 2 - [ (1 E, 3 S) 一 3—ヒドロキシ一 4— (2—ナフチル) ブタ一 1 —ェニル] — 5—ォキソピロリジン一 1—ィル } ェチル) スルファニル] ブ タン酸; 4— [ (2— { (4 S) —4— [ (1 E, 3 S) —4— (4—フノレ オロフェュル) 一 3—ヒドロキシー 1ープテュル] — 2—ォキソ一 1, 3— ォキサゾリジン一 3—ィル } ェチル) スルファニル] ブタン酸; 2— [ (2 ― { (2 R) - 2 - [ (1 E, 3 S) — 3—ヒ ドロキシ一 4一 (3—メチノレ
フエ-ノレ) ブター 1ーェニノレ] 一 5—ォキソピロリジン一 1一イノレ} ェチノレ) スルファニル] 一 1, 3—チアゾール一4一力ルボン酸; 2— [ (2— { (2 R) — 2— [ (1 E, 3 S) 一 3—ヒドロキシォクタ一 1ーェニル] ー5— ォキソピロリジン一 1ーィル } ェチル) スルファ -ル] ー 1, 3—チアゾー ルー 4—カルボン酸; 2— { [2- ( (2 R) 一 2— { (I E, 3 S) 一 4 - [3— ( 1一べンゾフラン一 2—イスレ) フエ-ル] —3—ヒ ドロキシブタ — 1—ェ-ル } 一 5—ォキソピロリジン一 1—ィル) ェチル] スルファニル } 一 1, 3—チアゾール一4—カルボン酸; 4— [ (2— { (2 R) — 2— [ (1 E, 3 S) 一 3—ヒドロキシォクタ一 1ーェュル] 一 5—ォキソピロリジン — 1ーィル } ェチル) スルファュル] ブタン酸; { [3— ( { (1 R, 2 S,
3 R) 一 3—ヒドロキシ一 2— [ (1 E, 3 S) —3—ヒ ドロキシォクタ一 1ーェ-ノレ] 一 5—ォキソシクロペンチノレ } スノレファ-ノレ) プロピノレ] スノレ ファ-ノレ } 酢酸;および 2— [ (2— { (4 S) -4- [ (1 E, 3 S) 一
4一 (4ーフ レオ口フエ-ノレ) 一 3—ヒ ドロキシプター 1ーェニノレ] 一 2— ォキソ一 1, 3—ォキサゾリジン _ 3—ィル } ェチル) スルファニル ] —1,
3—チアゾールー 4一力ルボン酸から選択される化合物、 その塩、 その N— ォキシドもしくはその溶媒和物またはそれらのプロドラッグ、 あるいはそれ らのシクロデキストリン包接化合物である前記 1または 4記載の剤、
10. EP4ァゴニストの有効量を哺乳動物に投与することを特徴とする高力 リゥム血症を予防および Zまたは治療する方法、
1 1. EP4ァゴニス トの有効量を哺乳動物に投与することを特徴とするカリ ゥム排泄を促進する方法、
12. 高カリウム血症の予防および/または治療剤を製造するための EP47 ゴュス トの使用、 および
13. カリウム排泄促進剤を製造するための EP47ゴュストの使用に関する。 本明細書中、 R4によって表される 「置換基を有していてもよい環状基」 に
おける 「環状基」 としては、 例えば、 炭素環または複素環が挙げられる。 炭 素環としては、 例えば C 3~15の単環または多環式炭素環、 スピロ結合し た多環式炭素環または架橋した多環式炭素環等が挙げられる。 C3〜l 5の 単環または多環式炭素環には、 C 3〜l 5の単環または多環式不飽和炭素環、 その一部または全部が飽和されている炭素環が含まれる。 例えば、 シクロプ 口パン、 シクロブタン、 シクロペンタン、 シクロへキサン、 シクロヘプタン、 シクロオクタン、 シクロノナン、 シクロデカン、 シクロウンデカン、 シクロ ドデカン、 シクロトリデカン、 シクロテトラデカン、 シク口ペンタデカン、 シクロペンテン、 シクロへキセン、 シクロヘプテン、 シクロオタテン、 シク 口ペンタジェン、 シクロへキサジェン、 シクロへブタジエン、 シクロォクタ ジェン、 ベンゼン、 ペンタレン、 ノ ーヒドロペンタレン、 ァズレン、 / ーヒ ドロアズレン、 インデン、 パーヒドロインデン、 インダン、 ナフタレン、 ジ ヒドロナフタレン、 テトラヒドロナフタレン、 パーヒ ドロナフタレン、 ヘプ タレン、 パーヒドロヘプタレン、 ビフエエレン、 a s—インダセン、 s—ィ ンダセン、 ァセナフチレン、 ァセナフテン、 フルオレン、 フエナレン、 フエ ナントレン、 アントラセン環等が挙げられる。 スピロ結合した多環式炭素環 としては、 例えば、 スピロ [4. 4] ノナン、 スピロ [4. 5] デカン、 ス ピロ [5. 5] ゥンデカン環等が挙げられる。 架橋した多環式炭素環として は、 例えば、 ビシクロ [2. 2. 1] ヘプタン、 ビシクロ [2. 2. 1] へ プター 2—ェン、 ビシクロ [3. 1. 1] ヘプタン、 ビシクロ [3. 1. 1] ヘプター 2—ェン、 ビシクロ [3. 2. 1] オクタン、 ビシクロ [2. 2. 2] オクタン、 ビシクロ [2. 2. 2] ォクタ一 2—ェン、 ァダマンタン、 ノルァダマンタン環等が挙げられる。 このうち、 C 3〜1 5の単環または多 環式芳香族炭素環としては、 例えば、 ベンゼン、 ァズレン、 ナフタレン、 フ ェナントレン、 アントラセン環等が挙げられる。 複素環としては、 例えば、 酸素原子、 窒素原子および/または硫黄原子から選択される 1〜 5個のへテ
口原子を含む、 3〜1 5員の単環または多環式複素環、 スピロ結合した多環 式複素環または架橋した多環式複素環等が挙げられる。 酸素原子、 窒素原子 およぴ または硫黄原子から選択される 1〜 5個のへテロ原子を含む 3〜 1 5員の単環または多環式複素環には、 酸素原子、 窒素原子および/または硫 黄原子から選択される 1〜5個のへテロ原子を含む 3〜1 5員の単環または 多環式不飽和複素環、 その一部または全部が飽和されている複素環が含まれ る。 例えばピロール、 イミダゾール、 トリァゾール、 テトラゾール、 ピラゾ ール、 ピリジン、 ピラジン、 ピリミジン、 ピリダジン、 ァゼピン、 ジァゼピ ン、 フラン、 ピラン、 ォキセピン、 チォフェン、 チォピラン、 チェピン、 ォ キサゾ一ノレ、 イソォキサゾー^^、 チアゾーノレ、 イソチアゾーノレ、 フラザン、 ォキサジァゾール、 ォキサジン、 ォキサジァジン、 ォキサゼピン、 ォキサジ ァゼピン、 チアジアゾール、 チアジン、 チアジアジン、 チアゼピン、 チアジ ァゼピン、 ィンドール、 イソインドール、 インドリジン、 ベンゾフラン、 ィ ソベンゾフラン、 ベンゾチォフェン、 イソベンゾチォフェン、 ジチアナフタ レン、 インダゾール、 キノリン、 イソキノリン、 キノリジン、 プリン、 フタ ラジン、 プテリジン、 ナフチリジン、 キノキサリン、 キナゾリン、 シンノ ン、 ベンゾ才キサゾ一/レ、 ベンゾチアゾーノレ、 ベンゾイミダゾーノレ、 クロメ ン、 ベンゾォキセピン、 ベンゾォキサゼピン、 ベンゾォキサジァゼピン、 ベ ンゾチェピン、ベンゾチアゼピン、ベンゾチアジアゼピン、ベンゾァゼピン、 ベンゾジァゼピン、 ベンゾブラザン、 ベンゾチアジアゾ一/レ、 ベンゾトリア ゾーノレ、 カノレバゾーノレ、 j3—カノレポリン、 アタリジン、 フエナジン、 ジベン ゾフラン、 キサンテン、 ジベンゾチォフェン、 フエノチアジン、 フエノキサ ジン、 フエノキサチイン、 チアンスレン、 フエナントリジン、 フエナント口 リン、 ペリミジン、 アジリジン、 ァゼチジン、 ピロリン、 ピロリジン、 イミ ダゾリン、イミダゾリジン、 トリァゾリン、 トリアゾリジン、テトラゾリン、 テトラゾリジン、 ピラゾリン、 ビラゾリジン、 ジヒドロピリジン、 テトラヒ
ドロピリジン、 ピぺリジン、 ジヒドロビラジン、 テトラヒドロビラジン、 ピ ペラジン、 ジヒドロピリミジン、 テトラヒドロピリミジン、 パーヒドロピリ ミジン、 ジヒ ドロピリダジン、 テトラヒ ドロピリダジン、 パーヒドロピリダ ジン、 ジヒドロアゼピン、 テトラヒドロアゼピン、 パーヒドロアゼピン、 ジ ヒドロジァゼピン、 テトラヒ ドロジァゼピン、 パーヒドロジァゼピン、 ォキ シラン、 ォキセタン、 ジヒ ドロフラン、 テトラヒドロフラン、 ジヒドロビラ ン、 テトラヒ ドロピラン、 ジヒドロォキセピン、 テトラヒドロォキセピン、 パーヒドロォキセピン、 チイラン、 チェタン、 ジヒドロチォフェン、 テトラ ヒドロチォフェン、 ジヒ ドロチォピラン、 テトラヒドロチォピラン、 ジヒ ド 口チェピン、 テトラヒドロチェピン、 パーヒドロチェピン、 ジヒドロォキサ ゾール、 テトラヒドロォキサゾール (ォキサゾリジン) 、 ジヒドロイソォキ サゾール、 テトラヒドロイソォキサゾール (イソォキサゾリジン) 、 ジヒ ド 口チアゾール、 テトラヒ ドロチアゾール (チアゾリジン) 、 ジヒドロイソチ ァゾール、 テトラヒドロイソチアゾール (イソチアゾリジン) 、 ジヒ ドロフ ラザン、 テトラヒドロフラザン、 ジヒドロォキサジァゾール、 テトラヒドロ ォキサジァゾール (ォキサジァゾリジン) 、 ジヒドロォキサジン、 テトラヒ ドロォキサジン、 ジヒドロォキサジァジン、 テトラヒ ドロォキサジァジン、 ジヒ ドロォキサゼピン、 テトラヒドロォキサゼピン、 パーヒ ドロォキサゼピ ン、 ジヒ ドロォキサジァゼピン、 テトラヒドロォキサジァゼピン、 パーヒド 口ォキサジァゼピン、 ジヒドロチアジアゾール、 テトラヒドロチアジアゾー ル (チアジアゾリジン) 、 ジヒドロチアジン、 テトラヒドロチアジン、 ジヒ ドロチアジアジン、 テトラヒドロチアジアジン、 ジヒ ドロチアゼピン、 テト ラヒ ドロチアゼピン、 パーヒドロチアゼピン、 ジヒドロチアジアゼピン、 テ トラヒドロチアジァゼピン、 パーヒドロチアジアゼピン、 モルホリン、 チォ モルホリン、 ォキサチアン、 インドリン、 イソインドリン、 ジヒドロべンゾ フラン、 パーヒドロべンゾフラン、 ジヒドロイソべンゾフラン、 パーヒドロ
イソべンゾフラン、 ジヒドロベンゾチ才フェン、 ノ ーヒドロベンゾチ才フエ ン、 ジヒドロイソベンゾチォフェン、 パーヒドロイソベンゾチォフェン、 ジ ヒドロインダゾーノレ、 パーヒドロインダゾーノレ、 ジヒドロキノリン、 テトラ ヒドロキノリン、 パーヒドロキノリン、 ジヒドロイソキノリン、 テトラヒド 口イソキノリン、 パーヒドロイソキノリン、 ジヒ ドロフタラジン、 テトラヒ ドロフタラジン、 パ一ヒ ドロフタラジン、 ジヒドロナフチリジン、 テトラヒ ドロナフチリジン、 パーヒドロナフチリジン、 ジヒドロキノキサリン、 テト ラヒ ドロキノキサリン、 パーヒ ドロキノキサリン、 ジヒドロキナゾリン、 テ トラヒドロキナゾリン、 パーヒドロキナゾリン、 ジヒドロシンノリン、 テト ラヒ ドロシンノリン、 パーヒドロシンノリン、 ベンゾォキサチアン、 ジヒド 口べンゾォキサジン、 ジヒドロべンゾチアジン、 ピラジノモ /レホリン、 ジヒ ドロべンゾォキサゾ一/レ、 ノヽ。ーヒ ドロべンゾォキサゾ一 7レ、 ジヒドロべンゾ チアゾーノレ、 ノ ーヒ ドロべンゾチアゾーノレ、 ジヒドロべンゾイミダゾーノレ、 パーヒドロべンゾイミダゾーノレ、 ジヒドロベンゾァゼピン、 テトラヒドロべ ンゾァゼピン、ジヒドロべンゾジァゼピン、テトラヒドロべンゾジァゼピン、 ベンゾジォキセパン、 ジヒドロべンゾォキサゼピン、 テトラヒドロべンゾォ キサゼピン、 ジヒ ドロカルバゾール、 テトラヒドロカルバゾール、 パーヒ ド ロカルバゾール、 ジヒ ドロアクリジン、 テトラヒドロアクリジン、 パーヒ ド ロアタリジン、 ジヒドロジべンゾフラン、 ジヒドロジベンゾチォフェン、 テ トラヒドロジべンゾフラン、 テトラヒドロジベンゾチォフェン、 パーヒドロ ジベンゾフラン、 パーヒドロジベンゾチォフェン、 ジォキソラン、 ジォキサ ン、 ジチオラン、 ジチアン、 ジォキサインダン、 ベンゾジォキサン、 クロマ ン、 ベンゾジチオラン、 ベンゾジチアン環等が挙げられる。 スピロ結合した 二環式複素環としては、 例えば、 ァザスピロ [4 . 4 ] ノナン、 ァザスピロ [ 4. 5 ] デカン、 ァザスピロ [ 5 . 5 ] ゥンデカン環等が挙げられる。 架 橋した二環式複素環としては、 例えば、 ァザビシクロ [ 2 . 2 . 1 ] ヘプタ
ン、 ァザビシクロ [3. 1. 1] ヘプタン、 ァザビシクロ [3. 2. 1] ォ クタン、 ァザビシク口 [2. 2. 2] オクタン環等が挙げられる。 このうち、 酸素原子、 窒素原子および Zまたは硫黄原子から選択される 1〜5個のへテ 口原子を含む、 3〜15員の単環、二環または三環式芳香族複素環としては、 例えばピロール、 ィミダゾール、 トリァゾール、 テトラゾール、 ピラゾール、 ピリジン、 ピラジン、 ピリミジン、 ピリダジン、 フラン、 チォフェン、 ォキ サゾール、 イソォキサゾール、 チアゾー^/、 イソチアゾール、 フラザン、 ォ キサジァゾーノレ、 チアジアゾーノレ、 インドーノレ、 イソインドー/レ、 ベンゾフ ラン、 イソべンゾフラン、 ベンゾチォフェン、 イソベンゾチォフェン、 イン ダゾール、 キノリン、 イソキノリン、 プリン、 フタラジン、 プテリジン、 ナ フチリジン、 キノキサリン、 キナゾリン、 シンノリン、ベンゾォキサゾー Λ^、 ベンゾチアゾー/レ、 ベンゾイミダゾーノレ、 ベンゾフラザン、 ベンゾチアジア ゾーノレ、 ベンゾトリァゾーノレ、 カノレバゾーノレ、 β一力/レボリン、 ァクリジン、 フエナジン、 ジベンゾフラン、 ジベンゾチォフェン、 フエナントリジン、 フ ェナント口リン、 ペリミジン環等が挙げられる。
R4によって表される 「置換基を有していてもよい環状基」 における 「置換 基」 としては、 例えば (a) 置換基を有していてもよいアルキル基、 (b) 置換基を有していてもよいアルケエル基、 (c) 置換基を有していてもよい アルキュル基、 (d) 置換基を有していてもよい炭素環基、 (e) 置換基を 有していてもよい複素環基、 (f) 置換基を有していてもよい水酸基、 (g) 置換基を有していてもよいチオール基、 (h) 置換基を有していてもよいァ ミノ基、 (i) 置換基を有していてもよい力ルバモイル基、 (j ) 置換基を 有していてもよいスルファモイル基、 (k) 力ルポキシル基、 (1) アルコ キシカルボニル基 (例えば、 メ トキシカルボニル、 エトキシカルボエル、 t 一ブトキシカルポニル等の C 1〜6アルコキシカルボニル基等) 、 (in) ス ルホ基 (一 SO3H) 、 (n) スルフィノ基 (一 S02H) 、 (o) ホスホノ
基 (一 P O (O H) 2) 、 ( p ) ニトロ基、 (q ) ォキソ基、 (r ) チォキソ 基、 (s ) シァノ基、 (t ) アミジノ基、 (u ) イミノ基、 (V ) - B (O H) 2基、 ハロゲン原子 (例えば、 フッ素、 塩素、 臭素、 ヨウ素等) 、 ( x ) アルキルスルフィュル基 (例えば、 メチルスルフィエル、 ェチルスル フィニル等の C 1〜6アルキルスルフィエル基等) 、 (y ) ァリールスルフ ィニル基 (例えば、 フエニルスルフィニル等の C 6〜 1 0ァリ一ルスルフィ ュル基等) 、 (z ) アルキルスルホエル基 (例えば、 メチルスルホエル、 ェ チルスルホニル等の C 1〜 6アルキルスルホ -ル基等) 、 ( a a ) ァリ ^"ル スルホニル基 (例えば、 フエ-ルスルホニル等の C 6〜 1 0ァリ一ルスルホ -ル基等) 、 (b b ) ァシル基 (例えばホルミル、 ァセチル、 プロパノィル、 ビバ口ィル等の C 1〜 1 0アル力ノィル基、 例えばべンゾィル等の C 6 ~ 1 0ァリールカルボニル基等) 等が挙げられ、 これらの任意の置換基は置換可 能な位置に 1〜 5個置換していてもよい。
置換基としての 「置換基を有していてもよいアルキル基」 における 「アル キル基」 としては、 例えばメチル、 ェチル、 プロピル、 イソプロピル、 プチ ノレ、 イソプチノレ、 sec—プチノレ、 tert—プチノレ、 ペンチノレ、 イソペンチノレ、 ネ ォペンチノレ、 へキシノレ、 へプチノレ、 ォクチノレ、 ノ-ノレ、 デシノレ、 ゥンデシノレ、 ドデシル、 トリデシル、 テトラデシル、 ペンタデシル基等の直鎖状または分 枝状の C l〜l 5アルキル基等が挙げられる。 ここでアルキル基の置換基と しては水酸基、 アミノ基、 カルボキシル基、 シァノ基、 ニトロ基、 モノーま たはジー C 1〜 1 0アルキルァミノ基 (例えば、 メチルァミノ、 ェチルァミ ノ、 プロピルァミノ、 ジメチルァミノ、 ジェチルァミノ等) 、 C l〜1 0ァ ルコキシ基 (例えば、 メ トキシ、 エトキシ、 プロボキシ、 イソプロボキシ、 t一ブトキシ、 へキシルォキシ、 ォクチルォキシ、 デカニルォキシ等) 、 c 1〜6ァシルォキシ基 (例えば、 ァセチ /レオキシ、 エタノィルォキシ、 プロ パノイノレオキシ、 プタノィルォキシ、 ペンタノィルォキシ、 へキサノィルォ
キシ ¾等) C 1〜1 0アルキルカルボ-ルォキシ基 (例えば、 ァセトキシ、 ェチルカルボニルォキシ等) 、 炭素環 (前記した 「置換基を有していてもよ い環状基」 における 「環状基」 中の炭素環と同じ意味を表す。 ) 、複素環 (前 記した 「置換基を有していてもよい環状基」 における 「環状基」 中の m素環 と同じ意味を表す。 ) 、 ハロゲン原子 (前記したものと同じ意味を表す。 ) 、 1〜3個のハロゲン原子で置換された C 1〜1 0アルコキシ基 (例えば、 モ ノフルォロメトキシ基、ジフルォロメトキシ基、 トリフルォロメトキシ基等)、 —O—炭素環 (前記した 「置換基を有していてもよい環状基」 における 「環 状基」 中の炭素環と同じ意味を表す。 ) 、 および一 O—複素環 (前記した 「置 換基を有していてもよい環状基」 における 「環状基」 中の複素環と同じ意味 を表す。 ) 等が挙げられ、 これらの任意の置換基は置換可能な位置に 1〜4 個置換していてもよレ、。
置換基としての 「置換基を有していてもよいアルケニル基」 における 「ァ ルケエル基」 としては、 例えばェテエル、 プロぺニル、 ブテュル、 ブタジェ ェノレ、 ペンテ二ノレ、 ペンタジェュノレ、 へキセニノレ、 へキサジェニノレ、 ヘプテ ュノレ、 ヘプタジェ二ノレ、 オタテ-ノレ、 ォクタジェニノレ、 ノネ二ノレ、 ノナジェ 二ノレ、 デセニノレ、 デカジエ二ノレ、 ゥンデセェノレ、 ドデセ二ノレ、 ト リデセニル、 テトラデセュル、 ペンタデセニル基等の直鎖状または分枝状の C 2〜1 5ァ ルケニル基等が挙げられる。 ここでァルケ-ル基の置換基としては、前記「置 換基を有していてもよいアルキル基」 における置換基と同じ意味を表す。 置換基としての 「置換基を有していてもよいアルキニル基」 における 「ァ ルキ-ル基」 としては、 例えばェチュル、 プロピエル、 ブチュル、 ブタジィ ュノレ、 ペンチ二ノレ、 ペンタジィュノレ、 へキシュノレ、 へキサジィニノレ、 へプチ 二ノレ、 ヘプタジィ二ノレ、 ォクチ二ノレ、 ォクタジィ二/レ、 ノニニノレ、 ノナジィ ニル、 デシ-ル、 デカジィニル、 ゥンデシ-ル、 ドデシニル、 トリデシニル、 テトラデシニル、 ペンタデシュル基等の直鎖状または分枝状の C 2〜l 5ァ
ルキニル基等が挙げられる。 ここでアルキニル基の置換基としては、前記「置 換基を有していてもよいアルキル基」 における置換基と同じ意味を表す。 置換基としての 「置換基を有していてもよい炭素環基」 における炭素環と しては、 前記した 「置換基を有していてもよい環状基」 における 「環状基」 中の炭素環と同じ意味を表す。 ここで炭素環の置換基としては、 例えば、 直 鎖状または分枝状の C 1〜1 5アルキル基 (前記 「置換基を有していてもよ いアルキル基」 におけるアルキル基と同じ意味を表す。 ) 、 直鎖状または分 枝状 C 2〜1 5アルケニル基 (前記 「置換基を有していてもよいアルケエル 基」 におけるァルケ-ル基と同じ意味を表す。 ) 、 直鎖状または分枝状 C 2 〜1 5アルキュル基 (前記 「置換基を有していてもよいアルキニル基」 にお けるアルキ-ル基と同じ意味を表す。 ) 、 水酸基、 C l〜6アルコキシ基 (例 えば、 メ トキシ、 エトキシ、 プロポキシ、 イソプロポキシ、 ブトキシ、 イソ ブチルォキシ、 tert—プトキシ、 ペンチルォキシ、 へキシルォキシ等) 、 チォ ール基、 C l〜6アルキルチオ基 (例えば、 メチルチオ、 ェチルチオ、 プロ ピルチオ、 イソプロピルチオ、 ブチルチオ、 イソブチルチオ、 tert—プチルチ ォ、 ペンチルチオ、 へキシルチオ等) '、 アミノ基、 モノ一またはジ一 C l〜 6アルキルァミノ基(例えばメチルァミノ、ェチルァミノ、 プロピルァミノ、 イソプロピルァミノ、プチルァミノ、イソプチルァミノ、 tert—プチルァミノ、 ペンチルァミノ、 へキシルァミノ、 ジメチルァミノ、 ジェチルァミノ、 ジプ 口ピルァミノ、 N—メチルー N—ェチルァミノ等) 、 ハロゲン原子 (前記し たものと同じ意味を表す。 ) 、 シァノ基、 エトロ基、 トリフルォロメチル基、 トリフルォロメ トキシ基等が挙げられ、 これらの任意の置換基は置換可能な 位置に 1〜 5個置換していてもよい。
置換基としての 「置換基を有していてもよい複素環基」 における複素環と しては、 前記した 「置換基を有していてもよい環状基」 における 「環状基」 中の複素環と同じ意味を表す。 ここで複素環の置換基としては前記した 「置
5
換基も有していてもよい炭素環基」 における置換基と同じ意味を表す。
置換基としての 「置換基を有していてもよい水酸基」 、 「置換基を有して いてもよいチオール基」 および 「置換基を有していてもよいアミノ基」 にお ける 「置換基」 としては、 例えば (i) 置換基を有していてもよいアルキル基 (前記したものと同じ意味を表す。 ) 、 (ϋ) 置換基を有していてもよいアル ケュル基 (前記したものと同じ意味を表す。 ) 、 (iii) 置換基を有していても よいアルキ-ル基 (前記したものと同じ意味を表す。 ) 、 (iv) 置換基を有し ていてもよい炭素環基 (前記したものと同じ意味を表す。 ) 、 (V) 置換基を 有していてもよい複素環基 (前記したものと同じ意味を表す。 ) 、 (vi) ァシ ル基 (例えば、 ホルミル、 ァセチル、 プロパノィル、 ビバロイル、 ブタノィ ノレ、 ペンタノィル、 へキサノィル等の C 1〜6アルカノィル基またはそれら の異性体基またはベンゾィル等の C 6〜l 0芳香族炭素環カルボ-ル等) 、
(νϋ) 置換基を有していてもよい力ルバモイル基 (後記したものと同じ意味 を表す。 ) 、 (viii) アルキルスルホニル基 (例えば、 メチルスルホニル、 ェ チルスルホニル等の C 1〜 6アルキルスルホュル基等) 、 (ix) ァリ一ルスル ホュル基 (例えば、 フエ-ルスルホエル等の C 6〜1 0ァリールスルホニル 基等) 等が挙げられる。
置換基としての 「置換基を有していてもよい力ルバモイル基」 としては、 無置換の力ルバモイル基、 N—モノー C 1〜6アルキル力ルバモイル (例え ば、 N—メチルカルパモイル、 N—ェチルカルバモイル、 N—プロピルカル バモイル、 N—イソプロピル力ルバモイル、 N—ブチルカルバモイル、 N— イソプチノレカノレバモイノレ、 N— (tert—プチノレ) カノレバモイノレ、 N—ペンチノレ 力ルバモイノレ、 N—へキシルカルバモイル等) 、 N—フエ二ルカルバモイル 等の N—モノー C 6〜1 0ァリール力ルバモイル、 N, N—ジ C l〜6アル キル力ルバモイル (例えば、 N, N—ジメチルカルバモイル、 N, N—ジェ チルカルバモイル、 N, N—ジプロピル力ルバモイル、 N, N—ジブチルカ
ノレバモイノレ、 N , N―ジぺンチルカノレバモイル、 N , N—ジへキシノレカノレバ モイル、 N—メチルー N—ェチルカルバモイル等) 、 N, N _ジフェ二ルカ ノレパモイノレ等の N—ジ一 C 6〜1 0ァリーノレカノレバモイノレ、 N - C 6〜: L 0 ァリール一N— C 1〜6アルキル力ルバモイル (例えば、 N—フエエル一N ーメチルカルバモイル、 N—フエニル一 N—ェチルカルバモイノレ、 N—フエ ュルー N—プロピル力ルバモイル、 N—フエ二ルー N—ブチルカルバモイル、 N—フエ二ルー N—ペンチノレ力ルバモイル、 N—フエニル一 N—へキシルカ ルバモイル等) 等が挙げられる。
置換基としての「置換基を有していてもよいスルファモイル基」 としては、 無置換のスルファモイル基、 N—モノ一 C 1〜6アルキルスルファモイル(例 えば、 N—メチノレスノレファモイノレ、 N—ェチノレスノレファモイノレ、 N—プロピ ゾレスノレファモイノレ、 N—イソプロピルスノレファモイノレ、 N—ブチノレスノレファ モイノレ、 N—イソプチ/レスノレファモイノレ、 N— (tert—ブチノレ) ス/レファモイ ノレ、 N—ペンチノレスノレファモイル、 N—へキシノレスノレファモイノレ等) 、 N— フエニルスルファモイノレ等の N—モノ一 C 6〜1 0ァリールスルファモイル、 N , N—ジ C 1〜6アルキルスルファモイル (例えば、 N, N—ジメチルス ルファモイル、 N , N—ジェチルスルファモイル、 N , N—ジプロピルスル ファモイル、 N , N—ジブチルスルファモイル、 N , N—ジペンチルスルフ ァモイル、 N , N—ジへキシルスルファモイル、 N—メチル一N—ェチルス /レファモイノレ等) 、 N, N—ジフエ二/レスノレファモイノレ等の N—ジー C 6〜 1 0ァリールスルファモイル、 N— C 6〜1 0ァリール一 N— C 1〜6アル キルスルファモイル (例えば、 N—フエ二ルー N—メチルスルファモイル、 N—フエ-ルー N—ェチルスルファモイル、 N—フエニル一 N—プロピルス ノレファモイノレ、 N—フエェ /レー N—プチノレスノレファモイノレ、 N—フエュノレ一 N—ペンチノレスノレファモイスレ、 N—フエュノレ一 N—へキシノレスノレファモイル 等) 等が挙げられる。
本明細書中、 R 4によって表される 「置換基を有していてもよい脂肪族炭化 水素基」 としては、 例えば、 置換基を有していてもよいアルキル基、 置換基 を有していてもよいアルケニル基または置換基を有していてもよいアルキエ ル基等を表し、 ここでの 「置換基を有していてもよいアルキル基」 、 「置換 基を有していてもよいァルケ-ル基」 または 「置換基を有していてもよいァ ルキニル基」 は、 前記した環状基中の置換基において定義した 「置換基を有 していてもよいアルキル基」 、 「置換基を有していてもよいアルケエル基」 または 「置換基を有していてもよいアルキニル基」 と同じ意味を表す。
本明細書中、 R 1によって表される「C 1〜6アルキルォキシ基」としては、 例えば、 メトキシ、 エトキシ、 プロポキシ、 ブトキシ、 ペンチ ォキシ、 へ キシルォキシ基等が挙げられる。
本明細書中、 R 1によって表される 「C 1〜6ァシルォキシ基」 としては、 例えば、 ァセチ^/ォキシ、 エタノィルォキシ プロパノィルォキシ、 ブタノ ィルォキシ、 ペンタノィルォキシ、 へキサノィルォキシ基等が挙げられる。 本明細書中、 R 2または R 3によって表される 「置換基を有していてもよい アルキル基」 としては、 前記した R 4において定義した 「置換基を有していて もよいアルキル基」 と同じ意味を表す。
本明細書中、 R 2または R 3によって表される 「ハロゲン原子」 は、 前記と 同じ意味を表す。
本明細書中、 Tによって表される 「ハロゲン原子」 は、 前記と同じ意味を 表す。
本明細書中、 Tによって表される 「置換基を有していてもよいァシルォキ シ基」 における 「ァシルォキシ基」 としては、 例えばァセチルォキシ、 プロ パノィルォキシ、 ビバロイルォキシ等の C 1〜1 0アルカノィルォキシ基等 が挙げられる。 Tによって表される 「置換基を有していてもよいァシルォキ シ基」 における 「置換基」 としては、 前記した R 4において定義した 「置換基
を有していてもよいアルキル基」 における置換基と同じ意味を表す。
本明細書中、 Xおよび Yによって表される 「置換基を有していてもよい窒 素原子」 における 「置換基」 としては、 「置換基を有していてもよいアルキ ル基」 または 「置換基を有していてもよい環状基」 を表し、 ここでの 「置換 基を有していてもよいアルキル基」 または 「置換基を有していてもよい環状 基」 は、 R 4において定義した 「置換基を有していてもよいアルキル基」 また は 「置換基を有していてもよい環状基」 と同じ意味を表す。
本明細書中、 Aによって表される 「置換基を有していてもよい主鎖の原子 数 1〜8のスぺーサ一」における 「主鎖の原子数 1〜8のスぺーサ一」 とは、 原子が 1〜8個連なっている間隔を意味する。 ここで、 「主鎖の原子数」は、 主鎖の原子が最小となるように数えるものとする。 例えば 1, 4—フエユレ ンの原子数を 4個、 1, 3—フエ二レンの原子数を 3個として数える。 「主 鎖の原子数 1〜 8のスぺーサ一」 としては、 例えば、 C l〜8アルキレン、 C 2〜8アルケニレン基、 C 2〜8アルキニレン基、 環状基等が挙げられ、 これらの基中の炭素原子は、 構造的に可能な位置に、 酸素原子、 窒素原子、 硫黄原子、 カルボュル基、 チォカルボニル基、 スルフィニル基、 スルホニル 基に 1〜 5個置き換わっていてもよい。 C 1〜8アルキレン基としては、 例 えば、 メチレン、 エチレン、 トリメチレン、 テトラメチレン、 ペンタメチレ ン、 へキサメチレン、 ヘプタメチレン、 オタタメチレン基等が挙げられる。 C 2〜 8アルケニレン基としては、 例えば、 エテュレン、 プロぺ-レン、 プ テニレン、 ブタジェエレン、 ペンテ二レン、 ペンタジェ二レン、 へキセユレ ン、 へキサジェニレン、 ヘプテエレン、 ヘプタジェュレン、 才クテ二レン、 ォクタジェニレン基等が挙げられる。 C 2〜8アルキニレン基としては、 例 えば、 ェチュレン、 プロピニレン、 ブチュレン、 ブタジィニレン、 ペンチ二 レン、 ペンタジィ二レン、 へキシュレン、 へキサジィニレン、 へプチ二レン、 ヘプタジィュレン、 ォクチ二レン、 ォクタジィニレン基等が挙げられる。 環
状基としては、 前記した R4において定義した 「置換基を有していてもよい環 状基」 における 「環状基」 と同じ意味を表す。 「置換基を有していてもよい 主鎖の原子数 1〜 8のスぺーサ一」 が表す「置換基」 としては、前記した 「置 換基を有していてもよいアルキル基」 における 「置換基」 と同じ意味を表す。 これら任意の置換基は置換可能な位置に 1〜10個、 好ましくは 1〜5個、 より好ましくは 1〜3個置換していてもよい。
本明細書中、 Dによって表される 「保護されていてもよい酸性基」 とは「保 護基」 によって保護されていてもよい 「酸性基」 を表し、 「酸性基」 として は、 例えば、 (a)水酸基、 (b)ホルミル基 (-CHO) 、 (c)アルコキシ基 (例え ば、 メ トキシ、 エトキシ、 プロポキシ、 イソプロポキシ、 ブトキシ、 イソブ チルォキシ、 tert—プトキシ、 ペンチルォキシ、 へキシルォキシ等の C 1〜 6 アルコキシ基、 フエノキシ等の C 6〜 10ァリールォキシ基等) 、 (d)カルボ キシル基 (一COOH)へ (e)スルホ基 (一 S03H) 、 (0スルホンアミ ド (一 S02NH2または一 NR1()1S03H (R1Q1は水素原子、 または置換基を有 していてもよいアルキル基 (前記した R 4において定義した 「置換基を有して いてもよいアルキル基」 と同じ意味を表す。 ) を表す。 ) ) 、 (g)ホスホノ基 (-PO (OH) 2) 、 (h)フエノール (一 C6H4OH) 、 O-CONR101 S O3H (R101は前記と同じ意味を表す。 ) 、 (j)アミド (一 CONH2) または (k)脱プロトン化しうる水素原子を有する含窒素環残基等の各種ブレンステツ ド酸を表す。 「ブレンステッド酸」 とは、 他の物質に水素イオンを与える物 質を示す。 「脱プロトン化しうる水素原子を有する含窒素環残基」 としては、 例えば
5
等が挙げられる。 好ましい 「酸性基」 としてはカルボキシル基または水酸基 が挙げられる。 さらに好ましくは、 カルボキシル基が挙げられる。 Dによつ て表される 「保護されていてもよい酸性基」 における 「保護基」 としては、(a) 置換基を有していてもよいアルキル基 (前記した R 4において定義した 「置換 基を有していてもよいアルキル基」 と同じ意味を表す。 ) 、 (b)置換基を有レ ていてもよい環状基 (前記した R 4において定義した 「置換基を有していても よい環状基」 と同じ意味を表す。 ) 、 (c)置換基を有していてもよいアミノ基 (前記した R 4において定義した 「置換基を有していてもよいアミノ基」 と同 じ意味を表す。 ) 、 (d)アミノ酸、 (e)置換基を有していてもよいァシル基等が 挙げられる。 ここでの 「置換基を有していてもよいァシル基」 における 「ァ シル基」 としては、 前記した R 4において定義した 「ァシル基」 と同じ意味を 表し、 「置換基を有していてもよいァシル基」 における 「置換基」 としては、 前記した R 4において定義した 「置換基を有していてもよいアルキル基」 にお ける置換基と同じ意味を表す。 ここでの 「アミノ酸」 としては、 天然アミノ
酸または非天然アミノ酸のアミノ酸残基を意味し、 その天然アミノ酸または 異常アミノ酸とは、 例えば、 グリシン、 ァラニン、 バリン、 ロイシン、 イソ ロイシン、 セリン、 トレオ-ン、 システィン、 メチォニン、 プロリン、 ァス パラギン、 グルタミン、 フエ二ルァラニン、 チロシン、 トリプトファン、 ァ スパラギン酸、 グルタミン酸、 リジン、 アルギニン、 ヒスチジン、 β—了ラ ニン、 シスタチォニン、 シスチン、 ホモセリン、 イソロイシン、 ランチォニ ン、 ノノレロイシン、 ノ レバリン、 オノレニチン、 サノレコシン、 チロニン等が挙 げられる。 また、 このアミノ酸にアミノ基を含む場合、 そのアミノ基が前記 したアミノ基の置換基によって置換されたものも含まれる。
本発明における Ε Ρ 4ァゴュストとしては、現在までに知られているものま たは今後見出されるものが含まれる。 現在までに知られている Ε Ρ 4ァゴニス トとしては、 例えば、 以下の (Α) 〜 (W) に記載された化合物等が挙げら れる。
(Α) 国際公開第 03/009872号パンフレツトには、 以下の一般式 ( I Α) で示される化合物が Ε Ρ 4ァゴニスト作用を有することが記載されている。 な お、一般式(I Α) で示される化合物の各基の定義は、 国際公開第 03/009872 号パンフレットに詳細に記載されている。 従って、 本発明の Ε Ρ 4ァゴニスト としては、 一般式 ( I Α)
[式中、 は、 (1)一重結合または (2)二重結合を表し、 R 1 9 Aおよび R 2 D
Aはそれぞれ独立して、 (1)水素原子、 (2) C 1〜1 0アルキル基、 または (3)ハ ロゲン原子を表し、 T
Aは、 (1)酸素原子または (2)硫黄原子を表し、 X
Aは、 (1) — C H
2—基、 (2)— O—基、 または (3)—S—基を表し、 A
Aは、 A
1 Aまたは A
2Aを表し、 A
1 Aは (1)1〜 2個の C 1~4アルキル基で置換されていてもよい 直鎖の C 2〜 8アルキレン基、 (2)1〜2個の01〜4アルキル基で置換され ていてもよい直鎖の C 2〜8ァルケ-レン基、 または (3)1〜2個の C 1〜4 アルキル基で置換されていてもよい直鎖の C 2〜8アルキ-レン基を表し、 A
2Aは一 G
1A— G
2A— G
3A—基を表し、 G
1Aは (1)1〜2個の C 1〜4アル キル基で置換されていてもよい直鎖の C 1〜4アルキレン基、 (2)1〜2個の C 1〜4アルキノレ基で置換されていてもよい直鎖の C 2〜4アルケニレン基、 または (3)1〜2個の C 1〜 4アルキル基で置換されていてもよい直鎖の C 2 〜4アルキニレン基を表し、 G
2Aは (1)— Y
A—基、(2)— (r i n g 1
A)—基、 (3)— Y
A— (r i n g 1
A) —基、 (4)— (r i n
g 1
A) — Y
A—基、 または (5) — Y
A— (C 1〜4ァ /レキレン) ― (r i n g 1
A) —基を表し、 Y
Aは、 (1) — S—基、 (2)— SO—基、 (3)— S0
2—基、 (4)_0—基、 または (5)— NR
1A 一基を表し、 R
1Aは、 (1)水素原子、 (2)C 1〜10アルキル基、 または (3)C2 〜 10ァシル基を表し、 G
3 Aは (1)単結合、 (2) 1〜 2個の C 1〜 4アルキル基 で置換されていてもよい直鎖の C 1〜4アルキレン基、 (3)1〜2個の。 1〜 4アルキル基で置換されていてもよい直鎖の C 2〜4ァルケ-レン基、 また は (4)1〜 2個の C 1〜4アルキル基で置換されていてもよい直鎖の C 2〜4 アルキニレン基を表し、 D
Aは、 D
1Aまたは D
2Aを表し、 D
1Aは (1)一 COO H基、 (2)— C O O R
2 A基、 (3)テトラゾール一 5—ィル基、 または (4) CONR
3AS0
2R
4A基を表し、 R
2Aは、 (1)C 1〜: L 0アルキル基、 (2)フエュル基、 (3)フエュル基で置換された C 1〜 10アルキル基、 または (4)ビフェ二ル基を 表し、 R
3Aは、 (1)水素原子または (2)C 1〜10アルキル基を表し、 R
4Aは、 (1)C 1〜10アルキル基または (2)フエ二ル基を表し、 D
2Aは (1)— CH
2OH 基、 (2)— CH
2OR
5A基、 (3)水酸基、 (4)— OR
5A基、 (5)ホルミル基、 (6)— CONR
6AR
7A基、 (7)— CONR
6AS〇
2R
8A 、 (8)— C O—- (NH—アミ ノ酸残基一 CO)
mA— OH基、 (9)一 O— (CO—アミノ酸残基一 NH)
mA— H
基、(10)— COOR
9A基、 (11)— OCO— R
10A基、 (12)— C O O— Z
1A— Z
2 A— Z
3A基、 (13)
を表し、 R5Aは C 1〜10アルキル基を表し、 R6Aおよび R7Aはそれぞれ独 立して、 (1)水素原子または (2)C 1〜10アルキル基を表し、 R8Aはフエエル '基で置換された C 1〜10アルキル基を表し、 R9Aは、 (1)1〜3個の C l〜 10アルキル基、 C 1〜10アルコキシ基またはハロゲン原子で置換されて いてもよいビフエニル基で置換された C 1〜10アルキル基、 または (2);!〜 3個の C 1〜 10アルキル基、 C 1〜 10アルコキシ基またはハロゲン原子 で置換されたビフエ-ノレ基を表し、 R1 ()Aは、 (1)フエ-ノレ基または (2)C 1〜 10アルキル基を表し、 mAは、 1または 2を表し、 Z1Aは、 (1)C 1〜15 アルキレン基、 (2)C 2〜15アルケュレン基、 または (3)C 2〜15アルキニ レン基を表し、 Z2Aは、 (l)—CO—基、 (2)— O CO—基、 (3)— CO O—基、 (4) CONR11A—基、 (5)— NR12ACO—基、 (6)— O—基、 (7)— S—基、 (8)— SO—基、 (9)— S02—基、 (10)— NR13A—基、 (ll)— NR14ACON R15A—基、 (12)— NR16ACOO—基、 (13)— OCONR17A—基、または (14) 一 OCOO—基を表し、 Z3Aは、 (1)水素原子、 (2)C 1~15アルキル基、 (3) C 2〜 15アルケニル基、 (4)C 2〜 1 5アルキニル基、 (5) r i n g 2 A、 ま たは (6)C 1〜 10アルコキシ基、 C 1〜 10アルキルチオ基、 C 1〜 10ァ ルキル一 NR18A—基、 または r i n g 2 Aで置換された C I〜10アルキル 基を表し、
R11A、 R12A、 R13A、 R14A、 R15A、 R16A、 R17Aおよび R18Aはそれ ぞれ独立して、 (1)水素原子または (2)C 1〜15アルキル基を表し、 R11Aと Z 3 A基が結合している窒素原子と一緒になつて、 · 5〜 7員の単環式飽和へテ 口環を表してもよく、 該ヘテロ環はさらに酸素原子、 窒素原子および硫黄原
子から選択される 1個のへテロ原子を含んでもよく、 EAは、 E1Aまたは E2 Aを表し、 E1Aは (1)C 3〜7シクロアルキル基、または (2)r i n g 3Aを表し、 E 2Aは (1)C 3〜 7シクロアルキル基、 (2) r i n g 4 A、 または (3) r i n g 5 Aを表し、 r i n g 1A、 および r i n g 5Aは、 1〜 3個の R 21 Aおよび Zま たは R22Aで置換されてもよく、 r i n g 3Aは 1〜2個の R21Aで置換され てもよく、 E2Aによって表される C 3〜7シクロアルキル基は、 必ず 1個の R21Aまたは R22Aで置換されており、 さらに 1〜2個の R21Aおよび Zまた は R 22Aで置換されてもよく、 r i n g 4Aは必ず 1個の R22Aで置換されて おり、 さらに 1〜2個の R21Aおよび Zまたは R22Aで置換されてもよく、 R 11Aと Z3A基が結合している窒素原子と一緒になつて表すへテロ環、または r i n g 2Aは R23Aで置換されてもよく、 R21Aは、(1)C 1〜10アルキル基、 (2)C 1〜: L 0アルコキシ基、(3)ハロゲン原子、(4)二トロ基、(5) 1 ~ 3個のハ ロゲン原子で置換された C 1~10アルキル基、または (6)フエ-ル基 表し、 R22Aは、 (1)C 2〜: L 0アルケニル基、 (2)C 2〜10アルキ-ル基、 (3)C 1 〜; L 0アルキルチオ基、 (4)水酸基、 (5)— NR24AR25A基、 (6)C 1〜: L 0ァ ルコキシ基で置換された C 1〜 10アルキル基、 (7) 1〜 3個のハロゲン原子 で置換された C l〜l 0アルコキシ基で置換された C 1〜10アルキル基、 (8)— NR24AR25A基で置換された C 1〜; L 0アルキル基、 (9)r i n g 6A、 (10)— O— r i n g 7 A、(11) r i n g 7 Aで置換された C 1〜; L 0アルキル基、 (12) r i n g 7Aで置換された C 2~10ァルケ-ル基、(13) r i n g 7Aで置 換された C 2〜; L 0アルキ-ル基、 (14) r i n g 7 Aで置換された C 1〜; L 0 アルコキシ基、 (15)ー〇— r i n g 7 Aで置換された C 1〜10アルキル基、 (16)— COOR26A基、 または (17)1〜 3個のハロゲン原子で置換された C 1 〜10アルコキシ基を表し、 R24A、 R25Aおよび R26Aはそれぞれ独立して、 (1)水素原子または (2)C 1〜10アルキル基を表し、 R23Aは、 (1)C 1〜15 アルキル基、 (2)C 2 ~ 15ァルケ-ル基、 (3)C 2〜 15アルキニル基、 また
は (4)C 1〜 10アルコキシ基、 C 1〜: L 0アルキルチオ基または C 1〜 10 アルキル一 NR27A—基で置換された C 1〜10アルキル基を表し、 R27Aは、 (1)水素原子または (2) C 1〜10アルキル基を表し、 r i n g lA、 r i n g 2A、 r i n g 5A、 r i n g 6A、 および r i n g 7 Aは (1)一部または全部が 飽和されていてもよい C 3〜15の単環、 二環または三環式炭素環ァリール、 または (2)酸素原子、 窒素原子および硫黄原子から選択される 1〜4個のへテ 口原子を含む、 一部または全部が飽和されていてもよい 3〜15員の単環、 二環または三環式へテロ環ァリールを表し、 r i n g 3Aおよび r i n g 4A は、(1)チェニル基、(2)フエ-ル基、または (3)フリル基を表し、 r i n g 6A、 および r i n g 7Aは 1〜3個の R28Aで置換されてもよく、 R28Aは、 (1)C 1〜; L 0アルキル基、 (2)C 2〜: L 0ァルケエル基、 (3)C 2〜 10アルキ-ル 基、 (4)C 1〜 10アルコキシ基、 (5)C 1〜 10アルコキシ基で置換された C 1〜 10アルキル基、 (6)ハ口ゲン原子、 (7)水酸基、 (8) 1〜 3個のハロゲン原 子で置換された C 1〜: L 0アルキル基、 または (9) 1〜 3個のハロゲン原子で置 換された C 1〜10アルコキシ基で置換された C 1〜10アルキル基を表す。 ただし、 (1)T Aが酸素原子であり、 かつ XAが _CH2—基であり、 かつ AAが A1Aを表し、 かつ DAが D1Aを表すとき、 EAは E2Aを表し、 (2)r i n g 5A は C 3〜 7シクロアルキル基、 フエュル基、 チェニル基、 またはフリル基を 表さず、(3)r i n g 6 Aがフエ二ノレ基を表すとき、 フエエノレ基は少なくとも 1 個の R28Aで置換されているものとする。 ]
で示される化合物、 その塩、 その N—ォキシドもしくはその溶媒和物または それらのプロドラッグ、 あるいはそれらのシクロデキス トリン包接化合物が 含まれる。
(B) 国際公開第 00/003980号パンフレットには、 以下の一般式 (I B) で示される化合物が EP4ァゴニスト作用を有することが記載されている。 な お、一般式(I B) で示される化合物の各基の定義は、 国際公開第 00/003980
号パシフレットに詳細に記載されている。 従って、 本発明の EP4ァゴニスト としては、 一般式 (I B)
[式中、 R1Bは、 ヒドロキシ、 C l〜6アルキルォキシ、 または NR6BR7B 基 (基中、 R6Bおよび R7Bは独立して、 水素原子または C 1~4アルキルを 表す。 ) を表し、 R2Bは、酸素原子、ハロゲン原子または O— COR8B基(基 中、 R8Bは、 C l〜4アルキル、 フエニルまたはフエニル (C l〜4アルキ ル) を表す。 ) を表し、 R3Bは、 水素原子またはヒドロキシを表し、 R4aB および R 4 b Bは、それぞれ独立して、水素原子または C 1〜 4アルキルを表し、 R5Bは、 以下の i) 〜iv) で置換されているフエ-ノレ基を表す:
i ) 1〜3個の (a)C 1〜4アルキルォキシ— C 1〜4アルキル、 (b)C2〜4 アルケニルォキシ一 C 1〜4アルキル、 (c)C 2 ~4アルキニルォキシ一C 1 〜 4アルキル、 (d)C 3〜 7シク口アルキルォキシ一 C 1〜4アルキル、 (e)C 3〜 7シクロアルキル (C 1〜4アルキルォキシ) 一 C l〜4アルキル、 (0 フエニルォキシー C 1〜4アルキル、 (g)フエ二ルー C 1〜4アルキルォキシ 一 C 1〜 4アルキル、 (h)C 1 ~ 4アルキルチオ— C 1〜 4アルキル、 (i)C 2 〜 4ァノレケェルチオ一 C 1〜 4アルキル、 j) C 2〜 4アルキニルチオ一 C 1〜 4アルキル、 (k)C 3~7シクロアルキルチオ一 C 1〜4アルキル、 0)C 3〜 7シクロアルキル (C l〜4アルキルチオ) 一C l〜4アルキル、 (m)フエ二 ノレチォ一 C 1〜4アルキル、 または (n)フエエルー C 1〜4アルキルチオ一 C 1〜4アルキル、
ii) (a)C 1〜4アルキルォキシ— C 1〜4アルキルおょぴ C 1〜4アルキル、 (b)C 1〜 4アルキルォキシ一 C 1〜 4アルキルおよび C 1〜 4アルキルォキ シ、 (c)C 1~4アルキルォキシ一 C 1〜4アルキルおょぴヒ ドロキシ、 (d)C
丄〜 4アルキルォキシ—C 1〜4アルキルおよびハロゲン原子、 (e) C 1〜 4 アルキルチオ— C 1〜4アルキルおよび C 1〜4アルキル、 (DC 1〜4アル キルチオ— C 1〜4アルキルおよび C 1〜4アルキルォキシ、 (g)C 1〜4ァ ルキルチオ一 C 1〜4アルキルおよびヒドロキシ、 または ( )C 1〜4アルキ ルチオ一 C 1〜4アルキルおよびハロゲン原子、
iii) (a)ハ口アルキル、 または (b)ヒドロキシ一 C l〜4アルキル、 または iv) C 1〜 4アルキルおよびヒドロキシ;
は、一重結合または二重結合を表し、ただし、 同時に連続して二重結合 を表さず、 R2Bが O— COR8B基である場合、 8— 9位は二重結合を表す。 ] で示される化合物、 その塩、 その N—ォキシドもしくはその溶媒和物または それらのプロドラッグ、 あるいはそれらのシクロデキストリン包接化合物が 含まれる。
(C) 欧州特許出願公開第 855389号明細書には、 以下の一般式 (I C) で 示される化合物が EP4ァゴュスト作用を有することが記載されている。 なお、 一般式( I C)で示される化合物の各基の定義は、欧州特許出願公開第 855389 号明細書に詳細に記載されている。 従って、 本発明の EP4ァゴニストとして は、 一般式 (I C)
[式中、 R1Cは水酸基、 C 1〜4アルコキシまたは NR6CR7C (式中、 R6C および R7Cは独立して水素原子または C 1〜4アルキル基を表す。 ) で示さ れる基を表し、
R 2 cは水素原子または水酸基を表し、
R3Cは (i) C l〜8アルキル、 C 2〜8ァルケ-ル、 または C 2〜8アル
キュル基、 (ii) フエエルまたは C 3〜7シクロアルキル基、 (iii) フエ-ル または C 3〜 7シクロアルキル基で置換されている C 1〜8アルキル、 C 2 〜8ァルケ-ル、 または C 2〜8アルキニル基 (ただし、 R2Cが水素原子で ある場合、 ( i ) および(iii) のアルキル、 アルケニル、 アルキニル基は一つ の水酸基で置換されていてもよい。 ) を表し、
は二重結合または一重結合であることを表す。 ただし、 平衡化合物で ある 8—ェピ体を含む。 ]
で示される化合物、 その塩、 その N—ォキシドもしくはその溶媒和物または それらのプロドラッグ、 あるいはそれらのシクロデキストリン包接化合物が 含まれる。
(D) 欧州特許出願公開第 985663号明細書には、 以下の一般式 (I D) で 示される化合物が EP4ァゴニスト作用を有することが記載されている。 なお、 一般式( I D)で示される化合物の各基の定義は、欧州特許出願公開第 985663 号明細書に詳細に記載されている。 従って、 本発明の EP4ァゴ-ストとして は、.一般式 (I D)
[式中、 R1Dは、ヒドロキシ、 C 1〜6アルキルォキシまたは NR6DR7D (式 中、 R6D、 R7Dは独立して、 水素原子または C 1〜6アルキルを表す。 ) で 示される基を表し;
R2Dは水素原子またはヒドロキシを表し;
R3Dは単結合または C 1〜6アルキレンを表し;
R4Dは、
(i) 1〜 3個の C 1〜6アルキルォキシまたはハロゲン原子で置換されてい
る C 1〜 8アルキル、 C 2〜 8アルケニルまたは C 2〜8アルキュル、 (ϋ) フエ-ルォキシまたは C 3〜 7シクロアルキルォキシ、
(iii) フリル、 フリルォキシ、 チェエル、 チェ二/レオキシ、 ナフチル、 ナフチ ノレォキシ、 フタラニ/レまたはフタラエノレォキシ、
(iv) 1〜3個の以下の(1)〜(40)で置換されているフエエル、フエニルォキシ、 C 3〜 7シクロアルキルまたは C 3〜7シクロアルキルォキシ:(1) C 1〜6 アルキル、 (2) C 2〜 6アルケニル、 (3) C 2〜 6アルキュル、 (4) C 1〜 6アル キルォキシ、 (5) C 1 ~ 6アルキルォキシ一 C 1〜 6アルキル、 (6) C 1〜 6ァ ルキルォキシ一 C 1〜 6アルキルォキシ、 (7) C 2〜 6アルケニルォキシ一 C 1〜6アルキル、 (8) 1〜 3個のヒドロキシで置換されている C 1〜6アルキ ル、 (9) 1〜 3個のハロゲン原子で置換されている C 1〜6アルキル、 (10) C 1〜6アルキルチオ、 (11) C 1〜6アルキルチオ— C 1〜6アルキル、 (12) C 1〜 6アルキルチオ— C 1〜 6アルキルォキシ、(13) C 2〜 6アルケニルチオ —C 1〜 6アルキル、(14) C 1〜 6アルキルスルフォニル、(15)ハロゲン原子、 (16)トリハロメチル、 (17)シァノ、 (18)ニトロ、 (19)ァミノ、 (20)ヒドロキシ、 (21) C 3〜 7シクロアルキル、 (22) C 3〜 7シクロアルキルォキシ、 (23) C 3 〜 7シクロアルキル一 C 1〜 6アルキル、(24) C 3〜 7シクロアルキルォキシ — C l〜6アルキル、 (25)フエ-ル、 (26)フエ-ルォキシ、 (27)フエ二ルー C 1〜6アルキル、 (28)フエ-ルー C 2〜 6アルケニル、 (29)フエュル一 C 2〜 6アルキニル、 (30)フエ二ノレ才キシ一 C 1〜 6アルキル、 (31)フエニルォキシ — C 2〜6ァルケニル、 (32)フエュルォキシ一 C 2〜 6アルキュル、 (33)フリ ル、 (34)フリルォキシ、 (35)フリル一 C 1〜6アルキル、 (36)フリルォキシ一 C l〜6アルキル、 (37)チェニル、 (38)チェニルォキシ、 (39)チェュル一 C 1 〜 6アルキル、 または (40)チェニルォキシー C 1〜6アルキル(上記のフエ二 ル、 フリル、 チェニル、 シクロアルキルは、 1〜3個のじ 1〜6ァルキル、 C l〜6アルキルォキシ、 C 1〜6アルキルォキシ— C 1〜6アルキル、 ュ
トロ、 ハロゲン原子、 トリハロメチル、 ァミノ、 ヒドロキシで置換されてい てもよい。 ) ;または
( v ) ;!〜 3個の以下の基で置換されているフリル、 フリルォキシ、 チェ二 ノレ、 チェニノレオキシ、 ナフチノレ、 ナフチノレオキシ、 フタラニノレまたはフタラ -ルォキシ:(1) C 1〜 6アルキル、 (2) C 2〜 6ァルケエル、 (3) C 2〜 6アル キュノレ、 (4) C 1〜 6アルキルォキシ、 (5) C 〜 6アルキルォキシ一 C 1 ~ 6 アルキル、 (6) C 1〜 6アルキルォキシ一 C 1〜 6アルキルォキシ、 (7) C 2〜 6アルケニルォキシ一 C 1〜 6アルキル、 (8) 1〜 3個のヒ ドロキシで置換さ れている C 1〜6アルキル、 (9) 1〜 3個のハロゲン原子で置換されている C 1〜 6アルキル、 (10) C 1〜 6アルキルチオ、 (11) C 1〜 6アルキルチオ一 C 1〜 6アルキル、 (12) C 1〜 6アルキルチオ一 C 1〜 6アルキルォキシ、 (13) C 2〜6アルケュルチオ一 C 1〜 6アルキル、 (14) C 1〜 6アルキルスルフォ -ル、 (15)ハロゲン原子、 (16)トリハロメチル、 (17)シァノ、 (18)ニトロ、 (19) ァミノ、 (20)ヒドロキシ、 (21) C 3〜7シクロアルキル、 (22) C 3〜7シクロ アルキルォキシ、 (23)C 3〜 7シクロアルキル一 C 1〜 6アルキル、 (24) C 3 〜 7シクロアルキルォキシ一 C 1〜6アルキル、 (25)フエ-ル、 (26)フエュル ォキシ、 (27)フエ-ルー C 1〜6アルキル、 (28)フエ-ルー C 2〜 6アルケニ ル、 (29)フエュルー C 2〜 6アルキュル、 (30)フエニルォキシー C 1〜6アル キル、 (31)フエニルォキシ一 C 2〜 6アルケニル、 (32)フエニルォキシー C 2 〜 6アルキエル、 (33)フリル、 (34)フリルォキシ、 (35)フリル一 C 1〜6アル キル、 (36)フリルォキシ一 C 1〜' 6アルキル、 (37)チェ-ル、 (38)チェニルォ キシ、 (39)チェ二ルー C 1〜6アルキル、 または (40)チェュルォキシー C 1〜 6ァノレキノレ (上記のフエュノレ、 フリノレ、 チェュノレ、 シクロアノレキノレは、 1〜 3個の C 1〜 6アルキル、 C 1〜 6アルキノレオキシ、 C 1〜 6アルキルォキ シ一 C l〜6アルキル、 ニトロ、 ハロゲン原子、 トリハロメチル、 ァミノ、 ヒドロキシで置換されていてもよい。 ) を表し;
R5Dは水素原子または C 1〜6アルキルを表し;
は、 二重結合または一重結合を表す。
ただし、 R2Dが水素原子であるとき、 R3Dが表す C 1〜6アルキレンは 1 個のヒドロキシで置換されていてもよい。 ]
で示される化合物、 その塩、 その N—ォキシドもしくはその溶媒和物または それらのプロドラッグ、 あるいはそれらのシクロデキストリン包接化合物が 含まれる。
(E) 国際公開第 00/015608号パンフレツトには、 以下の一般式 (I E) で示される化合物が EP4ァゴニスト作用を有することが記載されている。 な お、一般式(I E) で示される化合物の各基の定義は、 国際公開第 00/015608 号パンフレットに詳細に記載されている。 従って、 本発明の EP4ァゴ-スト としては、 一般式 (I E)
[式中、 AEは、 C2〜8アルキレン、 C2〜87ルケ-レン、 C l〜4アル キレン一フエエレン、 または C 2〜4ァノレケニレン一フエ二レンを表し、
R1Eは、 ヒドロキシ、 C l〜6アルキルォキシ、 C l〜6アルキルォキシ一 C l〜6アルキルォキシ、 HO— C 1〜6アルキルォキシ、 または式 NR6E R7E (式中、 R6Eおよび R7Eは独立して、 水素原子または C 1〜4アルキル を表す。 ) を表し、
R2Eは、 酸素原子、 ハロゲン原子または R8E— COO— (式中、 R8Eは、 水 素原子、 C l〜4アルキル、 フエエルまたはフエ-ル (C l〜4アルキル) 、 C l〜4アルキルォキシ、 HOOC— C 1〜4アルキル、 C l〜4アルキル ォキシ一力ルポ二ルー C 1〜4アルキル、 HOOC— C 2〜4ァルケ-ル、
または C 1〜4アルキルォキシ一カルボ-ルー C 2〜 4アルケニノレを表す。 ) で示される基を表し、
R3Eは、 水素原子またはヒドロキシを表し、
R4Eは、 C 1〜4アルキレンを表し、
R5Eは、 以下の i) 〜: iv) 基で置換されているフエュル基を表す: i ) 1~3個の(1)C 1〜4アルキルォキシ一 C 1〜4アルキル、 (2)C2〜4 アルケニルォキシ—C 1〜4アルキル、 (3)C 2〜 4アルキエルォキシー C 1 〜 4アルキル、 (4) C 3〜 7シクロアルキルォキシ一 C 1〜4アルキル、 (5) C 3〜 7シクロアルキル (C 1〜4アルキルォキシ) 一 C l〜4アルキル、 (6) フエニルォキシー C 1〜4アルキル、 (7)フエュルー C 1〜4アルキルォキシ — C 1〜 4アルキル、 (8) C 1〜 4アルキルチオ一 C 1〜 4アルキル、 (9) C 2 〜 4アルケニルチオ一 C 1〜 4アルキル、(10) C 2〜 4アルキニルチオ一 C 1 〜 4アルキル、 (11)C 3〜7シクロアルキルチオ一 C 1~4アルキル、 (12)C 3〜 7シクロアルキル ( C 1〜 4アルキルチオ) 一 C 1〜 4アルキル、 (13) フエュルチオ一 C 1〜4アルキルまたは (14)フエ-ルー C 1〜4アルキルチ ォー C 1〜4アルキル、
ii) (l)C 1~4アルキルォキシ一 C 1~4アルキルおょぴ C 1〜4アルキル、 (2)C 1〜4アルキルォキシ— C 1〜4アルキルおよび C 1〜4アルキルォキ シ、 (3)C 1〜4アルキルォキシ— C 1〜4アルキルおよびヒドロキシ、 (4)C 1〜4アルキルォキシ— C 1〜4アルキルおよびハロゲン原子、 (5)C 1〜4 アルキルチオ— C 1〜4アルキルおよび C 1〜4アルキル、 (6)C 1〜4アル キルチオ一 C 1〜4アルキルおよび C 1〜4アルキルォキシ、 (7)C 1〜4ァ ルキノレチォ一 C 1~4アルキルおよびヒドロキシまたは (8)C 1〜4アルキル チォ— C 1〜4アルキルおよびノヽロゲン原子、
iii) (1)ハロ一 C 1〜 4アルキルまたは (2)ヒドロキシー C 1〜 4アルキル、 ま たは
iv) C 1〜4ァノレキノレおよびヒ ドロキシ;
― は、 一重結合または二重結合を表すが、 同時に連続して二重結合を表さ ない。
ただし、 R2Eが R8E— COO—で示される基である場合、 R1Eは、 C l〜6 アルキルォキシ、. C 1〜 6ァノレキノレオキシー C 1〜 6ァノレキノレオキシ、 また は HO— C 1〜6アルキルォキシを表し、 8— 9位は二重結合を表す。 ] で示される化合物、 その塩、 その N—ォキシドもしくはその溶媒和物または それらのプロドラッグ、 あるいはそれらのシクロデキストリン包接化合物が 含まれる。
(F) 国際公開第 01/149661号パンフレツトには、 以下の一般式 (I F) で示される化合物が EP4ァゴニスト作用を有することが記載されている。 な お、一般式(I F) で示される化合物の各基の定義は、 国際公開第 01/149661 号パンフレットに詳細に記載されている。 従って、 本発明の EP4ァゴニスト としては、 一般式 (I F)
[式中、 - -AF- _ は、 何も存在ないか、 またはメチレンまたはエチレンを表 し、
R1Fは、—水素原子、 C l〜6アルキル、 フエ-ルー C 1~6アルキル、 C2 〜 6アルカノィル、 またはフエニル一 C 2〜 6アルカノィルを表し、
R2Fは、 酸素原子またはハロゲン原子を表し、
R3Fは、 水素原子またはヒドロキシを表し、
R4aFょぴ R4bFは、 それぞれ独立して、 水素原子または C 1~4アルキルを 表し、
R5Fは、 以下の i) 〜iv) 基で置換されているフエ-ル基を表す: i ) 1~3個の(1)C 1〜4アルキルォキシ—C 1〜4アルキル、 (2)C 2〜4 アルケニルォキシ一C 1〜4アルキル、 (3)C 2〜4アルキエルォキシー C 1 〜 4アルキル、 (4) C 3〜 7シク口アルキルォキシ一 C 1〜 4アルキル、 (5) C 3〜 7シクロアルキル (C 1〜4アルキルォキシ) 一 C l〜4アルキル、 (6) フエニルォキシ一 C 1〜4アルキル、 (7)フエ二ルー C 1〜4アルキルォキシ — C l~4アルキル、 (8)C 1 ~4アルキルチオ— C 1〜4アルキル、 (9)C 2 〜4ァルケ-ルチオ一 C 1〜4アルキル、(10)C 2〜4アルキニルチオ一 C 1 〜 4アルキル、 (11) C 3〜 7シクロアルキルチオ一 C 1〜4アルキル、 (12) C 3~ 7シクロアルキル (C 1〜4アルキルチオ) 一 C 1〜4アルキル、 (13) フエェルチオ一 C 1〜4アルキル、または (14)フエ-ルー C 1~4アルキルチ ォ一 C 1〜4アルキル、
ii) (l)C 1〜4アルキルォキシ一 C 1〜4アルキルおよび C 1〜4アルキル、 (2)C 1〜4アルキルォキシ一 C 1〜4アルキルおよび C 1〜4アルキルォキ シ、 (3) C 1〜 4アルキルォキシ一 C 1〜 4アルキルおょぴヒドロキシ、 (4) C 1〜4アルキルォキシ一 C 1 ~4アルキルおよびハロゲン原子、 (5)C 1〜4 アルキルチオ一 C 1〜4アルキルおよび C 1〜4ァノレキル、 (6)C 1〜4アル キルチオ— C 1〜4アルキルおょぴ C 1〜4アルキルォキシ、 (7)〇 1〜4ァ ルキルチオ一 C 1〜4アルキルおよびヒドロキシ、 または (8)C 1〜4アルキ ルチオ— C 1 ~4アルキルおよびハロゲン原子、
iii) ノヽロアルキルまたはヒドロキシ一 C 1 ~4アルキル、 または
iv) C 1〜4アルキルおよびヒドロキシ;
― は、 一重結合または二重結合を表す。 ]
で示される化合物、 その塩、 その N—ォキシドもしくはその溶媒和物または それらのプロドラッグ、 あるいはそれらのシクロ'デキストリン包接化合物が 含まれる。
(G) 国際公開第 01/166518号パンフレットには、 以下の一般式 ( I G) で示される化合物が EP4ァゴニスト作用を有することが記載されている。 な お、一般式(I G) で示される化合物の各基の定義は、 国際公開第 01/166518 号パンフレットに詳細に記載されている。 従って、 本発明の EP4ァゴニスト としては、 一般式 (I G)
L式中、 AGは C 2〜8アルキレン、 C 2〜8アルケニレン、 C l〜4アルキ レン一フエ二レン、 または C 2〜4ァ ケニレン一フエ二レンを表し、 R1Gは水素原子、 C l〜6ァノレキル、 フエ二ルー C 1〜6アルキル、 C2〜 6アルカノィル、 フエニル一 C 2〜6アルカノィルを表し、
R 2Gは酸素原子またはハロゲン原子を表し、
R3Gは水素原子または水酸基を表し、
R4Gは C 1〜4アルキレンを表し、
R5Gは以下の i ) 〜iv) 基で置換されているフエ二ル基を表す:
i) 1〜3個の(1)C 1〜4アルキルォキシ一 C 1〜4アルキル、 (2)C 2〜4ァ ルケニルォキシ— C 1〜4アルキル、 (3)C 2〜4アルキエルォキシー C 1〜 4アルキル、 (4) C 3〜 7シクロアルキルォキシ一 C 1〜 4アルキル、 (5) C 3 〜 7シクロアルキル (C 1〜 4アルキルォキシ) 一 C 1〜 4アルキル、 (6)フ ェニルォキシ一 C 1〜4アルキル、 (7)フエ二ルー C 1〜4アルキルォキシ一 C 1〜 4アルキル、 (8) C 1〜 4アルキルチオ— C 1〜 4アルキル、 (9) C 2〜 4ァルケ-ルチオ一 C 1~4ァノレキル、 (10) C 2〜4アルキニルチオ一 C 1〜 4アルキル、 (11)C 3〜7シクロアルキルチオ— C 1〜4アルキル、 (12) C 3 〜 7シクロアルキル (C l〜4アルキルチオ) 一 01〜4アルキル、 (13)フエ 二ルチオ一 C 1〜4アルキル、または (14)フエ二ルー C 1〜4アルキルチオ一
C 1〜 4アルキル、
ii) (l) C 1〜4アルキルォキシ一C 1〜4アルキルおよび C 1〜4アルキル、 (2) C 1〜4アルキルォキシ一 C 1〜4アルキルおよび C 1〜4アルキルォキ シ、 (3) C 1〜 4アルキルォキシ— C 1〜 4アルキルおよび水酸基、 (4) C 1〜 4アルキルォキシ _ C 1〜4アルキルおよびハロゲン原子、 (5) C 1〜4アル キルチオ一 C 1〜4アルキルおょぴ C 1〜4アルキル、 (6) C 1〜4アルキル チォー C 1〜4ァノレキルおよび C 1〜4アルキノレオキシ、 (7) C 1〜4アルキ ルチオ一 C 1〜4アルキルおよび水酸基、 または (8) C 1〜4アルキルチオ— C 1〜 4アルキルおよぴノヽ口ゲン原子、
iii) (1)バロ C 1〜4アルキル、 または (2)ヒドロキシ C 1〜4アルキル、 また は
iv) C 1 ~ 4アルキルおよび水酸基;
― は、 一重結合または二重結合を表す。 ]
で示される化合物、 その塩、 その N—ォキシドもしくはその溶媒和物または それらのプロドラッグ、 あるいはそれらのシクロデキストリン包接化合物が 含まれる。
(H) 国際公開第 2004/065365号パンフレットには、 以下の一般式 ( I H) で示される化合物が E P 4ァゴュスト作用を有することが記載されている。 な お、一般式( I H)で示される化合物の各基の定義は、国際公開第 2004/065365 号パンフレットに詳細に記載されている。 従って、 本発明の E P 4ァゴニスト としては、 一般式 (I H)
[式中、 は一重結合または二重結合を表し、 Z は α配置、 配置
またほそれらの任意の比の混合物であることを表し、 DHは一COOR1Hまた はテトラゾリル基を表し、 R1Hは水素原子または C 1〜4アルキル基を表し、 GHは環 AHまたは C 1〜4アルキレン基を表し、 環 AHは ίτ、
(式中、 R2Hはハロゲン原子、 C 1〜4アルキル基または C 1〜4アルコキ シ基を表し、 pHは 0または 1〜4の整数を表し、 pHが 2以上のときそれ ぞれの R2Hは同じでも異なっていてもよい。 ) を表し、 YHは結合手または一 S—を表し、 THは酸素原子または硫黄原子を表し、 XHは一 CH2—、 -0- または一 S—を表し、環 BHは置換基を有していてもよい C 3〜7シクロアル キル基、
(式中、 R3Hは (1)ハロゲン原子、 (2) 1〜 5個のハロゲン原子によって置換さ れていてもよい C 1〜4アルキル基、 (3) 1〜 5個のハロゲン原子によって置 換されていてもよい C 1〜 4アルコキシ基、 (4)C 1〜4アルコキシ基で置換 された C 1〜 4アルキル基、 (5)フェ -ル基、 または (6)酸素原子、 窒素原子お よび硫黄原子から選択される 1〜4個のへテロ原子を含む、 一部または全部 が飽和されていてもよい 3〜1 5員の単環、 二環または三環式へテロ環を表 し、 R 3H中の (5)フエ -ル基または (6)ヘテロ環は、 1〜 3個の (a)ハ口ゲン原子、 (b) C 1〜 4アルキル基、 (c) C 1〜 4アルコキシ基および Zまたは (d)ェトロ基 で置換されていてもよく、 qHは 0または 1〜5の整数を表し、 qHが 2以 上のときそれぞれの R3Hは同じでも異なっていてもよい。 ) を表し、 nHは 1~4の整数を表す。 ]
で示される化合物、 その塩、 その N—ォキシドもしくはその溶媒和物または
それらのプロドラッグ、 あるいはそれらのシクロデキストリン包接化合物が 含まれる。
(J) 国際公開第 02/24647号パンフレットには、 以下の一般式 (I J) で 示される化合物が EP4ァゴニスト作用を有することが記載されている。 なお、 一般式 (I J) で示される化合物の各基の定義は、 国際公開第 02/24647号パ ンフレットに詳細に記載されている。 従って、 本発明の EP4ァゴニストとし ては、 一般式 (I J)
[式中、 R 1 は水酸基、 C l〜4アルコキシ基、 NHS02— C 1〜4アルキ ル基または NHCO—フエ-ル基を表し、 A J環はベンゼン環またはチォフエ ン環を表し、 ふたつの R2:iは同時に水素原子またはフッ素原子を表し、 = は 重結合または二重結合を表す。
ただし、 R2Jがフッ素原子を表すとき、 AJ環はベンゼン環のみを表すものと する。 ]
で示される化合物、 その塩、 その N—ォキシドもしくはその溶媒和物または それらのプロドラッグ、 あるいはそれらのシクロデキストリン包接化合物が 含まれる。
(K) 国際公開第 02/042268号パンフレットには、 以下の一般式 ( I K) で示される化合物が EP4ァゴニスト作用を有することが記載されている。 な お、一般式(I K) で示される化合物の各基の定義は、 国際公開第 02/042268 号パンフレッ トに詳細に記載されている。 従って、 本発明の EP4ァゴ-スト には、 一般式 (I K)
[式中、 点線は、 結合または無結合を表し、
Χκは、 一 CH2—または一 Ο—を表し、
Ζκは一 (CH2) 3—、 チェ-ル、 チアゾリルまたはフエ二ル基を表し、 ただ し、 Χκが Oの場合は、 Ζκはフエニル基であり、
QKは、 力ルポキシル基、 C 1〜4アルコキシカルボ-ル基またはテトラゾリ ル基を表し、
R2Kは一 ArKまたは一 Ar 1K— VK— A r 2Kを表し、
VKは結合、 一 O—、 一 OCH2—または一CH2〇一を表し、
ArKは、 酸素原子、 硫黄原子、 または窒素原子から任意に選択される 1〜4 個のへテロ原子を有していてもよい 5〜 8員の一部飽和した、 全部飽和した または全部不飽和な環状基または酸素原子、 硫黄原子、 窒素原子から任意に 選択される 1〜 4個のへテロ原子を有していてもよい 5または 6員の一部飽 和した、 全部飽和したまたは全部不飽和な環状基の 2つが縮合してなる二環 式環状基を表し、 ここで、 一部または全部飽和した環状基または二環式環状 基は、 炭素上に 1または 2個のォキソ基または硫黄原子上に 1または 2個の ォキソ基を有していてもよく、
Ar 1Kおよび Ar 2Kは、 それぞれ独立して、 酸素原子、 硫黄原子、 または窒 素原子から任意に選択される 1〜 4個のへテロ原子を有していてもよい 5〜 8員の一部飽和した、 全部飽和したまたは全部不飽和な環状基を表し、 ここ で、 一部または全部飽和した環状基は、 炭素上に 1または 2個のォキソ基ま たは硫黄原子上に 1または 2個のォキソ基を有していてもよく、
該 ArKは、 単環の場合は一つの環上、 二環式の場合は、 一つの環または両方
の環上に、 以下の (1)〜(29)から選ばれる基によって、 3個までの置換基によ つて、 炭素または窒素上に置換基を有していてもよく ;(1)ヒドロキシ、 (2)ハ 口ゲン原子、 (3)カルボキシル、 (4)C 1〜 7アルコキシ、 (5)C 1〜 4アルコキ シ C 1〜 4アルキル、 (6)C 1〜 7アルキル、 (7)C 2〜 7ァルケニル、 (8)C 3 〜 7シクロアルキル、 (9)C 3〜7シクロアルキル C 1〜4アルキル、 (10)C 3〜 7シクロアルキル C 1〜 4アルカノィル、 (11)ホルミル、 (12)C 1〜87 ルカノィル、 (13)C 1〜6アルカノィル C 1〜6アルキル、 (14)C 1〜4アル カノィルァミノ、 (15)C 1〜4アルコキシカルボ-ルァミノ、 (16)ヒ ドロキシ スルホエル、(17)ァミノカルボ-ルァミノまたは。 1〜4アルキルで置換した モノ一 N—、 ジー N, N—、 ジー N, N,一、 またはトリー N, N, N,一アミ ノカルボニルァミノ、 (18)スルホンアミ ド、 (19)C 1〜4アルキルスルホンァ ミ ド、 (20)ァミノ、 (21)モノ一 N—またはジ一N, N—C 1〜4アルキルアミ ノ、 (22)力ルバモイル、 (23)モノ一 N—またはジー N, N— C l〜4アルキル 力ルバモイル、 (24)シァノ、 (25)チオール、 (26)C 1~6アルキルチオ、 (27) C 1〜 6アルキルスルフィニル、 (28) C 1〜 4アルキルスルホ -ル、 (29)モノ 一 N—またはジー N, N— C 1〜4アルキルアミノスルフィニル、 該 ArKの 定義中のアルキルおよびアルコキシ置換基は、 フッ素原子によって 3個まで 置換してもよく、
該 Ar 1Kおよび Ar 2Kは、 以下の (1)〜(29)から選ばれる基によって、 3個ま での置換基によって、 炭素または窒素上に置換基を有していてもよく ;(1)ヒ ドロキシ、 (2)ノヽロゲン原子、 (3)カルボキシル、 (4)C 1〜7アルコキシ、 (5) C 1〜4アルコキシ C 1〜4アルキル、 (6)C 1〜7アルキル、 (7)〇 2〜7ァ ルケュル、 (8) C 3〜 7シク口アルキル、 (9) C 3〜 7シク口アルキル C 1〜 4 アルキル、 (10) C 3〜7シクロアルキル C 1〜4アルカノィル、(11)ホルミノレ、 (12) C 1〜 8アル力ノィノレ、(13) C 1〜 6アル力ノィノレ C 1〜 6アルキル、(14) C 1〜4アルカノィルァミノ、 (15) C 1〜4アルコキシ力ルポニルァミノ、
(16) tドロキシスルホ -ル、 (17)ァミノカルボ-ルァミノまたは C 1〜4アル キルで置換したモノー N—、 ジ _N, N—、 ジー N, N,一、 またはトリー N, N, N,ーァミノカルボニルァミノ、 (18)スルホンアミド、 (19)C 1〜4アルキ ルスルホンアミ ド、 (20)ァミノ、 (21)モノ一 N—またはジー N, N— C l〜4 アルキルァミノ、 (22)力ルバモイル、 (23)モノー N—またはジ一 N, N— C 1 〜4アルキル力ルバモイル、 (24)シァノ、 (25)チオール、 (26)C 1〜6アルキ ルチオ、 (27) C 1〜 6アルキルスルフィニル、 (28) C:!〜 4アルキルスルホ二 ル、(29)モノ一 N—またはジ一N, N— C 1〜4アルキルアミノスルフィエル、 該 Ar 1Kおよび A r 2Kの定義中のアルキルおよびアルコキシ置換基は、 フッ 素原子によって 3個まで置換してもよく、
ただし、
(a) XKがー (CH2) —を表し、 かつ Ζκがー (CH2) 3—を表す場合、 R2K は、 チェニル、 フエ-ルまたは塩素、 フッ素、 フエ-ル、 メ トキシ、 'トリフ ルォロメトキシまたは C 1〜4アルキルによってモノ置換したフエ二ルを表 さず、
(b) XKがー (CH2) —を表し、 Ζκが一 (CH2) 3—を表し、 かつ QKがカル ボキシルまたは C 1〜 4アルコキシ力ルポニルを表す場合、 R 2 κは、 i) C 5 〜 7シクロアルキルまたは (ii)フエニル、 チェ-ルまたはフリル、 ここでのそ れぞれは、 (1)ハロゲン原子または (2) 1またはそれ以上のハロゲン原子または C 1〜4アルコキシによって置換してもよい C 1〜3アルキルから選択され る置換基によってモノ置換またはジ置換してもよい環を表さない。 ] で示される化合物、 その塩、 その N—ォキシドもしくはその溶媒和物または それらのプロドラッグ、 あるいはそれらのシクロデキストリン包接化合物が 含まれる。
(L) 国際公開第 03/008377号パンフレットには、 以下の一般式 ( I L) で示される化合物が E P ァゴエスト作用を有することが記載されている。 な
お、一般式(I L) で示される化合物の各基の定義は、 国際公開第 03/008377 号パンフレットに詳細に記載されている。 従って、 本発明の EP4ァゴニスト には、 一般式 (I L)
[式中、 ALは、 一 CH2— CH2—または一 CH=CH—を表し、
BLは単結合、 ァリールまたはへテロアリールを表し、
ZLは、 一 C (O) OR,L、 -C (O) NR,LR "し、 一 C (O) NS〇2R,L、 -PR,L (O) (OR,L) 、 一 PO (OR,L) 2またはテトラゾールー 5—ィル (基中、 R'1 "および R"Lは、 それぞれ独立して、水素原子または C 1〜6アル キルを表す。 ) を表し、
mLは、 1、 2、 3、 4、 5または 6を表し、
R1Lは、 BLがァリールまたはへテロアリールであり、 R3L、 R4L、 R5Lお ょぴ R 6 Lが同時に水素原子を表さない場合、 アルキル、 アルケュル、 アルキ ニル、 シクロアルキルアルキル、 ヘテロ環アルキル、 ァリール、 ァリールァ ルキル、 ヘテロァリールを表し、 または BLが単結合であり、 R3し、 R4し、 R 5 Lおよび R 6 Lは同時に水素原子を表す場合、 ヘテロ環アルキル、 ァリール、 ァリールアルキル、 へテロアリ一ルを表し、
R2Lは、 水素原子、 C l〜6アルキル、 C 1〜6アルケュルまたは C 1〜6 アルキエルを表し、
R3L、 R4L、 R5Lおよび R6Lはそれぞれ独立して水素原子または C 1〜6ァ ルキルを表し、 R3Lと R4L、 R5Lと R6Lまたは R3Lと R5Lは結合する原子 と一緒になつて C 3〜 7アルキル環を形成してもよレ、。 ]
で示される化合物、 その塩、 その N—ォキシドもしくはその溶媒和物または
それらのプロドラッグ、 あるいはそれらのシクロデキストリン包接化合物が 含まれる。
(M) 国際公開第 03/035064号パンフレットには、 以下の一般式 ( I M) で示される化合物が E P 4に結合することが記載されている。なお、一般式( I M) で示される化合物の各基の定義は、 国際公開第 03/035064号パンフレツ トに詳細に記載されている。 従って、 本発明の EP4ァゴニストには、 一般式 (IM)
[式中、 R4Mは、 それぞれ独立して、 水素原子、 置換基を有していてもよい アルキル、 置換基を有していてもよい炭素環ァリールまたは置換基を有して いてもよい芳香族へテロ環を表し、
EMは、 水素原子、 ヒドロキシ、 置換基を有していてもよいアルコキシまたは 置換基を有していてもよいアルキルチオ表し、
oMおよび pMはそれぞれ独立して、 0、 1または 2を表し、 oMおよび p Mの和は少なくとも 1であり、
FMは、 一 (CH2) nMを表し (基中、 nMは 1〜6の整数を表す。 ) 、 GMは、 一 C≡C―、 一 CH=CH―、 一 CH2—、 置換基を有していてもよい 炭素環ァリールまたは置換基を有していてもよ 、芳香族へテ口環を表し、 LMは、 (CH2) n'Mを表し (基中、 11,]^は0〜3の整数を表す。 ) 、 MMは、 COXM、 SO2XM (基中、 XMは、 OR,MまたはNHR,Mを表し、 R, Mは Hまたは置換基を有していてもよいアルキルを表す。 ) 、 置換基を有して いてもよいテトラゾール、 N02、 NHS02RMまたは NHC (O) RMを表 し (基中、 RMは H、 置換基を有していてもよいアルキルを表す。 ) 、
DMは、 (CH2) n"Mを表し (基中、 11,^は0〜2の整数を表す。 ) 、 QMは、 (CH2) n'"M (基中、 n",Mは 0または 1を表す。 ) 、 一 CH=CH 一または置換基を有していてもよい炭素環ァリール、 好ましくは置換基を有 していてもよいフエ-ルを表し、
UMおよび VMはそれぞれ独立して、 置換基を有していてもよいアルキル、 置 換基を有していてもよいアルケニル、 置換基を有していてもよいアルキニル、 置換基を有していてもよい炭素環ァリールまたは置換基を有していてもよい 芳香族へテロ環を表す。
ただし、 GMが CH2、 n'Mが 3、 EMが水素原子で p Mが 2、 R4Mが水素原 子で oMが 2、 n"Mが 2、 n,"Mが 0、 VMがアルキルである化合物を除く。 ] で示される化合物、 その塩、 その N—才キシドもしくはその溶媒和物または それらのプロドラッグ、 あるいはそれらのシクロデキストリン包接化合物が 含まれる。
(N) 国際公開第 03/053923号パンフレツトには、 以下の一般式 (I N) で示される化合物が E P 4に結合することが記載されている。なお、一般式( I N) で示される化合物の各基の定義は、 国際公開第 03/053923号パンフレツ トに詳細に記載されている。 従って、 本発明の EP4ァゴニストには、 一般式 (IN)
[式中、 R1Nは、 それぞれ独立して水素原子、 置換基を有していてもよいァ ルキル、 置換基を有していてもよいアルケニル、 置換基を有していてもよい アルキニル、 置換基を有していてもよいへテロアルキル、 置換基を有してい てもよいへテ口アルケニル、 置換基を有していてもよいへテ口アルキ-ル、 置換基を有していてもよい炭素環ァリール、 置換基を有していてもよいァラ
ルキル、 置換基を有していてもよいへテロ脂環式環状基、 置換基を有してい てもよいへテロアリール、 置換基を有していてもよいへテロアリールアルキ ルまたは置換基を有していてもよいへテロ脂環式環状基アルキルを表し、
GNはォキソ、 ハロゲン原子、 置換基を有していてもよいアルキル、 置換基を 有していてもよいアルコキシ、 ヒドロキシ、 カルボキシレート、 置換基を有 していてもよいアルキルカルボキシレートエステルを表し、
PNは、 0〜4の整数を表し、
YNは、 C = Cの二重結合を 0または 1含んでいてもよい (CR2NR3N) qN を表し (基中、 qNは、 1~6の整数を表し、 2 ぉょび1 ^はそれぞれ独 立して、 水素原子、 置換基を有していてもよいアルキル、 置換基を有してい てもよぃァルケュル、 置換基を有していてもよいアルキニル、 ヒドロキシ、 ハロゲン原子または置換基を有していてもよいアルコキシを表す。 ) 、
UNおよび U1Nはそれぞれ独立して、水素原子、 ヒドロキシまたは置^基を有 していてもよいアルキルを表し、
ANは、 0、 S、 (CR2NR3N) q'Nを表し (基中、 q'Nは、 1〜 6の整数を 表す。 ) 、
BNは、 (CR2NR3N) nNまたは単結合を表し、
ANおよび BNは一緒になつて、 置換基を有していてもよい 1, 2—ビ-レン またはェチニレンを形成し、
VNは、 (CR2NR3N) mN、 置換基を有していてもよい二価ァリール、 また は置換基を有していてもよい二価へテロアリ一ルを表し、
LNは C (O) ZNを表し、
ZNは、 ヒドロキシ、 置換基を有していてもよいアルキル、 置換基を有してい てもよぃァルケニル、 置換基を有していてもよいアルキニル、 置換基を有し ていてもよいへテロアルキル、 置換基を有していてもよいへテロアルケニル、 置換基を有していてもよいへテロアルキニル、 ァミノ、 NR4NR5N、 置換基
を有していてもよいシクロアルキル、 置換基を有していてもよいへテロシク 口アルキル、 置換基を有していてもよい炭素環ァリール、 置換基を有してい てもよいへテロァリール、 置換基を有していてもよいァリールアルキルまた は置換基を有していてもよいへテロアリールアルキルを表し、
n Nは、 0〜 3の整数を表し、
mNは、 1〜6の整数を表し、
R 4 Nおよび R 5 Nはそれぞれ独立して、 水素原子、 置換基を有していてもよい アルキル、 置換基を有していてもよいシクロアルキル、 置換基を有していて もよいへテロシクロアルキル、 置換基を有していてもよいアルケュル、 置換 基を有していてもよいアルキエル、 置換基を有していてもよいへテロアルキ ル、 置換基を有していてもよいへテロアルケニル、 置換基を有していてもよ いへテロアルキ-ル、 置換基を有していてもよい炭素環ァリール、 置換基を 有していてもよいへテロアリール、 置換基を有していてもよいァリールアル キルまたは置換基を有していてもよレ、へテロアリールアルキルを表すか、 R 4 Nおよび R 5 Nが一緒になつて、 ヘテロシクロアルキルを表す。 ] で示される化合物、 その塩、 その N—ォキシドもしくはその溶媒和物または それらのプロドラッグ、 あるいはそれらのシクロデキストリン包接化合物が 含まれる。
( P ) 国際公開第 03/103664号パンフレツトには、 以下の一般式 (I P ) で示される化合物が E P
4ァゴニスト作用を有することが記載されている。 な お、一般式(I P ) で示される化合物の各基の定義は、 国際公開第 03/103664 号パンフレツトに詳細に記載されている。 従って、 本発明の E P
4ァゴ-スト には、 一般式 (I P )
2005/014885
[式中、 Xpは、 単結合、 酸素原子または硫黄原子を表し、
Ypは =0または一 OHを表し、
R1Pは、 ヒドロキシ、 CN、 (CH2) pPC02R6P、 (CH2) nPSO3R6 p、 一 CF2SO2NH2、 一 SO2NH2、 一 CHNHS02R2P、 -SO2NH COR6P、 -PO (OH) 2、 CONHP02R6P、 CONHR8p、 C l〜4 ァノレコキシ、 一 (CH2) nPNR6PR7P、 ヒドロキシメチルケトンまたは一 (CH2) nPヘテロ環を表し、該ヘテロ環は、 酸性な水素原子を含んでいても よく、 RaPによって 1〜 3個置換されたまたは置換していないものであり、 R2Pは、 水素原子、 C 6〜10ァリールまたは C 1〜4アルキルを表し、
R3Pおよび R4Pはそれぞれ独立して、 水素原子、 ハロゲン原子または C l〜 6アルキルを表し、
R5Pは、 (CH2) mPC 6〜10ァリール、 (CH2) mPC 5〜10ヘテロァ リール、 (CH2) mPC 3~10ヘテロシクロアルキルまたは (CH2) mPC 3〜 10シク口アルキルを表し、該シク口アルキル、へテ口シク口アルキル、 ァリールまたはへテロアリールは RaPによって 1〜3個置換されたまたは置 換していないものであり、
R 6 Pおよび R 7 Pは水素原子または C 1〜 4アルキルを表し、
R 8 pは水素原子またはスルホ二ルを表し、
Zpは (C (RbP) 2) nP、
R
bPは、 それぞれ独立して、 水素原子、 ハロゲン原子、 C l〜6アルキルま たは C 3〜 6シクロアルキルを表し、
RaPは C 1〜6アルコキシ、 C l〜6アルキル、 CF3、 エトロ、 ァミノ、 シ ァノ、 C 1〜6アルキルアミノまたはハロゲン原子を表し、
― は、 二重結合または一重結合を表し、
p Pは 1〜 3を表し、
n Pは 0〜4を表し、
mPは 0〜8を表す。 ]
で示される化合物、 その塩、 その N—ォキシドもしくはその溶媒和物または それらのプロドラッグ、 あるいはそれらのシクロデキストリン包接化合物が 含まれる。
(Q) 国際公開第 03/007941号パンフレツトには、 以下の一般式 ( I Q) で示される化合物が EP4ァゴニスト作用を有することが記載されている。 な お、一般式( I Q) で示される化合物の各基の定義は、 国際公開第 03/007941 号パンフレッ トに詳細に記載されている。 従って、 本発明の EP4ァゴニスト には、 一般式 ( I Q)
[式中、 QQは、 CH2、 酸素原子を表し、
BQは、 一 CH2 -、 一 (CH2) 2 -、 一 (CH2) 3 -、 ― (CH2) 4一、 ―
(CH2) 5—、 — CH=CH―、 一 CH2— CH=CH—、 — CH=CH— C H2—または一 CH2— CH=CH—CH2—を表し、 ただし、 BQがー CH = CH—、 または一 CH=CH— CH2—の場合、 QQは、 CH2であり、 XQは、 一 NRaQ— (RaQは、 水素原子、 ハロゲン原子、 C l〜6.アルキル、
C l〜6ァシルを表す。 ) 、 一 O—、 一S―、 一SO—、 一 S02—または単 結合を表し、 ただし、 XQが単結合の場合、 QQは酸素原子であり、
JQは、 - (CRbQRcQ) nQ— (¾中、 nQは 1〜4の整数を表し、 RbQお よび RcQは、 両方が水素原子か、 RbQおよび ReQの 1つまたは 2つが低級ァ ルキルで残りが水素原子を表すか、 RbQおよび ReQが同一炭素に結合する場 合、 C 2〜5ポリメチレンを形成する)または一 CH2— CH=CH—を表し、 AQは一 CH2— CH2—、 一 CH=CH—または一 C≡C—を表し、
ZQは、 CH2OH、 一 C (O) OR'Q、 一 C (O) NR'QR"Q、 一 C (O) N S02R,Q、 — P (C l〜6アルキル) (O) (OR,Q) 、 一 PO (OR,Q) 2 またはテトラゾールー 5ーィル(基中、 R,Qおよび R"Qは、それぞれ独立して、 水素原子または C 1〜 6アルキルを表す。 ) を表し、
11<3は1、 2、 3または 4を表し、
R1Qは一 (CH2) pQR7Qまたは一 (CH2) qQOR8Q (基中、 R7Qおよび R 8 Qはそれぞれ独立して、 C l〜6アルキル、 ハロ C l〜6アルキル、 C 3 〜 6シクロアルキル、 ヘテロ環、 ァリールまたはへテロアリールを表し、 ρ Qおよび qQはそれぞれ独立して、 0、 1、 2、 3、 4または 5を表す。 ) を表し、
R2Qは、 水素原子、 C l〜6アルキル、 C l〜6ァルケニル、 C l〜6ァノレ キエノレを表し、
R3Q、 R4 Qs R 5 Qおよび R 6 Qはそれぞれ独立して、 水素原子または C l〜6 アルキルを表す。 ]
で示される化合物、 その塩、 その N—ォキシドもしくはその溶媒和物または それらのプロドラッグ、 あるいはそれらのシクロデキストリン包接化合物が 含まれる。
(R) 国際公開第 03/074483号パンフレツトには、 以下の一般式 ( I R) で示される化合物が EP4ァゴニスト作用を有することが記載されている。 な
お、一般式(I R) で示される化合物の各基の定義は、 国際公開第 03/074483 号パンフレットに詳細に記載されている。 従って、 本発明の EP4ァゴェスト には、 一般式 (I R)
[式中、 TRは、 (1)酸素原子、 または (2)硫黄原子を表し、
XRは、 (1)一 CH2—基、 (2)— O—基、 または (3)— S—基を表し、
ARは A1Rまたは A2Rを表し、
A1Rは、 (1)1〜2個の C 1〜4アルキル基で置換されていてもよい直鎖の C
2〜8アルキレン基、 (2)1〜2個の〇 1〜4アルキル基で置換されていても よい直鎖の C 2〜 8アルケニレン基、 または (3)1〜2個の C 1〜4アルキル 基で置換されていてもよい直鎖の C '2〜 8アルキ-レン基を表し、
A2Rは一 G1R— G2R— G3R—基を表し、
G1Rは、 (1)1〜2個のじ 1〜4アルキノレ基で置換されていてもよい直鎖の C 1〜4ァノレキレン基、 (2) 1〜 2個の C 1〜4アルキル基で置換されていても よい直鎖の C 2〜4アルケニレン基、 または (3)1〜2個の C 1〜4アルキル 基で置換されていてもよい直鎖の C 2〜 4アルキニレン基を表し、
G2Rは、 (1)— YR—基、 (2)—環 1R—基、 (3)— YR—環 1R—基、 (4)—環 1R — YR—基、 または (5)— YR— C 1〜4アルキレン一環 1R—基を表し、 YRは、(1)— S—基、(2)— SO—基、(3)—S02_基、(4)— O—基、 または (5) — NR1R—基を表し、
R1Rは、 (1)水素原子、(2)C 1〜10 レキノレ基、 または (3)C2〜10ァシル 基を表し、
G3Rは、 (1)単結合、 (2) 1〜 2個の C 1〜4アルキル基で置換されていてもよ い直鎖の C 1~4アルキレン基、 (3)1〜2個の〇 1〜4アルキル基で置換さ
れていてもよい直鎖の C 2〜4ァルケ-レン基、 または (4)1〜 2個の C 1〜 4アルキル基で置換されていてもよい直鎖の C 2〜 4アルキニレン基を表し、 DRは、 D1Rまたは D2Rを表し、
D1Rは、 (1)— COOH基、 (2)— COOR2R基、 (3)テトラゾールー 5—ィル 基、 または (4)— CONR3RS02R4R基を表し、
R2Rは、 (1)C 1〜10アルキル基、 (2)フエニル基、 (3)フエ-ル基で置換され た C 1〜10アルキル基、 または (4)ビフエ二ル基を表し、
R3Rは、 (1)水素原子、 または (2)C 1〜10アルキル基を表し、
R4Rは、 (1)C 1〜10アルキル基、 または (2)フエ-ル基を表し、
D2Rは、(1)— CH2OH基、(2)— CH2OR5R基、(3)水酸基、(4)— OR5R基、 (5)ホルミル基、 (6)— CONR6RR7R基、 (7)—CONR6RS02R8R基、 (8) -CO- (NH—アミノ酸残基一 CO) mR— OH基、 (9)一 O— (CO—アミ ノ酸残基一 NH) mR— H基、 (10)— COOR9R基、 (11)一 OCO— R10R基、 (12)— COO— Z1R— Z2R— Z3R基、 または
(13)
を表し、
R5Rは C 1〜10アルキル基を表し、
R6Rおよび R7Rは、 それぞれ独立して、 (1)水素原子、 または (2)C 1 0ァ ルキル基を表し、
R8Rはフエ-ノレ基で置換された C 1〜10アルキル基を表し、
R9Rは、 (1)C 1〜10アルキル基、 C l〜10アルコキシ基、 およびハロゲ ン原子から選ばれる 1〜 3個の置換基で置換されていてもよいビフエニル基 で置換された C 1〜 10アルキル基、 または (2)C 1〜 10アルキル基、 C 1 〜10アルコキシ基、 およびノヽロゲン原子から選ばれる 1〜 3個の置換基で 置換されたビフエュル基を表し、
R10Rは、 (1)フエニル基、 または (2)C 1〜10アルキル基を表し、
mRは 1または 2を表し、
Z1Rは、 (1)C 1〜15アルキレン基、 (2)C2〜15アルケニレン基、 または
(3) C2〜15アルキニレン基を表し、
Z2Rは、 (1)— CO—基、 (2)— OCO—基、 (3)—COO—基、 (4)— CONRz 1R—基、(5)— NRZ2RCO—基、(6)— O—基、(7)— S—基、(8)— S02—基、 (9)ーSO2_NRZ2R—基、(10)—NRZ2RSO2—基、(ll)ーNRZ3R_基、(12) 一 NRZ4RCONRZ5R—基、 (13)— NRZ6RCOO—基、 (14)— OCONRz 7R—基、 または (15)— O COO—基を表し、
Z 311は、(1)水素原子、(2)〇 1〜 15アルキル基、(3)C 2〜 15ァルケ-ル基、
(4) C 2〜15アルキニル基、 (5)環 ZR、 または (6)C 1〜: L 0アルコキシ基、 C 1〜 10アルキルチオ基、 C 1〜10アルキル— NRZ8R—基、 または環 Z Rで置換された C 1〜; L 0アルキル基を表し、
環 ZRは、(1)一部または全部が飽和されていてもよい C 3〜15の単環、二環 または三環式炭素環ァリール、 または (2)酸素原子、 窒素原子、 および硫黄原 子から選択される 1〜 4個のへテロ原子を含む、 一部または全部が飽和され ていてもよい 3〜15員の単環、 二環または三環式へテロ環ァリールを表し、 RZ1R、 RZ2R、 RZ3R、 RZ4R、 RZ5R、 RZ6R、 RZ7R、 および RZ8Rは、 それぞれ独立して、 水素原子または C I〜15アルキル基を表し、
RZ1Rと Z3R基は、それらが結合している窒素原子と一緒になつて、 5〜7員 の単環飽和へテロ環を表してもよく、 上記へテロ環はさらに酸素原子、 窒素 原子、 および硫黄原子から選択される 1個のへテロ原子を含んでもよく、 環 ZR、 および RZ1Rと Z3Rが結合している窒素原子と一緒になつて表される 単環飽和へテロ環は、 下記 (1)〜(4)から選択される、 1〜3個の基で置換され てもよく ;
(1)C 1〜: L 5アルキル基、 (2)C 2〜 15アルケニル基、 (3)C 2〜 15アルキ
ニル基、 (4)C 1〜 10アルコキシ基、 C 1〜: L 0アルキルチオ基、 または C 1〜10アルキル— NRZ9R—基で置換された C 1~10アルキル基; RZ9Rは水素原子、 または C 1〜10アルキル基を表し、
R 11Rは、 (1)C 1〜 10アルキル基、 (2)C 1〜: L 0アルキルチオ基、 (3)C 3 〜 8シクロアルキル基で置換された C 1〜 10アルキル基、(4)環 2 Rで置換さ れた C 1〜10アルキル基、 または (5)— W1R_W2R—環 2Rで置換された C 1〜 10アルキル基を表し、
W1Rは、 (1)— O—基、 (2)_S—基、 (3)— SO—基、 (4)一 S02—基、 (5)_N R11— 1 R—基、 (6)カルボニル基、 (7)— NR11— 1RS02—基、 (8)カルボニル アミノ基、 または (9)ァミノカルボエル基を表し、
R 11— 1 Rは、 (1)水素原子、 (2) C 1〜: L 0アルキル基、 または (3) C 2〜 10ァ シル基を表し、
W2Rは、 (1)単結合、 または (2)C 1〜4アルキル基、 ハロゲン原子、 または水 酸基で置換されていてもよい C 1〜 8アルキル基を表し、
E2Rは、 (1)U1R— U2R— U3R基、 または (2)環 4R基を表し、
U1Rは、 (1)C 1〜4アルキレン基、 (2)C 2〜4アルケュレン基、 (3)C2〜4 アルキ-レン基、 (4)一環 3 R—基、 (5)C 1〜4アルキレン基一環 3R—基、 (6) C 2〜4ァルケ-レン基一環 3R—基、または (7)C 2〜4アルキュレン基一環 3R—基を表し、
U2Rは、 (1)単結合、 (2)— CH2—基、 (3)— CHOH—基、 (4)— O—基、 (5) 一 S—基、 (6)— SO—基、 (7)— S02-基、 (8)— NR12R—基、 (9)カルボ- ル基、 (10)— 121^02—基、 (11)カルボ-ルァミノ基、 または (12)ァミノ カルボ-ル基を表し、
R 12Rは、 (1)水素原子、 (2)C 1〜: L 0アルキル基、 または (3)C 2〜: L 0ァシ ル基を表し、
U3Rは、 (1)C 1〜10アルキル基、 ハロゲン原子、 水酸基、 アルコキシ基、 アルキルチオ基、 および 1^ 1 143¾基から選ばれる 1〜3個の置換基で置 換されていてもよい C 1〜8アルキル基、 (2)C 1〜 10アルキル基、 ノヽロゲ ン原子、 水酸基、 アルコキシ基、 アルキルチオ基、 ぉょびーNR13RR14R基 から選ばれる 1〜 3個の置換基で置換されていてもよい C 2〜8アルケニル 基、 (3)C 1〜10アルキル基、 ハロゲン原子、 水酸基、 アルコキシ基、 アル キルチオ基、 および一 NR13RR14R基から選ばれる 1〜3個の置換基で置換 されていてもよい C 2〜 8アルキュル基、(4)環 4 R基で置換されている C 1〜 8アルキル基、 または (5)環 4 R基を表し、
1¾1311ぉょび尺141^ま、それぞれ独立して、 (1)水素原子、 または (2)C 1〜10 アルキル基を表し、
環 1R、 環 2R、 環 3R、 または環 4Rは、 1〜5個の RRで置換されていてもよ
RRは、 (1)C 1~10アルキル基、 (2)C 2〜 10アルケニル基、 (3)C2~1 0アルキ-ル基、(4) C 1〜 10アルコキシ基、(5) C 1〜 10アルキルチオ基、 (6)ハロゲン原子、 (7)水酸基、 (8)ニトロ基、 (9)一 NR15RR16K基、 (10) C 1 〜10アルコキシ基で置換された C 1〜10アルキル基、(11) 1〜 3個のハロ ゲン原子で置換された C 1〜 10アルキル基、(12) 1〜 3個のハロゲン原子で 置換された C 1〜 10アルコキシ基で置換された C 1〜 10アルキル基、(13) 一 NR15RR16R基で置換された C 1〜10アルキル基、 (14)環 5R基、 (15)— O—環 5R基、 (16)環 5R基で置換された C 1〜10アルキル基、 (17)環 5R基 で置換された C 2〜 10アルケニル基、 (18)環 5 R基で置換された C 2〜 10 アルキニル基、 (19)環 5K基で置換された C 1〜 0アルコキシ基、 (20)- Ο —環 5 R基で置換された C 1〜 10アルキル基、(21)C O O R 17R基、(22) 1〜
4個のハロゲン原子で置換された C 1〜10アルコキシ基、 (23)ホルミル基、 (24)ヒドロキシ基で置換された C 1〜 10アルキル基、 または (25) C 2〜 10 ァシル基を表し、
R15R、 R16R、 および R17Rは、 それぞれ独立して、 (1)水素原子、 または (2) C 1〜: L 0アルキノレ基を表し、
環 5Rは、 下記 (1)〜(9)から選択される 1〜3個の置換基で置換されていても よく ;
(1)C 1〜: L 0アルキル基、 (2)C 2〜 10ァルケエル基、 (3)C 2〜 10アルキ ュル基、 (4)C 1〜10アルコキシ基、 (5)C 1〜10アルコキシ基で置換され た C 1〜 10アルキル基、 (6)ハ口ゲン原子、 (7)水酸基、 (8) 1〜 3個のハロゲ ン原子で置換された C 1〜 10アルキル基、 (9) 1〜 3個のハロゲン原子で置 換された C 1〜10アルコキシ基で置換された C 1〜10アルキル基; 環 1R、 環 2R、 環 3R、 環 4R、 および環 5Rは、 それぞれ独立して '
(1)一部または全部が飽和されていてもよい C 3〜1 5の単環、 二環または三 環式炭素環ァリール、 または (2)1〜 4個の窒素原子、 1〜 2個の酸素原子お ょぴ Zまたは 1〜 2個の硫黄原子から選択されるへテロ原子を含む、 一部ま たは全部が飽和されていてもよい 3〜15員の単環、 二環または三環式へテ ロ環ァリールを表す。
ただし、
1) ERが E2Rを表し、 E2Rが U1R— U2R— U3R基を表し、 かつ 11111が〇2 アルキレン基または C 2アルケニレン基を表すとき、 U2Rは一CHOH—基 を表さず、
2) U3Rが少なくともひとつの水酸基によって置換された C 1〜8アルキノレ 基を表すとき、 U1R— U2Rは C 2アルキレン基または C 2アルケニレン基を 表さず、
3) ARが A1Rを表し、 かつ DRが D1Rを表すとき、 ERは E1Rを表さず、
4) TRが酸素原子を表し、 XRがー CH2—基を表し、 DRが D1Rを表し、 D 1Rが COOH基を表し、 ARが A1Rを表し、 A1Rが直鎖の C 2— 8アルキレ ン基を表し、 ERが E2Rを表し、 E2Rが U1R— U2R— U3Rを表し、 !; が。
1〜4アルキレン基を表し、かつ U3Rが C 1〜8アルキル基を表すとき、 U2 Rは単結合、 _CH2—基、 一 NR12R—基、 またはカルボ二ル基を表さず、
5) TRが酸素原子を表し、 XRが一 CH2—基を表し、 DRが D1Rを表し、 D 1Rが COOH基を表し、 ARが A2Rを表し、 G1Rが C 1〜4アルキレン基を 表し、 G2Rが一 O—基または一 NR1R—基を表し、 G3Rが単結合または C 1 〜4アルキレン基を表し、 ERが E2Rを表し、 E2i^SU1R— U2R— U3Rを表 し、 U1Rが C 1〜4アルキレン基を表し、 かつ U3Rが C 1〜8アルキル基を 表すとき、 U2Rは単結合、 一CH2—基、 一 NR12R—基、 またはカルボュル 基を表さず、
6) TRが酸素原子を表し、 XRがー CH2—基を表し、 DRが D1Rを表し、 E Rが E2Rを表し、 E2Rが U1R— U2R— 1133¾を表し、 1111が〇2アルキレン基 または C 2アルケ-レン基を表し、かつ U2Rが一CO—基を表すとき、 ARが A1Rを表さず、
7) 4— [ (2— { (2 R) 一 2— [ (1 E, 3 S) —3—ヒドロキシーォ タト一 1ーェ -ル] — 5—ォキソ一ピロリジン一 1—ィル } ェチル) チォ] ブタン酸および 4— {2- [ (R) -2- ( (E) —3—ヒドロキシ一オタ トー 1—ェ -ル) 一 5—ォキソ一ピロリジン一 1—ィル] —ェチル} —安息 香酸を除く。 ]
で示される化合物、 その塩、 その N—ォキシドもしくはその溶媒和物または それらのプロドラッグ、 あるいはそれらのシクロデキストリン包接化合物が 含まれる。
(S) 米国特許出願公開第 2005/0049227号明細書には、 以下の一般式 ( I S) で示される化合物が EP4ァゴニスト作用を有することが記載されている。
なお、 一般式 (I s) で示される化合物の各基の定義は、 米国特許出願公開 第 2005/0049227号明細書に詳細に記載されている。 従って、 本発明の EP4 ァゴニストとしては、 一般式 (I S)
[式中、 Rsは、 C02R4S、 CONR4S 2, CH2OR4S、 CONR43 S02
を表し、
R4Sは、 水素原子、 フエニル、 C l〜6アルキルを表し、
R1Sおよび R2Sは、 それぞれ独立して水素原子、 ヒドロキシ、 C l〜6アル キルォキシ、 C 1〜 6ァシルォキシを表し、
R3Sは、 水素原子、 C l〜6アルキル、 C l〜6ァシルを表し、
Ysは、 単結合、 または一 CH2—、 一O—、 一 S—、 一N—を表し、
Z sは、 C 3〜 10アルキル、 C 3〜; L 0シクロアルキル、 6〜 10員の芳香 族炭素環、 窒素原子、 酸素原子、 および硫黄原子からなる群より選ばれる 1 つのへテロ原子を含む 4〜10員の芳香族へテロ環を表す。 ]
で示される化合物、 その塩、 その N—ォキシドもしくはその溶媒和物または それらのプロドラッグ、 あるいはそれらのシクロデキストリン包接化合物が 含まれる。
(T) 国際公開第 2004/085430号パンフレツ トには、 以下の一般式 ( I T) で示される化合物が EP4ァゴエスト作用を有することが記載されている。 な
お、一般式(I T)で示される化合物の各基の定義は、国際公開第 2004/085430 号パンフレットに詳細に記載されている。 従って、 本発明の EP4ァゴ-スト としては、 一般式 (I T)
[式中、 QTは、 (CH2) mT、 (CH2) mT— C 6〜; L 0ァリール、 (CH2) mT— C 5〜10ヘテロ環、 (CH2) mT—C 3〜; L 0ヘテロ環アルキル、 (C H2) mT— C 3〜8シクロアルキル、 2つのハロゲンで置換されたメチレンを 表し、 該シクロアルキル、 ヘテロ環アルキル、 ァリール、 ヘテロ環は、 1〜 3個の RaTで置換されていてもよく、
Χτおよび Υτは、 それぞれ独立してメチレン基、 酸素原子、 R 9 τで置換され た窒素原子、 硫黄原子を表し、 ただし、 Χτおよび Υτは同時に酸素原子、 R9 τで置換された窒素原子、 硫黄原子を表さず、
UTは、 水素原子、 C l〜3アルキルを表し、 WTがォキソ基を表すときは存 在せず、
WTは、 水酸基、 ォキソ基を表し、 ただし、 WTがォキソ基を表すとき UTは存 在せず、
R1Tは、 一 (CH2) pT—ヒ ドロキシ、 一 (CH2) pT—シァノ、 一 (CH2) pT - CO2R10T、 ― (CH2) nT— S03R6T、 - (CH2) pT— CF2S02 NH2、 ― (CH2) pT— SO2NH2、 ― (CH2) pT—CONHS 02R2T、 — (CH2) pT— S〇2NHCOR2T、 一 (CH2) pT-PO (OH) 2、 (C H2) pT— CONHPO2R6T、 - (CH2) pT— CONHR8T、 一 (CH2) pT— C 1〜4アルコキシ、 一 (CH2) pT—シクロアルキル、 一 (CH2) pT —ヒドロキシメチルケトン、一(CH2) nT—ヘテロ環を表し、該ヘテロ環は、
1〜3個の RaTで置換されていてもよく、 酸性のヒドロキシ基を含んでいて あよく、
R2Tは、 独立して C 1〜: L 0アルキル、 (CH2) mT— C 6〜10ァリール、 (CH2) mT— C 5~10ヘテロ環、 (CH2) mT— C 3〜10ヘテロ環アル キル、 (CH2) mT— C 3〜8シクロアルキル、 O— C l〜10アルキル、 O — C6〜: L 0ァリ一ノレ、 O— C 3〜 10シク口ァノレキノレ、 O— C3〜10へ テロ環アルキルを表し、 ただし、 R2Tが O—C 1〜 10アルキル、 O— C6 〜: L 0ァリール、 O— C 3〜10シクロアルキル、 O— C 3〜: L 0ヘテロ環 アルキルを表すとき、 R 3 τおよび R 4 τはハロゲンを表さず、 該アルキル、 シ クロアルキル、 ヘテロ環アルキル、 ァリール、 ヘテロ環は、 1〜3個の1 で置換されていてもよく、
R3Tおよび R4Tは、 それぞれ独立して水素原子、 ハロゲン、 C l〜6アルキ ルを表し、 R3Tおよび R4Tは、 一緒になつて酸素原子、 硫黄原子、 SO、 S 02および R9Tで置換された窒素原子から選ばれる 1〜 2個のへテロ原子が 含まれていてもよい 3〜7員の炭素環を形成してもよく、
R6Tおよび R7Tは、 それぞれ独立して水素原子、 C l〜4アルキルを表し、 R8Tは、 水素原子、 ァシル、 スルフォニルを表し、
R9Tは、 水素原子、 C l〜6アルキルを表し、 該アルキルは、 1〜3個のハ ロゲン、 シァノ、 ヒ ドロキシ、 C l〜6アルコキシ、 C l〜6ァシルォキシ、 ァミノ基で置換されていてもよく、
R 1 οτは、 水素原子、 C 1〜: L 0アルキル、 C 3〜 10シクロアルキル、 (C H2) pT— C 6〜: L 0ァリール、 (CH2) pT— C 5~10ヘテロ環、 CR6T R7TOC (O) O— C 3〜10シクロアルキル、 CR6TR7TOC (O) O— C 1〜 10アルキルを表し、
Ζτは、 三重結合、 酸素原子、 硫黄原子、 (C (RbT) 2) nT、 -CH=CH —を表し、
RbTは、 水素原子、 C l〜6アルキル、 ハロゲンを表し、
RaTは、 C l〜6アルコキシ、 C l〜6アルキル、 CF3、 ニトロ、 ァミノ、 シァノ、 C l〜6アルキルァミノ、 ハロゲンを表し、 RaTはさらに、 ァリー ル、 ヘテロ環、 S— C l〜6アルキル、 S—C 6〜10ァリール、 S -C 5 〜: L 0ヘテロ環、 CO2R6T、 O— C6〜: L 0ァリール、 O— C 5〜: L 0へ テロ環、 CH20— C 1〜6アルキル、 CH2S— C 1〜6アルキル、 CH20 ーァリール、 CH2 S—ァリールを表し、
^ は二重結合または一重結合を表し、
pTは、 0〜3を表し、
ηΤは、 0〜4を表し、
mTは、 0〜8を表す。 ]
で示される化合物、 その塩、 その N—ォキシドもしくはその溶媒和物または それらのプロドラッグ、 あるいはそれらのシクロデキストリン包接化合物が 含まれる。
(U) 国際公開第 2004/085431号パンフレツトには、 以下の一般式 ( I U) で示される化合物が EP4ァゴニスト作用を有することが記載されている。 な お、一般式( I U)で示される化合物の各基の定義は、国際公開第 2004/085431 号パンフレットに詳細に記載されている。 従って、 本発明の EP4ァゴ-スト には、 一般式 (I U)
[式中、 Uuは、 水素原子、 C l~3アルキルを表し、 Wuがォキソ基を表す ときは存在せず、
Wuは、 水酸基、 ォキソ基を表し、 ただし、 Wuがォキソ基を表すとき Uuは存
在せず、
Zuは、 (CH2) nU、 一 CH=CH—を表し、
R1Uは、 (CH2) pU—ヒドロキシ、 (CH2) pU— CO2R10U、 (CH2) nUヘテロ環を表し、 該ヘテロ環は 1〜3個の RaUで置換されていてもよく、 酸性のヒドロキシ基を含んでいてもよく、
R2Uは、 独立して C 1〜10アルキル、 (CH2) mU— C 6〜10ァリール、 (CH2) mU— C 5〜: L 0ヘテロ環、 (CH2) mU— C 3〜10ヘテロ環アル キル、 (CH2) mU— C 3〜8シクロアルキルを表し、 該アルキル、 シクロア ルキル、 ヘテロ環アルキル、 ァリール、 ヘテロ環は、 1〜3個の! 31;で置換 されていてもよく、
R3Uおよび R4Uは、 それぞれ独立して、 水素原子、 ハロゲン、 C l〜6アル キルを表し、
R6Uは、 水素原子、 C l〜4アルキルを表し、
R10Uは、 水素原子、 C l~10アルキル、 C 3〜: L 0シクロアルキル、 (C H2) pU— C 6~10ァリール、 (CH2) pU— C 5〜: L 0ヘテロ環を表し、 RaUは、 C l〜6ァノレコキシ、 C l〜6アルキル、 CF3、 ニトロ、 ァミノ、 シァノ、 C 1〜6ァノレキノレアミノ、 ハロゲンを表し、 RaUは、 さらにァリー ル、 ヘテロ環、 S— C 1〜6アルキル、 S— C 6〜10ァリール、 S -C 5 〜 10ヘテロ環、 O— C6〜10ァリール、 O— C 5〜10ヘテロ環、 CO2 R6U、 CH2O— C 1〜6アルキル、 CH2S_C 1〜6アルキル、 CH20— ァリール、 CH2S—アリ^ "ルを表し、 は二重結合または一重結合を表し、
pUは、 0〜3を表し、
nUは、 0〜4を表し、
mUは、 0〜8を表す。 ]
で示される化合物、 その塩、 その N—ォキシドもしくはその溶媒和物または
それらのプロドラッグ、 あるいはそれらのシクロデキストリン包接化合物が 含まれる。
(W) 国際公開第 2004/063158号パンフレットには、 以下の一般式 ( I W) で示される化合物が EP4ァゴュスト作用を有することが記載されている。 な お、一般式( I W)で示される化合物の各基の定義は、国際公開第 2004/063158 号パンフレットに詳細に記載されている。 従って、 本発明の EP4ァゴュスト には、 一般式 (IW)
[式中、 mWは、 1〜4を表し、
nWは、 0~4を表し、
Awは、 アルキル、 ァリール、 ヘテロァリール、 ァリールアルキル、 ァリール シク口アルキル、 シク口アルキルアルキル、ァリールォキシアルキルを表し、
Ewは、 一CHOH—、 一 C (O) —を表し、
Xwは、 一 (CH2) 2—、 一 CH=CH—を表し、
Ywは、 一CH2—、 一 CH=CH—、 ァリーレン、 ヘテロァリーレン、 一 O
―、 一 S (O) pW— (ここで、 pWは 0〜2を表す。 ) 、 一 NRaW— (ここ で、 RaWは水素原子、 アルキルを表す。 ) を表し、
Zwは、 一 CH2OH、 一CHO、テトラゾーノレ一 5ーィノレ、 一 COORbW (こ こで、 RbWは、 水素原子、 アルキルを表す。 ) を表し、
R1W、 R2W、 R3W、 R4W、 R5W、 R6W、 R7W、 R8W、 ^ぉょび!^ は、 それぞれ独立して水素原子、 アルキルを表す。 ]
で示される化合物、 その塩、 その N—ォキシドもしくはその溶媒和物または それらのプロドラッグ、 あるいはそれらのシクロデキストリン包接化合物が
含まれる。
本発明の EP4ァゴニストとしては、 一般式 (I)
[式中、 すべての記号は前記と同じ意味を表す。 ] で示される化合物が好ま しく、 より好ましくは、 一般式 (I A) 〜 (IW) で示される化合物であり、 さらに好ましくは、 一般式 (I A) 、 (I B) 、 ( I Q) で示される化合物 である。
特に好ましい化合物としては、 ( { 3— [ ( (1 R, 2 S, 3R) — 3— ヒドロキシ— 2— { (1 E, 3 S) — 3—ヒドロキシ一 4一 [3— (メ トキ シメチノレ) フエ二ノレ] ブター 1ーェュノレ } — 5—ォキソシクロペンチノレ) ス ルファニル] プロピル } スルファ -ル) 酢酸; 4— { [2- ( (1 R, 2R, 3 R) 一 3—ヒ ドロキシー 2 _ { (1 E, 3 S) — 3—ヒ ドロキシ一 4一 [3 — (メ トキシメチル) フエ-ル] ブター 1一ェ-ル } 一 5—ォキソシクロべ ンチル) ェチル] スルファエル } ブタン酸; 7— ( (1 R, 2 R, 3 R) — 3—ヒドロキシー 2— { (1 E, 3 S) — 3—ヒドロキシ一 4一 [3— (メ トキシメチノレ) フエ二ノレ] プター 1—ェェノレ } — 5—ォキソシクロペンチル) ヘプタン酸; (5 Z) — 7— ( (1 R, 2R, 3 R) 一 2— { (I E, 3 S) 一 4— [3— (ェトキシメチノレ) フエ-ル] 一 3—ヒ ドロキシプタ一 1ーェ 二ル} 一 3—ヒドロキシー 5—ォキソシク口ペンチル)ヘプター 5—ェン酸; (5 Z) - 7- ( (1 R, 2R, 3 R, 5 R) 一 5—クロ口— 2— { (1 E, 3 S) —4一 [3— (エトキシメチル) フエニル] — 3—ヒドロキシブター 1一ェュル } 一 3—ヒドロキシシクロペンチル) ヘプタ一 5—ェン酸; 4一 [ (2— { (1 R, 2 R, 3 R) ー3—ヒドロキシー 2— [ (1 E, 3 S) — 3—ヒドロキシ一 4— (4ーヒドロキシー 3—メチルフエニル) ブター 1
—ェニル] ― 5ーォキソシク口ペンチノレ } ェチル) スルファエル] ブタン酸; メチノレ 4- { [2- ( (1R, 2 R, 31 ) —3—ヒドロキシー2— { (1 E, 3 S) _3—ヒドロキシー4一 [3— (メ トキシメチル) フエ-ル] ブ ター 1ーェ-ノレ) 一 5—ォキソシクロペンチノレ) ェチル] スルファニノレ) ブ タノエート ; 4— { [2— ( ( 1 R, 2 R) 一 2— { (1 E, 3 S) 一 3— ヒドロキシ一 4一 [3— (メ トキシメチル) フエニル] ブター 1一ェニル } 一 5—ォキソシクロペンチル) ェチル] スルファニル } ブタン酸; 4- [ (2 ― { (2 R) 一 2— [ (1 E, 3 S) —4— (3—クロ口フエュル) 一 3— ヒドロキシブター 1—ェエグレ] 一 5—ォキソピロリジン一 1一イノレ} ェチノレ) スルファ-ル] ブタン酸; 4一 { [2— ( (2 R) 一 2— { (1 E, 3 S) —3—ヒドロキシー 4一 [3— (トリフルォロメチル) フエ-ル] ブタ一 1 ーェ-ノレ } 一 5—ォキソピロリジン一 1ーィノレ) ェチノレ] スノレファニノレ) ブ タン酸; 4— [ (2— { (2R) 一 2— [ (1 E, 3 S) 一 4— (4一フル オロフェュノレ) 一 3—ヒドロキシプタ一 1—ェニノレ] 一 5—ォキソピロリジ ンー 1ーィル } ェチル) スルファニル] ブタン酸; 4一 [ (2— { (2 R) 一 2— [ (1 E, 3 S) —3—ヒドロキシ一 4— (2—ナフチル) ブター 1 ーェュスレ] — 5—ォキソピロリジン一 1—イノレ} ェチノレ) スノレファ-ノレ] ブ タン酸; 4— [ (2— { (4 S) 一 4一 [ (1 E, 3 S) 一 4一 (4—フル オロフェ -ル) 一 3—ヒ ドロキシ一 1—ブテェノレ] 一 2—ォキソ一 1, 3— ォキサゾリジン _ 3—ィル } ェチル) スルプア-ル] ブタン酸; 2— [ (2 一 { (2 R) - 2- [ (1 E, 3 S) 一 3—ヒ ドロキシー 4一 (3—メチノレ フエ-ノレ) プター 1—ェニノレ] — 5—ォキソピロリジン一 1—イノレ} ェチノレ) スルファニル] —1, 3—チアゾール一4一力ルボン酸; 2— [ (2— { (2 R) 一 2— [ (1 E, 3 S) — 3—ヒ ドロキシォクタ一 1ーェュル] ー5— ォキソピロリジン一 1—ィル } ェチル) スルファニル] — 1, 3—チアゾー ルー 4一力ルボン酸; 2— { [2— ( (2 R) —2— { (I E, 3 S) —4
- [3- (1—ベンゾフラン一 2—イスレ) フエ-ノレ] —3—ヒドロキシブタ — 1—ェニノレ } - 5一ォキソピロ リジン一 1ーィノレ) ェチノレ] スノレファニノレ } — 1, 3 _チアゾールー 4一力ルボン酸; 4— [ (2— { (2R) _2— [ (1 E, 3 S) 一 3—ヒドロキシォクタ一 1—ェ -ル] —5—ォキソピロリジン — 1—ィル } ェチル) スルファ -ル] ブタン酸; { [3— ( { (lR, 2 S, 3 R) —3—ヒドロキシ一 2— [ (1 E, 3 S) 一 3—ヒドロキシォクタ一 1—ェュル] _ 5—ォキソシクロペンチル} スルファ -ル) プロピル] スル ファニノレ) 酢酸;および 2— [ (2- { (4 S) 一 4一 [ (1 E, 3 S) 一 4— (4—フルオロフェニル) 一 3—ヒドロキシブタ一 1—ェュル] —2— ォキソ一 1, 3—ォキサゾリジン一 3—ィル }ェチル) スルファュル ] — 1 , 3—チアゾールー 4一力ルボン酸から選択される化合物、 その塩、 その N— ォキシドもしくはその溶媒和物またはそれらのプロドラッグ、 あるいはそれ らのシクロデキストリン包接化合物であり、 最も好ましい化合物としては、 ( { 3 - [ ( (1R, 2 S, 3 R) —3—ヒドロキシー 2— { (1 E, 3 S) —3—ヒドロキシ一 4 _ [3— (メ トキシメチノレ) フエニル] プター 1—ェ ュル } — 5—ォキソシクロペンチル) スルファニル] プロピル } スルファ- ル) 酢酸、 メチル 4— { [2- ( (1 R, 2 R, 3 R) 一 3—ヒドロキシ - 2 - { (1 E, 3 S) —3—ヒ ドロキシ一 4— [3— (メ トキシメチル) フエ二ノレ] ブタ一 1ーェュ /レ} — 5—ォキソシクロペンチノレ) ェチ /レ] スノレ ファニノレ } ブタノエート、 および 4一 [ (2— { (2 R) -2- [ (I E, 3 S) -4- (4一フルオロフェニル) 一 3—ヒドロキシブター 1ーェ -ル] 一 5—ォキソピロリジン一 1—ィル } ェチル) スルファ -ル] ブタン酸から 選択される化合物、 その塩、 その溶媒和物またはそれらのプロドラッグ、 あ るいはそれらのシクロデキストリン包接化合物である。
[異性体]
本発明においては、 特に指示しない限り異性体はこれをすベて包含する。
例えば、 アルキル基、 アルケニル基、 アルキニル基、 アルキルォキシ基、 ァ ルコキシ基、 アルケニルォキシ基、 アルキ-ルォキシ基、 アルキルチオ基、 アルキルスルフィエル基、 アルキルスルホニル基、 アルキレン基、 アルケニ レン基、 アルキ-レン基、 ァシル基およびァシルォキシ基には直鎖のものお よぴ分枝鎖のものが含まれる。 さらに、 二重結合、 環、 縮合環における異性 体(E体、 Z体、 シス体、 トランス体) 、 不斉炭素の存在等による異性体 (R 体、 S体、 ひ配置、 配置、 ェナンチォマー、 ジァステレオマー) 、 旋光性 を有する光学活性体 (D体、 L体、 d体、 1体) 、 クロマトグラフィー分離 による極性体 (高極性体、 低極性体) 、 平衡化合物、 回転異性体、 およぴこ れらの任意の割合の混合物、 ラセミ混合物は、 すべて本発明に含まれる。 本発明においては、 特に断わらない限り、 当業者にとって明らかなように 記号 ...、、、、 は紙面の向こう側(すなわち a—配置)に結合していることを表し、 ノ は紙面の手前側 (すなわち ]3—配置) に結合していることを表し、
Z はひ一配置、 —配置またはそれらの任意の比率の混合物であることを 表し、 ^^ は、 a—配置と ]3—配置の混合物であることを表す。
[塩および溶媒和物]
一般式 (I ) で示される化合物は、 公知の方法で塩に変換される。 塩は、 毒性のない、水溶性のものが好ましレヽ。本発明化合物の塩としては、例えば、 アルカリ金属 (カリウム、 ナトリウム、 リチウム等) の塩、 アルカリ土類金 属 (カルシウム、 マグネシウム等) の塩、 アンモニゥム塩 (テトラメチルァ ンモニゥム塩、 テトラプチルアンモユウム塩等) 、 有機アミン (トリェチノレ ァミン、 メチルァミン、 ジメチルァミン、 シクロペンチルァミン、 ベンジノレ ァミン、 フエネチノレアミン、 ピぺリジン、 モノエタノーノレアミン、 ジェタノ ールァミン、 トリス (ヒ ドロキシメチル) メチルァミン、 リジン、 アルギニ ン、 N—メチルー D—ダルカミン等) の塩、酸付加物塩(無機酸塩(塩酸塩、 臭化水素酸塩、 ョゥ化水素酸塩、 硫酸塩、 リン酸塩、 硝酸塩等) 、·有機酸塩
14885
(酢酸塩、 トリフルォロ酢酸塩、 乳酸塩、 酒石酸塩、 シユウ酸塩、 フマル酸 塩、 マレイン酸塩、 安息香酸塩、 クェン酸塩、 メタンスルホン酸塩、 ェタン スルホン酸塩、 ベンゼンスルホン酸塩、 トルエンスルホン酸塩、 イセチオン 酸塩、 グルクロン酸塩、 ダルコン酸塩等) 等) が挙げられる。
本発明化合物は任意の方法で N—ォキシドにすることができる。 N—ォキ シドとは、 一般式 (I ) で示される化合物の窒素原子が、 酸化されたものを 表す。
一般式 (I ) で示される化合物、 その塩またはその N—ォキシドは、 公知 の方法により溶媒和物に変換することもできる。 溶媒和物は、 毒性のない、 水溶性のものが好ましい。 本発明化合物の溶媒和物としては、 例えば、 水、 アルコール系溶媒 (例えば、 メタノール、 エタノール等) 等の溶媒和物が挙 げられる。
[シク口デキストリン包接化合物]
一般式 (I ) で示される化合物、 その塩、 その N—ォキシドもしくはその 溶媒和物またはそれらのプロドラッグは、 ひ一、 |3—あるいは γ—シクロデ キス トリン、 あるいはこれらの混合物を用いて、 特公昭 50-3362 号、 同 52-31404号または同 61-52146号明細書記載の方法を用いることによりシク ロデキストリン包接化合物に変換することができる。 シクロデキストリン包 接化令物に変換することにより、 安定性が増大し、 また水溶性が大きくなる ため、 薬剤として使用する際好都合である。
[プロドラッグ]
本発明化合物のプロドラッグは、 生体内において酵素や胃酸等による反応 により一般式 (I ) で示される化合物に変換する化合物をいう。 本発明化合 物のプロドラッグとしては、例えば、本発明化合物がアミノ基を有する場合、 ァミノ基がァシル化、 アルキル化、 リン酸化された化合物 (例えば、 本発明 化合物のァミノ基がエイコサノィル化、 ァラ-ル化、 ペンチルァミノカルボ
ュル化、 ( 5—メチルー 2—ォキソー 1 , 3一ジォキソレン一 4ーィノレ) メ トキシカルポニル化、 テトラヒドロフラニル化、 ピロリジルメチル化、 ビバ ロイルォキシメチル化、ァセトキシメチル化、 tert—ブチル化された化合物等 ) ;本発明化合物が水酸基を有する場合、 水酸基がァシル化、 アルキル化、 リン酸化、 ホウ酸化された化合物 (例えば、 本発明化合物の水酸基がァセチ ル化、 パルミ トイル化、 プロパノィル化、 ピパロィル化、 サクシ二ル化、 フ マリル化、 ァラ -ル化、 ジメチルァミノメチルカルポュル化された化合物等 ) ;本発明化合物がカルボキシ基を有する場合、カルボキシ基がエステル化、 アミド化された化合物 (例えば、 本究明化合物のカルポキシ基がェチルエス テル化、 フエ二ノレエステノレ化、 カノレポキシメチルエステル化、 ジメチルアミ ノメチルエステル化、 ビバロイルォキシメチルエステル化、 エトキシカルポ ニノレオキシェチノレエステノレ化、フタリジノレエステノレィ匕、 ( 5ーメチノレー 2ーォ キソー1, 3—ジォキソレン一 4一ィル) メチルエステル化、 シクロへキシル ォキシカルボニルェチルエステル化、 メチルアミド化された化合物等) ;等が 挙げられる。 これらの化合物はそれら自体公知の方法によって製造することが できる。 また、 本発明化合物のプロドラッグは水和物および非水和物のいずれ であってもよい。 また、 本発明化合物のプロドラッグは、 廣川書店 1990年刊 「 医薬品の開発」第 7卷「分子設計」 1 6 3〜1 9 8頁に記載されているような、 生理的条件で本発明化合物に変化するものであってもよい。 さらに、 本発明化 合物は同位元素 (例えば、 3 H、 1 4 C、 3 5 S、 1 2 5 I等) 等で標識されていて あよい。
一般式 (I ) で示される本発明化合物、 その塩、 その N—ォキシドもしく はその溶媒和物またはそれらのプロドラッグ、 あるいはそれらのシクロデキ ストリン包接化合物 (以下、 一括して本発明化合物と略記することがある。 ) は、 溶解性、 吸収性および代謝安定性に優れ、 かつ長時間薬理活性 (E P 4ァ ゴニスト活性) が持続し、 しかも薬物代謝酵素の阻害が弱く、 循環器への作
用等の毒性も低い化合物である。 これらの性質は医薬品として開発するにあ たって要求される最も重要な物理的、 化学的、 薬学的性質であり、 本発明化 合物はこれらの条件を満たし、 大変優れた医薬品となる可能性を有している [ザ'メルク ■マユユアル'ォブ.ダイァグノウシス 'アンド'セラピー (第 1 7版)、メノレク & C o .出版 (The Merck Manual of Diagnosis and Therapy
(17th Ed.), Merck & Co.) 参照] 。
本発明化合物が、 医薬品として有用であることは、 後記する各種実験系、 生物学的実施例に記載の方法およびそれらを適宜改良して実施できる方法に より評価することができる。 また、 本発明化合物が動態学的に、 例えば、 血 中半減期の長さ、 消化管内安定性、 経口吸収性、 パイォアベイラビリティ等 の点において優れているということは、 公知の方法、 例えば、 「薬物バイオ アベイラビリティ (評価と改善の科学) 」 、 現代医療社、 1998年 7月 6日発 行に記載の方法等によっても容易に評価することができる。
[本発明化合物の製造方法]
本発明化合物は、 公知の方法、 例えば、 国際公開第 03/009872号パンフレ ット、 国際公開第 00/003980号パンフレット、 欧州特許公開第 855389号明 細書、 欧州特許公開第 985663.号明細書、 国際公開第 00/015608号パンフレ ット、 国際公開第 01/149661号パンフレット、 国際公開第 01/166518号パン フレット、国際出願 PCT/JP2004/000419号明細書(国際公開第 2004/065365 号パンフレツト) 、 国際公開第 01/24647 号パンフレツト、 国際公開第 02/042268号パンフレツト、 国際公開第 03/008377号パンフレツト、 国際公 開第 03/035064号パンフレット、 国際公開第 03/053923号パンフレット、 国 際公開第 03/103664号パンフレットまたは国際公開第 03/007941号パンフレ ット、米国特許出願公開第 2005/0049227号明細書、国際公開第 2004/085430 号パンフレット、 国際公開第 2004/085431号パンフレットまたは国際公開第 2004/063158 号パンフレットに記載された方法か、 それに準じた方法で製造
することができる。
mm
本発明化合物の毒性は非常に低いものであり、 医薬として使用するために 十分安全である。
[医薬品への適用]
EP4ァゴニストは、 カリウムの排泄を促進するので、 高カリウム血症の予 防および Zまたは治療薬として有用である。 特に、 腎不全ゃ腎機能に異常の ある患者における高力リゥム血症の予防および Zまたは治療薬として有用で ある。 また、 EP4ァゴュストは、 高カリウム血症の予防および/または治療 薬として有用であるため、 高カリウム血症の症状である (1) 感覚異常、 知 覚異常、 脱力感、 筋麻痺 (例えば、 横隔膜の麻痺による呼吸困難、 呼吸停止 等) 等の神経および/または筋異常の症状、 (2) 悪心、 嘔吐、 腹痛、 下痢 等の消化器異常の症状、 (3) 心音微弱、 心電図変化、 不整脈、 心室細動、 心房細動、 房室プロック、 心停止等の循環器異常の症状等を改善することに 有用である。
本宪明の高力リゥム血症の予防および Zまたは治療剤である E P 4ァゴニ ストは、 1) 高カリウム血症の治療効果の補完おょひブまたは増強、 2) 該 本発明の EP4ァゴニストの動態■吸収改善、 投与量の低減、 および/または 3) 該本発明の EP4ァゴェストの副作用の軽減のために、 他の薬物と組み合 わせて、 併用剤として投与してもよい。
本宪明の E P4ァゴニス トと他の薬物の併用剤は、 1つの製剤中に両成分を 配合した配合製剤の形態で投与してもよく、 また別々の製剤にして投与する 形態をとつてもよい。 この別々の製剤にして投与する場合には、 同時投与お よび時間差による投与が含まれる。 また、 時間差による投与は、 本発明の E P4ァゴニストを先に投与し、 他の薬物を後に投与してもよいし、 他の薬物を 先に投与し、 本発明の EP4ァゴュストを後に投与してもかまわず、 それぞれ
の投与方法は同じでも異なっていてもよい。
該他の薬物は、 低分子化合物であってもよく、 また高分子の蛋白、 ポリぺ プチド、 ポリヌクレオチド (D NA、 R NA、 遺伝子) 、 アンチセンス、 デ コィ、 抗体であるか、 またはワクチン等であってもよい。 他の薬物の投与量 は、 臨床上用いられている用量を基準として適宜選択することができる。 ま た、 本発明の E P 4ァゴニストと他の薬物の配合比は、 投与対象の年齢および 体重、 投与方法、 投与時間などにより適宜選択することができる。 例えば、 本発明の E P 4ァゴニスト 1質量部に対し、 他の薬物を 0 . 0 1乃至 1 0 0質 量部用いればよい。 他の薬物は任意の 2種以上を適宜の割合で組み合わせて 投与してもよい。 また、 本発明の高カリウム血症の治療効果を補完おょぴ Z または増強する他の薬物には、 下記したメカュズムに基づいて、 現在までに 見出されているものだけでなく今後見出されるものも含まれる。
他の薬物としては、 例えば、 カルシウム製剤、 グルコース製剤、 インスリ ン製剤、 重炭酸ナトリウム製剤、 利尿薬 (例えば、 マン-トール、 フロセミ ド、 ァセタゾラミド、 ジクロルフエナミド、 メタゾラミド、 トリクロルメチ アジド、 メフルシド、 アミノフィリン等) およぴ陽イオン交換樹脂 (例えば、 ポリスチレンスルホン酸ナトリゥム、 ポリスチレンスルホン酸カルシウム等) 等が挙げられる。
本発明の E P 4ァゴニスト、 または本発明の E P 4ァゴェストと他の薬物の 併用剤を上記の目的で用いるには、 通常、 全身的または局所的に、 経口また は非経口の形で投与される。
投与量は、 年齢、 体重、 症状、 治療効果、 投与方法、 処理時間等により異 なるが、 通常、成人一人当たり、 一回につき、 0 . 1 n gから lOOOm gの範囲 で一日一回から数回経口投与されるか、または成人一人当たり、一回につき、 0 . 1 n gから 1 0 O m gの範囲で一日一回から数回非経口投与される力、 ま たは一日 1時間から 2 4時間の範囲で静脈内に持続投与される。
もちろん前記したように、 投与量は種々の条件により変動するので、 上記 投与量より少ない量で十分な場合もあるし、 また範囲を越えて投与の必要な 場合もある。
本発明の E P 4ァゴエスト、 または本発明の E P 4ァゴニストと他の薬物の 併用剤を投与する際には、 経口投与のための内服用固形剤、 内服用液剤、 お よび非経口投与のための注射剤、 外用剤、 坐剤、 点眼剤、 吸入剤等として用 いられる。
経口投与のための内服用固形剤には、 錠剤、 丸剤、 カプセル剤、 散剤、 顆 粒剤等が含まれる。 カプセル剤には、 ハードカプセルおよびソフトカプセル が含まれる。 また錠剤には舌下錠、 口腔内貼付錠、 口腔内速崩壌錠などが含 まれる。
このような内服用固形剤においては、 ひとつまたはそれ以上の活性物質は そのままか、 または賦形剤 (ラタトース、 マンュトール、 グルコース、 微結 晶セルロース、 デンプン等) 、 結合剤 (ヒドロキシプロピルセルロース、 ポ リビュルピロリ ドン、 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム等) 、 崩壌剤 (繊 維素グリコール酸カルシウム等) 、 滑沢剤 (ステアリン酸マグネシウム等) 、 安定剤、 溶解補助剤 (グルタミン酸、 ァスパラギン酸等) 等と混合され、 常 法に従って製剤化して用いられる。 また、必要によりコーティング剤(白糖、 ゼラチン、 ヒ ドロキシプロピルセルロース、 ヒ ドロキシプロピルメチルセル ロースフタレート等) で被覆していてもよいし、 また 2以上の層で被覆して いてもよい。 さらにゼラチンのような吸収されうる物質のカプセルも包含さ れる。
舌下錠は公知の方法に準じて製造される。 例えば、 ひとつまたはそれ以上 の活性物質に賦形剤 (ラタトース、 マンニトール、 グルコース、 微結晶セル ロース、 コロイダルシリ力、 デンプン等) 、 結合剤 (ヒドロキシプロピルセ /レロース、ポリビュルピロリ ドン、 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム等)、
崩壌剤 (デンプン、 Lーヒドロキシプロピルセルロース、 カルポキシメチル セルロース、 クロスカルメロースナトリウム、 繊維素グリコール酸カルシゥ ム等) 、 滑沢剤 (ステアリン酸マグネシウム等) 、 膨潤剤 (ヒ ドロキシプロ ピノレセノレロース、 ヒ ドロキシプロピノレメチノレセノレロース、 カーボポーノレ、 力 ルボキシメチルセルロース、 ポリビエルアルコール、 キサンタンガム、 グァ 一ガム等) 、 膨潤補助剤 (グルコース、 フルクトース、.マン-トール、 キシ リ トール、 エリスリ トール、 マルトース、 トレハロース、 リン酸塩、 クェン 酸塩、 ケィ酸塩、 グリシン、 グルタミン酸、 アルギニン等) 、 安定剤、 溶解 捕助剤 (ポリエチレングリコール、 プロピレングリコール、 グルタミン酸、 ァスパラギン酸等) 、 香味料 (オレンジ、 ストロベリー、 ミント、 レモン、 バエラ等) 等と混合され、 常法に従って製剤化して用いられる。 また、 必要 によりコーティング剤 (白糖、 ゼラチン、 ヒドロキシプロピルセルロース、 ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート等) で被覆していてもよい し、 また 2以上の層で被覆していてもよい。 また、 必要に応じて常用される 防腐剤、 抗酸化剤、 着色剤、 甘味剤等の添加物を加えることもできる。 口腔 内貼付錠は公知の方法に準じて調製される。 例えば、 ひとつまたはそれ以上 の活性物質に賦形剤 (ラタトース、 マン-トール、 グルコース、 微結晶セル ロース、 コロイダノレシリカ、 デンプン等) 、 結合剤 (ヒドロキシプロピルセ ルロース、 ポリビュルピロリ ドン、 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム等)、 崩壊剤 (デンプン、 Lーヒ ドロキシプロピルセルロース、 カルボキシメチル セルロース、 クロスカルメロースナトリウム、 繊維素グリコール酸カルシゥ ム等) 、 滑沢剤 (ステアリン酸マグネシウム等) 、 付着剤 (ヒドロキシプロ ピノレセノレロース、 ヒ ドロキシプロピノレメチノレセノレロース、 カーボポー/レ、 力 ルポキシメチルセルロース、 ポリビュルアルコール、 キサンタンガム、 グァ —ガム等) 、 付着捕助剤 (グルコース、 フルクトース、 マンニトール、 キシ リ トーノレ、 エリスリ トーノレ、 マノレトース、 トレハロース、 リン酸塩、 クェン
酸塩、'ケィ酸塩、 グリシン、 グルタミン酸、 アルギニン等) 、 安定剤、 溶解 捕助剤 (ポリエチレングリコール、 プロピレングリコール、 グルタミン酸、 ァスパラギン酸等) 、 香味料 (オレンジ、 ス トロベリー、 ミント、 レモン、 バユラ等) 等と混合され、 常法に従って製剤化して用いられる。 また、 必要 によりコーティング剤 (白糖、 ゼラチン、 ヒドロキシプロピルセルロース、 ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート等) で被覆していてもよい し、 また 2以上の層で被覆していてもよい。 また、 必要に応じて常用される 防腐剤、 抗酸化剤、 着色剤、 甘味剤等の添加物を加えることもできる。
口腔内速崩壌錠は公知の方法に準じて調製される。 例えば、 ひとつまたは それ以上の活性物質をそのまま、 あるいは原末もしくは造粒原末粒子に適当 なコーティング剤 (ェチノレセノレロース、 ヒドキシプロピノレセノレロース、 ヒ ドロ キシプロピルメチルセルロース、 アクリル酸メタクリル酸コポリマー等)、 可 塑剤 (ポリエチレングリコール、 クェン酸トリェチル等)を用いて被覆を施した 活性物質に賦形剤 (ラタトース、 マンニトール、 グルコース、 微結晶セル口 ース、 コロイダルシリカ、 デンプン等) 、 結合剤 (ヒ ドロキシプロピルセル ロース、 ポリビュルピロリ ドン、 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム等) 、 崩壌剤 (デンプン、 L—ヒ ドロキシプロピルセルロース、 カルボキシメチル セルロース、 クロス力/レメロースナトリウム、 繊維素グリコーノレ酸カノレシゥ ム等) 、 滑沢剤 (ステアリン酸マグネシウム等) 、 分散補助剤 (グノレコース、 フスレク トース、 マンニトー 7レ、 キシリ トーノレ、 エリスリ トーノレ、 マズレトース、 トレハロース、 リン酸塩、 クェン酸塩、 ケィ酸塩、 グリシン、 グノレタミン酸、 アルギニン等) 、 安定剤、 溶解補助剤 (ポリエチレングリコール、 プロピレ ングリコール、 グルタミン酸、 ァスパラギン酸等) 、 香味料 (オレンジ、 ス トロべリー、 ミント、 レモン、 バニラ等) 等と混合され、 常法に従って製剤 化して用いられる。 また、 必要によりコーティング剤 (白糖、 ゼラチン、 ヒ ドロキシプロピルセルロース、 ヒ ドロキシプロピルメチルセルロースフタレ
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ート等) で被覆していてもよいし、 また 2以上の層で被覆していてもよい。 また、 必要に応じて常用される防腐剤、 抗酸化剤、 着色剤、 甘味剤等の添加 物を加えることもできる。
経口投与のための内服用液剤は、薬剤的に許容される水剤、懸濁剤、乳剤、 シロップ剤、 エリキシル剤等を含む。 このような液剤においては、 ひとつま たはそれ以上の活性物質が、 一般的に用いられる希釈剤 (精製水、 エタノー ルまたはそれらの混液等) に溶解、 懸濁または乳化される。 さらにこの液剤 は、 湿潤剤、 懸濁化剤、 乳化剤、 甘味剤、 風味剤、 芳香剤、 保存剤、 緩衝剤 等を含有していてもよい。
非経口投与のための外用剤の剤形には、 例えば、 軟膏剤、 ゲル剤、 タリー ム剤、 湿布剤、 貼付剤、 リニメント剤、 噴霧剤、 吸入剤、 スプレー剤、 エア ゾル剤およぴ点鼻剤等が含まれる。 これらはひとつまたはそれ以上の活性物 質を含み、 公知の方法または通常使用されている処方により調製される。 軟膏剤は公知または通常使用されている処方により製造される。 例えば、 ひとつまたはそれ以上の活性物質を基剤に研和、 または溶融させて製造され る。軟膏基剤は公知あるいは通常使用されているものから選ばれる。例えば、 高級脂肪酸または高級脂肪酸エステル (アジピン酸、 ミリスチン酸、 パルミ チン酸、 ステアリン酸、 ォレイン酸、 アジピン酸エステル、 ミリスチン酸ェ ステル、 パルミチン酸エステル、 ステアリン酸エステル、 ォレイン酸エステ ル等) 、 ロウ類 (ミツロウ、 鯨ロウ、 セレシン等) 、 界面活性剤 (ポリオキ シエチレンアルキルエーテルリン酸エステル等) 、 高級アルコール (セタノ ール、 ステアリルアルコール、 セトステアリルアルコール等) 、 シリコン油
(ジメチノレポリシロキサン等) 、炭化水素類(親水ワセリン、 白色ワセリン、 精製ラノリン、 流動パラフィン等) 、 グリコール類 (エチレンダリコール、 ジエチレングリ コーノレ、 プロピレングリ コー/レ、.ポリエチレングリ コーノレ、 マクロゴール等)、植物油(ヒマシ油、ォリーブ油、ごま油、テレビン油等)、
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動物油 (ミンク油、 卵黄油、 スクヮラン、 スクワレン等) 、 水、 吸収促進剤、 かぶれ防止剤から選ばれるもの単独または 2種以上を混合して用いられる。 さらに、 保湿剤、 保存剤、 安定化剤、 抗酸化剤、 着香剤等を含んでいてもよ い。
ゲル剤は公知または通常使用されている処方により製造される。 例えば、 ひとつまたはそれ以上の活性物質を基剤に溶融させて調製される。 ゲル基剤 は公知あるいは通常使用されているものから選ばれる。 例えば、 低級アルコ ール (エタノール、 イソプロピルアルコール等) 、 ゲル化剤 (カルボキシメ チノレセノレロース、 ヒ ドロキシェチノレセノレロース、 ヒ ドロキシプロピノレセノレ口 ース、 ェチルセルロース等) 、 中和剤 (トリエタノールァミン、 ジイソプロ パノールァミン等) 、 界面活性剤 (モノステアリン酸ポリエチレングリコー ル等) 、 ガム類、 水、 吸収促進剤、 かぶれ防止剤から選ばれるもの単独また は 2種以上を混合して用いられる。 さらに、 保存剤、 抗酸化剤、 着香剤等を 含んでいてもよい。
クリーム剤は公知または通常使用されている処方により製造される。 例え ば、 ひとつまたはそれ以上の活性物質を基剤に溶融または乳化させて調製さ れる。 クリーム基剤は公知あるいは通常使用されているものから選ばれる。 例えば、 高級脂肪酸エステル、 低級アルコール、 炭化水素類、 多価アルコー ル (プロピレングリコール、 1 , 3—プチレングリコール等) 、 高級アルコ ール (2 —へキシルデカノール、 セタノール等) 、 乳化剤 (ポリオキシェチ レンアルキルエーテル類、 脂肪酸エステル類等) 、 水、 吸収促進剤、 かぶれ 防止剤から選ばれるもの単独または 2種以上を混合して用いられる。 さらに、 保存剤、 抗酸化剤、 着香剤等を含んでいてもよい。
湿布剤は公知または通常使用されている処方により製造される。 例えば、 ひとつまたはそれ以上の活性物質を基剤に溶融させ、 練合物とし支持体上に 展延塗布して製造される。 湿布基剤は公知あるいは通常使用されているもの
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力 ら選ばれる。 例えば、 増粘剤 (ポリアクリル酸、 ポリビュルピロリ ドン、 アラビアゴム、 デンプン、 ゼラチン、 メチルセルロース等) 、 湿潤剤 (尿素、 グリセリン、 プロピレングリコール等) 、 充填剤 (カオリン、 酸化亜鉛、 タ ルク、 カルシウム、 マグネシウム等) 、 水、 溶解補助剤、 粘着付与剤、 かぶ れ防止剤から選ばれるもの単独または 2種以上を混合して用いられる。 さら に、 保存剤、 抗酸化剤、 着香剤等を含んでいてもよい。
貼付剤は公知または通常使用されている処方により製造される。 例えば、 ひとつまたはそれ以上の活性物質を基剤に溶融させ、 支持体上に展延塗布し て製造される。 貼付剤用基剤は公知あるいは通常使用されているものから選 ばれる。 例えば、 高分子基剤、 油脂、 高級脂肪酸、 粘着付与剤、 かぶれ防止 剤から選ばれるもの単独または 2種以上を混合して用いられる。 さらに、 保 存剤、 抗酸化剤、 着香剤等を含んでいてもよい。
リニメント剤は公知または通常使用されている処方により製造される。 例 えば、 ひとつまたはそれ以上の活性物を水、 アルコール (エタノール、 ポリ エチレングリコール等) 、 高級脂肪酸、 グリセリン、 セッケン、 乳化剤、 懸 濁化剤等から選ばれるもの単独または 2種以上に溶 j¾早、 懸濁または乳化させ て調製される。 さらに、 保存剤、 抗酸化剤、 着香剤等を含んでいてもよい。 噴霧剤、 吸入剤、 およびスプレー剤は、 一般的に用いられる希釈剤以外に 亜硫酸水素ナトリゥムのような安定剤と等張性を与えるような緩衝剤、 例え ば塩化ナトリウム、 クェン酸ナトリウムあるいはクェン酸のような等張剤を 含有していてもよい。 スプレー剤の製造方法は、 例えば米国特許第 2,868,691 号およぴ同第 3,095,355号に詳しく記載されている。
非経口投与のための吸入剤としては、 エアロゾル剤、 吸入用粉末剤または 吸入用液剤が含まれ、 当該吸入用液剤は用時に水または他の適当な媒体に溶 解または懸濁させて使用する形態であってもよい 9
これらの吸入剤は公知の方法に準じて製造される。
例えば、 吸入用液剤の場合には、 防腐剤 (塩ィヒベンザルコユウム、 パラべ ン等) 、 着色剤、 緩衝化剤 (リン酸ナトリウム、 酢酸ナトリウム等) 、 等張 化剤 (塩化ナトリウム、 濃グリセリン等) 、増粘剤 (カリボキシビュルポリ マー等) 、 吸収促進剤などを必要に応じて適宜選択して調製される。
吸入用粉末剤の場合には、 滑沢剤 (ステアリン酸おょぴその塩等) 、 結合 剤 (デンプン、 デキストリン等) 、 賦形剤 (乳糖、 セルロース等) 、 着色剤、 防腐剤 (塩化ベンザルコユウム、 パラベン等) 、 吸収促進剤などを必要に応 じて適宜選択して調製される。
吸入用液剤を投与する際には通常噴霧器 (アトマイザ一、 ネブライザ一) が使用され、 吸入用粉末剤を投与する際には通常粉末薬剤用吸入投与器が使 用される。
非経口投与のための注射剤としては、 溶液、 懸濁液、 乳濁液および用時溶 剤に溶解または懸濁して用いる固形の注射剤を包含する。 注射剤は、 ひとつ またはそれ以上の活性物質を溶剤に溶解、 懸濁または乳化させて用いられる。 溶剤として、 例えば注射用蒸留水、 生理食塩水、 植物油、 プロピレングリコ 一ノレ、 ポリェチレングリコ一ノレ、 ェタノ一ノレのようなァノレコーノレ類等およぴ それらの組み合わせが用いられる。 さらにこの注射剤は、 安定剤、 溶解補助 剤 (ダルタミン酸、 ァスパラギン酸、 ポリソルベート 8 0 (登録商標) 等) 、 懸濁化剤、 乳化剤、 無痛化剤、 緩衝剤、 保存剤等を含んでいてもよい。 これ らは最終工程において滅菌するか無菌操作法によって製造される。 また無菌 の固形剤、 例えば凍結乾燥品を製造し、 その使用前に無菌化または無菌の注 射用蒸留水または他の溶剤に溶解して使用することもできる。
非経口投与のためその他の組成物としては、 ひとづまたはそれ以上の活性 物質を含み、 常法により処方される直腸内投与のための坐剤および膣内投与 のためのペッサリー等が含まれる。
また、 透析患者に投与する場合は、 透析時に、 上記注射剤を投与すること
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もできる。
[発明の効果]
£卩4ァゴ二ストは、 カリウムの排泄を促進するので、 高カリウム血症の予 防および Zまたは治療薬として有用である。 さらに、 選択的な E P4ァゴニス トを用いれば、 塩素イオン分泌を引き起こさないため、 下痢等の副作用のな い高力リゥム血症の予防および Zまたは治療剤となり、 有用である。 図面の簡単な説明
図 1は、 PGE2 ¾による短絡電流 (Isc) の変化を表す図である。
図 2は、 PGE2添加による短絡電流 (1 ) の変化を、 トランジェント相 とサステインド相に分け、それぞれにおける短絡電流(I )の変化量(AIsc) と PGE2の濃度との関係を表すグラフである。
図 3は、 化合物 1 ( ( { 3— [ ( (1 R, 2 S, 3 R) — 3—ヒドロキシ 一 2— { (I E, 3 S) — 3—ヒ ドロキシ一 4一 [3— (メ トキシメチル) フエ-ル] ブター 1一ェニル } — 5—ォキソシクロペンチル) スルファニル] プロピル } スルファニル) 酢酸) を添加した場合の短絡電流 α^) の変化を 表す図である。
図 4は、 化合物 1を添加した場合のトランジェント相における短絡電流
(Isc) の変化量 (ΔΙ ) を、 PGE2を添加した場合のそれと比較したダラ フである。
図 5は、化合物 1を添加した場合のサスティンド相における短絡電流(1 ) の変化量( Δ Isc)を、 P G E 2を添加した場合のそれと比較したグラフである。 発明を実施するための最良の形態
E p4ァゴニストが本発明の効果を示すことは、.以下の実験によって証明さ れた。 なお、 本発明は以下に示す実施例に限定されるものではない。
[生物学的実施例]
実施例 1 :ュッシングチヤンバーを用いたモルモット大腸ィオン輸送測定系 (1-1) 組織サンプルの調製
自由飲水、 自由摂餌下で飼育した雄性ハートレイ系モルモット (体重 400 〜800g、 日本 SLC) を気絶後、 放血致死させた。 開腹後、 遠位大腸を摘出 し、 クレプス一リンガー液 (117.0mM NaCl, 4.7mM KC1, 1.2mM MgCl2, 1.2mM NaH2P04, 25.0mM NaHCOa, 2.5mM CaCl2) ll.OmM glucose) を用 いて組織を洗浄後、 腸間膜との接合部に沿って切開した。 切開した腸管は、 シリコンラバーを敷いたシャーレに粘膜側を下にしてピンで固定した。 氷冷 したクレプス一リンガー液をシャーレに加えつつ、 実体顕微鏡下、 眼科用剪 刀を用いて、 筋層間神経叢、 縦筋層および輪筋層を除去することにより、 粘 膜下神経節と粘膜を含む組織サンプルを得た。
(1-2) ュッシングチャンバ一を用いた短絡電流測定系の構築
実施例 1一 1で調製した組織サンプルを、横断面の面積が 0.64 c m 2になる ようにュッシングチャンパ一にセットし、 粘膜側と漿膜側それぞれの槽を混 合ガス (酸素:二酸化炭素 = 95 : 5) で通気したクレブスーリンガー液 (p H7.2-7.4S 1 OmL) で満たした。 なお、 チャンバ一の各槽は、 †亘温槽と回 路を形成させておき、 試験中は 37°Cに加温したクレブスーリンガー液を絶 えず循環させるようにした。
粘膜側と漿膜側の電位差 (PD) は、 クレプス寒天橋を用い、 一対の銀— 塩化銀 (Ag - AgCl) 電; f にて測定した。 さらにもう一対の銀一塩化銀電極と 電圧固定装置 (SS- 1335、 日本光電工業 (株) ) を用いて短絡電流 (Isc) を 流し、 PDが OmVになるように調製した。 組織伝導性 (69 は、 PDを 1 OmVにするために必要な電流量によって決定した。 なお、 短絡電流の測定 は、 チャートレコーダー (Recti- Horitz-8K、 日キ電気三栄 (株) ) および M a c/L a bシステム (AD Instruments) を用いて行った。
(1 -3) 前処理
神経細胞による影響と、 内因性のプロスタグランジン産生による影響とを 除くため、 テトロドトキシン (10一6 molL) を漿膜側の槽 (以下、 漿膜槽と いう。 ) に加え、 さらに 1 0分後、 ピロキシカム (1 0— 5mol/L) を同槽に加 えた。 短絡電流 (Isc) がプラトーに達するのを確認した後に、 以下の実験を 行った。
(1 -4) EP4ァゴニス トの作用の検討
EP4ァゴニストの作用は、 各種濃度の EP4ァゴエストを漿膜槽に加え、 短絡電流 (1 の変化を 1 0分間計測することにより行った。
なお、対照としては、 PGE2を、 EP4ァゴニストとしては、 ({ 3— [( (1 R, 2 S, 3 R) ー3—ヒドロキシ一 2— { (1 E, 3 S) _ 3—ヒドロキ シー 4一 [3 - (メ トキシメチル) フエュル] ブタ一 1一ェニル } 一 5—ォ キソシクロペンチル) スルファニル] プロピル } スルファ -ル) 酢酸(以下、 化合物 1と略記することがある。 ) を用いた。
[結果]
PGE2¾¾¾による短絡電流 (Isc) の変化を図 1に示した。 PGE2は、 1 0一8〜 1 0— 7mol/Lでは Iscの減少を、 1 0— 6mol/Lでは Iscの一過性の増加 を、 10— 5mol/Lでは短絡電流(Isc)の二相性 [トランジェント相(Transient Phase) 、 サステインド相 (Sustained Phase) ] の変化を促した。 短絡電流 (Isc) の減少は、 カリウムの分泌を示すため、 PGE2は、 低濃度において は力リゥムの分泌を促進するという結果が得られた。
この短絡電流(1 ) の変化を、 PGE2添加後の Iscと PGE2添加前の Isc との差を求めることにより、 変化量 (ΔΙ ) として算出し、 それと PGE2 の濃度との関係を図 2に示した。
同様に、 EP4ァゴュス トである化合物 1を添加した場合の短絡電流 (1 ) の変化を図 3に、 トランジェント相における変化量 (Alsc) と化合物 1およ
び PGE2の濃度との関係を図 4に、 サステインド相における変化量 (ΔΙ ) と化合物 1および P G E 2の濃度との関係を図 5に示した。
EP4ァゴニス トである被験ィ匕合物の添加によって、 低濃度の PGE2を添 加した場合と同様に短絡電流 (1 ) の減少が観察されたことから、 EP47 ゴニストはカリウム分泌を促進する作用を有していることがわかった。
なお、 低濃度の PGE2による短絡電流 (1^) の減少は、 EP4アンタゴニ ストによって拮抗されることも確認した。
以上の結果から、 このカリウム排泄を促進する作用は、 この化合物にだけ 見られる作用ではなく、 EP4ァゴ-ス ト作用を有する化合物であれば、 すべ てこの作用を有することが予期できる。
製剤例 1 :錠剤
( { 3 - [ ( (1 R, 2 S, 3 R) — 3—ヒドロキシ一 2— { (1 E, 3 S) —3—ヒドロキシー 4— [3— (メ トキシメチル) フエェノレ] プタ一 1 —ェニノレ } — 5—ォキソシクロペンチノレ) スノレファ-ノレ] プロピノレ) スノレフ ァニル) 酢酸 (30mg) のエタノール溶液 (100ml) 溶液、 ステアリ ン酸マグネシウム (l O O Omg) 、 二酸化ケイ素 (200mg) 、 タルク (10 Omg) 、 線維素グリコール酸カルシウム (2000mg) を常法に より混合し、 乾燥後、 微結晶セルロース (50.0 g) を加え、 全量を 100 gとし、 均一になるまで良く混合した後、 常法により打錠し、 1錠中に 30 μ gの活性成分を含有する錠剤 1000錠を得た。
製剤例 2 :注射剤
( { 3 - [ ( (1 R, 2 S, 3R) — 3—ヒドロキシ一 2— { (1 E, 3 S) —3—ヒドロキシー 4— [3— (メ トキシメチル) フエニル] ブタ一 1 —ェュノレ } 一 5—ォキソシクロペンチノレ) スノレファニノレ] プロピノレ} ス /レフ ァニル) 酢酸 (5mg) の a—シクロデキストリン包接化合物 (6 Omg) を注射用蒸留水 (3000ml) に溶解し、 溶液をメンブランフィルターで
滅菌濾過した後、 5ml用量の注射用アンプルに 3mlずつ注入して、 1ァ ンプル中に、 5 μ gの活性成分を含有する注射剤 (1000アンプル) を得 た。 産業上の利用可能性
EP4ァゴニストは以下の点で医薬品として有用である。 例えば、 EP47 ゴエストは、 カリゥムの排泄を促進するので、 高力リゥム血症の予防および ノまたは治療薬として有用である。 また、 選択的な EP4ァゴニストを用いれ ば、 副作用のない高カリウム血症の予防および Zまたは治療剤となり、 有用 である。 さらに、 E P4ァゴュストを用いれば、 高カリウム血症の種々の症状 (例えば、 感覚異常、 知覚異常、 脱力感、 筋麻痺、 悪心、 嘔吐、 腹痛、 下痢、 不整脈、 房室ブロック、 心室細動、 心房細動、 心停止、 呼吸停止おょぴ Zま たは呼吸困等) 改善剤として有用である。 EP4ァゴ-ストは、 カリウムの排 泄を促進するので、腎に障害があり、カリウムを尿中に排泄できない患者(特 に、 腎不全患者等) に有用である。