WO2005109217A1

WO2005109217A1 - デバイスドライバの提供方法、情報機器、及び周辺機器

Info

Publication number: WO2005109217A1
Application number: PCT/JP2005/008554
Authority: WO
Inventors: Makoto Tomizu
Original assignee: Kyocera Corporation
Priority date: 2004-05-07
Filing date: 2005-04-28
Publication date: 2005-11-17
Also published as: JP2005321907A; US20080141284A1

Abstract

外部インターフェースを備えた情報機器に、前記外部インターフェースを介して接続される周辺機器のデバイスドライバを提供するデバイスドライバの提供方法であって、前記外部インターフェースを介して前記周辺機器が前記情報機器に接続されると、前記情報機器は、当該情報機器内のオペレーティングシステムに関する情報を、前記周辺機器に送信する第１ステップと、前記周辺機器は、受信したオペレーティングシステムに関する情報に対応するデバイスドライバが前記周辺機器内に格納されているか否かを判断する第２ステップと、前記デバイスドライバが格納されていると判断されると、前記周辺機器は、前記デバイスドライバを前記情報機器に送信する第３ステップとを含む。

Description

デバイスドライバの提供方法、情報機器、及び周辺機器

技術分野

本発明は、外部インターフェースを介して接続された情報機器と周辺機器との間でデバイスドライバの提供を行うデバイスドライバの提供方法に関する。また、このデバイスドライバの提供方法に対応する情報機器及ぴ周辺機器に関する。

明背景技術

書

近年、パソコン（パーソナルコンピュータ）等の情報機器において、外部インタ一フェースを備え、このインターフェースを介して周辺機器と接続可能なものがある。

このような情報機器では、例えば、デジタルカメラと接続することでデジタル力メラ内に記憶してある画像データを情報機器側に転送したり、プリンタに接続することで情報機器内に記憶している画像データやテキストデータをプリンタから出力したり、といった使い方ができる。

例えば、特開 2003— 241867号公報には、パソコン等の情報機器と周辺機器（携帯端末）を通信ケーブルで接続し、互いにデータ伝送を行うことが開示されている。

しかしながら、上記公報に記載のように、情報機器と周辺機器とを通信ケーブルを介してデータ伝送を行うには、周辺機器のデバイスドライバを情報機器にインストールして、周辺機器を情報機器に正しく認識させた上で適切な手順でデータ伝送を行えるようにする必要がある。

従来、周辺機器のデバイスドライバを情報機器にインストールするには、周辺機器と同梱されている FDD (フロッピー（R) ディスク： F 1 o p p y (R) D i s k) や CD— ROM (シーディーロム： C omp a c t D i s c— R e a d On l y Memo r y) 等のメディア内に格納されているデバイスドライバを、ユーザーが自らマニュアル操作で情報機器にインストールする必要があった。

ところが、デバイスドライバには対応するオペレーティングシステムが決まっており、情報機器内のオペレーティングシステムに対応するデバイスドライバをインストールする必要がある。

し力、し、ユーザーがマニュアル操作でインストールする際、ユーザーが誤って情報機器内のオペレーティングシステムに対応していない不適切なデバイスドライバをインストールしてしまい、その結果、情報機器が周辺機器を正しく認識しなかつたり、誤動作を起こしたり、といった危険性があった。

また、ユーザーが情報機器内のオペレーティングシステムの種類を誤解していたために、誤ったデバイスドライバをインストールしてしまい、その結果、情報機器が周辺機器を正しく認識しなかったり、誤動作を起こしたり、といった危険性もあつた。

そこで、本発明の課題は、情報機器のオペレーションシステム（OS) に対応する周辺機器のデバイスドライバを確実に情報機器にインストールさせることができるようにすることである。発明の開示

上記課題を解決する、本発明のデバイスドライバの提供方法、情報機器、及び周辺機器の要旨は、下記（1 ) 〜（1 2 ) である。

( 1 ) 外部インターフェースを備えた情報機器に、前記外部インターフェースを介して接続される周辺機器のデバイスドライバを提供するデバイスドライバの提供方法であって、

前記外部インターフェースを介して前記周辺機器が前記情報機器に接続されると、前記情報機器が、当該情報機器内のオペレーティングシステムに関する情報を、前記周辺機器に送信する第 1ステップと、前記周辺機器が、受信したオペレーティングシステムに関する情報に対応するデバイスドライバが前記周辺機器内に格納されているか否かを判断する第 2ステップと、前記デバイスドライバが格納されていると判断されると、前記周辺機器が、前記デバイスドライバを前記情報機器に送信する第 3ステップとを含むことを特徴とする。

( 2 ) 外部インターフェースを備えるとともに周辺機器のデバイスドライバが格納された情報機器に、前記外部インターフェースを介して接続される周辺機器のデバイスドライバを提供するデバイスドライバの提供方法であって、

前記外部ィンターフェースを介して前記周辺機器が前記情報機器に接続されると、前記情報機器が、当該情報機器内のオペレーティングシステムに関する情報と予め格納されたデバイスドライバのバージョンに関する情報を、前記周辺機器に送信する第 1ステップと、前記周辺機器が、受信したオペレーティングシステムに関する情報に対応し、かつ、受信したデバイスドライバのバージョンよりも新しいバージョンのデバイスドライバが前記周辺機器内に格納されているか否かを判断する第 2 ステップと、

受信したオペレーティングシステムに関する情報に対応し、かつ、受信したデバイスドライバのバージョンよりも新しいバージョンのデバイスドライバが格納されていると判断されると、前記周辺機器が、前記デバイスドライバを前記情報機器に送信する第 3ステップとを含むことを特徴とする。

( 3 ) 外部インターフェースを備えた情報機器に、前記外部インターフェースを介して接続される周辺機器のデバイスドライバを提供するデバイスドライバの提供方法であって、

前記外部ィンターフェースを介して前記周辺機器が前記情報機器に接続されると、前記周辺機器が、当該周辺機器内に格納されているデバイスドライバに対応するォペレ一ティングシステムに関する情報を、前記情報機器に送信する第 1ステップと、前記情報機器が、受信した前記オペレーティングシステムに関する情報と前記情報機器内のオペレーティングシステムとが一致するか否かを判断する第 2ステップと、受信した前記オペレーティングシステムに関する情報と前記情報機器内のオペレーティングシステムとが一致すると判断されると、前記情報機器が、対応するデバイスドライバの送信を前記周辺機器に要求する第 3ステップと、前記周辺機器が、前記送信要求に応答して対応するデバイスドライバを前記情報機器に送信する第 4ステツプとを含むことを特徴とする。 ( 4 ) 外部インターフェースを備えるとともに周辺機器のデバイスドライバが予め格納された情報機器に、前記外部インターフェースを介して接続される周辺機器のデバイスドライバを提供するデバイスドライバの提供方法であって、

前記外部インターフェースを介して前記周辺機器が前記情報機器に接続されると、前記周辺機器が、当該周辺機器内に格納されているデバイスドライバに対応するォペレ一ティングシステムに関する情報とともに当該デバイスドライバのバージョンに関する情報を、前記情報機器に送信する第 1ステップと、前記情報機器が、受信した前記オペレーティングシステムに関する情報と一致し、かつ、受信したデバイスドライバのバージョンよりも予め格納されたデバイスドライバのバージョンのほうが新しいか否かを判断する第 2ステップと、受信した前記オペレーティングシステムに関する情報と一致し、かつ、受信したデバイスドライバのバージョンよりも予め格納されたデバイスドライバのパージヨンのほうが新しいが新しいと判断されると、前記情報機器が、前記周辺機器に対してデバイスドライバの送信要求を送信する第 3ステップと、

前記周辺機器が、前記送信要求に応答して対応するデバイスドライバを前記情報機器に送信する第 4ステップとを含むことを特徴とする。

( 5 ) 外部インターフェースを介して周辺機器と接続可能な情報機器であって、前記周辺機器が接続されると、前記情報機器のオペレーティングシステムに関する情報を、前記周辺機器に送信する送信手段と、前記オペレーティングシステムに関する情報に対応したデバイスドライバが前記周辺機器から送信されると、当該デバイスドライバを受信する受信手段とを有することを特徴とする。

( 6 ) 外部インターフェースを介して周辺機器と接続可能であるとともに周辺機器のデバイスドライバが予め格納されている情報機器であって、 '- 前記周辺機器が接続されると、前記情報機器のオペレーティングシステムに関する情報とともに、前記デバイスドライバのバージョンに関する情報を、前記周辺機器に送信する送信手段と、前記オペレーティングシステムに関する情報とデバイスドライバのバージョンに関する情報に基づいて、当該デバイスドライバを受信する受信手段とを有することを特徴とする。 ( 7 ) 外部インターフェースを介して周辺機器と接続可能な情報機器であって、前記周辺機器と接続されると、前記周辺機器から、当該周辺機器内に格納されたデバイスドライバが対応しているオペレーティングシステムに関する情報を受信する受信手段と、当該信手段により受信したオペレーティングシステムに関する情報が、前記情報機器のオペレーティングシステムと一致するか否かを判断する判断手段と、前記判断手段にて一致すると判断されると、デバイスドライバの送信を前記周辺機器に要求する送信手段と、を有し、前記受信手段はさらに、前記送信要求に応答して前記周辺機器から送信されるデバイスドライバを受信することを特徴とする。

( 8 ) 外部ィンターフェースを介して周辺機器と接続可能であるとともに周辺機器のデバイスドライバが予め格納されている情報機器であって、

前記周辺機器と接続されると、前記周辺機器から、当該周辺機器内に格納されたデバイスドライバが対応しているオペレーティングシステムに関する情報とともに、前記周辺機器に格納されているデバイスドライバのバージョンに関する情報を受信する受信手段と、当該信手段により受信したオペレーティングシステムに関する情報が、前記情報機器のオペレーティングシステムと一致し、且つ予め格納されているデバイスドライバのバージョンよりも受信したデバイスドライバのバージョンのほうが新しいか否かを判断する判断手段と、前記判断手段にて新しいと判断されると、デバイスドライバの送信を前記周辺機器に要求する送信手段と、を有し、前記受信手段はさらに、前記送信要求に応答して前記周辺機器から送信されるデバイスドライバを受信することを特徴とする。

( 9 ) デバイスドライバが格納された格納手段を有し、外部インターフェースを介して情報機器と接続可能な周迈機器であって、

前記情報機器と接続されると、前記情報機器から送信された当該情報機器のォペレ一ティングシステムに関する情報を受信する受信手段と、該受信手段により受信した情報に対応するデバイスドライバが前記格納手段に格納されているか否かを判断する判断手段と、該判断手段にて格納されていると判断されると、前記情報に対応するデバイスドライバを前記情報機器に送信する送信手段とを有することを特徴とする。 ( 1 0 ) デバイスドライバが格納された格納手段を有し、外部インターフェースを介して情報機器と接続可能な周辺機器であつて、

前記情報機器と接続されると、前記情報機器から送信された当該情報機器のォペレ一ティングシステムに関する情報及び情報機器に格納されているデバイスドライバのバージョンに関する情報を受信する受信手段と、該受信手段により受信したオペレーティングシステムに関する情報に対応し、且つ受信したデバイスドライバのバージョンょりも新しいバージョンのデバイスドライバが前記格納手段に格納されているか否かを判断する判断手段と該判断手段にて格納されていると判断されると、新しいバーシヨンの前記デバイスドライバを情報機器に送信する送信手段とを有することを特徴とする。

( 1 1 ) デバイスドライバが格納された格納手段を有し、外部インターフェースを介して情報機器と接続可能な周辺機器であって、

前記情報機器と接続されると、前記格納手段に格納されているデバイスドライバが対応しているオペレーティングシステムに関する情報を、前記情報機器に送信する送信手段と、前記情報機器から送信されたデバイスドライバの送信要求を受信する受信手段と、を有し、前記送信手段は、前記受信手段が受信した送信要求に対応するデバイスドライバを前記情報機器に送信することを特徴とする。

( 1 2 ) デバイスドライバが格納された格納手段を有し、外部インターフェースを介して情報機器と接続可能な周辺機器であって、

前記情報機器と接続されると、前記格納手段に格納されているデバイスドライバが対応しているオペレーティングシステムに関する情報とともに、前記デバイスドラィバのバーシヨンに関する情報を、前記情報機器に送信する送信手段と、前記情報機器から送信されたデバイスドライバの送信要求を受信する受信手段と、を有し、前記送信手段は、さらに前記受信手段が受信した送信要求に対応するデバイスドラィバを前記情報機器に送信することを特徴とする。

上述の（1 ) 〜（1 2 ) の本発明によれば、情報機器のオペレーションシステム (OS) に対応する周辺機器のデバイスドライバを確実に情報機器にィンストールさせることができる。図面の簡単な説明

図 1は、本発明に係る情報機器と周辺機器とを示すプロック図である。

図 2は、本発明に係る周辺機器が格納しているテーブルを示す図である。

図 3は、本発明の第 1の実施形態におけるデバイスドライバの提供方法を示すフロ一チャートである。

図 4は、本発明に係る情報機器におけるエラ一通知の一例を示す図である。

図 5は、本発明の第 2の実施形態におけるデバイスドライバの提供方法を示すフロ一チヤ一トである。

図 6は、本発明の第 3の実施形態におけるデバイスドライバの提供方法を示すフロ一チヤ一トである。

図 7は、本発明の第 4の実施形態におけるデバイスドライバの提供方法を示すフロ一チャートである。

なお、図中の符号、 100はパソコン、 101は USBインターフェース、 10 2は格納部、 103は制御部、 104は OS (オペレーティングシステム）、 10 5はドライバ、 106は表示部、 200は携帯電話機、 201は U SBインターフェ一ス、

202は格納部、 203は制御部、 204はドライバである。発明を実施するための最良の形態

以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。

<第 1の実施形態 >

図 1は、本発明の情報機器として US Bインターフェース 101を備えるパソコン 100と、周辺機器として US Bインターフェース 201を備える携帯電話機 20 0とを接続して使用する例を示している。

ノソコン 100は、 U S Bインターフェース 101、メモリ等の格納部 102、モ二ター等の表示部 106、及び制御部 103を有している。

US Bインターフェース 101は、高速なデータ伝送が可能な US B (Un i v e r s a l S e r i a l B u s ) 規格準拠のシリアル通信インタフェースである。例えば、 USB 1. 1 (USB仕様書 R e v. 1. 1 1 998. 9. 23 ) 規格準拠の U S Bインタフェースであれば、フルスピードシグナリング■モードで最大毎秒 12メガビットのデータ通信が可能である。

格納部 102は、パソコン 100の設定項目や初期動作に関するデータのほか、ュ一ザ一が保存した各種データを格納するメモリ領域である。

この格納部 102には、パソコン 100内の基本ソフトウエアであるオペレーテイングシステム（以後、 OSと略称する） 104が格納されている OS格納領域 1 02 aと、周辺機器のデバイスドライバ（以後、ドライバと略称する）を格納するドライバ格納領域 102 bとが確保されている。

このドライバ格納領域 102 bに格納されたドライバは、ユーザーが行う所定の操作、又は後述するインストール処理により情報機器 100内にインストールされるようになっている。

制御部 103は、 US Bインターフェース 101、格納部 102、及び表示部 10 6を制御する。

携帯電話機 200は、 USBインターフェース 201、格納部 202、及び制御部 203を有している。

U SBインターフェース 201は、パソコン 100に備わる US Bインターフエ一ス同様、 US B規格準拠のシリアル通信インターフェースである。

格納部 202は、携帯電話機 200の設定項目や初期動作に関するデータのほか、ユーザーが保存した各種データを格納するメモリー領域である。この格納部 202 には、携帯電話機 200を外部機器に認識させるためのドライバ 204が格納されているドライバ格納領域 202 aが確保されている。

ここで、ドライバ格納領域 202 a内では、ドライバ 204とともにドライバ 20 4のバージョンを示す情報とドライバ 204が対応している OSを示す情報とが対応付けられて格納されており、例えば、図 2に示すようなテーブル Tの形で整理されて格納されている。テーブル Tによると、ドライバ 204のバージョンは 1. 0 2であり、「OS 2002X」という OSに対応することが示されている。次に、図 3に基づいて、本実施形態における、携帯電話機 200のドライバ 20 4をパソコン 100に提供する手順について説明する。

まず、周辺機器のドライバを情報機器にインストールする（周辺機器を使用できる状態にする）際、 US Bケーブル 300を用いてパソコン 100と携帯電話機 2 00とを接続すると、ノ、。ソコン 100は、自機内の OS 104を示す情報を携帯電話機 200に送信する（S 1) 。

OS 104に関する情報を受信した携帯電話機 200は、当該情報とテープ Λ^Τ とに基づいて、ドライバ 204が O S 104に対応しているか否力すなわち、 Ο S 104)^ 「OS 2002X」と一致するか否かを判断する（S 2) 。

S 2にて、ドライバ 204が OS 104に対応していると判断されると、パソコン 100に対するレスポンスとしてドライバ 204を設定し (S 3) 、パソコン 1 00に送信する（S 4) 。

一方、 S 2にて、ドライバ 204が O S 104に対応していないと判断されると、パソコン 100に対するレスポンスとしてエラー報告を設定し（S 5) 、パソコン 1,00に送信する（S 4) 。

携帯電話機 200からのレスポンスを受信したパソコン 100は、当該レスポンスの中身がドライバ 204であれば、ドライバ 204をドライバ格納領域 102 b に格納し、自機内にインストールする（S 6， S 7) 。

一方、レスポンスの中身がエラー報告であれば、パソコン 100は、例えば、図 4に示すような表示を表示部 106に表示する等して、携帯電話機 200が使用不可（ドライバがインストールできない）である旨の通知をユーザーに行う（S 6, S 8 ) 。 "

以上のように、まず、パソコン 100から自機内の OS 104を示す情報を携帯電話機 200に送信し、携帯電話機 200側で格納しているドライバ 204が O S 104に対応している場合にのみ、当該ドライノ 204をパソコン 100に送信するようにしたことにより、ユーザーが誤って OS 104に対応しない不適切なドラィバをィンストールしてしまいドライバと O Sの不整合による誤動作が発生するという危険性を払拭することができ、その結果、安全にドライバのインストールを行うことができる。

また、ユーザーがマニュアル操作で、携帯電話機 200に同梱されている FDD や CD— ROM等のメディアからドライバをインストールする必要がないので、煩雑性を低減することができる。

<第 2の実施形態 >

本発明の第 2の実施形態は、第 1の実施形態の応用例で、パソコン 100には予め携帯電話機 200のドライバ 105が格納されており、当該ドライバ 105がドラィパ格納領域 102 bに格納されている。

図 5に基づいて、本実施形態における、携帯電話機 200のドライバ 204をパソコン 100に提供する手順について説明する。

まず、周辺機器のドライバを情報機器にインストールする（周辺機器を使用できる状態にする）際、 US Bケーブル 300を用いてパソコン 100と携帯電話機 20 0とを接続すると、ノソコン 100は、自機内の OS 104を示す情報とともにドライバ格納領域 102 bに格納されているドライバ 105のバージョンを示す情報を携帯電話機 200に送信する（ S 9 ) 。

OS 104を示す情報とともにドライバ 105のバージョンを示す情報を受信した携帯電話機 200は、当該両情報とテーブル Tとに基づいて、まず、ドライバ 2 04が OS 104に対応しているか否か、すなわち、 OS 104カ「OS 2002 X」と一致するか否かを判断し（S 10) 、 S 10にてドライバ 204が OS 10 4に対応していると判断されると、続いて、ドライバ²04のバージョンがドライバ 105のバージョンよりも新しいか否かを判断する（S 1 1) 。

S 11にて、ドライバ 204のバージョンのほうが新しいと判断されると、パソコン 100に対するレスポンスとしてドライバ 204を設定し（S 12) 、バソコン 100に送信する（S 1 3) 。

—方、 S 10にて、ドライバ 204が OS 104に対応していないと判断されると、パソコン 100に対するレスポンスとして第 1エラー報告を設定し（S 14) 、パソコン 100に送信する（S 1 3) 。

また、 S 10にて、ドライバ 204が OS 104に対応してはいるが、 S 1 1にて、ドライバ 105のバージョンのほうが新しいと判断されると、パソコン 100 に対するレスポンスとして第 2エラー報告を設定し（S 15) 、パソコン 100に送信する（S 13) 。

携帯電話機 200からのレスポンスを受信したパソコン 100は、当該レスボンスの中身がドライバ 204であれば、ドライバ 204をドライバ格納領域 102 b に格納し、自機内にインストールする（S 16, S 17) 。

一方、レスポンスの中身が第 1エラー報告であれば、パソコン 100は、例えば、図 4に示すような表示を表示部 106に表示する等して、携帯電話機 200が使用不可（ドライバがインストールできない）である旨の通知をユーザーに行う（S 1 8， S 1 9) 。

また、レスポンスの中身が第 2エラー報告であれば、パソコン 100は、予めドライパ格納領域 102 bに格納されているドライバ 105をインストールし、使用する（S 18， S 20) 。

以上のように、まず、ノソコン 100が自機内の OS 104とともに自機内に格納しているドライバ 105のバージョン情報を携帯電話機 200に送信し、携帯電話機 200が格納しているドライバ 204が OS 104に対応して、かつ、ドライバ 204のバージョンがドライバ 105よりも新しいバージョンである場合のみ、当該ドライバ 204をパソコン 100に提供するようにしたことにより、敢えて古いバージョンのドライバを携帯電話機 200力ら受信することなく、パソコン 10 0側で格納しているドライバと携帯電話機 200側で格納しているドライバのうち新しいほう使用することができる。

ぐ第 3の実施形態 > ―

本発明の第 3の実施形態では、まず、携帯電話機 200側からパソコン 100に対して、携帯電話機 200側で格納しているドライバ 204の情報を送信する。

図 6に基づいて、本実施形態における、携帯電話機 200のドライバ 204をパソコン 100に提供する手順について説明する。

まず、周辺機器のドライバを情報機器にインストールする（周辺機器を使用できる状態にする）際、 USBケーブル 300を用いてパソコン 100と携帯電話機 2 00とを接続すると、携帯電話機 200は、自機内に格納しているドライバ 204 が対応している OSを示す情報として、図 2に示すようなテーブル Tをパソコン 1 00に送信する（S 21) 。

テーブル Tを受信したパソコン 100は、テーフレ Tを参照し、ドライバ 204 が自機内の OS 104に対応しているか否かを判断し（S 22) 、 S 22にてドラィバ 204が OS 104に対応していると判断されると、パソコン 100はドライバの送信要求を携帯電話機 200に送信する（S 23) 。

ドライバの送信要求を受信した携帯電話機 200は、ドライバ 204をパソコン 100に送信する（S 24) 。ドライバ 204を受信したパソコン 100は、ドラィパ格納領域 102 bにドライバ 204を格納し、自機内にインストールする（S 25) 。一方、 S 22にて、ドライバ 204が OS 104に対応していないと判断されると、ノソコン 100は、例えば、図 4に示すような表示を表示部 106に表示する等して、携帯電話機 200が使用不可である旨の通知をユーザーに行う

(S 26) 。

以上のように、まず、携帯電話機 200から自機内に格納しているドライバ 20 4が対応している OSを示す情報を送信し、当該ドライノ 204がパソコン 100 内の OS 104に対応していると判断された場合にのみ、ドライバ 204をバソコン 100に提供するようにしたことにより、ユーザーが誤って OS 104に対応しない不適切なドライバをインストールしてしまいドライバと〇Sの不整合による誤動作が発生するという危険性を払拭することができ、その結果、安全にドライバのインストールを行うことができる。

―また、ユーザがマ-ユアル操作で、携帯電話機 200に同; ffiされている F DD や CD— ROM等のメディアからドライバをインストーノレする必要がないので、煩雑性を低減することができる。

<第 4の実施形態〉

本発明の第 4の実施形態は、第 3の実施形態の応用例で、ノソコン 100には予め携帯電話機 200のドライバ 105が格納されており、当該ドライバ 105力 Sドライバ格納領域 102 bに格納されている。図 7に基づいて、本実施形態における、携帯電話機 200のドライバ 204をパソコン 100に提供する手順について説明する。

まず、周辺機器のドライバを情報機器にインストールする（周辺機器を使用できる状態にする）際、 US Bケーブル 300を用いてパソコン 100と携帯電話機 2 00とを接続すると、携帯電話機 200は、自機内に格納しているドライバ 204 が対応している OSを示す情報と当該ドライバ 204のバージョンを示す情報として、図 2に示すようなテーブル Tをパソコン 100に送信する（S 27) 。

テーブル Tを受信したパソコン 100は、まず、テーブル Tを参照し、ドライバ 204が自機内の OS 104に対応しているか否かを判断し（S 28) 、 S 28にてドライバ 204が OS 104に対応していると判断されると、続いて、自機内

(ドライバ格納部 102 b) に格納しているドライバ 105のバージョンよりもドライバ 204のバージョンのほうが新しいか否かを判断する（S 29) 。

S 29にて、ドライバ 204のバージョンのほうが新しいと判断されると、パソコン 100はドライバの送信要求を携帯電話機 200に送信する（ S 30 ) 。

ドライバの送信要求を受信した携帯電話機 200は、ドライバ 204をパソコン 100に送信する（S 31) 。

ドライバ 204を受信したパソコン 1◦ 0は、ドライバ格納領域 102 bにドラィバ 204を格納し、自機内にインストールする（S 32) 。

—方、 S 28にて、ドライバ 204が OS 104に対応していないと判断されると、ノソコン 100は、例えば、図 4に示すような表示を表示部 106に表示する等して、携帯電話機 200が使用不可である旨の通知をユーザーに行う（S 3 3) 。 ' また、 S 28にて、—ドライフ 204—が O S 104に対応していると判断されたが、 S 29にて、ドライバ 105のほうがドライバ 204よりも新しいと判断された場合、パソコン 100は、予めドライバ格納領域 102 bに格納されているドライバ 105をインストーノレし、使用する（S 34) 。

以上のように、まず、携帯電話機 200から自機内に格納しているドライバ 20 4が対応している OSを示す情報と、ドライバ 204のバージョンを示す情報を送信し、当該ドライバ 204がパソコン 100内の OS 104に対応して、かつ、ノソコン 1 0 0側に予め格納されているドライバ 1 0 5のバージョンよりもドライノ 2 0 4のバージョンのほうが新しいと判断された場合にのみ、ドライバ 2 0 4をパソコン 1 0◦に提供するようにしたことにより、敢えて古いバージョンのドライバを携帯電話機 2 0 0から受信することなく、パソコン 1 0 0側で格納しているドラィバと携帯電話機 2 0 0側で格納しているドライバのうち新しいほうを使用することができる。

以上、図 1乃至図 7に基づいて、第 1の実施形態乃至第 4の実施形態について説明したが、本発明の実施形態はこれらに限定されるものではなく、本発明の請求項に記載されている技術思想の範囲内において、種々の変更が可能なのはいうまでもない。

すなわち、本発明のパソコンと携帯電話機とは、いわゆる、ホストとデバイスの関係を示したものであるが、携帯電話機をホスト（情報機器）として使用し、パソコンをデバイス（周辺機器）として使用し、携帯電話機内の O Sを示す情報をパソコンとやり取りするようにしてもよい。

また、本発明の情報機器と周辺機器は、それぞれパソコンと携帯電話機に限定されるものではなく、情報機器としては、ワークステーション等の卓上コンピュータ機器や P D A ( P e r s o n a 1 D i g i t a l A s s i s t a n t ) や携帯電話機等の携帯型コミュニケーション機器でもよく、周辺機器としては、プリンタ、スキャナ、デジタルカメラ等の各種データ処理機器でもよい。

また、第 1の実施形態乃至第 4の実施形態では、情報機器が周辺機器からドライバを受信すると、当該ドライバを格納領域に格納して自動的にインストールするよ一 " うになつているが、これに限定されるものではなく、情報機器は受信したドライバを格納領域に格納するだけで、実際のインストール作業はユーザーがマニュアル操作で行うようにしてもよい。

また、第 1の実施形態乃至第 4の実施形態では、周辺機器が格納しているドライバが 1つである例を示したが、これに限定されるものではなく、周辺機器は複数の O Sに対応したドライバや複数のパージヨンのドライバを格納してもよく、この場合、複数のドライバのうちの 1つが情報機器の O Sに対応するか否かを判断すればよい。産業上の利用可能性

(1) 〜（12) の本発明によれば、情報機器のオペレーションシステム（OS) に対応する周辺機器のデバイスドライバを確実に情報機器にインストールさせることができるので、産業上の利用可能性は極めて大きい。

なお、本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではない。

Claims

請求の範囲

1 . 外部インターフェースを備えた情報機器に、前記外部インターフェースを介して接続される周辺機器のデバイスドライバを提供するデバイスドライバの提供方法であって、

前記外部ィンターフェースを介して前記周辺機器が前記情報機器に接続されると、前記情報機器が、当該情報機器内のオペレーティングシステムに関する情報を、前記周辺機器に送信する第 1ステップと、

前記周辺機器が、受信したオペレーティングシステムに関する情報に対応するデバイスドライバが前記周辺機器内に格納されているか否かを判断する第 2ステップと、前記デバイスドライバが格納されていると判断されると、前記周辺機器が、前記デバイスドライバを前記情報機器に送信する第 3ステップと、

を含むことを特徴とするデバイスドライバの提供方法。

2 . 外部インターフェースを備えるとともに周辺機器のデバイスドライバが格納された情報機器に、前記外部ィンターフェースを介して接続される周辺機器のデバイスドライバを提供するデバイスドライバの提供方法であって、

前記外部インターフェースを介して前記周辺機器が前記情報機器に接続されると、前記情報機器が、当該情報機器内のオペレーティングシステムに関する情報と予め格納されたデバイスドライバのバージョンに関する情報を、前記周辺機器に送信する第 1ステップと、

前記周辺機器が、受信したオペレーティングシステムに関する情報に対応し、かつ、受信したデバイスドライバのバージョンよりも新しいバージョンのデバイスドライバが前記周辺機器内に格納されているか否かを判断する第- 2ステップと、

受信したオペレーティングシステムに関する情報に対応し、かつ、受信したデバイスドライバのバージョンょりも新しいバージョンのデバイスドライバが格納されていると判断されると、前記周辺機器が、前記デバイスドライバを前記情報機器に送信する第 3ステップと、

を含むことを特徴とするデバイスドライバの提供方法。

3 . 外部インターフェースを備えた情報機器に、前記外部インターフェースを介して接続される周辺機器のデバイスドライバを提供するデバイスドライバの提供方法であって、

前記外部インターフェースを介して前記周辺機器が前記情報機器に接続されると、前記周辺機器が、当該周辺機器内に格納されているデバイスドライバに対応するォペレ一ティングシステムに関する情報を、前記情報機器に送信する第 1ステップと、前記情報機器が、受信した前記オペレーティングシステムに関する情報と前記情報機器内のオペレーティングシステムとが一致するか否かを判断する第 2ステップと、受信した前記オペレーティングシステムに関する情報と前記情報機器内のオペレーティングシステムとが一致すると判断されると、前記情報機器が、対応するデバイスドライバの送信を前記周辺機器に要求する第 3ステップと、

前記周辺機器が、前記送信要求に応答して対応するデバイスドライバを前記情報機器に送信する第 4ステップと、

を含むことを特徴とするデバイスドライバの提供方法。

4 . 外部インターフェースを備えるとともに周辺機器のデバイスドライバが予め格納された情報機器に、前記外部インターフェースを介して接続される周辺機器のデバイスドライバを提供するデバイスドライバの提供方法であって、

前記外部インターフェースを介して前記周辺機器が前記情報機器に接続されると、前記周辺機器が、当該周辺機器内に格納されているデバイスドライバに対応するォペレ一ティングシステムに関する情報とともに当該デバイスドライバのバージョンに関する情報を、前記情報機器に送信する第 1ステップと、

前記情報機器が、受信した前記オペレーティングシステムに関する情報と一致し、 —かつ、受信したデバイスドライバのバージョンよりも予め格納されたデバイスドラィバのパージョンのほうが新しいか否かを判断する第 2ステップと、

受信した前記オペレーティングシステムに関する情報と一致し、かつ、受信したデバイスドライバのバージョンよりも予め格納されたデバイスドライバのバージョンのほうが新しいが新しいと判断されると、前記情報機器が、前記周辺機器に対してデバイスドライバの送信要求を送信する第 3ステップと、

を含むことを特徴とするデバイスドライバの提供方法。

5 . 外部インターフェースを介して周辺機器と接続可能な情報機器であって、前記周辺機器が接続されると、前記情報機器のオペレーティングシステムに関する情報を、前記周辺機器に送信する送信手段と、

前記オペレーティングシステムに関する情報に対応したデバイスドライバが前記周辺機器から送信されると、当該デバイスドライバを受信する受信手段と、を有することを特徴とする情報機器。

6 . 外部インターフェースを介して周辺機器と接続可能であるとともに周辺機器のデバイスドライバが予め格納されている情報機器であって、

前記周辺機器が接続されると、前記情報機器のオペレーティングシステムに関する情報とともに、前記デバイスドライバのバージョンに関する情報を、前記周辺機器に送信する送信手段と、

前記オペレーティングシステムに関する情報とデバイスドライバのバージョンに関する情報に基づいて、当該デバイスドライバを受信する受信手段と、を有することを特徴とする情報機器。

7 . 外部インターフェースを介して周辺機器と接続可能な情報機器であって、前記周辺機器と接続されると、前記周辺機器から、当該周辺機器内に格納されたデバイスドライバが対応しているオペレーティングシステムに関する情報を受信する受信手段と、

当該信手段により受信したオペレーティングシステムに関する情報が、前記情報機 -器のオペレーテイングシステムと一致するか否かを判断する判断手段と、

前記判断手段にて一致すると判断されると、デバイスドライバの送信を前記周辺機器に要求する送信手段と、を有し、

前記受信手段はさらに、前記送信要求に応答して前記周辺機器から送信されるデバイスドライバを受信することを特徴とする情報機器。

8 . 外部ィンターフェースを介して周辺機器と接続可能であるとともに周辺機器のデバイスドライバが予め格納されている情報機器であって、前記周辺機器と接続されると、前記周辺機器から、当該周辺機器内に格納されたデバイスドライバが対応しているオペレーティングシステムに関する情報とともに、前記周辺機器に格納されているデバイスドライバのバージョンに関する情報を受信する受信手段と、

当該信手段により受信したオペレーティングシステムに関する情報が、前記情報機器のオペレーティングシステムと一致し、且つ予め格納されているデバイスドライバのパージョンょりも受信したデバイスドライバのバージョンのほうが新しいか否かを判断する判断手段と、

前記判断手段にて新しいと判断されると、デバイスドライバの送信を前記周辺機器に要求する送信手段と、を有し、

9 . デバイスドライバが格納された格納手段を有し、外部インターフェースを介して情報機器と接続可能な周辺機器であつて、

前記情報機器と接続されると、前記情報機器から送信された当該情報機器のォペレ一ティングシステムに関する情報を受信する受信手段と、

該受信手段により受信した情報に対応するデバイスドライバが前記格納手段に格納されているか否かを判断する判断手段と、

該判断手段にて格納されていると判断されると、前記情報に対応するデバイスドラィバを前記情報機器に送信する送信手段と

を有することを特徴とする周辺機器。

1-0. デバイスドラィバが格納された格納手段を有し、外部ィンターフェースを介して情報機器と接続可能な周辺機器であって、

前記情報機器と接続されると、前記情報機器から送信された当該情報機器のォペレ一ティングシステムに関する情報及び情報機器に格納されているデバイスドライバのバージョンに関する情報を受信する受信手段と、

該受信手段により受信したオペレーティングシステムに関する情報に対応し、且つ受信したデバイスドライバのバージョンよりも新しいバージョンのデバイスドライバが前記格納手段に格納されているか否かを判断する判断手段と

該判断手段にて格納されていると判断されると、新しいパーシヨンの前記デバイスドライバを情報機器に送信する送信手段と

を有することを特徴とする周辺機器。

1 1 . デバイスドライバが格納された格納手段を有し、外部インターフェースを介して情報機器と接続可能な周辺機器であって、

前記情報機器と接続されると、前記格納手段に格納されているデバイスドライバが対応しているオペレーティングシステムに関する情報を、前記情報機器に送信する送信手段と、

前記情報機器から送信されたデバイスドライバの送信要求を受信する受信手段と、を有し、

前記送信手段は、前記受信手段が受信した送信要求に対応するデバイスドライバを前記情報機器に送信することを特徴とする周辺機器。

1 2 . デバイスドライバが格納された格納手段を有し、外部インターフェースを介して情報機器と接続可能な周辺機器であって、

前記情報機器と接続されると、前記格納手段に格納されているデバイスドライバが対応しているオペレーティングシステムに関する情報とともに、前記デバイスドラィバのバーシヨンに関する情報を、前記情報機器に送信する送信手段と、前記情報機器から送信されたデバイスドライバの送信要求を受信する受信手段と、を有し、

前記送信手段は、さらに前記受信手段が受信した送信要求に対応するデバイスドラィバを前記情報機器に送信することを特徴とする周辺機器。