WO2005098858A1

WO2005098858A1 - ディスクカートリッジ

Info

Publication number: WO2005098858A1
Application number: PCT/JP2005/006991
Authority: WO
Inventors: Takatsugu Funawatari; Susumu Shibagaki
Original assignee: Sony Corporation
Priority date: 2004-04-05
Filing date: 2005-04-05
Publication date: 2005-10-20
Also published as: TWI260003B; JP2005322386A; KR20060132758A; US20060259919A1; EP1734532A4; EP1734532A1; TW200606846A

Abstract

下シェル７と上シェル６とからなるカートリッジ本体２と、カートリッジ本体内に回動可能に収納されると共に光ディスク３を収納したローテーションホイール４と、下シェル７とローテーションホイール４との間に位置して、ローテーションホイール４の回動に連動して第１の開口部２４と第２の開口部４４とを開放する一対のシャッタ板５ａ，５ｂとを備える。第２のシャッタ板５ｂは、支軸６２ａが第１のシャッタ板５ａに設けられた軸孔５４に挿通されることによって第１のシャッタ板５ａに対して回動可能に取り付けられる。第２のシャッタ板５ｂが第１のシャッタ板５ａに取り付けられた状態において、支軸６２ａの先端部は、軸孔５４より大径の係止部６２ｅ，６２ｆが設けられていることから、支軸６２ａが軸孔５４から脱落することを防止する。これにより、カートリッジが外部から衝撃を受けた場合でも、第１のシャッタ板の支軸から第２のシャッタ板が外れにくくすることができる。

Description

明細書ディスクカートリッジ技術分野

本発明は、ディスクの一部を外部に臨ませる開口部を開閉する一対のシャツ夕板の脱落を防止するディスクカートリッジに関する。背景技術

ディスクカートリッジには、特開 2 0 0 3— 1 0 9 3 4 3号公報のようなものがある。この特開 2 0 0 3— 1 0 9 3 4 3号公報のディスク力 ―トリッジは、力一トリッジ本体内にインナ一ロータと一対のシャツタ板とを備え、インナ一ロータの中に光ディスクを収納している。インナ一口一夕は、カートリッジ本体内を回動し、光ディスクの外部に臨ませる開口部がカートリッジ本体の開口部と一致したとき、一対のシャツ夕板がこれらの開口部を開放し収納した光ディスクを外部に臨ませる。この種のディスクカートリッジに用いる光ディスクは、情報信号が極めて高密度に記録されるものであり、従って、信号記録面に塵埃等の異物が付着すると、正確な情報信号の記録や再生を行うことができなくなつてしまう。このため、このディスクカートリッジは、開口部を閉塞するシャッタ機構に一対のシャツタ板を用い、非使用時には二枚のシャツ夕を結合させることで隙間を無くし、力一卜リツジ本体内に異物が浸入しにくい構造となっている。具体的に、このディスクカートリッジの一好のシャッ夕板は、シャッタネ反に設けられた軸孔に支軸を揷通することによってィンナ一ロータの回 ftjに連動して回動するように構成されている。

しかしながら、このディスクカートリッジは、高所から落下されると、衝撃によってカートリッジ本体を構成するシェルや力一トリッジ本体内のィンナ一口一夕ゃシャッ夕板が変形してしまう。支軸に回動可能に取り付けられているシャッタ板が、ディスクカートリッジの構成部材の衝撃による変形によって、支軸から脱落してしまうことがある。また、ィンナ一ロータに形成されている制御突起がシャツ夕板に形成されたカム溝より外れてしまうことがある。シャッ夕板が支軸から脱落した場合や制御突起がカム溝より外れてしまった場合、一対のシャツ夕板は、インナ一口一夕の開口部やカートリッジ本体の開口部を閉塞することができなくなり、カートリツジ本体内への塵埃等の異物の浸入を防止することができなくなってしまう。また、この状態で記録及び又は再生装置に装填されると、シャツ夕が開かず、記録及びノ又は再生装置の.故障の原因ともなってしまう。

また、落下時の衝撃によりディスク力一トリッジの構成部材の変形は、瞬時であり、変形後直ちに復元するため、例えば、シャツタ部材が他の構成部材によって挟まれてしまレ確実に開口部を閉塞していない状態、すなわち隙間が発生した状態が維持されてしまうことがある。この場合にも、発生した隙間から力一トリッジ本体内に塵埃等の異物が浸入してしまうおそれがある。

また、このディスクカートリッジに用いる光ディスクと記録フォーマッ 1、を共通にした小型の光ディスクを用いた小型のディスクカートリツジを提供する場合、単に寸法を小さくすることはできない。これは、記録及び又は再生装置に装填するとき、光ピックアツプの進入する記録再生用の開口部等は、互換性を図るため小さくすることはできず、標準的大きさのディスク力一トリッジの記録再生用の開口部と同じ大きさにしなければならない。したがって、小型のディスクカートリッジでは、開口部の全体に占める割合が大きぐなり、強度的に弱くなり、衝撃時等に変形し易くなる。したがって、このような小型のディスクカートリツジの場合、落下時の衝撃による変形は、特開 2 0 0 3— 1 0 9 3 4 3号公報のディスクカートリッジよりも顕著に現れる。発明の開示

本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、カートリッジが外部から衝撃を受けた場合でも、シャツ夕板が所定の部材から外れ脱落してしまうことを防止し、記録及び又は再生装置の故障を防止すると共に、内部へ塵埃等が侵入することを防止することができる高信頼性のディズクカートリッジを提供することにある。具体的に、本発明の目的は、一方のシャツ夕板の支軸から他方のシャッ夕板が外れにくくする高信頼性のディスク力一トリッジを提供することにある。

. また、本発明の目的は、第 2のシャツ夕板を回動させるローテ一ションホイールの制御突起が第 2のシャツ夕板のカム溝から外れにくくすることで、記録再生を確実に行うことができる高信頼性のディスクカートリッジを提供することにある。

更に、本発明の目的は、第 1のシャツ夕板のローテーションホイ一ルからの脱落を防止することができるディスクカートリツジを提供することにある。

更にまた、本発明の目的は、組み立てが容易で生産性の向上を図ることのできるディスクカートリツジを提供することにある。

本発明に係るディスクカートリツジは、記録及び/又は再生用の第 1 の開口部が形成された下シェルと、この下シェルに付き合わされる上シエルとからなるカートリッジ本体と、上記カートリッジ本体内に回動可能に収納されると共にディスクを収納し、収納したディスクを外部に臨ませる上記第 1の開口部に対応した第 2の開口部が形成されたローテ一ションホイールと、上記下シェルと上記ローテ一ションホイールとの間に位置し、上記ローテ一ションホイールの回動に連動し上記第 1の開口部と上記第 2の開口部とがー致したとき、上記第 1の開口部と上記第 2 の開口部とを開放するシャツ夕機構とを備える。上記シャツ夕機構は、上記一方のシェルに回動可能に取り付けられた第 1のシャツ夕板と、上記第 1のシャッ夕板に回動可能に取り付けられる第 2のシャツ夕板とを有する。一方のシャツ夕板は、この一方のシャツ夕板に設けられた支軸が他方のシャツ夕板に設けられた軸孔に揷通されることによって上記他方のシャツタ板に対して回動可能に取り付けられており、上記支軸の先端部は、上記軸孔より大径の係止部が設けられ、この係止部が軸孔に係止されることによって口一テーションホイール上からの脱落が防止されている。

また、本発明に係るディスクカートリッジは、記録及び/又は再生用の第 1の開口部が形成された下シェルと、この下シェルに突き合わされる上シェルとからなる力一トリッジ本体と、上記力一トリッジ本体内に回動可能に収納されると共にディスクを収納し、収納したディスクを外部に臨ませる上記第 1の開口部に対応した第 2の開口部が形成された口ーテ一ションホイールと、上記下シェルと上記ローテーションホイールとの間に位置し、上記一方のシェルに回動可能に取り付けられた第 1のシャッタ板と上記第 1のシャッ夕板に回動可能に取り付けられる第 2のシャツ夕板とを有し、上記ローテ一ションホイールの回動に連動し上記第 1の開口部と上記第 2の開口部とがー致したとき、上記第 1の開口部と上記第 2の開口部とを開放するシャツ夕機構と、上記ローテーションホイールを上記シャッタ機構が上記第 1及び第 2の開口部を開放する方向に回動付勢する付勢部材とを備える。上記第 1のシャツ夕板は、上記口一テーションホイールからの脱落が第 1の脱落防止機構によって防止されている。また、上記第 2のシャツ夕板は、上記第 1のシャツタ板からの脱落が第 2の脱落防止機構によって防止されていると共に、上記口ーテ一ションホイールからの脱落が第 3の脱落防止機構によって防止されている。図面の簡単な説明

図 1は、本発明を適用したディスク力一トリッジを上シェル側から見た斜視図である。

図 2は、上記ディスクカートリッジを下シェル側から見た斜視図である。

図 3は、上記カートリッジの分解斜視図である。

図 4は、上記ディスク力一トリッジを構成する上シェルの内面側から見た平面図である。

図 5は、上記上シェルの前面側の要部斜視図である。 - m 6は、上記カートリッジを構成する下シェルの内面側から見た平面図である。

図 7は、挿入ガイド溝と挿入ガイドピンとの関係を説明する要部平面図である。

図 8は、ローテーションホイ一ルを光ディスクが収納される面側から見た斜視図である。 '

図 9は、ローテ一ションホイールを下シェル側の面から見た斜視図である。

図 1 0は、口一テ一ションホイールに形成された被操作部を説明する要 ¾5斜視図である。

図 1 1は、シャツタ板の浮き上がり防止機構を説明する要部斜視図である。

図 1 2は、ローテ一ションホイールを一方向に付勢する付勢部材の係止突起を示す要部断面図である。

図 1 3は、シャツ夕板とローテ一ションホイールとを示す斜視図である。

図 1 4は、第 1のシャッタ板の回動支持構造を示す要部断面図である。図 1 5は、第 1のシャツ夕板と第 2のシャッ夕板との関係を示す要部斜視図である。

図 1 6は、第 1のシャッタ板に取り付けられる第 2のシャッタ板の支持構造を示す要部斜視図である。 >

図 1 7は、第 2のシャツ夕板に設けられた回動支持部を示す要部斜視図である。

図 1 8 は、第 2のシャツ夕板と口一テーションホイ一ルとの関係を示す要部斜視図である。

図 1 9 は、シャツタ板が開口部を閉塞した状態を下シヱル及び光ディスクを除いた状態で示す平面図である。

図 2 0 は、シャッタ板が開口部を開放した状態を下シェル及び光ディスクを除いた状態で示す平面図である。

図 2 1 は、ロック機構の分解斜視図である。

図 2 2 は、ローテーションホイールのテーパ部とロック溝との関係を示すローテ一ションホイールの要部断面図である。

図 2 3 は、口ック解除片が臨まされた挿入ガイド溝にロック解除ピンが挿入されていない状態を示す要部断面図である。

図 2 4 は、挿入ガイド溝にロック解除ピンが挿入された状態を示す要部断面図である。

図 2 5 は、揷入ガイド溝とロケーションホールとァライメントホールとの関係を示す平面図である。

図 2 6は、第 1 の開口部を開放した状態を示すディスクカートリッジの斜視図である。

図 2 7は、本発明を適用したディスクカートリツジを上シェル側から見た斜視図である。

図 2 8は、上記ディスク力一トリッジを下シェル側から見た斜視図でめる。

図 2 9は、上記力一卜リッジの分解斜視図である。

図 3 0は、上記ディスク力一トリッジを構成する上シェルの内面側から見た平面図である。

図 3 1は、上記カートリッジを構成する下シェルの内面側から見た平面図である。

図 3 2は、ローテーションホイールを光ディスクが収納される面側から見た斜視図である。

図 3 3は、ローテーションホイールを下シェル側の面から見た斜視図である。

図 3 4は、シャツタ板とローテ一ションホイールとを示す分解斜視図である。

図 3 5は、第 1 及び第 2のシャッ夕板がローテーションホイール上に組み付けられ、第 1及び第 2のシャツ夕板が閉塞位置にある状態を示す斜視図である。

図 3 6は、第 1 の脱落防止機構の要部断面図である。

図 3 7は、下シェルに第 1及び第 2のシャッタ板が組み付けられ、第 1の開口部を閉塞した状態を下シェルの内側から見た斜視図である。図 3 8は、第 1 のシャツ夕板と第 2のシャツタ板の関係を示す要部分解斜視図である。図 3 9は、第 2及び第 3 の脱落防止機構を示す要部斜視図である。

図 4 0は、第 1及び第 2 のシャツ夕板が第 1及び第 2の開口部を閉塞した状態を上シェル及び光ディスクを除いた状態で示した平面図である。図 4 1は、第 1及び第 2 のシャッタ板が第 1及び第 2の開口部を開放する途中段階を上シェル及び光ディスクを除いた状態で示した平面図である。

図 4 2は、第 1及び第 2 のシャッタ板が第 1及び第 2の開口部を開放した状態を上シェル及び光ディスクを除いた状態で示した平面図である。図 4 3は、第 1の開口音 15を開放した状態を示すディスクカートリッジの斜視図である。発明を実施するための最良の形態

以下、本発明が適用されたディスクカートリッジについて、図面を参照して説明する。本発明を適用したディスクカートリッジは、上述した特開 2 0 0 3— 1 0 9 3 4 3号公報に示した標準的大きさのディスクカ —トリッジの記録及び/又は再生装置にも装着可能な小型のディスクカ —トリツジである。特開 2 0 0 3— 1 0 9 3 4 3号公報のディスク力一トリッジは、直径略 1 2 c mの光ディスクを記録媒体に用いるのに対して、本発明を適用したディスクカートリッジは、標準的大きさのデイスクカートリッジの光ディスクより小径の光ディスクを記録媒体に用いる。本発明を適用したディスクカートリッジは、特開 2 0 0 3— 1 0 9 34 3号公報のディスクカー卜リッジに比べて小径の光ディスクを用い小型であるから、記録容量は標準的大きさのディスクカートリッジに比べ小さいものの、携帯性に優れている。

図 1乃至図 3に示すように、本発明を適用したディスクカートリッジ 1は、カートリッジ本体 2の内部に、光ディスク 3が収納されるローテーションホイール 4と、シャッタ機構となる一対の第 1及び第 2のシャッタ板 5 a， 5 bとを収納してなる。この力一トリッジ本体 2は、互いに組み合わされる一組の上シェル 6 と下シェル 7とを付き合わせて構成されている。

このディスクカートリッジ 1に用いられる光ディスク 3は、中心部に、記録及び /又は再生装置側のディスク回転駆動機構が係合されるセン夕孔 3 aが形成されている。なお、光ディスク 3としては、記録する情報信号に対応したピットパ夕一ンがデイスク基板に形成された再生専用の光ディスクであっても良く、また、言 3録層に相変化材料を用いる書換型光ディスクであっても良く、更に、言己録層に有機色素材料等を用いる追記型の光ディスクであっても良い。更に、使用される記録媒体としては、光ディスクの他、光磁気ディスク、磁気ディスク等であっても良く、更には、クリーニングディスクであっても良い。

カートリッジ本体 2を構成する上シェル 6は、図 4に示すように、樹脂材料を射出成形することにより形成されている。この上シェル 6は、全体略矩形状の主面のうち、記録及び/又は再生装置への挿入端側となる前面が略円弧形状とされている。また、この上シェル 6には、カートリッジ本体 2の側面をなす外周壁 8 が主面の外周縁部に沿って立設されている。

外周壁 8には、前面側の中央部に位置して、記録及び Z又は再生装置側の光ピックアツプを進入させるための第 1のピックアツプ進入用凹部 9が形成されている。また、外周壁 8には、下シェル 7 と結合するためのねじ穴を形成した複数のボス 1 0 が例えば各コーナ部近傍に形成されている。

また、外周壁 8の内周側には、ローテーションホイール 4を回動可能に収納する略円環状の内周壁 1 1が外周壁 8に内接するように形成されている。この内周壁 1 1には、図 5に示すように、前面側の中央部に位置して、記録及びノ又は再生装置側の光ピックアップを進入させるための第 2のピックアップ進入用凹部 1 2が形成されている。この内周壁 1

1は、内側にローテーションホイール 4が回動可能に収納され、ローテ —シヨンホイール 4が回動するときのガイド壁として機能する。また、上シェル 6の主面部は、ローテーションイ一ル 4が収納されたとき、口—テ―シヨンホイール ₄とでディスク収納部を構成する。また、内周壁 1 1の内側基端部であって第 2のピックアツプ進入用凹部 1 2の近傍には、ローテ一ションホイール 4を持ち上げるリフタ 1 4が形成されている。このリフタ 1 4は、ローテーションホイ一ル 4が、第 1及び第 2 のシャツタ板 5 a , 5 bが第 1の開口部 2 4を閉塞するとき、下シェル 7側に持ち上げる。

上シェル 6の内面略中央部には、記録及びノ又は再生装置側のディスク回転駆動部を構成するディスクテ一ブレと共に光ディスク 3を挟持するクランビングプレート 1 3が取り付けられている。このクランビングプレート 1 3は、取付リング 1 3 aによって取り付けられる。具体的に、クランビングプレート 1 3は、取付リング 1 3 aと上シェル 6の内面略中央部とで挟み込むようにし、取付リング 1 3 aを上シェル 6の内面略中央部に溶着等により固定することによって取り付けられる。光ディスク 3は、センタ孔 3 aにディスクテープレが係合し、更にディスクテ一ブルとクランピングプレート 1 3で挟持されることにより、ディスク収納部内で回転可能な状態となる。

なお、上シェル 6の内面には、更に、後述する下シェル 7のロケ一.シヨンホール 2 6 aを構成する立ち上がり壁 1 6 aゃァライメントホール 2 6 bを構成する立ち上がり壁 1 6 bが形成されている。

以上のように構成される上シェル 6に結合される下シェル 7は、図 2、図 3及び図 6に示すように、上述した上シェル 6 と同様に、樹脂材料を身寸出成形することにより形成されている。この下シェル 7は、全体略矩开状の主面のうち、記録及びノ又は再生装置に挿入される前面側が略円弓 II形状とされている。この下シェル 7には、カートリッジ本体 2の側面をなす外周壁 2 1が主面の外周縁に沿って設され、更に、外周壁 2 1 に内接するように、内周壁 2 8が形成されている。

この下シェル 7には、外周壁 2 1の前面 JJの中央部が光ピックアップやディスクテ一ブルが進入できるように開放された第 1の開口部 2 4が形成されている。この第 1の開口部 2 4は,、前面側の開放端から光ディスク 3の信号記録面の一部内外周に亘つて外方へ臨ませる略矩形状の光ピックアップ用開口部 2 4 aと、光ピックアップ用開口部 2 4 aと連続した光ディスク 3のセンタ孔 3 aを外部に臨ませる回転駆動用開口部 2 4 bとから構成されている。すなわち、光ピックアップ用開口部 2 4 aは、記録及び Z又は再生装置の光ピックアップをカートリツジ本体 2 の内部に進入させるのに足る大きさに形成されており、回転駆動用開口部 2 4 bは、記録及び/又は再生装置のディスク回転駆動機構を構成するディスクテーブルをカートリッジ本体 2の内部へと進入させるのに足る大きさに形成されている。更に、光ピックアップ用開口部 2 4 bの一方の開口端側は、開口端が拡幅する方向に ½1斜するテ一パ部 2 4 cが形成されている。このテ一パ部 2 4 cは、後述するローテーションホイ一ル 4の被操作部 4 5が第 1及び第 2のシャツ夕板 5 a , 5 bが第 1の開口部 2 4を開放した状態に位置したとき、被操作部 4 5が収容される部分となる。

第 1の開口部 2 4を構成する記録再生用開口部 2 4 aの一方の側縁部及び回転駆動用開口部 2 4 bの一方の側縁には、一対の第 1及び第 2のシャツ夕板 5 a， 5 bが第 1の開口部 2 4を閉塞しているとき、カートリッジ本体 2内に塵埃等が浸入することを防止する凸部 2 7が複数形成されている。

また、外周壁 2 1の背面側には、上述した上シェル 6側のねじ穴が形成されたボス 1 0に付き合わされる貫通孔が形成されたボス 2 2が形成されている。図 2に示すように、上シェル 6と下シェル 7 とは、下シェル 7のボス 2 2の貫通孔ょりねじ 2 3を挿通し、上シェル 6のポス 1 0 のねじ穴に螺合することによって結合される。

更に、下シェル 7の前面には、両脇に、ディスク力一トリッジ 1を記録及びノ又は再生装置に挿入される際に記録及び/又は再生装置側の挿入ガイド部材が係合する挿入ガイド溝 2 5 a， 2 5 bが形成されている。挿入ガイド溝 2 5 a， 2 5 bは、図 7に示すように、前面開口端側が最も幅広に形成され、挿入ガイドピン 8 8が進入しやすく形成されている。なお、挿入ガイド溝 2 5 a， 2 5 bの最奥部が挿入ガイドビン 8 8の太さと略同じになるように形成しても良い。これにより、ディスクカートリッジ 1が記録及び/又は再生装置の装着部に装着されたときにも、面方向の位置決めを図ることができ、がたつきを防止することができる。また、一方の挿入ガイド溝 2 5 bには、後述するが、ロック機構 7 1が設けられ、口ック機構 7 1を構成する口ック咅 15材 7 2のロック解除片 7 7が臨まされ、挿入ガイド溝 2 5 bに係合する挿入ガイドピン 8 8は、ロック解除片 7 7を押圧するロック解除ピンとして機能する。

更に、下シェル 7の背面側の一方のコーナ咅 15近傍には、図 2及び図 6 に示すように、ディスクカートリッジ 1を記録及びノ又は再生装置に位置決めして装着するための基準穴となるロケ一シヨンホール 2 6 aが形成されている。また、他方のコーナ部近傍には、調整用のァライメントホール 2 6 bが形成されている。

なお、上シェル 6と下シェル 7とが付き合わされて構成された力一卜リッジ本体 2の記録及び/又は再生装置への挿入方向と平行な両側面部には、図 1及び図 2に示すように、前面側から背面側に亘つて、記録及び/又は再生装置へ挿入する際のガイド溝 1 5が形成されている。

上シェル 6と下シェル 7とが付き合わされると、内周壁 1 1の内側にローテーションホイール 4を収納する収納部が構成される。この収納部に収納されるローテーションホイール 4は、図 8及び図 9に示すように、樹脂ネオ料を射出成形することにより形成されている。この口一テーションホイ—一ル 4の主面部は、略皿状をなし、凹部側がカートリッジ本体 2 内に配設されたとき、上シェル 6と第 1及び第 2のシャツタ板 5 a， 5 bの一方の主面とでディスク収納部を構成する。この口一テ一シヨンホィ一レ 4は、略円形に形成されており、その外周緣部には、リング部 4 3が設されている。ローテーションホイール 4の主面部には、下シェル 7に設けられた第 1の開口部 2 4と略同じ大きさの第 2の開口部 4 4 が形成されている。

この第 2の開口部 4 4は、下シェル 7の第 1の開口部 2 4と一致したとき、収納した光ディスク 3を外部に臨ませる。 .すなわち、この第 2の開口音 [5 4 4は、第 1の開口部 2 4の光ピックアップ用開口部 2 4 aに対応し fこ開口部と回転駆動用開口部 2 4 bに対応した開口部で構成されている。また、この第 2の開口部 4 4は、第 1の開口部 2 4との誤差を吸収するため、中心側から外周側に向かって徐々に拡幅するように形成され、ローテーションホイール 4の製造誤差や取付誤差によって、第 1の開口咅 2 4が小さくならないようにしている。例えば、第 2の開口部 4 4は、径方向の両側縁又は何れか一方の側縁が 1 ° 程度外側に傾斜するよう ίこ形成されている。 '

なお、何れか一方の側縁を外側に傾斜させるときは、被操作部 4 5とは反対側の側縁が好ましい。これは、ローテーションホイール 4が回動しシャツタ 5 a , 5 bを回動させ第 1及び第 2の開口部 2 4 , 4 4が開いたとき、ローテーションホイ一ル 4が誤差等で所定位置より僅かに回動し過ぎたときにも、 "Fシェル 7の第 1の開口部 2 4の径方向の一方の側縁の内側にローテ一ションホイール 4の第 2の開口部 4 の一方の側縁が位置してしまい、第 1の開口部 2 4を狭めてしまうことを防止するためである。

また、リング部 4 3の基端部は、図 8に示すように、主面 ¾3側へ傾斜するテーパ部 4 2が形成されている。テ一パ部 4 2は、光デスク 3の外周縁を線接触で支持し、光ディスク 3の信号記録面がローテ一ションホイ一ル 4の主面部と面接触し、傷が付かないようにしている。

また、第 2の開口部 4 4の外側の面には、図 2に示すように、一対の第 1及び第 2のシャツタ板 5 a , 5 bが位置する。そこで、図 9に示すように、第 2の開口部 4 4の相対向する側緣部には、一対の第 1及び第 2のシャツ夕板 5 a， 5 bが第 2の開口部 4 4内に入り込まないようにするためのテ一パ部 4 4 a， 4 4 bが形成されている。更に、ローテ一シヨンホイール 4には、第 1及び第 2のシャツタ板 5 a， 5 13が第 1及び第 2の開口部 2 4 , 4 4を閉塞しているとき、第 1のシャジタ板 5 a に係合し、第 1のシャ、ンタ板 5 aの浮き上がりを防止する係合溝 5 0が形成されている。この係合溝 5 0は、第 1の開口部 2 4の側縁部側を開口端として断面略 L字；！犬に形成された片により形成されている。

ローテ一シヨンホイール 4の第 2の開口部 4 4近傍には、図 1 0に示すように、外側に突出して、記録及び又は再生装置側のシャツ夕開放機構を構成するシャツタ開放ピン 4 1が係合する被操作部 4 5が形成されている。被操作部 4 5は、第 1の被操作片 4 5 aと第 2の被操作片 4 5 bとにより記録及び^ /又は再生装置側を開放した凹部を構成しており、ここに、記録及び Z又ま再生装置側のシャッタ開放ピン 4 1 係合される。第 1の被操作片 4 5 aは、ローテーションホイール 4を、第 1 及び第 2のシャツ夕板 5 a， 5 bが第 1及び第 2の開口部 2 4， 4 4を開放する方向に回動するとぎに、シャツ夕開放ピン 4 1が突き当たる片であり、第 2の被操作片 4 5 bは、ローテーションホイ一ル 4を、第 1 及び第 2のシャツタ板 5 a， 5 bが第 1及び第 2の開口部 2 4， 4 4を閉塞する方向に回動するとぎに、シャッタ開放ピン 4 1が突き当たる片となる。後述するが、口一テーションホイ一ル 4は、付勢部材 4 8によって、第 1及び第 2のシャツタ板 5 a , 5 bが第 1及び第 2の開口部 2 4 , 4 4を閉塞する図 1 0中矢印 A方向に付勢されており、従って、第 1 の被操作片 4 5 aには、第 2の被操作片 4 5 bより大きな力が加わる。そこで、第 1の被操作片 4 5 a .は、機械的強度が増すように第 2の被操作片

4 5 bより大きく形成され、ここでは、第 1の被操作片 4 5 aの高さ h 1が、第 2の被操作片 4 5 bの高さ h 2より大きくなるように形成されている。そして、第 1の被操作片 4 5 aは、第 2の被操作片 4 5 b より高く形成し、機械的強度を高め、更に、シャツ夕開放ピン 4 1がより確実に係合するようにしている。

また、第 1の被操作片 4 5 aは、図 1 0及び図 1 1に示すように、先端部に、内側に折曲した係合片 4 5 dが形成されている。係合片 4 5 d は、ローテーションホイール 4が第 1及び第 2のシャツ夕板 5 a , 5 b が第 1及び第 2の開口 ¾5 2 4， 4 4を閉塞する方向に回動される際に、記録及びノ又は再生装置側のシャッ夕開放ピン 4 1が第 1の被操 ^片 4

5 aと第 2の被操作片 4 5 bとにより構成された凹部より外れないようにしている。係合片 4 5 dは、第 1の被操作片 4 5 aと第 2の被換作片 4 5 bの何れの先端部に設けても良いが、第 1の被操作片 4 5 aの先端部に設けることが好ましい。これは、第 1の被操作片 4 5 aが口一テーシヨンホイール 4を図 1 0中反矢印 A方向に回動する際に、記録 ¾び又は再生装置側のシャツタ開放ピン 4 1が突き当たる片となるためである。 .

なお、記録及び/又は再生装置側のシャツ夕開放ピン 4 1は、係合片 4 5 dの先端部と第 2の被操作片 4 5 bとの間の間隙より進入することになる。また、この被操作部 4 5 は、ローテーションホイール 4が回動されるとき、円弧の軌跡を描き、これに伴い、被操作部 4 5の開口部分の向きも被操作部 4 5の軌跡に合わせて変化する。上述のように係合片 4 5 dは、第 1の被操作片 4 5 a を第 2の被操作片 4 5 b側に折曲するものであるが、係合片 4 5 dの大きさ、すなわち凹部の内側への突出量や傾きは、口一テーシヨンホイ一ル 4が回動する間、常にシャツ夕開放ピン 4 1が係合し続ける大きさと傾きにされる。

以上のように構成された被操部 4 5は、ローテ一ションホイール 4 の回動に伴って、第 1の開口部 2 4が形成された下シェル 7の前面より外部に露出し、第 1の開口部 2 4の幅方向に移動する。被操作部 4 5は、第 1及び第 2のシャツ夕板 5 a , 5 bが第 1の開口部 2 4を開放しているとき、テーパ部 2 4 cにより幅された部分に位置する。

この被操作部 4 5には、第 1 ( 被操作片 4 5 aと第 2の被操作片 4 5 bの基端部に、図 1 1に示すように、第 1のシャツ夕板 5 aに係合する係合溝 4 5 cが形成されている。係合溝 4 5 cは、第 1及び第 2のシャッ夕板 5 a， 5 bが第 1及び第 2 の開口部 2 4 , 4 4を閉塞しているとき、第 1のシャツ夕板 5 aに係することで、第 1のシャツ夕板 5 aの浮き上がりや浮き沈みを防止する。したがって、第 1の開口部 2 4の周縁部と第 1のシャツ夕板 5 aと O隙間が無くなり、カートリツジ本体 2 内に塵埃等が浸入することを防 lbすることができる。すなわち、被操作部 4 5の係合溝 4 5 cは、ローーションホイール 4の第 2の開口部 4 4近傍に形成された係合溝 5 0 と相俟って、第 1のシャツ夕板 5 aの浮き上がりや浮き沈みを防止する。したがって、第 2の開口部 4 4と第 1 のシャツタ板 5 aとの隙間が無くなり、カートリツジ本体 2内に塵埃等が浸入することを防止することがでさる。

なお、第 2の被操作片 4 5 bは、図 4に示すように、下シェル 7の第 1の開口部 2 4の周縁部の一部と対向する上シェル 6の外周壁 8と内周壁 1 1 とを連結する規制部 2 9に突き当たることで、ローテーションホィール 4の回動領域を規制する。

以上のようなローテ一ションホイール 4は、コイルバネ等で構成された付勢部材 4 8によって、第 1及び第 2のシャツ夕板 5 a , 5 bが第 1 及び第 2の開口部 2 4 , 4 4を閉塞する方向に回動付勢されている。この付勢部材 4 8は、一端が口一テ一ションホイール 4のリング部 4 3に形成された係止片 4 8 aに係止され、他端が図 4に示す上シェル 6の内面に形成された係止突起 4 8 bに係止されている。そして、付勢部材 4 .8は、ローテーションホイール 4の回動に伴って伸縮するが、上シェル 6の内面であって内周壁 1 1の外側に形成された立ち上がり壁と外周壁 8とで形成されたガイド溝 4 9でガイドされ、伸縮時にカートリッジ本体 2内で暴れないようにしている。また、ローテーションホイール 4の外周縁にも、図 8及び図 9に示すように、このガイド溝 4 9をほぼ閉塞するフランジ部 4 7が形成されている。

なお、上シェル 6の内面に形成されている係止突起 4 8 bは、図 1 2 に示すように、上シェル 6と下シェル 7とが結合されたとき、先端部が下シェル 7の内面に形成された略筒状の補強リブ 4 8 cに係合され、付勢部材 4 8の付勢力が加わる係止突起 4 8 bを補強している。

以上のように構成されたローテーションホイール 4は、付勢部材 4 8 により第 1及び第 2のシャツタ板 5 a， 5 bが第 1及び第 2の開口部 2 4 , 4 4を閉塞する方向に付勢されており、被操作部 4 5が記録及びノ又は再生装置側のシャッタ開放ピン 4 1によって、第 1及び第 2のシャッタ板 5 a， 5 bが第 1及び第 2の開口部 2 4 ， 4 4を開放する方向に回動される。このとき、内周壁 1 1は、ローテ一シヨンホイ一ル 4が回動するときのガイド壁として機能する。

下シェル 7に形成された第 1の開口部 2 4やローテーションホイ一ル 4に形成された第 2の開口部 4 4を開閉するシャッ夕機構を構成する一対の第 1及び第 2のシャツ夕板 5 a , 5 bは、図 1 3に示すように、第 1のシャツ夕板 5 aが大きく、第 2のシャツ夕板 5 bが第 1のシャツ夕板 5 aに対して小さく形成されている。

図 1 3に示すように、大きい方の第 1のシャツ夕板 5 aは、第 1及び第 2の開口部 2 4 , 4 4を閉塞する第 1のシャツ夕部 5 1 と、上シェル 6の内面であって外周壁 8と内周壁 1 1 との間に形成された第 1の支軸 5 2に回動支持される第 1の回動支持部 5 3 と、小さい方の第 2のシャツ夕板 5 bが取り付けられる第 2の軸孔 5 4とを備える。

第 1のシャツ夕部 5 1は、第 2の開口部 4 4 の閉塞時にローテ一ションホイ一ル 4の第 2の開口部 4 4の一側縁に置する第 1の側縁部 5 1 aと、第 1の側縁部 5 1 aに連続した第 2の ί¾縁部 5 1 bと、第 2の側縁部 5 1 bに連続した第 3の側縁部 5 1 c とを有する。第 2の側縁部 5 1 bは、第 1の側縁部 5 1 aより内方に折曲し、第 3の側縁部 5 1 cは、第 2の側縁部 5 1 bに対して外側に折曲するうに形成されている。更に、第 1乃至第 3の側縁部 5 1 a〜 5 1 c と对向する第 4の側縁部 5 1 dには、上シェル 6や下シェル Ίの一方のコーナ部に形成されたボス 1 0 , 2 2、ロケーションホール 2 6 a、誤記録防止部材等を逃げるための波線状の逃げ部 5 1 eが形成されている。窮 2の側縁部 5 1 bと第 3 の側縁部 5 1 cとは、互いに逆向きにテーパ部で構成されている。また、第 1の側縁部 5 1 aは、口一テーションホイール 4に形成された係合溝 5 0に係合し、浮き上がりが防止される。

更に、第 1のシャツ夕部 5 1には、下シェル 7側の面に、下シェル 7 の第 1の開口部 2 4の周縁部に形成された凸部 2 7と係合する溝部 5 1 f が形成されている。溝部 5 1 f は、第 1及び第 2のシャツ夕板 5 a， 5 bが第 1及び第 2の開口部 2 4， 4 4を閉塞しているとき、ローテ一ションホイール 4が上シェル 6のリフタ 1 4により下シェル 7側に持ち上がり、第 1の開口部 2 4の周縁部に形成された凸部 2 7 と係合することで、カートリツジ本体 2内に塵埃等が浸入することを (^止する。

更に、第 1のシャツ夕部 5 1の光ディスク 3側の面に、ローテ一ションホイール 4の主面部に形成されたガイド溝 5 5に係するガイド突起 5 1 gが形成されている。ガイド突起 5 l gは、ローテーションホイール 4のガイド溝 5 5に係合することで、第 1のシャツダ板 5 aの回動を規制する。更に、第 1のシャツ夕部 5 1には、光ディスケ 3側の面に、第 1のシャツタ板 5 aの変位を規制する規制突起 5 1 h力 S形成されている。規制突起 5 1 hは、第 1及び第 2のシャツ夕板 5 a , 5 bが第 1及び第 2の開口部 2 4， 4 4を閉塞しているとき、光ディ又ク 3のセンタ孔 3 aの周囲の内周側非信号記録領域に対応する位置にけられ、仮に第 1のシャツ夕板 5 aが押されて内側に変位したときでおっても、光デイスク 3の信号記録領域を傷つけないようにしている。この規制突起 5 1 hは、第 1及び第 2のシャツ夕板 5 a , 5 bが第 1及び第 2の開口部 2 4， 4 4を開放しているとき、ローテーションホイ一 Jレ 4の中央よりに形成された逃げ溝 5 6に進入し、第 1のシャツ夕板 5 SLの回動を阻害しないようになっている。

第 1のシャツタ板 5 aの第 1の回動支持部 5 3には、シャツタ部 5 1 より厚く形成され、強度が高くなるように形成され、ここに、上シェル 6に形成された第 1の支軸 5 2が挿通される第 1の軸孔 5 3 aが形成されている。第 1の支軸 5 2は、図 1 4に示すように、第 1の軸孔 5 3 a に揷通されたとき、第 1の回動支持部 5 3より突出する高さに形成されている。この第 1の支軸 5 2の先端部は、下シェル 7に形成された軸受部に係合し、落下等の衝擊が加わっても第 1の回動支持部 5 3が第 1の支軸 5 2から外れないようにすると共に、第 1の支軸 5 2の強度補強をしている。なお、第 1のシャツタ板 5 aは、下シェル 7 に第 1の支軸 5 2に代わって形成した支軸によって軸支するようにしても良い。

以上のような第 1のシャツ夕板 5 aに係合する第 2のシャツ夕板 5 b は、図 1 3に示すように、第 1のシャツ夕部 5 1 と共に、第 1及び第 2 の開口部 2 4 , 4 4を閉塞する第 2のシャツ夕部 6 1 と、第 1のジャッ夕板 5 aに形成された第 2の軸孔 5 4に取り付けられる第 2の回動支持部 6 2とを有する。

第 2のシャツ夕部 6 1は、第 1のシャツ夕部 5 1の第 2の側縁部 5 1 bと係合する第 1の側縁部 6 1 aと、第 1の側縁部 6 1 aと連続し第 1 のシャッタ部 5 1の第 3の側縁部 5 1 cと係合する第 2 の側縁部 6 1 b と、第 2の側縁部 6 1 bの反対側に第 1の側縁部 6 1 a と連続した第 3 の側縁部 6 1 c とを有する。第 1の側縁部 6 1 aは、第 1のシャツ夕部 5 1の第 2の側縁部 5 1 bのテ一パ部とは逆向きのテ一パ部で構成され、第 2の側縁部 6 l bは、第 1のシャツ夕部 5 1の第側縁部 5 1 cのテーパ部と逆向きのテ一パ部で構成されている。更に、第 1の側縁部 6 1 aのテ一パ部と第 2の側縁部 6 1 bのテーパ部も逆 [¾きに形成されている。第 1及び第 2のシャツ夕板 5 a， 5 bが第 1及 I 第 2の開口部 2 4， 4 4を閉塞したとき、第 1のシャツ夕部 5 1の第 2 の側縁部 5 1 b と第 2のシャツ夕部 6 1の第 1の側縁部 6 1 aのテ一ノ部とが嚙み合い、更に、第 1のシャツ夕部 5 1の第 3の側縁部 5 1 cのーパ部と第 2のシャッ夕部 6 1の第 2の側縁部 6 1 bのテーパ部とが P養み合い、それぞれは、逆向きに嚙み合う。したがって、一対の第 1及び第 2のシャツ汐板 5 a， 5 bが第 1及び第 2の開口部 2 4， 4 4を閉塞しているとき、第 1及び第 2のシャツ夕板 5 a , 5 bは、互いに嚙み合うことで、結部より内部に塵埃等が浸入することを防止すると共に、第 1及び第 2 CD シャツ夕板 5 a , 5 bが押されたとき、橈みにくくしている。

また、図 1 3及び図 1 5に示すように、第 1のシャッ夕部 5 1の第 1 の側縁部 5 1 aには、直線状の第 1の凹部 5 8 aが形成され、第 1のィ别縁部 5 1 aに嚙み合うローテーションホイール 4の第 2の開口部 4 4 側縁部には、第 1の凹部 5 8 aが係合する第 1の突部 5 9 aが形成さ^ I ている。また、第 1のシャツ夕部 5 1の第 2の側緣部 5 1 bには、直泉状の第 2の凹部 5 8 bが形成され、第 2の側縁部 5 1 bに嚙み合う第 1 の側縁部.6 1 aには、第 2の凹部 5 8 bに係合する第 2の突部 5 9 b：^' 形成されている。更に、第 1のシャツ夕部 5 1の第 3の側縁部 5 1 c には、直線状の第 3の凹溝 5 8 cが形成され、第 3の側縁部 5 1 cに嚙み合う第 2の側縁部 6 1 bには、第 3の突部 5 9 cが形成されている。 1乃至第 3の凹部 5 8 a〜 5 8 c と第 1乃至第 3の突部 5 9 a〜 5 9 c は、第 1及び第 2のシャツ夕板 5 a , 5 bが第 1及び第 2の開口部 2 4， 4 4を閉塞したとき、互いに係合し、結合部より内部に塵埃等が浸入し無いようにする。なお、凹部、突部を設けるシャツ夕板は、上述の例に限定されるものではなく、この例とは逆であっても同様な効果を得ることができる。

また、図 1 1に示すように、第 1及び第 2のシャツ夕板 5 a， 5 b が第 1及び第 2の開口部 2 4 , 4 4を閉塞しているとき、ローテーションホイール 4に形成された被操作部 4 5の係合溝 4 5 cには、第 1のシャッタ板 5 aが係合し、更に、係合溝 5 0には、第 1のシャツ夕部 5 1 の第 1の側縁部 5 1 aが係合することによって、第 1のシャツ夕板 5 a の浮き上がりや浮き沈みを防止する。-したがって、第 1の開口部 2 4の周縁部と第 1のシャツタ板 5 aとの隙間が無くなり、カートリッジ本体 2 内に塵埃等が浸入することを防止している。

また、第 3の側縁部 6 1 cの第 1の側縁部 6 1 aと反対側の端部には、図 1 3に示すように、突起部 6 1 dが形成されている。この突起部 6 1 dは、第 2のシャツタ板 5 bが第 1及び第 2の開口部 2 4 , 4 4を閉塞しているとき、図 6に示す下シヱル 7の前面側の第 1の開口部 2 4近傍に形成された係合部 6 1 eに係合され、第 1の開口部 2 4と第 2のシャッ夕板 5 bとの隙間から塵埃等が浸入しないようにしている。

第 2の回動支持部 6 2には、図 1 3、図 1 6、図 1 7及び図 1 8に示すように、第 2の支軸 6 2 aが形成され、この第 2の支軸 6 2 aは、第 1のシャツ夕板 5 aの第 1の回動支持部 5 3に形成された第 2の軸孔 5 4に挿通される。具体的に、この第 2の支軸 6 2は、スリット 6 2 bを介して形成された弾性片 6 2 c， 6 2 dで構成され、更に、各弾性片 6 2 c , 6 2 dの先端部には、先端側から広がる係止部 6 2 e， 6 2 が形成されている。これら係止部 6 2 e， 6 2 f は、外面が R面（曲面'）又は C面（傾斜面）で構成されたガイド部 6 2 g， 6 2 hとなっている。係止部 6 2 e， 6 2 ίは、基端側が第 2の支軸 6 2 aが揷通される第 1 のシャツ夕板 5 aの第 2の軸孔 5 4の径より大きくなるように形成されている。また、第 2の軸孔 5 4の周囲には、係止部 6 2 e， 6 2 f が係止される凹部 5 4 aが形成されている。第 2の支軸 6 2 aは、ガイド部 6 2 g， 6 2 hにガイドされて第 2の軸孔 5 4に挿通される。このとき、弾性片 6 2 c , 6 2 dは、互いに近接する方向に弾性変位することで第 2の支軸 6 2 aが第 2の軸孔 5 4に挿通されるようにし、係止部 6 2 e , 6 2 f が挿通したとき、弾性復帰する。これにより、係止部 6 2 e , 6 2 f は、第 2の軸孔 5 4の周囲の凹部 5 4 aの底面に係止されることになる。凹部 5 4 aは、係止部 6 2 e , 6 2 f が位置することで、ディスクカートリッジ 1の全体の薄型化を図るようにしている。このように、第 2の支軸 6 2 aは、係止部 6 2 e , 6 2 f によって第 2の軸孔 5 4に確実に係止され、落下等の衝撃によっても第 2の軸孔 5 4から外れないようになつている。なお、弾性片 6 2 c , 6 2 dの数は、 2本に限定されるものではなく、 3本以上であっても良い。

なお、第 2の支軸 6 2 aが樹脂材料で形成されているとき、上述した係止部 6 2 e， 6 2 は、弹性片6 2 じ， 6 2 dの先端部を超音波又は熱によって溶融することで形成するようにしても良い。また、第 2の支軸 6 2 aは、スリット 6 2 bを設けることなく、すなわち分割すること無く形成し、第 2の軸孔 5 4に挿通されたのち、先端部を超音波又は熱で溶融して係止部を設けるようにしても良い。また、以上の例では、第 2のシャッタ板 5 b側に第 2の支軸 6 2 aを設け、第 1のシャッタ板 5 .a側に第 2の軸孔 5 4を設けた場合を説明したが、第 2のシャツ夕板 5 b側に第 2の軸孔 5 4を設け第 1のシャツ夕板 5 a側に第 2の支軸 6 2 aを設けるようにしても良い。

また、第 2の支軸 6 2 aは、図 1 8に示すように、回動支持部 6 2に一体的に設けられた台座部 6 2 i に設けられている。台座部 6 2 iは、第 2の支軸 6 2 aが設けられた部分を補強する補強部であり、他の部分より肉厚に形成されている。台座部 6 2 i は、ローテーションホイール 4側に他の領域より肉厚に形成されている。そこで、ローテーションホィ一ル 4には、台座部 6 2 i を逃げるための逃げ溝 4 6が形成されている。

また、図 1 3に示すように、第 2のシャツ夕部 6 1には、口一テーションホイール 4に形成された第 1の制御突起 6 3が係合される溝で構成された第 1のカム部 6 4が形成されている。この第 1のカム部 6 4は、第 1の制御突起 6 3が係合することで、第 2のシャツタ板 5 bの回動を制御する。第 1のカム部 6 4は、ローテーションホイール 4の外周側の幅狭な幅狭部 6 4 aと、ローテーションホイ一ル 4の中央よりの幅狭部 6 4 aより拡幅した拡幅部 6 4 bとからなる。幅狭部 6 4 aは、第 2のシャツタ板 5 bが第 1及び第 2の開口部 2 4 , 4 4を開放する際の前半部分で第 2のシャツ夕板 5 bを回動させる第 1の作用部であり、拡幅部 6 4 bは、第 1の制御突起 6 3が移動したとき、すなわち第 2のシャツ夕板 5 bが第 1及び第 2の開口部 2 4， 4 4を開放する際の後半部分で何も作用しない第 1の非作用部となる。したがって、幅狭部 6 4 aは、第 2のシャツ夕板 5 bが第 1及び第 2の開口部 2 4， 4 4を開放する際の前半部分で第 2のシャツ夕板 5 bを回動し、第 1の制御突起 6 3が拡幅部 6 4 bに移動すると、第 2のシャツ夕板 5 bに対しては何も作用しない。

- ところで、この第 1の制御突起 6 3も、上述の第 2の支軸 6 2 aと同様な構成を有している。すなわち、図 1 8に示すように、この第 1の制御突起 6 3は、スリット 6 3 aを介して形成された弾性片 6 3 b , 6 3 cで構成され、更に、各弾性片 6 3 b， 6 3 cの先端部には、先端側から広がる係止部 6 3 d , 6 3 eが形成されている。これら係止部 6 3 d , 6 3 eは、外面が R面（曲面）又は C面（傾斜面）で構成されたガイド部 6 3 f , 6 3 gとなっている。係止部 6 3 d , 6 3 eは、基端側が少なくとも第 1のカム部 6 4の幅狭部 6 4 aより広くなるように形成されている。第 1の制御突起 6 3は、ガイド部 6 3 f , 6 3 gにガイドされて第 1のカム部 6 4に挿通される。このとき、弾性片 6 3 b， 6 3 cは、互いに近接する方向に弾性変位することで第 1の制御突起 6 3が第 1のカム部 6 4に挿通されるようにし、係止部 6 3 d， 6 3 eが挿通したとき、弾性復帰する。これにより、係止部 6 3 d， 6 3 eは、第 1のカム部 6 4の周囲に係止されることになる。このように、第 1の制御突起 6 3は、係止部 6 3 d, 6 3 eによって第 1のカム部 6 4に確実に係止され、落下等の衝撃によっても第 1のカム部 6 4から外れないようになつている。なお、弹性片 6 3 b， 6 3 cの数は、 2本に限定されるものでつはなく、 3本以上であっても良い。

なお、第 1の制御突起 6 3が樹脂材料で形成されているとき、上述した係止部 6 3 d， 6 3 eは、弾性片 6 3 b， 6 3 cの先端部を超音波又は熱によって溶融することで形成するようにしても良い。また、第 1の制御突起 6 3は、スリット 6 3 aを設けることなく、すなわち分割すること無く形成し、第 1のカム部 6 4に揷通されたのち、先端部を超音波又は熱で溶融して係止部を設けるようにしても良い。 - また、係止部 6 3 d， 6 3 eは、上述のように、第 1のカム部 6 4の幅狭部 6 4 aより広くなるように形成されていれば良い。第 1の制御突起 6 3は、ディスクカートリッジ 1の非使用時において、幅狭部 6 4 a に係合している。ディスクカートリッジ 1が落下され衝撃が加わるときは、記録及び Z又は再生装置に装填された使用時ではなく、記録及び/ 又は再生装置に装填されていないユーザが持ち運び等をする非使用時である。したがって、係止部 6 3 d, 6 3 eは、ディスクカー卜リッジ 1 の非使用時に第 1の制御突起 6 3が係合している幅狭部 6 4 aより広ければ良い。勿論、係止部 6 3 d, 6 3 eは、より第 1の制御突起 6 3が第 1のカム部 6 4より外れないようにするため、拡幅部 6 4 bより広くても良い。

また、図 1 3に示すように、第 2のシャツタ部 6 1には、口一テ一ションホイール 4の主面部に形成された溝で構成された第 2のカム部 6 5 に係合する第 2の制御突起 6 6が形成されている。第 2のカム部 6 5は、ローテーションホイール 4の中央側で第 1の方向に湾曲した第 1の湾曲部 6 5 aと、口一テーションホイール 4の外周側で第 1の湾曲部 6 5 a とは反対側の第 2の方向に湾曲した第 2の湾曲部 6 5 bとからなる。第 1の湾曲部 6 5 aは、第 2のシャツ夕板 5 bが第 1及び第 2の開口部 2 4， 4 4を開放する際の前半部分で何も作用しない第 2の非作用部であり、第 2の湾曲部 6 5 bは、第 2のシャツ夕板 5 bが第 1及び第 2の開ロ咅 2 4， 4 4を開放する際の後半部分で作用する第 2の作用部となる。したがって、第 1の湾曲部 6 5 aは、第 2のシャッタ板 5 bが第 1及び第 2の開口部 2 4， 4 4を開放する際の前半部分で何も作用せず、第 2 の制御突起 6 6が第 2の湾曲部 6 5 bに移動すると、すなわち第 2のシャッタ板 5 bの回動の後半部分で、第 2の湾曲部 6 5 bは、上述の第 1 のカム部 6 4の幅狭部 6 4 aに代わって、第 2のシャツ夕板 5 bを回動する。このように、ディスクカートリッジ 1は、第 2のシャツタ板 5 b が第 1及び第 2の開口部 2 4 , 4 4を開放時において、前半部分と後半部分とで作用部を分けることによって、摩耗によって塵埃等が発生することを防止するようにしている。

なお、上述した第 1及び第 2の作用部や第 1及び第 2の非作用部は、拡幅部や幅狭部、更に湾曲部の如何なる組み合わせで構成しても良い。次に、ローテ一ションホイール 4の回動と一対の第 1及び第 2のシャッ夕板 5 a , 5 bの動作について図 1 9及び図 2 0を参照して説明する。図 1 9は、一対の第 1及び第 2のシャツ夕板 5 a , 5 bが第 1及び第 2 の開口部 2 4， 4 4を閉塞した状態を示している。一対の第 1及び第 2 のシャツ夕板 5 a， 5 bが第 1及び第 2の開口部 2 4 , 4 4を閉塞しているとき、ローテーションホイール 4は、付勢部材 4 8の付勢力により図 1 9中矢印 A方向に回動付勢された状態にあり、被操作部 4 5は、第 1の開口部 2 4の一側縁に位置している。そして、第 1のシャツ夕部 5 1の第 2の側縁部 5 1 bと第 2のシャツ夕部 6 1の第 1の側緣部 6 1 a のテーパ部とが嚙み合い、更に、第 1のシャツ夕部 5 1の第 3の側縁部 5 1 cのテ一パ部と第 2のシャツ夕部 6 1の第 2の側縁部 6 1 bのテ一パ部とが嚙み合い、それぞれは、逆向きに嚙み合って、結合部より内部に塵埃等が浸入することを防止すると共に、第 1及び第 2のシャツタ板 5 a , 5 bが押されたとき、橈みにくくしている。また、第 1乃至第 3 の凹部 5 8 a〜 5 8 cと第 1乃至第 3の突部 5 9 a〜 5 9 cは、互いに係合し、結合部より内部に塵埃等が浸入し無いようにしている。

このとき、第 1のシャツ夕板 5 aのガイド突起 5 1 gは、ローテ一シヨンホイーリレ 4のガイド溝 5 5のローテーションホイール 4の中央よりの一端に位置している。また、第 2のシャツ夕板 5 bの第 1のカム部 6 4には、第 1の制御突起 6 3が第 1の作用部となっている幅狭部 6 4 a に係合している。更に.、第 2のシャッタ板 5 bの第 2の制御突起 6 6は、ローテーションホイール 4の第 2のカム部 6 5の第 2の非作用部となつている第 1 の湾曲部 6 5 aに係合している。 - そして、ローテ一シヨンホイール 4は、被操作部 4 5で付勢部材 4 8 の付勢力に抗して図 1 9中反矢印 A方向に回動されると、ローテーションホイール 4のガイド溝 5 5にガイド突起 5 1 gが係合された第 1のシャッタ板 5 aは、上シェル 6の第 1の支軸 5 2を中心にして、図 1 9中矢印 B方向に回動する。第 1のシャツ夕板 5 aの回動に伴って、第 2のシャツタ板 5 bは、第 1のシャツ夕板 5 aの第 2の支軸 6 2 aを中心に、第 1のシャッ夕扳 5 aに対して矢印 C方向に回動する。第 2のシャツタ板 5 bの回動開始時は、ローテ一ションホイ一ル 4の第 1の制御突起 6 3が係合した第 1のカム部 6 4の第 1の作用部となっている幅狭部 6 4 aによって回動される。なお、第 2のシャヅ夕板 5 bの回動開始時において、第 2 のシャツ夕板 5 bの第 2の制御突起 6 6が係合しローテ一ションホイール 4の第 2のカム部 6 5の第 1の湾曲部 6 5 aは、第 2の非作用部であり、第 2のシャッ夕板 5 bの回動,に何も作用しない。

更に、ローテーションホイール 4が反矢印 A方向に回動すると、図 2 0に示すように、口一テーションホイール 4のガイド溝 5 5に係合したガイド突起 5 1 gは、ガイド溝 5 5のローテ一ションホイール 4の外周側の他端に移動する。第 1のシャツ夕板 5 aの回動に伴って、第 2のシャッタ板 5 bは、第 1のシャツ夕板 5 aの第 2の支軸 6 2 aを中心に、第 1のシャツ夕板 5 aに対して図 1 9中矢印 C方向に回動する。すると、ローテ一ションホイール 4の第 1の制御突起 6 3は、第 1の作用部である幅狭部 6 4 aから第 1の非作用部となっている第 1のカム部 6 4の拡幅部 6 4 bに移動し、第 2のシャツタ板 5 bに対して何も作用しなくなる。これに代わって、第 2のシャツ夕板 5 bの第 2の制御突起 6 6は、第 2の非作用部となっている第 1の湾曲部 6 5 aから第 2の作用部となつている第 2の湾曲部 6 5 bに移動し、第 2のシャツ夕板 5 bを矢印 C 方向に回動する。これにより、図 2 0に示すように、第 1及び第 2の開口部 2 4， 4 4は、開放され、ローテーションホイール 4内に収納されている光ディスク 3 を内外周に亘つて外部に臨ませることができる。

ここで、第 2のシャツタ板 5 bの回動支点となる支軸 6 2 aと第 1及び第 2の制御突起 6 3， 6 6の位置関係を図 1 9及び図 2 0を用いて説明すると、第 2のシャツ夕板 5 bが第 1及び第 2の開口部 2 4， 4 4を開放するに回動するに連れて、第 1の制御突起 6 3は、第 2のシャツ夕板 5 bの回動支点である支軸 6 2 aに近づき、仮に、拡幅部 6 4 bを用いて第 2のシャツ夕板 5 bを回動しょうとすると、支軸 6 2 aと第 1の制御突起 6 3との巨離が近いために、駆動力が大きくなつてしまう。そこで、第 2のシャツ夕板 5 bは、回動操作の後半部分で、第 1の制御突起 6 3を用いないようにし、第 2の制御突起 6 6を第 2のカム部 6 5の第 2の作用部となっている第 2の湾曲部 6 5 bに係合させることによつて、第 2のシャツ夕板 5 bの回動支点である支軸 6 2 aと駆動点となる第 2の制御突起 6 6の位置を離すようにし、弱い駆動力で回動操作されるようになっている。

ところで、カートリツジ本体 2内には、図 1 9及び図 2 0に示すように、ローテーションホイール 4の回動を規制することで、第 1及び第 2 のシャツ夕板 5 a， 5 bが第 2の開口部 2 4， 4 4を閉塞した状態に保持するロック機構 7 1が設けられている。具体的に、図 1 9、図 2 0及び図 2 1に示すように、このロック機構 7 1は、ローテーションホイ一ル 4をロックするロック部材 7 2を有する。ロック部材 7 2は、基体部 7 3を有し、この基体部 7 3には、下シェル 7の内面に形成された支軸 7 4が挿通される軸孔 7 5が形成されている。また、基体部 7 3は、口 —テ一ションホイール 4の回動をロックするロック部 7 6と、記録及び Z又は再生装置側のロック解除ピンとしても機能する挿入ガイドピン 8 8により押圧される口ック解除片 7 7と、基体部 7 3の回動を規制する回動規制片 7 8と、付勢部材 8 2の一端が係止される係止片 7 9 とが形成されている。このロック咅 |5材 7 2は、下シェル 7の背面側に形成されたァライメントホール 2 6 b側の挿入ガイド溝 2 5 b近傍に配設される。ロック部材 7 2は、下シェレ 7の支軸 7 4に軸孔 7 5が挿通されることにより下シェル 7に取り付けられる。

なお、支軸 7 4は、ロック部材 7 2が取り付けられた際にも先端部が基体部 7 3より突出する。そして、突出した支軸 7 4の先端部は、上シエル 6側に設けられた軸受部 8 6に係合され、落下等の衝撃が加わっても口ック部材 7 2が支軸 7 4から外れないようにする、すなわち支軸 Ί 4の強度補強をしている。

図 2 1に示すように、口ック部材 7 2は、ロック部 7 6が内方を向き、ロック解除片 7 7が挿入ガイド溝 2 5 b内に、挿入ガイド溝 2 5 bを構成する立ち上がり壁に形成された逃げ孔 8 0より臨まされる。また、回動規制片 7 8は、この立ち上がり壁に連続したボス 2 2に突き当たることで、ロック部材 7 2の回動を規制する。

ロック部材 7 2が取り付けられる支軸 7 4の近傍には、更に、ロック部材 7 2を一方向に付勢する捻りコイルバネ等の付勢部材 8 2が取り付けられる取付ピン 8 3が形成されている。この取付ピン 8 3には、付勢部材 8 2のコイル部が巻挿される。取付ピン 8 3に取り付けられた付勢部材 8 2は、一方のアーム部がボス 2 2 に係止され、他端がロック部材の係止片 7 9に係止され、ロック部材 7 2を、ロック解除片 7 7が挿入ガイド溝 2 5 bの開口端側に位置するように、ロック状態となる図 1 9 中矢印 D方向に付勢する。

基体部 7 3のロック部 7 6は、ローテーションホイ一ル 4の外周部より僅かに.内方に位置する。ローテーションホイール 4には、外周部よりやや内側に、基体部 7 3より突出した口ック部 7 6が係合するロック溝 8 4が形成されている。このロック溝 8 4には、内側に、係合凹部 8 5 が形成されている。係合凹部 8 5は、図 1 9中反矢印 A方向にローテ一ションホイール 4が回動されようとしたとき、上手側が略垂直壁で形成され、ロック部 7 6の垂直壁と対向し確実に係合するようになっている。ロック部 7 6は、この係合凹部 8 5に係合することによって、ローテ一シヨンホイール 4の回動をロックする。このロック溝 8 4は、図 2 2に示すように、ローテ一ションホイール 4の光ディスク 3が収納される側の面であって、リング部 4 3の基端部に形成された光ディスク 3の外周縁を支持するテ一パ部 4 2の下側に形成され、不必要に肉厚部を設けないようにしている。

なお、ロック部材 7 2は、摺動性に優れた弾性材料、例えばポリアセタール樹脂で形成され、下シェル Ίや支軸 7 4に対して摩擦抵抗が小さくなるように形成されている。

図 1 9を用いて、第 1及び第 2のシャツタ板 5 a， 5 bが第 1及び第 2の開口部 2 4， 4 4を閉塞している状態を説明すると、ロック部材 7 2は、支軸 7 4を中心にして、付勢部材 8 2の付勢力により図 1 9中矢印 D方向に付勢されている。このとき、ロック部 7 6は、内側に形成されたロック溝 8 4の係合凹部 8 5に係合している。したがって、ローテーションホイ一ル 4は、係合凹部 8 5にロック部 7 6が係合することで回動が禁止される。ここで、例えば無理に反矢印 D方向にローテ一ションホイール 4を回動する力が加わったとしても、このとき、ロック部 7 6は、係合凹部 8 5に食い込む図 1 9中矢印 D方向の力が働く。したがつて、このロック部材 7 2は、確実にローテーションホイール 4の回動をロックすることができる。

また、ロック解除片 7 7は、図 2 3に示すように、逃げ孔 8 0より挿入ガイド溝 2 5 b内の前面開口端側に臨まされ、記録及び Z又は再生装置側のロック解除ピンとなる挿入ガイドピン 8 8が押圧可能な状態になつている。具体的に、挿入ガイド溝 2 5 bの底面は、前面側が開口されている。口ック解除片 7 7は、挿入ガイド溝 2 5 bの底面の端面 8 7より更に前面開口端側に臨まされ、記録及びノ又は再生装置側のロック解除ピンとなる挿入ガイドビン 8 8が押圧可能な状態になっている。ロック解除片 7 7は、挿入ガイド溝 2 5 b内に臨まされることで、誤操作が防止されている。

ディスクカートリッジ 1が記録及び/又は再生装置に挿入されると、図 2 4に示すように、口ック解除ピンが挿入ガイド溝 2 5 bに進入する。記録及び Z又は再生装置の口ック解除ピンとなる挿入ガイドビン 8 8は、挿入ガイド溝 2 5 bに前面側開口端から進入すると、先ず、ロック解除片 7 7を押圧し、次いで、挿入ガイドピン 8 8の挿入位置を規制する規制部となる底面の端面 8 7に突き当たる。これと共に、挿入ガイド溝 2 5 a側にも、挿入ガイドピン 8 8が進入する。ロック解除片 7 7は、挿入ガイドビン 8 8によって、挿入ガイドビン 8 8が規制部となる端面 8 7に突き当たるまで押圧される。すると、ロック部材 7 2は、図 1 9に示すように、支軸 7 4を中心に、付勢部材 8 2の付勢力に抗して、図 1 9中反矢印 D方向に回動する。したがって、ロック咅 7 6は、ロック溝 8 4内の係合凹部 8 5内の係合状態が解除され、ロック部 7 6は、ロック溝 8 4内をローテ一ションホイール 4の回動に従って移動する。

上述しだような構成を有するディスクカートリッジ 1が記録及び Z又は再生装置に装着される前には、図 1、図 2及び図 1 9に示すような状態にある。すなわち、一対の第 1及び第 2のシャツタ板 5 a， 5 bが第 1及び第 2 の開口部 2 4， 4 4を閉塞しているとき、ローテ一シヨンホィ一ル 4 、付勢部材 4 8の付勢力により図 1 9中矢印 D方向に回動付勢された^態にあり、下シェル 7の第 1の開口部 2 4とローテーションホイール 4 の第 2の開口部 4 4が不一致の状態にある。また、被操作部 4 5は、第 1の開口部 2 4の一側縁に位置している。そして、被操作部 4 5の係合溝 4 5 cは、図 1 1に示すように、ローテーションホイール 4の第 2の開口部 4 4近傍に形成された係合溝 5 0 と相俟って、第 1のシャツ夕 5 aの浮き上がりや浮き沈みを防止している。更に、第 1のシャツ夕音 15 5 1の第 2の側縁部 5 1 bと第 2のシャツ夕部 6 1の第 1の側縁部 6 1 aのテーパ部とが嚙み合い、更に、第 1のシャツ夕部 5 1の第 3の側緣部 5 1 cのテーパ部と第 2のシャツ夕部 6 1の第 2の側縁部 6 1 bのテ一パ部とが嚙み合レそれぞれは、逆向きに嚙み合っている。すなわち、ディスクカートリッジ 1は、第 1及び第 2のシャツ夕板 5 a， 5 bが嚙み合い、橈み変形しにくくされていると共に、第 1のシャツ夕板 5 aの浮き上がりが防止されていることで、カートリツジ本体 2内に塵埃等の異物が浸入しないようにしている。また、第 1乃至第 3の凹部 5 8 a〜 5 8 c と第 1乃至第 3の突部 5 9 a〜 5 9 cは、互いに係合し、結合部より内部に塵埃等が浸入し無いようにしている。

このとき、第 1 のシャツ夕板 5 aのガイド突起 5 1 gは、ローテ一シヨンホイ一ル 4のガイド溝 5 5のローテーションホイール 4の中央よりの一端に位置している。また、第 2のシャツ夕板 5 bの第 1のカム部 6 4には、第 1の制御突起 6 3が第 1の作用部である幅狭部 6 4 aに係合している。更に、第 2のシャツ夕板 5 bの第 2の制御突起 6 6は、口一テーションホイ一ル 4の第 2のカム部 6 5の第 2の非作用部となっている第 1の湾曲部 6 5 aに係合している。かくして、ディスクカートリツジ 1は、図 2にすように、下シェル 7の第 1の開口部 2 4を閉塞した状態となっている。また、仮に、第 1のシャツ夕板 5 aが押されたときであっても、第 1 のシャツ夕板 5 aの規制突起 5 1 hは、光ディスク 3 の内周側非信号言己録領域に突き当たり、第 1のシャツタ部 5 1が光ディスク 3の信号記錄領域に接触することもないことから、信号記録領域に傷が付くことを^止することができる。

また、第 1及第 2のシャツ夕板 5 a， 5 bが第 1及び第 2の開口部 2 4 , 4 4を閉塞しているとき、ローテーションホイ一リレ 4が上シェル 6のリフ夕 1 4により下シェル 7側に持ち上がり、第 1のシャツ夕部 5 1の溝部 5 1 f には、第 1の開口部 2 4の周縁部に形成された凸部 2 7 が係合され、力一トリッジ本体 2内に塵埃等が浸入することを防止する。また、ロック機構 7 1について説明すると、図 1 9に示すように、口ック部材 7 2は、支軸 7 4を中心にして、付勢部材 8 2の付勢力により図 1 9中矢印 D方向に付勢されている。このとき、ロック部 7 6は、口ック溝 8 4の係合凹部 8 5に係合している。したがって、口一テ一ションホイール 4は、係合凹部 8 5にロック部 7 6が係合することで回動が禁止される。仮に無理に反矢印 D方向にローテーションホイール 4 を回動する力が加わったとしても、このとき、ロック部 7 6は、係合凹部 8 5に食い込む図 1 9中矢印 D方向の力が働く。したがって、このロック部材 7 2は、確実にローテ一ションホイール 4の回動をロックすることができる。

また、口ック解除片 7 7 は、図 2 3に示すように、逃げ孔 8 0より挿入ガイド溝 2 5 b内の前面開口端側に臨まされ、記録及び/又は再生装置側のロック解除ピンとなる挿入ガイドピン 8 8が押圧可能な状態になつている。具体的に、挿入ガイド溝 2 5 bの底面は、前面側が開口されている。口ック解除片 7 7 は、揷入ガイド溝 2 5 bの底面の端面 8 7より更に前面開口端側に臨まされ、記録及び Z又は再生装置側の口ソク解 • 除ピンとなる挿入ガイドピン 8 8が押圧可能な状態になっている。

以上のような、ディスクカートリッジ 1の非使用時においては、ユーザが記録及び Z又は再生装置に挿入する際や持ち運びの際等に誤つてデイスクカートリッジ 1を落下させてしまうことがある。落下され衝撃が加わった場合においても、図 1 5に示すように、第 1のシャツ夕板 5 a と第 2のシャツ夕板 5 bとは、第 2の支軸 6 2 aに設けられた係止部 6 2 e , 6 2 f が第 2の軸孔 5 4に係止されていることから、第 2の支軸 6 2 aが第 2の軸孔 5 4から脱落することを防止することができる。また、第 1の制御突起 6 3も、第 1のカム部 6 4に係止部 6 3 d， 6 3 e に係止されていることから、第 1の制御突起 6 3が第 1のカム部 6 4から脱落することを防止することができる。更に、第 2の支軸 6 2 aは、台座部 6 2 iによって強度補強されている。したがって、ディスク力一トリッジ 1は、誤って落下され衝撃が加わった場合においても第 1及び第 2のシャツ夕板 5 a， —5 bが開かなくなる、シャツ夕板 5 a , 5 との間に隙間が発生する、第 1及び第 2のシャッ夕板 5 a， 5 b破員するといった故障が発生することを防止することができる。

以上のようなディスクカートリッジ 1は、記録及び又は再生装置に対して略円弧状に形成された前面を揷ス端として挿入される。記録及び /又は再生装置に挿入されると、先ず、記録及びノ又は再生装置の装着部に形成された一対の挿入ガイドピン 8 8が挿入される。ここで、図 7 に示すように、挿入ガイド溝 2 5 a， 2 5 bは、前面開口端側が最も幅広に形成されていることから、デイスクカートリッジ 1を装着部の所定位置に確実に案内することができる。また、挿入ガイド溝 2 5 a， 2 5 bの最奥部の幅を挿入ガイドピンの太さと略同じにしたときには、挿入ガイドピン 8 8を以てして、ディスクカートリッジ 1を、記録及び/又は再生装置の装着部の所定位置に正確に装着することができる。

図 2 5に示すように、記録及び/又は再生装置の装着部に装着されたとさ、挿入ガイドピン 8 8が、ロケ一ションホール 2 6 aとァライメントホール 2 6 bに係合する。ここで、ロケーションホール 2 6 aは、デイスクカートリッジ 1を装着する際の基準孔であり、ァライメントホール 2 6 bは、調整孔である。このディスクカートリッジ 1は、記録及び又は再生装置に挿入するとき、口ック部材 7 2のロック解除片 7 7を付勢部材 8 2の付勢力に杭して押圧する必要がある。そこで、ロック解除片 7 7は、調整側のァライメントホール 2 6 b側の挿入ガイド溝 2 5 bに設けるようにして、より正確な装着部での位置決めを行うことができるようにしている。

そして、ディスクカートリッジ 1が装着部に装着されると、挿入ガイドピン 8 8であるロック除ピンは、挿入ガイド溝 2 5 bに前面側開口端から進入すると、先ず、ロック解除片 7 7を押圧し、次いで、底面の端面 8 7に突き当たる。ロック解除片 7 7は、ロック解除ピンとして機能する挿入ガイドビン 8 8によって、ロック解除ピンが端面 8 7に突き当たるまで押圧される。すると、ロック部材 7 2は、図 1 9に示すように、支軸 7 4を中心に、付勢部材 8 2 の付勢力に抗して、図 1 9中反矢印 D方向に回動する。したがって、ロック部 7 6は、ロック溝 8 4内の係合凹部 8 5内の係合状態が解除され、ローテーションホイール 4は、回動可能な状態になる。

ディスクカートリッジ 1が記録及 7又は再生装置の装着部に装着されると、ローテーションホイール 4 、被操作部 4 5で付勢部材 4 8の付勢力に抗して図 1 9中反矢印 A方^に回動され、ローテーションホイール 4のガイド溝 5 5にガイド突起 5 1 gが係合された第 1のシャツ夕板 5 aは、上シェル 6の第 1の支軸 5 2を中心にして、図 1 9中矢印 B 方向に回動する。第 1のシャツ夕板 5 aの回動に伴って、第 2のシャツ夕板 5 bは、第 1のシャツ夕板 5 a ( 第 2の支軸 6 2 aを中心に、第 1 のシャツ夕板 5 aに対して図 1 9中印 C方向に回動する。第 2のシャッ夕板 5 bの回動開始時は、ローテーションホイール 4の第 1の制御突起 6 3が係合した第 1の作用部となつている第 1のカム部 6 4の幅狭部 6 4 aによって回動される。なお、篤 2のシャツ夕板 5 bの回動開始時において、第 2のシャツ夕板 5 bの 2の制御突起 6 6が係合したローテーシヨンホイール 4の第 2のカムき 13 6 5の第 1の湾曲部 6 5 aは、第 2の非作用部であり、第 2のシャツタネ反 5 bの回動には何も作用しない。更に、ローテーションホイール 4力 S図 2 0中反矢印 A方向に回動すると、図 2 0に示すように、ローテ一、ンヨンホイール 4のガイド溝 5 5に係合したガイド突起 5 1 gは、ガイド溝 5 5のローテーションホイール 4の外周側の他端に移動する。第 1 のシャッ夕板 5 aの回動に伴って、第 2のシャツ夕板 5 bは、第 1のシツ夕板 5 aの第 2の支軸 6 2 aを中心に、第 1のシャツ夕板 5 aに対して図 2 0中矢印 B方向に回動する。すると、ローテーションホイ一ル 4 Ό第 1の制御突起 6 3が第 1のカム部 6 4の第 1の作用部となっている幅狭部 6 4 a ;^ら第 1の非作用部となっている拡幅部 6 4 bに移動し、第 2のシャツタ板 5 bに対しても作用しなくなる。これに代わって、第 2のシャツ夕板 5 bの第 2の制御突起 6 6は、第 2の非作用部である第 1の湾曲部 6 5 aから第 2の作用部となる第 2の湾曲部 6 5 bに移動し、第 2のシャツ夕板 5 bを図 2 0中矢印 C方向に回動する。これにより、被操作部 4 5は、第 1の開口部 2 4のテ一パ部 2 4 cにより拡幅された部分に位置し、第 1及び第 2の開口部 2 4， 4 4は、図 2 6に示すように、開放され、ローテ一シヨンホィ一ル 4内に収納されている光ディスク 3を内外周に亘つて外部に臨ませることができる。

ここで、第 2のシャツ夕板 5 bは、回動操作の後半部分で、第 2のシャッタ板 5 bの回動支点となっている支軸 6 2 aに近づく第 1の制御突起 6 3を用いないようにし、支軸 6 2 aより離れている第 2の制御突起 6 6を第 2のカム部 6 5の第 2の作用部となっている第 2の湾曲部 6 5 bに係合させることによって、弱い駆動力で回動操作できるようになつている。また、第 1及び第 2のシャツ夕板 5 a， 5 bの回動に当たって前半部分と後半部分とで作用部を分けるようにしている。これによつて、カートリツジ本体 2内において第 1及び第 2のシャッ夕板 5 a， 5 bの回動に伴う摩耗粉等の塵埃の発生を防止すること 7 ^できる。

そして、ローテーションホイール 4内に回動可倉 gに収納されている光ディスク 3は、記録及び Z又は再生装置側のディスク回転駆動機構のディスクテ一ブルにセンタ孔 3 aが係合すると共に、上シエル 6に設けられたクランピングプレート 1 3とディスクテ一ブスレによって挟持され、ディスクテ一ブルによって回転可能な状態になる。

光ディスク 3に情報信号を記録し、また、光ディスク 3に記録された情報信号を再生するときには、光ディスク 3がディスクテ一ブルによつて CLV (constant linear velocity) 、 C A V (constant angular velocity) 又はこれらの組み合わせで回転される。これと共に、第 1及び第 2の開口部 2 4, 44内に進入した光ピックアップは、 ¾ディスク 3の信号記録領域に半導体レーザより出射された波長が 4 0 0 nm程度の光ビームを対物レンズで集光し、光ディスク 3の信号記録面に照射し、この信号記録面で反射された戻りの光ビームを検出することによって、光ディスク 3に情報信号を記録し、又は、光ディスク 3に記録された情報信号の読み出しを行う。

なお、ディスク力一トリッジ 1が記録及び/又は再生装置より排出されると、ローテーションホイール 4は、付勢部材 4 8の付勢力により図 2 0中矢印 A方向に回動し、図 2 0の状態から図 1 9の状態に戻る。そして、ロック部材 7 2のロック部 7 6はロック溝 8 4内を移動し、係合凹部 8 5に係合し、第 1及び第 2の開口部 2 4 , 44を閉塞した状態に戻る。

次に、本発明を適用したディスクカートリッジの他の例を図面を参照して説明する。本発明を適用したディスクカートリッジは、上述した特開 2 0 0 3— 1 0 9 3 4 3号公報に示した標準的大きさのデイスクカ一トリッジの記録及び Z又は再生装置にも装着可能な小型のデイスクカ一トリッジである。特開 2 0 0 3— 1 0 9 3 4 3号公報のディスクカートリッジは、直径略 1 2 c mの光ディスクを記録媒体に用いるのに対して、本発明を適用したディスクカートリッジは、標準的大きさの'ディスクカ —トリッジの光ディスクより小径の光ディスクを記録媒体に用いる。本発明を適用したディスクカートリツジは、特開 2 0 0 3— 1 0 9 3 4 3 号公報のディスク力一トリッジに比べて小径の光ディスクを用い小型であるから、記録容量は標準的大きさのディスクカートリッジに比べ小さいものの、携帯性に優れている。図 2 7乃至図 2 9に示すように、本発明を適用したディスクカートリッジ 1 0 1は、カートリッジ本体 1 0 2の内部に、光ディスク 1 0 3が収納される口一テ一ションホイール 1 0 4と、シャッタ機構とる一対の第 1及び第 2のシャツ夕板 1 0 5 a， 1 0 5 bとを収納してる。このカートリッジ本体 1 0 2は、互いに組み合わされる一組の上、ンエル 1 0 6と下シェル 1 0 7とを付き合わせて構成されている。

このディスクカートリッジ 1 0 1に用いられる光ディスク 1 0 3は、中心部に、記録及び/又は再生装置側のディスク回転駆動機構力 S係合されるセン夕孔 1 0 3 aが形成されている。なお、光ディスク 1 ひ 3 としては、記録する情報信号に対応したピットパターンがディスク基板に形成された再生専用の光ディスクであっても良く、また、記録層相変化材料を用いる書換型光ディスクであっても良く、更に、記録層に有機色素材料等を用いる追記型の光ディスクであっても良い。更に、俊用される記録媒体としては、光ディスクの他、光磁気ディスク、磁気ディスク等であっても良く、更には、クリーニングディスクであっても良い。力一トリッジ本体 1 0 2を構成する上シェル 1 0 6は、図 3 Ο に示すように、樹脂材料を射出成形することにより形成されている。この上シエル 1 0 6は、全体略矩形状の主面のうち、記録及び/又は再装置への挿入端側となる前面が略円弧形状とされている。また、この ±:シェル 1 0 6には、力一トリッジ本体 1 0 2の側面をなす外周壁 1 0 8が主面の外周縁に沿って立設されている。

外周壁 1 0 8には、前面側の中央部に位置して、記録及び Z又は再生装置側の光ピックアップを進入させるための第 1のピックアップ進入用凹部 1 0 9が形成されている。また、外周壁 1 0 8には、下シル 1 0 7と結合するためのねじ穴を形成した複数のボス 1 1 0が例え '各コーナ部近傍に形成されている。また、外周壁 1 0 8の内周側には、ローテーションホイール 1 0 4を回動可能に収納する略円環状の内周壁 1 1 1が外周壁 1 0 8に内接するように形成されている。この内周壁 1 1 1には、前面側の中央部に位置して、記録及び/又は再生装置側の光ピックアップを進入させるための第 2のピックアップ進入用凹部 1 1 2が形成されている。この内周壁 1 1 1は、内側にローテ一ションホイ一ル 1 0 4が回動可能に収納され、ローテーションホイール 1 0 4が回動するときのガイド壁として機能する。また、上シェル 1 0 6の主面部は、ローテ一シ.ヨンホイール 1 0 4 が収納されたとき、ローテ一ションホイール 1 0 4とでディスク収納部を構成する。

上シェル 1 0 6の内面略中央部には、記録及び Z又は再生装置側のディスク回転駆動部を構成するディスクテ一ブルと共に光ディスク 1 0 3 を挟持するクランビングプレート 1 1 3が取り付けられている。このクランビングプレート 1 1 3は、取付リング 1 1 3 aによって取り付けられる。具体的に、クランピングプレート 1 1 3は、取付リング 1 1 3 a と上シェル 1 0 6の内面略中央部とで挟み込むようにし、取付リング 1 1 3 aを上シェル 1 0 6の内面略中央部に溶着等により固定することによって取り付けられる。光ディスク 1 0 3は、センタ孔 1 0 3 aにディスクテ一ブルが係合し、更にディスクテーブルとクランビングプレート 1 1 3で挟持されることにより、ディスク収納部内で回転可能な状態となる。 ―

なお、上シェル 1 0 6の内面には、更に、後述する下シェル 1 0 7のロケーションホール 1 2 6 aを構成する立ち上がり壁 1 1 6 aゃァライメントホール 1 2 6 bを構成する立ち上がり壁 1 1 6 bが形成されている。

以上のように構成される上シェル 1 0 6に結合される下シェル 1 0 7 は、図 2 8、図 2 9及び図 3 1に示すように、上述した上シェル 1 0 6 と同様に、樹脂材料を射出成形することにより形成されている。この下シェル 1 0 7は、全体略矩形状の主面のうち、記録及び/又は再生装置に挿入される前面側が略円弧形状とされている。この下シェル 1 0 7には、カートリッジ本体 1 0 2の側面をなす外周壁 1 2 1が主面の外周縁に沿って立設され、更に、外周壁 1 2 1に内接するように、内周壁 1 2 8が形成されている。

こめ下シェル 1 0 7には、外周壁 1 2 1の前面側の中央部が光ピックアップやディスクテ一ブルが進入できるように開放された第 1の開口部 1 2 4が形成されている。この第 1の開口部 1 2 4は、前面側の開放端から光ディスク 1 0 3の信号記録面の一部を内外周に亘つて外方へ臨ませる略矩形状の光ピックアップ用開口部 1 2 4 aと、光ピックアップ用開口部 1 2 4 aと連続した光ディスク 1 0 3のセンタ孔 1 0 3 aを外部に臨ませる回転駆動用開口部 1 2 4 bとから構成されている。光ピックアップ用開口部 1 2 4 aは、記録及び又は再生装置の光ピックアップをカートリッジ本体 1 0 2の内部に進入させるのに足る大きさに形成されており、回転駆動用開口部 1 2 4 bは、記録及び/又は再生装置のデイスク回転駆動機構を構成するディスクテーブルをカートリツジ本体 1 0 2の内部へと進入させるのに足る大きさに形成されている。更に、光ピックアップ用開口部 2 4 bの一方の開口端側は、開口端が拡幅する方向に傾斜するテーパ部 1 2 4 cが形成されている。このテ一パ部 1 2 4 cは、後述するローテ一ションホイ一ル 1 0 4の被操作部 1 4 5が第 1 及び第 2のシャツ夕板 1 0 5 a， 1 0 5 bが第 1の開口部 1 2 4を開放した状態に位置したとき、被操作部 1 4 5が収容される部分となる。第 1の開口部 1 2 4を構成する記録再生用開口部 1 2 4 aの一方の側縁部及び回転駆動用開口部 1 2 4 bの一方の側縁には、一対の第 1及び第 2のシャツ夕板 1 0 5 a , 1 0 5 bが第 1の開口部 1 2 4を閉塞しているとき、カートリツジ本体 1 0 2内に塵埃等が浸入することを防止する凸部 1 2 7が複数形成されている。

また、外周壁 1 2 1の背面側には、上述した上シェル 1 0 6側のねじ穴が形成されたボス 1 1 0に付き合わされる貫通孔が形成されたボス 1 2 2が形成されている。図 2 8及び図 2 9に示すように、上シェル 1 0 6と下シェル 1 ◦ 7とは、下シェル 1 0 7のボス 1 2 2の貫通孔よりねじ 1 2 3を揷通し、上シェル 1 0 6のポス 1 1 0のねじ穴に螺合することによって結合される。

更に、下シェル 1 0 7の前面には、両脇に、ディスクカートリッジ 1 0 1を記録及び/又は再生装置に挿入される際に記録及び Z又は再生装置側の挿入ガイド部材が係合する挿入ガイド溝 1 2 5 a , 1 2 5 bが形成されている。挿入ガ.ィド溝 1 2 5 a， 1 2 5 bは、前面開口端側が最も幅広に形成され、挿入ガイドビンが進入し易く形成されている。

更に、下シェル 1 0 7の背面側の一方のコーナ部近傍には、図 2 8及び図 3 1に示すように、ディスクカートリッジ 1 0 1を記録及び/又は再生装置に位置決めして装着するための基準穴となるロケ一ションホール 1 2 6 aが形成されている。また、他方のコ一ナ部近傍には、調整用のァライメントホール 1 2 6 bが形成されている。

なお、上シェル 1 0 6と下シェル 1 0 7 とが付き合わされて構成されたカートリッジ本体 1 0 2の記録及び/又は再生装置への挿入方向と平行な両側面部には、図 2 7及び図 2 8に示すように、前面側から背面側に亘つて、記録及び Z又は再生装置へ挿入する際のガイド溝 1 1 5が形成されている。

上シェル 1 0 6と下シェル 1 0 7 とが付き合わされると、内周壁 1 1 1の内側にローテ一ションホイール 1 0 4を収納する収納部が構成される。この収納部に収納されるローテーションホイール 1 0 4は、図 3 2 及び図 3 3に示すように、樹脂材料を射出成形することにより形成されている。このローテーションホイ一ル 1 0 4の主面部は、略皿状をなし、凹部側が力一トリッジ本体 1 0 2内に配設されたとき、上シェル 1 0 6 と第 1及び第 2のシャツタ板 1 0 5 a， 1 0 5 bの一方の主面部とでデイスク収納部を構成する。このローテーションホイール 1 0 4は、略円形に形成されており、その外周縁部には、リング部 1 4 3が立設されている。ローテーションホイール 1 0 4の主面部には、下シェル 1 0 7に設けられた第 1の開口部 1 2 4と略同じ大きさの第 2の開口部 1 4 4が形成されている。

この第 2の開口部 1 4 4は、下シェル 1 0 7の第 1の開口部 1 2 4と一致したとき、収納した光ディスク 1 0 3を外部に臨ませる。すなわち、この第 2の開口部 1 4 4は、第 1の開口部 1 2 4の光ピックアップ用開口部 1 2 4 aに対応した開口部と回転駆動用開口部 1 2 4 bに対応した開口部で構成されている。また、この第 2の開口部 1 4 4は、第 1の開口部 1 2 4との誤差を吸収するため、中心側から外周側に向かって徐々に拡幅す.るように形成され、ローテーションホイール 1 0 4の製造誤差や取付誤差によって、第 1の開口部 1 2 4が小さくならないようにしている。例えば、第 2の開口部 1 4 4は、径方向の両側縁又は何れか一方の側縁が 1 ° 程度外側に傾斜するように形成されている。

また、リング部 1 4 3の基端部は、主面部側へ傾斜するテ一パ部 1 4 2が形成されている。テ一パ部 1 4 2は、光ディスク 1 0 3の外周縁を線接触で支持し、光ディスク 1 0 3の信号記録面がローテ一ションホイール 1 0 4の主面部と面接触し、傷が付かないようにしている。

' ローテーションホイール 1 0 4の第 2の開口部 1 4 4近傍には、図 3 3及び図 3 4に示すように、外側に突出して、記録及び又は再生装置側のシャツ夕開放機構を構成するシャッタ開放ピン 1 4 1が係合する被操作部 1 4 5が形成されている。被操作部 1 4 5は、第 1の被操作片 1

4 5 aと第 2の被操作片 1 4 5 bとにより記録及びノ又は再生装置側を開放した凹部を構成しており、ここに、記録及び又は再生装置側のシャッ夕開放ピン 1 4 1が係合される。第 1の被操作片 1 4 5 aは、ローテ一シヨンホイ一ル 1 0 4を、第 1及び第 2のシャツタ板 1 0 5 a, 1 0 5 bが第 1及び第 2の開口部 1 2 4 , 1 44を開放する方向に回動するときに、シャツタ開放ピン 1 4 1が突き当たる片であり、第 2の被操 ί乍片 1 4 5 bは、ローテーションホイ一ル 1 0 4を、第 1及び第 2のシャッ夕板 1 0 5 a， 1 0 5 bが第 1及び第 2の開口部 1 2 4, 1 44を閉塞する方向に回動するときに、シャツ夕開放ピン 1 4 1が突き当たる片となる。

以上のように構成された被操作部 1 4 5は、ローテ一ションホイール .1 0 4の回動に伴って、第 1の開口部 1 2 4が形成された下シェル 1 0 7 の前面より外部に露出し、第 1の開口部 1 2 4の幅方向に移動する。波操作部 1 4 5は、第 1及び第 2のシャツタ板 1 0 5 a, 1 0 5 bが第 1 の開口部 1 2 4を開放しているとき、テ一パ部 1 2 4 cにより拡幅された部分に位置する。

この被操作部 1 4 5には、第 1の被操作片 1 4 5 aと第 2の被操作片 1 4 5 bの基端部に、第 1のシャツ夕板 1 0 5 aに係合する係合溝 1 4

5 cが形成されている。係合溝 1 4 5 cは、第 1及び第 2のシャツ夕板 1 0 5 a, 1 0 5 bが第 1及び第 2の開口部 1 2 4， 1 44を閉塞してレるとき、第 1のシャツ夕板 1 0 5 aに係合することで、第 1のシャツタ板 1 0 5 aの浮き上がりや浮き沈みを防止する。したがって、第 1の開口部 1 2 4の周縁部と第 1のシャツ夕板 1 0 5 aとの隙間が無くなり、カートリツジ本体 1 0 2内に塵埃等が浸入することを防止することがでさる。

以上のように構成されたローテーションホイール 1 0 4は、後述する付勢部材 1 4 8により第 1及び第 2のシャツ夕板 1 0 5 a， 1 0 5 bが第 1及び第 2の開口部 1 2 4 , 1 44を閉塞する方向に付勢されており、被操作部 1 4 5が記録及び/又は再生装置側のシャツ夕開放ピン 1 4 1 によって、第 1及び第 2のシャツタ板 1 0 5 a , 1 0 5 bが第 1及び第 2の開口部 1 2 4 , 1 44を開放する方向に回動される。このとき、内周壁 1 1 1は、ローテーションホイ一ル 1 0 4が回動するときのガイド壁として機能する。

下シェル 1 0 7に形成された第 1の開口部 1 2 4やローテーションホィール 1 0 4に形成された第 2の開口部 1 44を開閉するシャッタ機構を構成する一対の第 1及び第 2のシャツ夕板 1 0 5 a , 1 0 5 bは、図 34に示すように、第 1のシャツ夕板 1 0 5 aが大きく、第 2のシャツ夕板 1 0 5 bが第 1のシャツ夕板 1 0 5 aに対して小さく形成されている。

大きい方の第 1のシャツ夕板 1 0 5 aは、第 1及び第 2の開口部 1 2 4, 1 44を閉塞する第 1のシャツ夕部 1 5 1 と、上シェル 1 0 6の内面であつて外周壁 1 0 8と内周壁 1 1 1 との間に形成された第 1の支軸 1 5 2 に回動支持される第 1の回動支持部 1 5 3と、小さい方の第 2のシャツタ板 1 0 5 bが取り付けられる第 2の軸孔 1 5 4とを備える。第 1 のシャツ夕部 1 5 1は、第 2の開口部 1 44の閉塞時にローテ一ションホイ一ル 1 0 4の第 2の開口部 1 44の一側縁に位置する第 1の側縁部 1 5 1 aと、第 1の側縁部 1 5 1 aに連続した第 2の側縁部 1 5 1 bと、第 2の側縁部 1 5 1 bに連続した第 3の側縁部 1 5 1 c とを有する。第 2の側縁部 1 5 1 bは、第 1の側縁部 1 5 1 aより内方に折曲し、第 3の側縁部 1 5 1 cは、第 2の側緣部 1 5 1 bに対して外側に折曲するように形成されている。更に、第 1乃至第 3の側縁部 1 5 1 a〜 1 5 1 c と対向する第 4の側縁部 1 5 1 dは、上シェル 1 0 6や下シェル 1 0 7の一方のコ一ナ部に形成されたボス 1 1 0， 1 2 2、ロケ一ションホ一ル 1 2 6 a、誤記録防止部材等を逃げるための逃げ部 1 5 1 e となっている。第 2の側縁部 1 5 1 bと第 3の側縁部 1 5 1 c とは、互いに逆向きにテ一パ部で構成されている。

更に、第 1のシャツ夕部 1 5 1には、下シェル 1 0 7側の面に、下シエル 1 0 7の第 1の開口部 1 2 4の周縁部に形成された凸部 1 2 7と係合する溝部 1 5 1 f が形成されている。溝部 1 5 1. f は、第 1及び第 2 のシャツ夕板 1 0 5 a， 1 0 5 bが第 1及び第 2の開口部 1 2 4， 1 4 4を閉塞しているとき、第 1の開口部 1 2 4の周縁部に形成された凸部 1 2 7と係合することで、カートリツジ本体 1 0 2内に塵埃等が浸入することを防止する。

更に、第 1のシャツ夕部 1 5 1には、光ディスク 1 0 3側の面に、第. 1のシャッ夕板 1 0 5 aの変位を規制する第 1及び第 2の規制突起 1 5 1 h , 1 5 1 gが形成されている。第 1及び第 2の規制突起 1 5 1 h， 1 5 1 gは、第 1及び第 2のシャツ夕板 1 0 5 a, 1 0 5 bが第 1及び第 2の開口部 1 2 4， 1 44を閉塞しているとき、光ディスク 1 0 3のセンタ孔 1 0 3 aの周囲の内周側非信号記録領域に対応する位置に設けられ、仮に第 1のシャツ夕板 1 0 5 aが押されて内側に変位したときであっても、光ディスク 1 0 3の信号記録領域を傷つけないようにしている。この第 1及び第 2の規制突起 1 5 1 h, 1 5 1 gは、第 1及び第 2 のシャツタ板 1 0 5 a， 1 0 5 bが第 1及び第 2の開口部 1 2 4， 1 4 4を開放しているとき、口一テ一シヨンホイール 1 0 4の中央よりに第 2の開口部 1 44側が開口された逃げ溝 1 5 5， 1 5 6に進入し、第 1 のシャツタ板 1 0 5 aの回動を阻害しないようになっている。この逃げ溝 1 5 5， 1 5 6も、有底の溝であり、光ディスク 1 0 3が収納されている口一テ一ションホイール 1 0 4の反対側と分離し、第 1及び第 2の規制突起 1 5 1 h， 1 5 1 gとの接触等により発生する摩耗粉等の異物が光ディスク 1 0 3が収納されている空間に進入しないようにしている。なお、何れか一の規制突起で第 1のシャツ夕板 1 0 5 aの変位を規制するようにしても良い。

更に、第 1のシャツ夕部 1 5 1には、駆動突起 1 5 1 iが形成されており、この駆動突起 1 5 1 i は、ローテーションホイール 1 0 4の主面部に形成された駆動溝 1 49に係合する。駆動溝 1 4 9は、有底溝であり、光ディスク 1 0 3が収納されたローテーションホイ一ル 1 0 4内に摩耗粉等の異物が浸入しないようにしている。駆動突起 1 5 1 i は、口一テ一シヨンホイ一レ 1 0 4の回動に伴って第 1のシャツ夕板 1 0 5 a を回動制御する。この駆動溝 1 4 9は、第 1のシャツ夕板 1 0 5 aが第 1及び第 2の開口部 1 2 4 , 1 44を閉塞しているときの駆動突起 1 5 1 i の位置、すなわち一端部に第 1の非作用部 1 4 9 aが形成され、第 1の非作用部 1 49 aに連続して作用部 1 4 9 bが形成され、第 1のシャッタ板 1 0 5 aが第 1及び第 2の開口部 1 2 4, 1 44を開放するときの駆動突起 1 5 1 i の位置、すなわち他端部に第 2の非作用部 1 4 9 cが形成されている。第 1及び第 2の非作用部 1 4 9 a , 1 4 9 cは、ローテーションホイール 1 0 4の回動時における駆動突起 1 5 1 iの軌跡と致させる又は幅広に形成し、駆動突起 1 5 1 i と溝とを非接触にすることにより形成することができ、作用部 1 4 9 bは、駆動突起 1 5 1 iの軌跡と異ならせることによって形成することができる。駆動突起 1 5 1 iが第 1及び第 2の非作用部 1 4 9 a, 1 4 9 cにあるとき、口一テ一シヨンホイ一ノレ 1 0 4のみが回動し、第 1のシャツ夕板 1 0 5 a は、回動しないことになる。このとき、各非作用部 1 4 9 a, 1 4 9 c は、第 1のシャツ夕板 1 0 5 aのばたつき等を防止するための姿勢制御の機能を果たす。

したがって、第 1のシャツ夕板 1 0 5 aの回動開始に当たって、記録及び Z又は再生装置側のシャツ夕開放機構の駆動力は、付勢部材 1 4 8 に抗してローテーションホイ一ル 1 0 4を回動する駆動力とローテ一シヨンホイール 1 0 4の第 2の開口咅 15 1 4 4の近傍に形成されている第 1 の突部 1 5 9 aと第 1のシャッ夕板 1 0 5 aの第 1の凹部 1 5 8 aの係合状態を解除するための駆動力のみを必要とし、第 1のシャツタ板 1 0 5 aの回動をするための駆動力が必要なくなり、全体としての駆動力を小さくすることができる。また、第 2の非作用部 1 4 9 cは、ローテ一ションホイール 1 0 4の回動量の誤差吸収のために形成されており、駆動突起 1 5 1 iが第 2の非作用部 1 4 9 cにあるとき、ローテーションホイール 1 0 4が回動し、第 1のシャツ夕板 1 0 5 aは回動しないことになる。 '

第 1のシャツ夕板 1 0 5 aの第 1の回動支持部 1 5 3には、筒状部が形成され、中心に、上シェル 1 0 6に形成された第 1の支軸 1 5 2が挿通される第 1の軸孔 1 5 3 aが形成されている。したがって、第 1のシャッ夕板 1 0 5 aは、上シェル 1 0 6に対して回動可能に取り付けられ、ローテーションホイ一ル 1 0 4上で向動する。なお、第 1のシャツ夕板 1 0 5 aは、下シェル 7に第 1の支軸 1 5 2に代わって形成した支軸によつて軸支するようにしても良い。

上シェル 1 0 6の第 1の支軸 1 5 2に回動可能に取り付けられた第 1 のシャツ夕板 1 0 5 aとローテーションホイール 1 0 4とは、コイルバネ等で構成された付勢部材 1 4 8によって連結され、この付勢部材 1 4 8は、ローテーションホイール 1 0 4を第 1及び第 2のシャツタ板 1 0 5 a , 1 0 5 bが第 1及び第 2の開口部 1 2 4， 1 4 4を閉塞する図 3 5 中矢印 A方向に回動付勢している。この付勢部材 1 4 8は、図 3 5に • すように、一端がローテーシヨンホイ一ル 1 0 4のリング部 1 4 3に形成された係止片 1 4 8 aに係止され、他端が第 1のシャツタ板 1 0 5 ' aの第 1の回動支持部 1 5 3の第 1の軸孔 1 5 3 aの近傍に形成された係止突起 1 48 bに係止されている。この付勢部材 1 4 8は、上シェル L 0 6の第 1の支軸 1 5 2に回動可能に取り付けられた第 1のシャツ夕板 1 0 5 aの第 1の回動支持部 1 5 3の係止突起 1 4 8 bとローテ一ションホイール 1 0 4の係止片 1 48 aに係止されることで、ローテ一ションホイール 1 0 4のリング部 1 4 3のタ周に沿うように湾曲して配設されることとなる。そして、付勢部材 1 4 8は、常時、ローテーションホイール 1 0 4を第 1及び第 2のシャツタ板 1 0 5 a， 1 0 5 bが第 1 及び第 2の開口部 1 2 4， 1 44を閉塞する図 3 5中矢印 A方向に回動付勢し、第 1及び第 2の開口部 1 2 4， 1 44を開放する方向に回動するとき伸長する。

なお、第 1のシャツ夕板 1 0 5 aの第 1の回動支持部 1 5 3に形成された係止突起 1 4 8 bは、第 1の軸孔 1 5 3 aの近傍に形成する、すなわち回動支点の近くに形成することによって、第 1のシャツタ板 1 0 5 aの回動時に描く円弧状の軌跡の半径を小さくし、係止突起 1 4 8 bが上下シェル 6， 7の外周壁 1 0 8， 1 2 1等に衝突し無いようにしている。

ところで、図 3 4及び図 3 5に示すように、第 1のシャツ夕板 1 0 5 aとローテーションホイール 1 0 4には、第 1のシャツ夕板 1 0 5 aがローテーションホイール 1 0 4の主面部から脱落することを防止する第 1の脱落防止機構 1 3 1が設けられている。この第 1の脱落防止機構 1 3 1は、第 1のシャツ夕板 1 0 5 aの第 1の回動支持部 1 5 3に隣り合つて形成された突片 1 3 2 aに形成された脱落防止突起 1 3 2と、ローテ一ションホイール 1 0 4の主面部に内側から外周に向かって形成された脱落防止溝 1 3 3とを備えている。

第 1シャツ夕板 1 0 5 a側の脱落防止突起 1 3 2は、図 3 4及び図 3 5に示すように、突片 1 3 2 aに一体的に形成された軸部 1 3 2 bの先端部に張り出し形成された抜け止め部 1 3 2 cが形成されてなる。一方、ローテーションホイール 1 0 4の主面部に形成された脱落防止溝 1 3 3 は、図 3 2、図 3 3及び図 3 5に示すように、被操作部 1 4 5の略反対側に、中程から外周部に向かい外周部が開放されている。脱落防止溝 1 3 3は、開口端が幅広に形成され、脱落防止突起 1 3 2が進入し易いように形成されている。また、脱落防止溝 1 3 3 は、図 3 6に示すように、貫通溝であり、光ディスク 1 0 3の載置面側の貫通溝の両側に薄肉部 1 3 3 aが形成されている。脱落防止突起 1 3 2 の抜け止め部 1 3 2 cは、薄肉部 1 3 3 aに係合することで抜け止めが図られる。脱落防止溝 1 3 3は、溝幅 W 1が挿通される脱落防止突起 1 3 2の軸部 1 3 2 bの直径 W2より大きくなるように形成され、脱落防止突起 1 3 2が脱落防止溝 1 3 3に進入しているとき、軸部 1 3 2 bが脱落防止溝 1 3 3の両端面 1 3 3 bに、すなわち脱落防止溝 1 3 3の幅方向に非接触となるように形成されている。これにより、脱落防止突起 1 3 2が脱落防止溝 1 3 3 に接触することが無くなり、カートリツジ本体 1 0 2内で摩耗粉等の異物が発生することを防止することができる。また、薄肉部 1 3 3 aにおける深さ Dは、抜け止め部 1 3 2 cの厚さ Tより深くなるように、すなわち D〉Tとなるように形成されて、光ディスク 1 0 3と抜け止め部 1 3 2 cが接触しないようにしている。薄肉部 1 3 3 aは、第 1及び第 2 のシャツ夕板 1 0 5 a, 1 0 5 bが第 1及び第 2の開口部 1 2 4 , 1 4 4を閉塞する状態にあるとき、抜け止め部 1 3 2 cが光ディスク 1 0 3 側に突出しないようにする。この脱落防止突起 1 3 2は、第 1及び第 2のシャツ夕板 1 0 5 a , 1 0 5 bが第 1及び第 2の開口部 1 2 4， 1 44を閉塞しているとき、脱落防止溝 1 3 3 に係合し、第 1のシャツ夕板 1 0 5 aがローテーションホイ一ル 1 0 4の主面部より脱落しないようにしている。ディスク力一トリッジ 1 0 1 に大きな衝撃が加わり第 1のシャツ夕板 1 0 5 aがローテーシヨンホイール 1 0 4の主面部より脱落するおそれのあるのは、第 1及び第 2のシャツ夕板 1 0 5 a, 1 0 5 bが第 1及び第 2の開口部 1 2 4, 1 44を閉塞している非使用時であるからである。

また、第 1及び第 2のシャツ夕部材 1 0 5 a, 1 0 5 bは、ローテ一シヨンホイ一ル 1 0 4と下シェル 1 0 7との間に配設される部材であり、第 1のシャツ夕 ^材 5 aの第 1の回動支持部 1 5 3に形成された脱落防止突起 1 3 2は、上シェル 1 0 6側であるローテ一シヨンホイール 1 0 4側に突出する。下シェル 1 0 7の内面には、図 2 9、図 3 1及び図 3 7に示すように、背面側に、第 1のシャツ夕板 1 0 5 aの脱落防止突起 1 3 2がローテ一シヨンホイ一ル 1 0 4の脱落防止溝 1 3 3に進入する際に、第 1のシャッタ部材 5 aをローテーションホイ一レ 1 0 4側に持ち上げるリフタ 1 3 5が形成されている。このリフ夕 1 3 5は、ローテーションホイ一ル 1 0 4側がテ一パ部 1 3 5 aとなっており、第 1のシャッタ板 1 0 5 aを円滑に持ち上げることができるようにしている。なお、図 3 5 に示すように、ローテーションホイール 1 0 4のリング部 1 4 3には、脱落防止溝 1 3 3の近傍に、周回り方向に沿ってストッパ片 1 3 4が形成されている。図 3 5に示すように、第 1及び第 2のシャッ夕板 1 0 5 a， 1 0 5 bが第 1及び第 2の開口部 1 2 4， 1 4 4を閉塞しているとき、脱落防止溝 1 3 3の開口端の近傍には、第 1 のシャッタ板 1 0 5 a の第 1の回動支持部 1 5 3が位置し、付勢部材 1 4 8が延在することになる。したがって、リング部 1 4 3に沿って延在した付勢部材 1 4 8 は、脱落防止突起 1 3 2が脱落防止溝 1 3 3を出入りする際の妨げとなるおそれがある。リング部 1 4 3の外周に沿って形成されたストッパ片 1 3 4は、付勢部材 1 4 8の伸縮時等に付勢部材 1 4 8が暴れることを規制し、円滑に脱落防止突起 1 3 2が脱落防止淸 1 3 3に出入りできるようにしている。

なお、この脱落防止突起 1 3 2及び脱落防止溝 1 3 3は、脱落防止突起 1 3 2を脱落防止溝 1 3 3に接触させることによって、脱落防止突起

1 3 2を上述した駆動突起 1 5 1 i に代え、脱落防止溝 1 3 3を駆動溝

1 4 9に代えも良い。これにより、駆動突起 1 5 1 iや駆動溝 1 4 9を形成する必要が無くなり、第 1のシャッタ板 1 0 5 aや口一テ一ションホイール 1 0 4の構成の簡素化を図ることができる。

また、下シェル 1 0 7には、図 3 7に示すように、第 1のシャッタ板 1 0 5 aの先端部のばたつき、すなわち変位を防止する変位規制突起 1 3 6がー体的に形成されている。この変位規制突起 1 3 6は、第 1のシャッタ板 1 0 5 aが第 1及び第 2の開口部 1 2 4 , 1 4 4を閉塞しているとき、第 1 のシャツ夕板 1 0 5 aの先端部に係合し、衝撃が加わったとき等の振動による第 1のシャツ夕板 1 0 5 aの先端部のばたつきを防止する。第 1 のシャツ夕板 1 0 5 aの先端部は、下シェル 1 0 7の主面部と変位規制突起 1 3 6 との間に円滑に進入し係合し得るように薄肉部 1 3 7が形成されている。また、第 1のシャツ夕板 1 0 5 aは、先端部に薄肉部 1 3 7を形成することによって全体の薄型化を図っている。一方、第 1のシャッ夕板 1 0 5 aが配設されるローテーションホイ一ル 1 0 4の主面 |5には、図 3 3乃至図 3 5に示すように、リフタ 1 3 8が形成されている。このリフタ 1 3 8は、第 1のシャツ夕板 1 0 5 aを下シエル 1 0 7 ίΜに持ち上げるようにして、第 1のシャッタ板 1 0 5 aの先端部の薄肉 ¾5 1 3 7が変位規制突起 1 3 6に円滑に係合するようにじている。 '

以上のような第 1のシャツ夕板 1 0 5 aに係合する第 2のシャツ夕板 1 0 5 bは、図 3 4及び図 3 5に示すように、第 1のシャッ夕部 1 5 1 と共に、第 1及び第 2の開口部 1 2 4， 1 44を閉塞する第 2のシャツ夕部 1 6 1 と、第 1のシャツ夕板 1 0 5 aに形成された第 2の軸孔 1 5 4に取り付けられる第 2の回動支持部 1 6 2とを有する。

第 2のシャツ夕部 1 6 1は、第 1のシャツタ部 1 5 1の第 2の側縁 |5 1 5 1 bと係合する第 1の側緣 1 6 1 aと、第 1の側縁部 1 6 1 aと連続し第 1のシャッ夕部 1 5 1の第 3の側縁部 1 5 1 cと係合する第 2 の側縁部 1 6 1 bと、第 2の側縁部 1 6 1 bの反対側に第 1の側縁部 1 6 1 aと連続した第 3の側縁部 1 6 1 c とを有する。第 1の側縁部 1 6 1 aは、第 1のシャツ夕部 1 5 1の第 2の側縁部 1 5 1 bのテーパ部とは逆向きのテ一パ部で構成され、第 2の側縁部 1 6 l bは、第 1のシャッタ部 1 5 1の第 3の側縁部 1 5 1 cのテ一パ部と逆向きのテーパ部で構成されている。更に、第 1の ί貝 IJ縁部 1 6 1 aのテーパ部と第 2の側録部 1 6 1 bのテ一パ部も逆向き i "こ形成されている。第 1及び第 2のシャッ夕板 1 0 5 a, 1 0 5 bが第 1及び第 2の開口部 1 2 4， 1 44を閉塞したとき、第 1のシャツ夕部 1 5 1の第 2の側縁部 1 5 1 bと第 2 のシャツ夕部 1 6 1の第 1の側縁咅 1 6 1 aのテ一パ部とが嚙み合い、に、第 1のシャッ夕部 1 5 1の第 3の側縁部 1 5 1 cのテ一パ部と第 2 のシャツ夕部 1 6 1の第 2の側縁部 1 6 1 bのテーパ部とが嚙み合い、それぞれは、逆向きに嚙み合う。したがって、一対の第 1及び第 2のシャッ夕板 1 0 5 a, 1 0 5 bが第 1及び第 2の開口部 1 2 4, 1 44 を閉塞しているとき、第 1及び第 2のシャツタ板 1 0 5 a， 1 0 5 bは、互いに嚙み合うことで、結合部より内部に塵埃等が浸入することを防止すると共に、第 1及び第 2のシャツ夕板 1 0 5 a， 1 0 5 bが押されたとき、撓みにくくしている。

また、図 3 4に示すように、第 1のシャツ夕部 1 5 1の第 1の側縁部 1 5 1 aには、直線状の第 1の凹部 1 5 8 aが形成され、第 1の側縁部 1 5 1 aに嚙み合うローテーションホイール 1 0 4の第 2の開口部 1 4 4の側縁部には、第 1の凹部 1 5 8 a が係合する第 1の突部 1 5 9 aが形成されている。また、第 1のシャツタ部 1 5 1の第 2の側縁部 1 5 1 bには、直線状の第 2の凹部 1 5 8 b が形成され、第 2の側縁部 1 5 1 bに嚙み合う第 1の側縁部 1 6 1 aには、第 2の凹部 1 5 8 bに係合する第 2の突部 1 5 9 bが形成されている。更に、第 1のシャツ夕部 1 5 1の第 3の側縁部 1 5 1 cには、直線状の第 3の凹部 1 5 8 cが形成され、第 3の側縁部 1 5 1 cに嚙み合う第 2の側縁部 1 6 1 bには、第 3 の突部 1 5 9 cが形成されている。また、第 2のシャツ夕部 1 6 1にも、ローテーションホイール 1 0 4の第 1 の突部 1 5 9 aに係合する第 4の凹部 1 5 8 eが形成されている。第 1 乃至第 4の凹部 1 5 8 a〜 1 5 8 eと第 1乃至第 3の突部 1 5 9 a〜 1 5 9 cは、第 1及び第 2のシャツタ板 1 0 5 a， 1 0 5 bが第 1及び第 2の開口部 1 2 4, 1 44を閉塞したとき、互いに係合し、結合部より内部に塵埃等が浸入し無いようにする。なお、凹部、突部を設けるシャッタ板は、上述の例に限定されるものではなく、この例とは逆であつても同様な効果を得ることができる。第 2の回動支持部 1 6 2には、図 3 4、図 3 8及び図 3 9に示すように、第 2の支軸 1 6 2 aが形成されてし ^る。この第 2の支軸 1 6 2 aは、第 2の脱落防止機構 1 6 0に脱落防 itされた状態で第 1のシャツタ板 1 0 5 aの第 1の回動支持部 1 5 3に胗成された第 2の軸孔 1 5 4に挿通される。具体的に、この第 2の支軸 1 6 2 aは、第 2の脱落防止機構 1 6 0として、スリット 1 6 2 bを介して形成された弾性片 1 6 2 c , 1 6 2 dで構成され、更に、各弾性片 1 6 2 c， 1 6 2 dの先端部には、先端側から広がる抜け止め部となる係止部 1 6 2 e , 1 6 2 f が形成されている。これら係止部 1 6 2 e , 1 6 2 f は、外面が R面（曲面）又は C面（傾斜面）で構成されたガイド部となっている。係止部 1 6 2 e , 1 6 2 f は、基端側が第 2の支軸 1 6 2 a が挿通される第 1のシャツタ板 1 0 5 aの第 2の軸孔 1 5 4の径ょり大きくなるように形成されている。また、第 2の軸孔 1 54の周囲には、係止部 1 6 2 e， 1 6 2 f が係止される凹部 1 54 aが形成されている。第 2の支軸 1 6 2 aは、係止部 1 6 2 e , 1 6 2 f のガイド部にガイドされて第 2の軸孔 1 54に挿通される。このとき、弾性片 1 6 2 c， 1 6 2 dは、互いに近接する方向に弾性変位することで第 2の支軸 1 6 2 aが第 2の軸孔 1 5 4に挿通されるようにし、係止部 1 6 2 e， 1 6 2 f が挿通したとき、弾性復帰する。これにより、係止部 1 6 2 e , 1 6 2 f は、第 2の軸孔 1 5 4 の周囲の凹部 1 54 aの底面に係止されることになる。凹部 1 5 4 aは、係止部 1 6 2 e， 1 6 2 f が位置することで、ディスクカートリッジ 1 0 1の全体の薄型化を図るようにしてい。このように、第 2の支軸 1 6 2 aは、係止部 1 6 2 e， 1 6 2 ίにつて第 2の軸孔 1 54に確実に係止され、落下等の衝撃によっても第 2 の軸孔 1 5 4から外れないようになつている。なお、弾性片 1 6 2 c， 1 6 2 dの数は、 2本に限定されるものではなく、 3本以上であってち良い。

なお、第 2の支軸 1 6 2 aが樹脂材料で形成されているとき、上述した係止部 1 6 2 e , 1 6 2 f は、弾性片 1 6 2 c， 1 6 2 dの先端部を超音波又は熱によって溶融することで形 β¾するようにしても良い。また、第 2の支軸 1 6 2 aは、スリツ卜 1 6 2 bを設けることなく、すなわち分割すること無く形成し、第 2の軸孔 1 5 4に挿通されたのち、先端部を超音波又は熱で溶融して係止部を設けらようにしても良い。また、以上の例では、第 2のシャッタ板 1 0 5 b側に第 2の支軸 1 6 2 aを設け、第 1のシャツ夕板 1 0 5 a側に第 2の軸孔 1 5 4を殼けた場合を説明したが、第 2のシャツ夕板 1 0 5 b側に第 2の軸孔 1 5 4を設け第 1のシャッタ板 1 0 5 a側に第 2の支軸 1 6 2 aを設けるようにしても良い。また、第 2の支軸 1 6 2 aは、図 3 8に示すように、第 2の回動支持部 1 6 2に一体的に設けられた台座部 1 6 2 gに設けられている。台座部 1 6 2 gは、第 2の支軸 1 6 2 aが設けられた部分を補強する補強部であり、他の部分より肉厚に形成されている。台座部 1 6 2 gは、ローテ一シヨンホイール 1 0 4側に他の領域より肉厚に形成されている。そこで、ローテ一ションホイール 1 0 4には、台座部 1 6 2 を逃げるための逃げ溝 1 4 6が形成されている。また、図 3 1 に示すように、下シエル 1 0 7の内面には、第 2の支軸 1 6 2 aの先端部の逃げとなる凹部 1 6 3 eが形成されている。

また、図 3 4及び図 3 9に示すように、第 2のシャッタ部 1 6 1には、口—テーションホイール 1 0 4に形成された第 1の制御突起 1 6 3が係合される貫通溝で構成された第 1のカム部 1 6 4が形成されている。この第 1のカム部 1 6 4は、第 1の制御突起 1 6 3が係合することで、第 2のシャッタ板 1 0 5 bの回動を制御する。第 1のカム部 1 6 4は、第 2のシャツ夕板 1 0 5 bの回動支点となる第 2の支軸 1 6 2 aから離れた側の第 1の作用部 1 6 4 aと、第 2の支軸 1 6 2 aに近い側の第 1の作用部 1 6 4 aと連続した第 1の非作用部 1 6 4 b とを有する。連続した第 1の作用部 1 6 4 aは、第 1の方向に湾曲し、第 1の非作用部 1 6 4 bは、第 2の方向に湾曲し、第 1の作用部 1 6 4 aと第 1の非作用部 1 6 4 bとは、互いに逆向きに湾曲した貫通溝で形成されている。第 2 の支軸 1 6 2 aから離れた側の第 1の作用部 1 6 4 aは、第 2のシャツタ板 1 0 5 bが第 1及び第 2の開口部 1 2 4， 1 4 4を開放する際の前半部分で第 2のシャツ夕板 1 0 5 bを回動させる際に作用し、第 2の支軸 1 6 2 aに近い側の第 1の作用部 1 6 4 aと連続した第 1の非作用部 1 6 4 bは、第 2のシャツ夕板 1 0 5 bが第 1及び第 2 の開口部 1 2 4， 1 44を開放する際の後半部分で何も作用しない部分となる。

なお、第 1の作用部 1 6 4 aは、ローテーションホイール 1 0 4の回動時における第 1の制御突起 1 6 3の軌跡と異ならせることによって形成することができ、第 1の非作用部 1 6 4 bは、第 1 の制御突起 1 6 3 の軌跡と一致させる又は幅広に形成し、第 1の制御突起 1 6 3と溝とを非接触にすることにより形成することができる。

図 3 9に示すように、この第 1の制御突起 1 6 3は、第 3の脱落防止機構 1 6 3 aによつて確実にローテ一シヨンホイール 1 0 4上に配置されている。第 3の脱落防止機構 1 6 3 aとなるローテーションホイ一ル 1 0 4の第 1の制御突起 1 6 3は、軸部 1 6 3 bの先部に張り出し形成された抜け止め部 1 6 3 cが形成されてなる。このま友け止め部 1 6 3 cは、全周ではなく突起状に突出するように形成され、成形金型を簡素化するようにしている。一方、第 1のカム部 1 6 4を構成する貫通溝は、その幅が軸部 1 6 3 bが揷通可能に形成されており、その両側に、抜け止め部 1 6 3 cが係止される薄肉部 1 6 3 dが形成されている。抜け止め部 1 6 3 cは、薄肉部 1 6 3 dに係合することによつて、薄型化が図られている。なお、下シェル 1 0 7の内面には、図 3 1に示すように、更に、抜け止め部 1 6 3 cの逃げとなる凹部 1 6 211 形成されている。なお、この第 3の脱落防止機構 1 6 3 aも、上述した第 2の脱落防止機構 1 6 0のように構成しても良い。

また、図 34に示すように、第 2のシャツ夕部 1 6 1には、ローテ一シヨンホイール 1 0 4の主面部に形成された溝で構成された第 2のカム部 1 6 5に係合する第 2の制御突起 1 6 6が形成されている。第 2の力ム部 1 6 5は、口一テーションホイ一ル 1 0 4の中央側で第 1の方向に湾曲した第 2の非作用部 1 6 5 aと、ローテーションホイール 1 0 4の外周側で第 1の方向とは反対向きの第 2の方向に湾曲した第 2の作泪部 1 6 5 bとからなる。この第 2のカム部 1 6 5は、有底溝で形成され、光ディスク 1 0 3の収納されたローテ一シヨンホイール 1 0 4内に摩耗粉等の塵埃等の異物が浸入しないようにしている。第 2の非作用部 1 6 5 aは、第 2のシャツ夕板 1 0 5 bが第 1及び第 2の開口部 1 2 4 , 1 4 4を開放する際の前半部分で何も作用せず、第 2の作用部 1 6 5 b は、第 2のシャツタ板 1 0 5 bが第 1及び第 2の開口部 1 2 4 , 1 4 4を開放する際の後半部分で作用する。したがって、第 2の非作用部 1 6 5 a は、第 2のシャツ夕板 1 0 5 bが第 1及び第 2の開口部 1 2 4 , 1 4 4 を開放する際の前半部分で何も作用せず、第 2の制御突起 1 6 6が第 2 の非作用部 1 6 5 aから第 2の作用部 1 6 5 bに移動すると、すなわち第 2のシャツタ板 1 0 5 bの回動の後半部分で、第 2の作用部 1 6 5 b は、上述の第 1のカム部 1 6 4の第 1の作用部 1 6 4 aに代わって、第 2のシャツ夕板 1 0 5 bを回動する。このように、ディスクカート ¹ Jッジ 1 0 1は、第 2のシャツタ板 1 0 5 bが第 1及び第 2の開口部 1 2 4， 1 4 4を開放時において、前半部分と後半部分とで作用部を分けることによって、摩耗によって塵埃等が発生することを防止するようにしている。

なお、第 2の非作用部 1 6 5 aは、ローテ一ションホイ一ル 1 0 4の回動時における第 2の制御突起 1 6 6の軌跡と一致させる又は幅広こ形成し、第 2の制御突起 1 6 6 と溝とを非接触にすることにより形成することができ、第 2'の作用部 1 6 5 bは、第 2の制御突起 1 6 6の軌方と異ならせることによって形成することができる。

ところで、上述したローテーションホイール 1 0 4に形成された第 1 の制御突起 1 6 3が係合される第 1のカム部 1 6 4は、図 3 4及び図 3 9に示すように、第 2のシャッ夕板 1 0 5 bの回動支点となる第 2の支軸 1 6 2 aから離れた側であって第 1の作用部 1 6 4 aの上手側、すなわち第 1の非作用部 1 6 4 bとは反対側に第 3の非作用部 1 6 4 cが形成されている。この第 3の非作用部 1 6 4 cには、第 2のシャッタ板 5 aが第 1及び第 2の開口部 1 2 4， 1 44を閉塞する位置にあるときに第 1の制御突起 1 6 3が位置している。第 3の非作用部 1 6 4 cは、口 —テ一ションホイ一ル 1 0 4が第 2のシャッタ板 1 0 5 bが第 1及び第 2の開口部 1 2 4, 1 44を開放する方向に回動を開始したとき、第 1 の制御突起 1 6 3の軌跡と一致又は幅広とするように形成されている。したがって、第 1の制御突起 1 6 3が第 3の非作用部 1 6 4 cにあるとき、ローテーションホイ一ル 1 0 4のみが回動し、第 2のシャツタ板 1 0 5 bは回動しない。そして、ローテーションホイール 1 04の第 2の開口部 1 44の近傍に形成されている第 1の突部 1 5 9 aと第 2のシャッ夕板 1 0 5 bの第 4の凹部 1 5 8 eの係合状態が解除されるのみとなる。このとき、第 3の非作用部 1 6 4 cは、第 2のシャツ夕板 1 0 5 b のばたつき等を防止するための姿勢制御の機能を果たす。次いで、第 1 の制御突起 1 6 3が第 3の非作用部 1 6 4 cに次ぐ第 1の作用部 1 6 4 aに移動したとき、第 2のシャッ夕板 1 0 5 bの回動は開始することになる。なお、この後、第 1の制御突起 1 6 3は、第 1の非作用部 1 6 4 bに移動することになる。

以上のように、ディスクカートリッジ 1 0 1が記録及び又は再生装置に装填されて回動を開始したとき、記録及び/又は再生装置側のシャッ夕開放機構の駆動力は、付勢部材 1 4 8に杭してローテ一ションホイ —ル 1 0 4を回動する駆動力とローテーションホイール 1 04の第 2の開口部 1 44の近傍に形成されている第 1の突部 1 5 9 aと第 2のシャッ夕板 1 0 5 bの第 4の凹部 1 5 8 eの係合状態が解除するための駆動力を必要とし、 '第 2のシャツ夕板 1 0 5 bの回動をするための駆動力を必要としないことから、全体としての駆動力を小さくすることができる。そして、第 1の制御突起 1 6 3が第 1の作用部 1 6 4 a及び第 1の非作用部 1 6 4 bに移動したときには、付勢部材 1 48に杭してローテ一シヨンホイール 1 0 4を回動する駆動力と第 1及び第 2のシャツ夕板 1 0

5 a , 1 0 5 bの回動をするための駆動力を必要とするだけで良く、口一テーシヨンホイ一ル 1 0 4の第 2の開口部 1 44の近傍に形成されている第 1の突部 1 5 9 aと第 2のシャツ夕板 1 0 5 bの第 4の凹部 1 5 8 eの係合状態が解除するための駆動力は必要が無くなり、シャツ夕開放機構の全体の駆動力を小さくすることができる。なお、第 2のシャツ夕板 1 0 5 bは、第 1の制御突起 1 6 3が第 1の非作用部 1 6 4 bにあるとき、第 2の制御突起 1 6 6が第 2のカム部 1 6 5の第 2の作用部 1

6 5 bによって回動されることになる。

また、第 2のカム部 1 6 5の第 2の作用部 1 6 5 bの下手、すなわち第 2の非作用部 1 6 5 aの反対側には、更に、第 4の非作用部 1 6 5 c が形成されている。この第 4の非作用部 1 6 5 cは、第 2のシャツタ板 1 0 5 bが第 1及び第 2の開口部 1 2 4， 1 44を開放したとき、第 2 の制御突起 1 6 6が最後に位置する部分である。この第 4の非作用部 1 6 5 cは、口一テ一ションホイ一ル 1 0 4が第 1及び第 2のシャッタ板 1 0 5 a， 1 0 5 bが第 1及び第 2の開口部 1 2 4 , 1 44を開放した最後の部分で、第 2の制御突起 1 6 6の軌跡と一致又は幅広とするように形成されている。したがって、第 2の制御突起 1 6 6が第 2の作用部 1 6 5 bから移動して第 4の非作用部 1 6 5 cにあるとき、口一テ一ションホイ一ル 1 0 4が回動し、第 2のシャツ夕板 1 0 5 a, 1 0 5 bは回動しない。この第 4の非作用部 1 6 5 cは、ローテーションホイール 1 0 4の回動量の誤差吸収のために形成されており、第 2の制御突起 1 6 6が第 4の非作用部 1 6 5 cにあるとき、ローテ一ションホイール 1 0 4が回動し、第 2のシャツ夕板 1 0 5 bは回動しないことになる。ここで、ローテーションホイール 1 04の回動、第 2のシャツ夕板 1 0 5 a, 1 0 5 bの回動に関して、第 1及び第 2の制御突起 1 6 3 , 1 6 6及び第 1及び第 2のカム部 1 6 4 , 1 6 5の関係をまとめて説明する。先ず、ディスクカートリッジ 1 0 1の非使用時、すなわち第 2のシャッ夕板 1 0 5 bが第 1及び第 2の開口部 1 2 4， 1 44を閉塞する位置にあるとき、第 1の制御突起 1 6 3は、第 1のカム部 1 6 4の第 3の非作用部 1 64 cにあり、口一テ一ションホイール 1 0 4が回動を開始すると、第 3の非作用部 1 6 4 cから第 1の作用部 1 6 4 aに移動し、第 2のシャツタ板 1 0 5 bの回動を開始する。このとき、第 2の制御突起 1 6 6は、第 2のカム部 1 6 5の第 2の非作用部 1 6 5 aに位置し、何も作用していない。

更に、ローテーションホイール 1 0 4が回動すると、第 1の制御突起 1 6 3は、第 1のカム部 1 6 4の第 1の作用部 1 6 4 aから第 1の非作用部 1 6 4 bに移動する。そして、第 2の制御突起 1 6 6は、第 2の力ム部 1 6 5の第 2の非作用部 1 6 5 aから第 2の作用部 1 6 5 bに移動する。すなわち、第 2のシャツ夕板 1 0 5 bは、第 1のカム部 1 6 4の第 1の非作用部 1 64 bに係合している第 1の制御突起 1 6 3に代わつて第 2のカム部 1 6 5の第 2の作用部 1 6 5 bに係合している第 2の制御突起 1 6 6によって回動されるようになる。

そして、最後に、第 2の制御突起 1 6 6は、第 2のカム部 1 6 5の第 2の作用部 1 6 5 bから第 4の非作用部 1 6 5 cに移動する。このとき、第 1の制御突起 1 6 3は、依然として第 1のカム部 1 6 4の第 1の非作用部 1 6 4 bに位置している。かくして、第 2のシャツ夕板 1 0 5 a， 1 0 5 bによる第 1及び第 2の開口部 1 2 4， 1 44の開放動作が完了する。

以上のように構成されるディスクカートリッジ 1の組立方法について説明する。先ずディスクカートリッジ 1を組み立てるには、先ず、図 3 8に示すように、第 1のシャツ夕板 1 0 5 aの第 2の軸孔 1 5 4に第 2 のシャツ夕板 1 0 5 bの第 2の支軸 1 6 2 aを取り付けることによって、第 2の脱落防止機構 1 6 0によって脱落が防止された状態で第 1のシャッ夕板 1 0 5 aと第 2のシャッタ板 1 0 5 bとが組み合わされる。すなわち、第 2の支軸 1 6 2 aを第 2の軸孔 1 5 4に挿通し、係止部 1 6 2 e , 1 6 2 f を第 2の軸孔 1 5 4の周囲の凹部 1 54 aの底面に係止させることによって、第 1のシャツ夕板 1 0 5 aと第 2のシャツ夕板 1 0 5 bとが組み合わされる。

次いで、組み合わされた第 1及び第 2のシャツタ板 1 0 5 a， 1 0 5 bは、ローテーションホイール 1 0 4上に配設される。すなわち、第 1 及び第 2のシャツ夕板 1 0 5 a, 1 0 5 bは、第 1のシャツ夕板 1 0 5 aの第 1の脱落防止機構 1 3 1を構成する脱落防止突起 1 3 2をローテ —シヨンホイール 1 0 4の脱落防止溝 1 3 3に係合させ、また、第 3の脱落防止機構 1 6 3 aが構成されたローテーションホイール 1 0 4の第 1の制御突起 1 6 3 aを抜け止め部 1 6 3 cを第 2のシャッ夕板 1 0 5 bの第 1のカム部 1 6 4の溝に係合させ、更に、第 1のシャツ夕板 1 0 5 aの駆動突起 1 5 1 i をローテ一ションホイール 1 0 4の駆動溝 1 4 9に係合させ、更に、第 2のシャツタ板 1 0 5 aの第 2の制御突起 1 6 6を第 2のシャツ夕板 1 0 5 bの第 2のカム部 1 6 5に係合させることによって、ローテーションホイール 1 0 4上に配設される。

ローテーションホイール 1 0 4に第 1及び第 2のシャツ夕板 1 0 5 a， 1 0 5 bを配設すると、次いで、図 3 5に示すように、付勢部材 1 48 がー端をローテーションホイール 1 0 4のリング部 1 4 3に形成された係止片 1 4 8 aに係止し、他端を第 1のシャツ夕板 1 0 5 aの第 1の回動支持部 1 5 3の第 1の軸孔 1 5 3 aの近傍に形成された係止突起 1 4 8 bに係止することによって取り付けられる。付勢部材 1 48がローテ ——ンョンホイール 1 04と第 1のシャッタ板 1 0 5 aに掛け渡されると、次いで、第 1及び第 2のシャツタ板 1 0 5 a , 1 0 5 b及び付勢部材 1 4 8が取り付けられたローテーションホイール 1 0 4は、上シェル 1 0 6の内面に形成された第 1の支軸 1 5 2を、第 1のシャツ夕板 1 0 5 a の第 1の軸孔 1 5 3 aに挿通させた状態で、被操作部 1 4 5を前面側にして上シェル 1 0 6に回転可能に配設される。この際、ローテ一シヨンホイール 1 0 4は、第 1のシャツ夕板 1 0 5 aとローテーションホイ一ル 1 0 4との間に付勢部材 1 48を掛け合わせた状態で上シェル 1 0 6 に取り付けられることから、ローテーションホイール 1 04を上シェル 1 0 6に配設してから付勢部材 1 4 8を第 1のシャッタ板 1 0 5 aと口一テーシヨンホイール 1 0 4との間に掛け渡す場合に比べて組立作業を容易に行うことができる。

この後、ディスクカートリッジ 1 0 1は、ローテーションホイール 1 0 4及び第 1及び第 2のシャッタ板 1 0 5 a, 1 0 5 bが配設された上シェル 1 0 6に、下シェル 1 0 7を組み合わせ、ねじ 1 2 3によって結合することにより完成する。

上述したような構成を有するディスクカートリッジ 1 0 1が記録及び /又は再生装置に装着される前には、図 2 7、図 2 8及び図 4 0に示すような状態にある。すなわち、一対の第 1及び第 2のシャツ夕板 1 0 5 a , 1 0 5 bが第 1及び第 2の開口部 1 2 4 , 1 44を閉塞しているとき、ローテーションホイール 1 0 4は、付勢部材 1 4 8の付勢力により図 4 0中矢印 D方向に回動付勢された状態にあり、被操作部 1 4 5は、第 1の開口部 1 2 4の一側縁に位置し、また、下シェル 1 0 7の第 1の開口咅 [51 2 4とローテーションホイール 1 04の第 2の開口部 1 44の位置は不一致の状態にある。そして、被操作部 1 4 5の係合溝 1 4 5 c は、図 2 8に示すように、第 1のシャッタ板 1 0 5 aが係合することで、第 1のシャツ夕板 1 0 5 aの浮き上がりや浮き沈みを防止している。更に、図 3 4に示すように、第 1のシャツタ部 1 5 1の第 2の側縁部 1 5 1 bと第 2のシャツ夕部 1 6 1の第 1の側縁部 1 6 1 aのテ一パ部とが嚙み合い、更に、第 1のシャツ夕部 1 5 1の第 3の側縁部 1 5 1 cのテーパ咅 15と第 2のシャッ夕部 1 6 1の第 2の側縁部 1 6 1 bのテ一パ部とが嚙み合い、それぞれは、逆向きに嚙み合っている。すなわち、デイスクカートリッジ 1 0 1は、第 1及び第 2のシャツ夕板 1 0 5 a, 1 0 5 bが u歯み合い、橈み変形しにくくされていると共に、第 1のシャツ夕板 1 0 5 aの浮き上がりが防止されていることで、カートリツジ本体 1 0 2内に塵埃等の異物が浸入しないようにしている。また、第 1乃至第 4 の凹 |51 5 8 &〜 1 5 8 6と第 1乃至第 3の突部 1 5 9 a〜 1 5 9 cは、互いに係合し、結合部より内部に塵埃等が浸入し無いようにしている。

このとき、図 4 0に示すように、第 1のシャツ夕板 1 0 5 aの駆動突起 1 5 1 i は、ローテーションホイ一ル 1 0 4の駆動溝 1 49の一端部の第 1の非作用部 1 4 9 aに位置し、第 1のシャツ夕板 1 0 5 aは、第 1及び第 2の開口部 1 2 4, 1 44を閉塞する位置にある。また、第 2 のシャッタ板 1 0 5 bの第 1のカム部 1 6 4には、第 1の制御突起 1 6 3が第 3の非作用部 1 6 4 cに係合し、第 2のシャツ夕板 1 0 5 bの第 2の制御突起 1 6 6は、ローテ一ションホイール 1 0 4の第 2のカム部 1 6 5の第 2の非作用部 1 6 5 aに係合し、第 2のシャツタ扳 1 0 5 b は、図 2 8に示すように、下シェル 1 0 7の第 1の開口部 1 2 4を閉塞した状態となっている。

また、第 1のシャツ夕板 1 0 5 aのガイド突起 1 5 1 g及び規制突起 1 5 1 hは、第 2の開口部 1 4 4内に位置している。この第 1のシャツ夕板 1 0 5 aのガイド突起 1 5 1 g及び規制突起 1 5 1 hは、ローテ一シヨンホイ一ル 1 0 4内に収納されている光ディスク 1 0 3のセン夕孔 1 0 3 aの周囲の内周側非信号記録領域に対応して位置している。したがって、仮に、第 1のシャツ夕板 1 0 5 aが押されたときであっても、第 1のシャツタ板 1 0 5 aのガイド突起 1 5 1 g及び規制突起 1 5 1 h は、光ディスク 1 0 3の内周側非信号記録領域に突き当たり、第 1のシャッタ部 1 5 1が光ディスク 1 0 3の信号記録領域に接触することもないことから、信号記録.領域に傷が付くことを防止することができる。以上のような、ディスクカートリッジ 1 0 1の非使用時においては、ユーザが記録及びノ又は再生装置に挿入する際や持ち運びの際等に誤つてディスクカートリッジ 1 0 1を落下させてしまうことがある。すなわち、ディスクカートリッジ 1 0 1は、非使用時において大きな衝撃が加わることが多い。そこで、このディスク力一トリッジ 1 0 1では、第 1 の脱落防止機構 1 3 1を設けることによって、第 1のシャツ夕板 1 0 5 aがローテーションホイ一ル 1 0 4上から脱落することを防止している。すなわち、ディスクカートリッジ 1 0 1の非使用時において、脱落防止突起 1 3 2 は、第 1及び第 2のシャツ夕板 1 0 5 a， 1 0 5 bが第 1及び第 2の開口部 1 2 4， 1 4 4を閉塞しているとき、脱落防止溝 1 3 3 に係合し、第 1のシャツ夕板 1 0 5 aがローテ一シヨンホイール 1 0 4 の主面部より脱落しないようにしている。

また、このディスクカートリッジ 1 0 1には、第 2のシャツ夕板 1 0 5 bが第 1 のシャツ夕板 1 0 5 aから脱落する第 2の脱落防止機構 1 6 0が設けられている。すなわち、第 1の脱落防止機構 1 3 1によって口一テ一シ a ンホイール 1 0 4上から脱落が防止された第 1のシャッタ板 1 0 5 aに取り付けられる第 2のシャツ夕板 1 0 5 bは、第 1のシャツ夕板 1 0 5 aの第 2の軸孔 1 5 4に第 2のシャツ夕板 1 0 5 bの第 2の支軸 1 6 2 aの係止部 1 6 2 e， 1 6 2 f を係止させることによって、第 1のシャツタ板 1 0 5 a上からの脱落が防止されている。

更に、ディスクカートリッジ 1 0 1は、第 3の脱落防止機構 1 6 3 a によって、第 2のシャツ夕板 1 0 5 bがローテーションホイール 1 0 4 上からの脱落が防止されている。すなわち、ローテーションホイール 1 0 4に形成されている第 1の制御突起 1 6 3は、先端部に形成された抜け止め部 1 6 3 cが第 1のカム部 1 6 4を構成する貫通溝の薄肉部 1 6 3 dに係合されることによって、第 2のシャツタ板 1 0 5 bの口一テ一シヨンホイール 1 0 4上からの脱落が防止されている。

以上のように、ディスクカートリッジ 1 0 1は、第 1のシャツ夕板 5 bが第 1の脱落防止機構 1 3 1によりローテーションホイール 1 0 4上からの脱落が防止され、第 2のシャツ夕板 1 0 5 bが第 2の脱落防止機構 1 6 0によって第 2のシャツ夕板 1 0 5 b上からの脱落が防止され、更に、第 3の脱落防止機構 1 6 3 aによって第 2のシャツ夕板 1 0 5 b のローテーションホイール 1 0 4上から脱落が防止されているので、非使用時に大きな衝撃が加わったとしても、ローテ一ションホイール 1 0 4上から第 1及び第 2のシャツ夕板 1 0 5 a , 1 0 5 bからの脱落を防止することができ、ローテ一ションホイ一ル 1 0 4が回動しなくなったり、また、第 1及び第 2のシャツ夕板 1 0 5 a， 1 0 5 bが回動しなくなったりといった故障を防止することができる。

また、ディスクカートリッジ 1 0 1は、非使用時において、第 1のシャッ夕板 1 0 5 a の先端部の薄肉部 1 3 7が下シェル 1 0 7の変位規制突起 1 3 6に係合しているので、大きな衝撃が力一トリッジ本体 1 0 2 に加わったとしても、ばたつくことを防止することができる。したがつて、例えば、第 1 のシャツ夕板 1 0 5 aの先端部が衝撃によりばたついてローテーションホイール 1 0 4の第 2の開口部 1 4 4からローテ一ションホイール 1 0 4内に入り込んでしまい、収納されている光ディスク 1 0 3を傷つけたり、また、第 1のシャツタ板が回動しなくなることを防止することができる。この変位規制突起 1 3 6は、下シェル 1 0 7に —体成形成形されているので、変位規制突起 1 3 6を形成するための 2 次加工が不要となり、製造工程の簡素化を図ることができる。

以上のようなディスクカートリッジ 1 0 1は、記録及び Z又は再生装置に対して略円弧状に形成された前面を揷入端として挿入される。記録及び/又は再生装置に挿入されると、先ず、記録及びノ又は再生装置の装着部に形成された一対の挿入ガイドピンが挿入ガイド溝 1 2 5 a， 1 2 5 bに挿入される。そして、ディスクカートリッジ 1 0 1は、挿入ガィドビンにガイドされて記録及び Z又は再生装置の装着部に装着されたとき、装着部の位置決めピンが、ロケーションホール 1 2 6 aとァライメントホール 1 2 6 bに係合することによって、記録及びノ又は再生装置内の装着部に正確に位置決めされた状態で装着される。そして、ローテ一ションホイ一ル 1 0 4の被操作部 1 4 5には、記録及び又は再生装置側のシャッタ開放機構を構成するシャッタ開放ピン 1 4 1が係合する。すると、ローテーションホイール 1 0 4は、ローテーションホイ一ル 1 0 4の被操作部 1 4 5に係合している記録及び Z又は再生装置側のシャツ夕開放ピン 1 4 1によって図 4 0中矢印 A方向に回動される。口 —テーションホイール 1 0 4は、シャッタ開放ピン 1 4 1によって、付勢部材 1 4 8の付勢力に抗して図 4 0中反矢印 A方向に回動される。

ローテーションホイール 1 0 4の開始時において、第 1のシャツ夕板 1 0 5 aは、第 1のシャツタ部 1 5 1に形成されている駆動突起 1 5 1 iがローテ一ションホイール 1 0 4に形成された駆動溝 1 4 9の第 1の非作用部 1 4 9 a内を作用部 1 4 9 bに J¾かって移動することから、回動することはない。また、ローテーションホイール 1' 0 4の開始時において、第 2のシャツ夕板 1 0 5 bは、ローテーションホイ一ル 1 0 4に形成された第 1の制御突起 1 6 3が第 1のカム部 1 6 4の第 3の非作用部 1 6 4 c内を第 1の作用部 1 64 aに向かって移動し、第 2のシャッ夕板 1 0 5 bの第 2の制御突起 1 6 6が第 2のカム部 1 6 5の第 2の非作用部 1 6 5 a内を第 2の作用部 1 6 5 bに向かって移動することから、回動することはない。すなわち、ローテーションホイール 1 0 4の回動開始時においては、ローテ一ションホイール 1 0 4のみが図 4 0中反矢印 A方向に回動し、第 1及び第 2のシャツ夕板 1 0 5 a, 1 0 5 bは回動しない。ローテーションホイール 1 0 4のみが回動することによって、ローテーションホイール 1 0 4の第 2の開口部 1 44の近傍に形成されている第 1の突部 1 5 9 aと第 1のシャツ夕板 1 0 5 aの第 1の凹部 1 5 8 a及び第 2のシャツタ板 1 0 5 の第 4の凹部 1 5 8 eの係合状態が解除される。ローテ一ションホイ一ル 1 0 4の回動開始時において、記録及びノ又は再生装置側のシャツ夕開放機構の駆動力は、付勢部材 1 4 8に抗してローテーションホイ一レ 1 0 4を回動する駆動力とローテーションホイ一ル 1 04の第 2の開口部 1 44の近傍に形成されている第 1の突部 1 5 9 aと第 1のシャツタ板 1 0 5 aの第 1の凹部 1 5 8 a 及び第 2のシャツ夕板 1 0 5 bの第 4の凹部 1 5 8 eの係合状態が解除するための駆動力だけで良く、第 1及び第 2のシャツ夕板 1 0 5 a， 1 0 5 の回動をするための駆動力を必要としないことから、全体としての駆動力を小さくすることができる。

更に、ローテーションホイール 1 0 4が図 4 0中反矢印 A方向に回動されると、第 1のシャツ夕板 1 0 5 aは、第 1のシャッタ部 1 5 1に形成されている駆動突起 1 5 1 iがローテーションホイール 1 0 4に形成された駆動溝 1 4 9の第 1の非作用部 1 4 9 aから作用部 1 4 9 bに移動することによって、上シェル 1 0 6の第 1の支軸 1 5 2を中心にして、図 4 0中矢印 B方向に回動を開始する。第 1のシャツ夕板 1 0 5 aの回動に伴って、第 2のシャツ夕板 1 0 5 bは、ローテ一ションホイール 1 0 4に形成された第 1の制御突起 1 6 3が第 1のカム部 1 6 4の第 3の非作用部 1 64 cから第 1の作用部 1 64 aに移動し、第 2のシャツ夕板 1 0 5 bの第 2の制御突起 1 6 6が第 2のカム部 1 6 5の第 2の非作用部. 1 6 5 a内を第 2の作用部 1 6 5 bに向かって移動することによつて、第 1のシャッ夕板 1 0 5 aの第 2の軸孑 L 1 5 4に取り付けられた第 2の支軸 1 6 2 aを中心にして図 4 0中矢印 C方向に回動を開始する。すなわち、第 2のシャッ夕板 1 0 5 bの第 2の制御突起 1 6 6は、第 2 のカム部 1 6 5の第 2の非作用部 1 6 5 a内を移動しているのみである力ら、第 2のシャツ夕板 1 0 5 bの回動に対して何も作用しておらず、第 2のシャツ夕板 1 0 5 bは、ローテ一ションホイール 1 0 4の第 1の龃御突起 1 6 3が第 1のカム部 1 6 4の第 1 の作用部 1 6 4 aを移動することによって回動される。

更に、ローテーションホイール 1 0 4が図 4 0中反矢印 A方向に回動すると、図 4 1に示すように、第 1のシャツ夕部 1 5 1に形成されている駆動突起 1 5 1 i は、口一テ一シヨンホイール 1 0 4に形成された駆溝 1 4 9の作用部 1 4 9 b内を移動することによって、シェル 6の第 1 の支軸 1 5 2を中心にして、図 4 0中矢印 B方向に回動する。また、第 1のシャツ夕板 1 0 5 aの回動に伴って、第 2のシャツ夕板 1 0 5 b 【ま、口一テ一ションホイール 1 0 4に形成された第 1の制御突起 1 6 3 力 S第 1のカム部 1 6 4の第 1の作用部 1 6 4 aから第 1の非作用部 1 6 4 bに移動し、第 2のシャツ夕板 1 0 5 bの第 2の制御突起 1 6 6が第 2のカム部 1 6 5の第 2の非作用部 1 6 5 aから第 2の作用部 1 6 5 b こ移動することによって、引き続き第 1のシャツ夕板 1 0 5 aの第 2の軸孔 1 5 4に取り付けられた第 2の支軸 1 6 2 aを中心、にして図 4 0中矢印 C方向に回動する。すなわち、第 2のシャツ夕板 1 0 5 bは、図 4 1に示す時点以降の後半部分において、第 2のシャツタ板 1 0 5 bの第 2の制御突起 1 6 6が第 2のカム部 1 6 5の第 2の作用部 1 6 5 b内を移動することによって回動され、これまで作用していこローテーションホイール 1 0 4の第 1の制御突起 1 6 3は、第 1の作用部 1 6 4 aから第 1の非作用音 (51 6 4 bに移動することによって作用しなくなる。図 4 1に示す状態を境に、第 2のシャツ夕板 1 0 5 bを回動させるための制御突起は、第 1のカム部 1 6 4の第 1の作用部 1 64 aに係合していた第 1の制御突起 1 6 3から第 2のカム部 1 6 5の第 2の作用部 1 6 5 b に係合する第 2の制御突起 1 6 6に引き継がれることになる。

更に、ローテーションホイール 1 0 4が図 4 0中反矢印 A方向に回動すると、図 4 2に示すように、下シェル 1 0 7の第 1の開口部 1 2 4と口一テ一ションホイール 1 0 4の第 2の開口部 1 44の位置が一致した状態となる。このとき、第 1のシャツ夕部 1 5 1に形成されている駆動突起 1 5 1 i ま、ローテ一ションホイール 1 0 4に形成された駆動溝 1 49の作用部 1 4 9 b内を移動し、更に、第 2の非作用部 1 4 9 cまで移動することによって、第 1のシャツ夕板 1 0 5 aをシェル 6の第 1の支軸 1 5 2をヰ心にして、図 4 2中矢印 B方向に回動し、第 1及び第 2 の開口部 1 2 4, 1 44を開放した状態とする。また、第 1のシャツ夕板 1 0 5 aの Θ動に伴って、第 2のシャツタ板 1 0 5 bは、ローテ一ションホイール 1 0 4に形成された第 1の制御突起 1 6 3が第 1のカム部 1 64の第 1 の非作用部 1 6 4 b内を端部まで移動し、第 2のシャツ夕板 1 0 5 bの第 2の制御突起 1 6 6が第 2のカム部 1 6 5の第 2の作用部 1 6 5 b内を移動し、更に、第 4の非作用部 1 6 5 cまで移動することによって、引き続き第 1のシャツ夕板 1 0 5 aの第 2の軸孔 1 5 4に取り付けられた第 2の支軸 1 6 2 aを中心にして図 4 2 中矢印 C方向に回動し、図 4 3に示すように、第 1及び第 2の開口部 1 2 4， 1 44を開放した状態とする。

なお、第 1のシャツ夕板 1 0 5 aは、駆動突起 1 5 1 1が駆動溝 1 4 9の作用部 1 4 9 bから第 2の非作用部 1 4 9 cに以降する時点で開ききり、第 2のシャツ夕板 1 0 5 bは、第 2の制御突起 1 6 6が第 2の力ム部 1 6 5の第 2の作用部 1 6 5 bから第 4の非作用部 1 6 5 cに移行する時点で開ききる。これに対して、ローテーションホイール 1 0 4は、僅かに図 4 2中反矢印 A方向に回動し、このとき、第 1 のシャツ夕板 1 0 5 a は、駆動突起 1 5 1 iが駆動溝 1 4 9の第 2の非作用部 1 4 9 c 内を移動し、第 2のシャツ夕板 1 0 5 bは、第 2の制御突起 1 6 6が第 2の力ム部 1 6 5の第 4の非作用部 1 6 5 c内を移動することから、第 1及第 2のシャツ夕板 1 0 5 a， 1 0 5 bは、回動しないことになる。この最終段階におけるローテーションホイ一ル 1 04のみの回動は、口 —テ一ションホイール 1 0 4の回動量の誤差吸収のためである。

まこ、図 4 2に示すように、第 2のシャッタ板 1 0 5 bは、回動操作の後^部分で、第 2のシャツタ板 1 0 5 bの回動支点となっている第 2 の支車お 1 6 2 aに近づく第 1の制御突起 1 6 3を用いないようにし、第 2の軸 1 6 2 aより離れている第 2の制御突起 1 6 6 を第 2のカム部 1 6 5 の第 2の作用部 1 6 5 bに係合させることによって、弱い駆動力で回 id操作できるようになつている。すなわち、図 4 2 に示すように、第 2のシャツ夕板 1 0. 5 bの回動支点である第 2の支車由 1 6 2 aから第 1のおム部 1 6 4の第 1の非作用部 1 6 4 bに位置している第 1の制御突起 1 6 3までの距離 L 1よりも第 2のカム部 1 6 5の第 2の作用部 1 6 5 又は第 4の非作用部 1 6 5 cに位置している第 2の制御突起 1 6 6までの距離 L 2の方が長くすることによって、第 2のシャツ夕板 1 0 5 bを弱い駆動力で回動操作できるようにしている。また、ディスク力ートリッジ 1 0 1は、第 1及び第 2のシャツ夕板 1 0 5 a, 1 0 5 わの回動に当たって前半部分と後半部分とで作用部を分ける、すなわち第 1 のカム部 1 6 4の第 1の作用部 1 6 4 aと第 2のカム部 1 6 5の第 2の作用部 1 6 5 bとを用いるようにし、力一トリッジ本体 1 0 2内において第 1及び第 2のシャツ夕板 1 0 5 a， 1 0 5 bの回動に伴う摩耗粉等の塵埃の発生を防止することができる。

また、図 4 1に示す状態の後から第 1の脱落防止機構 1 3 1の脱落防止突起 1 3 2は、ローテ一シヨンホイール 1 0 4の回動及び第 1のシャッタ板 1 0 5 aの回動に伴ってローテーションホイ一ル 1 0 4の ^落防止溝 1 3 3から外れ、光ディスク 1 0 3の収納空間から待避する。ローテ一シヨンホイ一ル 1 0 4力回動し第 1及び第 2のシャツ夕板 1 0 5 a , 1 0 5 bが回動する一連の過程で、ローテーションホイール 1 0 4 が回動することに伴って付勢部才才 1 4 8は、伸長することになるが、ローテーションホイ一ル 1 04のリング部 1 4 3に形成されたストッパ) 1 3 4によって暴れることが規讳 IJされ、脱落防止突起 1 3 2は、円滑に脱落防止溝 1 3 3から待避することができる。

そして、ローテーションホイ一ル 1 0 4内に回転可能に収納さている光ディスク 1 0 3は、記録及びノ又は再生装置側のディスク回転駆動機構のディスクテーブルにセンタ孔 1 0 3 aが係合すると共に、上シェル 1 0 6に設けられたクランビングプレ一ト 1 1 3とディスクテーブルによって挟持され、ディスクテーブルによって回転可能な状態になる。光ディスク 1 0 3に情報信号を記録し、また、光ディスク 1 0 3に記録された情報信号を再生するときには、光ディスク 1 0 3がディスクテーブリレによって C LV (cons taut linear velocity) 、 C A V (constant angular vel oc i ty)又はこれらの組み合わせで回転される。これと共に、第 1及び第 2の開口部 1 2 4， 1 44内に進入した光ピックアップは、光ディスク 1 0 3の信号記録領域に半導体レーザより出射された波長が

4 0 0 nm程度の光ビ一ムを対物レンズで集光し、光ディスク 1 0 3の信号記録面に照射し、この信号記録面で反射された戻りの光ビームを検出することによって、光ディスク 1 0 3に情報信号を記録し、又は、光ディスク 1 0 3に記録された情報信号の読み出しを行う。

なお、ディスクカートリッジ 1 0 1が記録及び又は再生装置より排出されると、ローテーションホイール 1 0 4は、シャツ夕開放ピン 1 4 1が被操作部 1 4 5よりタれることで、付勢部材 1 4 8の付勢力により図 4 2中矢印 A方向に回 »jし、図 4 1の状態を介して図 4 0の状態に戻る。ローテーションホイール 1 0 4が図 4 2中矢印 A方向に回動する一連の過程で、第 1のシャツ夕板 1 0 5 aの駆動突起 1 5 1 i は、ローテーションホイール 1 04の駆動溝 1 4 9の第 2の非作用部 1 4 9 cから作用部 1 4 9 bを経て第 1 の非作用部 1 4 9 aに移動し、第 1のシャッ夕板 1 0 5 aを、図 4 07 ^至図 4 2中反矢印 B方向に回動し、第 1及び第 2の開口部 1 2 4， 1 4 4を閉塞した状態にする。また、第 2のシャッタ板 1 0 5 bを回動するためのローテーションホイ一ル 1 04の第 1 の制御突起 1 6 3は、第 1 のカム部 1 6 4の第 1の非作用部 1 6 4 bから第 1の作用部 1 6 4 aを経て第 3の非作用部 1 6 4 cに移動し、第 2 のシャツ夕板 1 0 5 bの第 2の制御突起 1 6 6は、第 4の非作用部 1 6

5 cから第 2の作用部 1 6 5 bを経て第 2の非作用部 1 6 5 aに移動する。これにより、第 2のシャッ夕板 1 0 5 bは、図 4 0乃至図 4 2中反矢印 C方向に回動し、第 : L 及び第 2の開口部 1 2 4 , 1 44を閉塞した状態にする。 .

図 4 1に示すように、窮 1のシャツ夕板 1 0 5 aは、図 4 1中反矢印 B方向に回動することよって、先端の薄肉部 1 3 7が下シェル 1 0 7の変位規制突起 1 3 6と下シェル 1 0 7の主面部との間に係合する。第 1 のシャツタ板 1 0 5 aの先端の薄肉部 1 3 7が変位規制突起 1 3 6に進入するとき、第 1のシャツ夕板 1 0 5 aは、ローテ一シヨンホイール 1 04のリフタ 1 3 8によって下シェル 1 0 7側に持ち上げられることから、薄肉部 1 3 7を円滑に変位規制突起 1 3 6と下シェル 1 0 7の主面部との間に係合させることができる。また、付勢部材 1 4 8は、このとき収縮するが、ローテーションホイーレ 1 0 4のリング部 1 4 3に形成されたストッパ片 1 34によって暴れることが規制され、脱落防止突起 1 3 2は、円滑に脱落防止溝 1 3.3に it入することができる。更に、図 4 1に示すように、第 1のシャッタ板： L 0 5 aの脱落防止突起 1 3 2は、第 1のシャツタ板 1 0 5 aが図 4 1中反矢 Ι Β方向に回動することによつて、脱落防止溝 1 3 3に進入する。この際、第 1のシャツ夕板 1 0 5 aは、下シェル 1 0 7のリフタ 1 3 5 によって持ち上げられ、これにより、脱落防止突起 1 3 2は、円滑にローテーションホイール 1 0 4の脱落防止溝 1 3 3に進入することができる。

以上、本発明を適用した小型のディスクカートリッジ 1， 1 0 1を例に取り ^説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、特開 2 0 0 3— 1 0 9 34 3号公報に示されたような標準的大きさのデイスクカートリッジに適用することもできる。産業上の利用可能性

本発明によれば、第 2のシャツタ板が第 1のシャツタ板に取り付けられた状態において、支軸の先端部は、軸孔より大径の係止部が設けられているので、落下され衝撃が加わったときにも、支軸が軸孔から脱落することを防止することができる。

また、本発明によれば、第 1乃至第 3の脱落防止機構によって、衝撃等によってシャツタ板が所定部材から外れてしまうことを防止し、記録及び/又は再生装置の故障を防止すると共に、内部へ塵埃等が侵入することを防止することができる。

Claims

言求の範囲

1 . 記録及び/又は再生用の第 1の開口部が形成された下シェルと、この下シェルに付き合わされる _hシェルとからなるカートリツジ本体と、上記力一トリッジ本体内に回動可能に収納されると共にディスクを収納し、収納したディスクを外部に臨ませる上記第 1の開口部に対応した第 2の開口部が形成されたローテーションホイールと、

上記下シェルと上記ローテーションホイールとの間に位置し、上記口ーテ一ションホイールの回動に連動し上記第 1の開口部と上記第 2の開口部とがー致したとき、上記第 1の開口部と上記第 2の開口部とを開放するシャツ夕機構とを備え、

上記シャツ夕機構は、上記一方のシェルに回動可能に取り付けられた第 1のシャツ夕板と、上記第 1のシャッタ板に回動可能に取り付けられ 'る第 2のシャツタ板とを有し、

一方のシャツ夕板は、この一のシャツ夕板に設けられた支軸が他方のシャッタ板に設けられた軸孔に挿通されることによって上記他方のシャッ夕板に対して回動可能に取り付けられており、

上記支軸の先端部は、上記軸孑しより大径の係止部が設けられていることを特徴とするディスクカートリッジ。

2 . 上記支軸は、一対の弾性片からなり、これら一対の弾性片の先端部に設けられた上記係止部は、先耑から基端側に向かって拡径するように形成され、外面に、上記軸孔に _h記支軸を揷通する際のガイド部が形成されていることを特徴とする請項 1記載のディスクカートリツジ。

3 . 上記係止部は、上記支軸の先端部を超音波又は熱により溶融して形成されていることを特徴とする請項 1記載のディスクカートリッジ。

4 . 上記ローテーションホイールま、上記第 2のシャツ夕板に設けられたカム溝に係合する制御突起が設レられ、上記第 2のシャツ夕板は、上記ローテーションホイールの回動こ連動して上記第 1のシャッタ板に対して回動し、

上記制御突起の先端部は、上記カム溝の幅より広い更なる係止部が設けられていることを特徴とする請 5 ^項 1記載のディスクカートリッジ。

5 . 上記制御突起は、一対の弾性片からなり、これら一対の弾性片の先端部に設けられた上記更なる係止ま、先端から基端側に向かって拡径するように形成され、外面に、上言 3軸孔に上記支軸を揷通する際のガイド部が形成されていることを特徴とする請求項 4記載のディスクカートリッジ。

6 . 上記制御突起の係止部は、上言 3制御突起の先端部を超音波又は熱により溶融して形成されていること ¾特徴とする請求項 4記載のディスクカー卜リッジ。

7 . 上記支軸は、この支軸が設けられたシャツ夕板に一体的に設けられた補強部に設けられており、上記 ϋ一テーシヨンホイールには、上記補強部の逃げ溝が設けられていることを特徴とする請求項 1記載のディスクカートリッジ。

8 . 記録及び/又は再生用の第 1の開口部が形成された下シェルと、この下シェルに突き合わされる上シュルとからなる力一トリッジ本体と、上記カートリッジ本体内に回動可能に収納されると共にディスクを収納し、収納したディスクを外部に臨ませる上記第 1の開口部に対応した第 2の開口部が形成されたローテーションホイールと、 ·

上記下シェルと上記ローテ一ションホイールとの間に位置し、上記一方のシェルに回動可能に取り付けられた第 1のシャッ夕板と上記第 1のシャッ夕板に回動可能に取り付けられる第 2のシャッ夕板とを有し、上記ローテ一ションホイ一リレの回動に連動し上記第 1の開口部と上記第 2 の開口部とがー致したとぎ、上記第 1の開口部と上記第 2の開口部とを開放するシャツ夕機構と、

上記ローテ一ションホイールを上記シャッタ機構が上記第 1及び第 2 の開口部を開放する方向に回動付勢する付勢部材とを備え、

上記第 1のシャッ夕板【よ、上記ローテーションホイ一ルからの脱落力 s 第 1の脱落防止機構によつて防止され、

上記第 2のシャツタ板 »：、上記第 1のシャッタ板からの脱落が第 2の, 脱落防止機構によって防 Jhされると共に、上記ローテーションホイールからの脱落が第 3の脱落 II ^止機構によって防止されていることを特徴とするディスクカートリッジ。

9 . 上記付勢部材は、一 ί ^がローテーションホイールの係止部に係止され、他端が上記一方のシルに回動可能に取り付けられた上記第 1のシャッ夕板又は上記一方のシェルの係止部に係止されることを特徴とする請求項 8記載のディスク一トリッジ。

1 0 . 上記付勢部材のー ί ^は、上記第 1のシャツタ板の回動支持部の係止部に係止されることを恃徴とする請求項 9記載のディスクカートリッシ。

1 1 . 上記第 1の脱落防止機構は、上記第 1のシャツ夕板に形成された脱落防止突起と、上記ローテ一ションホイールに形成され上記脱落防止突起が係合される脱落防 Jb溝と有し、

上記脱落防止突起は、少なくとも上記第 1及び第 2のシャツ夕板が上記第 1及び第 2の開口部を閉塞しているとき、上記ローテーションホイールの脱落防止溝に係合することを特徴とする請求項 8記載のディスク刀一卜リッシ。

1 2 . 上記脱落防止突起は、上記脱落防止溝の幅方向に対して非接触であることを特徴とする請求項 1 1記載のディスクカートリッジ。

1 3 . 上記ローテーションホイールには、上記脱落防止溝の近傍に、上記付勢部材のストッパ片 S形成されていることを特徴とする請求項 1 1. 記載のディスクカートリ、ソジ。

1 4 . 上記下シェルには、上記第 1のシャツ夕板が上記第 1及び第 2の開口部を閉塞する方向に回動する際に、上記第 1のシャッタ板を上記口一テ一ションホイールの方向に持ち上げるリフタが形成されていることを特徴とする請求項 1 1記載のディスク力一トリッジ。

1 5 . 上記第 2の脱落防止機構は、第 1のシャツタ板又は第 2のシャツ夕板の何れか一方に形成された支軸に対して他方のシャツ夕板の車由孔に揷通された他方のシャツタ板の脱落防止機構であり、

上記支軸の先端部に上記軸孔より大径の係止部が形成されてなることを特徴とする請求項 8記載のディスクカートリッジ。

1 6 . 上記ローテーションホイールは、上記第 2のシャツタ板に設けられたカム部に係合する制御突起が設けられ、上記第 2のシャツタ板は、上記ローテ一ションホイールの回動に連動して上記第 1のシャッ夕板に対して回動し、

上記第 3の脱落防止機構は、上記制御突起の先端部が上記カム溝の幅より広い抜け止め部が形成されてなることを特徴とする請求項 8記戴のディスクカートリツジ。