WO2005092722A1 - 輸送用箱 - Google Patents

Abstract

　製品６０は緩衝手段により保持されて梱包箱２２へ収納される。輸送用箱は、製品へ適用される梱包箱２２と、梱包箱２２の外側面を囲い、梱包箱２２を保護するためのプラスチック、木材、ダンボール、厚紙で構成された保護箱１０とを備える。例えば、保護箱１０は、直方体の８頂点に配置された互いに直交する３平面を保持するスリット形状からなる保持溝を形成するジョイント部材と、四角形の平板部材からなり各辺の両端部を前記ジョイント部材に形成する保持溝に挿入することでジョイント部材と接合する６枚の平板部材とで構成される。  

Description

明 細 書

輸送用箱

技術分野

[0001] この発明は、輸送用箱に関し、特に、電子機器等の製品の輸送、運搬における衝 撃や振動に対して、製品を緩衝手段により保持して収納する梱包箱とその梱包箱を 保護する保護箱とを具備した輸送用箱に関するものである。

背景技術

[0002] 一般的に製品を販売する場合、その製品の生産地力 最終ユーザの手元に届くま での輸送環境を考慮して、製品の機能、性能、外観を保護する目的で梱包処理が施 される。その梱包処理の形態は、製品や業種によって様々ではあるが、電子機器等 の精密機器においては、製品を輸送、運搬における衝撃や振動から保護する発泡 材ゃクッション材等からなる緩衝特性を持った緩衝材で製品を保持し、ダンボールや 厚紙等力 なる梱包箱に収納する構成をとるのが主流である。

[0003] これらの梱包箱や緩衝材を含む梱包部材は、製品が生産地から最終ユーザの手 元に届くまでの 1度きりの搬送を想定して設計されている。そのため、頻繁に搬送さ れる顧客への貸し出し装置や複数箇所の中継地や拠点を経由して最終ユーザに届 く装置のように、繰り返し搬送される条件下では、梱包箱の破損や潰れ、緩衝材の割 れが発生し、製品の品質に悪影響を与えることがある。

[0004] これらの問題を解決するための従来の手法として、二重梱包箱が知られている。 ( 例えば、特許文献 1を参照)。この手法は、製品へ適用される梱包箱の外側面を緩衝 材で保持し、さらにそれをダンボール等力 なる梱包箱に収納する構成をとっている

[0005] 他の従来の手法として、専用梱包箱が知られている。この手法は、製品ごとに、繰り 返し搬送される条件下にお!/、ても梱包箱の破損や潰れ、緩衝材の割れが発生しな V、ように設計された緩衝材と梱包箱とを適用する構成をとつて 、る。

[0006] 他の従来の手法として、新品梱包部材への交換が知られて 、る。この手法は、繰り 返し搬送される条件下において、製品が生産地力 最終ユーザの手元に届くまでの 1度きりの搬送を想定して設計された製品へ適用される梱包箱や緩衝材を製品の搬 送ごとに新品の前記梱包箱や緩衝材へ取り替えるものである。

特許文献 1：特開 2003— 237846号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0007] 前記のごとぐ従来の技術では次のような問題点がある。

[0008] 二重梱包箱において、最終的な梱包サイズが大きくなり、輸送、運搬時の取り扱い や輸送効率が低下することに加えて、二重梱包箱を構成する外箱と前記の 1度きりの 搬送を想定して設計された製品へ適用される梱包箱の外側面を保持する緩衝材との 開発は、新規に開発される製品ごとに行われるため、二重梱包用部材の開発、評価 をその都度行う必要があるという問題点がある。

[0009] 専用梱包箱において、繰り返し搬送に耐える梱包箱と緩衝材との開発は、製品ごと に行っているので、梱包箱と緩衝材とを含む専用梱包箱の開発、評価をその都度行 う必要があり、その梱包部材も高価であるという問題点がある。

[0010] 新品梱包部材への交換にぉ 、て、交換用梱包部材の管理や保管スペースが必要 になることに加え、新しい梱包部材への交換費用、交換工数が製品の搬送ごとに発 生する。また、複数の中継地や拠点を経由する場合には、交換用梱包部材を中継地 や拠点では実質的に準備できないという問題点がある。

[0011] この発明の目的は、電子機器等の製品の輸送、運搬における衝撃や振動に対して 、製品が生産地力 最終ユーザの手元に届くまでの 1度きりの搬送を想定して設計さ れた製品へ適用される梱包部材を活用して、製品ごとに開発を必要としない安価で 輸送効率が高くさらに数回の繰り返し搬送に耐える梱包形態を提供することである。

[0012] さらに、この発明の目的は、提供された保護箱の組み立ておよび解体が簡単であり

、中継地や拠点で保管したり発送地などへ返り送したりする場合にも保管、管理スぺ ースが少なく取り扱いも容易とすることにある。

[0013] さらに、この発明の目的は、製品が生産地力も最終ユーザの手元に届くまでの 1度 きりの搬送を想定して設計された製品へ適用される梱包部材を活用することにより、 当該梱包形態の緩衝効果について追加評価を不要とすることにある。 課題を解決するための手段

[0014] 輸送時の衝撃や振動により梱包箱が変形'破損すると、梱包箱と緩衝材の間に発 生した隙間の影響で緩衝材が破損したり、緩衝材と製品の位置関係に変化が生じる ため緩衝材が製品を十分保持できなくなったりする。このような状態では設計された 緩衝効果が得られなくなり、それが原因で装置の破損につながることが一般的である

[0015] この様な現象を防ぐ為に、本発明の輸送用箱は、製品を緩衝手段により保持させ て収納する梱包箱に対して、当該梱包箱の外側面を囲う変形や破損に強い部材で 構成された保護箱を追加して備える。これにより、輸送、運搬における衝撃や振動に 対して前記梱包箱を変形や破損から保護する。

[0016] 本発明は、好ましくは、前記の保護箱において、互いに直交する 3平面を保持する スリット形状力 なる保持溝を形成するジョイント部材を直方体の 8頂点に配置し、四 角形の平板であって各辺の両端部を前記ジョイント部材に形成する保持溝に挿入す ることで前記ジョイント部材と接合する 6枚の平板部材を備える。これにより、各ジョイ ント部材に形成する各保持溝に平板部材の両端部を挿抜することにより組立、分解 を可能とした。

[0017] 本発明は、好ましくは、前記の保護箱において、前記ジョイント部材の保持溝を形 成する壁の厚みが保持溝の幅と同一となっているジョイント部材と、前記ジョイント部 材のスリット形状力 なる保持溝を形成する壁部を除 、た形状で、前記ジョイント部材 の保持溝に挿入する第 1の平板部材の片側または両側に、前記第 1の平板部材と同 一厚みの第 2の平板部材と追加したパネル部材とを備える。これにより、ジョイント部 材とパネル部材の段差を吸収し、さらに保護箱の強度を向上した。

[0018] 本発明は、好ましくは、前記の保護箱において、前記ジョイント部材またはジョイント 部材の各々に接合する前記平板部材の各々を 2方向以上力 押圧または結合して ジョイント部材または平板部材を相互に固定する固定部材を備える。これにより、前 記のジョイント部材またはジョイント部材に接合する平板部材が輸送、運搬中に外れ ないようにした。

発明の効果 [0019] この発明により、以下に示すような効果が期待できる。

[0020] 本発明の輸送用箱によれば、製品を緩衝手段により保持させて梱包箱へ収納する 梱包形態 (輸送用箱）に於いて、製品が生産地力 最終ユーザの手元に届くまでの 1 度きりの搬送を想定して設計された製品へ適用される梱包箱 (梱包部材とも言う）に 対して、当該梱包箱の外側面と密着させた保護箱を備えることで、繰り返し搬送され る条件下にお 、ても当該梱包箱へのダメージを防止し、緩衝材の破損防止効果が 得られ緩衝材と製品の位置関係は保たれる。その結果、製品が繰り返し搬送される 条件下でも、収納された製品の品質'性能は保たれる。

[0021] さらに、前記の梱包形態では追加される緩衝部材が無いため、製品へ適用される 梱包箱や緩衝部材での緩衝効果がそのまま適用できる。このため当該梱包形態で は緩衝効果の追加評価が不要であり、信頼性も向上する。

[0022] さらに、梱包箱の変形や破損を保護する前記の保護箱のサイズは、製品へ適用さ れる梱包箱の外形寸法に対応させて、汎用サイズから切り出される平板部材の寸法 のみを変更するだけで対応可能であり、製品ごとに新規の補強箱を開発する必要が ない。このとから、前記の梱包形態の開発、評価を短時間で可能にする。

[0023] さらに、前記の保護箱は、製品へ適用される梱包箱の外側面を囲う形で追加する ため、最終的な梱包サイズの拡大は最小限にでき、輸送、運搬時の取り扱いや輸送 効率が低下することがない。

[0024] さらに、前記保護箱の組み立ておよび解体は容易であるため、保管、管理スペース が少なく取り扱いも容易である。

[0025] さらに、前記ジョイント部材は各製品の保護箱の共通品として準備できるため、低コ ストで対応可能である。

図面の簡単な説明

[0026] [図 1]保護箱を用いた梱包形態を示すものである。

[図 2]他の保護箱を用いた梱包形態を示すものである。

[図 3]ジョイント部材を斜視図で示すものである。

[図 4]保護箱を組み立てた状態を示す斜視図で示すものである。

[図 5]保護箱を用いた梱包形態を斜視図で示すものである。 [図 6]ジョイント部材を他の方向力も斜視図で示すものである。

[図 7]保護箱の梱包形態を断面図で示すものである。

[図 8]保護箱の要部を説明するものである。

[図 9]保護箱の要部を説明するものである。

符号の説明

[0027] 1 :ジョイント部材

2 :外側部材

3 :内側部材

4 :保持溝

6 :平板部材

10 :保護箱

30 :バンド

31 :テーピング

発明を実施するための最良の形態

[0028] 図 1に基づいて、この発明を実施するための最良の形態を説明する。図 1はこの発 明を実施するための形態による構成を適用した輸送箱の概略の構成を示したもので ある。

[0029] 図 1は、本発明における保護箱を用いた梱包形態 (輸送用箱）を示すものである。

同図において、電子機器等の製品 60は当該製品 60の種類毎に専用に成型された 発泡スチロールやクッション材カもなる緩衝特性を持つ緩衝材 21で保持し、ダンボ ール、厚紙等力もなる梱包箱 22に収納している。一般的に、これらの梱包箱 22や緩 衝材 21は、製品 60が生産地力も最終ユーザの手元に届くまでの 1度きりの搬送を想 定して設計されている。

[0030] 保護箱 10は、箱 10aと蓋 10bとで構成するものであり、箱 10aと蓋 10bとは、変形や 破損に強 、プラスチック（例えばプラスチックダンボール)や木材、あるいはダンボー ルゃ厚紙等で構成されている。また、箱 10aは、製品 60を収納した梱包箱 22を収納 した時に、梱包箱 22の外側面と箱 10aの内側面とを密着させて収納できるように梱 包箱 22のサイズによって適宜に寸法を決定することで、より梱包箱 22の変形や破損 を防ぐことができる。

[0031] 前記の梱包箱 22の外側に保護箱 10を追加することで、繰り返し搬送される条件下 において、前記の梱包箱 22の破損や潰れ、緩衝材 21の割れが発生しないようにす ることができ、前記の梱包箱 22へのダメージを防止することで梱包箱 22に収納する 製品 60の破損等を防ぐものである。

[0032] 図 2は、他の保護箱を用いた梱包形態を示すものである。同図において、梱包箱 2 2や緩衝材 21は、前述の図 1で示したものと同一の形態をとつている。保護箱 10は、 8個のジョイント部材 1と、 6個の平板部材 6とで構成するものであり、ジョイント部材 1 は、合成樹脂、アルミニウム、硬質ゴム等を材料とする成型加工部品である。

[0033] また、平板部材 6は、四角形の平板力もなり、プラスチック (例えばプラスチックダン ボール)木材、ダンボール、厚紙等を材料とする硬い板材から形成する。

[0034] 図 3は、ジョイント部材を示す斜視図である。ジョイント部材 1は、外側部材 2と内側 部材 3との間に互いに直交する 3平面を保持する所定の間隔を隔てたスリット形状か らなる 3個の保持溝 4を形成する。当該保持溝 4は、前記の平板部材 6の端部を挿入 することでジョイント部材 1と平板部材 6とを接合する。

[0035] 図 2および図 4に示すように、箱形状体力もなる保護箱 10を組み立てる場合は、ジ ョイント部材 1を直方体の 8箇所の頂点に配置し、それぞれに配置された各ジョイント 部材 1に形成する各保持溝 4に 3枚の平板部材 6を挿入して箱形状の保護箱を構成 する（図 4参照)。すなわち、当該保護箱は、各ジョイント部材 1に形成する各保持溝 4 に平板部材 6の両端部を挿抜することにより組立分解を可能とするものであり、製品 の搬送にぉ 、て繰り返し使用する。

[0036] これにより、変形や破損に強い部材で構成された保護箱 10を得る。また、平板部材 6は、製品 60を収納した梱包箱 22を保護箱 10に収納した時に、梱包箱 22の外側面 とジョイント部材 1の内側部材 3とを密着させて収納できるように梱包箱 22のサイズに よって適宜に寸法を決定することができる。

[0037] 図 5に示すように、製品 60を収納した梱包箱 22を収納した保護箱 10は、ジョイント 部材 1あるいはジョイント部材 1に接合する平板部材 6が外れな 、ように、ナイロン等 の材料力もなる 2本以上のバンド 30によって保護箱 10の外側を巻き付けることでジョ イント部材 1やジョイント部材 1に接合する平板部材 6を相互に固定してもよい。また、 隣り合う平板部材 6が形成する稜線部をテーピングにて相互に固定してもよい。

[0038] 図 5 (a)は、バンド 30をジョイント部材 1に沿わせて各ジョイント部材 1を 2方向力も押 し付けてジョイント部材 1と平板部材 6とを相互に固定した状態を示す。図 5 (b)は、保 護箱 10の中央部において平板部材 6を 2方向から押し付けて平板部材 6を相互に固 定した状態を示す。図 5 (c)は隣り合う平板部材 6が形成する稜線部をテーピング 31 した状態を示す。

[0039] なお、図 6に示すように、バンド 30の取り付け位置を固定するために、例えば、ジョ イント部材 1の稜線部にバンド 30の取り付け位置を固定する固定部 5を形成する。な お、固定部 5は、バンド 30の取り付け位置を固定できるような溝形状や突起形状ある いは穴形状またはそれらを組み合わせた形状でも良 、。

[0040] 図 7は、図 5の要部の断面図を示すものである。同図において、ナイロン等の材料 力もなる 2本以上のバンド 30によって保護箱 10の外側を巻き付けることでジョイント部 材 1やジョイント部材 1に接合する平板部材 6を相互に固定することにより、製品 60を 収納した梱包箱 22を保護箱 10に収納した時に、梱包箱 22の外側面とジョイント部材 1の内側部材 3とを確実に密着させて収納できる。

[0041] 図 8および図 9は梱包形態の要部を説明するものである。同図において、保護箱 10 は、製品 60を収納した梱包箱 22を保護箱 10に収納した時に、梱包箱 22の外側面と ジョイント部材 1および平板部材 6を含む保護箱 10の内側部とを確実に密着させて 収納できるものである。すなわち、ジョイント部材 1に形成するスリット形状力もなる 3個 の保持溝 4の溝幅 Aは、ジョイント部材 1に接合する（第 1の）平板部材 6の厚さ Aと同 一寸法とし、さらに、ジョイント部材 1の内側部材 3の厚さ Bと同一寸法の厚さを持つ補 強部材 (第 2の平板部材) 8を平板部材 6の内側に追加して設ける。なお、補強部材 8 は前記ジョイント部材 1に形成する保持溝 4に挿入する部分を除 、た部分に追加され 、木材、ダンボール、厚紙等を材料とする硬い板材から形成する。

[0042] なお、図 9に示すように、ジョイント部材 1の外側部材 2の厚さ Cと同一寸法の厚さを 持つ補強部材 8を平板部材 6の外側に追加して設ける。なお、補強部材 8は前記ジョ イント部材 1に形成する保持溝 4に挿入する部分を除いた部分に追加され、木材、ダ ンボール、厚紙等を材料とする硬い板材カも形成する。また、ジョイント部材 1の内側 部材 3の厚さ Bと、ジョイント部材 1の外側部材 2の厚さ Cとを同一寸法にすることが望 ましい。平板部材 6の内側と外側の両面に補強部材 8を設けることにより、保護箱 10 の強度を高めるとともに、平板部材 6の組み立て性も向上する。

産業上の利用可能性

[0043] 以上、説明したように、製品が生産地力 最終ユーザの手元に届くまでの 1度きりの 搬送を想定して設計された製品へ適用される梱包箱 (梱包部材)と、当該梱包箱の 外側面を囲う変形や破損に強い部材で構成された保護箱とを、製品の搬送に繰り返 し使用する輸送用箱として用いることにより、繰り返し搬送される条件下においても、 輸送、運搬における衝撃や振動に対して前記の製品へ適用される梱包箱へのダメー ジを防止することができるので、前記梱包箱に収納された製品の破損を防止すること ができる。

[0044] さらに、前記の形態を保護箱として用いることにより、繰り返し搬送される条件下に おいても、製品へ適用される緩衝材を使用して製品の輸送、運搬が可能である。この ため、製品へ適用される緩衝材の緩衝効果がそのまま適用できるため、追加評価が 不要であり、信頼性も向上する。

[0045] さらに、前記の保護箱は、製品へ適用される梱包箱の外形寸法に対応させて平板 部材の寸法のみを変更するだけで、各製品の梱包箱サイズに対応させた保護箱を 構成することが可能であり、製品ごとに保護箱を開発する必要がないことから、梱包 部材の開発、評価を短時間で可能にする。

[0046] さらに、前記の保護箱は、標準的に適用される梱包箱の外側面に密着する形で追 加することができるため、最終的な梱包サイズの拡大は最小限にでき、輸送、運搬時 の取り扱!/、や輸送効率が低下することがな 、。

Claims

請求の範囲

[1] 製品を緩衝手段により保持させて梱包箱へ収納する輸送用箱であって、

製品へ適用される梱包箱と、

前記梱包箱の外側面を囲い、前記梱包箱を保護するためのプラスチック、木材、ダ ンボール、厚紙で構成された保護箱とを備えた、

ことを特徴とする輸送用箱。

[2] 前記保護箱は、更に、

直方体の 8頂点に配置された互いに直交する 3平面を保持するスリット形状力 なる 保持溝を形成するジョイント部材と、

四角形の平板部材であって、各辺の両端部を前記ジョイント部材に形成する保持 溝に挿入することで前記ジョイント部材と接合する 6枚の平板部材とで構成された、 ことを特徴とする請求項 1に記載の輸送用箱。

[3] 前記保護箱は、更に、

ジョイント部材の保持溝を形成する壁の厚みが保持溝の幅と同一となっているジョイ ント部材と、

前記ジョイント部材の保持溝を形成する壁部を除 、た形状で、前記ジョイント部材 の保持溝に挿入する第 1の平板部材の片面または両面に、前記第 1の平板部材と同 一厚みの第 2の平板部材を追加したパネル部材とで構成された、

ことを特徴とする請求項 2に記載の輸送用箱。

[4] 前記保護箱は、更に、前記ジョイント部材またはジョイント部材の各々に接合する前 記平板部材の各々を 2方向以上力 押圧して当該ジョイント部材または平板部材を 相互に固定する固定部材を具備した、

ことを特徴とする請求項 2または請求項 3に記載の輸送用箱。

[5] 前記保護箱は、更に、前記ジョイント部材に接合する隣合う前記平板部材が形成す る稜線部を結合する部材を具備した、

ことを特徴とする請求項 2または請求項 3に記載の輸送用箱。