WO2005091630A1

WO2005091630A1 - 表示制御装置、データ処理装置、表示制御方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体

Info

Publication number: WO2005091630A1
Application number: PCT/JP2005/004663
Authority: WO
Inventors: Katsutoshi Inagaki; Yasuo Shirosaki; Tsuyoshi Hasebe; Shinji Suzuki
Original assignee: Pioneer Corporation
Priority date: 2004-03-22
Filing date: 2005-03-16
Publication date: 2005-09-29

Abstract

　記録再生システム１の記録再生装置１００は、制御部３７０にて、出力装置４００に出力されている番組が録画しているリアルタイムのものではなく、タイムシフト再生しているものであることを認識した場合、表示部２００の録画時間表示部２３０に録画時間を表示させずに、再生時間表示部２２０に再生時間を表示させる。このため、利用者は、例えばタイムシフト再生している番組を視聴している場合、再生時間表示部２２０のみに表示された時間表示を視認することにより、視聴している番組がタイムシフト再生のものであることを容易に認識できる。したがって、記録再生装置１００は、処理の実施状況を良好に認識させることができる。

Description

明細書

表示制御装置、データ処理装置、表示制御方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体

技術分野

[0001] 本発明は、処理の実施状況を表示させる表示制御装置、データ処理装置、表示制御方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体に関する。背景技術

[0002] 従来、放送されて!、る番組の録画中に、録画済みの部分の再生を並行して実施可能な記録再生装置が知られている。このような記録再生装置において、録画状態や再生状態を表示する構成が知られて!/ヽる (例えば、特許文献 1参照)。

[0003] この特許文献 1に記載のものは、放送中の番組を録画している最中に、記録済み個所の再生を並行して行っている状態において、番組全体の放送予定の長さを表すステータスバーと、映像全体のうち再生済みの長さを表す再生済みバーと、録画位置を表す録画ポジションバーと、録画や再生している位置などを表す時間表示と、などを表示する。そして、放送予定が 120分の番組のうち 100分までを録画している場合、例えば 35分の位置を再生中であることを時間表示している。

[0004] 特許文献 1 :特開 2001 - 103407号公報 (第 5頁左欄 -第 6頁左欄）

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0005] ところで、上述した特許文献 1に記載のような構成では、番組の録画中に録画済みの部分を再生して、る状況にぉ、て、録画して、る時間と再生して、る時間とを表示する。このため、特許文献 1に記載のような従来の構成では、表示装置に表示させて

V、る映像が録画中のリアルタイムのもの力、あるいは再生して!/、るものかを利用者が認識しにくヽと、う問題が一例として挙げられる。

[0006] 本発明は、このような点に鑑みて、処理の実施状況を良好に認識させる表示制御装置、データ処理装置、表示制御方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体を提供することを 1つの目的とする。課題を解決するための手段

[0007] 本発明の表示制御装置は、データを処理する第一処理手段および第二処理手段と、前記第一処理手段と前記第二処理手段とにて処理されるデータの処理状況に関する処理状況情報を各々取得する処理状況取得手段と、前記第一処理手段の処理状況を表示する第一表示手段と、前記第二処理手段の処理状況を表示する第二表示手段と、を有する表示制御装置であって、前記第一処理手段と前記第二処理手段とが前記データを同時に処理する場合は、前記第一表示手段に処理状況を表示することを特徴とする。

[0008] 本発明のデータ処理装置は、前述した本発明の表示制御装置を有することを特徴とする。

[0009] 本発明の表示制御方法は、演算手段により、データを処理する第一処理手段および第二処理手段にて処理されるデータの処理状況を、前記第一処理手段の処理状況を表示する第一表示手段および前記第二処理手段の処理状況を表示する第二表示手段のうちの少なくともいずれか一方に表示する表示制御方法であって、前記第一処理手段と前記第二処理手段とにて処理されるデータの処理状況に関する処理状況情報を各々取得し、前記第一処理手段と前記第二処理手段とが前記データを同時に処理する場合は、前記第一処理手段の処理状況を前記第一表示手段に表示することを特徴とする。

[0010] 本発明の表示制御プログラムは、前述した本発明の表示制御方法を演算手段に実行させることを特徴とする。

本発明の記録媒体は、前述した本発明の表示制御プログラムが演算手段にて読取可能に記憶されたことを特徴とする。

図面の簡単な説明

[0011] [図 1]本発明の一実施の形態に係る記録再生装置を備えた記録再生システムの概略構成を示すブロック図である。

[図 2]前記一実施の形態における表示部の概略構成を示す模式図である。

[図 3]前記一実施の形態における制御部の概略構成を示すブロック図である。

[図 4]前記一実施の形態における再生中または録画中における時間表示処理を示すフローチャートである。

[図 5A]前記一実施の形態における表示部の再生中の表示状態を示す模式図である

[図 5B]前記一実施の形態における表示部の録画中の表示状態を示す模式図である

[図 6A]本発明の他の実施の形態における表示部の再生中の表示状態を示す模式図である。

[図 6B]本発明の他の実施の形態における表示部の録画中の表示状態を示す模式図である。

符号の説明

[0012] 220 表示制御装置およびデータ処理装置を構成する第一表示手段としての再生時間表示部

230 表示制御装置およびデータ処理装置を構成する第二表示手段としての録画時間表示部

370 演算手段としても機能する制御部

372 表示制御装置、データ処理装置、第二処理手段、および、記録手段を構成する録画制御手段

373 表示制御装置、データ処理装置、第一処理手段、および、再生手段を構成する再生制御手段

376 表示制御装置およびデータ処理装置を構成する処理状況取得手段としても機能する表示制御手段

発明を実施するための最良の形態

[0013] 以下に、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施の形態では、本発明の表示制御装置およびデータ処理装置を備えた記録再生装置を例示して説明するが、これに限らず、複数の処理の実施状況を表示させるいずれの構成でも適用できる。

[0014] 〔記録再生システムの構成〕

図 1において、記録再生システム 1は、外部から入力される映像データや音声データを有するデータである番組データを適宜記録する。また、記録再生システム 1は、この記録した番組データを適宜再生する。さら〖こ、記録再生システム 1は、番組データの記録処理中に、この番組データの記録した部分を適宜再生する、いわゆるタイムシフト再生を適宜実施する。そして、記録再生システム 1は、記録再生装置 100と、出力手段である出力装置 400と、を備えている。

[0015] 出力装置 400は、例えばパーソナルコンピュータ、テレビなどが例示できる。この出力装置 400は、記録再生装置 100に各種情報が送受信可能に接続され、記録再生装置 100から入力される番組データを受信して出力する。そして、この出力装置 400 は、表示出力部 410と、音声出力部 420と、出力処理部 430と、などを備えている。

[0016] 表示出力部 410は、例えば液晶表示パネルや有機 EL (Electro Luminescence)パネル、 PDP (Plasma Display Panel)、 CRT (Cathode-Ray

Tube)、 FED (Field Emission Display)、電気泳動ディスプレイパネルなどである。この表示出力部 410は、出力処理部 430に各種情報が送受信可能に接続されている。表示出力部 410は、出力処理部 430により制御され出力処理部 430からの出力映像信号 Seiを取得する。

そして、この出力映像信号 Seiの映像データを表示する。この表示する映像データとしては、記録再生装置 100により再生される番組の映像、本体部 300の後述する入力部 330による各種設定事項の設定入力を促す表示画面などが例示できる。なお、表示出力部 410は、例えば TV受信機で受信した TV映像データなどをも適宜出力可能である。

[0017] 音声出力部 420は、例えば図示しないスピーカなどの発音手段を有する。この音声出力部 420は、出力処理部 430に各種情報が送受信可能に接続されている。音声出力部 420は、出力処理部 430にて制御され出力処理部 430からの出力音声信号 Sonを取得する。そして、この出力音声信号 Sonの音声データを発音手段から音として出力する。なお、発音手段は、例えば TV受信機で受信した TV音声データなどをも適宜出力可能である。

[0018] 出力処理部 430は、記録再生装置 100に各種情報が送受信可能に接続されている。この出力制御部は、記録再生装置 100から出力信号 Stvを適宜取得する。そして、この出力信号 Stvの番組データから映像データを取得する。この後、この映像データを出力映像信号 Seiに適宜変換して、表示出力部 410へ出力する。また、出力処理部 430は、出力信号 Stvの番組データ力も音声データを取得する。この後、この音声データを出力音声信号 S_0nに適宜変換して、音声出力部 420へ出力する。

[0019] 記録再生装置 100は、外部から入力される番組データを適宜記録する。また、記録再生装置 100は、この記録した番組データを例えばタイムシフト再生して出力装置 4 00へ出力する。そして、記録再生装置 100は、図示しないケース体と、表示部 200と、本体部 300と、などを備えている。

ケース体は、内部空間を有する略箱状に形成され、正面に例えば図 2に示すような略矩形状の 2つの表示窓部 210を開口形成している。そして、ケース体には、表示部 200と、本体部 300と、などが配設されている。

表示部 200は、番組データの再生時間や録画時間などを適宜表示する。そして、表示部 200は、第一表示手段としての再生時間表示部 220と、第二表示手段としての録画時間表示部 230と、などを備えている。

[0020] 再生時間表示部 220は、本体部 300に各種情報が送受信可能に接続されている。

この再生時間表示部 220は、例えば左側の表示窓部 210に表示面 221が臨んで配設されている。再生時間表示部 220は、本体部 300にて制御され本体部 300から出力される再生時間表示信号 Sjsを適宜取得する。そして、この再生時間表示信号 Sjs の後述する再生時間表示用データに基づいて、本体部 300にて再生されている番組データの再生時間を例えば数字で表示面 221に表示する。この再生時間表示部 220としては、例えば液晶パネルや有機 ELパネル、 PDP、 CRT, FED,電気泳動ディスプレイパネルなどが例示できる。

[0021] 録画時間表示部 230は、本体部 300に各種情報が送受信可能に接続されている。

この録画時間表示部 230は、例えば右側の表示窓部 210に表示面 231が臨んで配設されている。録画時間表示部 230は、本体部 300にて制御され本体部 300から出力される録画時間表示信号 Srkを適宜取得する。そして、この録画時間表示信号 Srk の後述す

る録画時間表示用データに基づいて、本体部 300にて録画されている番組データの録画時間を例えば数字で表示面 231に表示する。この録画時間表示部 230としては、再生時間表示部 220と同様のものが例示できる。

[0022] 本体部 300は、出力装置 400に各種情報が送受信可能に接続されている。そして、本体部 300は、図 1に示すように、外部インターフェース部 310と、記録部 320と、入力部 330と、 ROM (Read

Only Memory) 340と、メモリ 350と、 CPU (Central Processing Unit) 360と、演算手段としても機能する制御部 370と、図示しない放送受信部と、などを備えている。

[0023] 放送受信部は、制御部 370などに各種情報が送受信可能に接続されている。また、放送受信部は、放送波を受信する図示しないアンテナに接続されている。この放送受信部は、制御部 370により制御され、アンテナにて受信され、このアンテナ力入力される番組データを制御部 370へ適宜出力する。具体的には、放送受信部は、制御部 370から後述する番組出力要求信号を適宜取得する。そして、この番組出力要求信号に基づいて、任意の番組の番組データを出力する旨の要求を認識する。この後、放送受信部は、要求されている任意の番組データを取得する。そして、この番組データを番組信号に適宜変換して、制御部 370へ出力する。また、放送受信部は、制御部から後述する番組出力終了情報を適宜取得する。そして、この番組出力終了情報に基づいて、番組データの出力を終了する旨の要求を認識する。この後、放送受信部は、番組データの出力を終了する。

[0024] 外部インターフェース部 310は、制御部 370などに各種情報が送受信可能に接続されている。外部インターフェース部 310は、出力装置 400に接続された例えば図示しな、ケーブルのプラグが着脱可能に接続されるコネクタなどの接続部を有して!/、る。この接続部は、ケース体の例えば背面に設けられた図示しないコネクタ窓に臨んで配設されている。この外部インターフェース部 310は、制御部 370から出力データ信号 Sghを適宜取得する。そして、予め設定されている出力インターフェース処理を実施し、この出力データ信号 Sghの番組データを出力信号 Stvに適宜変換する。この後、外部インターフェース部 310は、接続部に接続されるケーブルを介して接続された出力装置 400へ出力信号 Stvを適宜出力する。

[0025] 記録部 320は、制御部 370などに各種情報が送受信可能に接続されている。この記録部 320は、制御部 370の制御により、 HD (Hard Disc)、 DVD (Digital

Versatile Disc)、光ディスク、メモリカードなどの記録媒体に番組データなどを適宜読み出し可能に記憶させる第一処理手段、第二処理手段、再生手段、および、記録手段を構成する図示しな、記録ドライブを有して、る。

[0026] 入力部 330は、制御部 370などに各種情報が送受信可能に接続されている。この入力部 330は、ケース体の例えば正面に臨んで入力操作可能に配設された図示しな、各種操作ボタンや操作つまみなどを有して、る。この操作ボタンや操作つまみの入力操作の内容としては、例えば記録再生装置 100の動作内容の設定などの設定事項である。具体的には、番組の録画や再生に関する設定、放送受信部にて受信する番組の設定などが例示できる。そして、入力部 330は、設定事項の入力操作により、操作信号 Sinを制御部 37

0へ適宜出力して設定させる。

[0027] ROM340は、 CPU360などに各種情報が送受信可能に接続されている。この RO M340は、記録再生装置 100全体を動作制御する OS (Operating

System)上に展開される各種プログラムなどを適宜読み出し可能に記憶している。なお、 ROM340としては、 HDや光ディスクなどの記録媒体に読み出し可能に記憶するドライブやドライバなどを備えた構成などとしてもよい。

[0028] メモリ 350は、 CPU360と、制御部 370と、などに各種情報が送受信可能に接続されている。このメモリ 350は、各種データを格納、すなわち適宜読み出し可能に記憶する。なお、メモリ 350としては、 HDや光磁気ディスクなどの記録媒体に読み取り可能に記憶するドライブやドライバなどを備えた構成としてもよい。

[0029] CPU360は、制御部 370などに各種情報が送受信可能に接続されている。この C PU360は、 ROM340から各種プログラムを読み出して、記録再生装置 100を適宜動作させる。

制御部 370は、ケース体の内部空間に配設されている。この制御部 370は、図示しない各入出力ポート、例えば表示部 200が接続される表示ポート、外部インターフエース部 310が接続されるインターフェースポート、記録部 320が接続される記録ポート、入力部 330が接続される入力ポート、 ROM340が接続される ROMポート、メモリ 350が接続されるメモリポート、 CPU360が接続される CPUポートなどを有して!/、る。

[0030] そして、制御部 370は、各種プログラムとして、図 3に示すように、計時手段 371と、第二処理手段および記録手段を構成する録画制御手段 372と、第一処理手段および再生手段を構成する再生制御手段 373と、出力制御手段 374と、表示形態設定手段 375と、処理状況取得手段としても機能する表示制御手段 376と、などを備えている。なお、再生時間表示部 220、録画時間表示部 230、録画制御手段 372、再生制御手段 373、および、表示制御手段 376にて、本発明の表示制御装置が構成される。また、再生時間表示部 220、録画時間表示部 230、記録部 320の記録ドライブ、録画制御手段 372、再生制御手段 373、および、表示制御手段 376にて、本発明のデータ処理装置が構成される。

[0031] 計時手段 371は、例えば内部クロックなどの基準パルスに基づいて現在時刻を認識する。そして、この認識した現在時刻に関する時刻情報を適宜出力する。

録画制御手段 372は、入力操作に応じて入力部 330から出力される信号に基づいて、例えば放送受信部にて受信した番組を記録部 320に録画する処理を適宜実施する。具体的には、録画制御手段 372は、入力部 330から操作信号 Sinを適宜取得して、例えば放送受信部にて受信した番組を録画する旨を要求する設定入力を認識する。そして、録画が要求されている番組の番組データを出力する旨を要求する番組出力要求情報を生成して、放送受信部へ出力する。

[0032] また、録画制御手段 372は、放送受信部から番組信号の番組データを取得する。

そして、この番組データを記録データ信号 Skiに適宜変換して、記録部 320に適宜読み出し可能に記憶させる。さらに、録画制御手段 372は、番組データを記録部 320 に記憶させる処理を開始すると、計時手段 371から時刻情報を適宜取得する。そして、この時刻情報に基づいて、番組データを記録部 320に記憶させ始めてからの時間、すなわち録画時間を適宜認識する。録画制御手段は 372は、録画時間を認識すると、この録画時間に関する処理状況情報としての録画時間情報を適宜生成して、表示制御手段 376へ出力する。また、録画制御手段 372は、録画を開始した旨の録画処理開始情報を生成して、出力制御手段 374へ出力する。

[0033] さらに、録画制御手段 372は、入力部 330から操作信号 Sinを適宜取得して、録画を停止する旨を要求する設定入力を認識する。そして、番組データを記録部 320〖こ記憶させる処理を終了する。また、録画制御手段 372は、録画している番組の番組データの出力を終了する旨を要求する番組出力終了情報を生成する。そして、この番組出力終了情報を放送受信部へ出力する。さらに、録画制御手段 372は、計時手段 371からの時刻情報の取得を終了する。そして、表示制御手段 376への録画時間情報の出力を終了する。また、録画制御手段 372は、録画を停止した旨の録画処理停止情報を生成して、出力制御手段 374へ出力する。

[0034] また、録画制御手段 372は、出力制御手段 374から後述する録画出力要求情報を適宜取得する。そして、この録画出力要求情報に基づいて、録画している番組の番組データをリアルタイムで外部インターフェース部 310へ出力する旨の要求を認識する。録画制御手段 372は、番組データを出力する旨を認識すると、記録部 320に記憶させて、る番組データを出力データ信号 Sghに適宜変換して、外部インターフエ一ス部 310へ出力する。また、録画制御手段 372は、出力制御手段 374から録画出力停止情報を適宜取得する。そして、この録画出力停止情報に基づいて、番組データの外部インターフェース部 310への出力を停止する旨の要求を認識する。録画制御手段 372は、番組データの出力を停止する旨を認識すると番組データの出力を停止する。

[0035] 再生制御手段 373は、入力操作に応じて入力部 330から出力される信号に基づいて、記録部 320に録画された番組を再生する処理を適宜実施する。具体的には、再生制御手段 373は、入力部 330から操作信号 Sinを適宜取得して、記録部 320に記録された任意の番組を再生する旨を要求する設定入力を認識する。再生制御手段 3 73は、任意の番組を再生する旨を認識すると、この番組の番組データを記録部 320 力も検索して、再生データ信号 Ssaとして読み出す。

[0036] そして、この再生データ信号 Ssaの番組データを出力データ信号 Sghに適宜変換して、外部インターフェース部 310へ出力する。また、再生制御手段 373は、番組データを外部インターフェース部 310へ出力する処理を開始すると、計時手段 371から時刻情報を適宜取得する。再生制御手段 373は、時刻情報を取得すると、この時刻情報に基づいて、番組データを外部インターフェース部 310へ出力し始めてからの時間、すなわち再生時間を適宜認識する。そして、この再生時間に関する処理状況情報としての再生時間情報を適宜生成して、表示制御手段 376へ出力する。さらに、再生制御手段 373は、再生を開始した旨の再生処理開始情報を生成して、出力制御手段 374へ出力する。

[0037] また、再生制御手段 373は、入力部 330から操作信号 Sinを適宜取得して、再生を停止する旨を要求する設定入力を認識する。そして、番組データを記録部 320から読み出す処理、および、番組データを外部インターフェース部 310へ出力する処理を停止する。さらに、再生制御手段 373は、計時手段 371からの時刻情報の取得を終了する。そして、表示制御手段 376への再生時間情報の出力を終了する。さらに、再生制御手段 373は、再生を停止した旨の再生処理停止情報を生成して、出力制御手段 374へ出力する。

[0038] 出力制御手段 374は、入力操作に応じて入力部 330から出力される信号に基づいて、出力装置 400への番組データの出力を適宜制御する。具体的には、出力制御手段 374は、入力部 330から操作信号 Sinを適宜取得して、録画している番組をリアルタイムで出力装置 400に出力させる旨の設定入力を認識する。そして、録画出力要求情報を適宜生成して、録画制御手段 372へ出力する。また、録画している番組をリアルタイムで出力させて、る旨の録画出力中情報を適宜生成して、表示形態設定手段 375へ出力する。さらに、出力制御手段 374は、入力部 330から操作信号 Sin を適宜取得して、録画

している番組の出力を停止させる旨の設定入力を認識する。そして、録画出力停止情報を適宜生成して、録画制御手段 372へ出力する。

[0039] また、出力制御手段 374は、再生制御手段 373から再生処理開始情報を適宜取得する。そして、この再生処理開始情報に基づいて、再生制御手段 373で再生処理が開始されたことを認識する。出力制御手段 374は、再生処理が開始されたことを認識すると、録画制御手段 372への録画出力要求情報および録画出力停止情報の出力状況を認識する。そして、この出力状況に基づいて、録画制御手段 372が番組データを外部インターフェース部 310への出力している力否力すなわち出力装置 400 に録画中の番組がリアルタイムで出力されているカゝ否かを判断する。 [0040] 例えば、出力制御手段 374は、録画出力要求情報を出力していないことを認識した場合や、録画出力要求情報を出力した後に録画出力停止情報を出力したことを認識した場合、録画中の番組がリアルタイムで出力されていないと判断する。そして、出力装置 400に再生している番組を出力させる旨の再生出力中情報を生成して、表示形態設定手段 375へ出力する。一方で、出力制御手段 374は、録画出力要求情報を出力した後に録画出力停止情報を出力していないことを認識した場合、録画中の番組がリアルタイムで出力されていると判断する。そして、録画出力停止情報を適宜生成して録画制御手段 372へ出力するとともに、再生出力中情報を適宜生成して表示形態設定手段 375へ出力する。

[0041] さらに、出力制御手段 374は、再生制御手段 373から再生処理停止情報を適宜取得する。そして、この再生処理停止情報に基づいて、再生処理が終了したことを認識する。出力制御手段 374は、再生処理が終了したことを認識すると、録画制御手段 3 72からの録画処理開始情報および録画処理停止情報の取得状況を認識する。そして、この取得状況に基づいて、録画が継続中である力否かを判断する。例えば、出力制御手段 374は、録画処理開始情報を取得していないことを認識した場合や、録画処理開始情報を取得した後に録画処理停止情報を取得して！/、ることを認識した場合、録画が継続中でないと判断する。そして、例えば放送受信部で受信した番組を出力装置 400に出力させる制御をする。一方で、出力制御手段 374は、録画処理開始情報を取得した後に録画処理停止情報を取得して！/ヽな、ことを認識した場合、録画が継続中であると判断する。そして、録画出力要求情報を適宜生成して録画制御手段 372へ出力するとともに、録画出力中情報を適宜生成して表示形態設定手段 3 75へ出力する。

[0042] 表示形態設定手段 375は、再生時間表示部 220や録画時間表示部 230に表示させる時間表示の表示形態を適宜設定する。具体的には、表示形態設定手段 375は、出力制御手段 374から録画出力中情報または再生出力中情報を適宜取得する。そして、出力制御手段 374から再生出力中情報を取得した場合、この再生出力中情報に基づ、て、出力装置 400に再生して、る番組が出力されて、る旨を認識する。さらに、表示形態設定手段 375は、再生時間を表示する形態に再生時間表示部 22 0における時間表示形態を設定し、録画時間を表示しな、形態に録画時間表示部 2 30における時間表示形態を設定する旨の表示形態設定情報を生成する。

[0043] 一方で、表示形態設定手段 375は、出力制御手段 374から録画出力中情報を取得した場合、この録画出力中情報に基づいて、出力装置 400に録画している番組がリアルタイムで出力されている旨を認識する。そして、録画時間を表示する形態に録画時間表示部 230における時間表示形態を設定し、再生時間を表示しな!、形態に再生時間表示部 220における時間表示形態を設定する旨の表示形態設定情報を生成する。表示形態設定手段 375は、表示形態設定情報を生成すると、この表示形態設定情報を表示制御手段 376へ出力する。

[0044] 表示制御手段 376は、各手段 372, 373, 375からの各情報に基づいて、再生時間表示部 220や録画時間表示部 230に時間表示をさせる。具体的には、表示制御手段 376は、再生制御手段 373から再生時間情報を適宜取得する。そして、この再生時間情報に基づいて、再生時間表示部 220に再生時間を表示させるための再生時間表示用データを生成する。また、表示制御手段 376は、録画制御手段 372から録画時間情報を適宜取得する。そして、この録画時間情報に基づいて、録画時間表示部 230に録画時間を表示させるための録画時間表示用データを生成する。

[0045] さらに、表示制御手段 376は、表示形態設定手段 375から表示形態設定情報を適宜取得する。そして、この表示形態設定情報に基づいて、再生時間表示部 220に時間表示をさせ、録画時間表示部 230に時間表示をさせな、旨の設定を認識した場合、再生時間表示用データを再生時間表示信号 Sjsに適宜変換して、表示部 200へ出力する。一方で、表示制御手段 376は、録画時

間表示部 230に時間表示をさせ、再生時間表示部 220に時間表示をさせない旨の設定を認識した場合、録画時間表示用データを録画時間表示信号 Srkに適宜変換して、表示部

200へ出力する。

[0046] 〔記録再生システムの動作〕

次に、記録再生システム 1の動作として、再生中または録画中における時間表示処理について、図 4、図 5A、図 5Bに基づいて説明する。なお、ここでは、任意の番組の録画中に、同時にこの番組の録画した部分を再生する処理であるタイムシフト再生時における時間表示処理を例示して説明する。また、ここでは、タイムシフト再生時における時間表示処理を例示して説明する力例えば録画中の番組以外の番組の再生時にも同様の処理を実施する。

[0047] まず、記録再生システム 1の記録再生装置 100は、電源がオンされた後、利用者による任意の番組の録画を開始する旨の入力操作を認識する。そして、制御部 370は、図 4に示すように、録画制御手段 372にて、この入力操作に基づいて録画を実施する (ステップ S101)。制御部 370の出力制御手段 374は、録画制御手段 372で録画が実施されると、録画している番組をリアルタイムで出力装置 400に適宜出力させる。また、出力制御手段 374は、録画出力中情報を表示形態設定手段 375へ適宜出力する。さらに、録画制御手段 372は、録画時間情報を適宜生成して表示制御手段 376へ出力する。表示制御手段 376は、録画制御手段 372から録画時間情報を適宜取得する。

[0048] この後、制御部 370の再生制御手段 373は、録画中の番組の録画した部分をタイムシフト再生する旨の入力操作を適宜認識する。そして、再生制御手段 373は、タイムシフト再生を適宜実施する。また、出力制御手段 374は、タイムシフト再生が開始されたことを認識すると、録画している番組のリアルタイムでの出力を停止して、タイムシフト再生されている番組を出力させる処理を実施する。さらに、出力制御手段 374 は、再生出力中情報を表示形態設定手段 375へ適宜出力する。また、再生制御手段 373は、再生時間情報を適宜生成して表示制御手段 376へ出力する。表示制御手段 376は、再生制御手段 373から再生時間情報を適宜取得する。

[0049] 次に、表示形態設定手段 375は、録画制御手段 372からの録画出力中情報の取得状況に基づいて、再生している番組が出力装置 400に出力されている力否力、すなわちタイムシフト再生が実施中である力否かを判断する（ステップ S 102)。このステップ S 102において、表示形態設定手段 375は、再生している番組が出力されている、すなわちタイムシフト再生が実施中であると判断した場合、再生時間表示部 220に再生時間を表示させ、録画時間表示部 230に録画時間を表示させな、旨の表示形態設定情報を生成する。 [0050] そして、この表示形態設定情報を表示制御手段 376へ出力する。表示制御手段 3 76は、表示形態設定情報を取得すると、この表示形態設定情報に基づいて、録画時間表示用データを生成せずに、再生時間表示用データのみを生成する。そして、この再生時間表示用データを表示部 200へ出力する。表示部 200は、再生時間表示用データを取得すると、録画進行状況を非表示にするととともに (ステップ S 103)、再生進行状況を表示する（ステップ S 104)。例えば、表示部 200は、図 5Aに示すように、録画時間表示部 230に録画時間を表示させずに、再生時間表示部 220に再生時間を表示させる。

[0051] 次に、制御部 370は、録画制御手段 372にて、録画を停止する旨の入力操作を認識したか否かを判断する（ステップ S105)。このステップ S105において、制御部 370 は、録画制御手段 372で録画を停止する旨の入力操作を認識して!/ヽなヽと判断した場合、ステップ S102の処理に戻る。一方、ステップ S105において、制御部 370は、録画制御手段 372で録画を停止する旨の入力操作を認識したと判断した場合、録画を停止して時間表示処理を終了する。

[0052] また、ステップ S 102において、表示形態設定手段 375は、録画している番組カ^アルタイムで出力されている、すなわちタイムシフト再生が実施中でないと判断した場合、録画時間表示部 230に録画時間を表示させ、再生時間表示部 220に録画時間を表示させない旨の表示形態設定情報を生成する。そして、この表示形態設定情報を表示制御手段 376へ出力する。表示制御手段 376は、表示形態設定情報を取得すると、この表示形態設定情報に基づいて、再生時間表示用データを生成せずに、録画時間表示用データのみを生成する。そして、この録画時間表示用データを表示部 200へ出力する。表示部 200は、録画時間表示用データを取得すると、再生進行状況を非表示にするととともに (ステップ S 106)、録画進行状況を表示する (ステップ S107)。例えば、表示部 200は、図 5Bに示すように、再生時間表示部 220に再生時間を表示させずに、録画時間表示部 230に録画時間を表示させる。この後、制御部 370は、ステップ S 105の処理を実施する。

[0053] 上述したように、上記実施の形態では、記録再生システム 1の記録再生装置 100は、例えば制御部 370の録画制御手段 372で任意の番組の録画が実施されて、る場合、表示制御手段 376にて、録画時間に関する録画時間情報を適宜取得する。また、表示制御手段 376は、例えば再生制御手段 373でこの録画している番組のタイムシフト再生が実施されている場合、再生時間に関する再生時間情報を適宜取得する。そして、制御部 370の表示形態設定手段 375は、出力装置 400に例えばタイムシフト再生して、る番組が出力されて、る力否かを判断する。

[0054] この後、表示形態設定手段 375は、出力装置 400にタイムシフト再生している番組が出力されていると判断した場合、再生時間を表示する形態に再生時間表示部 220 における時間表示形態を設定し、録画時間を表示しなヽ形態に録画時間表示部 23 0における時間表示形態を設定する旨の表示形態設定情報を生成する。そして、この表示形態設定情報を表示制御手段 376へ出力する。表示制御手段 376は、表示形態設定情報を取得すると、録画時間表示部 230に録画時間を表示させずに、再生時間表示部 220に再生時間を表示させる。

[0055] このため、利用者は、例えば任意の番組の録画中にタイムシフト再生して、る番組を視聴して、る場合、再生時間表示部 220に表示された時間表示を視認することにより、視聴している番組がタイムシフト再生のものであることを容易に認識できる。したがって、記録再生装置 100は、処理の実施状況を良好に認識させることができる。

[0056] 本発明の表示制御装置およびデータ処理装置を、任意の番組の録画中に、この番組のタイムシフト再生が可能な記録再生装置 100に適用している。このため、記録再生装置 100は、タイムシフト再生により、録画している番組と再生している番組とが同じになったとしても、再生時間表示部 220に再生時間を表示できる。したがって、利用者は、再生時間表示部 220の時間表示を視認することにより、出力装置 400に出力されて、る番組がタイムシフト再生の番組であることを容易に認識できる。よって、タイムシフト再生時における処理状況を良好に表示可能な記録再生装置 100を提供できる。

[0057] 表示形態設定手段 375は、出力装置 400に録画している番組がリアルタイムで出力されて、ると判断した場合、録画時間を表示する形態に録画時間表示部 230における時間表示形態を設定し、再生時間を表示しない形態に再生時間表示部 220における時間表示形態を設定する旨の表示形態設定情報を生成する。そして、この表示形態設定情報を表示制御手段 376へ出力する。表示制御手段 376は、表示形態設定情報を取得すると、再生時間表示部 220に再生時間を表示させずに、録画時間表示部 230に録画時間を表示させる。このため、利用者は、例えば録画している番組をリアルタイムで視聴してヽる場合、録画時間表示部 230の時間表示を視認することにより、視聴して!/、る番組が録画して、るリアルタイムのものであることを容易に認識できる。したがって、記録再生装置 100は、処理の実施状況をより良好に表示できる。

[0058] 表示形態設定手段 375は、出力装置 400に出力されている番組が例えば録画しているリアルタイムのもの力もタイムシフト再生しているものに変更された場合、再生時間を表示しない形態から表示する形態に再生時間表示部 220における時間表示形態を変更する。そして、録画時間を表示する形態から表示しない形態に録画時間表示部 230における時間表示形態を変更する。このため、記録再生装置 100は、例えば利用者の入力操作により出力装置 400に出力されている番組が録画しているもの力もタイムシフト再生しているものに変更されたとしても、この変更を反映して録画時間や再生時間の表示形態を適切に変更できる。したがって、記録再生装置 100は、処理の実施状況をより良好に表示できる。

[0059] 表示部 200に、再生時間表示部 220と、録画時間表示部 230と、を設けている。そして、表示制御手段 376は、再生時間表示部 220に再生時間を表示させ、録画時間表示部 230に録画時間を表示させる。このため、記録再生装置 100は、例えば 1つの表示画面の表示領域を分割してそれぞれの表示領域に再生時間と録画時間とを表示させる構成と比べて、利用者に再生時間や録画時間をより容易に認識させることができる。したがって、記録再生装置 100は、処理の実施状況をさらに良好に表示できる。

[0060] 表示形態設定手段 375は、例えばタイムシフト再生している番組が出力装置 400 に出力されている場合、再生時間表示部 220に再生時間を表示させ、録画時間表示部 230に録画時間を表示させない旨の表示形態設定情報を生成する。このため、記録再生装置 100は、例えばタイムシフト再生している番組が出力装置 400に出力さ 'BR〉黷トいる場合、再生時間表示部 220のみに再生時間を表示できる。したがつて、利用者は、再生時間表示部 220のみに時間が表示されていることを認識することにより、出力装置 400に出力されている番組がタイムシフト再生のものであることを容易に認識できる。よって、記録再生装置 100は、処理の実施状況をより良好に表示できる。

[0061] 本発明の表示制御装置およびデータ処理装置を、番組を録画するとともに、この録画した番組を再生する記録再生装置 100に適用している。このため、録画や再生の実施状況を良好に表示可能な記録再生装置 100を提供できる。

[0062] 表示形態設定手段 375は、例えば再生時間表示部 220に再生時間を数字で表示させる。このため、利用者は、数字による時間表示により再生時間を容易に認識できる。したがって、記録再生装置 100は、処理の実施状況をより良好に表示できる。

[0063] [実施の形態の変形]

なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなぐ本発明の目的を達成できる範囲で以下に示される変形をも含むものである。

[0064] すなわち、例えば出力装置 400にタイムシフト再生している番組が出力されている場合、再生時間表示部 220に再生時間を点滅状態で表示させ、録画時間表示部 23 0に録画時間を非点滅状態で表示させる構成、つまり出力装置 400に出力されている番組に対応する時間表示の表示形態のみを任意の表示形態に設定する構成などとしてもよい。このような構成にすれば、利用者は、例えばタイムシフト再生している番組を視聴して、る場合、目が止まりやす、点滅状態で表示されて、る時間表示を視認することにより、視聴している番組がタイムシフト再生のものであることを容易に認識できる。したがって、記録再生装置 100は、処理の実施状況を良好に表示できる。

[0065] 表示部 200に、例えば再生時間表示部 220のみを設ける。そして、この再生時間表示部 220の表示面 221の表示領域を例えば 2分割して、それぞれの表示領域に再生時間と録画時間とを上述したように表示させる構成などとしてもよい。このような構成にすれば、表示部 200の構成を簡略ィ匕できる。したがって、記録再生装置 100 の軽量ィ匕ゃ小型化を図ることができる。

[0066] 例えば出力装置 400にタイムシフト再生している番組が出力されている場合、例えば図 6Aに示すように、再生時間を再生時間表示部 220に表示させ、タイムシフト再生して、る番組が出力装置 400に出力されて、る旨を報知する例えば「タイムシフト再生中」の文字を録画時間表示部 230に表示させる。一方で、出力装置 400に録画している番組力 Sリアルタイムで出力されている場合、例えば図 6Bに示すように、録画している番組カ^アルタイムで出力装置 400に出力されている旨を報知する例えば「リアルタイム表示中」の文字を再生時間表示部 220に表示させ、録画時間を録画時間表示部 230に表示させる構成などとしてもよい。

[0067] このような構成にすれば、利用者は、例えばタイムシフト再生して、る番組を視聴している場合、録画時間表示部 230における例えば「タイムシフト再生中」の文字を視認することにより、タイムシフト再生して、る番組を視聴して、ることを容易に認識できる。また、利用者は、再生時間表示部 220と録画時間表示部 230との位置関係を覚えなくても、録画時間表示部 230における表示により再生時間表示部 220の時間表示が再生時間を示していることを認識できる。したがって、記録再生装置 100は、処理の状況をより良好に表示できる。

[0068] 例えば出力装置 400にタイムシフト再生している番組が出力されている場合、再生時間表示部 220に再生時間を例えば黒色で表示させ、録画時間表示部 230に録画時間を例えば灰色で表示させる構成、すなわち再生時間表示部 220における表示形態を録画時間表示部 230における表示形態よりも視認性が高い表示形態に設定する構成などとしてもよい。このような構成にすれば、利用者は、例えばタイムシフト再生して!/、る番組を視聴して、る場合、より容易に視認できる再生時間表示部 220 に表示された時間表示により、視聴して、る番組がタイムシフト再生のものであることを容易に認識できる。したがって、記録再生装置 100は、処理の実施状況を良好に表示できる。

[0069] 例えば出力装置 400にタイムシフト再生している番組が出力されている場合、再生時間表示部 220における再生時間の表示形態を、録画時間表示部 230における録画時間の表示形態の明度、色相、および、彩度のうちの少なくともいずれか 1っを異なるものにした構成などとしてもよい。具体的には、例えばタイムシフト再生している番組が出力されている場合、再生時間を示す数字やこの数字の背景を例えば赤色で再生時間表示部 220に表示させるとともに、録画時間を示す数字やこの数字の背景を例えば灰色で録画時間表示部 230に表示させる構成などとしてもょ、。このような構成にしても、利用者は、例えばタイムシフト再生している番組を視聴している場合、録画時間表示部 230における表示形態とは異なる表示形態で表示された再生時間表示部 220の時間表示を視認することにより、視聴して、る番組がタイムシフト再生のものであることを容易に認識できる。したがって、記録再生装置 100は、処理の実施状況を良好に表示できる。

[0070] 例えば出力装置 400にタイムシフト再生している番組が出力されている場合、再生時間表示部 220における時間表示を、録画時間表示部 230における時間表示よりも大きくする構成などとしてもよい。このような構成にすれば、利用者は、例えばタイムシフト再生して、る番組を視聴して、る場合、より大きく表示された再生時間表示部 2 20の時間表示により、視聴している番組がタイムシフト再生のものであることを容易に認識できる。したがって、記録再生装置 100は、処理の実施状況を良好に表示できる。

[0071] 本発明の表示制御装置およびデータ処理装置を、記録再生装置 100に適用した構成について例示したが、これに限らず処理の実施状況を表示させるあらゆる構成に適用してもよい。具体的には、例えば HDに楽曲を録音するとともに、この録音した楽曲を再生可能な楽曲記録再生装置などに適用してもよい。また、 3つ以上の処理の実施状況を 3つ以上の表示部で表示させるあらゆる機器に適用してもよい。

[0072] 上述した各機能をプログラムとして構築したが、例えば回路基板などのハードウェアあるいは 1つの IC (Integrated Circuit)などの素子にて構成するなどしてもよぐいずれの形態としても利用できる。なお、プログラムや別途記録媒体から読み取らせる構成とすることにより、取扱が容易で、利用の拡大が容易に図れる。

[0073] その他、本発明の実施の際の具体的な構造および手順は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造などに適宜変更できる。

[0074] [実施形態の作用効果]

上述したように、上記実施の形態では、記録再生システム 1の記録再生装置 100は、例えば制御部 370の録画制御手段 372で任意の番組の録画が実施されて、る場合、表示制御手段 376にて、録画時間に関する録画時間情報を適宜取得する。また、表示制御手段 376は、例えば再生制御手段 373でこの録画している番組のタイムシフト再生が実施されている場合、再生時間に関する再生時間情報を適宜取得する。そして、表示形態設定手段 375は、出力装置 400にタイムシフト再生している番組が出力されていることを認識した場合、再生時間を表示する形態に再生時間表示部 220における時間表示形態を設定し、録画時間を表示しな、形態に録画時間表示部 230における時間表示形態を設定する旨の表示形態設定情報を生成する。この後、この表示形態設定情報を表示制御手段 376へ出力する。表示制御手段 376は、表示形態設定情報を取得すると、録画時間表示部 230に録画時間を表示させずに、再生時間表示部 220に再生時間を表示させる。

[0075] このため、利用者は、例えばタイムシフト再生して、る番組を視聴して、る場合、再生時間表示部 220に表示された時間表示を視認することにより、視聴して、る番組がタイムシフト再生のものであることを容易に認識できる。したがって、記録再生装置 100は、処理の実施状況を良好に認識させることができる。

産業上の利用可能性

[0076] 本発明は、処理の実施状況を表示させる表示制御装置、データ処理装置、表示制御方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体として利用できる。

Claims

請求の範囲

[1] データを処理する第一処理手段および第二処理手段と、

前記第一処理手段と前記第二処理手段とにて処理されるデータの処理状況に関する処理状況情報を各々取得する処理状況取得手段と、

前記第一処理手段の処理状況を表示する第一表示手段と、

前記第二処理手段の処理状況を表示する第二表示手段と、を有する表示制御装置であって、

前記第一処理手段と前記第二処理手段とが前記データを同時に処理する場合は、前記第一表示手段に処理状況を表示することを特徴とした表示制御装置。

[2] 請求項 1に記載の表示制御装置であって、

前記第一処理手段は前記データを再生する再生手段であり、

前記第二処理手段は前記データを記録する記録手段であり、

前記第一表示手段は前記データの再生の進行状況を表示することを特徴とした表示制御装置。

[3] 請求項 1または請求項 2に記載の表示制御装置を有することを特徴とするデータ処理装置。

[4] 演算手段により、データを処理する第一処理手段および第二処理手段にて処理されるデータの処理状況を、前記第一処理手段の処理状況を表示する第一表示手段および前記第二処理手段の処理状況を表示する第二表示手段のうちの少なくともいずれか一方に表示する表示制御方法であって、

前記第一処理手段と前記第二処理手段とにて処理されるデータの処理状況に関する処理状況情報を各々取得し、

前記第一処理手段と前記第二処理手段とが前記データを同時に処理する場合は、前記第一処理手段の処理状況を前記第一表示手段に表示する

ことを特徴とする表示制御方法。

[5] 請求項 4に記載の表示制御方法を演算手段に実行させる

ことを特徴とした表示制御プログラム。

[6] 請求項 5に記載の表示制御プログラムが演算手段にて読取可能に記憶されたことを特徴とした表示制御プログラムを記録した記録媒体。