WO2005070479A1

WO2005070479A1 - 携帯用噴出注入具

Info

Publication number: WO2005070479A1
Application number: PCT/JP2004/019436
Authority: WO
Inventors: Masato Takeshita; Ji-Hwan Bang
Original assignee: Wet Trust Japan Co., Ltd.
Priority date: 2003-12-26
Filing date: 2004-12-24
Publication date: 2005-08-04
Also published as: HK1102400A1; CN101785884B; CN101785884A; EP1702634A1; MY144107A; HK1146911A1; EP2301599A1; EP1702634A4; EP2301599B1

Abstract

携帯用噴出注入具は、シリンダー、ピストン部、押し込み棒からなる。シリンダーは、先端に形成された噴出ノズルと薬液や潤滑剤を収容する装填部を有する。ピストン部は、シリンダー内部において係止され、装填部に充填された薬液や潤滑剤を封止する。押し込み棒は、シリンダー内部に、ピストン部と分離してあるいは一体的に、係止、挿入される。シリンダーとピストン部が押し込まれて薬液や潤滑剤を直接的にあるいはシリンダー内に生じる空気圧によって、噴出・注入する。この噴出注入具により、薬液や潤滑剤を女性の性器や人の肛門に噴出してその部位を洗浄し、必要に応じてその内部に直接注入することができる。

Description

明細書

携帯用噴出注入具

技術分野

[0001] この発明は、薬液や潤滑剤の人の特定部位体への注入具に関するもので、特に、注入具の内部の装填部に予め装填した所定の薬液や潤滑剤を女性の性器や人の肛門に噴出注入するものである。噴出とは、圧力を受けて、ゆっくりと流れ出るものから勢い良く飛び出す (ジェット噴出)ものまで含む。薬液には避妊薬、麻酔剤、浣腸剤、解熱剤等があり、潤滑剤には潤滑ローション、潤滑ジエル、潤滑ゼリー等があり、目的に応じて選択される。

背景技術

[0002] 現代は生活が複雑で、且つ忙、日々が続く社会になってきて!/、る。こうした現代を過ごしていくため、生活人の忙しい日々を解決する器具が多く開発され使用されてきた。それにもかかわらず、女性の避妊薬や治療薬の人体内挿入のための簡便で、衛生的な器具の開発はまだ不十分であるといえる。即ち、女性の性器 (膣周辺）の衛生、人の肛門周囲の清潔を保つことは、疾病予防のために非常に大切であるにもかかわらず、避妊薬注入や肛門への浣腸薬等、所定の薬液注入は直接人の手でなされてきた。このような作業は非常にわずらわしく容易ではなぐ衛生的でもない。

[0003] 女性の性器 (膣)や人の肛門 (肛門内）は非常に敏感で弱!、部分なので、これら部位へ潤滑剤及び避妊薬、性病の治療や予防のための薬液、所定の浣腸薬等の注入には注意が必要である。

[0004] し力しながら、女性の性器や人の肛門を効果的に洗浄し、その内部 (膣内や肛門内 )に所定の薬液'潤滑剤を注入する簡単で安全な器具が未だに開発されていないのが実情である。その理由は、こうした器具が時間と場所に関係なく携帯の容易性が求められるなど、使用に様々な制約があった力もである。

[0005] ところで、この種の薬液注入器具としては、例えば、日本特許出願特開 2001— 187 151号において開示されている注入器具がある。この注入器具は、先端に潤滑液流出口が形成されたプラスチックシリンダを備えると共にシリンダー内に設けた押し込み棒を潤滑液流出口に向力つて押し込む形式を採用しており、前記シリンダーの先端に充填した潤滑液を潤滑液流出ロカも流出させるようにしたものである。よって、これを用いると容易に女性の性器に潤滑液を注入等できる。

[0006] し力しながら、上記薬液注入具は、潤滑液の漏れに対する対策がなされて、なヽので、携帯している際に、潤滑液流出ロカも潤滑液が流れ出てしまう可能性が高く携帯に向力ないという問題がある。また、一度使用したものがそのまま再度使用することが可能であり、再使用された場合には不衛生であり、病気が感染する可能性があるという問題がある。さらに、上記注入器具では、潤滑液流出口を上 (又は斜め上）に向け、押し込み棒を下側から上側に向力つて押し込むようにして使用しなければならないから、使い勝手が良くないという問題がある。

特許文献 1：特開 2004 - 187151号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0007] そこで、この発明では、薬液や潤滑剤を女性の性器や人の肛門に噴出してその部位を洗浄し、必要に応じて内部 (膣内や肛門内）に直接注入することができる携帯用噴出注入具を提供することを目的とする。

[0008] また、この発明では、さらに、薬液や潤滑剤が流出ロカも漏れる可能性が少ない携帯用噴出注入具を提供することを目的とする。

[0009] さらに、この発明では、病気の感染や衛生面を考慮した携帯用噴出注入具を提供することを目的とする。

[0010] また、この発明では、携帯の際に薬液が流れでることがない携帯用薬液噴出注入具を提供することを目的とする。

[0011] さらには、この発明では、薬液や潤滑剤を噴出注入しやすい携帯用噴出注入具を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

[0012] そこで、この発明の携帯用噴出注入具は、女性の性器及び人の肛門又はその内部に薬液や潤滑剤を噴出注入する器具であって、先端に設けられた噴出ノズルと内部に設けられた薬液や潤滑剤を収容する装填部を具備するシリンダー、シリンダー内部に係止され、装填部内の薬液や潤滑剤を封止するピストン部、シリンダー内部にピストン部と分離された状態で挿入され且つ押し込み力が生じればビストン部を噴出ノズルに向カゝつて押し込む押し込み棒とから構成されており、薬液や潤滑剤の噴出は、噴出ノズルを介して行われる。

[0013] シリンダーは、挿入部と長手部力なるものとしてもよい。挿入部には、噴射ノズル、装填部、装填部の後端部を封止する破壊が容易な封止用のメンブレイン部材が具備されて、長手部とネジ結合により取り外し可能なキャップ部とされ、長手部にはビストン部が係止されて、るものとすることができる。

[0014] さらに、この発明の携帯用噴出注入具においては、ピストン部と押し込み棒を一体又は別体とし、噴出ノズルに閉栓手段を具備し、この閉栓手段を取り除いた状態にお V、て押し込み棒に押し込み力が作用したときに、押し込み部の移動により薬液が噴出ノズル力噴出するようにすることもできる。

[0015] また、この発明の携帯用噴出注入具は、押し込み棒をビストンと一体形成したものとし、シリンダー内部に少なくとも一部が外周水蜜状態に挿入され且つ挿し込み部が外部に突出しているものとすることができ、シリンダーは途中で折曲又は湾曲、あるいは、折曲又は湾曲可能とすることができる。薬液や潤滑剤は、押し込み棒に押し込み力が作用したときに、押し込み棒によって直接的に、或いは、シリンダー内の加圧された空気圧により、噴出孔力噴出するようにしてもよい。

発明の効果

[0016] この発明の携帯用噴出注入具により、薬液や潤滑剤を女性の性器や人の肛門に噴出してその部位を洗浄し、必要に応じて内部 (膣内や肛門内）に直接注入することができると共に、薬液や潤滑剤が噴出ノズルカゝら漏れる可能性が少ない。携帯の際にも薬液が流れ出ることが無い。さら〖こは、薬液や潤滑剤の注入作業が容易であり、且つ、病気の感染を防止し、衛生的な使用が可能になる。

図面の簡単な説明

[0017] [図 1]図 1は、この発明の実施例 1の携帯用噴出注入具の分解斜視図である。

[図 2]図 2は、前記携帯用噴出注入具において、前記携帯用噴出注入具の先端側部の断面図（図の上部）、押し込み棒を押し込んで拡張部がシリンダーの漏斗状部に入り込んだ状態の断面図（図の下部)である。

[図 3]図 3は、前記携帯用噴出注入具の作動を示す断面図である。

[図 4]図 4は、この発明の実施例 2の携帯用噴出注入具の断面図である。

[図 5]図 5は、図 4の B部の拡大図である。

[図 6]図 6は、この発明の実施例 3の携帯用噴出注入具の断面図である。

[図 7]図 7は、この発明の実施例 4の携帯用噴出注入具の先端側部の断面図である。

[図 8]図 8は、前記実施例 4に類似する携帯用噴出注入具の先端側部の断面図である。

[図 9]図 9は、前記実施例 4に類似する携帯用噴出注入具の先端側部の断面図である。

[図 10]図 10は、前記実施例 4に類似する携帯用噴出注入具の先端側部の断面図である。

[図 11]図 11は、この発明の実施例 5の携帯用噴出注入具の断面図である。

[図 12]図 12は、図 11の B'部の拡大図である。

[図 13]図 13は、この発明の実施例 6の携帯用噴出注入具の押し込み棒を先端側へ移動する直前の断面図である。

[図 14]図 14は、前記押し込み棒を先端側へ押し込んでピストン部を噴出ノズル又はその近傍へ移動させた状態の断面図である。

[図 15]図 15は、図 14の状態力も押し込み棒を引き抜、た状態の断面図である。

[図 16]図 16は、この発明の実施例 7の携帯用薬液噴出注入具の分解図であり、シリンダー及びキャップ（閉栓する手段）はその断面が示されて、る。

[図 17]図 17は、この発明の実施例 8の携帯用薬液噴出注入具の分解図であり、シリンダ一はその断面が示されて、る。

[図 18]図 18は、この発明の実施例 9の携帯用薬液噴出注入具の部分断面図である

[図 19]図 19は、この発明の実施例 10の携帯用薬液噴出注入具の分解図であり、シリンダ一はその断面が示されている。

[図 20]図 20は、この発明の実施例 11の携帯用薬液噴出注入具の分解図である。 [図 21]図 21は、この発明の実施例 12の携帯用薬液噴出注入具の分解図であり、シリンダ一等はその断面が示されている。

[図 22]図 22は、この発明の実施例 13の携帯用薬液噴出注入具の断面図である。

[図 23]図 23は、この発明の実施例 14の携帯用薬液噴出注入具の断面図である。

[図 24]図 24は、この発明の実施例 15の携帯用薬液噴出注入具の側面図である。

[図 25]図 25は、この発明の実施例 16の携帯用噴出注入具の断面図である。

[図 26]図 26は、この発明の実施例 17の携帯用噴出注入具の断面図である。

[図 27]図 27は、この発明の実施例 18の携帯用噴出注入具の断面図である。

[図 28]図 28は、他の形態の携帯用噴出注入具の断面図である。

[図 29]図 29は、他の形態の携帯用噴出注入具の断面図である。

発明を実施するための最良の形態

[0018] 本発明をより詳細に説述するために、添付の図面に従って説明する。

[0019] 本発明の携帯用噴出注入具 Aの実施例 1が図 1一 3に図示されている。この携帯用噴出注入具 Aの基本的構成は、図 1、 2に示すように、先端部に噴出ノズル 11を有するシリンダー 1内にピストン部 5を内装してあり、前記ピストン部 5を押し込み棒 7によりシリンダー 1後端部力噴出ノズル 11へ押し込み移動させるようにして、薬液や潤滑剤（以下、薬液等）を噴出ノズル 11から噴出させるようにするものである。

[0020] シリンダー 1は、先端部が断面円形又は楕円形状の挿入部 2と、前記挿入部 2から延設された直線状の長手部 3と、前記長手部 3の後端部の漏斗状部 8とを具備して、る。シリンダー 1内部には、噴出ノズル 11から後端部に到る全長にわたって略同じ径の空洞が形成されていると共に挿入部 2には薬液等が注入されたゲル状のカプセル 4が収容される装填部 10が形成されている。

[0021] 挿入部 2は、図 2に示すように、先端力後端に向力つて徐々に太くなつて最大位置では長手部 3よりも太い流線形状になっており、人体の特定部位への挿入に際して痛みを伴うことなく円滑に行えるようになつている。また、この挿入部 2には、その先端カゝら後端への一定範囲に薬液等を噴出する噴出ノズル 11が形成されており、前記噴出ノズル 11の後端側には切断部 12 (噴出ノズルと一体成形された刃）が設けられている。また、装填部 10には、所定の薬液等を有するゲル状のカプセル 4がシリンダ 1の漏斗状部 8を介して予め充填される。なお、この装填部 10は、ピストン部 5によつてその容積が決定される。

[0022] 長手部 3には、その内周壁であってピストン位置決め用の後述する突起 17 (環状あるいは環状でない突起)よりも少し後端側に、断面三角形状の係止突起 19が形成されている。前記係止突起 19は、突起の頂部を頂角とした場合における三角形の先端側傾斜面の角度が 80° 程度 (大角度)であるのに対して後端側傾斜面の角度が 2 0° から 30° 程度 (小角度）としてある。

[0023] ピストン部 5は、外周面に複数の周溝 6を有する厚肉板状に形成されて成るものであり、上記した装填部 10に隣接する位置に設けられている。このピストン部 5の周溝 6 には図 2に示すように、弾性部材 (エラストマー材)より成る封止部材 16が挿入され、上記周溝より下方の溝 6にはシリンダー 1の内周壁に形成された突起 17 (環状ある!/ヽは環状でない突起）が嵌合されている。つまり、このピストン部 5は、封止部材 16により薬液等の押し出し時におけるシリンダー 1の内周壁とピストン部 5の外周面との間の流体密性を確保し、突起 17と溝 6との係合によりシリンダー 1内におけるピストン部 5の位置決めがなされている。

[0024] 押し込み棒 7は、図 1に示すように直線状の筒体ある!/、は棒体により構成されて、ると共にその後端には押し込み終了時に上記漏斗状部 8内に入り込んで係合する拡張部 9が形成されている。

[0025] また、押し込み棒 7は、図 2に示すように、その外周面に、シリンダー 1内壁の係止突起 19と係合状態となる係止突起 14を設けてある。この係止突起 14の突起の頂部を頂角とした場合における三角形の先端側傾斜面の角度が 20° 力 30° 程度 (小角度)であるのに対して後端側傾斜面の角度が 80° (大角度)程度としてある。

[0026] ここで、この押し込み棒 7をシリンダー 1の長手部 3に挿入して押し込むと、係止突起 19を係止突起 14が乗り越えて所定位置 (ピストン部 5の位置力少し離れた位置）で支持される。携帯用噴出注入具 Aは、装填部 10にカプセル 4が充填されており、図 3に示すように、押し込み棒 7がピストン部 5に向かってさらに押し込まれれば、ビストン部がカプセル部を押し、切断部 12によってカプセル 4の上端が切り込まれて薬液等が噴出ノズル 11から噴出することになる。 [0027] さらに、この押し込み棒 7には図 2に示すように、もう一つの係止突起 14'が上記係止突起 14より後端側に設けてあり、前記係止突起 14'が係止突起 19を越えたときに、漏斗状部 8内に拡張部 9が入り込み押し込み終了となるようにしてある。なお、係止突起 14'は係止突起 14と同じ形状としてあり、係止突起 14'は押し込み棒 7の押し込み時においては係止突起 19を越えることができる力一且係止突起 14'が係止突起 19を通過すると、係止突起 14'と係止突起 19との係止により押し込み棒 7はシリンダ一 1から非常に抜けにく、か又は抜けな、ようになって!/、る。

[0028] 尚、この携帯用噴出注入具 Aに使用される薬剤としては、潤滑剤、洗浄剤、麻酔剤等が揚げられる。

[0029] この携帯用噴出注入具 Aを使用すると、女性の性器 (膣内)や人の肛門内に薬液等を直接注入することができる。その使用方法を以下に述べる。

[0030] (1)先ず、シリンダー 1の先端部分を女性の性器や人の肛門に挿入する。このシリンダー 1の先端部分は先端先細の流線形状になっているから、挿入時に痛みを伴うことは少ない。その後、シリンダー 1を人指し指と中指で挟み、押し込み棒 7を親指で押し込む。すると、押し込み棒 7の先端部がピストン部 5に到達し、ピストン部 5が先端側に押し出されて、突起 17と溝 6との係合が解かれる。

[0031] (2)上記 (1)の状態から更に押し込み棒 7を押し込むと、ピストン部 5と共に薬液等が充填されたカプセル 4が先端側に押し出され、カプセル 4の先端側が切断部 12により切断される。

[0032] (3)上記 (2)の状態から更に押し込み棒 7を押し込むと、薬液等が噴出ノズル 11から噴出（ジェット噴出を含む)される。

[0033] (4)上記 (3)の状態が継続されて、漏斗状部 8内に拡張部 9が入り込んで押し込み棒 7の押し込みが終了すると、カプセル 4内に充填された薬液等のほとんどが噴出ノズル 11から噴出されると同時に、係止突起 14'が係止突起 19を通過する。すると、係止突起 14'と係止突起 19との係止により押し込み棒 7はシリンダー 1から非常に引き抜きにくいか又は抜けないようになる。つまり、携帯用噴出注入具 Aは再使用できないことになる。よって、病気の感染が起こらず、又、衛生的である。

[0034] (5)なお、薬液等を女性の性器や人の肛門に噴出してその部位を洗浄することも可能である。

[0035] この携帯用噴出注入具 Aでは、上記した内容から、薬液等を女性の性器や人の肛門に噴出してその部位を洗浄し、必要に応じて内部に直接注入することができることが明らかである。

[0036] また、この携帯用噴出注入具 Aでは、図 2に示すように、ゲル状のカプセル 4を装填部 10に充填する構成を採用しているので薬液等の漏れは防止できる。さらに、この携帯用噴出注入具 Aでは、押し込み棒 7とピストン部 5とは分離してあり、ピストン部 5 は突起 17と溝 6とで係止されているから、押し込み棒 7が動いたとしても薬液等が漏れるのを防止できる。この優れた作用'効果は、実施例 2、 3において同じである。

[0037] 実施例 2の携帯用噴出注入具 Aは、基本的には実施例 1と同じ構成であるが、図 4 や図 5に示すように、ピストン部 5と押し込み棒 7の構成のみが相違して、る。

[0038] 即ち、この携帯用噴出注入具 Aでは、ピストン部 5の下端面 (後端面）中央に凹部 5

'が形成され、押し込み棒 7の上端面に前記凹部 5'に嵌合される突出部 7'が設けられている。この突出部 7'は装填部 10に薬液等を装填するときに注射器の取手のように機能し、所定量の薬液等の装填を可能にしてピストン部 5が所定の位置にあるようにする。薬液等の装填後にピストン部 5は押し込み棒 7を多少歪曲させれば、相互分離される状態となる。なお、凹部 5 'と突出部 7'とがネジ結合されるように、それぞれにネジ部が形成されるようにしてもょヽ。

[0039] 実施例 3の携帯用噴出注入具 Aは、基本的には実施例 1と同じ構成であるが、図 6 に示すように、噴出ノズル 11が切断部 12を有して、な、点でのみ相違して、る。

[0040] この携帯用噴出注入具 Aでは、装填部 10はピストン部 5によって限定されて所定の容積が決定される力装填部 10への薬液等の充填は噴出ノズル 11を封止しない状態でシリンダー 1に一定の量を挿入し、ピストン部 5と押し込み棒 7を用いて充填する力またはシリンダーの空洞に別の針付き注入器を挿入して充填することもできる。

[0041] 上記のようにして薬液等が装填部 10に充填されて、図 6に示すように、押し込み棒 7がピストン部 5に当接して所定の力で押し込まれれば、薬液等は噴出ノズル 11を介してジェット噴出される。

[0042] 実施例 4の携帯用噴出注入具 Aは、基本的には上記実施例 1と同様であるが、図 7 に示すように、挿入部 2と長手部 3とに二分割してなるものとし、両者をネジ結合により一体ィ匕してシリンダー 1を構成している点、また挿入部 2を円柱状に形成している点で実施例 1と相違している。つまり、この実施例 4では、挿入部 2がキャップ状に形成されたキャップ部 20で構成され、キャップ部 20の後端内側に雌ネジ部 18が、長手部 3の先端外側に雄ネジ部 24が、それぞれ形成されている。

[0043] キャップ部 20は、図 7に示すように、その後端部はメンブレイン部材 23で閉蓋されて成るもので、先端中央に所定の深さで延長される噴出ノズル 21が形成されていると共に前記噴出ノズル 21と連通する装填部 10が形成されている。なお、装填部 10 に薬液等が充填された後、噴出ノズル 21の流出口を接着テープやキャップで封止するようにすればよい。

[0044] 長手部 3は、図 7に示すように、ピストン部 5を最先端部に位置決めするようにしてあり、その他は実施例 1と同じ構成である。

[0045] 上記のような構成とすることにより、好みや使用目的等に応じていろいろな形状のキヤップ部 20を使用することが可能になる。例えば、図 7に示すような正面視四角形（円筒形状)のキャップ部の他、図 8に示す如き上部先端側が半球状のキャップ部、図

9に示す如き三角形状（円錐状)のキャップ部、図 10に示す如き円錐台形状のキヤップ部とすることができる。

[0046] この携帯用噴出注入具 Aでは、押し込み棒 7を先端側に押し込むことで、メインブレイン部材 23を破って薬液等を噴出ノズル 21を介して噴出（ジェット噴出を含む)できる。

[0047] 実施例 4の携帯用噴出注入具 Aでは、薬液等は、装填部 10後端開放部をメンブレイン部材 23で閉蓋し且つ噴出ノズル 21をテープで封止したキャップ部 20内に充填されており、これを押し込み棒 7等とは別に携帯するようにすれば、薬液等の漏れはほぼ完全に防止できる。

[0048] この実施例 5の携帯用噴出注入具 Aは基本的には実施例 1と同じ構成であるが、図 11や図 12に示すように、ピストン部 5の中央部に凹部 5'を設けている。即ち、ピストン部 5の下面中央に凹部 5'が形成されて薄肉となっている。ピストン部 5は、合成樹脂、ゴム、エラストマ一等で形成することができる。 [0049] この携帯用噴出注入具 Aでは、ー且ピストン部 5が押し込まれると、再使用は不能である。何故ならば、噴出ノズル 11から針等を突っ込みピストン部 5を押し戻そうとしても中央部が薄肉になって、るので孔が開、てしま、、押し戻せな、からである。

[0050] なお、図 2、図 11、図 12に示すように、押し込み棒の上端から下端にかけて中空としてあるので、噴出ノズル 11から突っ込んだ針等はピストン部 5を通過し、その後押し込み棒の中空部分に到るので、前記針等で押し込み棒 7を使用前の位置に押し出すことができない。つまり、この携帯用噴出注入具 Aは再使用できず、よって病気の感染が起こらず又、衛生的である。

[0051] この実施例 6の携帯用噴出注入具 Aは、基本的には上記実施例 1と同様である力図 13—図 15に示すように、押し込み棒 7によりピストン部 5を噴出ノズル 11又はその近傍まで押し込んだ後に押し込み棒 7を引き抜いたときには、ピストン部 5はシリンダ一 1の内壁との係止により前記噴出ノズル 11又はその近傍で残留するようにしている。このため、ピストン部 5、押し込み棒 7及びシリンダー 1の内壁面を以下のような構成としてある。

[0052] ピストン部 5は、図 13に示すように下部開放のキャップ状のものであり、開放部近傍の内周部に係止突起 50を、外周部に係止突起 51を、それぞれ設けている。

[0053] シリンダー 1の内周壁には、図 14に示すように、ピストン部 5が装填部 10の最先端位置 (噴出ノズル 11又はその近傍）に移動したときに係止突起 51が嵌まり込む凹み部 100を設けてある。

[0054] 押し込み棒 7は、図 13—図 15に示すようにその先端側に、ピストン部 5の開放端側を受ける受け皿部 71と、前記受け皿部 71に延設したピストン支持部 70とを具備させてあり、前記ピストン支持部 70を先端側の頭部 72と、当該頭部 72の最大径よりも細 Vヽ径の首部 73と力も構成されて、る。

[0055] ここで、上記したキャップ状のピストン部 5は、図 13に示すように、頭部 72から首部 7 3にかけて被せてある力頭部 72は係止突起 50を押し広げるようにして強制嵌入してある。したがって、ピストン部 5が押し込み棒 7から不用意に外れるようなことはない。なお、この携帯用噴出注入具 Aでは、頭部 72と係止突起 50との係止力は、係止突起 51と凹み部 100の構成壁との係止力よりも小さく設定してある。 [0056] したがって、この携帯用噴出注入具 Aでは、図 14に示す如く押し込み棒 7の押し込み時においてはピストン部 5は噴出ノズル 11又はその近傍まで押し込まれ、図 15に示す如く押し込み棒 7の引き抜き時においてはピストン部 5は噴出ノズル 11又はその近傍で残留する。つまり、この携帯用噴出注入具 Aは再使用できないので、病気の感染が起こらず又、衛生的である。

[0057] 上記した実施例 1一 6ではシリンダー 1の先端に噴出ノズル 11, 21を設けてあるが、他の実施形態として、前記噴出ノズルを、シリンダー 1の先端壁面に穿設された孔としてちよい。

[0058] 次に、携帯の際に薬液 (主としてジエル状のもの）が流れ出ることがなぐ薬液を女性の性器や人の肛門に噴出（ジェット噴出を含む）してその部位を洗浄し、必要に応じて内部に直接注入できるようにした携帯用噴出注入具 Aを、実施例 7— 15について説明する。

[0059] 実施例 7の携帯用噴出注入具 Aは、図 16に示すように、先端に形成された噴出ノズル 11と薬液を収容する装填部 10とを具備するシリンダー 1と、前記シリンダー 1の内部である装填部 10に充填された薬液を封止するピストン部 5と、前記ピストン部 5と一体成形された押し込み棒 7と、前記噴出ノズル 11を閉栓するキャップ 120とから構成されている。

[0060] シリンダー 1は、人体に無害である（子供が舐めてたり、口に入れても害がない) AB S榭脂等により構成された筒状のものであり、先端形状は、先端面から徐々に拡径し、その後徐々に縮径する形状となっている。ここで、このシリンダー 1の先端部分の形状において、先端面の直径は 8mm、先端面力も最大径である直径 15mmになる第 1エリア E1の長は 15mm、第 1エリア Elの端部から 12mmまで縮径していく第 2エリァ E2の長さは 20mm、全長は 90mm程度に設定してあり、先端面と外周面とが交わる部分はきれいに面取りしてある。

[0061] ピストン部 5は、図 16に示すように、 ABS榭脂製 (ゴム製でもよい）の厚肉円板で形成されていて、その外周面には二本の Oリング (封止部材） 116が間隔を設けて周設されている。このピストン部 5は、図 16の二点鎖線に示されているように、周設された O リング 116により、シリンダー 1内を外周気密状態を維持しながら移動できるようになつている。

[0062] 押し込み棒 7は、ピストン部 5と軸心を一致させた状態で当該ピストン部 5に一体的に成形されて成る ABS榭脂製のものであり、その直径は、シリンダー 1の孔よりも僅かに小径に設定してある。なお、この押し込み棒 7を最大に押し込んだときには、これの後端部に位置する拡張部（円錐台部） 9がシリンダー 1の後端部に位置する漏斗状部 8内に嵌まり込むと共に、ピストン部 5により、装填部 10内の薬液のほぼ全てが噴出ノズル 11から外部に押し出される（噴出される）ようになって!/、る。

[0063] キャップ 120は、図 16に示すように、シリンダー 1の第 1エリア E1部分が密着して被さるような形状に設定してあり、シリンダー 1への装着状態では、底面から突出する軸部 40が噴出ノズル 11に嵌入されるようになって！/、る。

[0064] この携帯用薬液噴出注入具 Aは、その大きさからいってバッグの中に入れて複数本持ち運ぶことが可能である。キャップ 120は、シリンダー 1の第 1エリア E1部分が密着して被さるような形状に設定してあり、シリンダー 1への装着状態では、底面から突出する軸部 40が噴出ノズル 11に嵌入されるようになって!/、るから、持ち運び時において、薬液が不用意に流れ出ることはない。つまり、携帯の際に薬液が流れ出て、バッグ内を?亏すようなことがなヽ。

[0065] また、この携帯用薬液噴出注入具 Aは、人指し指と中指とでシリンダー 1の後端部分を挟んで親指で押し込み棒 7を押し込むことにより、薬液を噴出ノズル 11から噴出させることができる。したがって、薬液を人の特定部位である女性の性器や人の肛門に噴出（ジェット噴出含む）してその部位を洗浄し、必要に応じて内部に直接注入する作業が非常に簡単である。

[0066] さらに、この携帯用薬液噴出注入具 Aでは、シリンダー 1の先端部分の形状において、先端面の直径は 8mm、先端面力も最大径である直径 15mmになる第 1エリア El の長は 15mm、第 1エリア Elの端部から 12mmまで縮径していく第 2エリア E2の長さは 20mm、全長は 90mm程度に設定してあり、先端面と外周面とが交わる部分はきれいに面取りしてあるので、膣内や肛門内へ痛みを伴わずに挿入でき、膣壁や肛門壁力も圧力が力かったとしても不用意に抜けにくいものとなる。上記した形状は、第 1 エリア El, E2において、断面円形状としているが、多少偏平 (楕円）とすることができる。

[0067] キャップ 120としては、噴出ノズル 11の開放部を覆う粘着テープや粘着シールのようなものでもよい。

[0068] 図 17はこの発明の実施例 8の携帯用薬液噴出注入具 Aの分解図であり、シリンダ一 1を断面した図を示している。

[0069] この携帯用薬液噴出注入具 Aは、薬液をカプセル 4に詰め込んだものを使用していると共に、使用時 (薬液噴出作業時）にはカプセル 4をピストン部 5の先端面に設けた針 112で突き破るようにしたものである。したがって、カプセル 4をシリンダー 1内に充填することなく携帯用薬液噴出注入具 Aとは別に携帯しておけば、薬液が噴出ノズル 11から流れ出るという事態は起こり得ない。シリンダー 1、押し込み棒 3は全く実施例 1と同じであるので、他の効果をも有していることが明らかである。

[0070] なお、上記した針 112を設けることなぐ噴出ノズル 11の後端部を尖った切断部 12 とし、この部分によりカプセル 4を突き破るようにしてもょ、。

[0071] 図 18はこの発明の実施例 9の携帯用薬液噴出注入具 Aの部分断面図を示している。この携帯用薬液噴出注入具 Aは、上記実施例 7, 8と同じ目的を達成するためのものであるが、ピストン部 5の外周面に周溝 116を形成すると共に、シリンダー 1の内周壁に前記周溝 116に嵌まり込む環状突起 17を形成し、両者を嵌合させることにより、押し込み棒 7に一定以上の押し込み力が作用しない限り、ピストン部 5が移動しないようにしてある。したがって、噴出ノズル 11を閉栓するものが粘着テープや粘着シールであっても薬液が噴出ノズル 11から流れ出ると、う事態は起こりにく!/、。シリンダ一 1、押し込み棒 7は全く実施例 7と同じであるので、他の効果をも有していることが明らかである。なお、ピストン部側に環状突起を設け、シリンダー 1の内周壁に前記突起が嵌まり込む周溝を設け、両者を嵌合させるようにしてもょヽ。

[0072] 図 19はこの発明の実施例 10の携帯用薬液噴出注入具 Aの分解図であり、シリンダ一 1を断面した図を示している。この携帯用薬液噴出注入具 Aは、シリンダー 1の先端部に多数の噴出ノズル 11を形成し、これにより、広いエリヤに薬液が同時に噴出ノズル 11から噴出するようにしてある。なお、図示していないが、実施例 7と同等のキヤップ 120をシリンダー 1の先端部に被せてある。 [0073] 図 20はこの発明の実施例 11の携帯用薬液噴出注入具 Aの分解図を示している。この携帯用薬液噴出注入具 Aは、シリンダー 1を透明又は半透明とすると共にその外周面に等間隔で三本 (複数)の目盛り 30を形成したものとし、シリンダー 1内に 3回分の薬液を充填してある。このものでは、ピストン部 5の先端面側の位置を目視することにより一目盛り分 (所定量)を 3回、ほぼ正確な量だけ使用できる。なお、押し込み棒 3の外周面に等間隔で 3本の目盛りを形成し、シリンダー 1の後端と前記目盛りを基準として使用すれば、同等の効果を得ることができる。

[0074] 図 21はこの発明の実施例 12の携帯用薬液噴出注入具 Aの分解図であり、シリンダ一 1等を断面した図を示している。

この携帯用薬液噴出注入具 Aは、装填部 10に充填された薬液を直接ピストン部 5で押し出すのではなぐ押し込み棒 7を介したピストン部 5の押し込みによって生じる空気圧を利用して薬液を押し出すようにしている。このため、シリンダー 1内に中央孔 33 を有した区画壁 32を設けてあり、ピストン部 5の噴出ノズル 11側への移動により、中央孔 33を介して装填部 10内の薬液に加圧空気力が作用するようにしてある。

[0075] 図 22はこの発明の実施例 13の携帯用薬液噴出注入具 Aの断面図を示している。

この携帯用薬液噴出注入具 Aは、押し込み棒 7を筒状にして薬液充填通路 15を設け、使用の際にエアーゾル缶 K内の薬液を装填部 10に充填する構成としてある。このため、押し込み棒 7の後端面に、缶の噴出ノズル Nが外周気密状態に嵌入される凹み部 31を設けてあり、薬液充填後に前記凹み部 31を閉栓する栓体（図示せず)を具備させてある。なお、薬液は噴出ノズル 11から充填する構成を採ることもできる。

[0076] 図 23はこの発明の実施例 14の携帯用薬液噴出注入具 Aの断面図である。この携帯用薬液噴出注入具 Aは、上記目的に加えて膣内や肛門内に薬液を注入する作業を容易にすべぐシリンダー 1の先端から中程にかけた部分のうちいずれかで折曲している。このため、この実施例 14では、上記した実施例 6と同様に装填部 10に充填された薬液を直接ピストン部 5で押し出すのではなぐ押し込み棒 7を介したピストン部 5 の押し込みによって生じる空気圧を利用して薬液を押し出すようにしている。つまり、シリンダー 1内に中央孔 33を有した区画壁 32を設けて、ピストン部 5の噴出ノズル 11 側への移動により、中央孔 33を介して装填部 10内の薬液に加圧空気力が作用するようにしてある。

なお、シリンダー 1の折曲角度は、図 23に示した角度に限らず適宜決定すればよい。例えば、 45° 、90° 等に折曲することができる。

[0077] 図 24はこの発明の実施例 15の携帯用薬液噴出注入具 Aの側面図を示している。

この実施例 15は、基本的には図 23と同様であり、相違する部分はシリンダー 1の先端側部分と後端側部分とが平行となるように当該シリンダー 1を円弧状に屈曲している点のみである。

[0078] 上記実施例 7— 15では、ピストン部 5と押し込み棒 7とが一体であった力押し込み棒 7によりピストン部 5を噴出ノズル 11側に押し込むことができるのであれば、両者を別体で構成してもよい。

次に、薬液等の噴出や注入作業に際して使、勝手がょ、構造にっ、て説明する。

[0079] 図 25に示すように、先端に形成された噴出ノズル 11(噴出孔)、薬液等を収容する装填部 10を有するシリンダー 1と、前記シリンダー 1の内部である装填部 10に充填された薬液等を封止するピストン部 5と、前記ピストン部 5と一体成形された押し込み棒 7と、前記噴出ノズル 11を閉栓するキャップ 120と力構成させてあり、シリンダー 1の先端から 50mm (20— 100mmの範囲であればよい）の部分で折曲させてある。そして、装填部 10に充填された薬液等を直接ピストン部 5で押し出す (噴出させる）のではなぐ押し込み棒 7を介したピストン部 5の押し込みによって生じる加圧された空気圧を利用して薬液等を噴出させるようにしている。

[0080] シリンダー 1は、子供が舐めても害がない ABS榭脂等により構成された筒状のものであり、その形状は、先端面 (直径 8mm)から徐々に拡径し、その後一定径 (直径 15 mm程度）となっている。また、シリンダー 1内に図 25に示すように、中央孔 33を有した区画壁 32を設けてあり、ピストン部 5の噴出ノズル 11側への移動により、中央孔 33 を介して装填部 10内の薬液に加圧された空気力が作用するようにしてある。なお、このシリンダー 1では、先端面と外周面とが交わる角部はきれいに面取りしてあり、人体への挿入時に痛みが伴わな、ようにしてある。

[0081] ピストン部 5は、 ABS榭脂製 (ゴム製でもよい）の厚肉円板で形成されていて、その外周面には二本の Oリング (封止部材） 116が間隔を設けて周設されている。このビストン部 5は、図 25の二点鎖線に示されているように、周設された Oリング 116により、シリンダ一 1内を外周気密状態を維持しながら移動できるようになつている。

押し込み棒 7は、図 25に示すように、上記ピストン部 5と軸心を一致させた状態で当該ピストン部 5に一体的 (別体でもよい）に成形されて成る ABS榭脂製のものであり、その直径は、シリンダー 1の孔よりも僅かに小径に設定してある。なお、この押し込み棒 7を最大に押し込んだときには、シリンダー 1の折曲部の手前で停止するようになつている。

[0082] キャップ 120は、シリンダー 1の先端部分が密着して被さるような形状に設定してあり、シリンダー 1への装着状態では、底面力突出する軸部 40が噴出ノズル 11に嵌入されるようになって!/、る。

[0083] この携帯用噴出注入具 Aは、その大きさからいってバッグの中に入れて複数本持ち運ぶことが可能である。キャップ 120は、シリンダー 1への装着状態では、底面から突出する軸部 40が噴出ノズル 11に嵌入されるようになって!/、るから、持ち運び時において、薬液が不用意に流れ出ることはない。つまり、携帯の際に薬液が流れ出て、バッグ内を?亏すようなことがなヽ。

[0084] また、この携帯用噴出注入具 Aは、人指し指と中指とでシリンダー 1の後端部分を挟んで親指で押し込み棒 7を押し込むことにより、薬液を噴出ノズル 11から噴出させることができる。その際、シリンダー 1は 30° 程度傾斜折曲させてあるから、薬剤等による洗浄及び薬剤等の注入作業がやりやす、。

[0085] 図 26はこの発明の実施例 17の携帯用噴出注入具 Aの断面図を示している。

この携帯用噴出注入具 Aは、上記実施例 16と同じ目的を達成するためのものである力図 26に示すように、押し込み棒 7をシリンダー 1の 30° の折曲形状に倣って弾性的に屈曲又は湾曲し得るものとし、前記押し込み棒 7により直接、薬液等が噴出ノズル 11から押し出されるようにして!/、る点のみが実施例 16と相違して、る。

[0086] 押し込み棒 7は、例えば弾性合成樹脂、ゴム、エラストマ一等で形成された断面円形状の棒状体又は、両端閉塞の管状体により形成することができる。

[0087] 図 27はこの発明の実施例 18の携帯用噴出注入具 Aの断面図を示している。この携帯用噴出注入具 Aは、上記実施例 16と同じ目的を達成するためのものであるが、実施例 16では折曲又は湾曲の角度が固定であるのに対して、この実施例 18では当該部分をジャバラ部 34とすることにより、折曲又は湾曲の角度を自由に変え得るようにしてある。

[0088] ここで、上記押し込み棒 7を最大に押し込んだ状態においてピストン部 5は、図 27 に示す如くジャバラ部 34の手前で停止するようにしてあり、薬液等の噴出ノズル 11からの噴出はシリンダー 1内の加圧された空気圧により行われるようにしてある。また、上記ジャバラ部 34は、変形後の形状が保形されるようになっている。

[0089] 上記した携帯用噴出注入具 Aでは、その形状を断面円形状としているが、多少偏平した形状 (楕円形状)とすることができる。

[0090] 上記した携帯用噴出注入具 Aでは、折曲角度を 30° としている力これに限定されることなぐ 30° — 90° (例えば、 45° や、図 28に示すような 90° )とすることができる。また、図 29に示すように、 U字状に湾曲させるようにしてもよい。

[0091] キャップ 120としては、噴出ノズル 11の開放部を覆う粘着テープや粘着シールのようなものでもよい。

Claims

請求の範囲

[1] 女性の性器又は肛門あるいはその内部に薬液や潤滑剤を噴出注入する器具であつて、先端部に形成された噴出ノズルと内部に設けられた薬液や潤滑剤を収容する装填部を有するシリンダー、シリンダー内部に係止されて装填部内の薬液や潤滑剤を封止するピストン部、シリンダー内部に前記ピストン部と分離された状態で挿入され且つ押し込み力が生じればピストン部を前記噴出ノズルに向力つて押し込む押し込み棒とから構成され、薬液や潤滑剤の噴出が噴出ノズルを介して行われる携帯用噴出注入具。

[2] 噴出ノズルが一定の深さで形成され、噴出ノズルの後端側部分には後方に向かって延びる切断部が設けられていることを特徴とする請求項 1記載の携帯用噴出注入具

[3] 薬液や潤滑剤がカプセル内に収容されていることを特徴とする請求項 1記載の携帯用噴出注入具。

[4] ピストン部の外周面には、シリンダーの内周壁との間を封止する封止部材を嵌め込む溝、および、シリンダーの内周壁に形成された突起と係止状態となる溝を形成してあることを特徴とする請求項 1記載の携帯用噴出注入具。

[5] 押し込み棒の外周面、シリンダーの内周壁にはそれぞれ係止突起が設けられており、これらによって押し込み棒がシリンダー内で支持されていることを特徴とする請求項 1記載の携帯用噴出注入具。

[6] ピストン部の下端面には凹部が形成され、押し込み棒の上端面に前記凹部に嵌合する突出部が形成されていることを特徴とする請求項 1記載の携帯用噴出注入具。

[7] シリンダーが挿入部と長手部からなり、挿入部には、噴出ノズル、装填部、装填部の後端部を封止する破壊が容易な封止メンブレイン部材が具備されており、長手部とネジ係合により取外可能なキャップ部とされ、長手部には前記ピストン部が係止され、押し込み部材を押し込むと、ピストン部材が押し込まれてメンブレン部材を破って装填部内に移動することを特徴とする請求項 1記載の携帯用噴出注入具。

[8] ピストン部の外周面には、シリンダーの内周壁との間を封止する封止部材を嵌め込む溝、および、シリンダーの内周壁に形成された突起と係止状態となる溝を形成してあることを特徴とする請求項 7記載の携帯用噴出注入具。

[9] 押し込み棒の外周面、シリンダーの内周壁にはそれぞれ係止突起が設けられており

、これら係止突起の係合によって押し込み棒がシリンダー内で支持されていることを特徴とする請求項 7記載の携帯用噴出注入具。

[10] 噴出ノズル力もの薬液や潤滑剤の噴出は、ジェット噴出であることを特徴とする請求項 1乃至 9のいずれかに記載の携帯用噴出注入具。

[11] シリンダーに押し込み棒が移動不能となるまで押し込まれたときに、押し込み棒の外周面及びシリンダーの内周壁にそれぞれ設けられた係止突起相互の係止によりシリンダ一に対して押し込み棒が抜け止め状態になることを特徴とする請求項 5記載の携帯用噴出注入具。

[12] シリンダーに対して押し込み棒が抜け止め状態になるの力シリンダーに押し込み棒の全体が収容されるまで押し込まれたときに設定してあることを特徴とする請求項 11 記載の携帯用噴出注入具。

[13] 噴出ノズルに対向するピストン部を破れやすくすべく薄肉としてあることを特徴とする請求項 1記載の携帯用噴出注入具。

[14] 押し込み棒の上端力も下端にかけて、中空としてあることを特徴とする請求項 13記載の携帯用噴出注入具。

[15] 押し込み棒によりピストン部を噴出ノズル又はその近傍まで押し込んだ後に押し込み棒を引き抜いたときには、ピストン部はシリンダーの内周壁との係止により噴出ノズル又はその近傍で残留していることを特徴とする請求項 1記載の携帯用噴出注入具。

[16] 女性の性器又は肛門あるいはその内部に薬液や潤滑剤を噴出注入する器具であつて、先端部に形成された噴出ノズルと内部に設けられた薬液や潤滑剤を収容する装填部を有するシリンダー、シリンダー内部の装填部に充填された薬液や潤滑剤を封止するピストン部、ピストン部と一体又は別体であって、当該ピストン部を噴出ノズルに向力つて押し込むための押し込み棒と、噴出ノズルの閉栓手段とを具備し、前記閉栓手段を取り除、た状態にお、て押し込み棒に押し込み力が作用したときに、ピストン部の移動により薬液が噴出ノズルから噴出するようにしてあることを特徴とする携帯用噴出注入具。

[17] 膣内又は肛門内に薬液や潤滑剤を噴出注入する器具であって、先端部に形成された噴出孔と内部に設けられた薬液や潤滑剤を収容する装填部を有するシリンダー、シリンダー内部に少なくとも一部が外周水蜜状態に挿入され且つ挿し込み部が外部に突出している押し込み棒とを具備し、前記シリンダーが先端力後端までに至る途中で折曲又は湾曲させてあり、押し込み棒に押し込み力が作用したときに薬液や潤滑剤が噴出孔力噴出するようにしてあることを特徴とする携帯用噴出注入具。

[18] 膣内又は肛門内に薬液や潤滑剤を噴出注入する器具であって、先端部に形成された噴出孔と内部に設けられた薬液や潤滑剤を収容する装填部を有するシリンダー、シリンダー内部に少なくとも一部が外周水蜜状態に挿入され且つ挿し込み部が外部に突出している押し込み棒とを具備し、前記シリンダーが先端力後端までに至る途中で折曲又は湾曲可能としてあり、押し込み棒に押し込み力が作用したときに薬液や潤滑剤が噴出孔カも噴出するようにしてあることを特徴とする携帯用噴出注入具。

[19] 押し込み棒への押し込み力により、押し込み棒がシリンダーの形状に倣って弹性的に屈曲又は湾曲するものとしてあり、前記押し込み棒により薬液や潤滑剤を直接噴出孔カも押し出すようにしてあることを特徴とする請求項 17記載の携帯用噴出注入具。

[20] シリンダーの直線部の範囲において押し込み棒を押し込んだときに生ずるシリンダー内の加圧された空気圧により、薬液や潤滑剤が噴出孔力押し出されるようにしてあることを特徴とする請求項 17又は 18記載の携帯用噴出注入具。

[21] シリンダーには、その先端力後端までの間にジャバラ部を形成してあり、シリンダーは前記ジャバラ部により折曲又は湾曲できるようになつていることを特徴とする請求項 18記載の携帯用噴出注入具。