WO2005040662A1 - 急速継手 - Google Patents

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WO2005040662A1
WO2005040662A1 PCT/JP2004/015229 JP2004015229W WO2005040662A1 WO 2005040662 A1 WO2005040662 A1 WO 2005040662A1 JP 2004015229 W JP2004015229 W JP 2004015229W WO 2005040662 A1 WO2005040662 A1 WO 2005040662A1
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Akira Arisato
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Kosmek Ltd.
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L29/00Joints with fluid cut-off means
    • F16L29/04Joints with fluid cut-off means with a cut-off device in each of the two pipe ends, the cut-off devices being automatically opened when the coupling is applied
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q1/00Members which are comprised in the general build-up of a form of machine, particularly relatively large fixed members
    • B23Q1/0009Energy-transferring means or control lines for movable machine parts; Control panels or boxes; Control parts
    • B23Q1/0018Energy-transferring means or control lines for movable machine parts; Control panels or boxes; Control parts comprising hydraulic means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q1/00Members which are comprised in the general build-up of a form of machine, particularly relatively large fixed members
    • B23Q1/0063Connecting non-slidable parts of machine tools to each other
    • B23Q1/0072Connecting non-slidable parts of machine tools to each other using a clamping opening for receiving an insertion bolt or nipple

Abstract

 第1継手(1)と第2継手(2)とを分離した状態では、上記の第1継手(1)の第1ハウジング(11)内の摺動筒(15)に第1閉止部材(17)の弁面(72)が上側から接当している。その第1閉止部材(17)の下部の外周で上記の摺動筒(15)の下側に、逆止弁(V)の環状バルブ部材(75)を配置し、そのバルブ部材(75)によって、第1流路(14)から第1流体室(13)への圧油の流れを阻止する。両継手(1・2)の接続時には、第2継手(2)の第2ハウジング(21)の押動面(28)によって下降する摺動筒(15)が前記バルブ部材(75)を強制開弁させ、これにより、前記第1流路(14)から前記第1流体室(13)への圧油の流れを許容する。                                                                                 

Description

明 細 書
急速継手
技術分野
[0001] 本発明は、接続および分離自在な急速継手に関し、例えば、工作機械のテーブル に着脱自在に固定されるワークパレットに圧油を給排するために設けられる急速継 手に関する。
背景技術
[0002] この種の急速継手には下記の特許文献 1に示すように、第 1継手であるソケットと第 2継手であるプラグとを分離した状態で上記ソケット内の摺動筒に第 1閉止部材の弁 面を上側力 接当させたものがある。
特許文献 1:特開 2003—117748号公報
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0003] 上記特許文献 1の構成は、上記ソケットとプラグの分離状態において、操作ミスや 電気信号の誤動作等の何らかの事情で上記ソケットの給排ポートに圧油が誤って供 給されてしまった場合には、上記の第 1閉止部材の弁面と弁座との間から圧油が漏 れ出すおそれがあった。
課題を解決するための手段及び効果
[0004] 本発明の解決しょうとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するため の手段とその効果を説明する。
[0005] (第 1の発明)
第 1の発明の急速継手は、例えば図 2、図 5、図 6、又は図 7に示すように、互いに 接続される第 1継手 1及び第 2継手 2を有し、以下のように構成した。
第 1継手 1の第 1ハウジング 11に、摺動筒 15が保密状に嵌合されて進退方向に移 動自在とされる。その摺動筒 15の内部の第 1流体室 13に圧力流体を出入りさせるた めに、第 1流路 14が前記第 1ハウジング 11に設けられる。逆止弁 Vは、その第 1流路 14から前記第 1流体室 13への圧力流体の流れを阻止すると共に、その反対の流れ を許容するように設けられる。前記摺動筒 15には第 1弁座 16が設けられる。第 1閉止 部材 17は、その摺動筒 15に対し退入方向に相対移動することで前記第 1弁座 16に 接触し、また、同上の摺動筒 15に対し進出方向に相対移動することで同上の第 1弁 座 16から離間するように設けられる。その第 1閉止部材 17を進出方向へ押動可能な ピストン 67が設けられる。前記摺動筒 15を進出方向へ付勢するとともに前記第 1閉 止部材 17を退入方向へ付勢する第 1付勢手段 Qが設けられる。前記第 2継手 2の第 2ハウジング 21内に第 2流体室 23が設けられる。その第 2流体室 23に圧力流体を出 入りさせるための第 2流路 24が前記第 2ハウジング 21に設けられる。前記第 2ハウジ ング 21に第 2弁座 26が設けられる。第 2閉止部材 27は、進出方向に移動することで 前記第 2弁座 26に接触し、退入方向に移動することで同上の第 2弁座 26から離間す るように設けられる。その第 2閉止部材 27を進出方向に付勢する第 2付勢手段 86が 設けられる。前記第 2流路 24と第 2流体室 23との間に設置される圧力保持弁体 29を 閉弁方向に付勢する第 3付勢手段 89が設けられる。前記の第 1継手 1と第 2継手 2と の接続時には、その第 2継手 2の第 2ハウジング 21が第 1継手 1の前記摺動筒 15に 封止接当して上記摺動筒 15を退入させることで前記第 1閉止部材 17を前記第 1弁 座 16から離間させるとともに、前記第 2継手 2側の部材が前記逆止弁 Vを強制開弁さ せて、前記第 1流路 14から前記第 1流体室 13への圧力流体の流れを許容し、前記 第 1閉止部材 17が前記第 2閉止部材 27を退入させることで前記第 2閉止部材 27を 前記第 2弁座 26から離間させ、これによつて第 1流体室 13と第 2流体室 23とを流通さ せるように構成する。上記の接続状態にぉ 、て前記ピストン 67を進出方向に押動す ることで、前記第 1閉止部材 17及び前記第 2閉止部材 27を介して前記の圧力保持 弁体 29を前記の第 3付勢手段 89に抗して開弁させ、これによつて前記第 1流路 14と 前記第 2流路 24との間で圧力流体を流通させるように構成した。
[0006] ここで、「進出」とは、相手側の継手に近づくことをいう。即ち第 1継手 1においては 第 2継手 2に近づくことを意味し、第 2継手 2にお 、ては第 1継手 1に近づくことを 、う 。また、「退入」とは、「進出」と逆で、相手側の継手力も離れることをいう。
[0007] また、「第 2継手 2側の部材が前記逆止弁 Vを強制開弁させる」とは、第 2継手 2側の 何らかの部材が、第 1継手 1側の逆止弁 Vを開弁させるための力を作用させることを いう。即ち、第 2継手 2側の部材が逆止弁 Vの弁体を直接押動する場合と、第 2継手 2 側の部材が他の部材を介して逆止弁 Vの弁体を押動する場合との両方が含まれる。
[0008] 本発明によれば、上記の両継手の分離状態にぉ 、て、操作ミス等の何らかの事情 で前記第 1流路に圧力流体が供給されてしまったとしても、前記第 1流路から前記第 1流体室への圧力流体の流れは、前記逆止弁によって阻止される。従って、前記第 1 流体室が高圧とならず、前記第 1閉止部材と前記第 1弁座との間から圧力流体が漏 れることを防止することができる。
[0009] 更には、前記第 1継手と前記第 2継手とを接続したときは、第 2継手側の部材によつ て前記逆止弁が自動的に強制開弁される。従って、前記逆止弁を開弁させるための 特別の操作を必要とせずに、単に継手同士を相互接続するだけで、前記第 1流路か ら前記第 1流体室へ (ひ 、ては前記第 2継手側へ)圧力流体を供給できる状態となる 。即ち、上述の圧力流体の漏出防止機能を、急速継手の良好な作業性を損なうこと なく提供することができる。
[0010] (第 2の発明)
第 1の発明においては、例えば図 3に示すように、前記接続時には、前記第 2継手 2側の部材が前記摺動筒 15を押動し、この押動により退入される前記摺動筒 15が前 記逆止弁 Vを強制開弁させるように構成することが好ま 、。
[0011] この構成により、前記逆止弁を強制開弁するための構成を簡素にできる。
[0012] (第 3の発明)
第 1の発明においては、例えば図 2、図 5、図 6、又は図 7に示すように、前記逆止 弁 Vの弁面 76が環状に構成されて 、ることが好まし 、。
[0013] これによれば、前記第 1ハウジングの内部のスペースを有効に利用して逆止弁を設 置できる。従って、前記第 1継手のコンパクトィ匕が達成される。
[0014] (第 4の発明)
第 1から第 3の発明においては、例えば図 2又は図 5に示すように、前記逆止弁 Vは 、バルブ部材 75が退入方向に移動することによって開弁するように構成されて 、るこ とが好ましい。
[0015] これによれば、前記の両継手の接続と前記逆止弁の強制開弁とを簡素な構成で連 動できる。
[0016] (第 5の発明)
第 4の発明においては、例えば図 2又は図 5に示すように、前記逆止弁 Vは、前記 第 1継手 1と前記第 2継手 2との接続時に前記摺動筒 15が前記バルブ部材 75に直 接接当して退入させることで強制開弁可能に構成されていることが好ましい。
[0017] これによれば、前記摺動筒と前記バルブ部材とを連動させる構成を簡素にでき、部 品点数を削減できる。
[0018] (第 6の発明)
第 1から第 3の発明においては、例えば図 6又は図 7に示すように、前記逆止弁 Vの バルブ部材 75と前記摺動筒 15とが一体に形成されていることが好ましい。
[0019] これによれば、前記逆止弁の部品点数を削減して一層簡素な構成とすることができ る。
[0020] (第 7の発明)
第 7の発明の急速継手は、例えば、図 2から図 4、図 5、図 6又は図 7に示すように、 以下のように構成した。
第 1継手 1の第 1ハウジング 11と第 2継手 2の第 2ハウジング 21とを接続することによ り、上記の第 1ハウジング 11に進退可能に挿入した摺動筒 15を基端方向へ退入さ せると共に、その摺動筒 15に挿入した第 1閉止部材 17と上記の第 2ハウジング 21に 挿入した第 2閉止部材 27とが相互に突き合って、上記の第 1ハウジング 11の第 1流 路 14を、上記の第 1閉止部材 17の外周に配置した第 1流体室 13と上記の第 2閉止 部材 27の外周に配置した第 2流体室 23とを介して上記の第 2ハウジング 21の第 2流 路 24へ連通させるように構成する。上記の第 1閉止部材 17の外周に環状の逆止弁 座 77を設け、その逆止弁座 77に基端側から対面すると共に上記の摺動筒 15によつ て基端方向へ押動可能な環状の逆止部材 75を設ける。上記の両継手 1 · 2の分離状 態では、上記の摺動筒 15の第 1弁座 16に上記の第 1閉止部材 17が先端側から閉 止接当すると共に、上記の逆止部材 75が上記の逆止弁座 77に基端側から閉止接 当することによって上記の第 1流路 14と上記の第 1流体室 13との連通を遮断する。 上記の両継手 1 · 2の前記の接続状態では、基端方向へ退入された前記の摺動筒 1 5が上記の逆止部材 75を上記の逆止弁座 77から離間させる。
[0021] 上記の第 7の発明は、次の作用効果を奏する。
上記の両継手の分離状態にぉ 、て、操作ミス等の何らかの事情で前記の第 1流路 に圧力流体が供給されてしまったとしても、その第 1流路力 前記の第 1流体室への 圧力流体の流れは前記の逆止部材によって阻止される。従って、上記の第 1流体室 が高圧とならず、前記の第 1閉止部材と第 1弁座との間から圧力流体が漏れることを 防止できる。
また、上記の両継手の接続状態では、前記の摺動筒が上記の逆止部材を自動的 に開弁させるので、専用の開弁手段を省略して急速継手を簡素に構成できる。 図面の簡単な説明
[0022] [図 1]マシユングセンタのテーブルとワークパレットに本発明の第 1実施形態に係る急 速継手を適用した概略構成を示す縦断面図。
[図 2]第 1実施形態の急速継手の分離状態を示す縦断面図。
[図 3]急速継手の接続状態を示す縦断面図。
[図 4]図 3の接続状態力 圧油を供給してピストンを上昇させ、弁体を開弁させた様子 を示す図。
[図 5]第 2実施形態の急速継手の第 1継手を示す縦断面図。
[図 6]第 3実施形態の急速継手の第 1継手を示す縦断面図。
[図 7]第 4実施形態の急速継手の第 1継手を示す縦断面図。
符号の説明
[0023] X 急速継手
1 第 1継手
2 第 2継手
11 第 1ハウジング
13 第 1流体室
14 第 1流路
15 摺動筒
16 第 1弁座 17 第 1閉止部材
21 第 2ハウジング
23 第 2流体室
24 第 2流路
26 第 2弁座
27 第 2閉止部材
29 圧力保持弁体
65 付勢パネ
66 別の付勢パネ
67 ピストン
75 バルブ部材 (逆止部材)
76 弁面
77 逆止弁座
86 第 2付勢パネ (第 2付勢手段)
89 第 3付勢パネ (第 3付勢手段)
V 逆止弁
Q 第 1付勢手段
発明を実施するための最良の形態
[0024] 以下、本発明の第 1実施形態を図 1から図 4によって説明する。この実施形態は、マ シユングセンタのテーブルとワークパレットとの間で圧油を給排するために本発明を 適用した場合を示したものである。
[0025] 全体構成を、図 1の模式図を参照して説明する。図 1は、マシユングセンタのテープ ル Tとワークパレット Pに本発明の急速継手を適用した概略構成を示す縦断面図であ る。
[0026] 上記テーブル Tとワークパレット Pとの間に、複数セットのロック装置 Aと複数セットの 急速継手 Xとが設けられる。ワークパレット Pの上面には、複数の油圧クランプとワーク ピース ( 、ずれも図示せず)とが配置されて 、る。
[0027] そして、前記の油圧クランプに上記急速継手 Xを介して圧油を供給又は排出するこ とによって、上記ワークピースを固定及び固定解除できるように構成している。なお、 図 1では、上記ロック装置 Aと上記急速継手 Xとを、それぞれ 1セットのみ図示してい る。
[0028] ロック装置 Aの構成を図 1を参照して以下説明する。ワークパレット Pの下部には、テ 一パスリーブ 206とプルロッド 207とが、互いに同心させて固定される。テーブル Tか らは支持筒 208が上向きに突出され、この支持筒 208のテーパ外周面 209が、上記 テーパスリーブ 206のテーパ内周面 210を受け止めるようになつている。上記の支持 筒 208の筒孔内には、複数のコレットチャック 211が周方向に並べて配置される。
[0029] 図 1におけるロック装置 Aでは、右半図にロック状態が示され、左半図にアンロック 状態が示されている。ロック状態では、上側油圧室 213へ供給した圧油がピストン 21 4を下降させ、このピストン 214が、ピストンロッド 215と前記コレットチャック 211とを介 して、前記プルロッド 207を下向きに引っ張る。これにより、上記ワークパレット Pが前 記支持筒 208に位置決め及び固定される。
[0030] 一方、アンロック状態では、下側油圧室 216へ供給した圧油が前記ピストン 214とピ ストンロッド 215とを介して、上記コレットチャック 211を外側上方の斜め方向に退避さ せる。これによつて、上記ワークパレット Pの固定が解除され、当該ワークパレット Pの 上昇が許容される。
[0031] 前記急速継手 Xは、上記テーブル Tに固定した第 1継手 1と上記ワークパレット Pに 固定した第 2継手 2とによって構成される。
[0032] まず、第 1継手 1について図 2を参照して説明する。その図 2は、急速継手 Xの分離 状態を示す縦断面図である。
[0033] 図 2の下半部分に示すように、ソケット形の第 1継手 1の第 1ハウジング 11は、基体 1 laと、その基体 11aの段付き円孔 51に保密状に嵌合固定される筒体 l ibと、上記の 基体 11aの上面にボルト 52にて締結されるカバー体 11cとにより構成される。上記の 第 1ハウジング 11を図示しな!、締付ボルトでテーブル Tに固定して!/、る。
[0034] なお、基体 11aの下部には、前記円孔 51と同心状に形成したシリンダ部 54が、下 方へ突出されている。前記テーブル Tの上面には収容穴 110が凹設されており、この 収容穴 110に前記シリンダ部 54を保密状に嵌入させてある。 [0035] また、前記基体 11aには第 1流路 14が斜め状に穿設される。この第 1流路 14の上 端を後述の第 1流体室 13に連通させ、同上の第 1流路 14の下端を、テーブル Tに穿 設された第 1縦路 111に連通させて 、る。
[0036] 前記円孔 51の下部には、逆止弁 Vのバルブ部材 75が、上下方向(進退方向)に移 動自在で保密状に嵌合される。このバルブ部材 (逆止部材) 75は筒状に形成すると ともに、その中間高さ部の外周面には環状かつテーパ状の弁面 76を形成している。 このバルブ部材 75の上下動によって、前記弁面 76は、前記筒体 l ibの下端面に形 成された環状かつテーパ状の弁座 (逆止弁座) 77に対し、接触および離間可能であ る。前記弁面 76よりも上側の位置で、前記バルブ部材 75には貫通孔 74が径方向に 穿設されている。
[0037] 前記円孔 51の下部の内周面には縮径フランジ 57が内方突出状に設けられる。こ の縮径フランジ 57と前記バルブ部材 75との間には閉じパネ 78が装着される。この閉 じパネ 78は、前記バルブ部材 75に上向き (進出方向)の付勢力を常時作用させてい る。
[0038] 上記構成の逆止弁 Vは、そのバルブ部材 75の外周の流通空間 79から第 1流体室 13への圧力流体の流れを阻止し、その反対の流れを許容するように構成されている
[0039] 前記筒体 l ibには、金属製の摺動筒 15が上下方向(進退方向)に移動可能で保 密状に内嵌される。この摺動筒 15の内周面の上端部には、第 1弁座 16が形成される 。また、この摺動筒 15の内部には前記の第 1流体室 13が形成されている。
[0040] 摺動筒 15の外周面における上側寄りの部位に、大径のフランジ部 59がー体形成 される。このフランジ部 59の上面にはスリーブ 60が固定される。摺動筒 15の上端部 の段部と前記スリーブ 60の内周面との間に形成される環状溝 62に、封止具 61が嵌 着される。その封止具 61は、摺動筒 15の上端面及びスリーブ 60の上端面よりも上方 に突出するように設けられて 、る。
[0041] 前記カバー体 11cの筒孔の先端側内周面には縮径部 73が形成されている。前記 摺動筒 15の可動ストロークの上端は、前記スリーブ 60が前記縮径部 73に接当する ことで規定される。 [0042] 前記摺動筒 15の下端部は、前記バルブ部材 75の上端部に、所定の隙間を空けて 対面されている。従って、前記摺動筒 15が退入方向に移動すると、前記バルブ部材 75を前記閉じパネ 78の付勢力に抗して下向きに押動し、前述の逆止弁 Vを開く。こ れにより、前記第 1流路 14は、前記流通空間 79及び前記貫通孔 74を介して前記の 第 1流体室 13に連通する。
[0043] 前記摺動筒 15には、上下方向に細長い金属製の第 1閉止部材 17が上下方向(進 退方向)に移動自在となるように挿入されている。この第 1閉止部材 17の上端部は上 側 (進出方向)に行くに従って拡径する形状に形成されており、この部分の外周面( 弁面 72)が前記第 1弁座 16に対し接触及び離間可能となるように構成している。
[0044] 第 1閉止部材 17は、前記摺動筒 15に対し下方向(退入方向)に相対移動すること でその弁面 72を前記第 1弁座 16に接触させ、前記摺動筒 15に対し上方向(進出方 向)に相対移動することでその弁面 72を前記第 1弁座 16から離間させるように構成さ れている。
[0045] 第 1閉止部材 17の長手方向の途中部に形成されたフランジと前記摺動筒 15との 間には付勢パネ 65が装着される。この付勢パネ 65は第 1閉止部材 17を下方向(退 入方向)に付勢する役割を果たす。
[0046] 前記縮径フランジ 57の下方で前記シリンダ部 54の内周面には、ピストン 67が上下 方向移動自在となるように保密状に嵌合されている。このピストン 67から上向きに突 出されたピストンロッド 68の上端面には挿入穴 70が開口される。この挿入穴 70には 、前記第 1閉止部材 17の下部が挿入される。この結果、前記第 1閉止部材 17は、前 記ピストンロッド 68に対し所定のストロークで相対移動可能となっている。
[0047] 前記ピストンロッド 68に外嵌したパネ受け 53と前記摺動筒 15との間には、別の付 勢パネ 66が装着される。なお、この別の付勢パネ 66により前記摺動筒 15に加えられ る上向きの弹発カは、前記カバー体 11cの前記縮径部 73を介して、第 1ハウジング 1 1によって受け止められる。
[0048] 本実施形態では、上記の別の付勢パネ 66と前記付勢パネ 65とで第 1付勢手段 Q を構成している。この第 1付勢手段 Qは、前記摺動筒 15を上方向 (進出方向)に付勢 するとともに、前記第 1閉止部材 17を下方向(退入方向)に付勢する。 [0049] 前記テーブル Tにはパイロットポート 112が形成されている。このパイロットポート 11 2は、前述の収容穴 110の底部に連通されており、上記ピストン 67の下面に油圧力 を付与できるようになつている。前記パイロットポート 112に圧油を供給すると、前記ピ ストン 67が前記の別の付勢パネ 66の付勢力に抗して上昇して、前記ピストンロッド 6 8の上端面が前記第 1閉止部材 17に接触して当該第 1閉止部材 17を上方 (進出方 向)へ押動させることができる。
[0050] シリンダ部 54の下端部の内周面に形成した縮径部 69がピストン 67のストロークの 下限 (退入方向限界)を規定している。なお、前述の別の付勢パネ 66により前記ビス トン 67に加えられる下向き (退入方向)の弹発カは、前記縮径部 69を介して第 1ハウ ジング 11によって受け止められる。
[0051] 前記縮径フランジ 57の内周面と前記ピストンロッド 68の外周面との間には、所定の 嵌合隙間を形成している。この嵌合隙間によって環状の絞り路 71が構成される。前 記摺動筒 15内の第 1流体室 13と前記ピストン 67の上側に形成される油室 58とが当 該絞り路 71を介して連通している。
[0052] 図 2に鎖線で示すように、前記基体 11aにはブロー流路 95が形成されている。この ブロー流路 95の下端は、前記テーブル Tに形成したブローポート 113に連通してい る。また、このブロー流路 95の上端は、前記第 1ハウジング 11に固設したブローケー ス 96のノズル孔 97〖こ連通している。このノズル孔 97は、前記摺動筒 15の上端面に 向けられている。前記ブローポート 113に圧縮空気を供給すると、その圧縮空気は、 前記ノズル孔 97から噴出して、前記摺動筒 15の上端面等に付着している切り粉等 の異物を吹き飛ばして清掃することができる。
[0053] 次に、第 2継手 2について説明する。
図 2の上半部分に示すように、プラグ形の第 2継手 2の第 2ハウジング 21は、中空の 基体 21aと、この基体 21aの内部に保密状に嵌着される中間ケース 21bとにより構成 される。
[0054] ワークパレット Pの下面には収容穴 120が凹設されており、この収容穴 120に前記 基体 21aの大部分を保密状に嵌合させるようにして、当該基体 21aをボルト 83により ワークパレット pに固定して 、る。 [0055] 前記基体 21aの下部には、下向き (進出方向)に突出する突出部 81を一体的に形 成している。この突出部 81の下面 (先端面)には、前記摺動筒 15に接触可能で平坦 な押動面 28が形成されて 、る。
[0056] 前記中間ケース 21bは、基体 21aの内部空間を上下の 2つに区画するようにして設 けられている。上側の空間は後述の圧力保持弁体 29を収納する空間とされ、下側の 空間は第 2流体室 23とされている。また、前記基体 2 laの上部に設けた第 2流路 24 力 ワークパレット Pに形成した第 2縦路 121に通じている。
[0057] 前記基体 21aの下面に開口させた軸孔 80の内周面には、下方へ窄まるテーパ面 力 なる第 2弁座 26が形成されて 、る。
[0058] 前記中間ケース 21bに形成した支持孔 84に、ポペット状の第 2閉止部材 27の軸部 力 上下方向 (進退方向)に摺動自在に支持される。第 2閉止部材 27の頭部(下端 部)に嵌着した封止部材 85が前記第 2弁座 26に対して接触および離間可能とされて いる。この第 2閉止部材 27は、下方向(進出方向)へ移動することで前記第 2弁座 26 に接触し、上方向(退入方向)に移動することで前記第 2弁座 26から離間するように 構成している。
[0059] 前記中間ケース 21bと前記第 2閉止部材 27の頭部との間に、第 2付勢手段としての 第 2付勢パネ 86が設けられている。この第 2付勢パネ 86は、前記第 2閉止部材 27を 下方向(進出方向)に常時付勢している。前記中間ケース 21bには径方向に流通孔 87が形成されて ヽる。前記支持孔 84と前記第 2流体室 23とが上記の流通孔 87を介 して連通される。
[0060] 前記支持孔 84の上面開口の周縁には、環状の弁シート部 90が上向きに突出させ て形成される。一方、前記基体 21aの上部には、ポペット形の圧力保持弁体 29の軸 部が、上下方向 (進退方向)に摺動自在に支持される。
[0061] 前記弁体 29は、上方向(退入方向)に移動することで弁シート部 90から離間して開 弁し、下方向(進出方向)に移動することで弁シート部 90に接触して閉弁する。基体 21aの上部と上記弁体 29の頭部との間には、第 3付勢手段としての第 3付勢パネ 89 が装着される。この第 3付勢パネ 89は、上記弁体 29を下方向 (進出方向すなわち閉 弁方向)に常時付勢している。 [0062] 前記第 2流体室 23を径方向内側と外側とに区画するように、筒状のフィルタ 91が設 けられる。また、前記弁体 29を収容している空間を径方向内側と外側とに区画するよ うに、筒状のフィルタ 92が設けられる。
[0063] 上記の第 1継手 1と第 2継手 2とを接続する動作を、上記の図 2と図 3及び図 4によつ て説明する。図 3は急速継手の接続状態を示す縦断面図である。図 4は、図 3の接続 状態でピストン 67を上昇させ、圧力保持弁体 29を開弁させた様子を示す図である。
[0064] 図 2に示す分離状態では、前記ロック装置 Aはアンロック状態に切り替えられており 、前記第 1縦路 111及び前記パイロットポート 112の圧力は消失している。この分離 状態において、前記第 1継手 1の前記第 1閉止部材 17は、前記付勢パネ 65の作用 によって、その弁面 72を前記第 1弁座 16に接当させた状態となっている。また、摺動 筒 15は、前記の別の付勢パネ 66の作用によってストローク上端に位置し、前記カバ 一体 1 lcの前記縮径部 73に接触して 、る。
[0065] 更には、前記ピストン 67は、前記の別の付勢パネ 66の作用によってストローク下端 に位置し、前記縮径部 69に接触した状態となっている。この状態では、前記ピストン ロッド 68の上端面と前記第 1閉止部材 17の段部との間には、上下方向(進退方向) の小さい隙間 Bが形成されている。この隙間 Bにより、前記第 1継手 1の各種の構成部 材の進退方向の寸法誤差が吸収され、第 1閉止部材 17の弁面 72を第 1弁座 16に 確実に接当させることができる。従って、前記摺動筒 15の内部空間(即ち、前記第 1 流体室 13)の油が外部に漏れることは防止されている。また、前記バルブ部材 75は 、前記閉じパネ 78の作用によって、その弁面 76を前記弁座 77に接触させた状態と なっている。即ち、前記逆止弁 Vは閉弁状態となっている。
[0066] また、この分離状態において、第 2継手 2の前記第 2閉止部材 27は、前記の第 2付 勢パネ 86の作用によって前記第 2弁座 26に接触した状態となって 、る。この結果、 前記第 2流体室 23の油が外部に漏れることが防止されている。更に、前記第 2継手 2 の前記の圧力保持弁体 29は、前記の第 3付勢パネ 89の作用によって、前記弁シー ト部 90に接触した閉弁状態にある。
[0067] この図 2の状態から、テーブル Tに対してワークパレット Pを下降させていく。すると、 前記第 2継手 2の前記押動面 28が前記第 1継手 1の前記摺動筒 15の上端面に接触 して、前記封止具 61により封止される。なお、前記ワークパレット Pの下降時において は、前記ブローポート 113に圧縮空気を供給して、前記摺動筒 15の上端面や前記 押動面 28に対し前記ノズル孔 97から空気を噴出させてクリーニングすることが望まし い。
[0068] 更にワークパレット Pを下降させると、図 3に示すように、前記押動面 28が前記摺動 筒 15を別の付勢パネ 66に抗して下向きに退入させ、その摺動筒 15は前記バルブ部 材 75を前記閉じパネ 78に抗して下向きに押動する。こうして前記逆止弁 Vが強制開 弁される。
[0069] これとほぼ同時に、前記第 2閉止部材 27と前記第 1閉止部材 17とが相互に付き合 つて、前記の図 2中の隙間 Bを消失させて前記第 1閉止部材 17が前記第 1弁座 16か ら離間すると共に、前記第 2閉止部材 27が前記第 2弁座 26から離間する。こうして、 前記封止具 61によるシール状態を保ちながら、第 1流体室 13と第 2流体室 23とが相 互流通可能な状態となる。この状態で前記ロック装置 Aをロック状態に切り換えておく
[0070] なお、図 3に示すように、前記第 1閉止部材 17と前記第 2閉止部材 27とが突き合つ ている状態では、閉弁している前記圧力保持弁体 29と当該第 2閉止部材 27との間 に接当隙間 Gが形成されている。この接当隙間 Gは、前記ピストン 67の可動ストロー ク Sよりも小さ 、値に設定して!/、る。
[0071] 次いで、前記パイロットポート 112に圧油を供給する。すると図 4に示すように、前記 ピストン 67が上方へ移動し、このピストン 67に押動されて進出する前記第 1閉止部材 17が前記第 2閉止部材 27を更に上方へ押し上げて退入させる。従って、図 3に図示 の前記隙間 Gが消失して前記第 2閉止部材 27の上端面が前記圧力保持弁体 29に 接当し、当該弁体 29を第 3付勢パネ 89に抗して押し上げる (退入させる)。この結果 、前記弁体 29は前記弁シート部 90から離間して開弁する。
[0072] この図 4の状態では、前記第 1流路 14と前記第 2流路 24との間の流通が許容され ている。即ち、この状態で第 1縦路 111に圧油を供給すると、この圧油は、前記第 1流 路 14から前記流通空間 79へ流れ、開弁状態の前記逆止弁 Vを経由して前記第 1流 体室 13へ導かれるとともに、前記第 2流体室 23と前記第 2流路 24とを経由して、前 記第 2縦路 121へ至る。
[0073] なお、前記第 1縦路 111に圧油を供給したときは、前記摺動筒 15に設けた前記封 止具 61の内側断面積に加わる油圧力が前記第 2ハウジング 21を押し上げるように作 用する。し力しながら、この力は、ロック状態の前記ロック装置 Aにより受け止められる ので、前記ワークパレット Pがテーブル Tから浮き上がることは防止される。
[0074] 上述の圧油供給が完了した後は、パイロットポート 112の圧油を排出する。これによ り、前記ピストン 67を押し上げていた油圧力が消失するので、図 3に示すように、前記 ピストン 67は前記の別の付勢パネ 66の作用で下降する。これに伴って、前記第 1閉 止部材 17が前記付勢パネ 65の作用で下降し、前記第 2閉止部材 27も前記第 2付勢 パネ 86の作用で下降し、前記の圧力保持弁体 29が前記第 3付勢パネ 89の作用で 下降する。この結果、その弁体 29が閉弁するので、前記第 1縦路 111の圧油を排出 しても、前記第 2縦路 121側の圧力を高い状態に保つことができる。
[0075] なお、前記弁体 29の閉弁状態は、前記の第 3付勢パネ 89によって維持される。従 つて、図 2に示すように、ロック装置 Aをアンロック状態に切り換えて前記ワークパレツ ト Pを上昇させ、前記第 1継手 1と前記第 2継手 2とを分離しても、前記第 2縦路 121側 の圧力を高い状態に保つことができる。
[0076] また、第 1継手 1と第 2継手 2とを分離すると、下方への押動が解除された前記摺動 筒 15が前記付勢パネ 66の作用で上昇し、これと同時に、前記バルブ部材 75も前記 閉じパネ 78の作用で上昇して、その弁面 76と前記弁座 77とが接触する。この結果、 前記逆止弁 Vは閉弁状態に戻り、前記第 1流路 14から第 1流体室 13への圧油の流 入が阻止されることになる。
[0077] なお、前述の圧油供給時において、前記パイロットポート 112に強制開弁用の圧油 を供給しない状態で前記第 1縦路 111に圧油を供給してもよい。即ち、図 3の接続状 態において、上記の第 1縦路 111から前記第 1流路 14へ圧油を供給すると、その圧 油が、前記の圧力保持弁体 29を押し開いて前記第 2流路 24から前記第 2縦路 121 へ供給されていく。そして、前記第 2縦路 121の圧油が設定圧力に到達すると、上記 の弁体 29が前記第 3付勢パネ 89によって弁シート部 90 (弁座)に閉止接当される。 この状態で、上記の第 1縦路 111への圧油の供給を停止すればよい。 [0078] 前記第 2縦路 121側の圧油を前記第 1縦路 111側から抜くには、図 3に示すよう〖こ 再びワークパレット Pを下降させて前記第 1継手 1と前記第 2継手 2とを再接続し、前 述のロック装置 Aをロック状態とする。次いで図 4に示すように、前記ノ ィロットポート 1 12に圧油を供給して前記ピストン 67を押し上げ、前記第 1閉止部材 17及び前記第 2 閉止部材 27を介して前記の圧力保持弁体 29を押動し、当該弁体 29を前記の第 3付 勢パネ 89に抗して強制開弁させる。すると、前記第 2縦路 121側の圧油は、前記第 2 流路 24と前記第 2流体室 23と前記第 1流体室 13と前記流通空間 79と前記第 1流路 14と順に経由して、前記第 1縦路 111から排出される。
[0079] なお、上述の圧力保持弁体 29の強制開弁時には、強制開弁用の上向き力が前記 第 2ハウジング 21に作用する力 その上向き力もロック装置 Aによって受け止められ る。従って、前記ワークパレット Pの浮き上がりを防止することができる。
[0080] 前記第 2縦路 121側の圧油排出が完了した後は、前記パイロットポート 112の圧油 を排出すればよい。これによつて、図 3に示すように、前記ピストン 67が前記別の付 勢パネ 66の作用で下降し、前記第 1閉止部材 17が前記付勢パネ 65の作用で下降 し、前記の第 2閉止部材 27も前記の第 2付勢パネ 86の作用で下降し、前記弁体 29 も前記第 3付勢パネ 89の作用で下降する。その後、図 2に示すように、前記ロック装 置 Aをロック状態力 アンロック状態へ切り換え、前記ワークパレット Pを前記テーブル Tから上昇させて、急速継手 Xの第 1継手 1と第 2継手 2とを分離する。
[0081] 上記の実施形態の効果は、以下の通りである。
図 2に示す分離状態において、操作ミス等の何らかの事情で前記第 1縦路 111に 圧油を供給しても、前記第 1流路 14から前記第 1流体室 13への圧油の流れは、前記 逆止弁 Vによって阻止される。従って、前記第 1流体室 13が高圧とならず、前記弁面 72と前記第 1弁座 16との間から圧油が漏れることを防止することができる。
[0082] 特に本実施形態のように、前記第 1閉止部材 17の前記弁面 72や前記第 1弁座 16 を何れも弾性変形不能な金属で構成した場合は、当該弁面 72あるいは第 1弁座 16 を弾性変形可能なシール部材 (例えば、ゴムや合成樹脂)によって構成する場合に 比べ、そのシール性能は不十分とならざるを得ない。従って、前記弁面 72や前記第 1弁座 16を精密に加工し、更に前記付勢パネ 65のパネ力を大きく設定した場合でも 、前記第 1流体室 13が高圧となると、前記弁面 72と前記第 1弁座 16との間の隙間か ら圧油が漏れ易くなってしまう。
[0083] これに対して、本実施形態では、分離状態において前記第 1流路 14から前記第 1 流体室 13に圧油が供給されることは前記逆止弁 Vによって阻止されるので、前記弁 面 72と前記第 1弁座 16との間からの圧油漏れが回避される。
[0084] 更には、前記第 1継手 1と前記第 2継手 2とを接続したときは、第 2継手 2側の部材( 具体的には、第 2ハウジング 21)によって前記逆止弁 Vが自動的に強制開弁される。 より詳細には、前記第 2ハウジング 21の前記押動面 28によって前記摺動筒 15が下 降され、その摺動筒 15によって逆止弁 Vが開弁される。従って、その逆止弁 Vを開弁 させるための特別の操作を必要とせずに、単に継手同士を相互接続するだけで前記 第 1縦路 111から前記第 1流体室 13へ圧油を供給できる状態となって、前述したとお り前記第 2縦路 121側を高圧とすることができる。即ち、急速継手の本来有する良好 な作業性は、本実施形態の構成によっても損なわれていない。また、逆止弁 Vを強 制開弁するための構成を合理的かつ簡素にできる。
[0085] 加えて、本実施形態では前記第 1弁座 16や前記弁面 72が弾性変形不能に構成さ れているので、第 1継手 1と第 2継手 2との接続および分離の繰り返し (前記第 1弁座 1 6と前記弁面 72との接触および離間の繰り返し)によっても前記第 1弁座 16や前記 弁面 72が損耗しにくぐ耐久性が良好である。
[0086] 更には、本実施形態では前記第 1弁座 16や前記弁面 72が金属で構成されている ので、前記第 1閉止部材 17と前記第 1弁座 16の製造および加工が容易で、第 1継手 1の製造コストを低減できる。具体的には、本実施形態は、金属製の前記摺動筒 15 あるいは前記第 1閉止部材 17を単に弁座あるいは弁面の形に加工するだけで、前 記第 1弁座 16や前記弁面 72を構成することができている。
[0087] また、本実施形態では、前記第 1ハウジング 11の内部のスペースを有効に利用して 逆止弁 Vを設置できる。具体的には、環状の前記弁面 76の内側を前記ピストンロッド 68や前記第 1閉止部材 17が挿通する配置になっているので、前記逆止弁 Vが前記 第 1閉止部材 17又は前記ピストンロッド 68と干渉しな 、合理的な構成となって 、る。 従って、前記第 1継手 1のコンパクトィ匕が達成される。 [0088] 更に、本実施形態では、前記逆止弁 Vは、前記バルブ部材 75が退入方向に移動 することによって開弁するように構成されている。従って、前記の両継手 1 · 2の接続( 即ち、前記摺動筒 15の退入方向への移動)と前記逆止弁 Vの強制開弁とを簡素な 構成で連動できる。
[0089] また本実施形態では、前記逆止弁 Vは、前記第 1継手 1と前記第 2継手 2との接続 時に前記摺動筒 15が前記バルブ部材 75に直接接当して退入させることで強制開弁 可能に構成されている。従って、前記摺動筒 15と前記バルブ部材 75とを連動させる 構成を簡素にでき、部品点数を削減できる。
[0090] 次に、図 5から図 7を参照して、本発明の第 2—第 4実施形態を説明する。以下に説 明する別の実施形態においては前記第 2継手 2の構成は前述の第 1実施形態と同じ であるので、その説明は省略する。また、これらの別の実施形態においては、上記の 第 1実施形態の構成部材と類似する部材には原則として同一の符号を付している。
[0091] 〔第 2実施形態〕
図 5は、第 2実施形態の第 1継手 1を示した立面断面図である。この第 2実施形態の 第 1継手 1は、前記の第 1実施形態とは以下の点で異なっている。
[0092] 前記第 1弁座 16は、合成樹脂やゴム等の弾性部材によって形成されている。この 第 1弁座 16を前記摺動筒 15に固定するための固定カラー 63が、前記摺動筒 15の 筒孔に挿入される。この固定カラー 63は、後述する第 1付勢パネ 66の弹発カを摺動 筒 15に伝達させるパネ受けとしての役割を兼ねて 、る。
[0093] 前記第 1閉止部材 17は、前記ピストン 67に一体形成されている。そして、この第 1 閉止部材 17にパネ受け 53が嵌着される。このパネ受け 53と前記固定カラー 63との 間に前記第 1付勢パネ 66が装着される。この第 1付勢パネ 66は、前記摺動筒 15を 上側 (進出方向)へ付勢すると同時に、前記第 1閉止部材 17及び前記ピストン 67を 下側 (退入方向)へ付勢する。
[0094] この構成は、第 1閉止部材 17とピストン 67とが一体的に進退移動する構成であるの で、 1本の第 1付勢パネ 66に、第 1閉止部材 17及びピストン 67を退入方向に付勢す る役割と、前記摺動筒 15を進出方向に付勢する役割の両方を兼ねさせることができ る。この結果、付勢パネの本数を減らすことができ、構成を簡素化できる。具体的に は、本実施形態では、前記第 1実施形態の付勢パネ(図 1の符号 65)を省略できてい る。本実施形態では、前記 1本の第 1付勢パネ 66が第 1付勢手段 Qを構成する。
[0095] また、第 1弁座 16は合成樹脂またはゴム等の弾性体によって構成しているから、次 の長所を奏する。即ち、各種の構成部材の進退方向の寸法誤差が累積して、第 1閉 止部材 17の弁面 72の位置に狂いが生じたとしても、その狂いは、第 1弁座 16の弹 性変形によって容易に吸収することができる。従って、上述のように簡素な構成であり ながら、第 1弁座 16と第 1閉止部材 17との間のシールを十分確実なものとできる。
[0096] ゴムや合成樹脂などの弾性体で構成した第 1弁座 16は、前記の固定カラー 63を利 用することに代えて、接着や焼付け等を利用して摺動筒 15に装着しても良い。また、 第 1弁座 16側を上記の弾性体で構成することに代えて、弁面 72側を上記の弾性体 で構成することも可能である。これは、後述する第 4実施形態でも同様である。
[0097] 〔第 3実施形態〕
図 6は、第 3実施形態の第 1継手 1を示した立面断面図である。この第 3実施形態の 第 1継手 1は、前記の第 1実施形態とは以下の点で異なっている。
[0098] この第 3実施形態では、前記の摺動筒 15とバルブ部材 75とを一体に形成し、その バルブ部材 75の上部外周面にテーパ状の弁面 76を形成している。そして、前記摺 動筒 15が進退方向に移動することで、前記弁面 76が前記弁座 77に接触および離 間可能なように構成している。前記摺動筒 15を進出方向に付勢する別の付勢パネ 6 6の作用により、前記弁面 76は前記弁座 77に接触して閉弁されている。この摺動筒 15と弁座 77と別の付勢パネ 66とにより逆止弁 Vが構成される。そして、前記摺動筒 1 5が前記第 2継手 2の前記押動面 28 (ここでは図示せず)によって退入方向に押動さ れることで、前記逆止弁 Vが開弁するようになって 、る。
[0099] 本実施形態では、前記摺動筒 15の可動ストロークの進出方向端部は、前記弁面 7 6が前記弁座 77に接当することで規定される。従って、前記カバー体 11cには、前記 第 1実施形態の符号 73 (図 2参照)で示すような縮径部は、本実施形態では設けられ ていない。
[0100] 前記カバー体 11cには合成樹脂製のダストシール 94が装着されている。このダスト シール 94は、前記摺動筒 15の外周面に密着して、金属加工の切り粉等の異物が前 記第 1ハウジング 11の内部に侵入することを防止している。なお、本実施形態では、 前記摺動筒 15の上端面等を清掃するための図 2中の前記ブローケース 96や前記ノ ズル孔 97等は省略されて 、る。
[0101] 本実施形態では上述したとおり、前記逆止弁 Vの弁面 76が前記摺動筒 15と一体 に形成されているので、前記の両継手 1及び 2の接続と前記逆止弁 Vの強制開弁と を簡素な構成で連動できる。また、前記逆止弁 Vの部品点数を削減して一層簡素な 構成とすることができる。
[0102] また、本実施形態においては、前記摺動筒 15を進出方向に付勢する別の付勢バ ネ 66が前記逆止弁 Vを閉弁付勢する役割をも兼ねるので、付勢パネの本数を減らす ことができ、構成を簡素化できる。具体的には、本実施形態では、前記第 1実施形態 の閉じパネ(図 2の符号 78)を省略することができている。本実施形態では、 2本の前 記付勢パネ 65 · 66が第 1付勢手段 Qを構成する。
[0103] 〔第 4実施形態〕
図 7は、第 4実施形態の第 1継手 1を示した立面断面図である。この第 4実施形態は 、前記第 2実施形態と第 3実施形態を組み合わせたものに相当する。
[0104] 即ち、前記第 1弁座 16は、合成樹脂やゴム等の弾性部材によって形成されている。
この第 1弁座 16を前記摺動筒 15に固定するための固定カラー 63が、前記摺動筒 15 の筒孔に挿入される。この固定カラー 63は、後述する第 1付勢パネ 66の弹発カを摺 動筒 15に伝達させるパネ受けとしての役割を兼ねて 、る。
[0105] 前記第 1閉止部材 17は、前記ピストン 67に一体形成されている。そして、この第 1 閉止部材 17にパネ受け 53が嵌着される。このパネ受け 53と前記固定カラー 63との 間に前記第 1付勢パネ 66が装着される。この第 1付勢パネ 66は、前記摺動筒 15を 上側 (進出方向)へ付勢すると同時に、前記第 1閉止部材 17及び前記ピストン 67を 下側 (退入方向)へ付勢する。
[0106] 前記摺動筒 15の外周面にはテーパ状の弁面 76を形成している。そして、前記摺 動筒 15が進退方向に移動することで、前記弁面 76が前記弁座 77に接触および離 間可能なように構成している。前記摺動筒 15を進出方向に付勢する第 1付勢パネ 66 の作用により、前記弁面 76は前記弁座 77に接触して閉弁されている。この摺動筒 1 5と弁座 77と第 1付勢パネ 66とにより逆止弁 Vが構成される。そして前記摺動筒 15が 前記第 2継手 2の前記押動面 28 (ここでは図示せず)によって退入方向に押動される ことで、前記逆止弁 Vが開弁するように構成される。
[0107] この第 4実施形態では、 1本の第 1付勢パネ 66に、前記第 1閉止部材 17及び前記 ピストン 67を退入方向に付勢する役割と、前記摺動筒 15を進出方向に付勢する役 割と、前記逆止弁 Vを閉弁付勢する役割の三つを兼ねさせることができる。この結果 、付勢パネの本数を減らすことができ、構成を簡素化できる。具体的には、本実施形 態では、前記第 1実施形態の 2本のパネ(図 2の符号 65 · 78)を省略できている。本 実施形態では、前記 1本の前記第 1付勢パネ 66が第 1付勢手段 Qを構成する。
[0108] 〔変更態様〕
以上に本発明の 4つの実施形態を説明したが、本発明は更に以下のように変更し て実施することができる。
[0109] (1)前記の逆止弁 Vは、第 1一第 4実施形態に示す構成、即ち、前記流通空間 79 と前記第 1流体室 13との間に設置される構成に限られない。例えば、前記第 1流路 1 4の中途に前記逆止弁 Vを設置することも可能である。
[0110] (2)また、前記逆止弁 Vは、弁面 76が環状に形成されている場合に限定されない。
例えば、逆止弁 Vとして、弁体が鋼球であるチェックバルブを採用することも可能であ る。この場合は、その鋼球が前記バルブ部材に相当することになる。
[0111] (3)前述の実施形態では、継手 1及び 2の接続時に、第 2継手 2側の部材 (具体的 には、前記第 2ハウジング 21の前記押動面 28)によって前記摺動筒 15が押動され、 退入される摺動筒 15が前記バルブ部材 75を押動することで前記逆止弁 Vは強制開 弁される。しカゝしながら、この構成に限定されるものでもない。
例えば、以下の構成が考えられる。前記第 1ハウジング 11に伝動具としてのピンを 進退可能に支持し、そのピンの一端を前記バルブ部材 75に近接させ、他端を前記 第 1ハウジング 11から進出方向に突出させておく。そして、両継手 1及び 2の接続時 には、例えば前記第 2ハウジング 21を固定する前記ボルト 83の頭部が前記ピンを押 動し、退入する当該ピンが前記バルブ部材 75を退入方向に押動して強制開弁させ る。 [0112] (4)第 1縦路 111と第 2縦路 121との間で給排される圧力流体は、圧油に代えて、 他の種類の液体や圧縮空気等の気体であっても良い。また、パイロットポート 112に 供給される圧力流体も、圧油に代えて、他の種類の液体や圧縮空気等の気体であつ ても良い。
[0113] (5)前記付勢パネ(65 · 66 · 78 · 86 · 89)は、コイルパネに代えて皿パネ等の他の 形状のパネを使用可能である。また、パネを使用することに限らず、例えばゴムや合 成榭脂等の復元力を利用して前記第 1閉止部材 17や前記ピストン 67等の部材を付 勢できるものであっても良い。
[0114] (6)前記ロック装置 Aは、図 1に示した構成に限定されず、種々の構成を採用可能 である。また、このロック装置 Aは、工作機械の前記テーブル Tにワークパレット Pを位 置決め固定する装置を利用することに代えて、前記の急速継手 Xを固定するための 専用の装置であっても良い。
[0115] (7)第 1継手 1と第 2継手 2の接続及び分離の方向は、例示した上下方向(垂直方 向)に代えて、水平方向又は斜め方向であっても良い。また、工作機械はマシユング センタに限定されない。カロえて、第 1継手 1と第 2継手 2を取り付ける対象は、前記の テーブル Tとワークパレット Pとの組み合わせに限定されるものではない。例えば、テ 一ブル Tとクランプとの組み合わせ、ワークパレット Pとクランプとの組み合わせ等が考 えられる。

Claims

請求の範囲
[1] 互いに接続される第 1継手(1)及び第 2継手 (2)を有する急速継手であって、
上記の第 1継手(1)は、 その第 1ハウジング(11)に保密状に嵌合されて進退方向に移動自在とされる摺動 筒(15)と、
その摺動筒(15)の内部の第 1流体室(13)と、
その第 1流体室(13)に圧力流体を出入りさせるために前記第 1ハウジング(11)に 設けられる第 1流路(14)と、
その第 1流路(14)から前記第 1流体室(13)への圧力流体の流れを阻止し、その 反対の流れを許容する、逆止弁 (V)と、
前記摺動筒(15)に設けられる第 1弁座 (16)と、
その摺動筒( 15)に対し退入方向に相対移動することで前記第 1弁座( 16)に接触 し、また、同上の摺動筒(15)に対し進出方向に相対移動することで同上の第 1弁座( 16)から離間する、第 1閉止部材 (17)と、
その第 1閉止部材(17)を進出方向へ押動可能なピストン (67)と、
前記摺動筒(15)を進出方向へ付勢するとともに前記第 1閉止部材 (17)を退入方 向へ付勢する第 1付勢手段 (Q)とを含み、
前記の第 2継手(2)は、
第 2ハウジング(21)と、
その第 2ハウジング(21)内に設けられる第 2流体室(23)と、
その第 2流体室(23)に圧力流体を出入りさせるために前記第 2ハウジング(21)に 設けられる第 2流路 (24)と、
前記第 2ハウジング (21)に設けられる第 2弁座 (26)と、
進出方向に移動することで前記第 2弁座(26)に接触し、退入方向に移動すること で同上の第 2弁座 (26)力 離間する、第 2閉止部材 (27)と、
その第 2閉止部材 (27)を進出方向に付勢する第 2付勢手段 (86)と、
前記第 2流路 (24)と第 2流体室 (23)との間に設置される圧力保持弁体 (29)と、 その圧力保持弁体 (29)を閉弁方向に付勢する第 3付勢手段 (89)とを含み、 前記の第 1継手(1)と第 2継手 (2)との接続時には、その第 2継手 (2)の第 2ハウジ ング (21)が第 1継手 (1)の前記摺動筒(15)に封止接当して上記摺動筒(15)を退 入させることで前記第 1閉止部材(17)を前記第 1弁座(16)力 離間させるとともに、 前記第 2継手 (2)側の部材が前記逆止弁 (V)を強制開弁させて、前記第 1流路(14) から前記第 1流体室(13)への圧力流体の流れを許容し、前記第 1閉止部材(17)が 前記第 2閉止部材 (27)を退入させることで前記第 2閉止部材 (27)を前記第 2弁座( 26)力 離間させ、これによつて第 1流体室(13)と第 2流体室(23)とを流通させるよ うに構成し、
上記の接続状態において前記ピストン (67)を進出方向に押動することで、前記第 1閉止部材 ( 17)及び前記第 2閉止部材 (27)を介して前記の圧力保持弁体 (29)を 前記の第 3付勢手段 (89)に抗して開弁させ、これによつて前記第 1流路(14)と前記 第 2流路(24)との間で圧力流体を流通させるように構成した、
ことを特徴とする急速継手。
[2] 請求項 1に記載の急速継手であって、前記接続時には、前記第 2継手 (2)側の部 材が前記摺動筒(15)を押動し、この押動により退入される前記摺動筒(15)が前記 逆止弁 (V)を強制開弁させるように構成した、ことを特徴とする急速継手。
[3] 請求項 1に記載の急速継手であって、前記逆止弁 (V)の弁面(76)が環状に構成 されている、ことを特徴とする急速継手。
[4] 請求項 1から請求項 3の何れか一項に記載の急速継手であって、前記逆止弁 (V) は、バルブ部材(75)が退入方向に移動することによって開弁するように構成されて いる、ことを特徴とする急速継手。
[5] 請求項 4に記載の急速継手であって、前記逆止弁 (V)は、前記第 1継手(1)と前記 第 2継手 (2)との接続時に前記摺動筒(15)が前記バルブ部材 (75)に直接接当して 退入させることで強制開弁可能に構成されている、ことを特徴とする急速継手。
[6] 請求項 1から請求項 3の何れか一項に記載の急速継手であって、前記逆止弁 (V) のバルブ部材 (75)と前記摺動筒(15)とが一体に形成されている、ことを特徴とする 急速継手。 [7] 第 1継手(1)の第 1ハウジング(11)と第 2継手 (2)の第 2ハウジング (21)とを接続す ることにより、上記の第 1ハウジング(11)に進退可能に挿入した摺動筒(15)を基端 方向へ退入させると共に、その摺動筒(15)に挿入した第 1閉止部材(17)と上記の 第 2ハウジング (21)に挿入した第 2閉止部材 (27)とが相互に突き合って、上記の第 1ハウジング( 11)の第 1流路( 14)を、上記の第 1閉止部材( 17)の外周に配置した 第 1流体室(13)と上記の第 2閉止部材 (27)の外周に配置した第 2流体室(23)とを 介して上記の第 2ハウジング(21)の第 2流路(24)へ連通させるように構成した急速 継手であって、
上記の第 1閉止部材( 17)の外周に環状の逆止弁座 (77)を設け、その逆止弁座 ( 77)に基端側力 対面すると共に上記の摺動筒(15)によって基端方向へ押動可能 な環状の逆止部材 (75)を設け、
上記の両継手(1) (2)の分離状態では、上記の摺動筒(15)の第 1弁座(16)に上 記の第 1閉止部材(17)が先端側力 閉止接当すると共に、上記の逆止部材 (75)が 上記の逆止弁座 (77)に基端側から閉止接当することによって上記の第 1流路(14) と上記の第 1流体室( 13)との連通を遮断し、
上記の両継手(1) (2)の前記の接続状態では、基端方向へ退入された前記の摺動 筒(15)が上記の逆止部材(75)を上記の逆止弁座(77)力 離間させる、 ことを特徴とする急速継手。
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