明 細 書 ゥェブ情報管理装置、 ゥェプ情報管理方法ならびにゥェブ情報管理プログラムお よびその記録媒体 技術分野
この発明は、 ネットワークを介して接続されたクライアント装置からウェブプ ラゥザを用いて利用されるウェブページについての情報を管理するウェブ情報管 理装置、 ウェブ情報管理方法ならびにウェブ情報管理プログラムおよびその記録 媒体に関し、 特に、 クライアント装置に実装されたクライアントアプリケーショ ンをウェブブラウザから起動することを可能とし、 もつて利用者にゥェプ関連サ 一ビスとクライアントアプリケーションサービスを統合したシームレスな利用環 境を提供することができるウェブ情報管理装置、 ウェブ情報管理方法ならびにゥ エブ情報管理プログラムおよびその記録媒体に関するものである。 背景技術
近年、 イントラネットゃィンターネット上のサーバが提供する情報やサービス のうち、 頻繁に使用する情報やサービスを整理統合して利用者に提供するポータ ル画面の利用が進んでいる。 このポータル画面を利用することによって、 利用者 は、 様々なサーバが提供する情報やサービスをパーソナルコンピュータなどのク ライアント装置から効率良く利用することができる。
また、 ポータル画面などのウェブページ上の文書を指定することによって、 そ の文書を閲覧するアプリケーシヨンプログラムをウェブブラゥザ内で起動し、 様 々なアプリケーションプログラムで作成された文書をウェブ上で簡単に表示する ことができる。
このような、 文書を閲覧するアプリケーションプログラムをウェブブラゥザ内 で起動する技術については、 たとえば、 非特許文献 1に開示されている。
非特許文献 1
「ActiveXテクノロジ一の概要」 、 [平成 1 5年 5月 6日検索] 、 ィンターネ ッ卜 <URL:http: //www. microsoft, com/ j apan/ enab le/training/kblight/t004/7/0 1. htm>
しかしながら、 従来、 ゥヱブページからは、 クライアント装置に実装されたメ ールプログラムなどのクライアントアプリケーションは起動することができない という制限があった。 ここで、 クライアントアプリケーションの起動とは、 ゥェ ブブラゥザ内で文書閲覧プログラムを起動するのとは異なり、 メールプログラム などの任意のクライアントアプリケーションをゥェブブラゥザとは別に起動する ことである。
したがって、 ポータル画面からは、 メールプログラムなどのクライアントァプ リケーションを起動することができず、 ウェブ関連サービスへのアクセスだけし かできないという問題点があつた。
この発明は、 上述した従来技術による問題点を解消するためになされたもので あり、 クライアント装置に実装されたクライアントアプリケーションをウェブブ ラウザから起動することを可能とし、 もって利用者にウェブ関連サービスとクラ イアントアプリケーションサービスを統合したシームレスな利用環境を提供する ことができるゥェブ情報管理装置、 ゥェブ情報管理方法ならびにゥヱブ情報管理 プログラムおよびその記録媒体を提供することを目的としている。 発明の開示
上述した課題を解決し、 目的を達成するため、 本発明は、 ネットワークを介し て接続されたクライアント装置からウェブブラゥザを用いて利用されるウェブべ ージについての情報を管理するウェブ情報管理プログラムであって、 前記クライ アント装置に実装されたクライアントアプリケーションのうち利用者がウェブべ ージから指定したクライアントアプリケーションを起動するアプリケーション起 動手順を該クライアント装置からの要求に応答して記憶装置から読み出す起動手
順読出手順と、 前記起動手順読出手順により記憶装置から読み出されたアプリケ ーション起動手順を前記クライアント装置に送信する起動手順送信手順とをコン ピュータに実行させることを特徴とする。
また、 本発明は、 ネットワークを介して接続されたクライアント装置からゥェ ブブラゥザを用いて利用されるウェブページについての情報を管理するウェブ情 報管理装置であって、 前記クライアント装置に実装されたクライアントアプリケ ーシヨンのうち利用者がゥエブページから指定したクライアントアプリケーショ ンを起動するアプリケーション起動手順を該クライアント装置からの要求に応答 して記憶装置から読み出す起動手順読出手段と、 前記起動手順読出手段により記 憶装置から読み出されたアプリケーション起動手順を前記クライアント装置に送 信する起動手順送信手段とを備えたことを特徴とする。
また、 本発明は、 ネットワークを介して接続されたクライアント装置からゥェ ブブラゥザを用いて利用されるウェブページについての情報を管理するウェブ情 報管理方法であって、 前記クライアント装置に実装されたクライアントアプリケ ーシヨンのうち利用者がゥェブページから指定したクライアントアプリケーショ ンを起動するアプリケーション起動手順を該クライアント装置からの要求に応答 して記憶装置から読み出す起動手順読出工程と、 前記起動手順読出工程により記 憶装置から読み出されたアプリケーシヨン起動手順を前記クライアント装置に送 信する起動手順送信工程とを含んだことを特徴とする。
また、 本発明は、 ネットワークを介して接続されたクライアント装置からゥェ ブブラゥザを用いて利用されるウェブページについての情報を管理するウェブ情 報管理プロダラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であつて、 前 記クライアント装置に実装されたクライアントアプリケーションのうち利用者が ウェブページから指定したクライアントアプリケーションを起動するアプリケー ション起動手順を該クライアント装置からの要求に応答して記憶装置から読み出 す起動手順読出手順と、 前記起動手順読出手順により記憶装置から読み出された アプリケーション起動手順を前記クライアント装置に送信する起動手順送信手順
とをコンピュータに実行させるゥェブ情報管理プログラムを記録したことを特徴 とする。
かかる発明によれば、 クライアント装置に実装されたクライアントアプリケー ションのうち利用者がウェブページから指定したクライアントアプリケーション を起動するアプリケーション起動手順をクライアント装置からの要求に応答して 記憶装置から読み出し、 読み出したアプリケーション起動手順をクライアント装 置に送信することとしたので、 クライアント装置に実装されたクライアントアブ リケーシヨンをウェブブラゥザから起動することが可能となり、 利用者にウェブ 関連サービスとクライアントアプリケーションサービスを統合したシームレスな 利用環境を提供することができる。 図面の簡単な説明
第 1図は、 本実施の形態に係るポータル画面からのクライアントアプリケーシ ヨンの起動を説明するための説明図であり、 第 2図は、 本実施の形態に係るポー タル画面管理システムのシステム構成を示す機能構成図であり、 第 3図は、 ポー タル画面情報記憶部が記憶する認証情報の一例を示す図であり、 第 4図は、 ポー タル画面情報記憶部が記憶するクライアントアプリケーション起動スタリブト情 報のデータ構造の一例を示す図であり、 第 5図は、 ポータル画面情報記憶部が記 憶するブラグインプロダラム情報のデータ構造の一例を示す図であり、 第 6図は 、 第 2図に示したポータル画面管理プログラムの処理手順を示すフローチャート であり、 第 7図は、 第 2図に示したポータル HTM Lによるクライアントアプリ ケーシヨン起動処理の処理手順を示すフローチャートであり、 第 8図は、 第 2図 に示したスクリプト実行部によるクライアントアプリケーション起動処理の処理 手順を示すフローチャートであり、 第 9図は、 本実施の形態に係るポータル画面 力 らのクライアントアプリケーション起動シーケンスを示す図であり、 第 1 0図 は、 メールクライアントにログオンするために必要なユーザ I Dとパスヮードの 入力画面の一例を示す図であり、 第 1 1図は、 ログオンシーケンスを投げ込む際
に表示する画面の一例を示す図であり、 第 1 2図は、 ポータル HTMLの一例 ( —部) を示す図であり、 第 1 3図は、 クライアントアプリケーションを起動する スクリプトの一例 (一部) を示す図であり、 第 1 4図は、 本実施の形態に係るゥ エブブラウザおよびクライアントアプリケーション、 またはポータル画面管理プ ログラムを実行するコンピュータシステムを示す図であり、 第 1 5図は、 第 1 4 図に示した本体部の機能構成を示す機能プロック図である。 発明を実施するための最良の形態
以下、 添付図面を参照して、 この発明に係るウェブ情報管理装置、 ウェブ情報 管理方法ならびにゥェプ情報管理プログラムおよびその記録媒体の好適な実施の 形態を詳細に説明する。 なお、 本実施の形態では、 本発明をポータル画面の管理 に適用した場合を中心に説明する。
まず、 本実施の形態に係るポータル画面からのクライアントアプリケーション の起動について説明する。 第 1図は、 本実施の形態に係るポータル画面からのク ライアントアプリケーションの起動を説明するための説明図である。
同図は、 本実施の形態に係るポータル画面の一例を示しており、 ポータル画面 の左側にクライアントアプリケーションを起動するためのリンクが表示されてい る。 ここで、 クライアントアプリケーションの例としては、 文書作成プログラム や表計算プログラムなど利用にあたって認証情報が不要なアプリケーションと、 メールプログラムなど利用にあたって認証情報が必要なアプリケーションとがあ り、 本実施の形態では、 ポータル画面からこれらのクライアントアプリケーショ ンを起動することができる。
これに対して、 従来のポータル画面からは、 これらのクライアントアプリケー ションを起動することはできず、 これらのクライアントアプリケーションを起動 する場合には、 デスクトップ画面上に配置されたクライアントアプリケーション アイコンをダブノレクリックする、 あるいは、 起動するプログラムをスタートメ二 ユーから選択するなど、 ウェブブラウザの外側で起動操作をおこなう必要があつ
た。
このように、 本実施の形態に係るポータル画面では、 ポータル画面から直接ク ライアントアプリケーションを起動することが可能であり、 ウェブ関連サービス とクライアントアプリケーションサービスを統合したシームレスな利用環境を利 用者に提供することができる。
また、 本実施の形態に係るポータル画面からのクライアントアプリケーション の起動では、 メールプログラムなど利用にあたつて認証情報が必要なアブリケー ションに対してサーバ装置に記憶した認証情報を自動的に引き渡し、 利用者に代 わって認証情報を代理入力することができる。 さらに、 クライアントアプリケー ションの使用開始にあたって、 利用者が通常おこなう初期操作をクライアントァ プリケーションに対して自動的におこなうこともできる。
次に、 本実施の形態に係るポータル画面管理システムのシステム構成について 説明する。 第 2図は、 本実施の形態に係るポータル画面管理システムのシステム 構成を示す機能プロック図である。 同図に示すように、 このポータル画面管理シ ステムは、 ポータル画面に関する情報を管理するポータルサーバ 2 0 0と、 ポー タルサーバ 2 0 0にイントラネット 4 0 0を介して接続される n台のクライアン ト装置 1 0 0 i〜l 0 O nと力 ら構成される。
なお、 ここでは、 イントラネット 4 0 0を介してポータルサーバ 2 0 0とクラ イアント装置 1 0。 〜丄 0 o nとを接続する場合について説明するが、 イント ラネット 4 0 0の代わりに、 あるいはイントラネット 4 0 0に加えてインターネ ットなどの他のネットワークを用いることもできる。 また、 クライアント装置 1 0 (^〜丄 0 O nはいずれも同様の構成を有するので、 ここではクライアント装 置 1 0 (^を例にとって説明する。
クライアント装置 1 0 0 iは、 クライアントアプリケーション 1 1◦と、 ゥェ ブブラウザ 1 2 0を実行するコンピュータである。 ここで、 クライアントアプリ ケーシヨン 1 1 0は、 ウェブブラウザ 1 2 0から起動されるアプリケーションで あり、 文書作成プログラム、 表計算プログラム、 グループウェアプログラム、 メ
ールプログラムなどである。
ウェブブラウザ 120は、 イントラネットおよびィンターネット上のサーバが 提供する情報およびサービスを利用するためのプログラムであり、 ここでは、 通 信部 121を用いてポータルサーバ 200から HTML (Hyper Text Markup Lan guage)で記述されたファイルを読み込んでクライアント装置 100^こ表示する 。 また、 このウェブブラウザ 120は、 HTMLの実行に必要なプラグインプロ グラムをポータルサーバ 200からダウンロードして実行する。
ポータル HTML 300は、 ウェブブラウザ 120によってポータルサーバ 2 00から読み込まれる HTML記述であり、 このポータル HTML 300がゥェ ブブラウザ 120によって解釈 '実行されてポータル画面がクライアント装置 1 O O 31表示される。 このポータル HTML 300には、 起動 OCX 310をポ 一タルサーバ 200からダウンロードするための HTML記述と、 クツキーセッ シヨン I D保存部 320と、 認証情報取得部 330と、 認証情報保存部 340と が含まれる。
起動 OCX 310は、 最初にポータル HTML 300がポータルサーバ 200 から読み込まれた際にウェブブラウザ 120によって自動的にダウンロードされ てウェブブラウザ 120に組み込まれるプラグインプログラムであり、 利用者が ポータル画面からクライアントアプリケーション 110を選択すると、 この起動 OCX 310が実行され、 クライアントアプリケーション 1 10を起動する。 この起動 OCX310は、 スクリプト取得部 311と、 スクリプト実行部 31 2と、 認証情報設定部 313と、 認証情報記憶部 314と、 を有する。
スクリプト取得部 311は、 ポータ^^サーバ 200にクライアントアプリケー シヨン 110を起動するスクリプトを要求し、 ポータルサーバ 20.0が送信した スクリプトを受け取る処理部でる。
スクリプト実行部 312は、 スクリプト取得部 311により取得されたスクリ ブトを実行する処理部であり、 具体的には、 クライアントアプリケーション 11 0を起動するスクリプトを実行することによって、 クライアントアプリケーショ
ン 1 1 0を起動する。 また、 このスクリプト実行部 3 1 2によって実行されるス タリブトは、 クライアントアプリケーション 1 1 0を起動する以外に、 クライア ントアプリケーション 1 1 0を利用する際に認証情報が必要な場合には、 認証情 報をクライアントアプリケーション 1 1 0へ引き渡し、 クライアントアプリケー シヨン 1 1 0起動後におこなう定型的な操作があれば、 その操作もおこなう。 このスクリプト実行部 3 1 2力 クライアントアプリケーション 1 1 0を起動 するスクリプトを実行することによって、 利用者は、 ポータル画面から直接クラ イアントアプリケーション 1 1 0を起動することができる。 また、 クライアント アプリケーション 1 1 0を起動するスクリプトをポータル H TML 3 0 0に直接 含める代わりに、 ポータル HTM L 3 0 0から起動 O C X 3 1 0を実行し、 起動 O C X 3 1 0がクライアントアプリケーション 1 1 0を起動するスクリプトをポ 一タルサーバ 2 0 0から読み出して実行することによって、 クライアントアプリ ケーシヨン 1 1 0を起動するスクリプトの記述内容を秘匿することができる。 認証情報設定部 3 1 3は、 クライアントアプリケーション 1 1 0を利用する際 に認証情報が必要な場合に、 認証情報を認証情報記憶部 3 1 4に設定する処理部 であり、 具体的には、 利用者のユーザ I Dとパスヮードを設定する。
認証情報記憶部 3 1 4は、 認証情報を記憶する記憶部である。 この認証情報記 憶部 3 1 4によつて記憶された認証情報は、 スクリプト実行部 3 1 2により実行 されるスクリプトにより読み出され、 クライアントアプリケーション 1 1 0に引 き渡される。
クッキーセッシヨン I D保存部 3 2 0は、 ポータル画面に口グオンした際のセ ッシヨン I Dをクツキ一に保存する処理部である。 このクツキ一セッション I D 保存部 3 2 0により保存されたセッシヨン I Dは、 起動 O C X 3 1 0がポータル サーバ 2 0 0からスクリプトを読み出す際に認証用に使われる。
すなわち、 ボータルサーバ 2 0 0は、 ポータル画面にログオンしたクライアン ト装置 1 0 0 からのスクリプト読み出し要求に対しては、 セッション I Dを確 認、することによってスクリプトの読み出しを許可し、 他のクライアント装置から
の不正なスクリプト読み出し要求に対しては、 セッション I Dが確認できないた めスクリプトの読み出しを許可しない。
このように、 ポータノレサーバ 2 0 0は、 セッション I Dを用いて不正なスクリ プトの読み出しを防ぐことによって、 クライアントアプリケーション 1 1 0を起 動するスクリプトが不正にダウンロードされることを防ぐことができる。
認証情報取得部 3 3 0は、 クライアントアプリケーション 1 1 0を利用する際 に認証情報が必要な場合に、 認証情報を取得する処理部であり、 具体的には、 利 用者のユーザ I Dとパスヮードを取得し、 認証情報記憶部 3 1 4に格納する。 こ の認証情報取得部 3 3 0は、 最初にクライアントアプリケーション 1 1 0がポー タル画面から起動された場合には、 利用者にユーザ I Dとパスヮードの入力を依 頼し、 2回目以降は、 ポータルサーバ 2 0 0からユーザ I Dとパスワードを取得 する。
認証情報保存部 3 4 0は、 最初にクライアントアプリケーション 1 1 0が起動 された場合に、 利用者が入力したユーザ I Dとパスヮードをポータルサーバ 2 0 0に保存する処理部である。 この認証情報保存部 3 4 0がユーザ I Dとパスヮー ドをポータルサーバ 2 0 0に保存することによって、 利用者がクライアントァプ リケーション 1 1 0を起動するたびに認証情報を入力する手間を省くことができ る。
ポータルサーバ 2 0 0は、 ポータル画面管理プログラム 2 1 0を実行するコン ピュータであり、 ポータル画面管理プログラム 2 1 0は、 H TM L記述、 プラグ インプログラム、 スクリプトなどポータル画面に関する情報を管理するプログラ ムである。
このポータル画面管理プログラム 2 1 0は、 ポータル画面情報記憶部 2 1 1と 、 H TM L読出部 2 1 2と、 O C X読出部 2 1 3と、 スクリプト読出部 2 1 4と 、 認証情報処理部 2 1 5と、 通信部 2 1 6と、 ポータル情報編集部 2 1 7とを有 する。 ,
ポータル画面情報記憶部 2 1 1は、 ポータル画面に関する情報を記憶した記憶
部であり、 具体的には、 ポータル画面を表示するための H TM L記述、 クライア ントアプリケーション 1 1 0を利用する際に必要な認証情報、 クライアントアブ リケーシヨン 1 1 0を起動するスクリプト、 クライアントアプリケーション 1 1 0を起動するプラグインプログラムなどを記憶する。
第 3図〜第 5図は、 ポータル画面情報記憶部 2 1 1が記憶する情報の例を示す 図である。 第 3図は、 ポータル画面情報記憶部 2 1 1が記憶する認証情報の一例 を示す図である。 同図に示すように、 ポータル画面情報記憶部 2 1 1は、 ポータ ノレ画面にログオンする場合に必要となるログオン I Dおよびログオンパスヮード 、 ポータル H TM L 3 0 0の格納アドレスを示すポータル H TM Lアドレス、 メ ールクライアント用のユーザ I Dおよびパスワード、 カレンダクライアント用の ユーザ I Dおよびパスヮードを認証情報として利用者ごとに記憶する。
たとえば、 ログオン I Dが 「kurata613」 である利用者は、 ログオンパスヮー ドが 「abcdef」 であり、 ポータル画面の H TML記述の格納アドレスは OxOOOOAO 00であり、 メールクライアント用のユーザ I Dおよびパスワードは 「IC001」 お ょぴ 「uvwxyzl23456」 であり、 カレンダクライアント用のユーザ I Dおよびパス ワードは 「Jd002」 および 「stu2003」 であることを示している。 なお、 ここでは 、 I Dおよびパスワードとして, 暗号化される前の情報を示しているが、 これら の情報がポータノレ画面情報記憶部 2 1 1に記憶される場合には、 暗号ィヒされる。 このように、 このポータル画面情報記憶部 2 1 1力 起動時に認証が必要なク ライアントアプリケーション 1 1 0の認証情報を記憶することによって、 利用者 がクライアントアプリケーション 1 1 0を起動するたびに認証情報を入力する手 間を省くことができる。
また、 第 4図は、 ポータル画面情報記憶部 2 1 1が記憶するクライアントアブ リケーション起動スクリプト情報のデータ構造の一例を示す図である。 同図に示 すように、 ポータル画面情報記憶部 2 1 1は、 起動スクリブトフレーム、 文書作 成クライアント起動スクリプト、 表計算クライアント起動スクリプト、 メールク ライアント起動スクリプト、 カレンダクライアント起動スクリプトなどのスクリ
プトとそれらの格納ァドレスを記憶する。
なお、 起動スクリプトフレームは、 起動スクリプトの枠組みを定義したスクリ プトであり、 個々のクライアントアプリケーション 1 1 0を起動するスクリプト を作成する場合に使用される。 この起動スクリプトフレームを用いて、 個々のク ライアントアプリケーション 1 1 0を起動するスクリプトを簡単に作成すること ができる。
また、 第 5図は、 ポータル画面情報記憶部 2 1 1が記憶するプラグインプログ ラム情報のデータ構造の一例を示す図である。 同図に示すように、 ポータル画面 情報記憶部 2 1 1は、 起動 O C X 3 1 0、 プラグィン 、 プラグイン Zなどのプ ラグインプログラムとそれらの格納ァドレスを記憶する。
H TM L読出部 2 1 2は、 利用者ごとのポータル画面を記述するポータル H T M L 3 0 0をクライアント装置 1 0 0 からの要求に応答してポータル画面情報 記憶部 2 1 1から読み出す処理部である。
O C X読出部 2 1 3は、 起動 O C X 3 1 0などのプラグインプログラムをクラ イアント装置 1 0 からの要求に応答してポータル画面情報記憶部 2 1 1から 読み出す処理部である。
スクリプト読出部 2 1 4は、 クライアントアプリケーション 1 1 0を起動する スクリプトをクライアント装置 1 0 0 からの要求に応答してポータル画面情報 記憶部 2 1 1から読み出す処理部である。 このスクリプト読出部 2 1 4は、 クラ イアント装置 1 0 0 に保存されたセッション I Dを確認し、 セッション I Dが 確認されたクライアント装置 1 0 からの要求のみを受け付け、 スクリプトを ポータル画面情報記憶部 2 1 1から読み出す。
このように、 このスクリプト読出部 2 1 4が、 クライアント装置 1 0 0 に保 存されたセッシヨン I Dを確認、することによって、 不正なスクリプト読み出し要 求を防ぎ、 クライアントアプリケーション 1 1 0を起動するスクリプトの利用を 、 認証済みの利用者だけに制限することができる。 ,
認証情報処理部 2 1 5は、 クライアントアプリケーシヨン 1 1 0が最初に起動
された際に利用者によって入力されたユーザ I Dとパスワードをクライアント装 置 1 0 0 から受け取り、 認証情報として利用者に対応させてポータル画面情報 記憶部 2 1 1に格納し、 クライアントアプリケーション 1 1 0が 2回目以降に起 動された場合にクライアント装置 1 0 からの要求に応答してユーザ I Dとパ スワードをポータル画面情報記憶部 2 1 1から読み出す処理部である。 なお、 こ の認証情報処理部 2 1 5は、 ユーザ I Dとパスヮードを暗号化してポータル画面 情報記憶部 2 1 1に格納し、 ポータル画面情報記憶部 2 1 1から読み出したユー ザ I Dとパスヮードを復号化して認証情報取得部 3 3 0に渡す。
この認証情報処理部 2 1 5が、 ユーザ I Dとパスヮードを利用者に対応付けて クライアントアプリケーション 1 1 0の認証情報としてポータル画面情報記憶部 2 1 1に保存することによって、 クライアントアプリケーション 1 1 0へのユー ザ I Dとパスヮ一ドの代理入力を可能とすることができる
通信部 2 1 6は、 クライアント装置 1 0 からポータル画面に関する情報読 み出し要求などを受信し、 H TM L読出部 2 1 2、 O C X読出部 2 1 3、 スクリ ブト読出部 2 1 4および認証情報処理部 2 1 5がボータル画面情報記憶部 2 1 1 力 読み出した情報などをクライアント装置 1 0 0 こ送信する処理部である。 ポータル情報編集部 2 1 7は、 ポータル画面情報記憶部 2 1 1が記憶するポー タル画面の H TM L記述やクライアントアプリケーション 1 1 0を起動するスク リブトなどを編集する処理部である。 このポータル情報編集部 2 1 7を用いて、 ポータル画面の管理者は、 異なるクライアントアプリケーション 1 1 0を起動す るポータル画面を容易に作成することができる。 なお、 このポータル情報編集部 2 1 7が編集するポータル画面の H TML記述やクライアントアプリケーション 1 1 0を起動するスクリプトの具体例については後述する。
次に、 第 2図に示したポータル画面管理プログラム 2 1 0の処理手順について 説明する。 第 6図は、 第 2図に示したポータル画面管理プログラム 2 1 0の処理 手順を示すフローチヤ一トである。
同図に示すように、 このポータル画面管理プログラム 2 1 0は、 利用者がクラ
イアント装置 100 からポータル画面管理プログラム 210によって管理され る URLにアクセスすると、 HTML読出部 212がログオン用ページの情報を ポータル画面情報記憶部 211から読み出してクライアント装置 100 こ送る (ステップ S 601) 。
そして、 利用者がポータル画面にログインするためのログオン I Dとパスヮー ドを入力すると、 利用者を認証し、 HTML読出部 212がその利用者のポータ ル HTML 300をポータル画面情報記憶部 21 1から読み出してクライアント 装置 10 に送る (ステップ S 602) 。
また、 クライアント装置 100 にセッション I Dの保存を指示し (ステップ S 603) 、 ポータル HTML 300へのアクセスが最初の場合には、 OCX読 出部 212が起動 OCX 310などのプラグインプログラムを送信する (ステツ プ S 604) 。
そして、 利用者がクライアントアプリケーション 1 10の起動を指示すると、 そのクライアントアプリケーション 1 10の起動が初めてでない場合には、 クラ イアント装置 100 が指定するクライアントアプリケーション 110のユーザ I Dおよびパスヮードを認証情報処理部 214がポータル画面情報記憶部 211 から読み出し、 復号ィ匕してクライアント装置 10 へ送信する (ステップ S 6 05) 。
その後、 クライアント装置 100 からクライアントアプリケーション起動用 のスクリプト要求を受けると、 クライアント装置 100 に保存されたセッショ ン I Dを! ¾忍し、 セッション IDが確認されるとスクリプト読出部 213が起動 スクリプトをポータル画面情報記憶部 211から読み出してクライアント装置 1 へ送信する (ステップ S 606) 。
そして、 クライアントアプリケーション 110の起動が初めての場合には、 認 証情報処理部 214がクライアント装置 100 からユーザ I Dおよびパスヮー ドを受け取り、 暗号化してポータル画面情報記憶部 211に格納する (ステップ S 607) 。 なお、 クライアントアプリケーション 110が正常に起動されなか
つた場合には、 ユーザ I Dおよびパスワードがクライアント装置 1 0 0 から送 信されることはなく、 ポータル画面情報記憶部 2 1 1に保存されることもない。 このように、 このポータル画面管理プログラム 2 1 0がクライアント装置 1 0 からの要求に基づいてクライアントアプリケーション起動用のスクリプトを 送信することによって、 クライアント装置 1 0 0 はウェブブラウザ 1 2 0から クライアントアプリケーション 1 1 0を直接起動することができる。
次に、 第 2図に示したポータル H TM L 3 0 0によるクライアントアプリケー シヨン起動処理の処理手順について説明する。 第 7図は、 第 2図に示したポータ ル H TM L 3 0 0によるクライアントアプリケーション起動処理の処理手順を示 すフローチャートである。
同図に示すように、 このポータル H TM L 3 0 0は、 クライアントアプリケー シヨン 1 1 0が最初に起動された場合である力否かを判定し (ステップ S 7 0 1 ) 、 最初に起動された場合には、 認証情報取得部 3 3 0がユーザ I Dとパスヮー ドの入力 F o r mを表示し (ステップ S 7 0 2 ) 、 利用者からのユーザ I Dとパ スワードの入力を受け付ける (ステップ S 7 0 3 ) 。 一方、 最初の起動でない場 合には、 認証情報取得部 3 3 0は、 クライアントアプリケーション 1 1 0の名前 を指定してポータルサーバ 2 0 0からユーザ I Dとパスワードを取得する (ステ ップ S 7 0 4 ) 。
そして、 ポータル H TM L 3 0 0は、 起動 O C X 3 1 0を用いて、 ユーザ I D とパスワードを認証情報記憶部 3 1 4に設定し (ステップ S 7 0 5 ) 、 クライア ントアプリケーション 1 1 0の起動スクリプトを実行する (ステップ S 7 0 6 ) そして、 クライアントアプリケーション 1 1 0が最初に起動された場合には ( ステップ S 7 0 7、 Y e s ) 、 認証情報保存部 3 4 0がユーザ I Dとパスヮード をポータルサーバ 2 0 0に送信する (ステップ S 7 0 8 ) 。 なお、 クライアント アプリケーシヨン 1 1 0が正常に起動されなかつた場合には、 認証情報保存部 3 4 0はユーザ I Dおよびパスヮードをポータルサーバ 2 0 0に送信しない。
このように、 このポータル H TM L 3 0 0が起動 O C X 3 1 0を用いてクライ アントアプリケーション 1 1 0の起動スクリプトを実行することによって、 ゥェ ブブラウザ 1 2 0からクライアントアプリケーション 1 1 0を直接起動すること ができる。
次に、 第 2図に示したスクリプト実行部 3 1 2によるクライアントアプリケー シヨン起動処理の処理手順について説明する。 第 8図は、 第 2図に示したスクリ ブト実行部 3 1 2によるクライアントアプリケーション起動処理の処理手順を示 すフローチヤ一トである。
同図に示すように、 このスクリプト実行部 3 1 2は、 利用者がウェブブラウザ 1 2 0から指定したクライアントアプリケーション 1 1 0を起動し (ステップ S 8 0 1 ) 、 認証情報を必要とするクライアントアプリケーション 1 1 0に対して はログオンシーケンスを投げ込む (ステップ S 8 0 2 ) 。 ここで、 ログオンシー ケンスの投げ込みとは、 認証情報記憶部 3 1 4に記憶されたユーザ I Dとパスヮ ードをクライアントアプリケーション 1 1 0に引き渡すことである。
そして、 クライアントアプリケーション 1 1 0の起動を待ち (ステップ S 8 0 3 ) 、 クライアントアプリケーション 1 1 0が起動されると、 クライアントァプ リケーシヨン 1 1 0に対して実行する定型的な初期操作がある場合には、 その操 作を自動的に実行する (ステップ S 8 0 4 ) 。
このように、 このスクリプト実行部 3 1 2力 クライアントアプリケーション 1 1 0を起動するとともに、 クライアントアプリケーション 1 1 0が認証情報を 必要とする場合にはログオンシーケンスを投げ込み、 定型的な初期操作がある場 合にはその操作を自動的に実行することによって、 クライアントアプリケーショ ン 1 1 0を効率良く起動することができる。
次に、 本実施の形態に係るポータル画面からのクライアントアプリケーション 起動シーケンスについて説明する。 第 9図は、 本実施の形態に係るポータル画面 からのクライアントアプリケーション起動シーケンスを示す図である。 なお、 こ こでは、 メールクライアントをクライアントアプリケーション 1 1 0の一例とし
て起動する場合について説明する。
同図に示すように、 利用者がクライアント装置 100 のウェブブラウザ 12 0を起動し (1) 、 ウェブブラウザ 120がポータル画面管理プログラム 210 によって管理される URLにアクセスすると (2) 、 ポータル画面管理プログラ ム 210はログオン用ページの情報をウェブブラウザ 120に送り、 ウェブブラ ゥザ 120がログオンページを表示する (3) 。
そして、 利用者がポータル画面に口グインするための口グオン I Dとパスヮー ドを入力すると (4) 、 ポータル画面管理プログラム 210は利用者を認証して その利用者のポータル画面の HTML記述をウェブブラウザ 120に送り、 ゥェ ブブラウザ 120がポータル画面の HTML記述を解釈 ·実行することによって ポータノレ画面を表示する (5) 。 また、 ウェブブラウザ 120は、 このログオン セッションについてのセッシヨン I Dを保存する (6) 。
そして、 ポータル画面管理プロダラ 210が管理する URLへの利用者による アクセスが最初の場合には、 ウェブブラウザ 120は、 OCXをポータル画面管 理プログラム 210に要求し、 OCXをダウンロードする (7) 。
そして、 利用者がメールクライアントの起動を選択すると (8) 、 メールクラ イアントの起動が初めての場合には、 メールクライアントにログオンするために 必要なユーザ I Dとパスワードの入力画面が表示される (9) 。 第 10図は、 メ ールクライアントにログオンするために必要なユーザ I Dとパスヮードの入力画 面の一例を示す図である。 利用者は、 同図に示すウィンドウからユーザ I Dとパ スワードを入力する (10) 。
一方、 メールクライアントの起動が 2回目以降の場合には、 ウェブブラウザ 1 20は、 ポータル画面管理プログラム 210からユーザ I Dとパスワードを受け 取る (11) 。
そして、 OCXがポータル画面管理プログラム 210に対してメールクライア ントを起動するスクリプトを要求し (12) 、 要求したスクリプトをポータノレ画 面管理プログラム 210から受け取り (13) 、 そのスクリプトを実行する (1
4) 。
そして、 OCXにより実行されるスクリプトは、 メールクライアントを起動し (15) 、 ログオンシーケンスを投げ込む (16) 。 第 11図は、 ログオンシー ケンスを投げ込む際に表示する画面の一例を示す図である。 同図に示すように、 メールアプリケーション用のユーザ I Dとパスワードを入力するウィンドウを表 示し、 表示したゥェンドウにユーザ I Dとパスワードが自動入力する。
そして、 メールクライアントの起動を待ち (17) 、 メールクライアントが起 動されると受信フォルダのクリック操作をおこない (18) 、 起動を完了する ( 19) 0
また、 メールクライアントの起動が初回の場合には、 ウェブブラウザ 120は 、 ユーザ I Dとパスワードをポータル画面管理プログラム 210に送り、 ポータ ル画面管理プログラムは、 ユーザ I Dとパスヮードを暗号化して利用者に対応さ せてリポジトリに記憶する (20) 。 なお、 メールクライアントが正常に起動さ れなかった場合には、 ウェブブラゥザ 120は、 ユーザ I Dおよびパスヮードを ポータル画面管理プロダラム 210に送信しない。
このように、 ウェブブラウザ 120に組み込まれた OCXが、 メールクライア ントを起動するスクリプトをポータル画面管理プログラム 210から受け取り、 受け取ったスクリプトを実行することによってメールクライアントをポータル画 面から起動することができる。
次に、 ポータル HTML 300について説明する。 第 12図は、 ポータル HT ML 300の一例 (一部) を示す図である。 同図において、 (7) に示す部分は 、 第 9図に示したクライアントアプリケーション起動シーケンスの OCXダウン ロードのステップに対応する。
また、 (14) に示す部分は、 第 9図に示したクライアントアプリケーション 起動シーケンスめスクリプト実行のステップに対応し、 メールクライアントすな わちクライアントアプリケーション 1 10を起動するスクリプトを実行する部分 である。
ここで、 PwAppCtl. SetAppParam ('"□□□□□", "userid", forml. userid. value) ;は、 O C Xである PwAppCtl. SetAppParamを用いてクライアントアプリケーショ ン 1 1 0のユーザ I Dを設定し、 PwAppCtl. SetAppParam("Cl for ml. pw. value;; fま、 PwAppCtl. SetAppParamを用レヽてクラ ,ントアプリケーショ ン 1 1 0のパスワードを設定している。 また、 PwAppCtl. run Orttp:〃localhost /portalwoeks/D D. js")が、 O C Xである PwAppCtl. runを用いてクライアントァ プリケーション 1 1 0を起動するスクリブトの実行を開始する部分である。
また、 ( 2 0 ) に示す部分は、 第 9図に示したクライアントアプリケーション 起動シーケンスのユーザ I D、 パスワードを保存するステップに対応し、 (9 ) に示す部分は、 第 9図に示したクライアントアプリケーション起動シーケンスの 入力 F o r mの表示ステップに対応する。
なお、 第 1 2図において、 口で示される部分が各クライアントアプリケーショ ンに依存する部分であり、 これらの部分を置き換えることによって他のクライア ントアプリケーションを起動する HTM L記述を得ることができる。
次に、 クライアントアプリケーション 1 1 0を起動するスクリプトについて説 明する。 第 1 3図は、 クライアントアプリケーション 1 1 0を起動するスクリプ トの一例 (一部) を示す図である。 同図において、 (1 5 ) に示す部分は、 第 9 図に示したクライアントアプリケーション起動シーケンスのアプリケーション起 動ステップに対応する。
具体的には、 path=WshShell. RegRead(/'HKLM¥¥Software¥¥Fujitsu¥¥Install¥¥ □□□□□ Cl Ci:]¥¥Directory");の部分が、 レジストリからクライアントァプ リケーション 1 1 0のインストールディレク トリを検索して pathに設定し、 path =//¥//"+path+"¥¥□□□□□ " ΨΤ"の部分が、 クライアントアプリケーション 1 1 0の起動パスを pathに設定している。 そして、 WshShell. Run (path);の部分で クライアントアプリケーション 1 1 0を起動している。
また、 (1 6 ) に示す部分は、 第 9図に示したクライアントアプリケーション 起動シーケンスのログオンシーケンス投げ込みステップに対応する。 具体的には
、 userid=PwShell. GetAppParara □□ "userid");でユーザ I Dを取得し
、 WshShell. SendKeys (userid) ;でユーザ I Dを投げ込む。 そして、 WshShell. Sen dkeys ' {TAB} ");でパスヮ一ド入力フィールドへ移動する。 そして、 pw=PwShell. GetAppParam ("□□□ "pw");でパスヮ一ドを取得し、 WshShell. SendKeys (p w);でパスヮ一ドを投げ込む。
また、 ( 1 7 ) に示す部分は、 第 9図に示したクライアントアプリケーション 起動シーケンスの起動待ちステップに対応する。 また、 (1 8 ) に示す部分は、 第 9図に示したクライアントアプリケーション起動シーケンスの受信フォルダク リックステップに対応する。
具体的には、 x=100 ; y=200で画面上の座標を指定し、 PwShell. MouseClick (x, y
) ;でその座標をクリックする。 また、 (1 9 ) に示す部分は、 第 9図に示したク ライアントアプリケーション起動シーケンスの起動完了ステップに対応する。 このように、 スクリプトを用いてメールクライアントの起動、 ログオンシーケ ンスの投げ込み、 受信フォルダのダブルクリックなどをおこなうことができる。 なお、 第 1 3図において、 口で示される部分が各クライアントアプリケーション に依存する部分であり、 これらの部分を置き換えることによって他のクライアン トアプリケーションを起動するスクリプトを得ることができる。
次に、 ウェブブラウザ 1 2 0およびクライアントアプリケーション 1 1 0、 ま たはポータル画面管理プログラム 2 1 0を実行するコンピュータシステムについ て説明する。
第 1 4図は、 本実施の形態に係るウェブブラウザ 1 2 0およびクライアントァ プリケーシヨン 1 1 0、 またはポータル画面管理プログラム 2 1 0を実行するコ ンピュータシステムを示す図である。 同図に示すように、 このコンピュータシス テム 9 0 0は、 本体部 9 0 1と、 本体部 9 0 1からの指示により表示画面 9 0 2 aに情報を表示するディスプレイ 9 0 2と、 このコンピュータシステム 9 0 0に 種々の情報を入力するためのキーボード 9 0 3と、 ディスプレイ 9 0 2の表示画 面 9 0 2 a上の任意の位置を指定するマウス 9 0 4と、 ローカルェリァネットヮ
ーク (LAN) 906または広域エリアネットワーク (WAN) に接続する LA Nインタフェースと、 インターネットなどの公衆回線 907に接続するモデム 9 05とを有する。 ここで、 LAN906は、 他のコンピュータシステム (PC) 91 1、 サーバ 912、 プリンタ 913などとコンピュータシステム 900とを 接続している。
また、 第 15図は、 第 14図に示した本体部 901の構成を示す機能ブロック 図である。 同図に示すように、 この本体部 901は、 CPU921と、 RAM9 22と、 ROM923と、 ハードディスクドライブ (HDD) 924と、 CD— ROMドライブ 925と、 FDドライブ 926と、 I /〇インタフェース 927 と、 LANインタフェース 928とを有する。
そして、 このコンピュータシステム 900において実行されるウェブブラウザ 120およびクライアントアプリケーション 110、 またはポータル画面管理プ ログラム 210は、 フロッピィディスク (FD) 908、 CD— ROM909、 DVDディスク、 光磁気ディスク、 I Cカードなどの可搬型記憶媒体に記憶され 、 これらの記憶媒体から読み出されてコンピュータシステム 900にインスト一 ノレされる。 .
あるいは、 これらのウェブブラウザ 120およびクライアントアプリケーショ ン 1 10、 またはポータル画面管理プログラム 210は、 LANインタフェース 928を介して接続されたサーバ 912のデータベース、 他のコンピュータシス テム (PC) 911のデータベース、 公衆回線 907を介して接続された他のコ ンピュータシステムのデータベースなどに記憶され、 これらのデータベースから 読み出されてコンピュータシステム 900にインストーノレされる。
そして、 インストールされたウェブブラウザ 120およびクライアントアプリ ケーシヨン 110、 またはポータノレ画面管理プログラム 210は、 HDD924 に記憶され、 RAM922、 R OM 923などを利用して C P U 921により実 行される。
上述したように、 本実施の形態では、 利用者がポータル画面に最初にアクセス
した際に、 ウェブブラウザ 1 2 0が起動 O C X 3 1 0をポータル画面管理プログ ラム 2 1 0から受け取ってプラグインプログラムとして組み込み、 利用者がクラ イアントアプリケーション 1 1 0をポータノレ画面から選択すると、 クライアント アプリケーション 1 1 0を起動するスクリプトを起動 O C X 3 1 0がポータル画 面管理プログラム 2 1 0から受け取って実行することとしたので、 ポータル画面 から直接クライアントアプリケーション 1 1 0を起動することができ、 もって利 用者にウェブ関連サービスとクライアントアプリケーションサービスのシームレ スな利用環境を提供することができる。
また、 本実施の形態では、 クライアントアプリケーション 1 1 0を利用する際 に必要なユーザ I Dとパスヮードをポータル画面情報記憶部 2 1 1が記憶し、 起 動 O C X 3 1 0により実行されるスクリプトが、 クライアントアプリケーション 1 1 0を最初に起動する場合以外は、 ポータル画面情報記憶部 2 1 1に記憶され たユーザ I Dとパスワードを代理入力することとしたので、 利用者はクライアン トアプリケーション 1 1 0を起動するたびにユーザ I Dとパスワードを入力する 必要がなく、 効率良くクライアントアプリケーション 1 1 0を利用することがで さる。
また、 本実施の形態では、 起動 O C X 3 1 0により実行されるスクリプトが、 起動したクライアントアプリケーション 1 1 0に対しておこなわれる初期操作を 自動的におこなうこととしたので、 利用者はクライアントアプリケーション 1 1 0を起動した場合に通常おこなう操作を省くことができ、 効率良くクライアント アプリケーション 1 1 0を利用することができる。
なお、 本実施の形態では、 起動 O C X 3 1 0が、 クライアントアプリケーショ ン 1 1 0を起動するスクリプトをポータル画面管理プログラム 2 1 0から受け取 り、 受け取ったスクリプトを実行することによってクライアントアプリケーショ ン 1 1 0を起動する場合について説明したが、 本発明はこれに限定されるもので はなく、 起動 O C Xが直接クライアントアプリケーション 1 1 0を起動する場合
、 あるいは、 ポータル H TM Lを解釈 '実行することによって直接クライアント アプリケーション 1 1 0を起動する場合にも同様に適用することができる。 以上説明したように、 本発明によれば、 ウェブ情報管理プログラムが、 クライ アント装置に実装されたクライアントアプリケーションのうち利用者がゥェブぺ ージから指定したクライアントアプリケーションを起動するアプリケーション起 動手順をクライアント装置からの要求に応答して記憶装置から読み出し、 読み出 したアプリケーシヨン起動手順をクライアント装置に送信するよう構成したので 、 クライアント装置に実装されたクライアントアプリケーションをウェブブラウ ザから起動することが可能となり、 利用者にゥェブ関連サービスとクライアント アプリケーションサービスを統合したシームレスな利用環境を提供することがで きるという効果を奏する。 産業上の利用可能性
以上のように、 本発明に係るウェブ情報管理装置、 ウェブ情報管理方法ならび にウェブ情報管理プログラムおよびその記録媒体は、 ウェブ関連サービスとクラ イアントアプリケーションサービスをシームレスに提供するウェブページを作成 する場合に適している。