JP2013164685A - 入力支援装置、入力支援方法及び入力支援プログラム - Google Patents

入力支援装置、入力支援方法及び入力支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが所望する入力候補を提供して、ユーザが入力する手間を軽減すること。
【解決手段】本発明にかかる入力支援装置9は、複数の設定項目に設定された、ユーザの現在の状況に応じた設定内容に基づいて、ユーザのクライアント装置8に表示する表示内容を生成してクライアント装置8に提供する。入力支援装置9は、複数の設定項目のそれぞれに対して設定された設定内容を示す複数の設定情報が格納される設定記憶部91と、ユーザが設定項目に対して入力した設定内容を示す入力情報をクライアント装置8から受信して、受信した入力情報が示す設定内容で、ユーザからの入力対象となった設定項目の設定情報を更新する設定制御部92と、クライアント装置8においてユーザが設定項目に対して設定内容を入力するときに、他の設定項目の設定情報が示す設定内容を入力候補としてクライアント装置8に提供する入力候補制御部93を備える。
【選択図】図13

Description

本発明は、入力支援装置、入力支援方法及び入力支援プログラムに関し、特に、クライアント装置に表示する表示内容の生成に用いられる設定内容の設定をクライアント装置から受ける場合に、クライアント装置における設定内容の入力を支援する技術に関する。
インターネット上のWeb(World Wide Web)ページにおいては、ユーザからの入力によって設定された設定内容に基づいた表示内容を提供するシステムが多く使用されている。例えば、ポータルシステムは、ユーザが操作するクライアント端末の画面上にポートレットと呼ばれる小さなアプリケーションを複数表示する。ポータルシステムを利用するユーザは、自分の利用スタイルに合わせて、そのユーザに提供されている各ポートレットの設定値を変更することができる。ユーザは、各ポートレットに用意された入力フォームを介して設定値を設定する。ポートレットは、設定された設定値に応じた表示内容で表示される。
ポートレットが提供する機能によっては、ユーザの年齢、ユーザが住んでいる地域などのユーザの現在の状況に応じた内容を、設定値として設定することが必要となる。この場合に、ユーザは各ポートレットに対して設定値を入力しなければならない。そのため、膨大な数のポートレットを有するポータルシステムでは、ユーザに設定値を入力する手間がかかってしまうという問題がある。また、設定が必要なポートレットの数が多いと、ユーザが、誤った設定値を入力してしまう又は設定漏れをしてしまう等といったことが発生してしまい、設定値の整合性も取り辛くなってしまうという問題もある。
特許文献1には、入力対象フォームの入力履歴に含まれる文字列と、非入力対象フォームのそれぞれの入力履歴に含まれる文字列との類似度を、それぞれ算出して、非入力対象フォームの入力履歴に含まれる文字列のうち、類似度の総和が高い所定個数の文字列を、入力対象フォームの入力履歴に含まれる文字列とともに、入力候補として出力する技術が開示されている。
しかしながら、この技術は、そもそも、上述したポートレットのように、ユーザの現在の状況に応じた設定値の設定を受け、設定された設定値に応じた表示内容をユーザに提供するシステムを対象としたものではない。そのため、仮に、この技術を適用したとしても、過去に入力された全ての文字列から、入力候補を出力するようにしているため、上述したポートレットの設定値のように、現在と過去とで、ユーザが入力する内容の傾向が変わる場合には、ユーザが所望する入力候補を提供することができないという問題がある。
特開2010−102656号公報
以上に説明したように、ユーザから設定された設定内容に応じた表示内容をユーザに提供するシステムにおいては、ユーザに各設定内容を入力する手間がかかってしまっているという課題がある。また、仮に、特許文献1に開示の技術を適用したとしても、ユーザが所望する入力候補を提供することができないという課題がある。
本発明の目的は、上述したような課題を解決するために、ユーザが所望する入力候補を提供して、ユーザが入力する手間を軽減することができる入力支援装置、入力支援方法及び入力支援プログラムを提供することである。
本発明の第1の態様にかかる入力支援装置は、複数の設定項目に設定された、ユーザの現在の状況に応じた設定内容に基づいて、前記ユーザのクライアント装置に表示する表示内容を生成して前記クライアント装置に提供するとともに、前記クライアント装置から前記設定項目に対して設定内容の設定を受ける場合に、前記クライアント装置における設定内容の入力を支援する入力支援装置であって、それぞれが、前記複数の設定項目のそれぞれに対して設定された設定内容を示す複数の設定情報が格納される設定記憶部と、前記クライアント装置において前記ユーザが前記設定項目に対して入力した設定内容を示す入力情報を前記クライアント装置から受信して、受信した入力情報が示す設定内容で、前記設定記憶部において前記ユーザからの入力対象となった設定項目の設定情報を更新する設定制御部と、前記クライアント装置において前記ユーザが前記設定項目に対して設定内容を入力するときに、前記設定記憶部に格納された他の設定項目の設定情報が示す設定内容を入力候補として前記クライアント装置に提供する入力候補制御部と、を備えたものである。
本発明の第2の態様にかかる入力支援方法は、複数の設定項目に設定された、ユーザの現在の状況に応じた設定内容に基づいて、前記ユーザのクライアント装置に表示する表示内容を生成して前記クライアント装置に提供するとともに、前記クライアント装置から前記設定項目に対して設定内容の設定を受ける場合に、前記クライアント装置における設定内容の入力を支援する入力支援方法であって、前記クライアント装置において前記ユーザが前記設定項目に対して入力した設定内容を示す入力情報を前記クライアント装置から受信するステップと、それぞれが、前記複数の設定項目のそれぞれに対して設定された設定内容を示す複数の設定情報が格納される設定記憶部において、前記ユーザからの入力対象となった設定項目の設定情報を、前記受信した入力情報が示す設定内容で更新するステップと、前記クライアント装置において前記ユーザが前記設定項目に対して設定内容を入力するときに、前記設定記憶部に格納された他の設定項目の設定情報が示す設定内容を入力候補として前記クライアント装置に提供するステップと、を備えたものである。
本発明の第3の態様にかかる入力支援プログラムは、複数の設定項目に設定された、ユーザの現在の状況に応じた設定内容に基づいて、前記ユーザのクライアント装置に表示する表示内容を生成して前記クライアント装置に提供するとともに、前記クライアント装置から前記設定項目に対して設定内容の設定を受ける場合に、前記クライアント装置における設定内容の入力を支援するための入力支援プログラムであって、前記クライアント装置において前記ユーザが前記設定項目に対して入力した設定内容を示す入力情報を前記クライアント装置から受信する処理と、それぞれが、前記複数の設定項目のそれぞれに対して設定された設定内容を示す複数の設定情報が格納される設定記憶部において、前記ユーザからの入力対象となった設定項目の設定情報を、前記受信した入力情報が示す設定内容で更新する処理と、前記クライアント装置において前記ユーザが前記設定項目に対して設定内容を入力するときに、前記設定記憶部に格納された他の設定項目の設定情報が示す設定内容を入力候補として前記クライアント装置に提供する処理と、をコンピュータに実行させるものである。
上述した本発明の各態様によれば、ユーザが所望する入力候補を提供して、ユーザが入力する手間を軽減することができる入力支援装置、入力支援方法及び入力支援プログラムを提供することができる。
実施の形態1にかかる通信システムの一例を示す全体構成図である。 実施の形態1にかかる入力フォーム設定値保持部が保持する1ユーザ当たりの設定値の一例を示す図である。 実施の形態1にかかる入力フォーム関連度保持部が保持する1ユーザ当たりの関連度の一例を示す図である。 実施の形態1にかかるポータルサーバの入力フォーム関連度更新処理の一例を示すフローチャートである。 実施の形態1にかかる更新後の入力フォーム関連度保持部が保持する関連度の一例を示した図である。 実施の形態1にかかる通信システムの入力候補表示処理の一例を示すフローチャートである。 実施の形態1にかかる入力候補表示処理によって表示されるポータル画面の一例を示す図である。 実施の形態1にかかる入力候補表示処理において生成されるテーブルの一例を示す図である。 実施の形態1にかかる入力候補表示処理によって表示されるポータル画面の他の一例を示す図である。 実施の形態2にかかる通信システムの入力候補表示処理の一例を示すフローチャートである。 実施の形態2にかかる入力候補表示処理において生成されるテーブルの一例を示す図である。 実施の形態2にかかる入力候補表示処理によって表示されるポータル画面の一例を示す図である。 実施の形態にかかる入力支援装置の一例を示す全体構成図である。
<発明の実施の形態1>
以下、図面を参照して本発明の実施の形態1について説明する。図1は、実施の形態1にかかる通信システム100の一例を示す全体構成図である。通信システム100は、クライアント端末10及びポータルサーバ20を有する。クライアント端末10及びポータルサーバ20は、図示されていないネットワークを介して接続されている。なお、図1中の矢印はデータの入出力の流れを示している。
クライアント端末10は、ユーザから入力された設定値をポータルサーバ20に対して設定して、ポータルサーバ20からその設定値に応じた表示内容の提供を受ける端末である。具体的には、クライアント端末10は、ユーザから入力された設定値をポータルサーバ20に対して送信することで、ポータルサーバ20において設定値を設定する。クライアント端末10は、ポータルサーバ20からその設定された設定値に応じた表示内容のポータル画面を示す画面情報を受信して、受信した画面情報が示すポータル画面をユーザに対して表示する。クライアント端末10は、パーソナルコンピュータ及び携帯情報端末等の情報処理装置である。携帯情報端末は、例えば、携帯電話(スマートフォンを含む)、PHS(Personal Handyphone System)、及び、PDA(Personal Digital Assistant)等である。
クライアント端末10は、ブラウザ実行部11、表示部12及び入力部13を有する。
ブラウザ実行部11は、入力部13からのポータル画面の表示を指示する入力情報に応じて、ポータルサーバ20のポータル操作受付部21に対して、指示対象となるポータル画面の表示をリクエストする。これに応じて、ポータルサーバ20のポータル画面生成部23からポータル画面を示す画面情報が送信される。ブラウザ実行部11は、ポータル画面生成部23から送信された画面情報を受信して、受信した画面情報に基づいて表示部12にポータル画面を表示する。なお、ブラウザ実行部11は、例えば、プロセッサを含み、プロセッサによってウェブブラウザプログラムを実行することによって、その機能を実現する。
ここで、ポータル画面には、複数のポートレットが含まれる。各ポートレットに対して、上述した設定値が設定される。設定値として、各ポートレットに対応した内容が設定される。設定値として、例えば、ユーザの年齢、ユーザが済んでいる地域等のユーザの現在の状況に応じた内容が設定される。例えば、設定した年齢の人の今日の運勢を表示するポートレットに対しては、ユーザの年齢が設定される。また、設定した地域の天気予報を表示するポートレット、設定した地域の公共交通機関の運行状況を表示するポートレット、設定した地域のイベント情報を表示するポートレット等に対しては、ユーザが住んでいる地域が設定される。このように、各ポートレットは、設定された設定値に応じた表示内容で表示される。
表示部12は、ブラウザ実行部11が受信したポータル画面をユーザに対して表示する。表示部12は、ポータル画面を表示するための任意の表示装置を含む。表示装置は、例えば、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、及び、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等である。
入力部13は、ユーザから任意の内容の入力を受ける。入力部13はユーザからの入力を受けるための任意の入力装置を含む。入力装置は、例えば、キーボード又はマウス等である。入力部13は、ユーザからの入力を受け、入力内容を示す入力情報をブラウザ実行部11に対して出力する。
例えば、ユーザは、ポートレットに対して設定値を設定する場合、入力部13を用いて、そのポートレットの入力フォームに対して設定値を入力する。この設定値の入力は、例えば、ユーザがポートレットをeditモードに切り替えて、editモードで表示される入力フォームに対して行われる。入力部13は、入力された設定値を示す入力情報をブラウザ実行部11に出力する。ブラウザ実行部11は、その入力情報の入力部13からの出力に応じて、ポータルサーバ20のポータル操作受付部21にその設定値の設定をリクエストする。これによって、ポータル操作受付部21によってリクエストした設定値がポートレットに対して設定される。
また、入力部13は、ユーザによって設定値を入力するために未入力状態の入力フォームがフォーカスされたときに、その入力フォームをフォーカスする入力内容を示す入力情報をブラウザ実行部11に出力する。ブラウザ実行部11は、その入力情報の入力部13からの出力に応じて、ポータルサーバ20のポータル操作受付部21に入力候補の表示をリクエストする。これに応じて、ポータルサーバ20のポータル画面生成部23から入力候補を示す入力候補リストを表示するための入力候補リスト情報が送信される。ブラウザ実行部11は、ポータル画面生成部23からの入力候補リスト情報を受信して、受信した入力候補リスト情報に基づいて表示部12に入力候補リストを表示する。ここで、入力候補リストの表示をリクエストする契機は、入力フォームに設定値を入力するときに行われる入力操作であれば、入力フォームをフォーカスする入力操作に限られない。例えば、入力フォーム上にカーソルを移動させる入力操作であってもよい。
また、入力部13は、上述したように、ユーザからポータル画面の表示を指示する入力があった場合、その入力内容を示す入力情報をブラウザ実行部11に出力する。これらにより、ユーザは、ウェブブラウザを介して、ポータルシステムを操作する。なお、表示部12と入力部13とで、タッチパネルが構成されていてもよい。
ポータルサーバ20は、ポータル操作受付部21、入力フォーム関連度管理部22、ポータル画面生成部23、入力フォーム設定値保持部24及び入力フォーム関連度保持部25を備える。ポータルサーバ20は、クライアント端末10からの操作に応じて、ポータル画面を表示する画面情報を配信するポータルシステムを提供する。
ポータル操作受付部21は、ユーザがウェブブラウザにより実行したポータルシステムに対する操作をクライアント端末10から受け付け、それに応じたポータルシステムの処理を行う。ポータル操作受付部21は、クライアント端末10から設定値の設定がリクエストされた場合、その設定値を入力フォーム設定値保持部24に格納する。これによって、リクエスト対象のポートレットの設定値が更新される。
ここで、入力フォーム設定値保持部24には、各ポートレットに対する設定値が、ユーザ毎に個別に保持される。すなわち、各ポートレットに対する設定値を保持する領域が、ユーザ毎に設けられている。ポータル操作受付部21は、ユーザの操作に応じてクライアント端末10から設定値の設定がリクエストされた場合、そのユーザに対応する領域に設定値を格納する。リクエスト元のユーザの識別は、例えば、ユーザが操作するクライアント端末10が一意に決まっている場合は、クライアント端末10のIPアドレスによって識別するようにしてもよい。また、ポータルシステムにおいてログイン認証を設けることにより、ログインしているユーザの認証IDによって識別するようにしてもよい。
また、クライアント端末10から設定値の設定がリクエストされたとき、設定値が入力された入力フォームと、他の入力フォームとの間の関連度の更新を指示する指示情報を、入力フォーム関連度管理部22に出力する。
また、ポータル操作受付部21は、クライアント端末10から入力候補の表示がリクエストされたとき、入力候補の表示がリクエストされた入力フォームの入力候補リストの生成を指示する指示情報を、入力フォーム関連度管理部22に出力する。
入力フォーム関連度管理部22は、ポータル操作受付部21からの入力フォーム間の関連度の更新を指示する指示情報の出力に応じて、設定値が入力された入力フォームと、他の入力フォームとの関連度を更新する。入力フォーム関連度管理部22は、入力フォームに新たに入力された設定値と、他の入力フォームに入力されて設定されている設定値とが同一である場合に、それらの入力フォーム間の関連度をより高くするように更新する。この処理については、後述する。ここで、入力フォーム関連度保持部25には、各ポートレット間の関連度が、ユーザ毎に個別に保持されている。すなわち、各ポートレット間の関連度に対する設定値を保持する領域が、ユーザ毎に設けられている。入力フォーム関連度管理部22は、ユーザの操作に応じてクライアント端末10から設定値の設定がリクエストされた場合、そのユーザに対応する領域の関連度を更新する。
また、入力フォーム関連度管理部22は、ポータル操作受付部21からの入力候補リストの生成を指示する指示情報の出力に応じて、そのポートレットの入力フォームに表示させる入力候補を示す情報を生成する。入力フォーム関連度管理部22は、入力フォーム設定値保持部24及び入力フォーム関連度保持部25が保持する情報に基づいて、この入力候補を示す情報を生成する。この処理については、後述する。入力フォーム関連度管理部22は、生成した情報をポータル画面生成部23に出力する。
ポータル画面生成部23は、ポータル操作受付部21に対して、ポータル画面の表示がリクエストされたとき、リクエストされたポータル画面を示す画面情報を生成してクライアント端末10に送信する。また、ポータル画面生成部23は、入力フォーム関連度管理部22から出力された入力候補を示す情報に基づいて、入力候補リスト情報を生成して、クライアント端末10のブラウザ実行部11に対して送信する。
入力フォーム設定値保持部24は、ポートレットの入力フォームに対して入力された設定値を保持する。上述した通り、設定値は、ユーザ毎に個別に保持される。この設定値は、上述したように、新たな設定値が入力された場合には、その設定値によって更新される。入力フォーム設定値保持部24は、設定値を保持するための任意の記憶装置を含む。記憶装置は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)及びメモリ等である。
図2は、入力フォーム設定値保持部24が保持する1ユーザ当たりの設定値の一例を示す図である。図2では、現在、ポートレット1の入力フォームを介してポートレット1に対して「東京」が設定されており、ポートレット2の入力フォームを介してポートレット2に対して「東京」が設定されており、ポートレット3の入力フォームを介してポートレット3に対して「横浜」が設定されており、ポートレット4の入力フォームを介してポートレット4に対して「横浜」が設定されていることを示している。すなわち、図2において、入力フォームID「portlet1_area」は、ポートレット1の入力フォームを示しており、入力フォームID「portlet2_area」は、ポートレット2の入力フォームを示しており、入力フォームID「portlet3_area」は、ポートレット3の入力フォームを示しており、入力フォームID「portlet4_area」は、ポートレット4の入力フォームを示している。
入力フォーム関連度保持部25は、各入力フォーム間の関連度を保持する。上述した通り、関連度は、ユーザ毎に個別に保持する。この関連度は、上述したように、入力フォーム設定値保持部24に対して設定値が設定されたときに、入力フォーム関連度管理部22によって更新される。入力フォーム関連度保持部25は、関連度を保持するための任意の記憶装置を含む。また、入力フォーム設定値保持部24と入力フォーム関連度保持部25とは、同一の記憶装置によって構成されていてもよい。
図3は、入力フォーム関連度保持部25が保持する1ユーザ当たりの関連度の一例を示す図である。図3では、現在、クライアント端末10において、ポートレット1の入力フォームと、ポートレット2の入力フォームとの関連度が「100」であり、ポートレット1の入力フォームと、ポートレット3の入力フォームとの関連度が「50」であり、ポートレット1の入力フォームと、ポートレット4の入力フォームとの関連度が「70」であることを示している。その他の関連度については、図示を省略する。本実施の形態1では、ある入力フォームを介して設定値が設定されたときに、その設定値が、他の入力フォームを介して設定されている設定値と同一である場合に、それらの入力フォーム間の関連度が高くなるように更新する。すなわち、入力フォーム間の関連度が高い程、その2つの入力フォームのうち、一方の入力フォームを介して設定された設定値と同一の設定値が、他方の入力フォームを介して設定される確率が高いことになる。
続いて、図4を参照して、本発明の実施の形態1にかかるポータルサーバ20の入力フォーム関連度更新処理について説明する。図4は、本発明の実施の形態1にかかるポータルサーバ20の入力フォーム関連度更新処理の一例を示すフローチャートである。ここでは、図3に示すように、入力フォーム関連度保持部25に関連度が保持されている場合について説明する。
ポータル操作受付部21は、ユーザから入力フォームに入力された設定値の入力を受ける(ステップS1)。具体的には、クライアント端末10のブラウザ実行部11は、入力部13からのユーザによる入力フォームに対する設定値の入力に応じて出力された入力情報に基づいて、ポータルサーバ20のポータル操作受付部21にその設定値の設定をリクエストするリクエスト情報を生成する。このリクエスト情報は、ユーザによって入力された設定値と、その設定値が入力された入力フォームとを示す。ブラウザ実行部11は、生成したリクエスト情報をポータル操作受付部21に送信する。ポータルサーバ20のポータル操作受付部21は、ブラウザ実行部11から送信されたリクエスト情報を受信する。これによって、ポータル操作受付部21は、ユーザから入力フォームに入力された設定値として、リクエスト情報が示す設定値の入力を受けることになる。
ポータル操作受付部21は、入力された設定値を入力フォーム設定値保持部24に保存する(ステップS2)。具体的には、ポータル操作受付部21は、クライアント端末10から受信したリクエスト情報が示す設定値で、入力フォーム設定値保持部24に格納された設定値のうち、そのリクエスト情報が示す入力フォームに対応する設定値を更新する。例えば、ポートレット1の入力フォームを介してポートレット1に対して「東京」が入力された場合、図2に示すように、入力フォーム設定値保持部24におけるポートレット1の入力フォームに対応する設定値を「東京」に設定する。また、ここでは、ポートレット2の入力フォームを介してポートレット2に対して「東京」が設定されており、ポートレット3の入力フォームを介してポートレット3に対して「横浜」が設定されており、ポートレット4の入力フォームを介してポートレット4に対して「横浜」が設定されているものとする。この場合、入力フォーム設定値保持部24が保持する設定値は、図2に示す通りとなる。そして、ポータル操作受付部21は、設定値が入力されたポートレット1の入力フォームと、他のポートレットの入力フォームとの間の関連度の更新を指示する指示情報を入力フォーム関連度管理部22に出力する。この指示情報は、リクエスト情報で示された、ユーザによって設定値が入力された入力フォームを示す。
入力フォーム関連度管理部22は、ポータル操作受付部21からの指示情報の出力に応じて、入力フォーム設定値保持部24が保持する設定値に基づいて、入力フォーム関連度保持部25が保持する入力フォーム間の関連度を更新する(ステップS3〜S7)。ステップS3〜S7では、設定値が入力された入力フォームに対応する設定値と、その他の入力フォームに対応する設定値とを比較して、入力フォーム間の関連度の更新を行う。設定値が入力された入力フォーム以外の入力フォームのそれぞれに対応する設定値は、順次、設定値が入力された入力フォームに対応する設定値と比較される(S3、S7)。なお、入力フォーム関連度管理部22は、設定値が入力された入力フォームを、指示情報を参照して特定する。
ここでは、その他の入力フォームに対応する設定値として、ポートレット2の入力フォームに対応する設定値、ポートレット3の入力フォームに対応する設定値、ポートレット4の入力フォームに対応する設定値の順に、設定値を比較する場合について例示する。しかし、設定値が入力された入力フォーム以外の入力フォームのそれぞれに対応する設定値を比較する順序は、任意の順序としてよい。以下、S3〜S7の処理について、詳細に説明する。
まず、入力フォーム関連度管理部22は、ポートレット1の入力フォームに対応する設定値と、ポートレット2の入力フォームに対応する設定値とを比較する(ステップS4)。各入力フォームに対応する設定値は、入力フォーム設定値保持部24から取得する。ここで、各入力フォームに対応する設定値は、図2に示す通りであるものとする。そして、入力フォーム関連度管理部22は、比較した設定値が同じであるか否かを判定する(ステップS5)。
入力フォーム間の設定値が同じであれば(ステップS5のYes)、その入力フォーム間の関連度を増加させる(ステップS6)。図2においては、ポートレット1の入力フォームに対応する設定値と、ポートレット2の入力フォームに対応する設定値とは、共に「東京」であり、同一である(ステップS5のYes)。そのため、入力フォーム関連度管理部22は、入力フォーム関連度保持部25に保持された関連度における、ポートレット1の入力フォームとポートレット2の入力フォームとの関連度を1増加するように更新する(ステップS6)。なお、入力フォーム間の設定値が同じでなければ(ステップS5のNo)、その入力フォーム間の関連度は増加されず、そのままの値が維持される。
次に、入力フォーム関連度管理部22は、ポートレット1の入力フォームに対応する設定値と、ポートレット3の入力フォームに対応する設定値とを比較する(ステップ、S7、S3、S4)。そして、入力フォーム関連度管理部22は、比較した設定値が同じであるか否かを比較する(ステップS5)。
図2においては、ポートレット1の入力フォームに対応する設定値と、ポートレット3の入力フォームに対応する設定値とは、「東京」と「横浜」であり、同一でない(ステップS5のNo)。そのため、入力フォーム関連度管理部22は、入力フォーム関連度保持部25に保持された関連度における、ポートレット1の入力フォームとポートレット3の入力フォームとの関連度を増加せず、そのままの値を維持する。
次に、入力フォーム関連度管理部22は、ポートレット1の入力フォームに対応する設定値と、ポートレット4の入力フォームに対応する設定値とを比較する(ステップ、S7、S3、S4)。そして、入力フォーム関連度管理部22は、比較した設定値が同じであるか否かを比較する(ステップS5)。
図2においては、ポートレット1の入力フォームに対応する設定値と、ポートレット4の入力フォームに対応する設定値とは、「東京」と「横浜」であり、同一でない(ステップS5のNo)。そのため、入力フォーム関連度管理部22は、入力フォーム関連度保持部25に保持された関連度におけるポートレット1の入力フォームとポートレット4の入力フォームとの関連度を増加せず、そのままの値を維持する。
ポートレット1の入力フォームに対応する設定値と、ポートレット4の入力フォームに対応する設定値までの比較が終わると、設定値が入力された入力フォームに対応する設定値と、その他の入力フォームに対応する設定値の全てとの比較が終了することになる(S7)。そのため、入力フォーム関連度管理部22は、入力フォーム関連度更新処理を終了する。
図5は、上述した例の通りに入力フォーム関連度更新処理が行われた場合における、更新後の入力フォーム関連度保持部25が保持する入力フォーム間の関連度を示す図である。なお、図3が、更新前の入力フォーム関連度保持部25が保持する入力フォーム間の関連度であるものとする。図4のステップS6により、ポートレット1の入力フォームとポートレット2の入力フォームとの関連度が「100」から「101」に増加しているのに対し、ポートレット1の入力フォームとポートレット3の入力フォームとの関連度、及び、ポートレット1の入力フォームとポートレット4の入力フォームとの関連度はそのままの値が維持される。
続いて、図6〜図8を参照して、本実施の形態1にかかる通信システムの入力候補表示処理について説明する。図6は、本実施の形態1にかかる通信システムの入力候補表示処理の一例を示したフローチャートである。図7は、実施の形態1にかかる入力候補表示処理によって表示されるポータル画面の一例を示す図である。図8は、実施の形態1にかかる入力候補表示処理において生成されるテーブルの状態の一例について示したものである。
なお、入力フォーム設定値保持部24に保持されている設定値は、図2に示す通りであり、入力フォーム関連度保持部25に保持されている関連度一覧は、図3の通りであるものとする。また、図7に示すように、ポートレット2、ポートレット3、及びポートレット4のそれぞれの入力フォームに対しては、すでに設定値が入力済みであるものとする。
ブラウザ実行部11は、入力フォームに対するフォーカス操作がされたときに(S8)、入力候補の表示をリクエストするリクエスト情報を生成する。このリクエスト情報は、ユーザによってフォーカスされた入力フォームを示す。ブラウザ実行部11は、生成したリクエスト情報をポータル操作受付部21に送信する。ここでは、図7に示すように、ユーザによって、ポートレット1の入力フォームがフォーカスされた場合について説明する。ポータル操作受付部21は、ブラウザ実行部11からのリクエスト情報の送信に応じて、ポートレット1の入力フォームの入力候補リストの生成を指示する指示情報を入力フォーム関連度管理部22に出力する。この指示情報は、リクエスト情報で示された、ユーザによってフォーカスされた入力フォームを示す。
入力フォーム関連度管理部22は、ポータル操作受付部21からの指示情報の出力に応じて、フォーカスされた入力フォームと他の入力フォームとの関連度と、他の入力フォームに対応する設定値とに基づいて、入力候補リストの元となるテーブルを生成する(ステップS9〜S14)。なお、入力フォーム関連度管理部22は、フォーカスされた入力フォームを、指示情報を参照して特定する。このテーブルは、後述するように、他の入力フォームの異なる設定値毎に、複数の行を含む。1つの行には、設定値、及び、その設定値と同一の設定値に対応する他の入力フォームとフォーカスされた入力フォームとの間の関連度の合計を示す情報が含まれる。このテーブルは、例えば、ポータルサーバ20が有する記憶装置上に、関連度と設定値とのそれぞれを配列の形式で保持することで実現される。そして、テーブルにおける関連度の合計の高い順に並べ替えられた設定値が、入力候補リストとしてクライアント端末10において表示される(ステップS15、S16)。なお、この並べ替えは、上記の配列における関連度及び設定値を並べ替えることによって行われる。
ここでは、その他の入力フォームとして、ポートレット2の入力フォーム、ポートレット3の入力フォーム、ポートレット4の入力フォームの順に、処理を行った場合について例示する。しかし、フォーカスされた入力フォーム以外の入力フォームのそれぞれに処理する順序は、任意の順序としてよい。
まず、入力フォーム関連度管理部22は、入力フォーム設定値保持部24から、ポートレット2の入力フォームに対応する設定値を取得する。さらに、入力フォーム関連度管理部22は、入力フォーム関連度保持部25から、ポートレット1の入力フォームとポートレット2の入力フォームとの間の関連度を取得する(ステップS10)。ここで、図2に示すように、ポートレット2の入力フォームに対応する設定値は「東京」である。また、図3に示すように、ポートレット1の入力フォームとポートレット2の入力フォームとの間の関連度は、「100」である。そして、入力フォーム関連度管理部22は、ステップS10で取得した設定値「東京」と同じ設定値がテーブル上にあるか否かを判定する(ステップS11)。
同じ設定値がテーブル上にあれば(ステップS11のYes)、入力フォーム関連度管理部22は、その設定値に対応する関連度に、ステップS10で取得した関連度を加算する(ステップS12)。同じ設定値がテーブル上になければ(ステップS11のNo)、入力フォーム関連度管理部22は、その設定値、及び、ステップS10で取得した関連度を示す新規の行をテーブルに追加する(ステップS13)。
ここでは、テーブルには、設定値と関連度を示す行は、1行も追加されていない。そのため、ステップS10で取得した設定値「東京」は、テーブル上に存在しないので(ステップS11のNo)、入力フォーム関連度管理部22は、取得した設定値「東京」及び関連度「100」を示す新規の行をテーブルに追加する(ステップS13)。これによって、テーブルは、図8(a)に示す状態となる。すなわち、テーブルの1行目に、設定値「東京」と関連度「100」とを示す行が追加される。図8(a)に示すテーブルにおいて、左の欄は関連度の合計を示し、右の欄は設定値を示す。これは、後述する図8(b)〜(d)においても同様である。
次に、入力フォーム関連度管理部22は、入力フォーム設定値保持部24から、ポートレット3の入力フォームに対応する設定値を取得する。さらに、入力フォーム関連度管理部22は、入力フォーム関連度保持部25から、ポートレット1の入力フォームとポートレット3の入力フォームとの間の関連度を取得する(ステップS14、S9、S10)。ここで、図2に示すように、ポートレット3の入力フォームに対応する設定値は「横浜」である。また、図3に示すように、ポートレット1の入力フォームとポートレット3の入力フォームとの間の関連度は、「50」である。そして、入力フォーム関連度管理部22は、ステップS10で取得した設定値「横浜」と同じ設定値がテーブル上にあるか否かを判定する(ステップS11)。
ここでは、ステップS10で取得した設定値「横浜」を示す行は、テーブル上に存在しないので(ステップS11のNo)、入力フォーム関連度管理部22は、取得した設定値「横浜」及び関連度「50」を示す新規の行をテーブルに追加する(ステップS13)。これによって、テーブルは、図8(b)に示す状態となる。すなわち、テーブルの2行目に、設定値「横浜」と関連度「50」とを示す行が追加される。
次に、入力フォーム関連度管理部22は、入力フォーム設定値保持部24から、ポートレット4の入力フォームに対応する設定値を取得する。さらに、入力フォーム関連度管理部22は、入力フォーム関連度保持部25から、ポートレット1の入力フォームとポートレット4の入力フォームとの間の関連度を取得する(ステップS14、S9、S10)。ここで、図2に示すように、ポートレット4の入力フォームに対応する設定値は「横浜」である。また、図3に示すように、ポートレット1の入力フォームとポートレット4の入力フォームとの間の関連度は、「70」である。そして、入力フォーム関連度管理部22は、ステップS10で取得した設定値「横浜」と同じ設定値がテーブル上にあるか否かを判定する(ステップS11)。
ここでは、ステップS10で取得した設定値「横浜」を示す行は、テーブル上の2行目に存在するので(ステップS11のYes)、入力フォーム関連度管理部22は、2行目の関連度の合計「50」に、ステップS10で取得した関連度「70」を加算する(ステップS13)。これによって、テーブルは、図8(c)に示す状態となる。すなわち、テーブルの2行目は、設定値「横浜」と関連度「120」とを示す行に更新される。
これによって、ポートレット4の入力フォームまでの処理が終了する(ステップS14)。入力フォーム関連度管理部22は、テーブルの各行を、関連度の合計が高い順に並べ替える(ステップS15)。
ステップS14の終了時におけるテーブルでは、図8(c)に示すように、2行目の設定値「横浜」に対応する関連度の合計「120」は、1行目の設定値「東京」に対応する関連度の合計「100」よりも高い。そのため、入力フォーム関連度管理部22は、ステップS15においてこの2つの行を並べ替える。これによって、テーブルは、8(d)に示す状態となる。
入力フォーム関連度管理部22は、テーブルにおける並び替え後のテーブルを、入力候補情報としてポータル画面生成部23に出力する。ポータル画面生成部23は、入力フォーム関連度管理部22から出力されたテーブルの並び順で入力候補となる設定値を示す入力候補リストを表示する入力候補リスト情報を生成する。ポータル画面生成部23は、生成した入力候補リスト情報をブラウザ実行部11に送信する。ブラウザ実行部11は、入力候補リスト情報に基づいて、入力候補リストを表示部12に表示する。これによって、クライアント端末10の表示部12において、入力候補リストがポートレット1の入力フォームに付随して表示される(ステップS16)。
入力候補リストは、図7に示すように、ポートレット1の入力フォームの下に、それぞれに対応する関連度の合計の高い順に、設定値「横浜」及び設定値「東京」を示す表示となる。ユーザは、入力部13によって、入力候補リストのいずれかの設定値を選択する入力を行うのみで、ポートレット1の入力フォームに選択した設定値を手間なく入力することができる。
上述したように、入力候補リストでは、他の入力フォームに対応する設定値が、関連度の合計が高い順に表示される。この関連度の合計は、同一の設定値に対応する他の入力フォームが複数ある場合に、それらの他の入力フォームとフォーカスされた入力フォームとの間の関連度のそれぞれが合計された値である。したがって、総合的に見て、フォーカスされた入力フォームと同一の設定値が入力される傾向にある他の入力フォームの多くで入力して設定されている設定値の順番で、それらの設定値を入力候補として表示することができる。
これによって、入力候補リストとして、フォーカスされた入力フォームに近い位置から、関連度の合計が高い順に設定値が表示される。図7に示すように、設定値「横浜」に対応する関連度の合計「120」は、設定値「東京」に対応する関連度の合計「100」よりも高いため、入力候補リストにおいて「横浜」は「東京」よりも入力フォームに近い位置に表示される。そのため、「横浜」は「東京」よりも、入力フォームをフォーカスしている状態から選択し易くなる。
以上の処理において、ポートレット1、ポートレット2、ポートレット3、及びポートレット4のうち、設定値が設定されていないものがあっても、同様にして、入力候補リストを表示することが可能である。例えば、ポートレット4の入力フォームを介して設定値が一度も入力されていない場合には、図2において、ポートレット4の入力フォームに対応する設定値は未入力となり、図3において、ポートレット1の入力フォームとポートレット4の入力フォームとの関連度は「0」となる。この場合は、入力候補表示処理において、ポートレット4の入力フォームに対しては、ステップS10〜S13の処理は実行されない。そのため、最終的なテーブルの内容は、図8(c)の状態となる。すなわち、設定値「東京」の方が、設定値「横浜」よりも関連度の合計が高くなる。この場合、ステップS15においてテーブルの並び替えは行われず、図9に示す通り、入力候補リストにおいて「東京」が「横浜」よりも入力フォームに近い位置に表示される(ステップS16)。
なお、上述した説明では、入力候補リストにおいて入力候補が2つである場合について例示したが、入力候補リストにおける入力候補の数は、これに限られない。例えば、ポートレット2〜4のそれぞれの設定値が異なる場合は、それぞれの設定値が関連度の高い順に表示されることになる。
以上に説明したように、本実施の形態1では、入力フォームに入力することによって設定値を設定したときに、他の入力フォームの設定値と同一である場合には、それらの入力フォーム間の関連度を増加させることで、同一の時期に同一の設定値を設定するための入力がされ易い入力フォーム同士の関連度が高くなるように学習されることになる。これによれば、上述したポートレットのように、ユーザの現在の状況の変化に応じて、ユーザの現在の状況に応じた設定値を入力することが必要となった場合であっても、同様の設定が必要な他の入力フォームに設定値が設定されていれば、それを優先的に入力候補として表示することができる。
例えば、上述した実施の形態1によれば、設定した地域の天気予報を表示するポートレットと、設定した地域の公共交通機関の運行状況を表示するポートレットとは、共に、それぞれの入力フォームを介して、ユーザが住んでいる地域が設定されため、それらの入力フォーム間の関連度は高くなる。よって、その一方のポートレットに対して現在住んでいる地域を設定済みであれば、他方のポートレットの入力フォームをフォーカスしたときに、設定済みの現在住んでいる地域が優先的に入力候補として表示される。これによれば、ユーザが所望する入力候補を優先的に提供して、ユーザが入力する手間を軽減することができる。
このように、ユーザがポータルサーバ20の提供するポータルシステムを使用して(ポートレットの入力フォームに対する設定値の入力を繰り返して)学習が進むことで、ポートレットの入力フォーム間の関連度の確からしさを向上することができる。よって、学習が進めば、入力候補リストにおいて、入力フォームの直近に、より適切な設定値が入力候補として表示されることになるため、ユーザは、より簡単に設定値を選択して入力することが可能となる。
<発明の実施の形態2>
続いて、本発明の実施の形態2について説明する。図6を参照して説明した実施の形態1にかかる入力候補表示処理は、次に説明するようにも変形することができる。図10は、実施の形態2にかかる通信システムの入力候補表示処理の一例を示すフローチャートである。図10においては、図6を参照して説明した入力候補表示処理における処理と同一の処理については、同一の符号を付し、適宜、その説明を省略する。図10に示すように、本実施の形態2にかかる入力候補表示処理は、図6に示す入力候補表示処理と比較して、S12、S13に代えて、S17、S18が実行される。実施の形態2にかかる入力候補表示処理では、実施の形態1にかかる入力候補表示処理と比較して、テーブルに保持する関連度の算出方法が異なる。
なお、入力フォーム設定値保持部24に保持されている設定値は、図2に示す通りであり、入力フォーム関連度保持部25に保持されている関連度一覧は、図3の通りであるものとする。また、図12に示すように、ポートレット2、ポートレット3、及びポートレット4のそれぞれの入力フォームに対しては、すでに設定値が入力済みであるものとする。また、ここでは、ユーザによって、ポートレット1の入力フォームがフォーカスされた場合について説明する。
入力フォーム関連度管理部22は、ポータル操作受付部21からの指示情報の出力に応じて、フォーカスされた入力フォームと他の入力フォームとの関連度と、他の入力フォームに対応する設定値とに基づいて、入力候補リストの元となるテーブルを生成する(ステップS9〜S11、S14、S17、S18)。ここで、実施の形態2では、このテーブルの1つの行には、設定値、及び、その設定値と同一の設定値に対応する他の入力フォームとフォーカスされた入力フォームとの間の関連度を2乗した値の合計を示す情報が含まれる。そして、テーブルにおける関連度の合計の高い順に並べ替えられた設定値が、入力候補リストとしてクライアント端末10において表示される(ステップS15、S16)。
ここでは、実施の形態1と同様に、その他の入力フォームとして、ポートレット2の入力フォーム、ポートレット3の入力フォーム、ポートレット4の入力フォームの順に、処理を行った場合について例示する。しかし、フォーカスされた入力フォーム以外の入力フォームのそれぞれに処理する順序は、任意の順序としてよい。
実施の形態2では、同じ設定値がテーブル上にあれば(ステップS11のYes)、入力フォーム関連度管理部22は、その設定値に対応する関連度に、ステップS10で取得した関連度を2乗して加算する(ステップS17)。同じ設定値がテーブル上になければ(ステップS11のNo)、入力フォーム関連度管理部22は、その設定値、及び、ステップS10で取得した関連度を2乗した関連度を示す新規の行をテーブルに追加する(ステップS18)。
最初に、ポートレット2に関する設定値「東京」及び関連度「100」が取得される(ステップS10)。ステップS10で取得した設定値「東京」は、テーブル上に存在しないので(ステップS11のNo)、入力フォーム関連度管理部22は、取得した設定値「東京」及び関連度「100」を2乗した関連度「10000」示す新規の行をテーブルに追加する(ステップS18)。これによって、テーブルは、図11(a)に示す状態となる。すなわち、テーブルの1行目に、設定値「東京」と関連度「10000」とを示す行が追加される。図11(a)に示すテーブルにおいて、左の欄は関連度の合計を示し、右の欄は設定値を示す。これは、後述する図11(b)〜(d)においても同様である。
次に、ポートレット3に関する設定値「横浜」及び関連度「50」が取得される(ステップS10)。ステップS10で取得した設定値「横浜」を示す行は、テーブル上に存在しないので(ステップS11のNo)、入力フォーム関連度管理部22は、取得した設定値「横浜」及び2乗した関連度「2500」を示す新規の行をテーブルに追加する(ステップS13)。これによって、テーブルは、図11(b)に示す状態となる。すなわち、テーブルの2行目に、設定値「横浜」と関連度「50」を2乗した関連度「2500」とを示す行が追加される。
次に、ポートレット4に関する設定値「横浜」及び関連度「70」が取得される(ステップS10)。ステップS10で取得した設定値「横浜」を示す行は、テーブル上の2行目に存在するので(ステップS11のYes)、入力フォーム関連度管理部22は、2行目の関連度の合計「2500」に、ステップS10で取得した関連度「70」を2乗した関連度「4900」を加算する(ステップS13)。これによって、テーブルは、図11(c)に示す状態となる。すなわち、テーブルの2行目は、設定値「横浜」と関連度「740」とを示す行に更新される。
これによって、ポートレット4の入力フォームまでの処理が終了する(ステップS14)。入力フォーム関連度管理部22は、テーブルの各行を、関連度の合計が高い順に並べ替える(ステップS15)。
ステップS14の終了時におけるテーブルでは、図11(c)に示すように、1行目の設定値「東京」に対応する関連度の合計「10000」は、1行目の設定値「横浜」に対応する関連度の合計「7400」よりも高い。そのため、入力フォーム関連度管理部22は、ステップS15においてこの2つの行は並べ替えない。これによって、テーブルは、図11(d)に示す状態となる。すなわち、図11(c)に示す状態が維持される。
そのため、ステップS16で表示される入力候補リストは、図12に示すように、ポートレット1の入力フォームの下に、それぞれに対応する関連度の合計の高い順に、設定値「東京」及び設定値「横浜」を示す表示となる。ユーザは、入力部13によって、入力候補リストのいずれかの設定値を選択する入力を行うのみで、ポートレット1の入力フォームに選択した設定値を手間なく入力することができる。
上述したように、入力候補リストでは、他の入力フォームに対応する設定値が、関連度の合計が高い順に表示される。この関連度に合計される関連度は、入力フォーム間の関連度を2乗した関連度である。すなわち、元となる入力フォーム間の関連度が大きいほど、2乗した関連度及びそれを合計した関連度も、より大きな値となる。したがって、フォーカスされた入力フォームと同一の設定値が入力される傾向にある他の入力フォームのうちでも、特に同一の設定値が入力され易い入力フォームで入力して設定されている設定値の順番で、それらの設定値を入力候補として表示することができる。
これによって、入力候補リストとして、フォーカスされた入力フォームに近い位置から、関連度の合計が高い順に設定値が表示される。図12に示すように、設定値「東京」に対応する関連度の合計「10000」は、設定値「横浜」に対応する関連度の合計「7400」よりも高いため、入力候補リストにおいて「東京」は「横浜」よりも入力フォームに近い位置に表示される。そのため、「東京」は「横浜」よりも、入力フォームをフォーカスしている状態から選択し易くなる。
なお、ステップS15においては、入力フォーム関連度管理部22は、テーブルの各行に保持された2乗した関連度の合計の平方根(ルート)を計算してから、計算した平方根に基づいて並べ替えをしてもよい。すなわち、テーブル上の設定値「東京」に対応する関連度をsqrt(10000)=100に更新して、設定値「横浜」に対応する関連度をsqrt(7400)=86.02に更新してから、並べ替えを行ってもよい。なお、ここでは、平方根は、小数点3桁目で四捨五入を行い、小数点2桁目までを残した場合について例示している。
<発明の実施の形態の概要>
ここで、本発明の実施の形態の概要について説明する。図13を参照して、本発明の実施の形態にかかるポータルサーバ20の概略構成となる入力支援装置9について説明する。図13は、本発明の実施の形態にかかる入力支援装置9の一例を示す全体構成図である。
入力支援装置9は、設定記憶部91、設定制御部92、及び、入力候補制御部93を有する。入力支援装置9は、複数の設定項目に設定された設定内容に基づいて、ユーザのクライアント装置8に表示する表示内容を生成してクライアント装置8に提供する。設定項目には、ユーザの現在の状況に応じた設定内容が設定される。また、入力支援装置9は、クライアント装置8から設定項目に対して設定内容の設定を受ける場合に、クライアント装置8における設定内容の入力を支援する。
設定記憶部91は、複数の設定情報が格納される。複数の設定情報のそれぞれは、複数の設定項目のそれぞれに対して設定された設定内容を示す。設定記憶部91は、入力フォーム設定値保持部24に対応する。
設定制御部92は、クライアント装置8においてユーザが設定項目に対して入力した設定内容を示す入力情報をクライアント装置8から受信する。設定制御部92は、受信した入力情報が示す設定内容で、設定記憶部91においてユーザからの入力対象となった設定項目の設定情報を更新する。設定制御部92は、ポータル操作受付部21に対応する。
入力候補制御部93は、クライアント装置8においてユーザが設定項目に対して設定内容を入力するときに、設定記憶部91に格納された他の設定項目の設定情報が示す設定内容を入力候補としてクライアント装置8に提供する。入力候補制御部93は、入力フォーム関連度管理部22及びポータル画面生成部23に対応する。
続いて、本発明の実施の形態にかかる入力支援装置9の処理について説明する。設定制御部92は、クライアント装置8においてユーザが設定項目に対して入力した設定内容を示す入力情報をクライアント装置8から受信する。設定制御部92は、受信した入力情報が示す設定内容で、設定記憶部91においてユーザからの入力対象となった設定項目の設定情報を更新する。他方、入力候補制御部93は、クライアント装置8においてユーザが設定項目に対して設定内容を入力するときに、設定記憶部91に格納された他の設定項目の設定情報が示す設定内容を入力候補としてクライアント装置8に提供する。
以上に説明した処理によれば、各設定項目に対して、ユーザから設定内容が入力された場合、最後に入力された設定内容が各設定項目に対して保持されることになる。そして、ユーザが、ある設定項目に対して入力するときには、他の設定項目に対して最後に入力された設定内容が入力候補としてユーザに提供される。そのため、ユーザが現在の状況に応じた最新の設定内容を入力したい場合であっても、ユーザが所望する入力候補を提供して、ユーザが入力する手間を軽減することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
入力候補リストにおける入力候補(設定値)の表示順序を決定づける、テーブルにおける関連度の算出方法は、上述した実施の形態において例示したものに限られない。入力フォーム関連度保持部25における関連度の高い入力フォームに対応する設定値が、フォーカスされた入力フォームにより近い位置に優先的に表示されるようにするものであれば、その他の算出方法を採用することができる。例えば、テーブルに保持する関連度を、入力フォーム関連度保持部25における関連度を3乗した関連度としてもよい。
上述した実施の形態では、入力フォーム関連度保持部25において、入力フォーム間の関連度をユーザ毎に個別に管理するようにしていたが、これに限られない。ポータルサーバ20が提供するポータルシステムを利用する全ユーザで、入力フォーム間の関連度を共有するようにしてもよい。例えば、ユーザ1が、ユーザ1のポータル画面において、ポートレット1の入力フォームを介して設定値「東京」が設定されているときに、ポートレット2の入力フォームを介して設定値「東京」と入力した場合には、入力フォーム関連度保持部25が保持するポートレット1の入力フォームとポートレット2の入力フォームとの関連度を1増加する。それとは別に、ユーザ2が、ユーザ2のポータル画面において、ポートレット1の入力フォームを介して設定値「横浜」が設定されているときに、ポートレット2の入力フォームを介して設定値「横浜」と入力した場合には、上記ユーザ1の操作によって関連度が更新された、ポートレット1の入力フォームとポートレット2の入力フォームとの関連度を1増加するようにしてもよい。このようにすれば、各ユーザによるポータルシステムの利用に応じて、個人の使い方に左右されない入力フォーム間の関連度を定義することができる。また、同じポータルシステムを利用する全ユーザではなく、全ユーザのうち、所定のグループ単位のユーザ毎に、入力フォーム間の関連度を共有するようにしてもよい。
上述した本実施の形態における入力フォーム関連度更新処理では、図4のステップS5においては、比較した設定値の文字列同士が完全一致している場合に、入力フォーム間の関連度を増加させるようにしていたが、これに限られない。比較した設定値の文字列同士が類似している場合にも、入力フォーム間の関連度を増加させるようにしてもよい。例えば、類似あいまい検索のように、設定値の文字列同士が部分的に一致している場合でも、入力フォーム間の関連度を増加させるようにしてもよい。また、例えば、「東京」と「とうきょう」のように、設定値の文字列同士が実質的に同一の内容である場合又は文字種のみ異なる場合にも、入力フォーム間の関連度を増加させるようにしてもよい。また、上述した実施の形態では、関連度を1ずつ増加させるようにしているが、関連度を増加する値は、これに限られない。例えば、2ずつ増加させるようにしてもよく、設定値が入力された入力フォーム毎に異なる値としてもよい。
上述した実施の形態では、本発明をポータルサーバが提供するポータルシステムに適用した場合について例示したが、ウェブサーバが提供するウェブシステムに適用するようにしてもよい。すなわち、ウェブシステムが提供するウェブページ画面における入力フォーム間の関連度を管理して、それに基づいて入力候補リストを表示することも可能である。
本発明の実施の形態にかかるクライアント端末及びポータルサーバは、上述の実施の形態の機能を実現するプログラムを、クライアント端末及びポータルサーバ(コンピュータ)又はコンピュータが有するプロセッサ(CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit))が実行することによって、構成することが可能である。
また、このプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
また、コンピュータが上述の実施の形態の機能を実現するプログラムを実行することにより、上述の実施の形態の機能が実現される場合だけでなく、このプログラムが、コンピュータ上で稼動しているOS(Operating System)もしくはアプリケーションソフトウェアと共同して、上述の実施の形態の機能を実現する場合も、本発明の実施の形態に含まれる。さらに、このプログラムの処理の全てもしくは一部がコンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットによって行われて、上述の実施の形態の機能が実現される場合も、本発明の実施の形態に含まれる。
8 クライアント装置
9 入力支援装置
10 クライアント端末
11 ブラウザ実行部
12 表示部
13 入力部
20 ポータルサーバ
21 ポータル操作受付部
22 入力フォーム関連度管理部
23 ポータル画面生成部
24 入力フォーム設定値保持部
25 入力フォーム関連度保持部
91 設定記憶部
92 設定制御部
93 入力候補制御部

Claims (9)

  1. 複数の設定項目に設定された、ユーザの現在の状況に応じた設定内容に基づいて、前記ユーザのクライアント装置に表示する表示内容を生成して前記クライアント装置に提供するとともに、前記クライアント装置から前記設定項目に対して設定内容の設定を受ける場合に、前記クライアント装置における設定内容の入力を支援する入力支援装置であって、
    それぞれが、前記複数の設定項目のそれぞれに対して設定された設定内容を示す複数の設定情報が格納される設定記憶部と、
    前記クライアント装置において前記ユーザが前記設定項目に対して入力した設定内容を示す入力情報を前記クライアント装置から受信して、受信した入力情報が示す設定内容で、前記設定記憶部において前記ユーザからの入力対象となった設定項目の設定情報を更新する設定制御部と、
    前記クライアント装置において前記ユーザが前記設定項目に対して設定内容を入力するときに、前記設定記憶部に格納された他の設定項目の設定情報が示す設定内容を入力候補として前記クライアント装置に提供する入力候補制御部と、
    を備えた入力支援装置。
  2. 前記サーバ装置は、さらに、
    前記設定項目間の関連度を示す関連度情報が格納される関連度記憶部と、
    前記設定項目に対して入力された設定内容が、前記設定記憶部に格納された他の設定項目の設定情報が示す設定内容と同一又は類似である場合、前記関連度記憶部に格納された関連度情報において、当該設定情報が入力された設定項目と当該他の設定項目との間の関連度が、より高くなるように更新する関連度管理部と、を備え、
    前記入力候補制御部は、前記関連度記憶部に格納された関連度情報に基づいて、前記他の設定項目の設定情報が示す設定内容の優先度を、当該他の設定項目と前記設定内容が入力される設定項目との関連度の高さに応じた高さとなるように算出し、算出した優先度の高い順に、前記他の設定項目の設定情報が示す設定内容が表示されるように、前記入力候補を提供する、
    請求項1に記載の入力支援装置。
  3. 前記入力候補制御部は、前記他の設定項目の設定情報が示す設定内容が、それとは異なる前記他の設定項目の設定情報が示す設定内容と同一である場合、それらの設定項目の優先度を加算した優先度を、当該設定内容の優先度として算出する、
    請求項2に記載の入力支援装置。
  4. 前記入力候補制御部は、前記他の設定項目と前記設定内容が入力される設定項目との関連度を、当該他の設定項目の設定情報が示す設定内容の優先度として算出する、
    請求項2又は3に記載の入力支援装置。
  5. 前記入力候補制御部は、前記他の設定項目と前記設定内容が入力される設定項目との関連度を2乗した関連度を、当該他の設定項目の設定情報が示す設定内容の優先度として算出する、
    請求項2又は3に記載の入力支援装置。
  6. 前記入力支援装置は、前記クライアント装置に対して、前記設定項目に対して設定する設定内容を入力するための入力フォームを提供するものであって、
    前記入力候補制御部は、前記優先度の高いほど、前記ユーザが前記設定内容を入力する入力フォームにより近い位置に、前記他の設定項目の設定情報が示す設定内容がされるように、前記入力候補を提供する、
    請求項2乃至5のいずれか1項に記載の入力支援装置。
  7. 前記入力支援装置は、前記設定項目に設定された設定内容に応じた表示内容のポートレットを前記クライアント装置に対して提供するものであって、
    前記入力フォームは、前記ポートレットにおける入力フォームである、
    請求項6に記載の入力支援装置。
  8. 複数の設定項目に設定された、ユーザの現在の状況に応じた設定内容に基づいて、前記ユーザのクライアント装置に表示する表示内容を生成して前記クライアント装置に提供するとともに、前記クライアント装置から前記設定項目に対して設定内容の設定を受ける場合に、前記クライアント装置における設定内容の入力を支援する入力支援方法であって、
    前記クライアント装置において前記ユーザが前記設定項目に対して入力した設定内容を示す入力情報を前記クライアント装置から受信するステップと、
    それぞれが、前記複数の設定項目のそれぞれに対して設定された設定内容を示す複数の設定情報が格納される設定記憶部において、前記ユーザからの入力対象となった設定項目の設定情報を、前記受信した入力情報が示す設定内容で更新するステップと、
    前記クライアント装置において前記ユーザが前記設定項目に対して設定内容を入力するときに、前記設定記憶部に格納された他の設定項目の設定情報が示す設定内容を入力候補として前記クライアント装置に提供するステップと、
    を備えた入力支援方法。
  9. 複数の設定項目に設定された、ユーザの現在の状況に応じた設定内容に基づいて、前記ユーザのクライアント装置に表示する表示内容を生成して前記クライアント装置に提供するとともに、前記クライアント装置から前記設定項目に対して設定内容の設定を受ける場合に、前記クライアント装置における設定内容の入力を支援するための入力支援プログラムであって、
    前記クライアント装置において前記ユーザが前記設定項目に対して入力した設定内容を示す入力情報を前記クライアント装置から受信する処理と、
    それぞれが、前記複数の設定項目のそれぞれに対して設定された設定内容を示す複数の設定情報が格納される設定記憶部において、前記ユーザからの入力対象となった設定項目の設定情報を、前記受信した入力情報が示す設定内容で更新する処理と、
    前記クライアント装置において前記ユーザが前記設定項目に対して設定内容を入力するときに、前記設定記憶部に格納された他の設定項目の設定情報が示す設定内容を入力候補として前記クライアント装置に提供する処理と、
    をコンピュータに実行させる入力支援プログラム。
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