JP2016224899A - 画像形成システムおよび画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの使用状況に応じた、画像形成装置の最適配置を提案できるシステムの提供。
【解決手段】サーバは、画像形成装置からジョブ履歴を収集しジョブ履歴DBに格納するジョブ履歴収集部と、ジョブ履歴DBに格納されたジョブの履歴、ユーザ端末、及びユーザ端末及び画像形成装置の位置が登録されたマップ情報を関連付けて画像形成装置におけるユーザ端末ごとマップごとの使用状況が記録されたテーブルを作成するテーブル作成部と、ジョブ履歴DBに基づいて、ユーザ端末ごと及び画像形成装置ごとのアイドル時間帯および稼働時間帯を整理して使用時間帯情報を生成する使用時間帯管理部と、テーブル、マップ情報、及び使用時間帯情報に基づいて、ユーザ端末ごとに使用に最適な画像形成装置を提案する最適配置提案部とを備える。
【選択図】図17

Description

本発明は、マッピングした画像形成装置(MFP、Multifunction Peripheral)の配置の最適化に関する。
従来、大企業等では1つのフロアに多数の端末装置(ユーザー端末)及びそれらに接続する多数のデバイス(画像形成装置、MFP)が設置されることが多い。職場が複数のフロアにまたがることもあり、それらのデバイスは数100台規模になることもある。そのような場合、デバイスの管理者等はそれらのデバイスを適切かつ能率的に管理する必要がある。そのような管理を支援する技術として各種のものが提案されている。例えば、印刷機器から状態、位置、どのような通信路を使用しているかの情報を取得し、レイアウト図として表示する技術がある(例えば特許文献1参照)。
特開2006−277602号公報
ところで、特許文献1に開示の技術では、管理対象のデバイス自体が正確な位置情報を保持している必要がある。レイアウト上での印刷機器間の情報だけで周りのユーザー環境(例えば、印刷機器まわりにどの程度ユーザーが存在するのか)が分からないという課題があり、容易に把握可能とする技術が求められていた。
また、フロアのレイアウト図上に画像形成装置をマッピングすることは、画像形成装置の配置に関する現状を把握することには有効であるが、ユーザーによる画像形成装置の使用状況を考慮して画像形成装置の最適な配置を提案することは行われていなかった。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、ユーザーの使用状況に応じた、画像形成装置の最適配置を提案できる画像形成システムおよび画像形成方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る画像形成システムは、ネットワークで接続された、サーバーと1以上の画像形成装置と1以上のユーザー端末とを含み、前記サーバーは、前記1以上の画像形成装置および前記1以上のユーザー端末と通信可能な第1の通信部と、前記1以上の画像形成装置において実行されたジョブの履歴が蓄積されたジョブ履歴データベース、前記1以上のユーザー端末および前記1以上の画像形成装置の位置が登録された1以上のマップの情報であるマップ情報、前記1以上の画像形成装置における前記1以上のユーザー端末ごと前記1以上のマップごとの使用状況が記録されたデバイス使用頻度状況テーブル、および前記1以上の画像形成装置におけるアイドル時間帯および稼働時間帯が整理された使用時間帯情報が記憶された記憶部と、前記1以上の画像形成装置の各々から実行されたジョブの履歴を収集し前記ジョブ履歴データベースに格納するジョブ履歴収集部と、前記ジョブ履歴データベースに格納されたジョブの履歴、前記1以上のユーザー端末、および前記1以上のマップを関連付けて前記デバイス使用頻度状況テーブルを作成するテーブル作成部と、前記ジョブ履歴データベースに格納されたジョブの履歴に基づいて、前記1以上のユーザー端末ごと及び前記1以上の画像形成装置ごとのアイドル時間帯および稼働時間帯を整理して前記使用時間帯情報を生成する使用時間帯管理部と、前記デバイス使用頻度状況テーブル、前記マップ情報、および前記使用時間帯情報に基づいて、前記1以上のユーザー端末ごとに使用に最適な画像形成装置を提案する最適配置提案部とを備え、前記1以上の画像形成装置の各々は、前記サーバーおよび前記1以上のユーザー端末と通信可能な第2の通信部と、自装置で実行されたジョブの履歴を前記サーバーに提供するジョブ履歴提供部とを備える。そのため、ユーザーの使用状況に応じた、画像形成装置の最適配置を提案できる。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る画像形成システムでは、前記最適配置提案部は、特定のユーザー端末における前記画像形成装置を使用する時間帯において、前記特定のユーザー端末から最も距離が近い画像形成装置がアイドル時間帯であれば、前記特定のユーザー端末から最も距離が近い画像形成装置を前記特定のユーザー端末に最適な画像形成装置として提案する構成でもよい。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る画像形成システムでは、前記最適配置提案部は、前記特定のユーザー端末における前記画像形成装置を使用する時間帯において、前記特定のユーザー端末から予め定められた距離以内にある画像形成装置がアイドル時間帯ではなく、前記距離より離れた画像形成装置がアイドル時間帯であるとき、前記特定のユーザー端末が通常使う画像形成装置と前記前記距離より離れた画像形成装置の位置を交換して最適化が図れるか否かを判断し、最適化が図れる場合、前記交換を提案する構成でもよい。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る画像形成方法では、1以上の画像形成装置の各々のジョブ履歴提供部が、自装置で実行されたジョブの履歴をサーバーに提供し、前記サーバーのジョブ履歴収集部が、前記1以上の画像形成装置の各々から実行されたジョブの履歴を収集しジョブ履歴データベースに格納し、前記サーバーのテーブル作成部が、前記ジョブ履歴データベースに格納されたジョブの履歴、前記1以上の画像形成装置を使用する1以上のユーザー端末、および前記1以上のユーザー端末および前記1以上の画像形成装置の位置が登録された1以上のマップのマップ情報を関連付けて、前記1以上の画像形成装置における前記1以上のユーザー端末ごと前記1以上のマップごとの使用状況が記録されたデバイス使用頻度状況テーブルを作成し、前記サーバーの使用時間帯管理部が、前記ジョブ履歴データベースに格納されたジョブの履歴に基づいて、前記1以上のユーザー端末ごと及び前記1以上の画像形成装置ごとのアイドル時間帯および稼働時間帯を整理して使用時間帯情報を生成し、前記サーバーの最適配置提案部が、前記デバイス使用頻度状況テーブル、前記マップ情報、および前記使用時間帯情報に基づいて、前記1以上のユーザー端末ごとに使用に最適な画像形成装置を提案する。
以上のように、本発明によれば、ユーザーの使用状況に応じた、画像形成装置の最適配置を提案できる。
第1の実施形態に係る、画像形成システムの概略構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る、サーバーの概略構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る、MFPの概略構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る、ユーザー端末の概略構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る、MFPやユーザー端末のマッピングの対象となるフロアの実の配置例を模式的に示す図である。 第1の実施形態に係る、画像形成システムによるマッピング機能の実施例を模式的に示す図である。 第1の実施形態に係る、マップデータの例を示す図である。 第1の実施形態に係る、マッピング機能の処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る、レイアウト提案処理のフローチャートである。 第1の実施形態に係る、レイアウト提案処理の具体的な業務例を模式的に示す図である。 第1の実施形態に係る、レイアウト提案処理における表示画面例を示す図である。 第2の実施形態に係るサーバー50bが一般的なコンピューターにより構成される場合の構成図である。 第2の実施形態に係るデバイス使用頻度状況テーブル17bの具体例を示す図である。 第2の実施形態に係るMFP10zの構成を概略的に示す構成図である。 第2の実施形態に係る、提案前の現状の具体例を説明する図である。 第2の実施形態に係る、現状を改善するための提案内容の具体例を示す図である。 第2の実施形態に係る画像形成システム1bでの全体的な処理の流れについて説明するためのフローチャートである。 第2の実施形態に係る画像形成システム1bでの最適化提案処理の流れについて説明するためのフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という)について図面を参照して説明する。
以下の実施形態のうち、第1の実施形態では、企業内のフロアにおいて、画像形成装置(MFP、プリンター)や、ユーザー端末(PC、モバイル端末)等のデバイスが用いられ、それらが所定のサーバーによって管理されている場合に、デバイスの配置をマッピングするための技術(マッピング機能)および管理者またはユーザーにより1つのフロア内において画像形成装置を最適配置する提案の方法を説明する。
また、第2の実施形態では、画像形成システムにより複数のフロアに亘って画像形成装置を最適配置する提案について説明する。なお、以下では、画像形成装置としてMFPについて例示する。
<第1の実施形態>
図1は、本実施形態に係る画像形成システム1の概略構成を示すブロック図である。画像形成システム1は、第1〜第mMFP10a〜10mと、サーバー50と、第1〜第nユーザー端末70a〜70nとを備え、それらはネットワーク回線2を介して同一ネットワーク内で接続されている。第1〜第mMFP10a〜10mを区別しない場合は、単に「MFP10」と称する。第1〜第nユーザー端末70a〜70nを区別しない場合は、単に「ユーザー端末70」と称する。ユーザー端末70は、例えば、タブレット端末や、ノートPC、スマートフォンなどである。以下では、主にマッピング機能に着目して各種構成を説明する。
図2はサーバー50の概略構成を示すブロック図である。サーバー50は、MFP10やユーザー端末70を管理するとともに、各種のアプリケーションやデータ等を提供する。ユーザー端末70は、一般的なサーバー機能を有するとともに、本実施形態で特徴的な機能としてマッピング機能を備える。
サーバー50は、マッピング機能を実現する構成として、マップ処理部51を備える。マップ処理部51は、マップ管理部52と、マップデータ部53と、端末管理部60と、デバイス管理部65とを備える。
マップ管理部52は、マップデータ部53と、端末管理部60と、デバイス管理部65を用いて、マッピング機能を制御・実行する。また、マッピング機能を制御・実行する際に、MFP10やユーザー端末70と通信を行う。
マップデータ部53は、マップデータを保持する。マップデータは、オフィス等の配置が記されたベースマップと、ユーザーがユーザー端末70を用いて作成したユーザー作成マップがある。ベースマップを作成するツールがユーザー端末70に提供されてもよい。
端末管理部60は、ユーザー端末70(第1〜第nユーザー端末70a〜70n)の情報を保持し管理する。ユーザー端末70の情報とは、端末のタイプ、使用ユーザーの情報(IDや所属部署等)、ネットワークアドレス(IPアドレス、MACアドレス、Bluetooth(登録商標)アドレス)等である。ユーザー端末70の情報は、マッピング機能専用に保持されてもよいし、一般的なサーバー機能用に登録された情報と共有されるものであってもよい。
デバイス管理部65は、MFP10(第1〜第mMFP10a〜10m)の情報を保持し管理する。具体的には、デバイス管理部65は、デバイスデータ部66と、カタログデータ部67とを備える。
デバイスデータ部66は、MFP10の情報として、デバイス名称、ネットワークアドレス(IPアドレス)、トナー残量、カウンタ値、使用期間等を所持し管理する。
カタログデータ部67は、MFP10のデバイスカタログデータを保持する。例えば、1分間に何枚印刷できるのか、両面印刷できるのかなどの情報や、デバイスの画像データ等を所持する。
図3は、MFP10の概略構成を示すブロック図である。MFP10は、制御部20、通信処理部22、印刷実行処理部31、スキャン実行処理部32、ユーザーIF(インターフェイス)40を備える。
通信処理部22は、有線LANや無線LAN、USB通信、Bluetooth通信、NFC(Near field communication)等の通信インターフェイスであり、外部機器(サーバー50、ユーザー端末70等)と通信可能に接続される。
制御部20は、MPU(Micro-Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備え、印刷出力処理や、原稿等の読み取り処理、その他の各種処理を行う。
また、制御部20は、マッピング機能のMFP10側の動作を実現するために、MFPマップ処理部25を備える。ユーザー端末70がマッピング機能の実行のために、NFCによりコンタクトしてきた場合に、サーバー50にアクセスしてユーザー端末70に対して情報を提供して良いか否かを確認する。確認がとれた場合に、コンタクトしてきたユーザー端末70に対して要求してきた情報を提供する。
印刷実行処理部31は、一般的な印刷実行機能を有し、制御部20からの指示により印刷動作を実行する。スキャン実行処理部32は、一般的な構成であって、スキャナー、プラテンガラス、原稿読取スリット等を備える。
ユーザーIF40は、表示パネル部41と、操作ボタン部42を備える。表示パネル部41は、画像形成装置10に関するステータス情報や操作情報等を表示する。操作ボタン部42は、画像形成装置10に対するユーザー操作を受け付ける。
図4は、ユーザー端末70の概略構成を示すブロック図である。ユーザー端末70は、MPU、ROM、RAM等を備え、各構成要素を統括的に制御する。
ユーザー端末70は、端末制御部72と、通信処理部74と、マッピングアプリケーション部75と、ユーザーIF80とを備える。
端末制御部72は、有線LANや無線LAN、USB通信、Bluetooth通信、NFC通信等の通信インターフェイスであり、MFP10やサーバー50等と通信可能に接続される。
ユーザーIF80は、表示部81と操作部82とを備える。表示部81は、例えば液晶表示デバイスである。操作部82は、ユーザーの操作を受け付けるボタン等である。なお、ユーザー端末70が、タブレット端末やスマートフォンのような端末である場合、表示部81と操作部82とは、それらが一体に構成されるタッチパネル式表示パネルとして設けられる。
マッピングアプリケーション部75は、ユーザー端末70側のマッピング機能を実現するものであって、例えば、モバイルアプリケーションとして実現される。
マッピングアプリケーション部75は、マッピングアプリ管理処理部76と、アプリ側マッピングDB77とを備える。
マッピングアプリ管理処理部76は、マッピング機能の実行処理および認証管理を行う。具体的には、ユーザーがマッピングアプリケーションを立ち上げると、サーバー50にアクセスして認証要求を行う。サーバー50で認証されると、「ログイン」となり、ユーザー端末70はマッピング機能をログアウトするまで実行できる。ログイン後、マッピングアプリ管理処理部76は、サーバー50のマップデータ部53から適切なマップを、自動的またはユーザー指定のもと取得する。
ログイン状態で、ユーザーがユーザー端末70をMFP10や他のユーザー端末70にBluetooth通信やUSB通信、NFC通信等でコンタクトすると、マッピングアプリ管理処理部76は、サーバー50経由でそれらの情報(デバイス情報や端末情報)を検索し取得する。なお、コンタクトにより他のデバイスの情報を取得する場合には、他のデバイスは、マッピング機能用のアプリケーションがログイン状態で実行されていることが望ましい。そして、マッピングアプリ管理処理部76は、例えば、コンタクト先のモバイルアプリユーザ情報(名前、所属等)を取得し、サーバー50に問い合わせる。
また、マッピングアプリ管理処理部76、すなち、モバイルアプリケーションは、検索して発見したMFP10のデバイス情報やユーザー端末70の端末情報へのリンクを持つデバイスアイコン及びモバイルアイコンを生成する。デバイス情報や端末情報は、上述のように、サーバー50の端末管理部60やデバイス管理部65に保持されている。すなわち、サーバー50内の所定の保存先へのリンクをもつデバイスアイコンやモバイルアイコンが生成されることになる。
マッピングアプリ管理処理部76は、サーバー50のマップデータ部53にアクセスしマップデータを取得して、取得しマップデータに生成したデバイスアイコン、モバイルアイコンを設置したり、配置を変更したり、追加したりする。
また、マッピングアプリ管理処理部76は、マップ上のデバイスアイコンやモバイルアイコンに関連づけたメモを追加することができる。また、マップ上の任意の場所にメモを追加できるようにしてもよい。
アプリ側マッピングDB77は、ユーザー端末70において作成したマッピング機能のデータを保持する。データは、サーバー50と同期され、画像形成システム1内で利用可能となる。
以上の構成の画像形成システム1の具体的な動作、すなわちマッピング機能について図5〜図11を参照して説明する。
図5は、MFP10やユーザー端末70のマッピングの対象となるフロアの実際の配置例を模式的に示している。マッピング機能を用いてこの配置のマップが作成される。ここでは、ある部署が営業1課〜営業5課の5つのグループで構成されている。また、3台のMFP10(第1〜第3MFP10a〜10c)がサーバー50の管理下で設置されている。さらに、このフロアでは、7台のユーザー端末70(第1〜第7ユーザー端末70a〜70g)がサーバー50の管理下で利用されている。
図6は、画像形成システム1によるマッピング機能の実施例(図5の配置例に適用)を模式的に示した図である。
ここでは、第1ユーザー端末70aのユーザーが、マッピング用のモバイルアプリケーションを立ち上げて、ユーザーIF80(表示部81、操作部82)を用いてマッピング処理を行う。表示部81には、サーバー50から取得したマップMが表示されている。さらに、ユーザーは、第1ユーザー端末70aを第3MFP10cに近づけコンタクトし、デバイスアイコンV10(第3MFP用アイコンV10c)を生成し、それを指Yで所望の場所、具体的には、図5の第3MFP10cの場所に移動させる。
図7はマップデータの例であり、図5に対応するものを示している。図7(a)は基礎となるベースマップM0である。図7(b)はユーザーがユーザー端末70で作成途中のユーザー作成マップM1であって、図6のユーザーIF80(表示部81)に示した指Yで操作状態のものである。図7(c)は完成状態のユーザー作成マップM2である。
図7(c)のユーザー作成マップM2の例では、ユーザーは、ユーザー端末70を操作し、デバイスアイコンV10(第1〜第3MFP用アイコンV10a〜V10c)及びモバイルアイコンV70(第1〜第7ユーザー端末用アイコンV70a〜V70g)を生成し、所望の位置に配置する。また、地図上の所定の位置にテキストを追加する。ここでは、営業グループ(営業1課〜営業5課)のテキストT1〜T5が記載されている。例えば、ユーザーは、ユーザー端末70の表示部81上で所望のアイコンをタッチすることで、そのアイコンに関連づけられている情報を表示することができる。また、アイコンを長押しすることで、アイコンを移動可能な状態にさせたり、情報を編集可能にさせることができる。
図8は、マッピング機能の処理を示すフローチャートである。まず、マップデータやMFP10のデバイス情報、ユーザー端末70の端末情報等がサーバー50のマップデータ部53に格納される(S11)。
ユーザー操作によって、ユーザー端末70のマッピングアプリ管理処理部76はマッピングアプリケーションを立ち上げ、ログイン処理を行う(S12)。
マッピングアプリ管理処理部76は、マッピングアプリケーションが立ち上がると、マッピングの種類(デバイスマッピングまたは端末マッピング)を選択するようにユーザーに対して要求する(S13)。ここで、デバイスマッピングではMFP10の配置を、端末マッピングではユーザー端末70の配置を決める処理が実行される。
デバイスマッピングが選択された場合(S13のY)、ユーザーは、ユーザー端末70を所望のMFP10にNFC通信等でコンタクトさせ、MFP10の基本情報を取得する(S14)。
ユーザー端末70のマッピングアプリ管理処理部76は、取得した基本情報をサーバー50に送信し(S15)、サーバー50に保持されている対象のMFP10のデータを検索する(S16)。所望のデータが検索されると、マッピングアプリ管理処理部76は、一致したデータへのリンクを備えたアイコン(デバイスアイコン)を作成する(S17)。作成されたアイコン(デバイスアイコン)は、自動的に表示部81に表示される(S18)。
つづいて、ユーザーは、表示されたアイコンをマップ上の所望の位置に設置する(S19)。アイコン設置が終了すると、マップ作成が完了したか否かが表示部81に表示され(S20)、完了の場合(S20のY)の終了し、継続する場合(S20のN)、処理はマッピング種類の選択(S13)へ戻る。
端末マッピングが選択された場合(S13のN)、ユーザーは、ユーザー端末70を他のユーザー端末70にNFC通信等でコンタクトさせ(S21)、相手方のユーザー端末70の情報を取得する(S22)。このとき、相手方のユーザー端末70もマッピングアプリケーションを立ち上げた状態、すなわちログインした状態にある。なお、詳細な情報が必要であれば、サーバー50から取得してもよい。次に、マッピングアプリ管理処理部76は、取得した情報へのリンクを有するアイコン(モバイルアイコン)を作成する(S23)。作成されたアイコン(モバイルアイコン)は、自動的に表示部81に表示される(S18)。
その後、ユーザーは、表示されたアイコンをマップ上の所望の位置に設置する(S19)。アイコン設置が終了すると、マップ作成が完了したか否かが表示部81に表示され(S20)、完了の場合(S20のY)の終了し、継続する場合(S20のN)、処理はマッピング種類の選択(S13)へ戻る。
図9〜図11を参照して、ユーザーが、生成したマップを用いて行うレイアウト提案処理の例を示す。図9は、レイアウト提案処理のフローチャートである。図10は、レイアウト提案処理の具体的な業務例を模式的に示したものである。図11は、レイアウト提案処理における表示画面例である。
図10に示すように、レイアウト提案処理を行うユーザーは、所定のユーザー端末70xを用いて提案業務を行う。表示部81には、図示左側のような提案マップMP1が表示される。ここでは、第1ユーザー端末70aのユーザーAと第7ユーザー端末70gのユーザーBのMFP10の使用状況に基づくMFP10(第1〜第3MFP10a〜10c)の配置変更についての提案がなされている。
提案を行うユーザーは、サーバー50に蓄積されている所定期間のMFP10の使用状況等をもとに、ユーザーAとユーザーBのデバイス使用頻度状況テーブルを作成する。デバイス使用頻度状況テーブルには、ユーザーAとユーザーBのそれぞれについて、第1MFP10aと第3MFP10cの使用頻度の状況(高・低)、よく使う機能が纏められている。また、サーバー50には第1〜第3MFP10a〜10cのカタログデータが使用開始時期とともに保持されている。
提案マップMP1には、ユーザーAの席に対応する位置にユーザーA用モバイルアイコンVYaが、ユーザーBの席に対応する位置にユーザーB用モバイルアイコンVYbが表示されている。さらに、第1〜第3MFP10a〜10cに対応する第1〜第3MFP用デバイスアイコンV10a〜V10cがそれぞれの位置に表示されている。
提案をするユーザーは、カタログデータ、デバイス使用頻度状況テーブル、及び提案マップMP1を同一のユーザー端末70xに表示させつつ(または、カタログデータ、デバイス使用頻度状況テーブルを別の機器に表示させつつ)、図11の様にMFP10のアイコンを所望の位置に移動させる。ここでは、デバイス使用頻度状況テーブルに記載された使用状況に合わせて、第1MFP10aの第1MFP用デバイスアイコンV10aを、第3MFP用デバイスアイコンV10cが配置されていた位置に移動させている。また、第3MFP10cの第3MFP用デバイスアイコンV10cを、ユーザーB用モバイルアイコンVYbの側に移動させている。
図9を参照して上記提案のフローを纏めて説明する。マッピングされたデバイス(MFP10)のジョブ履歴が各ユーザー端末70(およびそのユーザー)ごとに蓄積される(S51)。提案を行うユーザーは、蓄積されている履歴を用いて、ユーザー端末70のユーザー(登録ユーザー)とデバイス使用頻度状況を関連づけた一覧(デバイス使用頻度状況テーブル)を作成する(S52)。その後、デバイス使用頻度状況テーブルとカタログデータ等とを比較しながら、配置移動の提案レポートを作成する(S53)。提案レポートの作成の際には、上述の様に、ユーザー端末70の表示部81に具体的にデバイスアイコンやモバイルアイコンを表示させながら、移動させるMFP10やユーザー端末70の新たな位置を提案することができる。
以上、本実施形態の画像形成システム1によると、デバイス管理者等が企業内のデバイス配置(MFP10やユーザー端末70の配置)、使用状況を一瞥で把握可能なマップを直観的に作成可能な技術を提供することができる。また、デバイス管理者等は、マップ作成後のデバイス配置、使用状況から最適なデバイス配置、移動、置き換えの提案レポートを作成することができる。
以上、第1の実施形態について説明した。
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態について説明する。第1の実施形態では、デバイス管理者またはユーザーが、デバイスを最適配置するための提案を行ったが、第2の実施形態では、サーバーが自動的に、各ユーザーによる各MFPに対するジョブの実行要求状況をおよび各MFPにおけるジョブの実行状況を収集し、各MFPのマッピング結果を用いて最適なMFPの配置を提案する。
なお、以下の説明では、第1の実施形態と同じ部分については説明を省略し、第1の実施形態と異なる部分および新たに追加された部分について主に説明する。
[サーバーの構成]
次に、サーバーの構成について説明する。サーバーは、専用のハードウェアやソフトウェアにより構成されていてもよいし、一般的なコンピューターにより構成されてもよい。サーバー50bが一般的なコンピューターにより構成される場合の構成図を図12に示す。
同図に示すように、サーバー50bは、CPU(Central Processing Unit)11、ROM12、RAM13、操作入力部14、通信部15(第1の通信部)、表示部16、および記憶部17を有し、これら各ブロックがバス18を介して接続されている。
ROM12は、各種の処理を実行するためのファームウェア等の複数のプログラムやデータを記憶する。RAM13は、CPU11の作業用領域として用いられ、OS(Operating System)、実行中の各種アプリケーション、処理中の各種データを一時的に保持する。
記憶部17は、例えばHDD(Hard Disk Drive)や、フラッシュメモリー、その他の不揮発性メモリーである。記憶部17には、OSや各種アプリケーション、各種データ、ジョブ履歴DB(Database)17a、デバイス使用頻度状況テーブル17b、マップ情報17c、および使用時間帯情報17dが記憶される。
ジョブ履歴DB17aは、各MFP10から収集された、各登録ユーザーの指示により実行されたジョブの履歴である。
デバイス使用頻度状況テーブル17bは、登録ユーザーごと、MFP10ごとの使用頻度などをまとめたテーブルである。詳細は後述する。
マップ情報17cは、ユーザーにより第1の実施形態の方法でデバイスアイコンおよびモバイルアイコンを配置して作成されたマップの情報である。マップ情報17cを用いることにより、特定の登録ユーザーから特定のMFP10までの距離を計算することが出来る。
使用時間帯情報17dは、ジョブ履歴17aに基づいてまとめられた、登録ユーザーごとのよくMFP10を使う時間帯の情報や、MFP10の管理者により許可されたMFP10ごとの稼働可能な時間帯の情報である。
通信部15は、MFP10およびユーザー端末70と情報のやりとりを行う為のネットワークと結ばれている。
CPU11は、ROM12や記憶部17に格納された複数のプログラムのうち、操作入力部14から与えられる命令に対応するプログラムをRAM13に展開し、この展開されたプログラムにしたがって、表示部16及び記憶部17を適宜制御する。
操作入力部14は、例えばマウス等のポインティングデバイス、キーボード、タッチパネル、その他の操作装置である。
表示部16は、例えば液晶ディスプレイ、EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ、プラズマディスプレイ等である。
次に、CPU11においてプログラムが実行されることにより実現される機能ブロックについて説明する。
サーバー10のCPU11において実現される機能ブロックは、ジョブ履歴収集部11a、テーブル作成部11b、使用時間帯管理部11c、マップ情報管理部11d、および最適配置提案部11eである。
ジョブ履歴収集部11aは、ネットワークで接続された各MFP10から、実行されたジョブの履歴を収集し、ジョブ履歴DB17aに格納する。
テーブル作成部11bは、登録ユーザー、ジョブ履歴、およびグループ(マップ)を関連付けて、デバイス使用頻度状況テーブル17bを作成する。
使用時間帯管理部11cは、ジョブ履歴DB17aを用いて、登録ユーザーごと、MFP10ごとの使用時間帯を整理し、使用時間帯情報17dとして記憶部17に記憶させる。
マップ情報管理部11dは、ユーザーにより作成されたマップをマップ情報17cとして記憶部17に記憶させる。また、最適配置提案部11dの求めに応じて、特定の登録ユーザーと特定のMFP10の間の距離などを計算する。
最適配置提案部11eは、登録ユーザーのMFP10使用状況などを考慮して、MFP10の最適な配置を提案する。
以上、サーバー50bの構成について説明した。
[デバイス使用頻度状況テーブルについて]
次に、デバイス使用頻度状況テーブル17bの具体例について説明する。図13は、デバイス使用頻度状況テーブル17bの具体例を示す図である。
この図が、第1の実施形態の図10で示したデバイス使用状況テーブルと異なる点は、複数のマップ、この例では、1階のマップに登録された、ユーザーAおよびユーザーBからなるグループ1と、2階のマップに登録された、ユーザーCおよびユーザーDからなるグループ2とがまとめられている点である。
このように、第2の実施形態では、複数のマップ(複数のグループ)を扱うことが出来るので、最適化を行う場合に、1つのフロアなど、1つのマップ内のみでの最適化に留まらず、複数フロアを有する建物全体での最適化などを行うことが出来る。
以上、デバイス使用頻度状況テーブル17bの具体例について説明した。
[MFPの構成]
次に、MFP10zの構成について説明する。図14はMFP10zの構成を概略的に示す構成図である。
MFP10zは、制御部20を備える。制御部20は、CPU、RAM、ROM、および専用のハードウェア回路等から構成され、MFP10zの全体的な動作制御を司る。
制御部20は、原稿読取部21、画像処理部23、画像メモリー24、画像形成部28、操作部26、表示部26a、ファクシミリ通信部27、通信部22(第2の通信部)、記憶部29等と接続されている。制御部20は、接続されている上記各部の動作制御や、各部との間での信号又はデータの送受信を行う。
制御部20は、ユーザーから、操作部26またはネッワーク接続されたPC等を通じて入力されるジョブの実行指示に従って、スキャナー機能、印刷機能、コピー機能、およびファクシミリ送受信機能などの各機能についての動作制御を実行するために必要な機構の駆動及び処理を制御する。
また、制御部20は、ジョブ履歴提供部21aを有している。ジョブ履歴提供部21aは、ROMなどからRAMにロードされたプログラムがCPUにより実行されることで実現される機能ブロックである。
ジョブ履歴提供部21aは、登録ユーザーにより指示されたジョブの実行履歴を通信部22経由でサーバー50bに提供する。
原稿読取部21は、原稿から画像を読み取る。
画像処理部23は、原稿読取部21で読み取られた画像の画像データを必要に応じて画像処理する。例えば、画像処理部23は、原稿読取部21により読み取られた画像が画像形成された後の品質を向上させるために、シェーディング補正等の画像処理を行う。
画像メモリー24は、原稿読取部21による読み取りで得られた原稿画像のデータを一時的に記憶したり、画像形成部28での印刷対象となるデータを一時的に記憶したりする領域である。
画像形成部28は、原稿読取部21で読み取られた画像データ等の画像形成を行う。
操作部26は、MFP10zが実行可能な各種動作及び処理についてユーザーからの指示を受け付けるタッチパネル部および操作キー部を備える。タッチパネル部は、タッチパネルが設けられたLCD(Liquid Crystal Display)等の表示部26aを備えている。
ファクシミリ通信部27は、図示しない符号化/復号化部、変復調部、およびNCU(Network Control Unit)を備え、公衆電話回線網を用いてのファクシミリの送信を行う。
通信部22は、LANボード等の通信モジュールから構成され、通信部22に接続されたLAN等を介して、サーバー50bやネットワーク接続された装置(PC等)と種々のデータの送受信を行う。
記憶部29は、原稿読取部21によって読み取られた原稿画像などを記憶する。記憶部29は、HDDなどの大容量の記憶装置である。
以上、MFP10zの構成について説明した。
[提案内容について]
次に、サーバー50bの最適配置提案部11dによる具体的な提案内容の例について説明する。図15は提案前の現状の具体例を説明する図である。図16は、現状を改善するための提案内容の具体例を示す図である。
図15に示すように、ユーザーAは、第1MFPを1日のうちの早い時間帯に使うことが多いとする。ユーザーAが第1MFPを使う時間帯には、第1MFPには既に2つのジョブ待ちが発生しており、ユーザーAの要求したジョブを加えると、3つのジョブ待ちが発生することになる。
このとき、ユーザーAが使用していない第3MFPでは、1日のうちの早い時間帯には稼働しておらず、1日のうちの半ばごろに管理者により稼働が許可されている。そしてその時間帯には、平均2つのジョブ待ちが発生している。
このように、現状では、ユーザーAは、1日の早い時間帯に平均3件のジョブ待ちが発生する第1MFPを使っているので、ジョブ完了までかなり待たされてしまう。
この現状を改善するために、例えば、図16に示すような提案が行われる。
提案では、第1MFPの早い時間帯における混雑を解消するために、第3MFPを早い時間帯にも稼働させてアイドル時間帯とすることとし、ユーザーAは第3MFPへジョブを送る事としている。
この提案により、ユーザーAは、ジョブ待ちに遭遇することなくジョブの実行が出来、また第1MFPの早い時間帯での混雑も緩和される。
以上、サーバー50bの最適配置提案部11dによる具体的な提案内容の例について説明した。
[処理の流れ(全体)]
次に、本実施形態に係る画像形成システム1bでの全体的な処理の流れについて説明する。図17は、本実施形態に係る画像形成システム1bでの全体的な処理の流れについて説明するためのフローチャートである。
まず、サーバー50bのジョブ履歴収集部11aが、各MFP10zのジョブ履歴提供部21aから提供されたジョブ履歴を収集し、ジョブ履歴DB17aに格納する(ステップS61)。
次に、サーバー50bのテーブル作成部11bが、登録ユーザー、ジョブ履歴、およびグループ(マップ)を関連付けて、デバイス使用頻度状況テーブル17bを作成する(ステップS62)。
次に、サーバー50bの使用時間帯管理部11cが、登録ユーザーごと、MFP10zごとのアイドル時間帯、使用時間帯を整理し、使用時間帯情報17dとして記憶部17に記憶させる(ステップS63)。
次に、サーバー50bの最適配置提案部11eが、登録ユーザーごとに、最適なMFP10zの配置などを提案する(ステップS64)。提案は、デバイス使用頻度状況テーブル17b、マップ情報17c、および使用時間帯情報17dに基づいて行われる。このステップの詳細に関しては後述する。
以上、本実施形態に係る画像形成システム1bでの全体的な処理の流れについて説明した。
[処理の流れ(最適化)]
次に、本実施形態に係る画像形成システム1bでの最適化提案処理の流れについて説明する。図18は、本実施形態に係る画像形成システム1bでの最適化提案処理の流れについて説明するためのフローチャートである。
まず、サーバー50bの最適配置提案部11eが、登録ユーザーに最も近いMFP10zは、登録ユーザーが使用することが多い時間帯に空いているか否かを判断する(ステップS71)。
空いている場合(ステップS71のY)、最適配置提案部11eは登録ユーザーに最も近いMFP10zを最適なMFP10zとして提案し(ステップS72)、処理を終了する。
空いていない場合(ステップS71のN)、最適配置提案部11eは、登録ユーザーに次に近いMFP10zは、登録ユーザーが使用することが多い時間帯に空いているか否かを判断する(ステップS73)。
空いている場合(ステップS73のY)、最適配置提案部11eは登録ユーザーに次に近いMFP10zを最適なMFP10zとして提案し(ステップS74)、処理を終了する。
空いていない場合(ステップS73のN)、最適配置提案部11eは、一定の距離以上離れたMFP10zとこれまで登録ユーザーが使っていたMFP10zの位置を交換すると仮定する(ステップS75)。なお、ここで言う「一定の距離」は、ユーザーなどが設定することが出来る。
次に、最適配置提案部11eは、交換すると仮定したMFP10zが登録ユーザーにとって最適なMFP10zとなるか否かを判断する(ステップS76)。
最適なMFP10zとなる場合(ステップS76のY)、最適配置提案部11eは、位置を交換する事と交換すると仮定したMFP10zを使用することを提案し(ステップS77)、処理を終了する。
最適なMFP10zとならない場合(ステップS76のN)、最適配置提案部11eは、提案不可である旨のメッセージを表示し(ステップS78)、処理を終了する。
以上、本実施形態に係る画像形成システム1bでの最適化提案処理の流れについて説明した。
[補足事項]
以上のように、本発明の画像形成システム1bは、ネットワーク2で接続された、サーバー50bと1以上の画像形成装置10zと1以上のユーザー端末70とを含み、前記サーバー50bは、前記1以上の画像形成装置10zおよび前記1以上のユーザー端末70と通信可能な第1の通信部15と、前記1以上の画像形成装置10zにおいて実行されたジョブの履歴が蓄積されたジョブ履歴データベース17a、前記1以上のユーザー端末70および前記1以上の画像形成装置10zの位置が登録された1以上のマップの情報であるマップ情報17c、前記1以上の画像形成装置10zにおける前記1以上のユーザー端末70ごと前記1以上のマップごとの使用状況が記録されたデバイス使用頻度状況テーブル17b、および前記1以上の画像形成装置10zにおけるアイドル時間帯および稼働時間帯が整理された使用時間帯情報17dが記憶された記憶部17と、前記1以上の画像形成装置10zの各々から実行されたジョブの履歴を収集し前記ジョブ履歴データベース17aに格納するジョブ履歴収集部11aと、前記ジョブ履歴データベース17aに格納されたジョブの履歴、前記1以上のユーザー端末70、および前記1以上のマップを関連付けて前記デバイス使用頻度状況テーブル17bを作成するテーブル作成部11bと、前記ジョブ履歴データベース17aに格納されたジョブの履歴に基づいて、前記1以上のユーザー端末70ごと及び前記1以上の画像形成装置10zごとのアイドル時間帯および稼働時間帯を整理して前記使用時間帯情報17dを生成する使用時間帯管理部11cと、前記デバイス使用頻度状況テーブル17b、前記マップ情報17c、および前記使用時間帯情報17dに基づいて、前記1以上のユーザー端末70ごとに使用に最適な画像形成装置10zを提案する最適配置提案部11eとを備え、前記1以上の画像形成装置10zの各々は、前記サーバー50bおよび前記1以上のユーザー端末70と通信可能な第2の通信部22と、自装置で実行されたジョブの履歴を前記サーバーに提供するジョブ履歴提供部21aとを備える。
以上、本発明について、実施形態をもとに説明した。この実施形態は例示であり、それらの各構成要素の組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
1 … 画像形成システム
2 … ネットワーク回線
10、10z … MFP(画像形成装置)
10a〜10m … 第1〜第mMFP
11 … CPU
11a… ジョブ履歴取得部
11b… テーブル作成部
11c… 使用時間帯管理部
11d… マップ情報管理部
11e… 最適配置提案部
12 … ROM
13 … RAM
14 … 操作入力部
15 … 通信部
16 … 表示部
16a… 表示画面
17 … 記憶部
17a… ジョブ履歴DB
17b… デバイス使用頻度状況テーブル
17c… マップ情報
17d… 使用時間帯情報
18 … バス
20 … MFP制御部
21 … 原稿読取部
22 … 通信処理部
21a… ジョブ履歴提供部
23 … 画像処理部
24 … 画像メモリー
25 … MFPマップ処理部(デバイス側マッピング制御部)
26 … 操作部
26a… 表示部
27 … ファクシミリ通信部
28 … 画像形成部
29 … 記憶部
31 … 印刷実行処理部
32 … スキャン実行処理部
40 … ユーザーIF
41 … 表示パネル部
42 … 操作ボタン
50、50b … サーバー
51 … マップ処理部
52 … マップ管理部(サーバー側マッピング制御部)
53 … マップデータ部
60 … 端末管理部(装置情報管理部)
65 … デバイス管理部(装置情報管理部)
66 … デバイスデータ部
67 … カタログデータ部
70 … ユーザー端末(端末装置)
70a〜70n … 第1〜第nユーザー端末
72 … 端末制御部
74 … 通信処理部
75 … マッピングアプリケーション部
76 … マッピングアプリ管理処理部(デバイス側マッピング制御部)
77 … アプリ側マッピングDB
80 … ユーザーIF
81 … 表示部
82 … 操作部

Claims (4)

  1. ネットワークで接続された、サーバーと1以上の画像形成装置と1以上のユーザー端末とを含み、
    前記サーバーは、
    前記1以上の画像形成装置および前記1以上のユーザー端末と通信可能な第1の通信部と、
    前記1以上の画像形成装置において実行されたジョブの履歴が蓄積されたジョブ履歴データベース、前記1以上のユーザー端末および前記1以上の画像形成装置の位置が登録された1以上のマップの情報であるマップ情報、前記1以上の画像形成装置における前記1以上のユーザー端末ごと前記1以上のマップごとの使用状況が記録されたデバイス使用頻度状況テーブル、および前記1以上の画像形成装置におけるアイドル時間帯および稼働時間帯が整理された使用時間帯情報が記憶された記憶部と、
    前記1以上の画像形成装置の各々から実行されたジョブの履歴を収集し前記ジョブ履歴データベースに格納するジョブ履歴収集部と、
    前記ジョブ履歴データベースに格納されたジョブの履歴、前記1以上のユーザー端末、および前記1以上のマップを関連付けて前記デバイス使用頻度状況テーブルを作成するテーブル作成部と、
    前記ジョブ履歴データベースに格納されたジョブの履歴に基づいて、前記1以上のユーザー端末ごと及び前記1以上の画像形成装置ごとのアイドル時間帯および稼働時間帯を整理して前記使用時間帯情報を生成する使用時間帯管理部と、
    前記デバイス使用頻度状況テーブル、前記マップ情報、および前記使用時間帯情報に基づいて、前記1以上のユーザー端末ごとに使用に最適な画像形成装置を提案する最適配置提案部と
    を備え、
    前記1以上の画像形成装置の各々は、
    前記サーバーおよび前記1以上のユーザー端末と通信可能な第2の通信部と、
    自装置で実行されたジョブの履歴を前記サーバーに提供するジョブ履歴提供部と
    を備える
    画像形成システム。
  2. 請求項1に記載の画像形成システムであって、
    前記最適配置提案部は、
    特定のユーザー端末における前記画像形成装置を使用する時間帯において、前記特定のユーザー端末から最も距離が近い画像形成装置がアイドル時間帯であれば、前記特定のユーザー端末から最も距離が近い画像形成装置を前記特定のユーザー端末に最適な画像形成装置として提案する
    画像形成システム。
  3. 請求項2に記載の画像形成システムであって、
    前記最適配置提案部は、
    前記特定のユーザー端末における前記画像形成装置を使用する時間帯において、前記特定のユーザー端末から予め定められた距離以内にある画像形成装置がアイドル時間帯ではなく、前記距離より離れた画像形成装置がアイドル時間帯であるとき、
    前記特定のユーザー端末が通常使う画像形成装置と前記前記距離より離れた画像形成装置の位置を交換して最適化が図れるか否かを判断し、
    最適化が図れる場合、前記交換を提案する
    画像形成システム。
  4. 1以上の画像形成装置の各々のジョブ履歴提供部が、自装置で実行されたジョブの履歴をサーバーに提供し、
    前記サーバーのジョブ履歴収集部が、前記1以上の画像形成装置の各々から実行されたジョブの履歴を収集しジョブ履歴データベースに格納し、
    前記サーバーのテーブル作成部が、前記ジョブ履歴データベースに格納されたジョブの履歴、前記1以上の画像形成装置を使用する1以上のユーザー端末、および前記1以上のユーザー端末および前記1以上の画像形成装置の位置が登録された1以上のマップのマップ情報を関連付けて、前記1以上の画像形成装置における前記1以上のユーザー端末ごと前記1以上のマップごとの使用状況が記録されたデバイス使用頻度状況テーブルを作成し、
    前記サーバーの使用時間帯管理部が、前記ジョブ履歴データベースに格納されたジョブの履歴に基づいて、前記1以上のユーザー端末ごと及び前記1以上の画像形成装置ごとのアイドル時間帯および稼働時間帯を整理して使用時間帯情報を生成し、
    前記サーバーの最適配置提案部が、前記デバイス使用頻度状況テーブル、前記マップ情報、および前記使用時間帯情報に基づいて、前記1以上のユーザー端末ごとに使用に最適な画像形成装置を提案する
    画像形成方法。
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