明 細 書
ス テ レオカ メ ラ支持装置、 ス テ レオカ メ ラ支持方法及びキヤ リ プレーショ ン検出装置及びキヤ リ ブレーショ ン捕正装置並 びにステレオカメ ラシステム
技術分野
本発明は、 相互に離隔した複数の視点による視差を持った 複数の映像を得る よ う になされたス テ レオカメ ラ を支持する ためのス テ レオカメ ラ支持装置及びこ の種のステ レオカメ ラ の支持方法並びにこれらを適用 したステ レオカメ ラシス テム に関 し、 特に、 それらによってス テ レオカ メ ラ の撮像視野に 映じる特定の被写体が映像フ レーム内に於いて占める位置が 特定の傾向を呈するよ う にするための技術に関する。
また、 本発明は、 位置の基準を規定する外部装置とス テ レ ォ画像を撮影する撮影、装置との間のキヤ リ ブレーショ ンずれ を検出する キヤ リ プ レーシ ョ ンずれ検出装置及ぴ該撮影装置 のキ ヤ リ ブ レーシ ョ ン補正装置並びにこ の装置を備えたス テ レオカメ ラ並びにステ レオカメ ラシス テ ムに関するものであ る。
背景技術
近年、 例えば、 ス テ レオカ メ ラ を車両に搭載し、' こ のカメ ラによって得られる映像信号出力に基づいて運転者に安全の ための種々 の情報を提供した り 、 或いは、 車両の走行に係る 自動制御を行って運転の支援をする よ う なシステ ムも実用化 されつつある。 車載型のステレオカメ ラを車両に取り 付ける 場合の、 太陽光、 熱、 温度、 振動等々 の環境ス ト レス に対処
するための機構についても、 例えば特許第 3 1 4 8 7 4 9号 公報に具体的な技術が開示されている。
ま た、 車載のステ レオカメ ラ を用いて、 ステ レオカ メ ラカ 未校正で、 走行中の振動や道路面の傾斜の変化がある状況下 でも、 道路面上に存在する障害物の高速、 且つ高精度な検出 を実現するべく 、 適用 したカメ ラに係るキャ リ ブレーシ ョ ン の手間を少なく して、 道路両端の 2本の白線の走行中の画像 上の動きだけから、 道路平面と各カ メ ラの幾何学的な関係を 求める こ と によ り 、 走行中に振動や道路自身に傾斜があって も、 道路平面上に存在する障害物を高速に検出する障害物検 出装置も、 例えば特開 2 0 0 1 - 7 6 1 2 8 号公報に開示さ れている。
更に、 例えば特許第 3 3 5 4 4 5 0 号公報には、 車载ステ レオカメ ラ を利用 した車両用距離測定装置に於いて、 ス テ レ ォカ メ ラ の両光学系の取付位置及び上下視野角度から定まる 視野最下端部が、 路面と交わる点までの距離よ り も短く 設定 される基準距離を用いて、 距離演算手段の演算開始直後に演 算距離が有効であるか無効であるかを、 距離評価手段で評価 する よ う に し、 確実に対象物までの距離を演算している状態 となってから距離演算手段の演算距離を有効とする よ う に し て、 距離測定開始直後の距離測定値が有効であるか否かを簡 単に判定し、 距離測定精度を向上させよ う とする技術が開示 されている。
しかしながら、 これら従来の提案には、 ステ レオカメ ラの 撮像視野に映じる特定の被写体が映像フ レーム内に於いて占
める位置が特定の傾向を呈する よ う に して、 背景や周囲の他 部に依存せずにその被写体自体の距離等当該被写体に着目 し た情報を効率的に取得するべく 、 適用 されるステ レオカメ ラ の姿勢を調節する こ と によってこれに対応 しょ う とする技術 課題の認識、 ひいては、 その技術課題の解決手段に係る開示 はなされていない。
一方、 従来よ り使用 されている画像撮影装置に関わるキヤ リ ブレーシヨ ンに関しては、 大き く わける と
①ス テ レオ画像を撮影する装置自体に関わるキヤ リ ブ レ ーシ ヨ ン
②撮影'装置と外部装置間の位置姿勢に関わるキヤ リ ブ レ ーシヨ ン
に相当するものがある。
前記①に関するキヤ リ ブレーショ ンは、 いわゆるステ レオ カメ ラのキヤ リ プレーショ ンと して一般的に知られている も のである。 これは、 ス テ レオカメ ラの撮影特性に関するパラ メータである、 焦点距離、 拡大率、 画像中心、 レンズデイ ス トーシ ヨ ン等に代表される力メ ラ ノ、。ラ メータ と、 ステ レオ力 メ ラ を構成する少な く と も 2台のカメ ラ間の位置姿勢関係を 規定する位置姿勢パラ メ ータ と、 に関するキ ヤ リ レーシ ョ ンである。 こ う したパラメ ータは、 ス テ レオ撮影装置の内部 キヤ リ ブレーショ ンパラメータ と称される。
また、 前記②に関するキャ リ ブ レーシ ョ ンは、 ステ レオ撮 影装置と外部装置間の位置姿勢に関するパラメータに関する キャ リ ブ レーシ ョ ンに相当する。 よ り 具体的には、 例えば、
ス テ レオ撮影装置がある環境に配置されている場合には、 ス テ レオカメ ラが設置されている環境内での位置姿勢パラ メ一 タが、 こ のキヤ リ ブレーショ ンで規定すべきパラ メータ と な る。 また、 ス テ レオ撮影装置が車両に装着され、 そのス テ レ ォカメ ラで車両前方の障害物の位置関係を計測する場合には、 車両の基準と なる原点に対して、 ス テ レオ撮影装置が何処に 装着 してあるかを規定する位置姿勢パラメ ータが、 キヤ リ ブ レーショ ンで規定すべきパラメ ータ と なる.。 こ う したパラメ ータ は、 撮影装置と外部装置間の外部キヤ リ ブ レーシ ョ ンパ ラメータ と称される。
次に、 こ う したキヤ リ ブレーショ ンずれに関して説明する。 前記①のステ レオ撮影装置の内部キヤ リ プレーショ ンパラ メ ータに起因するキヤ リ ブレーショ ンずれに関して考える。 例えば、 2 台のカメ ラからステ レオ画像を撮影する装置の場 合には、 以下の 2つに分ける こ とができ る。 すなわち、 (① -一 1 ) 各カメ ラの撮影に関するカメ ラパラメ ータのずれに基 づく キャ リ ブレーシ ョ ンずれ、 (①ー 2 ) 2 台のカメ ラ間の 位置姿勢を規定するパラメ ータのずれに基づく キヤ リ プレー シヨ ンずれ、 である。
例えば、 前記 (①ー 1 ) に関するキャ リ ブ レーシ ョ ンずれ が起こる原因と しては、 カメ ラ を構成する光学レンズ系の変 形、 光学レ ンズ系と撮像素子 ( C C Dや C M O S等) と の間 の位置ずれ、 光学レ ンズの フ ォ ーカ ス位置のずれ、 光学レン ズのズーム レンズの制御系のずれ等が考えられる。
また、 前記 (①ー 2 ) に関するキャ リ ブレーシ ョ ンずれが
起こる原因 と しては、 2台のカメ ラ間を固定する機構の位置 ずれによ る。 例えば、 2台のカメ ラを機械的なシャ フ ト で固 定している場合には、 そのシャ フ トの経時的変形等がこの例 に対応する。 また、 2台のカメ ラ をねじ止めであるシャフ ト に装着してある場合には、 そのねじの弛み等による位置ずれ 等にも起因する。
一方、 前記②のキャ リ ブ レーシ ョ ンずれが起こる原因と し ては、 ス テ レオ撮影装置と外部装置を固定する機械的要素の 変形、 取り 付け治具の変形等が考えられる。 例えば、 車載力 メ ラ にス テ レオ撮影装置を利用 して、 こ の撮影装置をフ ロ ン ト ウイ ン ドウとパ ッ ク ミ ラーの間の取り 付け治具を用いて、 外部装置である車両に取り付ける場合を考える。 この場合、 車両の基準位置を車両先端と規定すれば、 ス テ レオ撮影装置 の取り 付け治具自体の変形、 取り 付け部材である 「ねじ」 の 弛み等によ る変形、 車両自体の経時的変形、 寒冷地等の使用 する際の季節的変動に伴う 車両や取り 付け治具の機械的変形 等、 各種の機械的変形に伴う キ ヤ リ ブ レーショ ンずれを考え る こ とができる。
こ う したキヤ リ ブレーショ ンずれの検出或いは捕正の従来 例を考える と、 以下のよ う な技術が提案されている。
例えば、 特開平 1 1 一 3 2 5 8 9 0 号公報に記載の方式は ステ レオカ メ ラの撮影画像の光学的位置ずれを捕正する もの で、 前記②の撮影装置と外部装置間の位置姿勢に関わるキヤ リ プレーショ ンに関するキヤ リ ブレーショ ンずれを補正する 方法が提供されている。 こ の方法は、 よ り 具体的には、 2 台
6 のカメ ラのそれぞれの視野に設定した基準マーカの各撮影画 像内での初期位置を記憶してお り 、 実際に撮影された画像内 での位置ずれから、 位置ずれに関わる補正を行う ものである。
また、 例えば、 徐剛による、 "写真から作る 3 次元 C G " 、 近代科学社、 2 0 0 1 と題された文献には、 2台のカメ ラで 撮影された 自然特徴点 (撮影された画像から任意に選択され た特徴点) を利用 して、 2台のカ メ ラ に関わる相対的な位置 関係を算出する方法が開示されている。 こ.の算出にあたって は、 数学的に基本行列を算出する ものである。 基本的には、 カメ ラ間の距離に関わる推定値は、 相対的な推定によ り 算出 される ものである。 また、 カメ ラのレ ンズディ ス トーシ ョ ン は無視できる と仮定している。
更 に 、 J. Weng, et al., Camera calibration with distortion models and accuracy evaluation, IEEE Transactions on Pattern Analysis and Machine Intelligence, Vol. 14, No. 10, October 1992, pp. 965- 980.には、 一般的なカメ ラキャ リ ブ レーシ ョ ンの方法と ス テ レオカメ ラへの応用が説明されている。 これは、' 具体的には、 基準座標系に数多く の既知特徴点 (既知マーカ) を配置して、 その特徴点の画像内での位置を算出する こ と によ り 、 カメ ラ.
(ス テ レオカ メ ラ) に関する各種パラ メータ を算出する方法 である。 従って、 この方式によ り 、 キャ リ ブレーショ ンパラ メータを、 全て再算出する こ とが可能である。
しかしなが ら、 前記特開平 1 1 一 3 2 5 8 9 0号公報の従 来例は、 撮影装置と外部装置間の位置ずれを検出 して、 補正
する方法を提供するのみである。 つま り 、 この方法では、 撮 影装置內部キヤ リ ブレーショ ンパラメ ータに関するキヤ リ ブ レーショ ンずれの検出や補正には対応できていないとい う課 題を有している。
また、 徐剛による、 "写真から作る 3次元 C G " に記載の 方法で、 基本行列を算出 してカメ ラキャ リ ブレーシ ョ ンする 方法では、 カメ ラ間の絶対距離と しての位置姿勢関係を算出 する こ とが不可能である。 従って、 ステ レオ撮影装置を、 3 次元計測装置と して使用するには問題がある。
. 更 に 、 J". Weng, et al . , Camera calibration with distortion models and accuracy evaluation, 〃【こ gd载の従 来例は、 カメ ラキヤ リ ブレーショ ンの一般的方法を提供する ものであ り 、 元来キャ リ ブレーシ ョ ンずれを 目的と したもの ではない。 カ卩えて、 キャ リ ブレーシ ョ ンを実行するためには、 複数の既知マーカを配置して処理を行わなければな らないと いう課題を有していた。
発明の開示
従つて本発明の目的は、 車载用である こ と をその一例とす るステ レオカ メ ラを用いて、 当該ステ レオカ メ ラ と の相対関 係が変化する被写体をその撮像視野に含んで撮影 行 う場合 に、 背景その他の周囲の他部に依存せずにその被写体自体の 距離等当該被写体に着目 した情報を効率的に取得する こ と が でき る よ う に した、 当該ステ レオカ メ ラの姿勢を調節する ス テ レオカ メ ラ支持装置及ぴステ レオカメ ラ の支持方法並びに それらを適用 したステ レオカメ ラ システムを提供する こ と に
ある。
また、 本発明の 目的は、 3次元計測等を行 う ステ レオ画像 を撮影する撮影装置のキャ リ ブレーシ ョ ンが、 経時変化ゃ衝 撃振動な どの機械ずれによっても、 ステ レオ画像を解析する こ と によ り 、 簡易にキャ リ ブレーシ ョ ンずれを定量的に検出 する こ とが可能なキヤ リ プレーショ ンずれ検出装置及びこの 装置を備えたステ レオカメ ラ並びにステ レオカメ ラシステム を提供する こ とにある。
更に、 本発明の目的は、 3次元計測等を行うステレオ画像を撮 影する撮影装置のキヤ リ ブレーショ ンが、 経時変化や衝撃振動な どの機械ずれによっても、 ステレオ画像を解析するこ とにより 、 簡易にキヤ リ プレーショ ンずれを定量的に且つ絶対値と して捕正 するこ とが可能なキヤ リ プレーショ ンずれ捕正装置及びこの装置 を備えたステレオカメ ラ並びにステレオカメ ラシステムを提供す ることにある。
本発明の第 1 の特徴は、 相互に離隔した複数の視点によ る 視差を持った複数の映像を得る よ う になされたステ レオカ メ ラを支持するステ レオカメ ラ支持装置であって、
前記ステ レオカメ ラを設置する車両側に設けられた支持メ ンバと、 該ステ レオカメ ラの所定部位に設け られた被支持メ ンバと、 が前記両メ ンバ間の相対関係が所定範囲内で可変で ある よ う に結合する こ と によって、 当該ステ レオカ メ ラを前 記車両に支持する よ うに構成された結合部材と、
前記結合部材によって前記車両に支持されたステ レオカメ ラの姿勢乃至位置を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、 前記ステ レオカメ ラによ って得られる映像 に関 して、 当該映像中の注目被写体の輪郭の う ち最高水準位 置にある輪郭部分が、 前記車両の姿勢乃至位置の変化によ ら ず、 映像のフ レーム上端乃至その近傍に位置する よ う に、 当 該ステレオカメ ラの姿勢乃至位置を制御し得る よ う に構成さ れたものである こ と を特徴とする。
本発明の第 2 の特徴は、 ステ レオ画像を.撮影する撮影装置 に係るキヤ リ プレーショ ンデータを保持するキヤ リ ブレーシ ョ ンデータ保持部と、
前記撮影装置が撮影したス テ レオ画像から特徴を抽出する 特徴抽出部と、
前記特徴抽出部が抽出 した特徴を表す情報に基づき、 前記 キヤ リ ブレーショ ンデータ保持部に保持されたキヤ リ プレー ショ ンデータに関するキヤ リ プレーショ ンずれを判定するキ ヤ リ ブレーシ ヨ ンずれ判定部と、 - を具備する こ と を特徴とする。
更に、 本発明の第 3 の特徴は、 ステ レオ画像を撮影する撮 影装置に係るキヤ リ ブレーショ ンデータを保持するキヤ リ プ レーシ ョ ンデータ保持部と、
前記撮影装置が撮影したステ レオ画像から特徴を抽出する 特徴抽出部と、
前記特徴抽出部が抽出した特徴を表す情報に基づき、 前記 キヤ リ プレーショ ンデータ保持部に保持されたキヤ リ プレー ショ ンデータに関するキヤ リ ブレーショ ンずれを補正するキ
ャ リ ブレーショ ンデータ捕正部と、
を具備することを特徴とする。
図面の簡単な説明
図 1 は、 ステ レオカ メ ラ支持装置が適用 されるステ レオ力 メ ラシステムの構成を示す図である。
図 2 は、 ステレオアダプタの構成を示す図である。
図 3 A乃至図 3 Dは、 ステ レオカ メ ラの車両への装着を示 す図である。
図 4 A及び図 4 Bは、 処理装置で求めた三次元距離画像を 示す図である。
図 5 は、 三次元再構成等の処理を行って抽出 した画像の表 示を示す図である。
図 6 は、 ステ レオカ メ ラ支持装置のステ レオカ メ ラ結合装 置の構成を示す図である。
図 7 A及び図 7 B は、 車両に搭載されたステ レオカ メ ラの 撮像方向を示す図である。 - 図 8 は、 ステレオカメ ラ支持装置に於ける制御動作の概略 の手順を示すフローチヤ一トである。
図 9 A及ぴ図 9 Bは、 車両の前後方向の傾きによ るステ レ ォカメ ラの撮像方向を示す図である。
図 1 0 は、 ステ レオカ メ ラ支持装置に於ける制御動作の概 略の手順を示すフ ローチヤ一トである。
図 1 1 A及び図 1 1 B は、 車両の左右方向の傾き によるス テレオカメ ラの姿勢を示す図である。
図 1 2 は、 ステ レオカ メ ラ支持装置に於ける制御動作の概
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11 略の手順を示すフ ローチヤ一トである。
図 1 3 A及び図 1 3 B は、 道路面の傾き と ステ レオカ メ ラ の撮像方向を示す図である。
図 1 4 は、 ステ レオカ メ ラ支持装置に於ける制御動作の概 略の手順を示すフ ローチヤ一トである。
図 1 5 は、 ステ レオカ メ ラ支持装置に於ける制御動作の概 略の手順を示すフ ローチヤ一トである。
図 1 6 A乃至図 1 6 C は、 運転者に対する 映像を表示する 方法を説明する図である。
図 1 7 は、 本発明の第 6 の実施の形態に於ける キヤ リ ブレ ーシ ョ ンずれ検出装置の基本構成例を示したプロ ッ ク 図であ る。 . 図 1 8 は、 ス テ レオ画像を撮影する撮影装置のカ メ ラ座標 について説明する図である。
図 1 9 Aはステ レオアダプタの視野を示す図、 図 1 9 B は 図 1 9 Aのステ レオアダプタの展開図である。
図 2 0 は、 ス テ レオ画像に於け る ェ ピポーラ線拘束を説明 する図である。
図 2 1 A及び図 2 1 B は レク ティ フ ィ ケーシ ョ ン処理を説 明するため もので、 図 2 1 Aは レク ティ フ ィ ケーシ ヨ ン前の 画像を表 した図、 図 2 1 B はレク ティ フ ィ ケーシ ヨ ン後の画 像を表 した図である。
図 2 2 は、 レク テ ィ フ ィ ケーシ ョ ン処理を説明する ための 図である。
図 2 3 は、 本発明の第 6 の実施の形態に於ける キヤ リ プレ
ーショ ンずれ検出装置の詳細な動作を説明する フ ローチヤ一 トである。
図 2 4 A及び図 2 4 Bは左右原画像を表 したもので、 図 2 4 Aは左カメ ラによ り 撮影された左原画像を示した図、 図 2 4 B は右カメ ラによ り 撮影された右原画像を示した図である。 図 2 5 A及び図 2 5 Bはレクティ フィ ケーショ ンされた左 右の画像を表したもので、 図 2 5 Aは左画像を示 した図、 図 2 5 Bは右画像を示した図である。
図 2 6 は、 図 1 7 の特徴抽出装置 1 1 8 の構成例を示 した プロ ック図である。
図 2 7 は、 レグティ フィ ケーシヨ ンされた左画像を分割さ れた小ブロ ックで示した図である。
図 2 8 は、 左画像で登録された特徴点の例を示 した図であ る。
図 2 9 A及び図 2 9 Bは、 探索範囲の設定を説明するため の図である。
図 3 0 は、 右画像で抽出された対応する特徴点の例を示し た図である。
図 3 1 A及び図 3 1 B は、 キャ リ ブレーシ ョ ンずれ判定方 法について説明するための図である。
図 3 2 は、 図 1 7 のずれ結果呈示装置 1 2 2 の一例を表し た図である。
図 3 3 は、 本発明の第 7 の実施の形態に於けるキヤ リ ブレ ーショ ンずれ検出装置の基本構成例を示したプロ ック図であ る。
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13 図 3 4 は、 本発明の第 7 の実施の形態に於けるキヤ リ ブレ ーシヨ ンずれ検出装置の動作について説明するフ ローチヤ一 トである。
図 3 5 A及び図 3 5 Bは、 探索範囲の設定を説明するため の図である。
図 3 6 は、 本発明の第 8 の実施の形態に於けるキヤ リ ブレ ーショ ンずれ検出装置の基本構成例を示したプロ ック図であ る。
図 3 7 A乃至図 3 7 Eは撮影される車両の一部の形状に関 する特徴を既知特徴と した配置の例を示したもので、 図 3 7 Aは撮影される左画像の例を表した図、 図 3 7 B は既知特徴 と して選択された特徴を黒丸 1 8 4で示した図、 図 3 7 Cは フロ ン トガラスの一部に既知特徴である黒丸の既知マーカを 配置した様子の例を表 した図、 図 3 7 Dはマーカ群を表した 左画像の例を示 した図、 図 3 7 Eはマーカ群を表 した右画像 の例を示した図である。
図 3 8 は、 本発明の第 8 の実施の形態に於けるキヤ リ ブレ ーシヨ ンずれ検出装置の動作について説明するフ ローチヤ一 トである。
図 3 9 A及び図 3 9 Bは、 抽出された特徴の集合 A及び B の例を示した図である。
図 4 0 は、 本発明の第 1 0 の実施の形態に於けるキヤ リ ブ レーショ ンずれ検出装置の基本構成例を示 したプロ ック図で ある。
図 4 1 は、 本発明の第 1 2 の実施の形態に係るキヤ リ ブレ
ーショ ンずれ検出装置が適用されたス テ レオカメ ラの構成を 示すプロ ック図である。
図 4 2 は、 本発明に於けるキヤ リ ブレーショ ンずれ捕正装 置の第 1 の基本構成例を示したプロ ック図である。
図 4 3 は、 本発明に於けるキャ リ ブ レーシ ョ ンずれ補正装 置の第 2の基本構成例を示したプロ ック図である。
図 4 4 は、 ステ レオ画像を撮影する撮影装置のカメ ラ座標 について説明する図である。
図 4 5 Aはステ レオアダプタの視野を示す図、 図 4 5 Bは 図 4 5 Aのステ レオアダプタ の展開図である。
図 4 6 は、 ス テ レオ画像に於けるェピポーラ線拘束を説明 する図である。
図 4 7 A及び図 4 7 B はレクティ フィ ケーショ ン処理を説 明するためもので、 図 4 7 Aはレクティ フィ ケーシヨ ン前の 画像を表 した図、 図 4 7 B はレクティ フィ ケーシヨ ン後の画 像を表した図である。
図 4 8 は、 レクティ フィ ケーシヨ ン処理を説明するための 図である。
図 4 9 は、 本発明の第 1 3 の実施の形態に於けるキヤ リ ブ レーシ ヨ ンずれ捕正装置の詳細な動作を説明する フ ロ ーチヤ 一トである。
図 5 O A乃至図 5 0 Eは、 車両の場合に於ける既知特徴の 例を示した図である。
図 5 1 A及び図 5 1 Bは左右原画像を表したも ので、 図 5 1 Aは左カ メ ラ によ り 撮影された左原画像を示した図、 図 5
1 B は右カメ ラ によ り 撮影された右原画像を示した図である。 図 5 2 A及び図 5 2 B はレクティ フィ ケーシヨ ンされた左 右の画像を表したも ので、 図 5 2 Aは左画像を示した図、 図
5 2 Bは右画像を示した図である。
図 5 3 は、 特徴抽出装置 2 6 6 の構成例を示したプロ ック 図である。
図 5 4は、 抽出結果の一例を表した図である。
図 5 5 は、 レクティ フィ ケーシヨ ンされた左画像を分割さ れた小ブロ ックで示した図である。
図 5 6 は、 左画像で登録された特徴点の例を示した図であ る。
図 5 7 A及ぴ図 5 7 Bは、 探索範囲の設定を説明するため の図である。
図 5 8 も 右画像で抽出された対応する特徴点の例を示し た図である
図 5 9 は 補正結果呈示装置 2 7 0 の一例を表した図であ る。
図 6 0 は 本発明の第 1 3 の実施の形態に於ける別の動作 例を説明するフローチヤ一トである。
図 6 1 は、 本発明の第 1 3 の実施の形態に於ける更に別の 動作例を説明するフ ロ ーチヤ一トである。
図 6 2 は、 本発明の第 1 4の実施の形態に於けるキヤ リ ブ レーショ ンずれ補正装置の基本構成を示すプロ ック図である 図 6 3 は、 本発明の第 1 4 の実施の形態に於けるキヤ リ ブ レーショ ンずれ捕正装置の詳細な動作を説明する フ ロ ーチヤ
ー トである。
図 6 4 は、 本発明の第 1 5 の実施の形態に於けるキヤ リ ブ レーショ ンずれ補正装置の基本構成例を示 したプロ ッ ク 図で める。
図 6 5 は、 本発明の第 1 5 の実施の形態に於ける キヤ リ ブ レーショ ンずれ補正装置の動作を説明する フ ローチヤ一 トで ある。
図 6 6 は、 本発明の第 1 6 の実施の形態に於けるキヤ リ ブ レーショ ンずれ補正装置の基本構成例を示 したプロ ッ ク 図で める。
図 6 7 は、 本発明の第 1 6 の実施の形態に於けるキヤ リ ブ レーシ ョ ンずれ捕正装置の動作を説明する フ ローチヤ一 ト で ある。
図 6 8 A及び図 6 8 B は、 ェ ピポーラ線か らのずれ d i を 説明するための図である。
図 6 9 は、 本発明の第 1 7 の実施の形態に於.けるキヤ リ ブ レーシ ョ ンずれ補正装置の基本構成例を示 したプロ ッ ク 図で ある。
図 7 0 は、 ス テ レオ撮影装置で撮影される キヤ リ ブレーシ ョ ンパターンの例を示 した図である。
図 7 1 は、 ス テ レオ撮影装置で撮影される キヤ リ プ レーシ ョ ンパターンの他の例を示 した図である。
図 7 2 A及び図 7 2 B は、 本発明の第 1 8 の実施の形態の キヤ リ ブレーシ ョ ンずれ捕正装置によ るス テ レオ画像の様子 を表 した も のであ り 、 図 7 2 Aは時刻 1 での左画像の例を示
した図、 図 7 2 Bは時刻 1 と は異なる時刻 2 での左画像の例 を示した図である。
図 7 3 は、 本発明の第 1 7の実施の形態に於けるキヤ リ ブ レーショ ンずれ捕正装置の処理動作を説明するフローチヤ一 トである。
図 7 4 は、 本第 1 7 の実施の形態に於けるキヤ リ プレーシ ョ ンずれ補正装置の別の処理動作を説明する フローチヤ一 ト である。 .
発明を実施するための最良の形態
以下、 図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図 1 は、 本発明に係るステ レオカ メ ラ支持装置及ぴ該装置 が適用されたステ レオカメ ラ システムの構成を示す図である。
本ステ レオカ メ ラ システム 1 0 は、 後述するステ レオァダ プタ 1 2及び撮像装置 1 4 と を有して構成されるステ レオ力 メ ラ 1 6 と、 処理装置 1 8 と、 制御装置 2 0 と、 運転装置 2 2 と、 音声装置 2 4及び振動装置 2 6等を有して構成される 警告装置 2 8 と、 入力装置 3 0 と、 表示装置 3 2 と、 車速セ ンサ 3 4 と、 測距レーダ 3 6 と 、 照度センサ 3 8 と、 外部力 メ ラ 4 0 と、 G P S (全地球測位システム) 4 · 2 と、 V I C S (渋滞情報取得装置) 4 4 と、 外部通信装置 4 6 と、 ステ レオカメ ラ支持装置 5 0 と、 カメ ラ姿勢センサ 5 2及び車両 姿勢センサ 5 と を備えている。
そ して、 ステ レオカ メ ラ支持装置 5 0 には、 ステ レオカ メ ラ結合装置 5 6及び支持制御装置 5 8 とが設けられている。
こ こで、 ステ レオアダプタ 1 2 は、 図 2 に示される よ う に、
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18 カメ ラ等の撮像装置 1 4 内部にある撮像光学系 6 2 の前方に 取り 付け られる もので、 2 つの受光部位 (ミ ラー 7 0 a 、 7 O b ) と 、 光学系 (ミ ラー 7 2 a 、 7 2 b ) とから構成され ている。 前記ステ レオアダプタ 1 2 は、 撮像素子 6 4 に視差 画像 6 6 を形成するために用いられる ものである。 図 2 に於 いて、 同一被写体 7 4 からの光は、 所定距離離間 した前記 2 つの受光部位 (ミ ラー 7 0 a 、 7 0 b ) で受光される。 そ し て、 この受光された各々 の光が、 光学系 (ミ ラー 7 2 a 、 7
2 b ) で反射されて、 撮像装置 1 4の撮像光学系 6 2 に導か れる。
ステレオアダプタ 1 2 と撮像装置 1 4 (或いはそれらに加 えて処理装置 1 8 ) を含んで構成されるステ レオカ メ ラ 1 6 は、 ステ レオカ メ ラ支持装置 5 0 によ って種々の方向を撮像 する こ とが可能に構成されている。
このステ レオカメ ラ 1 6 は、 図 3 A、 図 3 B、 図 3 C、 図
3 Dに示される よ う に、 車両 8 0 の車内及び車外の任意の位 置 (ハッチングして示される位置) に装着する こ とが可能で ある。 車両 8 0 の車外に装着する際は、 車両のボンネ ッ ト、 ピラー、 ヘッ ドライ ト等に装着可能であ り 、 車外の風景をさ ま ざまな方向から撮影する こ とが可能である。 また、 車両 8 0 の車内に装着する際は、 ダッシュポー ト上、 ルーム ミ ラー 等に装着可能である。
処理装置 1 8 は、 前記ステ レオアダプタ 1 2 を通 して、 撮 像装置 1 4 から撮影された画像から三次元再構成等の処理を 行い、 三次元距離画像等の作成を行う。 制御装置 2 0 4 は、
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19 画像情報と車両情報を統括する役割を有している。 例えば、 処理装置 1 8 で処理された結果を表示装置 3 2 に表示した り 、 処理装置 1 8 によ り 得られた距離情報と車速センサ 3 4等の 情報と を分析して、 警告装置 2 8 に警告を発生させたり 、 運 転装置 2 2 を制御して運転者に安全運転を促すこ とができる よ う になつている。 また、 入力装置 3 0 は、 例えば、 リ モコ ン等の入力機器を用いて制御装置 2 0 に指示を与える もので、 モー ド等の切り換えを行う こ とができる。
前述よ り 理解される通り 、 処理装置 1 8 と制御装置 2 0 は、 本システムに於ける情報処理手段を構成してお り 、 このシス テムを備えた車両に搭載されたコ ンピュータ によって双方の 装置の機能が賄われる よ う に構成され得る。
更に、 警告装置 2 8 は、 前述 したよ う に、 音声装置 2 4、 振動装置 2 6等から構成される。 例えば、 音声装置 2 4 はス ピー力等からの音声によ り 、 振動装置 2 6 は運転席シー トの 振動によ り 、 運転者に警告を発するものである。
こ こで、 ステ レオカ メ ラ支持装置 5 0 の構成要素であるス テ レオカメ ラ結合装置 5 6 は、 ステレオカメ ラ 1 6 を車両 8 0 に結合して支持する。 また、 ステ レオカメ ラ支持装置 5 0 の構成要素である支持制御装置 5 8 は、 ステ レオカメ ラ結合 装置 5 6 に信号を出力 して、 ステ レオカメ ラ 1 6 の撮像方向 を制御する。
また、 車両姿勢セ ンサ 5 4は、 車両の姿勢または位置を検 出する検出手段であ り 、 道路に対する車両の傾き を検出する。 そ して、 この車両姿勢センサ 5 4 の検出値、 処理装置 1 8 で
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20 処理された画像情報、 G P S 4 2 の情報等に基づいて、 支持 制御装置 5 8 が、 ステ レオカメ ラ 1 6 の撮像範囲、 すなわち 撮像視野を何処に定めるかを制御する。
すなわち、 車両が傾く こ とによ って撮像視野が適正な状態 からずれた場合は、 元の撮像視野になる よ う に、 ステ レオ力 メ ラ結合装置 5 6 に対して制御信号を出力する。 この際、 支 持制御装置 5 8 は、 カメ ラの姿勢または位置を検出するセン サであるカメ ラ姿勢センサ 5 2 の検出出力値に基づいて現在 のカ メ ラ の状態を把握し、 制御信号を生成する。 そ して、 ス テレオカメ ラ結合装置 5 6 は、 この制御信号に基づいて内部 に設けられた調整機構を駆動し、 ステ レオカ メ ラ 1 6 を所望 の方向に設定する。
尚、 前述の車両姿勢センサ 5 4 は、 鉛直方向または水平方 向に対する相対的な角度を検出する傾斜検出手段と して機能 し得、 更に、 当該車両の接地面に対する相対的な位置を検出 する高さ検出手段と して機能し得る。
尚、 この制御に必要な各種の情報及び検出信号は、 制御装 置 2 0 を介して支持制御装置 5 8 に入力される。 但し、 この 形態に限定されず、 支持制御装置 5 8 が直接制御に必要な各 種の情報及び検出信号を受け取る よ う に構成しても よい。 ま た、 制御装置 2 0 と支持制御装置 5 8 とが適宜機能を分担し て、 制御に必要な各種の情報及び検出信号を受け取る よ う に 構成してもよい。
次に、 処理装置 1 8 が備えている三次元距離画像等を作成 する機能について概説する。 尚、 処理装置 1 8 の構成例 と適
用され得る画像処理理論については、 本件出願人が、 特願 2 0 0 3 - 0 4 8 3 2 3号公報と して既に提案している。
図 4 A及び図 4 B は、 処理装置 1 8 で求めた三次元距離画 像を示したものである。
図 4 Aは撮影された画像であ り 、 図 4 B はその画像から距 離を算出 した結果を示す図である。 このよ う に、 カメ ラから 被写体までの距離を三次元情報と して算出する こ とができ る : 尚、 図 4 Bでは、 輝度が高いほど距離が近いこ と を表してい る。
また、 三次元距離画像に基づいて、 処理装置 1 8 は、 道路 領域と非道路領域を弁別する こ と ができ、 更に道路面内にあ る物体、 非道路領域にある障害物を認識し抽出する こ と もで きる o
従って、 図 5 に示される よ う に、 三次元再構成等の処理を 行って抽出 した道路の平面或いは曲面形状を、 表示装置 3 2 の表示部 3 2 a 上に表示するこ と もでき る。 更に、 この と き 車両 8 0 から等間隔離れた道路面上の点群を、 直線或いは曲 線 S L 1 、 S L 2、 S L 3 でスーパーイ ンポーズ表示する。 更に、 この表示装置 3 2 は、 処理装置 1 8 によって、 その道 路上の前方を走行する車両 T l 、 Τ 2等を認識して、 その前 方車両を外包する楕円または矩形等で表示する と共に、 前方 車両 T l 、 Τ 2等までの距離を表示する こ と もできる。
こ のよ う に、 本ステ レオカ メ ラ システムを用いれば、 道路 及び被写体に関する種々の情報を得る こ とができ る。
[第 1 の実施の形態]
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22
. 図 6 は、 本発明に係る第 1 の実施の形態のステ レオカ メ ラ 支持装置 5 0のステ レオカメ ラ結合装置 5 6 の構成例を示す 図である。
ステ レオカ メ ラ結合装置 5 6 は、 ステ レオカ メ ラ 1 6 を車 両 8 0 に取り 付けるための結合部材である と共に、 ステ レオ カメ ラ 1 6 を所望の位置、 姿勢に変更自在に制御する こ とが 可能なよ う に捧成されている。 ステ レオカ メ ラ結合装置 5 6 の両端には、 車体と結合させるため車体の適所に固定される 支持部材 8 4、 及ぴステレオカ メ ラ 1 6 と結合させるための 被支持部材 8 6 とが設けられている。
そ して、 この よ う に して車体に結合されたステ レオカ メ ラ 1 6 を所定範囲内で方向自在とするための機構が設けられて いる。 すなわち、 この機構は、 ョ一回動軸 8 6 a 、 ピッチ回 動軸 8 6 b 、 ロール回動軸 8 6 c の 3 軸回 り に回動可能に構 成する ョ一回動モータ 8 8 a 、 ピッチ回動モータ 8 8 b 、 口 一ル回動モータ 8 8 c を備えた姿勢制御機構-である。
また、 図 6 に於いて、 9 0 a 及び 9 O b は、 ステ レオァダ プタ 1 6 に設け られた視野マスク開口 ( L ) 及び視野マスク 開口 ( R ) である。
本構成のステ レオカメ ラ結合装置 5 6 に対して、'支持制御 装置 5 8 は、 それぞれのモータに対する制御信号を出力する こ と によって、 ステ レオアダプタ 1 2 を所望の方向に制御す る こ とが可能と なる。 尚、 図 6 には示されていないが、 ステ レオカメ ラ結合装置 5 6 には、 カメ ラの姿勢または位置を検 出するカメ ラ姿勢センサ 5 2 (図 1 ) が設け られている。 こ
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23 のカメ ラ姿勢センサ 5 2 は、 例えば、 それぞれのモータの回 動角度を検出 じてもよい。
尚、 ステ レオカ メ ラ結合装置 5 6 と しては、 図 6 に示され る よ う な 3軸制御機構を備えた方式のものに限らず、 例えば、 電動式の公知のジンバル機構を適用する こ と ができ る。 また、 本件出願人が提案した特許第 3 3 0 6 1 2 8 号の鏡枠支持機 構に準じたメ カニズムを適用 してもよい。
尚、 ステ レオカメ ラ結合装置 5 6 は、 図 6 に例示したよ う な 3軸について、 自動で制御する方式のものではなく 、 例え ば、 ョ一角については手動で調整する ものであっても よい。 このための手動調整機構は、 例えば、 回動、 ロ ッ クが可能な ユニバーサルジョ イ ン ト、 或いはカメ ラ用 自 由雲台の如く に 懸架された被支持体を、 所望の取り 付け角度にロ ックネジを 緩めて指向 した後、 ロ ックネジの締め付け角度を固定する こ とで方向を調整する よ う な構成を採るこ とができる。
次■に-.、 - 本発明に係る第 1 の実施の形態のステ レオカメ ラ支 持装置 5 0 の動作について説明する。
図 7 A及び図 7 B は、 車両 8 0 に搭載されたステレオカメ ラの撮像方向を示す図であ り 、 図 8 は、 ステ レオカメ ラ支持 装置 5 0 に於ける制御の概略の手順を示すフ ローチヤ一 トで ある。
図 7 Aでは、 ステ レオカ メ ラ 1 6 はステ レオカメ ラ結合装 置 5 6 を介 して、 車両 8 0 の車内の適所 (ダッシュボー ド上 やフ ロ ン トガラス上方の中央位置近傍等) に懸架されている。 そ して、 このステ レオカメ ラ 1 6 の視野 9 4 の中心線 9 6 は、
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24 道路面 9 8 に対して平行になる よ う に設定されている。 し力 しながら、 この状態では撮影されたフ レームの上部領域には、 目的とする被写体に関する画像を処理する上で不必要な背景 領域である空が撮影されて しま う。 そのため、 本来必要と さ れる前方車両等の被写体 1 0 0や道路面 9 8 等、 撮像する領 域の占める割合が不十分な画像となっている。
そこで、 図 7 B に示される よ う に、 ステ レオカ メ ラ結合装 置 5 6 によ る制御によってステ レオカ メ ラ 1 6 の撮像姿勢を 調節する。 この場合、 前方の被写体 1 0 0 の上端部 (当該被 写体の輪郭の う ち最高水準位置にある輪郭部分) が、 視野 9
4 の上端部 (従って、 撮像された映像のフ レーム上端) に位 置する よ う に調節する。 これによつて、 道路面 9 8 の撮影領 域が広が り 、 また空等の不必要な背景領域が減少 し視野を有 効に利用する こ とができる。
こ こで、 前述したステ レオカ メ ラ支持装置 5 0 の制御動作 について、 図 8のフローチャー トを参照して説明する。
まず、 ステ ップ S 1 にて、 支持制御装置 5 8では、 処理装 置 1 8 によ り 実行された物体認識処理結果が受け取られる。 すなわち、 処理装置 1 8 では、 三次元距離画像 (該当する ピ クセルを表す情報と距離を表す情報と を含む) に基づいて、 道路領域と非道路領域が弁別され、 当該道路領域内に存在す る被写体 1 0 0 が認識されて抽出される。 この際、 処理装置 1 8 は、 認識された被写体 1 0 0 の內から、 走行している車 両のみをその特徴に基づいて抽出しても よい。
ついで、 ステ ップ S 2 にて、 支持制御装置 5 8 では、 撮像
視野中に存在する被写体 1 0 0 についての輪郭部分の最高水 準位置が求め られる。 そ して、 ステ ップ S 3 に於いて、 その 最高水準位置が視野 9 4の上端部 (従って、 映像のフ レーム 上端。 以下同様) よ り も上に存在するか否かが調べられる。
こ こで、 撮像視野中に複数の被写体 1 0 0 が存在する場合 は、 それらの内、 輪郭部分の水準位置が最も高い位置が求め られる。 その最高水準位置が視野 9 4 の上端部よ り も下に存 在する場合 (ステ ップ S 3 N o ) は、 ステ レオカ メ ラ 1 6 は所望の姿勢位置に対して後傾している。 そこで、 ステ ップ S 4 へ移行して、 支持制御装置 5 8 によ り カ メ ラ姿勢セ ンサ 5 2 の検出出力からカ メ ラ の傾きが取り 込まれる。 そ して、 被写体 1 0 0 の最高水準位置が視野 9 4 の上端部【こ位置され る よ う に、 支持制御装置 5 8 に対してステ レオアダプタ 1 2 の姿勢を調節する制御信号が出力される。
一方、 その最高水準位置が視野 9 4 の上端部よ り も上に存 在する場合 (ステ ップ S 3 Y e s ) は、 ステ .レオカ メ ラ 1 6 は所望の姿勢位置に対して前傾している。 そこで、 ステ ツ プ S 5 へ移行して、 支持制御装置 5 8 によ り カメ ラ姿勢セン サ 5 2 の検出出力からカメ ラの傾きが取り 込まれる。 そ して、 被写体 1 0 0 の最高水準位置が視野 9 4 の上端部に位置され る よ う に、 支持制御装置 5 8 からステ レオカ メ ラ結合装置 5 6 に対して、 カメ ラ姿勢を調節する制御信号が出力される。 ステ ップ S 6 では、 制御信号を受け取ったステ レオカ メ ラ 結合装置 5 6 によ り 、 内部に設け られカ メ ラ の姿勢を調節す るための機構が駆動されて、 ステ レオカ メ ラ 1 6 の視野 9 4
が所望位置に調節される。
前述に於いて、 車両の電源キーがオンにされる等して、 ス テレオカ メ ラ支持装置 5 0 が起動 した当初の時点でのステ レ ォカメ ラ 1 6 の姿勢を どのよ う にするかについては、 何通り かの態様をと り得る。
すなわち、 1 つの態様では、 起動時 (すなわち、 本システ ムの初動時) には、 一律に水平の姿勢 (ステ レオカメ ラ の撮 像光学系乃至その近傍に設定した視点からステ レオカメ ラ 1 6 の撮像視野を見込んで撮影する と きの視野の中心線、 すな わち、 図 7 A、 図 7 B にて既述の中心線 9 6 が水平方向 と な る姿勢) と なる よ う に しておき、 その後、 車両の走行に伴つ て、 前述の三次元距離画像の情報に基づいて次第にステ レオ カメ ラの姿勢を既述の如く 調節する よ う に制御を行う。
この態様をと る場合は、 初動状態では、 例えば、 ガレージ の壁面を撮像して しま う よ う な状況であっても、 ステ レオ力 メ ラは、 その後の走行による視野の展開に応じて-何れの姿勢 にも中立的な位置から最適な姿勢に向けて適切な制御が実行 され得る。 従って、 このシステムに於ける制御に馴染まない よ う な初動段階にある と きに、 無駄な情報処理や制御が行わ れ、 これに起因 して優先順位が相対的に高い処理の高速化が 阻害される といった恐れが回避される。
また、 別の態様と しては、 初動時は、 前回の制御で設定さ れた最後の状態を維持する よ う に しても よい。 この場合は、 車両が再度走行を始めるのは、 前回の制御で設定された最後 の状態からである蓋然性が高いこ とから、 走行を開始して力
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27 ら比較的早い時点でス テ レオカメ ラの姿勢を 目標と されるベ きものに合致させる こ とができる可能性が高い。
更に別の態様と して、 初動時は、 ステレオカメ ラの姿勢を 相対的に下向き (すなわち、 前述の中心線 9 6 が、 水平方向 よ り も下向き、 乃至、 初動時以外に制御される向き よ り も下 向きの姿勢) に設定する よ う に制御する態様をと つても よい。 この場合は、 初動時に特に注意しなく てはな らない周囲の障 害物や幼児、 ぺッ トの動物等の存在を見逃して しま う といつ た恐れを低減させるこ とができる。
前述した初動時でのステ レオ力 メ ラの姿勢制御の各種態様 は、 例えば、 予め複数の制御モー ドと して操作者の任意によ つて選択可能に設定され得る よ う にシステ ムを構成しても よ い
以上は、 初動時に於けるス テ レ オカ メ ラ の姿勢に関する 種々 の制御態様であるが、 本発明のシステ ムを備えた車両の 走行状態に応じてス テ レオカメ ラ の姿勢制御の傾向を選択す る態様も採り得る。 すなわち、 高速走行時は、 ス テ レオカメ ラ の姿勢を相対的に下向き (前述と略々同義) と なる よ う に 制御し、 低速走行時は、 相対的に上向き と なる よ う に制御す る。
こ の態様によれば、 高速走行時には撮像によ り 得た映像か ら道路の部分を安定的に抽出 · 弁別 し、 遠方の車両を正確に 認識する こ とができ る。 また、 低速走行時には、 運転者によ る注意が薄れがちな比較的高い物体を確実に認識でき る、 と いつた点で性能が高いシステムが実現される。
尚、 注目すべき被写体の輪郭の最高水準部分が、 映像のフ レームの上端を更に上方に逸脱 して しま う よ う な高い被写体 に近接し、 乃至遭遇 したこ とが該当するセンサ等によ り され たと きには、 自動的に、 ステ レオカ メ ラの姿勢が上向き と な るに制御される よ う に しても よい。 また、 操作者の認識に基 づいて人為的操作によって、 ステ レオカメ ラ の姿勢を上向き に操作するための補助的手段を併設する よ う に してもよい。
尚、 ステ レオカ メ ラの姿勢を、 該ステ レオカ メ ラを備える 車両の組立て行程中、 乃至、 工場出荷前に所定のものに設定 する こ と は、 1 つの技術的手法と して考慮され得る。
尚、 カメ ラを移動させるための制御動作は、 いわゆる現代 制御理論によるか古典制御理論によるかに拘わらず、 フ ィ ー ドバック制御或いはフ ィ ー ドフ ォ ヮー ド制御乃至これらを折 衷した方式であってよ く 、 P I D制御、 Hイ ンフ ィ ニティ制 御、 適応型モデル制御、 フアジィ制御、 ニューラルネ ッ ト等 の公知の種々の制御方法を適用する こ とができ る。
例えば、 一般的な P I D等のフ ィ ー ドバッ ク制御を用いる 場合には、 支持制御装置 5 8 は、 その制御ループ内で最高水 準位置と視野 9 4の上端と の偏差量に対応した制御信号を生 成してステ レオカ メ ラ結合装置 5 6 に出力 し、 その偏差量が " 0 " になるまでその動作を操り 返すこ とで所望の姿勢に力 メ ラを制御する こ とができる。
前述よ り 理解される とお り 、 この実施の形態では、 ステ レ ォカメ ラ 1 6 を設置する車両側に設け られた支持部材 (メ ン バ) 8 4 と、 該ステ レオカ メ ラ 1 6 の所定部位に設け られた
被支持部材 (メ ンバ) 8 6 とが、 前記両メ ンバ間の相対位置 が所定範囲内で可変である よ う に結合する こ と によって、 当 該ステレオカメ ラ を前記車両に支持する よ う に構成された結 合部材と、 このよ う な結合部材によって車両に支持されたス テ レオカメ ラ 1 6 の姿勢乃至位置を制御する制御手段と は、 ステ レオカ メ ラ結合装置 5 6 と支持制御装置 5 8 と の各該当 機能部によって具現化されている。
また、 このよ う な支持制御装置 5 8 を含むシステムは、 制 御手段は、 当該車両の姿勢乃至位置を検出する検出手段の検 出出力を用いてステ レオカ メ ラの姿勢制御を行う が、 この制 御に於いては、 これら検出出力を制御系の一の状態変数と し て制御動作を行う形態であ り得る。
また、 支持制御装置 5 8 の制御演算機能部は、 別個の回路 と して構成する こ と な く 制御装置 2 0 の該当機能部と一体的 に当該車両に搭載される共通の コ ンピュータ によ って、 この 機能をも賄う よ う に構成され得る。
[第 2の実施の形態]
次に、 本発明に係る第 2 の実施の形態のステ レオカメ ラ支 持装置 5 0 について説明する。
第 2 の実施の形態のステ レオカメ ラ支持装置 5 0 は、 前述 した第 1 の実施の形態のステ レオカメ ラ支持装置 5 0 と 同様 に、 図 1 に示されるステ レオカ メ ラシステムに組み込まれて 適用 される。 そして、 第 2 の実施の形態のステ レオカ メ ラ結 合装置 5 6 の構成は、 図 6 に示される第 1 の実施の形態のス テ レオカメ ラ結合装置 5 6 の構成と同様である。 従って、 第
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1 の実施の形態と同一の部位には同一の符号を付して、 その 詳細の説明は省略する。
次に、 本発明に係る第 2 の実施の形態のステ レオカ メ ラ支 持装置 5 0 の動作について説明する。 本実施の形態では、 ス テレオカメ ラ支持装置 5 0 は、 車両 8 0 の前後方向の傾きに よる視野の変化を捕正する。
図 9 A及び図 9 B は、 車両の前後方向の傾きによるス テ レ ォカ メ ラ の撮像方向を示す図であ り 、 図 1 0 は、 ス テ レオ力 メ ラ支持装置 5 0 に於ける制御動作の概略の手順を示すフ ロ 一チャー トである。
図 9 Aに示される よ う に、 ステレオカメ ラ 1 6 は、 ス テ レ ォカ メ ラ結合装置 5 6 を介 して、 水平面に対して所定の傾き 角度 0 下方を観測する よ う に車両 8 0 に懸架されている。 そ して、 この車両 8 0 には、 車体の前後の傾きを検出する傾斜 セ ンサ 5 4 a、 或いは前輪部、 後輪部のサスペンシ ョ ン と の 距離を測定する サスペンシ ョ ンス ト ロ ーク セ ンサ 5 4 b、 5 4 c が設けられている。
と ころで、 車両 8 0 に乗車する人数、 乗車位置が変化した 場合、 または車の荷台に積載する荷物の重量が変化した場合 には、 それによつて車両 8 0 の前後の傾斜角度も変化する。 更に、 減速、 加速時に於いても車両 8 0の前後の傾斜角度は 変化する。 この結果、 ステ レオカ メ ラ の視野も適正な状態か ら外れて しま う こ と となる。
そこで、 図 9 B に示される よ う に、 傾斜センサ 5 4 a で検 出された車体の傾斜角、 或いはサスペンシ ョ ンス ト ロークセ
ンサ 5 4 b 、 5 4 c で検出 されたス ト ロータ カ、ら算出された 車体の傾斜角に基づいて、 カ メ ラ の視野が所望の状態になる よ う にステ レオカ メ ラ 1 6 の撮像方向が制御される。
尚、 傾斜センサ 5 4 a 、 サスペンシ ョ ンス ト ロークセ ンサ 5 4 b 、 5 4 c 等を複数の検出端の各変換器と して含んで、 既述の車両姿勢センサ 5 4 が構成される形態を と り 得る。
次に、 前述 したステ レオカ メ ラ支持装置 5 0 の制御動作を、 図 1 0 のフ ローチャー ト を参照 して説明する。
先ず、 ステ ップ S 1 1 にて、 支持制御装置 5 8 では、 車両 8 0 の前輪部と後輪部に取 り 付け られたサスペンシ ョ ンス ト ロークセンサ 5 4 b 、 5 4 c の検出出力が読み込まれる。 そ して、 続く ステ ップ S 1 2 にて、 このス ト ロ ークセンサの差 が演算される こ と によ り 、 車両 8 0 の前後の傾き が算出 され る。 そ して、 ステ ップ S 1 3 に於いて、 車両が基準状態 と比 較して前傾しているかど う かが調べられる。
こ こ-で、 車-両が基準状態 と 比較 して後傾 している場合 (ス テ ツプ S 1 3 N o ) は、 ステ レオカ メ ラ 1 6 は所望の姿勢 位置に於ける よ り も上方を撮像 している。 そこで、 ステ ップ S 1 4 へ移行して、 支持制御装置 5 8 にて、 カ メ ラ姿勢セン サ 5 2 の検出出力からカ メ ラ の傾きが取 り 込まれ、 ステ レオ カ メ ラ結合装置 5 6 に対 してステ レオカ メ ラ 1 6 の視野方向 が下向き と なる よ う に、 カ メ ラ の姿勢を調節させるための制 御信号が出力される。
一方、 車両が基準状態と 比較 して前傾 している場合 (ステ ップ S 1 3 Y e s ) は、 ステ レオカ メ ラ 1 6 は所望の姿勢
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32 位置に於ける よ り も下方を撮像している。 そこで。 ステ ップ S 1 5 へ移行して、 支持制御装置 5 8 によ り 、 カメ ラ姿勢セ ンサ 5 2 の検出出力からカ メ ラの傾きが取り 込まれ、 ス テ レ ォカメ ラ結合装置 5 6 に対してステレオカメ ラ 1 6 の視野方 向が上向き と なる よ う に、 カメ ラの姿勢を調節させるための 制御信号が出力される。
そ して、 ステップ S 1 6 にて、 制御信号が受け取られたス テレオカメ ラ結合装置 5 6 では、 内部に設け られたカメ ラの 姿勢を調節するための機構が駆動されて、 ステ レオカメ ラ 1 6 の視野 9 4が所望位置となる よ う に調節される。
尚、 車両 8 0 の傾きは、 傾斜セ ンサ 5 4 a の検出出力が用 いられて検出される よ う に しても よ く 、 また、 サスペンショ ンス ト ロークセ ンサ 5 4 b、 5 4 c の検出出力と、 傾斜セ ン サ 5 4 a の検出出力が組合わされて傾斜角度が算出される よ う にしてもよい。
また、 カ メ ラ-を移動させるための制御動作は、 いわゆる現 代制御理論によるか古典制御理論によ るかに拘わらず、 フ ィ 一ドバック制御或いはフ ィ ー ドフ ォ ヮ ー ド制御乃至これらを 折衷 した方式であってよ く 、 P I D制御、 Hイ ンフィ ニティ 制御、 適応型モデル制御、 フ ア ジィ制御、 二ユーラルネ ッ ト 等の公知の種々の制御方法を適用する こ とができ る。 例えば、 一般的な P I D等のフ ィ ー ドパック制御を用いる場合には、 支持制御装置 5 8 では、 その制御ループ内でカメ ラ姿勢セ ン サ 5 2 の目標値と実績値と の偏差量に対応した制御信号が生 成されてス テ レオカ メ ラ結合装置 5 6 に出力され、 その偏差
量が " 0 " になるまで、 その動作が繰り 返される こ と で所望 の姿勢にカメ ラを制御する こ とができる。
また、 本第 2 の実施の形態に係るステ レオカ メ ラ支持装置 5 0 の制御動作は、 前述した第 1 の実施の形態に係るステ レ ォカメ ラ支持装置 5 0 の制御動作と組合わせて動作させても よ く 、 また単独で動作させてもよい。
[第 3 の実施の形態]
次に、 本発明に係る第 3 の実施の形態のステ レオカ メ ラ支 持装置 5 0 について説明する。
第 3 の実施の形態のステ レオカ メ ラ支持装置 5 0 は、 前述 した第 丄 の実施の形態のステレオカメ ラ支持装置 5 0 と同様 に、 図 1 に示されるステ レオカメ ラシステムに組み込まれて 適用される。 そ して、 第 3 の実施の形態のステレオカメ ラ結 合装置 5 6 の構成は、 図 6 に示される第 1 の実施の形態のス テレオカ メ ラ結合装置 5 6 の構成と 同様である。 従って、 第 1 の実施の形態と同一の部位には同一の符号を付して、 その 詳細の説明は省略する。
次に、 本発明に係る第 3 の実施の形態のステ レオカメ ラ支 持装置 5 0 の動作について説明する。 本実施の形態では、 ス テ レオカメ ラ支持装置 5 0 は、 車両の左右方向の傾き によ る 視野の変化を補正する。
図 1 1 A及び図 1 1 Bは、 車両 8 0 が左右方向に傾いた場 合のステ レオカ メ ラ の姿勢を示す図であ り 、 図 1 2 は、 ステ レオカメ ラ支持装置 5 0 に於ける制御動作の概略の手順を示 すフローチヤ一ト図である。
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34 図 1 1 Aに示される よ う に、 ステ レオカメ ラ 1 6 は、 ステ レオカ メ ラ結合装置 5 6 を介して、 道路面 9 8 に対して平行 に、 車両 8 0 に懸架されている。 そ して、 この車両 8 0 には、 車体の左右の傾き を検出する傾斜セ ンサ 5 4 d、 或いは左右 の車輪部のサスペンシ ョ ンの距離を測定するサスペンシ ョ ン ス ト ロークセンサ 5 4 e 、 5 4 f が設けられている。
と ころで、 車両 8 0 に乗車する人数、 乗車位置が変化 した 場合、 または車の荷台に積載する荷物の重量が変化した場合 には、 それによつて車両 8 0 の左右の傾斜角度も変化する。 更に、 右折、 左折時に於いても、 車両 8 0 の左右の傾斜角度 は変化する。 この結果、 ステレオカメ ラの視野 (それを見込 む方向) も、 適正な状態から外れて しま う こ と となる。
そこで、 図 1 1 B に示される よ う に、 傾斜センサ 5 4 dで 検出 した車体の傾斜角、 或いはサスペンシ ョ ンス ト ロークセ ンサ 5 4 e 、 5 4 f で検出 したス ト ロークから算出 した車体 の傾斜角に基づいて、 カメ ラの視野が所望の状態になる よ う に、 ステレオカメ ラ 1 6 の撮像方向を制御する。
次に、 前述したステ レオカ メ ラ支持装置 5 0 の制御動作に ついて、 図 1 2 のフ ローチャー トを参照して説明する。
先ず、 ステ ップ S 2 1 にて、 支持制御装置 5 8 によ り 、 車 両 8 0 の左右に取り 付け られたサスペンショ ンス ト ロークセ ンサ 5 4 e 、 5 4 f の検出出力が読み込まれる。 そ して、 ス テ ツプ S 2 2 にて、 このス ト ロークセンサの出力値の差が演 算される こ と によ り 、 車両 8 0 の左右の傾きが算出される。 次いで、 ステ ッ プ S 2 3 に於いて、 車両が基準状態と比較し
て右傾しているか否かが調べられる。
こ こで、 車両が基準状態と比較 して左傾している場合 (ス テ ツプ S 2 3 N o ) は、 ステ レオカ メ ラ 1 6 は所望の姿勢 位置に対して左傾して撮像している。 そこで、 ステップ S 2 4へ移行して、 支持制御装置 5 8 によ り 、 カメ ラ姿勢センサ 5 2 の検出値からカ メ ラの傾きが取り 込まれ、 ステレオカメ ラ結合装置 5 6 に対してステ レオカメ ラ 1 6 の方向を右傾向 きに調節させるための制御信号が出力される。
一方、 車両が基準状態と比較して右傾している場合 (ステ ップ S 2 3 Y e s ) は、 ステ レオカ メ ラ 1 6 は所望の姿勢 位置に対 して右傾して撮像している。 そこで、 ステップ S 2 5 へ移行して、 支持制御装置 5 8 によって、 カメ ラ姿勢セン サ 5 2 の検出出力からカ メ ラの傾きが取り 込まれ、 ステ レオ カメ ラ結合装置 5 6 に対してステ レオカメ ラ 1 6 の方向を左 傾向きに調節させるための制御信号が出力される。
その後、 ステ ップ S 2 6 にて、 制御信号を受け取ったステ レオカメ ラ結合装置 5 6 によ り 、 内部に設け られたカ メ ラの 姿勢を調節するための機構が駆動されて、 ステ レオカ メ ラ 1 6 の視野が所望位置に調節される。
尚、 車両 8 0 の傾きは傾斜センサ 5 4 d の検出出力を用い ても よ く 、 また、 サスペンシ ョ ンス ト ロークセンサ 5 4 e 、 5 4 ί の検出出力 と 、 傾斜センサ 5 4 d の検出出力を組合わ せて傾斜角度を算出する よ う に してもよい。
また、 カメ ラ を移動させるための制御動作は、 いわゆる現 代制御理論によ るか古典制御理論によ るかに拘わらず、 フィ
一ドバック制御或いはフ ィ ー ドフォ ヮー ド制御乃至これらを 折衷した方式であってよ く 、 P I D制御、 Hイ ンフイ エティ 制御、 適応型モデル制御、 フアジィ制御、 二ユーラルネ ッ ト 等の公知の種々 の制御方法を適用する こ と ができ る。 例えば、 一般的な P I D等のフィー ドバッ ク制御を用いる場合には、 支持制御装置 5 8 は、 その制御ループ内でカメ ラ姿勢センサ 5 2 の目標値と実績値との偏差量に対応した制御信号を生成 してステ レオカ メ ラ結合装置 5 6 に出力 し、 その偏差量が " 0 " になるまで、 その動作を繰り 返すこ とで所望の姿勢に カメ ラを制御する こ とができ る。
更に、 本第 3 の実施の形態に係るステ レオカメ ラ支持装置 5 0 の制御動作は、 前述した第 1 の実施の形態に係るステ レ ォカメ ラ支持装置 5 0 の制御動作と組合わせて動作させても よ く 、 また単独で動作させてもよい。
[第 4の実施の形態]
次に、 本発明に係る第 4 の実施の形態のステ レオ.カメ ラ支 持装置 5 0 について説明する。
第 4の実施の形態のステ レオカ メ ラ支持装置 5 0 は、 前述 した第 1 の実施の形態のステ レオカメ ラ支持装置 5 0 と 同様 に、 図 1 に示されるステ レオカメ ラシステムに組み込まれて 適用される。 そ して、 第 4 の実施の形態のステ レオカメ ラ結 合装置 5 6 の構成は、 図 6 に示される第 1 の実施の形態のス テレオカメ ラ結合装置 5 6 の構成と同様である。 従って、 前 述 した第 1 の実施の形態と 同一の部位には同一の符号を付し て、 その詳細の説明は省略する。
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37 次に、 本発明に係る第 4 の実施の形態のス テ レオカメ ラ支 持装置 5 0 の動作について説明する。 本実施の形態では、 ス テレオカメ ラ支持装置 5 0 は、 道路面 9 8 の傾斜を検出 して 視野の変化を補正する。
図 1 3 A及び図 1 3 Bは、 道路面の傾き と ス テ レオカ メ ラ の撮像方向を示す図であ り 、 図 1 4 は、 ス テ レオカ メ ラ支持 装置 5 0 の制御動作の概略の手順を示すフローチヤ一 トであ る。 . 図 1 3 A及び図 1 3 B に示される よ う に、 車両 8 0 の進行 方向前方の道路面 9 8 が傾斜している場合には、 ステ レオ力 メ ラの視野が適正な状態から外れて しま う こ と となる。 例え ば、 図 1 3 Aに示される よ う に、 道路面 9 8 が登り の場合は、 撮像フ レーム中には道路面の領域が増加するが、 被写体 1 0 0 (図 7参照) に関する情報が減少する。 また、 図 1 3 Bに 示される よ う に、 道路面 9 8 が下り の場合は、 撮像フ レーム 中には被写体 1 0 .0 (図 7参照) に関する情報が増加す-るが、 道路面の領域が減少する。
そこで、 進行方向前方の道路面 9 8 の傾斜を検出し、 それ に基づいてカメ ラの視野が所望の状態になる よ う にス テ レオ カメ ラ 1 6の撮像方向を調節する。
以下、 前述のス テ レオカ メ ラ支持装置 5 0 の制御動作につ いて、 図 1 4のフローチャー トを参照して説明する。
先ず、 ステップ S 3 1 では、 支持制御装置 5 8 にて、 処理 装置 1 8 が実行された道路面認識処理結果が受け取られる。 すなわち、 処理装置 1 8 では、 三次元距離画像 (該当する ピ
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38 クセルを表す情報と距離を表す情報と を含む) に基づいて、 進行方向の道路領域と非道路領域とが弁別され、 道路面が認 識されて抽出される。
次いで、 ステ ップ S 3 2 にて、 支持制御装置 5 8 では、 抽 出された道路面情報に基づいて特定の位置が求め られる。 こ の特定の位置と しては、 例えば道路の両辺の延長線が画像フ レーム上で交わる、 いわゆるパニ ツシングポイ ン ト とする こ とができ る。 そ して、 ステ ップ S 3 3 に於いて、 求め られた 特定の位置が画像フ レーム中の所定の位置よ り も下に位置す るか否かが調べられる。 すなわち、 特定の位置を見込む仰角 が、 所定の仰角よ り も小さいか否かが調べられる。
こ こで、 特定の位置を見込む仰角が、 所定の仰角よ り も大 きい場合 (ステ ップ S 3 3 N o ) は、 ステ レオカメ ラ 1 6 は所望の姿勢位置に対して上向き と なっている。 そこで、 ス テ ツプ S 3 4へ移行して、 支持制御装置 5 8 によ り 、 カメ ラ 姿勢センサ .5 .2.の検出出力からカ メ ラの傾きが取り 込まれ、 特定の位置を見込む角が所定の角 となる よ う に、 ステ レオ力 メ ラ結合装置 5 6 に対してステ レオカ メ ラ 1 6 の撮像方向を 調節させる制御信号が出力される。
一方、 特定の位置を見込む仰角が、 所定の仰角 よ り も小さ い場合 (ステ ッ プ S 3 5 Y e s ) は、 ステ レオカメ ラ 1 6 は所望の姿勢位置に対して下向き と なっている。 そこで、 ス テ ツプ S 3 5 へ移行して、 支持制御装置 5 8 によ り 、 カ メ ラ 姿勢センサ 5 2 の検出値からカ メ ラの傾きが取り 込まれ、 特 定の位置を見込む角が所望の角 と なる よ う に、 ステレオカメ
ラ結合装置 5 6 に対してステ レオカメ ラ 1 6 の撮像方向を移 動させる制御信号が出力される。
その後、 ステ ップ S 3 6 にて、 制御信号を受け取ったステ レオカメ ラ結合装置 5 6 では、 内部に設け られたカメ ラの姿 勢を調節するための機構が駆動されて、 ステ レオカメ ラ 1 6 の視野が所望の位置となる よ う に調節される。
尚、 カメ ラを移動させるための制御動作は、 いわゆる現代 制御理論によるか古典制御理論によるかに拘わらず、 フ ィ ー ドバック制御或いはフィ ー ドフォ ヮー ド制御乃至これらを折 衷した方式であってよ く 、 P I D制御、 Hイ ンフ ィ ニティ制 御、 適応型モデル制御、 フ アジィ制御、 ニューラルネ ッ ト等 の公知の種々の制御方法を適用する こ とができる。
例えば、 支持制御装置 5 8 は、 その制御ループ内で進行方 向前方の道路面 9 8 に於けるカメ ラ姿勢センサ 5 2 の 目標値 と制御量との制御偏差に応じた操作量の制御信号を生成する。 更に、 要すれば、 支持制御装置 5 8 は、 予め準備された車両 - の運動モデルに依拠して加減速の現在値、 ハン ドルの操作角 等に応じてフィ ー ドバック制御だけでは補償しきれない制御 偏差を除く ための補償用操作信号を生成して、 フィー ドフォ ワー ド制御によ る補償を加味する。 これによ つて、 オフセ ッ トのない且つ口バス トな制御を実現する こ とができる。
すなわち、 このよ う なフィ ー ドノくック制御と フィー ドフォ ワー ド制御と の折衷による制御を適用する こ と によ り 、 車両 の姿勢変動が激しく 、 フィ ー ドパ ック制御だけでは十分に制 御偏差を低減させる こ とが困難である と予測される よ う な状
況に於いても、 追従性が高い理想的なカメ ラの姿勢制御を実 現するこ とができる。
また、 本第 4 の実施の形態に係るステ レオカ メ ラ支持装置 5 0 の制御動作は、 前述した第 1 の実施の形態に係るステ レ ォカメ ラ支持装置 5 0 の制御動作と組合わせて動作させても よ く 、 また単独で動作させてもよい。
[第 5 の実施の形態]
次に、 本発明に係る第 5 の実施の形態のステ レオカメ ラ支 持装置 5 0 について説明する。
第 5 の実施の形態のステ レオカ メ ラ支持装置 5 0 は、 前述 した第 1 の実施の形態のステレオカメ ラ支持装置 5 0 と同様 に、 図 1 に示されるステ レオカメ ラシステムに組み込まれて 適用 される。 そ して、 第 5 の実施の形態のステレオカメ ラ結 合装置 5 6 の構成は、 図 6 に示される第 1 の実施の形態のス テレオカ メ ラ結合装置 5 6 の構成と 同様である。 従って、 第 1 の実施の形態と同一の部位には同一の符号を付して、 その 詳細の説明は省略する。
次に、 本発明に係る第 5 の実施の形態のステレオカメ ラ支 持装置 5 0 の動作について説明する。 本実施の形態では、 ス テレオカ メ ラ支持装置 5 0 は、 前述 した第 4 の実施の形態の 図 1 3 A及び図 1 3 B に示される よ う に、 道路面 9 8 の傾斜 を検出 して視野の変化を補正する。 伹し、 第 5 の実施の形態 では、 道路面の傾斜を G P S 4 2 からの情報に基づいて把握 する点が第 4の実施の形態と異なっている。
図 1 5 は、 ステ レオカメ ラ支持装置 5 0 の制御動作の概略
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41 の手順を示すフ ローチヤ一トである。
先ず、 ステ ップ S 4 1 にて、 支持制御装置 5 8 では、 G P S 4 2 (図 1参照) からの地図情報に基づいて、 車両 8 0 の 現在位置と進行方向前方の道路の地形情報が受け取られる。 そ して、 ステ ップ S 4 2 にて、 支持制御装置 5 8 によ り 、 前 方の道路面 9 8 の傾斜が予測され、 続く ステ ップ S 4 3 に於 いて、 予測された傾斜が登り か否かが調べられる。
こ こで、 前方の道路の傾斜が下り の場合 (ステ ップ S 4 3 N o ) は、 ステ レオカ メ ラ 1 6 の撮像方向は適正な姿勢位置 に対して上向き となっている と判断される。 従って、 ステ ツ プ S 4 4 へ移行して、 支持制御装置 5 8 によ り カメ ラ姿勢セ ンサ 5 2 の検出出力からカメ ラの傾きのデータが取り 込まれ る。 そ して、 その角度に対応した下向き補正量が算出されて、 支持制御装置' 5 8 か らステ レオカ メ ラ結合装置 5 6 に対 して カメ ラを移動させる制御信号が出力される。
一方、 前方の道路の顧斜が登 り の場合 (ステ ッ プ S 4 3 . Y e s ) は、 ステ レオカ メ ラ 1 6 の撮像方向は適正な姿勢位 置に対して下向き と なっている と判断される。 そこで、 ステ ップ S 4 5 へ移行し、 支持制御装置 5 8 によ り 、 カメ ラ姿勢 センサ 5 2 の検出出力からカメ ラの傾きのデータが取り 込ま れる。 そ して、 その角度に対応 した上向き補正量が算出され て、 支持制御装置 5 8 からステ レオカ メ ラ結合装置 5 6 に対 してカメ ラの姿勢を調節させる制御信号が出力される。
その後、 ステ ップ S 4 6 へ移行して、 制御信号が受け取ら れたステ レオカ メ ラ結合装置 5 6 では、 内部に設けられた力
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42 メ ラ の姿勢を調節するための機構が駆動されて、 ステ レオ力 メ ラ 1 6 の視野が所望位置に合致する よ う に調節される。
尚、 カ メ ラを移動させるための制御動作は、 いわゆる現代 制御理論によるか古典制御理論によるかに拘わらず、 フ イ ^" ドバック制御或いはフィー ドフォ ヮー ド制御乃至これらを折 衷した方式であってよ く 、 P I D制御、 Hイ ンフ ィ ニティ制 御、 適応型モデル制御、 フアジィ制御、 ニューラルネ ッ ト等 の公知の種々の制御方法を適用するこ とができる。
例えば、 支持制御装置 5 8 は、 その制御ループ内で進行方 向前方の道路面 9 8 に於けるカ メ ラ姿勢センサ 5 2の 目標値 と制御量と の制御偏差に応じた操作量の制御信号を生成する。 更に、 要すれば、 支持制御装置 5 8 は、 予め準備された車両 の運動モデルに依拠して加減速の現在値、 ハン ドルの操作角 等に応じてフィ ー ドバック制御だけでは補償しきれない制御 偏差を除く ための補償用操作信号を生成してフ ィ ー ドフォ ヮ ー ド制御による補償を加味する。 これによつて、 オフセ ッ ト のない且つロバス トな制御を実現する こ と ができ る。
すなわち、 このよ う なフ ィ ー ドバ ッ ク制御と フ ィ ー ドフォ ヮー ド制御との折衷による制御を適用する こ と によ り 、 車両 の姿勢変動が激しく 、 フィ ー ドバック制御だけでは十分に制 御偏差を低減させる こ とが困難である と予測される よ う な状 況に於いても、 追従性が高い理想的なカ メ ラ の姿勢制御を実 現する こ とができる。
また、 本第 5 の実施の形態に係るステ レオカメ ラ支持装置 5 0 の制御動作は、 前述した第 1 の実施の形態に係るステ レ
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43 ォカ メ ラ支持装置 5 0 の制御動作と組合わせて動作させても よ く 、 また単独で動作させてもよい。
以上、 本発明に係る各実施の形態のステ レオカ メ ラ支持装 置 5 0 を用いれば、 道路を走行する先行車両の形状、 先行車 両と の車間距離、 本ステ レオカメ ラを搭載した車両の走行状 態、 或いは道路状態による前後左右の車体の傾き、 前方の道 路面の傾斜等に影響されない適正な撮像視野を確保する こ と ができる。
[映像表示方法の実施例]
次に、 本発明に係るステ レオカ メ ラ支持装置 5 0 が適用さ れるステ レオカメ ラシステムを用いて、 運転者に対する映像 を表示する方法について、 図 1 6 A乃至図 1 6 C を参照 して 説明する。 ステ レオカ メ ラ 1 6 は、 一般に複数の視点を備え た構成とする こ とができ るが、 図 1 6 A乃至図 1 6 Cでは、 簡単のために 2つの視点を備えた構成と して表現している。
図 1 6 Aに示されるステ レオカ メ ラ 1 6 力、らは、 左側の視 野 9 4 a による映像 1 0 4 a (図 1 6 B参照) と 、 右側の視 野 9 4 b による映像 1 0 4 b (図 1 6 B参照) が得られる。 そこで、 制御装置 2 0 は、 運転者の運転位置に応 じて、 前記 映像 1 0 4 a 、 1 0 4 b を切 り 替えて表示装置 3 2 に表示す る。
例えば、 運転席が左側にある場合は、 左側の映像 1 0 4 a を表示装置 3 2 に表示し、 運転席が右側にある場合は、 右側 の映像 1 0 4 b を表示装置 3 2 に表示する。 これによつて、 運転者の視点と映像の視点とのずれをでき るだけ少な く する
こ と ができ、 映像がよ り 自然に見られる とい う効果が生ずる。 尚、 前述の実施の形態では、 ステ レオカ メ ラ支持装置は車 に搭載されているが、 本発明はこの形態に限定される もので はない。 すなわち、 本発明は移動体に於ける測距の眼と して 搭載される ステ レオカメ ラ一般に適用する こ とが可能である。 従って、 本発明は、 車、 船舶、 航空機、 ロボッ ト等の移動体 に.も搭載する こ とができ る。
また、 本発明の前述したシステムの実施の形態は、 必ずし も車両やロボッ トのよ う な移動体に測距の 目 と して搭載され る場合に限定される ものではな く 、 例えば、 カメ ラ 自体は、 監視カ メ ラ の如く 水平面上での位置を固定されながら 自 己に 向かって く る乃至は自 己から遠去かる よ う に相対移動する物 体と の距離を測る よ う に設置される形態で実施されても極め て有効である。
次に、 本発明の第 6 の実施の形態について説明する。
尚、 本発明を構成する各部は、 当該各部の機能を実現する 各個の装置と しても観念でき る ものであるため、 以下、 実施 の形態の説明に於いてはこれらを装置と称呼する。 尚、 キヤ リ ブレーシ ョ ンデータ保持部は、 キヤ リ ブレーシ ョ ンに係る データ を記憶、 保持するキャ リ ブレーシ ョ ンデータ記憶装置 と して実現される。
[第 6の実施の形態]
本発明の第 6 の実施の形態と して、 撮影装置内部のキヤ リ ブレーショ ンずれ検出について説明する。
図 1 7 は、 本発明の第 6 の実施の形態に於けるキヤ リ プレ
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45 ーショ ンずれ検出装置の基本構成例を示したプロ ック図であ る。 本実施の形態では、 ス テ レオ撮影装置に関する内部キヤ リ ブ レーシ ョ ンパラ メ ータ に関するキ ヤ リ ブ レーシ ョ ンずれ を検出する方法である。 '
図 1 7 に於いて、 こ のキ ャ リ ブ レーシ ョ ンずれ検出装置 1 1 0 は、 各部の装置に制御信号を送った り 全体のシーケ ンス を司る制御装置 1 1 2 と、 状況判断装置 1 1 4 と、 レク テ ィ フ ィ ケ一シ ヨ ン処理装置 1 1 6 と、 特徴抽出装置 1 1 8 と、 キヤ リ ブレーショ ンずれ判定装置 1 2 0 と、 ずれ結果呈示装 置 1 2 2 と、 キャ リ ブレーシ ョ ンデータ記憶装置 1 2 4 と を 有して構成されている。
こ のキ ャ リ ブ レーシ ョ ンずれ検出装置 1 1 0 は、 ス テ レオ 画像を撮影 し、 キャ リ ブ レーシ ョ ンずれを検出すべき撮影装 置 1 2 8 について、 キャ リ ブレーシ ョ ンずれがある ど う かを 検出するための装置である。
前記状況判断装置 1 1 4 は、 キヤ リ ブ.レーシ ョ ンずれ検出 を行 う かど う かを判断するためのものである。 前記キヤ リ ブ レーシ ョ ンデータ記憶装置 1 2 4 は、 予め撮影装置 1 2 8 の キヤ リ ブレーショ ンデータを記憶している ものである。
また、 前記レクティ フィ ケーシ ヨ ン処理装置 1 1 6 は、 撮 影装置 1 2 8 で撮影されたス テ レオ画像を レ ク テ ィ フ ィ ケ一 シヨ ン処理するためのものである。 特徴抽出装置 1 1 8 は、 前記レク テ ィ フ ィ ケーシ ョ ン処理装置 1 1 6 で レク テ ィ フ ィ ケーショ ン処理されたステ レオ画像から、 ス テ レオ画像内で 対応する特徴を抽出するためのも のであ る。
キャ リ ブレーショ ンずれ判定^置 1 2 0 は、 特徴抽出装置 1 1 8 で抽出された特徴と、 キャ リ ブレーシ ョ ンデータ記憶 装置 1 2 4 に記憶されたキヤ リ ブレーショ ンデータを利用 し て、 キャ リ ブレーシ ョ ンずれがあるか否かを判定する。 その ずれ判定結果によ り 、 ずれ結果呈示装置 1 2 2 が、 ずれ結果 を報告する よ う になっている。
ずれ結果呈示装置 1 2 2、 本発明の構成要素たるずれ結果 呈示部をなすものであ るが、 このずれ結果呈示部は、 図 4 1 に基づいて後述する表示装置 2 2 0 を表示器と して自 己の構 成要素と して保有する形態を採り 得るが、 該ずれ結果呈示部 は、 よ り 一般的に、 このよ う な表示器までも 自 己の部分と し て保有する態様のものに限られず、 キヤ リ ブレーショ ンずれ 判定装置 1 2 0 によ る判定結果を表す信号に基づいて、 ずれ 結果を呈示するための出力信号乃至データ を生成する限 り の 態様を採る場合もあ り得る。
尚、 キヤ リ ブレーシヨ ンずれ検出装置 1 1 0 内の各装置は、 ハー ドウエアや回路で構成されたも よいし、 コ ン ピュータや データ処理装置のソフ ト ウエアで処理されても よい。
こ こで、 第 6 の実施の形態の具体的説明をする前に、 本発 明で重要と なるステ レオ撮影に関する技術的内容について、 その概要を説明する。
[数学的準備とカメ ラモデル]
先ず、 ステレオ画像を利用 して撮像装置で画像を撮影する と、 その画像は、 撮像装置内の撮像素子 (例えば、 C C Dや C M O S等の半導体素子) で画像と して結像される と共に画
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47 像信号と なる。 こ の画像信号は、 アナロ グ或いはデジタル信 号であるが、 キ ャ リ ブ レーシ ョ ンずれ検出装置内では、 デジ タル画像データ と なる。 デジタルデータは 2次元配列と して 表現でき るが、 もちろん六方細密充填のよ う なハニカム構造 の 2次元配列でもよいこ とは当然である。
撮影装置がアナロ グ画像を送信する場合には、 キヤ リ ブレ ーショ ンずれ検出装置内或いはその装置外にフ レーム メ モ リ を用意して、 その画像をデジタル画像に変換する。 キヤ リ ブ レーショ ンずれ検出装置内で規定される画像について、 その 画素は、 正方或いは長方格子状に定義でき る と仮定する。
いま、 画像の座標を ( u, V )等の 2次元座標で表現する こ と とする。
先ず、 図 1 8 に示される よ う に、 ステ レオ画像を撮影する 撮影装置 1 2 8 は、 左右の 2台のカメ ラ 1 3 0 a、 1 3 0 b とから構成されている とする。 そ して、 左画像を撮影する力 メ ラ 1 3 0 a を規定する座標系を左カ メ ラ座標系 L、 右画像 を撮影する座標系を右カメ ラ座標系 R とする。 そ して、 ステ レオ画像 と して、 左カ メ ラ 内の画像座標を ( u L , V L ) 、 右カ メ ラ 内の画像座標値を ( u R , v R ) 等で表現する と する。 尚、 1 3 2 a 、 1 3 2 b は、 それぞれ左カメ ラ画像面、 右カメ ラ画像面とする。
また、 撮影装置 1 2 8 の全体が規定する基準座標系を定義 する こ と も可能である。 こ の基準座標系を、 例えば Wとする。 もちろん、 基準座標系 と して、 一方のカメ ラ座標系 Lまたは Rを採用 しても よいこ とは明白である。
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48 いままでは、 撮影装置と して 2 台のカメ ラ によ るステ レオ 撮影によ り 、 ス テ レオ画像を生成する ものを考えてきたが、 これ以外にステ レオ画像を生成する方法もある。 例えば、 1 台のカメ ラの前にス テ レオアダプタ を装着して、 同時に左右 画像を 1 台の C C D或いは C M O Sな どの撮像素子の中に撮 影する方法である (例えば、 本件出願人によ る特開平 8 — 1 7 1 1 5 1 号公報等参照) 。
このよ う なステレオアダプタの場合には、 図 1 9 Aに示さ れる よ う に、 左ミ ラー群 1 3 4 a 、 右ミ ラー群 1 3 4 b を有 するステ レオアダプタで撮影される画像は、 図 1 9 Bに左右 の仮想カメ ラ位置と して示される よ う に、 あたかも 2 台の撮 像装置で 2 台のフ レームメ モ リ が存在するかの如く 、 通常の ステ レオカメ ラ に展開する こ とができ る。 また、 ステ レオァ ダプタの変形例と しては、 前述した特開平 8 — 1 7 1 1 5 1 号公報にある よ う に、 左右ステ レオ画像を C C D面上で上下 分割するよ う に光学的な変形素子を設ける ものでもよい。
本発明に於けるス テ レオ撮影は、 こ の よ う に 2台或いは 2 台以上の複数のカメ ラで撮影されるス テ レオ画像でも よい。 或いは、 ス テ レオアダプタを利用 して撮影されるス テ レオ画 像でも よい。
本発明では、 こ う したス テ レオ画像を撮影する装置の光学 系と して、 光学レンズ系にレンズデイ ス トーシ ヨ ンがある場 合でも可能なよ う な装置構成とする。 但し、 先ず説明を簡単 にするために、 光学系には レンズデイ ス ト ーショ ンがない場 合に関する撮像に関する数学的モデル化を行い、 続いてよ り
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49 一般化 した レンズデイ ス トーシ ョ ンを含む場合の取 り 扱いを 行 う 。
そのために、 先ず、 撮像装置 と フ レームメ モ リ の光学的特 性をピンホールカメ ラでモデル化する こ と を考える。
すなわち、 左画像に関連する ピンホールカ メ ラモデルの座 標系を左カ メ ラ座標系 L と し、 右画像に関連する ピンホール カ メ ラモデルの座標系を右カ メ ラ座標系 R とする。 また左力 メ ラ座標系 L 內の点を (x, )、 その画像対応点を (Μ ν 、 右 カ メ ラ座標系 R 内の点を ^ 'ダ )、 その画像対応点を A,v と する と 、 図 1 8 に示 さ れる カ メ ラ位置 C L , C.R を考慮 しなが ら、 下記式の如く 求める。
こ こで、 (な ひ は左カ メ ラ系の縦及び横方向の画像拡大率、 («)が画像中心であ り 、 (« )は右カ メ ラ 系の縦及ぴ横方 向の画像拡大率、 ( ,ν ^が画像中心であ る。 これ ら を行列表 現する こ と を考える と、 ^,Μ^を中間媒介変数と して、
と表すこ と もできる。
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50 こ こで本数学的モデルでは、 カ メ ラ の横及び縦方向の.画像 拡大率を持って、 カ メ ラの焦点距離に関するパラ メ ータ をモ デル化しているが、 も ちろんこれらのパラ メ ータ をカ メ ラの 焦点距離に関するパラ メ ータ のみで記述する こ と は可能であ る。
基準座標系 Wで定義される点 P ( X , y , z ) の左画像内 での位置を ( u L , V L ) 、 右画像内での位置を ( U R , V R ) と し、 左画像で想定 さ れる撮像装置 と フ レーム メ モ リ に対応する左カ メ ラ 1 3 0 a の基準座標系に於ける位置 C L (左カ メ ラ座標系の原点) と 、 右画像で想定 さ れる撮像 装置と フ レームメ モ リ に対応する右カ メ ラ 1 3 0 b の基準標 系 に於け る位置 C R (右カ メ ラ座標系の原点) を考え る こ と ができ る。 この と き、 基準座標系 W の点 P ( X , y , z ) 力 ら 左 ( u L V へ射影 さ れる 変換式 と 、 同一の点力 ら右 ( u R , V R ) 射影 さ れる変換式は、 以下の よ う に 表すこ とができ る。 vL = a
" r xx + r;2y + r^z + t
( 3 )
a
こ こ で、 =(^ :^ = |^, £ は、 基準座標系か ら左カ メ ラ座 標系 Lへの座標変換を構成するそれぞれ 3 X 3 回転行列 と 並 進べク トルであ る。 ま た ] tは、 基準座標系
から右カメ ラ座標系 R への座標変換を構成するそれぞれ 3 X 3 回転行列と並進べク トノレである。
一方基準座標系と して例えば左カ メ ラ座標系を採用 した場 合には、 下記式の如く なる。
[デイ ス トーシ ョ ン補正]
一方、 撮像装置の光学レ ンズ等の レ ンズデイ ス トーシヨ ン が 3次元計測に要求精度に対して無視できない場合には、 レ ンズデイ ス トーショ ンを含めた光学系を考える必要がある。 この場合には、 前記式 ( 3 ) 、 ( 4 ) は、 以下に示される よ う な式 ( 7 ) 、 ( 8 ) で表現する こ と ができ る。 この式では レ ンズディ ス トーショ ンを表現するのにラディ アルディ ス ト ーシ ヨ ン と タ ンジェ ンシヤ ノレディ ス トーシ ョ ンを表 したもの であるが、 もちろんこれ以外のデイ ス トーショ ン表現であつ てもよい。
こ こで左右力 メ ラの レンズデイ ス トーシ ヨ ンに関するパラ メ ータを dL = ( 1, 2, 3, 5" ( 6 ) dR - とする と き、
一一
+
〜/■
+
(左) ) 2)
: +UQ
+
(7 )
+
yR » z
Λ + +gf ) +
(右)
v! = + g2 R )2 + §ξ up R + [§ζ + 4 fl)( )2 + V; p \TP )
R R R . ,
…(8 ) こ こで、 ( , ) ( と( , ) ( , )はレ ンズデイ ス トーシ ョ ンを表現するための中間パラ メ ータであ り 、 左及び右カ メ ラ 画像座標での正規化 された座標であ り 、 p はデイ ス トーショ ン除去後の正規化画像座標を表すサフ ィ ッ ク ス 、 d はデイ ス トーシヨ ン除去前 (ディ ス トーシ ョ ン要素を含む) 正規化画 像座標を表すサフィ ッ ク スを表す。
またディ ス ト ーシ ョ ン除去或いはデイ ス トーシ ョ ン補正の ステ ップと は、 以下の よ う に して画像を生成する こ と を意味
PC漏賺 07557
53 する。
(左画像のデイ ス トーショ ン補正)
1 ) ディ ス トー シ ョ ン補正 した後の各画像配列 につ いて、 正規化された画像座標を算出する。
(9 )
2 )
( )2 + V;+ {viJ ¾ fe)2 +( )2)
+ +s" ¾ +fe +g )2 V (( )2 ) ^
… (10)
によ り 、 デイ ス トーショ ン捕正前の正規化された画像座標を 算出する。
3 ) u
L
に よ り 、 ディ ス ト ー シ ョ ン補正前の左原画像の対応する画像座標を算出 して、 その近 傍の画素等の画素値を-利用 して、 (^, )に対する画素値を計 算する。
(右画像のデイ ス トーショ ン補正)
1 ) ディ ス トーシ ョ ン補正 した後の各画像配列 ("^ )につ いて、 正規化された画像座標を算出する。 rR K~ ;- (11)
2 )
u
¾ v
R p + ( )
2 + f u
p R fe)
2 + (v )
2)
[vd R = V ( )2 ¾ +fe +s ) )2 r ; f +(¾2)
…(12)
によ り 、 デイ ス ト ーシヨ ン捕正前の正規化された画像座標を 算出する。
3 ) uR =α^ϊί^ +ν , νκ =α^ν^ +ν に よ り 、 ディ ス ト ー シ ョ ン補正前の左原画像の対応する画像座標を算出して、 その近 傍の画素等の画素値を利用 して、 ( ,ν に对する画素値を計 算する。
[内部キャ リ ブ レーシ ョ ンノ ラメ ータ と キヤ リ ブレーショ ンずれ問題の定義]
2台のカメ ラから構成されるステ レオ画像を撮影する撮影 装置の、 左カメ ラの座標系を L、 右カ メ ラの座標系を R と し て、 これらのカメ ラの位置関係を考える。 座標系 L と座標系 Rの間の座標値の関係は、 座標変換 (回転行列と並進べク ト ル) を利用 して、 下記のよ う に表現するこ とができる。
(13)
で cos - sin ζ 0 cos 0 sin φν 1 0 0
sin cos 0 0 1 0 0 cos -sin φχ 0 0 1 - sin φ 0 cos 0 sin φχ cos^
··· (14)
L R =し, , _| …(15) で表すこ と が可能で 6 個のパラ メ ータ e = ( , ん )を 外部パラメータ と して表現する こ とができる。
また先に iポベたとお り 、 左右カ メ ラ をそれぞれ独立に表現
55 した内部パラメ ータ は 〜 (16)
で表される。 総 じて、 2 台のカ メ ラから構成される撮影装置 の場合のカ メ ラパラ メ ータ と しては、 撮影装置の内部キヤ リ ブレーショ ンパラメ ータ と して
を利用する こ とができ るわけである。
本発明に於いては、 こ の撮影'装置の内部キヤ リ プレーシ ョ ンノヽ。ラ メ ータ p等をキヤ リ ブレーショ ンパラ メ ータ と して、 キヤ リ プ レーシ ョ ンデータ記憶装置に記憶される。 キヤ リ ブ レーシ ョ ンデータ と しては、 このカ メ ラ キヤ リ ブレーシ ョ ン ノ ラメ ータ p は少な く と も含まれてレヽる こ と とする。
伹し、 撮影装置の レ ンズデイ ス ト ーシ ヨ ンが無視でき る場 合には、 ディ ス ト ーシ ョ ンパラ メ ータ の部分( ,(^)は無視 し た り 、 あるいはゼロ と しても よい。
また、 撮影装置の內部キ ャ リ ブ レーシ ョ ン と は、 上記の よ う な撮影装置の内部パラ メ ータ と外部パラ メ ータ の組である p = ( , , e)を推定する問題と して定義でき る。
また、 キャ リ ブ レーシ ョ ンずれの検出 と は、 このよ う に設 定されたキヤ リ プレーシ ョ ンパラ メ ータの値が変化 したかを 検出する こ と である。
[外部キヤ リ ブレーショ ンノ、。ラ メ ータ と キヤ リ プレーシ ョ ンずれ問題の定義]
先に説明 した よ う に、 撮影装置 と外部装置間のキヤ リ ブレ
ーシ ョ ンも考える必要がある。
この場合には、 例えば左カ メ ラ座標系 L を撮影装置の基準 座標系 と して と り 、 左カメ ラ座標系 と外部装置間の間の位置 姿勢関係を規定する こ と がキヤ リ ブ レーシ ョ ンに相当する。 例えば、 外部装置の座標系を Ο とする と、 外部装置座標系 Ο から左カ メ ラ座標系 Lへの座標変換パラ メ ータ を式 ( 1 8 ) のよ う にする と 、 式 ( 1 9 ) で表される 6 個のパラ メ ータ に よ り 、 その位置姿勢関係を記述する こ と ができ る。
( 18 )
e' = te, , ' ; ) … (19) によ り 、 その位置姿勢関係を記述する こ と ができ る。 こ こ で φχ',φ ,φ' \± LR。に関する 3個の回転成分パラメ ータである。
[ステ レオ画像に於けるェピポーラ線拘束]
ス テ レオ画像を用いて画像計測を行 う 際には、 後にも述べ る と お り 、 左右画像内で対応点探索を行 う こ と が重要になる この対応点探索に関 して重要なのがいわゆるェ ピポーラ線拘 束とレヽ ぅ概念である。 以下、 図 2 0 を参照 して説明十る。
すなわち、 左右の原画像 1 4 0 a 、 1 4 0 b に対 してディ ス ト ーシ ョ ン補正 した左右画像 1 4 2 a 、 1 4 2 b に関 して 正確なキ ヤ リ ブ レー シ ョ ンノ ラ メ ータ p
, e)が与え ら れ てい る と き には、 左画像内の特徴点 に対応する右画像 内の特徴点 ( は、 1 4 4 で示される あ る 直線上になけれ
P 雇麵 07557
57 ばな らないとい う拘束条件である。 こ の直線のこ と をェピポ —ラ線 ( epipolar line) と称する。
こ こで重要なのは、 デイ ス トーショ ンが画像内で顕著なと きには、 デイ ス トーシヨ ン補正或いは除去を予め行っておか なければな らないと レヽ う こ とである。 また、 ディ ス トーショ ン補正された正規化画像に於いても、 同様にェピポーラ線拘 束が成立する。 従って、 以下では、 先ずディ ス トーシ ョ ン補 正され、 かつ正規化された画像面内で、 本発明で考えるェピ ポーラ線の定義を行う。
左原画像で得られた特徴点 に対 して、 式 ( 7 ) の途 中で現れる正規化された画像內でデイ ス トーショ ン補正され た特徴点の位置を
とする。 左カ メ ラ座標系で規定され' た 3 次元点 (X, y, z)が左カ メ ラ画像で( ,^)に投影され、 それが上記の fe^ ^に変換されたとする と、 L=-
7 v
L=^- …(20)
Z Z
が成立する。 一方、 , Y, z)が、 右カメ ラ画像内で、 (^,vfl) に投影され、 正規化されたカメ ラ画像内でディ ス トーシヨ ン 補正された画像座標を ( )とする と、
~R _rux + ruy + ruz + tx ^R 2lx+r22y+r2Sz + ty …
2lx + ¾ + r33z + tz ' r31x + r32y + r33z + tz
が成立する。 こ こで、 r ij や t x , t y , t z は右カ メ ラ 座標系 Rから左カメ ラ座標系 Lへの座標変換を表す回転行列 と並進べク トルの要素であり 、
L RR = d L W,}' …(22)
557
58 で表される。 式 (20) を式 (21) に代入して、 Z を消去する と、 方程式
-L+r22vL+r2,
+ +rnv- +r )tz -{r31 L +r32vL +r3i)tx) (23)
+(2 £ +r22vL +r23)tx-(runL +ruvL +r )ty = 0 カ 成立する で
« = + r22vL + ¾ )ty - [r2,uL + r22vL + r23 )t2
b = (r uL + rnvL + ru)tz一 (r3XuL + r32vL + r33 )tx (24)
c二 (r2luL +r22vL +r23)tx-(ruuL +ruvL +rl3)t とおけば、
auR+b vK +c =0 (25)
なる直線を得る。 これが正規化された画像面内でのェピポー ラ線を表している。
今までは、 正規化された画像面で考えてきたが、 ディ ス ト ーシ ヨ ン補正された画像面でも同様にェピポーラ線の方程式 を導く こ とができ る。
具体的には、 デイ ス トーシ ョ ン補正された左画像と右画像 の対応点の座標値 ,!^ , )について、
Ρ ' f x+r2y + r3z + tz r31x+r32y + r$3z+t2
(27) を解く こ とによ り 、 式(9 )と同様に、
(28)
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59 なるェピポーラ線の方程式を導く こ と ができ る。
[レクティ フィ ケーショ ン処理]
以上、 ェピポーラ線拘束を左右画像内の特徴点 と して考え てき たが、 それ以外の方法と して、 レク ティ フ ィ ケーシ ヨ ン ( rectification) 処理と い う も のが、 ス テ レオ画像処理で はよ く 用い られる。
以下に、 本発明に於ける レク テ ィ フ ィ ケ一ン ョ ンについて 説明する。
レ ク テ ィ フ ィ ケーシ ョ ン処理を行 う と、 左右の画像内で対 応する特徴点 ど う しが同一水平直線上になる と い う 拘束を導 く こ と ができ る。 言い換えれば、 レク ティ フ ィ ケーシヨ ン処 理後の画像では、 左画像の同一直線上の特徴点群が、 右画像 上で同一直線をェピポーラ線と して定義でき る こ と になる。
図 2 1 A及び図 2 1 B は、 この様子を表 したものである。 図 2 1 Aは レク ティ フ ィ ケーシ ョ ン前の画像を表 してお り 、 図 2 1 B はレク ティ フ ィ ケーシ ョ ン後の画像を表 している。 図中 1 4 6 a 、 1 4 6 b は、 それぞれ点 A、 点 B の対応点が 存在する直線であ り 、 1 4 8 は対応点が同一直線上に配置さ れるェピポーラ線を表している。
こ のよ う な レク ティ フィ ケーシ ヨ ンを実現する ために、 図 2 2 に示 される よ う に、 左右カ メ ラ原画像を、 互いに水平に なる よ う にそれぞれ変換する。 この際、 左カ メ ラ座標系 と 右カ メ ラ座標系 R の原点 C L , C R は移動せずに、 カ メ ラ 座標系の軸のみを変更する こ と に よ り 、 新しい左右の画像面 を生成するわけである。
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60 尚、 図 2 2 に於いて、 1 5 0 a はレクティ フ ィ ケーシ ヨ ン 前の左画像面、 1 5 0 b はレク テ ィ フ ィ ケーショ ン前の右画 像面、 1 5 2 a はレクティ フィ ケーショ ン後の左画像面、
1 5 2 b は レク ティ フ ィ ケーシ ョ ン前の右画像面、 1 5 4 は 画像座標 (ζ · )の レク テ ィ フ ィ ケーシ ヨ ン前、 1 5 6 は画像 座標 ( の レク テ ィ フ ィ ケーシ ヨ ン後、 1 5 8 は レク テ ィ フ ィ ケーシ ョ ン前のェピポーラ線、 1 6 0 はレク ティ フ ィ ケ ーシ ヨ ン後のェ ピポーラ線、 1 6 2 は 3 次元点を、 それぞれ 表している。
左カ メ ラ座標系 L と右カ メ ラ座標系 R を、 レク ティ フ ィ ケ ーシ ヨ ン した後の座標系をそれぞれ LRect , RRect とする。 前述 した と お り 、 と LRect 、 R と RRect の原点は一致す ' る。
これから 2 個の座標系の座標系間の座標変換を考えるが、 その前に基準座標系を左カ メ ラ座標系 L と と る こ と にする。
(基準座標系を他に と っても同様である。 )
こ の と き 、 レク テ ィ フ ィ ケーシ ヨ ン後の左カ メ ラ座標系 LRect と右カ メ ラ座標系 RRect を以下のよ う に定義する。
先ず、 左カ メ ラ座標系 Lの原点から右カ メ ラ座標系 Rの原 点へのベタ トルを考える。 これは、 も ちろん基準 1Ϊ標系を基 準と して測ったものである。
この と き、 そのべク トノレを
T = [tx, ty, tz] …(29) .
と する。 その大き さ は、
と な る。 こ の と き 、 以 下の 3 個の方向べク トノレ ^,ε
2,ε
3}を定義する :
この と き、 eい e
2, を左右 レク テ ィ フ ィ ケーシ ョ ン処理後の左 カ メ ラ座標系 LR ect と右カ メ ラ座標系 RRect の x, y, z 軸 の方向ベク トルと して と る。 すなわち
…(31) またそれぞれの原点の取り 方から
L^ct=0, RTRReet = 0 … (32) 力 S成立する。
この よ う に設定する と 、 図 2 1 A、 図 2 1 B或いは図 2 2 で示される よ う に、 正規化された画像空間では、' 左右の対応 点が一直線上 (ェ ピポーラ線上) に配置される よ う になる こ と は自 明である。
次に、 カ メ ラ の正規化 されたカ メ ラ画像内の点 ( , ν£)と 、 レク ティ フ ィ ケーシ ョ ン後の正規化されたカ メ ラ画像内の変 換点 ^ e" iRe と の対応関係を考える。—このために、 同一の
3 次元点が左カ メ ラ座標系 L で (x£,/,z£)で表現され、 レク テ ィ フ ィ ケーシ ョ ン後の左カ メ ラ座標系で (xLRec',/Rec ' iRec')で表 される と する。 そ して ( , £)の正規化された画像面での位 置 ^')と Rert Rert,zLRe の正規化された画像面での位置 Rerf " )を考える と 、 媒介変数 ,^^ (を利用 して、 以下の 方程式が成立する :
vL yL , wLRect (33)
1 1 Z
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が成立するので、
(35)
同様に、 右カ メ ラ画像について も、 正規化されたカ メ ラ画 像内の点 (¾^, と 、 レク ティ フ ィ ケーシ ヨ ン後の正規化 され たカメ ラ画像内の変換点
ei,v
flReei)の間には、
なる方程式が成立する。
したがって、 左カ メ ラ系では、 レク ティ フ ィ ケーシ ヨ ン後 の正規化 さ れた画像面の (i^Rerf,i Reci)に対応する レク テ ィ フ ィ ケーシ ョ ン前の正規化された画像内位置 は R Reciの要 素を ( r i i)とする と 、 以下のよ う になる。
右カ メ ラ系でも同様である。
いままでは、 デイ ス トーシ ョ ン補正を含ま ないカ メ ラ 系で
説明 してきたが、 ディ ス トーシ ョ ン捕正を含む実際の場合に は、 以下のよ う な方法によればよい。
尚、 以下のステ ップでの レク テ ィ フ ィ ケーシヨ ン後の画像 の u 方向 と 方向拡大率 と画像中心 " Γ'に関 して は、 レク ティ フィ ケーショ ンされた画像の大き さに基づいて 適切に設定すればよい。
[ディ ス トーショ ン除去を含むレクティ フィ ケ一ンョ ンス テ ツプ (RecL及び RecRステ ップ)]
先ず、 ステ ップ RecL 1 と して a 等の パラメータを決定する。
ステ ッ プ RecL 2 と して、 レク テ ィ フ ィ ケーシ ヨ ン後の左 画像の各画素点 ( ) について、
RecL2-l) 〜
を計算する。
ecL2-2) 正規化された画素値 を
RecL2- 3)レンズデイ ス トーショ ンを付加した正規化され た座標値
を算出する。 こ こでん /2は、 上記式 ( 5 ) の第 2 項で示
される非線形関数を意味する。
RecL2-4) ステ レオアダプタ と撮像装置が撮像 したフ レ ームメ モ リ 上の座標値である ^ =¾£ ¾ +«0 、 =av + を算出する。 (d はディ ス トーショ ン要素が含まれてい る こ と を意味する。 )
RecL2-5) フ レーム メ モ リ 上の画素値 )の近傍画素を 利用 して、 例えば線形補間処理等を利用 して、 レク テ ィ フ ィ ケー シ ョ ン処理後の左画像の画素値を算出する。 ステップ RecRl と して、 同様なこ と を右画像についても行 5。
これまでレクティ フィ ケーシヨ ン処理の方法と して、 前記 のよ う な説明を したが、 レクティ フィ ケーショ ンの方法はこ れに限られる も のではない。 例えば、 Andrea Fusiello, et al, A compact algorithm for rectification of stereo airs, " Machine Vision and Applications, 2000, 12: 16 - 22 に示されている よ う な方法でも よい。
以上、 実施の形態を説明するのに必要となる用語の説明 と 処理の方法について述べたが、 以下に、 図 1 7 に示されるキ ヤ リ ブレーシヨ ンずれ検出装置に関して具体的に説明する。
図 2 3 は、 本第 6 の実施の形態に於けるキヤ リ レーショ ンずれ検出装置の詳細な動作を説明するフ ローチヤ一 トであ る。 尚、 本実施の形態に於いては、 制御装置 1 1 2 の制御に よって動作される。
先ず、 ステ ップ S 5 1 に於いて、 状況判断装置 1 1 4 によ つ て、 キ ヤ リ ブ レーシ ョ ンずれが現時点で検出される べき か
7
65 否かが判断される。 こ こで判断される方法と しては、 次のよ う なものがある。
キ ヤ リ プレーショ ンデータ記憶装置 1 2 4 に記憶された、 キヤ リ ブ レーシ ョ ンパラメ ータが過去に設定された時刻や状 態等から判断する。 例えば、 キ ャ リ ブ レーシ ョ ンずれを定期 的に行う場合には、 その過去の時刻と現在時刻と の差を と り 、 その差がある閾値よ り 大き ければ、 キ ヤ リ ブレーシ ョ ンずれ を検出すべきか否かを判断する。
その他、 自動車等の、 装着された撮影装置の場合等には、 車に装着された走行距離メータ (O dome t er ) 等の値から判断 してもよい。
また、 現在の天候や時間がキヤ リ ブレーショ ンずれを検出 するのに適 しているか否かを判断するなどとい う こ と も考え られる。 例えば、 自動車の車外を監視するための撮影装置の 場合には、 夜や雨等の悪天候の場合に、 キャ リ ブ レーシ ョ ン ずれ検出を避ける等の判断をする。
以上のよ う な状況をふまえて、 キヤ リ ブレーショ ンずれ検 出が必要か否かが判断される。 その結果、 キヤ リ プレーショ ン検出が必要と判断された場合には、 その旨が制御装置 1 1 2 に告知される。 制御装置 1 1 2 がその告知を受 た場合に は、 ス テ ッ プ S 5 2 に移行する 。 一方、 キ ャ リ ブ レーシ ョ ン ずれ検出が不必要、 或いは不可な らば、 本ルーチンが終了す る。
ステ ップ S 5 2では、 撮影装置 1 2 8 によ り ス テ レオ画像 が撮影される。 こ の撮影装置 1 2 8 で撮影される画像は、 前
述したよ う に、 撮影装置 1 2 8 が撮影する画像はアナロ グ画 像でもデジタル画像でもかまわない。 アナ口 グ画像の際には、 その画像がデジタル画像に変換される。
こ の撮影装置 1 2 8 で撮影された画像は、 左画像と右画像 と してキャ リ ブレーシ ョ ンずれ検出装置 1 1 0 に送出される。 図 2 4 A及ぴ図 2 4 B は左右原画像を表したも のであ り 、 図 2 4 Aは左カメ ラ によ り 撮影された左原画像であ り 、 図 2 4 Bは右カメ ラによ り撮影された右原画像である。
次に、 ステップ S 5 3 では、 レクティ フィ ケーシヨ ン処理 装置 1 1 0 に於いて、 過去に記憶されたキャ リ ブレーシ ョ ン データがキャ リ ブ レーシ ョ ンデータ記憶装置 1 2 4から受け 取られて、 レクティ フィケーシヨ ン処理が施される。
尚、 キ ャ リ ブ レーシ ョ ンデータは、 上述したとお り 、 撮影 装置 1 2 8 の左右カ メ ラの内部パラメ ータ と外部パラ メ ータ の組 p = , , ejを利用する。
レ クティ フィ ケーシヨ ン処理に際して、. 撮影装置 1 2 8 を 構成する左右のカメ ラのレ ンズデイ ス トーショ ンが顕著であ る場合には、 前述した R e c L と R e c Rのステ ップに従って、 レ ンズデイ ス トーショ ン補正のアルゴリ ズムを含めて処理が行 われる。 尚、 レ ンズディ ス ト ー シ ョ ンが無視でき る際には、 Re c L と Re c R の中のディ ス トーシヨ ン補正の部分を除いて処 理が行われる よ う にすればよい。
こ の よ う に レ ク テ ィ フ ィ ケーシ ョ ン処理された画像は、 次 の特徴抽出装置 5へ送出される。
図 2 5 A及び図 2 5 Bはレク ティ フィ ケーショ ンされた左
右の画像を表したもので、 図 2 5 A a は左画像、 図 2 5 Bは 右画像である。
ステ ップ S 5 4では、 前記ステ ップ S 5 3 でレクテ ィ フ ィ ケーショ ンされたステ レオ画像について、 キヤ リ ブレーショ ンずれ検出に必要と なる特徴が抽出される。 この処理は、 特 徴抽出装置 1 1 8 で行われる。 - 特徴抽出装置 1 1 8 は、 例えば、 図 2 6 に示される よ う に、 特徴選択部 1 1 8 a と特徴対応探索部 1 1 8 b を有して構成 されている。 特徴選択部 1 1 8 a では、 レクティ フィ ケーシ ョ ンされたステレオ画像力ゝ ら、 キヤ リ ブレーショ ンずれを検 出するのに有効とな り そ う な画像特徴が、 一方の画像から抽 出及び選択される。 そ して、 この特徴選択部 1 1 8 a で選択 された特徴に対応する特徴が、 前記特徴対応探索部 1 1 8 b にて、 他方の画像内で探索されて最適な特徴が抽出され、 こ れらの特徴対の集合がデータ と して生成される。
こ う して得られた特徴対のデータは、 左右画像レクティ フ ィ ケーショ ン後の画像座標値と して登録される。
例えば、 n個の特徴点の対が左画像と右画像の対応の形で 得られた場合には、
{(("f ), ("f ,vf )) : i = l,2,..n } … ( 4 1 ) の形で表現できるわけである。
こ こで、 前記特徴抽出装置 1 1 8 の特徴選択部 1 1 8 a 及 ぴ特徼対応探索部 1 1 8 b の詳細を説明する。
先ず、 特徴選択部 1 1 8 a では、 一方の画像、 例えば左画 像の中に於いて、 キヤ リ ブレーショ ンずれ検出に有効と な り
7
68 そ う な特徴が選択される。 例えば、 特徴と して、 特徴点を候 捕にする際には、 先ず、 レクティ フィ ケーシヨ ンされた左画 像が、 図 2 7 に示される よ う に、 M X N個の正方形から成る 小ブロ ック に分割される。 そ して、 その各ブロ ック内の画像 から、 多く と も 1個のコーナーポイ ン ト等の特徴点が抽出さ れる。
この方法と しては、 例えば、、 R. Haral ick and L. Shapiro, Computer and Robot Vision, Volume II, pp. 332 一 338, Addison- Wesley, 1993 にある よ う な Interest Operator や Corner Point Extraction 法等を利用すればよい。 または、 各ブロ ック 内でエッジ成分が抽出されて、 その強度がある閾 値以上のエッジ点をもって特徴点と してもよい。
こ こで重要なのは、 あるプロ ック内が全く 均一な領域のみ で構成されている場合には、 その領域からは特徴点が選択さ れない可能性もある とい う 点である。 このよ う に して選択さ れた特徴点の例が、 図 2 8 に示される。 この図 2.8 に於いて、 〇 (白丸) で示された点 1 6 6 が、 このよ う に して選択され た特徴'である。
次に、 特徴対応探索部 1 1 8 b について説明する。 一方の 画像から特徴選択部 1 1 8 a で選択された特徴に関 して、 他 方の画像内で、 対応する特徴を抽出するのが特徴対応探索部 1 1 8 b の機能である。 この特徴対応探索部 1 1 8 b では、 以下の方法によ り対応する特徴が探索される。
こ こで、 探索範囲の設定について説明する。
前記ステ ップ S 5 3 で作成された レク ティ フ ィ ケーシ ヨ ン
P 画 004/007557
69 処理後の画像は、 キャ リ ブ レーシ ョ ンデータ記憶装置 1 2 4 から過去に記憶されたキヤ リ プレーショ ンデータが使用 され たものである。 従って、 キャ リ ブレーシ ョ ンずれがある場合 には、 ェピポーラ線上に対応点がある と は限らない。 故に、 対応探索される範囲は、 想定される最大のキヤ リ ブレーショ ンずれにも適合する対応探索範囲が設定される こ と がある。 実際には、 左画像内の特徴 ( u , V ) に対応する右画像内の ェピポーラ線の上下にある領域が用意される。
例えば、 ェピポーラ線が右画像内で、 v = Veなる水平線上の [ ;!の範囲で探索する と 仮定すれば、 図 2 9 A、 図 2 9 B に示される よ う に
[ιιλ - Wu , u2 + Wu ]x [ve - Wv, ve + Wv ] ··· (42)
なる幅 2Wux(u2 -u +2 )の長方形領域内で探索すればよいこ と になる。 このよ う にして、 探索領域が設定される。
次に、 エ リ アベースマッチングによ る対応探索について説 明する。
前述した探索範囲の設定によ り 決定された探索領域内で、 最適な対応が探索される。 最適な対応が探索される方法と し て は 、 例 え ば、 J. Weng, et al , Motion and Structure from Image Sequences, Springer-Verlag, pp. 7 一 64, 1993 に示される方法等がある。 または、 左画像内の特徴に 近傍の領域を利用 して、 その領域の画素値に最も類似した画 像領域を右画像内の対応探索領域内で探索する方法でも よレ、。
この際には、 レクティ フ ィ ケーシヨ ン済みの左右画像の座 標( V)の輝度値をそれぞれ
とする と 、 左画像
004/007557
70 の座標(M, を基準 と して、 右画像内の位置 (u', ν') に於け る類似度或いは非類似度は、 例えばそれぞれ以下のよ う に表 すこ とができ る。
…(45)
こ こ で と / は、 左画像の特徴 (u, v) 近傍の輝度値の平 均値 と 標準偏差を表す。 また こ こで と / は、 右画像の特 徴 ( , ν') 近傍の輝度値の平均値と標準偏差を表す。 また aと は、 Wの近傍を表すイ ンデック スである。
これら の類似度或いは非類似度の値が利用 される こ と で、 それぞれマ ッチングのク オ リ テ ィ 或いは信頼度を考える こ と ができ る。 例えば、 S A D を考えた場合、 その S A Dの値が 対応点付近では、 ピーク の鋭い小さ な値を得れば、 その対応 点の信頼度は高い と い う こ と ができ る。 この よ う に最適と判 断された対応点毎に、 その信頼度を考える わけである。 その 対応点 ( u ' , V ' ) が決定される。 も ちろん信頼度を考慮 する場合には、
対応点対応点 ( ιι ' , V ' ) : 信頼度が閾値以上
対応点な し : 信頼度が閾値未満
とい う よ う にする こ と も可能である。 このよ う に信頼度を考 慮する場合には、 も ちろん未対応点を有する画素が左画像或 いは右画像に存在する こ とになる。
このよ う に して抽出された対応特徴である (u, V)と (ιι', ν')は、 式 (41) で示される ( ,vf)i(Mf,v )と して登録すればよ レヽ o
このよ う に、 対応の とれた右画像内に於ける特徴が、 図 3 0 に示される。 図 3 0 に於いて、 〇 (白丸) で示された点 1 6 8 が、 このよ う に して対応のとれた右画像内の特徴点を表 してレ、る。
図 2 3 のフ ロ ーチャー ト に戻っ て、 ステ ップ S 5 5 では、 特徴抽出装置 1 1 8 にて更に、 前記ステ ップ S 5 4 で登録さ れた特徴対の数や信頼度がチェ ッ ク される。 こ こで、 登録さ れた特徴対の数が、 ある所定の数よ り 少ない場合には、 撮影 されたステ レオ画像は不適切であつた と判断される。 従って、 前記ステ ップ S 5 1 に移行して、 再度撮影処理等が繰り 返さ れる。 こ の撮影処理の繰り 返しは、 特徴抽出装置 1 1 8 の出 力データに基づいて制御装置 1 1 2から発せられる制御指令 によって行われる。 こ の点は、 図 1 7 、 図 3 3 、 図 3 6及び 図 4 0の構成に於いて同様である。
一方、 信頼性のある特徴対が得られたと判断された場合に は、 特徴対の集合が、 キャ リ ブレーシ ョ ンずれ判定装置 1 2 0へ送出される。
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72 次いで、 ステ ップ S 5 6 では、 キャ リ ブレーシ ョ ンずれ判 定装置 1 2 0 での処理が行われる。
こ こでは、 キヤ リ ブレーシ ョ ンデータ記憶装置 8 に記憶さ れたキヤ リ ブレーシ ョ ンデータ と 、 上記ステ ップ S 5 4 で登 録された特徴対の集合 = {((« ), (« )) ·· i = l,2,..n }が利用 され て、 キヤ リ ブレーシ ョ ンずれが顕著であるか否かが判定され る。
こ こで、 キヤ リ プレーショ ンずれ判定方法について説明す る。
キャ リ ブレーシ ョ ンずれ判定方法 1 と して、 前記ステ ップ S 5 4 で登録された n個の特徴に関 して、 事前に得られてい る キヤ リ プレーシ ョ ンデータ に基づいて レク ティ ブイ ケーシ ヨ ンされた特徴対の画像座標値が利用 される。 すなわち、 キ ャ リ ブレーシ ョ ンデータのずれが全く ない とすれば、 登録さ れた特徴対は完全にェ ピポーラ線拘束を満た している こ と に なる。 逆に言えば、 キャ リ ブレーシ ョ ンずれが生 じている場 合には、 このェ ピポーラ線拘束が満た されていないと判断で き る。 そこで、 特徴対全体と して、 どの程度ェピポーラ線拘 束が満た されていないかが評価値と して、 キヤ リ プレーシ ョ ンずれが判定される こ と にする。
すなわち、 各特徴対 i について、 ェ ピポーラ線拘束からの ずれ量を d i と して、
= |v - v | … (46 )
を算出する。 そ して、 全ての特徴対に対する平均値が
(47)
n 7=1 れ ϊ=1
に よ って算出 さ れる。 そ して、 その平均値 が所定の閾値 threshold よ り 大きい場合には、 キャ リ ブ レーシ ョ ンずれが 著しいと判定される。
図 3 1 A及び図 3 1 Bは、 こ う した様子を示したものであ る。 図 3 1 A及び図 3 1 B に於いて、 各特徴に関 して、 ェピ ポーラ線からのずれ di は、 特徴点のェピポーラ線からの画 像内距離に対応するわけである。
次に、 キヤ リ ブレーショ ンずれ判定方法 2 について説明す る。
前記判定方法 1 で説明 した方法で、 対応探索の信頼度が高 い場合には良好な結果が得られるが、 対応探索結果に信頼度 が低いものが含まれている可能性がある場合には、 下記式 (48) で算出された各特徴の差異の中、 ノ イズ成分が多く 含 まれている可能性がある と考えられる。 - -
(48)
このよ う な場合には、 ノイズ成分と思われる異常値が予め取 り 除かれた後に平均が取られる作業によ り 、 キヤ リ プレーシ ヨ ンずれが判定される方法が有効である。 '
すなわち、 このよ う な形で異常値を排除した後の特徴対の 集合を B と して B内での diの平均値を も一∑ =—∑ト,』 (49) よって算出すればよレ' で mは集合 B の要素数を表す
その平均値 が所定の閾値 t hr e s h o l d よ り 大きい と きには、 キヤ リ プレーショ ンずれが著しいと判定する。
図 2 3 のフローチャー トに戻って、 ステ ップ S 5 7では、 前記ステ ップ S 5 6 で判定された結果が、 ずれ結果呈示装置 1 2 2 によって呈示される。
図 3 2 は、 ずれ結果呈示装置 1 2 2 の一例を表 したもので ある。 本例では、 ずれ結果呈示装置 1 2 2 と して表示装置 2 2 0 (図 4 1 にっき後述する) を利用 したものであ り 、 よ り 具体的には、 ディ スプレイや L C Dモニタ等で構成されてい る。 もちろん、 このディ スプレイ は、 別の用途のディ スプレ ィでも よ く 、 そのディ スプレイ の画面一部分を利用 して、 ず れ結果を表示する ものでも よい し、 ずれ結果表示のために、 画面表示のモー ドを切り替えるタイプのも のでもよい。
本発明の実施の形態に於ける こ のずれ結果表示装置 1 2 2 は、 前記キ ヤ リ ブ レーショ ンずれ判定部と の協働によ り ずれ 検出に係る処理動作中である旨を表示可能に構成され、 また、 ずれ検出に係る処理の結果と して得られたパラ メ ータ と前記 キヤ リ ブレーショ ンデータ保持部に予め保持されていたパラ メータ と の差異を表わす情報を表示可能になされ、 更に、 正 規のずれ検出が行われ得なかった と き にはその旨 表わすェ ラーコー ドを表示可能に構成される。
図 3 2 の表示では、 3個のカ ラム A、 B、 Cを有してお り 、 それぞれのカラムに結果が表示される よ う になっている。
カ ラム Aの部分は、 キヤ リ プレーショ ンずれ検出中にはフ ラ ッシュする こ とにな り 、 ずれ検出の結果が得られた と きに
75 は、 カ ラム Bの部分にずれ量の大き さや判定結果等が表示さ れる。 また、 カ ラム C の部分には、 ずれ検出に関わるス テー タスが表示される。 ステータス と しては、 前述したステ ップ S 5 5 で示される途中結果や、 ずれ検出に関わるエラーコー ド等が表示される よ う になっている。
このよ う な方法を と る こ と によ り 、 ずれ検出の各種モー ド や処理結果が、 ユーザや或いはス テ レオ撮影装置等をメ ンテ ナンスする作業者等に、 効果的に告知する こ とが可能と なる。
その他のずれ検出結果の呈示方法と しては、 音声によ る呈 示、 警報アラームや音源による呈示等が考えられる。
[第 7 の実施の形態]
次に、 本発明の第 7 の実施の形態と して、 レクティ フィ ケ ーショ ンを行わないで、 ずれ検出する方法について説明する。
前述した第 6 の実施の形態では、 入力された左及ぴ右画像 に関 して レクティ フィ ケーショ ン処理を施した後に、 ェピポ ーラ線拘束を利用 して、 特徴が どの程度ェピポーラ線拘束を 満た しているかを判断材料とする こ と で、 撮影装置の内部キ ャ リ ブレーショ ンパラ メ ータ に関する キヤ リ ブレーショ ンず れを検出する こ と を行っていた。
これに対 し、 第 7 の実施の形態では、 レクティ フィ ケーシ ョ ン処理を行わずに.、 撮影装置の内部キヤ リ ブレーショ ンパ ラメ ータ に関するキヤ リ ブレーショ ンずれを検出する方法に っ 、て ¾ίベる。
図 3 3 は、 本発明の第 7の実施の形態に於ける キヤ リ ブレ ーショ ンずれ検出装置の基本構成例を示したブロ ック図であ
る。
尚、 以下に述べる実施の形態に於いて、 前述した第 6 の実 施の形態と同一の部分には同一の参照番号を付して説明を省 略する ものとする。
図 3 3 に於いて、 ス テ レオ画像を撮影してキヤ リ ブレーシ ヨ ンずれを検出すべき撮影装置 1 2 8 が、 キヤ リ プレーショ ンずれ検出装置 1 7 0 でキヤ リ ブレーシ ョ ンずれがあるかが 検出される。
キ ャ リ ブ レーシ ョ ンずれ検出装置 1 7 0 は、 制御装置 1 1 2 と、 状況判断装置 1 1 4 と、 特徴抽出装置 1 1 8 と 、 キヤ リ ブレーシヨ ンずれ判定装置 1 2 0 と 、 ずれ結果呈示装置 1 2 2 (図 3 2 にっき既述) と、 キ ャ リ ブ レーシ ョ ンデータ記 憶装置 1 2 4 と から構成されている。 すなわち、 図 1 7 に示 される構成のキャ リ ブ レーシ ョ ンずれ検出装置 1 1 0 から、 レクティ フィ ケーシヨ ン処理装置 1 1 6 を除いた構成と なつ ている。
こ こ で、 キャ リ ブ レーシ ョ ンずれ装置 1 7 0内の各装置は、 ハー ドウエアや回路で構成されたも よい し、 コ ン ピュータや データ処理装置のソフ ト ウエアで処理されてもよい。
次に、 図 3 4 のフ ローチャー ト を参照 して、 第 7 の実施の 形態に於けるキヤ リ ブレーショ ンずれ検出装置の動作につい て説明する。
ステ ップ S 6 1 にてキヤ リ ブレーショ ンずれが現時点で検 出されるべきか否かが判断され、 続く ステ ップ S 6 2 にて撮 影装置 1 2 8 によ り ス テ レオ画像が撮影される。 これらス テ
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77 ップ S 6 1 及び S 6 2 の動作は、 前述 した図 2 3 のフ ローチ ヤー トに於けるステ ップ S 5 1 及び S 5 2 と 同様であるので、 詳細な説明は省略する。
次いで、 ステ ップ S 6 3 にて、 前記ステ ップ S 6 2 で撮影 されたステ レオ画像について、 キヤ リ プレーショ ンずれ検出 に必要と なる特徴が抽出される。 この処理は、 特徴抽出装置 1 1 8 で行われる。
特徴抽出装置 1 1 8 は、 前述 した第 6 の実施の形態の場合 と同様に、 図 2 6 に示される よ う に、 特徴選択部 1 1 8 a と 、 特徴対応探索部 1 1 8 b と を有して構成されている。 こ う し て得られた特徴対のデータは、 左右画像レクティ フィ ケーシ ヨ ン後の画像座標値と して、 登録される。
例えば、 n個の特徴点の対が左画像と右画像の対応の形で 得られた場合には、
= {((«),(« )): i = l,2,.n } … (50)
の形で表現でき るわけである。
こ こで、 第 7 の実施の形態に於ける前記特徴抽出装置 1 1 8 の画像選択部 1 1 8 a及び特徴対応探索部 1 1 8 b の詳細 を説明する。
先ず、 特徴選択部 1 1 8 a では、 ステ レオ撮影装置 1 2 8 で撮影された画像に対して、 レ ンズデイ ス トーシヨ ンが著し く 顕著な場合にはデイ ス トーシ ョ ン補正処理によ り デイ ス ト ーシ ョ ン成分が除去される操作が行われる。
次に、 一方の画像、 例えば左画像の中に於いて、 キヤ リ ブ レ一ショ ンずれ検出に有効とな り そ う な特徴が選択される。
例えば、 特徴と して、 特徴点を候補にする際には、 先ずレク ティ フィ ケーシ ヨ ンされた左画像が、 前述した図 2 7 に示さ れる よ う に、 M X N個の正方形から成る小ブロ ック に分割さ れ、 その各ブロ ック 内の画像から多く と も 1 個のコーナーポ イ ン ト等の特徴点が抽出される。 この方法は、 前述した第 6 の実施の形態の場合と同様である。
次に、 特徴対応探索部 1 1 8 b について説明する。
一方の画像から特徴選択部 1 1 8 a で選択された特徴に関 して、 他方の画像內で、 対応する特徴を抽出する のが特徴対 応探索部 1 1 8 b の機能である。 特徴対応探索部 1 1 8 で は、 以下の方法によ り対応する特徴が探索される。
探索範囲の設定について説明する。
撮影された画像は、 キャ リ ブレーシ ョ ンデータ記憶装置 1 2 4 から過去に記憶されたキヤ リ ブレーシ ョ ンデータが使用 されたものであるので、 キヤ リ ブレーショ ンずれがある場合 には、 ェピポーラ線上に対応点がある とは限らない。 従って、 前述した第 6 の実施の形態の場合と 同様に、 対応探索される 範囲は、 想定される最大のキヤ リ ブレーショ ンずれにも適合 する対応探索範囲が設定される こ とがある。 実際には、 左画 像内の特徴 ( u, V ) に対応する右画像内のェピポーラ線の 上下にある領域が用意される。
図 3 5 A、 図 3 5 Bはこの設定を示 したものであ り 、 ェピ ポーラ線 1 4 4 の上下方向にある幅 2 W v の幅が設け られ て、 探索が行われる こ と となる。
次に、 エ リ ァベースマッチングによ る対応探索が行われる。
前記探索範囲の設定によ り 決定された探索領域内で、 最適 な対応が探索される。 最適な対応を探索する方法と しては、 例 . ば 、 J. Weng, et al , Motion and Structure from Image Sequences, Springer-Verlag, pp. 7 - 64, 1993 に 示される方法等がある。 または、 前述した第 6 の実施の形態 で説明 した方法でも よい。
図 3 4 のフ ローチャー ト に戻って、 ステ ッ プ S 6 4 では、 特徴抽出装置 1 1 8 にて、 更に前記ステップ S 6 3 で登録さ れた特徴対の数や信頼度がチェ ック される。 登録された特徴 対の数が、 ある所定の数よ り 少ない場合には、 撮影されたス テ レオ画像は不適切であつたと判定される。 この場合は前記 ステ ップ S 6 1 に移行して、 撮影処理等が繰り 返される。 ― 方、 信頼性のある特徴対が得られたと判定された場合には、 特徴対の集合が、 キャ リ ブレーシ ョ ンずれ判定装置 1 2 0 へ 送出される。
次いで-、 ステ ップ S 6 5 では、 キャ リ ブレーシ ョ ンずれ判 定装置 6 によってキヤ リ プレーショ ンの判定が行われる。
こ こでは、 キヤ リ ブレーショ ンデータ記憶装置に記憶され たキャ リ ブレーシ ョ ンデータ と、 上記ステ ップ S 6 3 で登録 された特徴対の集合 = {((«),( )): i = \2,.. }を利用 して、 キヤ リ ブレーショ ンずれが顕著であるかを判定するわけであ る。
こ こで、 第 7 の実施の形態に於けるキヤ リ ブレーショ ンず れ判定方法について説明する。
判定方法 1 と して、 前記ステ ップ S 6 3 で登録された n個
の特徴に関 して、 事前に得られているキヤ リ プレーショ ンデ ータ に基づいてレクティ フィ ケーショ ンされた特徴対の画像 座標値が利用される。 すなわち、 キャ リ ブ レーシ ョ ンデータ のずれが全く ないとすれば、 登録された特徴対は完全にェ ピ ポーラ線拘束を満た している こ と になる。 逆に言えば、 キヤ リ ブレーショ ンずれが生じている場合には、 こ のェピポーラ 線拘束が満たされていないと判断でき る。 そこで、 特徴対全 体と して、 どの程度ェピポーラ線拘束が満たされていないか を評価値と して、 キ ャ リ ブ レーシ ョ ンずれを判定する こ と に する。
すなわち、 各特徴対 (M ,
V )について、 ェ ピポーラ線拘 束からのずれ量を di を算出する。 具体的には、
νήに対す る右画像に於けるェピポーラ線を " + + c = 0とする と き、 右対応点 ( ,
νήが どの程度ずれているかを算出するわけであ る。 すなわち
を算出する。 そして、 すべての特徴対に対する平均値を d = ~ di (52) に よ って算出 し、 その平均値 ^が所定の閾値 threshold よ り 大きいと きには、 キ ヤ リ ブレーショ ンずれが著しい と判定 する。
次に、 キヤ リ プレーショ ンずれ判定方法 2 について説明す る。
前述した判定方法 1 の方法で、 対応探索の信頼度が高い場 合には良好な結果が得られるが、 対応探索結果に信頼度が低 いものが含まれている可能性がある場合には、 下記 (53 ) 式 で算出された各特徴の差異の中、 ノ イ ズ成分が多く含まれて いる可能性がある と考えられる。
この よ う な場合には、 ノイ ズ成分と思われる異常値が予め取 り 除かれた後に平均が取られる作業によ り 、 キヤ リ プレーシ ョ ンずれが判定される方法が有効である。
すなわち、 このよ う な形で異常値を排除した後の特徴対の 集合を B と して、 B 内での d i の平均値を =:丄 yメ,. … (54 ) によって算出すればよい。 こ こで mは集合 B の要素数を表す, その平均値 が所定の閾値 t hr e sh o l d よ り 大きい と き には キヤ リ ブレーショ ンずれが著しいと判定する。
図 3 4 のフ ローチャー ト に戻って、 ステ ップ S 6 6 では、 前述 したステ ッ プ S 6 5 で判定された結果が、 ずれ結果呈示 装置 1 2 2 によって呈示される。 表示方法は、 前^ た第 6 の実施の形態と同様であるので、 こ こでは省略する。
この第 7 の実施の形態によれば、 レクティ フィ ケーショ ン 処理にかかる時間を短縮する こ と が可能と なる。 特に、 特徴 点数が少なく てよい場合には有効である。
[第 8 の実施の形態]
次に、 本発明の第 8 の実施の形態と して、 撮影装置と外部 装置間のキヤ リ ブレーショ ンずれについて説明する。
こ の第 8 の実施の形態では、 キャ リ ブレーシ ョ ンに於ける 基準位置を規定するために利用される所定の外部装置と撮影 装置間の位置姿勢ずれは生じている と き、 そのキヤ リ プレー シヨ ンずれが起こっているか否かを検出する装置について説 明する。
図 3 6 は、 本発明の第 8 の実施の形態に於ける キヤ リ ブレ ーショ ンずれ検出装置の基本構成例を示したプロ ック図であ る。
図 3 6 に於いて、 ステ レオ画像を撮影してキヤ リ ブレーシ ョ ンずれを検出すべき撮影装置 1 2 8 が、 キ ヤ リ ブ レーシ ョ ンずれ検出装置 1 7 4 でキヤ リ プレーショ ンずれがあるかが 検出される。
キ ャ リ ブ レーシ ョ ンずれ検出装置 1 7 4 は、 制御装置 1 1 '2 と 、 状況判断装置 1 1 4 と、 特徴抽出装置 1 1 8 と、 キヤ リ ブレーシ ヨ ンずれ判定装置 1 2 0 と、 ずれ結果呈示装置 1
2 2 と、 キャ リ ブレーショ ンデータを保持してレヽるキヤ リ ブ レーショ ンデータ記憶装置 1 2 4 とから構成されている。 す なわち、 こ のキ ャ リ ブ レーシ ョ ンずれ検出装置 1 7 4 は、 図
3 3 に示される第 7 の実施の形態のキヤ リ ブレーショ ンずれ 検出装置 1 7 0 と、 構成上は同 じである。
こ こでキ ヤ リ ブレーショ ンずれ装置 1 7 4 内の各装置は、 ハー ドウエアや回路で構成されたも よいし、 コ ン ピ ュータや データ処理装置のソ フ ト ウエアで処理されてもよい。
尚、 撮影装置 1 2 8 と外部装置間の位置姿勢キヤ リ プレー ショ ンパラ メ ータに関するキヤ リ ブレーショ ンずれを検出す るためには、 基準位置を規定するために利用 される所定の外 部装置を基準と してその場所が既知な既知特徴が必要と なる。
そ して、 上記式 (1 7 ) 及び (19 ) で示される內部パラ メ一 タ p と外部パラ メ ータ e ' に加えて、 複数個の既知特徴 k の外部装置に相対する 3 次元位置 (xk, y k, z k )の情報が必 要と な り 、 それらのデータがキヤ リ プレーショ ンデータの一 部と して、 キャ リ ブレーシ ョ ンデータ記憶装置 1 2 4 に記憶 されている。
例えば、 外部装置である車両にステ レオ撮影装置を装着し て、 車両と ステ レオ撮影装置間のキヤ リ プレーショ ンずれが 起こっているかを検出する場合を考える。 また、 ステ レオ撮 影装置は、 車両の前方を撮影するために設定されたもので、 その撮影には、 車両の一部が撮影されている もの とする。 こ のよ う.な場合には、 撮影される車両の一部の形状に関する特 徴を既知特徴と して登録するこ とが可能である。
例えば、 図 3 7 A乃至図 3 7 Eには、 そのよ う な配置の既 知特徴が示されている。 この際、 ステ レオ撮影装置は、 車両 前方のウィ ン ドウ とノ ック ミ ラーの間に配置されてお り 、 ス テ レオ撮影装置 1 2 8 が撮影する画像の下部に、 車両前方の ボンネッ ト 1 8 0が撮影されてお り 、 そのボンネ ッ ト 1 8 0 上に存在する コーナーやエッジ点 1 8 2等を登録すればよい。 この際、 車両に於ける こ う した特徴は、 車両の C A Dモデル 等から、 その 3次元座標が容易に得るこ とができ る。
前述の特徴を得るための外部装置と しては、 種々のものを 適用可能であるが、 撮像部が装備された車両の特定の形状部 を適用する例と しては、 既存のポンネッ ト 1 8 0 上のコーナ やエッジ点 1 8 2等の他、 例えば、 フ ロ ン ト ガラ スの一部に 相対的な位置が既知なマーカを既知特徴と して予め配置して おき、 それらの 3次元位置を予め計測しておき、 それらの全 部或いは一部がステ レオ撮影装置で撮影でき る よ う に してお いてもよい。
図 3 7 Aは撮影される左画像の例を表したものであ り 、 図 3 7 Bは既知特徴と して選択された特徴を黒丸 1 8 4で示し たものである。
尚、 こ こ では 3点のみを既知特徴と して表 したが、 この数 は少なく と も 1 個以上あ り 、 且つ複数個あってもかまわない。 また特徴と して特徴点でなく ても曲線であってもかまわない。
図 3 7 Cは、 フ ロ ン ト ガラス 1 8 6 の一部に既知特徴であ る黒丸の既知マーカ 1 8 8 を配置した様子の例を表したもの である。 こ の図に於いて、 既知マーカ群は、 左右カメ ラ内で その全部あるいはその一部が撮影でき るよ う に配置されてい るわけである。 またこれらのマーカ群は、 図 3 7 D及び図 3 7 Eに示される よ う に、 ステ レオ左右画像の画像周辺部に写 り 込むよ う に配置されてお り 、 重要な映像と なる 中心部には 写り込まないよ う に設計されている。
次に、 図 3 8 のフ ローチャー ト を参照して、 第 8 の実施の 形態に於けるキヤ リ プレーショ ンずれ検出装置の動作につい て説明する。
ステ ップ S 7 1 にてキャ リ ブレーシ ョ ンずれが現時点で検 出されるべきか否かが判断され、 続く ステ ップ S 7 2 にて撮 影装置 1 2 8 によ り ステ レオ画像が撮影される。 これらステ ップ S 7 1 及び S 7 2 の動作は、 前述した図 2 3 のフローチ ヤー ト に於ける ステ ップ S 5 1 及び S 5 2 、 図 3 4 のフ ロー チャー ト に於けるステ ップ S 6 1 及び S 6 2 と 同様であるの で、 詳細な説明は省略する。
次いで、 ステ ップ S 7 3 にて、 前記ステ ッ プ S 7 2 で撮影 されたステ レオ画像について、 キヤ リ ブレーショ ンずれ検出 に必要と なる既知特徴が抽出される。 この処理は、 特徴抽出 装置 1 1 8 で行われる。 特徴抽出装置 1 1 8 では、 撮影され たステ レオ面像から、 キャ リ ブレーシ ョ ンずれを検出するの に必要と なる既知特徴とその対応する特徴が、 ステ レオ画像 の中から抽出される。
例えば、 m 個の既知特徴の対が左画像と右画像の対応の形 で得られた場合には、 ·
B - {({ k L) R "))- k = 2,..m } ( 55 ) の形で表現できるわけである。
尚、 既知特徴を抽出する方法と しては、 前述した第 6 の実 施の形態で説明 したよ う に、 画像に関 してキヤ リ プレーショ ンずれが起こっていないと仮定した場合に、 各特徴が規定す るェピポーラ線に対して、 その周辺に探索範囲を拡大する こ とで、 対応する既知特徴を抽出する方法を採用 してもよい。 また、 既知特徴の数が少ない場合には、 これに加えて、 前 述した第 6 或いは第 7 の実施の形態で説明 したよ う な、 画像
内で撮影された特徴 (これらを自然特徴と称する) が撮影さ れて、 その対応特徴が抽出される。
例えばこ う して抽出された自然特徴の集合を、 n個の特徴 の集合と して
で表す。
このよ う に して抽出された特徴の集合 A及び Bが、 図 3 9 A、 図 3 9 Bに示される。 図 3 9 A、 図 3 9 Bに於いて、 黒 丸 1 9 0 は既知特徴を表し、 白丸 1 9 2 は自然特徴を表して いる。
次に、 ステ ップ S 7 4 に於いて、 特徴抽出装置 1 1 8 にて、 更に前記ステ ッ プ S 7 3 で登録された特徴対の数や信頼度が チェ ック される。 登録された特徴対の数が、 ある所定の数よ り 少ない場合には、 撮影されたステ レオ画像は不適切である と される。 この場合には、 前記ステ ップ S 7 1 へ移行して、 撮影処理等が操り 返される。 一方、 信頼性のある特徴対が得 られたと判定された場合には、 特徴対の集合が、 キヤ リ ブレ ーショ ンずれ判定装置 1 2 0 へ送出される。
続く ステ ップ S 7 5 では、 以下のサブステ ップ S S 1 と S S 2 と が利用 されて、 キヤ リ プレーショ ンずれがあるか否かが 推定される。 すなわち、
1 ) ステ レオ撮影装置の内部キヤ リ ブレーショ ンパラメ ータがキヤ リ ブレーショ ンずれを起こ しているかを判定する
2 ) 1 ) が起こっていないと した場合、 ステ レオ撮影装 置と外部装置間の位置姿勢ずれに伴う キヤ リ ブレーショ ンず
S7 れが起こっているかを判定する
の 2種類の判定が、 サブステ ップ SS 1 と SS 2 によ り行われ るわけである。
先ず、 サブステップ SS 1 について説明する。
ス テ レオ画像内で、 先ず、 既知特徴が利用 されて、 その既 知特徴が画像内であるべき位置にあるか否かが判定される。
このためには、 キャ リ ブ レ厂c r s23
, f33ーシ ョ ンデータ記録装置 1 2 4 記録されている既知特徴 k の 3 次元位置 ( , , )が、 ステ レオカメ ラで撮影された画像内での位置にあるかを以下のよ う にして判定する。
いま外部装置の座標系を O と して、 その座標系で既知特徴 の 3 次元位置 ( , , )が登録されている と する と 、 その点 に関する左カ メ ラ座標系 L に於ける 3 次元位置座標
と右カ メ ラ座標系に於ける 3 次元位置座標 , )の位置 を算出する。
(58)
次にこれらに対して、 上記式 ( 7 ) 及び式 ( 8 ) のよ う な 式で算出される画像内での投影位置 ( '£,ν^ Λ,v ^が算出され る。
もちろんこの画像内での位置は、 キヤ リ ブレーショ ンデー
タが全て正 しい と仮定した場合に成立する式である。 従って 前記式 (55) の集合 Bで表される画像内での位置と、 キヤ リ ブレーシヨ ンデータが正しいと仮定した場合の画像位置との 差が計算される こ と によ り 、 キャ リ ブレーシ ョ ンずれが起こ つているか否かが判定できるわけである。
を各画像で算出 し、
fk L > threshold 或いは > threshold … (60) が成立するかが判定される。 こ こ で閾値 threshold を超えた 場合には、 少な く と もキャ リ ブレーシ ョ ンずれが起こってい る こ とがわかる。 .
また、 第 6 の実施の形態で説明 したのと 同様に、 異常値除 去等の処理をこの中に含んでもかまわない。 すなわち、 既知 特徴 m個の う ち、 少な く と も s 個( s≤ )が上記式 ( 60 ) で示 される不等式を満た している場合には、 キヤ リ ブレーショ ン ずれが起こっている と判断するわけである。
すなわち、 サブステ ップ SS 1 によ ってキヤ リ プレーシ ョ ンずれが少なく と も起きているか否かを判定する こ と ができ る。
次に、 サブステップ SS 2 について説明する。
サブステ ップ SS 2 では、 前述したサブステ ップ SS 1 でキ ヤ リ ブレーシヨ ンずれが起こっている際に、 それが、 少なく と もステ レオ撮影装置の内部キヤ リ プレーショ ンずれに起因
するのか、 或いはステ レオ撮影装置と外部装置間の位置姿勢 関係に関するキヤ リ プレーショ ンずれに起因するのかを判断 するものである。
このためには、 前記式 (55 ) 集合 B と式 (56 ) 集合 Aの何 れか一方、 或いは両方 A及び Bの特徴、 前述した第 1 或いは 第 2 の実施の形態で説明 したェピポーラ線拘束が成立 してい るかど う かを判定基準と して、 内部キヤ リ ブレーショ ンずれ が起こっているかど う かを判定するわけである。 すなわち、 前記式 (47 ) 、 ( 49 ) 、 或いは式 (52 ) 、 ( 54) で判定すれ ばよい。
撮影装置の内部に関するキヤ リ ブレーショ ンずれがないと 判定された場合で、 サブステ ップ S S 1 でキヤ リ ブレーショ ンずれがあ り と判定された場合には、 キャ リ ブレーシ ョ ンず れは、 ステ レオ撮影装置と外部装置間の位置姿勢ずれに基づ く キヤ リ ブレーショ ンずれである と判定するこ とができる。 一方、 サブステ ッ プ S S 2 でも キャ リ ブ レーシ ョ ンずれが あ り と判定された場合には、 キャ リ ブレーシ ョ ンずれは、 内 部キヤ リ プレーショ ンずれがある こ と が確実である こ と がわ かるわけである。
図 3 8 のフ ローチャー ト に戻って、 ステ ップ S 7 6 では、 前記ステ ッ プ S 7 5 で判定された結果が、 ずれ結果呈示装置 1 2 2 によ って呈示される。 この第 8 の実施の形態では、 複 数のキヤ リ ブレーショ ンずれの種類を検出でき るので、 その 情報を含めて表示する こ と も可能である。 表示方法は、 前述 した第 6 の実施の形態と 同様であるので、 こ こでは省略する。
このよ う に、 第 8 の実施の形態によれば、 ステ レオ撮影装 置と外部装置間の位置姿勢キヤ リ ブレーシ ョ ンのずれも検出 でき る こ と になる。
[第 9 の実施の形態]
次に、 第 9 の実施の形態と して、 撮影装置が複数回撮影し てその画像を利用する場合について説明する。
前述した第 6 乃至第 8 の実施の形態では、 ステ レオ画像装 置で撮影する画像は 1 回である こ と を想定してきたが、 この 第 9 の実施の形態では、 キヤ リ ブレーショ ンずれの検出をよ り 信頼於ける ものにするために、 ステ レオ撮影装置で複数回 撮影 し、 その複数回の撮影から得られる特徴 (自然特徴或い は既知特徴) を利用する よ う に している。
本第 9 の実施の形態では、 この方法について説明する。 キ ャ リ プレーシ ヨ ンずれ検出装置の基本構成は、 前述した第 6 乃至第 8 の実施の形態で表される ものと同様である。
複数回の撮影に,伴い、 キヤ リ ブレーシ ヨ ンずれを検出する 方法と しては、 以下のよ う な 2種の方法の何れでもよい。
第 1 の方法と しては、 ステ レオ画像装置が複数回撮影して、 その複数回の撮影を利用 してずれを検出する。 この方法では、 複数回撮影されたステ レオ画像から 自然特徴或いは既知特徴 を抽出 し、 それらを式 (55 ) 集合 B と式 (56 ) 集合 Aで表さ れる特徴の集合と して扱えば、 前述した第 6 乃至第 8 の実施 の形態と同様に全ての処理を扱う こ とが可能となる。
第 2 の方法と しては、 複数回の撮影の う ち第 1 回目でずれ 検出を して、 第 2 回目以降でその検証を行 う ものである。 す
なわち、 第 1 回 目でずれが検出された場合に限り 、 本当にず れがあるかど う かを再判定するわけである。 第 1 回目、 第 2 回目 以降の処理に関 しては、 前述した第 6 乃至第 8 の実施の 形態の場合と同様であるので、 その方法の詳細については説 明を省略する。
次に、 方法のバリ エーシ ョ ンについて説明する。
以上、 ス テ レオ撮影装置で撮影でき る と ころにある既知特 徴を利用 してずれ検出する方法について説明 したが、 こ の他 にも既知特徴を配置するバ リ エーショ ンを考える こ とができ る。
すなわち、 外部装置を基準と してその位置が既知であるキ ャ リ ブ レーシ ョ ンボー ドを配置し、 そのキヤ リ ブ レーシ ョ ン ボー ド内にある既知マーカ の位置をス テ レオ撮影装置によ り 撮影する こ と も可能である。 この場合には、 本第 9 の実施の 形態で説明 したよ う に、 例えばキヤ リ プレーショ ンずれを検 出する作業.員が、 このキャ リ ブレーショ ンボー ドを外部装置 に相対する よ う に配置して、 それを状況判断装置が判断する こ とでキヤ リ ブレーショ ンずれ検出処理を行えばよい。
このよ う に、 第 9 の実施の形態によれば、 キヤ リ ブレーシ ヨ ンずれの検出をよ り ロバス ト に信頼性よ く 行う こ とができ る。
[第 1 0 の実施の形態]
次に、 第 1 0 の実施の形態と して、 車載に応用 した例につ いて説明する。
前述した第 6 乃至第 9 の実施の形態では、 状況判断装置に
ついて、 詳細な説明は省略していたが、 この第 1 0 の実施の 形態では、 この状況判断装置の機能を中心に説明する。
図 4 0 は、 本発明の第 1 0 の実施の形態に於けるキヤ リ ブ レーショ ンずれ検出装置の基本構成例を示したプロ ッ ク 図で ある。
この第 1 0 の実施の形態が前述した第 6 乃至第 9 の実施の 形態と異なるのは、 外部センサ 2 0 2 からキヤ リ プレーショ ンずれ検出装置 2 0 0 内の状況判断装置 1 1 4 に、 各種のセ ンサ出力の信号が供給される こ とである。 また、 必要に応 じ て、 キャ リ ブレーシ ョ ンずれ検出に関わる情報が、 キヤ リ ブ レーシヨ ンデ"タ記憶装置 1 2 4 に送出され、 その情報が、 キャ リ ブレーシ ョ ンデータ記憶装置 1 2 4 に書き込まれる点 も異なっている。 その他の構成及び全体の構成に関する処理 ステ ップは、 前述した第 6 乃至第 8 の実施の形態で説明 した ものと同様であるので説明は省略する。
以下、 状況判断装置 1 1 4 の応用 と して、 車両にステ レオ 撮影装置を装着した場合について説明する。 もちろん、 本方 式は車両用の車載ステ レオ撮影装置に限る ものでは、 な く 、 その他の監視カメ ラ システム等にも応用が可能である こ と は 明白である。
状況判断装置 1 1 4 に接続される外部センサ 2 0 2 と して は、 次のよ う なものが考えられる。 すなわち、 走行距離計、 時計或いはタイマ、 温度セ ンサ、 車両傾斜計測セ ンサ或いは ジャイ ロセンサ、 車速センサ、 エンジン始動センサ、 日 射セ ンサ、 雨滴センサ等である。
そ して、 状況判断装置 1 1 4 は、 以下のよ う な条件で、 車 載応用に必要な条件に基づいて、 キヤ リ プレーシ ョ ンずれの 検出が現在必要であるか否かを判定するわけである。
また、 キャ リ ブ レーシ ョ ンデータ記憶装置 8 が記憶する キ ヤ リ ブ レーシ ョ ンデータ と して は、 過去にキヤ リ ブ レーシ ョ ンを行っ た と き のパラ メ ータ P , e ' や既知特徴のデータ等 を含みなが ら、 以下の情報が書き込まれている。 すなわち、 過去に行ったス テ レオ撮影装置の内部キヤ リ ブレーシ ョ ンパ ラ メ ータ p 、 過去に行ったステ レオ撮影装置と外部装置間の 位置姿勢キ ャ リ ブ レーシ ョ ンパラ メ ータ e ' 、 過去に行った 既知特徴の 3 次元位置、 過去にキヤ リ プレーショ ンした際の 車両走行距離、 過去にキヤ リ ブレーシ ョ ン した際の 日 時と 時 刻、 過去にキャ リ ブ レーシ ョ ン した際の外部温度、 過去にキ ャ リ ブレーショ ン検出 した際の車両走行距離、 過去にキ ヤ リ ブレーシ ョ ン検出 した際の 日 時と 時刻、 過去にキヤ リ プレー シヨ ン検出 した際の外部温度、 等である。 - 次に、 前述 した状況判断装置 1 1 4 が、 どのよ う にキヤ リ プレーシ ョ ン検出をすべきか、 その状況判断の方法について 説明する。
本装置では、 キヤ リ プ レーシ ョ ンずれ検出を行 う 条件と し て、 車両が停止 している と き に行 う 、 以前ずれ検出 した と き から少な く と も一定時間 T を経た後に行 う 、 晴天で昼間に行 う 、 等の 3 つの条件が成立する と き に行 う場合について説明 する。
先ず、 1 つ 目 の条件を満たすために、 車速セ ンサ或いはジ
ャィ 口センサ等で、 車両が移動 していないこ とが確認される。 次いで、 2つ 目の条件を満たすために、 過去にキヤ リ プレー シ ョ ンずれ検出を行ったと きの時刻と時計等から算出される 現時刻と の時間差が算出される。 3つ目 の条件に関 しては、 日射センサや雨滴センサ等が利用 されて、 条件が満たされる かど うかが判断される。
このよ う に して、 キヤ リ ブレーショ ンずれ検出が実行され る と、 その結果はずれ結果呈示装置 1 2 2 に送出される。 ま た、 必要に応じて、 キャ リ ブレーショ ンずれ検出結果がキヤ リ プレーシヨ ンデータ記憶装置 1 2 4 に書き込まれる。
以上のよ う な方法が採用 される こ と によ り 、 本キヤ リ ブレ —シヨ ンずれ検出装置は、 車載等に応用する こ と が可能と な る。
[第 1 1 の実施の形態]
次に、 本発明の第 1 1 の実施の形態と して、 キヤ リ ブレー ショ ンずれ検出装置が適用されたステ レオカ メ ラの例につい て説明する。
図 4 1 は、 本発明の第 1 1 の実施の形態に係るキヤ リ ブレ ーシ ョ ンずれ検出装置が適用されたステ レオカメ ラの構成を 示すブロ ック図である。 尚、 こ こでは、 ステ レオカメ ラが車 両に搭載された例と して説明する。
このステ レオカ メ ラは、 距離画像入力装置 2 1 0 と、 制御 装置 2 1 2 と、 物体認識装置 2 1 4 と 、 運転装置 2 1 6 と 、 警告装置 2 1 8 と、 表示装置 2 2 0 と、 車速センサ 2 2 2 と、 測距レーダ' 2 2 4 と 、 照度センサ 2 2 6 と、 外部カメ ラ 2 2
8 と、 G P S 2 3 0 と、 V I C S 2 3 2及ぴ外部通信装置 2
3 4 と力、ら構成されている。
前記距離画像入力装置 2 1 0 は、 被写体 2 4 0 を撮影する 撮像装置 2 4 2 と、 この撮像装置 2 4 2 の先端に取り 付け ら れるステ レオアダプタ 2 4 4 と から成るステ レオアダプタ力 メ ラ 2 4 6 と、 前記被写体 2 4 0 の距離画像を計測する距離 画像処理装置 2 4 8 と、 から構成される。
前記表示装置 2 2 0 は、 キャ リ ブレーシ ョ ン装置 2 5 6 を 含む距離画像処理装置 2 4 8並びに制御装置 2 1 2 と機能的 に結合されて、 キャ リ ブレーシ ョ ン装置 2 5 6 (その内部の キヤ リ プレーシ 3 ンずれ検出部) や演算部 (距離算出装置 2 5 4 ) 、 並びに、 前記撮像部 (撮像装置 2 4 2 ) の出力に関 連した所要の表示をユーザ (運転者) に認識され得る よ う に 行う ものであ り 、 図 3 2 にっき前述したずれ結果呈示装置乃 至同装置の部分と しても機能する。
前記撮像装置 2 4.2 は、 一般のビデオカ メ ラ、 デジタルス ティルカメ ラ等と同様に、 撮像光学系 2 4 2 a と、 撮影絞り 調整装置 (図示せず) と、 撮影フォーカス調整装置 (図示せ ず) と、 撮影シャ ツタ速度調整装置 (図示せず) と、 撮像素 子 (図示せず) と、 感度調整装置 (図示せず) と から構成さ れる。 更に、 この撮像装置 2 4 2 には、 ステ レオアダプタ 2
4 4が装着される。
こ のステ レオアダプタ 2 4 4 は、 光路分割装置 2 4 4 a を 有している。 この光路分割装置 2 4 4 a は、 撮像装置 2 4 2 の撮像光学系 2 4 2 a の前方に取り 付け られる もので、 異な
る視点からの被写体 2 4 0 の像を撮像素子に結像する こ と が でき る よ う になつている。 このよ う に して撮像装置 2 4 2 で 撮影されたステ レオ画像は、 距離画像処理装置 2 4 8 に供給 される。
距離画像処理装置 2 4 8 は、 フ レーム メ モ リ 2 5 0 と、 レ クティ フィ ケーシヨ ン装置 2 5 2 と、 距離算出装置 2 5 4 と、 キヤ リ プレーショ ン装置 2 5 6 と を有して構成されている。
そ して、 前記撮像装置 2 4 2 から供給されたステレオ画像 はフ レーム メ モ リ 2 5 0 に入力され、 更にレクティ フィ ケ一 シヨ ン装置 2 5 2 に供給される。 こ の レクティ フィ ケーショ ン装置 2 5 2からは、 距離算出装置 2 5 4 に対して、 左画像 及び右画像を出力が出力される。 距離算出装置 2 5 4 は、 制 御装置 2 1 2 を介して物体認識装置 2 1 4 に、 距離画像出力 と して 3次元距離画像が出力される。
また、 キャ リ ブレーショ ン装置 2 5 6 力、らは、 レクティ フ ィ ケーシヨ ン装置 2 5 2 に対してはレクテ ィ フィ ケーショ ン パラメ ータが、 距離算出装置 2 5 4 に対しては距離算出用パ ラメ ータが、 そ して物体認識装置 2 1 4 に対しては物体認識 用パラメータが、 それぞれ出力される。
尚、 こ のステ レオカ メ ラ の構成は、 本件出願人が特願 2 0 0 3 - 4 8 3 2 4号と して先に提案している ものと略同様で ある。
このよ う にして、 車両に搭載されたステ レオカ メ ラ と して も適用が可能である。
以上説明 した第 6 乃至第 1 1 の実施の形態では、 2 台の力
メ ラから構成されるス テ レオ撮影装置に関するキ ヤ リ プ レー ショ ンずれを検出する も のであつたが、 これを 2 台以上の力 メ ラから構成されるステ レオ撮影装置 (すなわち、 多眼ステ レオ撮影装置) に応用でき る こ と は自明である。 すなわち、 多眼ス テ レオ撮影装置を構成する n台のカメ ラについて、 そ の 2 台毎のペアについて、 前述 した実施の形態で説明 してき た方法を利用する こ と によ り 、 同様にキヤ リ プレーショ ンず れを検出する こ とが可能となる。
[第 1 2の実施の形態]
次に、 第 1 2 の実施の形態と して、 撮影装置自体の內部キ ャ リ ブ レーシ ョ ンについて説明する。
図 4 2 は、 本発明に於けるキ ャ リ ブ レーシ ョ ンずれ補正装 置の第 1 の基本構成例を示 したプロ ック図である。 具体的に は、 前述 したキ ャ リ ブ レーシ ョ ンずれ補正の課題である 「ス テレオ画像を撮影する撮影装置の內部キヤ リ ブレーショ ンパ ラメータのずれ補正」 を解決する装置である。 一 - 図 4 2 に於いて、 このキヤ リ ブレーショ ンずれ補正装置 2 6 0 は、 各部の装置に制御信号を送った り 全体のシーケンス を司る制御装置 2 6 2 と、 状況判断装置 2 6 4 と、 特徴抽出 装置 2 6 6 と、 キャ リ ブ レーシ ョ ンデータ補正装置 2 6 8 と 、 補正結果呈示装置 2 7 0 と、 キ ャ リ ブ レーシ ョ ンデータ記憶 装置 2 7 2 と を有して構成されている。
こ のキ ヤ リ ブ レーシ ョ ンずれ補正装置 2 6 0 は、 ス テ レオ 画像を撮影し、 キャ リ ブ レーシ ョ ンずれを捕正すべき撮影装 置 2 7 6 を、 こ こでキヤ リ プレーショ ンずれ補正するための
装置である。
前記状況判断装置 2 6 4 は、 キヤ リ ブレーシ ョ ンずれ補正 を行う かど うかを判断するためのものである。 前記キヤ リ ブ レーシ ョ ンデータ記憶装置 2 7 2 は、 予め撮影装置 2 7 6 の キヤ リ プレーショ ンデータを記憶している ものである。
また、 前記特徴抽出装置 2 6 6 は、 前記撮影装置 2 7 6 で 撮影されたステ レオ画像からステ レオ画像内で対応する特徴 を抽出するためのものである。 キヤ リ ブレーショ ンデータ捕 正装置 2 6 8 は、 特徴抽出装置 2 6 6 で抽出された特徴と キ ヤ リ ブレーシヨ ンデータを利用 して、 キャ リ ブレーショ ンず れを補正する ものである。 補正結果呈示装置 2 7 0 は、 この 捕正結果を報告する よう になっている。
補正結果呈示装置 2 7 0 は、 本発明の構成要素たる捕正結 果呈示部をなすものであるが、 こ の補正結果呈示部は後述す る表示装置を表示器と して自 己の構成要素と して保有する形 態を採り 得るが、 該補正結果呈示部は、 よ り 一般的に、 この よ う な表示器までも 自 己の部分と して保有する態様のものに 限られず、 キヤ リ プレーショ ンずれ補正装置 2 6 8 による補 正結果を表す信号に基づいて、 補正結果を呈示するための出 力信号乃至データを生成する限り の態様を採る場 もあ り 得 る。
図 4 3 は、 本発明に於けるキヤ リ ブレーシ ョ ンずれ捕正装 置の第 2の基本構成例を示したプロ ック図である。
図 4 3 に於いて、 このキヤ リ ブレーショ ンずれ補正装置 2 8 0 は、 制御装置 2 6 2 と 、 状況判断装置 2 6 4 と、 特徴抽
出装置 2 6 6 と、 キャ リ ブレーシ ョ ンデータ補正装置 2 6 8 と、 補正結果呈示装置 2 7 0 と、 キャ リ ブレーシ ョ ンデータ 記憶装置 2 7 2 と 、 レク テ ィ フ ィ ケーシ ヨ ン処理装置 2 8 2 と を有して構成されている。
前記レクティ フィ ケーシヨ ン処理装置 2 8 2 は、 撮影装置 2 7 6 で撮影されたステ レオ画像を レク テ ィ フ ィ ケーシ ヨ ン 処理する ためのものである。 こ こでレク テ ィ フ ィ ケーシ ヨ ン 処理されたステ レオ画像から、 ステ レオ画像内で対応する特 徴が特徴抽出装置 2 6 6 で抽出される。 その他の構成は、 前 述した図 4 2 のキヤ リ ブレーシ ョ ンずれ補正装置 2 6 0 と 同 様の構成であるので説明は省略する。
図 4 2 に示される第 1 の基本構成と、 図 4 3 に示される第 2 の基本構成との差異は、 ステ レオ画像を レクティ フィ ケ一 シヨ ン処理する レクティ フィ ケーシヨ ン処理装置 2 8 2 を含 む構成であるか否かである。
尚、 キヤ リ ブレーシ ヨ ンずれ補正装置 2 6 0及び 2 8 0 内 . の各装置は、 ハー ドウェアや回路で構成されたも よい し、 コ ンピュータゃデータ処理装置のソ フ ト ウエアで処理されても よい。
こ こで、 第 1 2 の実施の形態の具体的説明をする前に、 本 発明で重要となるステ レオ撮影に関する技術的内容について、 その概要を説明する。
[数学的準備とカメ ラモデル]
先ず、 ステ レオ画像を利用 して撮像装置で画像を撮影する と 、 その画像は、 撮像装置内の撮像素子 (例えば、 C C Dや
C M O S等の半導体素子) で画像と して結像される と共に画 像信号と なる。 こ の画像信号は、 アナロ グ或いはデジタル信 号であるが、 キ ャ リ ブ レーシ ョ ンずれ補正装置内では、 デジ タル画像データ と なる。 デジタルデータは 2 次元配列と して 表現でき るが、 もちろん六方細密充填のよ う なハニカム構造 の 2次元配列でもよいこ と は当然である。
撮影装置がアナロ グ画像を送信する場合には、 キヤ リ ブレ ーシ ヨ ンずれ補正装置内或いはその装置外にフ レームメ モ リ を用意して、 その画像をデジタル画像に変換する。 キヤ リ ブ レーショ ンずれ補正装置内で規定される画像について、 その 画素は、 正方或いは長方格子状に定義できる と仮定する。
いま、 画像の座標を ( u, V )等の 2次元座標で表現する こ.と とする。
先ず、 図 4 4 に示される よ う に、 ステ レオ画像を撮影する 撮影装置 2 7 6 は、 左右の 2台のカメ ラ 2 8 6 a 、 2 8 6 b とから構成されている とする。 そ して、 左画像を撮影する力 メ ラ 2 8 6 a を規定する座標系を左カ メ ラ座標系 L、 右画像 を撮影する座標系を右カメ ラ座標系 R とする。 そ して、 ス テ レオ画像 と して、 左カ メ ラ 内の画像座標を ( u L , V L ) 、 右カ メ ラ 内の画像座標値を ( u R , V K ) 等で表現する と する。 尚、 2 8 8 a 、 2 8 8 b は、 それぞれ左カメ ラ画像面、 右カメ ラ画像面とする。
また、 撮影装置 2 7 6 の全体が規定する基準座標系を定義 する こ と も可能である。 こ の基準座標系を、 例えば Wとする。 もちろん、 基準座標系 と して、 一方のカメ ラ座標系 Lまたは
Rを採用 しても よレヽこ とは明白である。
いままでは、 撮影装置と して 2 台のカ メ ラ によ るステ レオ 撮影によ り 、 ステ レオ画像を生成する も のを考えてき たが、 これ以外にステ レオ画像を生成する方法も ある。 例えば、 1 台のカ メ ラ の前にス テ レオアダプタ を装着 して、 同時に左右 画像を 1 台の C C D或いは C M O S な どの撮像素子の中に撮 影する方法である (例えば、 本件出願人に よ る特開平 8 — 1 7 1 1 5 1 号公報等参照) 。
このよ う なス テ レオアダプタ の場合には、 図 4 5 A及び図 4 5 B に示 される よ う に、 左ミ ラー群 2 9 0 a 、 右ミ ラー群 2 9 0 b を有するス テ レオアダプタ で撮影される画像は、 あ たかも 2 台の撮像装置で 2 台のフ レームメ モ リ が存在するか の如 く 、 通常のステ レオカメ ラ に展開する こ とができ る。
本発明に於けるス テ レオ撮影は、 こ の よ う に 2 台或いは 2 台以上の複数のカ メ ラ で撮影される ステ レオ画像でも よい。 或いは、 ス テ レオアダプタ を利用 して撮影される ステ レオ画 像でも よい。
次に、 撮像装置と フ レーム メ モ リ の光学的特性を ピンホー ルカ メ ラでモデル化する こ と を考える。
すなわち、 左画像に関連する ピンホールカ メ ラモデルの座 標系を左カ メ ラ座標系 L と し、 右画像に関連する ピンホール カ メ ラモデルの座標系を右カ メ ラ座標系 R と する。 また左力 メ ラ座標系 L 内の点を )、 その画像対応点を ( )、 右 カ メ ラ座標系 R 内の点を ,ダ, 2 )、 その画像対応点を ("", ) と する と 、 図 4 4 に示 さ れる カ メ ラ位置 C L , C R を考慮
しなが ら、 下記式の如く 求める。
こ こ で、 ( £, )は左カ メ ラ系の縦及び横方向の画像拡大率、
( ,^)が画像中心であ り 、 (α )は右カ メ ラ 系の縦及び横方 向の画像拡大率、 が画像中心であ る。 これ ら を行列表 現する こ と を考える と 、 w を中間媒介変数と して、
- 基準座標系で定義される点 P ( X , y , z ) の左画像内で の位置を ( u L , V L ) 、 右画像内での位置を ( U R , V
R ) と し、 左画像で想定される 撮像装置 と フ レームメ モ リ に対応する左カ メ ラ 2 8 6 a の基準座標系に於ける位置 C L
(左カ メ ラ座標系の原点) と 、 右画像で想定される撮像装置 と フ レームメ モ リ に対応する右カ メ ラ 2 8 6 b の基準標系に 於け る位置 C R (右カ メ ラ座標系の原点) を考え る こ と が でき る。 こ のと き、 基準座標系 Wの点 P ( X , y , z ) 力、ら 左 ( u L , V L ) へ射影 さ れる 変換式 と 、 同一の点か ら右
( u R , v R ) へ射影 さ れる 変換式は、 以下の よ う に表す
とができる。
ら左力
メ ラ座標系 L への座標変換を構成するそれぞれ 3 X 3 回転行 列と並進ベク ト ルである。 また RR = [τξ- TR = [t , t§, t fは 基準座標系から右カメ ラ座標系 Rへの座標変換を構成するそ れぞれ 3 X 3 回転行列と並進べク トルである。
[ディス トーシ ョ ン補正]
一方、 撮像装置の光学レ ンズ等のレ ンズデイ ス .トーショ ン が 3 次元計測に要求精度に対して無視できない場合には、 レ ンズデイ ス トーショ ンを含めた光学系を考える必要がある。 この場合には、 前記式 (63) 、 (64) は、 以下に示される よ う な式 (66) 、 (67) で表現する こ とができ る。 こ の式では レ ンズディ ス ト ーシ ョ ンを表現する の に ラディ アルディ ス ト ーシ ョ ン と タ ンジェ ンシャルディ ス ト ーシ ョ ンを表 した も の であるが、 もちろんこれ以外のデイ ス トーショ ン表現であつ てもよい。
こ こ で、 左右カ メ ラ の レ ンズデイ ス ト ーシ ヨ ンに関するパ
ラ メ ータ を
とする と き、 xL一 r^x + r^y + r^z + tx L
L _y ―
VP 二
\2
+ g ΊΨ Ϊ +g ^ V +gf [v^j ¾ ii¾j- + [v; j
(左) 〜 f r ~ r \2
+ g3 ¾ + (g2 + ) ( )
2 + f ¾ (fe)
2 +(^)
2)
(66)
u! =np R +( +g )(u;)2 +g4 R up R vR v +g (v;f ((«;)2 + (v;)2)
(右)
= ;
+g R 2 (¾)
2 +g u
p R V; +fe
+g^)
2 +k V; (fe)
2+(v;)
2)
'·· (67) こ こで、 ( ( , )と( ^) > ( , )はレンズデイ ス ト ーシ ョ ンを表現するための中間パラ メ ータであ り 、 左及び右カ メ ラ 画像座標での正規化された座標であ り 、 P はディ ス トーショ ン除去後の正規化画像座標を表すサフ ィ ッ ク ス、 d はデイ ス
トーシヨ ン除去前 (ディス トーシ ョ ン要素を含む) 正規化画 像座標を表すサフィ ックスを表す。
また、 デイス トーショ ン除去或いはデイス トーショ ン捕正のス テツプとは、 例えば、 以下のよ う にして画像を生成することを意 味する。
(左画像のデイス トーショ ン捕正)
1 ) ディ ス ト ー シ ョ ン補正 した後の各画像配列 ( , こつ いて、 正規化された画像座標を算出する。 i =^≠, vi --Vi≠ … (
α,, αν
2 )
' =¾ +fcL + )2 ¾; (¾)2 ¾ (( )2 )
+g2 L )2 +s ¾ +fe )2 ^ k)2+ )2)
… (69) によ り 、 デイ ス ト ーシ ヨ ン捕正前の正規化された画像座標を 算出する。
3 ) vL =av L¾L+v0 L に よ り 、 ディ ス ト ー シ ョ ン補正前の左原画像の対応する画像座標を算出 して、 その近 傍の画素等の画素値を利用 して、 , )に対する画素値を計 算する。
(右画像のデイ ス ト ーシ ョ ン補正)
1 ) ディ ス トーシ ョ ン補正 した後の各画像配列 , こつ いて、 正規化された画像座標を算出する。
C "
+t +^)(¾)
2 v
R P +gf (v )
2 + f ί fe)
2 +fe)
2)
2 )
'v = g kf +fe +g4 )2 V; )2 + (v;)2)
…(71)
によ り 、 ディ ス トーシ ョ ン補正前の正規化された画像座標を 算出する。
3 ) M
r =c» v
R =a v^+v^ に よ り 、 ディ ス ト ーシ ョ ン補正前の左原画像の対応する画像座標を算出 して、 その近 傍の画素な どの画素値を利用 して、
に対する画素値を 計算する。
[内部キヤ リ ブレーシ ョ ンパラ メ ータ と キヤ リ ブレーシ ョ ンずれ問題の定義]
2 台のカ メ ラから構成されるステ レオ画像を撮影する撮影 装置の、 左カメ ラの座標系を L、 右カメ ラの座標系を R と し て、 これ ら のカ メ ラ の位置関係を考える。 座標系 L と座標系 Rの間の座標値の関係は、 座標変換 (回転行列と並進べク ト ル) を利用 して、 下記のよ う に表現する こ とができ る。
で
=Μφ 0ί、φ> Φχ、
cos - sin φζ 0 cosヌ 0 sin 1 0 0
sin cos^. 0 0 1 0 0 cos^ 一 sin φχ 0 0 1 - sin φγ 0 cos 0 sm φχ cos
… (73)
LlR J …(74)
で表すこ と が可能で、 6 個のパ ラ メ ータ e = ( , -, , )を 外部パラ メ ータ と して表現する こ と ができ る。
また先に述べた と お り 、 左右カ メ ラ をそれぞれ独立に表現 した内部パラ メ ータ は
で表される。 総 じて、 2 台のカ メ ラか ら構成される撮影装置 の場合のカ メ ラパラ メ ータ と しては、 撮影装置の内部キヤ リ ブレーショ ンパラ メ ータ と して
p = (cL , cR , e) … ( 76)
を利用する こ と ができ るわけである。
'本発明に於いては、 こ の撮影装置の内部キ ヤ リ プレーショ ンパラ メ ータ p な どをキャ リ ブ レーシ ョ ンパラ メ ータ と して、 キヤ リ プレーシ ョ ンデータ記憶装置に記憶される。 キヤ リ ブ レーシ ョ ンデータ と しては、 こ のカ メ ラ キ ャ リ ブ レーシ ョ ン ノ ラ メ ータ p は少な く と も含まれている こ と とする。 伹し、 撮影装置の レンズデイ ス トーシ ョ ンが無視でき る場合には、 デイ ス ト ーシ ヨ ンパラ メ ータ の部分( ,(^)は無視 した り 、 或 いはゼロ と しても よい。
また撮影装置の内部キヤ リ プレーシ ョ ン と は、 上記 よ う な撮影装置の 内部パラ メ ータ と 外部パラ メ ータ の組であ る p = (c£, , e)を推定する 問題 と して定義でき る 。 ま たキヤ リ ブ レーショ ンずれの補正 と は、 この よ う に設定されたキヤ リ ブ レーシヨ ンパラ メ ータの値を補正する こ と である。
この場合、 キャ リ ブ レーシ ョ ン補正問題は、
(課題 1 _ 1 ) カメ ラ 間位置姿勢パラ メ ータ を補正する問題 D = e
(課題 1 一 2 ) ステ レオ撮影装置の内部パラ メ タすべてを 補正する問題 p = (cL, ,
に帰着され、 それぞれの課題に対 して、 補正す きキヤ リ ブ レ ー シ ョ ン ノ、。 ラ メ 一タ カ 異 な る こ と に な る こ こ で 、 p = (cL,cR )と い う 組み合わせの補正問題も考える と ができ る が、 実際的には、 カ メ ラ パラ メ ータ で ( , )で記述 さ れる 拡 大率ゃ焦点距離や画像中心ゃデイ ス ト ーシ ョ ンパラ メ ータ に 変動がある場合には、 e に関 して も変動がある と考える のが 妥当である ので、 この場合に関するパラ メ ータ推定は、 ( 1 一 2 ) で扱 う こ と を前提とする。
[外部キャ リ ブレーシ ョ ンパラ メ ータ と キヤ リ ブレーシ ョ ンずれ問題の定義: 1·
先に説明 したよ う に、 撮影装置と外部装置間のキヤ リ ブレ ーシヨ ンも考える必要がある。
こ の場合には、 例えば左カ メ ラ座標系 L を撮影装置の基準 座標系 と して と り 、 左カ メ ラ座標系 と外部装置間の間の位置 姿勢関係を規定する こ と がキャ リ ブレーシ ョ ンに相当する。 例えば、 外部装置の座標系を O とする と 、 外部装置座標系 O から左カ メ ラ座標系 Lへの座標変換パラ メ ータ を式 (77 ) の よ う にする と 、 式 (78 ) で表される 6 個のパラ メ ータ に よ り その位置姿勢関係を記述する こ とができ る。
とする と、 6個のパラ メ ータ
ρ = ^ = {χ', , ζ'Λ ) …(78) によ り 、 その位置姿勢関係を記述する こ と ができ る。 こ こで φχ',Φγ',Φ'は £R。に関する 3 個の回転成分パラ メ ータ であ る。 こ れを課題 2 とする。
[内部及び外部キ ヤ リ ブ レーシ ョ ンパラ メ ータ と キ ヤ リ プ レーシ ョ ンずれ問題の定義]
課題 ( 1 一 2 ) と課題 ( 2 ) を複合した課題、 すなわち、 p = (cL,cR,e,e') ··· (79) を課題 3 と 定義する。 こ の課題は、 これまで説明 した全ての キャ リ ブレーシ ョ ンパラ メ ータを補正する課題である。
[ステ レオ画像に於けるェピポーラ線拘束]
ステ レオ画像を用いて画像計測を行 う 際には、 後にも述べ る とお り 、 左右画像内で対応点探索を行 う こ と が重要になる この対応点探索に関 して重要なのがいわゆるェピポーラ線拘 束とい う概念である。 以下、 図 4 6 を参照 して説明する。
すなわち、 左右の原画像 2 9 2 a 、 2 9 2 b に対してディ ス ト ーシ ョ ン補正 した左右画像 2 9 4 a 、 2 9 4 b に関 して 正確なキヤ リ ブ レーシ ョ ンパラ メ ータ =( , )が与え ら れ ている と き には、 左画像内の特徴点 ( ^に対応する右画像 内の特徴点 ( , νβ)は、 2 9 6 で示 される あ る直線上になけれ ばな らない と い う 拘束条件である。 こ の直線のこ と をェ ピポ
ーラ線と称する。
こ こで重要なのは、 デイ ス トーシヨ ンが画像内で顕著な と きには、 ディ ス トーシ ョ ン補正或いは除去を、 予め行ってお かなければな らないとい う こ と である。 また、 ディ ス ト一シ ヨ ン補正された正規化画像に於いても同様に、 ェピポーラ線 拘束が成立する。 従って、 以下では、 先ずディ ス トーシ ョ ン 補正され、 且つ正規化された画像面内で、 本発明で考えるェ ピポーラ線の定義を行う。
左原画像で得られた特徴点 , に対 して、 上記式 (66) 、 (67) の途中で現れる正規化された画像内でディ ス トーシ ョ ン捕正された特徴点の位置を ( )とする。 左カ メ ラ座標系 で規定された 3 次元点 (X, y, z)が左カメ ラ画像で , ν£)に 投影され、 それが上記の に変換されたとする と、 u = - V ~L =― y
(80) が成立する。 一方、 (X, y, z)が、 右カ メ ラ画像内で、
に投影され、 正規化されたカメ ラ画像内でディ ス トーシ ョ ン 補正された画像座標を ( )とする と、 r
ux+r y+r
13z + t
x ?Λ r
2lx+r
22y+r
23z+t
y …
r3lx + r32y + r33z + tz ' r3lx + r32y + r33z + tz ' が成立する。 こ こ で rij や tx, ty, tz は右カメ ラ座標系 R から左カ メ ラ座標系 Lへの座標変換を表す回転行列と並進べ ク トルの要素であり 、
'で表される。 式(80)を式(81)に代入して、 z を消去する と、
方程式
^fc^ +r33)ty-(r21uL +r22vL +r23)tz]
+vR{ruuL +ruvL +rl3)tz -(r3luL +r32vL +r33)tx (83)
+ {2XuL + r22vL + r23 )tx一 (ru L + ruvL + r13 )ty = 0 カ 成立する で a = r32vL + r33 )ty一 \r21u 1 + r22vL + r23 )tz
b +r]3)tz-(r3luL +r32vL +f33)tx (84)
c
+r
23)t
x-{r
uu +r
nv +r
u)t と おけば、
auR+b vR+c =0 ··· (85) なる直線を得る。 これが正規化された画像面内でのェ ピポー ラ線を表 している。
今までは、 正規化された画像面で考えてきたが、 ディ ス ト ーシ ヨ ン補正された画像面でも 同様にェピポーラ線の方程式 を導く こ と ができ る。
具体的には、 デイ ス トーショ ン補正された左画像と右画像 の対応点の座標値
(«)について、 u
L n 二 一 +w, (86)
F z
P r3 x+r32y + r33z+tz r3lx + r32y + r33z +t2
(87) を解く こ と によ り 、 上記式(85)と 同様に、
auR p +bvK p + c = 0 (88) なるェピポーラ線の方程式を導く こ と ができ る
[レクティ フィ ケーショ ン処理]
これまでェ ピポーラ線拘束を左右画像内の特徴点と して考 えてき たが、 それ以外の方法と して、 レク テ ィ フ ィ ケーシ ョ ン処理と い う も のが、 ス テ レオ画像処理ではよ く 用い られる。 以下に、 本発明に於ける レク テ ィ フ ィ ケーシ ョ ンについて 説明する。
レク テ ィ フ ィ ケーシ ヨ ン処理を行 う と 、 左右の画像内で対 応する特徴点ど う しが同一水平直線上になる と い う拘束を導 く こ と ができ る。 言い換えれば、 レク ティ フ ィ ケ一シ ヨ ン処 理後の画像では、 左画像の同一直線上の特徴点群が、 右画像 上で同一直線をェピポーラ線と して定義でき る こ と になる。
図 4 7 A及び図 4 7 B は、 こ の様子を表 したものであ る。 図 4 7 Aは レク ティ フ ィ ケーシ ヨ ン前の画像を表 してお り 、 図 4 7 B はレク ティ フ ィ ケーシ ョ ン後の画像を表 している。 図中 3 0 0 a、 3 0 0 b は、 それぞれ点 A、 点 B の対応点が 存在する直線であ り 、 3 0 2 は対応点が同一直線上に配置さ れるェピポーラ線を表している。
この よ う な レクテ ィ フ ィ ケーシ ヨ ンを実現する ために、 図 4 8 に示される よ う に、 左右カ メ ラ原画像を、 互いに水平に なる よ う にそれぞれ変換する。 こ の際、 左カ メ ラ 標系 し と 右カ メ ラ座標系 R の原点 C L , C R は移動せずに、 カ メ ラ 座標系の軸のみを変更する こ と に よ り 、 新 しい左右の画像面 を生成するわけである。
尚、 図 4 8 に於いて、 3 0 6 a はレク ティ フ ィ ケーシ ヨ ン 前の左画像面、 3 0 6 b はレク テ ィ フ ィ ケーシ ョ ン前の右画
像面、 3 0 8 a はレクティ フィ ケーシヨ ン後の左画像面、 3 0 8 b は レク ティ フ ィ ケーシ ヨ ン前の右画像面、 3 1 0 は 画像座標(ι/Λ,νκ)の レク テ ィ フ ィ ケーシ ヨ ン前、 3 1 2 は画像 座標 ( ,^)の レク テ ィ フ ィ ケーシ ヨ ン後、 3 1 4 はレク テ ィ フィ ケーシ ヨ ン前のェ ピポーラ線、 3 1 6 は レク ティ フ ィ ケ ーシ ヨ ン後のェピポーラ線、 3 1 8 は 3 次元点を、 それぞれ 表している。
左カ メ ラ座標系 L と右カ メ ラ座標系 R を、 レク ティ フ ィ ケ ーシ ヨ ン した後の座標系をそれぞれ LRect , RRect と する。 前述 した と お り 、 と LRect 、 と RRect の原点は一致す る。
これか ら 2個の座標系の座標系間の座標変換を考える が、 その前に基準座標系を左力 メ ラ座標系 L と と る こ と にする。
(基準座標系を他に と っても同様である。 )
こ の と き 、 レク テ ィ フ ィ ケーシ ヨ ン後の左カ メ ラ座標系 LRect と右カ メ ラ座標系 RRect を以下のよ う に定義する。
先ず、 左カ メ ラ座標系 L の原点から右カ メ ラ座標系 Rの原 点へのベタ トルを考える。 これは、 も ちろん基準座標系を基 準と して測ったものである。
この と きそのべク ト ゾレを
T = [tx, ty, tzl ··· (89) と する。 その大き さ は、 || ||=^ + 2+ と な る の と き 、 以 下の 3個の方向べク トル {eい e2,e3}を定義する :
T_ „ 卜 ん0 j e, = e, χ e, (90)
t +ί,
こ の と き、 el3e2,e3を左右レク テ ィ フ ィ ケーシ ョ ン処理後の左 カ メ ラ座標系 LR ect と右カ メ ラ座標系 RRect の X, y, z 軸 の方向ベク トルと して と る。 すなわち
L^ReCi=L¾ReCi =[e„e2,e3] '·· (91) またそれぞれの原点の取り 方から
τ - 0 T (92) が成立する。
このよ う に設定する と 、 図 4 7 A、 図 4 7 B或いは図 4 8 で示される よ う に、 正規化された画像空間では、 左右の対応 点が一直線上 (ェピポーラ線上) に配置される よ う にな る こ と は自 明である。
次に、 カ メ ラ の正規化さ れたカ メ ラ画像内の点 )と 、 レク ティ フ ィ ケーシ ョ ン後の正規化されたカ メ ラ画像内の変 換点 (
Re",
Re )と の対応関係を考え る。 こ のために、 同一の 3 次元点が左カ メ ラ座標系 L で (x
L,y
L,z
L) ':表現され、 レク テ ィ ブ イ ケ一ン ョ ン後の左カ メ ラ座標系で (x
LRe Reci,z
£Rec で表 さ れる と する。 そ して ίχ
1,/, )の正規化 さ れた画像面での位 置 ^
z の正規化 さ れた画像面での位置
(uLRect,vLRect)を考える と 、 媒介変数 を利用 して、 以下の 方程式が成立する :
I eci
w1 •LReci W (94)
同様に右カ メ ラ画像について も、 正規化さ れたカ メ ラ画像 内の点 ίί?Λ と 、 レク テ ィ フ ィ ケーシ ヨ ン後の正規化さ れた カ メ ラ画像内の変換点 fe^Red, KReci)の間には、
従って、 左カ メ ラ系では、 レク テ ィ フ ィ ケーシ ョ ン後の正 規化 さ れた画像面の LReci,^Re に対応する レク テ ィ フ ィ ケ一 シ ョ ン前の正規化された画像内位置 , )は、 LRLRectの要素を ( r ij) とする と、
_ ruuLRect+rnvLRect+r13
r3luLRect +r32vLRsct +r33
(97) L .r21^+r22v^+r23 右カ メ ラ 系でも同様である。 いままでは、 ディ ス トーシ ョ ン補正を含まないカ メ ラ系で説明 してきたが、 デイ ス ト ーシ ョ ン捕正を含む実際の場合には、 以下のよ う な方法に よれば
よい
尚、 以下のステ ップでの レク テ ィ フ ィ ケーシヨ ン後の画像 の u 方向 と V 方向拡大率 と画像中心 tf 。Ree'に関 して は、 レク ティ フ ィ ケーショ ンされた画像の大き さ に基づいて 適切に設定すればよい。
[デイ ス トーショ ン除去を含む レク ティ フ ィ ケーシ ョ ンス テ ツプ (RecL及び RecRステ ップ)]
先ず、 ステ ップ RecL 1 と して、 e ect, u ct, v ect等の パラメータを決定する。
ステ ッ プ RecL 2 と して、 レク テ ィ フ ィ ケーシ ョ ン後の左 画像の各画素点 ( Jについて、
—v0
Rec L2-1) -"。
一 と を計算する。
(98)
を解く こ と によ り算出する。
RecL2- 3) レ ンズデイ ス ト ー シ ョ ンを付力 [I した正規化 さ れた座標値
を算出する。 こ こでん /2は、 上記式 ( 6δ) の第 2項で示 される非線形関数を意味する。
RecL2-4) ス テ レオアダプタ と撮像装置が撮像したフ レ ーム メ モ リ 上の座標値である u +uQ L 、 vd L=av Lv^ +v0 L を算出する。 (d はディ ス ト ーシ ョ ン要素が含まれてい るこ と を意味する。 )
RecL2- 5) フ レーム メ モ リ 上の画素値 ,^)の近傍画素を 利用 して、 例えば線形補間処理等を利用 して、 レク テ ィ フ ィ ケーシ ョ ン処理後の左画像の画素値を算出する。 ステ ップ RecRl と して、 同様なこ と を右画像についても行 5。
これまでレクティ フィ ケーシ ョ ン処理の方法と して、 前記 のよ う な説明を したが、 レクティ フィ ケーショ ンの方法はこ れに限られる も の ではない。 例えば、 Andrea Fusiello, et a 1 , "A compact algorithm for rectification of stereo pairs, " Machine Vision and Applications, 2000, 12: 16 - 22 に示されている方法でもよい。
以上、 実施の形態を説明するのに必要と なる用語の説明と 処理の方法について述べたが、 以下に、 図 4 3 に示されるキ ャ リ プレーショ ンずれ補正装置に関して具体的に説明する。
図 4 9 は、 本第 1 2 の実施の形態に於けるキヤ リ ブレーシ ョ ンずれ補正装置の詳細な動作を説明する フ ロ ーチヤ一 トで ある。 尚、 本実施の形態に於いては、 制御装置 2 6 2 の制御 によって動作される。
また、 本実施の形態では、 ス テ レオ撮影装置の内部キ ヤ リ プレーシヨ ンパラメ ータを補正する課題、 すなわち、 前述し た課題 1 一 1 または課題 1 一 2 を解決する具体的な動作を説
明する。
更に、 こ こでは図 4 3 の構成のキャ リ ブレーシ ョ ンずれ捕 正装置の方式、 すなわちレクティ フィ ケーショ ン処理を含め た処理に関する説明を行う が、 図 4 2 の構成の方式、 すなわ ち レクティ フィ ケーショ ン処理を行わないキヤ リ ブレーショ ンずれ補正装置の場合でも、 処理の方法は同様である。
尚、 本実施の形態では、 キャ リ ブ レーシ ョ ンずれ補正処理 に必要な特徴と して、 以下の 2種類の特徴が採用される。
a ) 既知特徴
ある座標系でその相対的位置が特定されている特徴である。 例えば、 既知特徴 i と j がある とすれば、 それらの特徴間の 距離 d i j は、 予め既知である等の幾何学的制約が明確であ る ものをい う。 .
その例と しては、 図 5 O Aに示される よ う に、 車両の場合 には、 ナンパプレー ト 3 2 0 の 4つのコーナ等が、 その特徴 の例である (図 5 O A内の既知特徴群 3 2 2 ) 。 また、 図 5 0 B に示される よ う に、 車両のボンネ ッ ト 3 2 4上で形状が 変化 している点等が別の例である (図 5 0 B 内の既知特徴群 3 2 6 ) 。
この場合には、 ボンネッ ト 3 2 4上に、 そ う した特徴 i , j 間の距離は、 車両の C A Dモデル等で予め設計値が与えら れている ものである。 また、 本件出願人による特開 2 0 0 0 一 2 2 7 3 0 9 号公報に記載されている よ う な、 複数円形マ 一力等でも よい。
前述の既知特徴を得るための外部装置と しては、 種々 のも
のを適用可能であるが、 撮像部が装備された車両の特定の形 状部を適用する例と しては、 以下のよ う なも のでも よい。 す なわち、 既存のナンパプレー トやボンネッ ト上で形状が変化 している点等の他、 例えば、 フ ロ ン トガラスの一部に相対的 な位置が既知なマーカ を既知特徴と して装着し、 その 3 次元 位置を予め計測しておく 。 そ して、 それらの全部或いは一部 がス テ レオ撮影装置で撮影でき る よ う に しておく 例でも よい, 図 5 O C内に示される既知特徴群 3 2 8 は、 フ ロ ン トガラ ス 3 3 0 の一部に既知特徴である黒丸の既知マーカを配置し た様子の例を表したものである。 この図 5 0 Cに於いて、 既 知マーカ群は、 左右カメ ラ 内でその全部、 或いはその一部が 撮影でき る よ う に配置されているわけである。 また、 これら のマーカ群は、 図 5 0 D及び図 5 0 E に示される よ う に、 ス テ レオ左右画像の画像周辺部に写り 込むよ う に配置されてお り 、 重要な映像となる 中心部には写り 込まないよ う に設計さ れている。
b ) 自然特徴
自然特徴は、 既知特徴と は異な り 、 ス テ レオ撮影装置で撮 影 された画像内から抽出 される特徴であ る。 一般的には、 Natural Features (Natural Markers)等とい う こ と で表現さ れる こ と もある。 こ う した 自然特徴の場合には、 その 自然特 徴間の幾何学的距離等の性質が、 予め既知でないものを含む わけである。
以下、 本発明では、 これら 2種類の特徴を利用 しなが ら、 キヤ リ ブレーショ ンずれ補正を行う方法について説明する。
更に、 キ ャ リ ブ レーシ ョ ンずれ補正の問題と、 一般的なキ ャ リ プレーショ ンパラメ ータ推定問題との差異について説明 する。 一般的なキヤ リ ブレーショ ンパラメ ータ推定問題では、 キヤ リ ブレーショ ンに関するパラ メータの初期推定値が既知 でない場合と考えられ、 全てのパラメ ータ を算出する必要が あるため、 多く の計算量を必要とする場合が多い。 しかしな がら、 キャ リ ブ レーシ ョ ンずれ捕正の問題では、 初期推定値 が予め与えられてお り 、 その初期推定値からのずれを、 少な い計算量、 或いは少ない特徴数で補正する こ と に主眼が置か れるわけである。
図 4 9 のフローチャー ト に於いて、 先ず、 ステ ップ S 8 1 にて、 状況判断装置 2 6 4 によって、 キャ リ ブレーショ ンず れを現時点で補正すべきか否かが判断される。 判断の方法と しては、 以下のよ う なものがある。
すなわち、 キャ リ ブ レーシ ョ ンデータ記憶装置に記憶され たキヤ リ ブレーシ ョ ンパラ メ ータが過去に設定された時刻や 状態等を判断する。 例えば、 キャ リ ブ レーシ ョ ンずれ補正を 定期的に行 う場合には、 その過去の時刻 と現在時刻と の差を と り 、 その差がある閾値よ り 大き ければ、 キヤ リ ブレーショ ンずれを補正すべきか判断する。 '
また、 その他、 自動車等の装着された撮影装置の場合等に は、 車に装着された走行距離メ ータ (O do m e t e r ) 等の値から 判断してもよい。
更に、 現在の天候や時間がキヤ リ ブレーショ ンずれを補正 するのに適 しているかを判断するなどとい う こ と も考え られ
る。 例えば、 自動車の車外を監視するための撮影装置の場合 には、 夜や雨等の悪天候の場合には、 キャ リ ブレーシ ョ ンず れ補正を避ける等の判断をする。
以上のよ う な状況をふまえて、 キヤ リ プレーショ ンずれ補 正が必要と判断された場合には、 その旨が制御装置 2 6 2 に 告知される。 制御装置 2 6 2 がその告知を受けた場合には、 ステ ップ S 8 2 に移行する。 一方、 キャ リ ブレーショ ンずれ 補正が不必要、 或いは不可ならば、 本ルーチンが終了する。
ステ ップ S 8 2 では、 撮影装置 2 7 6 に よ り ステ レオ画像 が撮影される。 この撮影装置 2 7 6 で撮影される画像は、 前 述したよ う に、 撮影装置 2 7 6 が撮影する画像はアナロ グ画 像でもデジタル画像でもかまわない。 アナ口 グ画像の際には、 その画像がデジタル画像に変換される。
この撮影装置 2 7 6 で撮影された画像は、 左画像と右画像 と してキヤ リ プレーシ ョ ンずれ捕正装置 2 6 8 に送出される。 図 5 1 A及び図 5 1 B は左右原画像を表 したも のであ り 、 図 5 1 Aは左カメ ラ によ り 撮影された左原画像であ り 、 図 5 1 Bは右カメ ラによ り撮影された右原画像である。
次に、 ステ ップ S 8 3 では、 レクテ ィ フ ィ ケーシ ヨ ン処理 装置 2 8 2 に於いて、 過去に記憶されたキャ リ ブレーシ ョ ン データがキャ リ ブレーショ ンデータ記憶装置 2 7 2 から受け 取られて、 レクティ フィ ケーショ ン処理が施される。
尚、 キャ リ ブレーシ ョ ンデータは、 上述 したとお り 、 撮影 装置の左右カ メ ラの内部パラ メ ータ と外部パラ メ ータ の組 p = (c£ , e)を利用する。
レクティ フィ ケーシ ヨ ン処理に際して、 撮影装置 2 7 6 を 構成する左右のカメ ラのレ ンズデイ ス トーショ ンが顕著であ る場合には、 前述した RecL と RecRのステ ップに従って、 レ ンズデイ ス トーショ ン補正のアルゴリ ズムを含めて処理が行 われる。 尚、 レンズディ ス トーシ ョ ンが無視でき る際には、 RecL と RecR の中のディ ス トーシヨ ン補正の部分を除いて処 理が行われる よ う にすればよい。
このよ う にレクテ ィ フィ ケーショ ン処理された画像は、 次 の特徴抽出装置 2 6 6へ送出される。
図 5 2 A及び図 5 2 Bはレクティ フィ ケーシヨ ンされた左 右の画像を表したも の で、 図 5 2 Aは左画像、 図 5 2 B は右 画像である。
次に、 ステップ S 8 4 にて、 前記ステップ S 8 3 でレクテ ィ フィ ケーショ ンされたステ レオ画像について、 キヤ リ プレ ーシ ョ ンずれ補正に必要と なる特徴が抽出される。 こ の処理 は、 特徴抽出装置 2 6. 6 で行われる。
特徴抽出装置 2 6 6 は、 例えば、 図 5 3 に示される よ う に . 特徴選択部 2 6 6 a と特徴対応探索部 2 6 6 b と から構成さ れている 。 特徴選択部 2 6 6 a では、 レク テ ィ フ ィ ケーシ ョ ンされたス テ レオ画像から、 キヤ リ ブレーショ ン れを補正 するのに有効と な り そ う な画像特徴が、 一方の画像から抽出 及び選択される。 そ して、 この特徴選択部 2 6 6 a で選択さ れた特徴に対応する特徴が、 前記特徴対応探索部 2 6 6 に て、 他方の画像内で探索されて最適な特徴が抽出され、 これ らの特徴対の集合がデータ と して生成される。
こ こで、 前記特徴抽出装置 2 6 6 の特徴選択部 2 6 6 a及 び特徴対応探索部 2 6 6 b の詳細を説明する。
先ず、 特徴選択部 2 6 6 a では、 キャ リ ブレーシ ョ ンずれ 補正に必要となる既知特徴が抽出 される。 特徴選択部 2 6 6 a では、 レクティ フ ィ ケーショ ンされたステ レオ画像力 ら、 キヤ リ プレーシ ョ ンずれを検出するのに必要と なる既知特徴 が、 一方の画像 (例えば左画像) から抽出され、 その対応す る特徴が、 右画像から抽出される。
例えば、 m 個の既知特徴の対が左画像と右画像の対応の形 で得られた場合には、
l,2,...m } … (1 0 1 ) また、 特徴 i と特徴 j が位置関係が既知な特徴である場合に は、 その特徴間の 3 次元距離が集合 Dの中に登録される。 こ こで D は、
D : distance of pair(i, j) _is known.) … ( 1 02 ) の形で、 各特徴間の 3 次元距離データ とそのイ ンデック ス も 含めて集合と して登録される。
次に、 同様に自然特徴が抽出される。 すなわち、 レク ティ フィ ケーショ ンされたステ レオ画像について、 キヤ リ プレー ショ ンずれ補正に必要と なる 自然特徴が抽出される。 こ う し て得られた特徴対のデータは、 左右画像レクティ フィ ケーシ ョ ン後の画像座標値と して、 登録される。
例えば、 n個の特徴点の対が左画像と右画像の対応の形で 得られた場合には、
A =
) … ( 1 0 3 )
の形で表現できるわけである。
こ こで、 特徴選択部 5 a に於ける抽出方法について説明す る。
先ず、 既知特徴の抽出方法について説明する。
既知特徴の抽出方法は、 いわゆる画像処理の物体認識問題 と等価であ り 、 その手法は各種文献で紹介されている。 本発 明に於ける既知特徴の場合には、 予め形状や幾何学的性質が わかっている特徴を画像内から抽出する ものである。 その方 法 と し て は 、 例 え ば、 、 W. E. L. Grirason, Object Recognition by Computer, MIT Press, 1990 や、 A. Ko s aka and A. C. Kak, "Stereo vision f or industrial applications, " Handbook of Industrial Robotics, Second Edition, Edited by S. Y. Nof , John Wiley & Sons, Inc. , 1999, pp. 269- 294.等にも詳細が記載されている。
例えば、 図 5 O A乃至図 5 0 Eに示される よ う な、 車両に 装着されたステ レオ撮影装置で、 車内外に存在する対象物を 特徴とする場合を考える。 このよ う な場合には、 既知特徴と して、 前方にある車両のナンパプレー ト 3 2 0 の 4つのコー ナゃ、 自車両のボンネ ッ ト 3 2 4 の形状内の特徴や、 フ ロ ン トガラス 3 3 0 上に装着されたマーカ等を抽出する こ と にな る。
このよ う な既知特徴を抽出する具体的な方法の一実現手段 と しては、 列えは、 Rahard j a and Kosaka の Spedge - and— Medge 法 (文献 : K. Rahard j a and A. Kosaka, "Vision- based bin-picking: Recognition and localization of
multiple complex objects using simple visual cues, " Proceeding of 1996 IEEE/RS J International Conference on Intelligent Robots and Systems, Osaka, Japan, November, 1996. ) によ り 、 画像を小領域に分割 して、 その 中から関心領域と思われる領域を選択し、 関心領域と予め登 録された既知特徴間のマッチングを行 う こ と で、 正しい既知 特徴を抽出する方法がある。
ま た 、 Grimson の 文 献 ( W. E. L. Grimson, Object Recognition by Computer, MIT Press, 1990 ) や、 Kosaka and Kak の 文 献 ( A. Kosaka and A. C. Kak, "Stereo vision for industrial applications, " Handbook of Industrial Robotics, Second Edition, Edited by S . Y. Nof , John Wiley & Sons, Inc. , 1999, pp. 269— 294) に 記載されている よ う に、 エッジ成分を抽出 した後、 そのエツ ジの形状や曲率な どを計算 しなが ら、 既知特徴を抽出する方 法等がある。 本発明では、 ここで説明 した如何なる方法でも よい。
図 5 4 は、 この抽出結果の一例を表 した図である。 図 5 4 に於いては、 既知特徴と して、 特徴点から構成され、 それぞ れの 3次元位置関係が既知である既知特徴点群 3 3 4 と既知 特徴点群 3 3 6 とが抽出され、 且つ選択された例である。
次に、 自然特徴の抽出方法について説明する。
先ず、 特徴選択部 2 6 6 a では、 一方の画像、 例えば左画 像の中に於いて、 キヤ リ ブレーショ ンずれ補正に有効と な り そ う な特徴が選択される。 例えば、 特徴と して、 特徴点を候
補にする際には、 先ずレクティ フィ ケーショ ンされた左画像 が、 図 5 5 に示される よ う に、 M X N個の正方形から成る小 ブロ ック に分割され、 その各プロ ック 内の画像から多く と も 1個のコーナボイ ン ト等の特徴点が抽出される。
こ の方法 と し て は、 例 えば、 参考文献 : R. Haralick and L. ύ h a p i r o , Computer and Robot Vision, Volume II, pp. 332 - 338, Addi son-Wes 1 ey, 1993 に あ る よ う な Interest Operator や Corner Point Extraction 法等を禾 lj用 すればよい。 または、 各ブロ ック 内でエッジ成分が抽出され て、 その強度がある閾値以上のエッジ点をもって特徴点と さ れてもよい。
こ こで重要なのは、 あるブロ ック 内が全く 均一な領域のみ で構成されている場合には、 その領域からは特徴点が選択さ れない可能性もある とい う 点である。 このよ う に して選択さ れた特徴点の例が、 図 5 6 に示される。 この図 5 6 に於いて . 〇で示された点 3 3 8 が、 このよ う に して選択された特徴で ある。
次に、 特徴対応探索部 2 6 6 b について説明する。
一方の画像から特徴選択部 2 6 6 a で選択された特徴に関 して、 他方の画像内で、 対応する特徴を抽出する のが特徴対 応探索部 2 6 6 b の機能である。 特徴対応探索部 2 6 6 で は、 以下の方法によ り 対応する特徴が探索される。
ここで、 探索範囲の設定について説明する。
前記ステ ップ S 8 3 で作成された レク テ ィ フ ィ ケーシ ヨ ン 処理後の画像は、 キャ リ ブレーシ ョ ンデータ記憶装置 2 7 2
から過去に記憶されたキヤ リ ブレーショ ンデータが使用 され たものである。 従って、 キャ リ ブレーシ ョ ンずれがある場合 には、 ェピポーラ線上に対応点がある と は限らない。 故に、 対応探索される範囲は、 想定される最大のキヤ リ ブレーショ ンずれにも適合する対応探索範囲が設定される こ とがある。 実際には、 左画像内の特徴 ( u, V ) に対応する右画像内の ェピポーラ線の上下にある領域が用意される。
例えば、 ェピポーラ線が右画像内で、 v = veなる水平線上の Iの範囲で探索する と仮定すれば、 図 5 7 A、 図 5. 7 B に示される よ う に
なる幅 2Wu x(u2 -ux +2WV)の長方形領域内で探索すればよいこ と になる。 このよ う に して、 探索領域が設定される。
次に、 エ リ ァベースマッチングによ る対応探索について説 明する。
前述した探索範囲の設定によ り 決定された探索領域内で、 最適な対応が探索される。 最適な対応が探索される方法と し て は 、 例 え ば 、 文 献 J. Weng, et al, Motion and Structure from Image Sequences, Springer-Verlag, pp. 7 - 64, 1993 に示される方法等がある。 または、 左画像内の 特徴に近傍の領域を利用 して、 その領域の画素値に最も類似 した画像領域を右画像内の対応探索領域内で探索する方法で あ よい。
この際には、 レク ティ フィ ケーシヨ ン済みの左右画像の座 標( の輝度値をそれぞれ I ( , , I ( とする と 、 左画像
の座標( V)を基準と して、 右画像内の位置 (U', ν') に於け る類似度或いは非類似度は、 例えばそれぞれ以下のよ う に表 せる。
SAD: + α,ν+β)-Ικ(η' + α,ν' + β) (105)
SSD: J] (lL (η + α,ν+β)-ΙΆ {ιι' + a, ν' + β)} (106)
(or, ) Ε
NCC
rL rR
-W W
…(107) こ こで と / は、 左画像の特徴 (u, v) 近傍の輝度値の平 均値と標準偏差を表す。 またこ こ で 5 "と / は、 右画像の特 徴 (u', ν') 近傍の輝度値の平均値と標準偏差を表す。 また と は、 Wの近傍を表すインデックスである。
これらの類似度或いは非類似度の値が利用 される こ と で、 それぞれマ ッチングのクォリ ティ 或いは信頼度を考える こ と ができ る。 例えば、 S A Dを考えた場合、 その S A Dの値が 対応点付近では、 ピーク の鋭い小さな値を得れば、 その対応 点の信頼度は高いとい う こ とができ る。 こ の よ う に最適と判 断された対応点毎に、 その信頼度を考えるわけである。 その 対応点 ( u , , V ' ) が決定される。 もちろん信頼度を考慮 する場合には、
対応点対応点 ( u ' , V ' ) : 信頼度が閾値以上
対応点なし : 信頼度が閾値未満
とい う よ う にする こ と も可能である。 この よ う に信頼度を考 慮する場合には、 もちろん未対応点を有する画素が左画像或 いは右画像に存在するこ とになる。
このよ う に して抽出された対応特徴である (u , V )と (u,, ν ' ) は、 式(99 )で示される (z f,vf ] (Mf,vf )と して登録すればよい。
このよ う に、 対応のとれた右画像内に於ける特徴が、 図 5 8 に示される。 図 5 8 に於いて、 〇で示された点 3 4 0 が、 このよ う に して対応の とれた右画像内の特徴点を表している。 図 4 9 のフ ロ ーチャー ト に戻って、 ステ ッ プ S 8 5 では、 特徴抽出装置 2 6 6 にて更に、 前記ステ ップ S 8 4で登録さ れた特徴対の数や信頼度がチェ ック される。 このステップで 排除される条件は以下の通り である。
すなわち、 1 つ目 は、 登録された特徴の中で、 相対的な距 離が既知のものが 1組もない場合には、 キヤ リ ブレーショ ン ずれ補正ができないと して、 再度ステ ップ S 8 1 に移行 して 撮影処理等が繰り 返される。 2つ 目 は、 登録された特徴対の 数が、 ある所定の数よ り少ない場合には、 撮影されたステ レ ォ画像は不適切であつたと判定でき 、 再度ステ ップ S 8 1 に 移行して撮影処理等が繰り返される。
この撮影処理の繰り 返しは、 特徴抽出装置 2 6 6 の出力デ ータ に基づいて制御装置 2 6 2 から発せられる制御指令によ つて行われる。 この点は、 図 4 2 、 図 4 3 、 図 6 2、 図 6 4 、 図 6 6及び図 6 9 の各構成に於いて同様である。
一方、 前述 した排除の条件に該当せず、 信頼性のある特徴 対が得られた と判断された場合には、 特徴対の集合がキヤ リ ブレーショ ンデータ捕正装置 2 6 8 へ送出される。
続く ステ ップ S 8 6 では、 前記ステ ップ S 8 4 で抽出 され た特徴が利用 されて、 キヤ リ ブレーシ ョ ンデータ の補正が行 われる。 これは、 キャ リ ブレーシ ョ ンデータ補正装置 2 6 8 にて行われる。 こ こでは、 先ず、 キャ リ ブレーシ ョ ンデータ を捕正する ために必要と なる数学的記述を行 う こ と から始め る。 尚、 こ こでは、 自 然特徴或いは既知特徴の対応関係が与 え られた場合に、 どの よ う な拘束条件がある かについて、 先 ず説明する。
[自然特徴に関する拘束条件]
いま、 左カ メ ラ座標系 L を基準 と して、 その座標系で規定 される 3 次元点 , ^を考える。 する と 、 同 じ 3 次元点が 右カ メ ラ座標系 R で ^, "で記述される とする と 、 両者に 間には、 e = (4, ,, )を変数とする
"11 r 2 j 13
,'21 r22 i 23
いま、 こ の 3 次元点の左カ メ ラへの射影点 と右カ メ ラへの 射影点を考える。 射影された後にディ ス トーシ ョ ン補正を施 した左カ メ ラ 画像の座標値を こ れに対応する右カ メ ラ画像の座標値を , )と する。 こ の と き 正規化された座標 値は
L L
vp L ~voL
uL≡
=
(109) xR
uR≡
,
で表すこ と ができ る。 上記式(48)を代入する と
~R ruxL + ri2yL + r13zL + tx (r uL + r12vL + r13)zL + tx r31xL + r32yL + r33zL + tz (r31uL + r32 L + r33)zL + tz
~n
r21
xL +_¾2y
L +
3zL + t
y _ (r
2]G
L + r
22v
L +— r
23)z
L_+ t
y r
31x
L + r3
2y
L + r
33z
L + t
z (r
3iu
L + r
32v
L + r
33)z
L + t
z (110) と な る の で、 対応する 各左右 自 然特徴点
と (uf'vf)につ いて (i = l, 2 ... n)
]
(r31¾ + r32 + r33) ty 一 (∑2χη^ + r22 + r23) tz ^
f
(r3i + r32¾ + r33) tx - (r uj + r12¾ + r13) tz 1
(r21S +— 2 vi + 1 w23) txx _ - (rnu^土一 +' ¾ ^- 2.¾" ± + r13)— ty y ―
+
(r313^ + r32¾ + r33) tx 一 (r u^ + r12¾ + r13) tz
(111) なる拘束条件 (拘束式) が成立 しなければな らない。
…(112) となる。
従って、 左原画像と右原画像の対応点がディ ス トーシヨ ン を含んだ画像点 ,1 )と (iif,vf)で与え られた と き 、 すべてに 関わる制約式は :
)
2 + g
3 L u v
f L + {g
2 L + g
4 L )( )
2 +k,
Lv
L )
2 +
t
(113) +(g +^)(^)2 + ^ vf +g (ν 2 +k-u- )2 + ( 、2
Vd R = ^ + g2 R )2 + g ^ V- + (g2 R + g,R )( )2 + f V,R )2 + {V,R
(114)
f h^,L + WL + ¾ ) ty一 + + ¾ ) J
+ ^ [一 i ¾ + ) + {wL + rl2v^ + rl3 ) tz ]
+ + r22v,L + r23 ) tx― (r^ + + ,'13 )ty= 或いは
f = + Γ32 ^ + ¾3) ty - (r2iu^ + r22¾† + r23) tz ~R
(r31 + r32 + r33) tx一 (r u^ + ¾2¾ + r13) tz 1
+ + ¾3) x - (xiinf + r12 ^ + r13) tv ―。
(¾1 + ¾2¾ + r33) tx - (rnuf + r12 + r13) tz
…(115) で与えられる。
[既知特徴間の拘束条件]
少な く と も 2個の既知特徴点 i , j が観察された場合には、 そ の 3 次 元 空 間 に お け る 左 カ メ ラ 座標 系 で の 座標値 を
と する場合、 その定義か ら既知特徴点間の 3次元距離も.は既知であるから、
+(^ - )2+ — )2
/ 、2 "' ( 1 1 6 )
これから、 拘束条件 :
ϋ≡ (u
t L z
…( 117) が成立 しなければな ら ない。 こ こ で、 zf は、 式 ( 11
8)か ら 得られる ものである。 '
従って、 既知特徴点の場合には、 自 然特徴点の場合に加え て、
tx - u^t.
7L
uj(r31uj + r32v^ + r33) - (r uj + r12 + r13)
tx - z
(13丄 + r32Vj + 3) - (rll + ¾2ν^ + r13)
(118)
(119) と な り 、 絶対距離に関する制約式 (式 ( 115) : 1 自 由度拘 束の制約式) が付加される こ と になる。
以上説明 してきた拘束条件が利用されなが ら、 キヤ リ ブレ ーショ ンデータ補正装置 6 では、 キヤ リ ブレーショ ンデータ が補正される。
キヤ リ ブ レーショ ンずれが想定される場合、 補正或いは更 新すべきパラメ ータ を P とする場合、 その補正方法を説明す る。
具体的には、 拡張カルマ ンフ ィ ルタが利用 される。 その詳 細 は 、 例 え ば 、 文献 A. Kosaka and A. C. Kak, "Fast vision - guided mobile robot navigation using mode丄— based reasoning and prediction of uncertainties, " Computer Vision, Graphics and Image Processing ― Image Understanding, Vol. 56, No. 3, November, pp. 271-329, 1992 に説明 されているので、 こ こではその概略だけを説明 する。
キヤ リ プレーショ ンパラメ ータ にずれの最大値、 或いはず
れの平均値等から得られるずれに関する統計量が先ず用意さ れる。 すなわち、 パラメ ータ ρ に関する推定誤差平均値 pと 推定誤差共分散行列∑が用意される。 また、 画像から計測さ れる測定値 r に関する実際の測定値が?、 その測定誤差共分 散行列が Λ と される。 こ の と き、 各制約式は、 ノ ラメ ータ !) と各測定値 r に関する関数となり 、
f(p, r) = 0 …(1 20 ) で与えられる こ と は、 先に説明 した。 これらの制約式を用い ながら、 p を如何にして補正するかを説明する。
具体的には、 以下のよ う なステップをと る。
[拡張力ノレマ ンフ ィ ルタ ステ ッ プ]
( K - 1 ) 補正すべきパラメ ー タ の推定平均値 p と推定誤 差共分散行列∑を用意する。
( K - 2 ) 各特徴或いは特徴の組が拘束する制約式 f につ いて、 以下のス テ ッ プで p の統計値 (推定平均値 と推定誤 差共分散行列∑ ) を更新する こ と を繰り 返す。
K一 2 — 1 ) M = を算出。 但し、 M は p = ,r = fで評
cp 価する。
K - 2 - 2 ) 測定値 r に関する計測誤差共分散行列 Λ を利用 して
^ δί 丫
G =—— Λ—
or ^orj
を算出する。 但し、 Gは p = r = iで評価する。 K - 2 - 3 ) カルマンゲイ ンである Kを算出する。
K一 2 一 4 ) 制約式 f を p = ^r = ίで評価する。
Κ - 2 - 5 ) ρの統計値 (推定平均値 と推定誤差共 分散行列∑ ) の更新値 を計算する。
(I は単位行列。 )
\ P new = P~Kf
\∑new = (l~KM)∑
K - 2 - 6 ) 次の制約式による更新のために、
p r二 ρ t*"ew ,, ∑ =∑ new
とする。
このよ う な更新が、 全ての制約式について繰り 返し行われ る と で、 ノ、。ラメ ータ !) は、 徐々 に更新され、 p に関する推定 誤差共分散行列が示す個々 のパラ メータ の分散値が小さ く な り 、 P の更新をロバス ト に行う こ とができる。
こ う した拡張力ノレマンフィノレタの方式を、 キヤ リ ブレーシ ョ ンずれ補正の方法に具体的に適用する と、 以下のよ う にな る :
サブステ ップ S — 1 :
( S 一 1 一 1 ) キヤ リ ブレーショ ンずれで補正すべきパラ メ ータの選択
先ず、 補正すべき キヤ リ ブレーショ ンパラ メータを選択す る。 これは、 前述した (課題 1 一 1 ) 或いは (課題 1 一 2 ) に従い、 p = (cl, cl2, e)とする力、、 或いは p = e とする かによ り決定する。
( S — 1 一 2 ) 初期推定パラメ ータの設定
補正すべきキヤ リ ブレーシ ョ ンパラ メータ p の想定される 最大ずれ値に対応して、 パラ メ ータ pがと るべき、 推定誤差 平均値 と推定誤差共分散行列∑ を設定する。 これは、 キヤ リ ブレーシ ヨ ンずれに関する経験的法則や実験等から、 容易 に決定する こ とができる。
サブステップ S— 2 :
上記式 (101) 、 式 ( 102) で示される既知特徴の集合 B , Dに関 して、 上記式 ( 115) と式 ( 117) の制約式を利用 して、 順次キヤ リ ブレーショ ンパラメ ータ p の更新及び補正を行う。
サブステップ S — 3 :
集合 Aに含まれる 自然特徴について、 式 (115) の拘束条 件を利用 して、 キヤ リ ブレーショ ンパラメ ータ p の補正を行 う。
この よ う な方式を と る こ と に よ り 、 キャ リ ブレーシ ョ ンパ ラメータの補正を容易に行う こ とが可能となる。
また、 前記の方法では、 画像内での測定値に異常値や、 対 応点探索には誤対応がないと仮定したが、 実際にはそのよ う な異常値除去や誤対応除去を行 う こ と も重要である。 その方 法に関 しては、 例えば、 文献 A. Kosaka and A. Kak, "Fast vision-guided mob lie robot navigation using model-based reasoning and prediction of uncertainties, " Computer Vision, Grapnics and Image Processing ― Image Understanding, Vol. 56, No. 3, November, pp. 271-329, 1992、 或!ヽ ま、 A. Kosaka and A. C. Kak, "Stereo vision for industrial applications, "
Handbook of Industrial Robotics, Second Edition, Edited by S. Y. Nof , John Wiley & Sons, Inc. , 1999, pp. 269-294 等に詳 し く 説明 さ れてい'る のでこ こでは詳細 を省略する。 もちろんそのよ う な方法を利用 しても よい。
尚、 以上のよ う にキヤ リ ブレーショ ンずれの補正パラ メ一 タ p が算出されるわけであるが、 拡張カルマ ンフ ィ ルタ の副 次効果と して、 上記ステ ップ K— 2 — 4で算出される制約式 f の値を判断する こ とで、 補正パラ メ ータ p が どの程度信頼 がおける も のかを判断する こ と が可能と なる。 キヤ リ ブレー シヨ ンずれ補正装置では、 この制約式 f の値を持って、 信頼 度算出を行う わけである。
図 4 9 のフ ロ ーチャー ト に戻 り 、 ステ ップ S 8 7 では、 キ ャ リ プレーシ ヨ ンずれ補正装置 2 8 0 が算出された信頼度に 基づいて、 キヤ リ ブレーショ ンずれ補正装置で算出された捕 正パラメ ータが信頼於けるデータであるか否かが判定される。 このデ タが信頼でき る場合には、 ステ ップ S 8 8 へ移行し、 そ う でない場合には、 前記ステ ップ S 8 1 に移行してキヤ リ ブレーショ ンずれ補正のステ ップが繰り返される。
ステ ップ S 8 8 では、 前記ステ ップ S 8 7 で判定された結 果が、 補正結果呈示装置 8 7 によって呈示される。 加えて、 更新されたキヤ リ ブレーシ ョ ンデータ はキヤ リ ブレーシ ョ ン データ記憶装置 2 7 2に格納される。
図 5 9 は、 補正結果呈示装置 2 7 0 の一例を示 した図であ る。 本実施の形態では、 補正結果呈示装置 2 7 0 と して、 表 示装置を利用 したものであ り 、 よ り 具体的には、 ディ スプレ
ィゃ L C Dモニタ等で構成されている。 もちろんこのディ ス プレイ は、 別の用途のディ スプレイでも よ く 、 そのディ スプ レイ の画面一部分を利用 して、 補正結果を表示する ものでも よい し、 補正結果表示のために、 画面表示のモー ドを切 り 替 えるタイプのものでも よい。
本発明の実施の形態に於ける この補正結果呈示装置 2 7 0 は、 前記制御装置 2 6 2乃至キャ リ ブレーシ ョ ンデータ補正 装置 2 6 8 との協働によ り 、 キャ リ ブレーシ ョ ンずれ補正に 係る処理動作中である 旨を表示可能に構成され (すなわち、 この旨を表示するイ ンジケータ と して機能し) 、 また、 前記 ずれ補正に係る処理の結果と して得られたパラメ ータ と前記 キヤ リ ブレーショ ンデータ保持部に予め保持されていたパラ メ ータ との差異を表す情報を表示可能になされ、 更に、 前記 ずれ捕正に係る信頼度を表すステータスを表示可能になされ、 更にまた、 正規のずれ補正が行われ得なかった と きにはその 旨を表すエラーコ ー ドを表示可能に構成される。 - 図 5 9 の表示では、 3個のカ ラム A 、 B 、 C を有してお り 、 それぞれのカラムに結果を表示される よ う になっている。
カ ラム Aの部分は、 キヤ リ ブレーショ ンずれ補正中にはフ ラ ッシュする こ と にな り 、 捕正の結果が得られた と きには、 カラム B の部分にずれ量や補正量に関する結果等が表示され る。 また、 カラ ム Cの部分には、 ずれ補正に関わる信頼度が 表示される。 信頼度 (ステータ ス) に加えて、 前述したステ ップ S 8 5 、 S 8 6 で示される途中結果や補正処理に関わる エラーコー ド等が表示される よ う になつている。
このよ う な方法を と る こ と によ り 、 補正の各種モー ドゃ処 理結果が、 ユーザ或いはステ レオ撮影装置等をメ ンテナンス する作業者等に、 効果的に表示するこ とが可能となる。
その他のずれ補正結果の呈示方法と しては、 音声の よ る呈 示、 警報アラームや音源による呈示等を考える こ とができ る。
尚、 前述の表示装置は、 キャ リ ブレーシ ョ ン補正装置を含 んで構成される距離画像処理システム並びに制御装置と機能 的に結合されて、 キャ リ ブレーシ ョ ン補正装置 (その内部の キャ リ ブレーシ ョ ンずれ補正部) や演算部 (距離を算出する ための機能部) 、 並びに、 前記撮像部 (撮像装置) の出力に 関連した所要の表示をユーザ (運転者) に認識され得る よ う に行 う も のであ り 、 前述したよ う に補正結果呈示装置乃至同 装置の部分と しても機能する。
図 6 0 は、 前述した図 4 9 のフ ローチャー トを変形した動 作フローチヤ一トである。
図 6 0 に於いて、 図 4 9 のフ ローチャー ト と異なるのは、 ステ ップ S 9 7、 S 9 8及び S 9 9 である。 その他のステ ツ プ S 9 1〜 S 9 6 は、 図 4 9 のフ ローチャー ト に於けるステ ップ S 8 1〜 S 8 6 と 同様であるので、 こ こでは説明を省略 する。
ステ ップ S 9 7では、 先ずキヤ リ ブレーショ ンずれの補正 パラ メ ータ等の結果が、 ユーザや作業員等に呈示される。 そ の後、 ステ ップ S 9 8 にて、 その補正結果が充分信頼於ける か否かが、 ユーザや作業員によ り 判断される。 その結果に応 じて、 ステ ップ S 9 9 に移行してキャ リ ブレーショ ンデータ
記憶装置 2 7 2 に記憶されるか、 前記ステ ップ S 9 1 に移行 して処理が繰り返される。
以上のよ う な方法によ り 、 よ り 高信頼度のキヤ リ プレーシ ョ ンずれ補正を実現する こ とができる。
尚、 前述した方法では、 ステ ップ S 9 3 にて レクテ ィ フィ ケーショ ン処理が行われる こ とが前提と されて説明 してきた が、 図 6 1 のフ ローチャー ト に示される よ う に、 もちろんレ タティ フィ ケーシヨ ン処理を省いて、 全体の処理を行 う こ と も可能である。 その際には、 ェピポーラ線拘束は必ず しも水 平線にな らないとい う こ と があ り 、 特徴点の対応探索上、 処 理量が増えるが、 基本構成的には同様の効果が得られる こ と は明白である。
こ の図 2 0 のフ ロ ーチャー ト に於けるステ ップ S 1 0 1 〜 S 1 0 2 、 S I 0 4 〜 : 1 0 7 は、 それぞれ図 4 9 のフ ローチ ヤー ト に於けるステ ップ S 8 1 〜 S 8 2、 S 8 5 〜 S 8 8 と 同様であ り 、 ステ ッ プ S 1 0 3 でステ レオ画像から特徴が抽 出される動作のみが異なるだけである。 従って、 こ こでの各 ステ ップの動作説明は省略する。
[第 1 3 の実施の形態]
次に、 本発明の第 1 3 の実施の形態を説明する。
この第 1 3 の実施の形態と しては、 ステ レオ撮影装置と外 部装置間の位置姿勢ずれのキヤ リ ブレーショ ン捕正について 説明する。
前述した第 1 2 の実施の形態では、 ステ レオ撮影装置内部 のキャ リ ブレーシ ョ ンパラ メ ータ (課題 1 — 1 、 課題 1 一
2 ) の捕正について述べた。 こ の第 1 3 の実施の形態では、 ス テ レオ撮影装置と外部装置間の位置姿勢ずれ (課題 2 ) の キヤ リ プレーショ ン補正を行う方法について述べる。
図 6 2 は、 本発明の第 1 3 の実施の形態に於けるキヤ リ ブ レーショ ンずれ補正装置の基本構成を示すプロ ック図である。 図 6 2 に於いて、 ステ レオ画像を撮影してキヤ リ ブレーシ ヨ ンずれを補正すべき撮影装置 2 7 6 が、 キ ヤ リ プ レーシ ョ ンずれ補正装置 3 5 0 でキヤ リ プレーショ ンずれ補正される c キヤ リ プ レーシ ョ ンずれ捕正装置 3 5 0 は、 図 4 3 に示さ れるキャ リ ブ レーシ ョ ンずれ補正装置 2 8 0 と 同様に、 制御 装置 2 6 2 と、 状況判断装置 2 6 4 と、 レ ク ティ フ ィ ケーシ ヨ ン処理装置 2 8 2 と、 特徴抽出装置 2 6 6 と、 キヤ リ ブレ ーショ ンデータ補正装置 2 6 8 と、 補正結果呈示装置 2 7 0 と、 キヤ リ ブレーショ ンデータ記憶装置 2 7 2 と から構成さ れている。 更に、 こ の キャ リ ブ レーシ ョ ンずれ捕正装置 3 5 0 には、 基準位置を規定する外部装置 3 5 2 が加わっている t すなわち、 ス テ レオ撮影装置の位置姿勢を、 外部装置が規定 する座標系に基づいて、 測定したキヤ リ ブレーショ ンデータ を補正する方法を表している。
従って、 キヤ リ ブレーショ ンずれを補正すべきノ、。ラ メ ータ は、 式 (88 ) の p = e ' に対応する。
尚、 キャ リ ブレーシ ョ ンずれ補正装置 3 5 0 内の各装置は. ハー ドウエアや回路で構成されたも よい し、 コ ン ピュータや データ処理装置のソ フ ト ウエアで処理されてもよい。
こ こ で、 本第 1 3 の実施の形態で利用される特徴について
簡単に説明する。
具体的には、 既知特徴のみが扱われる。 且つ、 その特徴は、 外部装置を基準と して、 その位置が規定されている特徴のみ が利用される。 例えば、 図 5 0 A乃至図 5 0 Eに示される よ う に、 車両を外部装置とする と きには、 車両前方にある既知 特徴が利用される。
この際、 既知特徴は、 外部装置が規定する座標系における 特徴と して , 。) (i- 1, 2, ... , n) と して、 キヤ リ ブ レ ーシヨ ンデータ記憶装置に記憶されている ものとする。
図 6 3 は、 本第 1 3 の実施の形態に於けるキヤ リ プレーシ ョ ンずれ補正装置の詳細な動作を説明するフ ローチヤ一 トで ある。 尚、 本実施の形態に於いては、 制御装置 2 6 2 の制御 によって動作される。
基本的なステ ップは、 図 4 9 に示される第 1 2 の実施の形 態のフローチャー ト と 同様である。 すなわち、 ステップ S 1 1 1〜 S 1 1 3、 S I 1 5、 S 1 1 7〜 S 1 1 8 は、 前述し た図 4 9 のフ ロ ーチャー ト に於けるステ ップ S 8 1〜 S 8 3、 S 8 5、 S 8 7〜 S 8 8 と 同様であ り 、 ステ ップ S 1 1 4及 び S 1 1 6 が異なっている。 従って、 以下の説明では、 異な るステップのみ説明する。 '
ステ ップ S 1 1 4 に於いて、 レクテ ィ フ ィ ケーシヨ ンされ た画像から抽出される特徴は、 前述したよ う に既知特徴のみ とする。 その特徴抽出方法に関 しては、 前述 した第 1 2 の実 施の形態で詳細に説明したので、 ここでは説明は省略する。
伹し、 既知特徴 (;^,ヌ 。) (i- 1, 2, ... , n)に対応する左
画像と右画像の特徴は、 ( ,vf Mf,vf )の形で抽出 される こ と に ¾る。
そ して、 ステ ップ S 1 1 6 では、 キャ リ ブレーショ ンずれ の補正が行われる。
すなわち、 キャ リ ブ レーシ ョ ンデータ p = e, が補正さ れる。 この補正について説明する前に、 キャ リ ブレーシ ョ ン データ であ る位置姿勢パラ メ ータ p = e ' が満たすべき拘 束条件について説明する。
[ステ レオ撮影装置 と外部装置間の位置姿勢パラ メ ータ に 関する拘束条件]
ステ レオ撮影装置の基準座標系を左カ メ ラ の座標系 L と と る と 、 左カ メ ラ座標系 L と右カ メ ラ座標系 Rで観察される画 像特徴 (^,、' )で与え られる。 この と き 、 レンズディ ス ト ーシ ョ ン処理、 レク ティ フ ィ ケーシ ョ ン処理後の正規化され たカ メ ラ 画像面での画像特徴の位置を )と すれば、 左カメ ラ座標系 Lに対する特徴の 3 次元位置 (X! L, ήは、
b
~i
で与える こ と ができ る。 こ こで b はカ メ ラ間の基線長であ り 、 左カ メ ラ座標系の原点 と右カ メ ラ座標系の原点間の距離と し て表現する こ と ができ る。
い ま 、 外部装置が規定す る 座標系 で、 同一 の特徴点が ( , f )で与え られる とする と 、
V" V Ίΐ r' r '1'3一 X
r '2'1 r '2'2 r '2'3 + ( 122)
31 32
が成立する。 こ こ で、 6 次元パラ メ ータ ( , , t;)は、 座 標変換パラ メ ータ R。, £Γ。)に含まれるパラ メ ータ であ る。 こ れらに関 して、 制約式 : h Rc =0 ( 123)
が成立しなければな らない。
外部装置 と撮影装置間の位置姿勢パラ メ ータ に関する キヤ リ プレーシ ョ ンずれを補正する には、 特徴抽出部で抽出 され た ("f から、 式 ( 121) に よって算出 される , )を 用いて、 上述 した第 1 2 の実施の.形態で説明 したの と 同様の 処理、 すなわち拡張カ ルマ ン フ ィ ル タ を利用する こ と で p = e ' なるパラ メ ータ を補正する こ と ができ るわけである。
以上の よ う なス テ ッ プの処理動作を施すこ と に よ って、 ス テ レオ撮影装置 と外部装置間の位置姿勢ずれのキヤ リ プレー ショ ン補正を行 う こ と ができ る。
尚、 前述 した方法では、 ステ ップ S 1 1 3 でレク テ ィ フ ィ ケーショ ン処理を行 う こ と を前提と して説明 してきたが、 も ちろんレク ティ フ ィ ケーシ ョ ン処理を省いて、 全体の処理を 行 う こ と も可能であ る。 その際には、 ェピポーラ線拘束は必 ず しも水平線にな ら ない と い う こ と があ り 、 特徴点の対応探 索上、 処理量が増え るが、 基本構成的には同様の効果が得ら
れる こ とは明白である。
[第 1 4の実施の形態]
次に、 第 1 4 の実施の形態と して、 外部装置と撮影装置間 のキヤ リ ブ レーシ ョ ン と撮影装置自 体のキ ヤ リ プ レーシ ョ ン について説明する。
第 1 4 の実施の形態では、 ステ レオ撮影装置の内部キヤ リ ブレーショ ンパラメ ータに関する キヤ リ ブレーショ ンずれと、 外部装置とステ レオ撮影装置間の位置姿勢ずれのキヤ リ ブ レ ーショ ン補正を行う方法について説明する。
こ の第 1 4の実施の形態で利用する特徴と しては、 前述し た第 1 2 の実施の形態の場合に含まれる 自然特徴と、 第 1 3 の'実施の形態の場合に含まれる既知特徴を含んでいる。
図 6 4 は、 本発明の第 1 4の実施の形態に於けるキヤ リ ブ レーショ ンずれ補正装置の基本構成例を示 したプロ ック 図で ある。
図 6 4 に於いて、 ステ レオ画像を撮影してキヤ リ ブレーシ ヨ ンずれを補正すべき撮影装置 2 7 6 が、 キヤ リ プレーショ ンずれ補正装置 3 5 6 でキヤ リ プレーショ ンずれ補正される。
キャ リ ブ レーシ ョ ンずれ補正装置 3 5 6 は、 制御装置 2 6 2 と、 状況判断装置 2 6 4 と、 レ クティ フ ィ ケーシヨ ン処理 装置 2 8 2 と 、 特徴抽出装置 2 6 6 と 、 キ ャ リ ブ レーシ ョ ン データ補正装置 2 6 8 と、 捕正結果呈示装置 2 7 0 と、 キヤ リ プレーシヨ ンデータ記憶装置 2 7 2 と から構成されている c すなわち、 図 6 2 に示される第 1 3 の実施の形態のキヤ リ ブ レーシ ョ ンずれ補正装置 3 5 0 と、 構成上は同 じである。
こ こ でキヤ リ プレーシ ョ ンずれ補正装置 3 5 6 内の各装置 は、 ハー ドウェアや回路で構成された も よい し、 コ ン ビユー タゃデータ処理装置のソフ ト ウエアで処理されても よい。
また、 図 6 5 は、 本発明の第 1 4 の実施の形態に於けるキ ャ リ プレーシ ョ ンずれ補正装置の動作を説明する フ ロ ーチヤ 一 トである。
基本的なステ ップは、 図 6 3 に示される第 1 3 の実施の形 態のフ ロ ーチャー ト と 同様である。 すなわち、 ステ ップ S 1
2 1 〜 S 1 2 3 、 S 1 2 5 、 S 1 2 7 〜 S 1 2 8 は、 前述 し た図 6 3 のフ ロ ーチャー ト に於けるステ ップ S I 1 1 〜 S 1 1 3 、 S 1 1 5 、 S 1 1 7 〜 S 1 1 8 と 同様であ り 、 ステ ツ プ S 1 2 4及ぴ S 1 2 6 が異なっている。 従って、 以下の説 明では、 異なるステ ップのみ説明する。
ステ ップ S 1 2 4 では、 既知特徴と 自然特徴の両方が抽出 される。
そ して、 ステ ップ S 1 2 6 では、 既知特徴と 自 然特徴の両 方が利用 されなが ら、 以下の 2 つのサブステ ップによ り 、 キ ャ リ ブレーショ ンパラ メ ータの補正が行われる。
よ り 具体的には、 キ ヤ リ プレ シ ョ ンデータ補正装置内に 於いて、 サブステ ップ C 1 と して、 ス テ レオ撮影装置の内部 キヤ リ ブレーシ ョ ンノ、。ラ メ ータ のキヤ リ ブレーシ ョ ンずれが 前述 した第 1 2 の実施の形態の方法で行われる。 また、 サブ ステ ップ C 2 と して、 前記サブステ ッ プ C 1 で得られたステ レオ内部キヤ リ ブレーショ ンノ ラ メ ータ を正 しい値と して、 次に前述 した第' 1 3 の実施の形態で説明 した方法によ り 、 外
部装置と ステ レオ撮影装置間の位置姿勢ずれのキヤ リ プレー ショ ン補正が行われる こ とによ り 実施される。
以上のよ う な構成及び処理手順によって、 ステ レオ撮影装 置の内部キヤ リ ブレーショ ンパラ メ ータ に関する キヤ リ ブレ ーシ ヨ ンずれと、 外部装置とステ レオ撮影装置間の位置姿勢 ずれのキヤ リ ブレーショ ン捕正を行う こ とが可能になるわけ である。
[第 1 5 の実施の形態]
次に、 第 1 5 の実施の形態と して、 キャ リ ブレーショ ンず れ検出機能の追加について説明する。
本第 1 5 の実施の形態では、 キャ リ ブレーショ ンずれ検出 装置を更に導入する こ とで、 捕正処理をよ り 効率化する こ と を行う。
図 6 6 は、 本発明の第 4 の実施の形態に於けるキヤ リ ブレ ーショ ンずれ補正装置の基本構成例を示したプロ ック 図であ る。
図 6 6 に於いて、 ステ レオ画像を撮影してキヤ リ ブレーシ ヨ ンずれを補正すべき撮影装置 2 7 6 が、 キヤ リ プレーショ ンずれ補正装置 3 6 0 でキヤ リ プレーショ ンずれ補正 される。
キヤ リ ブレ "ショ ンずれ補正装置 3 6 0 は、 制御装置 2 6 2 と 、 状況判断装置 2 6 4 と 、 レク テ ィ フ ィ ケ一シヨ ン処理 装置 2 8 2 と、 特徴抽出装置 2 6 6 と 、 キャ リ ブレーシ ョ ン データ補正装置 2 6 8 と、 補正結果呈示装置 2 7 0 と、 キヤ リ プレーシ ョ ンデータ記憶装置 2 7 2 と、 更にキヤ リ ブレー ショ ンずれ判定装置 3 6 2 と を有して構成されている。
すなわち、 前述した第 1 4 の実施の形態で説明 した図 6 4 の構成の装置に加えて、 特徴抽出装置 2 6 6 から抽出された 特徴に基づいてキヤ リ プレーショ ンずれの有無判定及びずれ 種類を決定するキヤ リ プ レーシ ョ ンずれ判定装置 3 6 2 を備 えている。 そ して、 キャ リ ブレーショ ンずれ判定装置 3 6 2 でずれあ り と判定された場合に、 ずれ種類に基づいてキ ヤ リ ブレーシヨ ンデータ記録装置 2 7 2 に記憶されたキヤ リ ブレ ーショ ンデータに関するキヤ リ ブレーショ ンずれが、 キヤ リ ブレーショ ンデータ補正装置 2 6 8 で補正される。
こ の よ う に、 キヤ リ プ レーシ ョ ンずれ判定装置 3 6 2 が付 加される こ とで、 キヤ リ ブレーショ ンずれ判定及ぴずれの種 類を特定する こ とが可能と なる。 従って、 ずれに特化したキ ヤ リ ブレーショ ンずれの補正をする こ とが可能と な り 、 無駄 な計算処理を省く こ とが可能と なる。
こ こで、 キャ リ ブ レーシ ョ ンずれ補正装置 3 6 0 内の各装 置は、 ハー ドウェアや回路で構成されたも よいし、 コ ン ビュ ータゃデータ処理装置のソ フ ト ウェアで処理されてもよい。
図 6 7 は、 本発明の第 1 5 の実施の形態に於けるキヤ リ ブ レーショ ンずれ補正装置の動作を説明する フ ロ ーチヤ一 トで あ 。
基本的なス テ ッ プは、 図 6 0 に示される フ ローチャー ト と 同様である。 すなわち、 ス テ ッ プ S 1 3 1〜 S 1 3 5、 S I 3 8〜 S 1 4 0 は、 前述した図 6 0 のフローチャー ト に於け るステップ S 9 1〜 S 9 5、 S 9 7〜 S 9 9 と同様であ り 、 ステ ップ S 1 3 6及び S 1 3 7 が異なってレヽる。 従って、 以
下の説明では、 異なるステップのみ説明する。
先ず、 ステップ S 1 3 6 の処理動作について説明する。
キ ヤ リ ブ レーシ ョ ンずれ検出には、 以下の 3 つの判定があ る。
(判定 1 ) 自然特徴或いは既知特徴のェピポーラ線拘束 からのずれがあるかどう かを判定する。
(判定 2 ) キャ リ ブ レーシ ョ ンデータ記憶装置に登録さ れた既知特徴間の距離が、 ス テ レオ画像で撮影された既知特 徴によって計測された距離と等しいかどう かを判定する。
(判定 3 ) 基準位置を規定する外部装置を基準と して、 キヤ リ ブ レーシ ョ ンデータ記憶装置にその 3 次元位置が登録 された既知特徴について、 キヤ リ ブレーショ ンデータ にずれ がないと仮定したと きに、 ス テ レオ撮影装置が撮影する左右 画像の所定位置に、 その既知特徴が存在するかを判定する。
そ して、 前記の判定結果を、 正しいと き〇、 誤り の と き X とすれば、 以下の 3つのケース の可能性がある こ とがわかる c ケース 1 : (判定 1 : X )
p = (cl, c2, e)あるいは p = (cl, c2, e, e' ) にずれ
ケース 2 : (判定 1 : 〇) (判定 2 : X )
ρ = e あるいは p= (e, e, )にずれ
ケース 3 : (判定 1 : 〇) (判定 2 : 〇)
(判定 3 : X )
p = e, にずれ
ケース 3 : (判定 1 : 〇) (判定 2 : 〇)
- (判定 3 : 〇)
一 S 1
キャ リ ブ レーシ ョ ンには、 ずれな し。
もちろん、 こ一一れらの判定に関 しては、 ずれ判定に関する計測
一 κ 1
誤差が多少ある こ と を踏まえて、 測定誤差許容範囲を考慮し て判定する こ とが重要である。
次に、 前記判定 1 の方法を説明する。
特徴抽出装置 2 6 6 で抽出され対応の とれた n個の 自然特 徴或いは既知特徴に関 して、 事前に得られているキヤ リ ブ レ ーショ ンデータ に基づいて レクティ フィ ケーショ ンされた特 徴対の画像座標値が利用 される。 すなわち、 キヤ リ プ レーシ ョ ンデータのず'れが全く ないとすれば、 登録された特徴対は 完全にェピポーラ線拘束を満た している こ と になる。 逆に言 えば、 キ ャ リ ブ レーシ ョ ンずれが生じている場合には、 こ の ェピポーラ線拘束が満たされていないと判断できる。
そこで、 特徴対全体と して、 どの程度ェピポーラ線拘束が 満たされていないかを評価値と して、 キヤ リ プレーショ ンず れを判定する こ と にする。
すなわち、 各特徴対 i について、 ェピポーラ線拘束からの ずれ量を d i と して、
を算出する。 そ して、 全ての特徴対に対する平均値を
に よ っ て算出 し、 その平均値 が所定の閾値 t h r e s h o l d よ り 大きい場合には、 キヤ リ ブレーショ ンずれが著しいと判定
する。
図 6 8 A及び図 6 8 Bは、 こ の様子を示したものである。 図 6 8 B に於いて、 各特徴に関 して、 ェピポーラ線からのず れ d i は、 特徴点のェ ピポーラ線か ら の画像内距離に対応 するわけである。
また、 前記判定方法 1 で説明 した方法で、 対応探索の信頼 度が高いときには良好な結果が得られる。
しかしながら、 対応探索結果に信頼度が低いものが含まれ ている可能性がある場合には、 判定 1 の方法のその 2 と して
で算出された各特徴の差異の中、 ソィ ズ成分が多く 含まれて いる可能性がある と考えられる。 '
このよ う な場合には、 ノ イズ成分と思われる異常値を予め 取り 除いた後に平均を取る作業によ り 、 キヤ リ ブレーショ ン ずれを判定する方法が有効である。
すなわち、 このよ う な形で異常値を排除した後の特徴対の 集合を B と して B 内での di の平均値を
I 1 1
丄∑ =丄 ΣΚ一 v (127) によって算出すればよい。 こ こで mは集合 B の要素数を表す その平均値 が所定の閾値 threshold よ り 大きい と き には キヤ リ ブ レーシ ョ ンずれが著しいと判定する。
次に、 判定 2の方法について説明する。
ス テ レオ撮影装置が撮影した左右画像内の既知特徴の対応 点を )と して、 それから左カメ ラ座標系で規定され
る 3次元座標値が計算される。
もちろん、 この計算では、 キャ リ ブレーシ ョ ンずれがない と仮定して、 キヤ リ プレーショ ンデータ記憶装置 2 7 2 が記 Itしたキヤ リ プレーショ ンパラ メ ータ を利用 して計算される, こ う して得られた既知特徴の間の距離が算出され、 その距離 と予めキャ リ ブレーシ ョ ンデータ記憶装置 2 7 2 内の登録さ れた既知特徴点間の距離と の間に どの程度の差があるかが、 前記式 ( 1 19 ) に基づいて算出 される。 その差が所定の閾値 よ り 小さ ければ、 ずれな しと判断され、 大き ければ、 ずれあ り と判断される。
更に、 判定 3 の方法について説明する。
ステ レオ画像内で、 先ず既知特徴が利用 されて、 その既知 特徴が画像内であるべき位置にあるかが判定される。
このためには、 キヤ リ ブレーショ ンデータ記録装置に記録 されている既知特徴 k の 3 次元位置 , )が、 ステ レオ カメ ラで撮影された画像内での位置にあるかが、 以下のよ う に して判定される。
いま、 外部装置の座標系を O と して、 その座標系で既知特 徴の 3 次元位置 , )が登録されてい る とする と 、 その 点 に 関す る 左 カ メ ラ 座標系 L に於 け る 3 次元位置座標 (x^,yk L, )と 、 右 カ メ ラ 座標 系 に 於 け る 3 次 元位置 座標 , , )の位置が算出される。
¾0 V r\\ r r\'2 r '1'3一 X
y yk° +LTo = ' r2'1 r r2'2 r '2'3 + ( 1 28)
_r3l r32 T3S _
' 4 rU
=RRL yk L 22 23 + (129)
4 /31 32 33一 t. 次に、 これらに対して、 上記式 (66) 及び (67) のよ う な 式で算出される画像内での投影位置 )が算出され る。
もちろん、 この画像内での位置は、 キャ リ ブレーシ ョ ンデ ータが全て正しいと仮定した場合に成立する式である。 従つ て、 前記式 ( 101) の集合 B で表される画像内での位置と、 キヤ リ プレーショ ンデータが正しい 仮定した場合の画像位 置と の差が計算される こ と によ り 、 キャ リ ブレーシ ョ ンずれ が起こっているか否かが判定されるわけである。
が各画像で算出され、
> threshold ある 、 fま j > threshold (131) が成立するか否かが判断される。
こ こで、 閾値 threshold を超えた場合には、 少なく と もキ ャ リ ブレーショ ンずれが起こっている こ と がわかる。 また、 前述した第 1 2 の実施の形態で説明 したの と 同様に、 異常値 除去等の処理をこの中に含んでもかまわない。
すなわち既知特徴 m 個の う ち、 少な く と も s 個 ( s≤ ) が、 上記式 ( 131) で示される不等式を満た している場合に は、 キャ リ ブレーシ ョ ンずれが起こっている と判断されるわ
けである。
すなわち、 前述 したサヲステ ップ C 1 によってキヤ リ ブレ ーシヨ ンずれが少な く と も起きているか否かを判定する こ と ができる。
次に、 ステ ッ プ S 1 3 7 の処理動作について説明する。
キャ リ ブ レーシ ョ ンずれ判定装置 3 6 2 で判定されたずれ 有無とずれ分類の結果を踏まえて、 キ ヤ リ ブレーショ ンデー タ補正装置 2 6 8 にてキヤ リ プレーショ ンずれが補正される わけである。 すなわち、 キ ャ リ ブ レーシ ョ ンずれがある と判 定された場合には、 以下の 3つの方法によ り キヤ リ ブレーシ ョ ンずれ捕正を行えばよい。
' ( i ) キャ リ ブ レーシ ョ ンずれが p = e 或いは p = (cl, c2, e)の場合に関 しては、 上述した第 1 の実施の形態で説明 した方法によ り 、 キヤ リ ブレーショ ンずれ補正が行われる。
( ii) キャ リ ブ レーシ ョ ンずれが p = e' の場合に関 し ては、 上述した第 2 の実施の形態で説明 した方法によ り 、 キ ャ リ ブ レーシ ョ ンずれ補正が行われる。
(iii) キ ャ リ ブ レ ー シ ョ ンずれが p = (cl, c2, e) の 場合には、 上述した第 3 の実施の形態で説明 した方法によ り 、 キヤ リ ブレーショ ンずれ補正が行われる。
以上のよ う に、 キャ リ ブレーシ ョ ンずれ検出装置を更に導 入する こ と で、 捕正処理に関 して、 捕正すべきパラメ ータを 分類した り決定する こ とが可能と なるので、 よ り 信頼度が高 く 、 効率的な補正処理を行 う こ と が可能である。 もちろん、 本第 1 5 の実施の形態で説明 したキャ リ ブ レーシ ョ ンずれ検
出装置は、 前述 した第 1 1 乃至第 1 4 の実施の形態に応用す る こ とが可能である と共に、 後述する第 1 6 或いは第 1 7の 実施の形態でも利用する こ とが可能である こ と は明白である。
[第 1 6 の実施の形態]
次に、 本発明の第 1 6 の実施の形態と して、 車載に特化し た例について説明する。
前述した第 1 2乃至第 1 5 の実施の形態では、 状況判断装 置について詳細には説明 していないが、 こ の第 1 6 の実施の 形態では、 この状況判断装置の機能を中心に説明する。
図 6 9 は、 本発明の第 1 6 の実施の形態に於けるキヤ リ ブ レーショ ンずれ捕正装置の基本構成例を示したプロ ック 図で ある。
こ の第 1 6 の実施の形態のキャ リ ブ レー シ ョ ンずれ補正装 置の構成が前述 した第 1 2 乃至第 1 5 の実施の形態と異なる のは、 外部センサ 3 7 2 が、 キャ リ ブレーシ ョ ンずれ補正装 置 3 7 0 内の状況判断装置 2 6 4 に、 各種のセンサ出力の信 号を与える こ と である。 また、 必要に応じて、 キヤ リ プレー シ ョ ンずれ検出に関わる情報が、 キヤ リ ブレーシ ョ ンデータ 記憶装置 2 7 2 に送出 され、 その情報が、 キ ヤ リ ブレーシ ョ ンデータ記憶装置 2 7 2 に書き込まれる点も異なる。
尚、 こ の図 6 9 に示される構成の第 1 6 の実施の形態に於 ける キヤ リ プレーショ ンずれ捕正装置 3 7 0 に関する処理動 作は、 前述した第 1 2 乃至第 1 4 の実施の形態で説明 したも のと 同様である。 従って、 動作フ ローチャー トは、 図 4 9、 図 6 0 、 図 6 3及び図 6 5 の フ ロ ーチャー ト を参照する も の
と して、 こ こでの図示及びその説明は省略する。
以下の説明では、 状況判断装置 2 6 4の応用 と して、 車両 にステ レオ撮影装置を装着 した場合について説明する。 もち ろん、 本方式は、 車両用の車載ステ レオ撮影装置に限る もの ではなく 、 その他の監視カ メ ラシステム等にも応用が可能で あるこ とは明白である。
状況判断装置に接続される外部センサと しては、 走行距離 計、 時計或いはタイ マ、 温度セ ンサ、 車両傾斜計測センサ或 いはジャイ ロセンサ、 車速センサ、 エンジン 台動センサ、 日 射センサ、 雨滴センサ等がある。 そ して、 状況判断装置 2 6 4 では、 以下のよ う な条件で、 車載応用に必要な条件に基づ いて、 キヤ リ ブレーショ ンずれの検出が現在必要であるか否 かが判定されるわけである。
また、 キャ リ ブレーシ ョ ンデータ記憶装置が記憶するキヤ リ プレーショ ンデータ と しては、 過去にキヤ リ ブレーショ ン を行った と きのキヤ リ ブレーショ ンパラ メ ータ pや既知特徴 のデータなどを含みなが ら、 手課のよ う な情報が書き込まれ ている。
すなわち、
( a ) 過去に行ったステ レオ撮影装置の内部キヤ リ ブレ ーシヨ ンノヽ。ラ メ ータ (c l , c 2, e )
( b ) 過去に行ったステ レオ撮影装置と外部装置間の位 置姿勢キャ リ ブレーショ ンパラ メータ e,
( c ) 過去に行った既知特徴の 3次元位置
( d ) 過去にキヤ リ ブレーショ ンした際の車両走行距離
( e ) 過去にキヤ リ ブレーショ ンした際の 日時と時刻
( f ) 過去にキャ リ ブレーショ ン した際の外部温度
( g ) 過去にキヤ リ ブレーショ ン補正あるいは検出 した 際の車両走行距離
( h ) 過去にキャ リ ブレーシ ョ ン補正あるいは検出 した 際の日時と時刻
( i ) 過去にキヤ リ プレーショ ン補正あるいは検出 した 際の外部温度
次に、 状況判断装置 2 6 4 が、 どの よ う にキヤ リ ブレーシ ヨ ン検出をすべきか、 その状況判断の方法を説明する。
本装置では、 キヤ リ プレーシ ョ ンずれ検出を行 う条件と し て、 車両が停止 している と きに行う 、 以前ずれ検出 した と き から、 少な く と も一定時間 T を経た後に行う 、 晴天で昼間に 行う 、 等の条件が成立する と き に行う場合について説明する。
先ず、 1 つ目 の条件を満たすために、 車速センサ或いはジ ャィ 口センサ等で、 車両が移動していないこ とが確認される c 次いで、 2つ目 の条件を満たすために、 過去にキヤ リ ブレー シヨ ンずれ補正が行われた と きの時刻 と時計等から算出され る現時刻 と の時間差が算出される。 そ して、 3つ 目 の条件 3 に関 しては、 日射センサや雨滴センサ等が利用 されて、 条件 が満たされるかどう かが判断される。
このよ う に して、 キヤ リ ブレーショ ンずれ補正が実行され る と、 その結果は補正結果呈示装置 2 7 0 に送出される。 そ して捕正結果は、 キャ リ ブレーシ ョ ンデータ記憶装置 2 7 2 に書き込まれる。
また、 車載応用の場合には、 既知特徴と じて、 更にいろい ろなバリエーショ ンを考えるこ とができ る。 すなわち、 各種 道路交通法で大き さや位置が規格が決定している もの、 その 他条例等で規格が決定する ものについては、 その規格に基づ く形状を、 本キヤ リ ブレーショ ンずれ補正装置のための既知 特徴と して、 利用する こ とが可能である。 こ う した規格が決 定している ものと しては、 標識、 車両に装着されているナン バプレー ト、 横断歩道、 白線の距離間隔、 等を考えるこ とが でき る。
更に、 車両に応じて、 車両の一部が視野の一部に入ってい る場合には、 その車両の一部を既知な特徴と して登録してお き、 その特徴間の相対的距離も利用 して、 キヤ リ ブレーシヨ ン捕正を行 う。 こ う した例については、 前述 した第 1 2 の実 施の形態で説明したとおり であるので、 説明は省略する。
また、 ユーザやメ イ ンテナンス作業者が、 積極的にキヤ リ ブレーショ ンずれ捕正を行 う こ と も考え られる。 すなわち、 ユーザ等が、 撮影装置前に大き さや形状が既知なキヤ リ ブレ ーシ ョ ンパターンを呈示 し、 そのキヤ リ プレーシ ョ ンパタ一 ンをステ レオ撮影装置で撮影する こ と によ り 、 キヤ リ プ レー ショ ン補正する こ と も可能である。
このキヤ リ ブレーショ ンパターン と しては、 図 7 0 に示さ れる よ う に、 平面の格子状にキヤ リ ブレーショ ンパターンが 配置されているキヤ リ ブレーショ ンポー ドでも よい。 或いは、 図 7 1 に示される よ う に、 コーナキュープの 3 平面の格子状 にキヤ リ ブレーシ ョ ンパターンが配置されている キヤ リ ブレ
ーショ ン治具であってもよい。
以上のよ う な方法を採用する こ と によ り 、 本キヤ リ プレー シヨ ンずれ補正装置は、 車載等に応用する こ とが可能と なる。
[第 1 7の実施の形態]
次に、 本発明の第 1 7 の実施の形態と して、 撮影装置が複 数回撮影してその画像を利用する例について説明する。
前述した実施の形態では、 ステ レオ画像の撮影に関する回 数に関 しては、 特に特定していないものであった。 本第 1 7 の実施の形態では、 よ り 口バス トで信頼性の於けるキヤ リ ブ レーシヨ ンずれ補正装置を提供する こ と を 目的と して、 複数 回撮影されたステ レオ画像から、 よ り 多く の対応のとれた特 徴を抽出する こ と によ り 、 キャ リ ブレーシ ョ ンずれ補正装置 を構成する例について説明する。
尚、 本第 1 7 の実施の形態に於ける キャ リ ブレーシ ョ ンず れ補正装置は、 撮影装置によ り 複数回撮影する点が前述した 実施の形態と異なるだけであ り 、 その基本構成は同様である ので説明は省略する。
図 7 2 A及び図 7 2 B は、 第 1 7 の実施の形態のキヤ リ ブ レーシ ョ ンずれ補正装置によるステ レオ画像の様子を表した ものであ り 、 図 7 2 Aは時刻 1 での左画像の例を示した図、 図 7 2 Bは時刻 1 と は異なる時刻 2 での左画像の例を示した 図である。 尚、 こ こでは、 異なる時刻 1 と 時刻 2 で撮影され た二組のステレオ画像 (図には、 左画像のみ示す) で、 既知 特徴が複数撮影された場合が示されている。
図 7 3 は、 本第 1 7 の実施の形態に於ける キヤ リ プレーシ
ョ ンずれ補正装置の処理動作を説明するフ ロ ーチヤ一トであ る。
尚、 ステ ップ S 1 5 1〜 S 1 5 5 の処理動作は、 前述 した 第 1 2 の実施の形態の図 4 9 9 のフ ローチャー ト に於けるス テツプ S 8 1〜 S 8 5 とそれぞれ同様である。
そ して、 ステ ップ S 1 5 6 に於いて、 例えば既知特徴がこ れまで抽出された個数がある一定以上の個数に達しているか が判断される。 こ こ で、 その個数が所定の数を以上と なって いれ.ば、 ステ ップ S 1 5 7 に移行してキャ リ ブレーショ ンず れの判定及び分類が行われる。 次いで、 ステ ップ S 1 5 8 で キヤ リ プレーシ ョ ンずれの補正処理が行われた後、 ステ ップ S 1 5 9 でその判定結果が呈示される。
一方、 前記ステ ップ S 1 5 6 にて所定の数に達していなけ れば、 前記ステ ッ プ 1 5 1 に移行し、 再度ス テ レオ画像が撮 影される。 もちろん、 こ こで、 撮影する場所や視点を変更 し ても構わない。 - ステップ S 1 6 0 では、 算出された信頼度に基づいて、 キ ャ リ ブ レーショ ンずれ補正装置で算出された補正パラ メ ータ が信頼於けるデータであるか否かが判定される。 こ のデータ が信頼でき る場合にはステ ップ S 1 6 1 へ移行し、 そ う でな い場合には、 前記ステ ップ S 1 5 1 に移行してキヤ リ ブレー シヨ ンずれ補正のステ ップが繰り 返される。 一方、 ステ ップ S 1 6 1 では、 更新されたキャ リ ブ レーシ ョ ンデータはキヤ リ プ レーシ ョ ンデータ記憶装置 2 7 2 に格納される。
尚、 これらは状況判断装置や制御装置で制御される。 こ こ
で、 一組のステ レオ画像で抽出 された既知特徴は、 それぞれ 別の特徴群 と して登録され、 キヤ リ ブ レーシ ョ ンずれ補正の 処理に関 しては、 それらの群に応じた処理が行われる。
図 7 4 は、 本第 1 7 の実施の形態に於け る キヤ リ ブレーシ ョ ンずれ補正装置の別の処理動作を説明する フ ロ ーチヤ一 ト である。
こ の図 7 4 に示される フ ローチヤ一 ト に於いては、 ステ ツ プ S 1 7 1〜 S 1 7 5、 S 1 7 6〜 S 1.7 7、 S 1 7 9〜 l 8 1 の処理動作は、 前述した図 7 3 のフ ロ ーチャー ト に於け るステ ップ S 1 5 1〜 S 1 5 5、 S 1 5 7〜 S 1 5 8、 S 1 5 9〜 S 1 6 1 と それぞれ同様である。 従って、 異なる処理 動作のステ ップのみ説明する。
ステ ップ S 1 7 7 にて、 キャ リ ブレーシ ョ ンデータ補正装 置で、 新たに得られる特徴が利用 されなが ら、 キヤ リ ブレー シヨ ンデータ の補正結果の精度が常に算出 される。 そ して、 続く ステ ップ S 1 7 8 に於いて、 その精度が充分であ るか否 かが判断される。
こ こで、 ずれ補正の精度が充分であ る と判断された場合に は、 ステ ップ S 1 7 9〜 S 1 8 1 に移行 してキヤ リ ブレーシ ヨ ンデータ補正装置での処理が終了する。 一方、 精度が充分 でない と 判断された場合には、 前記ステ ッ プ S 1 7 1 に移行 して、 再度ステ レオ画像を撮影 して、 よ り 多く の特徴が抽出 される こ と が繰り 返される。
この方式で、 どの よ う にキヤ リ プレーシ ョ ンデータ の補正 処理の精度を算出する かは、 前述 した拡張カルマンフ ィ ルタ
の処理ステ ップ K一 2 - 6 で計算される補正パラ メータの共 分散行列∑ から得られる各パラ メ ータ要素の分散の値が、 ど の程度小さ く なるかで判定すればよい。 この記述は例えば Α. Kosaka and A. C. Kak, "Fast vis ion-guided mobile robot navigation using model-based reasoning and prediction of uncertainties, " Computer Vision, Graphics and Image Processing ― Image Understanding, Vol. 56, No. 3, November, pp. 271— 329, 1992 に詳 し く 書力 れて!/、る ので、 こ こでは詳しく 述べない。
以上のよ う な実施の形態によれば、 よ り 多く の特徴を用い てキヤ リ ブレーショ ンずれ補正処理を行う こ とができ るので- よ り 口バス ト で信頼性の於ける キヤ リ ブレーシ ョ ンずれ補正 装置を提供する こ とが可能となる。
尚、 本発明は、 前述 した実施の形態そのままに限定される ものではな く 、 実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構 成要素を変形して具体化でき る。 また、 前記実施の形態に開 示されている複数の構成要素の適宜な組み合せによ り 種々 の 発明を形成でき る。 例えば、 実施の形態に示される全構成要 素から幾つかの構成要素を削除しても よい。 制御手段 (支持 制御装置の制御演算機能部等) を、 当該車両の姿勢乃至位置 を検出する検出手段の検出出力をその制御に於ける状態変数 と して、 且つ、 前記ステ レオカ メ ラによ る映像に依拠する こ と な く 、 制御動作を行な う よ う に構成する等である。 更に、 異なる実施の形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。 産業上の利用可能性
本発明によれば、 背景その他の周囲の他部に依存せずにそ の被写体自体の距離等当該被写体に着目 した情報を効率的に 取得する こ とができ るステ レオカ メ ラ支持装置及びステ レオ カメ ラ支持方法並びにステ レオカメ ラシステムが得られる。
また、 本発明によれば、 3次元計測等を行 う ステレオ画像 を撮影する撮影装置のキヤ リ ブレーシ ョ ンが、 経時変化ゃ衝 撃振動な どの機械ずれによっても、 ステ レオ画像を解析する こ と によ り 、 簡易にキヤ リ プレーショ ンずれを定量的に検出 する こ と が可能なキヤ リ プレーショ ンずれ検出装置及びこの 装置を備えたステ レオカメ ラ並びにステ レオカメ ラシステム が得られる。
' 更に、 本発明によれば、 3次元計測等を行う ステ レオ画像 を撮影する撮影装置のキャ リ ブレーショ ンが、 経年変化ゃ衝 撃振動などの機械ずれによっても、 ステ レオ画像を解析する こ と によ り 、 簡易にキヤ リ ブレーショ ンずれを定量的に且つ 絶対値と して補正する こ とが可能なキャ リ ブレーショ ンずれ 補正装置及びこの装置を備えたステ レオカメ ラ並びにステ レ ォカ メ ラシステムが得られる。
請 求 の 範 囲
1 . 相互に離隔 した複数の視点による視差を持った複数 の映像を得る よ う になされたステ レオカメ ラ を支持する ステ レオカメ ラ支持装置であって、
前記ステ レオカメ ラを設置する車両側に設けられた支持メ ンバ と 、 該ステ レオカ メ ラの所定部位に設け られた被支持メ ンバと、 が前記両メ ンバ間の相対関係が所定範囲内で可変で ある よ う に結合する こ と によって、 当該ステ レオカメ ラ を前 記車両に支持する よ う に構成された結合部材と、
前記結合部材によって前記車両に支持されたステ レオカメ ラの姿勢乃至位置を制御する制御部と、
を備 、
前記制御部は、 前記ステ レオカ メ ラ によ って得られる映像 に関 して、 当該映像中の注目被写体の輪郭の う ち最高水準位 置にある輪郭部分が、 前記車両の姿勢乃至位置の変化によ ら ず、 映像のフ レーム上端乃至その近傍に位置する よ う に、 当 該ステレオカメ ラの姿勢乃至位置を制御し得る よ う に構成さ れたものである こ と を特徴とするステ レオカメ ラ支持装置。
2 . 前記制御部は、 当該車両の姿勢乃至位置を検出する 検出部の検出出力に基づいて制御動作を行う よ う に構成され たものである こ と を特徴とする請求項 1 に記載のステ レオ力 メ ラ支持装置。
3 . 前記制御部は、 前記ステ レオカメ ラ によって得られ る映像の特徴を評価して認識する映像認識部の出力に依拠し て制御動作を行う よ う に構成されたものである こ と を特徴と
する請求項 1 に記載のステレオカメ ラ支持装置。
4 . 前記制御部は、 当該車両の姿勢乃至位置を検出する 検出手段の検出出力と、 前記ステ レオカ メ ラ によって得られ る映像の特徴を評価して認識する映像認識部の出力と、 に依 拠して制御動作を行う よ う に構成されたものである こ と を特 徴とする請求項 1 に記載のステ レオカメ ラ支持装置。
5 . 前記検出部は、 当該車両の傾きを検出する傾斜検出 部、 当該車両の所定部の水準位置を検出する高さ検出部の少 なく と も 1 つを含むこ と を特徴とする請求項 2若しく は 4 に 記載のステ レオカメ ラ支持装置。
6 . 前記傾斜検出部は鉛直方向若しく は水平方向に対す る相対的な角度を検出する ものである こ と を特徴とする請求 項 5 に記載のステ レオカメ ラ支持装置。
7 . 前記高さ検出部は当該車両の接地面に対する相対的 な位置を検出する ものである こ と を特徴とする請求項 5 に記 載のステ レオカメ ラ支持装置。
8 . 前記制御部は、 フィー ドバック制御を行う こ と を特 徴とする請求項 1 乃至 3 の何れか 1 に記載のステ レオカ メ ラ 支持装置。
9 . 前記制御部は、 フ ィ ー ドフォ ワー ド制御を行う こ と を特徴とする請求項 1 乃至 3 の何れか 1 に記載のステ レオ力 メ ラ支持装置。
1 0 . 相互に離隔 した複数の視点によ る視差を持った複 数の映像を得る よ う になされたステ レオカ メ ラを支持するス テレオカメ ラ支持装置であって、
前記ステ レオカメ ラを設置する物体側に設けられた支持メ ンバ と 、 該ス テ レオカメ ラ の所定部位に設け られた被支持メ ンバと、 が前記両メ ンバ間の相対関係が所定範囲内で可変で ある よ う に結合する こ と によって、 当該ステ レオカ メ ラ を前 記物体上に支持する よ う に構成された結合部材と、
前記結合部材によ って前記物体上に支持されたステ レオ力 メ ラの姿勢乃至位置を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、 前記ステ レオカ メ ラ によって得られる映像 中の注目被写体の輪郭の う ち最高水準位置にある輪郭部分力 前記物体と前記撮像視野内の注目被写体との相対的姿勢乃至 位置の変化によ らず、 映像のフ レーム上端乃至その近傍に位 置する よ う に当該ステ レオカメ ラの姿勢乃至位置を制御 し得 る よ う に構成されたものである こ と を特徴とするス テ レオ力 メ ラ支持装置。
1 1 . 相互に離隔 した複数の視点による視差を持った複 数の映像を得る よ う になされたス テ レオカメ ラを支持する ス テレオカメ ラ支持方法であって、
前記ステ レオカメ ラを設置する車両側に設けられた支持メ ンバ と 、 該ス テ レオカ メ ラ の所定部位に設け られた被支持メ ンバと、 を前記両メ ンバ間の相対関係が所定範囲内で可変で ある よ う に結合し、
前記結合によって前記車両に支持されたステ レオカメ ラの 姿勢乃至位置を、 前記ステ レオカ メ ラによって得られる映像 中の注目被写体の輪郭の う ち最高水準位置にある輪郭部分が、
前記車両の姿勢乃至位置の変化によ らず、 映像のフ レーム上 端乃至その近傍に位置する よ う に、 当該ス テ レオカメ ラの姿 勢乃至位置を制御する こ と を特徴とするス テ レオカメ ラ支持 方法。
1 2 . 相互に離隔した複数の視点によ る視差を持った複 数の映像を得る よ う になされたス テ レオカ メ ラを支持する ス テレオカメ ラ支持方法であって、
前記ス テ レオカメ ラ を設置する物体側に設け られた支持メ ンバと、 該ス テ レオカ メ ラ の所定部位に設け られた被支持メ ンバと、 を前記両メ ンバ間の相対関係が所定範囲内で可変で ある よ う に結合し、
'前記結合によって前記物体上に支持されたス テ レオカ メ ラ の姿勢乃至位置を.、 前記ス テ レオカメ ラによ って得られる映 像中の注目被写体の輪郭の う ち最高水準位置にある輪郭部分 が、 前記物体と前記撮像視野内の注目被写体との相対的姿勢 乃至位置の変化によ らず、 映像のフ レーム上端乃至その近傍 に位置する よ う に、 当該ステレオカメ ラの姿勢乃至位置を制 御する こ と を特徴とするステ レオカ メ ラ支持方法。
. 1 3 . 前記制御部は、 当該車両の姿勢乃至位置を検出す る検出部の検出出力を状態変数と し、 且つ、 前記ステ レオ力 メ ラ によ る映像に依拠する こ と な く 制御動作を行 う よ う に構 成されたものである こ と を特徴とする請求項 1 に記載のス テ レオカ メ ラ支持装置。
1 4 . 相互に離隔した複数の視点によ る視差を持った複 数の映像を得る よ う になされたス テ レオカメ ラを備えたス テ
レオカメ ラシステムであって、
前記ステレオカメ ラを設置する車両側に設けられた支持メ ンバ と 、 該ステ レオカ メ ラ の所定部位に設け られた被支持メ ンバと、 が前記両メ ンバ間の相対位置が所定範囲内で可変で ある よ う に結合する こ と によって、 当該ステ レオカ メ ラ を前 記車両に支持するよ う に構成された結合部材と、
前記結合部材によって前記車両に支持されたステ レオカメ ラの姿勢乃至位置を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、 前記ステ レオカ メ ラ の撮像光学系乃至その 近傍に設定した視点から該ステ レオカ メ ラの撮像視野を見込 んで撮影する こ と によって得られる映像に関 して当該映像中 の注目被写体の輪郭の う ち最高水準位置にある輪郭部分が、 前記車両の姿勢乃至位置の変化によ らず、 映像のフ レーム上 端乃至その近傍に位置する よ う に、 当該ステ レオカ メ ラ の姿 勢乃至位置を制御し得る よ う に構成されたものである こ と を 特徴とするステ レオカメ ラシステム。
1 5 . 前記ステ レオカ メ ラ による撮影によって得られる 映像情報に基づいて前記注目被写体の距離を算出する情報処 理部を更に備えたこ と を特徴とする請求項 1 4 に記載のステ レオカメ ラシステム。
1 6 . 前記情報処理部は、 前記ステ レオカ メ ラ によ る撮 影によって得られる映像情報に基づいて当該車両に適用 され た表示部に道路の状況を表す映像を映出するためのデータ を 生成する よ う に構成されたものである こ と を特徴とする請求
項 1 5 に記載のステ レオカメ ラシステム。
1 7 . 前記情報処理部は、 前記ステ レオカメ ラ に よ る撮 影によって得られる映像情報に基づいて当該車両に適用 され た表示段に道路の状況を表す映像に該車両から等距離にある 道路上の点群を表す指標をスーパーィ ンポーズ表示して映出 するためのデータを生成する よ う に構成されたものである こ と を特徴とする請求項 1 5 に記載のステ レオカ メ ラ システム。
1 8 . 前記情報処理部は、 前記ステ レオカ メ ラによる撮 影によって得られる映像情報に基づいて当該車両に適用 され た警告部に警告を発報させるためのデータ を生成する よ う に 構成されたものである こ と を特徴とする請求項 1 5 に記載の ステ レオカメ ラシステム。
1 9 . 相互に離隔した複数の視点によ る視差を持った複 数の映像を得る よ う になされたステ レオカメ ラを備えたステ レオカメ ラシステムであって、
前記ステ レオカメ ラを設置する物体側に設けられた支持メ ンバ と、 該ステ レオカメ ラの所定部位に設け られた被支持メ ンバと、 が前記両メ ンバ間の相対位置が所定範囲内で可変で ある よ う に結合する こ と によって、 当該ステ レオカメ ラ を前 記車両に支持する よ う に構成された結合部材と、 '
前記結合部材によって前記物体に支持されたステ レオカメ ラの姿勢乃至位置を制御する制御部と、
を備 _、
前記制御部は、 前記ステ レオカ メ ラ の撮像光学系乃至その 近傍に設定した視点から該ステ レオカ メ ラ の撮像視野を見込
んで撮影する こ と によって得られる映像に関して、 当該映像 中の注目被写体の輪郭の う ち最高水準位置にある輪郭部分力 S、 前記物体と前記撮像視野内の注目被写体との相対的姿勢乃至 位置の変化によ らず、 映像のフ レーム上端乃至その近傍に位 置する よ う に当該ステ レオカメ ラ の姿勢乃至位置を制御 し得 る よ う に構成されたものである こ と を特徴とするステ レオ力 メ ラシステム。
2 0 . 前記制御部は、 初動時には、 前記ステ レオカ メ ラ を、 その撮像光学系乃至その近傍に設定した視点から該ステ レオカメ ラの撮像視野を見込んで撮影する と きの視野の中心 線が実質的に水平方向となる姿勢に制御する よ う構成された ものである こ と を特徴とする請求項 1 4 に記載のステ レオ力 メ ラシステム。
2 1 . 前記制御部は、 初動時には、 前記ステ レオカメ ラ を、 その撮像光学系乃至その近傍に設定した視点から該ステ レオカメ ラの撮像視野を見込んで撮影する と きの視野の中心 線が実質的に前回の制御で設定された最後の状態を維持する よ う な姿勢に制御する よ う構成されたものである こ と を特徴 とする請求項 1 4 に記載のステレオカメ ラシステム。
2 2 . 前記制御部は、 初動時には、 前記ステ レオカ メ ラ を、 その撮像光学系乃至その近傍に設定した視点から該ステ レオカメ ラの撮像視野を見込んで撮影する と きの視野の中心 線が実質的に水平方向よ り も下向きになる姿勢に制御する よ う構成されたものである こ と を特徴とする請求項 1 4 に記載 のステ レオカメ ラシステム。
2 3 . 前記制御部は、 当該車両の高速走行時には、 前記 ステ レオカ メ ラを、 その撮像光学系乃至その近傍に設定した 視点から該ステ レオカメ ラの撮像視野を見込んで撮影する と きの視野の中心線が相対的に下向きになる姿勢に制御 し、 低 速走行時には前記中心線が相対的に上向きになる姿勢に制御 する よ う構成されたものである こ と を特徴とする請求項 1 4 に記載のステ レオカ メ ラシステム。
2 4 . 前記制御部は、 注目すべき被写体の輪郭の最高水 準部分が映像のフ レームの上端を更に上方に逸脱して しま う よ う な高い被写体に遭遇したこ と が認識されたと きには前記 ステ レオカ メ ラ の姿勢を上向きに制御する よ う構成され'たも のである こ と を特徴とする請求項 1 4 に記載のステ レオカメ ラシステム。
2 5 . 相互に離隔した複数の視点による視差を持った複 数の映像を得る よ う になされたステ レオカメ ラを支持するス テレオカメ ラ支持装置であって、 - 前記ステレオカメ ラを設置する車両側に設けられた支持メ ンバ と 、 該ステ レオカ メ ラ の所定部位に設け られた被支持メ ンバと、 が前記両メ ンバ間の相対関係が所定範囲内で可変で ある よ う に結合する こ と によって、 当該ステ レオカメ ラ を前 記車両に支持するよ う に構成された結合部材と、
前記結合部材によって前記車両に支持されたステ レオカメ ラの姿勢乃至位置を制御する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、 前記ステレオカメ ラによって得られる映
像に関 して、 当該映像中の注目被写体の輪郭の う ち最高水準 位置にある輪郭部分が、 前記車両の姿勢乃至位置の変化によ らず、 映像のフ レーム上端乃至その近傍に位置する よ う に、 当該ステ レオカメ ラ の姿勢乃至位置を制御し得る よ う に構成 されたものである こ と を特徴とするステ レオカメ ラ支持装置。
2 6 . 相互に離隔 した複数の視点によ る視差を持った複 数の映像を得る よ う になされたステ レオカメ ラを支持するス テレオカメ ラ支持装置であって、
前記ステ レオカメ ラ を設置する物体側に設け られた支持メ ンバ と 、 該ステ レオカ メ ラ の所定部位に設け られた被支持メ ンバと、 が前記両メ ンバ間の相対関係が所定範囲内で可変で ある よ う に結合するこ と によって、 当該ステ レオカメ ラ を前 記物体上に支持するよ う に構成された結合部材と、
前記結合部材によって前記物体上に支持されたステ レオ力 メ ラの姿勢乃至位置を制御する制御手段と、
を備え、 - 前記制御手段は、 前記ステ レオカメ ラによって得られる映 像中の注目被写体の輪郭の う ち最高水準位置にある輪郭部分 が、 前記物体と前記撮像視野内の注目被写体との相対的姿勢 乃至位置の変化によ らず、 映像のフ レーム上端乃至その近傍 に位置する よ う に当該ステ レオカメ ラの姿勢乃至位置を制御 し得る よ う に構成されたものである こ と を特徴とするステ レ ォカメ ラ支持装置。
2 7 . 相互に離隔した複数の視点による視差を持った複 数の映像を得る よ う になされたステ レオカメ ラを備えたステ
レオカメ ラシステムであって、
前記ステ レオカメ ラを設置する車両側に設けられた支持メ ンバと、 該ステ レオカ メ ラ の所定部位に設けられた被支持メ ンバと、 が前記両メ ンバ間の相対位置が所定範囲内で可変で ある よ う に結合する こ と によって、 当該ステ レオカメ ラ を前 記車両に支持するよ う に構成された結合部材と、
前記結合部材によって前記車両に支持されたステ レオカメ ラの姿勢乃至位置を制御する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、 前記ステ レオカ メ ラの撮像光学系乃至そ の近傍に設定した視点から該ステ レオカメ ラの撮像視野を見 込んで撮影する こ と によって得られる映像に関して当該映像 中の注目被写体の輪郭の う ち最高水準位置にある輪郭部分が , 前記車両の姿勢乃至位置の変化によ らず、 映像のフ レーム上 端乃至その近傍に位置する よ う に、 当該ステ レオカメ ラ の姿 勢乃至位置を制御し '得る よ う に構成されたものである こ と を 特徴とするステ レオカメ ラシステム。
2 8 . 相互に離隔した複数の視点によ る視差を持った複 数の映像を得る よ う になされたステ レオカメ ラを備えたステ レオカメ ラシステムであって、
前記ステ レオカメ ラを設置する物体側に設けられた支持メ ンバと、 該ステ レオカ メ ラの所定部位に設け られた被支持メ ンバと、 が前記両メ ンバ間の相対位置が所定範囲内で可変で ある よ う に結合する こ と によって、 当該ステ レオカメ ラ を前 記車両に支持するよ う に構成された結合部材と、
前記結合部材によって前記物体に支持されたス テ レオカメ ラの姿勢乃至位置を制御する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、 前記ス テ レオカ メ ラ の撮像光学系乃至そ の近傍に設定した視点から該ステレオカメ ラの撮像視野を見 込んで撮影するこ と によって得られる映像に関して
当該映像中の注目被写体の輪郭の う ち最高水準位置にある輪 郭部分が、 前記物体と前記撮像視野内の注目被写体との相対 的姿勢乃至位置の変化によ らず、 映像のフ レーム上端乃至そ の近傍に位置する よ う に当該ステ レオカメ ラの姿勢乃至位置 を制御し得る よ う に構成されたものである こ と を特徴とする ステ レオカ メ ラ システム。
2 9 . ステ レオ画像を撮影する撮影装置に係るキヤ リ プ レーシ ョ ンデータを保持するキヤ リ プ レーショ ンデータ保持 部と、
前記撮影装置が撮影 したステ レオ画像から特徴を抽出する 特徴抽出部と、
前記特徴抽出部が抽出 した特徴を表す情報に基づき、 前記 キャ リ ブ レーシ ョ ンデータ保持部に保持されたキ ヤ リ プ レー ショ ンデータに関するキヤ リ ブレーショ ンずれを判定するキ ヤ リ ブレーシ ヨ ンずれ判定部と、
を具備するこ と を特徴とするキヤ リ プレ "ショ ンずれ検出
3 0 . ステ レオ画像を撮影する撮影装置に係るキヤ リ ブ レーショ ンデータを保持するキヤ リ ブ レーシ ョ ンデータ保持
部と、
前記撮影装置が撮影したステ レオ画像に対し、 前記キ ヤ リ プレーショ ンデータ保持部に保持されたキヤ リ ブレーショ ン データに基づく レクティ フィ ケーシヨ ン処理を施すレクティ フィケーシヨ ン処理部と、
前記レクティ フィ ケーシヨ ン処理部によってレクティ フィ ケーシヨ ンされたス テ レオ画像から特徴を抽出する特徴抽出 部と、
前記特徴抽出部が抽出 した特徴を表す情報に基づき、 前記 キヤ リ プレーシ ョ ンデータ保持部に保持されたキヤ リ プレー シ ョ ンデータに関するキヤ リ ブ レーシ ョ ンずれを判定するキ ャ リ プレーシ ョ ンずれ判定部と、
を具備する こ と を特徴とするキヤ リ プレーショ ンずれ検出
3 1 . 基準位置を規定するために利用 される所定の外部 装置と撮影装置.間の キ ヤ リ ブレーシ ョ ンに係 る キヤ リ プ レー シ ョ ンデータ を保持するキヤ リ ブ レーシ ョ ンデータ保持部と 前記撮影装置が撮影したステ レオ画像から特徴を抽出する 特徴抽出部と、
前記特徴抽出部が抽出した特徴を表す情報に基づき、 前記 キヤ リ プ レーシ ョ ンデータ保持部に保持されたキヤ リ プ レー ショ ンデータに関するキヤ リ ブレーショ ンずれを判定するキ ャ リ ブレーシ ョ ンずれ判定部と、
を具備する こ と を特徴とするキヤ リ ブ レーショ ンずれ検出 装置。
3 2 . 基準位置を規定するために利用 される所定の外部 装置とス テ レオ画像を撮影する撮影装置間の キヤ リ プ レーシ ョ ンに係る キヤ リ ブレーショ ンデータ を保持するキヤ リ ブレ ーシ ョ ンデータ保持部と、
前記撮影装置が撮影 したステ レオ画像に対 し、 前記キ ヤ .リ ブレーシ ョ ンデータ保持部に保持されたキヤ リ ブレーシ ョ ン データ に基づく レク ティ フ ィ ケーシヨ ン処理を施すレク ティ フィ ケーシ ョ ン処理部と、
前記レク ティ フ ィ ケーショ ン処理部によ って レクティ フ ィ ケーシヨ ンされたス テ レオ画像から特徴を抽出する特徴抽出 部と、
前記特徴抽出部が抽出 した特徴を表す情報に基づき、 前記 キャ リ ブレーシ ョ ンデータ保持部に保持されたキヤ リ プ レー シ ョ ンデータ に関するキヤ リ ブ レーシ ョ ンずれを判定する キ ャ リ ブレーシ ョ ンずれ判定部と、
を-具備するこ と を特徴とする キヤ リ プレ シ ヨ ンずれ検出 装置。
3 3 . ス テ レオ画像を撮影する撮影装置に係るキヤ リ ブ レーショ ンデータ を保持するキヤ リ プレーシ ョ ンデータ保持 部と、
前記撮影装置が撮影 したステ レオ画像か ら特徴を抽出する 特徴抽出部と、
前記特徴抽出部が抽出 した特徴を表す情報に基づき、 前記 キヤ リ プ レーショ ンデータ保持部に保持されたキヤ リ プ レー ショ ンデータ に関する キヤ リ ブレーシ ョ ンずれを判定する キ
ャ リ ブレーシ ョ ンずれ判定部と、
前記キヤ リ ブ レーシ ョ ンずれ判定部が判定したキヤ リ プ レ ーショ ンずれの有無等の判定結果を呈示するためのずれ結果 呈示部と、
を具備する こ と を特徴とするキ ヤ リ ブ レーシ ョ ンずれ検出
3 4 . ス テ レオ画像を撮影する撮影装置に係るキヤ リ ブ レーシ ョ ンデータを保持するキヤ リ ブ レーシ ョ ンデータ保持 部と、
前記撮影装置が撮影したステ レオ画像に対し、 前記キヤ リ ブレーショ ンデータ保持部に保持されたキヤ リ ブレーショ ン データに基づく レクティ フィ ケーシヨ ン処理を施すレクティ フィケーシ ヨ ン処理装置と、
前記レクティ フィ ケーシヨ ン処理部によってレクティ フィ ケーショ ンされたス テ レオ画像から特徴を抽出する特徴抽出 部と、 .
前記特徴抽出部が抽出 した特徴を表す情報に基づき、 前記 キヤ リ ブレーショ ンデータ保持部に保持されたキヤ リ ブレー ショ ンデータに関するキヤ リ ブレーショ ンずれを判定するキ ヤ リ ブレーシ ヨ ンずれ判定部と、
前記キヤ リ プ レーシ ヨ ンずれ判定部が判定したキヤ リ プ レ ーショ ンずれの有無等の判定結果を呈示するためのずれ結果 呈示部と、
を具備する こ と を特徴とするキヤ リ プレーショ ンずれ検出
3 5 . 基準位置を規定するために利用される所定の外部 装置とス テ レオ画像を撮影する撮影装置間のキヤ リ プ レーシ ョ ンに係るキヤ リ ブ レーシ ョ ンデータ を保持する キヤ リ ブ レ ーシ ョ ンデータ保持部と、
前記撮影装置が撮影したステ レオ画像から特徴を抽出する 特徴抽出部と、
前記特徴抽出部が抽出した特徴を表す情報に基づき、 前記 キヤ リ ブレーショ ンデータ保持部に保持されたキヤ リ プレー ショ ンデータに関するキヤ リ ブレーショ ンずれを判定するキ ヤ リ ブ レーシ ヨ ンずれ判定部と、
前記キヤ リ ブ レーシ ョ ンずれ判定部が判定したキヤ リ ブ レ ーショ ンずれの有無等の判定結果を呈示するためのずれ結果 呈示部と、
を具備する こ と を特徴とするキヤ リ プレ シ ョ ンずれ検出
3 6 . 基準位置を規定するために利用 される所定の外部 装置とス テ レオ画像を撮影する撮影装置間のキヤ リ プ レーシ ョ ンに係るキヤ V ブレーショ ンデータ を保持するキヤ リ プレ ーシ ヨ ンデータ保持部と、
前記撮影装置が撮影したステ レオ画像に対し、 前記キヤ リ プレーショ ンデータ保持部に保持されたキヤ リ ブレーショ ン データに基づく レクティ フィ ケーショ ン処理を施すレクティ フィ ケーシ ヨ ン処理部と、
前記レクティ フィ ケーショ ン処理部によってレクティ フィ ケーシヨ ンされたス テ レオ画像から特徴を抽出する特徴抽出
部と、
前記特徴抽出部が抽出 した特徴を表す情報に基づき、 前記 キヤ リ ブレーショ ンデータ保持部に保持されたキヤ リ ブレー シ ョ ンデータに関するキヤ リ プレーシヨ ンずれを判定するキ ヤ リ ブレーシ ヨ ンずれ判定部と、
前記キヤ リ ブ レーシ ョ ンずれ判定部が判定したキヤ リ プ レ ーシ ヨ ンずれの有無等の判定結果を呈示するためのずれ結果 呈示部と、
を具備する こ と を特徴とするキヤ リ ブレーショ ンずれ検出
3 7 . ス テ レオ画像を撮影する撮影装置に係るキヤ リ ブ レーシ ョ ンデータを保持するキヤ リ プレーシ ョ ンデータ保持 部と、
前記撮影装置が撮影したス テ レオ画像から特徴を抽出する 特徴抽出部と、
前記特徴抽出部が抽出 した特徴を表す情報に基づき、 前記 キヤ リ ブレーショ ンデータ保持部に保持されたキヤ リ ブレー ショ ンデータに関するキヤ リ プレーショ ンずれを判定するキ ャ リ プレーシ ヨ ンずれ判定部と、
前記撮影装置に係るキヤ リ ブレーショ ンと所定の相関を有 する情報乃至所定の操作に応じてキヤ リ プレーショ ンずれ検 出を行うか否かを判断する状況判断部と、
を具備する こ と を特徴とするキャ リ ブ レーシ ョ ンずれ検出 装置。
3 8 . ステ レオ画像を撮影する撮影装置に係るキヤ リ ブ
レーシ ョ ンデータを保持するキ ヤ リ ブ レーシ ョ ンデータ保持 部と、
前記撮影装置が撮影したステ レオ画像に対し、 前記キヤ リ プレーショ ンデータ保持部に保持されたキヤ リ ブレーショ ン データに基づく レクティ フィ ケーシヨ ン処理を施すレクティ フ ィ ケーシ ョ ン処理装置と、
前記レクティ フィ ケーショ ン処理部によってレクティ フィ ケーシヨ ンされたス テ レオ画像から特徴を抽出する特徴抽出 部と、
前記特徴抽出部が抽出 した特徴を表す情報に基づき、 前記 キヤ リ プレーショ ンデータ保持部に保持されたキヤ リ プレー ショ ンデータに関するキヤ リ プレーショ ンずれを判定するキ ャ リ ブレーシ ョ ンずれ判定部と、
前記撮影装置に係るキャ リ ブ レーシ ョ ン と所定の相関を有 する情報乃至所定の操作に応じてキヤ リ ブレーシ ョ ンずれ検 出を行うか否かを判断する状況判断部と、 - を具備する こ と を特徴とするキヤ リ プレーショ ンずれ検出 装置。
3 9 . 基準位置を規定するために利用 される所定の外部 装置とス テ レオ画像を撮影する撮影装置間のキヤ リ プ レーシ ョ ンに係るキヤ リ ブレーショ ンデータ を保持するキヤ リ ブレ ーショ ンデータ保持部と、
前記撮影装置が撮影したステ レオ画像から特徴を抽出する 特徴抽出部と、
前記特徴抽出部が抽出 した特徴を表す情報に基づき、 前記
キヤ リ ブレーシ ョ ンデータ保持部に保持されたキヤ リ ブレー ショ ンデータ に関する キヤ リ プレーシ ョ ンずれを判定する キ ャ リ ブレーシ ョ ンずれ判定部と、
前記撮影装置に係る キヤ リ プレーシ ョ ンと所定の相関を有 する情報乃至所定の操作に応 じてキヤ リ ブレーシ ョ ンずれ検 出を行う か否かを判断する状況判断部と、
を具備する こ と を特徴とするキヤ リ ブレーシ ョ ンずれ検出
4 0 . 基準位置を規定するために利用 される所定の外部 装置と ス テ レオ画像を撮影する撮影装置間のキヤ リ プ レーシ ョ ンに係る キヤ リ ブレーショ ンデータ を保持する キヤ リ ブレ ーシヨ ンデータ保持部と、
前記撮影装置が撮影 したステ レオ画像に対し、 前記キ ヤ リ プレーシ ョ ンデータ保持部に保持されたキヤ リ プ レーシ ョ ン データ に基づく レク ティ フ ィ ケーシヨ ン処理を施すレク ティ フ ィ ケーシ ヨ ン処理部と、 - . 前記レク ティ フィ ケーシヨ ン処理部によ って レクティ フ ィ ケーショ ンされたステ レオ画像から特徴を抽出する特徴抽出 部と、
前記特徴抽出部が抽出 した特徴を表す情報に基づき、 前記 キヤ リ ブレーシ ョ ンデータ保持部に保持されたキヤ リ プレー ショ ンデータ に関する キヤ リ プレーシ ョ ンずれを判定するキ ャ リ ブレーショ ンずれ判定部と、
前記撮影装置に係る キヤ リ ブレーシ ョ ンと所定の相関を有 する情報乃至所定の操作に応 じてキヤ リ プレーシ ョ ンずれ検
出を行う か否かを判断する状況判断部と、
を具備する こ と を特徴とするキヤ リ ブ レーシ ョ ンずれ検出 装置。
4 1 . ステ レオ商像を撮影する撮影装置に係るキヤ リ ブ レーシ ョ ンデータ を保持する キ ヤ リ プ レーシ ョ ンデータ保持 部と、
前記撮影装置が撮影したステ レオ画像から特徴を抽出する 特徴抽出部と、
前記特徴抽出部が抽出した特徴を表す情報に基づき、 前記 キヤ リ プ レーショ ンデータ保持部に保持されたキヤ リ ブレー ショ ンデータに関するキヤ リ ブレーショ ンずれを判定するキ 千 リ ブレーシ ョ ンずれ判定部と、
前記キ ヤ リ ブ レーショ ンずれ判定部が判定したキヤ リ ブ レ ーショ ンずれの有無等の判定結果を呈示するためのずれ結果 呈示部と、
前記撮影装置に係るキヤ リ ブレーショ ンと所定の相関を有 する情報乃至所定の操作に応じてキヤ リ プレーショ ンずれ検 出を行う か否かを判断する状況判断部と、
を具備する こ と を特徴とするキヤ リ プレーショ ンずれ検出 装置。
4 2 . ステ レオ画像を撮影する撮影装置に係るキヤ リ ブ レーシ ョ ンデータ を保持するキ ヤ リ ブ レーシ ョ ンデータ保持 部と、
前記撮影装置が撮影したステ レオ画像に対し、 前記キ ヤ リ プレーショ ンデータ保持部に保持されたキヤ リ ブレーショ ン
データに基づく レクティ フィ ケーシヨ ン処理を施すレクティ フィケーシヨ ン処理部と、
前記レクティ フィ ケーショ ン処理部によってレクティ フィ ケーショ ンされたステ レオ画像から特徴を抽出する特徴抽出 部と、
前記特徴抽出ぶが抽出 した特徴を表す情報に.基づき、 前記 キヤ リ プ レーシ ョ ンデータ保持部に保持ざれたキヤ リ ブ レー ショ ンデータに関するキヤ リ プレーショ ンずれを判定するキ ャ リ ブレーショ ンずれ判定部と、
前記キヤ リ ブレーシ ョ ンずれ判定部が判定したキヤ リ プレ ーシヨ ンずれの有無等の判定結果を呈示するためのずれ結果 呈示部と、 ,
前記撮影装置に係るキヤ リ プレーショ ン と所定の相関を有 する情報乃至所定の操作に応じてキヤ リ ブレーショ ンずれ検 出を行うか否かを判断する状況判断部と、
を具備する こ と.を特徴とするキ ヤ リ プ レーショ ンずれ検出. 装置。
4 3 . 基準位置を規定するために利用された所定の外部 装置とステ レオ画像を撮影する撮影装置間のキヤ リ ブ レーシ ョ ンに係るキヤ リ プレーショ ンデータ を保持するキヤ リ プレ ーシ ョ ンデータ保持部と、
前記撮影装置が撮影したス テ レオ画像から特徴を抽出する 特徴抽出部と、
前記特徴抽出部が抽出した特徴を表す情報に基づき、 前記 キヤ リ プレーショ ンデータ保持部に保持されたキヤ リ プレー
ショ ンデータに関するキヤ リ ブレーショ ンずれを判定するキ ャ リ ブレーシ ョ ンずれ判定部と、
前記キ ヤ リ ブ レーシ ョ ンずれ判定部が判定したキヤ リ ブ レ ーショ ンずれの有無等の判定結果を呈示するためのずれ結果 呈示部と、
前記撮影装置に係るキヤ リ プレーショ ンと所定の相関を有 する情報乃至所定の操作に応じてキヤ リ ブレーショ ンずれ検 出を行う'か否かを判断する状況判断部と、
を具備する こ と を特徴とするキ ヤ リ ブレーシ ョ ンずれ検出 装置。
4 4 . 基準位置を規定するために利用される所定の外部 装置とス テ レオ画像を撮影するための撮影装置間のキヤ リ プ レーシ ョ ンに係るキ ヤ リ ブレーシ ョ ンデータを保持するキヤ リ ブレーシ ョ ンデータ保持部と、
前記撮影装置が撮影したステ レオ画像に対し、 前記キ ヤ リ ブレーショ ンデータ保持部に保持されたキヤ リ プレーショ ン. データに基づく レクティ フィ ケーシヨ ン処理を施すレクティ フ ィ ケーショ ン処理部と、
前記レ ク テ ィ フ ィ ケーシ ョ ン処理部に よ っ て レク テ ィ フ ィ ケーシ ョ ンされたス テ レオ画像から特徴を抽出する特徴抽出 部と、
前記特徴抽出部が抽出した特徴に基づき、 前記キヤ リ ブレ ーショ ンデータ保持部に保持されたキヤ リ プレーショ ンデー タに関するキヤ リ ブレーショ ンずれを判定するキヤ リ ブレー シ ョ ンずれ判定部と、
前記キ ヤ リ ブ レーシ ョ ンずれ判定部が判定したキヤ リ プ レ —ショ ンずれの有無等の判定結果を呈示するためのずれ結果 呈示部と、
前記撮影装置に係るキヤ リ ブレーショ ンと所定の相関を有 する情報乃至所定の操作に応じてキヤ リ プレーショ ンずれ検 出を行う か否かを判断する状況判断部と、
を具備する こ と を特徴とするキヤ リ プレーショ ンずれ検出
4 5 . 前記キヤ リ プ レーシ ョ ンデータ保持部に保持され たキ ャ リ ブ レーシ ョ ンデータに基づき、 前記撮影装置によ り 得たステ レオ画像に対しディ ス トーシ ョ ンを補正するデイ ス ト ーシ ョ ン処理を施すディ ス ト ーショ ン捕正処理部を更に具 備する こ と を特徴とする請求項 2 9乃至 4 4 の何れか 1 に記 载のキヤ リ プレーシ ョ ンずれ検出'装置。
4 6 . 前記特徴抽出部は、 当該ステレオ画像の対応関係 にある特徴を複数抽出する よ う に構成されたこ と を特徴とす る請求項 2 9 乃至 4 4の何れか 1 に記載のキヤ リ ブレーショ ンずれ検出装置。 '
4 7 . 前記特徴抽出部は、 前記撮影装置によ り得たステ 'レオ画像の対応関係にある特徴を複数抽出 し、 該複数抽出さ れた対応のとれた特徴の う ち異常と判定でき る特徴は排除し て、 前記キヤ リ ブレーショ ンずれ判定部でのずれ判定に供す る よ う に構成されたこ と を特徴とする請求項 2 9 乃至 4 4 の 何れか 1 に記載のキヤ リ ブレーショ ンずれ検出装置。
4 8 . 前記キャ リ ブ レーシ ョ ンずれ判定部は、 前記撮影
装置によ り 得たステ レオ画像の対応関係にある特徴について、 前記キヤ リ プ レーシ ョ ンデータ保持部が保持するキヤ リ プ レ ーショ ンデータ に基づく ェピポーラ線拘束を利用してキヤ リ プレーショ ンずれを判定する よ う に構成されたこ と を特徴と する請求項 2 9 乃至 4 4の何れか 1 に記載のキヤ リ プレーシ ョ ンずれ検出装置。
4 9 . 前記特徴抽出部は、 前記撮影装置によ り得たス テ レオ画像の一方の画像内でキヤ リ ブレーショ ンずれ検出に有 効な特徴を選択する特徴選択部と、 当該選択された特徴に対 応する特徴を他方の画像内から抽出若しく は探索する特徴対 応探索部と、 を含んでなる こ と を特徴とする請求項 2 9 乃至 4 4の何れか 1 に記載のキヤ リ ブレ ショ ンずれ検出装置。 ·
5 0 . 前記キャ リ ブ レーシ ョ ンデータ保持部は、 相対的 な位置関係が既知な複数の特徴のデータを保持する も のであ り 、 前記キ ャ リ ブ レーシ ョ ンずれ判定部は、 前記特徴抽出部 が抽出 した特徴を表す情報に前記キヤ リ ブ レーシ ヨ ンデータ 保持部が保持する前記位置関係を表すデータ も利用 してキヤ リ プレーシヨ ンずれ判定を行う ものである こ .と を特徴とする 請求項 2 9 乃至 4 4 の何れカゝ 1 に記載のキヤ リ ブレーショ ン ずれ検出装置。
5 1 . 前記撮影装置と して、 複数の視点によ る視差を生 じ る複数の像を得る光学系と単一のカメ ラ部と を有するステ レオアダプタ方式の撮影装置に対してそのキヤ リ プレーショ ンずれ検出を行う よ う に構成されたこ と を特徴とする請求項 2 9 乃至 4 4の何れ力 > 1 に記載のキヤ リ プレーショ ンずれ検
出装置。
5 2. 前記撮影装置と しての、 複数のカメ ラ を含んでな る撮像システムを対象と してキヤ リ ブレーシ ョ ンずれ検出を 行う よ う に構成されたものである こ と を特徴とする請求項 2 9 乃至 4 4 の何れか 1 に記載のキヤ リ プレーショ ンずれ検出 装置。
5 3 . 車载型の前記撮像装置に係るキャ リ ブレーシ ョ ン ずれを検出する よ う に構成されたこ と を特徴とする請求項 2 9 乃至 4 4の何れ力 1 に記載のキヤ リ プレーショ ンずれ検出
5 4. 前記状況判断部は、 外部センサの出力に基づいて 状況判断を行う こ と を特徴とする請求項 3 7乃至 4 4 の何れ か 1 に記載のキヤ リブレーショ ンずれ検出装置。
5 5 . 前記ずれ結果呈示部は、 前記キャ リ ブレーシ ョ ン ずれ判定部との協働によ り ずれ検出に係る処理動作中であ る 旨を表示可能に構成されたものである こ と を特徴とする請 求項 3 3、 3 4、 3 5、 3 6、 4 1、 4 2、 4 3及ぴ 4 4の 何れか 1 に記載のキヤ リ ブレーシ ョ ンずれ検出装置。
5 6 . ' 前記ずれ結果呈示部は、 前記キャ リ ブレーシ ョ ン ずれ判定部との協働によ り 、 ずれ検出に係る処理の結果と し て得られたパラ メータ と前記キヤ リ ブレーショ ンデータ保持 部に予め保持されていたパラメ ータ との差異を表わす情報を 表示可能に構成されたものである こ と を特徴とする請求項 3 3、 3 4、 3 5、 3 6、 4 1、 4 2、 4 3及び 4 4 の何れか 1 に記載のキヤ リ プレーショ ンずれ検出装置。
5 7 . 前記ずれ結果呈示部は、 前記キャ リ ブ レーシ ョ ン ずれ判定部との協働によ り 、 正規のずれ検出が行われ得なか つたと きにはその旨を表わすエラーコー ドを表示可能に構成 されたものである こ と を特徴とする請求項 3 3 、 3 4、 3 5 、
3 6 、 4 1 、 4 2、 4 3及ぴ 4 4 の何れ力 1 に記載のキヤ リ ブレーショ ンずれ検出装置。
5 8 . 前記ずれ結果呈示部は、 前記キ ャ リ ブ レーシ ョ ン ずれ判定部どの協働によ り 、 ずれ検出に関する信頼度を表す ス テータ スを表示可能に構成された も のである こ と を特徴と する請求項 3 3 、 3 4、 3 5 、 3 6 、 4 1 、 4 2 、 4 3及び
4 4の何れか 1 に記載のキヤ リ プレーシ ョ ンずれ検出装置。
5 9 . 前記特徴抽出部は、 前記撮影装置によ り得たステ レオ画像に関する信頼度を弁別する よ う に構成され、 該特徴 抽出部が前記撮影装置によ り 得たステ レオ画像に関する信頼 度が不十分である こ と を弁別したと き には、 該撮影装置によ る撮影処理を繰り 返すよ う に制御する制御が更に設け られる こ と を特徴とする請求項 2 9 乃至 4 4 の何れかに記載のキヤ リ プレーシ ョ ンずれ検出装置。
6 0 . 相互に離隔した複数の視点によ る視差を持った複 数の映像を表す映像信号出力を得る よ う になされた撮像部と . 前記撮像部のキヤ リ プレーショ ンずれを検出するキヤ リ プ レーシ ョ ンずれ検出部と、
前記キヤ リ プ レーシ ョ ンずれ検出部の検出出力データ を勘 案して前記撮像部で得た映像信号出力に依拠して被写体の距 離等のデータを算出する演算部と、
を具備するステ レオカメ ラであって、
前記キャ リ ブレーショ ンずれ検出部は、
前記撮像部に係るキヤ リ プレーショ ンデータを保持するキ ャ リ プレーショ ンデータ保持部と、
前記撮像部によ り 得た映像信号出力と してのステ レオ画像 から特徴を抽出する特徴抽出部と、
前記特徴抽出部で抽出された特徴を表す情報に基づき前記 キヤ リ ブレーシ ョ ンデータ記憶部に記憶されたキヤ リ ブレ一 シ ョ ンデータ に関するキヤ リ ブレーショ ンずれを判定するキ ャ リ ブレーショ ンずれ判定部と、
を有するこ とを特徴とするステ レオカメ ラ。
6 1 . 相互に離隔した複数の視点による視差を持った複 数の映像を表す映像信号出力を得る よ う になされた撮像部と、 前記撮像部のキヤ リ プレーシ ョ ンずれを検出するキヤ リ ブ レーショ ンずれ検出部と、
前記キヤ リ ブレーシ ョ ンずれ検出部の検出出力データを勘 案して前記撮像部で得た映像信号出力に依拠して被写体の距 離等のデータを算出する演算部と、
を具備するステ レオカメ ラであって、
前記キャ リ ブレーショ ンずれ検出部は、 '
前記撮像部に係るキヤ リ プレーショ ンデータを保持するキ ャ リ ブレーショ ンデータ保持部と、
前記撮像部が撮像したステ レオ画像を、 前記キヤ リ プレー シ ョ ンデータ保持部に保持されたキヤ リ ブレーシ ョ ンデータ に基づいて レク ティ フ ィ ケーシ ョ ン処理する レク ティ フ ィ ケ
ーシ ョ ン処理部と、
前記レクティ フィ ケーショ ン処理部が処理した レクティ フ ィ ケーシ ョ ンされたス テ レオ画像から特徴を抽出する特徴抽 出部と、
前記特徴抽出部で抽出された特徴を表す情報に基づき前記 キヤ リ ブ レーショ ンデータ記憶部に記憶されたキヤ リ プレー シ ョ ンデータに関するキヤ リ プ レーシ ョ ンずれを判定する キ ヤ リ ブ レーシ ヨ ンずれ判定部と、
を有する こ とを特徴とするステ レオカ メ ラ。
6 2 . 相互に離隔した複数の視点による視差を持った複 数の映像を表す映像信号出力を得る よ う になされた撮像部と、 前記撮像部と所定の基準位置を規定する外部装置と の間の キヤ リ ブ レーシ ヨ ンずれを検出する キ ヤ リ プ レーショ ンずれ 検出部と、
前記キヤ リ ブレーショ ンずれ検出部の検出出力を勘案して 前記撮像部で得た映像信号出力に依拠して被写体の距離等の データを算出する演算部と、
を具備するステ レオカ メ ラ であっ て、
前記キヤ リ ブレーシ ョ ンずれ検出部は、
前記基準位置を規定するために利用される所定の外部装置 と前記撮像部の間のキヤ リ プレーショ ンずれに係るキヤ リ プ レーシ ョ ンデータを記憶するキヤ リ ブ レーシ ョ ンデータ記憶 部と、
前記撮像部によ り 得た映像信号出力 と してのス テ レオ画像 から特徴を抽出する特徴抽出部と、
前記特徴抽出部で抽出された特徴に基づき前記キヤ リ ブレ ーショ ンデータ保持部に保持されたキヤ リ プレーショ ンデー タに関するキヤ リ プレーショ ンずれを判定するキヤ リ ブレー ショ ンずれ判定部と、
を有するこ とを特徴とするステ レオカメ ラ。
6 3 . 相互に離隔 した複数の視点によ る視差を持った複 数の映像を表す映像信号出力を得る よ う になされた撮像部と、 前記撮像部と所定の基準位置を規定する外部装置との間の キヤ リ プレーショ ンずれを検出する キヤ リ ブレーショ ンずれ 検出部と、
前記キヤ リ ブレーショ ンずれ検出部の検出出力を勘案して 前記撮像部で得た映像信号出力に依拠して被写体の距離等の データを算出する演算部と、
を具備するステレオカメ ラであって、
前記キヤ リ ブレーショ ンずれ検出部は、
前記撮像部に係るキヤ リ プレーショ ンデータを保持するキ ャ リ ブレーショ ンデータ保持部と、
前記撮像部が撮像したステ レオ画像を、 前記キヤ リ プレー ショ ンデータ保持部に保持されたキヤ リ ブレーショ ンデータ に基づいて レクティ フ ィ ケーシ ョ ン処理する レク ティ フ ィ ケ ーショ ン処理部と、
前記レクティ フィ ケーシ ョ ン処理部によ って レク ティ フィ ケーショ ンされたステ レオ画像から特徴を抽出する特徴抽出 部と、
前記特徴抽出部で抽出された特徴を表す情報に基づき前記
キヤ リ ブレーショ ンデータ保持部に保持されたキヤ リ ブレー ショ ンデータに関するキヤ リ プレーショ ンずれを判定するキ ャ リ ブレーシ ョ ンずれ判定部と、
を有することを特徴とするステ レオカメ ラ。
6 4 . 相互に離隔した複数の視点によ る視差を持った複 数の映像を表わす映像信号出力を.得る よ う になされた撮像部 と、
前記撮像部のキヤ リ ブレーシ ョ ンずれを検出するキヤ リ ブ レーシ ヨ ンずれ検出部と、
前記キ ヤ リ ブ レーショ ンずれ検出部の検出出力データを勘 案して前記撮像部で得た映像信号出力に依拠して被写体の距 離等のデータを算出する演算部と、
前記キャ リ ブ レーシ ョ ンずれ検出部、 演算部、 並びに、 前 記撮像部の出力に関連した所要の表示を行 う ための表示部と、 を含んで構成されたステ レオカメ ラシステムであっ て、 前記キヤ リ-ブレーシ ヨ ンずれ検出部は、 · - 一
前記撮像部に係るキヤ リ プ レーシ ョ ンデータ を保持する キャ リ ブレーシ ョ ンデータ保持部と、
前記撮像部によ り得た映像信号出力と してのステ レオ画 像から特徴を抽出する特徴抽出部と、
前記特徴抽出部で抽出された特徴を表わす情報に基づき 前記キヤ リ ブレーシ ョ ンデータ保持部に保持されたキヤ リ プ レーシ ョ ンデータに関するキヤ リ プ レーシ ョ ンずれを判定す るキヤ リ プレーシ ョ ンずれ判定部と、
を含んで構成された も のであり 、
前記表示部は、
前記キヤ リ ブレーショ ンずれ判定部の判定結果を自 己の 表示面に表示可能に構成されたものである こ と を特徴とする ステレオカメ ラシステム。
6 5 . 相互に離隔 した複数の視点によ る視差を持った複 数の映像を表わす映像信号出力を得る よ う になされた撮像部 と、
前記撮像部のキヤ リ ブレーショ ンずれを検出するキヤ リ ブ レーショ ンずれ検出部と、
前記キヤ リ ブレーショ ンずれ検出部の検出出力データを勘 案して前記撮像部で得た映像信号出力に依拠して被写体の距 離等のデータを算出する演算部と、
前記キャ リ ブレーシ ョ ンずれ検出部、 演算部、 並びに、 前 記撮像部の出力に関連 した所要の表示を行 う ための表示部と、 を含んで構成されたステ レオカメ ラシステムであって、 前記キヤ リ プレーショ ンずれ検出部は、 . - 前記撮像部に係るキヤ リ プレーシ ョ ンデータを保持する キャ リ ブレーショ ンデータ保持部と、
前記撮像部によ り 得た映像信号出力と してのステ レオ画 像に対し前記キヤ リ ブレーショ ンデータ保持部に保持された キヤ リ プレーシ ョ ンデータ に基づ く レクティ フ ィ ケーシ ョ ン 処理を施すレクティ フィケーショ ン処理部と、
前記レクテ ィ フ ィ ケーショ ン処理部に よ って レク ティ フ ィ ケーシ ョ ンされたステ レオ画像から特徴を抽出する特徴抽 出部と、
前記特徴抽出部で抽出された特徴を表わす情報に基づき 前記キヤ リ ブレーショ ンデータ保持部に保持されたキヤ リ ブ レーシ ョ ンデータに関するキヤ リ ブ レーシ ョ ンずれを判定す る キヤ リ ブレーシ ョ ンずれ判定部と、
を含んで構成された も のであ り 、
前記表示部は、
前記キヤ リ ブ レーシ ョ ンずれ判定部の判定結果を 自 己の 表示面に表示可能に構成されたものである こ と を特徴とする ステ レオカ メ ラ システム。
6 6 . 相互に離隔した複 の視点による視差を持った複 数の映像を表わす映像信号出力を得る よ う になされた撮像部 と'、
前記撮像部と所定の基準位置を規定する外部装置との間の キヤ リ プ レーシ ョ ンずれを検出するキ ヤ リ ブ レーシ ョ ンずれ 検出部と、
前記キヤ リ プレーシ ョ ンずれ検出部の検出出力データ を勘 案して前記撮像部で た映像信号出力に依拠して被写体の距 離等のデータを算出する演算部と、 ' 前記キャ リ ブ レーシ ョ ンずれ検出部、 演算部、 並びに、 前 記撮像部の出力に関連 した所要の表示を行 う ための表示部と . を含んで構成されたステ レオカメ ラシステムであって、 前記キヤ リ ブレーショ ンずれ検出部は、
前記基準位置を規定するために利用される所定の外部装 置と前記撮像部間のキヤ リ プレーショ ンに係るキヤ リ プレー シ ョ ンデータを保持するキヤ リ ブ レーシ ョ ンデータ保持部と,
前記撮像部によ り 得た映像信号出力と してのステ レオ画 像から特徴を抽出する特徴抽出部と、
前記特徴抽出部で抽出された特徴を表わす情報に基づき 前記キヤ リ ブレーシ ョ ンデータ保持部に保持されたキヤ リ プ レーショ ンデータに関するキヤ リ プレーショ ンずれを判定す るキヤ リ ブレーショ ンずれ判定部と、
を含んで構成されたものであり 、
前記表示部は、
前記キヤ リ ブレーショ ンずれ判定部の判定結果を自 己の 表示面に表示可能に構成されたものである こ と を特徴とする ステ レオカメ ラ システム。
6 7 . 相互に離隔した複数の視点によ る視差を持った複 数の映像を表わす映像信号出力を得る よ う になされた撮像部 と、
前記撮像部と所定の基準位置を規定する外部装置との間の キヤ リ ブレーシ ョ ンずれを検出するキヤ リ ブ .レ^ショ ンずれ 検出部と、
前記キヤ リ プレーショ ンずれ検出部の検出出力データ を勘 案して前記撮像部で得た映像信号出力に依拠して被写体の距 離等のデータを算出する演算部と、
前記キャ リ ブレーシ ョ ンずれ検出部、 演算部、 並びに、 前 記撮像部の出力に関連した所要の表示を行 う ための表示部と, を含んで構成されたステ レオカメ ラシステムであって、 前記キヤ リ プレーショ ンずれ検出部は、
前記基準位置を規定するために利用される所定の外部装
置と前記撮像部間のキャ リ ブ レーシ ョ ンに係るキ ヤ リ ブレー シ ョ ンデータを保持する キヤ リ ブ レーシ ョ ンデータ保持部と、 前記撮像部によ り得た映像信号出力と してのステ レオ画 像に対し前記キヤ リ ブ レーショ ンデータ保持部に保持された キヤ リ ブ レーシ ョ ンデータ に基づ く レ ク テ ィ フ ィ ケーシ ョ ン 処理を施すレクティ フィケーショ ン処理部と、
前記レクティ フィ ケーショ ン処理部によって レクティ フ ィ ケーシ ョ ンされたス テ レオ画像から特徴を抽出する特徴抽 出部と、
前記特徴抽出部で抽出された特徴を表わす情報に基づき 前記キヤ リ ブレーシ ョ ンデータ保持部に保持されたキヤ リ ブ レーシ ョ ンデータに関するキヤ リ ブ レーシ ョ ンずれを判定す るキヤ リ プ レーショ ンずれ判定部と、
を含んで構成されたものであ り 、
前記表示部は、
前記キヤ リ ブレ シ ョ ンずれ判定部の判定結果を自 己の 表示面に表示可能に構成されたものである こ と を特徴とする ステ レオカメ ラ システム。
6 8 . 前記表示部は、 前記キャ リ ブ レーシ ョ ンずれ判定 部との協働によ り 、 ずれ検出に係る処理動作中である旨を表 示可能に構成されたものである こ と を特徴とする請求項 6 4 、 6 5 、 6 6 及ぴ 6 7の何れか 1 に記載のステ レオカメ ラシス テム。
6 9 . 前記ずれ結果呈示部は、 前記キ ャ リ ブ レーシ ョ ン ずれ判定部との協働によ り 、 ずれ検出に係る処理の結果と し
て得られたパラメータ と前記キヤ リ プレーショ ンデータ保持 部に予め保持されていたパラメ ータ との差異を表わす情報を 表示可能に構成されたものである こ と を特徴とする請求項 6 4、 6 5、 6 6及ぴ 6 7の何れ力 1 に記載のステ レオカメ ラ システム。
7 0 . 前記ずれ結果呈示部は、 前記キャ リ ブレーシ ョ ン ずれ判定部との協働によ り 、 正規のずれ検出が行われ得なか つた と き にはその旨を表わすエラーコー ドを表示可能に構成 されたものである こ と を特徴とする請求項 6 4、 6 5、 6 6 及び 6 7の何れか 1 に記載のステレオカメ ラシステ.ム。
7 1 . 前記キヤ リ ブレーショ ンずれ検出部は、 その特徴 抽出部が前記撮像部によ り 得たステ レオ画像に関する信頼度 を弁別する よ う に構成され、 該特徴抽出部が前記撮像部によ . り得たステ レオ画像に関する信頼度が不十分である こ と を弁 別したと きには、 該撮像部によ る撮像処理を繰り 返すよ う に 制御する制御部を更に具えたこ と を特徴とする請求項 6 4、 6 5、 6 6及び 6 7の何れ力 1 に記載のステ レオカメ ラシス テム。
7 2 . 前記キャ リ ブレーシ ョ ンずれ検出部は、 当該外部 装置と して、 前記撮像部が装備された車両の特定の形状部を 適用する ものであるこ と を特徴とする請求項 6 5若しく は 6 6 に記載のステ レオカメ ラシステム。
7 3 . ステ レオ画像を撮影する撮影装置に係るキヤ リ ブ レーショ ンデータを保持する キヤ リ ブレーシ ョ ンデータ保持 手段と、
前記撮影装置が撮影したステ レオ画像から特徴を抽出する 特徴抽出手段と、
前記特徴抽出手段が抽出 した特徴を表す情報に基づき、 前 記キヤ リ プレーショ ンデータ保持手段に保持されたキヤ リ プ レーシ ョ ンデータに関するキヤ リ プ レーシ ョ ンずれを判定す る キャ リ ブレーシ ョ ンずれ判定手段と、
を具備する こ と を特徴とするキヤ リ プレーショ ンずれ検出 装置。
7 4 . ステ レオ画像を撮影する撮影装置に係るキヤ リ プ レーシ ョ ンデータを保持するキヤ リ プ レーシ ョ ンデータ保持 手段と、 '
前記撮影装置が撮影したス テ レオ画像に対し、 前記キ ヤ リ ブレーショ ンデータ保持手段に保持されたキヤ リ プレーショ ンデータに基づく レクティ フィ ケーシ ョ ン処理を施すレクテ ィ フィケーショ ン処理手段と、
前記レクティ フィ ケーショ ン処理手段によってレクティ ブ ィ ケーシ ョ ンざれたステ レオ画像から特徴を抽出する特徴抽 出手段と、
前記特徴抽出手段が抽出 した特徴を表す情報に基づき、 前 記キヤ リ プ レーショ ンデータ保持手段に保持されたキヤ リ プ レーシ ョ ンデー タ に関するキヤ リ プ レーシ ョ ンずれを判定す るキヤ リ プレーシ ョ ンずれ判定手段と、
を具備する こ と を特徴とするキヤ リ プレーショ ンずれ検出 装置。
7 5 . 基準位置を規定するために利用 される所定の外部
装置と撮影装置間のキヤ リ ブレーショ ンに係るキヤ リ プレー ショ ンデータを保持するキヤ リ ブレーショ ンデータ保持手段 と、
前記撮影装置が撮影したステ レオ画像から特徴を抽出する 特徴抽出手段と、
前記特徴抽出手段が抽出 した特徴を表す情報に基づき、 前 記キヤ リ プレーショ ンデータ保持手段に保持されたキヤ リ ブ レーショ ンデータに関するキヤ リ ブレーショ ンずれを判定す るキヤ リ プレーショ ンずれ判定手段と、
を具備する こ と 特徴とするキヤ リ ブレーシ ョ ンずれ検出
7 6 . 基準位置を規定するために利用される所定の外部 装置とステ レオ画像を撮影する撮影装置間のキヤ リ ブレーシ ョ ンに係る キヤ リ プレーシ ョ ンデータ を保持する キヤ リ ブレ ーシヨ ンデータ保持手段と、
前記撮影.装置が撮影 したステ レオ画像に対し、.前記キヤ リ. ブレーシヨ ンデータ保持手段に保持されたキヤ リ プレーショ ンデータ に基づく レクティ フィ ケーショ ン処理を施すレクテ ィ フィ ケーショ ン処理手段と、
前記レク ティ フィ ケーシ ョ ン処理手段によ って レク ティ フ ィ ケーシ ョ ンされたステ レオ画像から特徴を抽出する特徴抽 出手段と、
前記特徴抽出手段が抽出 した特徴を表す情報に基づき、 前 記キヤ リ ブレーショ ンデータ保持手段に保持されたキヤ リ プ レーショ ンデータに関するキヤ リ プレーシ ョ ンずれを判定す
る キヤ リ プレーシ ョ ンずれ判定手段 と 、
を具備する こ と を特徴とする キヤ リ プレーショ ンずれ検出
7 7 . ステ レオ画像を撮影する撮影装置に係るキヤ リ ブ レーショ ンデータ を保持するキヤ リ ブレーシ ョ ンデータ保持 手段と、
前記撮影装置が撮影 したステ レオ画像か ら特徴を抽出する 特徴抽出手段と、
前記特徴抽出手段が抽出 した特徴を表す情報に基づき、 前 記キヤ リ ブレーショ ンデータ保持手段に保持されたキヤ リ ブ レーシ ョ ンデータ に関する キヤ リ ブ レーシ ョ ンずれを判定す るキヤ V ブレーショ ンずれ判定手段と、
前記キヤ リ ブ レーシ ョ ンずれ判定手段が判定したキヤ リ ブ レーシヨ ンずれの有無等の判定結果を呈示するためのずれ結 果呈示手段と、
を具備する こ と を特徴とする キヤ リ ブ レーシ ョ ンずれ検出 装置。
7 8 . ステ レオ画像を撮影する撮影装置に係る キヤ リ ブ レーショ ンデータ を保持するキヤ リ ブレーシ ョ ンデータ保持 手段と、 '
前記撮影装置が撮影 したステ レオ画像に対 し、 前記キヤ リ プ レーシ ョ ンデータ保持手段に保持されたキヤ リ ブ レーシ ョ ンデータ に基づ く レク ティ フ ィ ケーシ ヨ ン処理を施すレクテ ィ フ ィ ケーシ ョ ン処理装置と 、
前記レク ティ フィ ケーシ ヨ ン処理手段によ って レクティ フ
ィ ケーショ ンされたス テ レオ画像から特徴を抽出する特徴抽 出手段と、
前記特徴抽出手段が抽出 した特徴を表す情報に基づき、 前 記キ ヤ リ プ レーシ ョ ンデータ保持手段に保持されたキヤ リ ブ レーシ ョ ンデータに関するキヤ リ ブ レーシ ョ ンずれを判定す るキャ リ ブレーショ ンずれ判定手段と、
前記キヤ リ プレーショ ンずれ判定手段が判定したキヤ リ ブ レーショ ンずれの有無等の判定結果を呈示するためのずれ結 果呈示手段と、
を具備する こ と を特徴とするキ ャ リ ブ レーシ ョ ンずれ検出
7 9 . 基準位置を規定するために利用 される所定の外部 装置とステ レオ画像を撮影する撮影装置間のキヤ リ ブレーシ ョ ンに係るキヤ リプレーショ ンデータ を保持するキヤ リ プレ ーシ ョ ンデータ保持手段と、
前記撮影装置が撮影 したステ レオ画像から特徴を抽出する 特徴抽出手段と、
前記特徴抽出手段が抽出 した特徴を表す情報に基づき、 前 記キヤ リ プレーショ ンデータ保持手段に保持されたキヤ リ プ レーシ ョ ンデータ に関するキヤ リ ブ レーシ ョ ンずれを判定す るキヤ リ プレーショ ンずれ判定手段と、
前記キヤ リ プレーショ ンずれ判定手段が判定したキヤ リ ブ レーシヨ ンずれの有無等の判定結果を呈示するためのずれ結 果呈示手段と、
を具備するこ と を特徴とするキヤ リ ブレーショ ンずれ検出
装置。
8 0 . 基準位置を規定するために利用 される所定の外部 装置とス テ レオ画像を撮影する撮影装置間のキヤ リ プレーシ ョ ンに係るキヤ リ プレーショ ンデータ を保持するキヤ リ プレ ーシ ョ ンデータ保持手段と、
前記撮影装置が撮影 したステ レオ画像に対し、 前記キヤ リ ブレーショ ンデータ保持手段に保持されたキヤ リ プレーショ ンデータに基づく レクティ フィ ケーショ ン処理を施すレクテ ィ フィケーシヨ ン処理手段と、 .
前記レクティ フィ ケーシヨ ン処理手段によってレクティ フ ィ ケーシ ョ ンされたス テ レオ画像から特徴を抽出する特徴抽 出手段と、
前記特徴抽出手段が抽出 した特徴を表す情報に基づき、 前 記キヤ リ ブレーショ ンデータ保持手段に保持されたキヤ リ ブ レーシ ョ ンデータに関するキヤ リ ブレーシ ョ ンずれを判定す る キャ リ ブレーシ ョ ンずれ判定手段と、 - 前記キヤ リ ブレーショ ンずれ判定手段が判定したキヤ リ プ レーシヨ ンずれの有無等の判定結果を呈示するためのずれ結 果呈示手段と、
を具備するこ と を特徴とするキヤ リ プレーシ ョ ンずれ検出 装置。
8 1 . ステ レオ画像を撮影する撮影装置に係るキヤ リ ブ レーシ ョ ンデータを保持する キヤ リ プ レーシ ョ ンデータ保持 手段と、
前記撮影装置が撮影したステ レオ画像から特徴を抽出する
特徴抽出手段と、
前記特徴抽出手段が抽出 した特徴を表す情報に基づき、 前 記キヤ リ ブレーショ ンデータ保持手段に保持されたキヤ リ ブ レーショ ンデータ に関する キヤ リ ブレーシ ョ ンずれを判定す るキャ リ ブレーシ ョ ンずれ判定手段と、
前記撮影装置に係る キヤ リ プレーシ ョ ンと所定の相関を有 する情報乃至所定の操作に応 じてキヤ リ プレーシ ョ ンずれ検 出を行う か否かを判断する状況判断手段と、
を具備する こ と を特徴とする キャ リ ブ レーシ ョ ンずれ検出
8 2 . ステ レオ画像を撮影する撮影装置に係る キ ヤ リ ブ レーショ ンデータ を保持するキヤ リ ブレーシ ョ ンデータ保持 手段と、
前記撮影装置が撮影 したステ レオ画像に対 し、 前記キヤ リ ブレーシ ョ ンデータ保持手段に保持されたキヤ リ ブレーショ ンデータ に基づく レク ティ フィ ケーシ ヨ ン処理を施すレク テ ィ フィ ケーショ ン処理装置と、
前記レク ティ フ ィ ケーシ ョ ン処理手段に よ って レク テ ィ フ ィ ケーシ ョ ンされたス テ レオ画像から特徴を抽出する特徴抽 出手段と、 - 前記特徴抽出手段が抽出 した特徴を表す情報に基づき、 前 記キヤ リ プレーショ ンデータ保持手段に保持されたキヤ リ ブ レーシ ョ ンデータ に関する キヤ リ ブ レーシ ョ ンずれを判定す るキヤ リ ブレーショ ンずれ判定手段と、
前記撮影装置に係る キャ リ ブ レーシ ョ ン と所定の相関を有
する情報乃至所定の操作に応じてキヤ リ プレーショ ンずれ検 出を行うか否かを判断する状況判断手段と、
を具備する こ と を特徴とするキヤ リ プレーショ ンずれ検出 装置。
8 3 . 基準位置を規定するために利用される所定の外部 装置とステ レオ画像を撮影する撮影装置間のキヤ リ プレーシ ョ ンに係るキヤ リ ブレーショ ンデータ を保持するキヤ リ ブレ ーショ ンデータ保持手段と、
前記撮影装置が撮影 したス テ レオ画像から特徴を抽出する 特徴抽出手段と、
前記特徴抽出手段が抽出 した特徴を表す情報に基づき、 前 記キヤ リ ブレーショ ンデータ保持手段に保持されたキヤ リ ブ レーシ ョ ンデータに関するキヤ リ ブレーシ ョ ンずれを判定す るキャ リ ブレーシ ョ ンずれ判定手段と、
前記撮影装置に係るキヤ リ ブレーショ ンと所定の相関を有 する情報.乃至所定の操作に応じてキヤ リ ブレーショ ンずれ検 出を行うか否かを判断する状況判断手段と、
を具備する こ と を特徴とするキヤ リ ブレーシ ョ ンずれ検出 装置。
8 4 . 基準位置を規定するために利用 される所定の外部 装置とス テ レオ画像を撮影する撮影装置間の キヤ リ プ レーシ ョ ンに係るキヤ リ プレーショ ンデータ を保持するキヤ リ プレ ーシ ョ ンデータ保持手段と、
前記撮影装置が撮影 したス テ レオ画像に対し、 前記キ ヤ リ プレーショ ンデータ保持手段に保持されたキヤ リ プレーショ
ンデータ に基づ く レク ティ フィ ケーシ ヨ ン処理を施すレクテ ィ フィ ケーショ ン処理手段と、
前記レク ティ フ ィ ケーショ ン処理手段によ って レク ティ フ ィ ケーシ ヨ ンされたステ レオ画像から特徴を抽出する特徴抽 出手段と、
前記特徴抽出手段が抽出 した特徴を表す情報に基づき、 前 記キヤ リ プ レーシ ョ ンデータ保持手段に保持されたキヤ リ ブ レーシ ョ ンデータ に関する キヤ リ ブ レーシ ョ ンずれを判定す るキヤ リ ブレーショ ンずれ判定手段と 、
前記撮影装置に係る キヤ リ プレーシ ョ ン と所定の相関を有 する情報乃至所定の操作に応 じてキヤ リ ブレーショ ンずれ検 出を行う か否かを判断する状況判断手段と、
を具備する こ と を特徴とする キヤ リ ブレーシ ョ ンずれ検出
8 5 . ス テ レオ画像を撮影する撮影装置に係るキ ヤ リ ブ レーシ ョ ンデータ を保持するキ ヤ リ プ レーシ ョ ンデータ保持 手段と、
前記撮影装置が撮影 したステ レオ画像か ら特徴を抽出する 特徴抽出手段と、
前記特徴抽出手段が抽出 した特徴を表す情報に基づき、 前 記キヤ リ ブ レーシ ョ ンデータ保持手段に保持されたキ ヤ リ ブ レーシ ョ ンデータ に関する キヤ リ プ レーシ ョ ンずれを判定す るキヤ リ プレーショ ンずれ判定手段と、
前記キヤ リ プレーシ ヨ ンずれ判定手段が判定したキヤ リ ブ レーシヨ ンずれの有無等の判定結果を呈示するためのずれ結
果呈示手段と、
前記撮影装置に係る キヤ リ ブレーシ ョ ン と所定の相関を有 する情報乃至所定の操作に応 じてキヤ リ ブレーシ ョ ンずれ検 出を行う か否かを判断する状況判断手段と、
を具備する こ と を特徴とする キヤ リ ブレーショ ンずれ検出
8 6 . ス テ レオ画像を撮影する撮影装置に係るキヤ リ ブ レーショ ンデータ を保持するキヤ リ ブレーシ ョ ンデータ保持 手段と、
前記撮影装置が撮影 したステ レオ画像に対 し、 前記キヤ リ ブレーシ ョ ンデータ保持手段に保持されたキヤ リ ブレーショ ンデータ に基づく レク ティ フィ ケーシ ヨ ン処理を施すレク テ ィ フィ ケーシ ヨ ン処理手段と、
前記レク ティ フ ィ ケーショ ン処理手段に よ って レク テ ィ フ ィ ケーシ ヨ ンされたス テ レオ画像から特徴を抽出する特徴抽 出手段と、
前記特徴抽出ぶが抽出 した特徴を表す情報に基づき、 前記 キヤ リ プレーシ ョ ンデータ保持手段に保持されたキヤ リ ブレ ーシ ョ ンデータ に関するキヤ リ ブレーシ ョ ンずれを判定する キヤ リ ブレーシ ョ ンずれ判定手段と、
前記キヤ リ プレーシ ョ ンずれ判定手段が判定したキヤ リ ブ レーショ ンずれの有無等の判定結果を呈示するためのずれ結 果呈示手段と、
前記撮影装置に係るキャ リ ブ レーシ ョ ン と所定の相関を有 する情報乃至所定の操作に応 じてキヤ リ プレーシ ョ ンずれ検
出を行うか否かを判断する状況判断手段と、
を具備する こ と を特徴とするキヤ リ ブレーショ ンずれ検出
8 7 . 基準位置を規定するために利用 された所定の外部 装置とス テ レオ画像を撮影する撮影装置間のキヤ リ プ レーシ ョ ンに係るキヤ リ プレーショ ンデータ を保持するキヤ リ プレ ーショ ンデータ保持手段と、
前記撮影装置が撮影したステ レオ画像から特徴を抽出する 特徴抽出手段と、
前記特徴抽出手段が抽出 した特徴を表す情報に基づき、 前 記キヤ リ ブレーショ ンデータ保持手段に保持されたキヤ リ ブ レーシ ヨ ンデータ に関するキヤ リ プ レーシ ョ ンずれを判定す るキヤ リ ブレーショ ンずれ判定手段と、
前記キヤ リ プレーショ ンずれ判定手段が判定したキヤ リ プ レーシヨ ンずれの有無等の判定結果を呈示するためのずれ結 果呈示手段と、 - 前記撮影装置に係るキャ リ ブレーショ ンと所定の相関を有 する情報乃至所定の操作に応じてキヤ リ ブレーショ ンずれ検 出を行うか否かを判断する状況判断手段と、
を具備する こ と を特徴とするキヤ リ ブレーショ ンずれ検出 装置。
8 8 . 基準位置を規定するために利用 される所定の外部 装置とス テ レオ画像を撮影する た めの撮影装置間のキヤ リ プ レーショ ンに係るキヤ リ プレーシヨ ンデータ を保持するキヤ リ プレーシ ョ ンデータ保持手段と、
前記撮影装置が撮影 したステ レオ画像に対し、 前記キヤ リ ブレーシ ョ ンデータ保持手段に保持されたキヤ リ プレーシ ョ ンデータ に基づ く レク ティ フ ィ ケーシ ヨ ン処理を施すレクテ ィ フィ ケーショ ン処理手段と、
前記レク テ ィ フィ ケーシ ヨ ン処理手段によ って レクティ フ ィ ケーシ ヨ ンされたス テ レオ画像から特徴を抽出する特徴抽 出手段と、
前記特徴抽出手段が抽出 した特徴に基づき、 前記キヤ リ ブ レーシ ョ ンデータ保持手段に保持されたキヤ リ プレーシ ョ ン データ に関する キヤ リ ブ レーシ ョ ンずれを判定する キヤ リ ブ レーシ ョ ンずれ判定手段と、
前記キ ヤ リ ブレーシ ョ ンずれ判定手段が判定したキヤ リ ブ レーシヨ ンずれの有無等の判定結果を呈示するためのずれ結 果呈示手段と、
前記撮影装置に係る キヤ リ ブレーシ ョ ンと所定の相関を有 する情報乃至所定の操作に応 じてキヤ リ ブレーシ ョ ンずれ検 出を行う か否かを判断する状況判断手段と、
を具備する こ と を特徴とするキヤ リ ブレーショ ンずれ検出 装置。
8 9 . 相互に離隔 した複数の視点によ る視差を持った複 数の映像を表す映像信号出力を得る よ う にな された撮像手段 と、
前記撮像手段のキヤ リ プレーシ ョ ンずれを検出するキヤ リ プレーシ 3 ンずれ検出手段と、
前記キヤ リ ブレーシ ョ ンずれ検出手段の検出出力データ を
勘案して前記撮像手段で得た映像信号出力に依拠して被写体 の距離等のデータを算出する演算手段と、
を具備するステ レオカメ ラであって、
前記キヤ リ プ レーシ ョ ンずれ検出手段は、
前記撮像手段に係るキヤ リ ブ レーシ ョ ンデータを保持する キヤ リ プレーシ ョ ンデータ保持手段と、
前記撮像手段によ り 得た映像信号出力 と してのステ レオ画 像から特徴を抽出する特徴抽出手段と、
前記特徴抽出手段で抽出された特徴を表す情報に基づき前 記キヤ リ プ レーシ ョ ンデータ記憶手段に記憶されたキヤ リ ブ レーシ ョ ンデータに関するキヤ リ プ レーシ ョ ンずれを判定す る キヤ リ ブ レーシ ョ ンずれ判定手段と、
を有する こ と を特徴とするステ レオカメ ラ。
9 0 . 相互に離隔した複数の視点によ る視差を持った複 数の映像を表す映像信号出力を得る よ う になされた撮像手段 と、
前記撮像手段のキヤ リ プ レーシ ョ ンずれを検出するキ ヤ リ ブレーショ ンずれ検出手段と、
前記キヤ リ ブレーショ ンずれ検出手段の検出出力データを 勘案して前記撮像手段で得た映像信号出力に依拠して被写体 の距離等のデータを算出する演算手段と、
を具備するステ レオカメ ラであって、
前記キヤ リ プレーシ ョ ンずれ検出手段は、
前記撮像手段に係るキヤ リ プレーショ ンデータを保持する キヤ リ プレーショ ンデータ保持手段と、
前記撮像手段が撮像したステ レオ画像を、 前記キヤ リ プレ ーシ 3 ンデータ保持手段に保持されたキヤ リ ブレーシ ョ ンデ ータ に基づいて レク ティ フ ィ ケーシ ョ ン処理する レクテ ィ フ ィケーショ ン処理手段と、
前記レクティ フィ ケーショ ン処理手段が処理したレクティ フィ ケーシ ョ ンされたステ レオ画像から特徴を抽出する特徴 抽出手段と、
前記特徴抽出手段で抽出された特徴を表す情報に基づき前 記キヤ リ ブレーショ ンデータ記憶手段に記憶されたキヤ リ ブ レーショ ンデータに関するキヤ リ プレーシ ョ ンずれを判定す るキャ リ ブレーショ ンずれ判定手段と、
を有する こ とを特徴とするステ レオカメ ラ。
9 1 . 相互に離隔した複数の視点による視差を持った複 数の映像を表す映像信号出力を得る よ う になされた撮像手段 と、
前記撮像手段と所定の基準位置を規定する外部装置と の間 のキヤ リ プレーショ ンずれを検出するキヤ リ プレーショ ンず れ検出手段と、
前記キヤ リ プレーショ ンずれ検出手段の検出出力を勘案し て前記撮像手段で得た映像信号出力に依拠して被写体の距離 等のデータを算出する演算手段と、
を具備するステ レオカメ ラであって、
前記キヤ リ ブレーショ ンずれ検出手段は、
前記基準位置を規定するために利用 される所定の外部装置 と前記撮像手段の間のキヤ リ プレーショ ンずれに係るキヤ リ
ブ レーシ ョ ンデータ を記憶する キ ヤ リ プ レーシ ョ ンデー タ 記 憶手段と、 ' 前記撮像手段によ り 得た映像信号出力と してのステ レオ画 像から特徴を抽出する特徴抽出手段と、
前記特徴抽出手段で抽出された特徴に基づき前記キヤ リ ブ レーシ ョ ンデータ保持手段に保持されたキ ヤ リ プ レーシ ョ ン データに関するキヤ リ ブ レーシ ョ ンずれを判定するキヤ リ ブ レーシ ヨ ンずれ判定手段と、
を有する こ と を特徴とするステ レオカメ ラ。
9 2 . 相互に離隔した複数の視点によ る視差を持った複 数の映像を表す映像信号出力を得る よ う になされた撮像手段 と、
前記撮像手段と所定の基準位置を規定する外部装置と の間 のキヤ リ ブレーショ ンずれを検出するキヤ リ プレーショ ンず れ検出手段と、
前記キヤ リ ブレー.ショ ンずれ検出手段の検出出力を勘案し て前記撮像手段で得た映像信号出力に依拠して被写体の距離 等のデータを算出する演算手段と、
を具備するステレオカメ ラであって、
前記キヤ リ ブレーショ ンずれ検出手段は、
前記撮像手段に係るキヤ リ プ レーシ ョ ンデータを保持する キヤ リ プレーショ ンデータ保持手段と、
前記撮像手段が撮像したス テ レオ画像を、 前記キヤ リ ブレ ーショ ンデータ保持手段に保持されたキヤ リ ブレーショ ンデ ータ に基づいて レク テ ィ フ ィ ケーシ ョ ン処理する レク テ ィ フ
ィケーシ ヨ ン処理手段と、
前記レクティ フィ ケーショ ン処理手段によってレクティ フ ィ ケーシヨ ンされたステ レオ画像から特徴を抽出する特徴抽 出手段と、
前記特徴抽出手段で抽出された特徴を表す情報に基づき前 記キヤ リ プレーショ ンデータ保持手段に保持されたキヤ リ ブ レーシ ョ ンデー タ に関するキヤ リ ブ レーシ ョ ンずれを判定す るキャ リ ブレーシ ョ ンずれ判定手段と、
を有するこ とを特徴とするステ レオカメ ラ。
9 3 . 相互に離隔した複数の視点による視差を持った複 数の映像を表わす映像信号出力を得る よ う になされた撮像手 段と、
前記撮像手段のキヤ リ プレーショ ンずれを検出するキヤ リ プレーシ ョ ンずれ検出手段と、
前記キヤ リ プレーショ ンずれ検出手段の検出出力データ を 勘案して前記撮像手段で得た映像信号出力に依拠して被写体 の距離等のデータを算出する演算手段と、
前記キ ャ リ ブ レーシ ョ ンずれ検出手段、 演算手段、 並びに、 前記撮像手段の出力に関連した所要の表示を行う ための表示 手段と、 - を含んで構成されたステ レオカメ ラシステムであっ て、 前記キヤ リ ブレーショ ンずれ検出手段は、
前記撮像手段に係るキヤ リ プレーショ ンデータを保持す るキヤ リ ブレーショ ンデータ保持手段と、
前記撮像手段によ り得た映像信号出力と してのス テ レオ
画像から特徴を抽出する特徴抽出手段と、
前記特徴抽出手段で抽出された特徴を表わす情報に基づ き前記キヤ リ ブレーショ ンデータ保持手段に保持されたキヤ リ プレーシヨ ンデータに関するキャ リ ブレーシ ョ ンずれを判 定するキヤ リ ブレーショ ンずれ判定手段と、
を含んで構成されたものであ り 、
前記表示手段は、
前記キヤ リ ブレーシ ョ ンずれ判定手段の判定結果を 自 己 の表示面に表示可能に構成されたものである こ と を特徴とす るステ レオカメ ラシステム。
9 4 . 相互に離隔した複数の視点によ る視差を持った複 数の映像を表わす映像信号出力を得る よ う になされた撮像手 段と、
前記撮像手段のキヤ リ ブレーショ ンずれを検出するキヤ リ ブレーショ ンずれ検出手段と、
前記キャ リ ブレーシ ョ ンずれ検出手段の検出出力データを 勘案して前記撮像手段で得た映像信号出力に依拠して被写体 の距離等のデータを算出する演算手段と、
前記キヤ 3;·プレーシヨ ンずれ検出手段、 演算手段、 並びに、 前記撮像手段の出力に関連 した所要の表示を行う ための表示 手段と、
を含んで構成されたステ レオカメ ラシステムであって、 前記キヤ リ プレーショ ンずれ検出手段は、
前記撮像手段に係るキヤ リ プレーショ ンデータを保持す るキヤ リ ブレーショ ンデータ保持手段と、
前記撮像手段によ り得た映像信号出力 と してのス テ レオ 画像に対し前記キヤ リ ブレーショ ンデータ保持手段に保持さ れたキヤ リ ブレーショ ンデータ に基づく レクティ フィ ケーシ ョ ン処理を施すレクティ フ ィ ケーシ ョ ン処理手段と、
前記レクティ フィ ケーショ ン処理手段によってレクティ フィ ケーシヨ ンされたステ レオ画像から特徴を抽出する特徴 抽出手段と、
前記特徴抽出手段で抽出された特徴を表わす情報に基づ き前記キヤ リ プレーシ ョ ンデータ保持手段に保持されたキヤ リ ブ レーシ ョ ンデータ に関するキ ヤ リ ブ レーシ ョ ンずれを半 IJ 定するキヤ リ ブレーショ ンずれ判定手段と、
を含んで構成されたものであ り 、
前記表示手段は、
前記キヤ リ プレーショ ンずれ判定手段の判定結果を自 己 の表示面に表示可能に構成された も のである こ と を特徴とす る ステ レオカ メ ラ システム。
9 5 . 相互に離隔した複数の視点による視差を持った複 数の映像を表わす映像信号出力を得る よ う になされた撮像手 段と、
前記撮像手段と所定の基準位置を規定する外部装置と の間 のキヤ リ ブレーショ ンずれを検出するキヤ リ ブレ一ショ ンず れ検出手段と、
前記キヤ リ ブレーシ ョ ンずれ検出手段の検出出力データ を 勘案して前記撮像手段で得た映像信号出力に依拠して被写体 の距離等のデータを算出する演算手段と、
前記キャ リ ブレーシ ョ ンずれ検出手段、 演算手段、 並びに、 前記撮像手段の出力に関連 した所要の表示を行う ための表示 手段と、
を含んで構成されたステ レオカメ ラシステムであって、 前記キヤ リ ブレーショ ンずれ検出手段は、
前記基準位置を規定するために利用される所定の外部装 置と前記撮像手段間のキヤ リ ブレーショ ンに係るキヤ リ プレ ーシ ョ ンデータを保持するキヤ リ ブレーシ ョ ンデータ保持手 段と、
前記撮像手段によ り 得た映像信号出力と してのステ レオ 画像から特徴を抽出する特徴抽出手段と、
前記特徴抽出手段で抽出された特徴を表わす情報に基づ き前記キヤ リ ブレーショ ンデータ保持手段に保持されたキヤ リ ブレーシ ョ ンデータに関するキヤ リ ブレーシ ョ ンずれを判 定するキヤ リ プレーショ ンずれ判定手段と、
を含んで構成されたものであ り 、
前記表示手段は、
前記キヤ リ ブレーショ ンずれ判定手段の判定結果を自 己 の表示面に表示可能に構成された ものである こ と を特徴とす るステ レオカメ ラシステム。
9 6 . 相互に離隔した複数の視点による視差を持った複 数の映像を表わす映像信号出力を得る よ う になされた撮像手 段と、
前記撮像手段と所定の基準位置を規定する外部装置と の間 のキヤ リ ブレーシ ョ ンずれを検出する キヤ リ ブレーシ ョ ンず