WO2004086753A1

WO2004086753A1 - 撮像装置

Info

Publication number: WO2004086753A1
Application number: PCT/JP2004/002553
Authority: WO
Inventors: Shigeru Tamura
Original assignee: Sony Corporation
Priority date: 2003-03-03
Filing date: 2004-03-02
Publication date: 2004-10-07
Also published as: JP2004266667A; US20050174476A1; US7385644B2; JP3726817B2

Description

撮像装置技術分野本発明は、監視カメラ等として用いられる撮像装置に関する。

本出願は、日本国において 2 0 0 3年 3月 3日に出願された日本特許出願番号 2 0 0 3 - 5 6 2 4 1を基礎として優先権を主張するものであり、この出願は参照することにより、本出願に援用される。背景技術従来、屋内や屋外に設置されて用いられる監視カメラが提供されている、この種の監視カメラは、室内や屋外に長期間に亘つて設置される。特に、屋外に設置されたときには、極めて高温多湿又は低温低湿の環境に長期間曝されることがある。このようにな過酷な環境に設置されることもある監視カメラは内部に収納された電気回路等が組み込まれた部品や撮像機器を過酷な環境から保護する必要がある。そこで、監視カメラには、防水等がされたものが提案されている。具体的に、監視カメラには、天井に設置されるドーム型の筐体を有し、このド —ム型の筐体内に撮像機器を内蔵し、天井部分等に設置するようなものがある。この型の監視カメラは、天井部分等に設置されて、天井から下方を撮影する。また、監視カメラには、略矩形状の筐体内に撮像機器を内蔵するようにし、上方から斜め下方を撮影するようにしたものがある。これらの監視カメラは、何れも、広範囲の環境を撮影する必要がある。そこで、天井から下方を撮影する監視カメラには、筐体の内部に撮像機器のパン及び/又はチルト機構が設けられ、また、上方から斜め下方を撮影するようにした監視カメラには、撮像機器を収納した筐体の外側にパン及び/又はチルト機構が設けられている。更に、何れの監視カメラにも、筐体内に電源ケーブルを介して外部から電力が供給される電源部が設けられているとともに、撮像機器の制御回路部等が設けられている。

従来、監視カメラにあっては、略鉛直の壁、例えば建物の壁に沿って設置するようにしたものは存在しなかった。

また、何れの監視カメラも、撮像機器のパン及び/又はチルト機構等が設けられていることから、消費電力も大きくなり、筐体内の電源部からの発熱エネルギも大きくなつてしまう。このため、電源部からの発熱によって、筐体内の制御回路部、撮像機器等が故障してしまう虞がある。

また、何れの監視カメラも、電源ケーブルを有しており、この電源ケーブルは、設置場所近傍のコンセントに電気的に接続する必要がある。監視カメラの設置場所とコンセントとの距離は、様々であり、設置場所からコンセントまでの距離が長く既設の電源ケーブルの長さが足りないときには、既設の電源ケーブルを長い電源ケーブルに交換しなければならない。また、防水等の対応がされた監視カメラの筐体は、内部への水分の浸入を防ぐため、密閉されているため、筐体の一部を取り外して電源ケーブルの交換作業をすることは極めて煩雑な作業となっていた。更に、監視カメラの小型化を図る場合には、筐体も小型化され、筐体の一部が作業の障害になり、電源ケ一ブルの交換作業等も困難となってしまう。発明の開示本発明の目的は、上述したような従来の技術が有する問題点を解決することができる新規な撮像装置を提供することにある。

本発明の他の目的は、熱の発生源となる電源部を天井部側に配設して、本体部内の制御回路部を熱から保護することができる撮像装置を提供することにある。更に、本発明の他の目的は、電源ケーブルの交換を容易に行うことができる撮像装置を提供することにある。

本発明に係る撮像装置は、制御回路部が収納される本体部と、本体部の前面側に撮像機器を収納するとともに、前面が略球面をなすとともに光透過性を有して形成される撮像部と、本体部及び撮像部の上側に設けられ、電源部が収納される天井部と、本体部及び撮像部の下側に設けられる底面部とを備えることで、壁面に沿って設置可能となり、また、制御回路部より電源部を上側に配設することで、制御回路部が電源部が発する熱によって故障することを防止する。

本体部は、外筐の一部をなす背面パネルを有し、天井部は、外筐の一部をなす天板パネルを備え、背面パネルと前面パネルとを着脱可能としてもよい。

更に、本体部には、底面部に対して略垂直に固定されるベースと制御回路部が設けられるとともにベースの底面部側で回動可能に支持される第 1の回動支持板とが配設される。天井部には、電源部が設けられ、ベースの天井部側で回動可能に支持されるとともに第 1の回動支持板によつて回動可能領域が規制される第 2 の回動支持板が配設されている。背面パネル及び天板パネルが取り付けられているとき、第 1の回動支持板はべ一スに対して略平行で、第 2の回動支持板はべ一スに対して略垂直な状態にあり、背面パネル及び天板パネルが取り外されているとき、第 1の回動支持板はべ一スに対して離間する方向に回動可能となり、第 2 の回動支持板はベースと連続する方向に回動可能となる。

第 2の回動支持板がベースに対して略垂直な状態にあるとき、コネクタは、電源ケーブルを前方に導出させた姿勢で電源部に電気的に接続されており、第 2の回動支持板をベースと連続する方向に回動することで、コネクタの着脱を容易に行うことが可能となる。

本発明の更に他の目的、本発明によって得られる具体的な利点は、以下において図面を参照して説明される実施の形態の説明から一層明らかにされるであろう。図面の簡単な説明図 1は、本発明を適用した監視カメラの設置状態を説明する図である。

図 2は、監視カメラを前面側から見た斜視図である。

図 3は、監視カメラを背面側から見た斜視図である。

図 4は、監視カメラの撮影可能領域を示す斜視図である。

図 5は、監視カメラを示す分解斜視図である。

図 6は、監視カメラの背面パネルと天板パネルを取り外した状態を示す斜視図である。図 7は、背面パネルと天板パネルが取り付けられているとき又は背面パネルと天板パネルが取付け可能な状態にあるときの第 1の回動支持板と第 2の回動支持板を示す側面図である。

図 8は、電源ケ一プルのコネクタの着脱を行うときの第 1の回動支持板と第 2 の回動支持板を示す側面図である。

図 9は、電源ケ一ブルのケーブル保持機構を示す斜視図である。

図 1 0は、電源ケーブルを示す分解斜視図である。

図 1 1は、電源ケーブルのケーブル保持機構の組立状態を示す断面図である。図 1 2は、ケーブル保持機構のゴムパッキングの作用を示す断面図である。発明を実施するための最良の形態以下、本発明に係る撮像装置を監視カメラに適用した例を挙げて説明する。本発明を適用した監視カメラ 1 0は、図 1に示すように、屋外に設置されるものであって、倉庫等の建物 1の外壁 2の屋根近傍の上部に設置され、設置位置から斜め下方に直る広範囲の領域を撮影する。

この監視カメラ 1 0は、図 2及び図 3に示すように、略矩形状の本体部 1 1とこの本体部 1 1の前方に設けられる撮像部 1 2と、本体部 1 1及び撮像部 1 2の上側に設けられる天井部 1 3と、本体部 1 1及び撮像部 1 2の下側に設けられる底面部 1 4とを備える。

本体部 1 1は、略矩形状に形成され、背面側は、建物 1の外壁 2に設置できるように略面一をなすように形成されている。この本体部 1 1内には、主として、監視カメラ 1 0の全体を制御する制御回路部等が内蔵されている。

本体部 1 1の前方に設けられる撮像部 1 2は、本体部 1 1と一体的に設けられる光透過性の合成樹脂板等からなる光透過部 1 5が設けられ、内部に、撮像機器 1 6として、 C C D (Charge-Coupl ed Dev i ces) 等で構成された撮像素子を備えたディジタルスチルカメラが収納されている。この撮像機器 1 6は、遠方の被写体を拡大して撮影することができるようにズーム機能を有している。ズーム機能を有した撮像機器 1 6は、画角が小さい。そこで、撮像部 1 2内には、図示しないが撮像機器 1 6をパン方向及び/又はチルト方向に回動させるためのパン及び /又はチルト機構が設けられている。光透過部 1 5は、パン及び/又はチル卜機構により可動される撮像機器 1 6の上下左右の撮影可能範囲をできる限る大きくすることができるように、略球面をなすように形成されている。

例えば、監視カメラ 1 0は、図 4に示すように、パン及び/又はチルト機構を用いて撮像機器 1 6を可動することによって、例えば左側から右側に向かって 1 〜 i枚撮影し、更に上側から下側に向かって 1〜 j枚撮影する。そして、監視力メラ 1 0は、画像表示装置に出力し、 1 ~ i及び 1〜 j までの画像をマトリクス状に整列させて一度に表示する。監視カメラ 1 0は、このように撮影した画像を経時的に整列することで、見た者が画像の変化を容易に識別することができるようにしている。

なお、撮像機器 1 6としては、ディジタルスチルカメラの他に、アナログのスチルカメラであってもよく、さらには、ディジタル又はアナログのビデオカメラであってもよい。

天井部 1 3は、図 2及び図 3に示すように、本体部 1 1と撮像部 1 2の上側に設けられ、先端側が略円弧状をなすように形成されている。この天井部 1 3内に 'は、制御回路部、撮像機器 1 6、パン及び/又はチル卜機構に電力を供給するための電源部が内蔵されている。電源部は、筐体内に内蔵される部品の内で最も熱を発する部分である。電源部から放出される熱気は上方に移動するものであり、そこで、監視カメラ 1 0は、電源部を天井部 1 3に配設して、本体部 1 1内の制御回路部や撮像機器 1 6より上側に位置させることで、制御回路部や撮像機器 1 6が熱によって損傷を受けないようにされている。また、天井部 1 3の先端部は、光透過部 1 5の基端部より張り出し形成されており、光透過部 1 5の屋根部を構成している。

底面部 1 4は、本体部 1 1と撮像部 1 2の下側に設けられ、天井部 1 3と同様に、先端側が略円弧状をなすように形成されている。底面部 1 4は、例えば設置台に設置されるとき、その監視カメラ 1 0の支持含として機能する。また、底面部 1 4の先端部も、天井部 1 3と同様に、光透過部 1 5の基端部より張り出し形成されており、下方より異物が光透過部 1 5に付着しないようにする保護部を構成している。

底面部 1 4の背面側コーナ部には、凹部 1 7が設けられている。この凹部 1 7 からは、天井部 1 3に配設される電源部に電気的に接続される電源ケーブル 1 8 が外部に導出されるとともに、本体部 1 1に配設される制御回路部に電気的に接続されるネットワークケーブル 1 9が外部に導出される。

なお、凹部 1 7からは、更に、内部の熱を外部に放出するための熱放出部材を導出するようにしてもよい。

ところで、このような監視カメラ 1 0は、本体部 1 1内の制御回路部や天井部 1 3の電源部や電源ケーブル 1 8の修理交換の必要が生じるときがある。また、監視カメラ 1 0を建物 1の外壁 2に設置するときにコンセントまでが遠く既設の電源ケーブルの長さが不足するため、長い電源ケーブルに交換する必要が生じるときがある。このような作業のときのため、本体部 1 1は、図 5に示すように、本体部 1 1の外筐のー部を構成する背面パネル 2 1と天井部 1 3の外筐の一部を構成する天板パネル 2 2を容易に着脱することができるように構成されている。本体部 1 1には、図 6及び図 7に示すように、ベース 2 3とベース 2 3に回動可能に取り付けられる第 1の回動支持板 2 4とが内蔵される。ベース 2 3は、図 7に示すように、板金等により略矩形状に形成された板状体であり、一方の短辺に、底面部 1 4に対して略垂直に固定するための複数の固定片 2 5が設けられている。各固定片 2 5には、図示しないが貫通孔が穿設されており、ベース 2 3は、固定片 2 5の貫通孔に止めねじを揷通させて底面部 1 4に固定される。ベース 2 3には、底面部 1 4側に、支持片 2 6が設けられている。支持片 2 6には、監視カメラ 1 0の制御回路部等が組み込まれる第 1の回動支持板 2 4が回動可能に取り付けられる。

第 1の回動支持板 2 4は、板金等で略矩形状に形成され、一方の短辺側に、突片 2 7が設けられている。第 1の回動支持板 2 4は、ベース 2 3の支持片 2 6と突片 2 7とを重ね合わせ各片に穿設された軸穴に止めねじ 2 8を揷通することによって、この止めねじ 2 8を回動支点として、ベース 2 3に対して回動可能に支持される。

第 1の回動支持板 2 4には、監視カメラ 1 0の全体を制御するための制御回路部 2 9が設けられる。具体的に、制御回路部 2 9は、一又は複数のプリント配線基板 2 9 aに、 C P U (Cent ral Process ing Un i t) 、メモリ等の電子部品が実装されるとともに、ネットワークケーブル 1 9が接続されるジャック 2 9 b等が実装される。

また、ベース 2 3には、天井部 1 3側の他方の短辺に、電源部が組み込まれる第 2の回動支持板 3 1を回動可能に支持する支持片 3 2が設けられている。第 2 の回動支持板 3 1は、板金等で略矩形状に形成され、本体部 1 1側の短辺側であつて撮像部 1 2側に、図示しない突片が設けられている。第 2の回動支持板 3 1 は、ベース 2 3の支持片 3 2と突片とを重ね合わせ各片に穿設された軸穴に止めねじ 3 4を揷通することによって、ここを回動支点として、ベース 2 3に対して回動可能に支持される。

第 2の回動支持板 3 1に配設される電源部は、天井部 1 3に配設されるものであるから、ベース 2 3に対する第 2の回動支持板 3 1の回動領域を規制する必要がある。そこで、第 1の回動支持板 2 4には、第 2の回動支持板 3 1の回動領域を、ベース 2 3に対して略垂直な状態からベース 2 3に略連続する状態にするための長穴のガイド孔 3 5が設けられ、第 2の回動支持板 3 1には、一方の短辺側であって天板パネル 2 2側に形成された突片 3 6 aに設けられた突起状のガイド部 3 6が係合される。ガイド孔 3 5は、第 1の回動支持板 2 4の天井部 1 3側の長手方向両側縁に形成された立ち上がり片 3 5 aに、第 2の回動支持板 3 1のガイド部 3 6が回動するように上下方向に形成されているとともに、ガイド部 3 6 で第 1の回動支持板 3 1をべ一ス 2 3から離間する方向に回動できるように、背面パネル 2 1側に膨出するように湾曲して形成されている。

以上のように、ベース 2 3に回動可能に取り付けられる第 2の回動支持板 3 1 には、電源部 3 7が設けられる。電源部 4には、外部から電力を供給する電源ケ —ブル 1 8の第 1のコネクタ 1 8 aが電気的に接続される図示しない電源ジャックが設けられている。電源部 3 7に設けられる電源ジャックは、第 1のコネクタ 1 8 aが所定の姿勢でのみ電気的に接続可能とされており、第 1のコネクタ 1 8 aは、第 2の回動支持板 3 1がベース 2 3に対して略垂直な状態にあるとき、電源ケーブル 1 8が本体部 1 1の前方に導出する姿勢でのみ電源ジャックに装着される。

ところで、本体部 1 1の外筐の一部を構成する背面パネル 2 1は、図 5に示すように、本体部 1 1の背面及び両側面を覆うように断面略コ字状に形成されており、監視カメラ 1 0の背面となる面の各コーナ部近傍に貫通孔 4 1が穿設されている。一方、本体部 1 1の背面の一部を構成する底面部 1 4には、両側に、本体部 1 1側に突出して取付片 4 2が突設され、取付片 4 2には、取付孔 4 2 aが穿設されている。

天板パネル 2 2は、略円弧状の先端部と長辺の中程に貫通孔 4 3が穿設されている。また、天板パネル 2 2の背面側には、背面パネル 2 1が取り付けられる接続片 4 4が突設されており、この接続片 4 4には、取付孔 4 4 aが穿設されている。一方、光透過部 1 5の周囲に設けられる外筐の一部を構成する張出し片 4 6 の内側であって電源部 3 7の周囲には、天板パネル 2 2を固定するための止め部 4 5が貫通孔 4 3に対応して設けられている。各止め部 4 5には、ねじ孔 4 5 a が穿設されている。なお、張出し片 4 6は、光透過部 1 5の周縁部と天板パネル 2 2及び背面パネル 2 1との間を閉塞するためのものであり、光透過部 1 5とで略谷を形成するように光透過部 1 5の基端から外側に張り出して形成されている。背面パネル 2 1と天板パネル 2 2とを組み付けるには図 5に示すように、先ず、天板パネル 2 2が電源部 3 7を覆うように天井部 1 3に取り付けられ、止めねじ 4 7を貫通孔 4 3を揷通させ、止め部 4 5のねじ孔 4 5 aに締め付けることによって固定される。このとさ、張出し片 4 6と天板パネル 2 2との間には、防水性を高めるために、図示しないゴムパッキングが介在される。次いで、背面パネル 2 1が制御回路部 2 9を覆うように本体部 1 1に取り付けられ、止めねじ 4 8を貫通孔 4 1に揷通させ、底面部 1 4の取付片 4 2の取付孔 4 2 に締め付けるとともに天板パネル 2 2の接続片 4 4の取付孔 4 4 aに締め付けることによつて固定される。このときも、背面パネル 2 1と張出し片 4 6との間に、防水性を高めるために、ゴムパッキングが介在される。

ところで、背面パネル 2 1が本体部 1 1に取り付けられ、天板パネル 2 2が天井部 1 3に取り付けられているとき、本体部 1 1の制御回路部 2 9が設けられた第 1の回動支持板 2 4と天井部 1 3の電源部 3 7が設けられた第 2の回動支持板 3 1とは、図 7に示すような状態にある。すなわち、第 1の回動支持板 2 4は、ベース 2 3に近接する方向に回動し、ベース 2 3と略平行な状態にあり、制御回路部 2 9を本体部 1 1に収納した状態にある。また、ベ一ス 2 3に回動可能に指示されている第 2の回動支持板 3 1は、ベース 2 3に対し略垂直な状態にあり、電源部 3 7を天井部 1 3に収納した状態にある。このとき、第 1のコネクタ 1 8 aは、電源ケーブル 1 8が本体部 1 1の前方に導出する姿勢でのみ電源ジャックに装着されており、電源ケーブル 1 8の基端部は、光透過部 1 5の周囲に設けられている張出し片 4 6の内側に位置している。

監視カメラ 1 0を建物 1の外壁 2の所定位置に設置するときに、コンセントが遠くにあり、既設の電源ケーブル 1 8の長さでは足りないときには、長い電源ケ —ブル 1 8に交換する必要がある。このように、電源ケーブル 1 8を交換する場合、制御回路部 2 9や電源部 3 7のメンテナンスを行う場合等には、背面パネル 2 1の止めねじ 4 8を取り外して、背面パネル 2 1を本体部 1 1より取り外し、次いで、天板パネル 2 2より止めねじ 4 7を取り外して、天板パネル 2 2を天井部 1 3より取り外し、制御回路部 2 9と電源部 3 7とを露出させる。

図 7に示すように、背面パネル 2 1を本体部 1 1より取り外し天板パネル 2 2 を天井部 1 3より取り外した状態において、電源ケ一ブル 1 8の第 1のコネクタ 1 8 aは、電源ケーブル 1 8の基端部を前方に導出する姿勢で装着されている。このため、電源ケーブル 1 8の基端部は、外筐の一部を構成する張出し片 4 6の内側に隠れた状態にあり、第 1のコネクタ 1 8 aの着脱が困難な状態にある。そこで、電源ケ一プル 1 8の交換を行う場合には、図 7及び図 8に示すように、電源ケーブル 1 8が接続されている電源部 3 7が設けられた第 2の回動支持板 3 1 を背面側である図 7及び図 8中矢印 D 1方向に回動する。すなわち、第 1の回動支持板 2 4のガイド孔 3 5に係合されている第 2の回動支持板 3 1のガイド部 3 6は、ベース 2 3に対して略垂直な初期状態のとき、第 1の回動支持板 2 4のガィド孔 3 5の天板パネル 2 2側の上端に係合した状態にある。この初期状態から第 2の回動支持板 3 1を図 7及び図 8中矢印 D 1方向に回動すると、第 2の回動支持板 3 1のガイド部 3 6は、第 2の回動支持板 3 1が回動するに従って、ガイド孔 3 5の上端部から底面部 1 4側の下端部に移動するとともに、第 1の回動支持板 2 4を背面パネル 2 1側に押圧し、第 1の回動支持板 2 4を、ベース 2 3から離間する図 7及び図 8中矢印 D 2方向に回動する。これによつて、図 8に示すように、第 1の回動支持板 2 4は、ベース 2 3から離間した状態となり、第 2の回動支持板 3 1は、ガイド部 3 6がガイド孔 3 5の下端部に移動することによつて、ベース 2 3から離間した第 1の回動支持板 2 4と連続するように略 9 0度、図 7及び図 8中矢印 D ₂方向に回動した状態となる。 ·

本体部 1 1の上方は、監視カメラ 1 0の構成部品が存在しない領域である。電源部 3 7のジャックに装着されている電源ケーブル 1 8の第 1のコネクタ 1 8 a は、張出し片 4 6に隠れた状態から本体部 1 1の上方に移動し、電源ケーブル 1 8の基端部が上方に向かって導出した状態となることで、ユーザが第 1のコネク夕 1 8 aの着脱を容易に行うことができる状態となる。

なお、電源部 3 7が設けられた第 2の回動支持板 3 1を図 8の状態から図 7の状態に戻す場合には、電源部 3 7が設けられた第 2の回動支持板 3 1を図 8及び図 7中反矢印 D！方向に回動すればよい。これによつて、制御回路部 2 9が設けられている第 1の回動支持板 2 4は、ガイド部 3 6がガイド孔 3 5の下端部から上端部に移動し、第 1の回動支持板 2 4をベース 2 3の方向に引き寄せ、ベース 2 3と略平行な状態となる。これとともに、第 2の回動支持板 3 1は、ベース 2 3 に対して略垂直な状態となり、背面パネル 2 1や天板パネル 2 2が取付け可能な状態となる。

また、ネットワークケーブル 1 9は、制御回路部 2 9の側面に設けられているものであるから、図 7に示す状態及び図 8に示す状態の何れにあっても、ネットワークケーブル 1 9のコネクタの着脱を行うことができる。

ところで、電源ケーブル 1 8は、電源部 3 7のジャックに装着された第 1のコネクタ 1 8 aから図 3に示す底面部 1 4に設けられた凹部 1 7から外部に導出されている。したがって、電源ケーブル 1 8を交換する場合、凹部 1 7から電源ケ一ブル 1 8を引き抜く必要がある。その一方で、凹部 1 7における電源ケーブル 1 8ゃネットワークケーブル 1 9が揷通されている領域は、隙間が発生する場所でもあり、したがって、この隙間から内部に水分が浸入する虞がある。そこで、凹部 1 7では、防水の状態で電源ケーブル 1 8を保持するようにしている。そして、電源ケーブル 1 8を交換する場合には、この電源ケーブル 1 8のケーブル保持機構を外してから行うことになる。

ケーブル保持機構 5 0は、図 9に示すように、底面部 1 4.の背面側コーナ部に設けられた凹部 1 7に設けられている。この凹部 1 7には、電源ケーブル 1 8の導出部とともに、ネットワークケーブル 1 9の導出部が設けられている。

なお、電源ケーブル 1 8の導出部に設けられるケーブル保持機構とネットヮ一クケ一ブル 1 9の導出部に設けられるケーブル保持機構とは、同様な機構を有するので、以下電源ケーブル 1 8のケーブル保持機構を例に挙げて説明する。

電源ケーブル 1 8のケーブル保持機構 5 0は、図 1 0に示すように、凹部 1 7 の底面 1 7 aに形成された揷通孔 5 1に設けられる。揷通孔 5 1は、略円形に形成され、電源ケーブル 1 8の監視カメラ 1 0に電力を供給するためのコンセントに電気的に接続するための第 2のコネクタ 1 8 bを少なくとも挿通することができる大きさに形成されている。

凹部 1 7の底面 1 7 aには、この揷通孔 5 1の周囲に、第 1のホルダ 5 2が取り付けられる。第 1のホルダ 5 2は、筒部 5 2 aと、この筒部 5 2 aの一端より張り出し形成された取付片 5 2 bとを有する。筒部 5 2 aは、第 2のコネクタ 1 8 bを少なくとも揷通できる大きさの貫通孔 5 2 f を有している。取付片 5 2 b は、凹部 1 7の底面 1 7 aの揷通孔 5 1の近傍に設けられた取付孔 1 7 bに止めねじ 5 3を締め付ける際に止めねじ 5 3が揷通される貫通孔 5 2 cが設けられている。筒部 5 2 aの外周面には、第 2のホルダが締め付けられるねじ溝 5 2 dが形成されている。また、第 1のホルダ 5 2の凹部 1 7の底面 1 7 aと対向する面には、底面 1 7 aの揷通孔 5 1に嵌合する環状の嵌合突部 5 2 gが形成されている。

第 1のホルダ 5 2の凹部 1 7の底面 1 7 aと対向する面には、筒部 5 2 aの外周側に溝部 5 2 eが設けられ、この溝部 5 2 eには、第 1のパッキングとなるゴムパッキング 5 4が配設される。ゴムパッキング 5 4は、例えば Oリングであり、第 1のホルダ 5 2と凹部 1 7の底面 1 7 aの間から水分等が浸入することを防止し、凹部 1 7の底面 1 7 aと第 1のホルダ 5 2との間の水密性を保持する。

第 1のホルダ 5 2の筒部 5 2 aは、第 2のパッキングとなるゴムパッキング 5 5により閉塞される。ゴムパッキング' 5 5は、略円盤状に形成され、外径が、筒部 5 2 aの開口を閉塞することができるように、筒部 5 2 aの外径よりやや大きく形成され、中央部に電源ケーブル 1 8が揷通される揷通孔 5 5 aが形成されている。揷通孔 5 5 aは、揷通孔 5 5 aの周面が電源ケーブル 1 8の外周面に密着するように、電源ケーブル 1 8の軸径よりやや小さく形成されている。また、ゴムパッキング 5 5は、外周縁と揷通孔 5 5 aとに亘つてスリット 5 5 bが形成されている。電源ケーブル 1 8は、ゴムパッキング 5 5を弾性変位させることによつて、スリット 5 5 bを介して中央部の揷通孔 5 5 aに挿通される。

ゴムパッキング 5 5上には、締付け時のゴムパッキング 5 5の捻れ等を防止するヮッシャ 5 6が配設される。ヮッシャ 5 6は、外径をゴムパッキング 5 5と略同径に形成され、中央部に、電源ケーブル 1 8が揷通される揷通孔 5 6 aが形成され、外周縁と挿通孔 5 6 aとに亘つてスリット 5 6 bが形成されている。ヮッシャ 5 6は、プラスチックで形成されている。このヮッシャ 5 6は、ゴムパツキング 5 5に対して滑りやすく形成されており、また、全体を変位させることによつて、スリット 5 6 bを介して中央部の揷通孔 5 6 aに挿通される。

なお、ヮッシャ 5 6の揷通孔 5 6 aは、ヮッシャ 5 6が防水を目的とするものではく、ゴムパッキング 5 5の捻れ防止の他ヮッシャ 5 6の保護を目的とするものであるから、電源ケ一プル 1 8の軸径と略同じ若しくはそれより大きく形成されている。

上述したゴムパッキング 5 5とヮッシャ 5 6とを介在させて第 1のホルダ 5 2 には、第 2のホルダ 5 7が締め付けられる。第 2のホルダ 5 7は、略円筒の周壁 5 7 aの一端から内周側に向かって押さえ片 5 7 bが張り出し形成されている。押さえ片 5 7 bは、第 1のホルダ 5 2に第 2のホルダ 5 7が締め付けられるとき、ヮッシャ 5 6を押圧する。押さえ片 5 7 bの内側には、電源ケ一プル 1 8の第 1 のコネクタ 1 8 aが揷通可能な大きさの開口部 5 7 cが形成されている。更に、この周壁 5 7 aの内周面には、第 1のホルダ 5 2の筒部 5 2 aの外周面に形成されたねじ溝 5 2 dに螺合されるねじ溝 5 7 dが形成されている。

以上のように構成されるケーブル保持機構 5 0の組み付け方法について図 1 0 及び図 1 1を参照して説明すると、先ず、凹部 1 7の底面 1 7 aの揷通孔 5 1には、上述した電源部 3 7に電気的に接続された電源ケーブル 1 8が例えば第 2のコネクタ 1 8 bを挿入端として揷通され、更に、凹部 1 7の底面 1 7 aの揷通孔 5 1に揷通された電源ケーブル 1 8は、更に、第 1のホルダ 5 2の筒部 5 2 aの '貫通孔に例えば第 2のコネクタ 1 8 bを挿入側として挿通される。また、第 1のホルダ 5 2の溝部 5 2 eには、ゴムパッキング 5 4が配設される。この後、第 1 のホルダ 5 2は、嵌合突部 5 2 gを揷通孔 5 1に嵌合し、止めねじ 5 3を、取付片 5 2 bの貫通孔 5 2 cに挿通し凹部 1 7の底面 1 7 aの取付孔 1 7 bに締め付けることにより、凹部 1 Ίに取り付けられる。第 1のホルダ 5 2が止めねじ 5 3 によって凹部 1 7の底面 1 7 aに締め付けられることによって、第 1のホルダ 5 2と凹部 1 7の底面 1 7 aとの間のゴムパッキング 5 4は、圧縮され、第 1のホルダ 5 2と凹部 1 7の底面 1 7 aとの間の水密性が確保される。

更に、電源ケーブル 1 8には、ゴムパッキング 5 5が取り付けられる。具体的に.，電源ケーブル 1 8は、ゴムパッキング 5 5を弾性変位させることによってスリット 5 5 bを介して揷通孔 5 5 aに揷通される。更に、電源ケ一プル 1 8には、ゴムパッキング 5 5に隣接した第 2のコネクタ 1 8 b側に、ヮッシャ 5 6が取り付けられる。具体的に、電源ケーブル 1 8は、ヮッシャ 5 6を弾性変位させることによって、スリット 5 6 bを介して揷通孔 5 6 aに挿通される。

電源ケーブル 1 8にゴムパッキング 5 5とヮッシャ 5 6とが取り付けられると、凹部 1 7の底面 1 7 aに取り付けられた第 1のホルダ 5 2の筒部 5 2 aには、筒部 5 2 aで搆成された貫通孔 5 2 f を閉塞するように、電源ケ一プル 1 8が取り付けられたゴムパッキング 5 5が配設され、更に、ゴムパッキング 5 5に重畳するようにして電源ケーブル 1 8に取り付けられたヮッシャ 5 6が配設される。第 1のホルダ 5 2の筒部 5 2 a上にゴムパッキング 5 5とヮッシャ 5 6が重畳した状態で配設されると、第 1のホルダ 5 2の筒部 5 2 aのねじ溝 5 2 dには、第 2のホルダ 5 7のねじ溝 5 7 dが螺合される。第 1のホルダ 5 2が第 2のホルダ 5 7に締め付けられると、ヮッシャ 5 6は、第 2のホルダ 5 7の押さえ片 5 7 bによって押圧され、これに伴い、ゴムパッキング 5 5を図 1 2中 F a方向から押圧し圧縮する。図 1 2に示すように、ゴムパッキング 5 5は、ヮッシャ 5 6によって圧縮されることで、第 1のホルダ 5 2の筒部 5 2 a内に食い込むとともに、径方向に伸長する。すると、ゴムパッキング 5 5の揷通孔 5 5 aは、図 1 2中 F b方向に縮怪し、揷通孔 5 5 aの内周面は、電源ケーブルの外周面に圧接される。これによつて、電源ケーブル 1 8の周囲の水密性が確保される。

以上のようなケーブル保持機構 5 0は、電源部 3 7に接続される電源ケーブル 1 8の交換等の作業を行うとき、少なくとも第 2のホルダ 5 7を第 1のホルダ 5 2より取り外し、電源ケ一ブル 1 8よりゴムパッキング 5 5とヮッシャ 5 6を取り外した状態で、凹部 1 7の底面 1 Ί aに設けられた揷通孔 5 1及び第 1のホルダ 5 2の筒部 5 2 aを介して電源ケーブル 1 8の抜差しを容易に行うことができる。そして、第 1のホルダ 5 2に第 2のホルダ 5 7がゴムパッキング 5 5とヮッシャ 5 6を介して取り付けられたときには、ゴムパッキング 5 5が、第 2のホルダ 5 7が第 1のホルダ 5 2の筒部 5 2 aに締め付けられたときの押圧力 F aによつてヮッシャ 5 6を介して圧縮されることで、ゴムパッキング 5 5の揷通孔 5 5 aが図 1 2中矢印 F b方向に縮径し、揷通孔 5 5 aの内周面が電源ケーブル 1 8 の外周面に圧接され、電源ケーブル 1 8の周囲の水密性を確保することができる。また，第 1のホルダ 5 2と凹部 1 7の底面 1 7 aとの間は、第 1のホルダ 5 2が凹部 1 7の底面 1 7 aに取り付けられた際、ゴムパッキング 5 4が溝部 5 2 e内で圧縮され底面 1 7 aに圧接されことで水密性を確保することができる。

更に、第 2のホルダ 5 7が第 1のホルダ 5 2に取り付けられた状態において、第 2のホルダ 5 7の上面 5 8 eは、凹部 1 7の上面 1 7 cより低い所に位置する。したがって、凹部 1 7の上面 1 7 cは、ケーブル保持機構 5 0の屋根部として機能し、直接的に風雨が当たることを防止することができる。

なお、底面 1 7 aの揷通孔 5 2、第 1のホルダ 5 2の筒部 5 2 aの貫通孔 5 2 f 、第 2のホルダ 5 7の押さえ片 5 7 bの内周側の開口の径は、少なくとも電源ケーブル 1 8のコネクタ 1 8 a、 1 8 bの何れか一方のコネクタが揷通できる大きさであれば、上述の例に限定されるものではない。

また、凹部 1 7におけるネットワークケ一ブル 1 9の導出部に用いられるケ一ブル保持機構は、底面 1 7 aの揷通孔 5 1、第 1のホルダ 5 2の筒部 5 2 aの貫通孔 5 2 f 、第 2のホルダ 5 7の押さえ片 5 7 bの内周側の開口の径が、ネットワークケーブル 1 9の少なくとも一方のコネクタが揷通できる大きさであればよい。

以上のように構成された監視カメラ 1 0は、図 1に示すように、略矩形状の本体部 1 1の長手方向の一端側に天井部 1 3を設け、他端側に底面部 1 4を設け、天井部 1 3と底面部 1 4の間に挟まれた本体部 1 1の前方に撮像部 1 2を設けた構成としたので、外壁 2に沿って設置することができる。この監視カメラ 1 0は、屋外に設置されているため外筐が防水され、密閉されているが、図 5に示すように、上側の天井部 1 3に電源部 3 7を内蔵するようにし、電源部 3 7より下側の本体部 1 1に制御回路部 2 9を内蔵するようにしたので、電源部 3 7の発する熱によつて制御回路部 2 9が故障することを防止することができる。

また、監視カメラ 1 0は、設置時等に電源ケーブルを交換する等の作業が必要となったときには、最初に、背面パネル 2 1の止めねじ 4 8を取り外して、背面パネル 2 1を本体部 1 1より取り外し、次いで、天板パネル 2 2より止めねじ 4 7を取り外して、天板パネル 2 2を天井部 1 3より取り外し、制御回路部 2 9と電源部 3 7とを露出させる構成としたので、制御回路部 2 9や電源部 3 7を露出させる作業を簡素化することができる。背面パネル 2 1と天扳パネル 2 2とを取り外した後、図 7及び図 8に示すように、電源ケーブル 1 8が接続されている電源部 3 7が設けられた第 2の回動支持板 3 1を背面側、すなわち図 7及び図 8中矢印 D 1方向に回動し、第 1の回動支持板 2 4をベース 2 3から離間した状態とし、第 2の回動支持板 3 1をベース 2 3から離間した第 1の回動支持板 2 4と連続するように図 7及び図 8中矢印 D 2方向に回動した状態とすることで、張出し片 4 6に邪魔されることなく電源部 3 7のジャックに装着されている電源ケープル 1 8の第 1のコネクタ 1 8 aの着脱を容易に行うことができる。

更に、底面部 1 4の凹部 1 7の電源ケーブルゃネットワークケーブル 1 9の揷抜を行うときには、図 1 0及び図 1 1に示すように、少なくとも第 2のホルダ 5 7を第 1のホルダ 5 2より取り外し、電源ケーブル 1 7ゃネットヮ一クケ一ブル 1 9よりゴムパッキング 5 5とヮッシャ 5 6を取り外した状態で、凹部 1 7の底面 1 7 aに設けられた揷通孔 5 1及び第 1のホルダ 5 2の筒部 5 2 aを介して電源ケーブル 1 8の抜差しを容易に行うことができる。このケーブル保持機構 5 0 は、外筐を構成する底面部 1 4に設けられるものであるから、設置者の技能等に依存することなく、常に確実に防水することができる。

また、このケーブル保持機構 5 0は、ゴムパッキング 5 5が、第 2のホルダ 5 7が第 1のホルダ 5 2の筒部 5 2 aに締め付けられたときの押圧力 F aによってヮッシャ 5 6を介して圧縮されることで、ゴムパッキング 5 5の揷通孔 5 5 aが図 1 2中矢印 F b方向に縮径し、揷通孔 5 5 aの内周面が電源ケーブル 1 8の外周面に圧接され、電源ケーブル 1 8の周囲の水密性を確保することができる。また、第 1のホルダ 5 2と凹部 1 7の底面 1 7 aとの間は、第 1のホルダ 5 2が凹部 1 7の底面 1 7 aに取り付けられた際、ゴムパッキング 5 4が溝部 5 2 e内で圧縮され底面 1 7 aに圧接されことで水密性を確保することができる。

以上、本発明を監視カメラ 1 0に適用した例を挙げて説明したが、本発明はこの例に限定されるものではなく、例えば携帯型のディジタル若しくはアナログのスチルカメラやビデオカメラに適用することもできる。

本発明は、図面を参照して説明した上述の実施例に限定されるものではなく、添付の請求の範囲及びその主旨を逸脱することなく、様々な変更、置換又はその同等のものを行うことができることは当業者にとって明らかである。産業上の利用可能性上述したように、本発明に係る撮像装置によれば、本体部に制御回路部を設け、本体部の上側の天井部に電源部を設けるようにしたので、電源部の発する熱によつて制御回路部が故障することを防止することができる。

また、本体部に底面部と略垂直に固定されたベースに対して制御回路部が設けられた第 1の回動支持板を近接離間する方向に回動可能に取り付け、更に、ベースに、第 1の回動支持板と連係された電源部が設けられた第 2の回動支持板がベ —スに対して略垂直に取り付けられ、第 1の可動支持板をベースに離間する方向に回動させるとともに第 2の回動支持板をベースに対して離間した第 1の回動支持板に連続するように回動させることによって、電源部に電気的に接続されたコネクタを容易に着脱することができる。

Claims

請求の範囲

1 . 制御回路部が収納される本体部と、

上記本体部の前面側に撮像機器を収納するとともに、前面が略球面をなすとともに光透過性を有して形成される撮像部と、

上記本体部及び上記撮像部の上側に設けられ、電源部が収納される天井部と、上記本体部及び上記撮像部の下側に設けられる底面部とを備える撮像装置。

2 . 上記本体部は、外筐の一部をなす背面パネルを有し、

上記天井部は、上記外筐の一部をなす天板パネルを有し、

上記背面パネルと上記前面パネルとが着脱可能とされている請求の範囲第 1項記載の撮像装置。

3 . 上記本体部には、上記底面部に対して略垂直に固定されるベースと上記制御回路部が設けられるとともに上記ベースの上記底面部側で回動可能に支持される第 1の回動支持板とが配設され、

上記天井部には、上記電源部が設けられ、上記ベースの上記天井部側で回動可能に支持されるとともに上記第 1の回動支持板によって回動可能領域が規制される第 2の回動支持板が配設され、

上記背面パネル及び上記天板パネルが取り付けられているとき、上記第 1の回動支持板が上記ベースに対して略平行で、上記第 2の回動支持板が、上記ベースに対して略垂直な状態にあり、

上記背面パネル及び上記天板パネルが取り外されているとき、上記第 1の回動支持板が、上記ベースに対して離間する方向に回動可能であるとともに上記第 2 の回動支持板が、上記ベースと連続する方向に回動可能である

請求の範囲第 2項記載の撮像装置。

4 . 上記電源部には、外部から上記本体部を介して内部に挿入された電源ケープルの一端に設けられたコネクタが電気的に接続され、

上記コネクタは、上記第 2の回動支持板が上記ベースに対して略垂直な状態にあるとき、上記電源ケーブルを前方に導出させた姿勢で上記電源部に電気的に接続されている請求の範囲第 3項記載の撮像装置。

5 . 当該撮像装置は、壁面に沿って設置される設置型である請求の範囲第 1項記載の撮像装置。