WO2004064550A1 - 棒状喫煙物品のためのタングリッド型パック及びそのブランク - Google Patents

Abstract

フィルタシガレットのためのタングリッド型パックは、ボックス（２）と、ボックス（２）内に収容され、シガレット束（ＣＢ）が包材（８）により包み込まれた内容物（６）と、ボックス（２）の開口端を開閉するタングリッド（１６）と、ボックス２の両側壁にそれぞれ接着されたガードラグ（３０）とを備え、タングリッド（１６）が最初に開かれる前の状態にあるとき、各ガードラグ（３０）は対応する側のタングリッド（１６）の側縁に切り取り線（２８）を介して接続されている。

Description

明 細 書

棒状喫煙物品のためのタンダリッド型パック及びそのブランク

技術分野

本発明は、 シガレツトゃフィルタシガレツト等の棒状喫煙物品のためのタンダ リッド型パック及びそのブランクに関する。

背景腿

一般的なヒンジリツド型パックは、 例えば特開平 11-49134号公報に開示され ている。 この公報のパックは、 インナフレーム及びァゥタケ一シングを有するポ ックスと、 このボックスの開口端を開閉するリツドと、 ボックス内に収容された 内容物とを含む。 インナフレームはァゥタケ一シングと協働してボックスの開口 端を形成し、 リツドは開口端の後緣、 即ち、 ァゥタケ一シングにヒンジ結合され ている。 内容物は、 複数の棒状喫煙物品の束を、 この束を包み込んだ包材とを含 む。

パックは透明なフィルムにより更に包み込まれ、 このフィルム包装は開封テ一 プを有する。

上述したフィルム包装はパックのトツプ及びポトムにて、 閉塞端面をそれぞれ 有し、 これら閉塞端面はフィルムの折込み及びヒ一トシールにより形成されてい る。

しかしながら、 ヒートシ一ルの接着力は比較的弱く、 このため、 閉塞端面での フィルムの折込みは容易に解放され、 閉塞端面が悪戯により開かれてしまう虞が ある。 更に、 この後、 フィルムの再折込みにより閉塞端面を元の状態に戻すこと も比較的に容易である。

上述したように閉塞端面が一旦開かれてしまうと、 パックの開封もまた容易で あるから、 パックの内容物への悪戯が可能となる。

一方、 パックのフィルム包装は、 棒状喫煙物品の品質を長期に亘つて維持する。 しかしながら、 フィルム包装を備えたパックの場合、 棒状喫煙物品のための包装 形態は前述した包材、 パックのブランク及びフィルムを含む 3重構造となってい る。 このような 3重構造の包装形態は近年の省資源化の流れからみれば、 過剰包 装である。

本発明の目的は、 悪戯防止機能を備えるとともにフィルム包装を必要としない 棒状喫煙物品のためのタングリッド型パック及びそのブランクを提供することに ある。 発明の開示

本発明の目的を達成するため、 本発明のタンダリッド型パックは、

ボックスであって、 前壁、 開口端、 両側壁、 底壁及び前記前壁に形成された差 込みスリットを有する、 ボックスと、

前記ボックス内に収容された内容物であって、 複数の棒状喫煙物品及び前記棒 状喫煙物品を包み込む包材を有する、 内容物と、

前記ボックスにおける前記開口端の後縁にセルフヒンジを介して結合され、 前 記開口端を開閉可能なタンダリッドであって、

前記タンダリッドの閉状態にて、 前記ボックスの前記開口端を覆うリッド、 前 記リツドに折込み線を介して接続され、 前記ボックスの前記前壁に前記差込みス リツトを覆った状態で重ね合わすことができるタンダを含む、 タンダと、

前記タンダリッドが最初に開かれる前の状態にあるときには前記夕ングリッド と前記ボックスとの間を互いに分離可能に接続し、 且つ、 前記タングリッドがー 旦開かれたときには前記タンダリッドが既に開状態にあったことを痕跡として残 すジョイントと

を具備する。 上述したタングリッド型パックによれば、 タングリッドが最初に開かれたとき、 タンダリツドはボックスからジョイントにて分離され、 このジョイントにタンダ リツドが既に開かれたことを示す痕跡が残る。 このような痕跡は、 内容物の棒状 喫煙物品に対する悪戯を防止するうえで有効である。

一方、 タングリッドが最初に開かれるまでの間、 ボックスの差込みスリットは タングリッドにより覆われた状態にある。 それ故、 ボックス内の内容物が差込み スリツトを通じて外気に晒されることも少なく、 内容物内の棒状喫煙物品の品質 維持に役立つ。 このことは、 パックのフィルム包装を不要にする。

タングリッドは、 タンダの先端に差込み片を有することができる。 夕ングリツ ドが一旦開かれてから再び閉じられたとき、 差込み片は差込みスリツトを通じて ボックス内に差し込まれる。 このような差込み片の差込みは、 タングリッドをそ の閉位置に安定レて保持する。

具体的には、 ジョイントは、 ボックスの両側面にそれぞれ接着された一対のガ ードラグと、 タングリッドが最初に開かれる前の状態にあるとき、 各ガードラグ をタンダの対応する側の側縁に分離可能に接続する切り取り線とを含むことがで さる。

この場合、 タングリッドが最初に開かれたとき、 タンダと一対のガードラグと の間の切り取り線はそれぞれ破断される。 破断された切り取り線はパックの外面 に痕跡として残り、 これらの痕跡が悪戯防止に役立つ。

ボックスは、 その前壁に形成され、 開口端の前縁から込みスリットに向けて延 びるアクセス開口及びアクセス開口を形成するために切り取り線を介して区画さ れた開口予定領域の一方を含み、 そして、 包材は、 アクセス開口に対応した部分 に切り離し線により分離可能に区画された分離可能領域を含ことができる。 この 場合、 パックは、 タンダの裏面と包材の分離可能領域とをアクセス開口又は開口 予定領域を介して互いに接着する接着する第 1糊塗布領域を更に含む。

上述したパックの場合、 タングリッドが最初に開かれたとき、 包材の分離可能 領域は包材の残部から単独で切り離される力 又は、 開口予定領域の切り離しを 伴い包材の残部から切り離され、 内容物の棒材喫煙物品はボックスのアクセス開 口を通じて外部に露出し、 ボックスからの棒状喫煙物品の抜き取りが容易となる。 分離可能領域及び開口予定領域の切り離しは分離片を形成する。 しかしながら、 このような分離片はタンダリツドの裏面に接着したまるの状態で維持されるから、 分離片が塵となることはない。

ボックスが開口予定領域を備えている場合、 ボックスのアクセス開口は、 タン グリッドが最初に開かれることことで形成される。 それ故、 パックの製造後、 夕 ングリッドが最初に開かれるまでの間、 ボックスの前壁にはアクセス開口が存在 しない。 従って、 このようなボックスはタングリッドと協働して内容物を効果的 にシールすることができ、 パックのフィルム包装を不要にする。

更に、 内容物は、 ボックスの開口端側に配置され、 且つ、 包材の折込みにより 形成された上側閉塞端面を含んでおり、 この上側閉塞端面は、 一対のエンドフラ ップと、 これらエンドフラップに順次重ね合わされたィンナァゥタフラップ及び 前記分離可能領域の一部を形成するァゥ夕フラップを有する。 この場合、 パック は、 ァゥタフラップと前記リツドの裏面を互いに接着する第 2糊塗布領域を更に 含でいるのが好ましい。

包材の分離可能領域は第 1及び第 2糊塗布領域を介してタンダリッドに接着さ れているので、 分離可能領域の切り離しは更に容易且つ確実になる。

更に、 内容物は、 ボックスの一側壁側に配置され、 且つ、 包材の折込みにより 形成された閉塞側面を含み、 この閉塞側面は包材の両端縁を互いに重ね合わせて 形成されている。 この場合、 パックは、 閉塞側面とボックスの内面とを相互に接 着する第 3糊塗布領域を更に含んでいるのが好ましい。

また、 内容物は、 ボックスの底壁側に配置され、 且つ、 包材の折込みにより形 成された下側閉塞端面を含み、 この場合、 ノ ックは、 下側閉塞端面とボックスの 底壁とを相互に接着する第 4糊塗布領域を更に含んでいるのが好ましい。 上述した第 3及び第 4糊塗布領域は、 内容物のシール性を高め、 パックのフィ ルム包装を不要にする。

好ましくは、 前述した差込みスリットは、 ボックスの前記開口端側に向けて開 いた略 V字形状をなす。 このような差込みスリットによれば、 ボックス内への夕 ングリッドの差込みが容易となる。

前述のジョイントは、 ボックスの前壁に切り取り線を介して区画された切り抜 き予定領域と、 タングリッドに形成され、 タングリッドが最初に開かれる前の状 態にあるとき、 切り抜き予定領域をタンダリングに接着させる第 5糊塗布領域と を含むことができる。 又は、 ジョイントは、 タンダに切り取り線を介して区画さ れた切り抜き予定領域と、 ボックスの前壁に形成され、 タングリッドが最初に開 かれる前の状態にあるとき、 切り抜き予定領域を前記前壁に接着させる第 5糊塗 布領域と含むことができる。 ， 更に、 ジョイントは、 リツドの裏面に接着された一対の補強部材と、 タンダリ ッドが最初に開かれる前の状態にあるとき、 補強部材をボックスの両側壁にそれ ぞれ切り取り可能に接続する切り取り線とを更に含むこともできる。

上述の切り抜き予定部又は補強部材のための切り取り線は、 タンダリツドが最 初に開かれる際に破断され、 この結果、 タングリッドが既に開かれたことを示す 痕跡がパックの外面に残される。

前述したガードラグ付きのパックを成形するためのブランクは、

長手軸線と、

メインセクションであって、 前記長手軸線に沿い互いに折込み線を介して隣接 したリアパネル、 ァウタボトムパネル及びフロントパネルを有し、 これらパネル が前記ボックスの後壁、 底壁及び前壁をそれぞれ形成する、 メインセクションと、 前記リァパネルの両側縁にそれぞれ折込み線を介して接続された一対のィンナ サイドフラップと、

前記ァウタポトムパネルの両側に位置付けられ且つ前記各ィンナサイドフラッ プに折込み線を介して接続された これら インナポトムフラップは、 前記ボックスの底壁のための補強部材を形成する、 一

前記フロントパネルの両側縁にそれぞれ折込み線を介して接続された一対のァ ウタサイドフラップであって、 これらァゥ夕サイドフラップは対応する側の前記 インナサイドフラップとともに、 前記ボックスの側壁を形成する、 一対のァウタ サイドフラップと、

前記メインセクションから前記長手軸線に沿つて延び、 前記リァパネルにセル フヒンジとしての折込み線を介して接続されたサブセクションであって、 前記サ ブセクションは、 折込み線を介して区画されたァウタトップパネル及び夕ングパ ネルを有し、 これらパネルが前記ボックスの前記リッド及び前記夕ングをそれぞ れ形成する、 サブセクションと、

前記タンダパネルの両側縁にそれぞれ切り取り線を介して接続された一対のラ グフラップであって、 これらラグフラップは対応する側のァウタサイドフラップ に接着されたとき、 第 1ジョイントしての前記ガードラグを形成する、 一対のラ グフラップと

を具備する。

この場合、 ブランクは、 ァウタトップパネルの両側にそれぞれ配置された一対 のインナトップフラップあって、 これらインナトップフラップが対応する側の前 記インナサィドフラップに切り取り線を介して接続されている、 一対のインナト ップフラップを更に含むことができ、 夕ングリツドが最初に開かれる前の状態に あるとき、 前記インナトップフラップは前記タンダリツドの前記リツドに接着さ れ、 第 2ジョイントを形成する。 図面の簡単な説明

第 1図は、 一実施例のタンダリッド型パックの斜視図、 第 2図は、 第 1図のパックが開かれた状態を示す斜視図、

第 3図は、 第 1図のパック内に収容される内容物の斜視図、

第 4図は、 第 3の内容物の包材を展開して示した図、

第 5図は、 第 1及び第 2図のパックを成形するためのブランクを示した図、 第 6図〜第 8図は、 第 5図のブランクの折込み手順を順に示した図、 第 9図は、 変形例のタングリッド型パックの斜視図、

第 1 0図は、 変形例のタングリッド型パックの斜視図、

第 1 1図は、 第 1 0図のパックが開かれた状態を示す斜視図、

第 1 2図は、 変形例のタングリッド型パックの斜視図、

第 1 3図は、 第 1 2図のパックが開かれた状態を示す斜視図、

第 1 4図は、 変形例のタングリッド形パックの斜視図、

第 1 5図は、 第 1 4図のパックが開かれた状態を示す斜視図である。 発明を実施するための最良の形態

第 1図及び第 2図は、 フィルタシガレツトのためのタンダリツド型パックを示 す。

このパックは直方体形状のポックス 2を含み、 このボックス 2は開口端 4を有 する。 ボックス 2内には内容物 6が収容されており、 この内容物 6は、 2 0本の フィルタシガレツ卜の束 C Bと、 このシガレツト束 C Bを包み込む包材 8とを含 む。 包材 8は紙等からなるベース層と、 このべ一ス層の表面に形成された金属の 薄膜とを有する。 包材 8は塵の分別廃棄処理の観点からみて、 ボックス 2と同様 に可燃物として廃棄される。

具体的には、 内容物 6は包材 8の折込み形態でみて、 ダブルポイントエンドフ ォ一ルドの両端面、 即ち、 閉塞端面 1 0 , 1 2と、 サイドロングシ一ムの側面 1 4とを有する。

一方、 ボックス 2における開口端 4の後端にはセルフヒンジを介してタングリ ッド 1 6が接続されており、 タングリッド 1 6は開口端 4を開閉可能である。 夕 ングリッド 1 6が閉位置にあるとき、 タングリッド 1 6は開口端 4を覆うリツド 1 8と、 このリツド 1 8に折込み線を介して接続されたタンダ 2 2とを有し、 夕 ング 2 2はボックス 2の前壁 2 0の一部を覆う。 更に、 タンダ 2 2の先端部は先 細形状をなし、 折込み線 2 4により区画された差込み片 2 6を有する。

更に、 ボックス 2の両側壁はガードラグ 3 0をそれぞれ有し、 これらガ一ドラ グ 3 0は対応する側のボックス 2の側壁に接着されている。 夕ングリッド 1 6が 未だ開かれていないとき、 第 1図に示されるように、 これらガードラグ 3 0は夕 ング 2 2の基部に切り取り線 2 8を介してそれぞれ接続された状態にある。 しか しながら、 タングリッド 1 6が最初に開かれたとき、 タンダ 2 2は切り取り線 2 8にて、 ガードラグ 3 0から分離される。

そして、 タングリッド 1 6が最初に開かれたとき、 第 2図に示されているよう に、 ボックス 2の前壁 2 0にアクセス開口 3 2が形成される。 このアクセス開口 3 2は略 U字形状をなし、 ボックス 2の開口端 4から延びている。

アクセス開口 3 2の形成と同時に、 内容物 6における包材 8の一部が切り離さ れ、 これにより、 内容物 6のシガレット束 C Bが部分的にアクセス開口 3 2を通 じて露出する。 この結果、 内容物 6内のフィル夕シガレットはアクセス開口 3 2 を通じて容易に抜き出すことができる。 切り離される包材 8の一部はアクセス開 口 3 2と同様な形状を有する。

更に、 タングリッド 1 6が開かれたとき、 差込スリット 3 4が露出し、 この差 込スリット 3 4はボックス 2の前壁 2 0に予め形成されている。 タングリッド 1 6が最初に開かれるまでの間、 タングリッド 1 6の夕ング 2 2は差込みスリット 3 4を覆った状態にある。

第 2図から明らかなように差込みスリット 3 4は、 アクセス開口 3 2に向けて 開いた略 V字形状をなし、 タンダ 2 2の差込み片 2 6を容易に受け入れることが できる。 それ故、 タングリッド 1 6が一旦開かれた後、 タンダ 2 2の差込み片 2 6は差込みスリット 3 4を通じてボックス 2内に差し込まれ、 タングリッド 1 6 は閉位置に保持される。 なお、 差込みスリット 3 4の形状は V字形状に限らず、 凹形状であってよい。

前述したアクセス開口 3 2の形成及び包材 8の切り離しを可能にするため、 第 3図に示されるように包材 8には切り離し線 3 6が形成されている。 この切り離 し線 3 6は略 U字形の穿孔列 3 6 aと、 この穿孔列 3 6 aの両端からそれぞれ延 びるスリット 3 6 bを有する。 穿孔列 3 6 aは、 内容物 6の上側閉塞端面 1 0側 に位置付けられ、 内容物 6の前面を形成する包材 8に領域を区画する。 この領域 はアクセス開口 3 2と同様な形状及び大きさを有する。 スリット 3 6 bは上側閉 塞端面 1 0に位置付けられている。

より詳しくは、 第 3図から明らかなように上側閉塞端面 1 0は、 左右のエンド フラップ 4 0と、 これらエンドフラップ 4 0に順次重ね合わされたインナフラッ プ 4 2及びァゥタフラップ 4 4とを含み、 ァウタフラップ 4 4はスリット 3 6 b により包材 8の残部から予め分離されている。

第 4図は包材 8の展開図を示す。 この展開図から明らかなようにァウタフラッ プ 4 4を形成する部分及ぴェンドフラップ 4 0を形成する部分は部位はスリット 3 6 bにより予め互いに分離されている。

切り離し線 3 6は、 包材 8に分離可能領域 3 8を区画し、 分離可能領域 3 8は 穿孔列 3 6 aにより区画された領域とァウタフラップ 4 4とを含む。 なお、 切り 離し線 3 6はその全体が穿孔列から形成されていてもよい。 なお、 第 4図中の破 線は、 包材 8の折込み線を示し、 これらの折込み線に従い包材はシガレット束 C Bの回りに折り込まれ、 内容物 6が成形される。

第 5図は、 前述したボックス 2及びタングリッド 1 6を成形するためのブラン ク 4 6を示す。

ブランク 4 6は、 ボックス 2を形成するメインセクション 4 6 mと、 タンダリ ッド 1 6を形成するサブセクション 4 6 sとを含む。 これらセクション 4 6 m, 4 6 sは前述したセルフヒンジを形成する破線の折込み線 4 8を介して互いに接 続され、 ブランク 4 6の長手軸線方向に隣接して配置されている。

以下の説明における他の折込み線は全て、 第 5図中に破線で示されている。 メインセクション 4 6 mは 2つの折込み線により、 ブランク 4 6の長手方向で みて 3つのパネルに区分されている。 これらパネルはサブセクション 4 6 s側か らリアパネル 5 0、 ァウタボトムパネル 5 2及びフロントパネル 5 4と称される。 これらパネル 5 0 , 5 2 , 5 4はボックス 2の後壁、 底壁及び前壁 2 0をそれぞ れ形成するための部分である。 。

リァパネル 5 0の両側縁には折込み線を介して一対のィンナサイドフラップ 5 6が接続されており、 これらィンナサイドドフラップ 5 6の下縁には折込み線を 介してインナポトムフラップ 5 8がそれぞれ接続されている。 これらインナポト ムフラップ 5 8はァウタボトムパネル 5 2の両側に配置され、 ァウタボトムパネ ル 5 2の補強部材を形成する。

フロントパネル 5 4の両側縁にも折込み線を介して一対のァウタサイドフラッ プ 6 0が接続されており、 これらァウタサイドフラップ 6 0は対応する側のイン ナサイドフラップ 5 6と協働してポックス 2の側壁を形成することができる。 サブセクション 4 6 sは折込み線により 2つのパネルに区画されており、 これ らパネルはリアパネル 5 0側からァウタトップパネル 6 2及びタンダパネル 6 4 と称される。 ァウタトツプパネル 6 2は夕ングリッド 1 6のリツド 1 8を形成す るための部分である。 タンダパネル 6 4は前述した差込み片 3 6及び折込み線 2 4を有する。

タンダパネル 6 4の両側縁には切り取り線 2 8を介してラグフラップ 6 6がそ れぞれ形成され、 これらラブフラップ 6 6は前述のガードラグ 3 2を形成するた めの部分である。

また、 ァゥ夕トツプパネル 6 2の両側には一対のィンナトップフラップ 6 8が 配置されており、 これらインナトップフラップ 6 8はインナサィドフラップ 5 6 の上縁に切り取り線 6 9を介して接続されている。 インナトップフラップ 6 8は リッド 1 8の補強部材となる部分である。

更に、 フロントパネル 5 4には前述した差込みスリット 3 4及び切り取り線 7 0が予め形成されている。 切り取り線 7 0はフロントパネル 5 4の下縁に開口予 定頜域 7 2を区画し、 この開口予定領域 7 2は前述したアクセス開口 3 2を形成 するための部分である。

前述したパネル及びフラップはその裏面の所定個所に糊塗布領域 7 4をそれぞ れ有し、 これら糊塗布領域 7 4は第 5図中にハッチングを施して示されている。 糊塗布領域 7 4は、 パネル及び Z又はフラップと内容物 6との間の接続や、 フラ ップ相互の接着に使用される。

上述糊塗布領域 7 4は通常のパックのブランクにも備えられているが、 本発明 のブランク 4 6には、 糊塗布領域 7 4以外にも複数の糊塗布領域 7 6を新たに備 えている。 これら糊塗布領域 7 6もまたブランク 4 6の裏面にそれぞれ形成され、 第 5図中では網目のハッチングを施して示されている。

具体的には、 糊塗布領域 7 6は、 開口予定領域 7 2、 ァウタボトムパネル 5 2 の両側縁部、 内容物 6のサイドシーム側に対応した一方のィンナサイドフラップ 5 6、 ァウタトツプパネル 6 2の両側縁部、 一対のィンナトップフラップ 6 8及 び一対のラグフラップ 6 6に、 それぞれ形成される。

糊塗布領域 7 6の働きは、 第 6図〜第 8図を参照しながら以下に説明するパッ クの製造工程から明かとなる。

第 6図に示されるように、 ブランク 4 6の裏面上に先ず内容物 6が供給される。 この内容物 6はリァパネル 5 0上に重ね合わされ、 リァパネル 5 0の糊塗布領域 7 4は内容物 6とリァパネル 5 0を相互に接着する。

この後、 一対のィンナサイドフラップ 5 6は内容物 6の両側面に向けて折り込 まれ、 これら両側面に重ね合わされる。 一方のインナサイドフラップ 5 6の糊塗 布領域 7 6は内容物 6の一側面と一方のィンナサイドフラップ 5 6とを相互に接 着し、 他方のインナサィドフラップ 5 6の糊塗布領域 7 4は内容物 6の他側面と 他方のインナサィドフラップ 5 6とを相互に接着する。

第 6図から明らかなように、 インナサイドフラップ 5 6の折込み後、 インナポ トムフラップ 5 8及びインナトップフラップ 6 8は対応するインナサィドフラッ プ 5 6と同一の線上に並ぶ。

前述したように、 一方のインナサィドフラップ 5 6は糊塗布領域 7 6を介して 内容物 6の閉塞側面 1 4 (第 3図参照） に接着されるので、 閉塞側面 1 4のサイ ドシームを覆い、 サイドシームの密封性を向上させる。

ここで、 閉塞面 1 4のサイドシームは、 シガレット束 C Bの回りに U字状に卷 付けられた包材 8の両端縁をシガレツト束 C Bの側面上にて互いに重ね合わせる ことで得られている。

この後、 第 7図に示されるように、 一対のインナポトムフラップ 5 8は内容物 6の下側閉塞面 1 2に向けて折り込まれ、 この下側閉塞面 1 2に重ね合わされる。 また、 インナポトムフラップ 5 8の折込みと同時に、 一対のインナトップフラッ プ 6 8もまた切り取り線 6 9 (第 5図参照） から内容物 6の上側閉塞端面 1 0 (第 3図参照） に向けて折り込まれ、 上側閉塞端面 1 0上に重ね合わされる。 ィ ンナ卜ップフラップ 6 8の糊塗布領域 7 6は、 そのィンナトップフラップ 6 8と 上側閉塞端面 1 0のァウタフラップ 4 4とを接着する。 ァウタフラップ 4 4に対 する一対のインナトップフラップ 6 8の接着位置は第 3図中、 マーク Mで示され ている。

この後、 第 8図に示されるように、 ァウタボトムパネル 5 2はフロントパネル 5 4を伴い内容物 6の下側閉塞面 1 2に向けて折り込まれ、 この下側閉塞面 1 2 に折込み済みのインナポトムフラップ 5 8を介して重ね合わされる。 ァゥ夕ポト ムパネル 5 2の糊塗布領域 7 6はァウタボトムパネル 5 2と一対のインナポトム フラップ 5 8とを接着する。 この時点で、 ボックス 2の底壁が形成される。

このように一対のインナボトムフラップ 5 8とァウタボトムパネル 5 2とが接 着されていると、 ボックス 2の底壁は内容物 6の密封性を向上させる。

この後、 フロントパネル 5 4は一対のァウタサイドフラップ 6 0を伴い、 内容 物 6の上面に向けて折り込まれ、 内容物 6の上面に重ね合わされる。 フロン卜パ ネル 5 4の糊塗布領域 7 4はフロンパネル 5 4と内容物 6とを互いに接着し、 フ ロントパネル 5 4の糊塗布領域 7 6は、 前述した開口予定領域 7 2と内容物 6に おける包材 8の分離可能領域 3 8とを互いに接着する。 開口予定領域 7 2と分離 可能領域 7 2との接着位置もまた第 3図中、 マーク Mで示されている。

フ口ントパネル 5 4の折込みが完了すると、 ァウタトツプパネル 6 2はタング パネル 6 4を伴い、 内容物 6の上側閉塞面 1 0に向けて折り込まれ、 この上側閉 塞面 1 0に折込み済みの一対のィンナトップフラップ 6 8を介して重ね合わされ る。 ァウタトツプパネル 6 2の一対の糊塗布領域 7 6は、 ァウタトツプパネル 6 2とインナトップフラップ 6 8とそれぞれ接着する。 この時点で、 夕ングリッド 1 6のリツド 1 8が形成される。

ここで、 ァウタトツプパネル 6 2がー対のィンナトップフラップ 6 8を介して 包材 8のァウタフラップ 4 4に接着され、 各インナトップフラップ 6 8が切り取 り線 6 9を介して対応するインナサィドフラップ 5 6に接続されていることに留 意すべきである。

この後、 第 8図に示されるように、 タンダパネル 6 4は内容物 6の上面に向け て折り込まれ、 既に折り込まれたフロントパネル 5 4上に重ね合わされ、 そして、 フロントパネル 5 4の差込みスロット 3 4を覆う。 タンダパネル 6 4の糊塗布領 域 7 6は、 夕ングパネル 6 4とフロントパネル 5 4の開口予定領域 7 2とを互い 接着する。 従って、 タンダパネル 6 4は開口予定領域 7 2を介して内容物 6の分 離可能領域 3 8に接着された状態となる。

タンダパネル 6 4の折込みに伴い、 一対のラグフラップ 6 6はフロントパネル 5 4のァウタサイドフラップ 6 0に重ね合わされ、 タンダフラップ 6 6糊塗布領 域 7 6はタンダフラップ 6 6と対応する側のァウタサイドフラップ 6 0とを互い に接着する。 この状態は、 第 8図に示されている。

この後、 第 8図に示す状態から、 一対のァゥ夕サイドフラップ 6 0がラグフラ ップ 6 8を伴い、 内容物 6の両側面に向けて折り込まれ、 これら両側面に既に折 込み済みの一対のインナサィドフラップ 5 6上にそれぞれ重ね合わされる。 各ァ ウタサイドフラップ 6 0の糊塗布領域 7 4はそのァウタサイドフラップ 6 0と対 応するインナサイドフラップ 7 6とを相互に接着する。 この時点で、 ボックス 2 の両側壁が形成され、 第 1図のパックの製造が完了する。 パックの製造時、 両側 壁はガードラグ 3 0をそれぞれ有し、 これらガードラグ 3 0は切り取り線 2 8を 介してタンダリツド 1 6に接続された状態にある。

上述したブランク 4 6の折込み手順は、 通常のパックにおけるブランクの折込 み手順と実質的に同一である。 それ故、 本発明のパックは、 通常のパック包装機 に糊塗布域 7 6のための糊塗布装置 （図示しない） を追加するだけで、 製造可能 である。

本発明のパックが最初に開かれる際には、 先ず、 タングリッド 1 6のタンダ 2 2がボックス 2の前壁 2 0から持ち上げられる。 このタンダ 2 2の持ち上げに伴 い、 ボックス 2の前壁 2 0から開口予定領域 7 2が切り取られ、 前壁 2 0にァク セス開口 3 2が形成される。 開口予定領域 7 2は糊塗布領域 7 6を介して内容物 6の分離可能領域 3 8の一部にも接着されているので、 分離可能領域 3 8もまた、 切り離し線 3 6の穿孔列に沿って切り離される。

タンダ 2 2の持ち上げが更に進むと、 タンダ 2 2は切り取り線 2 8に沿って一 対のガ一ドラグ 3 0から切り取られる。 この後、 タングリッド 1 6がそのセルフ ヒンジの回りに回動されると、 リツド 1 8 (—対のインナトップフラップ 6 8 ) は切り取り線 6 9に沿つてボックス 2の両側壁 （一対のィンナサイドフラップ 5 6 ) から切り取られ （第 1図参照） 、 ボックス 2から自由な状態となる。

切り取り線 2 8， 6 9は何れもボックス 2の外側に露出しているで、 タンダ 2 2及びリッド 1 8がガードラグ 3 0及びポックス 2の側壁から一旦切り取られる と、 切り取り線 2 8 , 6 9がボックス 2の外面にそれぞれ破断線として残る。 こ のような破断線の痕跡は内容物 6に対する悪戯を防止するうえで有効である。 第 2図に示されるように、 タングリッド 1 6がポックス 2の開口端 4を完全に 開くと、 内容物 6のシガレツト束 C Bはボックス 2のアクセス開口 3 2及び開口 端 4の一部を通じて外側に露出する。 この結果、 内容物 6内のフィルタシガレツ トへのァクセスが許容され、 ボックス 2からフィル夕シガレットを容易に取出す ことができる。

上述した開口予定領域 7 2の切り取りや分離可能領域 3 8の切り離しは、 これ ら領域 7 2 , 3 8に対応した分離片 7 2 a， 3 8 aを形成する。 しかしながら、 これら分離片 7 2 a , 3 8 aは互いに糊塗布領域 7 6により接着された状態にあ り、 しかも、 分離片 7 2 aはタンダ 3 2の裏面に糊塗布領域 7 6を介して接着さ れた状態にある。 従って、 第 2図に示されるように分離 7 2 a , 3 8 aはタンダ 3 2の裏面に接着されままの状態で維持される。

この結果、 切欠片 7 2 aや分離片 3 8 aがパック本体 2とは別体の塵として廃 棄されることはなく、 塵の削減を図ることができる。

また、 分離可能領域 3 8のァウタフラップ 4 4は、 リツド 1 8のインナトップ フラップ 6 8に糊塗布領域 7 6を介して接着されているので、 分離可能領域 3 8. の切り離しは円滑になされる。 ァゥ夕フラップ 4 4はリツド 1 8の内面 （インナ トップフラップ 6 8 ) に接着されているので、 分離可能領域 3 8の一部がタンダ リッド 1 6からはみ出すようなこともない。

本発明は、 上述の実施例に制約されるものではなく、 種々の変更が可能である。 例えば、 一対のインナポトムフラップ 5 8はその裏面に糊塗布領域を有するこ とができる。 この場合、 インナボトムフラップ 5 8は内容物 6の下側閉塞端面 1 4に直接に接着し、 下側閉塞面 1 4のシール性を高める。

また、 ブランク 4 6は一対のィンナトップフラップ 6 8を必ずしも必要としな い。 この場合、 ァウタトップパネル 6 2は内容物 6における包材 8のァウタフラ ップ 4 4に一対の糊塗布領域 7 6を介して接着される。

一方、 上述の実施例では、 タングリッド 1 6が最初に開かれたとき、 ボックス 2の前壁 2 0にアクセス開口 3 2が形成される。 しかしながら、 このようなァク セス開口 3 2はブランク 4 6のフロントパネル 5 4に予め形成されていてもよレ^ この場合、 タングパネル 6 4が糊塗布領域 7 6を介して分離可能領域 3 8に接着 されている。 従って、 タングリッド 1 6が最初に開かれたとき、 第 9図に示され るように分離可能領域 3 8のみが包材 8力、ら切り離され、 分離片 3 8 aを形成す る。 この分離片 3 8 aはタンダリッド 1 6の裏面に接着された状態で保持される。 更に、 一対のガードラグ 3 0は、 切り取り線 2 8に代えて、 第 1 0図に示され るように脆弱な折込み線 7 8を介してタンダ 2 2に接続されていてもよい。 この 場合、 タングリッド 1 6が最初に開かれたとき、 第 1 1図に示されるようにタン グ 2 2は折込み線 7 8に沿ってガードラグ 3 0から破断され、 破断線 8 0が夕ン グ 2 2及びガードラグ 3 0の双方に痕跡として残る。

また、 第 1 2図に示されるパックは、 タンダ 2 2の裏面に例えば円形の糊塗布 領域 8 2を有する一方、 ボックス 2の前壁 2 0に円形の切り抜き予定領域 8 4を 有することができる。 切り抜き予定領域 8 4は切り取り線により区画され、 ァク セス開口 3 2 (又は開口予定領域 7 2 ) と差込みスリット 3 4との間に位置付け られている。 そして、 パックが製造されたとき、 タンダ 2 2は糊塗布領域 8 2を 介して切り抜き予定領域 8 4に接着された状態にある。

この場合、 タンダリツド 1 6が最初に開かれたとき、 第 1 3図に示されるよう にタンダ 2 2の糊塗布領域 8 2は、 前壁 2 0から切り抜き予定領域 8 4を切り取 り、 前壁 2 0に領域 8 4に対応した円形孔 8 6を形成する。 この円形孔 8 6は、 タンダリッド 1 6が既に開かれたことを示す痕跡となる。 従って、 タンダリッド 1 6が一旦開かれると、 タンダリツド 1 6はボックス 2の前壁 2 0に最早接着さ れることはないので、 内容物 6のフィルタシガレツトに対する悪戯を防止するこ とができる。 それ故、 第 1 2図及び第 1 3図のタングリッド型パックの場合、 前 述した一対のガードラグ 3 0は必ずしも必要でない。

また、 第 1 2図及び第 1 3図のパックの場合、 タンダ 2 2が切り抜き予定領域 8 4を有し、 ボックス 2の前壁 2 0が糊塗布領域 8 2を有しいてもよい。 この場 合、 タングリッド 1 6が一旦開かれると、 タンダ 2 2に円形孔 8 6が形成される から、 この円形孔 8 6が悪戯を防止するための明瞭な痕跡となる。

更に、 第 1 4図及び第 1 5図から明らかなように切り抜き予定領域 8 4は、 糊 塗布領域 8 2と同様な糊塗布領域 8 8に置換可能である。 この場合にも、 タンダ リツド 1 6が一旦開かれると、 タングリッド 1 6はボックス 2の前壁 2 0に最早 接着されず、 また、 糊塗布領域 8 2， 8 8が互いに剥がれたことを示す痕跡が領 域 8 2 , 8 8の接着面に残る。 従って、 この塲合にも、 内容物 6のフィルタシガ レットに対する悪戯を防止する上で有効となる。 この結果、 第 1 4図及び第 1 5 のパックにあっても、 一対のガードラグ 3 0は必ずしも必要ではない。

Claims

請 求 の 範 囲

1 . 棒状喫煙物品のタンダリッド型パックは、

ボックスであって、 前壁、 開口端、 両側壁、 底壁及び前記前壁に形成された差 込みスリットを有する、 ボックスと、

前記ボックス内に収容された内容物であって、 複数の棒状'喫煙物品及び前記棒 状喫煙物品を包み込む包材を有する、 内容物と、

前記ボックスにおける前記開口端の後縁にセルフヒンジを介して結合され、 前 記開口端を開閉可能なタンダリッドであって、

前記タングリッドの閉状態にて、 前記ボックスの前記開口端を覆うリツド、 前 記リツドに折込み線を介して接続され、 前記ボックスの前記前壁に前記差込みス リツトを覆った状態で重ね合わすことができるタンダを含む、 タンダと、

前記タンダリッドが最初に開かれる前の状態にあるときには前記タンダリッド と前記ボックスとの間を互いに分離可能に接続し、 且つ、 前記タングリッドがー 旦開かれたときには前記タンダリッドが既に開状態にあったことを痕跡として残 すジョイントと

を具備する。

2 . 請求項 1のパックにおいて、

前記タングリッドは、 前記タンダの先端に前記差込みスリットを通じて前記ポ ックス内に差込み可能な差込み片を更に含む。

3 . 請求項 2のパックにおいて、

前記ジョイントは、 前記ポックスの両側面にそれぞれ接着された一対のガ一ド ラグと、 前記タングリッドが最初に開かれる前の状態にあるとき、 前記各ガード ラグを前記タンダの対応する側の側縁に分離可能に接続する切り取り線とを含む。

4. 請求項 3のパックにおいて、

前記ボックスは、 前記前壁に形成され、 前記開口端の前縁から前記差込みスリ ットに向けて延びるアクセス開口及び前記アクセス開口を形成するために切り取 り線を介して区画された開口予定領域の一方を含み、

前記包材は、 前記ァクセス開口に対応した部分に切り離し線により分離可能に 区画された分離可能領域を含み、

前記パックは、 前記夕ングの裏面と前記包材の前記分離可能領域とを前記ァク セス開口又は前記開口予定領域を介して互いに接着する接着する第 1糊塗布領域 を更に含む。

5 . 請求項 4のパックにおいて、

前記内容物は、 前記ボックスの前記開口端側に配置され、 且つ、 前記包材の折 込みにより形成された上側閉塞端面を含み、

前記上側閉塞端面は、 一対のエンドフラップと、 これらエンドフラップに順次 重ね合わされたィンナァゥタフラップ及び前記分離可能領域の一部を形成するァ ウタフラップを有し、

前記パックは、 前記ァウタフラップと前記リツドの裏面を互いに接着する第 2 糊塗布領域を更に含む。

6 . 請求項 5のパックにおいて、

前記内容物は、 前記ボックスの一側壁側に配置され、 且つ、 前記包材の折込み により形成された閉塞側面を含み、 前記閉塞側面は前記包材の両端縁を互いに重 ね合わせて形成されている、

前記パックは、 前記閉塞側面と前記ボックスの内面とを相互に接着する第 3糊 塗布領域を更に含む。

7 . 請求項 5のパックにおいて、

前記内容物は、 前記ボックスの前記底壁側に配置され、 且つ、 前記包材の折込 みにより形成された下側閉塞端面を含み、

前記バックは、 前記下側閉塞端面と前記ポックスの前記底壁とを相互に接着す る第 4糊塗布領域を更に含む。 O 2004/064550

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8 . 請求項 2のパックにおいて、

前記差込みスリツ卜は、 前記ボックスの前記開口端側に向けて開いた略 V字形 状をなす。

9 . 請求項 2のパックにおいて

前記ジョイントは、 前記ポックスの前記前壁に切り取り線を介して区画された 切り抜き予定領域と、 前記タングリッドに形成され、 前記タングリッドが最初に 開かれる前の状態にあるとき、 前記切り抜き予定領域を前記タンダリングに接着 させる第 5糊塗布領域とを更に含む。

1 0. 請求項 2のパックにおいて、

前記ジョイントは、 前記タンダに切り取り線を介して区画された切り抜き予定 領域と、 前記ボックスの前記前壁に形成され、 前記タングリッドが最初に開かれ る前の状態にあるとき、 前記切り抜き予定領域を前記前壁に接着させる第 5糊塗 布領域とを更に含む。

1 1 . 請求項 3のパックにおいて

前記ジョイントは、 前記リツドの裏面に接着された一対の補強部材と、 前記夕 ングリツドが最初に開かれる前の状態にあるとき、 前記補強部材を前記ボックス の前記両側壁にそれぞれ切り取り可能に接続する切り取り線とを更に含む。

1 2. 請求項 1 1のパックにおいて、

刖記ンョィン卜は、

前記ボックスの前記前壁に切り取り線を介して区画された切り抜き予定領域と、 前記タンダリッドに形成され、 前記タンダリッドが最初に開かれる前の状態に あるとき、 前記切り抜き予定領域を前記夕ングリングに接着させる第 5糊塗布領 域とを更に含む。

1 3. 請求項 1 1のパックにおいて、

前記タンダに切り取り線を介して区画された切り抜き予定領域と、

前記ボックスの前記前壁に形成され、 前記タンダリツドが最初に開かれる前の 状態にあるとき、 前記切り抜き予定領域を前記前壁に接着させる第 5糊塗布領域 とを更に含む。

1 4. 請求項 3のタングリッド型パックを成形し、 前記パックがボックス及び タンダリッドを有する、 ブランクは、

長手軸線と、

メインセクションであって、 前記長手軸線に沿い互いに折込み線を介して隣接 したリアパネル、 ァウタボトムパネル及びフロントパネルを有し、 これらパネル が前記ボックスの後壁、 底壁及び前壁をそれぞれ形成する、 メインセクションと、 前記リァパネルの両側縁にそれぞれ折込み線を介して接続された一対のィンナ サイドフラップと、

前記ァウタポトムパネルの両側に位置付けられ且つ前記各ィンナサイドフラッ プに折込み線を介して接続された一対のィンナポトムフラップであって、 これら インナポトムフラップは、 前記ボックスの底壁のための補強部材を形成する、 一 対のィンナボトムフラップと、

前記フロントパネルの両側縁にそれぞれ折込み線を介して接続された一対のァ ウタサイドフラップであって、 これらァゥ夕サイドフラップは対応する側の前記 インナサイドフラップとともに、 前記ボックスの側壁を形成する、 一対のァウタ サイドフラップと、

前記メインセクションから前記長手軸線に沿って延び、 前記リァパネルにセル フヒンジとしての折込み線を介して接続されたサブセクションであって、 前記サ ブセクションは、 折込み線を介して区画されたァウタトップパネル及び夕ングパ ネルを有し、 これらパネルが前記ボックスの前記リッド及び前記タンダをそれぞ れ形成する、 サブセクションと、

前記夕ングパネルの両側縁にそれぞれ切り取り線を介して接続された一対のラ グフラップであって、 これらラグフラップは対応する側のァウタサイドフラップ に接着されたとき、 第 1ジョイントとしての前記ガードラグを形成する、 一対の ラグフラップと

を具備する。

1 5 . 請求項 1 4のブランクにおいて、

前記ブランクは、 前記ァウタトップパネルの両側にそれぞれ配置された一対の インナトップフラップあって、 これらインナトップフラップが対応する側の前記 インナサィドフラップに切り取り線を介して接続されている、 一対のインナトツ プフラップを更に含み、

前記タンダリツドが最初に開かれる前の状態にあるとき、 前記インナトップフ ラップは前記夕ングリッドの前記リッドに接着され、 第 2ジョイントを形成する。