WO2003078110A1 - Robot, controleur de robot a jambes et procede correspondant, systeme de capteurs pour robot a jambes, et appareil locomoteur - Google Patents

Robot, controleur de robot a jambes et procede correspondant, systeme de capteurs pour robot a jambes, et appareil locomoteur Download PDF

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Description

明 細 書 ロボット装置、 脚式移動ロボットの動作制御装置及び動作制御方法、 脚式移動口 ボヅトのためのセンサ ·システム、 並びに移動体装置 技術分野 本発明は、 少なくとも複数本の可動脚を備えた脚式移動ロボットの動作制御装 置及び動作制御方法、 脚式移動ロボッ卜のためのセンサ · システム、 並びに移動 体装置に係り、 特に、 Z M Pを安定度判別規範に用いて姿勢安定化制御を行なう 脚式移動ロボットの動作制御装置及び動作制御方法、 脚式移動ロボッ卜のための センサ■システム、 並びに移動体装置に関する。
さらに詳しくは、 本発明は、 機体上の各部に設置されたセンサからの計測値に 基づいて導入された Z MP方程式を用いて未知外力モーメント及び未知外力を同 定して運動制御を行なう脚式移動ロボットの動作制御装置及び動作制御方法、 脚 式移動ロボヅトのためのセンサ · システム、 並びに移動体装置に係り、 特に、 機 体上の部位に分散するセンサ ·システムを配置して、 Z M P方程式の導入に必要 な運動パラメ一夕を効率的に計測する脚式移動ロボットの動作制御装置及び動作 制御方法、 脚式移動ロボットのためのセンサ ' システム、 並びに移動体装置に関 する。 景技術 電気的若しくは磁気的な作用を用いて人間の動作に似せた運動を行なう機械装 置のことを「ロボヅト」という。ロボットの語源は、スラブ語の" R O B O T A (奴 隸機械)"に由来すると言われている。 わが国では、 ロボットが普及し始めたのは 1 9 6 0年代末からであるが、 その多くは、 工場における生産作業の自動化 -無 人化などを目的としたマニピュレータや搬送ロボッ トなどの産業用ロボッ ト (industrial robot) であった。 最近では、 ヒトゃサルなどの 2足直立歩行を行なう動物の身体メカニズムや動 作を摸した脚式移動ロボットに関する研究開発が進展し、 実用化への期待も高ま つてきている。 2足直立による脚式移動は、 クローラ式や、 4足又は 6足式など に比し不安定で姿勢制御や歩行制御が難しくなるが、 不整地や障害物など作業経 路上に凹凸のある歩行面や、 階段や梯子の昇降など不連続な歩行面に対応する: とができるなど、 柔軟な移動作業を実現できるという点で優れている。
また、 ヒトの生体メカニズムや動作を再現した脚式移動ロボットのことを、 特 に、 「人間形」、 若しくは 「人間型」 のロボット (humanoid robot) と呼ぶ。 人間 型ロボットは、 例えば、 生活支援、 すなわち住環境その他の日常生活上のさまざ まな場面における人的活動の支援などを行なうことができる。
人間の作業空間や居住空間のほとんどは、 2足直立歩行という人間が持つ身体 メカニズムや行動様式に合わせて形成されおり、 車輪その他の駆動装置を移動手 段とした現状の機械システムが移動するのには多くの障壁が存在する。 したがつ て、 機械システムすなわちロボットがさまざまな人的作業を代行し、 さらに人間 の住空間に深く浸透していくためには、 ロボットの移動可能範囲が人間のそれと ほぼ同じであることが好ましい。 これが、 脚式移動ロボットの実用化が大いに期 待されている所以でもある。
人間形若しくは人間型と呼ばれる 2足直立歩行の脚式移動ロボットを研究 ·開 発する意義を、 例えば以下の 2つの視点から把握することができょう。
1つは、 人間科学的な視点である。 すなわち、 人間の下肢及び Z又は上肢に似 た構造のロボットを作り、 その制御方法を考案して、 人間の歩行動作をシミュレ —トするというプロセスを通じて、 歩行を始めとする人間の自然な動作のメ力二 ズムを工学的に解明することができる。 このような研究成果は、 人間工学、 リハ ビリテ一シヨン工学、 あるいはスポーツ科学など、 人間の運動メカニズムを扱う 他のさまざまな研究分野の進展に大 、に還元することができるであろう。
もう 1つは、 人間のパートナーとして生活を支援する、 すなわち住環境その他 の日常生活上の様々な場面における人的活動の支援を行なう実用ロボットの開発 である。 この種のロボットは、 人間の生活環境のさまざまな局面において、 人間 から教わりながら個々に個性の相違する人間又は環境への適応方法を学習し、 機 能面でさらに成長していく必要がある。 このとき、 ロボットが 「人間形」 すなわ ち人間と同じ形又は同じ構造をしている方が、 人間とロボットとの円滑なコミュ 二ケ一シヨンを行なう上で有効に機能するものと考えられる。
例えば、 踏んではならない障害物を避けながら部屋を通り抜ける方法を実地に おいてロボットに教示するような場合、 クローラ式ゃ 4足式ロボットのように教 える相手が自分と全く違う構造をしているよりも、 同じような格好をしている 2 足歩行ロボットの方が、 ユーザ (作業員) ははるかに教え易く、 またロボットに とっても教わり易い箬である (例えば、 高西著 「2足歩行ロボットのコント口一 ル」 (自動車技術会関東支部 <高塑>^.25, 1996 APRIL) を参照のこと)。
2足歩行による脚式移動を行なうタイプのロボットに関する姿勢制御や安定歩 行に関する技術は既に数多提案されている。 ここで言う安定な「歩行」 とは、 「転 倒することなく、 脚を使って移動すること」 と定義することができる。
ロボットの姿勢安定制御は、ロボットの転倒を回避する上で非常に重要である。 何故ならば、 転倒は、 ロボットが実行中の作業を中断することを意味し、 且つ、 転倒状態から起き上がって作業を再開するために相当の労力や時間が払われるか らである。 また、 何よりも、 転倒によって、 ロボット本体自体、 あるいは転倒す るロボットと衝突する相手側の物体にも、 致命的な損傷を与えてしまう危険があ るからである。 したがって、脚式移動ロボッ卜の設計 '開発において、歩行やその 他の脚式作業時における姿勢安定制御は最も重要な技術的課題の 1つである。 歩行時には、 重力と歩行運動に伴なつて生じる加速度によって、 歩行系から路 面には重力と慣性力、 並びにこれらのモーメントが作用する。 いわゆる 「ダラン ベールの原理」 によると、 それらは路面から歩行系への反作用としての床反力、 床反力モーメントとバランスする。 力学的推論の帰結として、 足底接地点と路面 の形成する支持多角形の辺上あるいはその内側にピッチ及びロール軸モーメント がゼロとなる点、 すなわち 「Z MP (Zero Moment Point)j が存在する。
脚式移動ロボットの姿勢安定制御や歩行時の転倒防止に関する提案の多くは、 この Z M Pを歩行の安定度判別の規範として用いたものである。 Z M P規範に基 づく 2足歩行パターン生成は、 足底着地点をあらかじめ設定することができ、 路 面形状に応じた足先の運動学的拘束条件を考慮し易いなどの利点がある。 また、 Z M Pを安定度判別規範とすることは、 力ではなく軌道を運動制御上の目標値と して扱うことを意味するので、 技術的に実現可能性が高まる。 なお、 Z M Pの概 念並びに Z M Pを歩行ロボットの安定度判別規範に適用する点については、 Miomir Vukobratovic 著" LEGGED LOCOMOTION ROBOTS" (加藤一郎外著『歩行ロボ ットと人工の足』 (日刊工業新聞社)) に記載されている。
一般には、 4足歩行よりもヒユーマノィ ドのような 2足歩行のロボヅトの方が、 重心位置が高く、 且つ、 歩行時の Z MP安定領域が狭い。 したがって、 このよう な路面状態の変化に伴う姿勢変動の問題は、 2足歩行ロボットにおいてとりわけ 重要となる。
2足歩行ロボットの姿勢安定度判別規範に Z MPを用いた提案は既に幾つかあ る。
例えば、 特開平 5— 3 0 5 5 7 9号公報に記載の脚式移動ロボッ卜は、 Z M P がゼロとなる床面上の点を目標値に一致させるようにして安定歩行を行なうよう になっている。
また、 特閧平 5— 3 0 5 5 8 1号公報に記載の脚式移動ロボットは、 Z M Pが 支持多面体 (多角形) 内部、 又は、 着地、 離床時に Z MPが支持多角形の端部か ら少なくとも所定の余裕を有する位置にあるように構成した。 この場合、 外乱な どを受けても所定距離だけ Z MPの余裕があり、 歩行時の機体の安定性が向上す る。
また、 特開平 5— 3 0 5 5 8 3号公報には、 脚式移動ロボットの歩き速度を Z M P目標位置によって制御する点について開示している。 すなわち、 あらかじめ 設定された歩行パターン 'デ一夕を用い、 Z M Pを目標位置に一致させるように 脚部関節を駆動するとともに、 上体の傾斜を検出してその検出値に応じて設定さ れた歩行パターン ·データの吐き出し速度を変更する。 未知の凹凸を踏んでロボ ットが例えば前傾するときは、 吐き出し速度を速めることで姿勢を回復すること ができる。 また Z M Pを目標位置に制御するので、 両脚支持期で吐き出し速度を 変更しても支障がない。
また、 特開平 5— 3 0 5 5 8 5号公報には、 脚式移動ロボットの着地位置を Z M P目標位置によって制御する点について開示している。 すなわち、 同公報に記 載の脚式移動ロボットは、 Z M P目標位置と実測位置とのずれを検出し、 それを 解消するように脚部の一方又は双方を駆動するか、 又は Z MP目標位置まわりに モーメントを検出してそれが零になる様に脚部を駆動することで、 安定歩行を実 現する。
また、 特開平 5— 3 0 5 5 8 6号公報には、 脚式移動ロボットの傾斜姿勢を Z M P目標位置によって制御する点について開示している。 すなわち、 Z MP目標 位置まわりのモーメントを検出し、 モーメントが生じたときは、 それが零になる ように脚部を駆動することで安定歩行を行なう。 Z MPを安定度判別規範に用いたロボヅ卜の姿勢安定度制御は、 基本的には足 底接地点と路面の形成する支持多角形の辺上あるいはその内側にモ一メントがゼ 口となる点を探索することにある。
すなわち、 ロボッ卜の機体に印加される各モーメントの釣合い関係を記述した Z M P方程式を導出して、 この Z MP方程式上で現れるモーメント ·エラーを打 ち消すように機体の目標軌道を修正するようにすればよい。
Z M P方程式を立てるためには、 機体上の制御対象点における位置と加速度を 求める必要がある。 Z MPを安定度判別規範に用いた従来のロボット機体制御シ ステムの多くは、 制御対象点における位置デ一夕のみをセンサ入力とし、 制御シ ステム内においてこの位置デ一夕を 2階微分するなどして加速度データを算出し てから Z M P方程式を導出していた。
しかしながら、 このような計算方法に頼った場合、 計算量が多くなり、 処理負 荷が高くなるとともに演算時間が長くなつてしまう。 さらに、 間接的に加速度デ 一夕を得ているため、 正確な加速度データを用いることができず、 跳躍や走行な ど、高速にリアルタイムで機体の軌道修正を必要とする動作の実現が困難である。 また、 機体の姿勢制御の厳密性を追及した場合、 制御対象点を複数とることが好 ましいが、 演算時間が過大となってしまい、 コスト増大を招来する。 また、 脚式ロボットを始めとする移動機械を Z MP方程式に従って厳密に運動 制御することを考えると、 制御に用いるローカル座標原点の世界座標における加 速度と、 ローカル座標系における機体各部の位置(姿勢)、加速度、 そして Z MP 位置と外力及び外力モーメントを計測し、 その計測値を Z MP方程式に導入する ことで、 未知外力モーメント及び未知外力を同定しつつ、 各部の位置、 加速度を 制御することが最も厳密に運動制御を行なうことになる。
例えば、 傾斜計(又は加速度計)、 及びジャイロを各軸 (ピッチ、 ロール、 ョー (X , Υ, Z )) に 1つずつ、 6軸力センサの配置位置を、 外力及び外力が加わる ことが想定される部位毎に、 実際の作用位置より離れた位置に、 最小限の個数の センサ構成で運動制御を行なうことができる。
ところが、 このようなセンサ配置に基づく運動制御方式では、 制御に用いる口 一カル座標原点加速度に加え、すべての部位の位置及び加速度を直接的に計測し、 制御することは困難である。
従来の運動制御方式は、
( 1 ) ロボットの外部環境は、 どんな力やトルクが作用しても動くことがない。
( 2 ) ロボットの外部環境での併進に対する摩擦係数は十分大きく、 滑りが生じ ない。
( 3 ) ロボットは、 どんな力やトルクが作用しても変形することがない。
という条件を前提としたものである。 このため、 力やトルクが作用すると路面が 動いてしまう砂利上や毛足の長い絨毯上、 そして、 併進の摩擦係数が十分に確保 できずすべりが生じ易い住居内のタイルなどでの安定歩行 (運動) や、 ロボット 自身の構造に柔軟性を持たせることで跳躍を伴う全身運動の実現を目指したロボ ヅトの運動制御を保証するものではない。 発明の開示 本発明の目的は、 Z MPを姿勢安定度判別規範に用いて運動中の機体の姿勢を 安定化制御することができる、 優れた脚式移動ロボットのための動作制御装置及 び動作制御方法を提供することにある。
本発明のさらなる目的は、 Z MP方程式を高速且つ高精度に導き出すことによ つてより厳密な姿勢安定制御を行なうことを可能にする、 優れた脚式移動ロボッ トのための動作制御装置及び動作制御方法を提供することにある。 本発明のさらなる目的は、 Z MPを安定度判別規範に用いて姿勢安定化制御を 好適に行なうことができる、 優れた脚式移動ロボットの動作制御装置及び動作制 御方法、 並びに脚式移動ロボットのためのセンサ .システムを提供することにあ る。
本発明のさらなる目的は、 機体上の各部に設置されたセンサからの計測値に基 づいて導入された Z MP方程式を用いて未知外力モーメント及び未知外力を同定 して運動制御を好適に行なうことができる、 優れた脚式移動ロボットの動作制御 装置及び動作制御方法、 並びに脚式移動ロボットのためのセンサ ·システムを提 供することにある。
本発明のさらなる目的は、 機体上の部位に分散するセンサ ·システムを配置し て、 Z MP方程式の導入に必要な運動パラメ一夕を効率的に計測することができ る、 優れた脚式移動ロボットの動作制御装置及び動作制御方法、 並びに脚式移動 ロボヅトのためのセンサ ·システムを提供することにある。 本発明は、 上記課題を参酌してなされたものであり、 基体と前記基体に接続さ れる複数の可動部を備えたロボット装置であって、
前記基体及び少なくとも 1つの前記可動部に制御対象点を設け、
前記制御対象点毎に配置された複数の加速度センサと、
前記可動部を制御する制御手段と、
前記加速度センサ毎に得られる加速度情報に基づいて導入された所定の方程式 を用いて前記ロボット装置に印加される未知モーメント及び Z又は未知外力を算 出する手段とを備え、
前記制御手段は、 算出された未知モーメント及び/又は未知外力に応じて前記 可動部を制御する、
ことを特徴とするロボット装置である。
ロボット装置の姿勢安定性を確保するためには、 例えば Z MP方程式や運動方 程式などの安定度判別規範となる方程式を導入し、 装置本体に印加される未知モ —メントゃ未知外力を打ち消すように動作制御を行なう必要がある。 支持多角形 の内側に Z MPがある場合は、 系に回転運動や並進運動が発生せず、 回転や並進 に関する運動方程式を解く必要がなく、 系が形成する適切な Z M P空間を用いて Z M P方程式を解くことにより、 姿勢安定制御を行なう。 また、 支持多角形の内 側に Z M Pがない場合や、 外界に対する支持作用点が存在しない場合は、 Z M P 方程式に代えて、 運動方程式を解くことにより、 姿勢安定制御を行なう。 また、 跳躍を伴うダンスなど、 すべての部位の軌道の優先度が一様に高く設定される場 合には、 Z M P方程式と運動方程式の両方を解く場合がある。
ここで、 方程式を立てるためには、 機体上の各制御対象点における位置と加速 度を求める必要がある。 しかしながら、 制御対象点における位置データのみをセ ンサ入力とした制御システムの場合、 位置データを 2階微分するなどして加速度 データを算出してから方程式を導出しなければならない。 この場合、 計算量が多 く、 処理負荷の増大や演算時間の問題がある。 また、 間接的に加速度データを得 ているため、 正確な加速度データを用いることができないので、 高速にリアル夕 ィムで機体の軌道修正を必要とする動作の実現が困難である。
これに対し、 本発明に係るロボット装置の場合、 装置本体の複数の箇所に設定 された制御対象点毎に加速度センサが配設されているので、 正確な加速度デ一夕 を用いて方程式を導入することができるとともに、 方程式導入のための計算量を 削減することができる。 この結果、 跳躍や走行など高速性が要求される動作にお いても好適に軌道修正を行なうことが可能となる。 また、 本発明の他の側面は、 少なくとも複数本の可動脚を備えた脚式移動を行 なうタイプのロボットの動作制御装置又は動作制御方法であって、
前記ロボットの機体上の複数の部位における力学的状態を検出する状態検出手 段又はステップと、
'前記状態検出手段による検出結果に基づいて、 機体の運動を制御する運動制御 手段又はステップと、
を具備することを特徴とする脚式移動ロボットのための動作制御装置又は動作制 御方法である。
ここで、 前記状態検出手段又はステップは、 例えば、 前記ロボットの機体上の 制御対象点における加速度を計測する加速度計測手段又はステツプと、 前記ロボ ットと外界との接触部位における Z M Pと力を計測する反力計測手段又はステツ プとで構成される。 このような場合、 前記運動制御手段又はステップは、 前記加 速度計測手段又はステップ並びに前記反力計測手段又はステヅプによる計測結果 を基に、 前記ロボッ卜の機体に印加される各モ一メントの釣合い関係を記述した Z M P方程式を生成し、 該 Z MP方程式上で現れるモーメント -エラ一を打ち消 すように機体の目標軌道を修正することができる。
Z M Pを安定度判別規範に用いたロボットの姿勢安定度制御は、 基本的には足 底接地点と路面の形成する支持多角形の内側にモーメントがゼロとなる点を探索 することにある。 すなわち、 ロボットの機体に印加される各モーメントの釣合い 関係を記述した Z M P方程式を導出して、 この Z M P方程式上で現れるモ一メン ト ·エラ一を打ち消すように機体の目標軌道を修正する。
例えば、 制御に用いる機体のロー力ル座標原点の世界座標における加速度と、 ローカル座標系における機体の各制御対象点の位置(姿勢)、加速度、並びに Z M P位置と外力モーメントを計測して、 各点における位置及び加速度を制御するこ とにより、 最も厳密に機体制御を行なうことができる。
しかしながら、 原理に従い、 制御に用いる口一カル座標原点加速度に加え、 す ベての部位の位置及び加速度を直接的に計算して機体制御を行なうことはコスト が過大であり、 また、 計測系の配置のための収容場所が問題となる。
本発明によれば、 ロボットの機体上の制御対象点として質量操作量が最大とな る部位、 例えば腰部をローカル座標原点に設定する。 そして、 この制御対象点に 加速度センサなどの計測手段を配置して、 その位置における姿勢や加速度を直接 計測して、 Z M Pに基づく姿勢安定制御を行なうことができる。
他方、 質量操作量が大きな部位を制御対象点に設定した場合、 足部の状態は、 世界座標系で直接計測するものではなく、 この制御対象点の計算結果を基に相対 的に算出されるものである。 このため、 足部と路面との間では以下の条件を満た すことが、 前提となってしまう。
( 1 ) 路面はどんな力やトルクが作用しても動くことがない。 ( 2 ) 路面での並進に対する摩擦係数は充分に大きく、 滑りが生じない。 例えば、 力やトルクが作用すると路面が動いてしまう砂利上や毛足の長い絨毯 上、 あるいは、 並進の摩擦係数が充分に確保できずに滑りが生じ易い住居のタイ ルなどでの安定歩行 (運動) を保証することができない。
そこで、 本発明では、 路面との接触部位である足部に Z MPと力を直接計測す る反力センサ 'システム (床反力センサなど) を配備するとともに、 制御に用い るローカル座標とその座標を直接的に計測するための加速度センサを配設するこ ととした。
この結果、 Z M P位置に最も近い足部で直接 Z M P方程式を組み立てることが でき、 上述したような前提条件に依存しない、 より厳密な姿勢安定制御を高速で 実現することができる。
また、 さらに多くの質量操作量を制御システムに組み込むことができ、 主に動 作の安定性に用いる部位 (腰部) に配設された加速度センサ及び姿勢センサによ る直接計測結果との協働的作用により、 上述したような前提条件に依存しないよ うな脚式移動ロボットの姿勢安定制御を実現することができる。
また、 前記状態検出手段は、 各制御点毎に配置された、 制御に用いるローカル 座標とその座標を直接的に計測するための加速度センサや角速度センサ、 及び又 は、 計算モデルで用いる各べクトル位置に配置された加速度センサと姿勢センサ で構成することができる。
このような場合、 Z MP方程式 (又は運動方程式) の導入に必要な制御パラメ 一夕値を直接的に計測することができる。 この結果、 機体が剛体で外力などの印 加で変形しないという条件を前提としないで厳密な運動制御を応答性よく実現す ることができる。
本発明に係る脚式移動ロボヅ卜のためのセンサ ·システムは、 例えば、 機体上 の質量が集中している各部位に搭載された加速度センサ、 角加速度センサ、 角速 度センサで構成される。
あるいは、 本発明に係る脚式移動ロボットのためのセンサ ·システムは、 各リ ンクの重心付近に搭載された加速度センサ、 角加速度センサ、 角速度センサで構 成される。
あるいは、 本発明に係る脚式移動ロボヅトのためのセンサ 'システムは、 関節 自由度を構成する各ァクチユエ一夕の重心付近に搭載された加速度センサ、 角加 速度センサ、 角速度センサで構成される。
あるいは、 本発明に係る脚式移動ロボヅ卜のためのセンサ ·システムは、 各ァ クチユエ一夕の重心付近及びァクチユエ一夕を除いたリンクの重心付近に搭載さ れた加速度センサ、 角加速度センサ、 角速度センサで構成される。
あるいは、 本発明に係る脚式移動ロボットのためのセンサ ·システムは、 各ァ クチユエ一夕の重心付近、 ノ、'ッテリの重心付近、 又は、 バッテリとァクチユエ一 夕を除いたリンクの重心付近に搭載された加速度センサと角加速度センサと角速 度センサで構成される。
また、 機体上に分散配置されたセンサ同士を直列的に接続し、 個々の制御点に おいてセンサ情報を基に算出されるモーメント項や外力項を、 接続経路に従って 各制御点において順次加算していくようにしてもよい。 これら各項の総和を効率 的に計算して、 Z M P方程式や運動方程式を高速に導出することができる。 また、 前記脚式移動ロボットの関節自由度を構成するァクチユエ一夕は、 回転 子マグネットと、 複数相の磁気コイルからなる固定子で構成されるモ一夕部と、 モー夕部の出力する回転を加減速するギア ·ユニットと、 モー夕部への供給電力 を制御する制御部を備えている。 そして、 前記制御部上でァクチユエ一夕 'ュ二 ッ卜の 2次元重心位置近傍となる位置にセンサ ·ュニッ卜が搭載されている。 ここで言うセンサ 'ユニットは、 例えば、 1軸〜 3軸の加速度センサと、 1〜 2軸の角速度センサと、 3軸の角速度センサの組み合わせで構成される。 本発明のさらに他の目的、 特徴や利点は、 後述する本発明の実施形態や添付す る図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。 図面の簡単な説明 図 1は、 本発明の実施に供される脚式移動ロボットが直立している様子を前方 から眺望した様子を示した図である。
図 2は、 本発明の実施に供される脚式移動ロボッ卜が直立している様子を後方 から眺望した様子を示した図である。
図 3は、 脚式移動ロボットが具備する関節自由度構成を模式的に示した図であ る。
図 4は、 脚式移動ロボット 1 0 0の制御システム構成を模式的に示した図であ る。
図 5は、 脚式移動ロボット 1 0 0の多質点近似モデルを示した図である。
図 6は、 多質点モデルの腰部周辺の拡大図を示した図である。
図 7は、 脚式移動ロボット 1 0 0において安定歩行可能な機ィ本運動を生成する ための処理手順を示したフローチャートである。
図 8は、 脚式移動ロボット 1 0 0において安定歩行可能な機体運動を生成する ための処理手順の変形例を示したフローチャートである。
図 9〜図 1 9は、 上半身における希望軌道の優先順位の設定方法を説明するた めの図である。
図 2 0は、 脚式移動ロボットの機体上の質量が集中している部位に加速度、 角 加速度、 角速度センサを搭載している様子を示した図である。
図 2 1は、 脚式移動ロボットの機体上の各リンクの重心付近に加速度、 角加速 度、 角速度センサを搭載している様子を示した図である。
図 2 2は、脚式移動ロボッ卜の機体上の各ァクチユエ一夕の重心付近に加速度、 角加速度、 角速度センサを搭載している様子を示した図である。
図 2 3は、 脚式移動ロボットの運動制御の概略的な処理手順をフローチヤ一ト の形式で示した図である。
図 2 4は、 Z M P方程式の解法に基づく機体の安定制御の処理手順を示したフ ローチャートである。
図 2 5は、 運動方程式の解法に基づく機体の安定制御の処理手順を示したフ口 一チヤ一トである。
図 2 6は、 脚式移動ロボヅトの機体上の各ァクチユエ一夕の重心付近に配置さ れたセンサ同士を直列的に接続する構成例を示した図である。 図 2 7は、 脚式移動ロボッ卜の機体上の各ァクチユエ一夕の重心付近に配置さ れたセンサ同士を直列的に接続する構成例を示した図である。
図 2 8は、 ユニットの重心付近に加速度、 角加速度、 角速度センサを搭載した 関節ァクチユエ一夕の構成例を示した図である。
図 2 9は、 図 2 8に示した関節ァクチユエ一夕の機能構成を模式的に示した図 である。
図 3 0は、 各制御点の関節ァクチユエ一夕内で、 Z M P回りのモーメント項、 制御点に印加される外力モーメント項、 並びに制御点に印加される外力により生 成される Z M P回りのモーメント項を順次加算していく構成を示した図である。 図 3 1は、各制御点の関節ァクチユエ一夕内で、制御点に印加される並進力項、 Z M P回りのモーメントにより印加される並進力項、 並びに外力項を順次加算し ていく構成を示した図である。 発明を実施するための最良の形態 以下、 図面を参照しながら本発明の実施形態について詳解する <
A . 脚式移動ロボットの機械的構成
図 1及び図 2には本発明の実施に供される 「人間形」 又は 「人間型」 の脚式移 動ロボット 1 0 0が直立している様子を前方及び後方の各々から眺望した様子を 示している。 図示の通り、 脚式移動ロボット 1 0 0は、 胴体部と、 頭部と、 左右 の上肢部と、 脚式移動を行なう左右 2足の下肢部とで構成され、 例えば胴体に内 蔵されている制御部 (図示しない) により機体の動作を統括的にコントロールす るようになっている。
左右各々の下肢は、 大腿部と、 膝関節と、 脛部と、 足首と、 足平とで構成され、 股関節によって体幹部の略最下端にて連結されている。また、左右各々の上肢は、 上腕と、 肘関節と、 前腕とで構成され、 肩関節によって体幹部の上方の左右各側 縁にて連結されている。 また、 頭部は、 首関節によって体幹部の略最上端中央に 連結されている。 制御部は、 この脚式移動ロボット 1 0 0を構成する各関節ァクチユエ一夕の駆 動制御や各センサ (後述) などからの外部入力を処理するコントローラ (主制御 部)や、 電源回路その他の周辺機器類を搭載した筐体である。制御部は、 その他、 遠隔操作用の通信インターフェースや通信装置を含んでいてもよい。
このように構成された脚式移動ロボット 1 0 0は、 制御部による全身協調的な 動作制御により、 2足歩行を実現することができる。かかる 2足歩行は、一般に、 以下に示す各動作期間に分割される歩行周期を繰り返すことによって行なわれる。 すなわち、 ( 1 ) 右脚を持ち上げた、 左脚による単脚支持期
( 2 ) 右足が接地した両脚支持期
( 3 ) 左脚を持ち上げた、 右脚による単脚支持期
( 4 ) 左足が接地した両脚支持期 脚式移動ロボット 1 0 0における歩行制御は、 あらかじめ下肢の目標軌道を計 画し、 上記の各期間において計画軌道の修正を行なうことによって実現される。 すなわち、 両脚支持期では、 下肢軌道の修正を停止して、 計画軌道に対する総修 正量を用いて腰の高さを一定値で修正する。 また、 単脚支持期では、 修正を受け た脚の足首と腰との相対位置関係を計画軌道に復帰させるように修正軌道を生成 する。
歩行動作の軌道修正を始めとして、 機体の姿勢安定制御には、 一般に、 Z M P に対する偏差を小さくするための位置、 速度、 及び加速度が連続となるように、 5次多項式を用いた補間計算により行なう。 Z MP (Zero Moment Point) を歩行 の安定度判別の規範として用いている。 Z M Pによる安定度判別規範は、 歩行系 から路面には重力と慣性力、 並びにこれらのモーメントが路面から歩行系への反 作用としての床反力並びに床反力モーメントとバランスするという 「ダランべ一 ルの原理」 に基づく。 力学的推論の帰結として、 足底接地点と路面の形成する支 持多角形 (すなわち Z MP安定領域) の辺上あるいはその内側にピッチ軸及び口 ール軸モーメントがゼロとなる点、 すなわち 「Z MP (Zero Moment Point) ι が 存在する。
図 3には、 この脚式移動ロボット 100が具備する関節自由度構成を模式的に 示している。 同図に示すように、 脚式移動ロボット 100は、 2本の腕部と頭部 1を含む上肢と、 移動動作を実現する 2本の脚部からなる下肢と、 上肢と下肢と を連結する体幹部とで構成された、 複数の肢を備えた構造体である。
頭部を支持する首関節 (Ne ck) は、 首関節ョ一軸 1と、 第 1及び第 2の首 関節ピッチ軸 2 a, 2 bと、 首関節ロール軸 3という 3自由度を有している。 また、 各腕部は、 その自由度として、 肩 (Shoul der) における肩関節 ピッチ軸 4と、 肩関節ロール軸 5と、 上腕ョ一軸 6、 肘 (E lbow) における 肘関節ピッチ軸 7と、 手首 (Wr i s t ) における手首関節ョー軸 8と、 手部と で構成される。 手部は、 実際には、 複数本の指を含む多関節 ·多自由度構造体で ある。
また、 体幹部 (Trunk) は、 体幹ピッチ軸 9と、 体幹ロール軸 10という 2自由度を有する。
また、 下肢を構成する各々の脚部は、 股関節 (Hip) における股関節ョー軸 11と、 股関節ピッチ軸 12と、 股関節口一ル軸 13と、 膝 (Kne e) におけ る膝関節ピッチ軸 14と、足首 (Ankl e)における足首関節ピッチ軸 15と、 足首関節ロール軸 16と、 足部とで構成される。
但し、 エンターテインメント向けの脚式移動ロボヅト 100が上述したすべて の自由度を装備しなければならない訳でも、 あるいはこれに限定される訳でもな い。 設計 ·製作上の制約条件や要求仕様などに応じて、 自由度すなわち関節数を 適宜増減することができることは言うまでもない。
上述したような脚式移動ロボット 100が持つ各自由度は、 実際にはァクチュ エー夕を用いて実装される。 外観上で余分な膨らみを排してヒトの自然体形状に 近似させること、 2足歩行という不安定構造体に対して姿勢制御を行なうことな どの要請から、 ァクチユエ一夕は小型且つ軽量であることが好ましい。 本実施形 態では、 ギア直結型で且つサーボ制御系をヮンチヅプ化してモー夕 'ユニッ トに 内蔵したタイプの小型 ACサ一ボ ·ァクチユエ一夕を搭載することとした (この 種の ACサーボ ·ァクチユエ一夕に関しては、 例えば本出願人に既に譲渡されて いる特開 2 0 0 0 - 2 9 9 9 7 0号公報に開示されている)。本実施形態では、直 結ギアとして低減速ギアを採用することにより、 人間との物理的インタラクショ ンを重視するタイプのロボット 1 0 0に求められている駆動系自身の受動的特性 を得ている。
B . 脚式移動ロボットの制御システム構成
図 4には、脚式移動ロボヅ ト 1 0 0の制御システム構成を模式的に示している。 同図に示すように、 脚式移動ロボット 1 0 0は、 ヒトの四肢を表現した各機構ュ ニット 3 0 , 4 0 , 5 0 /L , 6 0 R/Lと、 各機構ユニット間の協調動作を 実現するための適応制御を行なう制御ユニット 8 0とで構成される (但し、 R及 び Lの各々は、 右及び左の各々を示す接尾辞である。 以下同様)。
脚式移動ロボヅト 1 0 0全体の動作は、 制御ュニット 8 0によって統括的に制 御される。 制御ュニヅ ト 8 0は、 C P U (Central Processing Unit) やメモリ等 の主要回路コンポーネント (図示しない) で構成される主制御部 8 1と、 電源回 路ゃロボヅト 1 0 0の各構成要素とのデ一夕やコマンドの授受を行なうイン夕一 フェース (いずれも図示しない) などを含んだ周辺回路 8 2とで構成される。 本発明を実現する上で、この制御ュニット 8 0の設置場所は特に限定されない。 図 4では体幹部ュニヅト 4 0に搭載されているが、 頭部ュニヅト 3 0に搭載して もよい。 あるいは、 脚式移動ロボット 1 0 0外に制御ュニット 8 0を配備して、 脚式移動ロボット 1 0 0の機体とは有線若しくは無線で交信するようにしてもよ い。
図 3に示した脚式移動ロボット 1 0 0内の各関節自由度は、 それそれに対応す るァクチユエ一夕によって実現される。 すなわち、 頭部ユニット 3 0には、 首関 節ョ一軸 1、 首関節ピッチ軸 2、 首関節ロール軸 3の各々を表現する首関節ョ一 軸ァクチユエ一夕 Ai、 首関節ピッチ軸ァクチユエ一夕 A2、 首関節ロール軸ァク チユエ一夕 A3が配設されている。
また、 体幹部ュニヅ ト 4 0には、 体幹ピヅチ軸 9、 体幹口一ル軸 1 0の各々を 表現する体幹ピッチ軸ァクチユエ一夕 A 9、 体幹口一ル軸ァクチユエ一夕 A 10が配 備されている。 また、 腕部ュニヅ ト 5 0 R/Lは、 上腕ュニヅ ト 5 1 R/Lと、 肘関節ュニヅ ト 5 2 R/Lと、前腕ュニット 5 3 R/Lに細分化されるが、肩関節ピッチ軸 4、 肩関節ロール軸 5、 上腕ョ一軸 6、 肘関節ピッチ軸 7、 手首関節ョー軸 8の各々 を表現する肩関節ピッチ軸ァクチユエ一夕 A4、肩関節口一ル軸ァクチユエ一夕 A 5、 上腕ョー軸ァクチユエ一夕 A6、 月寸関節ピッチ軸ァクチユエ一夕 A7、 手首関節 ョ一軸ァクチユエ一夕 A8が配備されている。
また、 脚部ユニット 6 0 R/Lは、 大腿部ユニット 6 1 R/Lと、 膝ユニット 6 2 R/Lと、 脛部ュニット 6 3 R/Lに細分化されるが、 股関節ョー軸 1 1、 股関節ピッチ軸 1 2、 股関節ロール軸 1 3、 膝関節ピッチ軸 1 4、 足首関節ピッ チ軸 1 5、 足首関節ロール軸 1 6の各々を表現する股関節ョ一軸ァクチユエ一夕 Au、 股関節ピッチ軸ァクチユエ一夕 A12、 股関節口一ル軸ァクチユエ一夕 A13、 膝関節ピッチ軸ァクチユエ一夕 A14、 足首関節ピッチ軸ァクチユエ一夕 A15、 足首 関節口ール軸ァクチユエ一夕 A16が配備されている。
各関節に用いられるァクチユエ一夕 Al 5 A2, A3…は、 より好ましくは、 ギア 直結型で且つサ一ボ制御系をワンチップ化してモー夕 · ュニヅト内に搭載した夕 イブの小型 A Cサ一ボ ·ァクチユエ一夕 (前述) で構成することができる。
頭部ュニヅ ト 3 0、 体幹部ュニッ ト 4 0、 腕部ュニヅ ト 5 0、 各脚部ュニッ ト 6 0などの各機構ユニット毎に、 ァクチユエ一夕駆動制御用の副制御部 3 5 , 4 5, 5 5 , 6 5が配備されている。
機体の体幹部 4 0には、加速度センサ 9 5と姿勢センサ 9 6が配設されている。 加速度センサ 9 5は、 X , Υ , Z各軸方向に配置する。 機体の腰部に加速度セン サ 9 5を配設することによって、 質量操作量が大きな部位である腰部を制御対象 点として設定して、 その位置における姿勢や加速度を直接計測して、 Z M Pに基 づく姿勢安定制御を行なうことができる。
また、 各脚部 6 O R , Lには、 接地確認センサ 9 1及び 9 2と、 加速度センサ 9 3, 9 4がそれそれ配設されている。 接地確認センサ 9 1及び 9 2は、 例えば 足底に圧力センサを装着することにより構成され、 床反力の有無により足底が着 床したか否かを検出することができる。 また、 加速度センサ 9 3, 9 4は、 少な くとも X及び Yの各軸方向に配置する。 左右の足部に加速度センサ 9 3, 9 4を 配設することにより、 Z M P位置に最も近い足部で直接 Z M P方程式を組み立て ることができる。
質量操作量が大きな部位である腰部にのみ加速度センサを配置した場合、 腰部 のみが制御対象点に設定され、 足部の状態は、 この制御対象点の計算結果を基に 相対的に算出しなければならず、 足部と路面との間では以下の条件を満たすこと が、 前提となってしまう。
( 1 ) 路面はどんな力やトルクが作用しても動くことがない。
( 2 ) 路面での並進に対する摩擦係数は充分に大きく、 滑りが生じない。 これに対し、 本実施形態では、 路面との接触部位である足部に Z M Pと力を直 接計測する反力センサ 'システム (床反力センサなど) を配備するとともに、 制 御に用いる口一力ル座標とその座標を直接的に計測するための加速度センサを配 設する。 この結果、 Z M P位置に最も近い足部で直接 Z M P方程式を組み立てる ことができ、 上述したような前提条件に依存しない、 より厳密な姿勢安定制御を 高速で実現することができる。 この結果、 力やトルクが作用すると路面が動いて しまう砂利上や毛足の長い絨毯上や、 並進の摩擦係数が充分に確保できずに滑り が生じ易い住居のタイルなどであっても、 機体の安定歩行 (運動) を保証するこ とができる。
主制御部 8 0は、 各センサ 9 1〜9 3の出力に応答して制御目標をダイナミッ クに補正することができる。 より具体的には、 副制御部 3 5 , 4 5 , 5 5 , 6 5 の各々に対して適応的な制御を行い、 脚式移動ロボット 1 0 0の上肢、 体幹、 及 び下肢が協調して駆動する全身運動ノ ターンを実現する。
ロボット 1 0 0の機体上での全身運動は、足部運動、 Z M P (Zero Moment Point) 軌道、 体幹運動、 上肢運動、 腰部高さなどを設定するとともに、 これらの設定内 容に従った動作を指示するコマンドを各副制御部 3 5 , 4 5 , 5 5 , 6 5に転送 する。 そして、 各々の副制御部 3 5, 4 5…では、 主制御部 8 1からの受信コマ ンドを解釈して、 各ァクチユエ一夕 Al 3 A23 A3…に対して駆動制御信号を出力 する。 ここで言う 「Z M P」 とは、 歩行中の床反力によるモーメントがゼロとな る床面上の点のことであり、 また、 「Z MP軌道」 とは、例えばロボヅト 1 0 0の 歩行動作期間中に Z M Pが動く軌跡を意味する (前述)。
C . 脚式移動ロボッ卜の姿勢安定制御
次いで、 本実施形態に係る脚式移動ロボット 1 0 0における、 脚式作業時すな わち足部、 腰、 体幹、 下肢運動などからなる全身協調運動の実行時における姿勢 の安定化処理の手順について説明する。
本実施形態に係る姿勢安定制御は、 Z MPを安定度判別規範に用いる。 Z M P を安定度判別規範に用いたロボヅ トの姿勢安定度制御は、 基本的には足底接地点 と路面の形成する支持多角形の辺上あるいはその内側にモ一メントがゼロとなる 点を探索することにある。 すなわち、 ロボットの機体に印加される各モーメント の釣合い関係を記述した Z M P方程式を導出して、 この Z M P方程式上で現れる モーメント ·エラーを打ち消すように機体の目標軌道を修正する。
本実施形態では、 ロボットの機体上の制御対象点として質量操作量が最大とな る部位、 例えば腰部をローカル座標原点に設定する。 そして、 この制御対象点に 加速度センサなどの計測手段を配置して、 その位置における姿勢や加速度を直接 計測して、 Z M Pに基づく姿勢安定制御を行なう。 さらに路面との接触部位であ る足部に加速度センサを配備することにより、 制御に用いる口一カル座標とその 座標を直接的に計測して、 Z M P位置に最も近い足部で直接 Z M P方程式を組み 立てる。
C - 1 . Z M P方程式の導入
本実施形態に係る脚式移動ロボット 1 0 0は無限のすなわち連続的な質点の集 合体である。 但し、 ここでは有限数で離散的な質点からなる近似モデルに置き換 えることによって、 安定ィ匕処理のための計算量を削減するようにしている。 より 具体的には物理的には図 3に示す多関節自由度構成を具備する脚式移動ロボット 1 0 0を、 図 5に示すように多質点近似モデルに置き換えて取り扱う。 図示の近 似モデルは、 線形且つ非干渉の多質点近似モデルである。
図 5において、 0—X Y Z座標系は絶対座標系におけるロール、 ビヅチ、 ョー 各軸を表し、 また、 0'— X'Y'Z,座標系はロボット 100とともに動く運動座 標系におけるロール、 ピッチ、 ョ一各軸を表している。 但し、 図中におけるパラ メータの意味は以下の通りである。 また、 ダッシュ ( ') 付きの記号は運動座標 系を記述するものと理解されたい。
mh :腰部質点の質量
( , ):腰部質点の位置べクトル
mi: i番目の質点の質量
番目の質点の位置ベクトル
mp :ZMPの位置べクトル
i(gx,gy,gz):重力加速度べクトル
Oし Χ'Υ'Ζ':運動座標系 (ロボヅ トとともに動く)
0- ΧΥΖ:絶対座標系 同図に示す多質点モデルでは、 iは i番目に与えられた質点を表す添え字であ り、 miは i番目の質点の質量、 r'iは i番目の質点の位置ベクトル(但し運動座 標系) を表すものとする。 本実施形態に係る脚式移動ロボット 100の機体重心 は腰部付近に存在する。すなわち、腰部は、 質量操作量が最大となる質点であり、 図 5では、 その質量は mh、 その位置べクトル (但し運動座標系) は r'h (r'llx3 r'hy5 r'hz) とする。 また、 機体の ZMPの位置ベクトル (但し運動座標系) を zmp ( I zmpx3 zmpy 3
Figure imgf000022_0001
°
世界座標系〇 XYZは絶対座標系であり、 不変である。 本実施形態に係る脚 式移動ロボヅト 1◦ 0は、腰部と両脚の足部にそれぞれ加速度センサ 93、 94、 96が配置されており、 これらセンサ出力により腰部並びに立脚それそれと世界 座標系の相対位置べクトル rqが検出される。 これに対し、運動座標系すなわち機 体の口一カル座標系は〇一X, Y, Z' は、 ロボットともに動く。
多質点モデルは、言わば、ワイヤフレーム'モデルの形態でロボヅトを表現した ものである。 図 5を見ても判るように、 多質点近似モデルは、 両肩、 両肘、 両手 首、 体幹、 腰部、 及び、 両足首の各々を質点として設定される。 図示の非厳密の 多質点近似モデルにおいては、 モーメント式は線形方程式の形式で記述され、 該 モ一メント式はピッチ軸及び口一ル軸に関して干渉しない。多質点近似モデルは、 概ね以下の処理手順により生成することができる。
( 1 ) ロボット 1 0 0全体の質量分布を求める。
( 2 )質点を設定する。質点の設定方法は、設計者のマニュアル入力であっても、 所定の規則に従った自動生成のいずれでも構わない。
( 3 )各領域 i毎に、 重心を求め、 その重心位置と質量 miを該当する質点に付与 する。
( 4 ) 各質点 を、 質点位置 を中心とし、 その質量に比例した半径に持つ球 体として表示する。
( 5 ) 現実に連結関係のある質点すなわち球体同士を連結する。 なお、 図 6に示す多質点モデルにおいて、 基体すなわち腰部情報における各回 転角 (θ, ehy, 6 は、 脚式移動ロボヅト 1 0 0における腰部の姿勢すなわ ちロール、 ピッチ、 ョ一軸の回転を規定するものである。
機体の Z MP方程式は、 制御対象点において印加される各モーメントの釣合い 関係を記述したものである。図 6に示したように、機体を多数の質点 miで表わし、 これらを制御対象点とした場合、すべての制御対象点 miにおいて印加されるモー メントの総和を求める式が Z MP方程式である。
世界座標系 (0— XY Z ) で記述された機体の Z MP方程式、 並びに機体の口 —カル座標系 (Ο—Χ' Υ, Ζ ') はそれぞれ以下の通りとなる。 世界座標系で記述された Z MP方程式:
all― pamcles
m, [ 一 mp
Figure imgf000023_0001
r = r + rq 口一カル座標系で記述された Z M P方程式
all― particles
m, I r, 一 zmp X + +T 0
Figure imgf000024_0001
r = r + rn
上式は、各質点 において印加された加速度成分により生成される Z M P回り (半径 Γ ίΓ ζΒρ) のモーメントの総和と、 各質点 miに印加された外力モーメン ト 1^の総和と、 外力 Fkにより生成される Z M P回り (k番目の外力 Fkの作用 点を s kとする) のモーメントの総和が釣り合うということを記述している。
この Z M P釣合い方程式は、 総モーメント補償量すなわちモーメント 'エラ一 成分 Tを含んでいる。 このモーメント 'エラ一をゼロ又は所定の許容範囲内に抑 えることによって、機体の姿勢安定性が維持される。言い換えれば、モーメント · エラーをゼロ又は許容値以下となるように機体運動 (足部運動や上半身の各部位 の軌道) を修正することが、 Z M Pを安定度判別規範とした姿勢安定制御の本質 である。
本実施形態では、 腰部と左右の足部にそれぞれ加速度センサ 9 6 , 9 3及び 9 4が配設されているので、 これらの制御対象点における加速度計測結果を用いて 直接的に且つ高精度に上記の Z M P釣合い方程式を導出することができる。 この 結果、 高速でより厳密な姿勢安定制御を実現することができる。
C - 2 . 全身協調型の姿勢安定制御
図 7には、 脚式移動ロボット 1◦ 0において安定歩行可能な機体運動を生成す るための処理手順をフ口一チャートの形式で示している。但し、以下の説明では、 図 5及び図 6に示すような線形'非干渉多質点近似モデルを用いて脚式移動ロボ ット 1 0 0の各関節位置や動作を記述するものとする。
まず、 足部運動の設定を行なう (ステップ S 1 )。足部運動は、 2以上の機体の ポーズを時系列的に連結されてなるモーション■デ一夕である。
モーション ·データは、 例えば、 足部の各関節角の変位を表わした関節空間情 報と、 関節位置を表わしたデカルト空間情報で構成される。 モーション 'データ は、 コンソール画面上での手付け入力や、機体へのダイレクト 'ティ一チング(直 接教示) 例えばモーション編集用のォーサリング ·システム上で構築したりする ことができる。
次いで、設定された足部運動を基に Z MP安定領域を算出する(ステップ S 2 )。 Z M Pは、 機体に印加されるモーメントがゼロとなる点であり、 基本的には足底 接地点と路面の形成する支持多角形の辺上あるいはその内側に存在する。 Z M P 安定領域は、 この支持多角形のさらに内側に設定された領域であり、 該領域に Z M Pを収容させることによつて機体を高度に安定した状態にすることができる。 そして、 足部運動と Z M P安定領域を基に、 足部運動中における Z MP軌道を 設定する (ステップ S 3 )。
また、 機体の上半身 (股関節より上側) の各部位については、 腰部、 体幹部、 上肢、 頭部などのようにグループ設定する (ステップ s i Do
そして、各部位グループごとに希望軌道を設定する (ステップ S 1 2 )。上半身 における希望軌道の設定は、 足部の場合と同様に、 コンソール画面上での手付け 入力や、 機体へのダイレクト 'ティ一チング (直接教示) 例えばモーション編集 用のォ一サリング ·システム上で構築したりすることができる。
次いで、 各部位のグループ設定の調整 (再グルーピング) を行ない (ステップ S 1 3 )、 さらにこれらグループに対して優先順位を与える (ステップ S 1 4 )。 ここで言う優先順位とは、 機体の姿勢安定制御のための処理演算に投入する順 位のことであり、 例えば質量操作量に応じて割り振られる。 この結果、 機体上半 身についての各部位についての優先順位付き希望軌道群が出来上がる。 ロボット の姿勢に応じて、 目標軌道間での優先順位の変更を行なうようにしてもよい。 また、 機体上半身の各部位グループ毎に、 モーメント補償に利用できる質量を 算出しておく (ステップ S 1 5 )。
そして、 足部運動と Z M P軌道、 並びに上半身の各部位グループ毎の希望軌道 群を基に、 ステップ S 1 4により設定された優先順位に従って、 各部位グループ の運動パ夕一ンを姿勢安定化処理に投入する。
この姿勢安定化処理では、 まず、 処理変数 iに初期値 1を代入する (ステヅプ S 2 0 )。そして、優先順位が先頭から i番目までの部位グループについての目標 軌道設定時における、 目標 Z MP上でのモーメント量すなわち総モーメント補償 量を算出する(ステップ S 2 l )o目標軌道が算出されていない部位については、 希望軌道を用いる。
次いで、 ステップ S 1 5において算出された当該部位のモーメント補償に利用 できる質量を用いて、 そのモーメント補償量を設定して (ステップ S 2 2 )、モ一 メント補償量を算出する (ステップ S 2 3 )。
次いで、 算出された i番目の部位のモーメント補償量を用いて、 i番目の部位 についての Z MP方程式を導出して(ステップ S 2 4 )、当該部位のモーメント補 償運動を算出することにより (ステップ S 2 5 )、優先順位が先頭から i番目まで の部位についての目標軌道を得ることができる。
このような処理をすベての部位グループについて行なうことにより、 安定運動 (例えば歩行) が可能な全身運動パターンが生成される。 すなわち、 Z MP方程 式(あるいは運動方程式(後述))の解と各部位に与えられた優先順位に従がつて、 各目標起動の全部又は一部に対して修正を行なうことで、 全身運動パターンが生 成される。 図 7に示した機体運動パターン生成の処理手順では、 まず足部運動を設定し安 定領域を算出し Z MP軌道の設定を行なってから、 上半身の各部位における希望 軌道の優先順位の設定を行なうように構成されているが、 処理順序はこれに限定 されない。 例えば、 上半身の各部位における希望軌道の優先順位を先に設定して から、 Z M P安定領域の算出並びに Z MP軌道の設定を行なうようにしてもよい。 前者の場合、 先に設定した Z M P軌道に従がつて上半身の各部位における希望軌 道の優先順位が設定されるのに対し、 後者の場合、 先に設定された上半身の各部 位の希望軌道を維持するように安定領域の算出並びに Z MP軌道が設定される。 図 8には、 各部位の希望軌道の優先順位を先に設定してから、 Z MP安定領域 の算出並びに Z M P軌道の設定を行なう機体運動の生成処理手順をフローチヤ一 トの形式で示している。
まず、 機体の上半身 (股関節より上側) の各部位については、 腰部、 体幹部、 上肢、 頭部などのようにグループ設定する (ステップ S3 l)o
そして、各部位グループごとに希望軌道を設定する (ステップ S 32)。上半身 における希望軌道の設定は、 足部の場合と同様に、 コンソール画面上での手付け 入力や、 機体へのダイレクト 'ティ一チング (直接教示) 例えばモーション編集 用のォ一サリング ·システム上で構築したりすることができる。
次いで、 各部位のグループ設定の調整 (再グルーピング) を行ない (ステップ S33)、 さらにこれらグループに対して優先順位を与える (ステップ S34)。 ここで言う優先順位とは、 機体の姿勢安定制御のための処理演算に投入する順 位のことであり、 例えば質量操作量に応じて割り振られる。 この結果、 機体上半 身についての各部位についての優先順位付き希望軌道群が出来上がる。
次いで、 設定された上半身における希望軌道の優先順位を基に、 Z MP安定領 域を算出する (ステップ S 35)。そして、 Z MP安定領域を基に、 足部運動中に おける Z MP軌道を設定する (ステップ S36)。
また、 機体上半身の各部位グループ毎に、 モーメント補償に利用できる質量を 算出しておく (ステップ S 45)。
そして、 上半身の各部位グループ毎の希望軌道群と Z MP軌道を基に、 ステヅ プ S 34により設定された優先順位に従って、 各部位グループの運動パターンを 姿勢安定化処理に投入する。
この姿勢安定化処理では、 まず、 処理変数 iに初期値 1を代入する (ステップ S37)。そして、優先順位が先頭から i番目までの部位グループについての目標 軌道設定時における、 目標 ZMP上でのモーメント量すなわち総モーメント補償 量を算出する(ステップ S 38)。目標軌道が算出されていない部位については、 希望軌道を用いる。
次いで、 ステップ S 45において算出された当該部位のモーメント補償に利用 できる質量を用いて、 そのモーメント補償量を設定して (ステップ S 39)、モ一 メント補償量を算出する (ステップ S 40)。
次いで、 算出された i番目の部位のモーメント補償量を用いて、 i番目の部位 についての Z MP方程式を導出して(ステップ S 41)、当該部位のモーメント補 償運動を算出することにより (ステップ S42)、優先順位が先頭から i番目まで の部位についての目標軌道を得ることができる。 ここで、 図 7中のステップ S 14における希望軌道の優先順位の設定方法につ いて説明する。
総モーメント補償量を Ω [Nm] とし、 i部のモーメント補償に利用できる質 量を Mi [N] とすると (i= l, 2, 3, …, n)、 i部のモーメント補償量は a,xQ [Nm] となる。 但し、 ひ iは絶対モーメント補償量係数であり、 相対モ —メント補償量係数/? iを用いて、 下式のように表される。 - = β- χ— 但し、 =1.0
V1 Μ,.
補償量係数が 0より離れるほど希望軌道の優先順位が下がる。 正方向が運動の 安定化に作用し、 負方向が運動の安定化と逆方向に作用する。
以下、 上半身における希望軌道の優先順位の設定方法について、 具体例を参照 しながら説明する。
図 9に示すように、 手で台車を運ぶような運動パターンにおいては、 手部の軌 道の優先度が高まる。 優先度の設定例として、 手部のひ =0. 0とし、 残りの部 位のひの合計を 1. 0とする。
図 10に示すように、 ゴルフ ■クラブ (あるいは野球のバヅト) を両手で持つ てスイングするような運動パターンにおいては、 手部、 足部の軌道の順で優先度 が設定される。 優先度の設定例として、 手部のひ =0. 0とし、 足部の α=0. 1とし、 残りの部位のひの合計を 0. 9とする。
図 1 1に示すように、 機械体操におけるあん馬競技を行なうような運動パター ンにおいては、 両手のみで身体を支持することと脚部の姿勢が重要視されること から、 手部と、 体幹部と下肢の相対関係の軌道の優先度が高く設定される。 優先 度の設定例として、 手部のひ =0. 0とし、 体幹と下肢 (肩部における軌道) の α=0. 0とし、 残りの部位の の合計を 1. 0とする。 図 12に示すように、 瓶やグラスなどを載せたトレィを片手で持ってバランス をとりながら歩行するような運動パターンにおいては、 手部、 体幹部、 腰部、 足 部の軌道の順で優先度が設定される。
図 13に示すように、 逆立ちをするような運動パターンにおいては、 両手で全 身を支持し姿勢安定を図ることから、 手部、 体感部、 腰部の軌道の順で優先度が 設定される。 優先度の設定例として、 手部のひ =0. 0とし、 体幹のひ =0. 2 とし、 腰部のひ=0. 3とし、 残りの部位のひの合計を 0. 5とする。
図 14に示すように、 複数のコップを載せたトレイの底に棒を立てて、 さらに 棒の下端を額に載せてバランスをとるという運動パターンにおいては、 頭部の起 動の優先度が高く設定される。 優先度の設定例として、 頭部のひ =0. 0とし、 残りの部位のひの合計を 1. 0とする。
図 15に示すように、 複数のフラフープを腰部 ·体幹部の回転運動で支持する ような運動パターンにおいては、 体幹部の軌道の優先度が高く設定される。 優先 度の設定例として、 体幹部の α = 0. 0とし、 残りの部位の αの合計を 1 · 0と する。
図 16に示すように、 長い棒を持って走り、 高所に設定されたバ一を越える棒 高跳び競技を行なうような運動パターンにおいては、時間の経過とともに、下肢、 腰部、 体幹部、 上肢…と優先度が変化していく。 優先度の設定例として、 試技の 前記において足部のひ =0. 0とし、 中期において腰部及び体幹部のひ=0. 0 とし、 後期において上肢のひ =0. 0とし、 各時期における残りの部位の αの合 計を 1. 0とする。
図 17に示すように、 リボンを持って踊る新体操、 球乗り、 バレエのような運 動パターンにおいては、 すべての部位における軌道の優先度が一様に高く設定さ れる。 優先度の設定例として、 各部のひを共通とし、 ひの合計を 1. 0とする。 図 18に示すように、 両腕を広げてバランスをとりながら綱渡りを行なうよう な運動パターンにおいては、 足部、 上肢 '体幹部の軌道の順で優先度が設定され る。 優先度の設定例として、 足部の =0. 0とし、 上肢及び体幹部のひ =0. 1とし、 残りの部位のひの合計を 0. 9とする。
図 19に示すように、 工事中のビルの外壁に沿って組まれた足場を歩くような 運動パターンにおいては、 上肢'体幹部、足部の軌道の順で優先度が設定される。 優先度の設定例として、 上肢および体幹部のひ = 0 . 1とし、 足部のひ二 0 . 2 とし、 残りの部位の aの合計を 0 . 7とする。
D . 機械ハードウェアの変形を考慮した運動制御
これまでの脚式移動ロボット及びその力学的取り扱いは、 外力やトルクを受け ても変形が非常に小さく、 ロボット全体の運動に対して無視できることを前提と していた。 つまり、 ロボットの各関節間の距離は変化しないことを前提としてい たので、 ロボヅト ·システムの状態検出センサは、 各要素に関して各 1つの構成 で十分であった。
しかしながら、 今後、 走行やより加速度を継続的且つ積極的に用いたダイナミ クス ·レベルの高い運動を実現しょうとすると機械ハードウェア自身の変形をも 利用した衝撃緩衝機能が必要となるとともに、 より高次の方程式を実時間で高速 に解くことが必要になる。
そこで、 この項では、 ロボットの各関節間の距離は変ィ匕しないという前提条件 が不要なセンサ ·システム構成方法及びそれを用いた分散型の高速運動制御シス テムについて提案する。
なお、 本明細書中では、 以下の定義に従うものとする (例えば、 日本機械学会 編「機械系の動力学」 (P . 3 1—3 3、 オーム社、 平成 3年 3月 2 5日) を参照 のこと)。 並進運動: 慣性力 =一 (重量/重力加速度) X加速度
回転運動: 慣性モーメントニ—極慣性モ一メント X角加速度
極慣性モーメント : 回転軸における慣性モ一メント 本実施形態に係る脚式移動ロボットは、 Z MP (Zero Moment Point) を歩行の 安定度判別の規範として用いている。 Z MPによる安定度判別規範は、 系が適切 な Z MP空間を形成し、 支持多角形の内側に Z MPがある場合は、 系に回転運動 や並進運動が発生せず、回転や並進に関する運動方程式を解く必要がない。なお、 支持多角形の内側に Z MPがない場合や、 外界に対する支持作用点が存在しない 場合は、 ZMP方程式に代えて、 運動方程式を解く必要がある。
機体の ZMP方程式は、 制御対象点において印加される各モ一メン卜の釣合い 関係を記述したものである。機体を多数の質点 Hliで表わし、 これらを制御対象点 とした場合、すべての制御対象点 miにおいて印加されるモ一メントの総和を求め る式が Z M P釣合い方程式である。
世界座標系 (0— XYZ) で記述された機体の ZMP釣合い方程式、 並びに機 体の口一カル座標系(0— X' Υ, Ζ')で記述された機体の ZMP釣合い方程式 はそれそれ以下の通りとなる。 世界座標系で記述された Z MP方程式:
Figure imgf000031_0001
r = r' + Q
ローカル座標系で記述された ZMP方程式:
all - particles
Figure imgf000031_0002
all - particles / -、 all - particles „ \
^m , χψ{ +Q)- m χ +Q )
I ι
+ T— (SX p)xffc = 0 r = f + Q 上記の各式は、各質点(又は制御点) miにおいて印加された加速度成分により 生成される ZMP回り (半径 PZBP) のモーメントの総和と、 各質点 miに印 加された外力モーメント Miの総和と、 外力 Fkにより生成される ZMP回り (k 番目の外力 f\の作用点を Skとする) のモーメントの総和が釣り合うということ を記述している。
この Z MP釣合い方程式は、 総モーメント補償量すなわちモーメント ,エラー 成分 Tを含んでいる。 このモーメント ·エラ一をゼロ又は所定の許容範囲内に抑 えることによって、機体の姿勢安定性が維持される。言い換えれば、モーメント · エラ一をゼロ又は許容値以下となるように機体運動 (足部運動や上半身の各部位 の軌道) を修正することが、 Z MPを安定度判別規範とした姿勢安定制御の本質 である。
本実施形態に係る脚式移動ロボットは、 外界との接触部位に Z M Pと力を直接 計測する反力センサ ·システムを配置するとともに、 運動制御に用いる口一カル 座標とその座標を直接的に計測するための加速度センサゃ角速度センサを配置し、 さらに計算モデルで用いている各べクトル位置に加速度センサと姿勢センサを配 置することで、 Z M P方程式 (又は運動方程式) を導入するために必要な制御パ ラメ一夕を直接的に計測することを可能とすることで、 機体が剛体で外力などの 印加で変形しないという条件を前提としないで厳密な運動制御を応答性よく実現 する。
本実施形態に係る反力センサ ·システムの配置例を以下に挙げておく。
( 1 ) 質量が集中している部位に、 加速度センサ、 角加速度センサ、 角速度セン サを搭載する。
( 2 ) 各リンクの重心付近に、 加速度センサ、 角加速度センサ、 角速度センサを 搭載する。
( 3 ) 各ァクチユエ一夕の重心付近に、 加速度センサ、 角加速度センサ、 角速度 センサを搭載する。
( 4 ) 各ァクチユエ一夕の重心付近及びァクチユエ一夕を除いたリンクの重心付 近に、 加速度センサ、 角加速度センサ、 角速度センサを搭載する。
( 5 ) 各ァクチユエ一夕の重心付近、 バッテリの重心付近、 バヅテリとァクチュ エー夕を除いたリンクの重心付近に、 加速度センサと角加速度センサと角速度セ ンサを搭載する。 ( 1 ) によれば、 質量が集中している部位を制御点として、 各制御点において 印加される加速度成分を制御点毎に直接計測し、 これにより生成される制御点に おける Z MP回りのモーメント項、 制御点に印加される外力モーメント項、 制御 点に印加される外力により生成される Z MP回りのモ一メント項を、 各部位毎に 直接算出することができる。 そして、 中央の制御ユニットにおいては、 各制御点 から集められたこれらモ一メント項を順次加算してその総和をとることで、 より 厳密な Z MP釣合い方程式を直接的に導入することができる。 また、 各制御点毎 にモーメント項を直接計測していることから、 機体が剛体で外力などの印加で変 形しないという条件を前提としないで厳密な運動制御を応答性よく実現すること ができる。
ここで言う質量が集中している部位とは、 バヅテリ重心、 制御ユニット重心、 リンク重心、 ァクチユエ一夕重心、 関節軸、 その他の質量集中物などが該当する。 図 2 0には、 脚式移動ロボットの機体上の質量が集中している部位に加速度、 角 加速度、 角速度センサを搭載している様子を示している。 同図に示すように、 主 要な外界との接触部位として、 手のひらと足底に外力センサ及び外力モーメン ト ·センサを搭載している。
また、 (2 ) によれば、 関節を接続する各リンクの重心付近を制御点として、各 制御点において印加される加速度成分を制御点毎に直接計測し、 これにより生成 される制御点における Z M P回りのモーメント項、 制御点に印加される外力モー メント項、 制御点に印加される外力により生成される Z MP回りのモーメント項 を、 各部位毎に直接算出することができる。 そして、 中央の制御ユニットにおい ては、 各制御点から集められたこれらモ一メント項を順次加算してその総和をと ることで、 より厳密な Z M P釣合い方程式を直接的に導入することができる。 ま た、 各制御点毎にモーメント項を直接計測していることから、 機体が剛体で外力 などの印加で変形しないという条件を前提としないで厳密な運動制御を応答性よ く実現することができる。
図 2 1には、 脚式移動ロボットの機体上の各リンクの重心付近に加速度、 角加 速度、 角速度センサを搭載している様子を示している。 同図に示すように、 主要 な外界との接触部位として、 手のひらと足底に外力センサ及び外力モーメント · センサを搭載している。
また、 (3 )によれば、機体上の主な質量集中部位としての各ァクチユエ一夕の 重心付近を制御点として、 各制御点において印加される加速度成分を制御点毎に 直接計測し、 これにより生成される制御点における Z M P回りのモーメント項、 制御点に印加される外力モーメント項、 制御点に印加される外力により生成され る Z MP回りのモ一メント項を、各部位毎に直接算出することができる。そして、 中央の制御ュニヅトにおいては、 各制御点から集められたこれらモーメント項を 順次加算してその総和をとることで、 より厳密な Z M P釣合い方程式を直接的に 導入することができる。 また、 各制御点毎にモーメント項を直接計測しているこ とから、 機体が剛体で外力などの印加で変形しないという条件を前提としないで 厳密な運動制御を応答性よく実現することができる。
図 2 2には、 脚式移動ロボヅトの機体上の各ァクチユエ一夕の重心付近に加速 度、 角加速度、 角速度センサを搭載している様子を示している。 同図に示すよう に、 主要な外界との接触部位として、 手のひらと足底に外力センサ及び外力モー メント ·センサを搭載している。
なお、 上述の ( 1 ) 〜 (5 ) に示したような分散配置型の反力センサ ·システ ムによれば、 各制御点で計測された加速度センサからのセンサ情報に基づいて、 実際の回転中心を測定することができる。 したがって、 機体の設計情報から一意 に求まる重心の場合とは相違し、 リンクなど機体が外力などによって変形をきた した場合であっても、より正確な機体の重心位置を動的に算出することができる。 図 2 3には、 本実施形態に係る脚式移動ロボットの運動制御の概略的な処理手 順をフローチャートの形式で示している。
まず、脚式移動ロボヅトの機体の安定度判別を行なう (ステップ S 5 1 )。安定 度は、 機体の支持多角形を参照して、 Z M P位置が安定領域にあるかどうかで判 断することができる。
支持多角形の内側に Z M Pがある場合は、系に回転運動や並進運動が発生せず、 回転や並進に関する運動方程式を解く必要がない。 そこで、 ステップ S 5 2に進 み、 系が形成する適切な Z M P空間を用いて Z MP方程式を解くことにより、 姿 勢安定制御を行なう (後述)。 一方、 支持多角形の内側に Z MPがない場合や、 外界に対する支持作用点が存 在しない場合は、 Z MP方程式に代えて、 運動方程式を解くことにより (ステヅ プ S 5 3 )、 姿勢安定制御を行なう (後述)。
なお、 跳躍を伴うダンスなど、 すべての部位の軌道の優先度が一様に高く設定 される場合には、 Z MP方程式と運動方程式の両方を解く場合がある。
図 2 4には、 ステヅプ S 5 2における、 Z MP方程式の解法に基づく機体の安 定制御の処理手順をフローチャートの形式で示している。
まず、質量集中部位ゃ各リンクの重心付近、各ァクチユエ一夕の重心付近など、 制御点毎に配置された加速度センサ、 角加速度センサ、 角速度センサからのセン サ情報を基に、 Z MPを測定し、 又は重心を測定する (ステップ S 6 l ) o外力な どの影響で、 機体が変形したときには、 加速度センサの実測値を基に重心を動的 に測定する必要がある。
次いで、 ステップ S 6 2〜ステップ S 6 9により形成される処理ループにおい て、 Z MP近傍又は重心近傍から順に、 各制御点についての Z MP回りのモ一メ ント項、 制御点に印加される外力モーメント項、 並びに制御点に印加される外力 により生成される Z MP回りのモ一メント項を、 制御点に配設されたセンサから の情報に基づいて直接算出するとともに、 これらのモーメント項を順次加算して いき、 これらの総和を求める。
この結果、 Z MP方程式を用いて、 モーメント 'エラ一 Tを算出することがで きる (ステップ S 7 0 )。
次いで、計測された各部の状態量と同定された外力モーメントを初期値として、 Z MP軌道又は重心の回転軌道、 そして各部の軌道を再計画する (ステップ S 7
D o
そして、ァクチユエ一夕 ·システム群に再計画結果に基づく目標値を送信して、 本処理ルーチンを終了する。
なお、 図 2 4に示す処理手順では、 制御点における発生モーメントを算出する i系の処理と、 制御点において印加される外力モーメントを算出する j系の処理 と、 制御点において外力により生成される Z MP回りのモーメントを算出する k 系の処理を含み、 i, j, k系の処理がシリアルに進行しているが、 パラレルに 進行するようにしてもよい (後述)。
また、 図 2 5には、 ステップ S 5 3における、 運動方程式の解法に基づく機体 の安定制御の処理手順をフローチヤ一卜の形式で示している。
まず、 Z M P上の床反力 Frを測定する (ステップ S 8 1 )。
次いで、 ステップ S 8 2〜ステップ S 8 9により形成される処理ループにおい て、 Z M P近傍又は重心近傍から順に、 各制御点に印加される並進力、 Z M P回 りのモーメントにより印加される並進力、 並びに外力を、 制御点に配設されたセ ンサからの情報に基づいて直接算出するとともに、 これらの並進力項を順次加算 して、 これらの総和を求める。
この結果、 ダランベールの原理から、 未知外力 Fを算出することができる (ス テツプ S 9 0 )。
次いで、 計測された各部の情報量と同定された未知外力を初期値として、 Z M P軌道又は重心軌道、 そして各部の軌道を再計画する (ステップ S 9 1 )。
そして、ァクチユエ一夕 .システム群に再計画結果に基づく目標値を送信して、 本処理ル一チンを終了する。
なお、 図 2 5に示す処理手順では、 制御点における並進力を算出する i系の処 理と、制御点の外力モ一メントにより生成される並進力を算出する j系の処理と、 制御点において印加される外力を算出する k系の処理を含み、 i , j, k系の処 理がシリアルに進行しているが、 パラレルに進行するようにしてもよい (後述)。 図 2 4に示したフローチャートにおけるステップ S 6 2〜ステップ S 6 9で形 成される処理ループでは、 Z M P近傍又は重心近傍から順に、 各制御点について の Z M P回りのモーメント項、 制御点に印加される外力モーメント項、 並びに制 御点に印加される外力により生成される Z M P回りのモーメント項を、 制御点毎 に配設されたセンサからの情報に基づいて直接算出するとともに、 これらのモー メント項を順次加算していき、 これらの総和を求めることによって、 Z M P方程 式を効率的に導入することができる。
同様に、 図 2 5に示したフローチャートにおけるステップ S 8 2〜ステップ S 8 9で形成される処理ループでは、 Z M P近傍又は重心近傍から順に、 各制御点 に印加される並進力、 Z M P回りのモーメントにより印加される並進力、 並びに 外力を、 制御点毎に配設されたセンサからの情報に基づいて直接算出するととも に、これらの並進力項を順次加算して、これらの総和を求めることにより、並進 - 回転の運動方程式を効率的に導入することができる。
図 2 0〜図 2 2を参照しながら説明したように、 本実施形態に係る脚式移動口 ボットにおいては、 制御に用いるローカル座標とその座標を直接的に計測するた めの加速度センサや角速度センサを各制御点毎に配置し、 さらに計算モデルで用 いる各ぺクトル位置に加速度センサと姿勢センサを配置することで、 Z M P方程 式 (又は運動方程式) の導入に必要な制御パラメ一夕値を直接的に計測するよう に構成されている。
これら機体上に分散配置されたセンサ同士が直列的に接続されている場合、 個々の制御点においてセンサ情報を基に算出されるモ一メント項ゃ外力項を、 接 続経路に従つて各制御点において順次加算していくことによって、 これらの総和 を効率的に計算することができる。
図 2 2には、 脚式移動ロボッ卜の機体上の各ァクチユエ一夕の重心付近に加速 度、 角加速度、 角速度センサを搭載している様子を示したが(前述)、 図 2 6には、 この場合のセンサ同士を直列的に接続するための一例を示している。
同図に示すように、 左右の上肢、 並びに左右の下肢に配設されたセンサ間がそ れそれ独立して、 中央の制御ュニヅトが始点及び終点となるように直列的に接続 されている。 このような場合、 各肢毎に、 制御点のセンサ情報に基づく計算結果 が順次加算され、 これらが中央の制御ユニットに戻されて総和が得られ、 ここで 方程式を導入することができる。
また、図 2 7には、センサ同士を直列的に接続するための他の例を示している。 同図に示す例では、 全身に配設されたセンサ間が、 いわば「一筆書き」の形態で、 中央の制御ュニットが始点及び終点となるように一列に接続されている。 このよ うな配線形態の場合、 各制御点におけるセンサ情報に基づく計算結果が制御点後 とに順次加算されていき、 中央の制御ュニットにデ一夕が戻された時点で各項の 総和が既に求まっており、 制御ユニットでは、 容易に方程式を導入することがで ぎる。
また、 制御に用いるローカル座標とその座標を直接的に計測するための加速度 センサゃ角速度センサを各制御点毎に配置し、 さらに計算モデルで用いる各べク トル位置に加速度センサと姿勢センサを配置する一例として、 質量が集中する各 ァクチユエ一夕の重心付近に、 加速度、 角加速度、 角速度センサを搭載するとい う実装例を既に紹介した。
図 2 8には、 ュニッ卜の重心付近に加速度、 角加速度、 角速度センサを搭載し た関節ァクチユエ一夕の構成例を示している。
同図に示す関節ァクチユエ一夕は、 回転子マグネットと、 複数相の磁気コイル からなる固定子で構成されるモ一夕部と、 モ一夕部の出力する回転を加減速する ギア .ユニット (GU) と、 モー夕部への供給電力を制御する制御部で構成され る。
制御部は例えば印刷配線板で構成され、 その略中央には、 センサ 'ユニットが 搭載されている。
センサ ·ュニットは、 ァクチユエ一夕 ·ュニットの 2次元重心位置近傍に配置 されている。
センサ .ユニットは、 1軸〜 3軸の加速度センサと、 1〜 2軸の角速度センサ と、 3軸の角速度センサの組み合わせで構成される。
図 2 9には、図に示した関節ァクチユエ一夕の機能構成を模式的に示している。 同図に示すように、 ァクチユエ一夕 1 0は、 イン夕一フェース部 1 1と、 コマン ド処理部 1 2と、 モ一夕制御部 1 3と、 センサ信号処理部 1 4を備えている。 ィンターフェ一ス部 1 1は、ホスト 'コントローラとの間でィンターフェ一ス · プロトコルを実現する。
コマンド処理部 1 2は、 インターフェース部 1 2を介して受け取ったホスト · コマンドを処理してモー夕制御部 1 3に伝達したり、 モータ制御部 1 3やセンサ 信号処理部 1 4からのセンサ情報を演算処理してインターフェース部 1 2経由で ホスト ·コントローラに返したりする。
モー夕制御部 1 3は、 ホスト ·コマンドに従ったモー夕の回転を実現するため の電流信号をモー夕 ·コィノレ 1 5に P WM (Pulse Width Modulation) 出力し、 また、 回転子 (図示しない) の回転位置を検出する一センサ 1 6からの角度情報 を取得する。 センサ信号処理部 1 4は、 センサ'ュニヅトに含まれる加速度センサ(X〜Y)、 ジャイロ 'センサ (ピッチ、 ロール、 ョー) からのセンサ情報を処理する。 本実施形態においては、 制御点毎に配設されたセンサからの情報に基づいて、 Z MP近傍又は重心近傍から順に、 各制御点についての Z MP回りのモーメント 項、 制御点に印加される外力モーメント項、 並びに制御点に印加される外力によ り生成される Z MP回りのモーメント項を直接算出することができる。 同様に、 制御点毎に配設されたセンサからの情報に基づいて、 Z M P近傍又は重心近傍か ら順に、 各制御点に印加される並進力、 Z M P回りのモーメントにより印加され る並進力、 並びに外力を直接算出することができる。
さらに、 機体上に分散配置されたセンサ同士が直列的に接続されている場合、 個々の制御点においてセンサ情報を基に算出されるモーメント項ゃ外力項を、 接 続経路に従って各制御点において順次加算していくことによって、 これらの総和 を効率的に計算することができる。
図 2 8及び図 2 9を参照しながら説明したセンサ内蔵型の関節ァクチユエ一夕 においては、 コマンド処理部 1 2が、 センサ信号処理部 1 4によって信号処理さ れた加速度センサ (X~Y)、 ジャイロ 'センサ (ピッチ、 ロール、 ョー) からの センサ情報を利用して、 モーメント項や外力項を、 接続経路に従って各制御点に おいて順次加算していくことができる。
図 3 0には、各制御点の関節ァクチユエ一夕内で、 Z MP回りのモーメント項、 制御点に印加される外力モーメント項、 並びに制御点に印加される外力により生 成される Z MP回りのモーメント項を順次加算していく構成を図解している。 同図に示すように、 関節ァクチユエ一夕には、 接続経路の上位の関節ァクチュ ェ一夕から、 i一 1番目までの制御点における Z M P回りのモーメント項の総和、 j― 1番目までの制御点における外力モーメント項の総和、 並びに k一 1番目ま での制御点における外力により生成される Z MP回りのモーメント項の総和が入 力される。 そして、 関節ァクチユエ一夕内で検出されたセンサ情報に基づいて、 当該制御点における Z MP回りのモーメント項、 制御点に印加される外力モ一メ ント項、 並びに制御点に印加される外力により生成される Z MP回りのモ一メン ト項を算出するとともに、 これらをそれそれの総和に加算処理して、 i番目まで の制御点における Z MP回りのモ一メント項の総和、 j番目までの制御点におけ る外力モーメント項の総和、 並びに k番目までの制御点における外力により生成 される Z MP回りのモーメント項の総和として、 接続経路の下位の関節ァクチュ エー夕に出力する。 したがって、 接続経路に従がつて、 このような加算処理を逐 次繰り返していくことにより、中央コントローラに演算結果が到達するときには、 Z MP釣合い方程式を構成する各モーメント項が既に求められているので、 Z M P安定度判別規範に基づく機体の姿勢安定制御を効率的且つ高速に実現すること ができる。
Z MP釣合い方程式の導入には、 制御点における発生モ一メントを算出する i 系の処理と、制御点において印加される外力モーメントを算出する j系の処理と、 制御点において外力により生成される Z MP回りのモーメントを算出する k系の 処理が含まれるが、 図示の例では i , : i , k系の処理がパラレルに進行する。 i , j , k系の処理がパラレルに進行するシステムでは、 配線が少なくて済むという メリットがある。 なお、 特に各制御点において i , j , k系すベての要素が備わ つている必要はなく、 i系の演算のみ、 あるいは i系の演算がなくて i— 1系ま での演算をパススルーするだけといつたデザィンも可能である。
また、 図 3 1には、 各制御点の関節ァクチユエ一夕内で、 制御点に印加される 並進力項、 Z MP回りのモーメントにより印加される並進力項、 並びに外力項を 順次加算していく構成を図解している。
同図に示すように、 関節ァクチユエ一夕には、 接続経路の上位の関節ァクチュ エー夕から、 i一 1番目までの制御点に印加される並進力項の総和、 j一 1番目 までの制御点における Z M P回りのモ一メントにより印加される並進力項の総和、 並びに k— 1番目までの制御点に印加される外力項の総和が入力される。そして、 関節ァクチユエ一夕内で検出されたセンサ情報に基づいて、 当該制御点に印加さ れる並進力項、 Z MP回りのモーメントにより印加される並進力項、 並びに外力 項を算出するとともに、 これらをそれそれの総和に加算処理して、 i番目までの 制御点に印加される並進力項の総和、 j番目までの制御点における Z MP回りの モーメントにより印加される並進力項の総和、 並びに k番目までの制御点に印加 される外力項の総和として、 接続経路の下位の関節ァクチユエ一夕に出力する。 したがって、 接続経路に従がつて、 このような加算処理を逐次繰り返していくこ とにより、 中央コントローラに演算結果が到達するときには、 運動方程式を構成 する各並進力項が既に求められているので、 運動方程式を利用した機体の姿勢安 定制御を効率的且つ高速に実現することができる。
運動方程式の導入には、 制御点における並進力を算出する i系の処理と、 制御 点の外力モ一メントにより生成される並進力を算出する j系の処理と、 制御点に おいて印加される外力を算出する k系の処理が含まれるが、図示の例では i , j , k系の処理がパラレルに進行する。 i , j , k系の処理がパラレルに進行するシ ステムでは、 配線が少なくて済むというメリットがある。 なお、 特に各制御点に おいて i , j , k系すベての要素が備わっている必要はなく、 i系の演算のみ、 あるいは i系の演算がなくて i一 1系までの演算をパススルーするだけといった デザィンも可能である。
以上、 特定の実施例を参照しながら、 本発明につい" t詳解してきた。 しかしな がら、 本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成し得 ることは自明である。
本発明の要旨は、 必ずしも 「ロボット」 と称される製品には限定されない。 す なわち、 電気的若しくは磁気的な作用を用いて人間の動作に似せた運動を行なう 機械装置あるいはその他一般的な移動体装置であるならば、 例えば玩具などのよ うな他の産業分野に属する製品であっても、 同様に本発明を適用することができ る。
要するに、 例示という形態で本発明を開示してきたのであり、 本明細書の記載 内容を限定的に解釈するべきではない。 本発明の要旨を判断するためには、 冒頭 に記載した特許請求の範囲の欄を参酌すベきである。 産業上の利用可能性 本発明によれば、 Z MPを姿勢安定度判別規範に用いて運動中の機体の姿勢を 安定化制御することができる、 優れた脚式移動ロボットのための動作制御装置及 び動作制御方法を提供することができる。
また、 本発明によれば、 Z MP方程式を高速且つ高精度に導き出すことによつ てより厳密な姿勢安定制御を行なうことを可能にする、 優れた脚式移動ロボット のための動作制御装置及び動作制御方法を提供することができる。
また、 本発明によれば、 Z MPを安定度判別規範に用いて姿勢安定化制御を好 適に行なうことができる、 優れた脚式移動口ボットの動作制御装置及び動作制御 方法、 並びに脚式移動ロボヅトのためのセンサ ·システムを提供することができ る。
また、 本発明によれば、 機体上の各部に設置されたセンサからの計測値に基づ いて導入された Z M P方程式を用いて未知外力モーメント及び未知外力を同定し て運動制御を好適に行なうことができる、 優れた脚式移動ロボットの動作制御装 置及び動作制御方法、 並びに脚式移動ロボットのためのセンサ ·システムを提供 することができる。
本発明に係る脚式移動ロボットは、 外界との接触部位に Z M Pと力を直接計測 する反力センサ ·システムを配置するとともに、 運動制御に用いるローカル座標 とその座標を直接的に計測するための加速度センサゃ角度センサを配置し、 さら に計算モデルで用いている各ぺクトル位置に加速度センサと姿勢センサを配置す ることで、 直接的計測を可能とすることで、 機体が剛体で外力などの印加で変形 しないという条件を前提としないで厳密な運動制御を応答性よく実現することが できる。

Claims

請求の範囲
1 . 基体と前記基体に接続される複数の可動部を備えたロボヅト装置であって、 前記基体及び少なくとも 1つの前記可動部に制御対象点を設け、
前記制御対象点毎に配置された複数の加速度センサと、
前記可動部を制御する制御手段と、
前記加速度センサ毎に得られる加速度情報に基づいて導入された所定の方程式 を用いて前記ロボット装置に印加される未知モーメント及び/又は未知外力を算 出する手段とを備え、
前記制御手段は、 算出された未知モーメント及び/又は未知外力に応じて前記 可動部を制御する、
' ことを特徴とするロボット装置。
2 . 前記所定の方程式は Z M P方程式又は運動方程式である、
ことを特徴とする請求項 1に記載のロボット装置。
3 . 前記複数の可動部は、 少なくとも上肢、 下肢及び体幹部を含み、
前記制御対象点は、 少なくとも前記上肢、 前記下肢及び前記体幹部毎に設けら れている、
ことを特徴とする請求項 1に記載のロボット装置。
4 . 基体と前記基体に接続される可動部を有するロボット装置であって、 前記基体と少なくとも 1以上の前記可動部に設けられた複数の制御対象点と、 前記の各制御対象点における目標軌道を設定する目標軌道設定手段と、 各目標軌道間での優先順位を設定する優先順位設定手段と、
前記の各制御対象点の目標軌道に基づいて、 所望の全身運動ノ ターンを生成す る全身運動ノ 夕一ン生成手段とを備え、
前記全身運動パターン生成手段は、 優先順位に基づいて、 前記目標軌道の全部 又は一部に対して修正を行ない、 全身運動パターンを生成する、 ことを特徴とするロボット装置。
5 . 前記優先順位設定手段は、 前記ロボット装置の姿勢に応じて目標軌道間での 優先順位を変更する、
ことを特徴とする請求項 4に記載のロボット装置。
6 . 前記の各制御対象点には加速度計測手段が設けられ、
前記全身運動パターン生成手段は、 前記ロボット装置に関する Z M P方程式又 は運動方程式を生成し、 前記 Z M P方程式又は運動方程式の解と前記優先順位と に基づいて各目標軌道を修正することにより、 全身運動パターンを生成する、 ことを特徴とする請求項 4に記載のロボット装置。
7 . 少なくとも複数本の可動脚を備えた脚式移動を行なうタイプのロボットの動 作制御装置であって、
前記ロボットの機体上の複数の部位における力学的状態を検出する状態検出手 段と、
前記状態検出手段による検出結果に基づいて、 機体の運動を制御する運動制御 手段と、
を具備することを特徴とする脚式移動ロボットのための動作制御装置。
8 . 前記状態検出手段は、 前記ロボットの機体上の制御対象点における加速度を 計測する加速度計測手段と、 前記ロボットと外界との接触部位における Z M Pと 力を計測する反力計測手段とを備え、
前記運動制御手段は、 前記加速度計測手段並びに前記反力計測手段による計測 結果を基に、 前記ロボッ卜の機体に印加される各モ一メン卜の釣合い関係を記述 した Z M P方程式を生成し、 該 Z M P方程式上で現れるモーメント ·エラ一を打 ち消すように機体の目標軌道を修正する、
ことを特徴とする請求項 7に記載の脚式移動ロボッ卜のための動作制御装置。
9 . 前記加速度計測手段は前記ロボットの機体上の制御対象点として質量操作量 が最大となる部位における加速度を計測する、
ことを特徴とする請求項 8に記載の脚式移動ロボヅトのための動作制御装置。
1 0 . 前記加速度計測手段は前記ロボットの機体上の制御対象点としての腰部に おける加速度を計測する、
ことを特徴とする請求項 8に記載の脚式移動ロボットのための動作制御装置。
1 1 . 前記加速度計測手段は前記ロボヅトの機体上の制御対象点としての各脚の 足部における加速度を計測する、
ことを特徴とする請求項 8に記載の脚式移動ロボッ卜のための動作制御装置。
1 2 . 前記運動制御手段は、 所定の優先順位に従った順番で、 各部位毎に目標軌 道を修正する、
ことを特徴とする請求項 8に記載の脚式移動ロボットのための動作制御装置。
1 3 . 質量操作量の大きさの順に各部位に目標軌道修正のための優先順位を与え る、
ことを特徴とする請求項 1 2に記載の脚式移動ロボットのための動作制御装置。
1 4 . 前記状態検出手段は、 各制御点毎に配置された、 制御に用いるローカル座 標とその座標を直接的に計測するための加速度センサや角速度センサ、及び又は、 計算モデルで用いる各べクトル位置に配置された加速度センサと姿勢センサで構 成される、
ことを特徴とする請求項 7に記載の脚式移動ロボッ卜の動作制御装置。
1 5 . 機体上の質量が集中している部位に、 加速度センサ、 角加速度センサ、 角 速度センサを搭載する、
ことを特徴とする請求項 1 4に記載の脚式移動ロボヅ卜の動作制御装置。
1 6 . 機体上の質量が集中している部位に、 加速度センサ、 角加速度センサを搭 載する、
ことを特徴とする請求項 1 4に記載の脚式移動ロボヅトの動作制御装置。
1 7 . 機体上の質量が集中している部位に、 加速度センサ、 角速度センサを搭載 する、
ことを特徴とする請求項 1 4に記載の脚式移動ロボットの動作制御装置。
1 8 . 機体上の質量が集中している部位に加速度センサを搭載する、
ことを特徴とする請求項 1 4に記載の脚式移動ロボッ卜の動作制御装置。
1 9 . 各リンクの重心付近に、 加速度センサ、 角加速度センサ、 角速度センサを 搭載する、
ことを特徴とする請求項 1 4に記載の脚式移動ロボットの動作制御装置。
2 0 . 各リンクの重心付近に、 加速度センサ、 角加速度センサを搭載する、 ことを特徴とする請求項 1 4に記載の脚式移動ロボットの動作制御装置。
2 1 . 各リンクの重心付近に、 加速度センサ、 角速度センサを搭載する、 ことを特徴とする請求項 1 4に記載の脚式移動ロボットの動作制御装置。
2 2 . 各リンクの重心付近に加速度センサを搭載する、
ことを特徴とする請求項 1 4に記載の脚式移動ロボットの動作制御装置。
2 3 . 関節自由度を構成する各ァクチユエ一夕の重心付近に、 加速度センサ、 角 加速度センサ、 角速度センサを搭載する、
ことを特徴とする請求項 1 4に記載の脚式移動ロボットの動作制御装置。
2 4 . 関節自由度を構成する各ァクチユエ一夕の重心付近に、 加速度センサ、 角 加速度センサを搭載する、
ことを特徴とする請求項 1 4に記載の脚式移動ロボットの動作制御装置。
2 5 . 関節自由度を構成する各ァクチユエ一夕の重心付近に、 加速度センサ、 角 速度センサを搭載する、
ことを特徴とする請求項 1 4に記載の脚式移動ロボットの動作制御装置。
2 6 . 関節自由度を構成する各ァクチユエ一夕の重心付近に加速度センサを搭載 する、
ことを特徴とする請求項 1 4に記載の脚式移動ロボットの動作制御装置。
2 7 . 各ァクチユエ一夕の重心付近及びァクチユエ一夕を除いたリンクの重心付 近に、 加速度センサ、 角加速度センサ、 角速度センサを搭載する、
ことを特徴とする請求項 1 4に記載の脚式移動ロボットの動作制御装置。
2 8 . 各ァクチユエ一夕の重心付近及びァクチユエ一夕を除いたリンクの重心付 近に、 加速度センサ、 角加速度センサを搭載する、
ことを特徴とする請求項 1 4に記載の脚式移動ロボットの動作制御装置。
2 9 . 各ァクチユエ一夕の重心付近及びァクチユエ一夕を除いたリンクの重心付 近に、 加速度センサ、 角速度センサを搭載する、
ことを特徴とする請求項 1 4に記載の脚式移動ロボヅトの動作制御装置。
3 0 . 各ァクチユエ一夕の重心付近及びァクチユエ一夕を除いたリンクの重心付 近に、 加速度センサを搭載する、
ことを特徴とする請求項 1 4に記載の脚式移動ロボットの動作制御装置。
3 1 . 各ァクチユエ一夕の重心付近、 バヅテリの重心付近、 又は、 ノ ツテリとァ 一夕を除いたリンクの重心付近に、 加速度センサと角加速度センサと角 速度センサを搭載する、
ことを特徴とする請求項 1 4に記載の脚式移動ロボットの動作制御装置。
3 2 . 各ァクチユエ一夕の重心付近、 バッテリの重心付近、 又は、 バッテリとァ クチユエ一夕を除いたリンクの重心付近に、 加速度センサと角加速度センサを搭 載する、
ことを特徴とする請求項 1 4に記載の脚式移動ロボットの動作制御装置。
3 3 . 各ァクチユエ一夕の重心付近、 バヅテリの重心付近、 又は、 バッテリとァ クチユエ一夕を除いたリンクの重心付近に、 加速度センサと角速度センサを搭載 する、
ことを特徴とする請求項 1 4に記載の脚式移動ロボットの動作制御装置。
3 4 . 各ァクチユエ一夕の重心付近、 バヅテリの重心付近、 又は、 バッテリとァ クチユエ一夕を除いたリンクの重心付近に、 加速度センサを搭載する、 ことを特徴とする請求項 1 4に記載の脚式移動ロボッ卜の動作制御装置。
3 5 . 機体上に分散配置されたセンサ同士が直列的に接続され、 個々の制御点に おいてセンサ情報を基に算出されるモーメント項や外力項を、 接続経路に従って 各制御点において順次加算していく、
ことを特徴とする請求項 1 4に記載の脚式移動ロボットの動作制御装置。
3 6 . 前記脚式移動ロボットの関節自由度を構成するァクチユエ一夕は、 回転子 マグネットと、 複数相の磁気コイルからなる固定子で構成されるモ一夕部と、 モ —夕部の出力する回転を加減速するギア 'ユニットと、 モー夕部への供給電力を 制御する制御部を備え、
前記制御部上でァクチユエ一夕 'ュニッ卜の 2次元重心位置近傍となる位置に センサ ·ュニヅトが搭載されている、
ことを特徴とする請求項 1 4に記載の脚式移動ロボットの動作制御装置。
3 7 . 前記センサ 'ユニットは、 1軸〜 3軸の加速度センサと、 1〜2軸の角速 度センサと、 3軸の角速度センサの組み合わせで構成される、
ことを特徴とする請求項 3 6に記載の脚式移動ロボッ卜の動作制御装置。
3 8 . 少なくとも複数本の可動脚を備えた脚式移動を行なうタイプのロボットの 動作制御方法であって、
前記ロボットの機体上の複数の部位における力学的状態を検出する状態検出ス テツプと、
前記状態検出ステヅプにおける検出結果に基づいて、 機体の運動を制御する運 動制御ステップと、
を具備することを特徴とする脚式移動ロボットのための動作制御方法。
3 9 . 前記状態検出ステヅプは、 前記ロボットの機体上の制御対象点における加 速度を計測する加速度計測ステップと、 前記ロボットと外界との接触部位におけ る Z M Pと力を計測する反力計測ステップとを備え、
前記運動制御ステツプは、 前記加速度計測ステツプ並びに前記反力計測ステツ プによる計測結果を基に、 前記ロボヅトの機体に印加される各モーメントの釣合 い関係を記述した Z M P方程式を生成し、 該 Z M P方程式上で現れるモ一メン ト -エラ一を打ち消すように機体の目標軌道を修正する、
ことを特徴とする請求項 3 8に記載の脚式移動ロボヅトのための動作制御方法。
4 0 . 前記加速度計測ステップでは前記ロボヅトの機体上の制御対象点として質 量操作量が最大となる部位における加速度を計測する、
ことを特徴とする請求項 3 9に記載の脚式移動ロボッ卜のための動作制御方法。
4 1 . 前記加速度計測ステップでは前記ロボヅトの機体上の制御対象点としての 腰部における加速度を計測する、
ことを特徴とする請求項 3 9に記載の脚式移動ロボッ卜のための動作制御方法。
4 2 . 前記加速度計測ステヅプでは前記ロボットの機体上の制御対象点としての 各脚の足部における加速度を計測する、
ことを特徴とする請求項 3 9に記載の脚式移動ロボットのための動作制御方法。
4 3 . 前記運動制御ステップでは、 所定の優先順位に従った順番で、 各部位毎に 目標軌道を修正する、
ことを特徴とする請求項 3 9に記載の脚式移動ロボヅ卜のための動作制御方法。
4 4 . 質量操作量の大きさの順に各部位に目標軌道修正のための優先順位を与え る、
ことを特徴とする請求項 4 3に記載の脚式移動ロボヅトのための動作制御装方法。
4 5 . 前記状態検出ステップでは、 各制御点毎に配置された、 制御に用いるロー 力ル座標とその座標を直接的に計測するための加速度センサゃ角速度センサ、 及 び又は、 計算モデルで用いる各ベクトル位置に配置された加速度センサと姿勢セ ンサからセンサ情報を得る、
ことを特徴とする請求項 3 8に記載の脚式移動ロボットの動作制御方法。
4 6 . 機体上の質量が集中している部位に、 加速度センサ、 角加速度センサ、 角 速度センサを搭載する、
ことを特徴とする請求項 4 5に記載の脚式移動ロボットの動作制御装置。
4 7 . 機体上の質量が集中している部位に、 加速度センサ、 角加速度センサを搭 載する、
ことを特徴とする請求項 4 5に記載の脚式移動ロボットの動作制御装置。
4 8 . 機体上の質量が集中している部位に、 加速度センサ、 角速度センサを搭載 する、
ことを特徴とする請求項 4 5に記載の脚式移動ロボヅ卜の動作制御装置。
4 9 . 機体上の質量が集中している部位に加速度センサを搭載する、
ことを特徴とする請求項 4 5に記載の脚式移動ロボッ卜の動作制御装置。
5 0 . 各リンクの重心付近に、 加速度センサ、 角加速度センサ、 角速度センサを 搭載する、
ことを特徴とする請求項 4 5に記載の脚式移動ロボットの動作制御装置。
5 1 . 各リンクの重心付近に、 加速度センサ、 角加速度センサを搭載する、 ことを特徴とする請求項 4 5に記載の脚式移動ロボッ卜の動作制御装置。
5 2 . 各リンクの重心付近に、 加速度センサ、 角速度センサを搭載する、 ことを特徴とする請求項 4 5に記載の脚式移動ロボットの動作制御装置。
5 3 . 各リンクの重心付近に加速度センサを搭載する、
ことを特徴とする請求項 4 5に記載の脚式移動ロボットの動作制御装置。
5 4 . 関節自由度を構成する各ァクチユエ一夕の重心付近に、 加速度センサ、 角 加速度センサ、 角速度センサを搭載する、
ことを特徴とする請求項 4 5に記載の脚式移動ロボットの動作制御装置。
5 5 . 関節自由度を構成する各ァクチユエ一夕の重心付近に、 加速度センサ、 角 加速度センサを搭載する、
ことを特徴とする請求項 4 5に記載の脚式移動ロボッ卜の動作制御装置。
5 6 . 関節自由度を構成する各ァクチユエ一夕の重心付近に、 加速度センサ、 角 速度センサを搭載する、
ことを特徴とする請求項 4 5に記載の脚式移動ロボッ卜の動作制御装置。
5 7 . 関節自由度を構成する各ァクチユエ一夕の重心付近に加速度センサを搭載 する、
ことを特徴とする請求項 4 5に記載の脚式移動ロボットの動作制御装置。
5 8 . 各ァクチユエ一夕の重心付近及びァクチユエ一夕を除いたリンクの重心付 近に、 加速度センサ、 角加速度センサ、 角速度センサを搭載する、
ことを特徴とする請求項 4 5に記載の脚式移動ロボットの動作制御装置。
5 9 . 各ァクチユエ一夕の重心付近及びァクチユエ一夕を除いたリンクの重心付 近に、 加速度センサ、 角加速度センサを搭載する、
ことを特徴とする請求項 4 5に記載の脚式移動ロボヅトの動作制御装置。
6 0 . 各ァクチユエ一夕の重心付近及びァクチユエ一夕を除いたリンクの重心付 近に、 加速度センサ、 角速度センサを搭載する、
ことを特徴とする請求項 4 5に記載の脚式移動ロボットの動作制御装置。
6 1 . 各ァクチユエ一夕の重心付近及びァクチユエ一夕を除いたリンクの重心付 近に、 加速度センサを搭載する、
ことを特徴とする請求項 4 5に記載の脚式移動ロボットの動作制御装置。
6 2 . 各ァクチユエ一夕の重心付近、 バヅテリの重心付近、 又は、 バッテリとァ クチユエ一夕を除いたリンクの重心付近に、 加速度センサと角加速度センサと角 速度センサを搭載する、
ことを特徴とする請求項 4 5に記載の脚式移動ロボッ卜の動作制御装置。
6 3 . 各ァクチユエ一夕の重心付近、 バッテリの重心付近、 又は、 バッテリとァ クチユエ一夕を除いたリンクの重心付近に、 加速度センサと角加速度センサを搭 載する、
ことを特徴とする請求項 4 5に記載の脚式移動ロボヅトの動作制御装置。
6 4 . 各ァクチユエ一夕の重心付近、 バッテリの重心付近、 又は、 バッテリとァ クチユエ一夕を除いたリンクの重心付近に、 加速度センサと角速度センサを搭載 する、
ことを特徴とする請求項 4 5に記載の脚式移動ロボットの動作制御装置。
6 5 . 各ァクチユエ一夕の重心付近、 バッテリの重心付近、 又は、 バッテリとァ クチユエ一夕を除いたリンクの重心付近に、 加速度センサを搭載する、 ことを特徴とする請求項 4 5に記載の脚式移動ロボットの動作制御装置。
6 6 . 機体上に分散配置されたセンサ同士が直列的に接続され、 個々の制御点に おいてセンサ情報を基に算出されるモーメント項や外力項を、 接続経路に従って 各制御点において順次加算していく、
ことを特徴とする請求項 4 5に記載の脚式移動ロボッ卜の動作制御装置。
6 7 . 少なくとも複数本の可動脚を備えた脚式移動ロボットのためのセンサ -シ ステムであって、
外界との接触部位に Z M Pと力を直接計測する反力センサ ·システムを配置す るとともに、 運動制御に用いる口一カル座標とその座標を直接的に計測するため の加速度センサや角度センサを配置し、 さらに計算モデルで用いている各べクト ル位置に加速度センサと姿勢センサを配置する、
を特徴とする脚式移動ロボットのためのセンサ ·システム。
6 8 . 機体上の質量が集中している部位に、 加速度センサ、 角加速度センサ、 角 速度センサを搭載する、
ことを特徴とする請求項 6 7に記載の脚式移動ロボットのためのセンサ ·システ ム。
6 9 . 機体上の質量が集中している部位に、 加速度センサ、 角加速度センサを搭 載する、 :とを特徴とする請求項 6 7に記載の脚式移動ロボヅトのためのセンサ ·システ ム(
7 0 . 機体上の質量が集中している部位に、 加速度センサ、 角速度センサを搭載 する、
ことを特徴とする請求項 6 7に記載の脚式移動ロボヅトのためのセンサ ·システ ム。
7 1 . 機体上の質量が集中している部位に加速度センサを搭載する、
ことを特徴とする請求項 6 7に記載の脚式移動ロボットのためのセンサ■システ ム。
7 2 . 各リンクの重心付近に、 加速度センサ、 角加速度センサ、 角速度センサを 搭載する、
ことを特徴とする請求項 6 7に記載の脚式移動ロボットのためのセンサ■システ ム。
7 3 . 各リンクの重心付近に、 加速度センサ、 角加速度センサを搭載する、 ことを特徴とする請求項 6 7に記載の脚式移動ロボヅトのためのセンサ ·システ ム。
7 4 . 各リンクの重心付近に、 加速度センサ、 角速度センサを搭載する、 ことを特徴とする請求項 6 7に記載の脚式移動ロボットのためのセンサ■システ ム。
7 5 . 各リンクの重心付近に加速度センサを搭載する、
ことを特徴とする請求項 6 7載の脚式移動ロボヅ卜のためのセンサ ·システム。
7 6 . 関節自由度を構成する各ァクチユエ一夕の重心付近に、 加速度センサ、 角 加速度センサ、 角速度センサを搭載する、
ことを特徴とする請求項 6 7に記載の脚式移動ロボッ卜のためのセンサ ·システ ム。
7 7 . 関節自由度を構成する各ァクチユエ一夕の重心付近に、 加速度センサ、 角 加速度センサを搭載する、
ことを特徴とする請求項 6 7に記載の脚式移動ロボットのためのセンサ ·システ ム。
7 8 . 関節自由度を構成する各ァクチユエ一夕の重心付近に、 加速度センサ、 角 速度センサを搭載する、
ことを特徴とする請求項 6 7に記載の脚式移動ロボヅトのためのセンサ ·システ ム。
7 9 . 関節自由度を構成する各ァクチユエ一夕の重心付近に加速度センサを搭載 する、
ことを特徴とする請求項 6 7に記載の脚式移動ロボヅトのためのセンサ ·システ ム。
8 0 . 各ァクチユエ一夕の重心付近及びァクチユエ一夕を除いたリンクの重心付 近に、 加速度センサ、 角加速度センサ、 角速度センサを搭載する、
ことを特徴とする請求項 6 7に記載の脚式移動ロボヅトのためのセンサ ·システ ム。 ' 8 1 . 各ァクチユエ一夕の重心付近及びァクチユエ一夕を除いたリンクの重心付 近に、 加速度センサ、 角加速度センサを搭載する、
ことを特徴とする請求項 6 7に記載の脚式移動ロボットのためのセンサ ·システ ム。
8 2 . 各ァクチユエ一夕の重心付近及びァクチユエ一夕を除いたリンクの重心付 近に、 加速度センサ、 角速度センサを搭載する、
ことを特徴とする請求項 6 7に記載の脚式移動ロボヅトのためのセンサ ·システ ム。
8 3 . 各ァクチユエ一夕の重心付近及びァクチユエ一夕を除いたリンクの重心付 近に加速度センサを搭載する、
ことを特徴とする請求項 6 7に記載の脚式移動ロボヅトのためのセンサ ·システ ム。
8 4 . 各ァクチユエ一夕の重心付近、 バヅテリの重心付近、 又は、 ノ 'ッテリとァ クチユエ一夕を除いたリンクの重心付近に、 加速度センサと角加速度センサと角 速度センサを搭載する、
ことを特徴とする請求項 6 7に記載の脚式移動ロボットのためのセンサ ·システ ム。
8 5 . 各ァクチユエ一夕の重心付近、 バヅテリの重心付近、 又は、 ノ ッテリとァ クチユエ一夕を除いたリンクの重心付近に、 加速度センサと角加速度センサを搭 載する、
ことを特徴とする請求項 6 7に記載の脚式移動ロボヅトのためのセンサ ·システ ム。
8 6 . 各ァクチユエ一夕の重心付近、 バッテリの重心付近、 又は、 ノ メテリ とァ クチユエ一夕を除いたリンクの重心付近に、 加速度センサと角速度センサを搭載 する、
ことを特徴とする請求項 6 7に記載の脚式移動ロボヅトのためのセンサ ·システ ム。
8 7 . 各ァクチユエ一夕の重心付近、 バッテリの重心付近、 又は、 バッテリとァ クチユエ一夕を除いたリンクの重心付近に、 加速度センサを搭載する、 ことを特徴とする請求項 6 7に記載の脚式移動ロボットのためのセンサ ·システ ム。
8 8 . 基体と、 前記基体に接続される可動部材を有する移動体装置において、 前記可動部材を駆動する駆動手段と、
前記基体及び少なくとも 1つの前記可動部材に設置された加速度検出手段と、 前記の各加速度手段から得られる加速度情報に基づいて、 前記駆動手段を制御 する制御手段と、
を具備することを特徴とする移動体装置。
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