WO2003033055A1 - Ensemble aiguille medicale comportant un bouclier en forme d'aile destine a eviter des ponctures erronees - Google Patents

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Description

明 細 書 誤穿刺防止用の翼付きシールドを有する医療用針装置 技術分野
本発明は、 翼付き医療用針装置、 特に、 使用後に針管を安全に収容で きる誤穿刺防止用の翼付きシールドを有する医療用針装置に関する。 背景技術
従来、 医療施設において、 注射針や穿刺針等の誤穿刺による汚染 ·感 染は問題となっている。 特に最近では B型肝炎、 C型肝炎や H I V (ヒ ト免疫不全ウィルス) 等が社会的に広く取り上げられてきたため、 誤穿 剌等の偶発的な事故を積極的に防止するための手段が要望されている。 そのような誤穿刺を防止する手段として、 使用後に注射針や穿剌釙を 収容する際、 針管をカバーで覆うようにした注射針装置が種々提案され てきた。 そのような誤穿刺防止手段の多くは、 使用後の誤穿刺を防止す るための円筒状の保護カバー (以下シールドと称する) を有し、 そのシ 一ルドが注射針に対してスライド可能となっている。 つまり、 シールド のスライドにより、 注射針が露出した状態と、 シールドにカバーされた 状態とをとれるように構成されている。
一方、 輸液や輸血、 体外血液循環等の処置の際に、 翼付き注射針装置 が広く使用されている。 翼付き注射針装置は、 先端に注射針が固定され 後端が輸液チューブと接続された針基に、翼が装着された構造を有する。 そのため、 翼付き注射針装置の誤穿刺防止手段は、 特有の構造が必要に なる。 つまり、 シールドのスライドに対して、 翼の存在が邪魔にならな いようにする構造をとらなければならない。 従来の技術を分類すると、 翼が注射針もしくは針基に取付られた構造と、 翼がシ一ルドに取付られ た構造に分けられる。
後者の構造の例として、 特公平 6 _ 7 8 6 1号公報、 国際公開 W0 9 1 / 0 4 7 6 1号公報、 あるいは米国特許第 5 , 0 8 8, 9 8 2号明細 書に記載されたものがある。 これらの従来例においては、 スライド可能 な円筒状のシールドの外周面に翼が取り付けられ、 翼はシールドととも に注射針の外側をスライドする。 注射針の使用後は、 誤穿刺防止のため に、 シールドをスライドさせて注射針の先端を覆うことができる。
上記のようなシールドに翼を取り付けた注射針装置は、使用する際に、 注射針をシールドに対して所定の位置に一時的に保持し、 両者を一体化 する機構が必要である。 特に穿刺操作時には、 注射針が確実にシールド. に保持されなければならない。 そうでなければ、 穿刺操作中に注射針が シールド内で移動して穿刺操作に深刻な影響を与える恐れがある。 つま り、 穿刺時の押圧によって注射針が基端側に押し戻され、 シ一ルドから 露出していた針管が引っ込んでしまう可能性がある。
また、 穿刺操作後も針を患者に留置する間、 注射針をシールドに対し て所定の位置に保持する必要がある。 しかも、 穿刺操作時と、 誤穿刺防 止のために注射針をシールドに収納する操作を行う収納操作時とでは、 針をシールドに対して保持する作用が以下のように異なることが望まし い。
穿刺操作時にはシールドを把持して操作を行うので、 針がシールドに 確実に保持される必要がある。 これに対して、 収納操作時には、 針をシ —ルドに対して保持する力は弱い方がよい。 保持力が強すぎると、 針を シ一ルド内でスライドさせる際の操作が困難になり、 不測の事故を招く おそれがあるからである。 一方、 針を患者に留置している状態では、 シ 一ルドは患者の穿刺部に固定されているので、 その状態で針がシールド 内で容易に移動すると、針が患者から抜けてしまう恐れがある。従って、 留置の際は保持力が弱すぎても不都合である。 結局、 穿刺操作後には、 穿刺操作時に比べて弱い適度な保持力が、 注射針あるいは針基に作用し ていることが望ましい。
しかしながら、 従来の翼付きシールドを有する注射針装置は、 穿刺操 作時のおける注射針のシールドへの保持は、必ずしも確実ではなかった。 つまり、 機構的に保持が解除される恐れのあるものであった。
また、 注射針の保持は、 穿刺操作時も穿刺操作後(留置時及び抜去時) も同一の機構により行われ、穿刺操作時および収納操作の双方について、 最適な保持力が得られるものではなかった。 発明の開示
本発明は、 穿刺操作時に、 注射針が確実に保持される医療用針装置を 提供することを目的とする。
また、 穿刺操作時および穿刺操作後において、 医療用針を翼付きシー ルドに対してそれぞれ最適な保持力で保持することが可能であり、 使用 後に医療用針をシールド内に収納する操作を、 安全かつ容易に行うこと を可能とする医療用針装置を提供することを目的とする。
本発明の基本構成における医療用針装置は、 略円筒状のシールド筒お よび前記シ一ルド筒の先端側に結合した一対の翼部を有する翼付きシー ルドと、 前記シールド筒の内腔に軸方向に移動可能なように挿入された 針基と、 前記針基の先端部に装着された針管とを備え、 前記シールド筒 の内腔に、 前記針管をその先端を被覆して収納可能である。 前記各翼部 は、その基端側領域の翼面から突出するように形成された翼突起を有し、 前記シールド筒は、 前記各翼突起を挿入可能なように側部の円筒壁に形 成された貫通孔を有する。 前記両翼部を前記シールド筒側面に沿って重 ね合わせることにより、 前記貫通孔を通して前記各翼突起を前記シール ド筒内腔に挿入可能である。 それにより、 前記各翼突起が前記針基の前 記シールド筒内での軸方向移動を阻止して、 前記シールド筒先端から前 記針管が所定長さ突出した状態で、 前記針基が前記シールド筒に保持さ れる。
この構成によれば、 穿刺操作を行う際に、 翼部突起の部分を挟んで押 圧するように翼部を把持することにより、 翼部突起による針基の保持が 強固かつ確実になり、 穿刺の安全性を高めることができる。 また、 穿刺 時に、 通常の翼付き針と同様の操作を行うのみで、 特別の操作を要さず に、 針基を保持する力が高まるので、 取り扱いが簡便である。
上記構成において、 前記各翼突起は、 前記貫通孔を通して前記シール ド筒内腔に挿入されることにより前記針基に当接し、 その当接による摩 擦力により、 前記シールド筒先端から前記針管が所定長さ突出した状態 で、 前記針基が前記シールド筒に保持される構成とすることができる。 また好ましくは、 前記一対の翼突起の各々に対応する一対の前記貫通 孔が、 前記シールド筒の両側壁に別個に形成される。
前記貫通孔は、 前記シールド筒の両側面に連なって形成された 1本の 溝状であってもよい。
また好ましくは、 前記各翼部は、 基端側の領域の肉厚が先端側よりも 薄い。
また好ましくは、 前記シールド筒の底部外表面が平坦に形成される。 上記基本構成において好ましくは、 前記針基は、 主管部および主管部 の先端近傍に位置する保持部を有し、 前記保持部は、 前記主管部よりも 径大な部分を有して、 その径大部の後部外表面に段差部が形成される。 前記両翼部を前記シールド筒側面に沿って重ね合わせることにより、 前 記貫通孔を通して前記各翼突起を前記針基の段差部に係合可能である。 前記針基の段差部に、 前記各翼突起を係合させることにより、 前記シー ルド筒先端から前記針管が所定長さ突出した状態で、 前記針基が前記シ 一ルド筒内を基端側に移動しないように保持される。
この構成によれば、 針基の保持がより確実で強固になる。
この構成において好ましくは、 前記シールド筒は、 その後端部の内周 面に形成された後端係止部を更に有し、 前記後端係止部は、 前記針基の 保持部における径大部よりも内径が小さく、 その軸方向中間部に環状溝 が形成される。 前記針基を前記シールド筒に対して軸方向基端側に移動 させることにより、 前記シールド筒の後端係止部における環状溝に、 前 記針基の保持部における径大部を係合させることが可能である。 その係 合により、 前記シールド筒の内腔に前記針管を収納した状態で、 前記針 基が前記シールド筒に保持される。
また好ましくは、 前記針基の保持部は、 前記径大部の後部に外方環状 突起を更に有して前記径大部と前記外方環状突起の間の外表面に環状溝 が形成される。 前記各翼突起は、 前記貫通孔を通して前記シ一ルド筒内 腔に揷入されることにより前記針基の環状溝に係合可能である。 その係 合により、前記シールド筒先端から前記針管が所定長さ突出した状態で、 前記針基が前記シールド筒に保持される。
この構成において好ましくは、 前記シールド筒は、 その後端部の内周 面に形成された後端係止部を更に有する。 前記後端係止部は内方環状突 起を含み、 前記針基を前記シールド筒に対して軸方向基端側に移動させ ることにより、 前記針基の環状溝に前記内方環状突起を係合させること が可能である。 その係合により、 前記シールド筒の内腔に前記針管を収 納した状態で、 前記針基が前記シールド筒に保持される。
好ましくは前記シ一ルド筒は、 前記貫通孔と略一致する軸方向位置の 内周面に形成された先端部突起を更に有する。 前記シールド筒の先端部 突起は前記針基の段差部に係合可能である。 その係合状態において、 前 記両翼部を前記シールド筒側面に沿って重ね合わせることにより、 前記 貫通孔を通して前記各翼突起を前記針基の段差部に係合可能である。 前 記針基の段差部に、 前記先端部突起もしくは前記各翼突起を係合させる ことにより、 前記シールド筒先端から前記針管が所定長さ突出した状態 で、 前記針基が前記シールド筒内を基端側に移動しないように保持され る。
この構成によれば、 穿刺操作時および孥剌操作後において、 医療用針 を翼付きシールドに対して保持するための保持力がそれぞれ最適に設定 される。
この構成において好ましくは、 前記針基の保持部は、 前記径大部の後 部に外方環状突起を更に有して前記径大部と前記外方環状突起の間の外 表面に環状溝が形成される。 前記針基の環状溝に前記シールド筒の先端 部突起もしくは前記各翼突起を係合させて、 前記段差部に基づく保持機 能と同様の機能を得ることが可能である。
また好ましくは、 前記両翼部を前記シールド筒側面に沿って重ね合わ せて、 前記針基の段差部と前記各翼突起を係合させた状態で、 前記両翼 部を前記各翼突起の位置において挟んで押圧することにより、 前記針基 に対する保持力を、 前記針基の段差部と前記先端部突起の係合により得 られる保持力よりも大きくすることを可能とする。
上記基本構成において好ましくは、 前記シールド筒の上面に保持桿が 形成される。 施術者が保持桿に指を当接させることにより、 操作中のシ ールド筒の移動を防止することが容易になる。
また好ましくは、 前記シールド筒の基端部に設けられた補助保持機構 と、 前記針基の後部に形成された補助保持部とを更に備える。 前記補助 保持機構は、 前記シ一ルド筒の基端部外表面に取り付けられた回動片、 その回動片に設けられた補助突起、 および前記'回動片の回動により前記 補助突起が前記シールド筒の内腔に挿入可能なように前記シールド筒壁 に設けられた貫通孔を含む。 前記補助保持部は、 前記針基の外表面に形 成された補助環状溝または補助環状突起を含む。 前記貫通孔を通して前 記補助突起を前記針基の補助環状溝または補助環状突起に係合させるこ とにより、 前記所定長さだけ前記シールド筒先端から前記針管が突出し た状態で、 前記針基を前記シールド筒に保持する補助保持力が付与され る。 図面の簡単な説明
図 1は、 本発明の実施の形態 1における誤穿刺防止具を備えた翼付き 医療用針装置の平面形状を示す断面図、
図 2 Aは、 図 1の翼付き医療用針装置を構成する翼付きシールドの平 面形状を示す断面図、
図 2 Bは、 図 2 Aの A— Aにおける断面図、
図 3は、 図 2 Aの B— Bにおける断面図、
図 4 Aは、 図 1の翼付き医療用針装置を構成する針基の正面図、 図 4 Bは、 図 4 Aの針基の軸方向における断面図、
図 5は、 図 1の翼付き医療用針装置の動作を示す断面図、
図 6は、 本発明の実施の形態 2における翼付き医療用針装置を構成す る翼付きシールドの側面図、
図 7 Aは、 本発明の実施の形態 3における翼付き医療用針装置を構成 する翼付きシールドの平面図、
図 7 Bは、 図 7 Aの D— Dにおける断面図、
図 8は、 本発明の実施の形態 3における翼付き医療用針装置を構成す る針基の正面図, 図 9は、 本発明の実施の形態 4における翼付き医療用針装置の平面形 状を示す断面図、
図 1 0は、 本発明の実施の形態 5における翼付き医療用針装置の平面 形状を示す断面図である。 発明を実施するための最良の形態
(実施の形態 1 )
図 1は、本発明の実施の形態 1における医療用針装置の平面図である。 1は針管であり、 樹脂製の針基 2の先端部に固定されている。 針基 2の 後端部にはチューブ 3が接続されている。 4は翼付きシールドであり、 樹脂製の略円筒形状を有するシールド筒 4 aと、 左右の翼部 5、 6から なる。 シールド筒 4 aの内腔に針管 1および針基 2が揷入されて、 軸方 向に移動可能である。 左右の翼部 5、 6は、 シールド筒 4 aの先端部、 すなわち針管 1が突出する側の端部に設けられている。 翼部 5、 6は、 各々シールド筒 4 aの外周面の両側部に結合し、 シールド筒 4 aの軸を 中心として互いに対称な形状を有する。 針基 2の先端部には針キヤップ 1 8が装着され、 針管 1を覆っている。
翼部 5、 6は、 先端側領域 5 a、 6 aと、 基端側領域 (シールド筒 4 aとの結合側の領域) 5 b、 6 bとに分かれている。 基端側領域 5 b、 6 bには、 それぞれ翼突起 7、 8が形成されている。 翼突起 7、 8に対 応するシ一ルド筒 4 aの左右の側部壁には、 貫通孔 9、 1 0が形成され ている。 先端側領域 5 a、 6 aには、 凸条 1 1、 1 2、 および条溝 1 3、 1 4が形成されている。
図 2 Aは、 翼付きシールド 4の断面形状を示す。 図 2 Bは、 図 2 Aの A— Aにおける断面を示す。 翼部 5、 6の基端側領域 5 b、 6 bの厚さ は、 先端側領域 5 a、 6 aの厚さよりも薄い。 従って翼部 5、 6は、 基 端側領域 5 b、 6 bにおいて屈曲が容易である。
図 2 Aの B— Bにおける、シールド筒 4 aの軸方向断面を図 3に示す。 シールド筒 4 aにおける先端側内周面の上下には、 先端部突起 1 5、 1 6が形成されている。 先端部突起 1 5、 1 6の軸方向の位置は、 貫通孔 9、 1 0の位置と略一致している。 シールド筒 4 aの後端部内周面には、 後端係止部 1 7が形成されている。 後端係止部 1 7は、 径小部 1 7 a、 および周方向に形成された内方環状突起 1 7 bを含む。 内方環状突起 1 7 bは径小部 1 7 aに対して所定の間隔を設けて配置され、 それにより 環状溝 1 7 cが形成されている。
図 4 Aには、 針基 2の外観形状が示される。 図 4 Bは、 その軸方向に おける断面図である。 針基 2は、 軸方向中央部の主管部 2 aと、 その先 端部に形成された保持部 2 bと、 後端部に形成された規制部 2 cとを有 する。 主管部 2 aの外径は、 シールド筒 4 aの径小部 1 Ί aおよび内方 環状突起 1 7 bの内径よりも小さい。 従って、 主管部 2 aが径小部 1 7 aおよび内方環状突起 1 7 bに対向する範囲においては、 シールド筒 4 aを針基 2に対して軸方向に自由に移動させることができる。 保持部 2 bの更に先端側、 および規制部 2 cの更に後端側の部分は、 主管部 2 a と同径である。
針基 2の規制部 2 cの外径は、 シールド筒 4 aの径小部 1 7 aの内径 よりも大きい。 従って、 規制部 2 cと主管部 2 aの境界に形成された段 差部が径小部 1 7 aすなわちシールド筒 4 aの後端に当接すると、 針基 2をシールド筒 4 aの先端の向きに更に移動することが阻止される。 そ れにより、 針管 1が、 所定長さ以上シールド筒 4 aから突出することが 防止される。
針基 2の保持部 2 bは、 径大部 2 d、 環状溝 2 e、 および外方環状突 起 2 f からなる。 径大部 2 d、 および外方環状突起 2 f の外径は、 シー ルド筒 4 aの先端部突起 1 5、 1 6の径方向間隔よりも僅かに大きい。 針基 2に翼付きシールド 4を装着する際には、 針基 2をシールド筒 4 aの先端から挿入して基端側に移動させる。 まず規制部 2 cが後端係止 部 1 7に当接する。 規制部 2 cの後端側は図示されるようにテーパが設 けられているので、 樹脂の柔軟性により、 後端係止部 1 7を容易に通過 する。 ほぼ同時に、 針基 2の外方環状突起 2 ίが先端部突起 1 5、 1 6 に当接する。 さらに針基 2を強制的に基端側に移動させることにより、 先端部突起 1 5、 1 6が外方環状突起 2 f を越えて、 先端部突起 1 5、 1 6は環状溝 2 eに係合する。
以上の結果、 図 1に示される状態となる。 図 1における針基 2は使用 位置にあり、 針管 1がシールド筒 4 aの先端から所定長さ突出した状態 が得られている。 先端部突起 1 5、 1 6と環状溝 2 eの係合により、 シ —ルド筒 4 a内での針基 2の軸方向移動が阻止され、 針基 2がシールド 筒 4 a内に保持された状態となる。 上述のとおり図 1に示す状態では、 針管 1が更に軸方向先端側へ移動することは、 規制部 2 cと径小部 1 7 aの係合により阻止されている。 従って、 先端部突起 1 5、 1 6と環状 溝 2 eの係合は、 針基 2がシールド筒 4 aの基端側に移動しないように 保持することが主要な役割である。
この針基 2の使用位置への保持は、 針管 1が患者に穿刺された後留置 される際に、 針管 1が翼付きシールド 4内で基端側に移動して患者から 外れる等の、 不慮の事故が発生することを防止するための機能である。 一方、 使用後に医療用針装置を廃棄する際には、 誤穿刺防止のために針 管 1をシ一ルド筒 4 a内に収納する。 その際には、 針基 2をシールド筒 4 aの後端側に移動させるので、 使用位置での上記保持力が強すぎると 操作し難い。 従って使用位置での保持力は、 あまりに簡単に針基 2の保 持が外れることなく、 かつ針管 1の収納時の操作が困難とならない範囲 に設定される。
本実施の形態では、 針基 2の環状溝 2 eに係合するシールド筒 4 aの 先端部突起 1 5、 1 6は、 内周の上下にのみ部分的に形成されている。 それにより、係合による保持力が比較的弱くなるように調整されている。 但し、 このように先端部突起 1 5、 1 6の形成範囲を制限することに限 らず、 先端部突起 1 5、 1 6の突出量を変えること、 等の他の構成によ り保持力を調整してもよい。
径大部 2 d、 および外方環状突起 2 f の外径は、 シールド筒 4 aの径 小部 1 7 a、 および内方環状突起 1 7 bの内径よりも大きい。 従って、 図 1の状態から針基 2をシ一ルド筒 4 aの後端方向に移動させて、 先端 部突起 1 5、 1 6と環状溝 2 eの係合を解除し、 さらに針基 2を後端方 向に移動させると、 まず外方環状突起 2 f が内方環状突起 1 7 bに当接 する。外方環状突起 2 f は、 図 4に示されるように後部にテーパを有し、 またその外径は内方環状突起 1 7 bの内径より僅かに大きいだけである ため、 さらに針基 2を強制的に移動させることにより、 容易に内方環状 突起 1 7 bを通過することができる。 外方環状突起 2 f が内方環状突起 1 7 bを通過すると、 外方環状突起 2 f が環状溝 1 7 cに係合する。 ま た、内方環状突起 1 7 bが環状溝 2 eに係合する。それらの係合により、 シールド筒 4 a内での針基 2の軸方向移動が阻止され、 針基 2がシール ド筒 4 a内の収納位置に保持された状態となる。 この収納位置では、 針 管 1がシールド筒 4 a内に収納され、誤穿刺を防止した状態が得られる。 この収納位置で針基 2を保持する力は、 十分に強いことを要する。 通 常、 誤穿刺を防止する収納状態から、 再度針管 1が突出する向きに針基 2を移動させる必要はなく、 収納位置で針基 2を確実に保持することが 望ましいからである。上記の構成による収納位置での針基 2の保持力は、 使用位置での保持力よりも十分に大きい。何故ならば、先端部突起 1 5、 1 6と異なり、 針基 2の保持部 2 bとシールド筒 4 aの後端係止部 1 Ί の係合は、 全内周に亘つて形成された環状突起によりなされるからであ る。
後端係止部 1 7は、 径小部 1 7 aを内方環状突起 1 7 bで置き換えた 構成とすることもできる。 すなわち、 シ一ルド筒 4 aの後端に内方環状 突起 1 7 bのみが形成され、 環状溝 1 7 cは形成されていない構成であ る。 その場合、 針基 2の保持部 2 bとシールド筒 4 aの後端係止部 1 7 の係合には、 内方環状突起 1 7 bと環状溝 2 eの係合のみにより行われ る。
図 5 A〜図 5 Cは、 翼部 5、 6に設けた翼突起 7、 8の作用を示す。 同図は、 図 1の C一 Cにおける断面を示す。 但.し、 図の見易さを考慮し て、 針基 2以外のハッチングは省略されている。 このような翼部 5、 6 を用いる操作は、 穿刺に際して行われる。 この場合、 針基 2は図 1に示 す使用位置に位置し、 針基 2の環状溝 2 eが貫通孔 9、 1 0に対向して いることを要する。 通常、 医療用針装置は図 1の状態で使用に供され、 針管 1が、 翼付きシールド 4に対して穿刺時の適切な位置にあるので、 使用に際して位置決めを行う必要はない。 また本実施の形態によれば、 図 1の状態は、 環状溝 2 eと先端部突起 1 5、 1 6の係合により保持さ れるので、 穿刺操作前に位置ずれを生じることが防止される。
図 5 Aに示すように、 翼部 5、 6をシールド筒 4 aの外表面に沿って 上方に持ち上げると、 翼突起 7、 8が貫通孔 9、 1 0と対向する。 図 5 Bに示すように、 翼部 5、 6を更に持ち上げると、 翼突起 7、 8が貫通 孔 9、 1 0に挿入され、 シールド筒 4 aの壁を貫通して内腔に突出する。 その結果、 針基 2の環状溝 2 eに翼突起 7、 8の先端部が係合する。 そ れにより、 針基 2、 すなわち、 針管 1が翼付きシールド 4に保持される。 更に図 5 Cに示すように、 両翼部 5、 6を重ね合わせると、 凸条 1 1、 1 2が条溝 1 3、 1 4にそれぞれ嵌合する。 それにより、 両翼部 5、 6 は、 相互の位置が所定の関係となるように重ね合わされる。 従って、 図 5 Bに示す段階で翼突起 7、 8が貫通孔 9、 1 0に適切に挿入されてい ない場合でも、 相互の位置関係が修正され、 上記の係合が確実に行われ る。
なお、 穿刺に際しての保持力を、 環状溝 2 eと翼突起 7、 8の係合を 用いることなく、 摩擦力により得るように構成することも可能である。 すなわち、 針基 2の外表面に翼突起 7、 8の先端が押圧され、 その押圧 力による摩擦力で針基 2の移動が阻止される構成とすればよい。
このような翼突起 7、 8の挿入を円滑にするためには、 翼突起 7、 8 と貫通孔 9、 1 0の相互の位置関係が精度よく設定されていなければな らない。 また、 上記のとおり、 基端側領域 5 b、 6 bの肉厚を薄くする ことにより、 翼部 5、 6を上方に持ち上げた際に、 シールド筒 4 aの外 面に沿わせ易くなる。
上記の操作は穿刺に際して行われるので、 翼突起 7、 8と針基 2の係 合による針基 2の保持力は、 十分強固である必要がある。 すなわち、 上 述の先端部突起 1 5、 1 6と環状溝 2 eとの係合による保持に比べて、 より強い保持力を作用させることが可能であることを要する。 穿刺の操 作は、 両翼部 5、 6を指で挟み押圧して行うので、 十分な保持力を得る ことは容易である。 しかしながら、 翼突起 7、 8の形状や寸法を的確に 設定するように留意する必要がある。 特に、 環状溝 2 eとの係合ではな く、 針基 2と翼突起 7、 8の摩擦係合のみを用いる場合は、 翼突起 7、 8の長さが十分に大きくなければならない。 例えば、 図 5 ( c ) に示す 翼突起 7、 8の長さ L 1は、 貫通孔 9、 1 0の奥行き L 2より大きいこ とが望ましい。 具体的には、 1 < L 1 / L 2≤2 . 5の範囲であること が望ましい。 翼突起 7、 8は貫通孔 9、 1 0に挿入し易い形状、 寸法であることが 望ましい。 また、 押圧を解除した時には、 直ちに翼突起 7、 8が貫通孔 9、 1 0から抜去されるように、 貫通孔 9、 1 0の径に対して、 突起 7、 8の径が少し小さい方が使い易い。
上記の例では、 翼部 5に凸条 1 1と条溝 1 3が、 および翼部 6に凸条 1 2と条溝 1 4が形成され、 凸条 1 1と条溝 1 4が、 および凸条 1 2と 条溝 1 3がそれぞれ係合するようになっているが、 特にこのような組合 せに限定される必要はない。例えば、一方の翼部に 1本の凸条を形成し、 他方の翼部に対応する条溝を形成しても良いし、 一方の翼部に 2本の凸 条を形成し、 他方の翼部に対応する 2本の条溝を形成しても良い。
シールド筒 4 aの内腔形状は、 針基 2の外表面形状に対応させること が好ましい。 例えば、 針基 2の軸に垂直な断面が円形ならば、 シールド 筒 4 aの内腔形状も同じような円形状であるか、 少なくとも内腔の一部 が円形であることが望ましい。 本実施の形態ではシールド筒 4 aの内腔 は円形であるが、 内腔の上側は針基 2の外表面形状に対応する曲面に形 成され、 内腔面の底部は平坦に形成されていてもよい。 また、 シールド 筒 4 aの外表面の底部は平坦に形成されている。 特に、 シールド筒 4 a の外表面底部は、 患者の皮膚上に安定に配置されるように、 平坦にする ことが好ましい。
シールド筒の寸法は、 針管先端を完全に収納できる長さが必要である ことは言うまでもないが、 その他については特に限定されない。 好まし くは、針基の最大外径よりシールド筒内腔径を若干大きくする。例えば、 針基の最大外径部がシールド筒内腔面に触れるか、 触れないか程度の関 係とし、 摺動によって、 針基および針管がシールド筒内腔を軸方向に移 動するように構成する。
次に、 上記実施形態の医療用針装置の使用方法について説明する。 使 用に際しては、 図 1に示すように、 針管 1を取り付けた針基 2に翼付き シールド 4が装着され、針管 1には針キヤップ 1 8が被嵌された状態で、 医療用針装置が供される。
施術者は、 片手で両翼部 5、 6を重ね合わせて把持し、 他方の手で針 管 1から針キャップ 1 8を抜去する。 次に、 図 5 Bまたは Cに示すよう に両翼部を上方に持ち上げて、 翼部 5、 6を翼突起 7、 8の部分で把持 する。 その状態で、 翼突起 7、 8は貫通孔 9、 1 0を貫通し、 針基 2の 環状溝 2 eに係合する。 従って、 針管 1および針基 2は、 シールド筒 4 a内で自由に移動できないように保持されている。 この状態で、 患者体 内に針管 1が穿刺される。
針管 1が患者に穿刺されたら、重ね合わされた両翼部 5、 6を開いて、 粘着テープによって翼部 5、 6を患者皮膚上に固定する。 この状態では、 翼突起 7、 8が針基 2に係合していないが、 シールド筒 4 aの先端部突 起 1 5、 1 6が針基 2の環状溝 2 eに係合し、 翼部 5、 6を用いた場合 よりも弱い保持力ではあるが、 針基 2がシールド筒 4 a内に保持されて いる。 従って、 シールド筒 4 a内で針管 1が軸方向基端側に移動して、 患者体内から針管 1が抜去されることが防止される。
患者体内への薬液注入が終わったら、 翼部 5、 6を固定したままで、 或いは翼部 5、 6を手で押さえながら、 チューブ 3をシールド筒 4 aの 基端側に引張る。 それにより、 保持力の弱い先端部突起 1 5、 ' 1 6と環 状溝 2 eの係合が外れ、 針基 2が移動可能になる。 さらにチューブ 3を 基端側に引張ると、 針管 2の先端部までシールド筒 4 a内に完全に収納 され、 誤穿刺が防止された状態が得られる。 同時に、 針基 2の保持部 2 bとシールド筒 4 aの後端係止部 1 7が係合して、 針基 2がシールド筒 4 a内の収納位置に強固に保持された状態となる。
(実施の形態 2 ) 図 6は、 実施の形態 2における医療用針装置を構成する翼付きシール ドを示す。 この翼付きシールドは、実施の形態 1における構成に加えて、 シ一ルド筒 4 aの上面に保持桿 2 0を設けたものである。上述のように、 医療用針装置を使用した後には、 針基に接続されたチュ一ブをシールド 筒 4 aの基端側に引張り、 誤穿刺防止状態で針基をシールド筒 4 a内に 保持する。 保持桿 2 0は、 その際に、 シールド筒 4 aが移動しないよう に固定するために用いられる。 すなわち、 保持桿 2 0に指を当てて、 チ ユーブを引張る力に抗することにより、 針基をシールド筒 4 aの基端側 に引張る操作が容易になる。
(実施の形態 3 )
図 7は、 実施の形態 3における医療用針装置を構成する翼付きシール ドを示す。 この翼付きシールドは、実施の形態 1における構成に加えて、 シールド筒 4 aの基端部に、 回動片 2 1を含む補助保持機構を設けたこ とである。 図 7 Aはその平面図、 図 7 Bは図 7 Aの D— Dにおける断面 図である。 回動片 2 1は、 その長手方向片側でシールド筒 4 aに固定さ れている。 他方の側は、 シールド筒 4 aの軸の回りに回動可能であり、 突起 2 2を有する。固定された部分には、貫通孔 2 3が形成されている。 シールド筒 4 aの円筒壁には貫通孔 2 3と連通する貫通孔が設けられて いる。
図 7に示すシールド筒 4 aと組み合わせて用いられる針基 2を、 図 8 に示す。 この針基 2の後部には、 環状突起 2 4と環状溝 2 5からなる補 助保持部が設けられている。 この針基 2を図 7の翼付きシールドに挿入 し、 規制部 2 cをシールド筒 4 aの基端に当接させた状態、 すなわち上 述の使用状態において、 補助保持部の環状溝 2 5の位置が、 回動片 2 1 の貫通孔 2 3の位置と一致する。
この状態で、 回動片 2 1を回動させて突起 2 2を貫通孔 2 3に挿入す ることにより、 突起 2 2の先端が、 環状溝 2 5に係合する。 それにより、 針基 2をシールド筒 4 aに対して保持する保持力を付与することができ る。 この保持力は、 シールド筒 4 aの先端部突起 1 5、 1 6と針基 2の 環状溝 2 eの係合により得られる保持力に対して、補助的に付加される。 補助の保持力を必要としない場合、 あるいは使用後に針基 2をシールド 筒 4 a内に収納する際には、 回動片 2 1の突起 2 2を貫通孔 2 3から抜 去しておく。
突起 2 2と貫通孔 2 3の径を適切に設定し、 貫通孔 2 3に突起 2 2が 圧入されるようにすれば、その状態を固定することも可能である。 また、 環状突起 2 4と環状溝 2 5のうち、 いずれか一方のみにより同様の保持 作用を得ることも可能である。
上記のような実施の形態により、 穿刺操作後における相対的に弱い保 持力を補強し、 針留置時と針収納時の保持力を異ならせて、 2段階の保 持力に設定することが可能になる。
(実施の形態 4 )
実施の形態 4における医療用針装置を図 9に示す。 この装置において は、 針基 2の保持部が、 径大部 2 dのみで構成されている。 シールド筒 4 aの後端部には、 径小部 1 7 aのみが形成されている。 他の構成は、 実施の形態 1と同様である。
この構成においては、 針基 2の径大部 2 dとその後部の境界に形成さ れた段差部 2 6により、 使用時の保持作用が得られる。 すなわち、 翼突 起 7、 8またはシールド筒 4 aの先端部突起 (図 9には図示されていな レ が、 段差部 2 6に係合することにより、 針基 2が図に示す位置から シールド筒 4 aの後端側へ移動することが防止される。 これにより実施 の形態 1と同様に、 翼突起 7、 8により穿刺操作時における針基 2の保 持を、 そしてシ一ルド筒 4 aの先端部突起により穿刺操作後における針 基 2の保持を行うことができる。
図 9には、 針基 2を収納した状態で保持する構造が図示されていない が、 周知のいずれかの構造を用いて、 そのような保持の作用を得ればよ い。
(実施の形態 5 )
実施の形態 5における医療用針装置を図 1 0に示す。 この装置におい ては、 針基 2の保持部が外方環状突起 2 f のみで構成されている。 外方 環状突起 2 f は、 図 1における径大部 2 dを置き換えたように配置され る。 他の構成は、 実施の形態 1と同様である。
この構成においては、 針基 2の外方環状突起 2 f とその後部の境界に 形成された段差部 2 7により、 保持作用が得られる。 すなわち、 翼突起 7、 8またはシ一ルド筒 4 aの先端部突起 (図 1 0には図示されていな い) が、 段差部 2 7に係合することにより、 針基 2が図に示す位置から シールド筒 4 aの後端側へ移動することが防止される。 これにより実施 の形態 1と同様に、 翼突起 7、 8により穿刺操作時における針基 2の保 持を、 そしてシールド筒 4 aの先端部突起により穿刺操作後における針 基 2の保持を行うことができる。
また、 針基 2を収納した状態では、 外方環状突起 2 f が、 シールド筒 4 aの後端係止部 1 7に形成された環状溝 1 7 cに係合する。 それによ り、 針基 2を収納した状態が保持される。 産業上の利用の可能性
本発明によれば、 穿刺操作を行う際の針基の保持が強固かつ確実にな り、 穿刺の安全性を高めることができる。 また、 穿刺時に、 通常の翼付 き針と同様の操作を行うのみで、 特別の操作を要さずに、 針基を保持す る力が高まるので、 取り扱いが簡便である。

Claims

請 求 の 範 囲
1 . 略円筒状のシールド筒および前記シールド筒の先端側に結合した 一対の翼部を有する翼付きシールドと、 前記シールド筒の内腔に軸方向 に移動可能なように挿入された針基と、 前記針基の先端部に装着された 針管とを備え、 前記シールド筒の内腔に、 前記針管をその先端を被覆し て収納可能である誤穿刺防止用の翼付きシールドを有する医療用針装置 において、
前記各翼部は、 その基端側領域の翼面から突出するように形成された 翼突起を有し、 前記シールド筒は、 前記各翼突起を挿入可能なように側 部の円筒壁に形成された貫通孔を有し、
前記両翼部を前記シールド筒側面に沿って重ね合わせることにより、 前記貫通孔を通して前記各翼突起を前記シールド筒内腔に挿入可能であ り、 それにより、 前記各翼突起が前記針基の前記シールド筒内での軸方 向移動を阻止して、 前記シールド筒先端から前記針管が所定長さ突出し た状態で、 前記針基が前記シールド筒に保持されることを特徴とする医 療用針装置。
2 . 前記各翼突起は、 前記貫通孔を通して前記シールド筒内腔に挿入 されることにより前記針基に当接し、 その当接による摩擦力により、 前 記シールド筒先端から前記針管が所定長さ突出した状態で、 前記針基が 前記シールド筒に保持されることを特徴とする請求項 1に記載の医療用
3 . 前記一対の翼突起の各々に対応する一対の前記貫通孔が、 前記シ —ルド筒の両側壁に別個に形成された請求項 1に記載の医療用針装置。
4 . 前記貫通孔は、 前記シールド筒の両側面に連なって形成された 1 本の溝状である請求項 1に記載の医療用針装置。
5 . 前記各翼部は、 基端側の領域の肉厚が先端側よりも薄い請求項 1 に記載の医療用針装置。
6 . 前記シールド筒の底部外表面が平坦に形成された請求項 1に記載 の医療用針装置。
7 . 前記針基は、 主管部および前記主管部の先端近傍に位置する保持 部を有し、 前記保持部は、 前記主管部よりも径大な部分を有して、 その 径大部の後部外表面に段差部が形成され、
前記両翼部を前記シールド筒側面に沿って重ね合わせることにより、 前記貫通孔を通して前記各翼突起を前記針基の段差部に係合可能であり、 前記針基の段差部に、 前記各翼突起を係合させることにより、 前記シ 一ルド筒先端から前記針管が所定長さ突出した状態で、 前記針基が前記 シ一ルド筒内を基端側に移動しないように保持されることを特徴とする 請求項 1に記載の医療用針装置。
8 . 前記シールド筒は、 その後端部の内周面に形成された後端係止部 を更に有し、 前記後端係止部は、 前記針基の保持部における径大部より も内径が小さく、 その軸方向中間部に環状溝が形成され、
前記針基を前記シールド筒に対して軸方向基端側に移動させることに より、 前記シールド筒の後端係止部における環状溝に、 前記針基の保持 部における径大部を係合させることが可能であり、 その係合により、 前 記シールド筒の内腔に前記針管を収納した状態で、 前記針基が前記シー ルド筒に保持されることを特徴とする請求項 7に記載の医療用針装置。
9 . 前記針基の保持部は、 前記径大部の後部に外方環状突起を更に有 して前記径大部と前記外方環状突起の間の外表面に環状溝が形成され、 前記各翼突起は、 前記貫通孔を通して前記シ一ルド筒内腔に挿入され ることにより前記針基の環状溝に係合可能であり、 その係合により、 前 記シールド筒先端から前記針管が所定長さ突出した状態で、 前記針基が 前記シールド筒に保持されることを特徴とする請求項 7に記載の医療用 針装置。
1 0 . 前記シールド筒は、 その後端部の内周面に形成された後端係止 部を更に有し、 前記後端係止部は内方環状突起を含み、 前記針基を前記 シールド筒に対して軸方向基端側に移動させることにより、 前記針基の 環状溝に前記内方環状突起を係合させることが可能であり、 その係合に より、 前記シールド筒の内腔に前記針管を収納した状態で、 前記針基が 前記シールド筒に保持されることを特徴とする請求項 9に記載の医療用 針装置。
1 1 . 前記シールド筒は、 前記貫通孔と略一致する軸方向位置の内周 面に形成された先端部突起を更に有し、
前記シールド筒の先端部突起は前記針基の段差部に係合可能であり、 その係合状態において、 前記両翼部を前記シールド筒側面に沿って重ね 合わせることにより、 前記貫通孔を通して前記各翼突起を前記針基の段 差部に係合可能であり、
前記針基の段差部に、 前記先端部突起もしくは前記各翼突起を係合さ せることにより、 前記シールド筒先端から前記針管が所定長さ突出した 状態で、 前記針基が前記シールド筒内を基端側に移動しないように保持 されることを特徴とする請求項 7に記載の医療用針装置。
1 2 . 前記針基の保持部は、 前記径大部の後部に外方環状突起を更に 有して前記径大部と前記外方環状突起の間の外表面に環状溝が形成され、 前記針基の環状溝に前記シールド筒の先端部突起もしくは前記各翼突 起を係合させて、 前記段差部に基づく保持機能と同様の機能を得ること が可能である請求項 1 1に記載の医療用針装置。
1 3 . 前記両翼部を前記シールド筒側面に沿って重ね合わせて、 前記 針基の段差部と前記各翼突起を係合させた状態で、 前記両翼部を前記各 翼突起の位置において挟んで押圧することにより、 前記針基に対する保 持力を、 前記針基の段差部と前記先端部突起の係合により得られる保持 力よりも大きくすることが可能である請求項 1 1に記載の医療用針装置。
1 4 . 前記シールド筒の上面に保持桿が形成された請求項 1に記載の 医療用針装置。
1 5 . 前記シールド筒の基端部に設けられた補助保持機構と、 前記針 基の後部に形成された補助保持部とを更に備え、 前記補助保持機構は、 前記シールド筒の基端部外表面に取り付けられた回動片、 その回動片に 設けられた補助突起、 および前記回動片の回動により前記補助突起が前 記シールド筒の内腔に挿入可能なように前記シールド筒壁に設けられた 貫通孔を含み、 前記補助保持部は、 前記針基の外表面に形成された補助 環状溝または補助環状突起を含み、 前記貫通孔を通して前記補助突起を前記針基の補助環状溝または補助 環状突起に係合させることにより、 前記所定長さだけ前記シールド筒先 端から前記針管が突出した状態で、 前記針基を前記シールド筒に保持す る捕助保持力が付与されることを特徴とする請求項 1に記載の医療用針 装置。
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